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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-20
(54)【発明の名称】パーキングブレーキ装置
(51)【国際特許分類】
   B60T 13/38 20060101AFI20220912BHJP
   B60T 13/36 20060101ALI20220912BHJP
   B60T 13/66 20060101ALI20220912BHJP
   B60T 13/68 20060101ALI20220912BHJP
   B60T 15/18 20060101ALI20220912BHJP
   B60T 15/36 20060101ALI20220912BHJP
【FI】
B60T13/38
B60T13/36
B60T13/66 Z
B60T13/68
B60T15/18 A
B60T15/36 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022501354
(86)(22)【出願日】2020-07-09
(85)【翻訳文提出日】2022-02-10
(86)【国際出願番号】 EP2020069423
(87)【国際公開番号】W WO2021009011
(87)【国際公開日】2021-01-21
(31)【優先権主張番号】102019118896.2
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】597007363
【氏名又は名称】クノル-ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Knorr-Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
【住所又は居所原語表記】Moosacher Strasse 80, D-80809 Muenchen, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】カーステン シュニットガー
(72)【発明者】
【氏名】マクス ミヒャルスキー
【テーマコード(参考)】
3D048
3D049
【Fターム(参考)】
3D048AA03
3D048CC44
3D048CC64
3D048HH03
3D048HH27
3D048HH60
3D048HH61
3D048HH79
3D049AA03
3D049CC03
3D049HH03
3D049HH16
3D049HH21
3D049HH43
3D049HH54
(57)【要約】
本発明は、パーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)であって、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第1の接続導管(12,112,212,312,412,512,612,712,812,912)と、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第2の接続導管(36,136,236,336,436,536,636,736,836,936)と、ばね蓄え器ブレーキシリンダに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの第1の圧縮空気出口導管(34,134,234,334,434,534,634,734,834,934)と、冗長ブレーキシステムに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの別の冗長圧縮空気出口導管(56,156,256,356,456,556,656,756,856,956)とを備えている、パーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)であって、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第1の接続導管(12,112,212,312,412,512,612,712,812,912)と、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第2の接続導管(36,136,236,336,436,536,636,736,836,936)と、ばね蓄え器ブレーキシリンダに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの第1の圧縮空気出口導管(34,134,234,334,434,534,634,734,834,934)と、冗長ブレーキシステムに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの別の冗長圧縮空気出口導管(56,156,256,356,456,556,656,756,856,956)とを備えている、パーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)。
【請求項2】
前記冗長圧縮空気出口導管(56,156,256,356,456,556,656,756,856,956)には、圧縮空気源により前記第2の接続導管(36,136,236,336,436,536,636,736,836,936)を介して圧縮空気を供給することができるもしくは運転状態において供給することができる、請求項1記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)。
【請求項3】
前記冗長圧縮空気出口導管(56,156,256,456,556,656,756,856,956)の上流側に、該冗長圧縮空気出口導管を制御するリレー弁(52,152,252,452,552,652,752,852,952)が設けられている、請求項1または2記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項4】
前記リレー弁(52,152,252,452,552,652,752,852,952)は、双安定弁(52,152,252,452,552,652,752,852,952)として形成されている、請求項3記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項5】
前記リレー弁(52,152,252,452,552,652,752,852,952)は、空圧制御入口を有している、請求項4記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項6】
前記空圧制御入口は、内部に少なくとも1つの制御弁(48,140,224,340,448,524,648,748,848,924)が設けられた供給導管を有している、請求項5記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項7】
前記制御弁は、2ポート2位置切替弁(48,140,224,340,448,524,648,748,848,924)である、請求項6記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項8】
前記制御弁(48,140,224,340,448,524,648,748,848,924)と前記制御入口との間で脱気導管が分岐している、請求項6または7記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項9】
前記脱気導管内には、別の制御弁(50,142,228,342,450,528,650,750,850,928)が設けられている、請求項8記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項10】
前記別の制御弁は、2ポート2位置切替弁(50,142,228,342,450,528,650,750,850,928)である、請求項9記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)。
【請求項11】
前記別の制御弁(50,142,228,342,450,528,650,750,850,928)は空気流出部に接続されておりかつ/または空気流出弁である、請求項10記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項12】
前記制御弁(140,224,548,924)と前記制御入口との間に3ポート2位置切替弁(141,241,541,941)が設けられており、該3ポート2位置切替弁(141,241,541,941)の出口導管は、制御入口に接続されており、前記3ポート2位置切替弁(141,241,541,941)の別の出口導管は、双安定弁(144,220,520,920)の制御入口に接続されている、請求項6から11までのいずれか1項記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,410,510,610,710,810,910)。
【請求項13】
当該パーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)は、トレーラ制御モジュールに接続しかつ/またはトレーラの少なくとも1つのばね蓄え器ブレーキシリンダに接続する少なくとも1つの別の圧縮空気出口(47,147,247,347,447,547,647,747a,847,947)を有している、請求項1から12までのいずれか1項記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)。
【請求項14】
トレーラ制御モジュールに接続しかつ/またはトレーラの少なくとも1つのばね蓄え器ブレーキシリンダに接続する前記別の圧縮空気出口(47,147,247,347,547)の上流側に、双安定弁(44,144,244,344,544,620,720,820,920)が設けられている、請求項13記載のパーキングブレーキ装置(10,110,210,310,410,510,610,710,810,910)。
【請求項15】
前記制御弁(340)の上流側で制御導管が分岐しており、該制御導管内には3ポート2位置切替弁(341)が配置されており、該3ポート2位置切替弁(341)は、第3の制御弁(360)の空圧制御入口に接続されており、前記第3の制御弁(360)は、前記冗長出口導管(356)内に配置されており、第4の制御弁(362)の空圧制御入口に接続されており、前記第4の制御弁(362)は、前記双安定弁(344)と前記別の圧縮空気出口(347)との間に配置されている、請求項14記載のパーキングブレーキ装置(310)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第1の接続導管と、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第2の接続導管とを備えた、商用車用のパーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
商用車用のパーキングブレーキ装置は、従来技術から既に周知である。商用車に関連して使用される空圧式のブレーキシステムと共に、商用車のばね蓄え器ブレーキシリンダが使用され得るが、トレーラのブレーキシステムも使用され得る。
【0003】
これらのブレーキシステムは、従来技術から既に周知である。例えば独国特許出願公開第102015107125号明細書には、商用車にパーキングブレーキ機能を提供するパーキングブレーキ制御弁と、トレーラにパーキングブレーキ機能と電気式ブレーキ機能とを提供するトレーラ制御弁とを備えた、商用車用のブレーキ装置を制御する装置が開示されている。
【0004】
独国特許出願公開第102016117836号明細書には、商用車のブレーキ装置用の空気調製ユニットが開示されている。この空気調製ユニットは、空気調製ユニットとブレーキ装置のフットブレーキモジュールとを空圧式に結合するフットブレーキモジュール接続部と、フットブレーキモジュール接続部に制御圧を供給する少なくとも1つの弁ユニットと、弁ユニットを制御する制御装置とを有している。
【0005】
独国特許出願公開第102016117837号明細書は、商用車のブレーキ装置用の空気調製ユニットに関する。この空気調製ユニットは、空気調製ユニットと、ホイールブレーキシリンダ内のブレーキ圧を変化させるためにブレーキ装置のホイールブレーキシリンダに前置された少なくとも1つの制御弁とを空圧式に結合する制御弁接続部と、制御弁接続部に目標圧を供給する供給弁と、供給弁を制御する制御装置とを有している。
【0006】
独国特許出願公開第102017102074号明細書は、電子コンポーネントを有する、車両用のインタフェース要素に関し、この場合、電子コンポーネントは、商用車の少なくとも1つのデータインタフェースに対する少なくとも1つの接続部を有しており、接続部は、電子コンポーネントを調整する測定データおよび/または制御データおよび/または調整データの交換に適するように構成されており、この場合、電子コンポーネントはさらに、少なくとも1つの組み込まれた測定ユニットおよび/または制御ユニットおよび/または調整ユニットを有している。
【0007】
国際公開第2016/177475号は、商用車用のブレーキ装置を制御する装置およびブレーキ装置に関する。
【0008】
欧州特許第2794368号明細書は、自動車用の空圧式の電子制御ブレーキシステムおよびこのようなシステムを備えた自動車に関する。
【0009】
さらに独国特許出願公開第102014112015号明細書には、電空常用ブレーキ弁装置により動作させられる、特に車両の電子ブレーキシステムの電空常用ブレーキ装置を制御する方法が示されており、この場合、電空常用ブレーキ弁装置は、常用ブレーキ動作機構を有しておりかつ電空常用ブレーキ装置の少なくとも1つの常用ブレーキ電気回路内に、常用ブレーキ動作機構により運転者の制動要求に基づき動作可能な、動作に応じて動作信号を制御する少なくとも1つの電気制動値送信器と、動作信号を受信する少なくとも1つの電子制御装置とを備えた少なくとも1つの電気チャネルを有している。
【0010】
独国特許発明第102014013756号明細書には、ステアリングホイールとステアリングギヤとの間に連続する機械的な結合を有しまたは有さず、電子操舵制御装置と電気ステアリングアクチュエータとを備えた電気式または電気機械式の操舵装置と、常用ブレーキ装置とを含む、少なくとも部分的に電気的なブレーキ装置および操舵装置を用いた車両の電気装備が開示されており、常用ブレーキ装置として、電空常用ブレーキ装置、特に電子式のまたは制動圧電子制御式のブレーキシステムが設けられており、このブレーキシステムには、電空常用ブレーキ弁装置と、電子ブレーキ制御装置と、電空調整器と、空圧式のホイールブレーキアクチュエータとが含まれている。
【0011】
国際公開第2018/054645号には、商用車のブレーキ装置のための空気調製ユニットおよび空気調製ユニットを運転する方法が示されており、この場合、商用車は、電子ブレーキシステムにより自動制御可能なブレーキ装置を有していてよい。電子ブレーキシステムが故障した場合、ブレーキ装置の自動制御は、例えば別個の電力供給部を備えた冗長制御電子機器により維持され得る。
【0012】
独国特許発明第102008009043号明細書にはさらに、トレーラ運転用に設けられた牽引車の電子制御式のブレーキシステムが示されており、このブレーキシステムは、少なくとも1つの第1の電気ブレーキ制御回路と、第2の電気ブレーキ制御回路とを有している。この発明は、牽引車にいずれにせよ存在する、例えばトレーラ制御モジュールまたはパーキングブレーキモジュール等のコンポーネントが、故障した電気ブレーキ回路によっては最早制御され得ないブレーキアクチュエータの圧力媒体制御用に使用されることを想定している。
【0013】
商用車用の既存のシステムだけでなく、新規のブレーキシステムも、将来的に半自律または自律走行するトラックを考慮して、増備されるもしくは発展させられることが望ましい。このためには、ブレーキシステムにおける変更が必要とされている。
【0014】
本発明の課題は、冒頭で述べた形式のパーキングブレーキ装置を有利に改良して、特に、半自律または自律走行するトラックの要件を満たすことができる手段を提供することにある。
【0015】
この課題は、本発明に基づき請求項1記載の特徴を有するパーキングブレーキ装置により解決される。請求項1では、パーキングブレーキ装置は、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第1の接続導管と、圧縮空気源に対する少なくとも1つの第2の接続導管と、ばね蓄え器ブレーキシリンダに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの第1の圧縮空気出口導管と、冗長ブレーキシステムに直接かつ/または間接的に接続する少なくとも1つの別の冗長圧縮空気出口導管とを備えている、ということが想定されている。
【0016】
本発明は、既存のブレーキシステムを変更して、特に半自律または自律走行式の商用車に適するようにする、という基本思想に基づいている。このためには特に、第1のブレーキシステムの故障時に相応して引き継ぐことができる別の冗長ブレーキシステムが付け加えられる。少なくとも2つの圧縮空気接続部を提供することにより、いずれにせよ1つの別の冗長圧縮空気出口が提供され得る、ということが可能になり、その結果、既に冗長的に形成されたブレーキシステム(例えば特に常用ブレーキシステム)の故障および/または不具合が発生した場合にさえ、パーキングブレーキ装置が無段式に制動するために用いる少なくとも1つの別の冗長レベルが存在していることになる。この機能には、特に別の冗長圧縮空気出口もしくは冗長圧縮空気接続部が利用され得る。基本的に、利点としてシステム統合によるコスト削減が生じる。パーキングブレーキ装置は既に今日、通常のブレーキシステムから独立した、既に最高の安全要件に従って開発された制御電子機器を可能にしている。よってパーキングブレーキ装置(電子パーキングブレーキ-EPB)の電子機器は、自律走行用の冗長制御ユニットに容易に拡張され得る。モジュール式のEPBシステムには、例えば電子パーキングモジュールのリレーモジュール等のコンポーネントも容易に組み込むことができる。
【0017】
基本的に、圧縮空気出口導管と冗長圧縮空気出口導管とは異なる出口に接続されているもしくは供給する、ということが考えられる。しかしまた基本的に、例えば1つの共通の供給接続導管(もしくは供給出口)が使用されることも考えられる。この場合、圧縮空気出口導管と冗長圧縮空気出口導管とは同じ供給接続導管(もしくは供給出口)に供給することになる。
【0018】
冗長ブレーキシステムとは、例えば冗長圧縮空気出口導管を介して通常の常用ブレーキシリンダ、つまり車両の「本来の」ブレーキが制御されるが、ただしこのブレーキの通常の制御手段からは完全に独立して制御される、ということを意味し得る。しかしまた、完全に冗長的な、つまり例えば追加的なブレーキシリンダまたはその他の適当なブレーキシステムによるブレーキシステムが構成されることも考えられる。
【0019】
特に、少なくとも将来的には、ブレーキシステムが故障した場合の非常時に引継ぎ可能な制御電子機器を含む冗長ブレーキシステムが必要とされている。
【0020】
基本的に、電子パーキングブレーキ(EPB)は、別個の装置として形成されていても、例えば空気調製装置等の別の装置に組み込まれていてもよい。
【0021】
EPMモジュールのリレー弁は、EPB内に配置されていてよい、または1つまたは複数の外部リレー弁から成っていてよい。EPBおよびEPMに圧縮空気を供給する場合には、同じ供給経路または異なる供給経路が使用され得る。組み込まれたEPMモジュールが別の経路から供給される場合には、EPBにおけるよりも高い圧力レベルを用いることが適当である。
【0022】
さらに、冗長圧縮空気出口導管には、圧縮空気源により第2の接続導管を介して圧縮空気を供給することができるもしくは運転状態において供給することができる、ということが想定されていてよい。これにより、第1の圧縮空気源もしくは第1の接続導管を介した圧縮空気の第1の供給部が故障した場合でも、いずれにせよ、圧縮空気源に通じる第2の接続導管を介した制動および運転を可能にすることができる、ということが保証される。これにより全体として、全システムに対応する冗長性が可能になる。
【0023】
さらに、冗長圧縮空気出口導管(もしくは冗長圧縮空気出口)の上流側に、冗長圧縮空気出口導管を制御するリレー弁が設けられている、ということが想定されていてよい。双安定弁により、一般的な形式で冗長ブレーキシステムの制御を行うことができる。
【0024】
さらに、リレー弁は双安定弁として形成されている、ということが想定可能である。リレー弁もしくは双安定弁は、特にその内部で制御される制御圧に応じて、冗長ブレーキシステムの迅速かつ正確な制御を可能にする。
【0025】
リレー弁は、空圧制御入口を有していてよい。空圧制御入口を介して、パーキングブレーキ装置の空圧システムによる簡単かつ確実な制御が可能である。しかしまた基本的には、択一的かつ/または追加的に、リレー弁の電子制御が可能である、ということも考えられる。
【0026】
空圧制御入口は、内部に少なくとも1つの制御弁が設けられた供給導管を有していてよい。少なくとも1つの制御弁を介して制御を行うことができる。この場合、基本的にはあらゆる形式の制御弁が考えられる。制御弁は、電磁弁であってもよい。
【0027】
特に、制御弁は、2ポート2位置切替弁である、ということが想定されていてよい。しかしまた基本的に、あらゆる別の形式の制御弁が可能である、ということも考えられる。考えられるのは、3ポート2位置切替弁、4ポート2位置切替弁または双安定弁である。ただしこのことは必須ではない。
【0028】
制御弁と制御入口との間で脱気導管が分岐していてよい。脱気導管を介して、空圧制御入口の制御を適宜に無圧に調整し、これにより、そこに存在する制御圧を放出させることができる。
【0029】
脱気導管自体の内部には、別の制御弁が設けられていてよい。これにより、別の制御手段が達成され得る。
【0030】
特に、別の制御弁は空気流出部に接続されていてよくかつ/または空気流出弁であってよい。
【0031】
さらに、制御弁と制御入口との間に3ポート2位置切替弁が設けられており、3ポート2位置切替弁の出口導管は、制御入口に接続されており、3ポート2位置切替弁の別の出口導管は、双安定弁の制御入口に接続されている、ということが想定されていてよい。これにより、別のシステムの制御が可能になる。
【0032】
パーキングブレーキ装置は、トレーラ制御モジュールに接続しかつ/またはトレーラの少なくとも1つのばね蓄え器ブレーキシリンダに接続する少なくとも1つの別の圧縮空気出口を有していてよい。
【0033】
さらに、トレーラ制御モジュールに接続しかつ/またはトレーラの少なくとも1つのばね蓄え器ブレーキシリンダに接続する別の圧縮空気出口の上流側に、双安定弁が設けられている、ということが想定されていてよい。
【0034】
さらに考えられるのは、制御弁の上流側で制御導管が分岐しており、制御導管内には3ポート2位置切替弁が配置されており、3ポート2位置切替弁は、第3の制御弁の空圧制御入口に接続されており、第3の制御弁は、冗長出口導管内に配置されており、第4の制御弁の空圧制御入口に接続されており、第4の制御弁は、双安定弁と別の圧縮空気出口との間に配置されている、という点である。この形式の空圧回路接続は、トレーラ双安定弁もしくはリレー弁の制御弁から独立した、トレーラのブレーキならびに冗長ブレーキシステムの制御を可能にする。これにより、全体的により一層高い機能確実性が保証され得る。
【0035】
次に、より詳細に図示された実施例に基づき、本発明のさらなる細部および利点を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1a】本発明によるパーキングブレーキ装置の第1の実施例を示す図である。
図1b】本発明によるパーキングブレーキ装置の第1の実施例を示す別の図である。
図2】本発明によるパーキングブレーキ装置の第2の実施例を示す図である。
図3】本発明によるパーキングブレーキ装置の第3の実施例を示す図である。
図4】本発明によるパーキングブレーキ装置の第4の実施例を示す図である。
図5】本発明によるパーキングブレーキ装置の第5の実施例を示す図である。
図6】本発明によるパーキングブレーキ装置の第6の実施例を示す図である。
図7】本発明によるパーキングブレーキ装置の第7の実施例を示す図である。
図8】本発明によるパーキングブレーキ装置の第8の実施例を示す図である。
図9】本発明によるパーキングブレーキ装置の第9の実施例を示す図である。
図10】本発明によるパーキングブレーキ装置の第10の実施例を示す図である。
図11図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第1の実施例を示す図である。
図12図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第2の実施例を示す図である。
図13図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第3の実施例を示す図である。
図14図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第4の実施例を示す図である。
図15図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第5の実施例を示す図である。
図16図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による電子ブレーキシステムの第6の実施例を示す図である。
【0037】
図1aには、本発明によるパーキングブレーキ装置10aの第1の実施例が概略図で示されている。
【0038】
この場合、パーキングブレーキ装置10aのシステム境界Sは、破線で書き込まれている。
【0039】
パーキングブレーキ装置10aは、第1の圧縮空気供給部12もしくは接続導管12および第2の圧縮空気供給部36もしくは接続導管36を有している。
【0040】
この場合、第1および/または第2の圧縮空気供給部12,36は、例えばコンプレッサに配置されていてよい。
【0041】
択一的または追加的に、第1および/または第2の圧縮空気供給部12,36は、多回路保護弁(図1a、図1bには図示せず)のパーキングブレーキ装置用の対応する接続部から供給される、ということが想定されていてよい。
【0042】
第1の接続導管12と第2の接続導管36とは、まずシャトル弁13を介して合流し、パーキングブレーキ装置10aに圧縮空気を供給する1つの共通の接続導管を形成する。
【0043】
シャトル弁13は、いわゆるセレクトハイ弁13として形成されている。
【0044】
シャトル弁13の下流側で、共通の接続導管は再び第1の接続導管12と第2の接続導管36とに分岐する。
【0045】
第1の接続導管12内には第1の逆止弁14が配置されており、第2の接続導管36内には第2の逆止弁38が配置されている。
【0046】
逆止弁14の下流側には第1の分岐点16が設けられており、第1の分岐点16において、双安定弁20に通じる導管18が分岐している。
【0047】
さらにここでは、制御弁24(TCI)および28(TCO)に通じる制御導管22が分岐している。この場合、制御弁24と制御弁28とは、2ポート2位置切替電磁弁として形成されている。
【0048】
弁24と28との間には、圧力センサ26が設けられている。
【0049】
制御弁24の下流側でありかつ弁28の上流側において、牽引車用の双安定弁20に通じる制御導管が分岐しており、この制御導管を介して双安定弁20の制御を空圧式に行うことができる。
【0050】
この制御導管からさらに、絞り30を備えた別の導管が分岐しており、この導管も圧力センサ32を有している。この導管はさらに出口導管34に通じており、出口導管34は、双安定弁20の弁出口にも接続されている。
【0051】
この場合、圧縮空気供給部12は、圧縮空気源に対する第1の接続導管を成している。
【0052】
さらに第2の接続導管36は、別の圧縮空気源に接続するために用いられる。この場合は、第1の圧縮空気源から独立した圧縮空気供給部のことであってよい。
【0053】
ただし、第1および第2の接続導管12,36は、1つの共通の圧縮空気源に接続されているということも考えられる。
【0054】
逆止弁38の下流側には導管46が設けられており、導管46から、制御弁40および42、トレーラもしくは連結車用の双安定弁44、冗長ブレーキシステムへの接続部56のための冗長リレー弁52用の制御弁48および50に通じる複数の接続導管が設けられている。
【0055】
制御弁40および42もやはり、2ポート2位置切替電磁弁として形成されている。
【0056】
制御弁40と制御弁42との間で、トレーラもしくは連結車用の双安定弁44に通じる制御導管が分岐している。ここでもやはり牽引車の双安定弁20用の制御導管と比較可能に、上流側にさらに1つの分岐部が設けられており、この分岐部は、接続部47に対する出口導管内に設けられており、この場合、この導管もしくはこの接続部47を介して、トレーラのばね蓄え器ブレーキシリンダが双安定弁20に接続されている。この分岐内には圧力センサ43と絞り45とが設けられている。
【0057】
冗長リレー弁52用の制御弁48および50もやはり、2ポート2位置切替電磁弁として形成されている。
【0058】
冗長ブレーキシステム用の接続導管56内にはさらに、圧力センサ54が設けられている。
【0059】
制御弁48,50と冗長リレー弁52と圧力センサ54との回路接続は、冗長ブレーキシステム用の接続導管56に対する冗長ブレーキ圧を調整する電空調整器EPMとして形成された、1つの機能的かつ構造的な構成ユニットを形成している。
【0060】
冗長ブレーキシステム68は、特に商用車の常用ブレーキ装置の構成部材である。
【0061】
電空調整器EPMは、逆止弁38と電磁制御弁40との間で分岐する導管46から圧縮空気を供給される。
【0062】
圧縮空気源に対する第1の接続部12(=圧縮空気源に対する第1の接続導管12)と、圧縮空気源に対する第2の接続部36(=圧縮空気源に対する第2の接続導管)とに基づき、冗長的な圧縮空気供給が可能である。この場合、圧縮空気源は互いに独立していてもよい。
【0063】
さらに、第1の圧縮空気源が故障した場合には、冗長ブレーキシステムにより引き続き牽引車の制動だけでなく、トレーラの制動も行うことができる。
【0064】
図1bには、別の概略図でパーキングブレーキ装置10bの第1の実施例が示されており、この場合、図1aと図1bとに示した第1の実施例は、図1aに示したシャトル弁13が、図1bでは機能的に同様に働く2つの逆止弁13a,13bにより代替された、という点において異なっている。
【0065】
この場合、図1a、図1bに示すパーキングブレーキ装置10a,10bの第1の実施例の機能は以下の通りである。
【0066】
最初に簡略化の理由から、通常の運転条件下の、すなわち電空調整器EPMを考慮しないパーキングブレーキ装置10a,10bの機能を説明する。
【0067】
牽引車のリレー弁20の制御入口は、所望の停止状態に応じて2つの電磁制御弁24および28を介して給気または脱気され得、その結果、牽引車のばね蓄え器ブレーキシリンダが作動または解除させられる。
【0068】
さらに、内部に絞り30が配置された分岐導管に基づき、リレー弁20の出口のところの圧力がリレー弁の制御入口にフィードバック可能であることにより、リレー弁20の制御入口と出口との間に追加的な結合部が設けられてよい。
【0069】
分岐導管と、その内部に設けられた絞り30とを組み合わせることにより、特に本発明によるパーキングブレーキ装置の様々な運転モード間での切替過程中の空気損失が減少可能である。
【0070】
したがって、各運転状態間での切替過程を、より迅速に、より効率的に、かつより正確に行うことができる。
【0071】
特に、空気損失を阻止することにより、圧縮空気の後調整が不要になる。
【0072】
図1aおよび図1bでは、牽引車用のリレー弁20と制御弁24,28との空圧式の回路接続は、トレーラ用のリレー弁44と制御弁40,42との空圧式の回路接続に相応して同様に構成されている。
【0073】
したがって上述した機能の説明は、トレーラのリレー弁44の、その制御弁40,42を介した制御にも相応して当てはまる。
【0074】
図1a、図1bに示す牽引車およびトレーラ用の2つのリレー弁20,44の、それぞれに対応して配置された制御弁24,28;40,42を介した空圧制御は、それぞれ互いに独立して行われる。
【0075】
つまり、牽引車とトレーラとは互いに独立して制御され得、このことは、停止状態でのトレーラテスト状態または走行中のアンチジャックナイフブレーキ状態等の、別の制御状態を可能にする。
【0076】
以下の機能説明は、パーキングブレーキ装置10a,10bおよび/または電空常用ブレーキ装置(図1a、図1bには図示せず)の不具合に関する。
【0077】
このような不具合は、例えば第1または第2の圧縮空気供給部12,36もしくは接続導管12,36が、漏れまたは詰まりまたはその他の機能障害を有する場合に生じる。
【0078】
この場合、(常用ブレーキ装置にも)パーキングブレーキ装置10a,10bにも、2つの導管12,36のうちのいずれが不具合を有しているのかに応じて、別の供給導管もしくは接続導管10a,10bが提供される。
【0079】
択一的または追加的に、常用ブレーキ装置は、常用ブレーキ装置が電気的かつ/または空圧的な障害に基づき部分的または全体的に運転不能になる、という不具合を有し得る。
【0080】
この場合、パーキングブレーキ装置10a,10bに組み込まれた電空調整器EPMが冗長ブレーキシステムを形成し、この冗長ブレーキシステムにより少なくとも、パーキングブレーキ装置10a,10bの制御電子機器が部分的に故障した場合でも、依然としてリレー弁と同様の機能形式を有している。
【0081】
これにより、電空調整器EPMは引き続き、常用ブレーキシリンダおよび/またはパーキングブレーキシリンダを作動させることができ、このことは特に、自律または半自律走行における将来的な安全要件に関して特に重要である。
【0082】
図2には、本発明のパーキングブレーキ装置110の第2の実施例が示されている。
【0083】
図2に示すパーキングブレーキ装置110は、図1aに示したパーキングブレーキ装置10aの実施例と実質的に同じ構造的な特徴および機能的な特徴を有している。
【0084】
同一または類似の特徴または要素には同じ符号を付してあるが、ただし数値を100だけ増やしてある。
【0085】
しかしながら、構造的な点および/または機能的な点において、以下の相違点が存在する。
【0086】
この場合、冗長リレー弁152の制御には、トレーラの双安定弁144の制御にも用いられる制御弁140および142が用いられる。このためには弁140の下流側の分岐導管内に、別の3ポート2位置切替弁が設けられている。
【0087】
つまりこの制御弁141(MVR)は、双安定弁144を制御するためにも、冗長リレー弁152を制御するためにも用いられる。
【0088】
この実施形態は、弁TLI140,TLO142の二重使用を可能にする、という利点を有している。これにより、電磁制御弁48,50(図1a、図1b参照)を削減した、全体的により簡単な構成が達成され得る。
【0089】
同様に、接続部156に接続された冗長ブレーキシステムによる、第1の圧縮空気接続部112から独立したブレーキ手段用のフォールバックレベルも生ぜしめられている。
【0090】
その他の点では、第2の実施例の機能形式は実質的に、図1a、図1bに示した第1の実施例と同じである。
【0091】
図3には、パーキングブレーキ装置210の第3の実施例が示されており、パーキングブレーキ装置210は、図1aに示したパーキングブレーキ装置10aの実施例と実質的に同じ構造的な特徴および機能的な特徴を有している。
【0092】
比較可能な要素または特徴には同じ符号を付してあるが、ただし数値を200だけ増やしてある。
【0093】
ただしここでは、冗長リレー弁252の制御は、牽引車の双安定弁もしくはリレー弁220の制御にも用いられる制御弁224および228を介して実現されている。
【0094】
図2に示した構成と比較可能に、ここでもやはり、それぞれが2ポート2位置切替電磁弁である弁224と228との間に、牽引車用の双安定弁220および冗長リレー弁252の制御に使用され得る3ポート2位置切替弁(MVR)が介在させられる。
【0095】
ただしここでは図2と異なり、3ポート2位置切替弁は、牽引車用のリレー弁220を制御する制御弁224と228との間に介在させられており、(図2の場合のように)トレーラを制御する制御弁240と242との間に介在させられてはいないが、それでもなお、機能は図2と比較可能である。
【0096】
トレーラ用のリレー弁244の構成および制御は、図1aに示した第1の実施例と同じであり、この場合、追加的に制御弁240と242との間に圧力センサ260が設けられている。
【0097】
パーキングブレーキ装置210の第3の実施例の全体的な機能形式は、図2に示した機能形式と比較可能である。
【0098】
図4には、パーキングブレーキ装置310の第4の実施例が示されており、第4の実施例もやはり、図1aに示した実施例と実質的に同じ構造的な特徴および機能的な特徴を有している。
【0099】
同じ要素および特徴には同じ符号を付してあるが、ただし数値を300だけ増やしてある。
【0100】
しかしながら、以下の相違点が存在する。
【0101】
基本的に、牽引車のばね蓄え器ブレーキシリンダ用の双安定弁320ならびにトレーラを制御するための弁344の制御手段は、図1aに示した第1の実施例の場合と同様に構成されている。
【0102】
ただし追加的に、冗長ブレーキシステムの制御用に弁360および362(PCR1,PCR2)が設けられている。
【0103】
この場合、弁360は、空圧式に制御可能な2ポート2位置切替電磁弁として形成されている。ただしこの弁360の空圧式の制御は、3ポート2位置切替弁341が、(図4には図示されていない)その給気切替状態にある場合にのみ行われる。
【0104】
切替弁として作動する弁362は、導管334を介して分岐導管により供給される第1の作動入口と、別の入口とを有しており、別の入口には、実質的に双安定弁344から圧縮空気が供給される。
【0105】
つまりこの弁362を介してトレーラのばね蓄え器ブレーキシリンダを、第1の圧縮空気供給部312または第2の圧縮空気供給部336を介して相応に制御することができる、ということが可能である。
【0106】
したがって弁360,362は、その3ポート2位置切替弁341との回路接続に基づき、3ポート2位置切替弁341がその給気状態に切り替えられているのかまたは脱気状態に切り替えられているのかに応じて同時に給気または脱気される。
【0107】
図5には、パーキングブレーキ装置410の第5の実施例が示されている。この場合、パーキングブレーキ装置410は、図1aに示した第1の実施例と実質的に同様に構成されている。
【0108】
この場合、比較可能な特徴または要素には同じ符号を付してあるが、ただし数値を400だけ増やしてある。
【0109】
図5に示す実施例には、図1aに示したトレーラ用のリレー弁44、付属の制御弁40,42、トレーラ用のリレー弁44の制御入口に通じるフィードバック導管ならびにフィードバック導管内に配置された圧力センサ43もしくは絞り45だけがない。
【0110】
さらに第5の実施例は、牽引車リレー弁420の出口導管434と、冗長出口導管456とを保護する逆止弁414を1つしか有していない。
【0111】
図5に示すパーキングブレーキ装置410の実施例は、いわゆる「リジッド」構成であり、したがってトレーラ用の制御手段は想定していない。
【0112】
したがって、パーキングブレーキ装置410の第5の実施例の機能は、牽引車と冗長ブレーキシステムとに関して、これらの構成群のための、図1aに示した第1の実施例の相応する機能に相当する。
【0113】
図6には、本発明によるパーキングブレーキ装置510の第6の実施例が示されている。
【0114】
パーキングブレーキ装置510は実質的に、図3に示した実施例に相応し、この場合、それぞれ図3に示した、制御入口に通じるフィードバック導管を備えたトレーラリレー弁244と、付属の制御弁240,242と、そこに配置された圧力センサ43もしくは絞り45とを有するトレーラブレーキ制御手段がない。
【0115】
さらに第6の実施例は、牽引車リレー弁520の出口導管534と、冗長出口導管556とを保護する逆止弁514を1つしか有していない。
【0116】
比較可能な特徴には、図3に比べて数値が300だけ増やされた符号を付してある。
【0117】
図6に示すパーキングブレーキ装置510の実施例も「リジッド」構成であり、(図3に示した第3の実施例と比較して)やはりトレーラ用の制御手段は想定していない。
【0118】
したがって、パーキングブレーキ装置510の第6の実施例の機能は、牽引車と冗長ブレーキシステムとに関して、これらの構成群のための、図3に示した第3の実施例の相応する機能に相当する。
【0119】
図7には、本発明によるパーキングブレーキ装置610の第7の実施例が示されている。
【0120】
パーキングブレーキ装置610は実質的に、図1aに示した第1の実施例の上に構成されており、この場合、図1aに示した、制御入口に通じるフィードバック導管を備えたトレーラリレー弁44と、付属の制御弁40,42と、圧力センサ43もしくは絞り45とを有するトレーラブレーキ制御ユニットがない。
【0121】
比較可能な特徴には、図1aに比べて数値が600だけ増やされた符号を付してある。
【0122】
第1の実施例と比較して、第7の実施例は代替的なトレーラブレーキ制御ユニットを有している。
【0123】
このユニットは、2つの制御弁649,651(TT1,TT2)と、逆止弁614と牽引車用のリレー弁620との間の分岐点616aから分岐して、このリレー弁620の出口導管634に接続された分岐導管647aとを有している。
【0124】
2つの制御弁649,651の間で、トレーラのばね蓄え器ブレーキシリンダを制御するトレーラ制御モジュールTCM(図7には図示せず)に接続された別の出口導管647bが分岐している。
【0125】
第1の制御弁649は、常閉の2ポート2位置切替電磁弁として形成されているのに対し、第2の制御弁651は、常開の2ポート2位置切替電磁弁として形成されている。
【0126】
したがって、パーキングブレーキ装置610の第7の実施例の機能は、牽引車と冗長ブレーキシステムとに関して、これらの構成群のための、図1aに示した第1の実施例の相応する機能に相当する。
【0127】
この場合、トレーラに関して、パーキングブレーキ装置610の第7の実施例の機能は以下の通りである。
【0128】
制御弁649,651の非作動状態において、出口導管647bは、牽引車リレー弁620の出口導管634と分岐導管647aとを介して制御される。
【0129】
つまり、トレーラ制御モジュールの制御は、牽引車のばね蓄え器ブレーキシリンダの制御と同様に、リレー弁620を介して行われる。
【0130】
制御弁649,651は、制御弁649,651をそれぞれ図7には図示されていない切替位置に切り替えることにより、牽引車のばね蓄え器ブレーキシリンダが作動しかつトレーラのばね蓄え器ブレーキシリンダは作動しない、いわゆるトレーラテスト状態の調整に用いられる。
【0131】
図8には、本発明によるパーキングブレーキ装置710の第8の実施例が示されている。
【0132】
パーキングブレーキ装置710は、実質的に図7に示した第7の実施例の上に構成されており、この場合、電空調整器EPMの制御弁748の制御導管747cは、逆止弁738と冗長リレー弁752との間の導管746から分岐するのではなく、トレーラ制御モジュール用の出口導管747bから分岐している。
【0133】
比較可能な特徴には、図7に比べて数値が100だけ増やされた符号を付してある。
【0134】
したがって、パーキングブレーキ装置710の第8の実施例の機能は、牽引車とトレーラとに関して、これらの構成群のための、図7に示した第7の実施例の相応する機能に相当する。
【0135】
電空調整器EPMの制御弁748の制御だけは、この制御弁748が出口導管734内で制御される圧力に応じてのみ圧縮空気を供給される、という点において相違している。
【0136】
この回路接続の形式は、制御弁748もしくは冗長リレー弁752の追加的な冗長制御手段を可能にする。
【0137】
図9には、本発明によるパーキングブレーキ装置810の第9の実施例が示されている。
【0138】
パーキングブレーキ装置810は、実質的に図8に示した第8の実施例の上に構成されており、この場合、図8に示した2つの2ポート2位置切替制御弁749,751は、1つの3ポート2位置切替電磁弁849,851により代替された。
【0139】
比較可能な特徴には、図8に比べて数値が100だけ増やされた符号を付してある。
【0140】
この場合、パーキングブレーキ装置810の第9の実施例の機能は、図8に示した第8の実施例の相応する機能に相当する。
【0141】
図10には、本発明によるパーキングブレーキ装置910の第10の実施例が示されている。
【0142】
パーキングブレーキ装置910は実質的に、図7に示した第7の実施例の上に構成されており、この場合、電空調整器EPMは、図7におけるように供給導管636もしくは646から供給されるのではなく、分岐点916bと制御弁924との間で分岐する専用の供給導管から供給される。
【0143】
この供給導管は、制御導管922から分岐しており、供給導管自体は、牽引車リレー弁920用かつ冗長リレー弁952用に用いられる。
【0144】
これにより第10の実施例では、図7に示した第7の実施例に基づく第2の供給導管646を逆止弁638ごと省くことができる。
【0145】
さらに第10の実施例では、電空調整器EPMの2つの2ポート2位置切替制御弁648,650(図7参照)が、3ポート2位置切替電磁弁941により代替されている。
【0146】
この3ポート2位置切替電磁弁941は、制御弁924,928とリレー弁920との間の制御導管内に配置されている。
【0147】
3ポート2位置切替電磁弁941から、冗長リレー弁952を制御する別の制御導管が分岐している。
【0148】
別の比較可能な特徴には、図7に比べて数値が300だけ増やされた符号を付してある。
【0149】
つまり、制御弁924,928は二重の制御機能を有している。それというのも、制御弁924,928は3ポート2位置切替電磁弁941を介して、牽引車用のリレー弁920と冗長リレー弁952の両方を制御するからである。
【0150】
ただし、制御弁924,928が牽引車用のリレー弁920を制御するのかまたは冗長リレー弁952を制御するのかは、3ポート2位置切替電磁弁941の切替位置が決定する。
【0151】
パーキングブレーキ装置910の第10の実施例の機能は、(図10に示した3ポート2位置切替電磁弁941の切替位置では)牽引車とトレーラとに関して、これらの構成群のための、図7に示した第7の実施例の相応する機能に相当する。
【0152】
商用車の電子ブレーキシステムに不具合および/または(部分)故障が生じた場合、3ポート2位置切替電磁弁941は、図10には示されていない切替位置に切り替えられてよく、このようにして、パーキングブレーキ装置910の制御弁924,928を介した冗長ブレーキシステムの制御を可能にする。
【0153】
図11には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置610,710,810,910を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステム1aの第1の実施例が示されている。
【0154】
このブレーキシステム1aは、空気調製ユニット2を有しており、空気調製ユニット2はさらに、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置610,710,810,910を有している。
【0155】
ただし、パーキングブレーキ装置610,710,810,910が空気調製ユニット2の構成部材である、ということは必須ではない。
【0156】
むしろパーキングブレーキ装置610,710,810,910は、別個の装置として形成されていてもよい。
【0157】
パーキングブレーキ装置610,710,810,910は、冗長出口導管もしくは冗長出口接続部656,756,856,956を介して直接、商用車の前車軸の常用ブレーキシリンダ3a,3bに、対応する導管を介して接続されている。
【0158】
追加的または択一的に、パーキングブレーキ装置610,710,810,910は、冗長出口導管もしくは冗長出口接続部656,756,856,956を介して、商用車の後車軸の常用ブレーキシリンダ3c,3dに、対応する導管を介して接続されている。
【0159】
これにより、冗長ブレーキシステムの1つの考えられる実施形態が提供される、すなわち、前車軸および/または後車軸における既存の常用ブレーキシリンダは、上述したように、既存の制御手段に加えて別の冗長制御手段を備えている。
【0160】
基本的に、択一的または追加的に冗長出口接続部に結合もしくは接続された追加的な常用ブレーキシリンダを、さらに設けることも考えられる。
【0161】
択一的または追加的に、パーキングブレーキ装置610,710,810,910は、前車軸の電空1通路式調整器5を介してのみかつ/または後車軸の電空2通路式調整器6を介してのみ、対応する常用ブレーキシリンダ3a,3b,3c,3dに接続されている、ということが考えられる。
【0162】
ブレーキシステム1aはさらに、パーキングブレーキ装置610,710,810,910に接続されたトレーラ制御モジュール4aを有している。
【0163】
よって、パーキングブレーキ装置10a,10b,110,210,310の第1、第2、第3および第4の実施例に基づく専用のトレーラリレー弁44,144,244,344は、省かれてよい。
【0164】
択一的に、トレーラ制御モジュール4aを省き、その代わりに第1、第2、第3もしくは第4の実施例に基づくパーキングブレーキ装置10a,10b,110,210,310をブレーキシステム1aに設ける、ということも考えられる。
【0165】
さらに電子ブレーキシステム1aは、フットブレーキモジュール7を有しており、フットブレーキモジュール7は、圧縮空気タンクを介して空気調製ユニット2に接続されており、さらに常用ブレーキシリンダ3a,3b,3c,3dを制御する電空1通路式調整器5および/または電空2通路式調整器6にも接続されている。
【0166】
図12には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置610,710,810,910を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステム1bの第2の実施例が示されている。
【0167】
このブレーキシステム1bは、空気調製ユニット2を有しており、空気調製ユニット2はさらに、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置610,710,810,910を有している。
【0168】
ただし、パーキングブレーキ装置610,710,810,910が空気調製ユニット2の構成部材である、ということは必須ではない。
【0169】
むしろパーキングブレーキ装置610,710,810,910は、別個の装置として形成されていてもよい。
【0170】
ブレーキシステム1bの第2の実施例の図面は、パーキングブレーキ装置610,710,810,910に対する冗長リレー弁652,752,852,952がブレーキシステム1b内に配置されている場所を示すことに焦点を当てたものである。
【0171】
図12では、冗長リレー弁652,752,852,952は空気調製ユニット2内に配置されているが、パーキングブレーキ装置610,710,810,910外に設けられている。
【0172】
冗長出口導管656,756,856,956は、商用車の前車軸および後車軸用の常用ブレーキシリンダ3a,3b,3c,3dを制御するフットブレーキモジュール7に、フットブレーキモジュール7の冗長圧縮空気入口を介して接続されている。
【0173】
ブレーキシステム1bが将来の自律ブレーキシステムである場合、このフットブレーキモジュール7を省き、相応する冗長圧縮空気入口を介して冗長出口導管656,756,856,956から供給される、前車軸および後車軸用の自動圧力制御モジュールにより代替することができる。
【0174】
ブレーキシステム1bはさらに、パーキングブレーキ装置610,710,810,910に接続されたトレーラ制御モジュール4bを有している。
【0175】
よって、パーキングブレーキ装置10a,10b,110,210,310の第1、第2、第3および第4の実施例に基づく専用のトレーラリレー弁44,144,244,344は、省かれてよい。
【0176】
択一的に、トレーラ制御モジュール4bを省き、その代わりに第1、第2、第3もしくは第4の実施例に基づくパーキングブレーキ装置10a,10b,110,210,310をブレーキシステム1bに設ける、ということも考えられる。
【0177】
図13には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステムの第3の実施例1cが示されている。
【0178】
このブレーキシステムの第3の実施例1cは実質的に、電子ブレーキシステムの第2の実施例1bの上に構成されており、この場合、この第3の実施例は追加的に、前車軸の常用ブレーキシリンダ3a,3bとフットブレーキモジュール7との間に電空1通路式調整器5を有している。
【0179】
さらに第3の実施例は、後車軸のブレーキシリンダ3c,3dとフットブレーキモジュール7との間に、追加的に電空2通路式調整器6を有している。
【0180】
第3の実施例1cの別の特徴は実質的に、第2の実施例1bに相当する。
【0181】
図14には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステムの第4の実施例1dが示されている。
【0182】
このブレーキシステム1dの第4の実施例は実質的に、電子ブレーキシステムの第2の実施例1bの上に構成されており、この場合、冗長リレー弁652,752,852,952が、別の外部冗長リレー弁8の空圧制御入口に接続されている。
【0183】
このリレー弁8は、図14では空気調製ユニット2外に配置されている。
【0184】
このリレー弁8はさらに、その作動入口を介して常用ブレーキ回路に接続されておりかつこの常用ブレーキ回路に、リレー弁8の作動出口とセレクトハイ弁9とを介してフィードバック接続されている。
【0185】
このフィードバック接続は、上述した常用ブレーキ回路内でフットブレーキモジュール7と前車軸の常用ブレーキシリンダ3a,3bとの間に配置されたセレクトハイ弁9において行われる。
【0186】
図15には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステム1eの第5の実施例が示されている。
【0187】
このブレーキシステム1eの第5の実施例は実質的に、電子ブレーキシステム1dの第4の実施例の上に構成されており、この場合、別の外部冗長リレー弁8は、フットブレーキモジュール7の上流側で分岐する供給導管から圧縮空気を供給されかつ前車軸の2つの常用ブレーキシリンダ3a,3bに接続されている。
【0188】
セレクトハイ弁9は、このブレーキシステム1eの第5の実施例では、その出口でもって外部冗長リレー弁8の空圧制御入口に接続されている。
【0189】
このリレー弁8は、図15でもやはり空気調製ユニット2外に配置されている。
【0190】
さらに、セレクトハイ弁9の第1の入口は、冗長リレー弁652,752,852,952に接続されており、セレクトハイ弁9の第2の入口は、フットブレーキモジュール7の作動出口に接続されている。
【0191】
図16には、図7図10に示した本発明によるパーキングブレーキ装置を備えた、本発明による商用車の電子ブレーキシステム1fの第6の実施例が示されている。
【0192】
この第6の実施例1fは実質的に、ブレーキシステム1c,1dの第3および第4の実施例の上に構成されており、この場合、第3および第4の実施例とは異なり、セレクトハイ弁9は、電空1通路式調整器5と、商用車の前車軸の常用ブレーキシリンダ3a,3bとの間に配置されている。
【0193】
よって、セレクトハイ弁9の第1の入口は、電空1通路式調整器5の出口に接続されているのに対し、セレクトハイ弁9の第2の入口は、別の冗長リレー弁8に接続されている。
【0194】
この別の冗長リレー弁8は、第6の実施例1fでは空気調製ユニット2の構成部材であり、冗長リレー弁652,752,852,952と同じ(多回路保護弁の)圧縮空気供給導管に接続されている。
【0195】
セレクトハイ弁9の出口は、図16では商用車の前車軸の2つの常用ブレーキシリンダ3a,3bに接続されている。
【符号の説明】
【0196】
1a 電子ブレーキシステム
1b 電子ブレーキシステム
1c 電子ブレーキシステム
1d 電子ブレーキシステム
1e 電子ブレーキシステム
1f 電子ブレーキシステム
2 空気調製ユニット
3a 常用ブレーキシリンダ
3b 常用ブレーキシリンダ
3c 常用ブレーキシリンダ
3d 常用ブレーキシリンダ
4a トレーラ制御モジュール
4b トレーラ制御モジュール
4c トレーラ制御モジュール
4d トレーラ制御モジュール
4e トレーラ制御モジュール
4f トレーラ制御モジュール
5 電空1通路式調整器
6 電空2通路式調整器
7 フットブレーキモジュール
8 冗長リレー弁
9 セレクトハイ弁
10a パーキングブレーキ装置
10b パーキングブレーキ装置
12 圧縮空気供給部もしくは接続導管
13 セレクトハイ弁
13a 逆止弁
13b 逆止弁
14 逆止弁
16 分岐点
18 導管
20 双安定弁
22 制御導管
24 制御弁
26 圧力センサ
28 制御弁
30 絞り
32 圧力センサ
34 出口導管
36 接続導管
38 逆止弁
40 制御弁
42 制御弁
43 圧力センサ
44 双安定弁
45 絞り
46 導管
47 トレーラ出口接続部
48 制御弁
50 制御弁
52 冗長リレー弁
54 圧力センサ
56 接続部
110 パーキングブレーキ装置
112 圧縮空気供給部
113 セレクトハイ弁
114 逆止弁
116 分岐点
118 導管
120 双安定弁
122 制御導管
124 制御弁
126 圧力センサ
128 制御弁
130 絞り
132 圧力センサ
134 出口導管
136 接続導管
138 逆止弁
140 制御弁
141 3ポート2位置切替電磁制御弁
142 制御弁
143 圧力センサ
144 双安定弁
145 絞り
146 導管
147 トレーラ出口接続部
152 冗長リレー弁
154 圧力センサ
156 接続部
210 パーキングブレーキ装置
212 圧縮空気供給部
213 セレクトハイ弁
214 逆止弁
216 分岐点
218 導管
220 双安定弁
222 制御導管
224 制御弁
228 制御弁
230 絞り
232 圧力センサ
234 出口導管
236 接続導管
238 逆止弁
240 制御弁
241 3ポート2位置切替電磁制御弁
242 制御弁
243 圧力センサ
244 双安定弁
245 絞り
246 導管
247 トレーラ出口接続部
252 冗長リレー弁
254 圧力センサ
256 接続部
260 圧力センサ
310 パーキングブレーキ装置
312 圧縮空気供給部
313 セレクトハイ弁
314 逆止弁
316 分岐点
318 導管
320 双安定弁
322 制御導管
324 制御弁
326 圧力センサ
328 制御弁
330 絞り
332 圧力センサ
334 出口導管
336 接続導管
338 逆止弁
340 制御弁
341 3ポート2位置切替電磁制御弁
342 制御弁
343 圧力センサ
344 双安定弁
345 絞り
346 導管
347 トレーラ出口接続部
356 接続部
360 弁
362 弁
410 パーキングブレーキ装置
412 圧縮空気供給部
413 セレクトハイ弁
414 逆止弁
416 分岐点
418 導管
420 双安定弁
422 制御導管
424 制御弁
426 圧力センサ
428 制御弁
430 絞り
432 圧力センサ
434 出口導管
436 接続導管
446 導管
448 制御弁
450 制御弁
452 冗長リレー弁
454 圧力センサ
456 接続部
510 パーキングブレーキ装置
512 圧縮空気供給部
513 セレクトハイ弁
514 逆止弁
516 分岐点
518 導管
520 双安定弁
522 制御導管
524 制御弁
528 制御弁
530 絞り
532 圧力センサ
534 出口導管
536 接続導管
546 導管
548 制御弁
550 制御弁
552 冗長リレー弁
554 圧力センサ
556 接続部
610 パーキングブレーキ装置
612 圧縮空気供給部
613 セレクトハイ弁
614 逆止弁
616a 分岐点
616b 分岐点
618 導管
620 双安定弁
622 制御導管
624 制御弁
628 制御弁
630 絞り
632 圧力センサ
634 出口導管
636 接続導管
638 逆止弁
646 導管
647a 分岐導管
647b 別の出口導管
648 制御弁
649 制御弁
650 制御弁
651 制御弁
652 冗長リレー弁
654 圧力センサ
656 接続部
710 パーキングブレーキ装置
712 圧縮空気供給部
713 セレクトハイ弁
714 逆止弁
716a 分岐点
716b 分岐点
718 導管
720 双安定弁
722 制御導管
724 制御弁
728 制御弁
730 絞り
732 圧力センサ
734 出口導管
736 接続導管
738 逆止弁
746 導管
747a 分岐導管
747b 別の出口導管
747c 制御導管
748 制御弁
749 制御弁
750 制御弁
751 制御弁
752 冗長リレー弁
754 圧力センサ
756 接続部
810 パーキングブレーキ装置
812 圧縮空気供給部
813 セレクトハイ弁
814 逆止弁
816a 分岐点
816b 分岐点
818 導管
820 双安定弁
822 制御導管
824 制御弁
828 制御弁
830 絞り
832 圧力センサ
834 出口導管
836 接続導管
838 逆止弁
846 導管
847a 分岐導管
847b 別の出口導管
847c 制御導管
848 制御弁
849 3ポート2位置切替電磁制御弁
850 制御弁
851 3ポート2位置切替電磁制御弁
852 冗長リレー弁
854 圧力センサ
856 接続部
910 パーキングブレーキ装置
912 圧縮空気供給部
913 セレクトハイ弁
914 逆止弁
916a 分岐点
916b 分岐点
918 導管
920 双安定弁
922 制御導管
924 制御弁
928 制御弁
930 絞り
932 圧力センサ
934 出口導管
936 接続導管
941 3ポート2位置切替電磁制御弁
947a 分岐導管
947b 別の出口導管
949 制御弁
951 制御弁
952 冗長リレー弁
954 圧力センサ
956 接続部
S システム境界
EPM 電空調整器
図1a
図1b
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【国際調査報告】