(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-07
(54)【発明の名称】自律走行自動車連結観光サービス提供方法
(51)【国際特許分類】
G01C 21/26 20060101AFI20220930BHJP
G06T 19/00 20110101ALI20220930BHJP
G01C 21/34 20060101ALI20220930BHJP
G06Q 50/14 20120101ALI20220930BHJP
【FI】
G01C21/26 C
G06T19/00 600
G06T19/00 300B
G01C21/34
G06Q50/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021574890
(86)(22)【出願日】2021-06-28
(85)【翻訳文提出日】2021-12-15
(86)【国際出願番号】 KR2021008080
(87)【国際公開番号】W WO2022005128
(87)【国際公開日】2022-01-06
(31)【優先権主張番号】10-2020-0080945
(32)【優先日】2020-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515129191
【氏名又は名称】ケイシーク カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨン-リョル
【テーマコード(参考)】
2F129
5B050
5L049
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC03
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2F129HH02
2F129HH04
2F129HH12
5B050BA09
5B050BA11
5B050CA08
5B050EA07
5B050EA19
5B050FA02
5L049CC26
(57)【要約】
【課題】主要観光地点に人を移動させながら観光に関連する情報を提供する新しい概念の観光サービス提供方法を提示する。
【解決手段】本発明の自律走行自動車連結観光サービス提供方法は、多数の自律走行自動車が使用者に観光サービスを提供するもので、自律走行自動車またはサーバーが観光地点または観光アイテムに関連する観光情報を用意する段階、自律走行自動車が観光地点に移動するために道路を走行する段階、自律走行自動車が使用者を観光地点に移動させる段階、自律走行自動車またはサーバーが使用者に観光情報を提供する段階、及び観光地点または観光アイテムに観光を終了した使用者を自律走行自動車で他の場所に移動させる段階を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の自律走行自動車が使用者に観光サービスを提供することにおいて、
自律走行自動車またはサーバーが観光地点または観光アイテムに関連する観光情報を用意する段階、
前記自律走行自動車が前記観光地点に移動するために道路を走行する段階、
前記自律走行自動車が使用者を前記観光地点に移動させる段階、
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者に前記観光情報を提供する段階、及び
前記観光地点または観光アイテムに観光を終了した前記使用者を自律走行自動車で他の場所に移動させる段階を含むことを特徴とする自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項2】
前記自律走行自動車または前記サーバーが使用者が使用中の使用者端末と連携して観光サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項3】
前記自律走行自動車が前記観光情報と関連する4D効果を出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項4】
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者にゲーム基盤観光サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項5】
複数の自律走行自動車にそれぞれ搭乗した複数の使用者に同時に参加するゲーム基盤観光サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項6】
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者に使用者ミッションを提示する段階及び使用者ミッションを判定する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項7】
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者ミッションの判定結果に対して新しい地点をさらに含んで運行する第1方法、既存の地点を他の地点に交替して運行する第2方法、走行方向を決定する第3方法、既存に走行しようと計画された走行経路を変更する第4方法、または一部地点の運行を省略する第5方法のうち、少なくとも1つ以上の方法で反映することを特徴とする請求項6に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項8】
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者ミッションの判定結果に対して、使用者の点数をさらに足するか、削減する第1方法、使用者の脱落及び資格維持を定める第2方法、累積点数を基盤に使用者間の順位を定める第3方法、景品を提供する第4方法のうち少なくとも1つ以上の方法で反映することを特徴とする請求項6に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項9】
前記使用者ミッションはクイズの正答を当てるクイズミッション、複数の使用者の投票を通じて決定する投票ミッション、指定された行動を遂行する行動ミッション、写真を撮る写真ミッションのうち、少なくとも1つ以上のミッションで構成されることを特徴とする請求項6に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項10】
前記自律走行自動車または前記サーバーが使用者の個人情報を基盤として、推薦観光サービスを提示する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項11】
前記自律走行自動車または前記サーバーがARまたはVRなどの形式で観光情報を前記使用者に提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項12】
前記使用者は複数であり、使用者別に使用者ミッションまたは走行ミッションに参加した結果を判定して点数を累計する段階、
前記使用者別に累計された点数に基づいて順位を決める段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項13】
前記自律走行自動車または前記サーバーが走行ミッション遂行結果を判定する段階をさらに含み、
前記走行ミッションの判定結果を使用者またはチームの点数に反映するか、ゲーム結果判定に反映する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項14】
前記自律走行自動車または前記サーバーが多数の都市の観光コースに関する観光情報に対して、使用者の個人情報を基盤に観光サービスを推薦する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項15】
前記自律走行自動車または前記サーバーが前記使用者にキュレーション基盤の観光サービスを提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項16】
自律走行自動車または前記サーバーがディスプレーにARまたはVRコンテンツを提供し、前記ARまたはVRコンテンツと連携して4D効果を提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項17】
前記ディスプレーは使用者のHMD、スマートフォンのディスプレーのうち、少なくとも1つ以上のものに代替することを特徴とする請求項16に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項18】
多数の自律走行自動車が同じデジタルキャラクターを活用して連続性を有して観光情報を前記使用者に提供することを特徴とする請求項16に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項19】
自律走行自動車は仮想の車両事故または仮想の障害物または仮想の走行環境のうち、少なくとも1つ以上に関するバーチャルリアリティ映像をディスプレーに出力する方式で観光情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項20】
前記自律走行自動車または前記サーバーがデジタルキャラクターを活用して観光情報を提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項21】
前記サーバーまたは前記自律走行自動車または使用者端末が自律走行自動車外部の客体を認識して、自律走行自動車は前記客体と関連する観光情報を前記使用者に提供することを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【請求項22】
前記サーバーまたは前記自律走行自動車が観光アイテムに対する混雑度を予測する段階と前記混雑度を基盤に観光アイテムまたは観光コースを使用者に推薦する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自律走行自動車連結観光サービス提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自らの判断により道路を走行する自律走行自動車を基盤として搭乗客に自律走行自動車が運行中の地域の地形地物、文化、歴史、ストーリー、食べ物などを素材にして、地域の観光と関係するコンテンツサービスを提供するサービスに関する。
【0002】
本発明は、自律走行自動車に搭乗した使用者に自律走行自動車が運行中の地域に関する情報、文化情報、歴史情報、ストーリー、食べ物などを素材にして提供する観光サービス方法に関する。コンテンツサービスは単方向サービスに提供され、搭乗者が解決しなければならないクイズ、アンケート、投票、ゲームなどの使用者ミッションを提供し、使用者ミッションを遂行した結果によって、コンテンツに適用する反応型コンテンツである。コンテンツはAR、VR、テキスト、映像、音響などの形態のうち、少なくとも1つ以上の組み合わせで構成されて提供される。コンテンツは4D効果に関するコンテンツを追加的に構成することができる。本発明は、自律走行自動車の搭乗者に現在自律走行自動車が運行している地域と関係する観光情報を提供する自律走行自動車基盤の観光サービス提供方法に関する。
【0003】
明細書全般において、「使用者」は自律走行自動車基盤の観光サービスの提供を受ける者である。「搭乗者」または「観光客」の単語と同じ意味に見なされる。「使用者」は個人使用者またはチームを構成する複数の使用者としても自律走行自動車基盤の観光サービスの提供を受けることができる。明細書全般において、「観光情報」というのは、観光アイテムに関する説明、映像資料、拡張現実コンテンツ(AR)、バーチャルリアリティコンテンツ(VR)、利用者の利用履歴情報、満足度調査、使用者レビューデータなどを含む。また、4D効果に関する情報も観光情報に含まれる。明細書全般において、「観光アイテム」というのは、観光の目的になる主要対象を意味する。飲食店、ホテル、公園、お寺、宮殿、ランドマークビルディング、博物館などであり、細部的な公演プログラムや観覧プログラムなどが該当する。
【0004】
明細書全般において、「観光地点」は観光アイテムのある地理的な位置を意味する。観光地点は観光アイテムが位置する象徴的な地点であり、観光アイテムと関連する一定地域内の全ての地点としてもよい。自律走行自動車は、使用者が観光アイテムに関する観光を実施できるように観光地点に移動させる。明細書全般において、「個人情報」は使用者の年齢、性別、居住地域、住所、電話番号、位置情報、使用言語、国籍、婚姻可否、使用者ミッションの遂行可否、使用者ミッションでの入力情報、観光サービスの利用履歴、家族関係などの個人と関連する多様な情報である。
【0005】
明細書全般において、「競争者」とは、同一のゲームに参加するチームまたは使用者と勝利や順位を競争するチームやチーム所属の使用者または競争記録を有することのできる第3者を意味する。ここで競争記録を有することのできる第3者は人間であることもでき、人間のように行動するAI技術であることもできる。明細書全般において、「使用者の自律走行自動車」、または「チームの自律走行自動車」のような表現は使用者またはチームにマッチングされた自律走行自動車を意味する。明細書全般において、「競争者の自律走行自動車」は使用者と同一のゲームで競争する、他の使用者にマッチングされた自律走行自動車を意味する。「競争者の自律走行自動車」は実際の道路を走行する自律走行自動車または仮想の空間を走行する仮想の自律走行自動車である。
【0006】
明細書全般において、「走行ミッション」は自律走行自動車が観光サービス利用中に遂行すべき事を意味し、位置を経由するか、一定時間の間、走行を停止するか、人や物または動物を乗せるか、下ろすかなどの事である。明細書全般において、「4Dシミュレーション」または「4Dモジュール」とは、自律走行自動車に設置される1つの装置またはモジュールで、駆動装置を含んでおり、自律走行自動車の走行状態情報を4D効果(衝撃、加速度、回転、震え、揺動、角調節など)で出力する。4Dシミュレーターは自律走行自動車の各座席別に別途に設置することができ、多数の座席に設置するか車両全体に作動するように設置することができる。
【0007】
明細書全般において、「使用者ミッション」は使用者が遂行すべき事であり、多数の使用者が投票で意見を決定する投票ミッション、使用者が正解を当てるクイズミッション、条件の写真を撮る写真ミッション、行動を遂行する行動ミッションなどに区分できる。明細書全般において、「観光アイテム」は観光サービスを提供する飲食店、宿所、市場、宮廷、お城、学校または路頭、川、海浜などの場所であることができ、建物や銅像のような事物であることができる。
【0008】
明細書全般において、「観光地点」は観光アイテムが位置する物理的な位置をいう。観光地点は少なくとも1つ以上の観光アイテムを含む。観光地点は出発地、目標地、開始地点、終了地点、経由地などに区分されて、多様な地点形態に表現されることができる。明細書全般において「観光コース」は2つ以上の観光地点を含んで構成されて、自律走行自動車は含まれる各観光地点に使用者を移動させながら観光サービスを提供する。明細書全般において、「経路情報」は自律走行自動車に観光サービスを提供するために走行しなければならない経路に関する情報である。経路情報は出発地、目標地、開始地点、終了地点、経由地などが含まれる方式で構成され、目的地や出発地はないが走行距離及び制限時間だけで構成されることもできる。
【0009】
経路情報に含まれる走行条件には、速度調節情報、仮想燃料情報、走行ミッション情報、地図情報などが追加される。仮想燃料情報や仮想最高走行速度などは走行装置の実際の燃料情報や実際の道路での最大走行速度ではなく、ゲーム進行のために管理される仮想のデータである。即ち、仮想の燃料情報、速度調節情報である。明細書全般において、「走行状態情報」は自律走行自動車の走行速度、路面の振動、姿勢情報、加速及び減速、方向変更、走行開始、走行終了、現在位置などの自律走行自動車の実際の走行情報と連携されて仮想で表示される障害物、障害物との衝突、障害物による仮想の凹凸の効果や振動などの仮想の情報がさらに追加される。
【0010】
明細書全般において、「使用者モジュール」は使用者の使用者ミッションに遂行結果であるミッション遂行情報の入力を受けてサービスモジュールに転送するかサービスモジュールからデータの転送を受けて出力する役割を果たす。使用者モジュールは、自律走行自動車に付属されるように構成するか、スマートフォン、タブレットPC、またはHMDなどの別途の端末に含まれる要素モジュールで構成することができる。この時、前記別途の端末は使用者端末になる。
【0011】
本発明において、「ディスプレー」は自律走行自動車(100)に追加モジュールに含む映像を出力するための単位モジュールをいう。自律走行自動車内で別途の装置として存在する使用者端末のモジュールに含まれるディスプレーも自律走行自動車のディスプレーモジュールとみなしてサービスを提供する。本明細書において、「自律走行自動車シティツアー」は一定の地域で自律走行自動車に観光客を乗せて搭乗中に観光と関連する情報を提供し、主要観光地を移動しながら観光サービスを提供するサービスである。明細書全般において、「走行モジュール」はサービスモジュールとデータを送受信して自律走行自動車が道路を走行するようにするモジュールである。
【0012】
明細書全般において、「ミッション遂行情報」は使用者ミッションまたは走行ミッションに対してミッションを遂行の結果として使用者モジュールを通じて入力されてサービスモジュールに転送される資料を含む情報である。クイズミッション、アンケートミッションまたは投票ミッションでは使用者が選択した答えがミッション遂行情報となる。行動ミッションに対しては行動を撮影した映像や4Dデータである。また、送金やハートまたは星などのアイテムを提供する方式ではその結果に該当するデータがミッション遂行情報となる。
【0013】
明細書全般において、「チームの何々」、「自律走行自動車の何々」などの表現は同じ表現であることができる。チームと自律走行自動車は1つずつ対等に連結されるので。「チームの経路情報」という表現はチームと連結された「自律走行自動車の経路情報」と「チームの経路情報」は同じ意味に使われる。「チームの走行状態情報」と「自律走行自動車の走行状態情報」も共に連結されたチームと自律走行自動車に対して同じ意味に使われる。明細書全般において、「サービスモジュール」は自律走行自動車を基盤に「使用者に」観光サービスを提供する中核モジュールである。使用者をどの観光地点に移動させるかを決定してサーバーでどの自律走行、観光情報を保存して観光情報を使用者に提供して観光サービス提供のための諸般事項を制御するモジュールである。
【0014】
サービスモジュールには、ゲーム基盤観光サービスを運用するために下位にゲーム運用モジュールを含んでおり、ゲーム運用モジュールは使用者のミッション遂行を判定する。サービスモジュールは独立的なPCを基盤に構築でき、サーバーの一部のモジュールで構成されることができ、自律走行自動車の構成要素に活用できる。サービスモジュールは、DBモジュールと保存装置などをさらに含んでおり、使用者に提供する観光情報を管理して主要観光アイテム、観光地点、観光コースを基盤にした観光サービスを提供するのに関与する。
【0015】
サービスモジュールは、自律走行自動車が単独で観光サービスを提供するように自律走行自動車に独立的に構成されることができる。自律走行自動車を構成するそれぞれのモジュールは、必要によって独立したサーバーやPCまたはスマートフォンなどの独立的な装置に分離されて構成し、互いにネットワーク手段で連結されて使用するようにすることが好ましい。
【背景技術】
【0016】
従来の技術としては自律走行自動車がある。自律走行自動車は、米国自動車協会で0レベルから5レベルまで計6のレベルに区分して定義しており、4レベルと5レベルが、人が直接運転しなくても運行できる自律走行自動車(Self-driving Car)に区分される。米国のウェイモ(Waymo)は2018年世界初で4レベルの自律走行自動車を用いてアリゾナのフェニックス市で示範的なタクシー営業を始め、GMのクルーズとテスラ(Tesla)などがサービス先占のための技術開発競争を繰り広げている。
【0017】
最近では、自律走行自動車に対する開発競争が激しく展開されており、グローバル自動車製造企業、オンラインプラットホーム企業などが自律走行自動車の競争を牽引している。一般的に自律走行自動車は目的地に到着するための最適の経路を安全に走行する形態で開発される。このような従来の自律走行自動車技術は、道路環境を認識して自動車が安全に運転する技術を中心に発展し、最近では自律走行の導入で運転に集中しなくても良い時間に搭乗者にコンテンツサービスを提供するインフォテインメント技術の開発が注目されている。
【0018】
現在まで紹介される自律走行自動車のインフォテインメントサービスは車両の移動中にできる付加サービスで構成されることを特徴としており、使用者に一定地域の観光資源を媒介として観光サービスを提供するために車両を用いて使用者を移動させながら観光サービスを提供することには相変らず困難がある。もう1つの既存の技術には、実際に人間が自動車を運転しながら観光サービスを提供する形態のサービスがある。済州島ではタクシー運転手が車両で使用者を連結された観光コースの観光地を移動させながら観光サービスを提供しており、全世界の主要都市では人間が運転するバスを用いて人間が観光情報を提供する形態のシティツアーサービスが提供されている。
【0019】
このような既存のシティツアーサービスは運転手及び観光ガイドが共に自動車に搭乗することによって使用者のプライバシーが保護されないという短所がある。また、観光ガイドの場合、人が直接案内することで、人によって観光品質の差が出て、使用者別に言語を支援できないという限界がある。また、利用者が5人内外の家族単位の場合、運転手の人件費によって1人当りの観光費用を低くできないという限界がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
自律走行自動車を筆頭とする第4次産業革命の触発で、人類は運転という労働から解放されると予測される。他の多様な分野でも人間の労働時間は大きく短縮される可能性が高くなっており、今後多くなった余暇時間の活用に対する悩みが大きくなっている。本発明は、自律走行自動車を活用して使用者に観光サービスを提供するためになされたものである。既存の自律走行自動車は、安全に人や物を移動させるために開発されている一方、本技術は使用者に一定地域と関連する観光アイテムに関する情報提供はもちろん、主要観光地点に人を移動させながら観光に関連する情報を提供する新しい概念の観光サービス提供方法を提示する。自律走行自動車基盤の観光サービスを提供するための技術的課題を解決することによって、家族や友人のような親密集団間のプライバシーの保護を受けながら観光サービスを楽しむようにし、この過程を含む収益事業を実現するようにすることが、本発明が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上述の課題を解決するために本発明は使用者の個人情報、走行環境などに対応して観光情報を使用者に提供し、自律走行自動車で使用者を観光地点に移動させながら前記使用者に観光サービスを提供する自律走行自動車連結観光サービスの提供方法及びシステムを提示する。
【0022】
本発明による自律走行自動車連結観光サービス提供方法は、自律走行自動車が使用者に観光サービスを提供することにおいて、自律走行自動車が観光地点または観光アイテムに関連する観光情報を用意する段階、前記自律走行自動車が前記観光地点に移動するために道路を走行する段階、前記自律走行自動車が使用者を前記観光地点に移動させる段階、及び前記自律走行自動車が前記使用者に前記観光情報を提供する段階を含むことを特徴とする。
【0023】
自律走行自動車に観光情報及び観光サービス提供に関連する情報を提供するサーバーシステムを提示して使用者別言語と自律走行自動車の位置または自律走行自動車が収集する走行環境に関する情報と使用者個人情報を考慮して使用者オーダーメイド型の観光情報を提供してAI技術を基盤に対話形観光サービスを提供する方案を提示する。
【0024】
使用者が使用者端末を用いて前記観光サービスの提供を要請すれば、これに対応して最適の自律走行自動車をマッチングさせて観光サービスを提供する観光サービスの提供方法を追加的に提示する。
【0025】
使用者が自律走行自動車で観光をさらに楽しめるように追加的にゲーム基盤観光サービスを提供する。このために使用者からミッション遂行情報の入力を受ける段階とミッション遂行情報を判定する判定結果を反映する段階をさらに含む。
【0026】
ゲーム基盤観光サービスは使用者が予め用意されたミッションを通じて他の使用者と競争するようにすることで、さらに楽しく観光サービスを楽しむように誘導する。
【0027】
使用者ミッションには指定された条件に合う写真を撮る写真ミッション、指定された形式の行動を遂行する行動ミッション、クイズの正答を当てるクイズミッション、複数の人の意思を問うための投票ミッションなどが含まれる。
【0028】
使用者ミッションには、地点に設置されている所に、使用者端末をタギング(tagging)する形態のミッションをさらに追加することができる。使用者端末にQRコードなどの使用者を特定できる情報を出力して、これを認知して建物または施設に入場を確認するようにするか、訪問を確認するようにすることで、使用者ミッション遂行を設計することができる。
【0029】
または使用者端末で場所に係る関連情報を認知するようにすることで、場所に訪問を確認する方式で使用者ミッションを設計することができる。
【0030】
自律走行自動車や使用者端末の使用者モジュールが使用者からミッション遂行資料の入力を受ける段階のためには前記各使用者ミッションに対して答弁や行動及び写真などの資料に対応する入力装置を備える。
【0031】
ミッション遂行情報を判定する段階はクイズミッションに対しては正答を当てたかどうかを検討して判定し、投票ミッションでは使用者の投票結果を分析する方式で判定し、行動ミッションは与えられた条件に合う行動を遂行したかどうかを検討して判定し、写真ミッションは条件に合う写真であるかどうかを判定する段階で構成される。
【0032】
使用者ミッションの判定結果を自律走行自動車の運行に反映する段階は運行を一時停止するか、停止状態で運行を再開するか、運行速度を変更して運行するか、運行経路を変更するか、運行方向を選択するなどの方式が提案される。
【0033】
運行経路を変更することは観光地点をさらに経るようにするか、観光地点の観光を省略するようにでき、または観光地点に運行する途中の走行経路を変更することであることができる。観光地点に使用者ミッションや走行ミッションが連携されることは当然である。
【0034】
使用者ミッションの判定結果を自律走行自動車の運行に反映する段階は仮想の障害物や仮想の事故状況を提供する形態でも構成される。この場合、仮想の走行環境を表示する映像をディスプレーに表示するAR(拡張現実)技術を活用することができる。また、自律走行自動車に対する仮想の衝突、不規則な路面、左右回転などを表現するための4D効果を出力することをさらに含む。
【発明の効果】
【0035】
本発明によれば、多数の使用者に自律走行自動車を活用する観光サービスを提供できる。また、自律走行自動車を用いて観光地域を楽しく旅行するツアーサービスや実際の道路で複数の使用者が自律走行自動車を用いて競争するゲーム基盤観光サービスを提供できる。
本発明を通じて個人や家族、恋人、友人のような親密集団のプライバシーを保護しながら楽しめる自律走行自動車基盤の地域観光サービスを提供することによって、地域の観光サービス活性化と経済効果を向上させることができる。
自律走行自動車は運転手と観光ガイドをAI技術に代替することができ、他人の視線に拘束されなくて済む。また、AI観光ガイドサービスを通じて使用者別言語及び文化経験など個人情報に照らして最適化したコンテンツを提供できる。
本発明を通じて自律走行自動車を基盤とするエンターテイメントコンテンツサービスの新しいフォーマットを支援する効果があると期待される。また、自律走行自動車を活用する観光サービスのジャンルを開拓することで、自律走行自動車の使用性を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図3】自律走行自動車を用いた観光サービス提供方法の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明は、自律走行自動車を基盤に使用者オーダーメイド型観光情報と移動サービスを結合した形態の新しい観光サービスを提供するサーバー(サービスモジュール)、使用者を直接移動させながらコンテンツを提供する自律走行自動車、使用者が所持して観光サービスの提供を受けるようにする使用者端末で連続観光サービスを構成する。
【0038】
図1は一番目の実施例の模式図を示す。本発明の一番目の実施例は、自律走行を管掌する走行モジュール(110)、ゲームを管掌するサービスモジュール(120)、使用者ミッション遂行のための使用者モジュール(130)、4D効果を出力する4Dモジュール(140)、図示されないが観光情報を出力するディスプレースピーカーなどの出力装置、映像を撮影するカメラなどで構成される自律走行自動車(100)がある。
【0039】
自律走行自動車(100)は使用者の言語別に区分される観光情報サービスを提供する。サービスモジュール(120)は自体で観光情報を保有するかまたは有無線通信方法でサーバー(300)から観光情報の転送を受けて使用者に提供する。サービスモジュール(120)が使用者別言語で提供する方式は使用者別言語で構成された観光情報を区分して提供する第1方法または使用者と異なる言語の資料に対して翻訳を通じて観光情報を提供する第2方法のうち1つを使用することができる。自律走行自動車(100)を構成する単位モジュールは1つまたは1つ以上の部品や独立した装置を活用して構成されることもできる。また、多数のモジュールが1つの部品や1つの独立した装置で構成するようにすることも可能である。
【0040】
走行モジュール(110)は自律走行自動車が自律走行をするようにする機能を管掌する。ライダ、レーダー、光学カメラなどのセンサーなどが含まれ、精密な地図情報を含むことができる。自律走行自動車の方向転換、速度調節、停止、出発などを管掌する。走行モジュール(110)は数台のPCで構成され、有無線通信で連結されたサーバーシステムなどで構成される。必要によっては自律走行自動車の駆動部、コントロール部と直接連結される形態で構成される。
【0041】
走行モジュール(110)はサービスモジュール(120)が提供しようとする観光サービスに対応して使用者を乗せるために搭乗地点まで道路を走行して移動し、使用者が搭乗すれば観光地点に自律走行で移動する。走行モジュールが円滑に自律走行自動車を運行させるために精密地図及びナビゲーション機能をさらに構成する。
【0042】
走行モジュール(110)は、観光サービスと連携して使用者を乗せて道路を走行し目標とする観光地点まで移動させる。走行モジュール(110)は、サーバー(300)または自律走行自動車(100)のサービスモジュールのミッション遂行情報判定によって経路情報を調整する場合、調整された経路情報に対応して走行制限速度より一定の減速形態で運行するか経由地域を変えるなどの手段を備えてミッション遂行情報の判定結果を運行に反映させる。
【0043】
図3はサーバー(300)、自律走行自動車(100)、使用者端末(200)で構成された自律走行自動車基盤の連結観光サービスの模式図を示す。このモデルはサーバー(300)を中心に多数の自律走行自動車(100)を構成して、スマートフォンのような使用者端末(200)を所持する複数の使用者に観光サービスを提供するモデルである。サーバー(300)には、観光サービスを管掌するサービスモジュール(320)が構成されるが、このモデルでは自律走行自動車のサービスモジュール(120)は別途に不要であり、自律走行自動車の運行モジュール、使用者モジュール、4Dモジュールなどはサーバーとの無線通信方法で連結してサービスを構成する。
【0044】
サーバー(300)で観光サービスを管掌すれば使用者が自律走行自動車に搭乗しなくても観光情報の提供を受けることができ、予約サービス、満足度サービスなどを構成することがさらに容易である。サーバー(300)の役割なく、複数の自律走行自動車が連携して連結観光サービスを提供するように構成できる。このために自律走行自動車は無線通信方法で情報をやり取りすることができなければならず、自律走行自動車の位置及び運行情報を相互交換して、使用者を乗せるか使用者に対する連続的な観光サービスの提供のために自律走行自動車に分散されているサービスモジュールが連携して作動するように構成する。
【0045】
本発明の明細書全体において、サービスモジュールがサーバーに搭載されている状況と自律走行自動車に搭載されているモデルに必要なサービスモジュールに対して共通で描写している。サービスモジュールは使用者に提示する主要観光アイテムに対する観光情報、ゲーム基盤観光サービスのコンテンツと構成シナリオを保有するようにし、多様な使用者ミッションと走行ミッションなどを提示して判定する機能を備える。DBモジュールは、使用者の観光サービス履歴を管理するか使用者により、良い観光サービスを提供するためにデータを分析する。
【0046】
DBモジュールは飲食店、休養施設、ホテル、公園、動物園、水族館、宮廷、お城、博物館、学校などの観光アイテムに関する情報を体系的に管理するようにし、サービスモジュールはこのような情報を入力して管理できるウェブサービスまたは情報サービスを備える。DBモジュールは観光アイテムの位置、住所、説明資料、動画資料、以前訪問客の満足度情報、使用者ミッションなどの情報を体系的に管理する。
【0047】
サービスモジュールは基本的にサーバーに含まれて構成し、サーバーの全ての役割はサービスモジュールにより構成される。サービスモジュールは一部の機能を自律走行自動車に構成する。本発明でのサービスモジュールは必要によってはサーバーまたは自律走行自動車にサービスモジュールの機能を備える。
サービスモジュールは指定された地域範囲内で連続的な観光サービスを提供するために設定された観光コースを基盤に観光サービスを提供する。観光サービスを利用する顧客は、端末機を活用してサービスモジュールに観光サービスを申し込み、サービスモジュールは多数の使用者に観光サービスを提供する。
【0048】
使用者端末は位置を含む情報をサービスモジュールに送り、サービスモジュールは使用者をピックアップするために自律走行自動車を移動させる。自律走行自動車は使用者を乗せて目的とする観光地点に移動させ、移動する間、使用者ミッションを提示するか観光サービスと関連する情報サービスを、ディスプレーを通じて提供する。さらに効率的な観光サービスを提供するために使用者端末に一部の機能を有するサービスモジュールを含んで構成する。使用者端末が使用者の観光サービスを管理して観光情報を、追加的にインターネットを通じて転送を受けて使用者に提示する。
【0049】
また、AR、VR資料をダウンロードして使用者モジュールのカメラに捉えられる事物に対するAR情報表示ができるようにし、使用者の満足度、混雑度、好みなどを検討して、最適の観光コース及び観光アイテムを勧める。観光地点に到着すれば自律走行自動車は使用者を下ろすようにする。使用者は観光地点での観光を終了すれば、使用者端末にこれを知らせれば使用者端末はサービスモジュールに次の観光地点への移動を要請するようにし、サービスモジュールは最適の自律走行自動車配車プログラムを準備して使用者をピックアップする方式で連続観光サービスを提供する。
【0050】
自律走行自動車は前記サービスモジュールから次のピックアップサービスに対する指示をサービスモジュールから受けて、他の使用者をピックアップしながら連続的に観光サービスを提供する。この過程でサービスモジュールは使用者それぞれの位置情報及び観光サービス利用情報を管理して使用者中心で連続的に観光サービスを提供できるようにする。サービスモジュールの観光情報には自律走行自動車の外部の事物に認識するために使用する客体情報と客体と連結されて構成する観光情報を共に構成することが好ましい。
【0051】
観光情報には観光地と関連する事物と関連する客体情報と共にGPSなどの位置情報と観光情報をマッチして準備することも必要である。観光地でカメラに撮られる映像を分析して前記客体情報を比較して観光地と関連する客体であることを区分し、前記客体に連結された観光情報があるかどうかを確認して観光情報を提供するサービスを連携して構築する。KAIST(学校名)校門がカメラに入ると、映像を分析してKAIST校門を認知してKAISTの観覧情報などを提供するようにする。サービスモジュールは仮想効果を出力するようにするAR/VRコンテンツと4D効果資料を追加的に準備するようにして自律走行自動車ディスプレー、HMDまたはスマートフォンのような付加装置に含まれた使用者モジュールを通じて出力するようにする。
【0052】
サービスモジュール自律走行自動車のゲーム勝利を判定する機能を保有し、ゲームにかかった時間をチェックするか使用者ミッション制限時間をチェックするためのタイマー、それぞれの使用者が使用者ミッションを通じて点数を蓄積するアルゴリズムで具現されたSWなどを含んで構成する。サービスモジュールはDBまたは保存装置を含むようにし、使用者に観光サービスを提供するためのコンテンツを備え、使用者別観光サービス利用状況を管理し、主要観光アイテムまたは観光地点の使用者の利用結果に対する情報を収録して、ゲーム基盤観光サービスを提供するための各種シナリオとコンテンツを保存して管理する。
【0053】
サービスモジュールにはGPS、地図情報、事物認識、近距離ネットワーク機能などの付加機能を含むことができ、自律走行自動車の現在位置、外部の客体(主要建物、看板、表示板、路面の記号、人、動物、車両または地形地物など)を判断するか任意の位置や事物に近接するように到達したかどうかを判断する手段を備える。サービスモジュールはカメラから自律走行自動車外部の客体または地点を認識するようにし、該客体または地点と連結された観光情報を使用者に提供するようにする。前記カメラは自律走行自動車のカメラか使用者端末のカメラである。使用者端末または自律走行自動車にCPU演算機能を用いて客体分析を代行するようにすることも可能である。
【0054】
図2は使用者が所持する使用者端末の模式図である。使用者モジュール(130)は映像を出力するディスプレー、音響を出力するスピーカーなどの出力装置を備える。また、使用者モジュールにはタッチパッド、マウス、キーボード、音声認識、カメラ、マイクなどのような入力装置を含んで備える。使用者モジュール(130)はモーション情報の入力を受けられるモーションセンサーを追加的に含んで構成する。ディスプレーは使用者が使用中のタブレットPC、スマートフォンまたはHMDなどのディスプレーモジュールまで拡張的に作動するように構成する。
【0055】
本発明で使用者モジュール(130)は、別途のHW端末機に構成する使用者端末(200)に適用することが可能であり、使用者モジュールと使用者端末の備えるものは同様に適用されるものである。本発明で提供されるゲーム基盤観光サービスの一例として観光を楽しむ使用者が指定された観光地を移動して遂行するミッションに対する時間記録ゲームを挙げることができる。1つの自律走行自動車(100)で主要指定された観光地点を移動しながらミッションを遂行するようにし、この時かかった時間を記録するようにする。自律走行自動車が走行する間、走行ミッションまたは使用者ミッションで点数を得るようにし、各点数を累計するようにする。多数の使用者は完走時間や各累計点数で順位を決定する形態のゲームサービスを構成する。
【0056】
サービスモジュール(120)は、多様な形態のゲーム基盤観光サービスシナリオとこれに対応する使用者ミッション、走行ミッションなどを提示できるように構成する。使用者ミッションのクイズ、投票、写真などのコンテンツは自律走行自動車が運行する地域や都市のコンテンツを活用することが好ましい。サービスモジュールが使用者ミッションを遂行するために使用者端末を使用することも可能であるが、自律走行自動車に搭乗した使用者に対してはカメラ、タッチパッド、動作センサー、キーボード、マウス、音声などの入力を受ける装置を自律走行自動車に備えてミッション遂行情報などの入力を受けるように構成する。
【0057】
サービスモジュールが搭乗した使用者に使用者ミッションを提示するのは使用者モジュールのディスプレー及びスピーカーなどの出力装置を用いることも好ましい。即ち、ローマ都心での自律走行自動車を活用したゲームサービスを行う場合、ローマに関する観光アイテム、観光情報、クイズなどを基盤にローマの有名訪問地を経由するように観光コースを構成できる。ロンドンを背景とする場合、ロンドンに関するクイズコンテンツなどを備える。
【0058】
仮想の障害物や仮想の道路環境に対しても、走行背景となる都市や地域のコンテンツを活用することが好ましい。アテネを背景に運行される自律走行自動車で突発的に現れた仮想の踏切で仮想の人々の出現で自律走行自動車が徐行するか止まった場合、自律走行自動車のディスプレーや使用者端末のディスプレーに外の環境にソクラテスが弟子と道を渡るなどのバーチャルリアリティ映像を見せることができるように準備する方式である。
【0059】
サービスモジュール(120)は観光情報、使用者観光サービス利用情報、走行状態情報、経路情報などのような主要情報を随時走行モジュール、参加者モジュール、ディスプレーなどと送受信する方式で観光サービスを使用者に提供する。サービスモジュールは各使用者の観光サービスの利用結果を記録して管理し、各観光アイテム別の使用者の満足度及び意見を取りまとめるようにする。サービスモジュールは複数の観光地点を連結する観光コースを基盤に使用者に移動サービスと観光情報サービスを提供する。ここで観光コースは人が入力して保存された観光コースであることができ、ビッグデータ分析によって自動で設定された観光コースである。サービスモジュールは、観光情報資料を保存して管理するようにする。都市の観光業務当事者や観光サービス専門家などがこれら資料を構成できるようにサービスを備える。関連ニュースやブログなどのインターネット情報を自体収集する機能を備える。
【0060】
サービスモジュールは観光サービスを利用する使用者から利用者レビュー、満足度などを持続的に調査して記録して管理し、関連インターネット情報を収集してビッグデータを構築する。サービスモジュールで管理する観光情報は有名観光アイテムに関するストーリーテリングを含むテキストや写真、映像であることができ、4D効果と関連するデータを含んで構成する。観光情報には飲食店情報、宿所情報、主要ランドマークに関する情報、公演会場や公演プログラムに関する情報とともにこれらと関連する物理的な位置情報及び使用者の満足度や利用後記情報などを含んで構成する。
【0061】
サービスモジュールは多数の観光コースを使用者端末またはディスプレーに提示し、使用者が選択をするようにする。使用者は観光コースを選択して観光コースの中に観光アイテムを追加するか削除できる機能を提供する。観光コースには観光する時の混雑度及び以前使用者の満足度調査結果、評点、利用後記などの情報をさらに提示し、使用者の選択過程を助ける。サービスモジュールが観光アイテムに対する混雑度を計算するようにするが、混雑度は観光アイテムが収容できる同時人員数と、人々の平均観光時間、サービスを利用するために待機する時間などを考慮して計算するようにする。
【0062】
サービスモジュールは観光アイテムに対する未来混雑度を推算するために現在提供されていている各観光コース別に提供される観光サービスの利用パターンと予約サービスを勘案して以後時間帯の混雑度を推算するようにする。サービスモジュールは観光コースを構成している全体観光アイテムに対する混雑度を累計する。特に道路の混雑度と関連性の高い移動時間も含んで混雑度を計算することができ、全体観光地点までの移動と観光アイテムの予想観光時間帯による観光コースの混雑度を演算するようにする。サービスモジュールは未来時点の観光コースの混雑度も計算するようにする。また、サービスモジュールは使用者の個人情報、観光アイテムの予約現況、既存観光サービス使用記録、利用後記、旅行の好み、混雑度などを分析して推薦観光コースを新しく構成するか提示するキュレーション基盤の観光サービスを提供する。
【0063】
キュレーション基盤の観光サービスは使用者が高い満足度を示した人々が共通的に好んだ観光アイテムや観光コースなどを参考にして推薦観光コースを選定するか推薦観光コースを新しく構成する方式で提供される。キュレーション基盤の観光サービスは仮想のデジタルキャラクターを活用した対話型のAR/VR映像で結果を提供するチャットボット形態のサービスに提供されることができる。キュレーションサービスは使用者端末のSW機能に含めて構成することも好ましい。サービスモジュールはディスプレーに表出されるデジタルキャラクターが説明する方式で観光情報を使用者に提供するように構成する。この時、使用者個人情報を基盤にデジタルキャラクターを指定するようにできる。
【0064】
デジタルキャラクターは人の顔のように見えるようにし、表情演出を通じて感情表現が可能にすることが良い。人の以外も子犬やロボットなどの事物を擬人化して使用することも可能である。サービスモジュールはいろんな都市のシティツアーに必要な多様な観光情報を用意し、使用者が多数の都市に対する自律走行自動車を基盤の観光情報を構築して観光サービスを提供する時、サーバーは使用者に最適の都市と都市での観光コースを推薦するようにし、使用者に主にサービスしたデジタルキャラクターを通じて連続性のある観光サービスを提供するようにする。
【0065】
サービスモジュールは単位観光コース別または観光アイテム別または観光地域別に使用者の満足度及びレビューを分析して使用者個人情報を基盤に観光コース及び観光アイテムを推薦して提示するようにする。サービスモジュールは主要飲食店や宿所及び予約が必要な観光アイテムに予約を実施するようにできる。予約または利用が可能であるか、他の使用者の利用後記及び満足度調査と使用者の個人情報及び好みなどを勘案して最適の観光サービスを使用者に推薦するようにする。サービスモジュールが適切な観光コースを生成して提示することは現在または未来の混雑度を推算して考慮して限定的な観光アイテムで最適の観光サービスを提供できるようにする。サービスモジュールが混雑度を考慮する過程は自律走行自動車を用いる移動距離及び移動時間のような道路状況の混雑度をさらに含むようにする。また、自律走行自動車を利用するための使用者が待機する時間をさらに含むようにする。
【0066】
サービスモジュールが観光サービスを推薦することは観光コースに推薦するか、観光アイテムを推薦するか、飲食店や宿所などを推薦することのように多様な方式で構成する。サービスモジュールが使用者の個人情報に基づいて推薦観光コースを提示することは以前に観光サービスを利用した人々の満足度結果と、検索照会数、年齢、性別などの多様なデータを分析して、前記使用者の個人情報を基盤として最適化した観光コースを体系化して生成する方法で処理する。サービスモジュールは自律走行自動車(100)の4Dモジュールとディスプレーモジュールを活用して仮想のコンテンツと連携された仮想の4D効果を使用者に提供するようにする。
【0067】
例えば、乗馬効果に行っている時、4Dシミュレーターは乗馬と似た効果を出力してHMDのようなディスプレーモジュール(150)に自動車外部を見る時、ARコンテンツで草原を走る馬の群れや、戦場に出場する騎馬兵が共に走るように構成するようにする。HMDは使用者の視線に照らされる外部の映像を確保すれば映像を分析して事物を認識するようにする。HMDは人の頭にかぶる方式で搭載するディスプレー装置を通称し、ゴーグル型HMD、スマートフォンドッキング型HMD、スマートグラスなどがここに含まれる。
【0068】
自律走行自動車(100)にはカメラ及びライダのようなセンサーを追加的に装着し、これを通じて外部事物を識別して外部の事物と関連する観光情報を、ディスプレーを通じて提供するようにする。カメラで撮影する映像と共に観光情報を表示するかディスプレーに観光情報だけを提供する。サービスモジュールは前記事物を認識する場合、連携された観光情報コンテンツをARまたはVR効果で表現するようにし、4D効果を出力する。サービスモジュールは現在自律走行自動車が走行中の走行環境データを確保し、これと連携された4D及びAR/VRコンテンツを共に提供できる。
【0069】
自律走行自動車が慶州の膽星台周辺を通るか、カメラで膽星台であることを把握した場合、成徳女王が輿に乗って祭祀を行うために行列するAR/VRコンテンツを提供しながら、まるで輿に乗っているかのような4Dアクションを提供する方式を具現する。自律走行自動車が有名な戦闘激戦地で運行する場合、その地点を認識して戦闘状況を再現したAR/VRコンテンツの提供と共に砲撃を受ける4D効果とAR/VRコンテンツを提供する方式の適用も可能である。自律走行自動車は最小1つ以上の使用者端末に対応するようにし、使用者端末は最小1つ以上の自律走行自動車に対応するようにする。多数の自律走行自動車が多数の観光地点を移動して多数の使用者に観光サービスを提供する場合も搭乗予定である使用者または搭乗した使用者に対して使用者端末が1つの自律走行自動車に連携されるようにする。
【0070】
もう1つのゲーム基盤観光サービスの例として使用者が指定された目標観光地点まで指定された時間内に自律走行自動車が到達するようにし、成功/失敗で結果を規定するシナリオを提示できる。使用者は用意された使用者ミッションをうまく遂行することによってゲームを有利に終了させることができるが、ゲーム勝利過程を通じて観光サービスを楽しむことができる。
【0071】
このような方式のゲーム基盤観光サービスを提供するためにサービスモジュール(120)は多数の使用者が順に進行した後、走行にかかった時間または自律走行自動車の走行ミッション及び使用者の使用者ミッションで獲得した点数などで順位を決めるか勝敗を決定するようにする。もう1つのゲーム基盤観光サービスで同一車種の自律走行自動車を複数投入し、同時に多数の使用者が競争的に同じ観光コースで競争する形式を挙げることができる。使用者モジュール(130)は使用者ミッションまたは走行ミッションに対応してミッション遂行情報及び観光サービスに対する満足度調査の入力を受ける機能を追加的に構成する。ミッション遂行情報の入力を受けるために機能はカメラ、マイク、モーションセンサー、GPSなどの入力機能を構成する。サービスモジュール(120)には使用者モジュール(130)から転送された使用者ミッションまたは走行ミッションに対するミッション遂行情報を判定する段階を構成する。
サービスモジュール(120)がミッション遂行情報を判定することはクイズミッションに対してはクイズの正答を満たすかどうかで判定する。正答を完全に満たすか、一部を満たすによって差別化した点数が与えられる。
【0072】
サービスモジュール(120)が行動ミッションに対して判定する段階は行動と関連するモーションを測定して目標としたモーションに合うかどうかを判定する機能や歌を歌うミッションに対しては、歌を歌うことの入力を受けて歌を判読して判定する機能を備える。使用者が観光情報サービスに対して反応する顔表情や歓呼声及び感歎詞などの入力を受け、これを分析して使用者の満足度調査結果の入力に対応するようにできる。サービスモジュール(120)は写真ミッションを判定するために写真を判読して判定する機能を備える。
【0073】
オンラインゲームには2人以上の使用者の勝敗が判定結果であることもでき、使用者がゲームのどの段階を通過したか、ゲームに参加したかどうかが判定結果であることもある。使用者が前記オンラインゲームに参加することも行動ミッションに含んで構成するようにする。4Dモジュール(140)は使用者に物理的な衝撃や姿勢変化などを通じて4D効果を感じるようにする装置で、着用する服、駆動が可能な座席、駆動が可能な室内空間などで構成されることができる。4Dモジュールは自動車の衝撃、減速、加速、回転などを表現するように構成された4Dデータを出力する形態で構成する。
【0074】
サービスモジュール(120)は使用者が制限時間内に使用者ミッションや走行ミッションを成功的に遂行できない場合、4Dモジュール(140)を通じて突然現れた道バンプで衝撃を受けるようにする方式などで使用者に仮想の物理的効果を罰則で加えることができる。サービスモジュール(120)は急停止または急出発を表現するようにし、仮想の走行環境を運行する効果を表示する。仮想の走行環境は未舗装道路、海浜砂場、砂利道、凹凸、道バンプを走るなどの走行環境であることができ、急回転または馬に乗って走るか、輿に乗って走るなどの走行環境を適用できる。
【0075】
仮想の走行環境にはコンテンツを追加的に構成できる。連携されたAR、VRなどのコンテンツをディスプレーに表出し、関連サウンドを出力することによってさらに実感溢れる観光情報を提供する。4Dモジュール(140)の4D効果出力と同期化する方式で仮想の物体に対する映像をサービスモジュール(120)は走行状況で使用者ミッション、走行ミッション、罰則と関連して使用者モジュール(130)が仮想の状況と関連する映像を出力する機能を追加的に構成する。
【0076】
サービスモジュール(120)が仮想の映像情報や映像情報と関連する資料を使用者モジュール(130)に転送すれば、使用者モジュールは仮想の映像情報を確保して自体のディスプレーまたは連結されたディスプレー装置に出力する。使用者モジュール(130)は仮想の映像だけを出力する方式の外に、自動車外部で撮影された実際の映像に仮想の映像を追加的に出力する方法でも構成する。使用者モジュール(130)が出力する仮想の映像には仮想の自動車や建物との衝突、競争チームが発射したロケットにより道路が破壊されて走行が封鎖される状況、外部道路に障害物に現れる事物(岩、人、動物などであることができる)、道路や踏切に歴史的な事件と関連するイベントなどを表現できるように構成する。
【0077】
図2はスマートフォンを使用者端末に使用する例を示す模式図である。
図2はスマートフォンを使用者端末(200)に表示するが、独立的な使用者端末(200)はスマートフォンに限られるのではなく、タブレットPC、ラップトップPC、PCまたは別途に製作されたHW端末などに代替できる。使用者端末(200)が別途の装置で構成される場合、明細書全体において使用者モジュールの機能は使用者端末に構成するようにできる。モジュールや装置の別途区分記号に拘束されず、使用者端末の付属機能として使用者モジュールを理解しなければならない。使用者端末(200)と自律走行自動車の使用者モジュール(130)は相互重複するように構成することも可能であり、相互補完的に使用者サービスを提供するようにすることも好ましい。
【0078】
スマートフォン装置を使用者端末(200)に使用すれば、使用者ごとに使用者端末を基準に使用者オーダーメイド型観光サービスを提供することによって同時に多数の使用者に対して1つの自律走行自動車で連結観光サービスを提供することが可能である。使用者端末(200)でスマートフォンを使用する場合、ディスプレーや入力装置が制約的であり得るが、この場合、自律走行自動車に設置された大きい規格のディスプレーや各種センサーなどを使用者モジュールに補完的に構成することが好ましい。
【0079】
使用者端末(200)が振動や震えなどを出力できれば、4Dモジュールの一部機能を使用者端末(200)に支援する方式で構成することも好ましい。回転や凹凸、加速、減速などの4Dデータを出力できるように備える。スマートフォンに使用者モジュール機能を遂行するアプリケーションやSWをインストールするかダウンロードして作動するようにし、ブルートゥース、WiFiまたはインターネットなどの通信手段で自律走行自動車と資料を送受信しながら役割を果たすように構成する。サービスモジュールは多数の使用者が競争的にミッションを参加するように誘導し、ミッションに成功した人に個別的な点数を与えるように多数の使用者端末に対するゲーム基盤参加技術を構成する。サービスモジュールが複数の使用者が同一ミッションに参加する場合、一定の順位内でミッションに成功した人だけを成功に認めて点数を与える方式を採択できる。
【0080】
サービスモジュールは多数の観光地点を含む運行経路情報を構成し、自律走行自動車が指定された運行地点を全て走行するゲームを提供するサービスを提供する。この場合、各運行地点に走行ミッションを備える。運行地点は観光地点からなる。走行ミッションは使用者モジュール(130)または使用者端末(200)を用いて遂行する。自律走行自動車が運行地点で指定された物を載せるか、人や動物を乗せるか、他の場所に移すかなどを走行ミッションにすることができる。
【0081】
本発明において、もう1つの観光サービスの例として、2台以上の自律走行自動車が参加するが、一部は脱出する目的を達成する脱出チームであり、一部は脱出チームをつかむ追跡チームで構成するゲーム基盤観光サービスがある。サービスモジュール(120)は脱出チームに決定された自律走行自動車とこれに連結された使用者をグループにし、追跡チームに決定された自律走行自動車とこれに連結された使用者をグループにし、使用者ミッション及び走行ミッションを含むゲーム基盤観光サービスを構成する。
【0082】
サービスモジュール(120)は脱出チームに完走すべき多数の観光地点を含む運行経路を提示する。また、運行経路で遂行すべき多様な走行ミッションを提供する。サービスモジュール(120)は脱出チームに使用者ミッションを提供し、使用者ミッションによって自律走行自動車の走行にミッション結果を反映するようにする。使用者がミッションをうまく遂行すれば走行すべき地点を経た減らすか、走行ミッションの一部を軽減できる。サービスモジュール(120)は前記走行ミッション及び使用者ミッションの判定結果を使用者別点数に累計して使用者の全体順位情報を作成する。サービスモジュール(120)は走行ミッションや使用者ミッションを遂行できなかった時、該チームや使用者に賦課する罰則や遂行をうまく遂行した賦課する褒賞に対するアイテムを構成する。
【0083】
サービスモジュール(120)が走行ミッションや使用者ミッションの結果によって賦課する罰則としては、仮想の障害物に会うようにするか、仮想の燃料を削減するなどがあることができ、走行経路の変更なども可能である。サービスモジュール(120)が走行ミッションや使用者ミッションの結果によって賦課する褒賞としては、仮想の障害物を除去するか、仮想の燃料を補充するか、走行地点を除外するなどの方式があることができる。もう1つの褒賞として、チームに相手チームを攻撃できる仮想の武器を提供することができる。仮想の武器はロケット砲の攻撃、障害物の設置、道路の遮断、一時停止、仮想燃料の差し引き、使用者活動の一時停止などになる。
【0084】
もう1つの褒賞として、オンライン貨幣、金銭、商品などを景品に提供するようにするか、累積点数で順位を決める。サービスモジュール(120)は使用者モジュール(130)に仮想の障害物を表示して、これを使用者が使用者モジュール(130)を用いて除去する使用者ミッションを提供する。即ち、道路上の仮想の障害物に現れた猿の群れの行列と関連する仮想の映像を出力して使用者は猿の障害物をなくすために猿が好きなバナナをアイテムで猿に投げ掛けるか、アイテムをドラッグアンドドロップなどの入力行為で伝達し、入力を受けたミッション遂行情報をサービスモジュール(130)に伝達する。
【0085】
サービスモジュール(130)は前記ミッション遂行情報を使用者の行動ミッションと判定して障害物の一部または全体をなくす方式で構成することも好ましい。使用者が声を上げるか、一定のパターンの行動をして障害物をなくすようにするなどのゲーム要素に合う使用者ミッションを多様に構成するようにする。サービスモジュール(120)は使用者の攻撃権に関する情報を使用者モジュール(130)に表示するようにし、使用者モジュール(130)は使用者が該攻撃権を使用する対象を選択して使用できるようにインターフェースを提供する。使用者が使用者モジュール(130)を通じて攻撃権を使用する競争者を選択し攻撃権実施の入力を受けてサービスモジュール(120)に転送するようにする。サービスモジュール(120)はこのような攻撃権を承認して攻撃対象の自律走行自動車の運行に適用する。
【0086】
1つの自律走行自動車の多数の使用者が遂行した使用者ミッションに対しては使用者が共に遂行したミッション遂行結果を前記自律走行自動車のミッション遂行結果を判定する基準で作動するようにする。例えば、6人の使用者がクイズミッションの答えを提出した時、2人以上が当てた場合だけ、ミッションに成功したと判定する方式などで構成できる。サービスモジュール(120)は多数の走行方向で希望する走行方向を決定するようにする投票ミッションに関するミッション遂行情報を多数の使用者モジュール(130)から受信して分析して、最も多く選択された走行方向に走行モジュール(110)が走行するように構成する。
【0087】
サービスモジュール(120)の投票ミッションに対応して使用者モジュール(130)は多数の選択肢のうち1つ以上の選択肢を選択する使用者インターフェースを提供する。また、記述式で投票ができるように入力装置を設ける。サービスモジュール(120)が投票を通じて選択する投票ミッションは自分の自律走行自動車に有利な罰則を選択するか競争者の自律走行自動車に不利な罰則を選択するなどの方式の使用者ミッションで構成するようにする。サービスモジュール(120)は指定された水準以上の使用者が投票をしなかった時、指定された水準以上の得票をした結果がない場合、投票ミッションを失敗に認めるなどの投票ミッション遂行失敗の基準を適用して構成できる。サービスモジュール(120)は使用者がミッションに成功した場合、仮想の燃料をさらに追加するか、減速や一時停止などの罰則要素を減免する方式で前記使用者のゲームに有利になるように観光サービスに適用する。サーバー(300)は単独コンピュータで構成することも可能であるが必要によっては機能単位に合うように分割されて多数のサーバーで構成することも好ましい。
【0088】
サーバー(300)は多数の自律走行自動車-使用者端末の組み合わせを構成するが、多数の使用者やチームがネットワークを通じて同時に参加する観光サービスを提供するように構成する。サーバー(300)はゲーム運営のためのサービスモジュール(120)の主要機能を構成して独立的なサーバー形態に構成するようにする。この時、自律走行自動車(100)のサービスモジュール(120)は除去するか補完的に使用できるように構成する。自律走行自動車(100)のサービスモジュール(120)を構成しない場合、通信を通じてサーバー(300)が自律走行自動車の各モジュールに対応できるように構成する。
【0089】
サーバー(300)はサービスモジュール(120)が提示する全体機能を独立的に遂行するように構成するか、必要な場合、自律走行自動車(100)にサービスモジュール(120)を継続維持しながらサーバー(300)とサービスモジュール(120)が互いに補完的に作用するように構成するようにすることも好ましい。複数の自律走行自動車(100)がリアルタイムで競争する方式のゲーム基盤観光サービスはサーバー(300)にサービスモジュールを備えてネットワークで連結された多数の自律走行自動車がゲームに参加するようにすることが好ましい。サーバー(300)なしで自律走行自動車間のゲーム基盤観光サービスを提供するためには各自律走行自動車にサービスモジュールを構築して、各サービスモジュールが相互間の通信と業務共有を通じて具現する。
【0090】
サービスモジュールはゲーム基盤観光サービス提供に必要な使用者ミッション及び走行ミッションにおいて一部使用者が個別的に参加するミッション、チームの一部使用者や全体使用者が参加するミッション、全体使用者が参加する形態のように多様な対象を相手にミッション体系を備える。サービスモジュールは多数の使用者が同時にクイズミッションに参加する場合、一定時間内で使用者端末からミッション遂行情報である答弁を受信して答弁が正答であるかどうかを判定するようにする。答弁は、完璧に一致するか、一部だけ一致するか、または答弁にかかった時間などによって差等化した点数を与える方式で判定するようにすることも好ましい。
【0091】
サービスモジュールは多数の使用者が同時に参加するミッションで一定の使用者がミッションに成功すれば、その後でミッションを遂行した使用者のミッション遂行を失敗に判定できるようにする。クイズミッションである使用者が優先的に正答を当てた場合、他の使用者はクイズミッションに参加しても成功判定を受けるか、点数を受けることができない方式のように構成する。サービスモジュールはチームの使用者を対象に投票ミッションを提供し、その結果を判定して所属チームの自律走行自動車または競争者の自律走行自動車の走行に反映できるようにする。投票結果を所属チームの走行に反映する場合は、ゲームにもう少し有利な方向で決定するようにでき、投票結果を通じて競争者自律走行自動車の走行を妨害するか難しくすることができる。
【0092】
サービスモジュールは所属チームの走行に有利な決定をするか、競争チームの走行が難しくする罰則を与える形態で投票ミッションを提供するようにする。使用者チーム1はuser2、user3、user4の3人の使用者がいて、使用者チーム2はuser5、user6の2人の使用者が含まれている。サービスモジュールは互いに異なる機種の自律走行自動車2台を各チームに割り当てるために簡単なクイズミッションを提供する。クイズミッションは記述式であり、同時に5人の使用者の使用者端末に提示される。
【0093】
5人の使用者は自分で正解だと思う答えを使用者端末に入力すれば、使用者端末は該答弁をサービスモジュールに転送し、サービスモジュールは前記答弁が正解を満たすかどうかを判定する。サービスモジュールは最初で正解を当てた使用者のチームに2つの自律走行自動車機種のうち先に選択できる権限を与えるようにする。User3が正解を当てたと仮定すれば、サービスモジュールはチーム1に所属された全員に2台の自律走行自動車の中から1つを選択できる投票ミッションを提示する。制限された時間に投票を締め切ってサービスモジュールは多くの選択を受けた車種をチーム1に割り当て残りの車種をチーム2に割り当てる。
【0094】
サービスモジュールはこのようなミッション遂行方式を通じて2つ以上の経路情報で2つの経路情報を各チームに割り当てるようにすることができる。サービスモジュールは多数の観光地点に関する経路情報を用意して保有するようにする。経路情報は開始と終了で主要地点を決めることもでき、主要観光地点を経由するように指定する形態で決めることもできる。サービスモジュールは経路情報をそれぞれの自律走行自動車に割り当て、自律走行自動車は経路情報を基盤として走行を開始する。
【0095】
サービスモジュールは各チームに攻撃権及び回避権を指定できるようにする。攻撃権と回避権は使用者ミッションまたは走行ミッションを成功的に遂行した時に提供するように設計することが好ましい。攻撃権は、各チームは相手チームに一定時間運行を中止するか、走行する間仮想の障害物に会うようにするか、不利な走行区間を追加する方式で相手チームの走行を妨害するために使用する。回避権は一部の観光地点及び走行区間の走行を飛ばすようにするか、障害物を無效化する形態で提供するようにする。
【0096】
攻撃権と回避権はチーム1の構成員全部または一部が使用できるようにチーム所属の使用者端末に関連情報を転送し、使用者端末(200)は前記攻撃権が使用できるように攻撃対象を選択するか、使用を許可する出力及び入力機能を備える。サービスモジュールはチームごとに使用者をチームのリーダに指定し、攻撃権と回避権を実施する当事者になるか、または、使用者ミッションや走行ミッションを遂行すべき当事者になるように構成しなければならない。使用者がチームのリーダに決定される段階で投票ミッションを遂行することもでき、ゲーム放送製作時に出演陣のうち一部が担当することが好ましい。
【0097】
攻撃権や回避権を多数の集団知性で決定するようにサービスモジュールが追加的な使用者ミッションで投票ミッションを提供できるようにする。投票結果を基盤として攻撃権と回避権による内容を反映する。使用者が相手チームに攻撃権を使用する場合、使用者端末(200)は攻撃権使用情報の入力を受けてサービスモジュールに転送する。チームの使用者端末から攻撃権使用情報が転送されれば、該攻撃権の使用が可能であるかどうかを確認した後、これを承認して相手チームの経路情報を調整して関連情報を走行モジュール(110)に転送する。走行モジュール(110)は前記調整された経路情報を受信して自律走行自動車の走行に適用する。
【0098】
サービスモジュールは走行モジュールに開始から終了までの経路情報を提供するように構成できる。もう1つの方法で、サービスモジュールは全体経路情報をいくつかの区間単位に分けて順次完走すべき観光区間の経路情報を走行モジュール(110)に転送する方式で提供できるようにする。サービスモジュールは多数の区間で構成された経路情報を段階的に走行モジュール(110)に転送する方式で構成する場合、自律走行自動車に時間遅滞罰則を加える時、任意の区間の経路情報を完走した以後、遅滞する時間だけ遅く走行モジュール(110)に次の区間の経路情報を提供する方式で構成することも可能である。
【0099】
サービスモジュールはミッション情報をさらに追加して自律走行自動車の経路情報を構成する。自動走行装置の走行モジュール(110)が遂行するミッション情報は位置を経由して到着する方式、指定された目標物の写真を撮るようにする方式、物を載せてくるようにする方式などの現場でできることを含む。サービスモジュールは前記経路情報に仮想の燃料情報と最高走行速度に関する情報をさらに追加する。ここで燃料情報とは実際の自律走行自動車の燃料に関する情報ではない。
【0100】
燃料情報は自律走行自動車が運行の中断及び再開、または最高走行速度をいくつにするかついて決定できる。指定された経路情報で継続して走行する時、燃料を差し引きする。実際、ゲーム基盤観光サービスで燃料情報はポイントや他の形式で表示する。自律走行自動車は経路情報の最高走行速度と実際走行している道路の法的最高走行速度のうち低い速度で走行する。最高走行速度は、-10km/h、-20km/hのように定めて、実際道路の制限速度からの減速量を指定する方式で設定して使用することも好ましい。燃料が一定量以上である時は、自律走行自動車の実際運行速度を道路で許容された最大の速度で運行し、燃料が一定量以下である場合、最大運行速度を一定に下げるように調整する。
【0101】
サービスモジュールはゲーム基盤観光サービスを利用する使用者が燃料量が不足する状況を防止するようにする使用者ミッションを使用者端末(200)に転送する。使用者が使用者端末(200)にミッション遂行情報を入力すれば使用者端末(200)は該情報をサービスモジュールに転送してサーバーは指定された量の燃料を補充する。サービスモジュールは仮想の燃料補充のために提供する使用者ミッションにはクイズ解き、広告視聴、 データ入力、写真ミッションなどになることができる。条件を満たすかどうかによって燃料を補充しないか、補充する燃料量を調節できるようにする。
【0102】
サービスモジュールは、燃料は量を単位にする数字で表示されることが好ましいが、ポイント、ハートや星などのアイテム個数でも表示できる。燃料、ポイント、アイテムなどを複数の方法で構成することも好ましい。サービスモジュールはゲーム基盤観光サービスを利用する自律走行自動車の走行状態情報と経路情報の一部または全部を使用者端末(200)に転送する。使用者端末(200)は前記走行状態情報と経路情報を受信して出力するようにする。サービスモジュールはゲーム進行と関連する映像資料を使用者端末に転送し、使用者端末(200)は前記映像資料を受信してディスプレーに出力する。
【0103】
映像資料に仮想の障害物と関連する情報がある場合、使用者端末(200)のディスプレーに仮想の障害物が見えるように表示して、仮想の障害物をなくすための使用者のミッション遂行と関連する情報の入力を受けてサービスモジュールに転送する。仮想の障害物が岩だとする時、ディスプレーは前記仮想の岩を実際道路画面にAR技術を用いて表示し、使用者は仮想の岩を引っ張り出すか、画面タッチなどで岩を破る槌打ちをする形態の使用者ミッションを通じて障害物をなくすこと手段を備える。仮想の障害物が猫だとする時、使用者が猫の写真を撮って転送し、サービスモジュールは多数の使用者から猫の写真を受信すれば、猫の障害物がいなくなる方式の写真ミッションを構成する。
【0104】
仮想の障害物を除去するために使用者は一定の電子貨幣やポイントなどを支払う方式で代価を支払う方式の使用者ミッションを追加して構成する。サービスモジュールは障害物が除去されていない間、該使用者や参加チームは他の経路に迂回して運行するか、一定の時間を遅滞させる罰則を提示するようにする。また、他の罰則として使用者資格の剥奪、ゲームの終了、一定時間の停止、脱落などが与えられるようにする。チームの自律走行自動車が相手チームから走行攻撃を受ける場合、相手の攻撃権を使用と関連する情報を前記チームのチーム員の使用者端末に公開することが好ましい。
【0105】
もし、自律走行自動車が3台以上であり、相手チームが2つ以上である場合に備えて、使用者端末(200)には攻撃する相手チームを選択する機能をさらに含まなければならない。サービスモジュールは使用者端末(200)に相手チームの攻撃権に用いられるアイテムを確保することができるように使用者ミッション情報を提供する。使用者がミッションを完遂すればサービスモジュールは該チームや該使用者に攻撃権を与え、攻撃権情報を使用者モジュールに転送する。サービスモジュールは前記攻撃権情報の転送を受けて使用者が使用できるように出力して攻撃権を使用できるように入力道具を備える。
【0106】
使用者が攻撃権を使用する情報を入力すれば、使用者モジュールは攻撃権を適用する対象自律走行自動車の情報と攻撃権と関連する情報をサービスモジュールに転送する。サービスモジュールは最終的に自律走行自動車基盤のゲームの結果を判定する段階を構成する。サービスモジュールがゲームの結果を判定することは多数の自律走行自動車の走行結果に基づいて順位を決定する方式、景品を提供する方式、競争使用者との勝利及び敗北を決定する方式、走行結果の成功または失敗を決定するなどの方式のうち1つであることができる。
【0107】
サービスモジュールは使用者にマッチされた自律走行自動車の走行ミッションの遂行結果をゲームの結果判定に反映されるようにする。即ち、走行ミッションをうまく遂行したか、短時間に走行を完了した場合、該使用者が優勝したことと自律走行自動車のゲーム結果の判定に反映する。サービスモジュールは最終的に自律走行自動車が経路情報を満足するように完走したかどうかを判定する段階をさらに備える。自律走行自動車が経路情報に対する完走可否は出発地、目的地、経由地などを正しく通過したか、完走するのにかかった時間、走行ミッションの遂行可否で点数や成功・失敗などの走行結果がゲーム判定に反映されるように構成する。
【0108】
サービスモジュールは走行ミッションを通過した点数や完走にかかった時間、経路情報に対する完走の程度を数値に転換し、該走行結果をゲーム結果判定に反映する。サービスモジュールは使用者またはチーム別に使用者ミッション遂行結果を別途に反映して点数などを管理するようにすることが好ましい。また、参加チーム別に使用者ミッション遂行結果を反映して点数などを管理する。それと共にゲームの結果を判定するのに使用者またはチームの使用者ミッション遂行結果を反映する。サービスモジュールが前記ゲームの結果を判定して順位や結果情報を自律走行自動車または自律走行自動車にマッチされる参加チームや使用者の順位を表示するか公表するようにする。該情報はインターネットに掲載するか使用者モジュールに転送するかディスプレーに転送して表出する。
【0109】
サービスモジュールはチームを構成する多数の使用者の判断を集めて集団知性を活用する自律走行自動車の運行経路を調整する段階をさらに追加する。ここで集団知性は多数の使用者の意見を分析してゲームに反映することで、最も簡単な方法としては投票ミッションを通じて競争者を選択して、使用する攻撃権を選択するようにすることなどである。または自身の自律走行自動車の多様な走行条件のうち1つを選択するように支援することも良い方法である。サービスモジュールは集団知性を活用した経路情報を調整する、もう1つの方法はクイズミッションを活用することである。字や綴りが含まれた、互いに異なる単語を提示するようにして、先に成功させたチームに攻撃権を与えるか、仮想の燃料を補充する方式で構成する。
【0110】
使用者は、使用者ミッションを遂行しながら自分の自律走行自動車ゲームに有利に適用されるように努力する。使用者ミッションの遂行はクイズ問題の正答を当てる場合もあり、指定された動作を遂行するか、指定された音声などをまねすることであることができる。使用者の使用者ミッション遂行は使用者端末に入力装置を用いて入力する方式であることもある。使用者端末を上下や左右に動かす方式、使用者端末のディスプレーに表示されたアイコンをクリックする方式などを利用する入力方式などを構成する。
【0111】
図2は使用者端末の模式図を示す。
図2の模式図はスマートフォンを活用する使用者端末であり、画面にはディスプレーと入力機能が共に作動するタッチパッドがある。別途にマイクとカメラなどが入力機能となっており、GPS機能、ネットワーク機能及びモーションセンサー機能などをさらに含んでいる。
【0112】
本発明において「走行状態情報」及び「経路情報」などは関連細部情報を全部必須に構成しなければならないものではなく、実際サービスを構成するのに必要な一部の構成情報だけを含むように組み合わせた形態で構成する。本発明では1つの自律走行自動車が使用者に持続的な観光サービスを提供する方法の他に複数の自律走行自動車(100)が使用者に関する連結された観光サービスを提供するように構成することも好ましい。一般的に有名観光地には多くの人が集まり、使用者が観光場所に下車して観光を楽しむ間、自律走行自動車が待機することは好ましくないこともある。その原因は駐車場の確保が容易でははないか、交通の混雑の可能性があるためである。
【0113】
多数の自律走行自動車(100)を基盤に使用者に持続的な観光サービスを提供するためにはサーバー(300)を中心とした観光サービス提供方式で構成しなければならない。即ち、サービスモジュールが使用者の観光サービス利用履歴を管理して、各使用者別またはチーム別の観光サービスに対応して、互いに最適の自律走行自動車を配置してサービスを連続して提供する。使用者または使用者団体において多数の観光地点に移動するために搭乗する自律走行自動車は異なっても使用者が利用している観光コースに含まれる観光アイテムを連結してサービスを提供する。
【0114】
自律走行自動車で移動した後、観光場所で下車した使用者は該観光場所の観光またはミッションを終了して、次の観光場所に移動する時、自律走行自動車ではない別の自律走行自動車に搭乗して移動できるようにしなければならない。このような方式で多数の自律走行自動車が連続性を維持して観光サービスを支援するためにはサーバーが使用者に対する観光サービスの履歴を管理しながら多数の自律走行自動車を適切に配置しながら使用者に必要な移動、観光情報などのサービスを持続的に提供する。
【0115】
サービスモジュールは使用者の個人情報を基盤に既存観光利用情報を分析して使用者に観光サービスを勧めることができるようにする。これは年齢別、性別、婚姻可否、使用者構成による多様な観光サービス利用結果に関するデータを累積してビッグデータ分析を通じて推論する方式で提示する。使用者の満足度は満足度調査を直接実施するか、主要ミッションで使用者の写真で楽しみの程度を直接分析するか、自動車内での人の音声や表情から満足度に関する基礎情報を累積させる方法で構成できる。ローマ(地名)や大田(地名)のような単位都市を背景に同じ仕様の自律走行自動車を備えて都市の観光資源を開発してDBを構築することで、運転手や観光ガイドの視線に拘束されず、気楽に楽しめる未来型シティツアーサービスを提供できる。
【0116】
本発明を以下にまとめる。本発明は自律走行自動車を用いてエンターテイメントコンテンツサービスと結合された観光サービスを提供する。自律走行自動車には観光サービスを提供するためにサービスモジュール、使用者モジュール、4Dモジュール、走行モジュールなどで構成される。自律走行自動車は特定の都市や特定の地域に関する観光情報を使用者の言語によって提供して観光地点間の移動サービスを提供する。自律走行自動車が観光サービスを提供する過程でエンターテイメントサービスに参加する使用者は使用者モジュールを用いて投票、アンケート、クイズ、写真、行動などの使用者ミッションを遂行でき、使用者の使用者ミッション遂行結果を判定して、判定結果を自律走行自動車の運行に反映する方式で、エンターテイメントサービスを提供する。この技術は2つの互いに異なる使用者またはチームに対して自律走行自動車の運行による点数を累積するか、早い時間内に走行を完遂する方式で競争するゲームを通じて、さらに楽しい観光サービスを提供する。自律走行自動車の運転状態や回転による傾き、振動、衝撃などを感知して、遠隔にいる4D装置に搭乗した人々がその感じをそのまま受けるように4D効果を出力することによって遠隔の参加者が実感溢れるコンテンツを基盤にした観光サービスを楽しめる。また、仮想の障害物を拡張現実で表現し、障害物との衝突や障害物によって発生する騷音、振動などを4D効果で出力するようにするエンターテイメントサービスを提供する技術を提示する。また、多数の自律走行自動車が特定使用者に対して観光サービスを連続的に遂行する観光サービス技術を提示する。
【産業上の利用可能性】
【0117】
本発明は(株)ケイシークの未来型シティツアー事業に活用する予定である。(株)ケイシークは同時に多数の人が参加してクイズやアンケートに参加する両方向放送プラットホームを保有しており、この部分への拡張事業で自律走行自動車基盤のエンターテイメントサービスを準備している。エンターテイメントサービスには両方向自律走行ゲームショー、反応型自律走行シティツアーサービスなどがある。
【符号の説明】
【0118】
100 自律走行自動車
120 サービスモジュール
130 使用者モジュール
140 4Dモジュール
200 使用者端末
300 サーバー
400 4D装置
【国際調査報告】