(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-06
(54)【発明の名称】連続血糖測定システムの通信連結方法
(51)【国際特許分類】
H04W 76/19 20180101AFI20220929BHJP
A61B 5/1473 20060101ALI20220929BHJP
A61B 5/00 20060101ALI20220929BHJP
H04W 4/38 20180101ALI20220929BHJP
H04W 12/065 20210101ALI20220929BHJP
H04W 12/60 20210101ALI20220929BHJP
【FI】
H04W76/19
A61B5/1473
A61B5/00 102C
H04W4/38
H04W12/065
H04W12/60
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022505473
(86)(22)【出願日】2020-03-13
(85)【翻訳文提出日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 KR2020003520
(87)【国際公開番号】W WO2021029509
(87)【国際公開日】2021-02-18
(31)【優先権主張番号】10-2019-0097272
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジョンジェ
(72)【発明者】
【氏名】カン,ボウェル
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジスン
(72)【発明者】
【氏名】ヨウ,チュンボム
【テーマコード(参考)】
4C038
4C117
5K067
【Fターム(参考)】
4C038KK10
4C038KL01
4C038KX01
4C117XB11
4C117XC15
4C117XE05
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4C117XJ52
4C117XQ19
5K067AA21
5K067BB21
5K067EE02
5K067EE25
(57)【要約】
本発明は、連続血糖測定システムの通信連結方法に関するものであり、本発明の一実施例による連続血糖システムの通信連結方法は、人体に付着されて人体の生体情報を連続的に測定するセンサートランスミッタと通信端末機を通信連結するために前記センサートランスミッタから前記通信端末機がセンサートランスミッタの情報を受信する段階と、前記受信された情報を基礎して前記センサートランスミッタが新規センサートランスミッタであるか既存に使用していたセンサートランスミッタであるかを判断する段階と、及び既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存に使用していたセンサートランスミッタの使用情報に基礎して通信連結を制御する段階と、を含むことができる。本発明によれば、人体に挿入されるセンサートランスミッタとセンサートランスミッタで血糖データを受信する通信端末機間の通信連結が切れた場合、既存センサートランスミッタと通信端末機を再び通信連結する時、早く通信を連結することができる効果がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体に付着されて人体の生体情報を連続的に測定するセンサートランスミッタと通信端末機を通信連結するために前記センサートランスミッタからセンサートランスミッタの情報を受信する段階と、
受信した前記センサートランスミッタ情報に基礎して前記センサートランスミッタが新規センサートランスミッタであるか既存に使用していたセンサートランスミッタであるかを判断する段階と、及び
前記センサートランスミッタが既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存に使用していたセンサートランスミッタの使用情報に基礎して通信連結を制御する段階と、を含むことを特徴とする通信連結方法。
【請求項2】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存センサートランスミッタの残存使用期間が残っているかを判断する段階をさらに含み、
前記通信連結を制御する段階は、前記センサートランスミッタの残存使用期間が残っている場合、通信連結を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信連結方法。
【請求項3】
前記既存センサートランスミッタの残存使用期間の残っているかどうかの判断は、前記既存センサートランスミッタが前記人体に付着されて活性化された時点及び前記センサートランスミッタの使用期間に対する情報を基礎で現時点に残存使用期間が残っているかを判断することを特徴とする請求項2に記載の通信連結方法。
【請求項4】
事前に前記通信端末機からサーバーに送った前記センサートランスミッタの情報を前記サーバーから受信する段階をさらに含み、
前記既存センサートランスミッタが前記人体に付着されて活性化された時点及び前記センサートランスミッタの使用期間に対する情報は前記サーバーで受信されたセンサートランスミッタの情報に含まれたことを特徴とする請求項3に記載の通信連結方法。
【請求項5】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるか判断する段階をさらに含み、
前記通信連結を制御する段階は、前記使用者が既存使用者である場合、通信連結を制御することを特徴とする請求項1に記載の通信連結方法。
【請求項6】
前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるかの判断は、前記センサートランスミッタから受信された情報を基礎で判断することを特徴とする請求項5に記載の通信連結方法。
【請求項7】
事前に前記通信端末機から前記センサートランスミッタに送った使用者情報を前記センサートランスミッタから受信する段階をさらに含み、前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるかの判断は、前記センサートランスミッタから受信された使用者情報と前記通信端末機に認証された使用者情報が一致するかを比較して判断することを特徴とする請求項3に記載の通信連結方法。
【請求項8】
事前に前記通信端末機からサーバーに送った前記センサートランスミッタの情報を前記サーバーから受信する段階をさらに含み、
前記センサートランスミッタが既存に使用していたセンサートランスミッタであるかの判断は、前記サーバーで受信されたセンサートランスミッタの情報と前記センサートランスミッタで受信された情報が一致するかを比較して判断することを特徴とする請求項1に記載の通信連結方法。
【請求項9】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存センサートランスミッタを継続使用するかを確認する段階をさらに含み、前記既存センサートランスミッタの継続使用に対する確認は、前記通信端末機に前記使用者によって前記既存センサートランスミッタの使用如何に対して入力される情報を基にして確認することを特徴とする請求項1に記載の通信連結方法。
【請求項10】
前記既存センサートランスミッタの通信連結がなされると、前記通信端末機で前記センサートランスミッタから測定された生体情報データを受信して保存し、受信された生体情報データを前記通信端末機に表示する段階をさらに含み、
前記通信端末機は、前記センサートランスミッタで既存に受信された生体情報データと前記通信連結された以後に受信された生体情報データを保存して表示することを特徴とする請求項1に記載の通信連結方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続血糖測定システムの通信連結方法に関するものであり、より詳細には、連続的に血糖を測定する連続血糖測定システムのセンサートランスミッタとセンサートランスミッタで測定されたデータを受信する通信端末機間の通信連結のための連続血糖測定システムの通信連結方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は管理のために絶えずに血糖を測定する必要があって、血糖測定と関連される装置はその需要が絶えずに増加する趨勢である。糖尿病患者が血糖調節を厳格にさせる場合、糖尿病の合併症発生が著しく減ることは各種研究を通じて確認されている。それによって糖尿病患者は、血糖調節のために規則的に血糖を測定することが非常に重要である。
【0003】
糖尿病患者の血糖管理のために一般に採血式血糖器(finger prick method)が主に使用されるが、このような採血式血糖器は糖尿病患者の血糖管理にお手助けになるが、測定当時の結果だけ現われるために頻りに変化する血糖数値を正確に把握することが難しい問題がある。また、採血式血糖器は一日にも随時に血糖を測定するために毎度採血をする必要があって、糖尿病患者に採血に対する負担が大きい問題がある。
【0004】
糖尿病患者は、一般に高血糖及び低血糖状態を行き交うが、応急状況は高血糖または低血糖状態で発生する。特に、低血糖状態は糖分が長い間持続しない場合に発生し、意識を失うか、または最悪の場合命を失うこともある。したがって、低血糖状態を即刻で見つけることは糖尿病患者に非常に重要である。しかし、間歇的に血糖を測定する採血式血糖器は明らかな限界がある。
【0005】
このような採血式血糖器の限界を乗り越えるために、人体内に挿入して水分間隔で血糖を測定する連続血糖測定システム(CGMS、Continuous Glucose Monitoring System)が開発されたし、これを利用して糖尿病患者の管理と応急状況に容易に対処することができる。
【0006】
連続血糖測定システムは、センサートランスミッタと通信端末機を含む。センサートランスミッタは人体にセンサーが挿入された状態で一定期間、例えば、おおよそ15日程度の間に使用者の血糖を測定して血糖データを生成する。通信端末機はセンサートランスミッタから血糖データを受信し、受信された血糖データを使用者が確認することができるように出力する。このためにセンサートランスミッタと通信端末機との間の通信が連結される必要がある。
【0007】
ところで、連続血糖測定システムを使用する途中使用者が誤って通信端末機でセンサートランスミッタと通信端末機との間の通信登録情報を削除するか、または通信端末機に設置されたプログラムやアプリケーションを削除する場合、センサートランスミッタと通信端末機との間の通信が切れることがある。このような場合、センサートランスミッタと通信端末機との間の通信を再び連結する必要がある。
【0008】
この時、センサートランスミッタは限定された使用期間を持って、使用期間が満了されたセンサートランスミッタを再び使用することを厳格に制限するか、または他人が使用していたセンサートランスミッタを再使用することができないようにする必要がある。したがって、センサートランスミッタと通信端末機との間の通信連結が切れてから再び連結しようとする時、使用期間が満了されたセンサートランスミッタが再使用されるか、または他人が使用していたセンサートランスミッタが使用されるかの如何を確認する必要がある。したがって、使用期間が満了したセンサートランスミッタを再使用するか、または他人が使用していたセンサートランスミッタを再使用することができないようにする必要がある。
【0009】
また、使用期間が残っているセンサートランスミッタを既存使用者が続いて使おうとする場合、センサートランスミッタと通信端末機との間の通信連結を簡素化して使用者の便宜性を高めて、既存使用者に付着されたセンサートランスミッタを使用する時、通常1時間乃至3時間が所要される安定化過程なしにセンサートランスミッタを使用できるようにするセンサートランスミッタと通信端末機との間の通信連結方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、センサートランスミッタと通信端末機との通信を連結する時、通信端末機に通信連結しようとするセンサートランスミッタが新規製品であるか、それとも既存に使用していた製品であるかを確認することができるし、既存に使用していたセンサートランスミッタである場合に使用期間が残っているか、使用者が使用していた製品であるかを判断して選択的にセンサートランスミッタと通信端末機との間の通信を連結する連続血糖測定システムの通信連結方法を提供することにある。
【0011】
本発明が解決しようとする他の課題は、センサートランスミッタと通信端末機との間の通信を再連結する時、該当センサートランスミッタが使用中であったセンサートランスミッタである場合別途の追加的な安定化段階を再び経らないでセンサートランスミッタで測定された血糖データを通信端末機で受信することができる連続血糖測定システムの通信連結方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例による連続血糖システムの通信連結方法は、人体に付着されて人体の生体情報を連続的に測定するセンサートランスミッタと通信端末機を通信連結するために前記センサートランスミッタから前記通信端末機がセンサートランスミッタの情報を受信する段階と、前記受信された情報を基礎して前記センサートランスミッタが新規センサートランスミッタであるか、または既存に使用していたセンサートランスミッタであるかを判断する段階と、及び既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存に使用していたセンサートランスミッタの使用情報に基礎して通信連結を制御する段階と、を含むことができる。
【0013】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存センサートランスミッタの残存使用期間が残っているかを判断する段階をさらに含み、前記通信連結を制御する段階は、前記センサートランスミッタの残存使用期間が残っている場合、通信連結を制御することができる。
【0014】
前記既存センサートランスミッタの残存使用期間の残っているかどうかの判断は、前記既存センサートランスミッタが前記人体に付着されて活性化された時点及び前記センサートランスミッタの使用期間に対する情報を基礎で現時点に残存使用期間が残っているかを判断することができる。
【0015】
事前に前記通信端末機からサーバーに送った前記センサートランスミッタの情報を前記サーバーから受信する段階をさらに含み、前記既存センサートランスミッタが前記人体に付着されて活性化された時点及び前記センサートランスミッタの使用期間に対する情報は前記サーバーで受信されたセンサートランスミッタの情報に含まれることができる。
【0016】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるか判断する段階をさらに含み、前記通信連結を制御する段階は、前記使用者が既存使用者である場合、通信連結を制御することができる。
【0017】
前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるかの判断は、前記センサートランスミッタから受信された情報を基礎で判断することができる。
【0018】
事前に前記通信端末機から前記センサートランスミッタに送った使用者情報を前記センサートランスミッタから受信する段階をさらに含み、前記センサートランスミッタを使用していた使用者が既存使用者であるかの判断は、前記センサートランスミッタから受信された使用者情報と前記通信端末機に認証された使用者情報が一致するかを比べて判断することができる。
【0019】
事前に前記通信端末機からサーバーに送った前記センサートランスミッタの情報を前記サーバーから受信する段階をさらに含み、前記センサートランスミッタが既存に使用していたセンサートランスミッタであるかの判断は、前記サーバーで受信されたセンサートランスミッタの情報と前記センサートランスミッタで受信された情報が一致するかを比べて判断することができる。
【0020】
前記既存に使用していたセンサートランスミッタである場合、前記既存センサートランスミッタを継続使用するかを確認する段階をさらに含み、前記既存センサートランスミッタの継続使用に対する確認は、前記通信端末機に前記使用者によって前記既存センサートランスミッタの使用如何に対して入力される情報を土台を確認することができる。
【0021】
前記既存センサートランスミッタの通信連結がなされると、前記通信端末機で前記センサートランスミッタから測定された生体情報データを受信して保存し、受信された生体情報データを前記通信端末機に表示する段階をさらに含み、前記通信端末機は、前記センサートランスミッタで既存に受信された生体情報データと前記通信連結された以後に受信された生体情報データを保存して表示することができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、人体に挿入されるセンサートランスミッタとセンサートランスミッタで血糖データを受信する通信端末機の間の通信連結が切れた後既存センサートランスミッタと通信端末機を再び通信連結する時、早く通信を連結することができる効果がある。
【0023】
また、使用者が使用中であるセンサートランスミッタを他人が使用する通信端末機と間違って通信連結することを防止することができる効果がある。
【0024】
さらに、使用者が新しい通信端末機を利用しても使用者が使用中であるセンサートランスミッタを持続的に利用することができるし、該当センサートランスミッタが使用中のセンサートランスミッタである場合、再び安定化期間を経らないで、直ちにセンサートランスミッタを使用することができる効果がある。
【0025】
また、使用者が使用したセンサートランスミッタの使用期間が経過された以後に意図的にセンサートランスミッタを再使用することを事前に防止することができるし、それによって製品に対する信頼性を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0027】
図2は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのセンサートランスミッタを人体に付着するためのアプリケーターを示した図面である。
【0028】
図3及び
図4は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムでセンサートランスミッタをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0029】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【0030】
図6は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのセンサートランスミッタを示したブロック図である。
【0031】
図7は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機を示したブロック図である。
【0032】
図8は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【0033】
図9は、本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0034】
図10は、本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本発明の望ましい実施例に対して添付された図面を参照してより具体的に説明する。
【0036】
本発明で使用される技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではないことを留意しなければならない。また、本発明で使用される技術的用語は本発明で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般に理解される意味で解釈されなければならないし、過度に包括的な意味で解釈されるか、または過度に縮まった意味で解釈されてはいけない。また、本発明で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない誤った技術的用語である時には、当業者が正しく理解することができる技術的用語で取り替えられて理解されなければならないであろう。
【0037】
また、本発明で使用される単数の表現は、文脈上明白に異なるように志さない限り複数の表現を含む。本発明で、"構成される"または"含む"などの用語は発明に記載した多くの構成要素ら、または多くの段階を必ずすべて含むものとして解釈されてはいけなく、そのうちで一部構成要素らまたは一部段階らは含まれないこともあって、または追加的な構成要素または段階らをさらに含むことができるものとして解釈されなければならない。
【0038】
また、添付された図面は本発明の思想を容易に理解できるようにするためのものであるだけで、添付された図面によって本発明の思想が制限されるものとして解釈されてはいけないことを留意しなければならない。
【0039】
以下、添付した図面を参照して本発明による連続血糖測定システムの通信連結方法に対してより具体的に説明する。
【0040】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0041】
図1を参照すれば、本発明の一実施例による連続血糖測定システムはセンサートランスミッタ110及び通信端末機120を含む。
【0042】
センサートランスミッタ110は身体に付着されるが、センサートランスミッタ110が身体に付着時センサートランスミッタ110のセンサー一端は、肌に挿入されて周期的に人体の体液で血糖を測定する。
【0043】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110から血糖情報を受信して受信した血糖情報を使用者に表示することができる端末機であり、専用受信機、スマートフォン、タブレットPC、またはノートブックなどのようにセンサートランスミッタ110と通信することができる移動端末機が利用されることができる。勿論、通信端末機120はこれに限定されるものではなくて、通信機能を含み、プログラムやアプリケーションが設置されることができる端末機ならどのような種類の端末機であることができる。
【0044】
センサートランスミッタ110は通信端末機120の要請によって、または設定された時刻ごとに周期的に測定された血糖情報を通信端末機120に送るが、センサートランスミッタ110と通信端末機120との間でデータ通信のためにセンサートランスミッタ110と通信端末機120はお互いにUSBケーブルなどによって有線で通信連結されるか、または赤外線通信、NFC通信、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信方式で通信連結されることができる。
【0045】
ここで、センサートランスミッタはアプリケーターを通じて身体一部に付着されるが、
図2は本発明のセンサートランスミッタを身体に付着するためのアプリケーターを示した図面であり、
図3及び
図4はセンサートランスミッタをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0046】
先ず、
図2を参照してアプリケーター130に対して説明すると、アプリケーター130は、センサートランスミッタ110を内部に具備して使用者の操作でセンサートランスミッタ110を外部に吐出して使用者の特定身体部位に付着させるように作動する。アプリケーター130は一面が開放された形状で形成されているが、センサートランスミッタ110はアプリケーター130の開放された一面を通じてアプリケーター130に設置される。
【0047】
アプリケーター130を利用してセンサートランスミッタ110を身体一部に付着時、センサートランスミッタ110に具備されたセンサーの一端を肌に挿入するためにアプリケーター130はセンサーの一端を内部に囲むように形成されたニードル(図示せず)、ニードルとセンサー一端を共に肌に押し出す第1弾性部材(図示せず)、ニードルのみを引き出すための第2弾性部材(図示せず)を具備している。このようなアプリケーター130の構成を通じてアプリケーター130内部に圧縮された状態で配置された第1弾性部材(図示せず)の圧縮解凍でニードルとセンサー一端を同時に肌に挿入し、センサー一端が肌に挿入時圧縮された第2弾性部材(図示せず)の圧縮解凍によってニードルのみを引き出す。使用者はアプリケーター130を通じて安全と容易にセンサートランスミッタ110を肌に付着させることができる。
【0048】
センサートランスミッタ110を身体に付着させる過程を
図3及び
図4を参照してより詳細に説明すると、保護キャップ140を分離した状態でアプリケーター130の開放された一面を身体の特定部位肌20に密着させる。このようにアプリケーター130を身体の肌20に密着させた状態でアプリケーター130を作動させれば、センサートランスミッタ110はアプリケーター130から吐出されながら肌20に付着されることができる。ここで、センサートランスミッタ110の下部にはセンサー112の一端がセンサートランスミッタ110で露出されて配置されているし、センサー112の一端はアプリケーター130に具備されたニードルを通じて一部が肌20に挿入される。したがって、センサー112の一端が肌20に挿入された状態でセンサートランスミッタ110は肌20に付着されることができる。
【0049】
ここで、センサートランスミッタ110の身体接触面にはセンサートランスミッタ110が身体の肌20に固定付着されることができるように接着テープが具備されることができる。したがって、アプリケーター130を身体の肌20から離隔させれば、接着テープによってセンサートランスミッタ110は身体の肌20に固定付着された状態になる。
【0050】
以後、センサートランスミッタ110に電源が印加されると、センサートランスミッタ110は通信端末機130と通信を連結し、センサートランスミッタ110は測定した血糖情報を通信端末機に送るようになる。
【0051】
センサートランスミッタ110は血糖情報だけではなく、多様な生体情報を測定することができるが、以下では生体情報の一例で血糖情報を測定することで説明する。
【0052】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【0053】
図5を参照してより具体的に説明すると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110と通信を連結するために通信連結を試みる(S101)。
【0054】
本実施例で、通信端末機120はセンサートランスミッタ110とブルートゥース通信規格を通じて通信連結されることに対して説明する。すなわち、本段階で、通信連結を試みることは通信端末機120がセンサートランスミッタ110とペアリング(pairing)過程が遂行されることであることがある。
【0055】
前記のように、通信端末機120でセンサートランスミッタ110に対する通信連結試みがなされると、通信端末機120とセンサートランスミッタ110はお互いに通信連結がなされる(S103)。
【0056】
この時、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信が連結されることによって通信端末機120とセンサートランスミッタ110の間の各種情報に対する伝送がなされることができる。但し、本実施例で、段階S103で通信が連結されてもセンサートランスミッタ110で測定された血糖情報データが伝送されないこともある。
【0057】
このように通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結がなされると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110からセンサートランスミッタ110に対する情報を受信する(S105)。
【0058】
センサートランスミッタ110から受信する情報は、センサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報、センサートランスミッタ110の活性化時点に対する情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間に対する情報であることがある。
【0059】
センサートランスミッタ110から受信された情報らを基にして、通信連結されたセンサートランスミッタ110が通信端末機120で既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるか判断する(S107)。
【0060】
通信端末機120は通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたものであるかの如何に対して、通信端末機120に該当センサートランスミッタ110が通信連結された記録があるかの如何を利用して判断することができる。通信端末機120はセンサートランスミッタ110と通信が連結されると、該当センサートランスミッタ110から識別子及びシリアル番号などの固有情報を受信して保存するために、通信端末機120には既存に通信連結されたセンサートランスミッタ110に対する固有情報が保存された状態であることがある。
【0061】
したがって、通信端末機120は段階S105で受信されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報と既存に通信端末機120に保存されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報を比較して、通信端末機120で通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に通信連結されて使用していたセンサートランスミッタであるかの如何を判断することができる。
【0062】
通信端末機120でセンサートランスミッタ110が既存に使わないセンサートランスミッタ110であることで判断されると、通信端末機120は該当センサートランスミッタ110と新規連結を進行する(S108)。
【0063】
通信端末機120とセンサートランスミッタ110の新規通信連結時、端末機120は新規センサートランスミッタ110からセンサートランスミッタ110に対する識別子及びシリアル番号などの固有情報、新規センサートランスミッタ110の活性化時点情報及び新規センサートランスミッタ110の使用期間情報を受信して保存する。そして、通信端末機120は新規センサートランスミッタ110から新規センサートランスミッタ110で測定された血糖情報データを受信する。
【0064】
しかし、通信端末機120でセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であることで判断されると、センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかの如何を判断する(S109)。
【0065】
センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかに対する判断は、段階S105でセンサートランスミッタ110で受信されたセンサートランスミッタ110の活性化時点と現時点の差を利用して該当センサートランスミッタ110の実際使用期間を計算し、計算された実際使用期間とセンサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の使用期間を比較して判断する。すなわち、計算された実際使用期間がセンサートランスミッタ110から受信された使用期間より小さければ、センサートランスミッタ110の残存使用期間があることで判断する。
【0066】
そして、計算された実際使用期間がセンサートランスミッタ110から受信された使用期間より同じであるか大きければ、センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていないことで判断する。このようにセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていない場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する(S110)。
【0067】
センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていない場合通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結を終了させることで、残存使用期間が残っていないセンサートランスミッタ110が再使用されることを防止することができる。
【0068】
一方、センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っている場合、通信端末機120は通信連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者であるか判断する(S111)。
【0069】
通信端末機120には前で説明したように、センサートランスミッタ110が通信連結されると、通信連結されたセンサートランスミッタ110に対する固有情報を保存する。したがって、段階S105で受信されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報と通信端末機120に保存されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報を比較して、受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報と同一な固有情報が通信端末機120に既保存登録されている場合、通信連結されたセンサートランスミッタ110の既存使用者であることで判断することができる。
【0070】
通信端末機120でセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者ではないことで判断されると、通信端末機120は該当センサートランスミッタ110との通信連結を終了する(S112)。通信端末機120がセンサートランスミッタ110の通信連結を終了することによってお互いに相異な使用者の血糖情報データがお互いにまじることを防止することができる。
【0071】
そして、通信端末機120でセンサートランスミッタ110の使用者が既存センサートランスミッタを使用中であった使用者と同一なことで判断されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110を継続使用するか確認する(S113)。
【0072】
通信端末機120は使用者がセンサートランスミッタ110を継続使用するかを確認するためのお知らせメッセージを通信端末機120に表示することができるし、アラームメッセージに回答して使用者は通信端末機120に継続使用如何を選択するための使用者命令を入力することができる。
【0073】
入力された使用者命令に基礎して使用者が該当センサートランスミッタ110を続いて使わないことで確認されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する(S114)。
【0074】
一方、入力された使用者命令に基礎して使用者が該当センサートランスミッタ110を継続使用することで確認されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信する(S115)。
【0075】
この時、センサートランスミッタ110から通信端末機120に伝送される血糖情報データは、所定の時間間隔で伝送されることができる。また、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との間の通信が連結されない時間の間にセンサートランスミッタ110から通信端末機120に伝送されない血糖情報データが一時に伝送されることができる。
【0076】
センサートランスミッタ110から血糖情報データが受信されると、受信された血糖情報データを保存して通信端末機120に表示する(S117)。
【0077】
通信端末機120は既存に使用していたセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データを表示する時、通信端末機120に既保存された血糖情報データを共に表示することができる。受信された血糖情報データが通信端末機120に既保存された血糖情報データと時間的に連続されたデータの場合、通信端末機120は受信された血糖情報データと既保存された血糖情報データを連続して表示する。しかし、受信された血糖情報データと通信端末機120に既保存された血糖情報データの間に時間的空白が存在する場合、空白を表示した状態で通信端末機120に表示するか、または空白に該当する血糖情報データをセンサートランスミッタ110に要求して空白なしに表示することもできる。
【0078】
通信端末機120とセンサートランスミッタ110が再連結された後、通信端末機120はセンサートランスミッタ110の使用期間が満了する時点までセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データを保存して表示する。そして、センサートランスミッタ110の使用期間満了すれば(S119)、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信を終了する。
【0079】
図6は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのセンサートランスミッタを示したブロック図である。
【0080】
図6を参照して説明すると、センサーモジュール111はセンサーを含み、センサーは身体に一部が挿入されて血糖情報を測定する。センサーは基端部、胴体及び終端部で構成されることができるし、基端部で測定された血糖情報が胴体のトレーサーを通じて終端部に配置された電極パッドを通じてセンサー通信部115に伝達することができる。
【0081】
このようなセンサーモジュール111はおおよそ使用時間が1週間、15日または30日程度であることがある。センサーモジュール111の使用期間が満了すれば、センサーが身体に挿入された状態が維持されても、それ以上血糖情報を測定しない。
【0082】
センサー制御部117はセンサーモジュール111で測定された血糖情報を受信して、受信された血糖情報をセンサー保存部113に保存する。この時、センサーモジュール111で測定する血糖情報はアナログ信号であるが、このようなアナログ信号をセンサー制御部117でデジタル信号に変換することができる。
【0083】
センサー制御部117は通信端末機120とセンサートランスミッタ110が通信連結されると、通信端末機120にセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報、センサートランスミッタ110が活性化された時点情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間情報などをセンサー通信部115を通じて通信端末機に送信制御する。
【0084】
図7は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機を示したブロック図である。
【0085】
図7を参照して説明すると、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110と通信を連結し、通信連結されたセンサートランスミッタ110からセンサートランスミッタ110に対する各種情報を受信し、通信連結されたセンサートランスミッタ110を使用することであるかに対する判断を遂行する。
【0086】
すなわち、端末機制御部127は、通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるか、センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているか、またはセンサートランスミッタ110を使用していた使用者が既存使用者であるかを判断する。そして、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110を継続使用するかを使用者に確認する。
【0087】
端末機制御部127は前記のような複数の条件を利用して通信連結されたセンサートランスミッタ110を使用するかの如何を判断し、使用条件に満足するセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信するように端末機通信部121を制御し、受信された血糖情報データを端末機保存部123に保存するように制御する。また、端末機制御部127は受信された血糖情報データを使用者が確認できるように血糖情報データを端末機表示部125に表示するように制御する。
【0088】
端末機制御部127で通信連結されたセンサートランスミッタ110を使用するか判断する方法をより具体的に説明すると、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110から受信された識別子及びシリアル番号などの固有情報と端末機保存部123に既保存されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報が一致するかを比較する。比較した情報が一致する場合、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であることで判断する。
【0089】
比較した情報が一致しない場合、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110が新規センサートランスミッタ110であることで判断し、新規センサートランスミッタ110から血糖情報データを受信することができるように新規センサートランスミッタ110との通信連結過程を進行する。
【0090】
端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンタートランスミッタであることで判断される場合、センサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の活性化時点情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間を利用して現時点にセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかを判断する。
【0091】
センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っている場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110の通信連結を維持する。しかし、センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていない場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了して残存使用期間が残っていないセンサートランスミッタ110が再び使用されることを防止する。
【0092】
一方、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタであり、通信連結されたセンサートランスミッタ11の残存使用期間が残っている場合、センサートランスミッタ110から受信された識別子及びシリアル番号などの固有情報と端末機保存部123に保存されたセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報が一致するかを比較する。比較した情報が一致する場合、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と同一なことで判断する。
【0093】
ここで、通信端末機120に設置されたプログラムまたはアプリケーションが実行されてログイン過程を通じて使用者に対する認証手続きが進行されることができるし、この過程を通じて端末機制御部127は使用者に対する情報を確保することができる。端末機制御部127はこのように確保された使用者情報と該当の使用者が利用したセンサートランスミッタ110に対する固有情報を連動して端末機保存部123に保存されるように制御することができる。
【0094】
したがって、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110から受信された情報と端末機保存部123に保存された情報を比較してセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用していた使用者であるか確認することができる。
【0095】
センサートランスミッタ110の使用者が通信連結されたセンサートランスミッタの既存使用者と同一な場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110との通信連結を維持するが、通信連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と相異な場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0096】
一方、端末機制御部127は通信連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタであり、通信連結されたセンサートランスミッタ11の残存使用期間が残っていて通信連結されたセンサートランスミッタ11の使用者が既存使用者と同一な場合通信連結されたセンサートランスミッタ110を継続使用するかの如何を確認するために端末機表示部125に継続使用如何に対する画面が表示されるように制御することができる。センサートランスミッタ110を継続使用するための使用者命令が入力される場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110との通信連結を維持するが、センサートランスミッタ110をそれ以上使わないという使用者命令が入力される場合、端末機制御部127はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0097】
図8は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【0098】
図8を参照して、本発明の他の実施例による連続血糖測定システム100の通信連結方法に対して説明する。本実施例に対して説明しながら、一実施例と同一な説明は略する。
【0099】
本実施例で通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れた場合に通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信を再連結する場合に対して説明する。
【0100】
通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が単純に切れた場合なら、通信端末機120にセンサートランスミッタ110に対する情報が残っているので、一実施例で説明したように、過程を通じて通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信を再連結することができる。
【0101】
しかし、通信端末機120でプログラムやアプリケーションが削除されることによって通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れた場合、通信端末機120にはセンサートランスミッタ110に対する情報や以前に受信された血糖情報データが共に削除されることができる。または、使用者が新しい通信端末機120を利用することによって既存に使用していた通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れることができる。このような場合、新しい通信端末機120には既存センサートランスミッタ110に対する情報や以前にセンサートランスミッタ110から伝送された血糖情報データが保存されないこともある。
【0102】
したがって、本実施例は通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れながら通信端末機120にセンサートランスミッタ110に対する情報や血糖情報データが残っていない場合に通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信を再連結する場合に対して説明する。
【0103】
本実施例で、通信端末機120とセンサートランスミッタ110は通信連結される(S201)。
【0104】
そして、通信端末機120は通信連結されたセンサートランスミッタ110で通信端末機120から使用者情報を送る(S203)。
【0105】
使用者情報は通信端末機120に設置されたプログラムやまたはアプリケーションが実行されてログイン過程を通じて使用者に対する認証手続きが進行されることによって通信端末機120に入力されることができる。通信端末機120はこのように入力された使用者情報をセンサートランスミッタ110に送って、この時、伝送される使用者情報は、使用者ID、氏名及び生年月日などの情報であることができる。そして、センサートランスミッタ110は通信端末機120から受信された使用者情報を保存する。
【0106】
通信端末機120は通信連結されたセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信して(S205)、受信された血糖情報データを保存し、使用者が確認することができるように表示する。
【0107】
そして、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が維持されながら通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れる(S207)。
【0108】
そして、前で説明したように、通信端末機120は既存にセンサートランスミッタ110が通信連結された記録がない状態で、センサートランスミッタ110との通信連結を試みる(S209)。
【0109】
それによって通信端末機120はセンサートランスミッタ110と通信が再連結される(S211)。
【0110】
このように通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信が再連結されると、センサートランスミッタ110は通信端末機120でセンサートランスミッタ110に保存された使用者情報及びセンサートランスミッタ110の各種情報を送る(S213)。
【0111】
この時、通信端末機120はセンサートランスミッタ110で各種情報に対する要請をすることができて、それによってセンサートランスミッタ110は要請に対する回答で通信端末機120に情報を送ることができる。
【0112】
通信端末機120に伝送される使用者情報は段階S203で通信端末機120がセンサートランスミッタ110に送った使用者情報であることがある。また、センサートランスミッタ110の情報はセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報、センサートランスミッタ110の活性化時点情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間情報であることがある。
【0113】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110から受信された情報を基にして、センサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるかの如何を判断する(S215)。通信端末機120は段階S213でセンサートランスミッタ110から受信された情報のうちで使用者情報が存在するかの如何で通信が再連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるかの如何を判断する。すなわち、センサートランスビーター110から受信した情報のうちで使用者情報が存在する場合通信連結したセンサートランスミッタは既存に使用していたセンサートランスミッタで判断して受信した情報のうちで使用者情報が存在しない場合通信連結したセンサートランスミッタは既存に使わない新規センサートランスミッタで判断する。
【0114】
通信連結したセンサートランスミッタ110が既存に使わないセンサートランスミッタ110で判断される場合、通信端末機120は通信が連結されたセンサートランスミッタ110が新規センサートランスミッタ110であることで判断して新規連結を進行する。
【0115】
しかし、通信連結したセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110で判断される場合、通信連結したセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかの如何を判断する(S217)。
【0116】
センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかに対する判断は、段階S213でセンサートランスミッタ110から受信したセンサートランスミッタ110の活性化時点と現時点との差を利用して該当センサートランスミッタ110の実際使用期間を計算し、計算された実際使用期間とセンサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の使用期間を比較して判断する。すなわち、計算した実際使用期間がセンサートランスミッタ110から受信された使用期間より小さければ、センサートランスミッタ110の残存使用期間があることで判断し、計算した実際使用期間がセンサートランスミッタ110から受信された使用期間より同じであるか、または大きければ、通信連結したセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていないことで判断する。センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていない場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0117】
通信連結したセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタであり、残存使用期間が残っていることで判断されると、通信端末機120は通信連結したセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と同一であるか判断する(S219)。
【0118】
本段階で、通信端末機120は段階S213でセンサートランスミッタ110から受信された使用者情報と通信端末機120で認証された使用者情報が一致するかの如何を利用して通信連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と同一であるかの如何を判断する。
【0119】
通信連結したセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と相異なことで判断される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0120】
しかし、通信連結したセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と同一なことで判断される場合、通信端末機120は使用者からセンサートランスミッタ110を継続使用するか確認する(S221)。
【0121】
通信連結したセンサートランスミッタ110を続いて使わないという使用者命令が入力される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。しかし、センサートランスミッタ110を継続使用するという使用者命令が入力されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信する(S223)。
【0122】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データを保存し、受信された血糖情報データを使用者が確認できるように通信端末機120に表示する(S225)。
【0123】
この時、通信端末機120には既存に保存された血糖情報データが保存されていないので、本実施例で、通信端末機120は通信再連結されたセンサートランスミッタ110に保存されたすべての血糖情報データを要請することができるし、通信端末機120はセンサートランスミッタ110から受信した血糖情報データのみを通信端末機120に表示することができる。
【0124】
ここで、センサートランスミッタ110にはおおよそ12時間の間測定された血糖情報データが保存されることができるので、通信端末機120はセンサートランスミッタ110から略12時間の間の血糖情報データを受信して表示することができる。
【0125】
そして、センサートランスミッタ110の使用期間が満了(S227)されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0126】
図9は、本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0127】
図9を参照して本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システム100に対して説明する。本実施例に対して説明しながら、一実施例及び他の実施例と同一な説明は略して、必要によって
図1乃至
図7を参照して説明する。
【0128】
本実施例で、通信端末機120はサーバー150と通信することができる。このために通信端末機120に含まれた端末機通信部121はサーバー150と移動通信網やWiFi通信網を通じて通信することができる。
【0129】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110からセンサートランスミッタ110の情報を受信し、受信されたセンサートランスミッタ110の情報及び使用者情報をサーバー150に送る。センサートランスミッタ110の情報はセンサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの固有情報、センサートランスミッタ110が活性化された時点情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間情報であることがある。
【0130】
また、通信端末機120はサーバー150から使用者情報及びセンサートランスミッタ110の情報を受信することができる。それによって通信端末機120はサーバー150で受信された情報を利用して通信が再連結されたセンサートランスミッタ110を使用することであるかに対する各種判断を遂行する。通信端末機120が遂行する各種判断は、通信が再連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるか、またはセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているか、またはセンサートランスミッタ110を使用していた使用者が既存使用者であるかを判断する。そして、通信端末機120は通信が再連結されたセンサートランスミッタ110を継続使用するかを使用者に確認する。
【0131】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110を使用することで確認すれば、センサートランスミッタ110から血糖情報データを受信して保存及び使用者が確認できるように表示する。
【0132】
サーバー150は通信端末機120と通信することができるし、通信端末機120から受信された使用者情報及びセンサートランスミッタ110の情報を保存する。そして、サーバー150は通信端末機120に保存された使用者情報及びセンサートランスミッタ110の情報を送るが、通信端末機120の要請によって送ることができる。
【0133】
図10は、本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法を示した流れ図である。
【0134】
図10を参照して、本発明のまた他の実施例による連続血糖測定システム100の通信連結方法に対して説明するが、本実施例に対して説明しながら一実施例及び他の実施例と同一な説明は略する。
【0135】
本実施例は、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れた場合に通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信を再連結する場合に対して説明する。
【0136】
前で説明した他の実施例のように、通信端末機120でプログラムやアプリケーションが削除されることによって通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れた場合、通信端末機120にはセンサートランスミッタ110に対する情報や以前に受信された血糖情報データが共に削除されることがある。または、使用者が新しい通信端末機120を利用することによって既存に使用していた通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れることがある。このような場合、新しい通信端末機120には既存センサートランスミッタ110に対する情報や以前にセンサートランスミッタ110から伝送された血糖情報データが保存されないこともある。
【0137】
したがって、本実施例で、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れながら通信端末機120にセンサートランスミッタ110に対する情報や血糖情報データが残っていない場合、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信を再連結する場合に対して説明する。
【0138】
本実施例で、通信端末機120とセンサートランスミッタ110は通信連結される(S301)。
【0139】
このように通信端末機120とセンサートランスミッタ110が通信連結されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110からセンサートランスミッタ110の情報を受信する(S303)。
【0140】
この時、受信されるセンサートランスミッタ110の情報は、センサートランスミッタ110の識別子及びシリアル番号などの情報、センサートランスミッタ110が活性化された時点情報及びセンサートランスミッタ110の使用期間情報であることがある。
【0141】
そして、通信端末機120は受信されたセンサートランスミッタ110の情報と使用者情報をサーバー150に送る(S305)。
【0142】
使用者情報は通信端末機120に設置されたプログラムや、またはアプリケーションが実行されてログイン過程を通じて使用者に対する認証手続きが進行されることによって通信端末機120に入力されることができる。通信端末機120はこのように入力された使用者情報をサーバー150に送って、この時、伝送される使用者情報は、使用者ID、氏名及び生年月日などの情報であることがある。そして、サーバー150は通信端末機120から受信された使用者情報とセンサートランスミッタ110の情報をお互いにマッピングして保存する。
【0143】
通信端末機120は通信連結されたセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信し(S307)、受信された血糖情報データを保存し、使用者が確認することができるように表示する。
【0144】
そして、通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が維持されながら通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れる(S309)。
【0145】
そして、前で説明したように、通信端末機120は既存にセンサートランスミッタ110が通信連結された記録がない状態で、センサートランスミッタ110との通信連結を試みる(S311)。
【0146】
それによって通信端末機120はセンサートランスミッタ110と通信が再連結される(S313)。
【0147】
このように通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信が再連結されると、センサートランスミッタ110は通信端末機120にセンサートランスミッタ110の各種情報を送る(S315)。
【0148】
通信端末機120はサーバー150から使用者情報及びセンサートランスミッタ110の情報を受信する(S317)。ここで、通信端末機120がサーバー150から受信する情報は、段階S305で通信端末機120がサーバー150に送った情報であることがある。
【0149】
それによって通信端末機120は段階S315でセンサートランスミッタ110から受信された情報と段階S317でサーバー150から受信された情報を利用して通信が再連結されたセンサートランスミッタ110に対する各種判断を遂行する。
【0150】
通信端末機120は通信再連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使用していたセンサートランスミッタ110であるか判断する(S319)。
【0151】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報とサーバー150から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報が一致するかを比較し、センサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報とサーバー150から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報が一致する場合通信再連結されたセンサートランスミッタ110は既存に使用していたセンサートランスミッタ110であることで判断する。しかし、センサートランスミッタ110から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報とサーバー150から受信されたセンサートランスミッタ110の固有情報がお互いに一致しないことで判断されると、通信端末機120は通信が再連結されたセンサートランスミッタ110が既存に使わない新規センサートランスミッタ110であることで判断して新規連結を進行する。
【0152】
通信再連結されたセンサートランスミッタが既存に使用していたセンサートランスミッタで判断される場合、通信端末機120は通信再連結されたセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかの如何を判断する(S321)。
【0153】
センサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかの如何に対する判断はセンサートランスミッタ110で受信された活性化時点情報と使用期間情報を基礎で現時点にセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っているかを判断する。通信再連結されたセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていなければ、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との再連結された通信を終了する。
【0154】
通信再連結されたセンサートランスミッタ110の残存使用期間が残っていれば、通信端末機120はセンサートランスミッタ110を使用していた使用者が通信再連結されたセンサートランスミッタの既存使用者と同一であるか判断する(S323)。
【0155】
通信再連結されたセンサートランスミッタの既存使用者と使用者が同一であるかの如何の判断は、通信端末機120はログイン過程を通じて使用者情報を確保した状態であるので、このように確保された使用者情報とサーバー150から受信された、センサートランスミッタにマッピングされている使用者情報が一致するかを判断する。しかし、通信再連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と相異なことで判断される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との再連結された通信を終了する。
【0156】
通信再連結されたセンサートランスミッタ110の使用者が既存使用者と同一なことで判断される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110を継続使用するかを問い合わせるお知らせメッセージを使用者に出力してお知らせメッセージに回答して通信再連結されたセンサートランスミッタを継続使用するという使用者命令が入力されるか確認する(S325)。
【0157】
使用者がセンサートランスミッタ110を続いて使って、使わないという使用者命令が入力される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。しかし、使用者がセンサートランスミッタ110を継続使用するという使用者命令が入力される場合、通信端末機120はセンサートランスミッタ110から血糖情報データを受信する(S327)。
【0158】
この時、センサートランスミッタ110は通信端末機120からの要請によって通信端末機120で血糖情報データを送ることがある。
【0159】
通信端末機120はセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データを保存し、受信された血糖情報データを使用者が確認できるように通信端末機120に表示する(S329)。
【0160】
この時、通信端末機120には既存に保存された血糖情報データが保存されていないので、本実施例で、通信端末機120は段階S327でセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データだけ通信端末機120に表示することができる。
【0161】
この時、必要によって通信端末機120は段階S307でセンサートランスミッタ110から受信された血糖情報データをサーバー150に送る段階をさらに含むことができる。この時、通信端末機120がサーバー150に血糖情報データを送ることは、段階S309で通信端末機120とセンサートランスミッタ110との通信連結が切れるまでなされることができる。
【0162】
したがって、通信端末機120はセンサートランスミッタ110と通信が再連結された以後に、センサートランスミッタ110からデータを再び伝送を受ける時、サーバー150に保存された血糖情報データを受信することができる。したがって、段階S329で血糖情報データを通信端末機120に保存して表示する時、サーバー150から受信された血糖情報データを共に保存して表示することができる。
【0163】
そして、センサートランスミッタ110の使用期間が満了(S331)されると、通信端末機120はセンサートランスミッタ110との通信連結を終了する。
【0164】
上で説明したように本発明に対する具体的な説明は添付された図面を参照した実施例によって行われたが、前述した実施例は本発明の望ましい例を挙げて説明しただけであるので、本発明が前記実施例だけに局限されるもので理解されてはいけないし、本発明の権利範囲は後述する請求範囲及びその等価概念で理解されなければならないであろう。
【国際調査報告】