(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-28
(54)【発明の名称】容器
(51)【国際特許分類】
B65D 77/20 20060101AFI20220920BHJP
B65D 1/26 20060101ALI20220920BHJP
【FI】
B65D77/20 A
B65D1/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022504684
(86)(22)【出願日】2020-07-23
(85)【翻訳文提出日】2022-01-24
(86)【国際出願番号】 CN2020103720
(87)【国際公開番号】W WO2021013212
(87)【国際公開日】2021-01-28
(31)【優先権主張番号】201910672959.2
(32)【優先日】2019-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514043816
【氏名又は名称】精密産品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】留国典
(72)【発明者】
【氏名】留君銘
【テーマコード(参考)】
3E033
3E067
【Fターム(参考)】
3E033AA20
3E033BA13
3E033CA20
3E033DA08
3E033DD01
3E033DE20
3E033FA02
3E033GA03
3E067AA11
3E067AB01
3E067BA10A
3E067BB14A
3E067BC07A
3E067EA17
3E067EB17
3E067EB19
3E067EB20
3E067EB27
3E067EB29
3E067EE50
3E067FC01
3E067GA01
(57)【要約】
本出願は容器を開示している。
一体に射出成形された容器体(10)と容器カバーフレーム(20)とを含み、容器体(10)と容器カバーフレーム(20)との間は切離点によって接続され、シールする場合、容器被覆膜(30)を容器カバーフレーム(20)に被覆している過程で、容器体(10)と容器カバーフレーム(20)とは分離されており、材料費を節約する場合の、容器の複数回使用を実現し、容器カバーフレーム(20)に開放防止部材(210)が設けられることによって、開放を防止し、二次シールを避けることができ、容器体(10)及び容器カバーフレーム(20)にシール構成が設けられることによって、容器は複数回再利用される場合、よいシール効果を具備する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器体、容器カバーフレーム、及び容器被覆膜を含み、前記容器体と前記容器カバーフレームとは接続され、シールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離される容器であって、
前記容器カバーフレームには開放防止部材が設けられ、前記開放防止部材における一端は、容器カバーフレームに固定接続され開放防止部材の固定端であり、その他端は、前記容器体に接続される開放防止部材の切離容易端であり、
初めてシールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記開放防止部材は変形し、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体に接続されたままになっており、
同じ引張力を受ける場合、前記開放防止部材の固定端より、前記開放防止部材の切離容易端は先に、前記容器体から切り離されることを特徴とする容器。
【請求項2】
前記容器体と前記容器カバーフレームとは切離点によって接続され、初めてシールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で付与された圧力によって、前記容器体と前記容器カバーフレームとの間の切離点を切り離させることで、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離されることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器体は容器体側壁、容器体上面、及び容器体外縁部を含み、前記容器カバーフレームは容器カバーフレーム外縁部、容器カバーフレーム上面、及び容器カバーフレーム内縁部を含み、前記容器体外縁部と前記容器カバーフレーム内縁部とは切離点によって接続されることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記容器カバーフレーム上面は前記容器体上面より高く、初めてシールする場合、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記容器被覆膜は前記容器カバーフレーム上面及び容器体上面を被覆することを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記容器体外縁部にはシール溝が設けられ、前記容器カバーフレーム内縁部にはシール突起が設けられており、初めてシールする場合、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記シール突起はシール溝に係合されることを特徴とする請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記開放防止部材の断面は「U」字状であり、前記開放防止部材は前記容器カバーフレームに沿って連続または離散的に分布されることを特徴とする請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記シール突起は前記容器カバーフレーム内縁部に沿って連続的に分布され、前記シール溝は前記容器体外縁部に沿って連続的に分布されることを特徴とする請求項6に記載の容器。
【請求項8】
前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端に接続され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続されることを特徴とする請求項7に記載の容器。
【請求項9】
初めて開放する場合、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端から切り離され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続され、前記容器被覆膜は前記容器体上面から分離され、前記被覆膜は前記シールカバーに接続されたままになり、前記シール突起はシール溝から分離されることを特徴とする請求項8に記載の容器。
【請求項10】
再びシールする場合、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端から切り離され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続され、前記容器被覆膜は前記容器体上面から分離され、前記被覆膜は前記シールカバーに接続されたままになり、前記シール突起はシール溝に係合されることを特徴とする請求項9に記載の容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2019年07月24日にて、中国特許庁に提出され、出願番号が201910672959.2であり、発明名称が「容器」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用されることで、本出願に結合されている。
【0002】
本発明は容器に関して、具体的に、複数回使用可能且つ環境にやさしい食品容器に関している。
【背景技術】
【0003】
現代社会のリズムがますます緊張になっていることにつれて、ファーストフード及び製品の快速配達(例えば、盒馬鮮生、美団など)は非常に重要になった。従来の食品容器は、使い捨てまたはリユーザブルであるが、使い捨て食品容器は被覆膜によって容器体に被覆されるため、使用後、シールされることができず、使用頻度が低くて、ひどい環境汚染を引き起こし、一方、複数回使用可能な食品容器において、容器カバーはプラスチック製であり、製造コストが高く、開放後、そのシール性能は大幅に低下し、製品の再使用に不利である。
【0004】
CN201180062521.4は食品容器を開示し、製造包装のために、射出成形によって、開口側を有するプラスチックプレートと、プレートの周縁で、プレートの開口側にあるとともに、当該周縁を取り囲む環状のプラスチック被覆縁とを含む全体を提供する。被覆縁は、相対的に薄いプラスチック膜を介してプレートに接続され、被覆縁及びプレートに、有限の相互運動を強制的に行わせることで、被覆縁とプレートとを互いに分離させる。また、少なくとも被覆縁に接続される被覆ホイルを提供し、被覆縁及びプレートは、これ以上互いに一体の全体として形成されていない後、バックルによって接続され、互いに接合される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記方案は製造コストを配慮して、複数回の使用を実現したが、いくつかの問題を露呈し、即ち、食品容器は複数回使用の過程で、そのシール性能が低下し、そして、ある悪徳業者は食品容器を開けて、食品を入れ替えてから、再びシールしても、消費者は気付くことは困難である。
【0006】
これに鑑みると、本発明は、コストを節約する場合、複数回使用可能である上に、開放を防止し、二次シールを避けることができ、従来技術に存在する問題を解决するための容器を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明容器を提供し、容器体、容器カバーフレーム、及び容器被覆膜を含み、前記容器体と前記容器カバーフレームとは接続され、シールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、
前記容器カバーフレームには開放防止部材が設けられ、前記開放防止部材における一端は、容器カバーフレームに固定接続される開放防止部材の固定端であり、その他端は、前記容器体に接続される開放防止部材の切離容易端であり、
初めてシールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記開放防止部材は変形し、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体に接続されたままになっており、
同じ引張力を受ける場合、前記開放防止部材の固定端より、前記開放防止部材の切離容易端は先に、前記容器体から切り離される。
【0008】
好ましくは、前記容器体と前記容器カバーフレームとは切離点によって接続され、初めてシールする場合、前記容器被覆膜を前記容器カバーフレームに被覆している過程で付与された圧力によって、前記容器体と前記容器カバーフレームとの間の切離点を切り離させることで、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離される。
【0009】
好ましくは、前記容器体は容器体側壁、容器体上面、及び容器体外縁部を含み、前記容器カバーフレームは容器カバーフレーム外縁部、容器カバーフレーム上面、及び容器カバーフレーム内縁部を含み、前記容器体外縁部と前記容器カバーフレーム内縁部とは切離点によって接続される。
【0010】
好ましくは、前記容器カバーフレーム上面は前記容器体上面より高く、初めてシールする場合、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記容器被覆膜は前記容器カバーフレーム上面及び容器体上面を被覆する。
【0011】
好ましくは、前記容器体外縁部にはシール溝が設けられ、前記容器カバーフレーム内縁部にはシール突起が設けられており、初めてシールする場合、前記容器体は前記容器カバーフレームから分離され、前記シール突起はシール溝に係合される。
【0012】
好ましくは、前記開放防止部材の断面は「U」字状であり、前記開放防止部材は前記容器カバーフレームに沿って連続または離散的に分布される。
【0013】
好ましくは、前記シール突起は前記容器カバーフレーム内縁部に沿って連続的に分布され、前記シール溝は前記容器体外縁部に沿って連続的に分布される。
【0014】
好ましくは、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端に接続され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続される。
【0015】
好ましくは、初めて開放する場合、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端から切り離され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続され、前記容器被覆膜は前記容器体上面から分離され、前記被覆膜は前記シールカバーに接続されたままになり、前記シール突起はシール溝から分離される。
【0016】
好ましくは、再びシールする場合、前記開放防止部材の切離容易端は前記容器体外縁部の下端から切り離され、前記開放防止部材の固定端は前記容器カバーフレーム外縁部に固定接続され、前記容器被覆膜は前記容器体上面から分離され、前記被覆膜は前記シールカバーに接続されたままになって、前記シール突起はシール溝に係合される。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明は容器を提供し、射出成形によって一体として形成され、当該一体容器は開口側を有する容器体と容器カバーフレームとを含み、容器体と容器カバーフレームとの間は切離点によって接続され、コストを節約する場合の複数回使用を実現し、容器カバーフレームに設けられる開放防止部材によって、開放を防止し、二次シールを避けることができ、容器体及び容器カバーフレームに設けられるシール構成によって、容器は複数回再利用される場合、よいシール効果を具備する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本出願の実施例または従来技術における技術案をより明らかに説明するために、以下は実施例または従来技術の記載において使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の記載における図面は本出願の実施例のみであり、当業者にとって、進歩性に値する労働をしない前提で、提供した図面に応じて他の図面を取得することができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例は、従来技術に存在する問題を解决するための容器を提供する。
【0020】
以下、本発明の実施例の技術案を明らかに、完全に記載し、明らかに、記載された実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例のみである。本発明の実施例に基づき、当業者は進歩性に値する労働をしない前提で取得した他の全ての実施例は、いずれも本発明の保護範囲に該当すべきである。
【0021】
本発明をより詳しく説明するために、以下は図面を結合して、本発明が提供した容器を具体的に記載する。
【0022】
図1に示すように、容器であって、製造プロセスから考慮すれば、一体になるように射出成形された容器体10と容器カバーフレーム20とを含み、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20との間は切離点によって接続され、シールする場合、前記容器被覆膜30を前記容器カバーフレームに被覆している過程で、前記容器体10は前記容器カバーフレーム20から分離され、一体に射出成形された容器体10と容器カバーフレーム20との特点によれば、
図1b~1cに示すように、複数の容器は積み重ねられて、空間を占有することがなく、貯蔵、移動及び輸送にも便利である。
【0023】
図2に示すように、前記容器カバーフレーム20には開放防止部材210が設けられ、前記開放防止部材210の一端は、容器カバーフレーム20に固定接続される開放防止部材の固定端26であり、その他端は、前記容器体10に接続される開放防止部材の切離容易端25であり、
初めてシールする場合、ここで、初めてシールすることは、当該食品容器の初めての使用を指し、例えば、食品工場は、加工後の食品を容器内に入れて、容器被覆膜30を利用してシールし、
前記容器被覆膜30を前記容器カバーフレーム20に被覆している過程で、前記容器体10は前記容器カバーフレーム20から分離され、前記開放防止部材210は変形し、
図2bと3bとを比較して分かるように、開放防止部材210は変形したが、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体10に接続されたままになって、
同じ引張力を受ける場合、前記開放防止部材の固定端26より、前記開放防止部材の切離容易端25は先に、前記容器体10から切り離され、例示の開放防止部材210の切離は一回限りで、修復不能である。
【0024】
容器体10と容器カバーフレーム20とは一体に射出成形され、製造プロセスから考慮すれば、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20との間は切離点によって接続され、初めてシールする場合、前記容器被覆膜30を前記容器カバーフレーム20に被覆している過程で、付与された圧力によって、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20との間の切離点を切り離させ、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20とを分離させる。
【0025】
図2bに示すように、前記容器体10は容器体側壁11、容器体上面12、及び容器体外縁部13を含み、前記容器カバーフレーム20は容器カバーフレーム外縁部21、容器カバーフレーム上面22、及び容器カバーフレーム内縁部23を含み、前記容器体外縁部13と前記容器カバーフレーム内縁部23との間は切離点によって接続される。前記容器カバーフレーム上面22は、前記容器体上面12より高くて、初めてシールする場合、前記容器体10は前記容器カバーフレーム20から分離され、前記容器被覆膜30は前記容器カバーフレーム上面22及び容器体上面12を被覆し、前記容器カバーフレーム上面22と前記容器体上面12とは同じ高さを持っている。
【0026】
前記容器体外縁部13にはシール溝14が設けられ、前記容器カバーフレーム内縁部23にはシール突起24が設けられ、初めてシールする場合、前記容器体10は前記容器カバーフレーム20から分離され、前記シール突起24はシール溝14に係合される。
【0027】
図2bに示すように、前記開放防止部材210の断面は「U」字状であり、前記開放防止部材210は前記容器カバーフレーム20に沿って連続または離散的に分布され、前記開放防止部材210の一端は、容器カバーフレーム20に固定接続される開放防止部材の固定端26であり、その他端は、前記容器体10に接続される開放防止部材の切離容易端25であり、具体的に、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体外縁部13の下端に接続され、前記開放防止部材の固定端26は前記容器カバーフレーム外縁部21に固定接続され、前記容器被覆膜30を前記容器カバーフレーム20に被覆している過程で、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20とは分離され、前記開放防止部材210は変形し、断面が「U」字状である開放防止部材210は、断面が斜め線になるように引っ張られ、
図2bと3bとを比較して分かるように、開放防止部材210は変形したが、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体10に接続されたままになって、同じ引張力を受ける場合、前記開放防止部材の固定端26より、前記開放防止部材の切離容易端25は先に、前記容器体10から切り離され、前記開放防止部材210の切離は一回限りで、修復不能である。
【0028】
前記シール突起24は前記容器カバーフレーム内縁部23に沿って連続的に分布され、前記シール溝14は前記容器体外縁部13に沿って連続的に分布される。
【0029】
使用過程は、初めてシール、初めて開放、及び再びシールという3つの過程を含み、初めてシールする場合、初めてシールすることは、当該食品容器の初めての使用を指し、例えば、食品工場は、加工後の食品を容器内に入れて、容器被覆膜30を利用してシールし、初めて開放とは、初めてシールに対して言ったものである。
【0030】
図3a~3bに示すように、初めてシールする過程は以下の通り、即ち、食品を容器体10内に入れ、前記容器被覆膜30は前記容器カバーフレーム上面22及び容器体上面12を被覆し、被覆膜30の被覆過程で付与された圧力によって、前記容器体10と前記容器カバーフレーム20との間の切離点を切り離させ、前記容器体10は前記容器カバーフレーム20から分離され、前記容器被覆膜30は前記容器カバーフレーム上面22及び容器体上面12を被覆し、前記シール突起24はシール溝14に係合され、前記開放防止部材210は変形し、断面が「U」字状である開放防止部材210は、断面が斜め線になるように引っ張られ、開放防止部材210は変形したが、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体外縁部13の下端に接続されたままになる。
【0031】
図4a~4bに示すように、初めて開放する過程は以下の通り、即ち、同じ引張力を受ける場合、前記開放防止部材の固定端26より、前記開放防止部材の切離容易端25は先に、前記容器体10から切り離され、開放過程で、手で上向きの引張力を付与し、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体外縁部13の下端、つまり、切離容易端接続点15から切り離され、前記開放防止部材の固定端26は前記容器カバーフレーム外縁部21に固定接続され、断面が斜め線になるように引っ張られた開放防止部材210は、断面が「U」字状になるように回復され、前記開放防止部材210の切離は一回限りで、修復不能であり、前記容器被覆膜30は前記容器体上面12から分離され、前記容器被覆膜30は、前記容器カバーフレーム上面22を被覆し且つ一体である容器カバーとしたままになって、前記シール突起24はシール溝14から分離される。
【0032】
図5a~5bに示すように、再びシールする過程は以下の通り、即ち、手で下向きの圧力を付与し、一体の容器カバーである前記容器被覆膜30は、前記容器カバーフレーム上面22を被覆したままになって、前記シール突起24はシール溝14に係合され、前記開放防止部材210の切離は一回限りで、修復不能であり、前記開放防止部材の切離容易端25は前記容器体10から切り離され、前記開放防止部材の固定端26は前記容器カバーフレーム外縁部21に固定接続され、断面が斜め線になるように引っ張られた開放防止部材210は、断面が「U」字状になるように回復され、前記容器被覆膜30は前記容器体上面12に接続されていない。
【0033】
以上のように、本発明は容器を提供し、射出成形によって一体として形成され、当該一体容器は開口側を有する容器体10及び容器カバーフレーム20を含み、容器体10と容器カバーフレーム20との間は切離点によって接続され、コストを節約する場合の複数回使用という目的を実現し、容器カバーフレーム20に設けられる開放防止部材210によって、開放を防止し、二次シールを避けることができ、容器体10及び容器カバーフレーム20に設けられるシール構成によって、容器は複数回再利用される場合、よいシール効果を具備する。
【0034】
以上は本発明の好適な実施形態のみであり、ここで、当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない前提で、いくつかの改良及び修飾を行ってもよく、これらの改良及び修飾も本発明の保護範囲に該当すべきである。
【符号の説明】
【0035】
10 ・・・容器体
11 ・・・容器体側壁
12 ・・・容器体上面
13 ・・・容器体外縁部
14 ・・・シール溝
15 ・・・切離容易端接続点
20 ・・・容器カバーフレーム
21 ・・・容器カバーフレーム外縁部
210 ・・・開放防止部材
22 ・・・容器カバーフレーム上面
23 ・・・容器カバーフレーム内縁部
24 ・・・シール突起
25 ・・・開放防止部材の切離容易端
26 ・・・開放防止部材の固定端
30 ・・・容器被覆膜
【国際調査報告】