(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-07
(54)【発明の名称】表示パネル
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20220930BHJP
G06F 3/044 20060101ALI20220930BHJP
H01L 27/32 20060101ALI20220930BHJP
H01L 51/50 20060101ALI20220930BHJP
H05B 33/02 20060101ALI20220930BHJP
【FI】
G09F9/30 349Z
G06F3/044 124
H01L27/32
H05B33/14 A
H05B33/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021530043
(86)(22)【出願日】2020-06-30
(85)【翻訳文提出日】2021-05-26
(86)【国際出願番号】 CN2020099381
(87)【国際公開番号】W WO2021253494
(87)【国際公開日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】202010546742.X
(32)【優先日】2020-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517333336
【氏名又は名称】武漢華星光電半導体顕示技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】WUHAN CHINA STAR OPTOELECTRONICS SEMICONDUCTOR DISOLAY TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】305 Room,Building C5 Biolake of Optics Valley,No.666 Gaoxin Avenue,.Wuhan East Lake High-tech Development Zone Wuhan,Hubei 430079 China
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】陳 碧
(72)【発明者】
【氏名】戴 其兵
【テーマコード(参考)】
3K107
5C094
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC43
3K107DD39
3K107EE66
5C094AA15
5C094AA51
5C094BA21
5C094CA19
5C094DA13
5C094DB02
5C094DB04
5C094EA05
5C094FA01
5C094FA02
5C094FB12
(57)【要約】
本発明は、表示モジュールを提供し、表示モジュールにおいて、タッチユニットは、第1表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられる第1タッチ電極及び第2タッチ電極を含み、指紋認識タッチユニットは、第2表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極及び第2認識電極を含み、第1認識電極と第2認識電極とが互いに交差して設けられ、第1認識電極と第1タッチ電極とが異なる層で設けられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1表示領域及び第2表示領域を含み、第1表示領域が前記第2表示領域の周側に位置する表示パネルと、
前記第1表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1タッチ電極及び第2タッチ電極を含み、前記第1タッチ電極と前記第2タッチ電極とが互いに交差して設けられるタッチユニットと、
前記第2表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極及び第2認識電極を含み、前記第1認識電極と前記第2認識電極とが互いに交差して設けられ、前記第1認識電極と前記第1タッチ電極とが異なる層で設けられ、前記第1認識電極と前記第2認識電極とのパターンが菱形となる指紋認識タッチユニットと、を含む表示モジュール。
【請求項2】
前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極又は前記第2タッチ電極に接続される請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項3】
前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、一部の前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極に接続され、他の一部の前記第1架橋が隣り合う前記第2タッチ電極に接続される請求項1に記載の表示モジュール。
【請求項4】
前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極又は前記第2認識電極に接続される請求項2に記載の表示モジュール。
【請求項5】
前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、一部の前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極に接続され、他の一部の前記第2架橋が隣り合う前記第2認識電極に接続される請求項2に記載の表示モジュール。
【請求項6】
前記表示モジュールは、前記表示パネルに順次設けられる第1絶縁層、第1導電層、第2絶縁層、第2導電層及び第3絶縁層を含み、前記第1導電層が前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋を含み、前記第2導電層が前記第1認識電極、前記第2認識電極及び前記第1架橋を含む請求項5に記載の表示モジュール。
【請求項7】
前記表示パネルは、前記第1表示領域及び第2表示領域にそれぞれ設けられる発光画素を複数含み、
前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、
前記第1認識電極及び前記第2認識電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆し、前記第1認識電極及び前記第2認識電極の材料がいずれも透明導電材料である請求項5に記載の表示モジュール。
【請求項8】
前記タッチユニットはさらに独立したダミー電極を複数含み、前記ダミー電極が前記第1認識電極と同一層で設けられ、前記ダミー電極が、前記第1表示領域に設けられる前記発光画素と一対一に対応し、
前記ダミー電極の前記発光画素が位置する平面への正射影が、前記発光画素を被覆し、前記ダミー電極の材料が透明な導電材料である請求項7に記載の表示モジュール。
【請求項9】
前記第2架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、前記第1架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆する請求項7に記載の表示モジュール。
【請求項10】
第1表示領域及び第2表示領域を含み、第1表示領域が前記第2表示領域の周側に位置する表示パネルと、
前記第1表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1タッチ電極及び第2タッチ電極を含み、前記第1タッチ電極と前記第2タッチ電極とが互いに交差して設けられるタッチユニットと、
前記第2表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極及び第2認識電極を含み、前記第1認識電極と前記第2認識電極とが互いに交差して設けられ、前記第1認識電極と前記第1タッチ電極とが異なる層で設けられる指紋認識タッチユニットと、を含む表示モジュール。
【請求項11】
前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極又は前記第2タッチ電極に接続される請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項12】
前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、一部の前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極に接続され、他の一部の前記第1架橋が隣り合う前記第2タッチ電極に接続される請求項10に記載の表示モジュール。
【請求項13】
前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極又は前記第2認識電極に接続される請求項12に記載の表示モジュール。
【請求項14】
前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、一部の前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極に接続され、他の一部の前記第2架橋が隣り合う前記第2認識電極に接続される請求項12に記載の表示モジュール。
【請求項15】
前記表示モジュールは、前記表示パネルに順次設けられる第1絶縁層、第1導電層、第2絶縁層、第2導電層及び第3絶縁層を含み、前記第1導電層が前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋を含み、前記第2導電層が前記第1認識電極、前記第2認識電極及び前記第1架橋を含む請求項14に記載の表示モジュール。
【請求項16】
前記表示パネルは、前記第1表示領域及び第2表示領域にそれぞれ設けられる発光画素を複数含み、
前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、
前記第1認識電極及び前記第2認識電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆し、前記第1認識電極及び前記第2認識電極の材料がいずれも透明導電材料である請求項14に記載の表示モジュール。
【請求項17】
前記タッチユニットはさらに独立したダミー電極を複数含み、前記ダミー電極が前記第1認識電極と同一層で設けられ、前記ダミー電極が、前記第1表示領域に設けられる前記発光画素と一対一に対応し、
前記ダミー電極の前記発光画素が位置する平面への正射影が、前記発光画素を被覆し、前記ダミー電極の材料が透明な導電材料である請求項16に記載の表示モジュール。
【請求項18】
前記第2架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、前記第1架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆する請求項16に記載の表示モジュール。
【請求項19】
前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋の材料がいずれも非透明の導電材料である請求項18に記載の表示モジュール。
【請求項20】
前記表示モジュールはさらに、複数本の第1引き回し配線、複数本の第2引き回し配線及び制御モジュールを含み、前記第1引き回し配線が前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極にそれぞれ一対一に対応して接続され、前記第2引き回し配線が前記第1認識電極及び前記第2認識電極にそれぞれ一対一に対応して接続され、前記第1引き回し配線及び前記第2引き回し配線が前記制御モジュールにそれぞれ電気的に接続される請求項10に記載の表示モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示技術分野に関し、特に表示パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
表示技術の発展に伴い、携帯電話は重要なコミュニケーションツールとして日常生活に必要不可欠であり、表示領域の最大化を追求し、指紋認識をパネル表示領域内に集積することが主流となっている。
【0003】
従来技術において、指紋認識は、表面下枠、側面又は裏面などの非表示領域に独立モジュールとして配置されている。しかしながら、指紋認識は、全て独立したモジュールとして実装されると、表示の占有率及び機械内部空間全体に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、従来の表示パネルにおいて、指紋認識を全て独立したモジュールとして実装することによって、表示の占有率及び機械内部空間全体に影響を与えるという技術的課題を解決するために、表示パネルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施例は表示モジュールを提供し、この表示モジュールは、
【0006】
第1表示領域及び第2表示領域を含み、第1表示領域が前記第2表示領域の周側に位置する表示パネルと、
【0007】
前記第1表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1タッチ電極及び第2タッチ電極を含み、前記第1タッチ電極と前記第2タッチ電極とが互いに交差して設けられるタッチユニットと、
【0008】
前記第2表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極及び第2認識電極を含み、前記第1認識電極と前記第2認識電極とが互いに交差して設けられ、前記第1認識電極と前記第1タッチ電極とが異なる層で設けられ、前記第1認識電極と前記第2認識電極とのパターンが菱形となる指紋認識タッチユニットと、を含む。
【0009】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極又は前記第2タッチ電極に接続される。
【0010】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、一部の前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極に接続され、他の一部の前記第1架橋が隣り合う前記第2タッチ電極に接続される。
【0011】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極又は前記第2認識電極に接続される。
【0012】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、一部の前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極に接続され、他の一部の前記第2架橋が隣り合う前記第2認識電極に接続される。
【0013】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記表示モジュールは、前記表示パネルに順次設けられる第1絶縁層、第1導電層、第2絶縁層、第2導電層及び第3絶縁層を含み、前記第1導電層が前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋を含み、前記第2導電層が前記第1認識電極、前記第2認識電極及び前記第1架橋を含む。
【0014】
本出願の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記表示パネルは、前記第1表示領域及び第2表示領域にそれぞれ設けられる発光画素を複数含む。
【0015】
前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置する。
【0016】
前記第1認識電極及び前記第2認識電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆し、前記第1認識電極及び前記第2認識電極の材料がいずれも透明導電材料である。
【0017】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに独立したダミー電極を複数含み、前記ダミー電極が前記第1認識電極と同一層で設けられ、前記ダミー電極が、前記第1表示領域に設けられる前記発光画素と一対一に対応する。
【0018】
前記ダミー電極の前記発光画素が位置する平面への正射影が、前記発光画素を被覆し、前記ダミー電極の材料が透明な導電材料である。
【0019】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記第2架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、前記第1架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆する。
【0020】
本発明の実施例は表示モジュールをさらに提供し、この表示モジュールは、
【0021】
第1表示領域及び第2表示領域を含み、第1表示領域が前記第2表示領域の周側に位置する表示パネルと、
【0022】
前記第1表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1タッチ電極及び第2タッチ電極を含み、前記第1タッチ電極と前記第2タッチ電極とが互いに交差して設けられるタッチユニットと、
【0023】
前記第2表示領域に設けられ、同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極及び第2認識電極を含み、前記第1認識電極と前記第2認識電極とが互いに交差して設けられ、前記第1認識電極と前記第1タッチ電極とが異なる層で設けられる指紋認識タッチユニットと、を含む。
【0024】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極又は前記第2タッチ電極に接続される。
【0025】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに、前記第1認識電極と同一層で設けられる第1架橋を複数含み、一部の前記第1架橋が隣り合う前記第1タッチ電極に接続され、他の一部の前記第1架橋が隣り合う前記第2タッチ電極に接続される。
【0026】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極又は前記第2認識電極に接続される。
【0027】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記指紋認識タッチユニットはさらに、前記第1タッチ電極と同一層で設けられる第2架橋を複数含み、一部の前記第2架橋が隣り合う前記第1認識電極に接続され、他の一部の前記第2架橋が隣り合う前記第2認識電極に接続される。
【0028】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記表示モジュールは、前記表示パネルに順次設けられる第1絶縁層、第1導電層、第2絶縁層、第2導電層及び第3絶縁層を含み、前記第1導電層が前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋を含み、前記第2導電層が前記第1認識電極、前記第2認識電極及び前記第1架橋を含む。
【0029】
本出願の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記表示パネルは、前記第1表示領域及び第2表示領域にそれぞれ設けられる発光画素を複数含む。
【0030】
前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置する。
【0031】
前記第1認識電極及び前記第2認識電極の前記複数の発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆し、前記第1認識電極及び前記第2認識電極の材料がいずれも透明導電材料である。
【0032】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記タッチユニットはさらに独立したダミー電極を複数含み、前記ダミー電極が前記第1認識電極と同一層で設けられ、前記ダミー電極が、前記第1表示領域に設けられる前記発光画素と一対一に対応する。
【0033】
前記ダミー電極の前記発光画素が位置する平面への正射影が、前記発光画素を被覆し、前記ダミー電極の材料が透明な導電材料である。
【0034】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記第2架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、各前記発光画素の外周側に位置し、前記第1架橋の前記発光画素が位置する平面への正射影が、少なくとも前記発光画素の一部を被覆する。
【0035】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記第1タッチ電極、前記第2タッチ電極及び前記第2架橋の材料がいずれも非透明の導電材料である。
【0036】
本発明の実施例に係る表示モジュールにおいて、前記表示モジュールはさらに、複数本の第1引き回し配線、複数本の第2引き回し配線及び制御モジュールを含み、前記第1引き回し配線が前記第1タッチ電極及び前記第2タッチ電極にそれぞれ一対一に対応して接続され、前記第2引き回し配線が前記第1認識電極及び前記第2認識電極にそれぞれ一対一に対応して接続され、前記第1引き回し配線及び前記第2引き回し配線が前記制御モジュールにそれぞれ電気的に接続される。
【発明の効果】
【0037】
本発明の表示モジュールは、指紋認識タッチユニット及びタッチユニットを互いに独立して表示領域内に集積するとともに、同一の制御モジュールにより駆動制御することで、認識タッチ一体化を図り、具体的には、指紋認識タッチユニットの認識電極とタッチユニットのタッチ電極とを異なる層に設けることで、指紋認識タッチユニットとタッチユニットとをそれぞれ表示パネルの表示領域に集積することで、表示画面の占有率を向上させ、実装スペースが節約される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
本発明の実施例又は従来技術における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例で必要となる添付図面を簡単に紹介する。以下の説明における添付図面は、本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を与えないという前提で、これらの図面に基づいて他の図面を取得することもできる。
【0039】
【
図1】
図1は本発明の実施例の表示モジュールの正面図である。
【0040】
【0041】
【0042】
【
図4】
図4は本発明の実施例の表示モジュールにおける第2導電層の構造概略図である。
【0043】
【
図5】
図5は本発明の実施例の表示モジュールにおけるタッチユニットの第1表示領域における第2の構造概略図である。
【0044】
【
図6】
図6は本発明の実施例の表示モジュールにおける指紋認識タッチユニットの第2表示領域における第2の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的手段を、明確かつ完全に説明する。説明した実施例はすべての実施例ではなく、本発明の一部の実施例であることは明らかである。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的努力なしに取得したすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属している。
【0046】
本発明の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」などの用語で示される方位又は位置関係は、図面に基づいて示される方位又は位置関係である。これらの用語は、本発明の説明を容易にするため、及び説明を簡略化するためのものに過ぎず、言及される装置又は要素が特定の方位を有し、特定の方位で構成及び動作しなければならないと指示又は暗示するためではなく、したがって、本発明を限定するものとして理解されるべきではない。また、「第1」、「第2」という用語は、単に説明するためのものであり、相対的な重要性を指示又は示唆するか、又は示される技術的特徴の数を暗示すると理解されるべきではない。したがって、「第一」、「第二」によって限定されている特徴は、1つ又は複数の前記特徴を含むことを明示又は暗示することができる。本発明の説明において、別途明確で具体的な説明がない限り、「複数」とは2つ以上を意味する。
【0047】
本発明の説明には、別途明確な規定及び限定がない限り、「取付」、「接続」、「連結」などの用語は、広義に理解されるべきである。例えば、固定的に接続してもよく、取外可能に接続してもよく、又は一体的に接続してもよい。また、機械的に接続してもよく、電気的に接続してもよく、又は通信可能に接続してもよい。また、直接的に接続してもよく、中間部材を介して間接的に接続してもよく、二つの要素の内部での連通又は二つの要素の相互の作用関係であってもよい。当業者であれば、上記用語の本発明における具体的な意味を、具体的な状況によって理解することができる。
【0048】
本発明において、別途明確な規定及び限定がない限り、第1特徴が第2特徴の「上」又は「下」にあることは、第1特徴と第2特徴とが直接接触することを含んでもよく、第1特徴と第2特徴とが直接接触しておらず、それらの間の別の特徴を介して接触することを含んでもよい。さらに、第1特徴が第2特徴の「上」、「上方」及び「上面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真上及び斜め上方にあることと、又は単に第1特徴の高さが第2特徴よりも高いことを示すことを含む。第1特徴が第2特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあることは、第1特徴が第2特徴の真下及び斜め下方にあることと、又は単に第1特徴の高さが第2特徴よりも低いことを示すことを含む。
【0049】
以下の説明は、本発明の異なる構造を実現するための多くの異なる実施形態又は実施例を提供する。本発明の説明を簡略化するために、特定の例の構成要素及び設定を以下で説明する。勿論、これらは単なる例であり、本発明を限定することを意図していない。さらに、本発明は、簡潔さ及び明確さのために、異なる例において参照番号及び/又は参照アルファベットを繰り返してもよく、それ自体で、論じられる様々な実施形態及び/又は構成の間の関係を示すものではない。さらに、本明細書では、様々な特定のプロセス及び材料の例を提供するが、当業者は、他のプロセスの適用及び/又は他の材料の使用を認識することができる。
【0050】
図1~
図3に示すように、
図1は本発明の実施例の表示モジュールの正面図であり、
図2は
図1におけるNN線に沿う断面図であり、
図3は
図1におけるMM線に沿う断面図である。
【0051】
本発明の実施例は、表示パネル10、タッチユニット20、指紋認識タッチユニット30及び制御モジュール40を含む表示モジュール100を提供する。
【0052】
表示パネル10は第1表示領域10a及び第2表示領域10bを含む。第1表示領域10aが第2表示領域10bの周側に位置する。タッチユニット20が第1表示領域10aに設けられる。タッチユニット20が同一層で互いに独立して設けられた第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202を含む。第1タッチ電極201と第2タッチ電極202とが互いに交差して設けられる。
【0053】
指紋認識タッチユニット30が第2表示領域10bに設けられる。指紋認識タッチユニット30が同一層で互いに独立して設けられた第1認識電極301及び第2認識電極302を含む。第1認識電極301と第2認識電極302とが互いに交差して設けられる。第1認識電極301と第1タッチ電極201とが異なる層で設けられる。
【0054】
本実施例の表示モジュール100は、指紋認識タッチユニット30及びタッチユニット20を互いに独立して表示領域内に集積するとともに、同一の制御モジュール40により駆動制御して、タッチ認識一体化を図る。具体的には、指紋認識タッチユニット30の認識電極とタッチユニット20のタッチ電極とを異なる層に設けることで、指紋認識タッチユニット30とタッチユニット20とをそれぞれ表示パネル10の表示領域に集積することで、表示画面の占有率を向上させ、実装スペースが節約される。
【0055】
つまり、指紋認識段階においては、制御モジュール40は、指紋認識機能を実現するために、指紋認識信号を指紋認識タッチユニット30に送信し、タッチ段階においては、制御モジュール40は、タッチ機能を実現するために、タッチ信号を指紋認識タッチユニット30及びタッチユニット20に同時に送信する。当然ながら、いくつかの実施例において、2つの制御モジュールが指紋認識タッチユニット及びタッチユニットを一対一に対応して制御することも可能である。
【0056】
本実施例の表示モジュール100において、タッチユニット20はさらに、第1認識電極301と同一層で設けられる第1架橋203を複数含む。複数の第1架橋203が少なくとも第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202の一方に接続される。つまり、第1架橋203が隣り合う第1タッチ電極201又は第2タッチ電極202に接続されるか、又は、一部の第1架橋203が隣り合う第1タッチ電極201に接続され、他の一部の第1架橋203が隣り合う第2タッチ電極202に接続される。
【0057】
具体的には、第1タッチ電極201の間が互いに独立した場合に、第1架橋203により隣り合う第1タッチ電極201を接続することができ、第2タッチ電極202の間が互いに独立した場合に、第1架橋203により隣り合う第2タッチ電極202を接続することができ、一部の第1タッチ電極201が互いに独立して一部の第2タッチ電極202が互いに独立した場合に、一部の第1架橋203が隣り合う独立した第1タッチ電極201に接続され、他の一部の第1架橋203が隣り合う独立した第2タッチ電極202に接続される。
【0058】
本実施例の表示モジュール100において、第1タッチ電極201がタッチ駆動電極であり、第2タッチ電極202がタッチ感知電極である。同一層における第1タッチ電極201が互いに独立して設けられる。隣り合う第1タッチ電極201が第1架橋203により接続される。いくつかの実施例において、第1タッチ電極201がタッチ感知電極であり、第2タッチ電極202がタッチ駆動電極であってもよい。
【0059】
タッチユニット20が指紋認識タッチユニット30の外周に囲まれるので、指紋認識タッチユニット30の両側に位置するタッチユニット20の行項目に設けられた第1タッチ電極201は、配線により一対一に対応して電気的に接続され、複数本の前記配線が前記指紋認識タッチユニット30の外周側を囲むように設けられる。
【0060】
本実施例の表示モジュール100において、指紋認識タッチユニット30はさらに、第1タッチ電極201と同一層で設けられる第2架橋303を複数含む。複数の第2架橋303が少なくとも第1認識電極301及び第2認識電極302の一方に接続される。つまり、第2架橋303が隣り合う第1認識電極301又は第2認識電極302に接続されるか、又は、一部の第2架橋303が隣り合う第1認識電極301に接続され、他の一部の第2架橋303が隣り合う第2認識電極302に接続される。
【0061】
具体的には、第1認識電極301の間が互いに独立した場合に、第2架橋303により隣り合う第1認識電極301を接続することができ、第2認識電極302の間が互いに独立した場合に、第2架橋303により隣り合う第2認識電極302を接続することができ、一部の第1認識電極301が互いに独立して一部の第2認識電極302が互いに独立した場合に、一部の第2架橋303が隣り合う独立した第1認識電極301に接続され、他の一部の第2架橋303が隣り合う独立した第2認識電極302に接続される。
【0062】
本実施例の表示モジュール100において、第1認識電極301が認識駆動電極であり、第2認識電極302が認識感知電極である。同一層における一部の第1認識電極301が互いに独立して設けられ、一部の第2認識電極302が互いに独立している。一部の第2架橋303が隣り合う独立した第1認識電極301に接続され、他の一部の第2架橋303が隣り合う独立した第2認識電極302に接続される。いくつかの実施例において、第1認識電極301が認識感知電極であり、第2認識電極302が認識駆動電極であってもよい。
【0063】
なお、第2架橋303と指紋認識タッチユニット30の電極とが異なる層であるため、第2架橋303が独立した電極を接続する場合に、第2架橋303は孔をあける必要があり、同一層に直接接続される電極に対して、第2架橋303は、孔をあける深さの線路距離が増加し、さらに電気抵抗が増加する。
【0064】
したがって、指紋認識タッチユニット30内の接続により、第1認識電極301と第2認識電極302とがバランスよい電気抵抗を有することによって、第1認識電極301と第2認識電極302との信号応答時間が同じようになる。
【0065】
具体的には、表示モジュール100は、前記表示パネル10に順次設けられる第1絶縁層401、第1導電層2A、第2絶縁層402、第2導電層3A及び第3絶縁層403を含み、前記第1導電層2Aが前記第1タッチ電極201、前記第2タッチ電極202及び前記第2架橋303を含み、前記第2導電層3Aが前記第1認識電極301、前記第2認識電極302及び前記第1架橋203を含む。
【0066】
いくつかの実施例において、第1絶縁層401を省略することができる。
【0067】
いくつかの実施例において、第2導電層が第1絶縁層401と第2絶縁層402との間に設けられる。第1導電層が第2絶縁層402と第3絶縁層403との間に設けられる。
【0068】
具体的には、
図2及び
図3に示すように、第1タッチ電極201、第2タッチ電極202及び第2架橋303が第1絶縁層401と第2絶縁層402との間にそれぞれ設けられる。第1認識電極301、第2認識電極302及び第1架橋203が第2絶縁層402と第3絶縁層403との間にそれぞれ設けられる。
【0069】
本実施例の表示モジュール100において、第1タッチ電極201、第2タッチ電極202及び第2架橋303が第1導電層2Aによりパターニングされて形成される。いくつかの実施例において、第1タッチ電極201、第2タッチ電極202及び第2架橋303が異なる導電材料で段階的にパターニングされて形成されてもよく、前記異なる導電材料が同一層で設けられて第1導電層2Aを形成する。
【0070】
第1認識電極301、第2認識電極302及び第1架橋203が第2導電層3Aによりパターニングされて形成される。いくつかの実施例において、第1認識電極301、第2認識電極302及び第1架橋203が異なる導電材料で段階的にパターニングされて形成されてもよく、前記異なる導電材料が同一層で設けられて第2導電層3Aを形成する。
【0071】
第2導電層3Aが積層構造である。第2導電層3Aの材料が透明導電材料である。第2導電層3Aが交互に積層して設けられる第1導電副層40a及び第2導電副層40bを含む。第2導電副層40bが第1導電副層40aの間に設けられる。
【0072】
具体的には、
図4に示すように、本実施例において、第2導電層3Aは順次設けられる第1導電副層40a、第2導電副層40b及び第1導電副層40aを含む。第1導電副層40aの材料が酸化インジウムスズであり、第1導電副層40aの厚さが、5ナノメートル~20ナノメートル(5ナノメートル及び50ナノメートルを含む)であり、第2導電副層40bの材料が金属銀であり、第2導電副層40bの厚さが5ナノメートル~30ナノメートル(5ナノメートル及び30ナノメートルを含む)である。
【0073】
第1導電層2Aの材料が非透明の導電材料又は透明導電材料である。第1導電層2Aの材料は、金、銀、銅、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、酸化インジウムスズ及びそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0074】
絶縁層材料は、有機材料又は無機材料及びそれらの組み合わせであってもよい。
【0075】
図5及び
図6に示すように、本実施例の表示モジュール100において、表示パネル10は、第1表示領域10a及び第2表示領域10bにそれぞれ設けられる発光画素101を複数含む。
【0076】
第1タッチ電極201(
図5において破線で区画して台形部分を形成する配線)と第2タッチ電極202との、複数の発光画素101が位置する平面への正射影が、各発光画素101の外周側に位置する。つまり、第1表示領域10aにおいて、第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202が隣り合う発光画素101の間にそれぞれ設けられる。
【0077】
各第1架橋203(
図5において斜線で示す部分)は、隣り合う第1タッチ電極201を接続する接続部と、2つの接続部の間に接続される少なくとも1つの中間部とを含む。本実施例において、各接続部は、少なくとも2つのビアホール4021を介して第1タッチ電極201に接続され、接続の安定性及び有効性を向上させる。第1架橋203の接続の安定性及び有効性を向上させるために、2つの接続部の間に2つの中間部が接続される。各中間部及び接続部はそれぞれ帯状に形成され、それらの延在方向が垂直に設けられる。
【0078】
本実施例において、コストを節約するために、第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202が非透明の導電材料で製造される。また、表示パネル10の発光に対する影響を減らすために、非透明な第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202を発光画素101の間に設ける。
【0079】
第1認識電極301及び第2認識電極302の複数の発光画素101が位置する平面への正射影が、発光画素101の一部を少なくとも被覆する。第1認識電極301と第2認識電極302との材料がいずれも透明導電材料である。第2架橋303の発光画素101が位置する平面への正射影が、各発光画素101の外周側に位置する。
【0080】
つまり、第2表示領域10bにおいて、第1認識電極301及び第2認識電極302が発光画素101にそれぞれ設けられ、第1認識電極301及び第2認識電極302が発光画素101の一部を少なくとも被覆する。表示パネル10の発光に対する影響を減らすために、第2架橋303が発光画素の間に設けられる。
【0081】
選択可能に、第1認識電極301及び第2認識電極302のパターンが菱形となるが、これに限定されない。
【0082】
本実施例の表示モジュール100において、タッチユニット20はさらに独立したダミー電極204を複数含み、ダミー電極204が第1認識電極301と同一層で設けられる。ダミー電極204が第1表示領域10aに設けられる発光画素101に一対一に対応する。
【0083】
ダミー電極204の発光画素101が位置する平面への正射影が、発光画素101を被覆する。ダミー電極204の材料が透明な導電材料である。つまり、第1表示領域10aにおいて、ダミー電極204が発光画素101に対応して設けられ、ダミー電極204が対応する発光画素101を完全に被覆する。第1表示領域10aの光学的効果と第2表示領域10bの光学的効果とを一致させるために、ダミー電極204のサイズは、それぞれ対応する発光画素101のサイズよりも大きい。
【0084】
ダミー電極204は第2導電層によりパターニングされて形成されてもよい。
【0085】
また、本実施例の表示モジュール100において、表示モジュール100はさらに複数本の第1引き回し配線501及び複数本の第2引き回し配線502を含む。第1引き回し配線501が第1タッチ電極201及び第2タッチ電極202にそれぞれ一対一に対応して接続される。第2引き回し配線502が第1認識電極301及び第2認識電極302にそれぞれ一対一に対応して接続される。前記第1引き回し配線501及び前記第2引き回し配線502が前記制御モジュール40にそれぞれ電気的に接続される。
【0086】
本発明の表示モジュールは、指紋認識タッチユニット及びタッチユニットを互いに独立して表示領域内に集積することで、具体的には、指紋認識タッチユニットの認識電極とタッチユニットのタッチ電極とを異なる層に設けることで、指紋認識タッチユニットとタッチユニットとをそれぞれ表示パネルの表示領域に集積することで、表示画面の占有率を向上させ、実装スペースが節約される。
【0087】
以上、本発明の実施例に係る表示モジュールについて詳細に説明したが、本発明の原理及び実施形態について具体例を用いて述べたが、以上の実施例の説明は、本発明の技術的手段及びその旨の理解を助けるためのものに過ぎず、当業者にとっては、対応する技術的手段の旨が本発明の各実施例の技術的手段の範囲から逸脱しない限り、依然として上記の各実施例に記載した技術的手段を修正するか、又はその一部の技術的特徴を同等に置き換えることができると理解すべきである。
【国際調査報告】