(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-16
(54)【発明の名称】ワイヤレスデバイスによるページング監視の管理
(51)【国際特許分類】
H04W 68/02 20090101AFI20220909BHJP
H04W 56/00 20090101ALI20220909BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220909BHJP
【FI】
H04W68/02
H04W56/00 130
H04W72/04 136
H04W72/04 131
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022502146
(86)(22)【出願日】2020-06-22
(85)【翻訳文提出日】2022-02-24
(86)【国際出願番号】 US2020038905
(87)【国際公開番号】W WO2021011153
(87)【国際公開日】2021-01-21
(31)【優先権主張番号】201941028779
(32)【優先日】2019-07-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(32)【優先日】2020-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】カピル・バッタド
(72)【発明者】
【氏名】プラビヨ・シン・デオグン
(72)【発明者】
【氏名】ラジーヴ・クマール
(72)【発明者】
【氏名】オズカン・オズチュルク
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ15
(57)【要約】
本開示は、ワイヤレスデバイスによるページング監視を管理するための、システム、方法、および装置、ならびにコンピュータ記憶媒体上に符号化されたコンピュータプログラムを提供する。一態様では、ワイヤレスデバイスは、セルからのサービングセル信号を受信し得る。ワイヤレスデバイスは、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定し得る。ワイヤレスデバイスは、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視し得る。ワイヤレスデバイスは、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止し得る。いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との指示を含み得る、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレスデバイスの装置によるページング監視を管理する方法であって、
セルからのサービングセル信号を受信するステップと、
前記サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するステップと、
前記決定された遅延時間中に、ページング信号について監視するステップと、
前記決定された遅延時間の満了時または満了後、前記ページング信号についての前記監視を停止するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記セルからの前記サービングセル信号を受信するステップが、前記セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セルからの前記複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するステップが、前記セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、前記セルからの指示を受信するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定するステップと、
前記ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択するステップと、
前記ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記セルから受信された前記サービングセル信号のタイプを識別するステップと、
前記サービングセル信号の前記タイプに基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定するステップと、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記サービングセル信号がチャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定するステップと、
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定するステップと、
前記重複が前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間が前記ページングオケージョンの終了を含むと決定するステップ、または
前記重複が前記しきい値未満でないとの決定に応答して、前記遅延時間が前記残存COT持続時間を含むと決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するステップと、
前記COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定するステップと、
前記ページングオケージョンの持続時間に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するステップと、
前記COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するステップと、
前記ページングオケージョンが前記アップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するステップと、
前記COT構造インジケータにおいて示された前記SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定するステップと、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間との前記ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するステップと、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するステップと、
同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定するステップと、
前記重複が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するステップが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するステップと、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するステップと
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項18】
ワイヤレスデバイスの装置であって、
セルからのサービングセル信号を取得するように構成された第1のインターフェースと、
前記第1のインターフェースに結合された処理システムとを含み、前記処理システムが、
前記サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定すること、
前記決定された遅延時間中に、ページング信号について監視すること、および
前記決定された遅延時間の満了時または満了後、前記ページング信号についての前記監視を停止すること
を行うように構成される、装置。
【請求項19】
前記第1のインターフェースが、前記セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を取得するようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記第1のインターフェースが、前記セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、前記セルからの指示を取得するようにさらに構成される、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記処理システムが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定すること、および
前記ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項22】
前記処理システムが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択すること、および
前記ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項23】
前記処理システムが、
前記セルから受信された前記サービングセル信号のタイプを識別すること、および
前記サービングセル信号の前記タイプに基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項24】
前記処理システムが、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定すること、および
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項25】
前記処理システムが、
前記サービングセル信号が、チャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定すること、および
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
【請求項26】
前記処理システムが、
ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定すること、および
前記重複が前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間が前記ページングオケージョンの終了を含むと決定すること、または
前記重複が前記しきい値未満でないとの決定に応答して、前記遅延時間が前記残存COT持続時間を含むと決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、
前記COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定すること、および
前記ページングオケージョンの持続時間に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項28】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および
前記COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項29】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および
前記ページングオケージョンが前記アップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項30】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、
前記COT構造インジケータにおいて示された前記SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間との前記ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項31】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項32】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項33】
前記処理システムが、
ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定すること、および
前記重複が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項34】
前記処理システムが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を行うようにさらに構成される、請求項25に記載の装置。
【請求項35】
ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能命令が記憶されている、非一時的プロセッサ可読媒体であって、前記動作が、
セルからのサービングセル信号を受信すること、
前記サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定すること、
前記決定された遅延時間中に、ページング信号について監視すること、および
前記決定された遅延時間の満了時または満了後、前記ページング信号についての前記監視を停止すること
を含む、非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項36】
前記セルからの前記サービングセル信号を受信することが、前記セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することを含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項37】
前記セルからの前記複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することが、前記セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、前記セルからの指示を受信することを含む、請求項36に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項38】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定すること、および
前記ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項39】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択すること、および
前記ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項40】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記セルから受信された前記サービングセル信号のタイプを識別すること、および
前記サービングセル信号の前記タイプに基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項41】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定すること、および
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項42】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記サービングセル信号が、チャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定すること、および
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項35に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項43】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定すること、および
前記重複が前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間が前記ページングオケージョンの終了を含むと決定すること、または
前記重複が前記しきい値未満でないとの決定に応答して、前記遅延時間が前記残存COT持続時間を含むと決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項44】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、
前記COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定すること、および
前記ページングオケージョンの持続時間に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項45】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および
前記COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項46】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および
前記ページングオケージョンが前記アップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項47】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、
前記COT構造インジケータにおいて示された前記SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間との前記ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項48】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項49】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項50】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定すること、および
前記重複が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項51】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定することが、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定すること
を含むように、前記記憶されたプロセッサ実行可能命令が、前記ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成される、請求項42に記載の非一時的プロセッサ可読媒体。
【請求項52】
ワイヤレスデバイスであって、
セルからのサービングセル信号を受信するための手段と、
前記サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段と、
前記決定された遅延時間中に、ページング信号について監視するための手段と、
前記決定された遅延時間の満了時または満了後、前記ページング信号についての前記監視を停止するための手段と
を含むワイヤレスデバイス。
【請求項53】
前記セルからの前記サービングセル信号を受信するための手段が、前記セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するための手段を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項54】
前記セルからの前記複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するための手段が、前記セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、前記セルからの指示を受信するための手段を含む、請求項53に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項55】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定するための手段と、
前記ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項56】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択するための手段と、
前記ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項57】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記セルから受信された前記サービングセル信号のタイプを識別するための手段と、
前記サービングセル信号の前記タイプに基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項58】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定するための手段と、
前記サービングセル信号がページング制御情報を含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項59】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記サービングセル信号が、チャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定するための手段と、
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項52に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項60】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定するための手段と、
前記重複が前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間が前記ページングオケージョンの終了を含むと決定するための手段、または
前記重複が前記しきい値未満でないとの決定に応答して、前記遅延時間が前記残存COT持続時間を含むと決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項61】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、
前記COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定するための手段と、
前記ページングオケージョンの持続時間に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項62】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、
前記COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項63】
前記サービングセル信号に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、
前記ページングオケージョンが前記アップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項64】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、
前記COT構造インジケータにおいて示された前記SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定するための手段と、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間との前記ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、前記しきい値未満であるとの決定に応答して、前記遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項65】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項66】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、
同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項67】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間、またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定するための手段と、
前記重複が前記しきい値よりも大きいとの決定に応答して、前記遅延時間が実質的にゼロであると決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【請求項68】
前記サービングセル信号が前記COT構造インジケータを含むとの前記決定に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段が、
前記COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、
前記SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、前記遅延時間を決定するための手段と
を含む、請求項59に記載のワイヤレスデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、その内容全体がすべての目的のために参照により本明細書に組み込まれる、2019年7月17日に出願された「Managing Paging Monitoring By A Wireless Device」と題するインド仮出願第201941028779号の優先権の利益を主張する。
【0002】
本開示は、一般にワイヤレスデバイスに関し、より詳細には、ページングメッセージなどのブロードキャスト信号について監視する際のワイヤレスデバイス性能を高めながら、ワイヤレスデバイスによる電力消費を低減するために、ワイヤレスデバイスを管理することに関する。
【背景技術】
【0003】
5G新無線(NR)技術を使用するデバイスは、5GHzおよび6GHz周波数帯域内など、無認可スペクトルを使用し得る。無認可スペクトルを利用するデバイスは、典型的には、チャネル上で送信する前に、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行して、他のデバイスがチャネル上で送信中であるか否かを決定することが必要とされる。ワイヤレス基地局からのページングメッセージなど、いくつかのブロードキャスト信号では、LBT手順要件は、そのようなブロードキャスト信号がターゲットデバイスによって正常に受信される確率を低下させることがある。この問題に対処するために、ワイヤレスデバイスは、たとえば、所与のページングオケージョンのための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数を増すなど、増加した時間量の間に、またはより多数の監視機会中に、ページングメッセージについて監視するように構成され得る。しかしながら、実質的により多くの時間の間にブロードキャスト信号について監視することによって、ワイヤレスデバイスによる電力消費が増大する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示のシステム、方法、およびデバイスは、いくつかの発明的態様をそれぞれ有し、それらの態様はどれも、本明細書で開示する望ましい属性を単独で担うものでない。
【0005】
本開示で説明する主題の1つの発明的態様は、ワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。いくつかの実装形態は、セルからのサービングセル信号を受信すること、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定すること、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視すること、および、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止することを含み得る。
【0006】
いくつかの実装形態では、セルからのサービングセル信号を受信することが、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することを含み得る。そのような実装形態では、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することが、セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、セルからの指示を受信することを含み得る。
【0007】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定すること、および、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択すること、および、ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別すること、および、サービングセル信号のタイプに基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。
【0008】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定すること、および、サービングセル信号がページング制御情報を含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号がチャネル占有時間(COT:channel occupancy time)構造インジケータを含むと決定すること、および、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定すること、および、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの終了を含むと決定すること、または、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が多くとも残存COT持続時間を含むと決定することを含み得る。
【0009】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定すること、および、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを含み得る。
【0010】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、COT構造インジケータにおいて示されたSSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。
【0011】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定すること、および、重複がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得る。
【0012】
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレスデバイスの装置において実装され得る。いくつかの実装形態は、セルからのサービングセル信号を取得するように構成された第1のインターフェースと、第1のインターフェースに結合された処理システムとを含み得、処理システムが、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定すること、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視すること、および、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止することを行うように構成される。いくつかの実装形態では、第1のインターフェースが、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を取得するようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、第1のインターフェースが、セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、セルからの指示を取得するようにさらに構成され得る。
【0013】
いくつかの実装形態では、処理システムが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定すること、および、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択すること、および、ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別すること、および、サービングセル信号のタイプに基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定すること、および、サービングセル信号がページング制御情報を含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0014】
いくつかの実装形態では、処理システムが、サービングセル信号がチャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定すること、および、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定すること、および、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの終了を含むと決定すること、または、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が残存COT持続時間を含むと決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定すること、および、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0015】
いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0016】
いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、COT構造インジケータにおいて示されたSSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0017】
いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0018】
いくつかの実装形態では、処理システムが、ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定すること、および、重複がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを行うようにさらに構成され得る。いくつかの実装形態では、処理システムが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを行うようにさらに構成され得る。
【0019】
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレスデバイスプロセッサに様々な動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能命令が記憶されている、非一時的プロセッサ可読媒体において実装され得、様々な動作のいくつかの実装形態は、セルからのサービングセル信号を受信すること、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定すること、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視すること、および、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止することを含み得る。いくつかの実装形態では、セルからのサービングセル信号を受信することが、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することを含むように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信することが、セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、セルからの指示を受信することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0020】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定すること、および、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択すること、および、ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別すること、および、サービングセル信号のタイプに基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0021】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定すること、および、サービングセル信号がページング制御情報を含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、サービングセル信号がチャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定すること、および、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0022】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定すること、および、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの終了を含むと決定すること、または、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が残存COT持続時間を含むと決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定すること、および、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0023】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定すること、および、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0024】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、COT構造インジケータにおいて示されたSSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0025】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0026】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定すること、および、重複がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定することが、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定すること、および、SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定することを含み得るように、記憶されたプロセッサ実行可能命令が、ワイヤレスデバイスプロセッサに動作を実行させるように構成され得る。
【0027】
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。いくつかの実装形態は、セルからのサービングセル信号を受信するための手段と、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段と、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視するための手段と、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、セルからのサービングセル信号を受信するための手段が、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するための手段を含み得る。いくつかの実装形態では、セルからの複数のページング信号監視オケージョンの指示を受信するための手段が、セルから送信されることになる同期信号ブロック(SSB)の数と、ページングオケージョンにおけるSSBごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数との、セルからの指示を受信するための手段を含み得る。
【0028】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定するための手段と、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を選択するための手段と、ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別するための手段と、サービングセル信号のタイプに基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。
【0029】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定するための手段と、サービングセル信号がページング制御情報を含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、サービングセル信号がチャネル占有時間(COT)構造インジケータを含むと決定するための手段と、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、ページングオケージョンとの残存COT持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定するための手段と、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの終了を含むと決定するための手段、または、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が残存COT持続時間を含むと決定するための手段とを含み得る。
【0030】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、COT構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定するための手段と、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、COT構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するための手段と、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定するための手段とを含み得る。
【0031】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータが同期信号ブロック(SSB)ベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、COT構造インジケータにおいて示されたSSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定するための手段と、SSBベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有持続時間の重複が、しきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定するための手段とを含み得る。
【0032】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、SSBベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。
【0033】
いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、ページングオケージョンが、アップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定するための手段と、重複がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定するための手段とを含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号がCOT構造インジケータを含むとの決定に基づいて、遅延時間を決定するための手段が、COT構造インジケータがSSBベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するための手段と、SSBベース測定タイミング構成持続時間のSSBオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定するための手段とを含み得る。
【0034】
本開示で説明する主題の1つまたは複数の実装形態の詳細が、添付の図面および以下の説明において記載される。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになろう。以下の図の相対的な寸法は、一定の縮尺で描かれていない場合があることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【
図1】例示的な通信システムを示すブロック図である。
【
図2】例示的なコンピューティングシステムの構成要素ブロック図である。
【
図3】ワイヤレス通信におけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックを含む、例示的なソフトウェアアーキテクチャの構成要素ブロック図である。
【
図4】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するように構成された、例示的なシステムの構成要素ブロック図である。
【
図5A】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための例示的な方法のプロセスフロー図である。
【
図5B】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための例示的な方法の図である。
【
図5C】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための例示的な方法の図である。
【
図6A】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図6B】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図7A】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図7B】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図7C】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8A】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8B】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8C】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8D】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8E】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8F】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8G】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8H】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8I】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8J】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8K】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8L】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図8M】ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するための方法の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図である。
【
図9】例示的なネットワークコンピューティングデバイスの構成要素ブロック図である。
【
図10】例示的なワイヤレスデバイスの構成要素ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
様々な図面における同様の参照番号および名称は、同様の要素を示す。
【0037】
以下の説明は、本開示の発明的態様について説明する目的でいくつかの実装形態を対象としている。しかしながら、本明細書の教示が多くの異なる方法で適用され得ることは、当業者には容易に認識されよう。
【0038】
説明する実装形態は、米国電気電子技術者協会(IEEE)16.11規格のいずれか、もしくはIEEE802.11規格のいずれか、Bluetooth(登録商標)規格、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、GSM/汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、地上基盤無線(TETRA)、広帯域CDMA(W-CDMA)、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、1xEV-DO、EV-DO Rev A、EV-DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+)、ロングタームエボリューション(LTE)、AMPSによる無線周波数(RF)信号、または3G技術、4G技術、もしくは5G技術もしくはそれらのさらなる実装形態を利用するシステムなど、ワイヤレス、セルラーもしくはモノのインターネット(IoT)ネットワーク内で通信するために使用される他の信号を送信および受信することが可能である、任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。
【0039】
本明細書で説明する実装形態は、ワイヤレスデバイスの電力消費を潜在的に低減し、それによって単一のバッテリー充電におけるそれらの動作持続時間を延長すると同時に、また、その間にワイヤレスデバイスが、ページング関連シグナリングなど、基地局からのブロードキャスト信号について監視し得る時間を潜在的に増すために、ワイヤレスデバイスを管理するための方法を提供する。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、通信ネットワークのセルからの信号を監視することによって、ページング監視を管理するための手順を実行することが可能にされ得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、セルからのサービングセル信号を受信し、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、様々な決定に基づいて、遅延時間を決定し得る。ワイヤレスデバイスは、どのくらい長くページング関連シグナリングについて監視することを継続するかを決定するため、および、いつワイヤレスデバイスがページング関連シグナリングについて監視することを停止し得るかを決定するために、遅延時間を使用し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視することを継続し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号について監視することを停止し得る。
【0040】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定し得、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、ページング信号監視オケージョンは、PDCCHリスニング/復号オケージョンであり得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数(所定数を含む)を選択し得、ページング信号監視オケージョンの選択された数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、サービングセル信号における情報に基づく様々な決定に基づいて、遅延時間を決定し得る。
【0041】
本開示で説明する主題の特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。様々な実装形態は、ワイヤレスデバイスが、ページング関連信号について監視するための動作を増加させながら、電力消費を低減することを可能にし得る。様々な実装形態はまた、ワイヤレスデバイスの機能における、ならびに、それにおいてワイヤレスデバイスが動作する通信システムの機能における改善を提供し得る。本開示の態様はまた、ユーザ機器(UE)の電力消費を潜在的に低減すると同時に、また、無認可チャネルアクセスのための制御チャネル送信機会(TxOP)の数を潜在的に増加させるために、接続モード間欠受信(DRX)のような他のセルラー動作においても利用され得る。
【0042】
「ワイヤレスデバイス」という用語は、ワイヤレスルータデバイス、ワイヤレスアプライアンス、セルラー電話、スマートフォン、ポータブルコンピューティングデバイス、パーソナルまたはモバイルマルチメディアプレーヤ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートブック、パームトップコンピュータ、ワイヤレス電子メール受信機、マルチメディアインターネット対応セルラー電話、ワイヤレスゲームコントローラ、家庭および企業使用のための大型および小型機械およびアプライアンスを含むワイヤレスネットワーク対応モノのインターネット(IoT)デバイス、自律走行および半自律走行車両内のワイヤレス通信要素、様々なモバイルプラットフォームに固定されるか、または組み込まれたワイヤレスデバイス、ならびにメモリと、ワイヤレス通信構成要素と、プログラマブルプロセッサとを含む、同様の電子デバイスのうちのいずれか1つまたはすべてを指すために、本明細書で使用される。
【0043】
「システムオンチップ」(SOC)という用語は、単一の基板上に統合された複数のリソースまたはプロセッサを含んでいる、単一の集積回路(IC)チップを指すために、本明細書で使用される。単一のSOCは、デジタル、アナログ、混合信号、および無線周波数機能のための回路を含み得る。単一のSOCはまた、任意の数の汎用または専用プロセッサ(デジタル信号プロセッサ、モデムプロセッサ、ビデオプロセッサなど)、メモリブロック(ROM、RAM、フラッシュなど)、およびリソース(タイマー、電圧調節器、発振器など)を含み得る。SOCはまた、統合されたリソースおよびプロセッサを制御するため、ならびに周辺デバイスを制御するためのソフトウェアを含み得る。
【0044】
「システムインパッケージ」(SIP)という用語は、2つ以上のICチップ、基板、またはSOC上で複数のリソース、計算ユニット、コア、またはプロセッサを含んでいる、単一のモジュールまたはパッケージを指すために、本明細書で使用され得る。たとえば、SIPは、その上で複数のICチップまたは半導体ダイが垂直構成において積層される、単一の基板を含み得る。同様に、SIPは、その上で複数のICまたは半導体ダイが単一化基板(unifying substrate)にパッケージングされる、1つまたは複数のマルチチップモジュール(MCM)を含み得る。SIPはまた、単一のマザーボード上、または単一のワイヤレスデバイス内などで、高速通信回路を介して互いに結合され、極めて近接してパッケージングされた、複数の独立したSOCを含み得る。SOCの近接性によって、高速通信、ならびにメモリおよびリソースの共有が容易になる。
【0045】
「マルチコアプロセッサ」という用語は、プログラム命令を読み取り、実行するように構成された、2つ以上の独立した処理コア(中央処理ユニット(CPU)コア、インターネットプロトコル(IP)コア、グラフィックスプロセッサユニット(GPU)コアなど)を含んでいる、単一の集積回路(IC)チップまたはチップパッケージを指すために、本明細書で使用され得る。SOCは、複数のマルチコアプロセッサを含み得、SOCにおける各プロセッサは、コアと呼ばれることがある。「マルチプロセッサ」という用語は、プログラム命令を読み取り、実行するように構成された、2つ以上の処理ユニットを含む、システムまたはデバイスを指すために、本明細書で使用され得る。
【0046】
図1は、様々な実装形態を実装するのに好適である通信システム100の一例を示す。通信システム100は、5G NRネットワーク、またはLTEネットワークなどの任意の他の好適なネットワークであり得る。
【0047】
通信システム100は、通信ネットワーク140と、様々なモバイルデバイス(
図1においてワイヤレスデバイス120a~120eとして示される)とを含む、異種ネットワークアーキテクチャを含み得る。通信システム100はまた、いくつかの基地局(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示される)と、他のネットワークエンティティとを含み得る。基地局は、ワイヤレスデバイス(モバイルデバイス)と通信するエンティティであり、また、ノードB、LTE発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント(AP)、無線ヘッド、送信受信ポイント(TRP)、新無線基地局(NR BS)、5GノードB(NB)、次世代ノードB(gNB)などと呼ばれることもある。各基地局は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、基地局のカバレージエリア、このカバレージエリアにサービスする基地局サブシステム、またはそれらの組合せを指すことがある。
【0048】
基地局110a~110dは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、別のタイプのセル、またはそれらの組合せに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることがあり、サービスに加入しているモバイルデバイスによる無制限アクセスを可能にすることがある。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることがあり、サービスに加入しているモバイルデバイスによる無制限アクセスを可能にすることがある。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることがあり、フェムトセルとの関連を有するモバイルデバイス(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のモバイルデバイス)による制限付きアクセスを可能にすることがある。マクロセルのための基地局は、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのための基地局は、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのための基地局は、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示された例では、基地局110aは、マクロセル102aのためのマクロBSであってもよく、基地局110bは、ピコセル102bのためのピコBSであってもよく、基地局110cは、フェムトセル102cのためのフェムトBSであってもよい。基地局110a~110dは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語が、本明細書では互換的に使用され得る。
【0049】
いくつかの例では、セルは、静止していないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイル基地局のロケーションに従って移動し得る。いくつかの例では、基地局110a~110dは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワーク、またはそれらの組合せなど、様々なタイプのバックホールインターフェースを通して、通信システム100において互いに、ならびに、1つまたは複数の他の基地局またはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0050】
通信システム100はまた、中継局(中継BS110dなど)を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、基地局またはモバイルデバイス)からデータの送信を受信し、データの送信を下流局(たとえば、ワイヤレスデバイスまたは基地局)に送ることができる、エンティティである。中継局はまた、他のモバイルデバイスのための送信を中継することができる、ワイヤレスデバイスであり得る。
図1に示された例では、中継局110dは、マクロ基地局110aとワイヤレスデバイス120dとの間の通信を容易にするために、マクロ基地局110aおよびワイヤレスデバイス120dと通信し得る。中継局はまた、中継基地局、中継器などと呼ばれることもある。
【0051】
通信システム100は、異なるタイプの基地局、たとえば、マクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、中継基地局などを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプの基地局は、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリアを有することがあり、通信システム100における干渉に異なる影響を及ぼすことがある。たとえば、マクロ基地局は、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有し得るのに対して、ピコ基地局、フェムト基地局、および中継基地局は、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有し得る。
【0052】
ネットワークコントローラ130は、基地局のセットに結合し得、これらの基地局のための協調および制御を提供し得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介して、基地局と通信し得る。基地局はまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して、直接または間接的に互いと通信し得る。
【0053】
モバイルデバイス120a、120b、120cは、通信システム100の全体にわたって分散されることがあり、各ワイヤレスデバイスは、固定またはモバイルであり得る。ワイヤレスデバイスは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。ワイヤレスデバイス120a、120b、120cは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサ/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくはセンサ、スマートメーター/センサ、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスであり得る。
【0054】
マクロ基地局110aは、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンク上で、通信ネットワーク140と通信し得る。ワイヤレスデバイス120a、120b、120cは、ワイヤレス通信リンク上で、基地局110a~110dと通信し得る。
【0055】
ワイヤード通信リンクは、イーサネット、ポイントツーポイントプロトコル、ハイレベルデータリンク制御(HDLC)、高度データ通信制御プロトコル(ADCCP:Advanced Data Communication Control Protocol)、および伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)など、1つまたは複数のワイヤード通信プロトコルを使用し得る、様々なワイヤードネットワーク(イーサネット、TVケーブル、テレフォニー、光ファイバー、および他の形態の物理ネットワーク接続など)を使用し得る。
【0056】
ワイヤレス通信リンクは、複数のキャリア信号、周波数、または周波数帯域を含むことがあり、これらの各々が複数の論理チャネルを含むことがある。ワイヤレス通信リンクは、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を利用し得る。ワイヤレス通信リンクにおいて使用され得るRATの例は、3GPP LTE、3G、4G、5G(NRなど)、GSM、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、時分割多元接続(TDMA)、および他のモバイルテレフォニー通信技術セルラーRATを含む。通信システム100内の様々なワイヤレス通信リンクのうちの1つまたは複数において使用され得るRATのさらなる例は、Wi-Fi、LTE-U、LTE-Direct、LAA、MuLTEfireなどの中距離プロトコル、ならびに、ZigBee、Bluetooth、およびBluetooth低エネルギー(LE)などの比較的短距離のRATを含む。
【0057】
いくつかのワイヤレスネットワーク(LTEなど)は、ダウンリンク上で直交周波数分割多重化(OFDM)を、かつアップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重化(SC-FDM)を利用する。OFDMおよびSC-FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K個)の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアは、データで変調され得る。概して、変調シンボルは、周波数領域においてOFDMを用いて、また時間領域においてSC-FDMを用いて送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は、固定されることがあり、サブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存し得る。たとえば、サブキャリアの間隔は、15kHzであることがあり、最小リソース割振り(「リソースブロック」と呼ばれる)は、12個のサブキャリア(または、180kHz)であることがある。したがって、公称の高速ファイル転送(FFT)サイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)のシステム帯域幅に対して、それぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅はまた、サブバンドに区分され得る。たとえば、サブバンドは、1.08MHz(すなわち、6個のリソースブロック)をカバーすることができ、1.25、2.5、5、10または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8または16個のサブバンドが存在し得る。
【0058】
いくつかの実装形態の説明は、LTE技術に関連する専門用語および例を使用し得るが、様々な実装形態が、新無線(NR)または5Gネットワークなど、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。NRは、アップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)上でサイクリックプレフィックス(CP)を用いてOFDMを利用し得、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作のためのサポートを含み得る。100MHzの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NRリソースブロックは、0.1ミリ秒(ms)の持続時間にわたって、75kHzのサブキャリア帯域幅を有する12個のサブキャリアにまたがり得る。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームで構成され得る。したがって、各サブフレームは0.2msの長さを有し得る。各サブフレームは、データ送信のためのリンク方向(すなわち、DLまたはUL)を指示し得、各サブフレームについてのリンク方向は、動的に切り替えられ得る。各サブフレームは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含み得る。ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディングを用いた多入力多出力(MIMO)送信もまたサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリームおよびワイヤレスデバイスごとに最大2つのストリームのマルチレイヤDL送信とともに、最大8つの送信アンテナをサポートし得る。ワイヤレスデバイスごとに最大2つのストリームを伴うマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションは、最大8つのサービングセルとともにサポートされ得る。代替として、NRは、OFDMベースのエアインターフェースとは異なるエアインターフェースをサポートし得る。
【0059】
いくつかのモバイルデバイスは、マシンタイプ通信(MTC)、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)モバイルデバイスと見なされ得る。MTCモバイルデバイスおよびeMTCモバイルデバイスは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサ、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのモバイルデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされ得るか、またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装され得る。ワイヤレスデバイス120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素、同様の構成要素、またはそれらの組合せなど、ワイヤレスデバイス120の構成要素を収容するハウジングの内部に含まれ得る。
【0060】
一般に、任意の数の通信システムおよび任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアにおいて展開され得る。各通信システムおよびワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートすることがあり、1つまたは複数の周波数上で動作することがある。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATの通信システム間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
【0061】
いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされてもよく、スケジューリングエンティティ(たとえば、基地局)は、スケジューリングエンティティのサービスエリアまたはセル内のいくつかまたはすべてのデバイスおよび機器の間で通信のためのリソースを割り振る。スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の従属エンティティ用のリソースをスケジュールすること、割り当てること、再構成すること、および解放することを担当し得る。すなわち、スケジュールされた通信に対して、従属エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り振られたリソースを利用する。
【0062】
基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、1つまたは複数の従属エンティティ(たとえば、1つまたは複数の他のモバイルデバイス)のためのリソースをスケジュールする、スケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、ワイヤレスデバイスは、スケジューリングエンティティとして機能しており、他のモバイルデバイスは、ワイヤレス通信のためにワイヤレスデバイスによってスケジュールされたリソースを利用する。ワイヤレスデバイスは、ピアツーピア(P2P)ネットワークにおいて、メッシュネットワークまたは別のタイプのネットワークにおいて、スケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワークの例では、モバイルデバイスは、スケジューリングエンティティとの通信に加えて、場合によっては互いに直接通信し得る。
【0063】
したがって、時間周波数リソースへのスケジュール型アクセスを伴い、セルラー構成、P2P構成、およびメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の従属エンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。
【0064】
いくつかの実装形態では、2つ以上のモバイルデバイス120(たとえば、ワイヤレスデバイス120aおよびワイヤレスデバイス120eとして示される)は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信し得る。たとえば、モバイルデバイス120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(車両間(V2V)プロトコル、路車間(V2I)プロトコル、または同様のプロトコルを含み得る)ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル、メッシュネットワーク、もしくは同様のネットワーク、またはそれらの組合せを使用して通信し得る。この場合、ワイヤレスデバイス120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、ならびに本明細書の他の場所で基地局110によって実行されるものとして説明する他の動作を実行し得る。
【0065】
基地局およびワイヤレスデバイスはまた、それにおいてワイヤレス通信ネットワークが時間周波数リソースへのアクセスをスケジュールしない周波数帯域のための共有チャネル上で通信し得る。無認可チャネルまたは無認可帯域と呼ばれる、そのチャネル/帯域を、他のデバイスが使用中でない任意の時間に、複数の通信デバイスが送信し得る。そのチャネル/帯域を使用する他のワイヤレスデバイスに干渉することを回避するために、基地局またはワイヤレスデバイスは、ある時間期間の間に他者によって送信された信号について、そのチャネル/帯域を監視するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順に従い、LBT監視中に他の信号が検出されない場合、送信し得る。
【0066】
いくつかの実装形態では、基地局110a~110d、またはワイヤレスデバイス120a~120eは、アイドル状態または接続状態において、チャネル占有時間(COT)構造指示に関連付けられた1つまたは複数の技法を実行するように構成され得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120におけるプロセッサは、基地局110a~110dから、モバイルデバイスのためのCOTのパラメータのセットを識別するCOT構造インジケータ(COT-SI)のセットを受信すること、COTのパラメータのセットのうちの少なくとも1つのパラメータを決定するために、COT-SIのセットのうちの少なくとも1つのCOT-SIを復号すること、および少なくとも1つのパラメータに従って、または少なくとも1つのCOT-SIを復号することに基づいて、基地局110a~110dと通信することを行うように構成され得る。
【0067】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COTテーブル構成情報を受信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、部分的なCOT構造情報を取得する際に使用するための1つまたは複数の小型のCOTテーブルを識別する、残存最小システム情報(RMSI:remaining minimum system information)メッセージを受信し得る。この場合、小型のCOTテーブルは、しきい値未満の量のエントリ、しきい値未満の量のビットなど、しきい値未満のサイズに関連付けられ得る。この場合、RMSIメッセージは、1つまたは複数のCOTテーブルのためのエントリを識別する情報、1つまたは複数のCOTテーブルの行のための連結を識別する情報など、1つまたは複数のCOTテーブルを構成するための構成情報を含み得る。追加または代替として、RMSIはまた、PDCCH監視構成、COT-SIを監視するためのダウンリンクチャネル情報(DCI)フォーマット、COT-SI PDCCHまたはDCIのサイズ、行連結を識別する情報のDCIにおけるビットロケーション、行インデックスごとのビットの量を識別する情報、連結された行インデックスの量を識別する情報、他のシグナリングされたパラメータの他のビットインジケータ、COT終了シンボルインジケータ、COT中断開始シンボルインジケータ、COT中断終了シンボルインジケータ、トリガされたランダムアクセスチャネル(RACH)に関する情報、CG-UL情報、トラフィッククラス情報、LBT情報、COT獲得情報などを含み得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、制御リソースセット(CORESET)、サブバンド、広帯域、探索空間セット、アグリゲーションレベルのセットおよび対応する数の候補、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、時間領域、監視周期、監視オフセット、COT-SIについて監視するためのDCIの長さなど、スロットフォーマットインジケータ(SFI)DCIなどを決定し得る。この場合、アイドルモードワイヤレスデバイス120は、本明細書でより詳細に説明するように、第1のCOTテーブルおよび第2のCOTテーブルの1つまたは複数の順序付きエントリを示すために、COT-SIビットを復号することが可能であり得る。対照的に、接続モードワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブル、第2のCOTテーブル、および第3のCOTテーブルのためのCOT-SIビットを復号することが可能であり得る。
【0068】
追加または代替として、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT構造に関する他の情報を決定し得る。たとえば、無認可帯域において動作しているとき、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT持続時間を決定し得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120は、本明細書でより詳細に説明するように、COTテーブルの1つまたは複数の行の連結、CG-ULビヘイビアなどを決定し得る。
【0069】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT-SIのセットを受信および復号し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブルのためのインデックス値を識別する第1のCOT-SI、第2のCOTテーブルのためのインデックス値を識別する第2のCOT-SI、第3のCOTテーブルのためのインデックス値を識別する第3のCOT-SIなどを受信し得る。この場合、COT-SIは、PDCCHについて監視しているときに受信されたDCIのビットインジケータであり得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120は、COT-SIのセットに基づいて、BS120と通信するための1つまたは複数のパラメータを決定し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120は、送信オケージョンが獲得されたCOT内であるか、獲得されたCOT外であるかに基づいて、LBTタイプを決定し得る。別の例では、COT-SIは、アイドルモードワイヤレスデバイス120a~120eがRACHを送信するために、獲得されたCOT内で、RACHオケージョンをトリガまたは有効化し得る。いくつかの実装形態では、第1のCOT-SIは、COT終了シンボルを識別する情報、COT持続時間(残存COT持続時間インジケータとして実装され得る)、第1のCOT中断開始シンボル、第1のCOT中断終了シンボル、第2のCOT中断開始シンボル、第2のCOT中断終了シンボルなどを含み得る。この場合、第1のCOT-SIは、DCIにおいて残存COT持続時間およびCOT中断インジケータを明示的に識別し得る。場合によっては、COT終了シンボル識別子、第1のCOT中断開始シンボル識別子、第1のCOT中断終了シンボル識別子、第2のCOT中断開始シンボル識別子、第2のCOT中断終了シンボル識別子など、シンボルロケーションを識別する情報が、現在の位置からのオフセットとして示され得る。
【0070】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、ワイヤレスデバイスの状態に基づいて、COT-SIのセットを受信および復号し得る。たとえば、アイドルモードワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブルおよび第2のCOTテーブルのためのCOT-SIを復号し得、接続モードワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブル、第2のCOTテーブル、および第3のCOTテーブルのためのCOT-SIを復号し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、単一のPDCCHを介して、COT-SIを受信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、複数のCOTテーブルのための単一のPDCCHにおいて、複数のビットインジケータを受信し得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120a~120eは、異なる周波数リソース、時間リソース、監視周期、監視構成などに関連付けられた複数のPDCCHを介して、複数のビットインジケータを受信し得る。
【0071】
いくつかの実装形態では、COT-SIおよび対応するCOTテーブルは、階層的に配置され得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、3つのCOTテーブルのセットなど、複数のCOTテーブルに関する複数のインジケータを受信し得る。この場合、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT構造に関するすべての情報をシグナリングするために、比較的大きい単一のリソースを使用するのではなく、追加のリソースが利用可能であるとき、COT構造に関する、増え続ける量の情報を受信し得る。
【0072】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、異なる漸進的段階において、複数のCOTテーブルを受信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイスは、RMSIを通して、第1のCOTテーブルおよび第2のCOTテーブルを受信し得、接続した後、およびワイヤレスデバイス固有のRRCメッセージを介して、第3のCOTテーブルを受信し得る。別の例では、第1のCOTテーブルが記憶され得、ワイヤレスデバイス120a~120eは、RMSIにおいて第3のCOTテーブルの第1の部分と、接続後のワイヤレスデバイス固有のRRCにおいて、第3のCOTテーブルの第2の部分とを受信し得る。この場合、第3のCOTテーブルの第1の部分は、第2のCOTテーブルであり得る。
【0073】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブルに基づいて、COT構造に関する情報の特定のセットを決定し得る。たとえば、第1のCOTテーブルに関して、ワイヤレスデバイス120a~120eは、シンボルがULのためのものであるか、DLのためのものであるかを示すことなしに、スロットにおける各シンボルがCOT内であるか、COT外であるかを決定し得る。この場合、第1のCOTテーブルの行およびエントリの量は、8行のセットおよび14列のセットなど、比較的短くなり得、その理由は、第1のCOTテーブルが、サイズが制限され得るRMSIを通して構成されるからであるが、ワイヤレスデバイス120a~120eは、行インデックスのセットを連結するために、DCIを介して、インジケータを受信し得る。このようにして、ワイヤレスデバイス120は、複数の来るべきスロットのためのCOT構造を識別する第1のCOTテーブルのための単一のCOT-SIインデックスを受信することが可能にされる。別の例として、第1のCOTテーブルは、単一の行を介して、複数のスロットまたはシンボルがCOT内であるか、COT外であるかを示し得る。
【0074】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120は、COT構造を決定するために、第1のCOTテーブルに関するCOT-SI情報を、COT-SIとともに、またはCOT-SIとは別個に受信された他のCOT情報と組み合わせ得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、特定のシンボルまたはスロットがCOT内であるか、COT外であるかに関する情報と組み合わせるために、DCIにおいて、COT持続時間インジケータ(残存COT持続時間インジケータを使用して示され得る)、COT中断インジケータなどを受信し得る。いくつかの実装形態では、COT中断インジケータは、COT中断の開始、COT中断の長さ、COT中断の終了などを示し得る。いくつかの実装形態では、COT中断インジケータは、特定の識別子を使用し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、複数のCOT内指示(「I's」または「In's」)の間に配設されたCOT外指示(「O」または「Out」)を、COT中断インジケータとして解釈し得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120は、明示的COT中断インジケータ(「P」または「Pause」として表され得る)、それからワイヤレスデバイス120がCOT中断を導出することができる、COT開始シンボルおよび終了シンボル識別子などを受信し得る。
【0075】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT終了シンボルまたはCOT持続時間インジケータ(残存COT持続時間インジケータであり得る)と、COT中断開始シンボルと、COT終了シンボルとを明示的に含む、第1のCOT-SIを受信し得る。この場合、ワイヤレスデバイス120a~120eは、第1のCOTテーブルを受信しないことがある。
【0076】
追加または代替として、第2のCOTテーブルに関して、ワイヤレスデバイス120a~120eは、スロットがダウンリンク(「D」)のために割り当てられるか、アップリンク(「U」)のために割り当てられるか、フレキシブルに割り当てられるか(「F」)、COT中断中に含まれるか(「O」または「P」)などを決定し得る。この場合、第2のCOTテーブルは、複数のレベルの指示ではなく、スロットレベル指示、ミニスロットレベル指示、シンボルグループレベル指示などのうちの1つを提供するなど、部分的なスロット情報を提供し、それによって、リソース利用を低減する。いくつかの実装形態では、第2のCOTテーブルは、各インデックスをもつ複数のスロットのための、しかしながら、COTの全体未満のスロット割当てを識別し得る。この場合、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COTのより大きい部分、またはCOTの全体のシグナリングを可能にするために、複数の行インデックスを連結するために、COT-SI DCIを受信し得る。
【0077】
いくつかの実装形態では、第2のCOTテーブルは、第3のCOTテーブルの切捨てであり得る。たとえば、第2のCOTテーブルは、第1の1つまたは複数の行など、第3のCOTテーブルの行のサブセットを含み得る。このようにして、RMSIを通して構成されたテーブルのためのサイズ制限が遵守され得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、第2のCOTテーブルの最大インデックスよりも大きいインデックスなど、第2のCOTテーブル中に含まれない行を識別する、第2のCOTテーブルのためのCOT-SI DCIを受信し得る。この場合、ワイヤレスデバイス120a~120eは、スロットのセットが、不明の割当てなど、デフォルトの構成された割当てに関連付けられると決定し得、ワイヤレスデバイスは、デフォルトの構成された割当てに従って通信し得る。別の例として、第2のCOTテーブルにおける各行は、COT持続時間の長さ、DLスロットの量、DLシンボルの量、フレキシブルシンボルの量、ULシンボルの量、ULスロットの量などを識別する情報を含み得る。
【0078】
追加または代替として、第3のCOTテーブルに関して、ワイヤレスデバイス120a~120eは、シンボルレベルにおけるCOT構造の全体を決定し得る。たとえば、第3のCOTテーブルは、各シンボルがDLシンボルとして割り当てられるか、ULシンボルとして割り当てられるか、フレキシブルシンボルとして割り当てられるかなどを識別する情報を含み得る。いくつかの実装形態では、第3のCOTテーブルは、示された量の連続するスロットのシンボルのためのスロットフォーマットを識別する、スロットフォーマット組合せテーブルであり得る。いくつかの実装形態では、第3のCOTテーブルから導出された情報は、第2のCOTテーブルから導出された情報に優先し得る。たとえば、シンボルが、第2のCOTテーブルに基づいて、フレキシブルに割り当てられるとして識別されるとき、ワイヤレスデバイス120a~120eは、第3のCOTテーブルに基づいて、そのフレキシブル割当てがUL割当てになることを決定し得る。
【0079】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COT-SIとともに他の情報を受信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120は、DCIのサイズを識別する情報、DCI内のCOTテーブルインデックスを識別するビットの位置を識別する情報、COTテーブルの連結された行の量などを受信し得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120は、COTの開始に対する現在のロケーション、COTのトラフィック優先度クラス、基地局110a~110dまたは別のワイヤレスデバイス120a~120eがCOTを獲得したか否か、動的にトリガされた物理RACH(PRACH)リソース情報、動的にトリガされたPRACH有効化またはトリガメッセージ、COTのためのLBTタイプ、CG-ULパラメータ、2段階許可リソースおよびトリガリング情報などを識別する情報を受信し得る。
【0080】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120a~120eは、CG-ULパラメータに基づいて、特定のCG-ULビヘイビアを決定し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120は、カテゴリタイプ4 LBT手順が構成され、COT開始がまだ検出されない場合、CG-ULが可能にされると決定し得る。追加または代替として、COT開始が検出されるが、COT-SIがまだ受信されないか、まだ処理されないなどであるとき、ワイヤレスデバイス120a~120eは、CG-ULをキャンセルし得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120a~120eは、スケジュールされた許可が検出されない場合、CG-ULをキャンセルすることを回避し得る。追加または代替として、COT内の時間において、ならびにCOT-SIがワイヤレスデバイス120a~120eによって検出および処理されるとき、ワイヤレスデバイスは、スロットがDLのために割り当てられるとき、CG-ULをキャンセルし得る。追加または代替として、ワイヤレスデバイス120a~120eは、スロットがULのために割り当てられるとき、CG-ULをキャンセルすることを控え得、スロットがフレキシブルスロットとして割り当てられるとき、CG-ULパラメータに関連付けられた、シグナリングされたビヘイビアを維持し得る。
【0081】
いくつかの実装形態では、COT-SIを受信するのではなく、ワイヤレスデバイス120a~120eは、COTの各スロットのための明示的なSFIを受信し得る。たとえば、ワイヤレスデバイス120a~120eは、無認可スペクトルフレーム構造に関連付けられた、記憶されたテーブルに基づいて、COTの全体のためのスロットフォーマットを示す、明示的なSFIを搬送するDCIを受信し得る。無認可スペクトルがしきい値未満の最大COTサイズに関連付けられることに基づいてなど、記憶されたテーブルが、スロットフォーマット組合せテーブルよりも小さいことに基づいて、COT構造をシグナリングするためのDCIにおけるビットの量が低減される。この場合、ワイヤレスデバイス120a~120eは、DCIが1つまたは複数のCOT-SIではなく、明示的なSFIを搬送することを示す、DCIにおけるビットインジケータに基づいて、DCIが明示的なSFIを搬送すると決定し得る。いくつかの実装形態では、DCIは、COT内ではないスロットを表すシンボルを含むCOTテーブルをシグナリングし得る。いくつかの実装形態では、DCIは、ワイヤレスデバイス120a~120eがCOTの長さを決定することを可能にするために、明示的なCOT持続時間インジケータを含み得る。
【0082】
いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイス120は、1つまたは複数のCOT-SIを復号し得、1つまたは複数のCOT-SIによって識別されたCOT構造に従って通信し得る。各COT-SIは、残存COT持続時間、TXOP内の中断の開始および長さ、TXOPにおけるスロットのDLまたはULスロット指示、TXOPのサブバンド使用指示など、TXOPについての情報を含み得る。
【0083】
様々な実装形態は、システムオンチップ(SOC)またはシステムインパッケージ(SIP)を含む、いくつかのシングルプロセッサおよびマルチプロセッサコンピュータシステム上で実装され得る。
【0084】
図2は、様々な実装形態を実装するワイヤレスデバイスにおいて使用され得る、例示的なコンピューティングシステムまたはSIP200アーキテクチャを示す。
【0085】
図1および
図2を参照すると、示された例示的なSIP200は、2つのSOC202、204と、クロック206と、電圧調節器208とを含む。いくつかの実装形態では、第1のSOC202は、命令によって指定された算術、論理、制御、および入力/出力(I/O)動作を実行することによって、ソフトウェアアプリケーションプログラムの命令を実行する、ワイヤレスデバイスのCPUとして動作し得る。いくつかの実装形態では、第2のSOC204は、専用処理ユニットとして動作し得る。たとえば、第2のSOC204は、大容量、高速(5Gbpsなど)、または超短波の短波長(28GHz mmWaveスペクトルなど)通信を管理することを担う、専用5G処理ユニットとして動作し得る。
【0086】
第1のSOC202は、デジタル信号プロセッサ(DSP)210と、モデムプロセッサ212と、グラフィックスプロセッサ214と、アプリケーションプロセッサ216と、プロセッサのうちの1つまたは複数に接続された1つまたは複数のコプロセッサ218(ベクトルコプロセッサなど)と、メモリ220と、カスタム回路222と、システム構成要素およびリソース224と、相互接続/バスモジュール226と、1つまたは複数の温度センサ230と、熱管理ユニット232と、熱電力エンベロープ(TPE:thermal power envelope)構成要素234とを含み得る。第2のSOC204は、5Gモデムプロセッサ252と、電力管理ユニット254と、相互接続/バスモジュール264と、複数のmmWaveトランシーバ256と、メモリ258と、アプリケーションプロセッサ、パケットプロセッサなどの様々な追加のプロセッサ260とを含み得る。
【0087】
各プロセッサ210、212、214、216、218、252、260は、1つまたは複数のコアを含み得、各プロセッサ/コアは、他のプロセッサ/コアとは無関係の動作を実行し得る。たとえば、第1のSOC202は、第1のタイプのオペレーティングシステム(FreeBSD、LINUX、OS Xなど)を実行するプロセッサと、第2のタイプのオペレーティングシステム(MICROSOFT WINDOWS 10など)を実行するプロセッサとを含み得る。加えて、プロセッサ210、212、214、216、218、252、260のいずれかまたはすべては、プロセッサクラスタアーキテクチャ(同期プロセッサクラスタアーキテクチャ、非同期または異種プロセッサクラスタアーキテクチャなど)の一部として含まれ得る。
【0088】
第1のSOC202および第2のSOC204は、センサデータ、アナログデジタル変換、ワイヤレスデータ送信を管理するため、ならびに、データパケットを復号すること、およびウェブブラウザにおいてレンダリングするために、符号化されたオーディオおよびビデオ信号を処理することなど、他の専用動作を実行するための、様々なシステム構成要素、リソース、およびカスタム回路を含み得る。たとえば、第1のSOC202のシステム構成要素およびリソース224は、電力増幅器、電圧調節器、発振器、位相ロックループ、周辺ブリッジ、データコントローラ、メモリコントローラ、システムコントローラ、アクセスポート、タイマー、ならびに、ワイヤレスデバイス上で実行しているプロセッサおよびソフトウェアクライアントをサポートするために使用される他の同様の構成要素を含み得る。システム構成要素およびリソース224、またはカスタム回路222はまた、カメラ、電子ディスプレイ、ワイヤレス通信デバイス、外部メモリチップなど、周辺デバイスとインターフェースするための回路を含み得る。
【0089】
第1のSOC202および第2のSOC204は、相互接続/バスモジュール250を介して通信し得る。様々なプロセッサ210、212、214、216、218は、相互接続/バスモジュール226を介して、1つまたは複数のメモリ要素220、システム構成要素およびリソース224、ならびにカスタム回路222、ならびに熱管理ユニット232に相互接続され得る。同様に、プロセッサ252は、相互接続/バスモジュール264を介して、電力管理ユニット254、mmWaveトランシーバ256、メモリ258、および様々な追加のプロセッサ260に相互接続され得る。相互接続/バスモジュール226、250、264は、再構成可能な論理ゲートのアレイを含むか、またはバスアーキテクチャ(CoreConnect、AMBAなど)を実装し得る。通信は、高性能ネットワークオンチップ(NoC)など、高度な相互接続によって提供され得る。
【0090】
第1のSOC202または第2のSOC204は、クロック206および電圧調節器208など、SOCの外部にあるリソースと通信するための入力/出力モジュール(図示せず)をさらに含み得る。SOCの外部にあるリソース(クロック206、電圧調節器208など)は、内部SOCプロセッサ/コアのうちの2つ以上によって共有され得る。
【0091】
上記で説明した例示的なSIP200に加えて、様々な実装形態が、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、またはそれらの任意の組合せを含み得る、多種多様なコンピューティングシステムにおいて実装され得る。
【0092】
図3は、基地局350(基地局110a~110dなど)と、ワイヤレスデバイス320(ワイヤレスデバイス120a~120eのいずれかなど)との間のワイヤレス通信における、ユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルスタックを含む、ソフトウェアアーキテクチャ300の一例を示す。
図1~
図3を参照すると、ワイヤレスデバイス320は、通信システム(100など)の基地局350と通信するために、ソフトウェアアーキテクチャ300を実装し得る。様々な実装形態では、ソフトウェアアーキテクチャ300におけるレイヤは、基地局350のソフトウェアにおける対応するレイヤとの論理接続を形成し得る。ソフトウェアアーキテクチャ300は、1つまたは複数のプロセッサ(プロセッサ212、214、216、218、252、260など)の間に分散され得る。マルチSIM(加入者識別モジュール)ワイヤレスデバイスにおける、1つの無線プロトコルスタックに関して示されているが、ソフトウェアアーキテクチャ300は、複数のプロトコルスタックを含み得、複数のプロトコルスタックの各々が、異なるSIMに関連付けられ得る(デュアルSIMワイヤレス通信デバイスにおける、それぞれ2つのSIMに関連付けられた2つのプロトコルスタックなど)。LTE通信レイヤに関して以下で説明するが、ソフトウェアアーキテクチャ300は、ワイヤレス通信のための様々な規格およびプロトコルのいずれかをサポートし得るか、または、ワイヤレス通信のための様々な規格およびプロトコルのいずれかをサポートする追加のプロトコルスタックを含み得る。
【0093】
ソフトウェアアーキテクチャ300は、非アクセス層(NAS)302とアクセス層(AS)304とを含み得る。NAS302は、パケットフィルタリング、セキュリティ管理、モビリティ制御、セッション管理、ならびにワイヤレスデバイスのSIM(SIM204など)とそのコアネットワークとの間のトラフィックおよびシグナリングをサポートするための機能およびプロトコルを含み得る。AS304は、SIM(SIM204など)と、サポートされたアクセスネットワークのエンティティ(基地局など)との間の通信をサポートする、機能およびプロトコルを含み得る。詳細には、AS304は、少なくとも3つのレイヤ(レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3)を含み得、その各々が様々なサブレイヤを含み得る。
【0094】
ユーザおよび制御プレーンにおいて、AS304のレイヤ1(L1)は、物理レイヤ(PHY)306であり得、物理レイヤ(PHY)306は、エアインターフェース上の送信または受信を可能にする機能を監督し得る。そのような物理レイヤ306機能の例には、サイクリック冗長検査(CRC)アタッチメント、コーディングブロック、スクランブリングおよびデスクランブリング、変調および復調、信号測定、MIMOなどが含まれ得る。物理レイヤは、PDCCHおよび物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含む、様々な論理チャネルを含み得る。
【0095】
ユーザおよび制御プレーンにおいて、AS304のレイヤ2(L2)は、物理レイヤ306上のワイヤレスデバイス320と基地局350との間のリンクを担い得る。いくつかの実装形態では、レイヤ2は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ308と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ310と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ312とを含み得、それらの各々が、基地局350において終端する論理接続を形成する。
【0096】
制御プレーンにおいて、AS304のレイヤ3(L3)は、無線リソース制御(RRC)サブレイヤ313を含み得る。図示されていないが、ソフトウェアアーキテクチャ300は、追加のレイヤ3サブレイヤ、ならびにレイヤ3の上の様々な上位レイヤを含み得る。いくつかの実装形態では、RRCサブレイヤ313は、システム情報をブロードキャストすること、ページングすること、ならびにワイヤレスデバイス320と基地局350との間のRRCシグナリング接続を確立および解放することを含む機能を提供し得る。
【0097】
様々な実装形態では、PDCPサブレイヤ312は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化、シーケンス番号付加、ハンドオーバデータ処理、完全性保護、暗号化、およびヘッダ圧縮を含む、アップリンク機能を提供し得る。ダウンリンクにおいて、PDCPサブレイヤ312は、データパケットの順序配信、重複データパケット検出、完全性検証、解読、およびヘッダ復元を含む機能を提供し得る。
【0098】
アップリンクにおいて、RLCサブレイヤ310は、上位レイヤデータパケットのセグメント化および連結、損失したデータパケットの再送信、ならびに自動再送要求(ARQ)を提供し得る。ダウンリンクにおいて、RLCサブレイヤ310機能は、順序が狂った受信を補償するためのデータパケットの並べ替え、上位レイヤデータパケットの再アセンブリ、およびARQを含み得る。
【0099】
アップリンクにおいて、MACサブレイヤ308は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ランダムアクセス手順、論理チャネル優先度、およびハイブリッドARQ(HARQ)動作を含む機能を提供し得る。ダウンリンクにおいて、MACレイヤ機能は、セル内でのチャネルマッピング、逆多重化、間欠受信(DRX)、およびHARQ動作を含み得る。
【0100】
ソフトウェアアーキテクチャ300は、物理媒体を通して、データを送信するための機能を提供し得るが、ソフトウェアアーキテクチャ300は、ワイヤレスデバイス320における様々なアプリケーションへのデータ転送サービスを提供するための少なくとも1つのホストレイヤ314をさらに含み得る。いくつかの実装形態では、少なくとも1つのホストレイヤ314によって提供されるアプリケーション固有機能は、ソフトウェアアーキテクチャと汎用プロセッサとの間のインターフェースを提供し得る。
【0101】
いくつかの他の実装形態では、ソフトウェアアーキテクチャ300は、ホストレイヤ機能を提供する1つまたは複数の上位論理レイヤ(トランスポート、セッション、プレゼンテーション、アプリケーションなど)を含み得る。たとえば、いくつかの実装形態では、ソフトウェアアーキテクチャ300は、それにおいて論理接続がパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)において終端するネットワークレイヤ(IPレイヤなど)を含み得る。いくつかの実装形態では、ソフトウェアアーキテクチャ300は、それにおいて論理接続が別のデバイス(エンドユーザデバイス、サーバなど)において終端するアプリケーションレイヤを含み得る。いくつかの実装形態では、ソフトウェアアーキテクチャ300は、物理レイヤ306と通信ハードウェア(1つまたは複数のRFトランシーバなど)との間のハードウェアインターフェース316を、AS304においてさらに含み得る。
【0102】
図4は、いくつかの実装形態による、ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理するように構成された、システム400を示す構成要素ブロック図を示す。いくつかの実装形態では、システム400は、1つまたは複数のコンピューティングプラットフォーム402、あるいは1つまたは複数のリモートプラットフォーム404を含み得る。
図1~
図4を参照すると、コンピューティングプラットフォーム402は、基地局(基地局110a~110dなど)、またはワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120a~120e、200、320など)を含み得る。リモートプラットフォーム404は、基地局(基地局110a~110dなど)、またはワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120a~120e、200、320など)を含み得る。
【0103】
コンピューティングプラットフォーム402は、機械実行可能命令406によって構成され得る。機械実行可能命令406は、1つまたは複数の命令モジュールを含み得る。命令モジュールは、コンピュータプログラムモジュールを含み得る。命令モジュールは、ページング信号監視モジュール408、セル信号受信モジュール410、遅延時間決定モジュール412、数決定モジュール418、セル信号選択モジュール420、タイプ識別モジュール422、セル信号決定モジュール424、プロセッサ決定モジュール426、重複決定モジュール428、チャネル占有時間構造インジケータ決定モジュール430、チャネル時間システム情報決定モジュール432、ダウンリンクバースト持続時間決定モジュール434、または他の命令モジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0104】
ページング信号監視モジュール408は、決定された遅延時間の間に監視することを含む、通信ネットワークのセル(基地局110など)からのページング信号について監視するように構成され得る。
【0105】
セル信号受信モジュール410は、セルからのサービングセル信号を受信するように構成され得る。
【0106】
遅延時間決定モジュール412は、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、ページング信号監視オケージョンの選択された数(所定数など)に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、サービングセル信号のタイプに基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、サービングセル信号がページング制御情報を含むとの決定に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間決定モジュール412は、プロセッサがセルの最も強いビームを識別したとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、ページング制御情報によってスケジュールされた物理ダウンリンク共有チャネルの復号の成功、およびその間にページング制御情報が受信されたページングオケージョンの終了のうちの早い方を含み得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、ページング制御情報によってスケジュールされた物理ダウンリンク共有チャネルの復号の成功、および所定数のページング信号監視オケージョンの終了のうちの早い方を含み得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、サービングセル信号が、ページングオケージョンとのチャネル占有持続時間の重複を示す、チャネル占有時間構造インジケータを含むとの決定に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、ページングオケージョンの終了を含み得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、残存チャネル占有時間持続時間を含み得る。
【0107】
いくつかの実装形態では、遅延時間は、ページングオケージョンの持続時間に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間決定モジュール412は、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間決定モジュール412は、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間決定モジュール412は、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間決定モジュール412は、ページングオケージョンが中断持続時間と重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定するように構成され得る。
【0108】
いくつかの実装形態では、遅延時間は、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間とのダウンリンクバースト持続時間の重複が、しきい値未満であるとの決定に応答して、ページングオケージョンの残りを含み得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて決定され得る。いくつかの実装形態では、遅延時間は、同期シーケンスバースト後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて決定され得る。
【0109】
いくつかの実装形態では、数決定モジュール418は、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定するように構成され得る。
【0110】
いくつかの実装形態では、セル信号選択モジュール420は、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの所定数を選択するように構成され得る。
【0111】
いくつかの実装形態では、タイプ識別モジュール422は、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別するように構成され得る。
【0112】
いくつかの実装形態では、セル信号決定モジュール424は、サービングセル信号がページング制御情報を含むと決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、セル信号決定モジュール424は、サービングセル信号がチャネル占有時間構造インジケータを含むと決定するように構成され得る。
【0113】
いくつかの実装形態では、プロセッサ決定モジュール426は、プロセッサが同期信号ブロックに基づいて、セルの最も強いビームを識別したか否かを決定するように構成され得る。
【0114】
いくつかの実装形態では、重複決定モジュール428は、ページングオケージョンとの残存チャネル占有時間持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定するように構成され得る。
【0115】
いくつかの実装形態では、チャネル占有時間構造インジケータ決定モジュール430は、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、チャネル占有時間構造インジケータ決定モジュール430は、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンが中断持続時間と重複すると決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、チャネル時間システム情報決定モジュール432は、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定するように構成され得る。いくつかの実装形態では、チャネル時間システム情報決定モジュール432は、チャネル占有時間構造インジケータが同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定するように構成され得る。
【0116】
いくつかの実装形態では、ダウンリンクバースト持続時間決定モジュール434は、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間との、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバースト持続時間の重複が、しきい値未満であるか否かを決定するように構成され得る。
【0117】
図5A~
図5Cは、いくつかの実装形態による、ワイヤレスデバイスのプロセッサによるページング監視を管理する例示的な方法500のプロセスフロー図を示す。
図1~
図5Cを参照すると、方法500は、ワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120a~120e、200、320など)のプロセッサ(212、216、252、または260など)など、ワイヤレスデバイスの装置によって実装され得る。
【0118】
ブロック502において、プロセッサは、通信ネットワークのセルからのページング信号について監視し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、1つまたは複数のページングオケージョン中にページング信号について監視し得る。
図5Bは、複数のページングオケージョン520~526を含み得るページングフレーム530を示し、ページングオケージョン520~526の各々は、1つまたは複数のページング信号監視オケージョン528を含み得る。基地局(基地局110a~110dなど)は、ページング信号監視オケージョンに対応する、ページングオケージョン中に1回または複数回、ページング信号を送信し得る。いくつかの実装形態では、ページングオケージョンは、1つまたは複数のPDCCH監視オケージョンを含み得る。いくつかの実装形態では、各ページング信号監視オケージョンは、同期信号ブロック(SSB)ビームに関連付けられ得る。いくつかの実装形態では、各ページング信号監視オケージョンは、異なるSSBビームに関連付けられ得る。いくつかの実装形態では、各ページング信号監視オケージョンは、連続し得、ページングフレーム内で開始し得る。ページングフレームは、ワイヤレスデバイスの識別情報に基づいて決定され得、間欠受信サイクルごとに繰り返し得る。いくつかの実装形態では、基地局は、ワイヤレスデバイスに、どのページング信号監視オケージョンが最初のページング信号監視オケージョンとして使用され得るかを示し得る。
【0119】
図5Cは、複数のスロット550~556を含み得るページングオケージョン544を示す。各スロット550~556は、1つまたは複数のページング信号監視オケージョン540を含み得る。いくつかの実装形態では、基地局(gNBなど)は、複数のビーム(ビーム1、2、3、または4など)を単一のページング信号監視オケージョン540に関連付け得る。各ビームについて、基地局は、ワイヤレスデバイスに、複数のページング信号監視オケージョンを示し得る。たとえば、いくつかの実装形態では、基地局は、ワイヤレスデバイスに、メッセージ(システム情報ブロック(SIB)-1メッセージ、または別の好適なメッセージなど)において、ページング信号監視オケージョンが(S*X個の)連続するPDCCH監視オケージョンを含むことを示し得、ただし、Sは、送信されることになるSSBの数を表し、Xは、ページングオケージョンにおける同期信号ブロック(SSB)ごとの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)監視オケージョンの数を表す。いくつかの実装形態では、送信されることになるSSBの数Sは、ssb-PositionsInBurst情報要素など、SIB1メッセージにおける情報に従って決定され得る。いくつかの実装形態では、ページングオケージョンにおけるSSBごとのPDCCH監視オケージョンの数Xは、nrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPO情報要素においてなど、SIB1メッセージにおいて示され得る。異なるビームは、重複するページング信号監視オケージョンを有し得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスのための最良のビームであるビームに関連付けられたページング信号監視オケージョンを監視することのみが必要であり得る。エリア546は、基地局によって送られたページング送信546を示す。たとえば、基地局は、第3のオケージョン(スロット550)においてビーム1のためのページングメッセージと、第4のオケージョン(スロット552)においてビーム2のためのページングメッセージと、第5のオケージョン(スロット554)においてビーム3のためのページングメッセージと、第6のオケージョン(スロット556)においてビーム4のためのページングメッセージとを送り得る。ワイヤレスデバイスのための最良のビームがビーム2である場合、ワイヤレスデバイスは、ページングオケージョン2からページングオケージョン6を監視し得る。ワイヤレスデバイスは、(上記の点に基づいて、ビーム2における)第4のオケージョンにおいて、ページングメッセージを受信することになる。
【0120】
ブロック504において、プロセッサは、セルからのサービングセル信号を受信し得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号は、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)によって識別されたPDCCHメッセージなど、ページング制御情報を含み得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号は、上記で説明したようなCOT-SIメッセージを含み得る。いくつかの実装形態では、P-RNTIは、ページング信号の送信のために、1つまたは複数のワイヤレスデバイスを区別または識別し得る。上記で説明したように、いくつかの実装形態では、COT-SIは、ワイヤレスデバイスが基地局と通信することを可能にするために、ワイヤレスデバイスのためのCOTのパラメータを識別し得る。
【0121】
COT-SIメッセージを検出するために、プロセッサは、ページングメッセージ探索空間に加えて、PDCCH(グループ共通(GC:Group Common)-PDCCHなど)に対応する探索空間を監視し得る。しかしながら、そのような別個の探索空間を構成することによって、ワイヤレスデバイス電力消費が増大し得る。この問題に対処するために、いくつかの実装形態では、基地局は、ページング関連シグナリングおよびサービングセル信号のための共通探索空間を構成し得る。たとえば、基地局は、COT-SIメッセージおよびページングメッセージを送信するために、共通探索空間を構成し得る。ワイヤレスデバイスによるブラインド復号は、COT-SIメッセージの受信に成功するために増加し得るが、全体的な電力消費は、別個の探索空間を監視することによって消費される電力よりも小さいままになる。
【0122】
いくつかの実装形態では、プロセッサは、ページング探索空間においてサービングセル信号を受信するように試み得る。そのような実装形態では、基地局は、ページング探索空間内でサービングセル信号を送信し得る。代替的に、基地局は、ページング探索空間と重複するPDCCHオケージョンを使用して、サービングセル信号を送信し得る。
【0123】
いくつかの実装形態では、基地局は、関連付けられた物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)メッセージなしに、P-RNTIメッセージ(P-RNTIダウンリンクチャネル情報(DCI)など)を送り得る。そのような実装形態では、P-RNTI DCIは、PDSCHメッセージがスケジュールされないことを示し得る。そのような実装形態では、プロセッサは、P-RNTI DCIまたは他の好適なメッセージについてのみ監視し、プロセッサによる追加の復号を不要にし得る。いくつかの実装形態では、基地局は、システム情報または他の好適なメッセージにおいて、P-RNTI DCIまたは他の好適なメッセージについて監視することが必要とされるという指示を提供し得る。いくつかの実装形態では、基地局からワイヤレスデバイスへのそのようなシグナリングは、ワイヤレスデバイスによるページング監視動作のための「スリープする」メッセージとして機能し得る。
【0124】
いくつかの実装形態では、プロセッサは、ページング信号監視オケージョン内でサービングセル信号について監視することを制限し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、ページング信号監視オケージョンより前に、所定数のサービングセル信号オケージョンについて監視し得る。そのような実装形態では、プロセッサは、SSBビームの数に基づいて、サービングセルオケージョンの所定数を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、サービングセルオケージョンの所定数がSSBビームの数に等しいと決定し得る。
【0125】
ブロック506において、プロセッサは、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、サービングセル信号を受信した後、プロセッサは、決定された遅延時間の間にページング信号について監視し続け得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、決定された遅延時間の終了または満了において、ページング信号について監視することを停止し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別し得る。たとえば、プロセッサは、サービングセル信号がP-RNTI PDCCHメッセージであると決定し得る。別の例として、プロセッサは、サービングセル信号がCOT-SIメッセージであると決定し得る。プロセッサが遅延時間を決定するために実行し得る動作の例については、以下でさらに説明する。
【0126】
ブロック508において、プロセッサは、決定された遅延時間中に、ページング信号について監視することを継続し得る。
【0127】
ブロック510において、プロセッサは、決定された遅延時間の満了時または満了後、ページング信号についての監視を停止し得る。
【0128】
図6Aおよび
図6Bは、いくつかの実装形態による、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための方法500の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図を示す。
図1~
図6Bを参照すると、例示的な動作は、ワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120、200、320など)のプロセッサなど、ワイヤレスデバイスの装置によって実装され得る。
【0129】
図6Aを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック602において、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの数を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、セルから受信されたサービングセル信号のタイプを識別し得る。たとえば、プロセッサは、サービングセル信号がP-RNTI PDCCHメッセージであると決定し得る。別の例として、プロセッサは、サービングセル信号がCOT-SIメッセージであると決定し得る。
【0130】
ブロック604において、プロセッサは、ページング信号監視オケージョンの決定された数に基づいて、遅延時間を決定し得る。たとえば、P-RNTI PDCCHメッセージを受信した後、プロセッサは、遅延時間がPDCCH監視オケージョンの数Xになると決定し得る。別の例として、COT-SIメッセージを受信した後、プロセッサは、遅延時間がPDCCH監視オケージョンの数Yになると決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、サービングセル信号のタイプに基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、Xの値は、実質的にゼロ(すなわち、即時にページング監視を停止する)であり得る。いくつかの実装形態では、XおよびYの値は、絶対時間単位で表され得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、基地局がページングよりも、COTの開始において送信するようになるより高い優先度のデータを有するという、COT-SIにおける指示に基づいて、Yの値を決定し得る。
【0131】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0132】
図6Bを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック606において、サービングセル信号に基づいて、ページング信号監視オケージョンの所定数を選択し得る。
【0133】
ブロック608において、プロセッサは、ページング信号監視オケージョンの選択された数(所定数であり得る)に基づいて、遅延時間を決定し得る。
【0134】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0135】
図7A~
図7Cは、いくつかの実装形態による、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための方法500の一部として実行され得る、例示的な動作702、704、706のプロセスフロー図を示す。
図1~
図7Cを参照すると、例示的な動作は、ワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120、200、320など)のプロセッサなど、ワイヤレスデバイスの装置によって実装され得る。
【0136】
いくつかの実装形態では、プロセッサは、P-RNTIが受信されたこと、および、プロセッサが実質的に即時にページングオケージョンを監視することを停止し得ること(すなわち、X=0)を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサはまた、プロセッサが、P-RNTI PDCCHメッセージを使用してスケジュールされたPDSCHメッセージの受信または復号に成功したか否かを決定し得る。
【0137】
図7Aおよび動作702を参照すると、ブロック608(
図6B)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック720において、プロセッサが同期信号ブロック(SSB)に基づいて、セルの最も強いビームを識別したか否かを決定し得る。
【0138】
ブロック722において、プロセッサは、プロセッサがセルの最も強いビームを識別したとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定し得る。
【0139】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0140】
図7Bおよび動作704を参照すると、ブロック608(
図6B)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック724において、プロセッサは、遅延時間が、P-RNTI PDCCHを使用してスケジュールされた成功した物理ダウンリンク共有チャネル復号、およびその間にページング制御情報が受信されたページングオケージョンの終了のうちの早い方を含むと決定し得る。
【0141】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0142】
図7Cおよび動作706を参照すると、ブロック608(
図6B)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック726において、プロセッサは、遅延時間が、P-RNTI PDCCHを使用してスケジュールされた成功した物理ダウンリンク共有チャネル復号、および所定数のページング信号監視オケージョンの終了のうちの早い方を含むと決定し得る。いくつかの実装形態では、ページング信号監視オケージョンの所定数は、基地局によって提供されたビームの数に基づき得る。いくつかの実装形態では、ページング信号監視オケージョンの所定数は、基地局によって提供されたビームの数よりも1だけ少ないもの(N=gNBにおけるビームの数-1など)であり得る。
【0143】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0144】
図8A~
図8Mは、いくつかの実装形態による、サービングセル信号に基づいて、遅延時間を決定するための方法500の一部として実行され得る、例示的な動作のプロセスフロー図を示す。
図1~
図8Mを参照すると、例示的な動作は、ワイヤレスデバイス(ワイヤレスデバイス120、200、320など)のプロセッサなど、ワイヤレスデバイスの装置によって実装され得る。
【0145】
図8Aを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック802において、ページングオケージョンとの残存チャネル占有時間持続時間の重複がしきい値未満であるか否かを決定し得る。いくつかの実装形態では、しきい値は、時間単位の数(ミリ秒の数など)であり得る。いくつかの実装形態では、しきい値は、ページング信号監視オケージョン(PDCCH監視オケージョンなど)の数であり得る。他のしきい値タイプもまた可能であり得る。
【0146】
ブロック804において、プロセッサは、重複がしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの終了を含むと決定し得る。
【0147】
ブロック806において、プロセッサは、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が残存チャネル占有時間持続時間であると決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、重複がしきい値未満でないとの決定に応答して、遅延時間が残存チャネル占有時間持続時間以下(または、多くとも、残存チャネル占有時間持続時間)であると決定し得る。
【0148】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0149】
図8Bを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック808において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定し得る。
【0150】
ブロック810において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定し得る。
【0151】
ブロック812において、プロセッサは、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、アップリンクバーストと重複するページング信号監視オケージョンを監視しないように決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示す場合でも、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定し得る。
【0152】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0153】
図8Cを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック814において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定し得る。
【0154】
ブロック816において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定し得る。代替的に、プロセッサは、遅延時間を決定するために、アップリンクバーストと重複するページング信号監視オケージョンを考慮しないことがある。いくつかの実装形態では、プロセッサは、アップリンクバーストと重複するページング信号監視オケージョンを監視しないように決定し得る。
【0155】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0156】
図8Dを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック818において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複すると決定し得る。
【0157】
オプションのブロック820において、プロセッサは、重複の持続時間がしきい値よりも大きいか否かを決定し得る。
【0158】
重複の持続時間がしきい値よりも大きくないとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック820=「No」)に応答して、プロセッサは、オプションの決定ブロック821において、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示すか否かを決定し得る。
【0159】
チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック821=「No」)に応答して、プロセッサは、ブロック808(
図8B)の動作を実行し得る。
【0160】
チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示すとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック821=「Yes」)に応答して、プロセッサは、ブロック814(
図8C)の動作を実行し得る。
【0161】
いくつかの実装形態では、プロセッサは、重複の持続時間がしきい値よりも大きくないとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック820=「No」)に応答して、ブロック808の動作を実行し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、重複の持続時間がしきい値よりも大きくないとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック820=「No」)に応答して、ブロック814の動作を実行し得る。
【0162】
ブロック818の動作に後続して、または場合によっては、重複がしきい値よりも大きいとの決定(すなわち、オプションの決定ブロック820=「Yes」)に応答して、プロセッサは、ブロック822において、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定し得る。
【0163】
いくつかの実装形態では、しきい値の値は、実質的にゼロであり得、プロセッサは、ブロック822において、ページングオケージョンがアップリンクバーストと重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定し得る。
【0164】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0165】
図8Eを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック824において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンが中断持続時間と重複すると決定し得る。
【0166】
ブロック826において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示さないと決定し得る。
【0167】
ブロック828において、プロセッサは、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、中断持続時間と重複するページング信号監視オケージョンを監視しないように決定し得る。いくつかの態様では、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータがダウンリンクバーストを示す場合でも、ページングオケージョンの持続時間に基づいて、遅延時間を決定し得る。
【0168】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0169】
図8Fを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック830において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンが中断持続時間と重複すると決定することを含む、動作を実行し得る。
【0170】
ブロック832において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示されたダウンリンクバーストと重複する、最初のページング信号監視オケージョンに基づいて、遅延時間を決定することを含む、動作を実行し得る。代替的に、プロセッサは、遅延時間を決定するために、中断持続時間と重複するページング信号監視オケージョンを考慮しないことがある。いくつかの実装形態では、プロセッサは、中断持続時間と重複するページング信号監視オケージョンを監視しないように決定し得る。
【0171】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0172】
図8Gを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック834において、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンが中断持続時間と重複すると決定し得る。
【0173】
ブロック836において、プロセッサは、ページングオケージョンが中断持続時間と重複するとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定し得る。
【0174】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0175】
図8Hを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック838において、チャネル占有時間構造インジケータが同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定し得る。
【0176】
ブロック840において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータにおいて示された、ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有時間持続時間のうちの少なくとも1つが、しきい値未満であるか否かを決定し得る。
【0177】
ブロック842において、プロセッサは、ダウンリンクバースト持続時間またはチャネル占有時間持続時間のうちの少なくとも1つがしきい値未満であるとの決定に応答して、遅延時間がページングオケージョンの残りを含むと決定し得る。
【0178】
いくつかの実装形態では、しきい値の値は、実質的にゼロであり得る。いくつかの実装形態では、しきい値の値は、基地局によって提供されたSSBビームの数など、SSBビームの数に基づき得る。
【0179】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0180】
図8Iを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、プロセッサは、ブロック844において、チャネル占有時間構造インジケータが同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定し得る。
【0181】
ブロック846において、プロセッサは、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間と重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間と重複するページング信号監視オケージョンを監視し得る。
【0182】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0183】
図8Jを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック848において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータが同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定し得る。
【0184】
ブロック850において、プロセッサは、同期シーケンスバースト持続時間後に発生するページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間と重複するページング信号監視オケージョンを監視し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、サービングセルのすべてのダウンリンクビームに対応するSSBを送信するための時間持続時間に基づいて、同期シーケンスバースト持続時間を決定し得る。たとえば、サービングセルが4つのダウンリンクビームを有し、2つのビームがスロットごとに送信され得る場合、同期シーケンスバースト持続時間は、2つのスロットを含む。
【0185】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0186】
図8Kを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック852において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータに基づいて、ページングオケージョンがフレキシブルスロットと重複すると決定し得る。
【0187】
ブロック854において、プロセッサは、フレキシブルスロットと重複しないページングオケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、フレキシブルスロットと重複するページング信号オケージョンを監視し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、遅延時間を決定するために、フレキシブルスロットと重複するページング信号監視オケージョンを考慮し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、フレキシブルスロットと重複するページング信号オケージョンを監視しないことがある。いくつかの実装形態では、プロセッサは、遅延時間を決定するために、フレキシブルスロットと重複するページング信号監視オケージョンを考慮しないことがある。たとえば、プロセッサは、遅延時間がN個のページング信号監視オケージョンであると決定し得、プロセッサは、N個のページング信号監視オケージョンの一部として、フレキシブルスロットと重複するページング信号監視オケージョンを考慮しないことがある。
【0188】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0189】
図8Lを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック856において、プロセッサは、ページングオケージョンがアップリンクバースト持続時間、中断持続時間またはフレキシブルスロット持続時間のうちの少なくとも1つと、しきい値よりも大きい間、重複するか否かを決定し得る。いくつかの実装形態では、しきい値は、時間単位の数(ミリ秒の数など)であり得る。いくつかの実装形態では、しきい値は、ページング信号監視オケージョン(PDCCH監視オケージョンなど)の数であり得る。他のしきい値タイプもまた可能であり得る。
【0190】
ブロック858において、プロセッサは、重複がしきい値よりも大きいとの決定に応答して、遅延時間が実質的にゼロであると決定し得る。
【0191】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0192】
図8Mを参照すると、ブロック504(
図5A)の動作に後続するいくつかの実装形態では、ブロック860において、プロセッサは、チャネル占有時間構造インジケータが同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間中に受信されるか否かを決定し得る。
【0193】
ブロック862において、プロセッサは、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間の同期信号ブロックオケージョンのシンボルと重複しないページング信号監視オケージョンの数に基づいて、遅延時間を決定し得る。いくつかの実装形態では、プロセッサは、同期信号ブロックベース測定タイミング構成持続時間の同期信号ブロックオケージョンのシンボルと重複するページング信号監視オケージョンを監視し得る。
【0194】
次いで、プロセッサは、ブロック508(
図5A)の動作を実行し得る。
【0195】
図9は、様々な実装形態における使用に好適な、基地局などの例示的なネットワークコンピューティングデバイス900の構成要素ブロック図を示す。そのようなネットワークコンピューティングデバイスは、少なくとも
図9に示された構成要素を含み得る。
図1~
図9を参照すると、ネットワークコンピューティングデバイス900は、典型的には、揮発性メモリ902と、ディスクドライブ903などの大容量不揮発性メモリとに結合された、プロセッサ901を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス900はまた、プロセッサ901に結合された、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD)ドライブ906など、周辺メモリアクセスデバイスを含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス900はまた、他のシステムコンピュータおよびサーバに結合されたインターネットまたはローカルエリアネットワークなどのネットワークとデータ接続を確立するために、プロセッサ901に結合されたネットワークアクセスポート904(または、インターフェース)を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス900は、ワイヤレス通信リンクに接続され得る、電磁放射を送り、受信するための1つまたは複数のアンテナ907を含み得る。ネットワークコンピューティングデバイス900は、周辺機器、外部メモリ、または他のデバイスに結合するためのUSB、Firewire、Thunderboltなど、追加のアクセスポートを含み得る。
【0196】
図10は、様々な実装形態における使用に好適な例示的なワイヤレスデバイス1000の構成要素ブロック図を示す。様々な実装形態では、ワイヤレスデバイス1000は、
図1~
図3に示されたワイヤレスデバイス120、200、および320と同様であり得る。ワイヤレスデバイス1000は、第2のSOC204(5G対応SOCなど)に結合された第1のSOC202(SOC-CPUなど)を含み得る。第1のSOC202および第2のSOC204は、内部メモリ1006、1016、ディスプレイ1012、およびスピーカー1014に結合され得る。加えて、ワイヤレスデバイス1000は、第1のSOC202または第2のSOC204における1つまたは複数のプロセッサに結合された、ワイヤレスデータリンクまたはセルラー電話トランシーバ1008に接続され得る、電磁放射を送り、受信するためのアンテナ1004を含み得る。ワイヤレスデバイス1000はまた、典型的には、ユーザ入力を受信するためのメニュー選択ボタンまたはロッカースイッチ1020を含む。
【0197】
ワイヤレスデバイス1000はまた、マイクロフォンから受信された音をワイヤレス送信に好適なデータパケットにデジタル化するとともに、受信された音データパケットを復号して、音を生成するためにスピーカーに提供されるアナログ信号を生成する、音声符号化/復号(コーデック)回路1010を含む。また、第1のSOC202および第2のSOC204におけるプロセッサ、ワイヤレストランシーバ1008、およびコーデック1010のうちの1つまたは複数は、デジタル信号プロセッサ(DSP)回路(個別に図示せず)を含み得る。
【0198】
ネットワークコンピューティングデバイス900およびワイヤレスデバイス1000のプロセッサは、以下で説明する様々な実装形態の機能を含む、様々な機能を実行するようにソフトウェア命令(アプリケーション)によって構成され得る、任意のプログラマブルマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、または1つもしくは複数の多重プロセッサチップであり得る。いくつかのモバイルデバイスでは、ワイヤレス通信機能専用のSOC204内の1つのプロセッサ、および他のアプリケーションの実行専用のSOC202内の1つのプロセッサなど、複数のプロセッサが設けられ得る。典型的には、ソフトウェアアプリケーションは、アクセスされ、プロセッサにロードされる前に、メモリ1006、1016内に記憶され得る。プロセッサは、アプリケーションソフトウェア命令を記憶するのに十分な内部メモリを含み得る。
【0199】
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、特定の動作または機能を実行するように構成される、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連エンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で実行しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、またはコンピュータであり得る。例として、ワイヤレスデバイス上で実行しているアプリケーションとワイヤレスデバイスの両方が、構成要素と呼ばれることがある。1つまたは複数の構成要素は、プロセスまたは実行スレッド内に存在することがあり、1つの構成要素は、1つのプロセッサもしくはコアに局在し得るか、または2つ以上のプロセッサもしくはコアの間で分散され得る。加えて、これらの構成要素は、様々な命令またはデータ構造がその上に記憶されている様々な非一時的コンピュータ可読媒体から実行し得る。構成要素は、ローカルプロセスまたはリモートプロセス、関数呼出しまたはプロシージャ呼出し、電子信号、データパケット、メモリ読取り/書込み、および他の知られているネットワーク、コンピュータ、プロセッサ、またはプロセス関連の通信方法によって通信し得る。
【0200】
いくつかの異なるセルラー通信およびモバイル通信のサービスおよび規格が利用可能であるか、または将来において企図され、それらのすべてが様々な実装形態を実装し、様々な実装形態から利益を得ることができる。そのようなサービスおよび規格は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、ロングタームエボリューション(LTE)システム、第3世代ワイヤレスモバイル通信技術(3G)、第4世代ワイヤレスモバイル通信技術(4G)、第5世代ワイヤレスモバイル通信技術(5G)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)、3GSM、汎用パケット無線サービス(GPRS)、符号分割多元接続(CDMA)システム(cdmaOne、CDMA1020(商標)など)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、高度モバイルフォンシステム(AMPS)、デジタルAMPS(IS-136/TDMA)、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、デジタル強化コードレス電気通信(DECT:digital enhanced cordless telecommunications)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、Wi-Fi保護アクセスI&II(WPA、WPA2)、および統合デジタル拡張ネットワーク(iDEN)などを含む。これらの技術の各々は、たとえば、音声、データ、シグナリング、またはコンテンツメッセージの送信および受信を伴う。個々の電気通信規格または技術に関する専門用語または技術的詳細へのいかなる言及も、説明のためにすぎず、特にクレームの文言に記載されていない限り、特許請求の範囲を特定の通信システムまたは技術に限定するものではないことを理解されたい。
【0201】
様々な実装形態は、通信システムにおける通信、および特に、基地局とワイヤレスデバイスとの間の通信を安全にするための、改善された方法、システム、およびデバイスを提供する。様々な実装形態は、PDCCHおよびPDSCHにおいて提供された信号など、通信システムにおける物理レイヤシグナリングを保護するための改善された方法、システム、およびデバイスを提供する。
【0202】
様々な実装形態は、ワイヤレスデバイスがモバイル着信呼手順失敗の発生を低減することを可能にする。様々な実装形態は、ワイヤレスデバイスの機能における、ならびに、それにおいてワイヤレスデバイスが動作する通信システムの機能における改善を提供する。
【0203】
本明細書で使用する項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含するものとする。
【0204】
本明細書で開示する実装形態に関連して説明する様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムプロセスは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得る。ハードウェアとソフトウェアの互換性について、概して機能に関して説明し、上記で説明した様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路およびプロセスにおいて例示した。そのような機能がハードウェアに実装されるか、ソフトウェアに実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約によって決まる。
【0205】
本明細書で開示する態様に関連して説明する様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用シングルチッププロセッサもしくは汎用マルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または、本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成など、コンピューティングデバイスの組合せとして実装され得る。いくつかの実装形態では、特定のプロセスおよび方法は、所与の機能に特有の回路によって実行され得る。
【0206】
1つまたは複数の態様では、説明する機能は、本明細書で開示する構造およびそれらの構造的等価物を含む、ハードウェア、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。本明細書で説明する主題の実装形態はまた、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、すなわち、データ処理装置によって実行するために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、非一時的プロセッサ可読記憶媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして、実装され得る。
【0207】
ソフトウェアにおいて実装される場合、様々な実装形態の機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのプロセスは、コンピュータ可読媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールにおいて実装され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することが可能になり得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な非一時的記憶媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。加えて、方法またはアルゴリズムの動作は、コードおよび命令のうちの1つまたは任意の組合せもしくはセットとして、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上に存在し得る。
【0208】
1つまたは複数の態様では、説明する機能は、メモリに結合され得るプロセッサによって実装され得る。メモリは、プロセッサ実行可能命令を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。メモリは、オペレーティングシステム、ユーザアプリケーションソフトウェア、または他の実行可能命令を記憶し得る。メモリはまた、アレイデータ構造などのアプリケーションデータを記憶し得る。プロセッサは、メモリからの情報の読取り、およびメモリへの情報の書込みを行い得る。メモリはまた、1つまたは複数のプロトコルスタックに関連付けられた命令を記憶し得る。プロトコルスタックは、一般に、無線アクセスプロトコルまたは通信プロトコルを使用して、通信を可能にするためのコンピュータ実行可能命令を含む。
【0209】
「構成要素」という用語は、限定はしないが、特定の動作または機能を実行するように構成される、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連部分、機能、またはエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で実行しているプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、またはコンピュータであり得る。例として、コンピューティングデバイス上で実行しているアプリケーションとコンピューティングデバイスの両方は、構成要素と呼ばれることがある。1つまたは複数の構成要素は、プロセスまたは実行スレッド内に存在することがあり、1つの構成要素は、1つのプロセッサもしくはコアに局在し得るか、または2つ以上のプロセッサもしくはコアの間で分散され得る。加えて、これらの構成要素は、様々な命令またはデータ構造がその上に記憶されている様々な非一時的コンピュータ可読媒体から実行し得る。構成要素は、ローカルプロセスまたはリモートプロセス、関数呼出しまたはプロシージャ呼出し、電子信号、データパケット、メモリ読取り/書込み、および他のコンピュータ、プロセッサ、またはプロセス関連の通信方法によって通信し得る。
【0210】
本開示で説明する実装形態に対する様々な変更形態が、当業者には容易に明らかになる場合があり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実装形態に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示されている実装形態に限定されるものではなく、本開示、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0211】
別個の実装形態の文脈で本明細書で説明するいくつかの特徴はまた、単一の実装形態において組み合わせて実装され得る。逆に、単一の実装形態の文脈で説明する様々な特徴はまた、複数の実装形態において別々に、または任意の適切な部分組合せにおいて実装され得る。さらに、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして上記で説明され、そのようなものとして最初に特許請求されることさえあり得るが、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組合せから削除されることがあり、特許請求される組合せは、部分組合せまたは部分組合せの変形形態を対象とすることがある。
【0212】
同様に、動作は特定の順序で図面に示されるが、このことは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示された特定の順序でもしくは順次に実行されること、またはすべての図示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。さらに、図面は、1つまたは複数の例示的なプロセスを流れ図の形式で概略的に示す場合がある。しかしながら、示されていない他の動作が、概略的に示されている例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作は、示された動作のいずれかの前に、後に、それと同時に、またはそれらの間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、そのような分離がすべての実装形態において必要であるものとして理解されるべきではなく、説明したプログラム構成要素およびシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品において一緒に統合されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。追加として、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載されているアクションは、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。
【符号の説明】
【0213】
100 通信システム
102a マクロセル
102b ピコセル
102c フェムトセル
110、350 基地局
110a BS、基地局、マクロ基地局
110b、110c BS、基地局
110d BS、基地局、中継BS、中継局
120 ワイヤレスデバイス、モバイルデバイス、アイドルモードワイヤレスデバイス
120a、120b、120c ワイヤレスデバイス、モバイルデバイス、接続モードワイヤレスデバイス、アイドルモードワイヤレスデバイス
120d、120e ワイヤレスデバイス、接続モードワイヤレスデバイス、アイドルモードワイヤレスデバイス
130 ネットワークコントローラ
140 通信ネットワーク
200 例示的なコンピューティングシステムまたはSIP、例示的なSIP、ワイヤレスデバイス
202 SOC、第1のSOC
204 SOC、第2のSOC、SIM
206 クロック
208 電圧調節器
210 デジタル信号プロセッサ(DSP)、プロセッサ
212 モデムプロセッサ、プロセッサ
214 グラフィックスプロセッサ、プロセッサ
216 アプリケーションプロセッサ、プロセッサ
218 コプロセッサ、プロセッサ
220 メモリ、メモリ要素
222 カスタム回路
224 システム構成要素およびリソース
226、250、264 相互接続/バスモジュール
230 温度センサ
232 熱管理ユニット
234 熱電力エンベロープ(TPE)構成要素
252 5Gモデムプロセッサ、プロセッサ
254 電力管理ユニット
256 mmWaveトランシーバ
258 メモリ
260 様々な追加のプロセッサ、プロセッサ
300 ソフトウェアアーキテクチャ
302 非アクセス層(NAS)、NAS
304 アクセス層(AS)、AS
306 物理レイヤ(PHY)、物理レイヤ
308 媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ、MACサブレイヤ
310 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ、RLCサブレイヤ
312 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ、PDCPサブレイヤ
313 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ、RRCサブレイヤ
314 ホストレイヤ
316 ハードウェアインターフェース
320、1000 ワイヤレスデバイス
400 システム
402 コンピューティングプラットフォーム
404 リモートプラットフォーム
406 機械実行可能命令
408 ページング信号監視モジュール
410 セル信号受信モジュール
412 遅延時間決定モジュール
418 数決定モジュール
420 セル信号選択モジュール
422 タイプ識別モジュール
424 セル信号決定モジュール
426 プロセッサ決定モジュール
428 重複決定モジュール
430 チャネル占有時間構造インジケータ決定モジュール
432 チャネル時間システム情報決定モジュール
434 ダウンリンクバースト持続時間決定モジュール
520~526、544 ページングオケージョン
528、540 ページング信号監視オケージョン
530 ページングフレーム
546 エリア、ページング送信
550~556 スロット
900 ネットワークコンピューティングデバイス
901 プロセッサ
902 揮発性メモリ
903 ディスクドライブ
904 ネットワークアクセスポート
906 フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、またはデジタルビデオディスク(DVD)ドライブ
907、1004 アンテナ
1006、1016 内部メモリ、メモリ
1008 ワイヤレストランシーバ
1010 音声符号化/復号(コーデック)回路、コーデック
1012 ディスプレイ
1014 スピーカー
1020 メニュー選択ボタンまたはロッカースイッチ
【国際調査報告】