(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-29
(54)【発明の名称】電極板、電気分解装置及び衣類処理機器
(51)【国際特許分類】
C25B 11/03 20210101AFI20220921BHJP
C02F 1/461 20060101ALI20220921BHJP
D06F 39/08 20060101ALI20220921BHJP
C25B 9/00 20210101ALI20220921BHJP
C25B 11/02 20210101ALI20220921BHJP
【FI】
C25B11/03
C02F1/461 Z
D06F39/08 301B
C25B9/00 A
C25B11/02 301
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022505488
(86)(22)【出願日】2020-07-23
(85)【翻訳文提出日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2020103868
(87)【国際公開番号】W WO2021103605
(87)【国際公開日】2021-06-03
(31)【優先権主張番号】201911204716.2
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201922107348.1
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519385445
【氏名又は名称】▲無▼▲錫▼小天鵝電器有限公司
【氏名又は名称原語表記】WUXI LITTLE SWAN ELECTRIC CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】NO.18,SOUTH CHANGJIANG ROAD,NEW DISTRICT,WUXI,JIANGSU 214028,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 青波
(72)【発明者】
【氏名】熊 明
(72)【発明者】
【氏名】周 存玲
(72)【発明者】
【氏名】高 久▲興▼
(72)【発明者】
【氏名】▲銭▼ 静▲嫻▼
【テーマコード(参考)】
3B166
4D061
4K011
4K021
【Fターム(参考)】
3B166AA11
3B166AE01
3B166AE02
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4D061DA03
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4K021CA08
4K021CA09
4K021DA05
4K021DA09
(57)【要約】
本発明の実施例は、電極板、電気分解装置及び衣類処理機器を提供する。前記電極板に前記電極板の厚さ方向に沿って前記電極板を貫通する複数の貫通孔が形成されており、前記電極板上の前記貫通孔の密度が1~10個/cm2である。本発明の実施例に係る電極板によれば、貫通孔の内壁と電極板表面との間の境界において電荷密度が比較的に大きく、その近傍の電界強度が強いことで、電気分解効率を大幅に向上させ、より多い水酸基ラジカル、活性塩素などの活性物質を生成させることができ、同時に多いマイクロバブルを生成させることもでき、殺菌、色移り防止、洗浄の効果を向上させることができる。一方、水流は電極板の一方側から貫通孔を介して電極板の他方側に流れることができ、水流は電極板表面と貫通孔内壁表面とのマイクロバブルを速やかに除去することができ、マイクロバブルが凝集して大きなバブルに形成することを防止できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の貫通孔が形成された電極板であって、
前記複数の貫通孔は、前記電極板の厚さ方向に沿って前記電極板を貫通しており、
前記電極板での前記貫通孔の分布密度が1~10個/cm
2である
電極板。
【請求項2】
前記貫通孔は円形をしており、
前記貫通孔の径が2mm~5mmであることを特徴とする
請求項1に記載の電極板。
【請求項3】
隣接する二つの前記貫通孔の間の距離が2mm~10mmであることを特徴とする
請求項1に記載の電極板。
【請求項4】
前記電極板の縁に最も近い前記貫通孔と前記電極板の縁との間の距離が2mm~10mmであることを特徴とする
請求項1に記載の電極板。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の二つの電極板であって、前記二つの電極板のうちの一方の電極板はカソード板であり、他方の電極板はアノード板であり、前記カソード板と前記アノード板とは積層されるように設けられ、前記アノード板の前記貫通孔と前記カソード板の前記貫通孔とは対応するように設けられた、二つの電極板と、
前記カソード板と電気的に接続されるカソード導電接続体と、
前記アノード板と電気的に接続されるアノード導電接続体と、を備える
電気分解装置。
【請求項6】
外筒、及び、前記外筒の内側に回動可能に設けられた内筒を含む筒体部材と、
請求項5に記載の電気分解装置であって、前記カソード板及び前記アノード板は前記外筒と前記内筒との間に設けられ、前記アノード導電接続体における前記アノード板から離れた一端が前記外筒の外側に位置し、前記カソード導電接続体における前記カソード板から離れた一端が前記外筒の外側に位置する電気分解装置と、を備える
衣類処理機器。
【請求項7】
筒体部材と、
請求項5に記載の電気分解装置と
を備える衣類処理機器であって、
前記衣類処理機器は前記筒体部材に通じる給水通路を備え、
前記電気分解装置は前記給水通路における水を電気分解するように前記給水通路に設けられる
衣類処理機器。
【請求項8】
前記電気分解装置は筐体を備え、
前記筐体の内側には、電気分解キャビティと、前記電気分解キャビティに通じる電気分解給水口及び電気分解出水口とを備え、
前記カソード板及び前記アノード板は前記電気分解キャビティの内側に設けられており、
前記カソード導電接続体における前記カソード板から離れた一端は前記筐体の外に位置し、前記アノード導電接続体における前記アノード板から離れた一端は前記筐体の外に位置し、前記電気分解キャビティは前記給水通路に位置することを特徴とする
請求項7に記載の衣類処理機器。
【請求項9】
前記衣類処理機器は、給水弁と、洗剤を収容するための貯留槽を有する洗剤ボックスとを備え、
前記電気分解給水口は前記給水弁に通じ、前記電気分解出水口は前記電気分解キャビティにおける電気分解水を貯留槽に導くように前記貯留槽に通じることを特徴とする
請求項8に記載の衣類処理機器。
【請求項10】
前記給水弁は、給水口と、前記電気分解給水口に通じる第一出水口と、前記洗剤ボックスに通じる第二出水口とを備え、
前記給水弁は、前記給水口を前記第一出水口または前記第二出水口に選択的に通じることを特徴とする
請求項9に記載の衣類処理機器。
【請求項11】
前記電気分解出水口は前記筐体における前記洗剤ボックスに近い一端に位置し、前記電気分解給水口は前記筐体における前記電気分解出水口から離れた一端に位置することを特徴とする
請求項9に記載の衣類処理機器。
【請求項12】
前記衣類処理機器は、前記筒体部材の頂部側に設けられ、衣類投入口を有するワークテーブルを備え、
前記電気分解装置は前記ワークテーブルの底部側に固定接続されていることを特徴とする
請求項8に記載の衣類処理機器。
【請求項13】
前記筐体は、筐本体と、前記筐本体における長手方向に沿って対向する両端に密閉するように設けられた第一端蓋及び第二端蓋とを備え、
前記筐本体と、前記第一端蓋と、前記第二端蓋とにより共同で中空の収容スペースが取り囲まれており、
前記電気分解キャビティは前記収容スペースの少なくとも一部であり、
前記電気分解出水口は前記第一端蓋に設けられ、前記電気分解給水口は前記第二端蓋に設けられることを特徴とする
請求項8に記載の衣類処理機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の交互引用
本出願は、出願番号が201911204716.2であり、出願日が2019年11月29日である中国特許出願、及び出願番号が201922107348.1であり、出願日が2019年11月29日である中国特許出願に基づいて提案され且つ上記二つの中国特許出願の優先権を主張するものである。ここで上記二つの中国特許出願の全ての内容を参照として本出願に援用する。
【0002】
本発明は電気分解水技術分野に関し、特に電極板、電気分解装置及び衣類処理機器に関する。
【背景技術】
【0003】
水酸基ラジカル(・OH)は極めて高い酸化電位(2.80eV)を有し、その酸化能力が強く、大部分の有機汚染物質と急速な連鎖反応を発生させ、有害物質を非選択的にCO2、H2Oまたはミネラルソルトに酸化させ、二次汚染がなくなるため、電気分解電極を衣類処理機器分野に適用し、電気分解水により衣類に対して殺菌消毒を行うことができる。ところで、関連技術において、電気分解電極は平滑な平板状をしており、水電気分解中、電気分解電極の電気分解効率が低く、且つ電気分解電極の表面でのバブルが集まりやすくて大きなバブルを形成する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上の事情に鑑み、本発明の実施例は、電気分解効率が高い電極板、電気分解装置及び衣類処理機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の実施例の第一態様は、複数の貫通孔が形成された電極板を提供しており、前記複数の貫通孔は、前記電極板の厚さ方向に沿って前記電極板を貫通しており、前記電極板での前記貫通孔の分布密度が1~10個/cm2である。
【0006】
一部の実施態様において、前記貫通孔は円形をしており、前記貫通孔の径が2mm~5mmである。
【0007】
一部の実施態様において、隣接する二つの前記貫通孔の間の距離が2mm~10mmである。
【0008】
一部の実施態様において、前記電極板の縁に最も近い前記貫通孔と前記電極板の縁との間の距離が2mm~10mmである。
【0009】
本発明の実施例の第二態様は、カソード導電接続体、アノード導電接続体、及び二つの上記のいずれかの電極板を備える電気分解装置を提供しており、二つの電極板のうちの一方の電極板はカソード板であり、他方の電極板はアノード板であり、前記カソード板と前記アノード板とは積層されるように設けられ、前記アノード板での前記貫通孔と前記カソード板での前記貫通孔とは対応するように設けられ、前記カソード導電接続体は前記カソード板と電気的に接続され、前記アノード導電接続体は前記アノード板と電気的に接続される。
【0010】
本発明の実施例の第三態様は、外筒、及び前記外筒の内側に回動可能に設けられた内筒を備える筒体部材と、上記のいずれかの電気分解装置とを備える衣類処理機器を提供しており、前記カソード板及び前記アノード板は前記外筒と前記内筒との間に設けられ、前記アノード導電接続体における前記アノード板から離れた一端が前記外筒の外側に位置し、前記カソード導電接続体における前記カソード板から離れた一端が前記外筒の外側に位置する。
【0011】
本発明の実施例の第四態様は、筒体部材と、上記のいずれかの電気分解装置とを備える別の衣類処理機器を提供しており、前記衣類処理機器は前記筒体部材に通じる給水通路を備え、前記電気分解装置は前記給水通路における水を電気分解するように前記給水通路に設けられる。
【0012】
一部の実施態様において、前記電気分解装置は筐体を備え、前記筐体の内側には、電気分解キャビティと、前記電気分解キャビティに通じる電気分解給水口及び電気分解出水口とを備え、前記カソード板及び前記アノード板は前記電気分解キャビティの内側に設けられおり、前記カソード導電接続体における前記カソード板から離れた一端は前記筐体の外に位置し、前記アノード導電接続体における前記アノード板から離れた一端は前記筐体の外に位置し、前記電気分解キャビティは前記給水通路に位置する。
【0013】
一部の実施態様において、前記衣類処理機器は、給水弁と、洗剤を収容するための貯留槽を有する洗剤ボックスとを備え、前記電気分解給水口は前記給水弁に通じ、前記電気分解出水口は電気分解キャビティにおける電気分解水を貯留槽に導くように前記貯留槽に通じる。
【0014】
一部の実施態様において、前記給水弁は、給水口と、前記電気分解給水口に通じる第一出水口と、前記洗剤ボックスに通じる第二出水口とを備え、前記給水弁は、前記給水口を前記第一出水口または前記第二出水口に選択的に通じる。
【0015】
一部の実施態様において、前記電気分解出水口は前記筐体における前記洗剤ボックスに近い一端に位置し、前記電気分解給水口は前記筐体における前記電気分解出水口から離れた一端に位置する。
【0016】
一部の実施態様において、前記衣類処理機器は、前記筒体部材の頂部側に設けられ、衣類投入口を有するワークテーブルを備え、前記電気分解装置は前記ワークテーブルの底部側に固定接続されている。
【0017】
一部の実施態様において、前記筐体は、筐本体と、前記筐本体における長手方向に沿って対向する両端に密閉するように設けられた第一端蓋及び第二端蓋とを備え、前記筐本体と、前記第一端蓋と、前記第二端蓋とにより共同で中空の収容スペースが取り囲まれており、前記電気分解キャビティは前記収容スペースの少なくとも一部であり、前記電気分解出水口は前記第一端蓋に設けられ、前記電気分解給水口は前記第二端蓋に設けられる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施例に係る電極板によれば、一方では、貫通孔の内壁と電極板の表面との間の境界において電荷密度が比較的大きく、その近傍の電界強度が強いことで、電気分解効率を大幅に向上させ、より多い水酸基ラジカル、活性塩素などの活性物質を生成させることができると同時に、多いマイクロバブルも生成させることもできて、殺菌、色移り防止、洗浄の効果を向上させることができる。他方では、水流は電極板の一方側から貫通孔を介して電極板の他方側に流れることができるので、水流は電極板の表面と貫通孔の内壁の表面とのマイクロバブルを速やかに除去し、マイクロバブルが集まって大きなバブルを形成することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の第一実施例に係る電気分解装置の構造模式図である。
【
図3】
図1に示す電気分解装置の電極板の構造模式図である。
【
図4】本発明の第一実施例に係る衣類処理機器の構造模式図であって、そのうち、衣類処理機器に第一実施例の電気分解装置が配置されている。
【
図5】本発明の第二実施例に係る衣類処理機器の構造模式図であって、そのうち、衣類処理機器に第一実施例の電気分解装置が配置されている。
【
図6】本発明の第三実施例に係る衣類処理機器の部分構造模式図であって、そのうち、衣類処理機器に第二実施例の電気分解装置が配置されている。
【
図8】
図6に示す構造の他の視野角での模式図である。
【
図10】
図9に示す構造における電気分解装置と、洗剤ボックスと、給水弁との係合模式図である。
【
図12】本発明の第二実施例に係る電気分解装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
なお、矛盾がない場合、本発明における実施例及び実施例における技術的特徴は、互いに組み合せることができ、具体的な実施形態における詳細な説明は本発明の趣旨を解釈および説明するものであり、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
【0021】
本発明の実施例の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「横方向」、「頂」、「底」などの方位または位置関係は
図4に示す方位または位置関係に基づいたものである。これらの方位術語は、単に、本発明の説明の便宜上及び簡略化のためであり、言及される装置または要素が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構築または操作されると指定や暗示するものではないため、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
【0022】
図1及び
図2を参照するように、本発明の実施例は、電気分解装置2であって、二つの電極板22を備え、そのうち、一方の電極板22をアノード板222とし、他方の電極板22をカソード板221とし、アノード板222及びカソード板221を通電させると、アノード板222及びカソード板221が水電気分解を開始可能となる電気分解装置2を提供する。一実施例において、電気分解装置2は、カソード導電接続体24とアノード導電接続体25をさらに備え、カソード導電接続体24はカソード板221と電気的に接続され、例示的に、カソード導電接続体24はカソード板221に溶接され、アノード導電接続体25はアノード板222と電気的に接続され、例示的に、アノード導電接続体25はアノード板222に溶接されている。
【0023】
カソード導電接続体24及びアノード導電接続体25は、電源を接続することに用いられ、カソード導電接続体24及びアノード導電接続体25の具体な構造は限定されず、電源を接続することに便利であれば良い。一実施例において、カソード導電接続体24及びアノード導電接続体25はいずれも円柱状をしている。
【0024】
本発明の実施例は、電気分解装置2が衣類処理機器に適用される例として説明したが、電気分解装置2が他の分野に利用されてもよいことが理解される。
【0025】
衣類処理機器の具体なタイプは限定されず、例えば、洗濯機、乾燥機、洗濯乾燥機であってもよい。
【0026】
衣類処理機器における衣類を洗浄するための水は、電極板22の電気分解によって、強酸化活性を有する水酸基ラジカル(・OH)を発生させた。・OHは、極めて高い酸化電位(2.80eV)を有し、その酸化能力が極めて強く、大部分の有機汚染物質と急速な連鎖反応を発生させることができ、・OHは低温で殺菌消毒して衣類に損害を与えないことができ、・OHの一部は水道水における塩素分子と反応して活性塩素を生成させ、活性塩素は長期的に存在し、長期の抗菌効果を有することができる。大量の水酸基ラジカルは、洗浄過程で着色衣類の水に遊離した染料分子の発色団を酸化破壊して染料を脱色させ、遊離した染料が淡色の衣類に汚染して色移りになることを防止し、反応を継続して染料分子を無害な二酸化炭素、水、無機塩に分解させる。同時に、電極板22は大量のマイクロバブルを発生させ、マイクロバブルは径が非常に小さく、一般的に50um未満であるため、洗浄過程で衣類繊維の内部に良好に入り、マイクロバブルの発破、吸着浮上の作用によって、マイクロバブルが絶えずに発生されてサイクルの洗濯を行うことにより、洗剤に協力して衣類繊維の内部に堆積した皮脂、油脂、微細な塵などの汚れを徹底的に除去し、洗浄効果を向上させることができる。
【0027】
洗浄効果を向上させるために、電気分解水には多い水酸基ラジカル、活性塩素、及びマイクロバブルなどが含まれる必要がある。従って、本発明の実施例において、
図3を参照するように、電極板22に電極板22の厚さ方向に沿って電極板22を貫通する貫通孔22aが形成されており、電極板22での貫通孔22aの分布密度が1~10個/cm
2であり、平方センチメートルあたりの電極板22に1~10個の貫通孔22aが分布され、例えば、平方センチメートルあたりの電極板22に1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個または10個の貫通孔22aが分布されてもよい。一方では、貫通孔22aの内壁と電極板22の表面との間の境界において電荷密度が比較的大きく、その近傍の電界強度が強いことで、電気分解効率を大幅に向上させ、より多い水酸基ラジカル、活性塩素などの活性物質を生成させることができると同時に、多いマイクロバブルも生成させることもできて、殺菌、洗浄の効果を向上させることができる。他方では、水流は電極板22の一方側から貫通孔22aを介して電極板22の他方側に流れることができるので、水流は電極板22の表面と貫通孔22aの内壁の表面とのマイクロバブルを速やかに除去することができ、マイクロバブルが集まって大きなバブルを形成することを防止できる。
【0028】
貫通孔22aの形状は限定されず、例えば、円形、楕円形、多角形などであってもよい。例示的に、本発明の一実施例において、
図3を参照するように、貫通孔22aは円形であり、貫通孔22aの径は2mm~5mmである。つまり、貫通孔22aの径は2mm~5mm的範囲内にあり、すなわち貫通孔22aの径の範囲は2mm~5mmであり、例えば、2mm、3mm、4mm、5mmなどであってもよい。当該寸法範囲での貫通孔22aは、貫通孔22aにマイクロバブルを形成することに便利であり、またマイクロバブルが電極板22の表面から逸脱することにも便利である。具体的には、貫通孔22aの径が大きすぎると、電極板22の面積及び形状が変わらない場合に貫通孔22aの数が非常に少なくなり、マイクロバブルの数も少なくなる。貫通孔22aの径が小さすぎると、貫通孔22aの縁の先端の面積が小さくなり、マイクロバブルを発生させることに不利である。また、発生したマイクロバブルは貫通孔22aの内で急速に溢れにくくなり、貫通孔22aの内で容易に凝集して大きなバブルに成長する。
【0029】
一実施例において、電極板22の縁に最も近い貫通孔22aと電極板22の縁との間の距離d2は2mm~10mmであり、つまり、距離d2の数値は2mm~10mmの範囲内にあり、例えば、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mmまたは10mmであってもよい。このように、電極板22に多い貫通孔22aが配置されたことを満たす場合に貫通孔22aの加工に便利であり、具体的には、貫通孔22aが縁に近すぎると、貫通孔22aの加工過程で、縁に近い貫通孔22aが破裂し、電極板22の縁に鋭いバリが形成される懸念がある。電極板22を衣類処理機器に適用する場合、水に混入したリントは電極板22の縁のバリに容易に引っ掛けられ、リントが電極板22に積み重なることが容易となる。
【0030】
一実施例において、隣接する二つの貫通孔22aの間の距離d1は2mm~10mmであり、つまり、距離d1の数値は2mm~10mmの範囲内にあり、例えば、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mmまたは10mmであってもよい。つまり、加工が便利になるために、隣接する二つの貫通孔22aの間に適切な距離があることを確保する必要がある。具体的には、加工の時に、電極板22に上記の貫通孔22aが形成されるように金型により電極板22の板材を押し付ける。二つの貫通孔22aの間の距離が小さすぎると、貫通孔22aが破裂し、電極板22にバリが形成される懸念がある。水に混入したリントはバリに容易に引っ掛けられ、リントが電極板22に積み重なることが容易となる。二つの貫通孔22aの間の距離が大きすぎと、利用率が低くなり、貫通孔22aの数が低減する。なお、隣接する二つの貫通孔22aの間の前記距離とは、いずれか一つの貫通孔を基準貫通孔として、他の貫通孔における当該基準貫通孔に最も近い一つの貫通孔を隣接貫通孔とし、当該基準貫通孔の縁と当該隣接貫通孔の縁との間の距離を意味する。
【0031】
図4及び
図5を参照するように、本発明の実施例は、筒体部材60及び上記いずれかの電気分解装置2を備える上記衣類処理機器を更に提供する。筒体部材60は、外筒61及び内筒62を備え、前記内筒62は外筒61の内側に回動可能に設けられる。
【0032】
上記の内筒62は、有孔式内筒または無孔式内筒であってもよいことを理解できる。上記衣類処理機器は、内筒62が有孔式内筒である場合に外筒61によって水を受け、内筒62が無孔式内筒である場合に内筒62自体によって水を受ける。つまり、内筒62の内側には、水を受けてもよいし、衣類を収容してもよい。洗浄過程で内筒62における水が外筒61の内側に入ることはない。
【0033】
なお、衣類処理機器における電気分解装置2を設置する位置は限定されず、衣類処理機器における衣類を洗浄するための水が電気分解されることができればよい。
【0034】
以下、複数の具体な実施例に係る衣類処理機器について詳細に説明する。
【0035】
第一実施例
図4を参照するように、本発明の第一実施例に係る衣類処理機器において、内筒62は有孔式内筒であり、両電極板22は外筒61と内筒62との間に設けられ、アノード導電接続体25における前記アノード板222から離れた一端は前記外筒61の外側に位置し、前記カソード導電接続体24における前記カソード板221から離れた一端は前記外筒61の外側に位置する。さらに、両電極板22は外筒61における高さ方向に沿った内壁に設けられる。当該実施例に係る衣類処理機器によれば、電極板22での貫通孔22aの密度によって、電極板22が多い水酸基ラジカル、活性塩素などの活性物質を生成させることができる一方、リントも電極板22に詰まりにくくなる。
【0036】
第二実施例
図5を参照するように、本発明の第二実施例に係る衣類処理機器は上記第一実施例の構造とほぼ同様であるが、本実施例は、両電極板22が外筒61における高さ方向に沿った底壁に設けられ、即ち両電極板22が外筒61における最低の箇所に設けられる点で第一実施例と異なる。外筒61の内側に少量の水だけがあっても、電極板22が外筒61における水に接触することができる。
【0037】
第三実施例
本発明の第三実施例に係る衣類処理機器において、該衣類処理機器が筒体部材60に通じる給水通路を備え、電気分解装置2が給水通路における水を電気分解するように給水通路に設けられたものである。当該実施例に係る衣類処理機器によれば、給水通路に電気分解装置2を設けることにより、余計な吸い揚げポンプを使用する必要がなくなり、外筒61または内筒62における水の有無に関わらず、電気分解装置2を正常に使用することができ、外筒61または内筒62に入った水を電気分解することができる。
【0038】
第三実施例に係る衣類処理機器は、内筒62が有孔式内筒であってよいし、無孔式内筒であってよいことを理解できる。
【0039】
一実施例において、
図12から
図14を参照するように、電気分解装置2は更に筐体21を備え、筐体21は、電気分解キャビティ21aと、電気分解キャビティ21aに通じる電気分解給水口21c及び電気分解出水口21dとを備え、カソード板221及びアノード板222は電気分解キャビティ21aの内側に設けられ、カソード導電接続体24におけるカソード板221に近い一端は筐体21の内側に位置し、カソード導電接続体24におけるカソード板221から離れた一端は筐体21の外に位置し、アノード導電接続体25におけるアノード板222に近い一端は筐体21の内側に位置し、アノード導電接続体25におけるアノード板222から離れた一端は筐体21の外に位置し、電気分解キャビティ21aは給水通路に位置し、つまり、給水通路における水は電気分解キャビティ21aを流れる。
【0040】
電気分解装置2を装着する時に、対応する管路を電気分解給水口21c及び電気分解出水口21dにそれぞれ接続すればよく、電気分解装置2を適切なスペースに取り付けるだけでよく、衣類処理機器に対して過度の構造を変更する必要はない。
【0041】
一実施例において、
図9を参照するように、衣類処理機器は給水弁3と洗剤ボックス5を備え、洗剤ボックス5は洗剤を収容するための貯留槽5aを備える。貯留槽5a内に収容された洗剤は、種類が限定されるものではなく、例えば粉末状洗剤などの粒状の物質であってもよいし、液状洗剤などの粘稠状の物質であってもよいし、ここで限定されることはない。電気分解給水口21cは給水弁3に通じ、電気分解出水口21dは電気分解キャビティ21aにおける電気分解水を貯留槽5aに導くように貯留槽5aに通じる。例示的に、第二管路42により電気分解出水口21dが貯留槽5aに通じる。
【0042】
衣類処理機器が作動すると、水道水が電気分解給水口21cから電気分解キャビティ21a内に入り、カソード板221及びアノード板222で電気分解された電気分解水中に多いマイクロバブルと水酸基ラジカルが存在しており、電気分解水が貯留槽5a内に入って貯留槽5a内に貯留された洗剤を希釈し、マイクロバブルによって洗剤の溶解を速めることができ、洗剤が溶解した後に電気分解水とともに外筒61または内筒62に入る。また、電気分解装置2は給水通路に設けられ、給水通路における水が水道水であるため、給水通路での水にリントが混入することなく、このようにリントが電極板22に詰まることを防止することができる。
【0043】
一実施例において、給水弁3は給水口3aと、第一出水口3b及び第二出水口とを備え、第一出水口3bは電気分解給水口21cに通じ、例示的に、第一管路41により通じる。第二出水口は貯留槽5aに通じ、給水弁3は給水口3aを第一出水口3bまたは第二出水口に選択的に通じることができる。
【0044】
電気分解水によって殺菌消毒する必要がある場合、給水口3aを第一出水口3bに連通して水道水が給水弁3を介して電気分解キャビティ21a内に入り、カソード板221及びアノード板222で電気分解された電気分解水は、貯留槽5a内に入って最終的に外筒61または内筒62内に入る。殺菌消毒する必要がない場合、給水口3aを第二出水口に連通して、水道水は、給水弁3を介して貯留槽5a内に直接入り、最終的に外筒または内筒62内に入る。つまり、殺菌消毒する必要がない場合、水道水は、給水弁3から貯留槽5a内に直接入ることになり、電気分解キャビティ21aを経由する必要がなくなる。このように、殺菌消毒する必要がない場合の給水速度を速めて、洗浄時間を短縮することができる。
【0045】
一実施例において、前記電気分解出水口21dは前記筐体21における前記洗剤ボックス5に近い一端に位置し、前記電気分解給水口21cは前記筐体21における前記電気分解出水口21dから離れた一端に位置する。電気分解装置2の位置が変わらない場合、電気分解出水口21dと電気分解キャビティ21aとの間の距離は電気分解給水口21cと電気分解キャビティ21aとの間の距離よりも近くなることにより、電気分解キャビティ21aにおける電気分解水が短い距離で貯留槽5a内に入って、電気分解水におけるマイクロバブルが洗剤の溶解をより効果的に速めることができる。
【0046】
電気分解装置2は、衣類処理機器における適切なスペースに取り付ければ良い。一実施例において、
図8及び
図9を参照するように、衣類処理機器は、衣類処理機器の頂部の本体部材であるワークテーブル1を備え、ワークテーブル1は、上方へ向かっている衣類投入口1aが形成され、衣類が当該衣類投入口1aにより内筒62中に投入される。電気分解装置2はワークテーブル1の底部側に固定接続されており、すなわち電気分解装置2はワークテーブル1における筒体部材60に向かっている側に位置する。本発明の実施例に係る衣類処理機器は、電気分解装置2がワークテーブル1と一体に集積され、装着が便利である。具体的には、装着する時に、まず、電気分解装置2をワークテーブル1と一体に装着する。ワークテーブル1の構造が相対的に簡単で、且つ開放式の構造であるため、電気分解装置2の取り付けが便利になる。続いて、ワークテーブル1を筒体部材60に装着すればよい。このように、装着の難度を低下させ、装着速度を向上させ、生産時間を節約させ、生産コストを低下させることができる。また、電気分解装置2の取り付けは、ワークテーブル1の底部側のスペースを十分に利用して衣類処理機器の構造を更にコンパクトにすることができる。また、本発明の実施例の電気分解装置2は、外筒61の密閉性に影響を与えず、外筒61の取り付け構造にも影響を与えない。
【0047】
一実施例において、洗剤ボックス5は、ワークテーブル1の底部側に固定接続されている。洗剤ボックス5は、ワークテーブル1における衣類投入口1aに沿ったいずれかの側に設けられ、例えば、ワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った後側、前側、または衣類投入口1aに沿った横方向でのいずれかの側に設けられてもよい。本発明の実施例において、
図7を参照するように、洗剤ボックス5は、ワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った後側に設けられている。一般的には、給水管は衣類処理機器の後側に設けられるため、本発明の実施例において、洗剤ボックス5がワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った後側に設けられることにより、洗剤ボックス5に通じる給水管の長さを短縮して配管することが便利になり、ワークテーブル1の構造をコンパクトにすることができる。また、一般的にワークテーブル1の後側及び前側は大きいスペースを有し、ワークテーブル1の前側には操作パネルを配置することが便利で、パネルをユーザーに近づけてユーザーが操作パネルを以前より手軽く用いることができる。従って、洗剤ボックス5をワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った後側に配置してもよい。
【0048】
図9を参照するように、ワークテーブル1は衣類処理機器の高さ方向に沿ってワークテーブル1を貫通する洗剤投入口1bを備え、洗剤ボックス5は洗剤投入口1bの周囲に密閉するように設置されている。洗剤を投入する必要がある場合、洗剤投入口1bから洗剤を洗剤ボックス5に直接投入すればよい。ことを理解すべきである、一部の実施例において、洗剤投入口1bを閉塞するように洗剤投入口1bに遮蔽カバーを設け、異物が洗剤ボックス5に入ることを防止してもよい。
【0049】
なお、本発明の実施例において、前記ワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った前側、後側または横方向でのある側とは、水平面での投影において、
図6に示す紙面が水平面であり、衣類投入口1aを参照とした方位を意味する。
【0050】
電極板22は洗剤ボックス5に対してワークテーブル1における衣類投入口1aの異なる側に位置し、このようにワークテーブル1の底部側の取り付けスペースを十分に利用することに有利である。
【0051】
具体的には、本発明の実施例において、電気分解装置2はワークテーブル1における衣類投入口1aに沿った横方向でのある側に位置する。つまり、このように構造の分布を合理的にレイアウトする場合、電気分解装置2と洗剤ボックス5との間の距離を短縮させ、管路長さを減少させることができ、構造の配置がさらに合理になる。
【0052】
一実施例において、両電極板22はいずれも水平面内に延在し、
図14を参照するように、両電極板22は竪直方向に沿って積層されるように設けられている。このように、大きい電気分解表面積を有する場合にも、両電極板22は、衣類処理機器の高さ方向におけるワークテーブル1の寸法にほとんど影響を与えないことができる。
【0053】
一実施例において、
図13を参照するように、筐体21は排水口21fを備え、排水口21fの位置は電気分解出水口21dの位置よりも低く、排水口21fは電気分解キャビティ21aにおける水を全部排出できるように構成される。衣類処理機器が殺菌消毒の機能を使用する必要はない場合、つまり電気分解装置2を起動する必要はない場合には、排水口21fにより電気分解キャビティ21aにおける水が全部排出され、衣類処理機器を長期間に使用しない場合に電気分解キャビティ21aにおける水が変質して臭くなることを回避することができる。
【0054】
なお、排水口21fから排出された水は、衣類処理機器の外部に排出されてもよいし、外筒61内または内筒62内に直接的または間接的に排出されてもよい。本発明の実施例において、
図8を参照するように、排水口21fと電気分解出水口21dとは筐体21の同じ側に設けられ、すなわち排水口21fも筐体21における洗剤ボックス5に近い側に設けられている。排水口21fは貯留槽5aに通じ、例示的に、第三管路43により通じている。つまり、排水口21fから排出された水は、第三管路43を介して洗剤ボックス5に流れる。排水口21fの流通面積は電気分解出水口21dの流通面積よりも小さい。具体的には、排水口21fと電気分解出水口21dとは筐体21の同じ側に設けられ、つまり、排水口21fから排出された水も電気分解電極で電気分解された電気分解水であるため、排水口21fから貯留槽5a内に入る水も電気分解された電気分解水であることを確保する。また、排水口21fの流通面積が電気分解出水口21dの流通面積よりも小さいため、液体の流れは、電気分解出水口21dから貯留槽5aに流れる流動阻力が排水口21fから貯留槽5aに流れる阻力よりも小さくなることにより、電気分解水は大部分が電気分解出水口21dから貯留槽5aに流れ、小部分が排水口21fから貯留槽5aに流れることになる。
【0055】
電気分解水を使用する必要がない場合、電気分解キャビティ21aへ給水されず、電気分解キャビティ21aにおける液面の高さが低下して電気分解出水口21dの高さよりも低くなる場合に電気分解キャビティ21aにおける水は、電気分解出水口21dから排出されず、電気分解キャビティ21aにおける水が全部排出されるまで排水口21fから排出される。本発明の実施例において、上記電気分解出水口21dと上記排水口21fを同時に設置することにより、貯留槽5a内に流れる水はほぼ十分な電気分解を介した電気分解水であることを確保でき、電気分解キャビティ21aにおける水を全部排出することも確保でき、短い管路だけで排水口21fの水を貯留槽5a内に導くことができ、構造が簡単で、且つバルブを設置する必要がなく、生産製造のコストを低減させることができる。
【0056】
一実施例において、
図12を参照するように、筐体21は筐本体211と、筐本体211における長手方向に沿って対向する両端に密閉するように設けられた第一端蓋212及び第二端蓋213とを備え、筐本体211と、第一端蓋212と、第二端蓋213とにより共同で中空の収容スペースが取り囲まれ、電気分解キャビティ21aが収容スペースの少なくとも一部である。電気分解出水口21dは第一端蓋212に設けられ、電気分解給水口21cは第二端蓋213に設けられている。ことを理解すべきである、漏水を防止するために、第一端蓋212と筐本体211との間の接続箇所において密閉するように接続される必要があり、漏水を防止するために、第二端蓋213と筐本体211との間の接続箇所において密閉するように接続される必要がある。
【0057】
本出願で提供された各実施例/実施形態は、矛盾がない場合に互いに組み合わせることができる。
【0058】
以上は本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願を制限するものではなく、当業者にとって、本出願は様々な変形及び変更が可能である。本出願の精神と原則の中において、行われたいかなる修正、均等置換、改善等は、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0059】
1 ワークテーブル
1a 衣類投入口
1b 洗剤投入口
2 電気分解装置
3 給水弁
3a 給水口
3b 第一出水口
5 洗剤ボックス
5a 貯留槽
21 筐体
21a 電気分解キャビティ
21c 電気分解給水口
21d 電気分解出水口
21f 排水口
22 電気分解装置
22 電極板
22a 貫通孔
24 カソード導電接続体
25 アノード導電接続体
41 第一管路
42 第二管路
43 第三管路
60 筒体部材
61 外筒
62 内筒
211 筐本体
212 第一端蓋
213 第二端蓋
221 カソード板
222 アノード板
【国際調査報告】