IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スポント,ブライアンの特許一覧

特表2022-542378バスケットボールのシュート作成を改善するためのバスケットボールトレーニング装置およびその方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-03
(54)【発明の名称】バスケットボールのシュート作成を改善するためのバスケットボールトレーニング装置およびその方法
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/00 20060101AFI20220926BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20220926BHJP
   A63B 63/00 20060101ALI20220926BHJP
【FI】
A63B69/00 504A
A63B71/06 T
A63B69/00 504F
A63B63/00 B
A63B63/00 A
A63B63/00 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022505594
(86)(22)【出願日】2020-07-29
(85)【翻訳文提出日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 US2020043972
(87)【国際公開番号】W WO2021021868
(87)【国際公開日】2021-02-04
(31)【優先権主張番号】62/879,837
(32)【優先日】2019-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/940,771
(32)【優先日】2020-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.BLUETOOTH
3.WINDOWS PHONE
4.Linux
5.ベルクロ
6.VISUAL BASIC
(71)【出願人】
【識別番号】522036370
【氏名又は名称】スポント,ブライアン
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(74)【代理人】
【識別番号】100224719
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 隆治
(72)【発明者】
【氏名】スポント,ブライアン
(57)【要約】
【課題】 本開示は、バスケットボールのシュート作成を改善するための装置及び方法に関する。【解決手段】 バスケットボールトレーニング装置は、水平バー列、1つまたは複数のブラケット、および処理システムを含む。水平バー列は、垂直構造に取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を含む。1つまたは複数のブラケットは、水平バー列の複数の長手方向部材を互いに水平に隣接させるために垂直構造に取り付けられるように構成される。水平バー列は、シュート頂点に最適な角度の軌道が生成されるように、1つまたは複数のブラケットを使用して垂直構造に取り付けられる。処理システムは、水平バー列に接続された対話型デバイスを動作させる。対話型デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する選手によって実行される1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バスケットボールトレーニング装置であって、
垂直構造に取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を備える水平バー列と、
前記水平バー列の前記複数の長手方向部材を互いに水平方向に隣接させるために前記垂直構造に取り付けられるように構成され、シュート頂点に対して最適な角度の軌道が生成されるように、前記水平バー列が前記垂直構造に取り付けられるために使用する、1つまたは複数のブラケットと、
前記水平バー列に接続された対話型デバイスを動作させて、前記バスケットボールトレーニング装置上で練習する選手によって実行された1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される、処理システムと、
を備える、バスケットボールトレーニング装置。
【請求項2】
前記1つまたは複数のブラケットの各ブラケットが、
前記垂直構造内に取り付けるために、1つまたは複数の締結具を受け入れるための1つまたは複数の締結具穴を備える取り付け部と、
前記取り付け部に垂直な平面内で延在するように構成され、前記水平バー列の前記複数の長手方向部材を受け入れるための複数の円形レセプタクルを備える延長アーム部と、
前記複数の長手方向部材を前記複数の円形レセプタクル内に固定するための1つまたは複数の固定手段と、
を備える、請求項1に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項3】
前記複数の長手方向部材の各長手方向部材の中央に配置され、バスケットボールを使用して前記選手によって実行されたシュートのタイプに基づいて、前記垂直構造上に配置されて前記対話型デバイスに接続されるスイッチを反転させるための1つまたは複数のボタンと、
前記バスケットボールトレーニング装置を使用するためにシューティング技術および指示を表示することによって前記選手をトレーニングするために前記垂直構造に取り付けられたプレートと、
前記垂直構造の1つまたは複数の垂直なレール開口部に取り付けられ、前記選手の要求に基づいて、前記水平バー列を上下させるように前記水平バー列に取り付けられた前記1つまたは複数のブラケットを制御するように構成される、1つまたは複数のアクチュエータと、
前記処理システムとの間でデータを送信および受信するためのトランシーバと、
をさらに備える、請求項1に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項4】
前記対話型デバイスが、
前記選手および前記バスケットボールに関連する前記シュートデータを取り込むための1つまたは複数のセンサと、
前記バスケットボールトレーニング装置に対する前記選手の位置を取り込むためのカメラと、
を備える、請求項3に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項5】
前記処理システムが、前記シュートデータおよび前記バスケットボールトレーニング装置に対する前記選手の前記位置を分析してフィードバックデータを生成するようにさらに構成される、請求項4に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項6】
前記対話型デバイスが、
前記選手によって実行された前記シュートのタイプおよび前記フィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、前記選手にフィードバックを提供するためのスピーカと、
前記選手によって実行された前記シュートのタイプおよび前記フィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、指示および前記フィードバックを表示するためのディスプレイと、
をさらに備える、請求項5に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項7】
前記スピーカは、単語の形態および音の形態のうちの1つで前記フィードバックを提供する、請求項6に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項8】
前記シュートのタイプは、完全なシュート、わずかにゴールを外れたシュート、および著しくゴールを外れたシュートの少なくとも1つであって、スピーカが音の形態でフィードバックを提供する場合に、シュートのタイプごとに別個の音が生成される、請求項7に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項9】
前記複数の長手方向部材の各長手方向部材はパイプである、請求項1に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項10】
前記垂直構造が、壁、およびバックボードの1つである、請求項1に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項11】
前記垂直構造が前記バックボードである場合に、前記選手の要求に基づいて前記バックボードを上下させるために前記バックボード内に構成されたスライド機構をさらに備える、請求項10に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項12】
バスケットボールトレーニングシステムであって、
垂直構造に取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を備える水平バー列と、
前記水平バー列の前記複数の長手方向部材を互いに水平方向に隣接させるために前記垂直構造に取り付けられるように構成され、シュート頂点に対して最適な角度の軌道が生成されるように、前記水平バー列が前記垂直構造に取り付けられるために使用する、1つまたは複数のブラケットと、
前記水平バー列に接続された対話型デバイスを動作させて、前記バスケットボールトレーニング装置上で練習する選手によって実行された1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される、処理システムと、
前記選手によって装着され、前記選手に関連する動作データを追跡するように構成される動作デバイスと、
を備えるバスケットボールトレーニング装置を備える、バスケットボールトレーニングシステム。
【請求項13】
前記バスケットボールトレーニング装置の前記1つまたは複数のブラケットの各ブラケットが、
前記垂直構造内に取り付けるための1つまたは複数の締結具を受け入れるための1つまたは複数の締結具穴を備える取り付け部と、
前記取り付け部に垂直な平面内で延在するように構成され、前記水平バー列の前記複数の長手方向部材を受け入れるための複数の円形レセプタクルを備える延長アーム部と、
前記複数の長手方向部材を前記複数の円形レセプタクル内に固定するための1つまたは複数の固定手段と、
を備える、請求項12に記載のバスケットボールトレーニングシステム。
【請求項14】
前記処理システムが、前記シュートデータおよび前記動作データを分析してフィードバックデータを生成するようにさらに構成される、請求項12に記載のバスケットボールトレーニングシステム。
【請求項15】
前記バスケットボールトレーニング装置が、
前記複数の長手方向部材の各長手方向部材の中央に配置され、バスケットボールを使用して前記選手によって実行されたシュートのタイプに基づいて、前記垂直構造上に配置されて前記対話型デバイスに接続されるスイッチを反転させるための1つまたは複数のボタンと、
前記バスケットボールトレーニング装置を使用するためにシューティング技術および指示を表示することによって前記選手をトレーニングするために前記垂直構造に取り付けられたプレートと、
前記垂直構造の1つまたは複数の垂直なレール開口部に取り付けられ、前記選手の要求に基づいて、前記水平バー列を上下させるように前記水平バー列に取り付けられた前記1つまたは複数のブラケットを制御するように構成される、1つまたは複数のアクチュエータと、
前記処理システムとの間でデータを送信および受信するためのトランシーバと、
をさらに備える、請求項12に記載のバスケットボールトレーニングシステム。
【請求項16】
前記バスケットボールトレーニング装置の前記対話型デバイスが、
前記選手および前記バスケットボールに関連する前記シュートデータを取り込むための1つまたは複数のセンサと、
前記バスケットボールトレーニング装置に対する前記選手の位置を取り込むためのカメラと、
前記選手によって実行された前記シュートのタイプおよび前記フィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、前記選手にフィードバックを提供するためのスピーカと、
前記選手によって実行された前記シュートのタイプおよび前記フィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、指示および前記フィードバックを表示するためのディスプレイと、
の1つまたは複数を備える、請求項15に記載のバスケットボールトレーニングシステム。
【請求項17】
前記バスケットボールトレーニング装置によって前記選手に提供された前記シュートデータおよび前記動作データ、ならびに1人または複数のトレーナによって定義されたトレーニングデータを記憶するように構成されたデータベースをさらに備え、前記トレーニングデータは、モデルシュートデータおよび各シュートのタイプについて指示を含む、請求項12に記載のバスケットボールトレーニングシステム。
【請求項18】
バスケットボールトレーニング装置であって、
垂直支柱に取り付けられるように構成されたバックボードと、
前記バックボードに取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を備える水平バー列と、
前記水平バー列の前記複数の長手方向部材を互いに水平方向に隣接させるために前記バックボードに取り付けられるように構成され、シュート頂点に対して最適な角度の軌道が生成されるように、前記水平バー列が前記バックボードに取り付けられるために使用する、1つまたは複数のブラケットと、
を備える、バスケットボールトレーニング装置。
【請求項19】
前記垂直支柱が、地面、および移動可能なスタンドの1つに取り付けられる、請求項18に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項20】
前記複数の長手方向部材の各長手方向部材の中央に配置され、バスケットボールを使用して前記選手によって実行されたシュートのタイプに基づいて、前記垂直支柱上に配置されて対話型デバイスに接続されるスイッチを反転させるための1つまたは複数のボタンと、
前記バスケットボールトレーニング装置で練習する前記選手によって実行される1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するため、かつ前記選手によって実行される前記シュートのタイプに基づいて音の形態でフィードバックを提供するために、前記垂直支柱上に配置された前記対話型デバイスと、
前記バスケットボールトレーニング装置を使用するためにシューティング技術および指示を表示することによって前記選手をトレーニングするために前記垂直支柱に取り付けられたプレートと、
前記バックボードの1つまたは複数の垂直なレール開口部に取り付けられ、前記選手の要求に基づいて、前記水平バー列を上下させるように前記水平バー列に取り付けられた前記1つまたは複数のブラケットを制御するように構成される、1つまたは複数のアクチュエータと、
をさらに備える、請求項18に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項21】
前記シュートのタイプは、完全なシュート、わずかにゴールを外れたシュート、および著しくゴールを外れたシュートの少なくとも1つであって、シュートのタイプごとに別個の音が生成される、請求項20に記載のバスケットボールトレーニング装置。
【請求項22】
プロセッサによって、バスケットボールトレーニング装置でバスケットボールを使用している選手によって行われたシュートに関連するシュートデータ、および前記シュートを行っている前記選手の動作データを受信し、前記シュートデータが、選手位置、バスケットボール位置、バスケットボールトレーニング装置位置、シュートが実行される角度、および前記シュートのタイプの1つまたは複数を含み、前記動作データが、前記バスケットボールトレーニング装置位置に対する前記選手位置を含む、ステップと、
前記プロセッサによって、前記動作データを使用して前記バスケットボールトレーニング装置の水平バー列の最適な高さ頂点を計算するステップと、
前記プロセッサによって、データベースからモデルシュートデータにアクセスするステップと、
前記プロセッサによって、前記水平バー列の前記最適な高さ頂点に少なくとも部分的に基づいて、前記モデルシュートデータを前記シュートデータと比較するステップと、
前記プロセッサによって、前記比較に基づいて前記シュートのフィードバックデータを生成するステップと、
を含む方法。
【請求項23】
前記プロセッサによって、トレーニングセッション中に1つまたは複数のシュートの各シュートを行っている間に、選手によって行われた1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータおよび前記選手に関連する前記動作データに基づいてセッションフィードバックデータを生成するステップと、
前記プロセッサによって、前記セッションフィードバックデータに基づいて前記選手へのセッションフィードバックの送信を容易にするステップと、
を含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記プロセッサによって、1つまたは複数のトレーニングセッションについて前記データベースに記憶された前記フィードバックデータおよび前記セッションフィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、前記選手の技能を分析するステップと、
前記プロセッサによって、前記選手の技能に基づいて前記選手の進歩を決定するステップと、
前記プロセッサによって、前記決定された選手の進歩のために前記選手へメッセージを送信することを容易にするステップと、
を備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記選手の前記進歩を決定するステップが、
前記プロセッサによって、マイルストーンが前記選手によって達成されたか、または前記選手によって予め定義された1つもしくは複数の動作目標が達成されたか否かを決定するステップを含む、請求項24に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バスケットボールトレーニング装置に関し、より詳細には、バスケットボールトレーニング装置を使用してバスケットボールのシュート作成を改善するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
成功したアスリートの成長において重要な特性は一貫していることである。バスケットボールなどのスポーツにおける習熟度および技能を高めるためには、選手は一貫した正確なシュートを行わなければならない。バスケットボールの選手は、正確かつ的確なシューティングフォームを用いてボールを繰り返しシューティングすることにより、シュートの一貫性および精度を高める必要がある。正確にシュートするために必要な最も重要な技能の1つは、適切な弧およびフォロースルーでバスケットボールを適切な方向に放出することであり、これは集中力、目と手の協調運動、ならびに適切なフォームおよび技術を必要とする。集中、協調運動およびフォームは、繰り返しおよび実践によってのみ改善され得る。
【0003】
選手は、他の選手、指導者、または指導やフィードバックを提供できる人と一緒に練習することが望ましい。しかしながら、多くの場合、所望の指導または練習を提供するのに十分な数の他の選手、コーチまたは他の人がいない可能性がある。バスケットボールはチームスポーツであるが、それは、他の選手が存在する必要なしに、個々の選手が練習し、自分のゲームを改善する機会を提供する。選手は、絶えずフィードバックされながら、個々の練習を通じてボールの取り扱い技能やシューティング技能を習得することができる。
【0004】
上記の考察に照らして、技術を改善するための時宜を得たフィードバックおよび指示を提供しながら、バスケットボール選手にとって望ましい練習条件をシミュレートすることができるトレーニング装置が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の様々な実施形態は、バスケットボールトレーニング装置を使用して、バスケットボールのシュート作成を改善するためのシステムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態では、バスケットボールトレーニング装置が開示される。バスケットボールトレーニング装置は、水平バー列、1つまたは複数のブラケット、および処理システムを含む。水平バー列は、垂直構造に取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を含む。1つまたは複数のブラケットは、水平バー列の複数の長手方向部材を互いに水平に隣接させるために垂直構造に取り付けられるように構成される。水平バー列は、シュート頂点に最適な角度の軌道が生成されるように、1つまたは複数のブラケットを使用して垂直構造に取り付けられる。処理システムは、水平バー列に接続された対話型デバイスを動作させる。対話型デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する選手によって実行される1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される。
【0007】
別の実施形態では、バスケットボールトレーニングシステムが開示される。バスケットボールトレーニングシステムは、バスケットボールトレーニング装置と、動作デバイスとを備える。バスケットボールトレーニング装置は、水平バー列、1つまたは複数のブラケット、および処理システムを含む。水平バー列は、垂直構造に取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を含む。1つまたは複数のブラケットは、水平バー列の複数の長手方向部材を互いに水平に隣接させるために垂直構造に取り付けられるように構成される。水平バー列は、シュート頂点に最適な角度の軌道が生成されるように、1つまたは複数のブラケットを使用して垂直構造に取り付けられる。処理システムは、水平バー列に接続された対話型デバイスを動作させる。対話型デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する選手によって実行される1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される。動作デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する選手によって着用されるように構成される。動作デバイスは、選手に関連する動作データを検出するように構成される。
【0008】
別の実施形態では、バスケットボールトレーニング装置が開示される。バスケットボールトレーニング装置は、バックボード、水平バー列、および1つまたは複数のブラケットを含む。バックボードは、垂直支柱に取り付けられるように構成される。水平バー列は、バックボードに取り付けられるように構成され、複数の長手方向部材を含む。1つまたは複数のブラケットは、水平バー列の複数の長手方向部材を互いに水平に隣接させるためにバックボードに取り付けられるように構成される。水平バー列は、シュート頂点に最適な角度の軌道が生成されるように、1つまたは複数のブラケットを使用してバックボードに取り付けられる。
【0009】
さらに別の実施形態では、方法が開示される。本方法は、バスケットボールトレーニング装置上でバスケットボールを使用している選手によって行われたシュートに関連するシュートデータと、そのシュートを行っている選手の動作データとを受信するステップを含む。シュートデータは、選手位置、バスケットボール位置、バスケットボールトレーニング装置位置、シュートが行われる角度、およびシュートのタイプのうちの1つまたは複数を含む。動作データは、バスケットボールトレーニング装置位置に対する選手位置を含む。方法は、動作データを使用してバスケットボールトレーニング装置の水平バー列の最適な高さ頂点を計算するステップを含む。本方法は、データベースからモデルシュートデータにアクセスするステップを含む。本方法は、水平バー列の最適な高さ頂点に少なくとも部分的に基づいて、モデルシュートデータをシュートデータと比較するステップを含む。本方法は、比較に基づいてシュートのフィードバックデータを生成するステップをさらに含む。
【0010】
他の態様および例示的な実施形態は、以下の図面および詳細な説明に提供される。
【0011】
本技術の例示的な実施形態のより完全な理解のために、ここで、添付の図面に関連して行われる以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】少なくともいくつかの例示的な実施形態を実施することができる環境を示す図である。
図2A】例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置の正面図である。
図2B】例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置の上面図である。
図3A】例示的な実施形態による、ブラケットの斜視図である。
図3B】例示的な実施形態による、ブラケットの側面図である。
図4】例示的な実施形態による、バスケットボールのシュート作成を改善するためのシステムのブロック図である。
図5A】例示的な実施形態による、バックボードに静的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置の斜視図である。
図5B】別の例示的な実施形態による、バックボードに静的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置の正面図である。
図5C】例示的な実施形態による、バックボードに動的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置の正面図である。
図5D】別の例示的な実施形態による、バックボードに動的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置の斜視図である。
図5E】別の例示的な実施形態による、バックボードに取り付けられたバスケットボールトレーニング装置の側面図である。
図6】例示的な実施形態による、バスケットボールのシュート作成を改善するための方法のフローチャート図である。
図7A】例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置を使用する例示的なシュート作成シナリオを示す図である。
図7B】例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置を使用する例示的なシュート作成シナリオを示す図である。
図8】例示的な実施形態による、サーバシステムの簡略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書で参照される図面は、特に明記されていない限り、縮尺通りに描かれていると理解されるべきではなく、そのような図面は本質的に例示的なものにすぎない。
【0014】
以下の説明では、説明の目的のために、本開示の完全な理解を提供するために多くの具体的な詳細が記載される。しかしながら、これらの具体的な詳細なしで本開示を実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、本開示を不明瞭にすることを避けるためにのみ、システムおよび方法がブロック図形式で示されている。
【0015】
本明細書における「一実施形態」または「ある実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書の様々な箇所における「一実施形態では」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ実施形態を指しているわけではなく、また他の実施形態と相互排他的な別個のまたは代替の実施形態でもない。さらに、いくつかの実施形態によって示され、他の実施形態によって示されない可能性がある様々な特徴が記載される。同様に、いくつかの実施形態の要件であり得るが他の実施形態の要件ではない様々な要件が記載されている。
【0016】
さらに、以下の説明は、例示の目的のために多くの詳細を含むが、当業者は、前記詳細に対する多くの変形形態および/または代替形態が本開示の範囲内であることを理解するであろう。同様に、本開示の特徴の多くは、互いに関して、または互いに関連して説明されているが、当業者は、これらの特徴の多くが他の特徴とは独立して提供され得ることを理解するであろう。したがって、本開示のこの説明は、本開示に対する一般性を失うことなく、また本開示に制限を課すことなく記載される。
【0017】
概要
本開示の様々な例示的な実施形態は、バスケットボールトレーニング装置を提供し、バスケットボールトレーニング装置を使用して、バスケットボールのシュート作成を改善するための方法およびシステムを提供する。
【0018】
バスケットボールトレーニング装置は、水平バー列、および1つまたは複数のブラケットを含む。水平バー列は、シュート頂点に最適な角度の軌道が生成されるように、1つまたは複数のブラケットを使用して、壁またはバックボードなどの垂直構造に取り付けられる。水平バー列は、シュート頂点につながる可能性のあるバスケットボールの発射および放出のための適切な腕の角度および位置合わせを選手が確立するのを助けるように構成される。水平バー列は、1つまたは複数のブラケットによって水平に互いに隣接するパイプなどの複数の長手方向構造を含む。各長手方向部材は、選手によって実行されるシュートのタイプを示すために、スイッチを反転させるための各長手方向構造の中央に配置されたボタンを含む。水平バー列およびスイッチは、対話型デバイスに接続される。対話型デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する間、選手によって行われるシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される。対話型デバイスは、選手およびバスケットボールに関連するシュートデータを取り込むためのセンサを含む。さらに、対話型デバイスは、バスケットボールトレーニング装置に対する選手の位置を取り込むためのカメラを含む。
【0019】
動作デバイスは、バスケットボールトレーニング装置で練習する選手によって着用されるように構成される。動作デバイスは、選手に関連する動作データを追跡する。シュートデータおよび動作データが取り込まれると、バスケットボールトレーニング装置に設けられたトランシーバは、シュートデータおよび動作データをサーバによって提供されるトレーニングアプリケーションと共有することができる。トレーニングアプリケーションは、受信されたシュートデータおよび動作データに基づいてフィードバックデータを生成するための動作分析ユニットを含むことができる。一実施形態では、カメラによって取り込まれたバスケットボールトレーニング装置に対する選手の位置を、フィードバックデータを生成するための動作データとして使用することができる。トランシーバは、サーバから生成されたフィードバックデータを受信し、次いで、生成されたフィードバックデータをバスケットボールトレーニング装置の対話型デバイスと通信することができる。次いで、対話型デバイスは、受信したフィードバックデータに基づいて、対話型デバイスに含まれるディスプレイまたはスピーカのいずれかでシュートのフィードバックを選手に提供する。
【0020】
「ユーザ」および「選手」という用語は、説明全体を通して交換可能に使用されており、バスケットボールトレーニング装置を使用している人を指す。
【0021】
図1は、本発明の様々な実施形態を実施することができる環境100の例示的な画像を示す。環境100は、選手102、バスケットボールトレーニング装置108、およびサーバ112などのエンティティを接続する無線通信ネットワーク(例えば、ネットワーク106)を含むが、これに限定されない。選手102は、自分の手首に動作デバイス104を装着しているように示されている。動作デバイス104は、帯状の外形を有し、動作デバイス104を装着している選手(例えば、選手102)に関連する動作データを追跡するように構成される。本開示を説明するために簡略化のために1人の選手が示されており、用途においては、そのような選手が多く存在し得ることに留意されたい。
【0022】
バスケットボールトレーニング装置108は、水平バー列108a、ならびにブラケット108bおよび108cを含む。水平バー列108aは、シュート頂点に最適な角度の軌道を生成するように、垂直構造107に取り付けられるように構成される。一実施形態では、垂直構造107は壁とすることができる。別の実施形態では、垂直構造107は、垂直支柱に取り付けられたバックボードとすることができる。垂直支柱は、地面、および移動可能なスタンドのうちの1つに取り付けることができる。別の実施形態では、垂直構造107は、壁に取り付けられたバックボードとすることができる。水平バー列108aは、ブラケット108bおよび108cによって支持されている。水平バー列108aは、ブラケット108bおよび108cによって水平に互いに隣接される複数の長手方向部材を含む。一実施形態では、複数の長手方向部材の各長手方向部材はパイプである。水平バー列108aは、対話型デバイス110に接続される。水平バー列108aと対話型デバイス110との間の接続は、有線接続または無線接続とすることができる。対話型デバイス110は、バスケットボールトレーニング装置108で練習する選手(例えば、選手102)によって行われる1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成され得る。一実施形態では、対話型デバイス110は、水平バー列108aと無線で接続された別個のデバイスとすることができる。別の実施形態では、対話型デバイス110を垂直支柱上に設けることができる。
【0023】
バスケットボールトレーニング装置108は、1つまたは複数のボタンおよび1つまたは複数のアクチュエータをさらに含む。1つまたは複数のボタンは、複数の長手方向部材の各長手方向部材の中央に配置される。1つまたは複数のボタンは、バスケットボール111を使用して選手102によって実行されるシュートのタイプに基づいてスイッチを反転させるように構成され得る。スイッチは、垂直構造上に配置され、対話型デバイス110と接続される。一実施形態では、スイッチは、バックボードが取り付けられた垂直支柱上に配置され得る。1つまたは複数のアクチュエータは、垂直構造に設けられた1つまたは複数の垂直なレール開口部(図5Cおよび図5Dに示す)に取り付けられる。アクチュエータは、選手102の要求に基づいて、水平バー列108aに取り付けられたブラケット108bおよび108cを制御して、水平バー列108aを上下させるように構成される。例えば、選手102の身長が水平バー列108aが配置される高さよりも高い場合、選手102は、水平バー列108aのための追加の高さを必要とする可能性がある。選手102は、バスケットボールトレーニング装置108に設けられたアクチュエータを使用して、バスケットボールトレーニング装置108の水平バー列108aを上昇させることができる。
【0024】
一実施形態では、1つまたは複数のアクチュエータは、バスケットボールトレーニング装置108に設けられた静的スイッチによってさらに制御される。静的スイッチは、バスケットボールトレーニング装置108のユーザ(例えば、選手102)の要求に基づいてオンおよびオフにすることができる。ユーザが、取り付けられたバスケットボールトレーニング装置108の位置を固定したい場合、静的スイッチを「オフ」にすることができる。ユーザがバスケットボールトレーニング装置108の位置を動的に保ちたい場合、すなわち位置を変更することができる場合、静的スイッチを「オン」にすることができる。静的スイッチが「オン」にされた場合、垂直なレール開口部に取り付けられたアクチュエータは機能し、そうでない場合、アクチュエータは機能しない。
【0025】
少なくとも1つの例示的な実施形態では、垂直構造107が壁/垂直支柱に取り付けられたバックボードである場合、バックボードは、選手102の要求に基づいてバックボードに設けられたスライド機構を使用して上下させることができる。スライド機構は、シャフトに取り付けられたクランクを含むことができる。シャフトは、一端からバックボードの背面に設けられたロッドに取り付けられ、他端から壁または垂直支柱に取り付けられたロッドに取り付けられている。選手102は、選手102の高さ要求に基づいて、クランクを使用してシャフトを屈曲または解放してバックボードを上下させることができる。一実施形態では、クランクは手動クランクである。別の実施形態では、クランクは自動クランクである。
【0026】
さらに、バスケットボールトレーニング装置108は、プレートと、トランシーバと、バッテリとを備える。プレートは、垂直構造に取り付けられる。プレートは、バスケットボールトレーニング装置108を使用するためのシューティング技術および指示を選手102に表示することができる。トランシーバは、シュートまたはトレーニングセッションに関連するデータ(シュートデータおよび動作データ)をサーバ112に転送し、サーバ112からデータ(フィードバックデータ)を受信するように構成される。バッテリは、対話型デバイス110、アクチュエータ、プレート、およびトランシーバに必要な電力を供給するように構成される。一実施形態では、バッテリは無線充電式バッテリである。
【0027】
一実施形態では、対話型デバイス110は、1つまたは複数のセンサ、カメラ、スピーカおよびディスプレイのうちの1つまたは複数を含む。センサは、シュートを行っている間に選手102およびバスケットボール111に関連するシュートデータを取り込むように構成され得る。カメラは、バスケットボールトレーニング装置108に対する選手102の位置を取り込むことができる。スピーカは、選手にフィードバックを提供するように構成され得る。ディスプレイは、シュート頂点およびフィードバックを再生するための命令を表示するように構成される。
【0028】
バスケットボールトレーニング装置108は、シュート頂点に対して発射および放出のための適切な腕の角度および位置合わせを選手102が確立するのを助けるように構成される。選手102は、バスケットボール111によって、複数の長手方向部材のうちの上側の長手方向部材の上部に打つ必要がある。バスケットボールトレーニング装置108はまた、試行されたシュートに対してフィードバックを提供するように構成される。例えば、バスケットボールトレーニング装置108は、選手102がバスケットボール111で長手方向部材の上部にうまく打つと、スピーカを介して肯定的な可聴フィードバックを提供する。
【0029】
例示的なシナリオでは、選手102は、バスケットボールトレーニング装置108でバスケットボールのシュート作成を練習したいと思う場合がある。選手102は、最初にプレートから指示を読み取り、シュート作成の練習を開始することができる。選手102がシュートを実行すると、選手102はシュートのタイプに応じて音を聞くことができる。いくつかの例では、シュートのタイプは、完全なシュート、わずかにゴールを外れたシュート、および著しくゴールを外れたシュートのうちの1つであり得る。シュートのタイプは、選手102がバスケットボールによって長手方向部材の上部に直角および速度で打つ場合、「完璧なシュート」である。選手102が上部の2つの長手方向部材の前面を打つ場合、このシュートは「わずかにゴールを外れたシュート」と呼ばれ、選手102がバスケットボールによってバスケットボールトレーニング装置108の底部長手方向部材を打つ場合、「著しくゴールを外れたシュート」と呼ばれる。複数の長手方向部材の各長手方向部材の中央に配置されたボタンは、選手によって実行されたシュートのタイプを示すためにスイッチを反転させることができる。スイッチは、少なくとも3つの方法で反転するように構成される。各方法について、スイッチは、対話型デバイス110に設けられたスピーカに異なる信号を伝えることができる。受信された信号に基づいて、スピーカは、選手によって実行されたシュートのタイプを示すために別個の音を生成することができる。例えば、受信された信号が完璧なシュートの信号である場合、上側の2つの長手方向部材によって底部長手方向部材の打撃を表す、固有の「ガチャン」というタイプの音がスピーカによって生成される。同様に、受信された信号がわずかにゴールを外れたシュートに対するものである場合、そのとき別の固有の「ガチャン」という音がスピーカによって生成されて、上部の2つの長手方向部材が打たれたことを示し、受信された信号が著しくゴールを外れたシュートに対するものである場合、固有の「ドシン」という音がスピーカによって生成される。
【0030】
一実施形態では、選手102によって装着された動作デバイス104は、選手102によってシュートが行われている間に選手102の動作データを取り込むことができ、センサは、選手102によって行われたシュートに関連するシュートデータを取り込むことができる。動作データは、バスケットボールトレーニング装置位置に対する選手位置についての情報を含む。シュートデータは、選手位置、バスケットボール位置、バスケットボールトレーニング装置位置、シュートが実行される角度、およびシュートのタイプのうちの1つまたは複数を含む。少なくとも1つの例示的な実施形態では、無線周波数(RF)送信機は、動作デバイス104の代わりに選手102に装着されることができ、RF受信機は、バスケットボールトレーニング装置108およびバスケットボール111内に含まれ得る。したがって、RF受信機および送信機によって収集された情報を使用して、選手の位置に対するバー構造の最適な高さを計算することができる。
【0031】
シュートデータおよび動作データが取り込まれると、トランシーバは、ネットワーク106を使用してシュートデータおよび動作データをサーバ112に転送することができる。ネットワーク106は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含むことができる。有線ネットワークのいくつかの例は、イーサネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ファイバチャネルネットワークなどを含むことができるが、これらに限定されない。無線ネットワークのいくつかの例は、セルラネットワーク、Wi-Fiネットワーク、ZigBeeネットワークまたはBluetoothネットワークなどを含むことができるが、これらに限定されない。有線ネットワークと無線ネットワークとの組み合わせの一例として、インターネットが含まれる。
【0032】
サーバ112は、本明細書ではトレーニングアプリケーション114と呼ばれるソフトウェアアプリケーションを提供することができる。トレーニングアプリケーション114は、受信されたシュートデータおよび動作データを分析して、シュートが選手によって正しく実行されたか否かを決定するように構成される。トレーニングアプリケーション114はまた、行われた分析に基づいてフィードバックデータを生成するように構成される。フィードバックデータを生成するために、トレーニングアプリケーション114は、最初に、受信された動作データを使用してバスケットボールトレーニング装置の水平バー列の最適な高さ頂点を計算し、次いでデータベース116からモデルシュートデータにアクセスする。一実施形態では、モデルシュートデータは、1人または複数のバスケットボールトレーナによって事前定義され、データベース116に事前記憶される。さらに、トレーニングアプリケーション114は、水平バー列の最適な高さ頂点に少なくとも部分的に基づいて、モデルシュートデータをシュートデータと比較して、シュートが選手102によって正しく実行されたか否かを決定する。次いで、トレーニングアプリケーション114は、決定に基づいてシュートのフィードバックデータを生成し、生成されたフィードバックをバスケットボールトレーニング装置108のトランシーバに送信することを容易にすることができる。加えて、サーバ112は、選手102によって行われる各シュートに関連するフィードバックデータのデータベース116への記憶を容易にすることができる。
【0033】
フィードバックデータが生成されると、トランシーバは、ネットワーク106を使用してサーバ112からフィードバックデータを受信することができる。次いで、トランシーバは、生成されたフィードバックデータを対話型デバイス110と通信することができる。次いで、対話型デバイス110は、受信したフィードバックデータに基づいて、ディスプレイまたはスピーカのいずれかで、シュートのフィードバックを選手102に提供するように構成される。一実施形態では、スピーカは、単語の形態および音の形態の1つでフィードバックを提供する。
【0034】
さらに、選手102がトレーニングセッションにおいて1つまたは複数のシュートを行うことによってバスケットボールトレーニング装置108での練習を完了した場合にトレーニングセッションが終了すると、トレーニングアプリケーション114は、トレーニングセッション中に1つまたは複数のシュートの各シュートを行っている間に、選手102によって行われた1つまたは複数のシュートに関連する受信されたシュートデータおよび選手102に関連する動作データに基づいて、セッションフィードバックデータを生成するように構成される。セッションフィードバックデータは、選手102の得点または評価、成功した動作のパーセンテージ、獲得したポイントの量、および心拍数、消費カロリー、または他の身体的なマイルストーンなどの選手に関する身体的情報を含むことができる。セッションフィードバックデータはまた、選手102によって行われるシュートの改善のためのフィードバック、動機、および/または指示を提供するコーチまたはインストラクタの個人向け音声部および/または動画を含むことができる。
【0035】
生成されたセッションフィードバックデータは、ネットワーク106を使用してサーバ112からトランシーバによって再び受信され、次いでトランシーバは、生成されたセッションフィードバックデータを対話型デバイス110と通信することができる。次いで、対話型デバイス110は、受信されたセッションフィードバックデータに基づいてセッションフィードバックを選手102に提供することができる。一実施形態では、セッションフィードバックは、トレーニングセッション中および/またはトレーニングセッション後に選手102に提供される。加えて、サーバ112は、トレーニングセッションに関連するセッションフィードバックデータのデータベース116への記憶を容易にすることができる。
【0036】
一実施形態では、トレーニングアプリケーション114は、選手102の進歩を決定するための1つまたは複数のトレーニングセッションについてデータベース116に記憶されたフィードバックデータおよびセッションフィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、選手102の技能を分析するように構成される。例えば、選手102は、時間をかけて何らかのスキルを発達させたか、またはマイルストーンを達成したことが決定される。選手102によって最初に設定された1つまたは複数の動作目標が達成されたか否かもまた決定される。次いで、決定された進歩は、選手102に伝達される。例えば、選手102が身体的なマイルストーンに到達した場合、予め記録されたビデオメッセージが表示されて、マイルストーンの達成を選手102に通知し、またはお祝いすることができる。別の例では、選手102が1つまたは複数の動作目標を逃したと決定された場合、予め記録されたビデオメッセージが選手102に表示されて、選手102を動機付け、励ますことができる。
【0037】
一実施形態では、トレーニングアプリケーション114は、サーバ112で休止しているアプリケーションであり得る。一実施形態では、サーバ112は、トレーニングアプリケーション114を提供および管理し、バスケットボールトレーニング装置108などの装置と通信するように構成される。例示的な実施形態では、バスケットボールトレーニング装置108のユーザ(例えば、選手102)は、自分の電子デバイス(図示せず)を使用して、サーバ112からトレーニングアプリケーション114のインスタンスにアクセスし、アプリケーションストアから電子デバイスにトレーニングアプリケーション114をインストールすることができる。記憶されたアプリケーションのいくつかの例は、Apple iOS(商標)、Android(商標)OS、Google Chrome OS、Symbian OS(登録商標)、Windows Mobile(登録商標)OS、Windows Phone、BlackBerry(登録商標)OS、Embedded Linux、web OS、Palm OS(登録商標)、またはPalm Web OS(商標)等と関連付けられ得る。トレーニングアプリケーション114は、ネットワーク106を介してウェブを介してアクセスされ得る。一実施形態では、トレーニングアプリケーション114は、インターネットを使用してウェブを介してアクセスされ得る。電子デバイスにインストールされたトレーニングアプリケーション114は、1つまたは複数のトレーニングセッションでユーザによって行われたシュートについての指示およびフィードバックをユーザに提供することができる。
【0038】
トレーニングアプリケーション114を構成する命令(または実行可能コード)は、サーバ112のメモリに記憶され、指示は、図8を参照して例示的に示されるように、サーバ112内に含まれるプロセッサ(例えば、シングルコアまたはマルチコアプロセッサ)によって実行されることに留意されたい。したがって、バスケットボールのシュート作成を練習する選手にフィードバックを提供するための様々な機能がトレーニングアプリケーション114を参照して説明されているか、またはそれによって実行されるが、プロセッサは、メモリ内のコードと共に、トレーニングアプリケーション114の指示によって可能にされる様々なタスクを実行するように構成されることを理解されたい。
【0039】
図2Aは、例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置200の正面図であり、図2Bは、バスケットボールトレーニング装置200の上面図である。バスケットボールトレーニング装置200は、図1を参照して図示および説明されたバスケットボールトレーニング装置108の一例である。バスケットボールトレーニング装置200は、水平バー列202、ならびにブラケット204および206を含む。図2Aおよび図2Bに示すように、水平バー列202は、シュート頂点に最適な角度の軌道を生成するように、垂直構造、すなわち壁に取り付けられる。水平バー列202は、ブラケット204および206の支持によって壁に取り付けられる。
【0040】
水平バー列202は、複数の長手方向部材208、210および212を含む。複数の長手方向部材208、210および212の各長手方向部材はボタンを含む。図2Aおよび図2Bに示すように、複数の長手方向部材208、210および212は、それぞれパイプ208、210および212である。水平バー列202には、下部パイプ208、中部パイプ210、上部パイプ212が設けられており、それぞれボタン214、216および218を含む。パイプ208、210および212は、ブラケット204および206によって水平方向に互いに隣接している。ブラケット204および206は、パイプ208、210および212の長さに沿った周端に配置され、壁の平坦な支持面に取り付けられるように設計されている。ブラケット204および206は、パイプ208、210および212を一緒に固定するように構成される。
【0041】
ボタン214、216および218は、バスケットボールトレーニング装置200上の選手(例えば、選手102)によって行われたシュートのタイプに基づいて、垂直構造、すなわち壁に設けられたスイッチを反転させるように構成される。スイッチは、選手によって実行されたシュートのタイプに関する情報を伝達するために対話型デバイス(例えば、対話型デバイス110)にさらに接続される。
【0042】
図2Aおよび図2Bに示すように、一般性を失うことなく、水平バー列202は、1つの「4」インチのパイプおよび2つの「1」インチのパイプを含むことができ、各パイプの長さは約「4」フィートである。パイプ208、210および212は垂直に積み重ねられており、ブラケット204、206を用いて、水平バー列202のパイプ208、210および212の各パイプ間には1インチ間隔が維持されている。パイプ208、210および212は、「4」インチパイプ(下部パイプ208)が下方位置に配置され、続いて第1の「1」インチパイプ(中部パイプ210)が中央位置に配置され、第2の「1」インチパイプ(上部パイプ212)が上方位置に配置されるように積み重ねられる。
【0043】
一実施形態では、水平バー列202のパイプ208、210および212は、取り外し可能に取り付けられることができ、任意の数の形状およびサイズで構成され得る。一実施形態では、水平バー列202は、ブラケット204および206に取り外し可能に取り付け可能である。他の実施形態では、水平バー列202は、ディスプレイなどの他の部品に取り付けられ得る。
【0044】
水平バー列202は、シュート頂点にバスケットボールの発射および放出するための適切な腕の角度および位置合わせを選手(例えば、選手102)が確立するのを助けることができる。選手は、上部パイプ212の上部を打つ必要がある。
【0045】
バスケットボールトレーニング装置200は、試行されたシュートに対してフィードバックを提供するように構成される。例えば、バスケットボールトレーニング装置200は、選手が上部パイプ212の上部にうまく打つと、肯定的な可聴式フィードバックを提供することができる。バスケットボールトレーニング装置200は、ポリ塩化ビニル(PVC)パイプ、アルミニウムパイプ、亜鉛メッキパイプ、導管、鋼管、プラスチック、木材、繊維ガラス、または他の適切な材料、またはそれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の適切な材料から構築され得る。異なる材料の選択は、バスケットボールトレーニング装置200の所望の特性および意図される用途に基づく。例えば、バスケットボールトレーニング装置200が子供によって使用される場合、またはバスケットボールトレーニング装置200の重量および可搬性が重要である場合、そのときPVCまたはアルミニウムパイプまたはプラスチック材料が、バスケットボールトレーニング装置200を構築するための好ましい材料であり得る。バスケットボールトレーニング装置200の主な用途が屋外である場合、同じまたは同様の材料が好ましい可能性がある。同様に、バスケットボールトレーニング装置200がより年長のシュータによってまたは他の条件で使用される場合、鋼などの異なる材料が多少望ましい可能性がある。
【0046】
バスケットボールトレーニング装置200の寸法は、特定の望ましいシミュレーションをシミュレートするのに有用であることができ、選手によって選択的に調整可能であり得る。例えば、バスケットボールトレーニング装置200は、追加の高さを提供することができる1つまたは複数の調整可能な取り付け具を含むことができる。そのような取り付け具は、バスケットボールトレーニング装置200の一体部分であることができ、バスケットボールトレーニング装置200、またはバスケットボールトレーニング装置200の任意の他の要素に取り外し可能に取り付けられ得る。バスケットボールトレーニング装置200はまた、広告、パーソナライズ、または他の情報もしくはコンテンツを含むように構成され得る。
【0047】
図3Aは、例示的な実施形態による、ブラケット300の斜視図であり、図3Bは、ブラケット300の側面図である。ブラケット300は、図2Aおよび図2Bを参照して示され、説明されたブラケット204および206の一例である。
【0048】
ブラケット300は、取り付け部302を含む。取り付け部302は、壁などの垂直構造の平坦な支持面に対して配置され、固定されるための取り付け面を有する。取り付け部302はまた、取り付け部302を垂直構造に取り付けるために、釘、ボルト、またはねじなどの1つまたは複数の締結具302bを受け入れるために、その中に予め形成された1つまたは複数の締結具穴302aを有することができる。別法として、ブラケット300の設置場所、ブラケット300によって支持されるパイプ構成要素の重量、およびブラケット300が固定される垂直構造の構成に応じて、エンドユーザによって必要または望ましいと考えられるサイズおよび場所で締結具穴が穿孔され得る。加えて、または追加の代替形態として、取り付け部302は、締結具として使用される接着材料で固定され得る。
【0049】
ブラケット300はまた、延長アーム部304を含む長手方向部材支持部分を含む。延長アーム部304は、長手方向部材(例えば、図2Aおよび図2Bに示すパイプ208、210および212)の外周面の少なくとも一部に係合して支持するように構成される。ブラケット300の延長アーム部304は、ブラケット300の取り付け部302に垂直な平面内に延在するように構成される。延長アーム部304は、水平バー列(例えば、水平バー列202)の複数の長手方向部材208、210および212を受け入れるための複数の円形レセプタクル306を含む矩形セグメントとして画定され得る。
【0050】
さらに、ブラケット300は、少なくとも1つの円形レセプタクル306内に少なくとも1つの長手方向部材を固定するための1つまたは複数の固定手段を含む。固定手段は、延長アーム部304のレセプタクル306にパイプが確実に着座することを保証する。使用され得る固定手段の例には、ボタン取り付け具、スナップ、フック、ベルクロ型締結材料、および他の同様の機械的締結具が含まれるが、これらに限定されない。
【0051】
図4は、例示的な実施形態による、バスケットボールのシュート作成を改善するためのシステム400のブロック図である。システム400は、シュートデータおよび動作データを収集し、シュートデータおよび動作データに基づいてフィードバックを提供するように構成される。一実施形態では、システム400は、データベース402、1つまたは複数のボタン404、対話型デバイス406、動作デバイス408、トランシーバ410、および処理システム412を含む。
【0052】
データベース402は、バスケットボールトレーニング装置200で練習する1人または複数の選手の各選手(例えば、選手102)によって行われる各シュートに関連するシュートデータを記憶するように構成される。データベース402はまた、1人または複数のトレーナによって定義されたトレーニングデータを記憶し、1人または複数の選手の各選手に関連するプロファイルデータを記憶するように構成される。一実施形態では、トレーニングデータは、モデルシュートデータと、1人または複数の選手によって行われ得るシュートのタイプごとの指示とを含む。プロファイルデータは、名前、年齢、選手の興味、マイルストーン、および選手によって設定された目標などの個人情報を含む。さらに、データベース402は、各選手によって行われる各シュートに関連するフィードバックデータと、バスケットボールトレーニング装置200で練習する1人または複数の選手の各選手が参加する各トレーニングセッションに関連するセッションフィードバックデータとを記憶するように構成される。さらに、データベース402は、各選手についてのトレーニング履歴を維持するために各選手によって試みられたシュートに関する一連のデータポイントを記憶するように構成される。データベース402は、各選手の新しい統計を含むように連続的または定期的に更新され得る。
【0053】
1つまたは複数のボタン404は、各選手によって実行されるシュートのタイプに基づいてスイッチを反転させるために電流を通すように構成される。スイッチは、選手によって実行されたシュートのタイプを示すために少なくとも3つの方法で反転するはずである。各方法について、スイッチは、対話型デバイス406に信号を伝えることができる。対話型デバイス406は、受信した信号に基づいて、選手によって実行されたシュートのタイプを示すために別個の音を生成するようにスピーカ406cに指示することができ、シュートのタイプを示すメッセージを表示するようにディスプレイ406dに指示することができる。例えば、選手が正しい角度および速度で上部バーまたはパイプを打つ場合、スイッチは完全なシュートを表すように反転され、完全なシュートを示す信号が対話型デバイス406に送信される。受信した信号に基づいて、対話型デバイス406は、固有の音を生成するようにスピーカ406cに指示することができる。選手が上部の2つのバーまたはパイプの前面を打つと、別の固有の音がスピーカ406cによって生成される。同様に、選手が下部バーまたはパイプを打つだけである場合、スピーカ406cは固有の「ドスン」という音を生成することができる。生成された音は、選手によって行われるシュートのタイプを選手が決定するのを助けることができる。
【0054】
対話型デバイス406は、1つまたは複数のボタン404と通信する。対話型デバイス406は、バスケットボールトレーニング装置で練習する各選手によって実行される1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するように構成される。一実施形態では、対話型デバイス406は、1つまたは複数のセンサ406a、カメラ406b、スピーカ406cおよびディスプレイ406dのうちの1つまたは複数を含む。代替実施形態では、対話型デバイス406はまた、コントローラ、タッチスクリーン、マイクロフォン、センサ、ゲームパッド、キーボード、ジョイスティック、マウスなどのポインタデバイス、または他の適切な対話型デバイスを、1つまたは複数のセンサ406a、カメラ406b、スピーカ406c、およびディスプレイ406dと共に含むことができる。1つまたは複数のセンサ406aは、各選手および/または各選手が行っているバスケットボールに関連するシュートデータを取り込むように構成される。各選手についてシュートデータは、選手位置、バスケットボール位置、バスケットボールトレーニング装置位置、シュートが行われる角度、およびシュートのタイプのうちの1つまたは複数を含む。一実施形態では、シュートのタイプは、完全なシュート、わずかにゴールを外れたシュート、および著しくゴールを外れたシュートのうちの1つである。センサ406aの例には、超音波センサ、近接センサ、レーザ距離センサなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0055】
カメラ406bは、各選手の位置と、各選手に関連するバスケットボールとを取り込むように構成される。一実施形態では、カメラ406bは、選手、バスケットボール、およびバスケットボールトレーニング装置200などのトレーニングエリア内の対象物を取り込み、およびマッピングするように構成された奥行きカメラである。対象物のマッピングは、バスケットボールトレーニング装置200の水平バー列202の最適な高さ頂点を計算するのにさらに役立つ、バスケットボールトレーニング装置に対する選手の位置を取り込むのに役立つことができる。
【0056】
スピーカ406cは、各選手によって実行されたシュートのタイプおよび各選手について受信されたフィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、各選手にフィードバックを提供するように構成される。スピーカ406cは、単語の形態および音の形態の1つでフィードバックを提供する。例えば、選手がシュートの実行に成功した場合、スピーカ406cは、音声メッセージ「上出来(Good job)」などの確認表示を提供することができる。スピーカが音の形態でフィードバックを提供する場合、各シュートのタイプについて別個の音が再生され得る。例えば、バスケットボールが上部パイプの上部に打つと、チャイムや群衆の応援などの音がスピーカ406cによって再生され得る。一実施形態では、スピーカ406cはまた、トレーニングセッションのための音楽または音声ビートを提供することができる。一実施形態では、スピーカ406cはBluetoothスピーカである。
【0057】
ディスプレイ406dは、各選手によって実行されたシュートのタイプおよび各選手について受信されたフィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、指示およびフィードバックを表示するように構成される。指示は、典型的なシュートを実行するための、または動作を実行するための命令を含むことができる。ディスプレイ406dはまた、セッションフィードバックおよび統計を表示するように構成される。統計は、選手がトレーニングセッションにおいて何回完全なシュートを達成したかなどのデータを含むことができる。さらに、ディスプレイ406dは、予め記録されたメッセージを表示して、選手にマイルストーンの達成を通知し、またはお祝いするか、または選手を動機付けて励ますように構成される。
【0058】
動作デバイス408は、1人または複数の選手の各選手に関連する動作データを追跡するように構成される。動作データは、バスケットボールトレーニング装置位置に対する選手位置を含む。動作デバイス408は、各選手に関連する動作データを追跡するために必要な電子機器を含む。
【0059】
トランシーバ410は、1人または複数の選手の各選手によって行われる各シュートに関連するシュートデータおよび動作データを処理システム412などの処理システムに無線で転送するように構成される。トランシーバ410はまた、各選手によって行われた各シュートについてフィードバックデータを処理システム412から受信するように構成される。一実施形態では、トランシーバ410は、無線周波数を使用してデータ(例えば、シュートデータ、動作データ、およびフィードバックデータ)を送信および受信するように構成されたRFトランシーバとすることができる。別の実施形態では、トランシーバ410は、セルラネットワークを使用してデータを送信および受信するように構成されたセルラトランシーバとすることができる。他の実施形態では、トランシーバ410は、ローカルエリアネットワークおよびインターネット接続を使用してデータを送信および受信するように構成された、ワイヤレスネットワークデバイスなどのローカルエリアネットワークトランシーバとすることができる。さらに、トランシーバ410は、動作デバイス408との間でデータを送信および受信するように構成される。加えて、トランシーバ410は、データベース402を更新するように構成される。
【0060】
処理システム412は、対話型デバイス406、トランシーバ410、および対話型デバイス406の動作のためのデータベース402(センサ406a、カメラ406b、スピーカ406cおよびディスプレイ406d)、トランシーバ410、およびデータベース402と連携するように構成される。処理システム412はまた、トランシーバ410から受信されたシュートデータおよび動作データを処理するように構成される。処理システム412は、シュートごとに受信されたシュートデータおよび動作データを分析して、各シュートのフィードバックデータを生成するように構成された動作分析ユニット412aを含む。一実施形態では、動作データは、動作デバイス408によって追跡されたデータとすることができる。別の実施形態では、動作データは、カメラ406bによって取り込まれたデータとすることができる。フィードバックデータを生成するために、動作分析ユニット412aは、最初にデータベース402からモデルシュートデータにアクセスし、次いでモデルシュートデータとシュートデータとを比較して、選手によってシュートが正しく実行された否かを決定することができる。次いで、動作分析ユニット412aは、その決定に基づいて、各シュートのフィードバックデータを生成する。
【0061】
動作分析ユニット412aはまた、各選手によって行われた1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータと、トレーニングセッション中に1つまたは複数のシュートの各シュートを行っている間の各選手に関連する動作データとに基づいて、各選手が参加した各トレーニングセッションごとにセッションフィードバックデータを生成するように構成される。追加的に、動作分析ユニット412aは、各選手が参加した1つまたは複数のトレーニングセッションについてデータベース402に記憶されたフィードバックデータおよびセッションフィードバックデータに少なくとも部分的に基づいて、各選手の技能を分析するように構成される。各選手の技能は、動作分析ユニット412aによって各選手の進歩を決定するためにさらに利用され得る。選手の進歩を決定するステップが、マイルストーンが選手によって達成されたか、または選手によって予め定義された1つまたは複数の動作目標が達成されたか否かを決定するステップを含む。
【0062】
処理システム412はまた、フィードバックデータおよびセッションフィードバックデータをデータベース402に記憶するように構成される。処理システム412はまた、各選手ごとに生成されたシュートフィードバックデータおよびセッションフィードバックデータに基づいて、各選手へのシュートフィードバックデータおよびセッションフィードバックデータの送信を容易にするように構成される。
【0063】
一実施形態では、処理システム412は、トレーニングアプリケーション用のコードを記憶することができ、コードは、Unity、C++、Visual Basic、または英語、スペイン語、または他の言語もしくは方言などの任意の言語の他のコンピュータコーディング言語などの任意の適切なプログラミング言語を含むことができる。別法として、トレーニングコードは、フラッシュメモリ、DVD、CD、ブルーレイ、または他の適切な電子記憶媒体などの外部媒体に記憶される。
【0064】
図5Aは、例示的な実施形態による、バックボード502に静的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置200の斜視図である。バックボード502は、垂直支柱504に取り付けられている高くなった垂直板である。垂直支柱504は、地面にさらに取り付けられている。バスケットボールトレーニング装置200に設けられた静的スイッチは「オフ」にされ、そのため、バスケットボールトレーニング装置200は図5Aに示される位置に固定される。
【0065】
図5Bは、別の例示的な実施形態による、バックボード502に静的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置200の正面図である。バックボード502は、移動可能なスタンド506に取り付けられた垂直支柱504に取り付けられている。移動可能なスタンド506は、垂直支柱504に可動性を提供する。したがって、バスケットボールトレーニング装置のユーザは、自分の選択に応じて、バスケットボールトレーニング装置をどこにでも配置することができる。
【0066】
図5Cは、例示的な実施形態による、バックボード502に動的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置200の正面図である。バックボード502は、垂直支柱504に取り付けられ、垂直なレール開口部508を含む。垂直支柱504は、地面または移動可能なスタンドに取り付けられ得る。
【0067】
アクチュエータ510は、垂直なレール開口部508に取り付けられている。アクチュエータ510は、ユーザの要求(例えば、選手102)に基づいて、バスケットボールトレーニング装置200の水平バー列202に取り付けられたブラケット204、206を制御して、水平バー列202を上下させる。対話型デバイス511は、垂直支柱504上に配置される。対話型デバイス511は、ディスプレイ512、スピーカ514、カメラ/センサ516、およびバスケットボールトレーニング装置200で練習する選手(例えば、選手102)によって実行された1つまたは複数のシュートに関連するシュートデータを追跡するためのタッチスクリーンコントロール518を含む。
【0068】
プレート519は、垂直支柱504に取り付けられる。プレート519は、選手をトレーニングするのに役立つことができる、バスケットボールトレーニング装置200を使用するためのシューティング技術および指示を表示するように構成される。
【0069】
図5Dは、別の例示的な実施形態による、バックボード502に動的に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置200の斜視図である。バックボード502は、壁520に取り付けられ、2つの垂直なレール開口部522および524を含む。
【0070】
2つのアクチュエータ526および528は、バックボード502に設けられた垂直なレール開口部522および524に取り付けられている。垂直なレール開口部522に取り付けられたアクチュエータ526はブラケット204を制御し、垂直なレール開口部524に取り付けられたアクチュエータ528はブラケット206を制御する。
【0071】
対話型デバイス530は、バスケットボールトレーニング装置200の水平バー列202に接続されるように示されている。対話型デバイス530は、バスケットボールトレーニング装置200の水平バー列202に無線または有線で接続され得る。対話型デバイス530は、カメラ/センサ532、スピーカ534、ディスプレイ536、および制御ボタン538を含む。カメラ532は、バスケットボールトレーニング装置200に対する選手の位置を取り込むことができる。スピーカ534およびディスプレイ536は、選手にフィードバックを提供することができる。制御ボタン538は、対話型デバイス530のスピーカ534の音量の増加、ディスプレイ536の輝度の変更などの動作を制御するために選手によって使用され得る。
【0072】
図5Eは、例示的な実施形態による、バックボード502に取り付けられたバスケットボールトレーニング装置200の側面図である。バックボード502は、スライド機構を使用して壁520に動的に取り付けられる。バックボード502に設けられたスライド機構は、選手の要求に基づいてバックボード502を上下させるために用いられる。スライド機構は、締結具548を用いてシャフト542の中心に取り付けられた手動クランク540を含む。シャフト542は、さらに一端からバックボード502の背面に設けられたロッド544に取り付けられ、他端から壁520に取り付けられたロッド546に取り付けられている。選手は、選手102の高さ要求に基づいて、手動クランク540を使用してシャフト542を曲げたり、または緩めたりしてバックボード502を上下させることができる。
【0073】
図6は、例示的な実施形態による、バスケットボールのシュート作成を改善するための方法600のフローチャート図である。方法600の動作は、サーバ112などのサーバまたはシステム400によって実行され得る。方法600の一連の動作は、必ずしもそれらが提示されたのと同じ順序で実行されなくてもよい。さらに、1つまたは複数の動作は、一緒にグループ化され、単一のステップの形態で実行されてもよく、または1つの動作は、並行して、または順次に実行され得るいくつかのサブステップを有してもよい。
【0074】
動作602において、方法600は、プロセッサによって、バスケットボールトレーニング装置(例えば、バスケットボールトレーニング装置108)上でバスケットボールを使用している選手(例えば、選手102)によって行われたシュートに関連するシュートデータ、およびそのシュートを行っている選手の動作データを受信するステップを含む。シュートデータは、バスケットボールトレーニング装置に含まれる対話型デバイス(例えば、対話型デバイス110)によって収集され、動作データは、シュートをプレイする選手によって着用される動作デバイス(例えば、動作デバイス104)によって収集される。シュートデータは、選手位置、バスケットボール位置、バスケットボールトレーニング装置位置、シュートが実行される角度、およびシュートのタイプのうちの1つまたは複数を含む。動作データは、バスケットボールトレーニング装置の位置に対する選手位置を含む。
【0075】
動作604において、方法600は、プロセッサによって、動作データを使用してバスケットボールトレーニング装置の水平バー列の最適な高さ頂点を計算するステップを含む。最適な高さ頂点は、バスケットボールトレーニング装置の位置に対する選手の位置に基づいて計算される。
【0076】
動作606において、方法600は、プロセッサによって、データベース(例えば、データベース116)からモデルシュートデータにアクセスするステップを含む。一実施形態では、モデルシュートデータは、1人または複数のバスケットボールトレーナによって事前定義され、データベースに事前記憶される。モデルシュートデータは、特定の高さ頂点でバスケットボールを発射するために適切な腕の角度および位置合わせであるべきもの、ならびに完璧なシュートを行うためにバスケットボールの放出点であるべきものなどの情報を含む。
【0077】
動作608において、方法600は、プロセッサによって、水平バー列の最適な高さ頂点に少なくとも部分的に基づいて、モデルシュートデータをシュートデータと比較するステップを含む。モデルシュートデータは、最適な高さ頂点に基づいて収集されたシュートと比較されて、上述の最適な高さ頂点に対して完全なシュートを行うために何をする必要があるかを決定する。
【0078】
動作610において、方法600は、比較に基づいてシュートのフィードバックデータをプロセッサによって生成するステップを含む。フィードバックデータは、モデルシュートデータを収集されたシュートと比較することに基づいて生成される。フィードバックデータは、シュートを改善するための指示、選手を動機付けまたは励ますためのメッセージなどを含むことができる。
【0079】
図7Aおよび図7Bは、例示的な実施形態による、バスケットボールトレーニング装置200を使用する例示的なシュート作成シナリオを示す。
【0080】
図7Aに見られるように、選手702は、垂直構造、すなわち壁706からある距離、例えば少なくとも2フィート離れて立っている。選手702は、長手方向部材、すなわち水平バー列202の上部パイプの上部にバスケットボール704で打って、完璧なシュートを得ようとしている。
【0081】
図7Bに示すように、バスケットボールトレーニング装置200は、選手702による位置P1、P2およびP3などの様々な位置からのシュート頂点を練習するための構成を調整する能力を有する。例えば、シュート頂点につながり得る位置P1からのバスケットボール704の発射および放出に必要な腕の角度および位置合わせは、位置P2およびP3に必要な腕の角度および位置合わせとは異なる。
【0082】
図1を参照して説明したバスケットボールトレーニング装置108は、ジム、フィットネスクラブ、トレーニングセンタ、レクリエーションセンタ、コミュニティセンタ、アーケード、または他のフィットネスまたはゲームの場所、あるいは家庭環境で使用するために配置され得る。バスケットボールトレーニング装置108は、選手のボールハンドリング、練習用ドリルの実行、相互作用スキルの成長、選手の成長、心血管トレーニング、体力、およびコンディショニングを改善することができる。いくつかの実施形態では、バスケットボールトレーニング装置108は、運動器具もしくはフィットネス器具、またはスポーツトレーニング自己支援製品と考えることもできる。
【0083】
本明細書で開示されるバスケットボールトレーニング装置108および200は、限定はしないが、バスケットボール選手、学生アスリート、コーチ、パーソナルトレーナ、スキルインストラクタ、選手の成長コーディネータ、ジムメンバ、フィットネスクラブメンバ、レクリエーションセンターメンバ、コミュニティセンタメンバ、および対話型ゲームをプレイしたい他の人々を含むユーザによって使用され得る。
【0084】
様々な例示的な実施形態は、他の利点の中でも、バスケットボールトレーニング装置を使用して、バスケットボールのシュート作成を改善するための方法およびシステムを確立するための技術を提供する。システムは、各シュートならびに各トレーニングセッションのためにフィードバックを提供するように構成され、それによって選手が、各プレイされたシュートでのバスケットボールの発射および放出に必要な腕の角度および位置合わせを改善するのを支援する。システムは、選手が参加するすべてのトレーニングセッションにおける選手の進歩を追跡し、それについて選手に通知し、それにより、より良いシュートを行うように選手を動機付け、励ます。このバスケットボールトレーニング装置は、使用が容易であり、組み立ておよび分解が容易であり、軽量かつコンパクトであるため、持ち運びおよび保管が容易である。
【0085】
図1から図7A図7B、または方法600の1つまたは複数の動作を参照して開示されたシステムおよび方法は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体(例えば、1つまたは複数の光媒体ディスクなどの不揮発性コンピュータ可読媒体、揮発性メモリ構成要素(例えば、DRAMまたはSRAM)、または不揮発性メモリもしくは記憶構成要素(例えば、フラッシュメモリ構成要素などのハードドライブまたはソリッドステート不揮発性メモリ構成要素)に記憶され、コンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、ネットブック、ウェブブック、タブレットコンピューティングデバイス、スマートフォン、または他のモバイルコンピューティングデバイスなどの任意の適切なコンピュータ)上で実行されるコンピュータ実行可能命令を含むソフトウェアを使用して実施され得る。そのようなソフトウェアは、例えば、単一のローカルコンピュータ上で、または1つもしくは複数のネットワークコンピュータを使用するネットワーク環境内(例えば、インターネット、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、リモートのウェブベースサーバ、クライアント-サーバネットワーク(クラウドコンピューティングネットワークなど)、または他のそのようなネットワークを介して)で実行され得る。さらに、開示された方法またはシステムの実施中に生成および使用される中間データまたは最終データのいずれも、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読媒体)に記憶されてもよく、開示された技術の範囲内にあると考えられる。さらに、いずれのソフトウェアベースの実施形態も、アップロードされ、ダウンロードされ、または、適切な通信手段を介してリモートからアクセスされることができる。そのような適切な通信手段は、例えば、インターネット、ワールドワイドウェブ、イントラネット、ソフトウェアアプリケーション、ケーブル(光ファイバケーブルを含む)、磁気通信、電磁通信(RF、マイクロ波、および赤外線通信を含む)、電子通信、または他のそのような通信手段を含む。
【0086】
図8は、例示的な実施形態による、サーバシステム800のブロック図である。サーバシステム800は、図1を参照して図示および説明されたサーバ112の一例である。サーバシステム800は、コンピュータシステム802と、データベース804などの1つまたは複数のデータベースとを含む。
【0087】
コンピュータシステム802は、命令を実行するためのプロセッサ806を含む。プロセッサ806は、図4を参照して示され説明された処理システム412の一例である。命令は、例えば、これに限定されないが、メモリ808に記憶され得る。プロセッサ806は、1つまたは複数の処理ユニット(例えば、マルチコア構成では)を含むことができる。プロセッサ806は、コンピュータシステム802がトランシーバ820などのデバイスと通信することができるように、通信インターフェース810に動作可能に結合される。
【0088】
プロセッサ806はまた、限定はしないが、複数のアプリケーションなどのデータベース804に動作可能に結合され得る。データベース804は、図1図7を参照して説明したようにフィードバックデータを生成することができるトレーニングアプリケーション114を記憶するように構成される。データベース804は、データを記憶および/または検索するのに適した任意のコンピュータ動作ハードウェアである。データベース804は、低価格ディスク冗長アレイ(RAID)構成のハードディスクおよび/またはソリッドステートディスクなどの複数の記憶ユニットを含むことができる。データベース804は、限定はしないが、ストレージエリアネットワーク(SAN)および/またはネットワーク接続ストレージ(NAS)システムを含むことができる。
【0089】
いくつかの実施形態では、データベース804は、コンピュータシステム802内に統合される。例えば、コンピュータシステム802は、データベース804として、1つまたは複数のハードディスクドライブを含むことができる。他の実施形態では、データベース804は、コンピュータシステム802の外部にあり、ストレージインターフェース812を使用してコンピュータシステム802によってアクセスされ得る。ストレージインターフェース812は、プロセッサ806にデータベース804へのアクセスを提供することができる任意の構成要素である。ストレージインターフェース812は、例えば、Advanced Technology Attachment(AT A)アダプタ、シリアルATA(SATA)アダプタ、小型コンピュータシステムインターフェース(SCSI)アダプタ、RAIDコントローラ、SANアダプタ、ネットワークアダプタ、および/またはプロセッサ806にデータベース804へのアクセスを提供する任意の構成要素を含むことができる。
【0090】
メモリ808は、マイクロコンテンツ情報および命令を記憶するための、1つもしくは複数の揮発性メモリデバイス、1つもしくは複数の不揮発性メモリデバイス、および/または1つもしくは複数の揮発性メモリデバイスと不揮発性メモリデバイスとの組み合わせとして実施される記憶デバイスである。メモリ808は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスク、磁気テープなど)、光磁気記憶装置(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Compact Disc Recordable)、CD-R/W(Compact Disc Rewritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray(登録商標)Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(プログラマブルROM)、EPROM(消去可能PROM)、フラッシュROM、RAM(ランダムアクセスメモリ)など)等として実施され得る。
【0091】
様々な例示的な実施形態は、他の利点の中でも、バスケットボールトレーニング装置を提供し、バスケットボールトレーニング装置を使用して、バスケットボールのシュート作成を改善するための方法およびシステムを提供する。バスケットボールトレーニング装置は、練習、トレーニング、運動、およびバスケットボール技能の練習に使用することができ、それによって、バスケットボールトレーニング装置を使用するユーザのバランス、フットワーク、制御、体幹の強さ、安定性、および柔軟性を改善する機器を提供する。システムは、トレーニングセッションのためのセッションフィードバックと共に、人によって行われた各シュートについてのフィードバックを人に提供し、それにより、人がシュート作成技能を改善するのを助ける。
【0092】
特定の例示的な実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明の広い精神および範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に対して様々な修正形態および変形形態が作成され得ることに留意されたい。例えば、本明細書で説明される様々な動作、ブロックなどは、ハードウェア回路(例えば、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)ベースの論理回路)、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアの任意の組み合わせ(例えば、機械可読媒体で実施される)を使用して有効にされ、動作され得る。例えば、装置および方法は、トランジスタ、論理ゲート、および電気回路(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)回路および/またはデジタル信号プロセッサ(DSP)回路)を使用して実施され得る。
【0093】
本開示は、本開示を実施する方法およびシステムのブロック図およびフローチャート図を参照して上述されている。ブロック図およびフローチャート図の様々なブロック、ならびにそれぞれブロック図およびフローチャート図のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令のセットによって実施され得ることが理解されよう。これらの命令のセットは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置にロードされて、デバイスに実行させることができ、その結果、命令のセットは、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行されると、1つまたは複数のフローチャートブロックで指定された機能を実施するための手段を生成する。本明細書に記載されているようなハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの様々な組み合わせを含む機能を実施するための他の手段も採用され得る。
【0094】
上述した様々な実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーション論理、またはソフトウェア、ハードウェアおよびアプリケーション論理の組み合わせで実施することができる。ソフトウェア、アプリケーション論理および/またはハードウェアは、少なくとも1つのメモリ、少なくとも1つのプロセッサ、装置、または非一時的コンピュータプログラム製品上に存在し得る。例示的な実施形態では、アプリケーション論理、ソフトウェア、または命令セットは、様々な従来のコンピュータ可読媒体のいずれか1つで維持される。本明細書の文脈では、「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータなどの命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらと関連して使用するための命令を含む、記憶する、通信する、伝播する、または輸送することができる任意の非一時的媒体または手段であり得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータなどの命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらと関連して使用するための命令を含むかまたは記憶することができる任意の媒体または手段であり得るコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0095】
本開示の特定の実施形態の前述の説明は、例示および説明の目的で提示されている。それらは網羅的であること、または本開示を開示された正確な形態に限定することを意図するものではなく、上記の教示に照らして明らかに多くの修正形態および変形形態が可能である。実施形態は、本開示の原理およびその実際の適用を最もよく説明し、それによって当業者が本開示および企図される特定の用途に適した様々な修正を伴う様々な実施形態を最もよく利用することを可能にするために選択され、説明された。状況が示唆し、または好都合となり得るので、均等物の様々な省略および代替が企図されるが、そのようなものは、特許請求の範囲の精神または範囲から逸脱することなく適用/または実施を網羅することを意図していることを理解されたい。

図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6
図7A
図7B
図8
【国際調査報告】