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特表2022-540929印刷サポートを生成するためのプロセス及び関係する印刷システム
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  • 特表-印刷サポートを生成するためのプロセス及び関係する印刷システム 図1
  • 特表-印刷サポートを生成するためのプロセス及び関係する印刷システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-20
(54)【発明の名称】印刷サポートを生成するためのプロセス及び関係する印刷システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20220912BHJP
【FI】
G06F3/12 343
G06F3/12 303
G06F3/12 382
G06F3/12 364
G06F3/12 385
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022502845
(86)(22)【出願日】2020-07-14
(85)【翻訳文提出日】2022-02-24
(86)【国際出願番号】 IB2020056620
(87)【国際公開番号】W WO2021009680
(87)【国際公開日】2021-01-21
(31)【優先権主張番号】102019000011847
(32)【優先日】2019-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522018789
【氏名又は名称】フォトバ インターナショナル エッセ.エッレ.エッレ.
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マッダロン、ヴァルター
(57)【要約】
本開示は、プリンタ又は複数のプリンタを制御するマイクロプロセッサ・ユニットの常駐ソフトウェアを更新することを必要としない、光コードOCを読み取ることが可能な任意の自動カッターによって切断され得る、印刷サポートSを製造するためのプロセスを提供する。そのプロセスを実装する印刷可能なサポートの印刷システムも開示されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの画像とそれぞれの光コードとを用いて印刷サポートを生成するためのプロセスであって、前記画像が、前記光コードを読み取ることが可能な自動カッターを用いて前記印刷サポートからカット・アウトされ得、前記プロセスは、
前記サポート上に画像及び光コードを印刷するように構成された少なくとも1つのプリンタを準備し、設置することと、
少なくとも1つの画像と対応する光コードとを印刷するように前記プリンタに指令するように構成された常駐ソフトウェアを有する、マイクロプロセッサ・ユニットを準備し、設置することと、
光コードの画像ファイルを生成するように構成されたリモート・サーバを準備し、設置することと、
前記常駐ソフトウェアによって、前記サポート上の前記少なくとも1つの画像の切断されるべき境界の座標を生成することと、
前記サポート上に印刷されたカット・アウトされるべき各画像について、以下の動作、すなわち、
前記画像をカット・アウトするために自動カッターが実行しなければならない、前記自動カッターの基準位置に対するカットの少なくとも座標を表す対応するクエリ・ストリングを生成することと、
ネットワーク中の前記マイクロプロセッサ・ユニットを、リモート・サーバの少なくとも1つのホスト・アドレスと前記クエリ・ストリングとを含むURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)に接続することと、
前記クエリ・ストリングに対応する光コードのファイルを生成することであって、前記光コードが、前記自動カッターによって読み取られ得るフォーマットでカットの前記座標に関する情報を符号化する、光コードのファイルを生成することと、
前記リモート・サーバから前記マイクロプロセッサ・ユニットに前記光コード・ファイルを送信することと、
前記プリンタを用いて、前記自動カッターによって読み取り可能であり、カット・アウトされるべき前記画像に対応する位置において基板上に前記光コードを印刷することと
を実行することと
を含む、プロセス。
【請求項2】
前記基準位置が、前記印刷サポート上に印刷された長手方向基準マークの縁部に対して前記自動カッターの側面センサーの位置を特定する、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記クエリ・ストリングがASCII文字のストリングである、請求項1又は2に記載のプロセス。
【請求項4】
前記クエリ・ストリングは、前記印刷サポートがそれから製造される材料に関する情報をも表す、請求項1から3までのいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項5】
少なくとも1つの画像とそれぞれの光コードとを用いて印刷サポートを生成するための印刷システムであって、前記画像が、前記光コードを読み取ることが可能な自動カッターを用いて前記印刷サポートからカット・アウトされ得、前記印刷システムは、以下の機器、すなわち、
前記サポート上に画像及び光コードを印刷するように構成された少なくとも1つのプリンタと、
少なくとも1つの画像と対応する光コードとを印刷するように前記プリンタに指令するように構成された常駐ソフトウェアを有するマイクロプロセッサ・ユニットと、
光コードの画像ファイルを生成するように構成されたリモート・サーバと
を備え、
前記常駐ソフトウェアは、実行されたときに、前記サポート上の前記少なくとも1つの画像の切断されるべき境界の座標を生成し、前記サポート上に印刷された切断されるべき各画像について、以下の動作、すなわち、
前記画像をカット・アウトするために自動カッターが実行しなければならない、前記自動カッターの基準位置に対するカットの座標を表す対応するクエリ・ストリングを生成することと、
ネットワーク中の前記マイクロプロセッサ・ユニットを、前記リモート・サーバの少なくとも1つのホスト・アドレスと前記クエリ・ストリングとを含むURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)に接続することと、
前記自動カッターによって読み取り可能であり、切断されるべき前記画像に対応する位置において基板上に光コードを印刷することと
を実行するように構成され、
前記リモート・サーバは、以下の動作、すなわち、
前記クエリ・ストリングに対応する光コードのファイルを生成することであって、前記光コードが、前記自動カッターによって読み取られ得るフォーマットでカットの前記座標に関する情報を符号化する、光コードのファイルを生成することと、
前記リモート・サーバから前記マイクロプロセッサ・ユニットに前記光コードの前記ファイルを送信することと
を実行するように構成された、印刷システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、複数のピクチャがそれの上に印刷される基板、特に、印画紙、ファブリック、PVC、及びホイル状の又は巻き上げられた同様のリボンなどの切断に関する。より詳細には、本開示は、少なくとも1つのピクチャとそれぞれの光コードとを用いて印刷サポート(printed support)を製造するためのプロセス、並びにこのプロセスを実装するための関連する印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル復元(digital restitution)の技法を含む、グラフィック及び写真技法が重大な変革及び発展を遂げており、それにより、異なるサイズのピクチャをもつ、異なる特性及びサイズを有する基板のシート又はロール上のデジタル「ファイル」からのインク・ジェット印刷技術に向かってますます移行していることが知られている。個々のピクチャは、供給方向に平行な長手方向において、及び供給方向に直角な横断方向においてもカットを行うように構成された切断ユニットを備える切断デバイス中にシート又はロールのいずれかが導入される切断プロセスによって得られる。
【0003】
供給方向における基板の切断を可能にするように適応された1つ又は複数の長手方向切断ユニットと、供給方向に直角な基板の切断を可能にするように適応された少なくとも1つの横断方向切断ユニットとを備える自動切断デバイスが知られている。横断方向切断ユニットは、一般に、第1の横断方向ガイドに沿って移動可能であるが、長手方向切断ユニットは、一般に、第2の横断方向ガイドに結合され、それらの長手方向切断ユニットは、第2の横断方向ガイドに沿って、基板上に印刷されたピクチャの長手方向縁部に対応する所定の位置においてブロックされる。
【0004】
これらの切断デバイスには、長手方向切断ユニットと横断方向切断ユニットとの間のアラインメント誤差を補正するための自動補正手段と、切断されるべきピクチャの長手方向縁部及び横断方向縁部に沿って印刷された特殊な基準マークとが備えられ得る。補正手段は、たとえば反射式光学セルなどの光学ユニットと、たとえば、ピクチャの縁部に平行な1つ又は複数の黒色の帯からなる基準マークとを備える。このタイプの切断デバイスは、本出願人の名義におけるイタリア特許第102005901315597号中に記載されている。
【0005】
印刷されたピクチャを担持する基板を切断するための方法も知られており、それらの方法によれば、基板上の切断されるべきピクチャに加えて、特に、ピクチャの数、ピクチャの寸法、及び基板のマージンに対するピクチャの位置など、これらのピクチャに関係するデータを含んでいる光コードも印刷される。光コードは、たとえばバー・コードであり得る。
【0006】
これらの切断方法の実装のために構成された切断デバイスは、それぞれ、コードの取得のために構成された1つ又は複数の光学リーダーと、取得されたデータの処理、並びにこれらのデータに基づく横断方向切断ユニット及び長手方向切断ユニットの選択的制御のために構成された制御ユニットとを備える。
【0007】
米国特許第4506824号及び米国特許第4784318号には、たとえば、紙のシートの標準的なフォーマットに対応する一定の方式に従って構成された長手方向切断ユニット及び横断方向切断ユニットが、基板上に印刷されたコードに由来するサイズ及び位置情報に基づいて選択的に実装される、自動切断デバイスが記載されている。
【0008】
欧州特許第947880号には、前の自動切断デバイスと同様の自動切断デバイスが記載されているが、その特許では、長手方向切断ユニットは、個々にモーターが付いており、それぞれの横断方向ガイドに沿って互いに個々に独立して配置され得る。この構成では、自動切断デバイスが、基板上に印刷されたピクチャの特定のセットに、すなわち、基板のマージンに対するピクチャの特定の寸法、数、及び構成に適応することが可能になる。光コードは、単一のピクチャ、又はピクチャのセットと組み合わせられ、ピクチャの通過の前に切断ユニットの構成を可能にするために、供給方向においてこれらのピクチャに先行することができる。光コードはまた、基板の処理中に長手方向における基板の熱膨張によって引き起こされるピクチャの位置変動を補償するために必要な、横断方向カットの位置の補正を可能にするために、各ピクチャの後、又はピクチャのセット中に印刷され得る。
【0009】
図1は、複数のピクチャS1及びS2を含んでいるサポートS上に印刷された光コードOC、並びにカット・アウトされるべきピクチャS1及びS2の長手方向縁部及び横断方向縁部に沿って基板S上に印刷された基準マークRMを示す。一般に、自動カッターには、ピクチャS1、S2などの縁部に平行な1つ又は複数の黒色の帯の形態のRM基準マークを検出するように構成された反射式光学セル125が備えられる。これらの光学セル125は、有利には、これらの光OCコードを読み取るように構成された光学リーダー123に関連付けられる。光コードOCは、一般に、基板Sの縁部に対するピクチャS1、S2などの構成についてのデータを含んでおり、これらのデータに基づいて、自動カッターの長手方向切断ユニット及び横断方向切断ユニットの位置が決定され得、それらの切断ユニットがそれに応じて制御される。連続的なサポート上に印刷された各ピクチャの切断動作を案内するための情報をもつ光コードを使用することは便利であるが、この技法は、現在、自動カッターから正確に切断され得る印刷サポートを生成するために、プリンタ・ソフトウェアの頻繁な更新を必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】イタリア特許第102005901315597号
【特許文献2】米国特許第4506824号
【特許文献3】米国特許第4784318号
【特許文献4】欧州特許第947880号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0011】
これらの制限を克服するために、本開示は、プリンタ(又は複数のプリンタ)に指令するマイクロプロセッサ・ユニットの常駐ソフトウェアを更新することを必要としない、光コードを読み取ることが可能な任意の自動カッターによって切断され得る、印刷サポートを生成するためのプロセスを提供する。
【0012】
本開示の方法の一態様によれば、マイクロプロセッサ・ユニットにおいて、印刷可能なサポート上に印刷されるべきピクチャを管理するための常駐ソフトウェアがインストールされ、常駐ソフトウェアは、切断されるべき各ピクチャの境界に関する情報を生成し、常駐ソフトウェアはサポート上の各ピクチャについてのクエリの対応するストリングを生成する。マイクロプロセッサ・ユニットは、リモート・サーバの少なくとも1つのホスト・アドレスとクエリ・ストリングとを含むURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ:Uniform Resource Locator)にネットワークを介して接続する。サーバ上にインストールされたリモート・プログラムのおかげで、サーバは、クエリ・ストリングを処理し、自動カッターにとって理解できるフォーマットで、切断されるべきピクチャの境界についての情報を含んでいる対応する光コードのファイルを生成し、次いで、そのような光コードのファイルを、自動カッターによって読み取られるような位置に基板上の光コードの印刷を制御するマイクロプロセッサ・ユニットに送る。
【0013】
このプロセスは、印刷可能な媒体を印刷するための印刷システムを介して実装され得、本システムは、以下の機器、すなわち、
サポート上にピクチャ及び光コードを印刷するように構成された少なくとも1つのプリンタと、
少なくとも1つのピクチャと関係する光コードとを印刷するようにプリンタに指令するように構成された常駐ソフトウェアを有するマイクロプロセッサ・ユニットと、
光コード・ピクチャ・ファイルを生成するように構成されたリモート・サーバと
を備え、システム常駐ソフトウェアは、実行されたときに、サポート上の少なくとも1つのピクチャの切断されるべき境界の座標を生成し、サポート上に印刷された切断されるべき各ピクチャについて、以下の動作、すなわち、
ピクチャをカット・アウトするために自動カッターが実行しなければならない、自動カッターの基準位置に対するカットの座標を表す対応するクエリ・ストリングを生成することと、
ネットワーク中のマイクロプロセッサ・ユニットを、リモート・サーバの少なくとも1つのホスト・アドレスと前記クエリ・ストリングとを含むURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)に接続することと、
自動カッターによって読み取られ得、切断されるべきピクチャに対応し得る位置において基板上に光コードを印刷することと
を実行するように構成され、
前記リモート・サーバは、以下の動作、すなわち、
前記クエリ・ストリングに対応する光コードのファイルを生成することであって、その光コードが、自動カッターによって読み取り可能なフォーマットでカットの座標についての情報を符号化することと、
リモート・サーバからプリンタに光コード・ファイルを送信することと
を実行するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】自動カッターの切断ユニットの位置を設定するための光コードの一実例がそれの上にある、印刷されたピクチャを担持する基板の一部分の平面図である。
図2】本開示の方法に従って自動的にサーバによって生成され、サポート上に印刷され得るバー・コードのピクチャの一実例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
印刷媒体の印刷を制御するマイクロプロセッサ・ユニットにおいて実行するために現在使用されているソフトウェアは、一般に、複雑で費用がかかり、頻繁に更新されない。より良い性能又は他の改善をもつ、カッターの更新された特徴が、プリンタを管理するマイクロプロセッサ・ユニットのいかなるソフトウェアによっても活用され得ないことが時々起こる。
【0016】
その上、顧客によって望まれるピクチャの構成を用いて印刷媒体を生成する傾向があり、このことにより切断動作の標準化はより一層減少し、代わりに、切断動作を実行されるべきタスクごとに構成しなければならなくなる。
【0017】
自動カッターの切断デバイスを案内するために機能する、1つ又は複数のピクチャと光コードとを含んでいる印刷サポートの印刷を制御するマイクロプロセッサ・ユニットのソフトウェアを頻繁に更新しなければならないことを回避するために、本開示は、光コードの生成が、好ましくはクラウドベースの、リモート・サーバに委ねられる方法を提供する。その場合、常駐印刷ソフトウェアを実行するユニットをリモート・サーバに接続することによって、ピクチャに関連付けられた少なくとも1つの光コードをもつ印刷サポートが生成される。
【0018】
このプロシージャの関連がある利点は、光コードの生成が、サーバ上で動作する簡単なコンピュータ・プログラムに委ねられるので、印刷を制御するマイクロプロセッサ・ユニットの常駐ソフトウェアはもはやこの動作を処理する必要がないことにある。結果として、市販されているすべての最近の自動カッター、及び/又はユーザが印刷するために決定することができるすべての可能なフォーマット、及び/又はすべての可能な印刷可能なサポートをサポートするために、もはや常駐ソフトウェアを更新する必要がなく、リモート・サーバ上で動作する簡単なプログラムを更新することで十分である。その利点は、常駐ソフトウェアがそれの上にインストールされた単一の又は複数のマイクロプロセッサ・ユニットに接続された複数のプリンタを備える普及したシステムにおいてより一層感じられる。同時に、新しいタイプの自動カッターをサポートするために、又はカットの特定のシーケンスを実行するために、多くのマイクロプロセッサ・ユニットのソフトウェアを更新することは、特に費用がかかるであろうし、そのことが必要な頻度で実行され得る可能性は低い。
【0019】
本開示のプロセスによれば、プリンタを制御するマイクロプロセッサ・ユニット中の常駐ソフトウェアが、切断されるべきピクチャの境界の座標を識別すると、この常駐ソフトウェアは、そのピクチャをカット・アウトするために自動カッターが実行しなければならないカットの座標を表す対応するクエリ・ストリングを生成する。カットの座標は、一般に、たとえば、印刷サポート上に印刷された長手方向基準マークの縁部の位置など、自動カッターの基準位置に対して定義される。クエリ・ストリングは、したがって、サーバに送信されなければならない要素であり、クエリ・ストリングは、行われるべきカットに関する情報を符号化する。
【0020】
好都合なことに、クエリ・ストリングは、たとえば、印刷サポートの長手方向基準マークの右側に対して行われるべき3つの長手方向カットの座標を示すための、たとえば
Cut1=100&Cut2=1832&Cut3=3555
というタイプのASCII文字の英数字列であろう。
【0021】
一態様では、クエリ・ストリングは、好都合なことに、
Cut1=x1&Cut2=x2&Cut3=x3&...
のような構造を有することができ、
x1<x2<x3...
は、カッターの基準位置から始まる順序で示されている、行われるべきカットの座標である。
【0022】
常駐印刷ソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ・ユニットは、たとえば、
protocol://host/querystring
というタイプの、リモート・サーバの少なくとも1つのホスト・アドレスとクエリ・ストリング(「querystring」)とを含むユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)を用いてリモート・サーバに接続し、ここで、「protocol」は、サーバにアクセスするために使用されるべきプロトコル(たとえば、HTTP、HTTPSなど)を示す。
【0023】
随意には、URLはまた、あるタイプのカッターのための(並びに/又は特定の顧客のための、及び/若しくは特定のタイプの印刷サポートのための)光コードを生成するために「querystring」クエリ・ストリングを用いてアクセスされるべき、その特定のタイプのカッターのための(及び/又はその特定の顧客/サポートのための)特定のページを識別するためのサーバ上の経路の指示(「path」)
protocol://host/path?querystring
を含んでもよい。
【0024】
このアクセスに応答して、リモート・サーバは、送られたクエリ・ストリングに対応する、たとえば、図2に示されたタイプの光コードの対応するファイルを生成し、その光コードは、自動カッターによって読み取り可能なフォーマットで、行われるべきカットの座標に関する情報を符号化する。
【0025】
一態様によれば、フォーマットは、カッター・モデル及び/又はサポートのタイプ、たとえば、ボール紙、紙、又はファブリックによって異なり得る。
【0026】
光コードは、次いで、カット・アウトされるべきピクチャに対応するサポート上に光コードを印刷するプリンタに指令する常駐ソフトウェアを実行するユニットに送信される。
【0027】
本開示のプロセスのおかげで、プリンタを制御するマイクロプロセッサ・ユニットによって実行される常駐ソフトウェアを更新する必要なしに、光コードがそれに従って生成されるルールを更新することがより容易になる。また、サポートからピクチャを切断する必要がある自動カッターが常駐ソフトウェアよりも最近のものであった場合でも、異なる自動カッターのための異なるバー・コードを生成することが可能である。
【0028】
さらに、特定の顧客のさらなる情報を含んでいるように光コードをカスタマイズすることが必要とされる場合、本開示のプロシージャを用いると、このことは、常駐ソフトウェアを更新する必要なしに、リモート・サーバのみを再構成することによって容易に行われ得る。
図1
図2
【国際調査報告】