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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-07
(54)【発明の名称】監視システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/18 20060101AFI20220930BHJP
   H04N 21/2343 20110101ALI20220930BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20220930BHJP
【FI】
H04N7/18 D
H04N21/2343
H04N21/431
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021578259
(86)(22)【出願日】2019-12-23
(85)【翻訳文提出日】2022-02-25
(86)【国際出願番号】 CN2019127504
(87)【国際公開番号】W WO2021012603
(87)【国際公開日】2021-01-28
(31)【優先権主張番号】201910667611.4
(32)【優先日】2019-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.SMALLTALK
3.VISUAL BASIC
4.PYTHON
(71)【出願人】
【識別番号】522002504
【氏名又は名称】チェジアン シンシェン エレクトロニック テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【弁理士】
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】リュウ ビンユン
(72)【発明者】
【氏名】ファン ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン インチャン
【テーマコード(参考)】
5C054
5C164
【Fターム(参考)】
5C054DA09
5C054EB07
5C054FC12
5C054FE12
5C054HA18
5C164FA07
5C164PA31
5C164SA25S
5C164SB02P
5C164TA02S
5C164UB88P
(57)【要約】
本開示は、監視システム及び方法に関する。監視方法は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することと、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することと、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータ及び第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することと、同軸ケーブルを介して第1のアナログマルチメディアデータを送信することと、を含み得る。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを送信する命令のセットを含む少なくとも1つの記憶媒体と、
前記記憶媒体と通信する少なくとも1つのプロセッサと、を含む監視システムであって、
前記命令のセットを実行するとき、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信することと、を含む操作を実行するように指示される、監視システム。
【請求項2】
前記第1のインテリジェントデータは、前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて検出されたか又は認識されたターゲットに関連付けられる、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記第1のインテリジェントデータは、
人間の顔の検出データ、
人体形状の検出データ、
人間の顔の追跡データ、
人体形状の追跡データ、又は
車両構造に関連するデータのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記第1のターゲットフォーマット又は前記第2のターゲットフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれかに記載の監視システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のデジタルマルチメディアデータを取得することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項1~4のいずれかに記載の監視システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信することと、
前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することにより、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することと、を含む操作を実行するように、更に指示される、請求項1~5のいずれかに記載の監視システム。
【請求項7】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6に記載の監視システム。
【請求項8】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第6のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを前記第5のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6に記載の監視システム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第2のインテリジェントデータをキャッシュすることを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6~8のいずれかに記載の監視システム。
【請求項10】
前記少なくとも1つのフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項6~9のいずれかに記載の監視システム。
【請求項11】
前記第1のインテリジェントデータ及び前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理される、請求項1~10のいずれかに記載の監視システム。
【請求項12】
第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信することと、を含む、監視方法。
【請求項13】
前記第1のインテリジェントデータは、前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて検出されたか又は認識されたターゲットに関連付けられる、請求項12に記載の監視方法。
【請求項14】
前記第1のインテリジェントデータは、
人間の顔の検出データ、
人体形状の検出データ、
人間の顔の追跡データ、
人体形状の追跡データ、又は
車両構造に関連するデータのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の監視方法。
【請求項15】
前記第1のターゲットフォーマット又は前記第2のターゲットフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項12~14のいずれかに記載の監視方法。
【請求項16】
前記第1のデジタルマルチメディアデータを取得することを更に含む、請求項12~15のいずれかに記載の監視方法。
【請求項17】
前記同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信することと、
前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することにより、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することと、を更に含む、請求項12~16のいずれかに記載の監視方法。
【請求項18】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記監視方法は、前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化することを更に含む、請求項17に記載の監視方法。
【請求項19】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記監視方法は、前記第6のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを前記第5のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示することを更に含む、請求項17に記載の監視方法。
【請求項20】
前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第2のインテリジェントデータをキャッシュすることを更に含む、請求項17~19のいずれかに記載の監視方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つのフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項17~20のいずれかに記載の監視方法。
【請求項22】
前記第1のインテリジェントデータ及び前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理される、請求項12~21のいずれかに記載の監視方法。
【請求項23】
第1のデジタルマルチメディアデータを撮影する撮影モジュールと、
前記第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換するフォーマット変換モジュールと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得するインテリジェント分析モジュールと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成する符号化モジュールと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信する送信モジュールと、を含む、監視カメラ。
【請求項24】
同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信する取得モジュールと、
前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することによって第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得する復号モジュールと、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換する少なくとも1つのフォーマット変換モジュールと、を含む、処理装置。
【請求項25】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換するために、前記少なくとも1つのフォーマット変換モジュールは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換し、
前記処理装置は、
前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化する符号化モジュールを更に含む、請求項24に記載の処理装置。
【請求項26】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換するために、前記少なくとも1つのフォーマット変換モジュールは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換し、
前記処理装置は、
前記第6のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを前記第5のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせることにより、重ね合わせたデジタルマルチメディアデータを取得する重ね合わせモジュールと、
前記重ね合わせたデジタルマルチメディアデータを表示する表示モジュールと、を更に含む、請求項24に記載の処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年7月23日に出願された中国出願第201910667611.4号の優先権を主張し、その内容全体は、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
【0002】
本開示は、一般に、通信技術に関し、より具体的には、監視システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
深層学習に代表される人工知能の安全保障の分野での広範な適用に伴い、ますますインテリジェント監視システムが開発されている。インテリジェント監視システムは、ビデオ情報と無損失補助データ(ビデオフレームID、ビデオタイムスタンプ、ビデオ内のインテリジェント構造化情報など)を送信する必要がある場合がある。従来のアナログ監視システムは、同軸ケーブルを使用してビデオ撮影装置(アナログカメラ、HDCVIカメラなど)と処理装置(DVR、表示装置など)を接続してビデオ情報を送信してもよい。インテリジェント監視システムの普及に伴い、インテリジェント監視システムの需要が高まっている。したがって、リソース消費とコストを節約し、同期不良を改善するために、従来のアナログ監視システムの既存の同軸ケーブルを使用してインテリジェントな監視を実装するシステムと方法を提供する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様は、監視システムを紹介する。前記監視システムは、データを送信する命令のセットを含む少なくとも1つの記憶媒体と、前記記憶媒体と通信する少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。前記命令のセットを実行するとき、前記少なくとも1つのプロセッサは、以下の操作を実行するように指示されてもよい。前記システムは、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換してもよい。前記システムは、前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得してもよい。前記システムは、前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化、及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成してもよい。前記システムはまた、同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信してもよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、前記第1のインテリジェントデータは、前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて検出されたか又は認識されたターゲットに関連付けられてもよい。
【0006】
いくつかの実施形態では、前記第1のインテリジェントデータは、人間の顔の検出データ、人体形状の検出データ、人間の顔の追跡データ、人体形状の追跡データ、又は車両構造に関連するデータのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0007】
いくつかの実施形態では、前記第1のターゲットフォーマット又は前記第2のターゲットフォーマットは、YUV、RGB、又はYCbCrのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0008】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記第1のデジタルマルチメディアデータを取得する操作を実行するように指示されてもよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのプロセッサは更に、以下の操作を実行するように指示されてもよい。前記プロセッサは、前記同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信してもよい。前記プロセッサは、アナログ-デジタル変換、復号を実行することによって、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得してもよい。前記プロセッサはまた、前記第2のアナログマルチメディアデータを分離してもよい。前記プロセッサは、前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換してもよい。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換することを含み得る。前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化することを含む操作を実行するように指示されてもよい。
【0011】
いくつかの実施形態では、前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することはまた、前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換することを含み得る。前記少なくとも1つのプロセッサは更に、前記第6のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを前記第5のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示することを含む操作を実行するように指示されてもよい。
【0012】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのプロセッサは更に、以下の操作を実行するように指示されてもよい。前記プロセッサは、前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第2のインテリジェントデータをキャッシュしてもよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのフォーマットは、YUV、RGB、又はYCbCrのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、前記第1のインテリジェントデータ及び前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理されてもよい。
【0015】
本開示の別の態様によれば、監視方法を提供してもよい。前記方法は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することを含み得る。前記方法は、前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することを含み得る。前記方法は、前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することを含み得る。前記方法はまた、同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信することを含み得る。
【0016】
本開示の別の態様によれば、監視カメラを提供してもよい。前記監視カメラは、第1のデジタルマルチメディアデータを撮影する撮影モジュールと、前記第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換するフォーマット変換モジュールと、前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得するインテリジェント分析モジュールと、前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成する符号化モジュールと、同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信する送信モジュールと、を含む。
【0017】
本開示の更に別の態様によれば、処理装置を提供してもよい。前記処理装置は、同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信する取得モジュールと、前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することによって第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得する復号モジュールと、前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換する少なくとも1つのフォーマット変換モジュールと、を含む。
【0018】
さらなる特徴は、以下の説明に部分的に記載され、当業者であれば、以下の図面及び添付の図面を検討することにより部分的に明らかになるか、又は実施例の製造又は操作によって学習してもよい。本開示の特徴は、以下に説明する詳細な実施例に示される方法論、手段及び組み合わせの様々な態様を実施するか又は使用することによって実現及び達成することができる。
【0019】
例示的な実施形態によって本開示を更に説明する。これらの例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。これらの実施形態は、非限定的かつ例示的な実施形態であり、図面の各図に渡って同様の参照番号が類似の構造を表す。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視システムを示す概略図である。
図2】本開示のいくつかの実施形態に係るコンピューティングデバイスの例示的なハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネントを示す概略図である。
図3】本開示のいくつかの実施形態に係るモバイルデバイスの例示的なハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネントを示す概略図である。
図4】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視システムを示すブロック図である。
図5】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視カメラを示すブロック図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な処理装置を示すブロック図である。
図7】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセスを示すフローチャートである。
図8】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセスを示すフローチャートである。
図9】本開示のいくつかの実施形態に係るデジタルマルチメディアデータを処理する例示的なプロセスを示すフローチャートである。
図10】本開示のいくつかの実施形態に係るデジタルマルチメディアデータを処理する例示的なプロセスを示すフローチャートである。
図11】本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセスを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下の説明は、当業者が本開示を作成し、使用することを可能にするために、特定の用途及びその要件下で提供するものである。開示される実施形態に対する様々な変更は、当業者には明らかであり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、他の実施形態及び用途に適用されてもよい。したがって、本開示は、示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と一致する最大の範囲まで許容されるものとする。
【0022】
本明細書で用いられる用語は、具体的な例示的実施形態を記述することのみを目的とするものであり、限定することを意図しない。本明細書で用いられるように、「a」、「an」の単数形及び「the」は、文脈上明確に別途示されていない限り、複数形も同様に包含することを意図するものとする。「comprises(備える)」、「comprising」、「includes(含む)」、及び/又は「including」という用語は、本開示において用いられる場合、記述された特徴、整数、ステップ、操作(operations)、要素、及び/又はコンポーネントの存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、コンポーネント、及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除するものではないことが更に理解できるであろう。
【0023】
本開示の上記及び上記以外の特徴及び性質、ならびに関連する構成要素及び各部分の組み合わせの操作方法と機能、及び製造の経済性については、添付の図面を参照して以下の説明を検討することにより、より明らかになり、以下の説明と図面はいずれも本明細書の一部を構成する。しかしながら、図面は、例示及び説明のみを目的とするものであり、本開示の範囲を限定するものではないことは、明確に理解されるべきである。図面は、縮尺通りではないと理解される。
【0024】
本開示において用いられるフローチャートは、本開示のいくつかの実施形態に係るシステムが実装する操作を示す。フローチャートの操作は、順番に実装されなくてもよいことが明確に理解されるべきである。反対に、操作は、逆の順序で、又は同時に実装されてもよい。更に、1つ以上の他の操作をフローチャートに追加してもよい。1つ以上の操作をフローチャートから削除してもよい。
【0025】
本開示の一態様は、監視システム及び方法に関する。この目的のために、監視システム及び方法は、デジタルマルチメディアデータからターゲットに関連付けられたインテリジェントデータを抽出してもよい。監視システム及び方法は、ハイブリッドデータの送信をサポートする符号化モジュールを用いて、デジタルマルチメディアデータ及びインテリジェントデータをミキシング、符号化、かつアナログマルチメディアデータに変換してもよい。アナログマルチメディアデータとインテリジェントデータは同期的である。アナログマルチメディアデータは、インテリジェントデータとともに、従来の同軸ケーブルなどの従来のチャネルを介して送信されてもよい。更に、監視システム及び方法は、復号モジュールを用いて、取得されたアナログマルチメディアデータを変換、復号、及び分離して、デジタルマルチメディアデータとともにインテリジェントデータを取得してもよい。取得されたデジタルマルチメディアデータ及び取得されたインテリジェントデータは、オンスクリーンディスプレイ(OSD)による表示だけでなく、サーバ又は他の処理モジュールへ送信されて処理されるなど、他の用途にも利用されてもよい。このようにして、アナログマルチメディアデータと同期インテリジェントデータは、従来の同軸ケーブルなどの従来のチャネルを介して送信されて、リソース消費とコストを節約し得る。不十分な同期が改善され得る。
【0026】
図1は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視システム100の概略図である。システム100は、サーバ110、ネットワーク120、監視カメラ130、ストレージ140、及び処理装置150を含み得る。
【0027】
サーバ110は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータに関連する情報及び/又はデータを処理するように構成されてもよい。例えば、サーバ110は、監視カメラ130、ストレージ140、又は処理装置150に命令を送信してもよい。別の例として、サーバ110は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータを受信して処理してもよい。更に別の例として、サーバ110は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータから検出されたか又は認識されたターゲットに関連するインテリジェントデータを受信及び処理してもよい。いくつかの実施形態では、サーバ110は、単一のサーバ又はサーバグループであってもよい。サーバグループは、集中型であっても分散型であってもよい(例えば、サーバ110は、分散型システムであってもよい)。いくつかの実施形態では、サーバ110は、ローカル又はリモートであってもよい。例えば、サーバ110は、ネットワーク120を介して、監視カメラ130、処理装置150、及び/又はストレージ140に記憶された情報及び/又はデータにアクセスしてもよい。別の例として、サーバ110は、記憶された情報及び/又はデータにアクセスするために、監視カメラ130、処理装置150、及び/又はストレージ140を接続してもよい。いくつかの実施形態では、サーバ110は、クラウドプラットフォームで実装されてもよい。単に例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、サーバ110は、本開示の図2に示す1つ以上のコンポーネントを有するコンピューティングデバイス200で実装されてもよい。
【0028】
いくつかの実施形態では、サーバ110は、処理エンジン112を含み得る。処理エンジン112は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータに関連する情報及び/又はデータを処理してもよい。例えば、処理エンジン112は、監視カメラ130、ストレージ140、又は処理装置150に命令を送信してもよい。別の例として、処理エンジン112は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータを受信して処理してもよい。更に別の例として、処理エンジン112は、監視カメラ130から取得されたマルチメディアデータから検出されたか又は認識されたターゲットに関連するインテリジェントデータを受信及び処理してもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112は、1つ以上の処理エンジン(例えば、シングルコア処理エンジン又はマルチコアプロセッサ)を含み得る。単に例として、処理エンジン112は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィック処理ユニット(GPU)、物理演算処理装置(PPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサなど、又はそれらの任意の組み合わせなどの1つ以上のハードウェアプロセッサであってもよい。
【0029】
ネットワーク120は、情報及び/又はデータの変換を円滑化してもよい。いくつかの実施形態では、システム100の1つ以上のコンポーネント(例えば、サーバ110、監視カメラ130、ストレージ140、及び処理装置150)は、ネットワーク120を介して、システム100内の他のコンポーネントに情報及び/又はデータを送信してもよい。例えば、サーバ110は、ネットワーク120を介して監視カメラ130からマルチメディアデータを取得してもよい。別の例として、サーバ110は、ネットワーク120を介して表示するように処理装置150を指示してもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は、任意のタイプの有線又は無線ネットワーク、又はそれらの組み合わせであってもよい。単に例として、ネットワーク120は、ケーブルネットワーク、有線ネットワーク、光ファイバネットワーク、テレコミュニケーションネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆電話交換網(PSTN)、ブルートゥース(登録商標)ネットワーク、ZigBeeネットワーク、近距離無線通信(NFC)ネットワークなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、ネットワーク120は、1つ以上のネットワークアクセスポイントを含み得る。例えば、ネットワーク120は、基地局及び/又はインターネット交換ポイント120-1、120-2、…、などの有線又は無線ネットワークアクセスポイントを含んでもよく、それらを介してシステム100の1つ以上のコンポーネントをネットワーク120に接続してデータ及び/又は情報をそれらの間で交換してもよい。
【0030】
監視カメラ130は、画像又はビデオを撮影することができる任意の電子機器であってもよい。例えば、監視カメラ130は、画像センサ、ビデオレコーダなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、監視カメラ130は、固定カメラ、固定ドームカメラ、隠密カメラ、パン-チルト-ズーム(PTZ)カメラ、サーマルカメラなど、又はそれらの任意の組み合わせなどの任意の適切なタイプのカメラを含み得る。いくつかの実施形態では、監視カメラ130は、少なくとも1つのネットワークポートを更に含み得る。少なくとも1つのネットワークポートは、ネットワーク120を介してシステム100(例えば、サーバ110、ストレージ140)内の1つ以上のコンポーネントに情報を送信し、及び/又は1つ以上のコンポーネントから情報を受信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、監視カメラ130は、本開示において、図2に示される1つ以上のコンポーネントを有するコンピューティングデバイス200、又は図3に示される1つ以上のコンポーネントを有するモバイルデバイス300、又は図5に示される1つ以上のモジュールを有する監視カメラ130に実装されてもよい。
【0031】
ストレージ140は、データ及び/又は命令を記憶してもよい。例えば、ストレージ140は、監視カメラ130から取得されたデータ(例えば、マルチメディアデータ)を記憶してもよい。別の例として、ストレージ140は、監視カメラ130から送信されたデジタルマルチメディアデータと、デジタルマルチメディアデータから抽出されたインテリジェントデータとを記憶してもよい。更に別の例として、ストレージ140は、本開示に記載された例示的な方法を実行するためにサーバ110が実行するか又は使用し得るデータ及び/又は命令を記憶してもよい。いくつかの実施形態では、ストレージ140は、マスストレージ、リムーバブルストレージ、揮発性読み書きメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)など、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。例示的なマスストレージは、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどを含み得る。例示的なリムーバブルストレージは、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、ジップディスク、磁気テープなどを含み得る。例示的な揮発性読み書きメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み得る。例示的なRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックRAM(DDR SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T-RAM)、ゼロキャパシタRAM(Z-RAM)などを含み得る。例示的なROMは、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD-ROM)及びデジタルバーサタイルディスクROMなどを含み得る。いくつかの実施形態では、ストレージ140は、クラウドプラットフォームで実装されてもよい。単に例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散型クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0032】
いくつかの実施形態では、ストレージ140は、システム100内の他の装置と通信するための少なくとも1つのネットワークポートを含み得る。例えば、ストレージ140は、ネットワーク120に接続されて、少なくとも1つのネットワークポートを介してシステム100の1つ以上のコンポーネント(例えば、サーバ110、監視カメラ130、処理装置150)と通信してもよい。システム100内の1つ以上のコンポーネントは、ネットワーク120を介して、ストレージ140に記憶されたデータ又は命令にアクセスしてもよい。いくつかの実施形態では、ストレージ140は、システム100内の1つ以上のコンポーネント(例えば、サーバ110、監視カメラ130、処理装置150)に直接接続されるか、又はそれらと通信してもよい。いくつかの実施形態では、ストレージ140は、サーバ110の一部であってもよい。
【0033】
図2は、本開示のいくつかの実施形態に係る、サーバ110、監視カメラ130、及び/又は処理装置150を実装してもよいコンピューティングデバイス200の例示的なハードウェア及びソフトウェアコンポーネントを示す概略図である。例えば、処理エンジン112は、コンピューティングデバイス200に実装されると共に、本開示に開示される処理エンジン112の機能を実行するように構成されてもよい。別の例として、処理装置150は、コンピューティングデバイス200に実装され、本開示に開示された処理装置150の機能を実行するように構成されてもよい。
【0034】
コンピューティングデバイス200は、本開示のためのシステム100を実装するために使用されてもよい。コンピューティングデバイス200は、本開示に開示された1つ以上の機能を実行するシステム100の任意のコンポーネントを実装するために使用されてもよい。例えば、処理エンジン112は、そのハードウェア、ソフトウェアプログラム、ファームウェア又はそれらの組み合わせを介して、コンピューティングデバイス200に実装されてもよい。そのようなコンピュータが1つのみ示されるが、便宜上、本明細書に記載されたオンライン・ツー・オフラインサービスに関連するコンピュータ機能は、処理負荷を分散させるために、多数の同様のプラットフォーム上に分散方式で実装されてもよい。
【0035】
コンピューティングデバイス200は、例えば、データ通信を円滑化するために、それ自体に接続されたネットワークと接続されるCOMポート250を含み得る。COMポート250は、データ通信を円滑化するための任意のネットワークポート又はデータ交換ポートであってもよい。コンピューティングデバイス200は、プログラム命令を実行する1つ以上のプロセッサ(例えば、論理回路)の形態のプロセッサ(例えば、プロセッサ220)を更に含み得る。例えば、プロセッサは、その中にインタフェース回路及び処理回路を含み得る。インタフェース回路は、バス210から、処理回路が処理するための構造化データ及び/又は命令を符号化する電子信号を受信するように構成されてもよい。処理回路は、論理計算を行った後、電子信号として符号化された結論、結果及び/又は命令を決定してもよい。処理回路は更に、結論又は結果及びトリガコードを含む電子信号を生成してもよい。いくつかの実施形態では、トリガコードは、システム100内の電子機器(例えば、監視カメラ130、処理装置150)のオペレーティングシステム(又はその中にインストールされたアプリケーション)によって認識可能なフォーマットであってもよい。例えば、トリガコードは、携帯電話の特定の機能及び/又は操作を作動させるか、又は携帯電話に所定のプログラムを実行させることができる命令、コード、マーク、シンボルなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、トリガコードは、電子機器のオペレーティングシステム(又はアプリケーション)をレンダリングして、電子機器のインタフェースに結論又は結果(例えば、ビデオ又はインテリジェントデータ)の提示を生成するように構成されてもよい。そして、インタフェース回路は、バス210を介して、電子信号を処理回路から送信してもよい。
【0036】
例示的なコンピューティングデバイスは、様々なデータファイルをコンピューティングデバイスで処理及び/又は送信するために、内部通信バス210、プログラムストレージ、及び、例えばディスク270、リードオンリーメモリ(ROM)230又はランダムアクセスメモリ(RAM)240を含む異なる形式のデータストレージを含み得る。例示的なコンピューティングデバイスは、ROM230、RAM240、及び/又はプロセッサ220によって実行される他の種類の非一時的な記憶媒体に記憶されたプログラム命令を含み得る。本開示の方法及び/又はプロセスは、プログラム命令として実装されてもよい。例示的なコンピューティングデバイスは、ROM230、RAM240、及び/又はプロセッサ220によって実行される他の種類の非一時的な記憶媒体に記憶されたオペレーティングシステムを含み得る。プログラム命令は、オンライン・ツー・オフラインサービスを提供するオペレーティングシステムと互換性があってもよい。コンピューティングデバイス200は更に、コンピュータと他のコンポーネントとの間の入力及び/又は出力をサポートするI/Oコンポーネント260を含み得る。例えば、I/Oコンポーネント260は、表示画面を含み得る。コンピューティングデバイス200は、ネットワーク通信を介してプログラミング及びデータを受信してもよい。
【0037】
単なる例示を目的とし、1つのプロセッサのみが図2に示される。複数のプロセッサも考えられ、したがって、本開示に説明されるように、1つのプロセッサによって実施された操作及び/又は方法ステップは、複数のプロセッサによって共同で、又は、別々に実施されてもよい。例えば、本開示において、コンピューティングデバイス200のプロセッサがステップA及びステップBの両方を実行する場合、ステップA及びステップBは、コンピューティングデバイス200において2つの異なるプロセッサによって共同で、又は、別々に実施されてもよい(例えば、第1のプロセッサがステップAを実行し、第2のプロセッサがステップBを実行するか、又は第1のプロセッサと第2のプロセッサがステップA及びステップBを共同で実行する)と理解されるべきである。
【0038】
図3は、本開示のいくつかの実施形態に係る、サーバ110、監視カメラ130、及び/又は処理装置150を実装してもよい例示的なモバイルデバイス300の例示的なハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネントを示す概略図である。
【0039】
図3に示すように、モバイルデバイス300は、通信プラットフォーム310、ディスプレイ320、グラフィック処理ユニット(GPU)330、中央処理装置(CPU)340、I/O350、メモリ360、及びストレージ390を含み得る。CPUは、プロセッサ220と同様のインタフェース回路及び処理回路を含み得る。いくつかの実施形態では、システムバス又はコントローラ(図示せず)を含むが、これらに限定されない任意の他の適切なコンポーネントも、モバイルデバイス300に含まれてもよい。いくつかの実施形態では、モバイルオペレーティングシステム370(例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows Phone(登録商標)など)及び1つ以上のアプリケーション380は、CPU340によって実行されるために、ストレージ390からメモリ360にロードされてもよい。アプリケーション380は、監視システム100に関連する情報を受信しレンダリングするブラウザ又は他の任意の適切なモバイルアプリケーションを含み得る。情報ストリームとのユーザ対話は、I/Oデバイス350を介して達成され、ネットワーク120を介して、システム100の処理エンジン112及び/又は他のコンポーネントに提供されてもよい。
【0040】
本開示に記載された様々なモジュール、ユニット及びそれらの機能を実装するために、コンピュータハードウェアプラットフォームは、本明細書に記載された1つ以上の要素(例えば、システム100及び/又は図1~11に関して記載されたシステム100の他のコンポーネント)のハードウェアプラットフォームとして使用されてもよい。このようなコンピュータのハードウェア要素、オペレーティングシステム及びプログラミング言語は、本質的に慣例的であり、当業者であれば、本明細書に説明するように、監視カメラ130の開口を自動的に調整するようにこれらの技術を適合させるのに十分に精通していると推定される。ユーザインタフェース要素を備えたコンピュータは、パーソナルコンピュータ(PC)又は他の種類のワークステーション又は端末装置を実施するために使用されてもよいが、コンピュータは、適切にプログラムされればサーバとしても機能してもよい。当業者であれば、そのようなコンピュータ機器の構造、プログラミング及び一般的な操作に精通し、その結果、図面は自明のものとなるはずであると考えられる。
【0041】
図4は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視システム100を示すブロック図である。図4に示すように、監視システム100は、監視カメラ130及び処理装置150を含み得る。
【0042】
監視カメラ130は、データを撮影し、データを処理し、及び/又はデータを処理装置150に送信するように構成されてもよい。例えば、監視カメラ130は、図5に示すような1つ以上のモジュールを含み、対応する操作を実行してもよい。
【0043】
処理装置150は、データを受信し、データを処理し、及び/又はデータを表示するように構成されてもよい。例えば、処理装置150は、図6に示すような1つ以上のモジュールを含み、対応する操作を実行してもよい。
【0044】
監視カメラ130及び処理装置150は、有線接続又は無線接続を介して相互に接続又は通信してもよい。有線接続は、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブル、同軸ケーブルなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。無線接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブルートゥース、ZigBee、近距離無線通信(NFC)など、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。2つ以上のモジュールは、単一のモジュールに組み合わせられてもよく、いずれか1つのモジュールは、2つ以上のユニットに分割されてもよい。例えば、監視カメラ130は、図5に示すように、2つ以上のユニット又はモジュールに分割されてもよい。別の例として、処理装置150は、図6に示すように、2つ以上のユニット又はモジュールに分割されてもよい。更に別の例として、監視システム100は、データ及び/又は情報を記憶するために使用される記憶モジュール(図示せず)を含み得る。
【0045】
図5は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視カメラ130を示すブロック図である。図5に示すように、監視カメラ130は、撮影モジュール510、フォーマット変換モジュール520、インテリジェント分析モジュール530、符号化モジュール540、及び送信モジュール550を含み得る。
【0046】
撮影モジュール510は、データを撮影するように構成されてもよい。例えば、撮影モジュール510は、元のデジタルマルチメディアデータを撮影し、元のデジタルマルチメディアデータを処理して、第1のデジタルマルチメディアデータを取得してもよい。別の例として、撮影モジュール510は、第1のデジタルマルチメディアデータを撮影してもよい。
【0047】
フォーマット変換モジュール520は、受信データのフォーマットを変換するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、フォーマット変換モジュール520は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから複数のターゲットフォーマットに変換してもよい。例えば、フォーマット変換モジュール520は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換してもよい。
【0048】
インテリジェント分析モジュール530は、受信された情報からインテリジェント情報を抽出するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、インテリジェント分析モジュール530は、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得してもよい。例えば、インテリジェント分析モジュール530は、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータから第1のインテリジェントデータを抽出してもよい。
【0049】
符号化モジュール540は、受信されたデータを処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、符号化モジュール540は、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータ及び第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化、及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成してもよい。いくつかの実施形態では、符号化モジュール540は、それぞれ、ミキシング、符号化、及びデジタルアナログ変換を実行する1つ以上のユニットを含み得る。例えば、符号化モジュール540は、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータと第1のインテリジェントデータとをミキシングするミキシングユニットを含み得る。別の例として、符号化モジュール540は、ミキシングされた第1のデジタルマルチメディアデータを符号化する符号化ユニットを含み得る。更に別の例として、符号化モジュール540は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1のアナログマルチメディアデータに変換するデジタルアナログ変換ユニットを含み得る。
【0050】
送信モジュール550は、データを送信するように構成されてもよい。例えば、送信モジュール550は、同軸ケーブルを介して第1のアナログマルチメディアデータを送信してもよい。
【0051】
監視カメラ130の2つ以上のモジュールは、有線接続又は無線接続を介して相互に接続又は通信してもよい。有線接続は、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブルなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。無線接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブルートゥース、ZigBee、近距離無線通信(NFC)など、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。2つ以上のモジュールは、単一のモジュールに組み合わせられてもよく、いずれか1つのモジュールは、2つ以上のユニットに分割されてもよい。例えば、符号化モジュール540及び送信モジュール550は、1つのモジュールに統合されてもよい。
【0052】
図6は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な処理装置150を示すブロック図である。図6に示すように、処理装置150は、取得モジュール610、復号モジュール620、フォーマット変換モジュール630、重ね合わせモジュール640、表示モジュール650、及び符号化モジュール660を含み得る。
【0053】
取得モジュール610は、情報を取得するように構成されてもよい。例えば、取得モジュール610は、同軸ケーブルを介して監視カメラ130から第2のアナログマルチメディアデータを取得してもよい。
【0054】
復号モジュール620は、受信されたデータを処理するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、復号モジュール620は、第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することによって、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得してもよい。いくつかの実施形態では、復号モジュール620は、それぞれ、アナログ-デジタル変換、復号、及び分離のための1つ以上のユニットを含み得る。例えば、復号モジュール620は、第2のアナログマルチメディアデータを第2のデジタルマルチメディアデータに変換するアナログ-デジタル変換ユニットを含み得る。別の例として、復号モジュール620は、デジタルマルチメディアデータを復号する復号ユニットを含み得る。更に別の例として、復号モジュール620は、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを復号されたデジタルマルチメディアデータから分離する分離ユニットを含み得る。
【0055】
フォーマット変換モジュール630は、受信されたデータのフォーマットを変換するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、フォーマット変換モジュール630は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換してもよい。例えば、フォーマット変換モジュール630は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換してもよい。別の例として、フォーマット変換モジュール630は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換してもよい。
【0056】
重ね合わせモジュール640は、受信されたデータを重ね合わせるように構成されてもよい。例えば、重ね合わせモジュール640は、第6のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを第5のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示してもよい。
【0057】
表示モジュール650は、受信されたデータを表示するように構成されてもよい。例えば、表示モジュール650は、第2のインテリジェントデータと重ね合わされた第2のデジタルマルチメディアデータを表示してもよい。
【0058】
符号化モジュール660は、受信されたデータを符号化するように構成されてもよい。例えば、符号化モジュール660は、第3のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータ及び第4のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを符号化してもよい。
【0059】
処理装置150の2つ以上のモジュールは、有線接続又は無線接続を介して相互に接続又は通信してもよい。有線接続は、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブルなど、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。無線接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブルートゥース、ZigBee、近距離無線通信(NFC)など、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。2つ以上のモジュールは、単一のモジュールに組み合わせられてもよく、いずれか1つのモジュールは、2つ以上のユニットに分割されてもよい。
【0060】
図7は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセス700を示すフローチャートである。プロセス700は、システム100によって実行されてもよい。例えば、プロセス700は、ストレージROM230又はRAM240に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装されてもよい。プロセッサ220は、命令のセットを実行してもよく、命令を実行するとき、プロセス700を実行するように構成されてもよい。別の例として、プロセス700は、監視カメラ130(又は監視カメラ130)によって実行されてもよい。以下に説明される図示のプロセスの操作は、例示を意図するものである。いくつかの実施形態では、プロセス700は、説明されていない1つ以上の追加の操作で、及び/又は1つ以上の説明された操作なしで達成されてもよい。更に、図7に示され、以下に説明されるプロセスの操作の順序は、限定的なものではない。
【0061】
710では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)は、第1のデジタルマルチメディアデータを取得してもよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、第1のデジタルマルチメディアデータは、テキスト、音声、画像、アニメーション、ビデオ、インタラクティブコンテンツなど、又はそれらの任意の組み合わせなどの複数のコンテンツ形式を含み得る。いくつかの実施形態では、監視カメラ130(例えば、撮影モジュール510)は、元のデジタルマルチメディアデータを撮影し、元のデジタルマルチメディアデータを処理して、第1のデジタルマルチメディアデータを取得してもよい。監視カメラ130は、第1のデジタルマルチメディアデータを処理エンジン112に送信してもよい。いくつかの実施形態では、監視カメラ130(例えば、撮影モジュール510)は、第1のデジタルマルチメディアデータを直接撮影してもよい。
【0063】
720では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は監視カメラ130(例えば、フォーマット変換モジュール520)は、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換してもよい。
【0064】
いくつかの実施形態では、第1の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、及び/又は第2のターゲットフォーマットは、第1のデジタルマルチメディアデータのフォーマットであってもよい。例えば、第1のデジタルマルチメディアデータは、ビデオデータを含む。第1の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、及び/又は第2のターゲットフォーマットは、YUV、RGB、YCbCr、YPbPr、CMYKなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のターゲットフォーマット及び/又は第2のターゲットフォーマットは、第1のデジタルマルチメディアデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットによって決定されてもよい。例えば、第1のデジタルマルチメディアデータの第1のターゲットフォーマットがインテリジェント分析モジュール530に送信される場合、第1のターゲットフォーマットは、インテリジェント分析モジュール530の必要なフォーマットであってもよい。別の例として、第1のデジタルマルチメディアデータの第2のターゲットフォーマットが符号化モジュール540に送信される場合、第2のターゲットフォーマットは、符号化モジュール540の必要なフォーマットであってもよい。いくつかの実施形態では、第1の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、及び/又は第2のターゲットフォーマットは、互いに同じであっても異なってもよい。
【0065】
いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は監視カメラ130は、フォーマット変換アルゴリズムに従って、第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び/又は第2のターゲットフォーマットに変換してもよい。例えば、フォーマット変換アルゴリズムは、第1の初期フォーマットを第1のターゲットフォーマット及び/又は第2のターゲットフォーマットに変換する式であってもよい。いくつかの実施形態では、フォーマット変換アルゴリズムは、記憶装置(例えば、ストレージ140、ROM230又はRAM240など)又はフォーマット変換モジュール520に記憶されてもよい。
【0066】
730では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は監視カメラ130(例えば、インテリジェント分析モジュール530)は、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得してもよい。
【0067】
いくつかの実施形態では、第1のインテリジェントデータは、第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて検出されたか又は認識されたターゲットに関連付けられてもよい。例えば、第1のインテリジェントデータは、第1のデジタルマルチメディアデータにおけるターゲットの特性を反映してもよい。いくつかの実施形態では、第1のデジタルマルチメディアデータは、ビデオデータを含み、第1のインテリジェントデータは、ビデオデータから抽出されてもよい。ターゲットは、人間、人間の顔、車両、動物、又は任意の物体、又はそれらの組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、第1のデジタルマルチメディアデータは、音声データを含み、第1のインテリジェントデータは、音声データから抽出されてもよい。ターゲットは、人間の声、動物の声、機械による音など、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又はインテリジェント分析モジュール530は、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータから第1のインテリジェントデータを抽出してもよい。例えば、ターゲットは、機械学習アルゴリズムに従って、第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータから検出されるか又は認識されてもよい。第1のインテリジェントデータは、ターゲットに関連するマルチメディアデータであってもよい。いくつかの実施形態では、第1のインテリジェントデータは、異なる機能構成に従って取得されてもよい。例えば、第1のインテリジェントデータは、人間の顔の検出データ、人体形状の検出データ、人間の顔の追跡データ、人体形状の追跡データ、車両構造に関連するデータなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0068】
740では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は監視カメラ130(例えば、符号化モジュール540)は、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータ及び第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化、及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成してもよい。
【0069】
いくつかの実施形態では、第1のアナログマルチメディアデータは、複合ビデオ信号であってもよい。いくつかの実施形態では、第1のアナログマルチメディアデータの信号標準は、位相入換え回線(PAL)、全米テレビジョン標準委員会(NTSC)、ハイディフィニションコンポジットビデオインタフェース(HDCVI)、720P25Fps、720P30Fps、720P50Fps、720P60Fps、1080P25Fps、1080P30Fps、1080P50Fps、1080P60Fps、2K25Fps、2K30Fps、4K25Fps、4K30Fpsなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、第1のインテリジェントデータ及び第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理されてもよい。例えば、第1のインテリジェントデータは、第2のデジタルマルチメディアデータと同期的であってもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は符号化モジュール540は、第1のインテリジェントデータに基づいて第1のデータフレームを生成してもよい。例えば、処理エンジン112又は符号化モジュール540は、第1のフレームヘッダ、第1のフレームフッタ、及び第1のデータフレームの第1のデータを生成してもよい。第1のデータフレームの第1のデータは、所定の符号化アルゴリズムに従って第1のインテリジェントデータを符号化することによって生成されてもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は符号化モジュール540は、第1のインテリジェントデータの第1のデータフレームを第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータの領域に挿入することによって、第1のインテリジェントデータと第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータとをミキシングしてもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は符号化モジュール540は、ミキシングされたマルチメディアデータに対して符号化及びデジタルアナログ変換を実行して、第1のアナログマルチメディアデータを取得してもよい。第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータ及び第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行する例示的なプロセスは、中国特許出願第201610575545.4号に記載されているプロセスと同じであってもよい。
【0071】
750では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は監視カメラ130(例えば、送信モジュール550)は、同軸ケーブルを介して第1のアナログマルチメディアデータを送信してもよい。
【0072】
いくつかの実施形態では、インテリジェントデータは、アナログ監視システムに使用される同軸ケーブルを介してデジタルマルチメディアデータとともに送信される。送信リソースを節約し、デジタルマルチメディアデータとデジタルインテリジェントデータの送信中の同期不良と高コストの問題を解決する。
【0073】
上記説明は、例示のためのものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことに留意すべきである。当業者であれば、本開示の教示下で複数の変形及び修正を行ってもよい。しかしながら、これらの変形及び修正は、本開示の範囲から逸脱するものではない。いくつかの実施形態では、1つ以上の他の任意の操作(例えば、記憶操作)は、例示的なプロセス700の他の部分に追加されてもよい。
【0074】
図8は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセス800を示すフローチャートである。プロセス800は、システム100によって実行されてもよい。例えば、プロセス800は、ストレージROM230又はRAM240に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装されてもよい。プロセッサ220は、命令のセットを実行してもよく、命令を実行するとき、プロセス800を実行するように構成されてもよい。別の例として、プロセス800は、処理装置150によって実行されてもよい。以下に説明される図示のプロセスの操作は、例示を意図するものである。いくつかの実施形態では、プロセス800は、説明されていない1つ以上の追加の操作で、及び/又は1つ以上の説明された操作なしで達成されてもよい。更に、図8に示され、以下に説明されるプロセスの操作の順序は、限定的なものではない。
【0075】
810では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、取得モジュール610)は、同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを取得してもよい。
【0076】
いくつかの実施形態では、第2のアナログマルチメディアデータは、複合ビデオ信号であってもよい。いくつかの実施形態では、第2のアナログマルチメディアデータの信号標準は、位相入換え回線(PAL)、全米テレビジョン標準委員会(NTSC)、ハイディフィニションコンポジットビデオインタフェース(HDCVI)、720P25Fps、720P30Fps、720P50Fps、720P60Fps、1080P25Fps、1080P30Fps、1080P50Fps、1080P60Fps、2K25Fps、2K30Fps、4K25Fps、4K30Fpsなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0077】
いくつかの実施形態では、第2のアナログマルチメディアデータは、第1のアナログマルチメディアデータに対応してもよい。例えば、第1のアナログマルチメディアデータが同軸ケーブルを介して的確に送信される場合、第2のアナログマルチメディアデータは、第1のアナログマルチメディアデータと同じであってもよい。いくつかの実施形態では、第2のアナログマルチメディアデータは、デジタルマルチメディアデータ及びインテリジェントデータに関連する情報を含み得る。
【0078】
820では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、復号モジュール620)は、第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することによって、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得してもよい。
【0079】
いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は復号モジュール620は、第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換を実行して、第2のアナログマルチメディアデータをデジタルマルチメディアデータに変換してもよい。処理エンジン112又は復号モジュール620は、アナログ-デジタル変換後にデジタルマルチメディアデータを復号し分離して、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得してもよい。例えば、処理エンジン112又は復号モジュール620は、第2のデータフレームの第2のフレームヘッダを検出してもよい。第2のデータフレームは、第2のインテリジェントデータによって符号化された第2のデータを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のフレームヘッダは、第1のフレームに対応してもよい。例えば、第2のフレームヘッダは、第1のフレームヘッダと同じ、補完的であるか、又は関係がある場合がある。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は復号モジュール620は、アナログ-デジタル変換後にデジタルマルチメディアデータから第2のデータを抽出し、所定の復号アルゴリズムに従って第2のデータを復号して、第2のインテリジェントデータを取得してもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は復号モジュール620は、アナログ-デジタル変換後にデジタルマルチメディアデータから第2のデータフレームを削除して、第2のデジタルマルチメディアデータを取得してもよい。第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得するために第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行する例示的なプロセスは、中国特許出願第201610575545.4号に記載されているプロセスと同じであってもよい。
【0080】
830では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、フォーマット変換モジュール630)は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換してもよい。
【0081】
いくつかの実施形態では、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマット、及び/又は第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータのフォーマットであってもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータは、ビデオデータを含む。第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、及び/又は少なくとも1つのフォーマットは、YUV、RGB、YCbCr、YPbPr、CMYKなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマット及び/又は第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットによって決定されてもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータが符号化モジュール660に送信される場合、第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマットは、符号化モジュール660の必要なフォーマットを含み得る。別の例として、第2のインテリジェントデータがインテリジェント分析モジュールに送信される場合、第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマットは、インテリジェント分析モジュールの必要なフォーマットを含み得る。いくつかの実施形態では、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマット、第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマット、第1の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、及び/又は第2のターゲットフォーマットは、互いに同じであっても異なってもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマット及び/又は第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマットは、複数の用途に使用されてもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマットのうちの1つ及び第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマットのうちの1つは、表示モジュール650上に表示するために使用されてもよい。別の例として、第2のデジタルマルチメディアデータの少なくとも1つのフォーマットのうちの1つ及び第2のインテリジェントデータの少なくとも1つのフォーマットのうちの1つは、サーバ110又は他の任意のモジュールに送信されて記憶又は処理されてもよい。
【0083】
840では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、フォーマット変換モジュール630又はキャッシュモジュール)は、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータをキャッシュしてもよい。
【0084】
上記説明は、例示のためのものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことに留意すべきである。当業者であれば、本開示の教示下で複数の変形及び修正を行ってもよい。しかしながら、これらの変形及び修正は、本開示の範囲から逸脱するものではない。例えば、1つ以上の他の任意の操作(例えば、記憶操作)を、例示的なプロセス800の他の部分に追加してもよい。
【0085】
図9は、本開示のいくつかの実施形態に係るデジタルマルチメディアデータを処理する例示的なプロセス900を示すフローチャートである。プロセス900は、システム100によって実行されてもよい。例えば、プロセス900は、ストレージROM230又はRAM240に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装されてもよい。プロセッサ220は、命令のセットを実行してもよく、命令を実行するとき、プロセス900を実行するように構成されてもよい。別の例として、プロセス900は、処理装置150によって実行されてもよい。以下に説明される図示のプロセスの操作は、例示を意図するものである。いくつかの実施形態では、プロセス900は、説明されていない1つ以上の追加の操作で、及び/又は1つ以上の説明された操作なしで達成されてもよい。更に、図9に示され、以下に説明されるプロセスの操作の順序は、限定的なものではない。
【0086】
910では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、フォーマット変換モジュール630)は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換してもよい。
【0087】
いくつかの実施形態では、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、及び/又は第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換することを含み得る。いくつかの実施形態では、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第3のターゲットフォーマット、及び/又は第4のターゲットフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータのフォーマットであってもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータは、ビデオデータを含む。第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第3のターゲットフォーマット、及び/又は第4のターゲットフォーマットは、YUV、RGB、YCbCr、YPbPr、CMYKなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、第3のターゲットフォーマット及び/又は第4のターゲットフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットによって決定されてもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータが符号化モジュール660に送信される。第2のデジタルマルチメディアデータの第3のターゲットフォーマットは、符号化モジュール660の必要なフォーマットを含んでもよい。別の例として、第2のインテリジェントデータがインテリジェント分析モジュールに送信される。第2のインテリジェントデータの第4のターゲットフォーマットは、インテリジェント分析モジュールの必要なフォーマットを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第3のターゲットフォーマット、第4のターゲットフォーマット、第1の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、及び/又は第2のターゲットフォーマットは、互いに同じであっても異なってもよい。
【0088】
920では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、符号化モジュール660)は、第3のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータ及び第4のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを符号化してもよい。
【0089】
いくつかの実施形態では、処理エンジン112又は符号化モジュール660は、第3のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第4のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを所定のフォーマットに符号化してもよい。所定のフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットによって決定されてもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータがサーバ110に送信される場合、所定のフォーマットは、サーバ110の必要なフォーマットであってもよい。
【0090】
上記説明は、例示のためのものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことに留意すべきである。当業者であれば、本開示の教示下で複数の変形及び修正を行ってもよい。しかしながら、これらの変形及び修正は、本開示の範囲から逸脱するものではない。例えば、1つ以上の他の任意の操作(例えば、記憶操作)を、例示的なプロセス900の他の部分に追加してもよい。例えば、第4のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータは、インテリジェント分析モジュールの必要なフォーマットに従って符号化されるように、インテリジェント分析モジュールに送信されてもよい。
【0091】
図10は、本開示のいくつかの実施形態に係るデジタルマルチメディアデータを処理する例示的なプロセス1000を示すフローチャートである。プロセス1000は、システム100によって実行されてもよい。例えば、プロセス1000は、ストレージROM230又はRAM240に記憶された命令のセット(例えば、アプリケーション)として実装されてもよい。プロセッサ220は、命令のセットを実行してもよく、命令を実行するとき、プロセス1000を実行するように構成されてもよい。別の例として、プロセス1000は、処理装置150によって実行されてもよい。以下に説明される図示のプロセスの操作は、例示を意図するものである。いくつかの実施形態では、プロセス1000は、説明されていない1つ以上の追加の操作で、及び/又は1つ以上の説明された操作なしで達成されてもよい。更に、図10に示され、以下に説明されるプロセスの操作の順序は、限定的なものではない。
【0092】
1010では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、フォーマット変換モジュール630)は、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換してもよい。
【0093】
いくつかの実施形態では、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換することを含み得る。いくつかの実施形態では、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第5のターゲットフォーマット、及び/又は第6のターゲットフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータのフォーマットであってもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータは、ビデオデータを含む。第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第5のターゲットフォーマット、及び/又は第6のターゲットフォーマットは、YUV、RGB、YCbCr、YPbPr、CMYKなど、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、第5のターゲットフォーマット及び/又は第6のターゲットフォーマットは、第2のデジタルマルチメディアデータ及び/又は第2のインテリジェントデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットによって決定されてもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータが重ね合わせモジュール640に送信される。第2のデジタルマルチメディアデータの第5のターゲットフォーマット及び/又は第2のインテリジェントデータの第6のターゲットフォーマットは、重ね合わせモジュール640の必要なフォーマットを含んでもよい。いくつかの実施形態では、第1の初期フォーマット、第2の初期フォーマット、第3の初期フォーマット、第1のターゲットフォーマット、第2のターゲットフォーマット、第3のターゲットフォーマット、第4のターゲットフォーマット、第5のターゲットフォーマット、及び/又は第6のターゲットフォーマットは、互いに同じであっても異なってもよい。
【0094】
1020では、処理エンジン112(例えば、プロセッサ220)又は処理装置150(例えば、重ね合わせモジュール640)は、第6のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを第5のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示してもよい。
【0095】
いくつかの実施形態では、第6のターゲットフォーマット及び第5のターゲットフォーマットは、重ね合わせモジュール640の必要なフォーマットであってもよい。重ね合わせモジュール640は、必要な第6のターゲットフォーマット及び必要な第5のターゲットフォーマットに従って、第2のインテリジェントデータを第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせてもよい。いくつかの実施形態では、第2のインテリジェントデータと重ね合わされた第2のデジタルマルチメディアデータは、表示モジュール650に送信されて表示されてもよい。第2のデジタルマルチメディアは、第2のインテリジェントデータとともに表示モジュールに表示されてもよい。
【0096】
上記説明は、例示のためのものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことに留意すべきである。当業者であれば、本開示の教示下で複数の変形及び修正を行ってもよい。しかしながら、これらの変形及び修正は、本開示の範囲から逸脱するものではない。いくつかの実施形態では、1つ以上の他の任意の操作(例えば、記憶操作)は、例示的なプロセス1000の他の部分に追加されてもよい。例えば、プロセス1000は、第2のインテリジェントデータと重ね合わされた第2のデジタルマルチメディアデータを表示する操作を更に含み得る。
【0097】
図11は、本開示のいくつかの実施形態に係る例示的な監視プロセスを示す概略図である。図11に示すように、点線のボックス内の監視プロセスは、データを生成し送信する監視カメラ130に実装されてもよく、点線のボックスの外側の監視プロセスは、データを受信、表示、又は処理する処理装置150に実装されてもよい。
【0098】
データを生成し送信する監視カメラ130において、撮影モジュールは、第1のデジタルマルチメディアデータを撮影し(又は元のデジタルマルチメディアデータを処理して第1のデジタルマルチメディアデータを取得し)、第1のマルチメディアデータをフォーマット変換モジュール又はキャッシュモジュールに送信してもよい。フォーマット変換モジュール又はキャッシュモジュールは、第1のデジタルマルチメディアデータを初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換してもよい。第1のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータは、インテリジェント分析モジュールに送信されてもよく、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータは、符号化モジュールに送信されてもよい。インテリジェント分析モジュールは、第1のデジタルマルチメディアデータから第1のインテリジェントデータを抽出し、第1のインテリジェントデータを符号化モジュールに送信してもよい。符号化モジュールは、第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータ及び第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行して、第1のアナログマルチメディアデータを取得してもよい。いくつかの実施形態では、第1のインテリジェントデータ及び第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理されてもよい。第1のインテリジェントデータ及び第2のターゲットフォーマットの第1のデジタルマルチメディアデータは同期的であってもよい。送信モジュールは、同軸ケーブルを介して第1のアナログマルチメディアデータを処理装置150に送信してもよい。
【0099】
データを受信、表示、又は処理する処理装置150において、取得モジュールは、第2のアナログマルチメディアデータを受信し、第2のアナログマルチメディアデータを復号モジュールに送信してもよい。いくつかの実施形態では、第1のアナログマルチメディアデータが同軸ケーブルを介して的確に送信される場合、第2のアナログマルチメディアデータは、第1のアナログマルチメディアデータと同じであってもよい。復号モジュールは、第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行して、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得してもよい。フォーマット変換モジュール又はキャッシュモジュールは、第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマット及び第5のターゲットフォーマットに変換してもよい。フォーマット変換モジュール又はキャッシュモジュールは、第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマット及び第6のターゲットフォーマットに変換してもよい。第3のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータは、符号化モジュールに送信されてもよい。符号化モジュールは、第2のデジタルマルチメディアデータを、第2のデジタルマルチメディアデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットに符号化してもよい。例えば、第2のデジタルマルチメディアデータがサーバ110に送信される場合、第2のデジタルマルチメディアデータは、サーバ110の必要なフォーマットとして符号化されてもよい。第4のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータは、インテリジェント分析モジュールに送信されてもよい。インテリジェント分析モジュールは、第2のインテリジェントデータを、第2のインテリジェントデータが送信されるモジュールの必要なフォーマットに符号化してもよい。第5のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータ及び第6のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータは、重ね合わせモジュールに送信されてもよい。重ね合わせモジュールは、第6のターゲットフォーマットの第2のインテリジェントデータを第5のターゲットフォーマットの第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせてもよい。第2のインテリジェントデータと重ね合わされた第2のデジタルマルチメディアデータは、表示モジュールに送信されてもよい。いくつかの実施形態では、第2のインテリジェントデータ及び第2のデジタルマルチメディアデータは同期的であってもよい。表示モジュールは、第2のデジタルマルチメディアデータを第2のインテリジェントデータとともに表示してもよい。図11の1つ以上のモジュール及び1つ以上のモジュールによって実行される操作は、本開示の他の部分(例えば、図4~10及びその説明)に見出されてもよい。
【0100】
以上のように基本概念を説明してきたが、この詳細な開示を読んだ当業者にとって、上記の詳細な開示は、単なる例として説明されているに過ぎず、限定的ではないことは明らかである。本明細書には明示的に述べられていないが、様々な変更、改良、及び修正は、当業者にとって、意図しているものであり、そして可能である。これらの変更、改良及び修正は、本開示によって示唆されるものとし、本開示の例示的な実施形態の趣旨及び範囲内にある。
【0101】
更に、所定の用語が、本開示の実施形態を説明するために使用されている。例えば、「一実施形態」、「実施形態」及び/又は「いくつかの実施形態」という用語は、この実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の様々な部分における「実施形態」又は「一実施形態」又は「代替実施形態」の2つ以上の言及は、必ずしもすべてが同一の実施形態を指しているわけではないことを強調し、それを理解するものとする。更に、特定の特徴、構造又は特性は、本開示の1つ以上の実施形態において適切に組み合わせてもよい。
【0102】
更に、当業者には理解されるように、本開示の態様は、本明細書において、任意の新規で有用なプロセス、機械、製造、又は組成物、又はそれらの新規で有用な改良を含む、多くの特許性のある種類又は文脈のいずれかで例示及び説明することができる。したがって、本開示の態様は、完全にハードウェア、完全にソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実装により実施されてもよく、実装は、一般に、「ブロック」、「モジュール」、「エンジン」、「ユニット」、「コンポーネント」、又は「システム」と総称されてもよい。更に、本開示の態様は、その上に具現化されたコンピュータ可読プログラムコードを有する1つ以上のコンピュータ可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとることもできる。
【0103】
コンピュータ可読信号媒体は、例えば、ベースバンド内で、又は搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラムコードを具現化した伝搬データ信号を含むことができる。このような伝搬信号は、電磁気、光学など、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む様々な形態のいずれかを用いてもよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではないが、命令実行システム、機器若しくは装置によって使用されるか又はそれらと関連して使用されるためのプログラムを通信、伝搬又は伝送できる任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読信号媒体に具現化されたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RFなど、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含む任意の適切な媒体を使用して送信してもよい。
【0104】
本開示の態様の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Pythonなどのオブジェクト指向プログラミング言語、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran 1703、Perl、COBOL 1702、PHP、ABAPなどの従来の手続き型プログラミング言語、Python、Ruby、Groovyなどの動的プログラミング言語、又は他のプログラミング言語を含む、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書いてもよい。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで、部分的にユーザのコンピュータで、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータで、部分的にリモートコンピュータで、又は完全にリモートコンピュータ若しくはサーバで実行してもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されてもよく、あるいは、接続は、外部コンピュータ(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを介して)もしくはクラウドコンピューティング環境で行われるか、又はサービスとしてのソフトウェア(SaaS)などのサービスとして提供されてもよい。
【0105】
更に、処理要素若しくはシーケンス、又はそれに対する数、文字若しくは他の名称の使用の列挙された順序は、特許請求の範囲に特定される場合を除いて、請求されたプロセス及び方法を任意の順序に限定することを意図するものではない。上記開示は、本開示の様々な有用な実施形態であると現在考えられる様々な実施例により論じているが、そのような詳細は当該目的のものでしかなく、添付の特許請求の範囲は、開示される実施形態に限定されず、それどころか、開示される実施形態の趣旨及び範囲内にある修正及び等価な構成を包含するように意図されることを理解すべきである。例えば、上述した様々なコンポーネントの実装は、ハードウェア装置で具体化されてもよいが、ソフトウェアのみの解決策として、例えば、既存のサーバ又はモバイルデバイス上にインストールとして実装されてもよい。
【0106】
同様に、本開示の実施形態の前述の説明では、本開示を簡素化し、1つ以上の様々な実施形態の理解に資するため、様々な特徴が単一の実施形態、図、又はその説明にまとめられた場合があることを理解すべきである。しかしながら、本開示の方法は、特許請求された主題が各請求項において明示的に記載されたものより多くの特徴を必要とするという意図を反映するものとして解釈されるべきではない。むしろ、特許請求された主題は、前述の単一の開示される実施形態のすべての特徴よりも少ない範囲にある。
【0107】
いくつかの実施形態では、本出願の特定の実施形態を記載して主張するために用いられる量又は特性を表す数は、いくつかの実例では用語「約」、「おおよそ」又は「実質的」によって修正されると理解されるべきである。例えば、別途に規定されない限り、「約」、「おおよそ」又は「実質的」は、それらが記載する値の±20%変化量を表すことができる。したがって、いくつかの実施形態では、明細書又は添付の特許請求の範囲に記載される数値パラメータは、特定の実施形態によって取得されることが求められる所望の特性に応じて変化し得る近似値である。いくつかの実施形態では、数値パラメータは、報告された有意の数字の数にかんがみて、そして通常の丸め技術を適用することにより、解釈されるべきである。本出願のいくつかの実施形態の広い範囲に記載される数値範囲及びパラメータが近似値であるにもかかわらず、特定の実施例に記載される数値は、可能な限り正確に報告されている。
【0108】
本明細書で参照される特許、特許出願、特許出願の出版物、並びに、論文、書物、明細書、出版物、文書、事物及び/又は同様のものなどの他の材料のそれぞれは、すべての目的のためにその全体が参照により本明細書に組み入れられるが、それらに関連した任意の審査ファイル履歴、本文書と一致しないか又は矛盾するもの、あるいは本文書にここで又は後に関連する特許請求の最も広い範囲に関して限定的な影響を及ぼし得るものは除外する。一例として、本明細書に組み込まれる任意の材料に関連した用語の説明、定義及び/又は使用と本文書に関連した用語の説明、定義及び/又は使用との間に矛盾又は抵触が存在する場合、本文書における用語の説明、定義及び/又は使用が優先すべきである。
【0109】
最後に、本明細書に開示された本出願の実施形態は、本出願の実施形態の原理を例示するものであると理解されるべきである。採用される他の修正は、本出願の範囲内であってもよい。したがって、一例として、本願の実施形態の代替的な構成は、本明細書の内容に応じて利用されてもよい。これにより、本願の実施形態は、図示及び説明されたものに厳密に限定されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2022-02-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを送信する命令のセットを含む少なくとも1つの記憶媒体と、
前記記憶媒体と通信する少なくとも1つのプロセッサと、を含む監視システムであって、
前記命令のセットを実行するとき、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信することと、を含む操作を実行するように指示される、監視システム。
【請求項2】
前記第1のインテリジェントデータは、前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて検出されたか又は認識されたターゲットに関連付けられる、請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記第1のインテリジェントデータは、
人間の顔の検出データ、
人体形状の検出データ、
人間の顔の追跡データ、
人体形状の追跡データ、又は
車両構造に関連するデータのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の監視システム。
【請求項4】
前記第1のターゲットフォーマット又は前記第2のターゲットフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項1~3のいずれかに記載の監視システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1のデジタルマルチメディアデータを取得することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項1~4のいずれかに記載の監視システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信することと、
前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することにより、第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することと、を含む操作を実行するように、更に指示される、請求項1~5のいずれかに記載の監視システム。
【請求項7】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6に記載の監視システム。
【請求項8】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換することは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第5のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第6のターゲットフォーマットに変換することを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第6のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを前記第5のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータに重ね合わせて表示することを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6に記載の監視システム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第2のインテリジェントデータをキャッシュすることを含む操作を実行するように、更に指示される、請求項6~8のいずれかに記載の監視システム。
【請求項10】
前記少なくとも1つのフォーマットは、
YUV、
RGB、又は
YCbCrのうちの少なくとも1つを含む、請求項6~9のいずれかに記載の監視システム。
【請求項11】
前記第1のインテリジェントデータ及び前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータは、並行して処理される、請求項1~10のいずれかに記載の監視システム。
【請求項12】
第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換することと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得することと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成することと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信することと、を含む、監視方法。
【請求項13】
第1のデジタルマルチメディアデータを撮影する撮影モジュールと、
前記第1のデジタルマルチメディアデータを第1の初期フォーマットから第1のターゲットフォーマット及び第2のターゲットフォーマットに変換するフォーマット変換モジュールと、
前記第1のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータに基づいて第1のインテリジェントデータを取得するインテリジェント分析モジュールと、
前記第2のターゲットフォーマットの前記第1のデジタルマルチメディアデータ及び前記第1のインテリジェントデータに対してミキシング、符号化及びデジタルアナログ変換を実行することによって第1のアナログマルチメディアデータを生成する符号化モジュールと、
同軸ケーブルを介して前記第1のアナログマルチメディアデータを送信する送信モジュールと、を含む、監視カメラ。
【請求項14】
同軸ケーブルから第2のアナログマルチメディアデータを受信する取得モジュールと、
前記第2のアナログマルチメディアデータに対してアナログ-デジタル変換、復号、及び分離を実行することによって第2のデジタルマルチメディアデータ及び第2のインテリジェントデータを取得する復号モジュールと、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換する少なくとも1つのフォーマット変換モジュールと、を含む、処理装置。
【請求項15】
前記第2のデジタルマルチメディアデータを第2の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを第3の初期フォーマットから少なくとも1つのフォーマットに変換するために、前記少なくとも1つのフォーマット変換モジュールは、
前記第2のデジタルマルチメディアデータを前記第2の初期フォーマットから第3のターゲットフォーマットに変換し、前記第2のインテリジェントデータを前記第3の初期フォーマットから第4のターゲットフォーマットに変換し、
前記処理装置は、
前記第3のターゲットフォーマットの前記第2のデジタルマルチメディアデータ及び前記第4のターゲットフォーマットの前記第2のインテリジェントデータを符号化する符号化モジュールを更に含む、請求項14に記載の処理装置。
【国際調査報告】