(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-21
(54)【発明の名称】アドバルーンを利用したシェードキャノピー
(51)【国際特許分類】
E04H 15/20 20060101AFI20220913BHJP
E04H 15/54 20060101ALI20220913BHJP
E04H 15/18 20060101ALI20220913BHJP
【FI】
E04H15/20 A
E04H15/20 C
E04H15/54
E04H15/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022502306
(86)(22)【出願日】2020-07-10
(85)【翻訳文提出日】2022-01-12
(86)【国際出願番号】 KR2020009086
(87)【国際公開番号】W WO2021010668
(87)【国際公開日】2021-01-21
(31)【優先権主張番号】10-2019-0086574
(32)【優先日】2019-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0084953
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522015434
【氏名又は名称】ペク, チン フム
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】弁理士法人WisePlus
(72)【発明者】
【氏名】ペク, チン フム
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141AA01
2E141AA09
2E141BB01
2E141BB03
2E141CC01
2E141CC03
2E141EE03
2E141EE04
2E141EE23
2E141EE32
(57)【要約】
【課題】アドバルーンを利用したシェードキャノピーの提供。
【解決手段】アドバルーンを利用したシェードキャノピーに係り、気体が注入される外部フレームと、外部フレーム内部に具備されながら、気体が注入される内部フレームと、を含むフレームと;フレームの内部に形成される空間を覆うことができる覆い部と;覆い部とフレームとを連結する連結部と;を含み、該連結部は、覆い部がフレームに対して移動自在に、覆い部とフレームとを連結させることを特徴とする。
【選択図】
図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上に陰を形成するシェードキャノピーにおいて、
気体が注入される外部フレームと、前記外部フレーム内部に具備される内部フレームと、を含むフレームと;
前記フレームの内部に形成される空間を覆うことができる覆い部と;
前記覆い部と前記フレームとを連結する連結部と;を含み、
前記連結部は、前記覆い部が前記フレームに対して移動自在に、前記覆い部と前記フレームとを連結させることを特徴とするアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項2】
前記覆い部は、前記連結部が結合される枠部と、前記枠部内部に具備されるオーニング部とを含み、前記オーニング部には、気体が注入されることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項3】
前記外部フレームには、前記外部フレームを固定させることができる外部紐が具備され、
前記内部フレームには、前記内部フレームを固定させることができる内部紐が具備されることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項4】
前記フレームの内部に形成される空間には、一端と他端とが前記フレームに結合されるサポート支持台が具備されることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項5】
前記フレームの内部に形成される空間には、複数個の前記サポート支持台が結合され、
前記サポート支持台の一端と他端は、前記フレームの上部、中間部、下部のうちある一地点に結合されることを特徴とする請求項4に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項6】
前記連結部は、前記フレームの上部に向けて突出するように結合されるバー形状の移動部と、前記移動部の終端に具備される栓部と、を含み、
前記覆い部は、連結孔が形成されながら、前記移動部に嵌め込まれ、前記栓部は、前記覆い部の連結孔より広い幅を有することを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項7】
前記移動部は、前記フレームの上面に結合されるか、あるいは前記フレームの内側に結合されることを特徴とする請求項6に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項8】
前記覆い部は、前記移動部に移動自在に嵌め込まれるか、あるいは前記移動部の上部に固定されるように、前記移動部に嵌め込まれることを特徴とする請求項6に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項9】
前記連結部は、
前記覆い部の一側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の一側と前記フレームとを連結させる第1連結部と、
前記覆い部の他側が前記フレームに対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部の他側と前記フレームとを連結させる第2連結部と、を含み、
前記覆い部は、前記覆い部の一側においてのみ上向き移動自在に、前記フレームにヒンジ結合されることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項10】
前記第1連結部は、前記覆い部と前記フレームの一側とを連結させ、前記フレームの上部に向けて突出すように結合されるバー形状の第1移動部と、前記第1移動部の終端に具備される第1栓部とを含み、
前記第1移動部は、前記フレームに対し、上向き斜線方向に延長されることを特徴とする請求項9に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項11】
前記第2連結部には、スプリングが具備されることを特徴とする請求項9に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項12】
前記連結部は、
前記覆い部の一側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の一側と前記フレームとを連結させる第1連結部と、
前記覆い部の中間部が前記フレームに対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部の中間部と前記フレームとを連結させる第2連結部と、
前記覆い部の他側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の他側と前記フレームとを連結させる第3連結部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項13】
前記フレームは、筒状であり、
前記フレームには、筒状の前記フレームが捩じられる捩じり部が具備されることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項14】
前記捩じり部は、2回または3回捩じられ、
前記捩じり部には、固定カバーが結合され、
前記固定カバーは、L字形、T字形、十字形のうちいずれか1つの形状であることを特徴とする請求項13に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項15】
前記フレームには、ロープ固定具が具備され、前記ロープ固定具に差し入れられるロープをさらに含み、
前記ロープは、前記フレームの下部に延長され、
前記連結部は、前記覆い部が前記フレームに対して移動自在に、前記覆い部を前記ロープに連結することを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項16】
前記ロープには、前記ロープ固定具を通過することができない移動固定部が具備されることを特徴とする請求項16に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項17】
前記覆い部は、複数層の層によってなることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項18】
前記フレームは、気体が注入される第1フレームと、前記第1フレームを取り囲みながら気体が注入される第2フレームと、を含みながら、二重幕構造によってなることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項19】
前記フレームを覆うことができる網状の安全網と、
前記安全網または前記フレームに結合され、前記フレームの内部に形成される内部空間を覆うことができる補助覆い部と、
前記安全網または前記フレームに前記補助覆い部を連結する補助連結部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【請求項20】
前記フレームは、地上に設けられる支持構造物に設けられることを特徴とする請求項1に記載のアドバルーンを利用したシェードキャノピー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アドバルーンを利用したシェードキャノピーに係り、さらに詳細には、気体が注入され、空中に上昇するフレームに、上向き移動自在に覆い部を設けることにより、フレームと覆い部との間に通風が可能であり、空中に高く上げられた覆い部を介し、フレーム下部に陰を形成することができるアドバルーンを利用したシェードキャノピーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、野外イベント会場や、公園などには、日差しを避けるシェードキャノピーが設けられるが、該シェードキャノピーは、支持台を使用するシェードキャノピーと、支持台がないシェードキャノピーとに分けられる。支持台がないシェードキャノピーは、広さが狭い場合、一般的に、該シェードキャノピーの中央ではなく、該シェードキャノピーの終端部分に、いくつかの柱を設け、その上に、日差し遮断布を設け、シェードキャノピーを作る。
【0003】
しかし、該シェードキャノピーが広いシェードキャノピーである場合、いくつかの支持台をシェードキャノピーの終端部分に設けた後、シェードキャノピーの中央部分が、重力によって垂れることを防止するため、シェードキャノピーの中央部にも、支持台を設ける。
【0004】
支持台がないシェードキャノピーは、一般的に、四角の平面によってなるシェードキャノピー終端部分の四隅に連結リングがあり、該連結リングをロープで結び、該4本のロープを、四角形のシェードキャノピーになるようにしっかりと引っ張った後、柱やエッジに連結し、シェードキャノピーを設ける。
【0005】
しかし、従来のシェードキャノピーは、高さが低く、風が通らず、夏季には、非常に暑く、シェードキャノピーの中央部に支持台を設ければ、大型の椅子、テーブル、食卓のようなイベント会場の器具を置くのに困難が伴う。
【0006】
また、視野を遮ぎり、移動と活動とに不都合にもなるが、何よりも、シェードキャノピーを、広く、長く、高く設ける場合、強風にシェードキャノピーが崩壊してしまう場合があり、取り付けコストが増してしまうという問題点がある。
【0007】
一方、ヘリウム、水素が入っているアドバルーンは、空中に高く浮かべ、各種のレジャー用やイベント用の広告に多用されている。従来、通風機能のないアドバルーンは、大きさが過度に大きくなれば、強風でロープが切れたり、アドバルーンが破損されたりするという短所があり、アドバルーンの重さのために、その上に他の構造を形成し難いという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前述の問題点を解決するためのものであり、さらに詳細には、気体が注入され、空中に上昇するフレームに、上向き移動自在に覆い部を設けることにより、フレームと覆い部との間に通風が可能であり、空中に高く上げられた覆い部を介し、フレーム下部に陰を形成することができるアドバルーンを利用したシェードキャノピーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーは、気体が注入される外部フレームと、前記外部フレーム内部に具備される内部フレームと、を含むフレームと;前記フレームの内部に形成される空間を覆うことができる覆い部と;前記覆い部と前記フレームとを連結する連結部と;を含み、前記連結部は、前記覆い部が前記フレームに対して移動自在に、前記覆い部と前記フレームとを連結させることを特徴とするものである。
【0010】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記覆い部は、前記連結部が結合される枠部と、前記枠部内部に具備されるオーニング部とを含み、前記オーニング部には、気体が注入されうる。
【0011】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記外部フレームには、前記外部フレームを固定させることができる外部紐が具備され、前記内部フレームには、前記内部フレームを固定させることができる内部紐が具備されうる。
【0012】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームの内部に形成される空間には、一端と他端とが前記フレームに結合されるサポート支持台が具備されうる。
【0013】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームの内部に形成される空間には、複数個の前記サポート支持台が結合され、前記サポート支持台の一端と他端は、前記フレームの上部、中間部、下部のうちある一地点に結合されうる。
【0014】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記連結部は、前記フレームの上部に向けて突出するように結合されるバー形状の移動部と、前記移動部の終端に具備される栓部と、を含み、前記覆い部は、連結孔が形成されながら、前記移動部に嵌め込まれ、前記栓部は、前記覆い部の連結孔より広い幅を有することができる。
【0015】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記移動部は、前記フレームの上面に結合されるか、あるいは前記フレームの内側に結合されうる。
【0016】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記覆い部は、前記移動部に移動自在に嵌め込まれるか、あるいは前記移動部の上部に固定されるように、前記移動部に嵌め込まれうる。
【0017】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記連結部は、前記覆い部の一側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の一側と前記フレームとを連結させる第1連結部と、前記覆い部の他側が前記フレームに対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部の他側と前記フレームとを連結させる第2連結部とを含み、前記覆い部は、前記覆い部の一側においてのみ上向き移動自在に、前記フレームにヒンジ結合されうる。
【0018】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記第1連結部は、前記覆い部と前記フレームの一側とを連結させ、前記フレームの上部に向けて突出するように結合されるバー形状の第1移動部と、前記第1移動部の終端に具備される第1栓部とを含み、前記第1移動部は、前記フレームに対して上向き斜線方向に延長されうる。
【0019】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記第2連結部には、スプリングが具備されうる。
【0020】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記連結部は、前記覆い部の一側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の一側と前記フレームとを連結させる第1連結部と、前記覆い部の中間部が前記フレームに対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部の中間部と前記フレームとを連結させる第2連結部と、前記覆い部の他側が前記フレームに対して上向き移動自在に、前記覆い部の他側と前記フレームとを連結させる第3連結部と、を含んでもよい。
【0021】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームは、筒状であり、前記フレームには、筒状の前記フレームが捩じられる捩じり部が具備されうる。
【0022】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記捩じり部は、2回または3回捩じられ、前記捩じり部には、固定カバーが結合され、前記固定カバーは、L字形、T字形、十字形のうちいずれか1つの形状であってもよい。
【0023】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームには、ロープ固定具が具備され、前記ロープ固定具に差し入れられるロープをさらに含み、前記ロープは、前記フレームの下部に延長され、前記連結部は、前記覆い部が前記フレームに対して移動自在に、前記覆い部を前記ロープに連結することができる。
【0024】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記ロープには、前記ロープ固定具を通過することができない移動固定部が具備されうる。
【0025】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記覆い部は、複数層の層によってなってもよい。
【0026】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームは、気体が注入される第1フレームと、前記第1フレームを取り囲みながら気体が注入される第2フレームと、を含みながら、二重幕構造になってもよい。
【0027】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーは、前記フレームを覆うことができる網状の安全網と、前記安全網または前記フレームに結合され、前記フレームの内部に形成される内部空間を覆うことができる補助覆い部と、前記安全網または前記フレームに前記補助覆い部を連結する補助連結部と、を含んでもよい。
【0028】
前述の問題点を解決するための本発明のアドバルーンを利用したシェードキャノピーの前記フレームは、地上に設けられる支持構造物に設けられうる。
【発明の効果】
【0029】
本発明は、アドバルーンを利用したシェードキャノピーに係り、気体が注入され、空中に上昇するフレームに、上向き移動自在に覆い部を設けることにより、フレームと覆い部との間に通風が可能であり、空中に高く上げられた覆い部を介し、フレーム下部に陰を形成することができるという長所がある。
【0030】
また、本発明は、空中に上昇するフレームに覆い部を具備し、陰を形成することにより、フレーム下部の空間を確保することができ、フレーム下部において、空気流を円滑にさせ、清涼なシェードキャノピーを形成することができるという長所がある。
【0031】
そのように、本発明は、フレームを二重構造で形成することにより、ヘリウムガスが漏れることを防止することができるという長所があり、空中に上昇するフレームに覆い部を具備し、陰を形成することにより、設置コストが低廉であるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1A】本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーを示す図である。
【
図2A】本発明の実施形態による、枠部とオーニング部とを含む覆い部を示す図である。
【
図2B】本発明の実施形態による、枠部とオーニング部とを含む覆い部を示す図である。
【
図2C】本発明の実施形態による、台形断面を有する内部フレームを示す図である。
【
図3A】本発明の実施形態により、フレームの内部空間に複数個のサポート支持台が具備されたところを示す図である。
【
図4A】本発明の実施形態による、移動部と栓部とを含む連結部を示す図である。
【
図4B】フレームの内側に、移動部ハウジングが具備されたところを示す図である。
【
図4C】移動部ハウジングに挿入され、スライド移動される移動部を示す図である。
【
図5A】本発明の実施形態により、第1連結部を介し、覆い部の一側は、フレームが移動可能に結合され、第2連結部を介し、覆い部の他側は、フレームに固定結合されたところを示す図である。
【
図5B】本発明の実施形態により、第1連結部を介し、覆い部の一側は、フレームが移動可能に結合され、第2連結部を介し、覆い部の他側は、フレームに固定結合されたところを示す図である。
【
図5C】本発明の実施形態により、第2連結部にスプリングが具備されたところを示す図である。
【
図6】本発明の実施形態により、第1連結部と第3連結部とを介し、覆い部の一側と他側は、フレームが移動可能に結合し、第2連結部を介し、覆い部の中間部は、フレームに固定結合されたところを示す図である。
【
図7A】本発明の実施形態による、フレームに捩じり部が具備されたところを示す図である。
【
図7B】本発明の実施形態による、フレームにL字形固定カバーが具備されたところを示す図である。
【
図7C】本発明の実施形態による、フレームにT字形固定カバーが具備されたところを示す図である。
【
図8A】本発明の実施形態により、捩じり部が具備された複数個のフレームを示す図である。
【
図8B】十字形固定カバーを介し、複数個のフレームを結合したところを示す図である。
【
図9A】本発明の実施形態により、フレームに両側面にロープが結合されながら、ロープに移動固定部が具備されたところを示す図である。
【
図9B】本発明の実施形態により、連結部を介し、ロープと覆い部とを連結したところを示す図である。
【
図10A】本発明の実施形態により、複数層の層によってなる覆い部を示す図である。
【
図10B】本発明の実施形態により、複数層の層によってなる覆い部を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態により、第1フレームと第2フレームとを介し、二重幕構造を形成するフレームを示す図である。
【
図12A】本発明の実施形態による、フレームの多様な形状を示す図である。
【
図12B】本発明の実施形態による、フレームの多様な形状を示す図である。
【
図12C】本発明の実施形態による、フレームの多様な形状を示す図である。
【
図12D】本発明の実施形態による、フレームの多様な形状を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態による、袋と枠覆い部とを示す図である。
【
図14A】本発明の実施形態により、フレームに安全網が被せられたところを示す図である。
【
図14B】本発明の実施形態による、安全網に補助覆い部が結合されたところを示す図である。
【
図14C】本発明の実施形態による、補助覆い部の形状を示す図である。
【
図15】本発明の実施形態により、フレームに突出部が具備されたところを示す図である。
【
図16】本発明の実施形態により、フレームが設けられる支持構造物を示す図である。
【
図17A】本発明の他の実施形態により、網構造物にフレームが設けられることを示す図である。
【
図17B】本発明の他の実施形態により、網構造物にフレームが設けられることを示す図である。
【
図18】本発明の他の実施形態により、気体が注入される外部フレーム内部に、紐によってなりながら、空スペースがある円形の網形態に、内部フレームが配されるところを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本明細書は、本発明の権利範囲を明確にし、本発明が属する技術分野で当業者が本発明を実施することができるように、本発明の原理について説明し、本実施形態を開示する。開示された実施形態は、多様な形態に具現されうる。
【0034】
本発明の多様な実施形態において使用される「含む」または「含んでもよい」のような表現は、発明(disclosure)された当該の機能、動作または構成要素などの存在を示し、さらなる1以上の機能、動作または構成要素などを制限するものではない。また、本発明の多様な実施形態において、「含む」または「有する」のような用語は、明細書に記載された特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせが存在することを指定するものであり、1またはそれ以上の他の特徴、数、段階、動作、構成要素、部品、またはそれらの組み合わせの存在または付加の可能性を事前に排除するものではないと理解されなければならない。
【0035】
ある構成要素が他の構成要素に、「連結されて」いたり、「結合されて」いたりすると言及されたときには、前述のある構成要素が、前述の他の構成要素に、直接に連結または結合されてもよいが、前述のある構成要素と、前述の他の構成要素との間に、新たな他の構成要素が存在しうるとも理解されなければならないのである。なお、ある構成要素が他の構成要素に、「直接連結されて」いたり、「直接結合されて」いたりすると言及されたときには、前述のある構成要素と、前述の他の構成要素との間に、新たな他の構成要素が存在しないと理解されなければならない。
【0036】
本明細書で使用される第1、第2のような用語は、多様な構成要素についての説明に使用されうるが、該構成要素は、用語によって限定されるものではない。該用語は、1つの構成要素を、他の構成要素から区別する目的のみに使用される。
【0037】
本発明は、アドバルーンを利用したシェードキャノピーに係わるものであり、気体が注入され、空中に上昇するフレームに、上向き移動自在に覆い部を設けることにより、フレームと覆い部との間に通風が可能であり、空中に高く上げられた覆い部を介し、フレーム下部に陰を形成することができるアドバルーンを利用したシェードキャノピーに係わるものである。以下、添付図面を参照し、本発明の望ましい実施例について詳細に説明する。
【0038】
図1Aないし
図1Cを参照すれば、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、フレーム110、覆い部120、連結部130を含む。
【0039】
前記フレーム110は、気体が注入される外部フレーム111と、前記外部フレーム111内部に具備されながら、気体が注入される内部フレーム112と、を含む。前記フレーム110は、気体が注入されるアドバルーンでもあり、前記フレーム110は、外部において骨格を形成する前記外部フレーム111と、前記外部フレーム111内部において空間を形成するように、前記外部フレーム111に結合される前記内部フレーム112と、を含む。
【0040】
前記フレーム110に注入される気体は、ヘリウム、水素であってもよいが、それらに限定されるものではなく、前記フレーム110を空中に上昇させることができる気体であるならば、多様な気体であってもよい。
【0041】
前記フレーム110は、
図1Aのように、四角形状をなしながら、内部に格子構造が形成されうる。具体的には、前記外部フレーム111内部に、前記内部フレーム112が格子構造に配されることにより、前記フレーム110内部に空間を形成することができることになる。
【0042】
前記フレーム110は、内部に空間を形成することにより、空気が、前記フレーム110内部空間を貫通することができることになる。従来のアドバルーンは、空気が通ずる通路が具備されていないことにより、その大きさが大きくなれば、空気の圧力により、アドバルーンを固定させるロープが切れるか、あるいはアドバルーンが破損されるというような問題がある。
【0043】
本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、そのような問題点を解決するために、前記フレーム110内部に空間を形成しながら、空気を通じさせることができるのである。前記フレーム110内部空間を介し、空気が通過することにより、空気が、前記フレーム110に加える圧力を減らすことができることになり、それを介し、前記フレーム110を固定させるロープの破損や、前記フレーム110自体の破損を防止することができる。
【0044】
図1Aにおいては、前記フレーム110を四角形状に図示しているが、それに限定されるものではない。
図12Aないし
図12Dを参照すれば、前記フレーム110の外部骨格を形成する前記外部フレーム111と、前記外部フレーム111に設けられるものの、内部に空間を形成する前記内部フレーム112と、を介し、多様な形状に、前記フレーム110が作製されうる。
【0045】
具体的には、前記フレーム110は、タイヤ形状、星状、カモメ型、反り返った四角形状のような多様な形状をなしながら、内部に空間を形成することができ、前記フレーム110は、三次元立体形状にもなる。
【0046】
ここで、前記外部フレーム111は、気体が注入されるフレームであってもよい、前記内部フレーム112は、気体が注入されるフレームであっても、気体が注入されていないフレームであってもよい。
【0047】
前記内部フレーム112は、前記外部フレーム111と同一気体が注入されながら、膨脹するフレームであってもよく、紐、ロープによってなりながら、気体が注入されないフレームであってもよい。
【0048】
図1Aを参照すれば、前記フレーム110には、前記フレーム110に気体を注入するための気体注入口113が具備され、前記フレーム110には、ロープ170を固定させるためのロープ固定具114が具備されうる。前記ロープ固定具114には、前記ロープ170が差し入れられ、前記ロープ170は、一側が固定された地点に結合されながら、前記フレーム110を固定させることができる。前記ロープ固定具114は、複数個が具備され、複数個の前記ロープ170を介し、前記フレーム110を固定させることができる。
【0049】
図1B及び
図1Cは、
図1Aの前記覆い部120が具備された部分を示す図面である。
図1A、
図1B、
図1Cを参照すれば、前記覆い部120は、前記フレーム110の内部に形成される空間を覆うことができるのである。前記覆い部120は、前記外部フレーム111と前記内部フレーム112とが形成する空間を覆うことができ、前記内部フレーム112間に形成される空間を覆うことができるのである。前記覆い部120は、陰が形成される位置により、前記フレーム110の多様な地点に配されてもよい。
【0050】
前記覆い部120は、紫外線遮断フィルム、赤外線遮断フィルム、可視光線遮断フィルムによってなるものであってもよく、日差しを遮りながら、陰を形成することができるのである。前記覆い部120は、紫外線、赤外線、可視光線を遮断するために、赤外線遮断フィルム、紫外線遮断フィルム、可視光線遮断フィルムによってなってもよく、透明な紫外線遮断剤、赤外線遮断剤、可視光線遮断剤が含有されたポリエチレンフィルムによってなってもよい。
【0051】
前記覆い部120が透明なフィルムによってなるならば、前記覆い部120を介し、空を見ることができるという長所がある。また、前記覆い部120をフィルムで形成すれば、前記覆い部120の重さが軽くなることにより、前記フレーム110を介し、空中に容易に浮かべることができるという長所がある。
【0052】
ただし、前記覆い部120は、それらに限定されるものではなく、前記覆い部120は、日差しを遮断して陰を形成することができるものであるならば、多様な構成が使用されうる。例えば、前記覆い部120は、ビニール、布地、生地によってなってもよい。
【0053】
前記フレーム110内部には、内部空間が形成され、前記覆い部120により、前記内部空間を覆うことにより、前記フレーム110の体積を小さくしながら、シェードキャノピーを形成することができる。このとき、前記覆い部120は、軽い材質からなることにより、前記フレーム110に注入される気体を介し、前記フレーム110と前記覆い部120とを空中に浮かべることができ、前記フレーム110の体積を小さくしながら、前記覆い部120を軽い材質で形成することにより、使用されるヘリウムのような気体の使用量を減らすことができる。
【0054】
前記覆い部120は、前記フレーム110の内部空間を覆うものの、前記フレーム110に対し、移動自在に設けられてもよい。具体的には、前記覆い部120は、前記フレーム110に対し、上向き移動自在に設けられることにより、風が吹いてくれば、風によって前記覆い部120は前記フレーム110の上部方向に移動されうる。
【0055】
前記覆い部120が、前記フレーム110の上部方向に移動されることにより、前記覆い部120と前記フレーム110との間に空間が形成され、前記空間を介し、空気が移動されながら通風されうる。
【0056】
前述のように、アドバルーンに空気が通ずる通路が具備されていなければ、アドバルーンに加えられる空気の圧力により、アドバルーンを固定させるロープが切れるか、あるいはアドバルーンが破損されるというような問題がある。
【0057】
前記覆い部120でもって、前記フレーム110の内部空間を覆うとき、空気が移動される通路が具備されていなければ、空気の圧力により、前記フレーム110や前記覆い部120が損傷される危険性があり、前記フレーム110を固定させる前記ロープ170が切れる危険性がある。
【0058】
しかし、本発明の実施形態による前記覆い部120は、前記フレーム110を、上向き移動自在に設けることにより、前記覆い部120と前記フレーム110との間で空気が移動することができるようになる。それを介し、前記覆い部120と前記フレーム110とに加えられる空気の圧力を低下させることができる。
【0059】
前記連結部130は、前記覆い部120と前記フレーム110とを連結するものであり、前記連結部130は、前記覆い部120が前記フレーム110に対して移動自在に、前記覆い部120と前記フレーム110とを連結することができるのである。
【0060】
図1A、
図1B、
図1Cを参照すれば、前記連結部130は、ロープによってなってもよく、前記連結部130の一端は、前記覆い部120に連結され、前記連結部130の他端は、前記フレーム110に連結されてもよい。
【0061】
前記フレーム110には、前記連結部130の他端を連結させるための生地部131が具備されうる。前記生地部131は、接着剤を介し、前記フレーム110に付着するものであり、ロープからなる前記連結部130の他端を、前記生地部131に連結することができる。
【0062】
前記連結部130をロープで形成すれば、前記覆い部120に風が吹いてくるとき、前記覆い部120は、前記フレーム110に対し、上向き移動されうるが、前記連結部130により、前記フレーム110から離脱されないのである。
【0063】
具体的には、前記覆い部120は、前記フレーム110の内部空間を覆いながら、シェードキャノピーの機能を行っていて、風が下から上へ吹いてくれば、前記連結部130の長さほど、前記覆い部120が開かれ、空気を通過させながら、通風されうる。
【0064】
ただし、前記連結部130は、ロープに限定されるものではなく、前記覆い部120を前記フレーム110に対して移動自在に連結しながら、前記覆い部120の離脱を防止することができものであるならば、多様な装置が使用されうる。
【0065】
図2A及び
図2Bを参照すれば、前記覆い部120は、前記連結部130が結合される枠部121と、前記枠部121内部に具備されるオーニング部122と、を含んでもよい。
【0066】
前記枠部121は、前記連結部130を連結させるためのものであり、前記オーニング部122は、シェードキャノピーを形成する部分である。前記枠部121は、前記連結部130を固定させるために、フィルムより剛性が高い材質が使用されうる。前記オーニング部122は、紫外線遮断フィルム、赤外線遮断フィルム、可視光線遮断フィルムによってなってもよく、前記オーニング部122には、気体が注入されうる。
【0067】
前記オーニング部122は、気体が注入されながら、脹れ上がるものであり、前記オーニング部122には、ヘリウム、水素のような気体が注入されうる。前記オーニング部122に気体を注入すれば、低い空気圧でも、前記覆い部120を容易に移動させることができる。
【0068】
前記覆い部120がフィルムからなる場合、前記覆い部120の上下移動、及び空気の圧力により、容易に破れる危険性がある。しかし、前記覆い部120にフィルムより剛性が高い材質からなる前記枠部121を具備すれば、前記枠部121によってフィルムが破れることを防止することができる。
【0069】
図1B、
図1C、
図3A、
図3Bを参照すれば、前記フレーム110内部に形成される内部空間には、一端と他端とが前記フレーム110に結合されるサポート支持台115が具備されうる。
【0070】
前記サポート支持台115は、前記フレーム110の内部空間に具備されるものであり、前記外部フレーム111と前記内部フレーム112とが形成する空間、または前記内部フレーム112が形成する空間にも具備される。
【0071】
前記サポート支持台115は、前記覆い部120が、重力により、前記フレーム110の内部空間に垂れ込むことを防止しながら、前記覆い部120を支えることができるのである。前記サポート支持台115は、一端と他端とが前記フレーム110に結合されながら延長されるものであり、前記サポート支持台115は、接着剤を介し、前記フレーム110に結合されてもよく、前記フレーム110と一体に形成されてもよい。
【0072】
前記サポート支持台115は、前記覆い部120が垂れ込むことを防止しながら、前記覆い部120を支持するために、前記サポート支持台115の一端と他端とが前記フレーム110の上部に結合されることが望ましい。
【0073】
ただし、それに限定されるものではなく、前記サポート支持台115の一端と他端は、前記フレーム110の上部、中間部、下部のうちある一地点に結合されてもよい。ここで、前記フレーム110の上部、中間部、下部とは、前記フレーム110の高さ方向によって区別される地点である。
【0074】
具体的には、
図3A及び
図3Bを参照すれば、前記サポート支持台115は、前記フレーム110の内部に形成される空間に複数個が結合され、このとき、複数個の前記サポート支持台115の一端と他端は、前記フレーム110の上部、中間部、下部のうちある一地点に結合されてもよい。
【0075】
複数個の前記サポート支持台115が前記フレーム110の内部空間に設けられるとき、複数個の前記サポート支持台115により、前記フレーム110の内部空間が塞がれてはならない。
【0076】
従って、複数個の前記サポート支持台115を、前記フレーム110の内部空間に設けるとき、前記サポート支持台115の一端と他端とを、前記フレーム110の上部、中間部、下部の地点に互い違いに設け、前記サポート支持台115間に空間を形成することが望ましい。
【0077】
また、複数個の前記サポート支持台115を介し、シェードキャノピーを形成することもできる。前記サポート支持台115は、前記フレーム110の内部空間を覆うことができるように、前記フレーム110に結合されるものの、1つのサポート支持台115の両側に隣接するサポート支持台115は、1つの前記サポート支持台115と異なる高さで前記フレーム110に結合されてもよい。
【0078】
すなわち、1つの前記サポート支持台115が、前記フレーム110の上部に結合されれば、1つの前記サポート支持台115の両側に隣接するサポート支持台は、前記フレーム110の上部ではない下部または中間部のうちある一地点に結合されてもよい。そのような方法により、複数個の前記サポート支持台115を前記フレーム110に結合すれば、複数個の前記サポート支持台115を介して陰を形成しながら、複数個の前記サポート支持台115間で空気が通過することができる。
【0079】
前記サポート支持台115は、気体が注入されながら、バー形状をなしてもよく、前記フレーム110と一体になってもよい。また、前記サポート支持台115の側面には、気体が注入される枠注入部が具備されうる。
【0080】
前記サポート支持台115は、一端と他端とが前記フレーム110に結合されるバー形状をなしてもよいが、それに限定されるものではない。前記サポート支持台115は、前記フレーム110内部において、前記覆い部120を支持するための網状の安全網によってなってもよい。
【0081】
図2Cを参照すれば、前記フレーム110は、上部が広く形成され、下部が狭く形成されてもよい。具体的には、前記フレーム110の断面は、上部が広い台形状になってもよい。上部が広くて下部が狭い形状に、前記フレーム110を形成すれば、前記覆い部120が空気によって上昇して下降するとき、前記フレーム110初期位置に容易に載置されうる。
【0082】
図4A、
図4B、
図4Cを参照すれば、本発明の他の実施形態による前記連結部130は、前記フレーム110の上部に向けて突出するように結合されるバー形状の移動部132と、前記移動部132の終端に具備される栓部133と、を含んでもよい。
【0083】
前記連結部130は、ロープではない支持バー形状にもなるのである。前記連結部130は、複数個が具備され、前記覆い部120には、前記連結部130の前記移動部132が嵌め込まれうる複数個の連結孔123が形成されうる。
【0084】
前記覆い部120の前記連結孔123に前記移動部132が嵌め込まれた後、前記栓部133を前記移動部132に嵌め込めば、前記覆い部120の離脱を防止することができる。前記栓部133は、前記連結孔123より広い幅、大きい直径を有するものであり、前記栓部133は、ゴム、プラスチックのふたによっても、固定ピンによってもなる。
【0085】
前記移動部132は、前記フレーム110の上面や、前記フレーム110の内側に結合されてもよいが、前記移動部132は、前記フレーム110の内側に結合されることが望ましい。
【0086】
具体的には、前記移動部132は、四角形状の前記移動部ハウジング132aを介し、前記フレーム110の内側に結合されるものでもあり、前記移動部132は、前記移動部ハウジング132aに嵌め込まれながら、上下スライド移動することになる。
【0087】
前記覆い部120に風が吹けば、前記移動部132の上下スライド移動を介し、前記覆い部120が上下移動しながら、前記覆い部120と前記フレーム110との間の空間で空気が移動することができる。ここで、前記覆い部120は、前記移動部132の上部に固定された状態で嵌め込まれうる。
【0088】
また、前記移動部132は、前記フレーム110に突出するように結合されながら、スライド移動可能ではなく、前記移動部132に嵌め込まれる前記覆い部120が、前記移動部132内部をスライド移動しながら、上下移動されうる。
【0089】
それと共に、前記移動部132は、前記フレーム110に突出するように結合されながら、スライド移動可能ではなく、前記覆い部120も、前記移動部132の上部に固定結合され、前記覆い部120と前記フレーム110との間の空間が常時開かれてもよい。
【0090】
図5A及び
図5Bを参照すれば、前記連結部130は、前記覆い部120の一側が、前記フレーム110に対して上向き移動自在に、前記覆い部120の一側と前記フレーム110とを連結させる第1連結部140と、前記覆い部120の他側が、前記フレーム110に対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部120の他側と前記フレーム110とを連結させる第2連結部150と、を含んでもよい。
【0091】
前記覆い部120は、他側が、前記フレーム110にヒンジ結合されながら、前記覆い部120の他側を中心に、前記覆い部120の一側が回転しながら、前記覆い部120が開かれるように結合されてもよいのである。
【0092】
前記第1連結部140は、前記覆い部120と前記フレーム110の一側とを連結させ、前記フレーム110の上部に向けて突出するように結合されるバー形状の第1移動部141と、前記第1移動部141の終端に具備される第1栓部142と、を含んでもよい。前記第1移動部141と前記第1栓部142は、前述の前記移動部132及び前記栓部133と同一であってもよく、その詳細な説明は、省略する。
【0093】
ここで、前記第1移動部141は、前記フレーム110に対し、上向き斜線方向に延長されてもよい。前述のように、前記第2連結部150で連結された前記覆い部120の他側は、前記フレーム110に固定され、前記第1連結部140を介して連結された前記覆い部120の一側が回転しながら、前記覆い部120が開かれることになるものであり、前記覆い部120は、直線ではなく、斜線に開かれてもよいことになる。
【0094】
前記覆い部120は、前記第1移動部141によって開かれるものであり、前記第1移動部141を、前記覆い部120が開かれる方向と平行な方向である上向き斜線に延長させることにより、前記覆い部120が容易に移動されうる。
【0095】
前記第1連結部140は、前記第1移動部141と前記第1栓部142とを含むと説明したが、前記第1連結部140は、それに限定されるものではない。
図5Bのように、前記第1連結部140は、ロープまたはゴム輪によってもなる。
【0096】
図5Cを参照すれば、前記第2連結部150は、前記覆い部120の他側が移動されないように、前記覆い部120と前記フレーム110とを連結するものである。前記第2連結部150は、前記覆い部120の他側が開かれないように、前記覆い部120の他側を前記フレーム110に固定結合させるものであり、前記覆い部120は、前記第2連結部150を中心に回転することができるのである。
【0097】
また、前記第2連結部150には、スプリング151が具備されうる。前記第2連結部150にスプリング151が具備されれば、風が吹き、前記覆い部120が上昇した後、前記スプリング151の力を介し、前記覆い部120が初期位置に容易に戻ることができる。ここで、前記スプリング151は、気体が注入されるフレームによってなってもよく、気体が注入されないスプリングによってなってもよい。
【0098】
図6を参照すれば、本発明の他の実施形態による前記連結部130は、前記覆い部120の一側が、前記フレーム110に対して上向き移動自在に、前記覆い部120の一側と前記フレーム110とを連結させる第1連結部140;前記覆い部120の中間部が、前記フレーム110に対して上向き移動可能ではないように固定結合されながら、前記覆い部120の中間部と前記フレーム110とを連結させる第2連結部150;及び前記覆い部120の他側が、前記フレーム110に対して上向き移動自在に、前記覆い部120の他側と前記フレーム110とを連結させる第3連結部160;を含んでもよい。
【0099】
図6による実施形態は、前記覆い部120の中間部が固定されながら、前記覆い部120の両側が、前記覆い部120の中間部を中心に回転しながら開かれうるのである。
【0100】
前記第1連結部140は、前記覆い部120と前記フレーム110の一側とを連結させ、前記フレーム110の上部に向けて突出するように結合されるバー形状の第1移動部141と、前記第1移動部141の終端に具備される第1栓部142と、を含んでもよい。前記第1移動部141と前記第1栓部142は、前述の前記移動部132及び前記栓部133と同一であってもよく、その詳細な説明は、省略する。
【0101】
ここで、前記第1移動部141は、前記フレーム110に対し、上向き斜線方向に延長されてもよい。前述のように、前記第2連結部150で連結された前記覆い部120の中間部は、固定され、前記第1連結部140で連結された前記覆い部120の一側が回転しながら、前記覆い部120が開かれるものであり、前記覆い部120は、直線ではなく、斜線に開かれる。
【0102】
前記覆い部120は、前記第1移動部141によって開かれるものであり、前記第1移動部141を、前記覆い部120が開かれる方向と平行な方向である上向き斜線に延長させることにより、前記覆い部120が容易に移動されうる。
【0103】
前記第1連結部140は、前記第1移動部141と前記第1栓部142とを含むと説明したが、前記第1連結部140は、それに限定されるものではない。前記第1連結部140は、ロープまたはゴム輪によってもなる。
【0104】
前記第3連結部160は、前記覆い部120と前記フレーム110の他側とを連結させ、前記フレーム110の上部に向けて突出するように結合されるバー形状の第3移動部と、前記第3移動部の終端に具備される第3栓部と、を含んでもよい。前記第3移動部と前記第3栓部は、前述の前記移動部132及び前記栓部133と同一であってもよく、その詳細な説明は、省略する。
【0105】
ここで、前記第3移動部は、前記フレーム110に対し、上向き斜線方向に延長されてもよい。前述のように、前記第2連結部150で連結された前記覆い部120の中間部は、固定され、前記第3連結部160で連結された前記覆い部120の一側が回転しながら、前記覆い部120が開かれるものであり、前記覆い部120は、直線ではない斜線に開かれる。
【0106】
前記覆い部120は、前記第3移動部によって開かれるものであり、前記第3移動部を、前記覆い部120が開かれる方向と平行な方向である上向き斜線に延長させることにより、前記覆い部120が容易に移動されうる。
【0107】
前記第3連結部160は、前記第3移動部と前記第3栓部とを含むと説明したが、前記第3連結部160は、それに限定されるものではない。前記第3連結部160は、ロープまたはゴム輪によってもなる。
【0108】
前記第2連結部150は、前記覆い部120の中間部が移動されないように、前記覆い部120と前記フレーム110とを連結するものである。前記第2連結部150は、前記覆い部120の中間部が移動されないように、前記覆い部120の中間部を前記フレーム110に固定結合させるものであり、前記覆い部120は、前記第2連結部150を中心に回転しながら、前記覆い部120の一側と他側とが開かれることになる。
【0109】
また、前記第2連結部150には、スプリング151が具備されうる。前記第2連結部150にスプリング151が具備されれば、風が吹き、前記覆い部120が上昇された後、前記スプリング151の力を介し、前記覆い部120が初期位置に容易に戻ることができる。
【0110】
図7Aないし
図7Cを参照すれば、前記フレーム110は、筒状であってもよく、前記フレーム110には、筒状の前記フレーム110が捩じられる捩じり部116が具備されうる。前記フレーム110を介して多様な形状を具現することができ、そのために、前記フレーム110の多様な地点が折られることになる。
【0111】
従来のアドバルーンの場合は、接着剤を使用し、アドバルーンを所望する形態に作るが、接合部分において、気体が外に抜け出ることにより、周期的に気体を補充しなければならなかった。しかし、本発明の実施形態によるフレームは、筒状のフレームを捩じることにより、前記フレーム110を所望する形態に作製することができることになる。
【0112】
具体的には、
図7Bのように、前記フレーム110が折り曲がる部分に、前記捩じり部116が形成され、前記捩じり部116を形成することにより、前記フレーム110を多様な形状に作製することができることになる。
【0113】
ここで、前記捩じり部116は、2回または3回捩じられることが望ましい。前記捩じり部116を2回より少なく捩れば、前記フレーム110内部の気体圧力により、前記フレーム110が容易に折れ曲がらなくなる問題がある。
【0114】
また、前記捩じり部116を3回より多く捩れば、前記捩じり部116を介し、気体が移動することができなくなる問題がある。前記フレーム110を空中に浮かべるためには、前記気体注入口113を介し、前記フレーム110に気体を注入しながら、前記フレーム110の全ての地点に気体を供給しなければならない。
【0115】
そのとき、前記捩じり部116を介しても、微細に気体が移動してこそ、前記フレーム110の全ての地点に気体が移動することができるが、前記捩じり部116を3回より多く捩じることになれば、前記捩じり部116を介して気体が移動することができなくなり、前記フレーム110の全ての地点に気体を供給することができないという問題がある。従って、前記捩じり部116は、2回または3回だけ捩じられることが望ましい。
【0116】
図7B、
図7Cを参照すれば、前記捩じり部116には、固定カバー117が結合され、前記固定カバー117は、L字形117a、T字形117b、十字形117cのうちいずれか1つの形状であってもよい。前記捩じり部116を介し、前記フレーム110を折り曲げるとき、前記捩じり部116がほどけることを防止してこそ、前記フレーム110の形状を維持することができるのである。
【0117】
前記固定カバー117は、前記捩じり部116に結合されながら、前記捩じり部116がほどけることを防止することができるのである。前記固定カバー117は、前記フレーム110の形状によって多様な形状をなしてもよく、L字形117a、T字形117b、十字形117cのうちいずれか1つの形状であってもよい(このとき、L字形117a、T字形117b、十字形117cの前記固定カバー170内部において、前記固定カバー170が折れ曲がる角度は、均等ではなく、不均等な角度にも折れ曲がる)。また、前記捩じり部116には、細いロープ(紐)またはロープが結合され、それを介し、前記捩じり部160がほどけることを防止することもできる。
【0118】
また、
図8A及び
図8Bを参照すれば、短い筒状の前記フレーム110を複数個具備し、L字形117a、T字形117b、十字形117cの固定カバーに、複数個の前記フレーム110を結合することにより、前記フレーム110の形状を具現することもできる。
【0119】
本発明の実施形態による前記フレーム110には、前記ロープ固定具114が具備され、前記ロープ固定具114には、前記ロープ170が差し入れられる。前記フレーム110の四隅に前記ロープ170が連結されながら、前記フレーム110が固定されうる。
【0120】
図9Aを参照すれば、前記フレーム110は、複数個の前記ロープ固定具114が具備されながら、前記フレーム110の側面に沿い、前記ロープ170が差し入れられうる。前記ロープ170は、メタルワイヤ形態をなしてもよく、前記フレーム110の両側に、前記ロープ170が延長されながら、前記フレーム110を固定させることもできる。
【0121】
前記ロープ170には、前記ロープ固定具114を通過することができない移動固定部171が具備されうる。前記移動固定部171は、前記ロープ170の停止結び目であってもよく、該停止結び目に、固定ピンや細紐が結合されうる。
【0122】
そのように、前記ロープ170に、前記ロープ固定具114を通過することができない移動固定部171を設けることにより、前記フレーム110が、前記ロープ170に沿って移動することを防止したり、前記フレーム110が制限された区域でしか移動しないようにしたりする。
【0123】
前記移動固定部171は、停止結び目であってもよいが、それに限定されるものではなく、前記ロープ固定具114を通過することができず、前記フレーム110の移動を防止することができるものであるならば、多様な構成が使用されうる。
【0124】
また、前記フレーム110は、細いロープを介し、前記ロープ170と連結されてもよく、それを介し、前記フレーム110が前記ロープ170と下降しながら、空中に浮かんでいる状態で、前記ロープ170に結合されてもよい。
【0125】
図9Bを参照すれば、前記ロープ170は、前記フレーム110の下部に延長され、前記連結部130は、前記覆い部120が前記フレーム110に対して移動自在に、前記覆い部120を前記ロープ170に連結させることもできる。
【0126】
前記連結部130は、前記ロープ170を介し、前記覆い部120が前記フレーム110に対して移動自在に、前記覆い部120と前記フレーム110とを連結させることができるのである。
【0127】
図9Bを参照すれば、前記覆い部120は、風によって前記フレーム110の上部に移動され、前記覆い部120が、前記連結部130を介し、前記ロープ170に連結されることにより、前記覆い部120の離脱を防止することができるのである。
【0128】
前記ロープ170には、前記連結部130の移動を制限することができる停止結び目のような前記移動固定部171が具備され、前記移動固定部171を介し、前記連結部130の移動を制限することもできる。前記連結部130の移動を制限することにより、前記覆い部120が、風によって前記フレーム110に対して移動する距離を制限することができるのである。
【0129】
図10A及び
図10Bを参照すれば、本発明の実施形態による前記覆い部120は、複数層の層によってもなる。具体的には、前記覆い部120は、1層の上部に形成される第2覆い部120aを含んでもよい。前記第2覆い部120aは、層連結部130aを介し、下部に具備された覆い部120と連結されてもよい。
【0130】
具体的には、覆い部120の下部層には、空スペースが具備され、前記空スペースを、前記第2覆い部120aが覆うことができる。前記第2覆い部120aは、覆い部120の下部層に対して移動できるものであり、前記層連結部130aを介し、覆い部120の下部層と前記第2覆い部120aとが連結されうる。
【0131】
前記層連結部130aは、前記連結部130と同一のものであってもよく、前記連結部130に使用される構成及び特徴がいずれも適用されうる。前記層連結部130aは、覆い部120の下部層と前記第2覆い部120aとを連結し、前記連結部130は、前記フレーム110と前記覆い部120とを連結する違い以外に、前記層連結部130aは、前記連結部130と同一であってもよい。
【0132】
例えば、前記層連結部130aは、前記連結部130のように、ロープによってもなり、
図10Bのように、前記層連結部130aは、バー形状の移動部と栓部とを含むものであってもよい。
【0133】
前述の説明においては、前記覆い部120が2層からなるところを中心に説明したが、それに限定されるものではなく、前記覆い部120は、2層より多くの層によってもなる。
【0134】
図11を参照すれば、本発明の実施形態による前記フレーム110は、気体が注入される第1フレーム118と、前記第1フレーム118を取り囲みながら気体が注入される第2フレーム119とを含みながら、二重幕構造によってなってもよい。
【0135】
具体的には、前記第1フレーム118は、前記第2フレーム119内部に具備されるものであり、第2フレーム119内部に、筒ビニール形態の第1フレーム118を配置させることにより、二重幕構造を形成することができるのである。それを介し、気体漏れを防止することができるのである。
【0136】
前記第2フレーム119には、気体を注入することができる気体注入口113が具備され、前記第1フレーム118にも、気体を注入する第1気体注入口113aが別途に具備されうる。
【0137】
本発明の実施形態によるフレームは、四角形によってなってもよいが、それに限定されるものではない。前記フレーム110は、内部に空気が通過することができる内部空間が形成されているならば、
図12Aないし
図12Dのように、多様な形状をなしてもよい。
【0138】
また、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、シェードキャノピーを使用しないとき、シェードキャノピーを保管することができる袋180と、前記フレーム110の形成する内部空間の周囲に形成される枠覆い部181と、を含んでもよい。
【0139】
図13を参照すれば、前記袋180は、急に風が吹くとき、前記シェードキャノピーを保管し、シェードキャノピーの破損を防止することができるのである。前記袋180は、網形態の袋によってもビニール形態の袋によってもなってもよい。
【0140】
前記枠覆い部181は、前記フレーム110に具備されるものであり、前記フレーム110内部に形成される内部空間の周囲に形成されるのである。前記覆い部120が風によって上昇したとき、前記覆い部120と前記フレーム110との間で形成された空間に日差しが入り込む危険性がある。前記枠覆い部181は、前記覆い部120と前記フレーム110との間で形成された空間に日差しが入り込むことを防止するためのものである。
【0141】
前記枠覆い部181は、気体が注入されうるものであり、前記枠覆い部181が、前記フレーム110の上部に突出しながら、前記覆い部120と前記フレーム110との間で形成された空間に日差しが入り込むことを遮断することができるのである。前記枠覆い部181は、前記フレーム110と一体になってもよい。
【0142】
図14A、
図14B、
図14Cを参照すれば、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、前記フレーム110を覆うことができる網状の安全網190と、前記安全網190または前記フレーム110に結合され、前記フレーム110の内部に形成される内部空間を覆うことができる補助覆い部191と、前記安全網190または前記フレーム110と前記補助覆い部191とを連結する補助連結部192と、をさらに含んでもよい。
【0143】
前記安全網190は、網状をなしながら、前記フレーム110を覆うことができるものであり、前記フレーム110に前記安全網190を共に結合し、前記フレーム110を空中に浮かべることができる。前記安全網190は、指定された地点に固定されうるものであり、前記安全網190を介し、前記フレーム110を安全に浮かべることができるのである。
【0144】
前記安全網190には、前記フレーム110の内部に形成される内部空間を覆うことができる補助覆い部191が結合されうる。前記補助覆い部191は、前記覆い部120を補助し、シェードキャノピーを形成することができるものであり、前記補助覆い部191は、前記安全網190の下部に結合されてもよいのである。
【0145】
前記補助覆い部191は、補助連結部192を介して結合されるものであり、前記補助連結部192は、ロープによってもなる。ロープからなる前記補助連結部192を介し、前記補助覆い部191を前記安全網190に結合すれば、前記安全網190で前記フレーム110を覆うとき、前記補助覆い部191を介し、前記フレーム110の内部空間を覆うことができることになる。
【0146】
図14Cを参照すれば、前記補助覆い部191は、前記フレーム110内部に形成される内部空間の形状によって多様な形状をなしてもよい。前記補助覆い部191は、前記安全網190に結合されると説明したが、それに限定されるものではなく、前記補助覆い部191は、前記フレーム110に結合されてもよい。前記補助覆い部191は、前記補助連結部192を介し、前記フレーム110に結合されながら、前記フレーム110の内部空間を覆うこともできる。
【0147】
さらに、
図15を参照すれば、前記フレーム110には、前記フレーム110から上向き突出する突出部182が具備されうる。
【0148】
前記突出部182は、前記フレーム110に前記安全網190を覆うとき、前記安全網190と前記フレーム110の内部空間との距離を大きくすることができるのである。前記突出部182を介し、前記安全網190と前記フレーム110の内部空間との距離を大きくすることにより、前記補助覆い部191が配される空間を確保することができるのである。
【0149】
前記突出部182は、前記フレーム110と一体になってもよく、前記突出部182には、気体が注入されうる。前記突出部182は、前記覆い部120に引っ掛からない地点において、前記フレーム110に具備されることが望ましい。
【0150】
図16を参照すれば、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、地上に設けられる支持構造物210に設けられて使用されてもよい。前記支持構造物210は、地上に設けられる多様な構造物であってもよく、格子形状になりながら、空スペースを有する構造物であってもよい。
【0151】
具体的には、前記支持構造物210は、床づか211と支持台212とを含んでもよい。前記床づか211は、地上に設けられる構造物であり、前記支持台212は、前記床づか211に設けられるものであり、格子構造になりながら、空スペースが形成される構造物であってもよい。
【0152】
本発明の実施形態による前記フレーム110は、前記支持構造物210に設けられるものであり、前記フレーム110に具備される前記覆い部120を介し、前記支持構造物210の空スペースを覆うことができるのである。前記覆い部120は、前記支持構造物210と前記覆い部120とに間に通風を可能にしながら、シェードキャノピーを形成することができる。
【0153】
前記支持構造物210は、シェードキャノピーボックス213をさらに含んでもよい。前記シェードキャノピーボックス213は、急に強い風が吹くとき、シェードキャノピーの安全のために、迅速にシェードキャノピーを折り畳んで入れることができる箱である。前記シェードキャノピーボックス213は、前記支持構造物210の一側に設けられてもよい。
【0154】
本発明の他の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、下記のように変形されて使用されてもよい。
【0155】
図17Aを参照すれば、前記フレーム110は、ロープまたは紐が、格子形状の網構造物220に結合されてもよい。前記網構造物220は、釣糸のような紐を介し、格子構造を形成するものであり、前記フレーム110は、前記網構造物220のロープに結合されてもよい。
【0156】
図17Bを参照すれば、前記フレーム110は、結合ロープ221を介し、前記網構造物220に結合されてもよく、前記フレーム110に前記覆い部120が具備されながら、前記フレーム110の空スペースを覆うことができるのである。
【0157】
図18を参照すれば、本発明の他の実施形態による前記外部フレーム111に気体が注入され、前記内部フレーム112は、ロープまたは紐によってもなる。前記内部フレーム112は、空スペースがある円形の網形態フレームを形成することができる。前記覆い部120は、前記内部フレーム112が形成する空間、または前記内部フレーム112と前記外部フレーム111とが形成する空間を覆うことができる。
【0158】
前記外部フレーム111には、前記外部フレーム111を固定させることができる外部紐111aが具備され、前記内部フレーム112には、前記内部フレーム112を固定させる内部紐112aが具備されうる。
【0159】
前述の本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、以下のような効果がある。
【0160】
本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、気体が注入され、空中に上昇するフレームに、上向き移動自在に覆い部を設けることにより、フレームと覆い部との間に通風が可能であり、空中に高く上げられた覆い部を介し、フレーム下部に陰を形成することができるという長所がある。
【0161】
また、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、空中に上昇するフレームに覆い部を具備し、陰を形成することにより、フレーム下部の空間を確保することができ、フレーム下部において、空気流を円滑にさせ、清涼なシェードキャノピーを形成することができるという長所がある。
【0162】
そのように、本発明の実施形態による、アドバルーンを利用したシェードキャノピーは、フレームを二重構造で形成することにより、気体が漏れることを防止することができるという長所があり、空中に上昇するフレームに覆い部を具備して陰を形成することにより、設置コストが低廉であるという長所がある。
【0163】
以上のように、本発明は、図面に図示された一実施形態を参照して説明されたが、それらは、例示的なものに過ぎず、当該分野において当業者であるならば、それらから多様な変形及び実施形態の変形が可能であるという点を理解するであろう。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲の技術的思想によって定められるものである。
【国際調査報告】