(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-03
(54)【発明の名称】情報受信方法、情報送信方法、端末及びネットワーク機器
(51)【国際特許分類】
H04W 74/08 20090101AFI20220926BHJP
【FI】
H04W74/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022506316
(86)(22)【出願日】2020-07-20
(85)【翻訳文提出日】2022-01-28
(86)【国際出願番号】 CN2020103100
(87)【国際公開番号】W WO2021017928
(87)【国際公開日】2021-02-04
(31)【優先権主張番号】201910690618.8
(32)【優先日】2019-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲亜▼利
(72)【発明者】
【氏名】▲チェン▼ ▲麗▼
(72)【発明者】
【氏名】▲曽▼ 二林
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示は、通信技術分野に係る情報受信方法、情報送信方法、端末及びネットワーク機器を提供する。端末に応用される情報受信方法において、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信することを含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される情報受信方法であって、
ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信することを含み、
ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、情報受信方法。
【請求項2】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項3】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項4】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項5】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分には、第1の長さ指示フィールドを含む、請求項2又は4に記載の情報受信方法。
【請求項6】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む、請求項2又は4に記載の情報受信方法。
【請求項7】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項8】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む、請求項3又は7に記載の情報受信方法。
【請求項9】
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含み、
及び/又は、
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含み、
前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む、請求項3又は7に記載の情報受信方法。
【請求項10】
前記SRBは、
メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項11】
ネットワーク機器に応用される情報送信方法であって、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信することを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、情報送信方法。
【請求項12】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項11に記載の情報送信方法。
【請求項13】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項11に記載の情報送信方法。
【請求項14】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項11に記載の情報送信方法。
【請求項15】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む、請求項12又は14に記載の情報送信方法。
【請求項16】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む、請求項12又は14に記載の情報送信方法。
【請求項17】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項11に記載の情報送信方法。
【請求項18】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む、請求項13又は17に記載の情報送信方法。
【請求項19】
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含み、及び/又は、
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含み、
前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む、請求項13又は17に記載の情報送信方法。
【請求項20】
前記SRBは、
メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす、請求項11に記載の情報送信方法。
【請求項21】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なプログラムを含む端末であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するステップが実現され、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、端末。
【請求項22】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項21に記載の端末。
【請求項23】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項21に記載の端末。
【請求項24】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項21に記載の端末。
【請求項25】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む、請求項22又は24に記載の端末。
【請求項26】
前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む、請求項22又は24に記載の端末。
【請求項27】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項21に記載の端末。
【請求項28】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む、請求項23又は27に記載の端末。
【請求項29】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なプログラムを含むネットワーク機器であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するステップが実現され、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、ネットワーク機器。
【請求項30】
プログラムが格納されている可読記憶媒体であって、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~10のいずれ一項に記載の情報受信方法、又は、請求項11~20のいずれ一項に記載の情報送信方法が実現される。
【請求項31】
端末であって、
ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するための受信モジュールを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、端末。
【請求項32】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項31に記載の端末。
【請求項33】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項31に記載の端末。
【請求項34】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項31に記載の端末。
【請求項35】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項31に記載の端末。
【請求項36】
ネットワーク機器であって、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するための送信モジュールを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、ネットワーク機器。
【請求項37】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項36に記載のネットワーク機器。
【請求項38】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項36に記載のネットワーク機器。
【請求項39】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる、請求項36に記載のネットワーク機器。
【請求項40】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項36に記載のネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2019年7月29日に中国特許庁に提出された中国特許出願NO.201910690618.8の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
[技術分野]
本開示は、通信技術分野に係り、特に情報受信方法、情報送信方法、端末及びネットワーク機器に係る。
【背景技術】
【0002】
2ステップランダムアクセスプロセスでは、基地局は、例えばランダムアクセス成功応答(successRAR)、4ステップランダムアクセスフォールバック応答(fallbackRAR)のような複数のランダムアクセス応答を端末に送信する可能性がある。
【0003】
ランダムアクセス成功後、端末と基地局は、無線リソース制御RRC(Radio Resource Control)接続を行うために、更に通信する必要がある。しかしながら、RRC接続を実現するためにランダムアクセス成功応答メッセージをどのように適用するかについては、従来技術において明確に提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、端末が2ステップランダムアクセス成功応答メッセージにSRBが含まれるか否かを確定できず、正しく復号できないという従来技術の問題を解決するために、情報受信方法、情報送信方法、端末及びネットワーク機器を提供する。
課題を解決するための手段
【0005】
上述した技術課題を解決するために、本開示の一部実施例は、端末に応用される情報受信方法を提供する。この方法において、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信することを含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0006】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0007】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0008】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0009】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0010】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0011】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0012】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0013】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0014】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成(Suspend configuration)をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0015】
本開示の一部実施例は、ネットワーク機器に応用される情報送信方法を更に提供する。この方法において、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信することを含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0016】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0017】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0018】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0019】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0020】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0021】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0022】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0023】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0024】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0025】
本開示の一部実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なプログラムを含む端末を更に提供する。前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するステップが実現される。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0026】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0027】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0028】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0029】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0030】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0031】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0032】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0033】
本開示の一部実施例は、メモリと、プロセッサと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで動作可能なプログラムを含むネットワーク機器を更に提供する。前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するステップが実現される。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0034】
本開示の一部実施例は、プログラムが格納されている可読記憶媒体を更に提供する。前記プログラムがプロセッサによって実行されると、上述した情報受信方法、又は、上述した情報送信方法が実現される。
【0035】
本開示の一部実施例は、端末を更に提供する。この端末は、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するための受信モジュールを含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0036】
本開示の一部実施例は、ネットワーク機器を更に提供する。このネットワーク機器は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するための送信モジュールを含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
発明の効果
【0037】
上記発明において、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージには、SRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれることによって、端末は、受信したランダムアクセス成功応答メッセージに基づいて、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBが含まれるかを識別することができ、ランダムアクセス応答メッセージを正しく復号することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】
図1は、LTEとNRシステムにおける競合ランダムアクセスプロセスを示す図である。
【
図2】
図2は、RARのMACサブヘッダのフォーマットを示す図である。
【
図3】
図3は、ランダムアクセス応答MAC RARのフォーマットを示す図である。
【
図4】
図4は、次世代無線ネットワークNRシステムにおける2ステップランダムアクセスプロセスを示す図である。
【
図5】
図5は、本開示の一部実施例に係る情報受信方法のフローチャートである。
【
図6】
図6は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマットを示す図である。
【
図7】
図7は、MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアしないフォーマットを示す図その1である。
【
図8】
図8は、MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアするフォーマットを示す図その1である。
【
図9】
図9は、MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアしないフォーマットを示す図その2である。
【
図10】
図10は、MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアするフォーマットを示す図その2である。
【
図11】
図11は、ランダムアクセス成功応答メッセージのフォーマットを示す図その1である。
【
図12】
図12は、SRB subPDUのSRB部分のフォーマットを示す図である。
【
図13】
図13は、MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアするフォーマットを示す図その3である。
【
図14】
図14は、ランダムアクセス成功応答メッセージのフォーマットを示す図その2である。
【
図15】
図15は、SRB subPDUのMACサブヘッダのフォーマットを示す図である。
【
図16】
図16は、本開示の一部実施例に係る情報送信方法のフローチャートである。
【
図17】
図17は、本開示の一部実施例に係る端末のモジュールを示す図である。
【
図18】
図18は、本開示の一部実施例に係る端末の構成を示す図である。
【
図19】
図19は、本開示の一部実施例に係るネットワーク機器のモジュールを示す図である。
【
図20】
図20は、本開示の一部実施例に係るネットワーク機器の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
本開示の目的、技術手段及び利点をより明確にするために、以下、図面及び具体的な実施例を参照して本開示を詳細に記載する。
【0040】
まず、本開示の実施例における一部の概念を以下に説明する。
【0041】
ロングタームエボリューションLTE(Long Term Evolution) におけるランダムアクセスとニューラジオNR(New Radio)の通常のランダムアクセスは、競合ランダムアクセスと非競合ランダムアクセスの2種類に分けられる。このうち、競合ランダムアクセスのプロセスは、以下の通りである。
【0042】
競合ランダムアクセスプロセスは、
図1に示すように、4ステップに分けられ、4ステップランダムアクセスRA(Random Access)と呼ばれる。
メッセージ1(Msg1):ユーザ機器UE(User Equipment、端末とも呼ばれる)は、ランダムアクセスプリアンブル(preamble)と物理ランダムアクセスチャネルPRACH(Physical Random Access Channel)リソースを選択し、このPRACHリソースを使用して、選択されたランダムアクセスpreambleを基地局に送信する。
メッセージ2(Msg2):基地局は、preambleを受信し、ランダムアクセス応答(RAR)を送信する。ランダムアクセス応答は、メディアアクセス制御MAC(Medium Access Control)ヘッダと、MAC RARの2つの部分を含む。MACヘッダは、複数のサブヘッダを含み、その主な内容は、ランダムアクセスプリアンブルIDであるRAPID(Random Access Preamble ID)とバックオフパラメータBI(Backoff Indicator)である。
図2は、RAPID付きMACサブヘッダを示す図である。
図3は、ランダムアクセス応答MAC RARのフォーマットであり、タイミング先行コマンドTAC(Time Advance Command)、メッセージ3(Msg3)に対するアップリンクリソース認可(UL Grant)、及び、ネットワーク側で割り当てられた一時的なセル無線ネットワークの一時的な識別子C-RNTI(cell Radio Network Temporary Identity)を含む。Msg2スケジューリング情報をキャリアする物理下り制御チャネル(PDCCH)と、Msg2をキャリアする物理下り共有チャネル(PDSCH)は、ともにRA-RNTIでスクランブルされる。RA-RNTIは、UEがMsg2を受信するウィンドウ長内で、Msg1送信用の時間周波数リソースに一意に対応する。UEは、Msg2を受信すると、該Msg2がその送信したMsg1に対応するものであることを、RA-RNTIとpreambleIDとで特定する。
Msg3:UEは、Msg2が指定したUL grant上で上り伝送を送信し、ランダムアクセスの原因によっては、Msg3の上り伝送の内容が異なる。例えば、初期アクセスに対して、Msg3は、無線リソース制御(RRC)接続確立要求を伝送し、接続状態のUEがMsg3でC-RNTI MAC制御要素(CE)を送信する。要約すると、Msg3は、基地局が最終的にUEを一意に決定するためのUE固有の識別子を送信する。
メッセージ4(Msg4):競合解決メッセージである。UEは、Msg4に基づいてランダムアクセスが成功したか否かを判断する。アイドル状態(idle)UE又は非アクティブ状態(inactive)UEの場合、Msg4には、Msg3のRRCシグナリングコンテンツを含むCCCH MAC CEをキャリアする。接続状態UEの場合、Msg4は、セル内でのUEの一意の識別子C-RNTIのPDCCHを用いてスケジューリングされる。このPDCCHは、競合解決を実現できる。アイドル状態端末(idle UE)又は非アクティブ状態端末(inactive UE)の場合、競合解決が成功すると、一時的なC-RNTIは、このセル内のUEの一意の識別子C-RNTIに変換される。
【0043】
次世代無線ネットワークNRシステムでは、4ステップRAに基づいて、競合ランダムアクセス用の2ステップランダムアクセスプロセス(2ステップRA)が導入され、そのプロセスを
図4に示す。そのうち、msgAは、PRACH上のpreamble伝送と物理上り共有チャネル(PUSCH)上のデータ伝送に分けられ、4ステップRAのMsg1プラスMsg3に相当する。msgBのランダムアクセス応答と競合解決は、4ステップランダムアクセスチャネル(RACH)におけるMsg2プラスMsg4に相当する。msgBにはUE競合解決情報が含まれているため、その大きさは、必然的にMsg2とは異なる。
【0044】
図4に示す2ステップランダムアクセスプロセスでは、基地局は、例えばランダムアクセス成功応答(successRAR)、4-stepフォールバック応答(fallbackRAR)のような複数のランダムアクセス応答をUEに送信する可能性がある。
【0045】
successRARの場合、更に遅延を省くために、successRARにSRB(例えば、RRC接続確立、RRC接続再構築などのメッセージ)をキャリアすることが考えられるが、successRARをどのように設計するかは、明らかになっていない。
【0046】
本開示は、上述した問題に対して、情報受信方法、情報送信方法、端末及びネットワーク機器を提供する。
【0047】
図5に示すように、本開示の一部実施例に係る端末に応用される情報受信方法は、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するステップ51を含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラ(SRB)をキャリアするか否かの指示情報が含まれる
【0048】
なお、この2ステップランダムアクセスとは、次世代無線ネットワークNRシステムにおいて、4ステップランダムアクセスに基づいて、競合ランダムアクセス用に導入される簡略化されたランダムアクセスプロセスを指す。
【0049】
なお、SRBのキャリア形態の一つは、ランダムアクセス成功応答メッセージのメディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニット(MAC RAR subPDU)に直接SRBの具体的な内容をキャリアすることであり、別の形態は、ランダムアクセス成功応答メッセージにSRB subPDUをキャリアし、SRB subPDUにSRBの具体的な内容をキャリアすることである。
【0050】
SRBをキャリアすることが指示情報によって指示される場合、前記SRBは、以下のうちの少なくとも1つを満たす。
メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれる場合、前記SRBは、RRC確立(RRCSetup)メッセージ又はRRC拒否(RRC reject)メッセージである。
メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれる場合、前記SRBは、RRC再構築(RRCreestablishment)メッセージ又はRRC拒否メッセージである。
メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれる場合、前記SRBは、RRC確立メッセージ、RRC回復(RRC resume)メッセージ、RRC解放(RRC release)メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放(RRC release with suspend configuration)メッセージ、又はRRC拒否メッセージである。
【0051】
以下では、それぞれ、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない(1つのランダムアクセス成功応答メッセージは、1つの端末のみのものであることを指す)場合と、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される(1つのランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末に対するものであることを指す)の場合、ランダムアクセス成功応答メッセージの具体的なフォーマットを以下に説明する。
【0052】
1.異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない。
この場合、1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージは、1つのサブプロトコルデータユニット(subPDU)のみを含んでもよく、1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージは、2つのsubPDUを含んでもよい。これら2つの場合のランダムアクセス成功応答メッセージの具体的なフォーマットを以下にそれぞれ説明する。
【0053】
A11.1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージは、1つのsubPDUしか含まない。
この場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニット(MAC RAR subPDU)を含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUののMACサブヘッダに位置する。又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0054】
なお、MAC RAR subPDUは、MACサブヘッダとペイロード部分(ペイロードともいう)とを含むため、この指示情報は、MACサブヘッダに設定されてもよく、ペイロード部分に設定されてもよい。
【0055】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。ここで、前記第1の長さ指示フィールドは、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するためのものである。
【0056】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、第2の長さ指示フィールドを更に含む。ここで、前記第2の長さ指示フィールドは、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するためのものである。
【0057】
なお、MAC RAR subPDUに、MAC RAR subPDUの長さ又はSRBの長さを指示するための長さ指示フィールドをキャリアすることにより、このSRBを端末が正しく解析できることを支援する。
【0058】
この場合の具体的な応用例を以下に例示する。
【0059】
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージには、ランダムアクセス成功応答メッセージに対応する1つのMAC RAR subPDUのみが含まれる場合、具体的なMAC RAR subPDUのフォーマット設計には、次の2つの方式がある。
【0060】
方式1:ランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを指示する指示情報が追加される。
この方式では、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマット例を
図6に示し、このランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを、そのうちの1つのRビットによって指示する。例えばRビットが1をとると、SRBをキャリアすることを示し、0をとると、SRBをキャリアしないことを示す。もちろん、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージにPRAPIDをキャリアする必要がない場合、SRBをキャリアするか否かを、既存のRAPID部分によって指示してもよい。
【0061】
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのペイロード部分には、少なくとも次のものが含まれる。
N11、タイミング先行コマンド(Timing Advance Command)
N12、セル無線ネットワーク仮識別子(C-RNTI)
N13、UE競合解決識別子。
【0062】
選択可能に、ペイロード部分にSRBをキャリアしてもよい。具体的にSRBをキャリアするか否かは、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダにある指示情報に依存する。SRBをキャリアする必要があることが指示されるのであれば、SRBをキャリアするが、そうでない場合、SRBをキャリアしない。
【0063】
ペイロード部分にSRBをキャリアしない場合、ペイロード部分の可能なフォーマットは、
図7のようになる。ここで、Rビットの追加は、バイト不足分を補充するためのである。
【0064】
ペイロード部分にSRBをキャリアし、且つSRBの長さが一定である場合、ペイロード部分の長さも一定である。そうでない場合、ペイロード部分の長さは、可変であり、具体的な長さは、キャリアするSRBの長さに依存する。SRBの長さを48ビットに固定した例を示すと、ペイロード部分のフォーマットは、
図8のようになる。
【0065】
方式2:ランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのペーロード部分には、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを指示する指示情報が追加される。
この方式では、
図2に示すように、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマットと、既存プロトコルにおけるMAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマットとが一致する。
【0066】
2ステップランダムアクセス応答のMAC RAR subPDUのペイロード部分は、少なくとも次のものが含まれる。
N21、SRBをキャリアするか否かの指示情報
N22、タイミング先行コマンド(Timing Advance Command)
N23、C-RNTI
N24、UE競合解決識別子。
【0067】
SRBをキャリアする必要があるか否かの指示情報は、
図9及び
図10のS指示情報のように、ペイロード部分の1ビットを用いて指示することができる。SRBをキャリアする必要があることが指示される場合、前記RARにSRBをキャリアする必要がある。
【0068】
ペイロード部分にSRBをキャリアしない場合、ペイロード部分のフォーマットは、
図9のようになる。ここで、Rビットの追加は、バイト不足分を補充するためのである。ここで、Sフィールドが0に設定されることは、ペイロード部分にSRBをキャリアする必要がないことを指示する。
【0069】
ペイロード部分にSRBをキャリアし、且つSRBの長さが一定である場合、ペイロード部分の長さも、一定である。そうでない場合、ペイロード部分の長さは、可変であり、具体的な長さは、キャリアするSRBの長さに依存する。SRBの長さを48ビットに固定する例を示すと、ペイロード部分のフォーマットは、
図10のようになる。ここで、Sフィールドは、1に設定され、前記ペイロード部分にSRBをキャリアする必要があることを指示する。
【0070】
A12.1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージに2つのsubPDUを設定する。
この場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、MAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0071】
なお、この場合、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUが存在するか否かの指示情報が含まれる。この指示情報により、SRB subPDUが存在することが指示されると、ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。この指示情報により、SRB subPDUが存在しないことが指示されると、ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを含まない。
【0072】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0073】
なお、SRBの長さが一定でない場合、このSRBを端末が正しく解析できるように、MACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示する長さ指示フィールドを含む必要がある。
【0074】
なお、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUは、同じ又は異なるフォーマットを有するMACサブヘッダを使用することができる。具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0075】
この場合の具体的な適用例を以下に例示する。
【0076】
1つの端末のランダムアクセス成功応答メッセージは、2つのsubPDU、即ちMAC RAR subPDU及びSRB subPDUに設計される。そのうち、MAC RAR subPDUは、必須であり、SRB subPDUは、オプションであり、最初のsubPDUに対応するMACサブヘッダのEビットによって指示される。
【0077】
具体的なランダムアクセス成功応答メッセージのフォーマットは、
図11のようになり、2つのsubPDUからなり、1つ目は、MAC RAR subPDUであり、2つ目は、SRB subPDUである。
【0078】
ここで、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダとペイロード部分のフォーマットを、それぞれ
図2と
図7に示す。SRB subPDUのMACサブヘッダ及びSRB部分のフォーマットは、それぞれ
図2及び
図12に示す。SRBの長さが一定であれば、SRB subPDUの長さも一定である。SRBの長さが可変であれば、SRB subPDUの長さも、可変である。
図12では、SRBの長さが48ビットである例で説明する。
【0079】
2.異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される。
この場合、1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答は、1つのサブプロトコルデータユニット(subPDU)のみを含んでもよく、1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答は、2つのsubPDUを含んでもよい。これらの場合のランダムアクセス成功応答の具体的なフォーマットを以下にそれぞれ説明する。
【0080】
B11.1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答に1つのsubPDUを設定する。
この場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0081】
なお、1つの端末のMAC RAR subPDUは、MACサブヘッダとペイロード部とを含むため、この指示情報は、MACサブヘッダに設定されてもよく、ペイロード部に設定されてもよい。
【0082】
なお、指示情報の設定位置によっては、ランダムアクセス成功応答のフォーマットにも影響を与えるため、以下、指示情報の設定位置が異なる場合のランダムアクセス成功応答のフォーマットについて、それぞれ具体的に説明する。
【0083】
B111.前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合
この場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分には、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0084】
なお、SRBの長さが一定でない場合、このSRBを端末が正しく解析できるように、MAC RAR subPDUには、MAC RAR subPDUの長さ又はSRBの長さを指示する長さ指示フィールドを含む必要がある。
【0085】
B112.前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合
この場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0086】
なお、SRBの長さが一定でない場合、このSRBを端末が正しく解析できるように、ペイロード部分には、MAC RAR subPDUの長さ又はSRBの長さを指示する長さ指示フィールドを含む必要がある。
【0087】
この場合の具体的な適用例を以下に例示する。
【0088】
異なる端末のランダムアクセスのMAC RAR subPDUは、1つのMAC PDUへの多重化が許可される。いずれかの端末に対する2ステップランダムアクセス応答は、1つのsubPDUに設計される。具体的には、次の2つの方式がある。
【0089】
方式1:ランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを指示する指示情報が追加される。更に、SRBの長さが可変であれば、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示するための長さ指示フィールドLが追加される。又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分に、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示するための長さ指示フィールドLが追加される。
【0090】
この方式では、1つの端末の2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答に対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマットは、
図6に示すように、そのうちの1つのRビットを用いて、このランダムアクセス成功応答にSRBをキャリアするか否かを指示する。例えばRビットが1をとると、SRBをキャリアすることを示し、0をとると、SRBをキャリアしないことを示す。更に、SRBの長さが可変であれば、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに長さ指示フィールドLを追加する。例えば、残りのRビットを長さ指示フィールドとして利用し、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する。
【0091】
2ステップランダムアクセス応答に対応するペイロード部分には、少なくとも以下のものが含まれる。
M11、タイミング先行コマンド(Timing Advance Command)
M12、C-RNTI
M13、UE競合解決識別子。
【0092】
選択可能に、SRBをキャリアしてもよい。具体的にSRBをキャリアするか否かは、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダにある指示情報に依存する。SRBをキャリアする必要があることが指示された場合、SRBをキャリアするが、そうでない場合、SRBをキャリアしない。
【0093】
MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに、MAC RAR subPDU内のペイロード部分の長さ、又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する指示情報をキャリアする場合、MAC RAR subPDUのペイロード部分はに、MAC RAR subPDU内のペイロード部分の長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する指示情報をキャリアする必要がなくなる。そうでなければ、前記MAC RAR subPDUがMAC PDUの最後のsubPDUでない場合、前記MAC RAR subPDUのペイロード部分に、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する長さ指示情報をキャリアする必要がある。
【0094】
MAC RAR subPDUのペイロード部分に、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する長さ指示情報を含まない場合を例として、MAC RAR subPDUのペイロード部分のフォーマットは、
図7のようになる。
【0095】
RARにSRBをキャリアし、且つSRBの長さが一定である場合、ペイロード部分の長さも一定である。そうでない場合、ペイロード部分の長さは、可変であり、具体的な長さは、キャリアするSRBの長さに依存する。SRBの長さが48ビットである例では、RARフォーマットは、
図8のようになる。
【0096】
方式2:ランダムアクセス成功応答メッセージに対応するMAC RAR subPDUのペイロード部分に、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを指示する指示情報を追加し、更に、SRBの長さが可変であれば、MAC RAR subPDUのペイロード部分に、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する長さ指示フィールドLを追加することも必要である。
【0097】
この方式では、
図2に示すように、1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答に対応するMAC RAR subPDUのMACサブヘッダのフォーマットと、関連プロトコルにおけるMAC RAR subPDUのMACサブヘッダとは、以下のように一致する。
2ステップランダムアクセス応答MAC RAR subPDUのペイロード部分には、少なくとも次のものが含まれる。
M21、SRBをキャリアするか否かの指示情報
M22、タイミング先行コマンド(Timing Advance Command)
M23、C-RNTI
M24、UE競合解決識別子。
【0098】
SRBをキャリアするか否かの指示情報により、SRBをキャリアする必要があることを指示する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアする必要がある。
【0099】
MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをキャリアしない場合、可能なフォーマットは、
図7のようになり、ここで、Rビットの追加は、バイト不足分を補充するためのである。そのうちの1つのRビットにより、前記RARにSRBをキャリアするか否かを指示する。例えば、前記Rビットが0に設定された場合、RARは、SRBをキャリアしなくてもよいことを示す。そうでない場合、SRBをキャリアする必要がある。
【0100】
MAC RAR subPDUのペイロード部分にSRBをベアラせず、且つSRBの長さが一定である場合、ペイロード部分の長さも、一定である。そうでない場合、ペイロード部分の長さは、可変であり、具体的な長さは、キャリアするSRBの長さに依存する。SRBの長さが可変である場合、MAC RAR subPDUのペイロード部分に、MAC RAR subPDUのペイロード部分の長さ又はMAC RAR subPDU内のSRB部分の長さを指示する長さ指示情報をキャリアする必要がある。Lフィールドが3ビットを占有し、SRBの長さが48ビットである例を示すと、RARのフォーマットは、
図13のようになる。
【0101】
B12.1つの端末に対する2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージに2つのsubPDUを設定する
この場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報(指示フィールド)は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0102】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0103】
なお、SRBの長さが一定でない場合、このSRBを端末が正しく解析できるように、MACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示する長さ指示フィールドを含む必要がある。
【0104】
なお、前記MAC RAR subPDU及びSRB subPDUは、同一又は異なるフォーマットを有するMACサブヘッダを使用することができる。更に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、Eフィールド、Tフィールド及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報を含む。前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、以下を含む。
【0105】
この場合の具体的な適用例を以下に例示する。
【0106】
1つの端末のランダムアクセス成功応答は、2つのsubPDU、即ちMAC RAR subPDU及びSRB subPDUに設計される。ここで、MAC RAR subPDUは、必須であり、SRB subPDUは、オプションであり、最初のsubPDUに対応するMACサブヘッダのEビットによって指示される。MAC RAR subPDUに対応するMACサブヘッダにおけるEフィールドにより、SRB subPDUが存在するか否かを指示する。2つのsubPDUが同じMACサブヘッダを利用することは、2つのsubPDUが関連することを指示する。2つ目のsubPDUの長さが可変であれば、2つ目のsubPDUに対し、そのサブヘッダ又はsubPDU自身に長さ指示フィールドを追加する。
【0107】
具体的なランダムアクセス成功応答メッセージのフォーマットを
図14に示す。
【0108】
MAC RAR subPDUのMACサブヘッダ及びRARフォーマットをそれぞれ
図2及び
図7に示す。
【0109】
SRBの長さが一定であれば、SRBに対応するSRB subPDUのMACサブヘッダとSubPDUフォーマットは、
図2と
図12のようになり、長さ指示フィールドは、不要である(
図12では、48bitを例にしている)。
【0110】
SRBの長さが可変でれば、SRBに対応するSRB subPDUのMACサブヘッダ及びsubPDUフォーマットは、
図15及び
図12に示すようになる。
図15は、長さ指示フィールド(
図15は、Lフィールドの長さが1byteである例)が必要であり、且つMACサブヘッダに長さ指示フィールドを追加した例である。
【0111】
なお、本開示の一部実施例において、ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBをキャリアするか否かを柔軟に指示することができ、端末は、受信したランダムアクセス成功応答メッセージに基づいて、前記ランダムアクセス成功応答メッセージにSRBが含まれるかを識別することができ、ランダムアクセス応答メッセージを正しく復号することができる。
【0112】
図16に示すように、本開示の一部実施例に係るネットワーク機器に応用される情報送信方法は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するステップ161を含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0113】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0114】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0115】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0116】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0117】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0118】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0119】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0120】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0121】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0122】
なお、上述した実施例におけるすべてのネットワーク機器に関する記載は、いずれもこの情報送信方法の実施例に適用し、それと同じ技術的効果を達成することもできる。
【0123】
図17に示すように、本開示の一部実施例に係る端末17は、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するための受信モジュール171を含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0124】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0125】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0126】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0127】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0128】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0129】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0130】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0131】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0132】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0133】
なお、この端末の実施例は、上述した方法実施例に一対一に対応する端末であり、上述した方法実施例におけるすべての実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することもできる。
【0134】
図18に示すように、本開示の一部実施例は、端末180を更に提供し、プロセッサ181と、トランシーバ182と、メモリ183と、前記メモリ183に格納されて前記プロセッサ181で動作可能なプログラムを含む。ここで、トランシーバ182は、バスインタフェースを介してプロセッサ181とメモリ183に接続される。ここで、前記プロセッサ181は、メモリからプログラムを読み取ることによって、ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを、トランシーバ182によって受信するプロセスを実行する。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0135】
なお、
図18において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ181をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ183をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ182は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース184は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。プロセッサ181は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ183は、プロセッサ181による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0136】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0137】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0138】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0139】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0140】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0141】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0142】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0143】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0144】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0145】
本開示の一部実施例は、プログラムが格納されている可読記憶媒体を更に提供し、ここで、前記プログラムがプロセッサによって実行されると、端末に応用される情報受信方法のステップが実現される。
【0146】
図19に示すように、本開示の一部実施例に係るネットワーク機器190は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するための送信モジュール191を含む。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0147】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0148】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0149】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0150】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分は、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0151】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0152】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0153】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0154】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0155】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0156】
なお、このネットワーク機器の実施例は、上述した方法実施例に一対一に対応するネットワーク機器であり、上述した方法実施例におけるすべての実現方式は、いずれもこのネットワーク機器の実施例に適用し、同じ技術的効果を達成することもできる。
【0157】
図20に示すように、本開示の一部実施例は、ネットワーク機器200を更に提供し、プロセッサ201と、トランシーバ202と、メモリ203と、前記メモリ203に格納されて前記プロセッサ201で動作可能なプログラムを含む。ここで、トランシーバ202は、バスインタフェースを介してプロセッサ201とメモリ203に接続される。ここで、前記プロセッサ201は、メモリからプログラムを読み取ることによって、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを、トランシーバ202によって端末に送信するプロセスを実行する。ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる。
【0158】
なお、
図20において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ201をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ203をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ202は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ201は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ203は、プロセッサ201による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0159】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0160】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む。
【0161】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置する。ここで、SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる。
【0162】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分には、第1の長さ指示フィールドを含む。
【0163】
更に、前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む。
【0164】
選択可能に、異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する。ここで、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む。
【0165】
更に、SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む。
【0166】
具体的に、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含む。及び/又は、前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含む。前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む。
【0167】
具体的に、前記SRBは、メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす。
【0168】
ここで、ネットワーク機器は、グローバル移動通信システムGSM(Global System for Mobile communication)又は符号分割多元接続CDMA(Code Division Multiple Access)における基地局BTS(Base Transceiver Station)であってもよく、広帯域符号分割多元接続WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)における基地局NB(NodeB)であってもよく、更に、LTEにおけるeNB又はeNodeB(evolutional NodeB)、又は、中継局やアクセスポイント、又は、将来の5Gネットワークにおける基地局ng-NB(Next Generation Node B)又は集中制御ユニットCU(Central Unit)又は分散式制御ユニットDU(Distribute Unit)などであってもよく、ここでは限定されない。
【0169】
本開示の一部実施例において、プログラムが記憶されている可読記憶媒体を更に提供する。前記プログラムがプロセッサによって実行されると、ネットワーク機器に応用される情報送信方法のステップが実現される。
【0170】
本明細書に開示された実施例に記載の各例のユニット及びアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現可能であることは、当業者が理解できる。これらの機能がいったいハードウェアによって実行されるか、それともソフトウェアによって実行されるかは、技術手段の特定な応用や設計の制限条件によって決められる。当業者は、各特定な応用に対し、異なる方法によって記載の機能を実現することができるが、これらの実現は、本開示の範囲を超えたものとされるべきではない。
【0171】
記載の便利や簡潔化のために、以上記載したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前記方法実施例における対応プロセスを参照されたく、ここでは繰り返して記載しない。これは、当業者にとって自明である。
【0172】
本願で提供されるいくつかの実施例において、開示された装置及び方法は、他の方式で実施されることを理解されたい。以上記載した装置実施例は、単に例示的なものである。例えば、記載したユニットの区分は、単に論理機能の区分であり、実際に実現する際に別の区分方式がある。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、組み合わせてもよく、別のシステムに一体化されてもよく、又は、一部の特徴は、無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示されており又は議論されている各構成部分の相互間の結合や直接結合や通信接続は、インタフェース、装置又はユニットを介した間接結合や通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形式であってもよい。
【0173】
以上個別部品として説明したユニットは、物理的に離間したものであってもよく、そうでなくてもよい。ユニットとして示した部品は、物理ユニットであってもよく、そうでなくてもよい。即ち、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに位置してもよい。実際の必要に応じてそのうちの一部又はすべてのユニットを選択して本開示の実施例の目的を実現する。
【0174】
また、本開示の各実施例における各機能的ユニットは、1つの処理ユニットに一体化されていてもよいし、物理的に別々に設けられていてもよいし、2つ以上が一体化されてもよい。
【0175】
前記機能は、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分、又は当該技術手段の部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法のすべて又は一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置であってもよい)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる様々な媒体を含む。
【0176】
上記方法実施例におけるすべて又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアを制御して完成させてもよいと当業者が理解できる。前記のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納される。このプログラムの実行時に、上記の各方法の実施例のフローを含む。ここで、上記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM(Read-Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)などである。
【0177】
本開示の一部実施例に記載される実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実装できることが理解できる。ハードウェア実装実現の場合、ユニット、モジュール、サブユニット、サブモジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブル論理デバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載される機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせで実装されてもよい。
【0178】
ソフトウェア実装の場合、本開示の実施例に説明される技術は、本開示の実施例に説明される機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)によって実装できる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内に実装されてもよく、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0179】
従って、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現されうる。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。したがって、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現されうる。即ち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体又は将来開発されうる任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。
【0180】
以上の記載は、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲内にある。
【手続補正書】
【提出日】2022-01-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される情報受信方法であって、
ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信することを含み、
ここで、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、情報受信方法。
【請求項2】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項3】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は、
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項4】
SRBが存在することが前記指示情報によって指示され、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれる場合に、
前記指示情報がMAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第1の長さ指示フィールドを含み、又は、MAC RAR subPDUのペイロード部分には、第1の長さ指示フィールドを含む、請求項2又は
3に記載の情報受信方法。
【請求項5】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示され、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む場合、
前記指示情報がMAC RAR subPDUのペイロードに位置する場合、前記MAC RAR subPDUのペイロードには、MAC RAR subPDUの長さ又はMAC RAR subPDU内のSRBの長さを指示するための第2の長さ指示フィールドを更に含む、請求項2又は
3に記載の情報受信方法。
【請求項6】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含み、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRB subPDUのMACサブヘッダには、SRB subPDUの長さを指示するための第3の長さ指示フィールドを更に含む、請求項
2又は
3に記載の情報受信方法。
【請求項7】
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含み、
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが同じフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報ののうち、一部又はすべてのフィールドを少なくとも含み、
及び/又は、
前記MAC RAR subPDUとSRB subPDUが異なるフォーマットのMACサブヘッダを使用する場合、
前記MAC RAR subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、MACサブヘッダがランダムアクセスプリアンブル識別子又はバックオフ指示を含むことを指示するためのTフィールド、及びランダムアクセスプリアンブル識別子情報のうち、一部又はすべてのフィールドを含み、
前記SRB subPDUのMACサブヘッダは、
他のMACヘッダが存在するか否かを指示するための拡張フィールドであるEフィールド、前記SRBの帰属を指示するための論理チャネル番号LCIDフィールド、SRB subPDUの長さを指示するLフィールド、Lフィールドの長さを指示するためのF2フィールド、及び予約ビットフィールドのうち、一部又はすべてのフィールドを含む、請求項
2又は
3に記載の情報受信方法。
【請求項8】
前記SRBは、
メッセージAに無線リソース制御RRC接続確立メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC確立メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC接続再構築メッセージが含まれている場合、前記SRBがRRC再構築メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、
メッセージAにRRC回復要求メッセージが含まれている場合、前記SRBが、RRC確立メッセージ、RRC回復メッセージ、RRC解放メッセージ、サスペンド構成をキャリアするRRC解放メッセージ又はRRC拒否メッセージであること、の少なくとも1つを満たす、請求項1に記載の情報受信方法。
【請求項9】
ネットワーク機器に応用される情報送信方法であって、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信することを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、情報送信方法。
【請求項10】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含む、請求項
9に記載の情報送信方法。
【請求項11】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項
9に記載の情報送信方法。
【請求項12】
端末であって、
ネットワーク機器から送信された2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを受信するための受信モジュールを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、端末。
【請求項13】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含み、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項
12に記載の端末。
【請求項14】
ネットワーク機器であって、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセス成功応答メッセージを端末に送信するための送信モジュールを含み、
前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、シグナリング無線ベアラSRBをキャリアするか否かの指示情報が含まれる、ネットワーク機器。
【請求項15】
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ
、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可されない場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージには、SRB subPDUを更に含み、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、又は、前記指示情報は、MAC RAR subPDUのペイロードに位置し、
SRBが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記SRBは、前記MAC RAR subPDUのペイロードに含まれ、
又は
異なる端末のランダムアクセス成功応答メッセージの多重化が許可される場合、前記ランダムアクセス成功応答メッセージは、少なくとも1つの端末のランダムアクセス成功応答を含み、各端末について、前記ランダムアクセス成功応答には、メディアアクセス制御ランダムアクセス応答サブプロトコルデータユニットMAC RAR subPDUを含み、SRB subPDUが存在するか否かを指示するための前記指示情報は、MAC RAR subPDUのMACサブヘッダに位置し、
SRB subPDUが存在することが前記指示情報によって指示される場合、前記ランダムアクセス成功応答には、SRB subPDUを更に含む、請求項
14に記載のネットワーク機器。
【国際調査報告】