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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-07
(54)【発明の名称】手装着データ入力装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20220930BHJP
   G06F 3/0346 20130101ALI20220930BHJP
【FI】
G06F3/01 514
G06F3/0346 424
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022503781
(86)(22)【出願日】2020-07-31
(85)【翻訳文提出日】2022-03-17
(86)【国際出願番号】 EP2020071675
(87)【国際公開番号】W WO2021019075
(87)【国際公開日】2021-02-04
(31)【優先権主張番号】19382659.1
(32)【優先日】2019-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522023369
【氏名又は名称】サンブレイ テクノロジーズ ソシエダー リミターダ
【氏名又は名称原語表記】THUMBRAY TECHNOLOGIES, S.L.
【住所又は居所原語表記】C.Cantalejo numero 6, 3-C, 28035 MADRID, SPAIN
(74)【代理人】
【識別番号】100167818
【弁理士】
【氏名又は名称】蓑和田 登
(72)【発明者】
【氏名】サエンス ロブサック,ダニエル
【テーマコード(参考)】
5B087
5E555
【Fターム(参考)】
5B087AB02
5B087BC06
5B087BC34
5E555AA11
5E555BA02
5E555BB02
5E555CA23
5E555CA41
5E555CB66
5E555FA00
(57)【要約】
本発明は手装着データ入力装置に関し、単一の手のみに装着可能で、ディジット、手の他の部分、及び互いに関連するデータ入力装置の他の手装着コンポーネントの間の静的/動的ユーザ入力ジェスチャーを、電磁センサを介して、読み及び解釈する手段によって電気/コンピュータ装置にデータ入力するためのもので、ここで、検知ユニットは、手の特定のスポット/領域に/の近くに配置されるために構成され、固定、絶縁、及び/又は電磁シールド手段を備え、ここでデータ入力装置は、少なくとも1のエネルギーユニットと、親指に装着される少なくとも1の指先検知ユニットと、少なくとも1のボディコンタクト検知ユニットと、少なくとも1の信号/データ接続ユニットと、少なくとも1のデータ入力接続ユニットとを備え、及び、ここで、複数の指先検知ユニットが装着されるとき、これらは、ユニークに識別され、前記指先検知ユニット及び他の検知ユニットの間の同時のマルチチャンネル化された電磁カップリングが可能である。
【選択図】図18A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ入力を電気又はコンピュータクライアント装置にするためのデータ入力装置であって、前記データ入力装置は、単一の手のみにユーザによって装着されるよう構成されており、
ここで、前記データ入力は、ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈するものであり、
ここで、前記ユーザ入力ジェスチャーは、ディジット、手の他の部分、及び互いに関連した、手に装着された前記データ入力装置のコンポーネントの間の位置及び動きから成り、
前記ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈することは、電磁センサを介して達成され、
ここで、前記装置の電磁センサは、手の特定のスポット/領域に/の近くに配置されるために構成された検知ユニットによって実行され、
ここで、前記データ入力装置は、
前記データ入力装置によって使われたエネルギーを供給するための少なくとも1のエネルギーユニットと、
親指に装着される少なくとも1の指先検知ユニットと、
親指ではないディジット又はインターディジットに装着され、電磁カップリングを検知するために構成され、人の体の組織と接触する導電端子を有する少なくとも1のボディコンタクト接触検知ユニットと、ここで人の体の組織は絶縁体として働き、
検知ユニットによって検知される電磁カップリングからの情報を処理し、前記クライアント装置に送られるデータ入力を生成するための少なくとも1の処理ユニットと、
エネルギーユニットから前記データ入力装置の他のコンポーネントにパワーを(無線又は有線で)送るための少なくとも1のエネルギー接続ユニットと、
検知ユニットと処理ユニットとを(無線又は有線で)接続する少なくとも1の信号/データ接続ユニットと、
処理ユニットと前記クライアント装置とを(無線又は有線で)接続する少なくとも1のデータ入力接続ユニットと、を備え、
及び、ここで各指先検知ユニットは、さらに、
人の体の組織との直接接触とならないように構成された少なくとも1の外向き指向の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールド手段と、
前記指先検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備え、
及び、ここで、2以上の指先検知ユニットが同じディジット又は異なるディジットに装着され、前記指先検知ユニットによって使用される電磁信号が異なる周波数及び/又は異なる特性を用いて生成され、これは、ユーザ入力ジェスチャーに参加しているときに各個別の指先検知ユニットのユニークな識別を可能とし、前記指先検知ユニット及び他の検知ユニットの間の同時のマルチチャンネル化された電磁カップリングを容易化するためである、ことを特徴とするデータ入力装置。
【請求項2】
ここで、前記データ入力装置は、さらに、インターディジット又は親指でないディジットに装着され、非指先検知ユニットとして参照される指先には装着されない1以上の検知ユニットをさらに備え、
ここで、前記更なる非指先検知ユニットは、
請求項1に記述したボディ接触検知ユニットと、及び/又は
人の体の組織と接触しない外向き指向の導電端子を有して電磁カップリングを検知するために構成された導電接触検知ユニットと、を備え、ここで、空気の無や空気の変化量は絶縁体として作用する、ことを特徴とする請求項1記載のデータ入力装置。
【請求項3】
ここで、導電接触検知ユニットの導電端子は、手の平及び/又はディジットの隣接セグメントの橈骨側の近くに配置されるために構成される、ことを特徴とする請求項2記載のデータ入力装置。
【請求項4】
ここで、各ボディ接触検知ユニットは、
人の体の組織に接触するために構成された少なくとも1の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
前記ボディ接触検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備え、
及び、ここで各導電接触検知ユニットは、
人の体の組織に接触しないで構成された少なくとも1の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
前記導電接触検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項5】
ここで、1つ又は複数の指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記指先検知ユニットは、共通のサポートを有する指先セットとして参照される要素のセットに統合され、及び/又は
ここで、1つ又は複数の非指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは、共通のサポートを有するディジットセットとして参照される要素のセットに統合され、及び/又は
ここで、1つ又は複数の非指先検知ユニットが同じインターディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは、共通のサポートを有するインターディジットセットとして参照される要素のセットに統合される、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項6】
ここで、指先セットのサポートは、以下のいずれかを示し、
その指先及び/又はその肌の表面の他の部分を、全体/部分的に覆い又はラップするディジット上に装着されたフードのような要素、
その肌の表面を部分的に覆う又は閉塞するディジットの装着されるために構成された全部/部分的に円形のリングのような要素、当該リングのような要素に装着されてその指先を全部/部分的に覆う又はラップするディジット上に又はディジットをオーバーして装着されるように構成されたフードのような要素を含み、
前記ユーザの指爪に固定的に装着された小さな補助コンポーネントと共に/から簡単に係合/離脱することを許容する装着機構など、
前記ユーザの指爪を補完し、延長し、置換し、及び少なくとも1の指先検知ユニットに統合する人工爪、
前記ユーザの指先の人の体の組織の内側の少なくとも1の指先検知ユニットの部分的インプラントで、外側に向き、肌からくっついている前記指先検知ユニットの外向き指向の導電端子を残しており、
前記フードのような要素と組み合わされた前記円形リングのような要素、
前記指爪装着機構などに組み合わされる前記円形リングのような要素、
前記人工爪に組み合わされる前記円形リングのような要素、
前記部分的インプラントに組み合わされる前記円形リングのような要素、であることを特徴とする請求項5記載のデータ入力装置。
【請求項7】
ここで、ディジットセットのサポートは、ディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された全部/部分的に円形リングのような要素の形状である、ことを特徴とする請求項5記載のデータ入力装置。
【請求項8】
ここで、ディジットセットのサポートは、サポートされた非指先検知ユニットの回転及び/又は移行調整を、それらの特定の装着/操作位置に許容するための調整コンポーネント/調整を示す、ことを特徴とする請求項7記載のデータ入力装置。
【請求項9】
ここで、インターディジットセットのサポートは、前記インターディジット上に装着されるために構成されたフックのような形状、及び前記インターディジットに隣接するディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された2つの部分的に円形のリングのような形状、の組み合わせを備える形状を示す、ことを特徴とする請求項5記載のデータ入力装置。
【請求項10】
ここで、インターディジットセットのサポートは、前記サポートの2つの部分の間の関節のある接続を許容する可動ジョイントを備え、当該可動ジョイントは、お互いから前記サポートの2つの接続された部分の分離を起こし及び/又は近接を防止するために構成されて、一方、前記可動ジョイントを介してそれらの接続を保つ、ことを特徴とする請求項9記載のデータ入力装置。
【請求項11】
少なくとも1のディジットセット又は1のインターディジットセットは、前記少なくとも1のセットの介在を有する、及び指先検知ユニットの介在の無い接触コンタクトを検知する非指先セット接触検知器を備える、ことを特徴とする請求項7乃至10の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項12】
隣接ディジット又はインターディジットセットは、柔軟なブリッジ要素の手段によって、互いに連結される、ことを特徴とする請求項7乃至11の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項13】
さらに、手の手首に装着され、前記データ入力装置の前記コンポーネントの全て又は一部の一時的なホストをすることを容易化するために構成されたブレスレッドタイプのコンポーネントを備える、ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項14】
ここで、ボディ接触検知ユニットは、少なくとも2であり、異なるディジットに装着され、処理ユニットは、タッチパッドとして手の肌の設定表面を使用することを可能にするために構成され、ポインターとして作用する指先セットを配置及び/又はスライドすることから成る動的ジェスチャーは、前記タッチパッと上で、クライアント装置のためのデータ入力の動的変化に変換される、ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項15】
ここで、前記データ入力装置は、更に、
親指ではないディジットに装着される1以上の指先検知ユニットと、及び/又は、
親指に装着される1以上の非指先検知ユニットを備える、ことを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項16】
ここで、1又は複数のボディ接触検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記ボディ接触検知ユニットは、ユーザのディジットの人の体の組織内の前記ボディ接触検知ユニットの全インプラントとして構成された非取り外し非指先セットサポートの手段によって、サポートされ、及び前記ディジットに装着され、前記ボディ接触検知ユニットは完全に肌の下に残り、前記人の体の組織に接触する、ことを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手装着データ入力装置に関し、特に、基本的に請求される装置のパーツで扱われる親指、及び同じ手のディジット(指)の残りの肌又は爪と、又は請求される装置の他の装着部分との間で行う異なる静的又は動的ジェスチャーを読み及び解釈する手段によって、電磁センサを介して、異なる種類のデータをクライアントの電子装置又はコンピュータ装置に入力するための片手装着装置に関する。
【0002】
本装置は、現在の考え得る入力インターフェース装置(キーボード、マウス、キーパッド、タッチスクリーン、接触パッドなど)に置き換わる/統合する可能性を有し、以下の数多くの重要な有利点を提供する:
・健康及び安全性の改善(というのも、いかなる手装着インターフェース要素を接触する必要性を省き、このため特に、コロナ禍に過ごすなどの病的な期間での、バクテリアやウイルスの拡散/感染のリスクを防止/最小化する理由のため)
・装着可能及び可搬性(というのも、使用の容易、最小容量、コンパクト化などの理由のため)
・片方の手の障害者及び片方の手を使用しているユーザにとっての好適性(というのも、片方の手のみを使用するため)
・少し制限のあるユーザ及び少し障害のあるユーザのとっての好適性(というのも、手を見なければならないという必要無しに実行されて学習されるユーザ入力ジェスチャーを読み、解釈するため)
・所定の危険な又は不便な環境下での好適性(というのも、操作が閉塞又は光の状態によって影響されないため)
・装置の単純化にリンクしたコスト削減(というのも、複数の異なるインターフェース装置を単一に統一するため)
・スクリーンサイズの最適化(というのも、例えば携帯端末などのコンピュータ装置上のオンスクリーンのキーボードを有する必要性を排除するため)
・広範な適用性(というのも、入力のその可能性の豊富さは、如何なる言語及び如何なる文字やコマンドの大きなセットをもカバーできるため)、及び
・ユニークなユーザのカスタマイズ(というのも、生物測定の確証及び安全アクセスシステムとして使用できるため)
【背景技術】
【0003】
幾つかの新しい装着可能なデータ入力解決は、キーボード、マウス、タッチスクリーンなど広く使用されているデータインターフェイス装置の現在の複雑で煩わしい欠点の克服を試みるが、それらは、部分的に、不十分に、又は実際不便にのみ成功している。実際、これらの新たな解決のほとんどは、熊の肌の触感容量の取り消し、装着の悪さ、重量感、使用の複雑さ、操作の限定(例えば閉塞によって影響)、インタラクションの豊さの欠如(例えばコード幅の限定)、読みの信頼性のなさ、環境要素の限定、又は追加の外部要素の依存などの幾つかの新たな欠点をほのめかす。以下、これらの不成功又は部分的に成功の発明の幾つかである:
【0004】
US2016259408A1は、ヘッド装着ディスプレイを組み合わせた外向き指向のセンサ(手の肌と接触しない検知導電パッドと)を有するグローブインターフェイスオブジェクトを備える複雑なデータ入力装置を開示し、一つの手のみでなく(グローブのような装置で全肌表面を閉塞する)、彼/彼女の目及び頭の部分にも取り付けられる必要がある。
【0005】
US2013169420A1はジェスチャーセレクタとして作用する親指上の導電パッドを用いてディジット上の導電パッドをしかしながら触る基本ハンドジェスチャーの検知を可能にするため、指を覆うグローブの外部表面の異なるスポット上に配置され、ボディ接触センサではない外向き指向された電気制御グローブを開示する。US20070132722 及びUS6141643Aは、全部の手を覆うグローブタイプ生地内に全て備えられた片手データ入力装置を開示する。
【0006】
US2010220054A1は、肌の電流容易化検知を肌接触に生じるリング形状の単一電極の隣接ペアを備え、親指に装着されるために構成されたリングのようなデータ入力装着可能装置を開示する。WO2009024971はまた、基本的に機械センサ技術に基づく一つの指のリングタイプのデータ入力装置を開示し、ここで、ユーザのアクション及びジェスチャーは、装置内に備わる静的及び回転セクションの間の相対回転及び位置の機械検知を介して識別される。
【0007】
US20120139708は、基本的にRFID技術に基づく指及び手のジェスチャーをトラックする1又は2の手装置を開示し、ここで、使用される信号は700-1000MHzの範囲内で、ここで、信号検知ユニットは、リング又はストライプを介して指の末端セグメントに着けられたパッシブRFIDタグであり、及びここで、信号発信ユニットは、例えばベルトやスリーブなど衣類を介してボディの他の部分に装着されたRFID要素である。
【0008】
US2011187637は、基本的に容量検知技術に基づく片手触感入力装置であり、ここで、検知ユニットはディジット2-5の末端セグメントに装着されたリング形状要素に取り付けられた触感容量センサである。
【0009】
US7109970B1は、少なくとも接触センシティブ要素及びマイクロフォンを具備した指形状のスリーブの複数を使用して、声コマンド及び指動作の組み合わせを使用するデータ入力装置を開示し、ここで、全ての接触センシティブ要素の受信ユニットはエクステリアである。
【0010】
US6380923B1は、基本的に、衝撃検知技術に基づく装着可能データ入力装置を開示し、ここで、ユーザアクションは、物理的表面上の指の当てを介して実行され、及びここで、センサは、加速度計などの衝撃センサで、及び全ての指に装着されたリング形状要素上で支持される。
【0011】
US20120319940は、基本的に加速度検知技術に基づく2つの手のマルチ指データ入力装置を開示し、ここで、センサは、指の隣接セグメントに装着可能なリング形状要素に取り付けられる。
【0012】
US8743052B1 及びUS20150185852A1は、基本的に加速度検知技術(容量検知技術ではない)に基づくリング形状親指装着データ入力装置を開示し、ここで、メインセンサはユーザの親指に取り付けられたたった一つの加速度計である。
【0013】
US20100156783は、基本的に表面接触検知技術に基づく部分手のカバー衣類によって支持される片手データ入力装置を開示する。同様に、US7839383B2は、全ての指を覆わない部分手袋タイプの装置を開示する。
【0014】
US20040263473は、基本的に写真及びイメージ認識技術の手段によって、動作を検知する片手データ入力装置を開示し、ここで、装置は、カメラ及び動きセンサを含む指装着リング形状要素を有するブレスレッドを備える。
【0015】
上述の特許に基づく又は基づかないデータ入力の多くの新規な手を使うシステムは、様々な科学雑誌を介して提供されている。しかしながら、それらの何れも、信頼でき、便利で、閉塞的ではない、片手装着可能なデータ入力の解決を実現していない。以下に、それらの開示の幾つかで、それらの基本的な欠点を述べる:
・‘SkinTrack’, ‘Abracadabra’, ‘SkinPut’, ‘iSkin’, ‘Omnitouch’ 及び ‘HoverFlow’は片手ではなく両手でのものとして認識される。
・‘Kitty’, ‘DigiTouch’ 及び ‘FJG Wearable Keypad’は、片手装着可能ではあるが、手の肌のほとんどを閉塞する手袋を基本としている。
・LightRing’, ‘SmartFinger’, ‘CyclopsRing’, ‘PickRing’, ‘PinchWatch’, ‘FingerInput’ 及び ‘TypingRing’は、装着可能な手袋ベースである片手/片手首のものであるが、一のリング又はリストバンドのみを使用しているため、及び/又は赤外線近接/深さセンサ、カメラ、ジャイロスコープ、加速度計を介してユーザの入力ジェスチャーのセンシングに基本的に基づいているため、及び/又は例えば外表面又は手/手首装着部などの追加要素の必要性のために、その機能に大きな限定がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
上記参照された従来技術と対照して、本発明は以下に合成される幾つかの基本的な有利な点を有する、すなわち、片手のみの最小限の閉塞、指先検知ユニット及びボディ接触検知ユニットを介した熊の肌の間の接触を特定する電磁センシング、及び複数チャネルのやり取り/インタラクションを供する親指セレクタ上の複数の電磁的な異なる検知ユニットである。
【0017】
本発明の手段によって、現在広く使用されているインターフェスシステムの一般的な多くの欠点を克服するのみではなく、新たな最先端の装着可能なデータ入力システム及び方法に関連する多くの有利な点を供することができる。さらに、本発明は、可能性として、非常に多くのユーザに、価値ある革命的な技術貢献を提供できる、というのも、その単純さ、スピード、毎日パーソナル電子装置とのやり取りをするこれらのユーザに操作性の自由をかなり改善できるからである。
【0018】
(発明の目的)
上述の従来技術の観点から、本発明の目的は、手の動作を介して、ヒューマンコンピュータインタラクションのための改善された装置を提供することである。
【0019】
本発明の更なる目的は、ユーザの片手の使用に適する装置を提供することである。
【0020】
本発明の更なる目的は、基本的に、接触(タッチ/接近)検知技術に基づく装置を提供することである。
【0021】
本発明の更なる目的は、親指及び同じ手の他のディジット(指)、これらはすべて最小限で操られ、これらの間の物理的な接触を含むユーザ入力ジェスチャーを検知及び処理を検知する装置を提供することである。
【0022】
本発明の更なる目的は、基本的に電磁センシング技術に基づく装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0023】
少なくとも上記目的の一部は、請求項1の装置によって解決される。本発明の有利な形態及び更なる側面は、従属請求項の主題である。
【0024】
本発明の要約及び詳細な記述のため、幾つかの仮説及び用語の明確化がなされる:
・装置は、操作位置で装着されるものとして記述される。
・装置の“装着”又はその要素は、その広い意味に理解され、“運搬”と同じであり、このため、例えば、肌又は爪のインプラントコンポーネントとして要素を運搬することを含む。
・“肌”は、“人の体の組織”を参照して使用され、肌のみではなく、爪組織、人の体の外部又は内部組織の如何なるものも備える。
・“検知”は広い意味に解釈され、これは、例えば読み込み、測定、検知又は識別など近く、似た及び/又は近く関連するアクション/活動を含んでいる。
・“電磁”は広い意味に解釈され、これは、電磁場/回路と共に、磁気に関連する電磁の如何なる現象にも関連する。
・“電磁センサ”は広い意味に解釈され、これは、例えば容量(又はキャパシタンス)検知、誘導検知又は単純な電流/容量検知のような電磁減少に関連する如何なる検知技術をも含む。
・“検知ユニット”は、例えば容量/キャパシタンス検知、誘導検知又は電気検知のような電磁センサの全部又は一部である。
・“導電端子”は広い意味に解釈され、これは、導電パッド、導電プレート、電極など、電磁エネルギーを保持し、受け、運ぶための導電原料から作られる如何なるコンポーネントも含み、例えばプレート、パッド、ピン、リング、コイル、メッシュなどの如何なる形状も示す。
・“電磁カップリング”は広い意味に解釈され、これは、同じ電磁場又は回路に互いに影響を受ける2つのメディアの間の電磁マッチング(電磁エネルギーの可能な移動)を参照する。
・それらが参加する電磁場/回路内に適切に構成され配置される導電端子を有する電磁的なカップルされた検知ユニットは、前記電磁場/回路内の絶縁体として作用する原料の量及び品質の変化、及び/又は同じ電磁場/回路内に参加している導電端子間の距離の変化を検知し、測定することができる。
・検知ユニットがカップル化されるとき、それらの1つ又は複数は、それらの検知機能で使用される(例えば、発振回路)電磁信号を創造/生成及び形作るために必要な手段を含む。
・“電磁信号”は広い意味で解釈され、これは、電磁放射(例えば、波の増幅、波長、周波数、キャパシタンスなど)からのみではなく、静電回路(例えば、電気ポテンシャル、電流強度、抵抗、コンダクタンスなど)からの情報を参照する。
・ユーザ入力ジェスチャーは、手の部分及び/又は装置の要素が参加するアクションから成り、静的位置(コード又は別々のジェスチャー)及び/又は動的動作(又は動的ジェスチャー)に至り又は実行するためである。
・ユーザの静的及び動的接触又は接触アクションは、物理的な接触インタラクションのみではなく、近接、近くの接触又はほとんど接触の物理的/電磁的インタラクションをも参照する。
・“変化”は広い意味で解釈され、これは、変化のみではなく、差異や異なることとしても参照される。
【0025】
解決は、第一形態において、データ入力と、クライアント電気又はコンピュータ装置に入力するためのデータ入力装置を含み、このデータ入力装置は、単一の手のみで、すなわち親指上(第一ディジット又は手の第一の指と参照)に、及び少なくとも第二、第三、第四、第五ディジット(ディジット2-5、指2-5と参照)の一つ、又は手の第一、第二、第三、第四インターディジット領域(インターディジット1-4と参照)の少なくとも一つの上にユーザによって装着されるために構成される。
【0026】
クライアント装置のためのデータ入力(データ入力装置の出力)は、ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈するものであり、ユーザ入力ジェスチャーは、ディジット、手の他の部分、及び互いに関連した、手に装着されたデータ入力装置のコンポーネントの間の位置及び動きから成る。
【0027】
データ入力装置を操るユーザの手の位置及び動作のほとんどは、親指及び装置の要素を装着する同じ手の他のディジットの間のインタラクションである。
【0028】
ユーザ入力ジェスチャーは、静的ジェスチャー(静的な手/指の位置、またコート又は別々のジェスチャーとして参照)、動的ジェスチャー(動的な手/指のインタラクション、また連続ジェスチャーとして参照)、又はこれらの組み合わせとして分類される。動的ジェスチャーは、例えば近接、押圧、スライドアクションなどの様々な動作アクションを備え、また、静的ジェスチャーに至るために実行される如何なるアクションも備える。
【0029】
ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈することは、基本的に、電磁センサを介して達成され、これは、検知ユニット(電磁センサの全部/部分)が参加する電磁場/回路から読まれる情報の変化の検知を介しており、及び、ここで、ユーザ入力ジェスチャーが実行されるとき、検知ユニットの電磁カップル化された導電端子が互いの距離が変わり、及び/又は互いから離れる絶縁材(例えば空気や人の体の組織)の量や品質が変化する。
【0030】
装置の電磁センサは、手の特定のスポット/領域に/の近くに配置されるために構成された検知ユニットによって実行される。
【0031】
検知ユニットは、指先検知ユニット及び非指先検知ユニットになる:
・指先検知ユニットは、ディジットの末端セグメント又はそれらに隣接する領域に装着された導電端子を有する装置化された又は構成された検知ユニットを参照し、
・非指先検知ユニットは、指先検知ユニットの導電端子が装着されるあれらではない手のパーツに装着される導電端子を有して装置化され又は構成された検知ユニットを参照する。
【0032】
第一の形態において、データ入力装置は:
・(全データ入力装置によって必要とされるパワーを生成、トランスフォーム、及び移動するため)データ入力装置によって使われたエネルギーを供給するための少なくとも1のエネルギーユニットと、
・親指に装着される少なくとも1の指先検知ユニットと、
・親指ではないディジット又はインターディジットに装着され、電磁カップリングを検知するために構成され、人の体の組織と接触する導電端子を有する少なくとも1のボディコンタクト接触検知ユニットと、ここで人の体の組織は絶縁体として働き、
・(電磁センサからの情報のスキャン、クリーニング、トランスフォーム、処理、蓄積などのタスクを実行するため)検知ユニットによって検知される電磁カップリングからの情報を処理し、前記クライアント装置に送られるデータ入力を生成するための少なくとも1の処理ユニットと、
・エネルギーユニットから前記データ入力装置の他のコンポーネントにパワーを(無線又は有線で)送るための少なくとも1のエネルギー接続ユニットと、
・検知ユニットと処理ユニットとを(無線又は有線で)接続する少なくとも1の信号/データ接続ユニットと、
・処理ユニットと前記クライアント装置とを(無線又は有線で)接続する少なくとも1のデータ入力接続ユニットと、を備える。
【0033】
データ入力装置はさらに、様々なオプションでの補助コンポーネントを備える。
【0034】
各指先検知ユニットは、さらに、
・(接触セレクタとしての指先検知ユニットの使用を容易化するために構成)人の体の組織との直接接触とならないように構成された少なくとも1の外向き指向の導電端子と、
・絶縁及び/又は電磁シールド(又はガード)手段と(例えば、指先検知ユニット及びこの指先検知ユニットをサポートする人の体の組織との間の電磁カップリングを防止し又は減らし、又は、指先検知ユニット及び他の検知ユニットのカップリングを改善するため)、
・指先検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備える。
【0035】
より好ましい第一の形態において、ここで、2以上の指先検知ユニットが同じディジット又は異なるディジットに装着され、前記指先検知ユニットによって使用される電磁信号が異なる周波数及び/又は異なる特性を用いて生成され、これは、ユーザ入力ジェスチャーに参加しているときに各個別の指先検知ユニットのユニークな識別を可能とし、前記指先検知ユニット及び他の検知ユニットの間の同時のマルチチャンネル化された電磁カップリングを容易化するためである。マルチチャンネル化された電磁インタラクション/通信のこの特徴は、必要なら、静的ジェスチャー、動的ジェスチャー又はこれらの組み合わせとしての、同じユーザ入力ジェスチャー内で、異なる指先検知ユニットの物理的な参加を、完全に分けることを許容する。
【0036】
更なる形態において、データ入力装置はさらに、インターディジット又は親指でないディジット(ディジット2-5)に装着され、非―指先検知ユニットとして参照される指先には装着されない1以上の検知ユニットをさらに備える。当該非指先検知ユニットは、ボディ接触検知ユニット及び/又は導電接触検知ユニットとなる。
【0037】
上述のように、(データ入力装置に少なくとも一つ備えられる)ボディ接触検知ユニットは、人の体の組織を介して電磁センサを使用するよう構成され、ディジット2-5又はインターディジット1-4(このまし区はディジット又はインターディジットの隣接セグメント上)に装着され、(操作位置のとき)人の体の組織に接触する導電端子を有する非指先検知ユニットである。
【0038】
対照的に、導電接触検知ユニットは、人の体の組織と接触しない外向き指向の導電端子を備え、電磁カップリングを検知するために構成され、ここで、空気の無や空気の変化量は絶縁体として作用する。
【0039】
導電接触検知ユニットの導電端子が、指先検知ユニットの導電端子によって直接接触されるとき(それらの間で絶縁体として作用する空気の無、又は人の体の組織を有する導電材の間の電磁カップリング)、前記導電接触検知ユニットは、前記指先検知ユニットの及び導電接触検知ユニットが参加する電気回路に関連する電磁信号(例えば電気静的ポテンシャルエネルギーの差分など)の変化を検知する。
【0040】
導電接触検知ユニットの導電端子が、指先検知ユニットの導電端子に近づくとき(それらの間で絶縁体として作用する少なくとも空気のある量を有する導電材の間の電磁カップリング)、前記導電接触検知ユニットは、前記指先検知ユニットの及び導電接触検知ユニットが参加する電磁場/回路に関連する電磁信号(例えば静電容量など)の変化を検知する。
【0041】
更なる形態において、導電接触検知ユニットの導電端子は、手の平及び/又はディジットの隣接セグメントの橈骨側の近くに配置されるために構成される。
【0042】
各ボディ接触検知ユニットは、
・人の体の組織に接触するために構成された少なくとも1の導電端子と、
・絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
・前記ボディ接触検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備える。
【0043】
また、各導電接触検知ユニットは、
・人の体の組織に接触しないで構成された少なくとも1の導電端子と、
・絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
・前記導電接触検知ユニットを固定及びサポートし、それの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備える。
【0044】
ボディ接触検知ユニットは、人の体の組織を介して電磁カップリングの検知を確保及び最適化するために構成された導電端子、固定手段、絶縁手段、電磁シールド/ガイド手段を備える(例えば、非肌接触コンタクトから可能な干渉を防止/最小化する)。反対に、導電接触検知ユニットは、人の体の組織を介さずに空気の変化量を介して(指先検知ユニットからの近づくアクション)、又は絶縁の無量(指先検知ユニットを用いる直接接触中)を介して、正確に電磁カップリングの検知を確保及び最適化するために構成された導電端子、固定手段、絶縁手段、電磁シールド/ガイド手段を備える。
【0045】
1つ又は複数の指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素のセットに統合される。この要素のセットは指先セットとして参照される。ここで、1つ又は複数の非指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素のセットに統合される。この要素のセットは、ディジットセットとして参照される。
【0046】
ここで、1つ又は複数の非指先検知ユニットが同じインターディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素のセットに統合される。この要素のセットは、インターディジットセットとして参照される
【0047】
例示の形態において、指先セットのサポートは、その指先及び/又はその肌の表面の他の部分を、全体/部分的に覆い又はラップするディジット上に装着されたフードのような要素によって基本的に構成された形状を示す。
【0048】
他の例示の形態において、指先セットのサポートは、その肌の表面を部分的に覆う又は閉塞するディジットの装着されるために構成された円形のリングによって基本的に構成された形状を有する。この例示の形態の他のバージョンにおいて、サポートは、リング支持及びフード支持サポートのハイブリッド組み合わせであり、というのも、それは、前記リングのような要素に装着され、及びその指先を全部/部分的に覆い又はラップするディジットの上又はオーバして装着されるために構成されたフードのような要素を含む。
【0049】
他の例示の形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指爪の固定的に装着される小さな補助コンポーネントを有し/から、容易な係合/離脱を許容する装着機構などの手段によってディジットに/から容易に装着/分離可能である。
【0050】
更なる形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指先を補完し、延長し、置換し、及び少なくとも1の指先検知ユニットに統合する人工爪から成る。
【0051】
更なる形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指先の人の体の組織内の、少なくとも1の指先検知ユニットの部分的なインプラントを備え、当該指先検知ユニットの外向き指向の導電端子を外側に向け肌にくっつけている。
【0052】
更なる形態において、指先セットのサポートは、以下の
・フードのような要素と組み合わされた前記円形リングのような要素、
・指爪装着機構などに組み合わされる前記円形リングのような要素、
・人工爪に組み合わされる前記円形リングのような要素、
・部分的インプラントに組み合わされる前記円形リングのような要素、の何れかの組み合わせから成る。
【0053】
さらに、より好ましい形態において、ディジットセットのサポートは、ディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された全部/部分的に円形リングのような要素の形状である。
【0054】
前記の好ましい形態の別のバージョンにおいて、ディジットセットのサポートは、サポートされた非指先検知ユニットの回転及び/又は移行調整を、それらの特定の装着/操作位置に許容するための調整コンポーネント/調整を示す。
【0055】
前記形態の別のバージョンにおいて、インターディジットセットのサポートは、前記インターディジット上に装着されるために構成されたフックのような形状、及び前記インターディジットに隣接するディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された2つの部分的に円形のリングのような形状、の組み合わせを備える形状を示す。
【0056】
前記の形態の更なるバージョンにおいて、インターディジットセットのサポートは、前記サポートの2つの部分の間の関節のある接続を許容する可動ジョイントを備え、当該可動ジョイントは、お互いから前記サポートの2つの接続された部分の分離を起こし及び/又は近接を防止するために構成されて、一方、前記可動ジョイントを介してそれらの接続を保つ。装着性を改善し、ディジットの人の体の組織へのサポートボディ接触検知ユニットの適切な接触を容易化するために、異なる構成が、サポートの2つのジョイント接続部分のそれぞれから近くになること及び/又は分離を引き起こすことを考慮し、一方、例えば部分の特定の形状及び/又は材料を介して、及び又はバネ機構のような追加の単純な加圧機構を介してなど、可動ジョイントを介してそれらの接続を維持する。
【0057】
更に好ましい形態において、少なくとも1のディジットセット又は1のインターディジットセットは、前記少なくとも1のセットの介在を有する、及び指先検知ユニットの介在の無い接触コンタクトを検知する非指先セット接触検知器を備える。
【0058】
この非指先セット接触検知器は、隣接装着非指先セット間、及び/又は非指先セットと隣接ディジットの間、及び/又は同じインターディジットセットの部分の間のインタラクションを識別することができるセンサのようなコンポーネントである。非指先検知ユニットが参加し、指先検知ユニットが干渉しない場所の接触は、非―指先―セット接触として参照される。基本的に二値(接触又は非接触)のこれらの接触の検知は、データ入力装置の助け又は補助要素の助けで、似た電磁センサを使用してなされる。例えば、隣接装着非指先セットの間の接触を検知するために、前記要素が、互いに向いて配置されるために構成され、一つは1の非指先セットが装着されるディジットの尺骨側近く、他の一つは他の非指先セットが装着される最も近いディジットの橈骨側近くである。
【0059】
さらに可能な形態において、隣接ディジット又はインターディジットセットは、柔軟なブリッジ要素の手段によって、互いに連結される。ブリッジとして参照されるこのようなブリッジ要素は、例えば、非指先セットの操作を容易化し、信号/データ接続ユニットの数や長さを減らすなどの様々な目的を有する。
【0060】
さらに好ましい形態において、導電接触検知ユニットの導電端子は、手の平及び/又はディジットの隣接セグメントの橈骨側の近くに配置されるために構成される。及びさらに好ましい形態において、同じディジットに装着された導電接触検知ユニットは2つであり、一つは当該ディジットの隣接セグメントの手の平側近くに装着されるために構成され、もう一つは当該ディジットの隣接セグメントの橈骨近くに装着されるために構成される。
【0061】
さらに好ましい形態において、データ入力装置は、手の手首に装着され、前記データ入力装置の前記コンポーネントの全て又は一部の一時的なホストをすることを容易化するために構成されたブレスレッドタイプのコンポーネントを備える。この手首装着ブレスレッドタイプのコンポーネントは、ブレスレッドとして参照され、例えばエネルギーユニット、処理ユニットや或る補助コンポーネントなど永遠にディジット又はインターディジットの装着される必要性のないデータ入力装置の要素をホストする。
【0062】
別の好ましい形態において、エネルギーユニットは永遠にブレスレッド内に配置され、エネルギー接続ユニットには無線又は自動或いは半自動格納式、又は巻き取り又はブレスレッド中に収容可能なケーブルシステムが使用される。
【0063】
さらに好ましい形態において、処理ユニットが永遠にブレスレッド内に配置され、信号/データ接続ユニットには無線又は自動或いは半自動格納式、又は巻き取り又はブレスレッド中に収容可能なケーブルシステムが使用される。
【0064】
ボディ接触検知ユニットは、少なくとも2であり、異なるディジットに装着され、処理ユニットは、タッチパッドとして手の肌の設定表面を使用することを可能にするために構成され、ポインターとして作用する指先セットを配置及び/又はスライドすることから成る動的ジェスチャーは、前記タッチパッと上で、クライアント装置のためのデータ入力の動的変化に変換される。当該手の肌の設定表面は、“肌タッチパッド”として参照される。
【0065】
この最後の形態において、動的ユーザ入力ジェスチャーが解釈されるとき、データ入力装置のパフォーマンスは、大いに検知ユニットの数の増加や位置に依存し、クライアント装置によって使用されるデータ入力中へのユーザ入力ジェスチャーのトランスフォーメーション及び早い検知を可能とするために、データ入力装置の処理能力が十分に高められているか否かに依存する。
【0066】
さらに好ましい形態において、親指の届く手の平、及びディジット2-5の橈骨肌領域の全部/部分が、ユーザがクライアント装置のスクリーンへ動的二次元位置データ入力を紹介するデータ入力装置を装着することを許容する肌タッチパッドとして構成される。
【0067】
さらに好ましい形態において、さらに、データ入力装置は、親指ではないディジットに装着される1以上の指先検知ユニットと、及び/又は、親指に装着される1以上の非指先検知ユニットを備える。
【0068】
及び別の好ましい形態において、1又は複数のボディ接触検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記ボディ接触検知ユニットは、ユーザのディジットの人の体の組織内の前記ボディ接触検知ユニットの全インプラントとして構成された非取り外し非指先セットサポートの手段によって、前記ディジットをサポートし、装着され、前記ボディ接触検知ユニットは完全に肌の下に残り、前記人の体の組織に接触する。
【図面の簡単な説明】
【0069】
図1】右手の静的ジェスチャー又はコードの例示
図2】右手の動的ジェスチャーの例示
図3】右手の指先―肌接触の例示
図4】右手の非指先セット接触の例示
図5】右手の肌―肌接触の例示
図6】右手の指先―非指先接触の例示
図7】右手の同時のマルチ指先―肌接触及び肌―肌接触を有するコードの例示
図8】(A)ディジットD2-5にインプラントされたボディ接触検知ユニット及びディジットD2、D3にインプラントされた導電接触検知ユニットを有するディジットの概略正面断面図、(B)図8Aの形態の手の上側背面側の概略図
図9】(A)ディジットセットの概略正面断面図、(B)図9Aの形態の手の上側背面側の概略図
図10】(A)ブリッジされたディジットセットの概略正面断面図、(B)図10Aの形態の手の上側背面の概略図
図11】フード支持親指指先セットの上側側面の斜視図
図12】リング支持親指指先セットの上側側面の斜視図
図13】一つの指先検知ユニットのみ有する爪装着親指指先セットの概略側面図
図14】一つの指先検知ユニットのみ有する爪統合親指指先セットの概略側面図
図15】一つの指先検知ユニットのみ有する肌にインプラントされた親指指先セットの概略側面図
図16】ディジットセット内のボディコンタクト検知ユニット及び導電接触検知ユニットの可能な配置の概略正面断面図
図17】(A)2つのボディコンタクト検知ユニット及び2つの導電接触検知ユニットを有するディジットセットの正面図、(B)図17Aの形態の底面図、(C)図17Aの形態の上面図、(D)図17Aの形態の右側面図
図18A】本発明のより好ましい形態に応じた右手に装着された全装置の手の背面側の図
図18B】クライアント装置を示してはいないが図18Aの形態の手の平側の図
図19】(A)インターディジットセットの概略正面断面図、(B)図19Aの形態の概略上面図
図20】(A)特定の肌タッチパッド上の動的ジェスチャーを実行するためのデータ入力装置を使用している右手の手の平の図、(B)図20Aの動的ジェスチャーを処理した後、装置によって生成されるスマートフォンのスクリーンに沿った動きのパス、(C)図20Aの動的ジェスチャーを処理した後、装置によって生成されるコンピュータ/タブレットのスクリーンに沿ったカーソルの動きのパス
【発明を実施するための形態】
【0070】
以下の側面は、本発明の異なる形態に重要である。
【0071】
幾つかの連続する文章の段落中で、参照番号が、付属の図面中に現れて示される。
【0072】
<装着性>
本データ入力装置は、彼/彼女の片方の手に、ユーザによって装着され、好ましくは、親指(第一ディジット/指、ディジット1又はD1と参照)及び少なくとも第2,3,4,5番目のディジットの一つ(親指ではないディジット/指、ディジット2―5又はD2-5と参照)、又は1,2,3,4番目のインターディジット(手のインターディジット領域、インターディジット1-4、又はI1-4と参照)上である。
【0073】
本データ入力装置は、肌の部分又は親指の爪を除いたユーザの肌又は手の爪、及びディジット2-5又はインターディジット1-4の隣接セグメントの肌の部分のいかなる部分も完全に覆い又は十分に閉塞することはない。これは、手袋型の最先端装置とは大きく異なる特徴である。
【0074】
<ユーザ入力ジェスチャー>
本データ入力装置により供されるデータ(データ入力として参照)は、クライアントの電子装置、コンピュータ装置又はそのようなもの(クライアント装置又はCDとして参照)に用いられる。このようなデータ入力は、本データ入力装置を操作するユーザの手のユーザ入力ジェスチャーを読み、特定し、解釈することであり、ここで、そのようなジェスチャーのほとんどは、同じ手のディジット、装着又装置の要素ではないものの間のインタラクションである。
これらのユーザ入力ジェスチャーは、単一に又は組み合わせで、基本的に、
・別々の静的位置(コード又は静的ジェスチャーと参照)と、
・例えばスライドのような接触又はほとんど接触(近接)のようなアクション又は押圧アクションのような動的動作(ここでは動的ジェスチャーと参照)と、から構成される。
【0075】
ユーザの入力ジェスチャーの大きく延長された範囲は、本データ入力装置によって検知され、また、特定の別々の又は動的ジェスチャーに至る過程中に実行される。
【0076】
本データ入力装置によって特定又は処理されるユーザ入力ジェスチャーのほとんどは、
・親指上に装着されたデータ入力装置の要素、及び手の他の部分や例えばディジット2-5やインターディジット1―4などの装着された装置の間で行われるインタラクションを適用する静的及び動的ジェスチャーであり、ここで、操作される親指は直接に肌又は当該ディジット又はインターディジットの爪に接触し、又は当該ディジット又はインターディジットに装着されたデータ入力装置の要素に接触し、
・データ入力装置内に備わり、ユーザの手に装着されたこれら以外の外部要素と物理的にインタラクトする如何なる必要なしに実行可能であり、
・彼/彼女の視覚能力を持ち又は使用することなしに、ユーザによって生成されることができる。
【0077】
肌が接触及び/又は押圧されている場所のユーザ入力ジェスチャーを読み解釈することは、指先検知ユニット及びボディ接触検知ユニット(BU1/2/3…と参照)の間の電磁カップリング検知を介して達成され、当該ボディ接触検知ユニットは、人の体の組織との接触の導電端子を示し、絶縁体として動作する人の体の組織を介して、電磁信号を検知するために構成される。
【0078】
非指先セットがほとんど接触(隣接アクションなど)や直接接触される場所のユーザ入力ジェスチャーを読み解釈することは、指先検知ユニット及び導電接触検知ユニット(CU1/2/3…として参照)の間の電磁カップリングを検知することを介して達成され、当該導体接触検知ユニットは、人の体の組織との接触のない導電端子を示し、絶縁体として動作する無量(直接接触)又は空気の変化量(近接又はほとんど接触)を介して電磁信号を検知するために構成される。
【0079】
指先検知ユニット及び導電接触検知ユニットの間の直接の接触を検知することは、電磁検知のとても基本てきなケースとして理解され、ここで、電磁カップリング中で無の絶縁があり(というのも、空気も人の体の組織も、検知ユニットの導電パッドの間の絶縁体として動作しない)、及びここで、接触又は非接触の検知は、単純な静電気回路中に参加する導電コンポーネントのペアの間の電気接触の単純な識別を介して達成される。
【0080】
データ入力装置によって使用される基本的な技術は、電磁検知である。このため、加速度計、ジャイロスコープ、赤外線、光学又は他の物理圧力又は曲げ検知装置のようなセンサが補完的なものとなるが、本願発明のキーではない。
【0081】
データ入力装置によって使用される電磁信号の多くは、1mA以下のアンペアの電流、1MHz以下の周波数の小さな発散となる。
【0082】
<キーとなる構成>
第一の形態において、本発明は以下の構成を備える。
・全データ入力装置及び特にその電磁検知のために必要とされるパワーを供するための1以上のエネルギー源ユニット(エネルギーユニットとして参照)と、
・指先、好ましくはディジット1上に装着される1以上の検知ユニット(指先検知ユニット又はFU1/2/3/…として参照)であり、ここで前記指先検知ユニットは、共通のサポート機能を有するセットで組織される(このセットは、指先セット、又は親指に装着されたときには親指指先セット又はFS1として参照)と、
・人の体の組織との接触の導電端子を有する少なくとも1のボディ接触検知ユニットとで、インターディジットに装着又は親指ではないディジットに装着され、電磁カップリングを検知するために構成され、ここで、人の体の組織が絶縁体として作動し、
・検知された電磁信号からの情報、及びクライアント装置に送られるデータ入力を生成するためにそれらから派生されるデータをスキャン、消去、処理、変換する1以上の処理及びデータ記憶要素(処理ユニットとして参照)と、
・パワーをデータ入力装置の構成に送る1以上の無線又は有線のエネルギー搬送要素(エネルギー接続ユニット又はECとして参照)と、
・検知された電磁信号からの情報、それらから派生したデータ、検知ユニットから処理ユニットへの情報を伝える1以上の無線又は有線信号又はデータ搬送要素(信号/データ接続ユニット、又はSCとして参照)と、
・処理ユニットからクライアント装置へデータ入力を搬送する1以上の無線又は有線のデータ入力搬送要素(データ入力接続ユニット又はICとして参照)と、
・例えばオンオフスイッチユニット、モードボタン、リセットボタン、コネクター、発光状態インディケーター、又は本データ入力装置に関連した適切な構成、調整、装着、操作及び他の活動をさらに容易化する補助のような様々なオプションの補助コンポーネントと、である。
【0083】
<指先検知ユニット>
指先検知ユニットの多くは、手の特定のスポット/領域(おおよそ常に同じ、予め設定又は前もって固定された)に/の近くに位置されるために構成される。
【0084】
各指先検知ユニットは以下を備える。
・指先検知ユニットが装着されたディジットの人の体の組織と直接の接触しないよう構成された少なくとも1の外向き指向の検知導電端子と、
・電磁カップリングの質を制御及び改善するため、特性を絶縁及び/又は電磁ガード又はシールドする少なくとも1の要素(絶縁/ガード構成又はINとして参照される)(及び好ましくは、指先検知ユニット及びディジットの人の体の組織の間の電磁カップリングを防止/和らげるため、導電パッド及び前記検知ユニットを装着するディジットの人の体の組織の間に配置される)
・指先検知ユニットをサポートし、おおよその肌の表面又は検知ユニットを装着しているディジットの爪のスポット/領域を特定するために装着可能な(及び取り外し可能な)様々なサポート構成(固定手段)
【0085】
<非指先検知ユニット>
非指先検知ユニットのほとんどは、手の特定のスポット/領域に/近くに配置(予め設定されたほとんど常に同じ固定位置)されて構成される。
【0086】
非指先検知ユニットは、ボディ接触検知ユニット又は導電接触検知ユニットとなる。
【0087】
ボディ接触検知ユニット(BU1/2/3/…として参照)は、指先検知ユニット及びユーザの手の人の体の組織(通常肌や爪)の間の、物理的なインタラクション(一般的には、接触であり、しかし近接、スライド、又は押圧アクションなど他の可能なアクションでもある)の結果として生成/形付けされた人の体の組織を介して検知された電磁信号を処理するために構成される。
【0088】
各ボディ接触検知ユニットは、以下を備える。
・人の体の組織に直接接触するために構成された検知表面を有する少なくとも1の内向き指向の導電端子
・人の体の組織を介して電磁カップリングの品質を制御し改善するため、絶縁及び/又は電磁ガード又はシールドする手段(好ましくは、指先検知ユニット及びボディ接触検知ユニットの間の検知される電磁信号との干渉を防止/和らげるため、前記導電端子の上面に配置/支持される)
・ボディ接触検知ユニットを固定及び支持し、手に取り外し可能に装着される(それが装着されるディジット、インターディジット又は手の他の部分)各ボディ接触検知ユニットを確保にするための固定手段
【0089】
ボディ接触検知ユニットは、好ましくは、ディジット1-5の隣接セグメント及び/又はインターディジット1-4上に、装着されるよう構成される。
【0090】
データ入力装置は、少なくとも1のボディ接触検知ユニットを備える。
【0091】
導電接触検知ユニット(CU1/2/3…として参照)は、指先検知ユニット及び導電接触検知ユニットの間の電磁カップリング中で検知される電磁信号を処理するために構成され、ここで、人の体の組織は、キーとなる絶縁体として作用しない(というのも、それはボディ接触検知ユニットとの電磁カップリング中で起こる)。指先検知ユニット及び導電接触検知ユニットの間の電磁カップリング中のキーとなる絶縁体は、空気の変化量(例えば近接アクションのケース)、又は非存在と考えられる又は空気の無量(例えば、指先チップの導電端子及び導電接触検知ユニットの間の直接の接触又はスライドアクションの場合)のいずれかである。
【0092】
各導電接触検知ユニットは以下を備える。
・導電接触検知ユニットをサポートしている手の人の体の組織に直接接触しないよう構成された検知表面を有する少なくとも1の外向き指向の導電端子
・装置の電磁カップリングの質を制御し改善するため、絶縁及び/又は電磁シールド又はガードする手段(好ましくは、人の体の組織を介して正確に意図しない電磁カップリングを防止/和らげるため、前記導電端子及び人の体の組織の間に配置/支持される)
・導電接触検知ユニットを固定及びサポート、及び手又は指に着脱可能に装着された各導電接触検知ユニットを確約するための固定手段
【0093】
本発明の好ましい形態において、導電接触検知ユニットは、ディジットの隣接セグメントの手の平又は橈骨側の近くに配置されるように構成される。
【0094】
さらに本願の好ましい形態において、同じディジットに装着された導電接触検知ユニットは、2つであり、一つは当該指の隣接セグメントの手の平側の近くに配置された導電端子を有して装着されるよう構成され、他の一つは当該指の隣接セグメントの橈骨側の近くに配置され導電パッドを有して装着されるように構成される。
【0095】
<接触のタイプ>
ユーザ入力ジェスチャーは、ディジット及び互いにデータ入力装置のコンポーネントを操る又は操らない手の他の部分の間の位置及び動作から成る。これらのユーザ入力ジェスチャーは、静的(別々)又は動的となり、それらは以下の1つ又は複数を備える。
・“指先-肌”接触又はF-Sとして参照され、指先検知ユニット及び手の体の組織(例えば肌やディジットの爪)の間の接触アクション
・“指先-非-指先接触”又はF-Nとして参照され、指先検知ユニット及び導電接触検知ユニットの間の接触アクション
・“非指先セット接触”又はN-Nとして参照され、非指先セット及び手の隣接部分、又は2つの非指先セットの間、又は非指先セットの部分の間の接触アクション
・(“肌-肌接触”接触又はS-Sとして参照され)手の異なる部分の人の体の組織(例えば肌や爪)の部分の間の接触アクション
【0096】
データ入力装置によって処理されるユーザ入力ジェスチャーのほとんどは、親指の指先セットが参加するアクションを示し、これは、指先-肌接触及び指先-非-指先接触である。
【0097】
<マルチチャンネル化カップリング>
本発明の好ましい形態では、同じディジットに装着される指先検知ユニットは1以上であり、それらのほとんどは異なる周波数の電磁信号を使用し、及び/又は指先及び非指先検知ユニットの間の同時マルチチャンネル化電磁検知を可能にする目的の異なる特性、及びユーザ入力ジェスチャーに参加するときに、各指先検知ユニットのユニークな特定を容易化する目的の異なる特性を有する。
【0098】
<指先セット及びそれらのサポート>
指先検知ユニットの1又は複数が同じディジットに装着されるとき、前記指先検知ユニットは、“指先セット”として参照される要素のセットに統合される。指先セットの指先検知ユニットは、好ましくは、互いに接続され、共通のサポートの手段によって、同じディジットに装着される。
【0099】
さらに、本発明の好ましい形態において、指先セットのサポートは、“フード支持”であり、これは、基本的に、それは、その指先及び/又はその肌の表面の他の部分を十分に/部分的に覆い又はラップするディジットに装着されて構成されるフードのような要素によって構成される形を示す。
【0100】
指への適切な調整を容易化するため、指先セットのフート支持サポートは、より好ましくは、或る程度の弾性を有する柔軟素材によって構成される。
【0101】
本発明の他の好ましい形態では、指先セットのサポートは、“リング支持”であって、基本的に、全部/部分的に円形のリングのような要素(リング要素又はREと参照)によって構成される形状を示し、その肌表面を部分的に覆い又は閉塞するディジット上に装着されるために構成されている。
【0102】
指への適切な調整を容易化するため、指先セットのリング支持サポートは、より好ましくは、硬い又はある程度硬い素材によって構成される。
【0103】
本発明のこの変形の形態の他のバージョンにおいて、指先セットのサポートは、指先セット(リングのような要素を含む)のリング支持サポート、及び指先セット(また指先の部分又は全部を覆うフードのような要素を含む)のフード支持サポートのハイブリッド組み合わせであり、
【0104】
本発明の他の形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指爪の固定的に装着される小さな補助コンポーネントを有し/から、容易な係合/離脱を許容する装着機構などの手段によってディジットに/から容易に装着/離脱可能である。
【0105】
更なる形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指先を補完し、延長し、置換し、及び少なくとも1の指先検知ユニットに統合する人工爪から成る。
【0106】
更なる形態において、指先セットのサポートは、ユーザの指先の人の体の組織の中の少なくとも1の指先検知ユニットのインプラントから成り、肌から突き出て、外側に指向した検知表面を有する前記指先検知ユニットの外向き指向の導電パッドを残す。
【0107】
<ディジットセット及びインターディジットセット>
1又は複数の非指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは“ディジットセット”として参照される要素のセットに統合される。ディジットセットの非指先検知ユニットは、好ましくは、互いに結びつけられて、共通のサポートの手段によって、同じディジットに装着される。ディジットセットは、もしそれぞれがディジット2-5(D2-5)に装着されるなら、DS2-5として参照される。
【0108】
1又は複数の非指先検知ユニットが同じインターディジットに装着されるとき、前記非指先検知ユニットは、“インターディジットセット”として参照される要素のセットに統合される。インターディジットセットの非指先検知ユニットは、好ましくは、互いに結びつけられて、共通のサポートの手段によって、同じディジットに装着されるインターディジットセットは、もしそれぞれがインターディジット1-4(I1-4)に装着されるなら、IS1-4として参照される。
【0109】
信号/データ接続ユニット(SC)は、もしそれぞれがディジットセットDS1-4又はインターディジットセットIS1-4に関連図けられるならSC1-4として、もしそれぞれがディジットセットDS5に関連付けられるなら、SC5として参照される。
【0110】
<リング支持ディジットセット>
さらに、本発明の好ましい形態において、少なくとも1のディジットセットのサポートは、“リング支持”形状を示し、これは、基本的に、ディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された全部/部分的に円形リングのような要素によって形成された形状である。
【0111】
上述の好ましい形態の更なる形態において、ディジットサポートは、早く、簡単で及び正確な回転及び/又はサポートされた非指先検知ユニットの、それらの特定の(おおよそ常に同じ)最適装着/操作位置への移行調整を許容する調整コンポーネント/適応を示す。
【0112】
これらの調整コンポーネント/適応の例としては(“横向き回転調整体”又はLRAとして参照)、尺骨上、及び互いに向き合い、及び隣接ディジットの装着されたリング支持ディジットセットに属する及び橈骨側上の横向き平面である。
【0113】
他の調整コンポーネント/適応の例としては(“上回転調整体”又はTRAとして参照)、リング支持ディジットセットの上外側表面に配置される特定のマーク、湾曲又は突起である。
【0114】
<フック/リング支持インターディジットセット>
本発明の更なる形態において、インターディジットセットの少なくとも1のサポートは、フック/リング支持形状を示し、これは、前記インターディジット上に装着されるために構成されたフックのような形状、及び前記インターディジットに隣接するディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された2つの非完全円形リングのような形状の組み合わせを備える。
【0115】
更なる形態において、インターディジットセットのフック/リング支持サポートは、インターディジットセットの2つの部分の間で、関節を有する接続を許容するための可動ジョイント(MJとして参照)を備える。
【0116】
可動ジョイントを有するインターディジットセットのフック/リング支持サポートはまた、特定の形状及び/又は原料を介して、及び/又は追加のシンプルなバネ機構などを介して、分離を引き起こす及び/又は互いに、2つの接続された部分の隣接を防止するために構成され、一方、装着性を改善し、ディジットの人の体の組織へのサポートボディ接触検知ユニットの適切な接触を容易化するために、可動ジョイントを介してそれらの接続を保つ。
【0117】
<インプラント検知ユニット>
更なる形態において、1又は複数のボディ接触検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、前記ボディ接触検知ユニットは、非取り外しサポートコンポーネントの手段によって、前記ディジットにサポート又は装着され、この非取り外しサポートコンポーネントは、ユーザのディジットの人の体の組織内の前記ボディ接触検知ユニットの完全インプラントとして構成され、肌の下に完全に前記ボディ接触検知ユニットを残し、人の体の組織に接触する。
【0118】
<非指先セット接触検知器>
本発明のさらに好ましい形態において、少なくとも1のディジットセット又は1のインターディジットセットは、前記少なくとも1のセットの干渉との接触を検知し、及び指先検知ユニットとの干渉を検知しないコンポーネントを備える(“非指先セット接触検知器”又はNNDと参照)。それは、例えば、前記セット及びディジット/当該セットが装着されるインターディジットに隣接するディジットの間の接触、又は前記セット及び隣接して装着される別のディジット/インターディジットの間の接触、又は互いに関連して動くことができる前記セットの部分の間の接触、を検知できるシンプルな電気又は磁気センサである。
【0119】
これらの非指先セット接触検知器は、データ入力装置によって処理される検知可能なユーザ入力ジェスチャーの範囲を豊かに及び拡張する。
【0120】
さらに本発明の好ましい形態において、非指先セット接触検知器は、第一セット及び互いに隣接する第二セットに装着され、ディジット又はインターディジットセットとなるデータ入力装置の現存又は補助要素の間の単純な接触を検知することによって、非指先セット接触を特定し、ここで前記要素は、第一セットが関連するディジットの尺骨側に近い一つ、及び第二セットに関連する最も近い隣接ディジットの橈骨側に近い他の一つで、互いに面するように配置されて構成される。
【0121】
<ブリッジ要素>
本発明の可能な形態において、ディジットセット又はインターディジットセットは、ブリッジ要素の手段によって(“ブリッジ”又はBRと参照)互いに“ブリッジ”又は連結することができ、その目的は、ディジットセット/インターディジットセット及び/又は信号/データ接続ユニットの数及び複雑さを減らす早く、簡単で、正確なハンドリング(装着、着脱、及び調整)である。
【0122】
適切な調整及びディジットセット/インターディジットセットの装着を容易化するため、一方、データ入力装置の心地の良い装着及び鋭敏な操作をするため、ブリッジは、好ましくは、或る程度の柔軟性及び弾性を有する材料によって構成される。
【0123】
<ユーザ入力ジェスチャーの識別>
データ入力装置は、以下の構成手段によって、ユーザ入力ジェスチャーをかなり豊かに及び広範囲で、単一義及び明確に特定し、及び解釈することを意図する。
・同じ又は異なる指先の異なる特定のスポット/領域に装着される異なる指先検知ユニット
・同じディジット/インターディジット又は手の異なるディジット/インターディジットの異なる特徴のスポット/領域に装着される異なるボディ接触検知ユニット及び導電接触検知ユニット
・異なる特性を有する電磁信号を使用することによってカップリングする異なる電磁チャンネル(指先及び非指先検知ユニットの間の複数チャンネルの通信を意味する)
【0124】
特定のコードは、例えば適切に読むことにより適切に識別でき、以下は例である。
・コードの実行の時に、どのコードモード及び手のジェスチャー言語がアクティブか
・どのボディ接触検知ユニットが電磁信号を検知し、これらの信号の特定の特性は何か(指先検知ユニット/使用された電磁カップリングのチャンネル、及び指先-肌接触での肌の可能な/おおよそのポイントを特性するため)
・どの導電接触検知ユニットがどの指先検知ユニットによって接触されたか(指先-非指先接触を特定するため)
・隣接ディジット又は他の非指先セットに接触した非指先セット(非指先セット接触を特定するため)
【0125】
センサのスピード及び分解能として理解され(例えば、手の肌の設定領域に関連する近接又はスライドアクションなどの動的ユーザ入力ジェスチャーを検知するときのキー)、又は指先-肌接触の接触ポイントの推定の正確さ(ユーザ入力ジェスチャー中に挿し込まれた他の接触タイプかどうかの確かさを含む)として理解されるデータ入力装置のパフォーマンスは、検知器/検知器ユニットの処理能力、敏感さ、分解能のみでなく、通信/電磁カップリングチャンネルの数やボディ接触検知ユニット及び導電接触検知ユニットの配置の数やバラエティーにおいて増加する。
【0126】
親指の指先セットとは別の追加の指先セットの包含はまた、データ入力装置のパフォーマンスをさらに増加させる。
【0127】
<ユーザ入力ジェスチャーの解釈>
データ入力装置が適切に解釈し、ユーザによって実行されるクライアント装置ユーザ入力ジェスチャーのためのデータ入力に変換するために、ユーザは特定の手のジェスチャー言語を使用しなければならず、及び前記手のジェスチャー言語のアップロード/登録及び活性化を構成するデータ入力装置を有しなければならない。
【0128】
手のジェスチャー言語は、クライアント装置によって要求される可能な全データ入力の範囲をカバーできるために必要な豊富な及び多くの異なる静的/動的ジェスチャーのセットを提供する。それらは、標準化されカスタマイズされ、及びそれらは一般的にジェスチャーアクションの最大スピード化及び容易化される。
【0129】
それが静的であれ動的であれ、幾つかのユーザ入力ジェスチャーは、解釈され、クライアント装置のためのデータ入力中に変換されず、しかしデータ入力装置のコマンドに変換される。特定のコードが、例えば、データ入力装置をリセット、ユーザによるデータ入力モードのスイッチのため(例えば静的VS動的ジェスチャー)、ユーザによるコードのセット間のスイッチのため(例えば数vs文字vsシンボル、又は特徴vs言葉、又は異なる手のジェスチャー言語から選択)、データ入力装置装置によって使用される解釈/トランスフォーメーションルールのスイッチのため(例えばスペイン語vs英語)、肌のタッチパッドの間のスイッチのため(例えば全部の手vsディジット2-5の背面のみのエリアvs人差し指の長手半径エリアvs非肌タッチパッドモード)に保存される。
【0130】
識別コードは、コードの実行の時のアクティブモードに応じて、及び/又はコードの実行の前に又は後に理解されるユーザアクションに応じて、異なって解釈される。
【0131】
クライアント装置に送信される結果のデータ入力は、様々なソート、文字と数字を組み合わせたもの、数、シンボル、コマンド、空間位置データなどとなる。
【0132】
データ入力装置の異なる形態において、基本的に改良した数、配置、及び検知ユニットの検知能力及び処理ユニットの処理能力に関連して、データ入力装置のパフォーマンスは、例えば近接、スライド、押圧ジェスチャーなどの動的ユーザ入力ジェスチャーの早く、信頼のある検知、解釈及び変換を十分に可能にする(複数のとても速く実行される別々のユーザ入力ジェスチャーとして検知及び処理される)。この形態において、データ入力装置は、肌のタッチパッドとしての手の肌の領域を使用することができるように構成され、ここで、前記肌のタッチパッドに関連する動的ユーザ入力ジェスチャーは直ぐにクライアント装置のためのデータ入力の等しいバリエーションに変換される。
【0133】
この最後の進歩した機能を示す例の手段として、肌のタッチパッドとしてディジット2-5の背面エリアを使用するとき、前記肌のタッチパッドに関連する指先セットの空間接触位置は、自動的に、クライアント装置のスクリーン内のポインターの等しい空間位置に変換される。
【0134】
データ入力装置のより好ましい形態において、ボディ接触検知ユニットは、少なくとも2つであり、異なるディジットに装着され、処理ユニットは、タッチパッドとしての手の肌の設定された表面を使用することを可能とするよう構成され、ポインターとして動作する指先セットを配置及び/又はスライドすることから成る動的ジェスチャーは、タッチパッド上で、クライアント装置のデータ入力の動的バリエーションに変換される。
【0135】
<ブレスレット及び接続ユニット>
更に、本発明の別の好ましい形態は、手の手首に装着され、及び永久に又は一時的にデータ入力装置の幾つかの要素をホストできるブレスレットタイプコンポーネント(“ブレスレッド”又はBRとして参照)を備える。操作モードのとき、例示の永久のホスト要素は、必ずしも手のディジット又はインターディジットに装着される必要のない要素となることができる(例えばエネルギーユニット、処理ユニット及び補助コンポーネントの全部又は一部)。操作モードのとき、例示の一時のホスト要素は、必ず手のディジット又はインターディジットに装着される必要のある要素となることができる(例えば、指先セット、ディジット/インターディジットセット、エネルギー接続ユニット及び信号/データ接続ユニットの全部又は一部)。
【0136】
ブレスレットは、また、例えば時計、スクリーン、カメラ、加速度計又は他のセンサのような追加の補助要素を、データ入力装置に統合できる。
【0137】
本発明の更なる形態において、エネルギーユニットは、サイズ及び重さが最小で、指先セット内に備えられる。
【0138】
本発明の更なる好ましい形態において、エネルギーユニットは、ブレスレット内に永久に配置され、エネルギー接続ユニットは、ワイヤレスに、又は自動的に半自動的に可倒式のケーブルシステムを使用し、又は巻き回し可能、又はブレスレット内に折り畳み可能で、可能であれば、ディジット/インターディジットセットを装着するサポート機能を補助する手首に対して適切な引き圧力を生成する補助機能を有し、加えて、データ入力装置が操作モードで装着されていないとき、ブレスレット内へのケーブルの収容を容易化し、ホストする。
【0139】
本発明の更なる好ましい形態において、処理ユニットは、ブレスレット内に永久に配置され、信号/データ接続ユニットは、ワイヤレスに、又は自動的に半自動的に可倒式のケーブルシステムを使用し、又は巻き回し可能、又はブレスレット内に折り畳み可能で、可能であれば、非指先セットを装着するサポート機能を補助する手首に対して適切な押し圧力を生成する補助機能を有し、加えて、データ入力装置が操作モードで装着されていないとき、ブレスレット内へのケーブルの収容を容易化し、ホストする。
【0140】
<図面の詳細な記述>
コンセプト、及び異なる形態に共通する機能を説明するために、添付図面中に反映された異なる形態が、より詳細に記述される
【0141】
図1は、右手の静的ユーザ入力ジェスチャー又はコードを示し、これは、前記提案のデータ入力装置によって識別及び解釈されるユーザ入力ジェスチャーの関連タイプの一つである。この図において、コードは、第一ディジット(親指)D1及び第二ディジットD2の間の接触コンタクトとしての例示である。
【0142】
図2は、右手の動的ユーザ入力ジェスチャーを示し、これは、前記提案のデータ入力装置によって識別及び解釈されるユーザ入力ジェスチャーの関連タイプの一つである。この図において、動的ジェスチャーは、第一ディジット(親指)D1及び第二ディジットD2の間のスライドタッチとしての例示である。
【0143】
図3は、上記のデータ入力装置を装着するユーザによって実行される右手コードの例を示し、ここで、コードの識別は、指先―肌接触F-Sの検知に基づき、ここでは、親指の指先セットFS1(ディジットD1に装着)及び第四ディジットD4の間の接触コンタクトとして示される。この図はまた、それぞれディジットD2-5(親指でないディジット)の装着された、ディジットセットD2-5を示す。
【0144】
図4は、図3の同じ右手コードを示し、ここで、コードの識別は、非指先セット接触N-Nの検知と共に補完され、ここでは、ディジットセットDS2(ディジットD2に装着)及びディジットセットD3(ディジットD3に装着)の間の接触コンタクトを示す。図3において、親指指先セットFS1が親指D1に装着される。
【0145】
図5は、図3の同じ右手コードを示し、ここで、コードの識別は、肌―肌接触S-Sの検知で補完され、ここでは、第四ディジットD4及び第五ディジットD5の間の接触コンタクトを示す。再度、図3-4において、親指指先セットFS1が親指D1に装着される。
【0146】
図6は、データ入力装置を装着するユーザによって実行される右手コードの別の異なる例を示し、ここで、コードの識別は、指先―非―指先接触F-Nの検知に基づき、ここで、親指D1に装着された親指指先セットFS1及び第二ディジットに装着されたディジットセットDS2の間の接触コンタクトを示す。
【0147】
図7は、データ入力装置を装着するユーザによって実行される右手のより複雑なコードの別の異なる例を示し、ここで、コードの識別は、基本的に、複数の指先―肌接触F-Sを検知に基づき、可能ならまた肌―肌接触S-Sの検知を補完する。この図では、同時の指先―肌接触F-Sの例として、親指指先セットFS1及び第二ディジットD2の間、親指指先セットFS1及び第三ディジットD3の間、親指指先セットFS1及び第四ディジットD4、及び親指指先セットFS1及び第五ディジットD5の間で行われ、及び同時に肌-肌接触S-Sが、第二ディジットD2及び第三ディジットD3の間、第三ディジットD3及び第四ディジットD4の間、第四ディジットD4及び第五ディジットD5の間で行われる例を示す。
【0148】
図8A-8Bは、正面断面図(図8A)及び上面背面側の手の図(図8B)であり、右手に装着された本発明の一形態であり、ここで、ボディ接触検知ユニット及び導電接触検知ユニットは、指D2-5内にインプラントされる。ディジットD2-5の横断断面が、親指以外で、図8Aの円形として機能的に示される。ディジットD2-5のそれぞれは、ディジットの隣接セグメントの上橈骨側の肌の下にインプラントされたボディ接触検知ユニットBUを示す。追加的に、ディジットD3は、ディジットの隣接セグメントの手の平―橈骨側で、肌の下に部分的にインプラントされた導電接触検知ユニットCUを示す。ディジットD2は、ボディ接触検知ユニットBU及び導電接触検知ユニットCUを示し、これらはディジットの隣接セグメントの手の平-橈骨側で肌の下に部分的にインプラントされた1の単一コンポーネントに統合され、ボディ接触検知ユニットBUは人の体の組織に接触して肌の下に完全に残り、導電接触検知ユニットCUは外側に面して肌にくっついている。
【0149】
図9A-9Bは、右手に装着された本発明の一形態として、各ディジットD2-D5のためのリング支持ディジットセットDS2-5を示し、正面断面図(図9A)及び上側背面側の手の図(図9B)である。この形態において、ディジットセットDS2-5のサポートは、充分に円形形状を有し、ディジットセットDS2-5は、それぞれケーブル化された信号/データ接続ユニットSC2-5によって、処理ユニットに接続される。
【0150】
図10A―10Bは、図9A-9Bのそれと似た形態を示し、同じ正面断面図(図10A)及び同じ上側背面側の手の図(図10B)を示し、同じ参照番号を一部使う。しかしながら、この形態では、ディジットセットDS2-5は、ブリッジのような要素(ブリッジ)B2-4の手段により夫々他と参加され、装着、取り外し、前記非指先セットの調整を早く、容易、正確にする。これらの図において、ディジットセットDS2-5のサポートは、部分円形リングであり、及び隣接するディジットのディジットセットはそれぞれが以下の方法で接続される、すなわち、ブリッジB2はディジットセットDS2をディジットセットDS3に接続し、ブリッジB3はディジットセットDS3をディジットセットDS4に接続し、ブリッジB4はディジットセットDS4をディジットセットDS5に接続する。ディジットセットDS2-5の適切な調整を容易化するため、一方、データ入力装置の鋭敏な操作とするため、ブリッジB2-4は、好ましくはある程度の柔軟性及び弾性を有する素材で構成される。この形態において、ディジットDS2-5は、単一のケーブル化された信号/データ接続ユニットSCによって処理ユニットに接続される。
【0151】
図11は本発明の好ましい形態を示し、ここで、親指指先セットFS1の指先セットのサポートFSSは、フードのような形状を有し、その指先及び/又は親指D1の表面の他の部分を全部/部分的に覆い又はラップする親指D1上に装着されるために構成される。本図は、右手のフード支持親指指先セットFS1の上側面の斜視図を示す。親指指先セットFS1は、絶縁/シールド/ガードコンポーネントINを含む統合された指先セットサポートFSS上にサポートされる複数の指先検知ユニットFU1-6を備え、この例では、指先検知ユニットの導電パッド及びここでは親指D1での前記指先検知ユニットをホールドするディジットの人の体の組織の間の電磁放射の流れを妨げ/和らげ、及び/又は直接制御するために必要である。指先検知ユニットFU1―6の夫々は、1又はそれ以上の導電端子(図示せず)を備える。
【0152】
図12は、親指指先セットFS1の似た構成を示し、しかしながら、フード支持ではなくリング支持であり、というのも、基本的にリングのような要素RE上にサポートされるからである。本発明の他の形態において、指先セットFS1は、その一部のみ(正面及びその上部部分)を覆う親指D1上に装着されるために構成され、全部円形リング形状の要素REに基づく統合サポートFSSを示す。統合サポートFSSはまた、絶縁/シールド/ガードコンポーネントINを含み、この例では、指先検知ユニットから、当該指先検知ユニットをホールドするディジットの人の体の組織内に、電磁信号の流れを妨げ/和らげ、及び/又は制御するために必要である。
【0153】
図13は、本発明のさらなる形態を示し、ここで、一つの指先検知ユニットFU1を含む親指指先セットFS1のサポートFSSは、ユーザの指爪に固定的に装着される小さな補助コンポーネントAUXで/から簡単に係合/離脱を許容する装着機構などの手段によって簡単にディジットに着脱できる。本図のより明確化のため、描画された形態は、単一の指先検知ユニットを含む指先セットを示す。しかしながら、上述のように、同じ指先セット内に1の指先検知ユニット以上となるかもしれない。
【0154】
図14は、本発明のさらなる形態を示し、ここで、1の指先検知ユニットFU1を含む親指指先セットFSのサポートFSSは、ユーザの指爪を補助し、延長し又は置換する人工爪に統合される。本図のより明確化のため、描画された形態は、単一の指先検知ユニットを含む指先セットを示す。しかしながら、上述のように、同じ指先セット内に1の指先検知ユニット以上となるかもしれない。
【0155】
図15は、本発明のさらなる形態を示し、ここで、1の指先検知ユニットFU1を含む親指指先セットFSのサポートFSSは、ユーザの指先の人の体の組織内にインプラントされ、前記指先検知ユニットの外向き指向の導電端子を外側に向け肌にくっつけている。本図のより明確化のため、描画された形態は、単一の指先検知ユニットを含む指先セットを示す。しかしながら、上述のように、同じ指先セット内に1の指先検知ユニット以上となるかもしれない。
【0156】
図16は、ボディ接触検知ユニットBU1-BU2、及び右手のディジットD2-5それぞれのための4つの全円形リング支持ディジットセットDS2-5上の導電接触検知ユニットCU1-CU2の好ましい配置の概略正面図である。ディジットセットDS2-5の夫々は、対応の装着ディジット(親指に最も近い側面側)の橈骨側の近くに配置された第一導電接触検知ユニットCU1及び対応の装着ディジット(ディジットの底又は手の平側)の手の平側の近くに配置された第二導電接触検知ユニットCU2に装着する。本図のディジットセットDS2-5のそれぞれは、非指先セットサポートの内側表面の直径反対側に配置された第一ボディ接触検知ユニットBU1及び第二ボディ接触検知ユニットBU2に装着する。
【0157】
図17A-17B-17C-17Dは、右手の第三又は第四ディジットのために構成されたリング支持ディジットセットDSの幾つかの図(それぞれ、正面、上面、底面及び側面)を示す。示されるディジットセットDSは、全円形リングの形状の統合サポート、装着ディジットの橈骨及び手の平側の近く配置されるために構成された1つの導電接触検知ユニットCU1-CU2、装着ディジットの肌に接触して配置されるために構成された1つの直径反対ボディ接触検知ユニットBU1-BU2、装着するディジットの尺骨側の近くに配置されるために構成された1つの非指先セット接触検知器NND、及び幾つかの補助コンポーネント(図示せず)を備える。ディジットセットDSは、ケーブル化された信号/データ接続ユニットSC(子の形態では、ディジットセットの背面上側橈骨側に配置)、ディジットセットの上側に配置される上側回転調整コンポーネントTRA、ディジットセットの手の平の平面側方回転調整器LRA及び非指先セット接触検知器NND、及びディジットの橈骨側で導電接触検知ユニットCU1と統合された別の平面側方回転調整器LRAを備える。調製コンポーネントTRA及びLRAは、早く、簡単で正確な回転を容易化し、及び/又はデータ入力装置の操作のための特定の最適な装着位置へのディジットセットの調整を容易化する。
【0158】
図18A-18Bは、右手に装着する本発明の更なる形態を示し、手の背面側(図18A)及び手の平側(図18B)を示し、ここで、図18Aは、処理ユニット(図示せず)からクライアント装置Cdに、データ入力を伝えるための関連するクライアント装置CD及びワイヤレスデータ入力接続ユニットICを概略的に示す。両図は、親指D1に装着されたフード支持親指指先セットFS1、ディジットD2-5に装着された4つのリング支持ディジットセットDS2-5、同じ手の手首に装着されたブレスレッドBR、ケーブル化されたエネルギー接続ユニットEC、及び4つのケーブル化された信号/データ接続ユニットSC2-5を示す。ブレスレッドタイプのコンポーネントBRは、少なくとも1のエネルギーユニット(図示せず)及び少なくとも1の処理ユニット(同様に図示せず)を備え、及びケーブル化されたエネルギー接続ユニットECは、親指指先セットFS1の指先検知ユニットを有するエネルギーユニットに接続し、ケーブル化された信号/データ接続ユニットSC2-5は、ボディ接触検知ユニット及びそれぞれのディジットセットDS2-5の導電接触検知ユニット及びブレスレッドBR内にホストされる処理ユニットの間の接続を作る。示される図は、例示であり、エネルギー接続ユニットは、データ入力装置の如何なるコンポーネントにパワーを運ぶ。この形態において、手の肌の表面及び爪は、基本的に、親指D1の主要な上側部分、ディジットD2-5の底部隣接セクションを除き、覆い閉塞されない。図18Bはまた、手のインターディジットI1-4を示す。
【0159】
図19A-19Bは、ディジットセットがなく、2つのインターディジットセットIS2(ディジットD2及びD3に隣接するインターディジット2に装着)及びIS4(ディジットD4及びD5に隣接するインターディジット4に装着)を有する本発明の他の形態の正面断面図(図19A)及び手の上側背面側(図19B)を示す。インターディジットセットIS2,IS4のサポートは、フックのような形状(インターディジットに接触して装着)及び2つのリングのような形状(前記インターディジットに隣接するディジットの隣接セグメントに接触して装着)の組み合わせを示す。インターディジットセットIS2、IS4のサポートのそれぞれは、MJ2(IS2の部分)又はMJ4(IS4の部分)として参照される可動ジョイントに関して、互いに関連して回転する2つの部分に分けられる。SC2及びSC4は、2つのインターディジットセットの検知ユニット及び処理ユニットの間の接続を作るケーブル化された信号/データ接続ユニットを示す。
【0160】
図20A-20B-20Cは、基本的に親指指先セットFS1、4つのディジットセットDS2-5及びブレスレッドBR(図示しない他のコンポーネント)を備えて示されるデータ入力装置を装着している右手によって実行される動的ユーザ入力ジェスチャーを示す。本図において、親指は、親指指先セットFS1を装着し、一方、ディジットD2-5の手の平表面の肌への動的接触コンタクトを保持し、それは、ユーザの手の平上の図示ポイントA-B-C-Dによって設定される肌タッチパッドSTP内で、上側右側から左中央、下側右側に動くおおよそ半円形のパスPA1をたどる。肌タッチパッドの/上の動的ユーザ入力ジェスチャー(ディジットD2-5の手の平表面の全体を含む)は、データ入力装置によって、三角形スクリーンに沿って対応パスPA2を記述する位置動作に変換され、スマートフォン(図20B)やタブレットやコンピュータスクリーン(図20C)に例示されるクライアント装置CDのコーナa-b-c-dによって設定される。別々の及び動的ユーザ入力ジェスチャーは、いずれも、静的位置で保たれる手を要求しないことを強調する、というものユーザ入力ジェスチャーは、それぞれ関連する手(データ入力装置で操られる又は操られない)の異なる部分の間で行われるためである。さらに、肌接触動的ユーザ入力ジェスチャーにおいて、肌接触表面は、硬く保たれる必要性がない。このジェスチャーの柔軟性の例として、図20Aにおいて、4つのディジットD2-5又は肌のタッチパッドSTPを形成する右手は、曲げ及び/又は互いに関連して動き、一方、パスPA1は、親指指先セットFS1によって描かれ、事実、これらの動作は、実際にユーザ入力ジェスチャーの実行の適切な範囲及び改善された品質を容易化する。
【0161】
図20A-20B-20Cに示す例の形態は例を参照し、ユーザは肌タッチパッドSTP上に描くポインターとして使用される装着指先セットFS1を使う動的ユーザ入力ジェスチャーを実行し、ここで、データ入力装置は、ユーザ入力ジェスチャーを解釈して、描いたパスの形状でクライアント装置CDのスクリーン上に示される対応する2次元位置データ入力に変換する。
【0162】
ディジット2-5の手の平領域によって構成される肌タッチパッドを使用するアプリケーションのシンプルな例は、動的ではなく静的ユーザ入力ジェスチャーが、肌のタッチパッド上で実行される(まるでスクリーン上で選択ポイントのために使用されるのみのポインターかのように使用される指先セット)。このアプリケーションにおいて、図示していないが、データ入力装置は解釈し、指先セット及び肌のタッチパッドの間の別々の接触アクションを、例えば、等しい2次元位置データ入力に変換し、このデータ入力は、描いたポイントのセットの形状でクライアント装置のスクリーン上に示される。
【0163】
肌のタッチパッドを使用するアプリケーションの他の例は、肌のタッチパッドが、人差し指の長手方向の半径領域として定義され、当該肌のタッチパッドに沿った(上下)親指指先セットの先によって実行される肌接触スライドアクションを含む動的ユーザ入力ジェスチャーが解釈され、及びクライアント装置(例えばミュージックプレーヤーの音量)によって使用される一次元のデータ入力の対応の変化に変換される。この記述されたユーザ入力ジェスチャーは、図2に示すものに似ている。
【0164】
上述の例において、ユーザ入力ジェスチャーを開始する前に、ユーザは、使用される肌のタッチパッドを活性化する特定のコードを実行する。同様に、使用される肌のタッチパッドを不活性化するため、ユーザは別の特定のコードを実行する。
【0165】
<データ入力装置の準備>
以下、データ入力装置を以下に好ましい形態で開始し、操作の準備をするかの例示ステップのリストである。
1)ユーザは、彼/彼女の手首にブレスレッドを着け/着けないで十分に曲げられてガードされたデータ入力装置を取る。
2)ユーザは、ブレスレッドから親指指先セットを引き出し、彼/彼女の親指に着けて、必要な調整で、親指の特定のスポット/領域に/近くに配置された指先検知ユニットの全ての導電端子を適切に配置するようにする。
3)ユーザはブレスレッドからディジット及び/又はインターディジットを取り出し、彼/彼女のディジット2-5及び/又はインターディジット2-4にそれらを着けて、それらが、ボディ接触検知ユニットの全ての内向き指向の導電端子及びディジット2-5及び/又はインターディジット2-4の特定のスポット/領域で配置された導電接触検知ユニットの外向き指向の導電端子と適切に配置されることを確約するための必要な調整を行う(上側又は側方回転調整器の助けで)。取り外し、装着及び調整手段は、様々であり、データ入力装置がディジット/インターディジット及びブリッジ要素の多少の数を備えるか否かに応じて実行の容易さとなる。例えば、4つのディジットセットの代わりに、2つのインターディジットセットを操作することは、より簡単であり、数の減少を示すことなしに、非指先セット接触検知の位置取りなしに、より速い。
4)ユーザはデータ入力装置を活性化し、例えば、ブレスレッドに配置されたスイッチなどの補助コンポーネントで行う。ユーザはまた彼自身を認証し、親指指先検知ユニットと統合された指先センサの形で補助コンポーネントを介して、又は装置によぅって読まれるユーザの指の特定の生物的及び動作特徴にリンクされたユーザによってのみ知られた特定のユーザ入力ジェスチャーを介して、データ入力装置をブロックしない。
5)処理ユニットは、チェック及びコンポーネントの読み込み、接続の有効性、環境状況の安定性など、充分な操作状態を確認する最初の内部処理を走らす。
6)ユーザはブレスレッドに配置された、又は処理装置によって走った処理の結果を示すデータ入力装置の他の要素と統合された補助コンポーネントを読み込むことによってデータ入力装置のステータスを確認する。
7)もし必要でアドバイスされるなら、ユーザは、例えば、データ入力装置を部分的に/全部リセット、それを測定するため、彼が使いたい手のジェスチャー言語のような配置情報をロードするため、又は彼/彼女の要求や彼/彼女の手の特定の形状や動作特徴に応じた機能をカスタマイズするため、補助処理を実行する。
【0166】
全てのチェック、修理、配置、操作のカスタマイズが完了し、データ入力装置は操作準備となる。
【0167】
<静的ユーザ入力ジェスチャー(コード)を使うデータ入力装置の操作>
以下、ユーザが静的ユーザ入力ジェスチャー又はコードを実行するとき、データ入力装置が如何に働くかの説明のステップのリストである。
1)ユーザがコマンドや文字の意味する手のサインなど、クライアント装置に入力される別々のユーザ入力ジェスチャーを生みたく、及び彼/彼女がどの特定のコードが要望のデータ入力(当該コマンドや文字)を生むために実行される必要があるかを知っている、というのも、彼/彼女は既に知っている又はデータ入力装置に登録され活性化された特定の手のジェスチャー言語に相談することができる。
2)もし必要なら、ユーザは、補助コンポーネントのスイッチを介して、又は特定のコード又はコードの組み合わせを実行することを介して、コードを入力するためのモードを活性化する。
3)ユーザは、例えば、親指装着指先セットの特定の領域(1以上の特定の指先検知ユニットの接触)及び彼/彼女のディジット4の肌の上など(図3)彼/彼女の手の体の組織の特定のスポットの間の静的接触位置に、彼/彼女の指/手を動かすことで、シンプルな指先-肌接触から成る基本コードを実行する。
【0168】
ユーザは、また、彼/彼女の指/手を、親指装着指先セット(1以上の特定の指先検知ユニットの接触)及び例えば彼/彼女の人差し指の手の平側上に装着された導電接触検知ユニット(図6)など非指先セットの特定の間の静的接触位置に動かすことにより、単純な指先―非―指先接触から成る基本コードを実行する。
【0169】
ユーザは、また、例えば非指先セット接触検知器などの検知コンポーネントの助けによって検知可能な、隣接―装着ディジットセットの間の接触コンタクトを生成するために、例えば、ディジット2-5の2つの隣接のディジットなど、単純な非―指先―セット接触を成す基本コードを実行する。
【0170】
ユーザは、また、接触の異なるタイプの組み合わせであるユーザ入力ジェスチャーを実行し、これらは、上述の指先―肌接触、指先―非―指先接触や非―指先―接触のみではなくまた、肌―肌接触である。
【0171】
また、ユーザはインタラクションのようなさらに複雑なコードを実行し、親指の指先セットの幾つかの指先検知ユニットは同時に係合し、及び/又は同じディジットの肌の1以上のスポット/領域は同時に接触し(例えばそれらを分ける頂上の両側での肌領域)、及び/又は1以上の導電接触検知ユニットはまた同時に係合し、又は肌接触及び非指先セット接触コードが組み合わされる時さえである。
【0172】
コードは、また、接触時間期間や圧力の異なるタイプで実行される(これらの最後のケースは、動的ユーザ入力ジェスチャーを解され、というのも、人の体の組織の多く及び/又は装置の補助コンポーネントの多くは動的に変化するため)。
【0173】
コードの識別は、例えば、親指の指先セットから、隣接のディジット2-5の一つ、又はこの親指の指先セットに近いディジット2-5の一つへの動作など、前持った又は引き続く動的アクションの追加の識別によってサポートされる。
【0174】
コードの実行は、例えば、スマートフォンのスクリーン上のキーボード上のキー又はキーをタップ又は一般のコンピュータキーボードのキーの組み合わせのアクションに置き換わる。
【0175】
4)指先検知ユニット及びディジットの肌のスポット(指先―肌接触の場合)の間の指先―肌接触を成すコードの場合、親指指先セット上の係合した指先検知ユニットは、係合した指先検知ユニットの外向き指向の導電端子、及び指先セットによって接触されるディジットの人の体の組織を介して、指の骨の間の関節の近くに配置されたボディ接触検知ユニットの内向き指向の導電端子の間の電磁からの電磁信号を検知する。
【0176】
指先検知ユニット及び人の体の組織の間の電磁カップリングの防止/緩和は、親指指先セットの絶縁/ガードコンポーネントによって達成される。
【0177】
もし指先検知ユニット及び導電接触検知ユニット(指先-非―指先接触の場合)の間の直接接触コンタクトを構成するコードの場合なら、電磁エネルギーの検知は、単純な電気検知になる(係合された指先検知ユニットの導電端子及び係合された導電接触検知ユニットの導電端子の間の電流の流れの検知で、これらは同じ基本電気静的回路内に参加する)。
【0178】
コードの解釈の改善品質及びユーザ入力ジェスチャーの解釈の延長範囲は、追加の肌―肌接触(手の人の体の組織の異なる部分の間で行われる接触)及び非―指先セット接触(ディジット/インターディジットセットの一部及び隣接のディジットの人の体の組織又は同じディジット/インターディジットセットの他の部分又は他のディジット/インターディジットセットの何れかの間での接触)の検知(又は少なくともおおよその推測検知)のための入力装置の能力によって大幅に改善される。指先―肌接触又は指先―非―指先接触より検知することは難しいのだが、非―指先―セット接触及び肌―肌接触は、データ入力装置によって検知される、というのも、そのような接触のいずれも多少なりとも必ず、データ入力装置を操る手の人の体の組織を介してガイドされる電磁場/回路の特性を変える。
【0179】
5)ボディ接触検知ユニット及び導電接触検知ユニットは、検知された電磁信号又はそれから派生するデータを、データ接続ユニットを介して処理ユニットに送信する。
【0180】
6)処理ユニットは、受信した電磁信号のスキャン、消去、フィルタ、リファイン、送信及び準備するための前処理の過程の様々なものを行い、生データを、正確さの最大レベルで正確に実行されたコードの識別を容易化するために、適切に検知及び解釈された前処理のデータにする。前処理機能の幾つかは、非指先検知ユニット内に基づく他のコンポーネントにシフトされる。
【0181】
7)処理ユニットはまた、前処理されたコードに関連するデータを、特定のデータ入力に変換する様々な処理を行う。また、データ処理の幾つか又は全てでは、データ入力装置からクライアント装置にシフトされる。
【0182】
8)処理ユニットは、データ入力接続ユニットを介して、生成されたデータ入力を、クライアント装置に送信する。もしデータ処理の幾つか又は全てがクライアント装置にシフトされるなら、それは最終データ入力ではなく、クライアント装置に送信されるものは生データ又は前処理データである。
【0183】
9)クライアント装置は、データ入力装置によって送信されたデータ入力を受信し処理する。データ処理の幾つか又は全てが、クライアント装置にシフトされるなら、それはデータ入力ではなく、クライアント装置に受信され処理されるものは生データ又は前処理データである。
【0184】
<動的ユーザ入力ジェスチャーを用いるデータ入力装置の操作>
以下、ユーザは、動的ユーザ入力ジェスチャーであるユーザ入力ジェスチャーを実行するとき、如何にデータ入力装置が働くかの説明ステップのリストである。
1)ユーザは、例えばクライアント装置の変化の徐々のバリエーション又はクライアント装置のスクリーン内の要素の位置の動きなど、クライアント装置のためのデータ入力の特定の動的バリエーションを生成したい。
【0185】
ユーザは、データ入力の所望の動的バリエーションを生成する動的ユーザ入力ジェスチャーをいかに実行するかを知っている。ユーザ入力ジェスチャーをデータ入力に変換するトランスフォーメーションルールは、既にコード化され、例えば特定のコードの実行を介して、ユーザによって活性化されたデータ入力装置にアップロードされる。
【0186】
動的ユーザ入力ジェスチャーがデータ入力のバリエーションの変換される(及び手の特定の領域が肌のタッチパッドとして使用される)幾つかのアプリケーションは例えば以下である。
・クライアント装置の垂直スライダーの動きが(直線位置データ入力が必要)、ディジット2-5の先の肌に沿って、上下する親指指先セットの背面の先の接触及び動きによって達成される
・クライアント装置の水平スライダーの動きが(直線位置データ入力が必要)、ディジット2-5のいずれの肌に沿って、左右する親指指先セットの背面の先の接触及び動きによって達成される
・クライアント装置のスクリーンを横断するカーソルの動きが(二次元位置データ入力が必要)、ディジット2-5の先、ディジット2-5の隣接頂点、ディジット2の全半径側表面及びディジット5の全手の平表面内で横断される肌をクロスする親指指先セットの手の平の先の接触及び動きによって達成される
【0187】
データ入力装置の進化/高められた構成を使用する上述のアプリケーションにおいて、装置は、似た方法で電磁検知を使用する動的ユーザ入力ジェスチャーから派生する電磁信号を検知、処理及びトランスフォームする、というもの、静的ユーザ入力ジェスチャーと共に、しかし、数多くの別々の読みとして動的検知リーディングを解釈しなければならず、例えば、静的ユーザ入力ジェスチャーのゆっくり実行されたシリーズの解釈のときなど、より大きなスピードで、変化する電磁カップリングを検知し処理しなければならない。
【0188】
2)もし必要なら、ユーザは、補助コンポーネントのスイッチ又は特定のコード又はコードの組み合わせを実行することを介して、動的ユーザ入力ジェスチャーの入力を許容するためのモードを活性化又は不活性化する。異なる動的ユーザ入力ジェスチャー(関連の異なる肌タッチパッド)は、例えば、垂直スライダー、水平スライダー、カーソルを動かすために存在する。
【0189】
3)ユーザは、動的ユーザ入力ジェスチャーを実行し、その際、例えば、彼/彼女の指先セットを近づけ、接触し、そしてディジット2-5の一つの肌の部分に沿ってスライド、又は彼/彼女の親指装着指先セット、ディジットセットを装着した彼/彼女の人差し指の部分を用いて近づけ、接触し、及びスライドする。
【0190】
動的ユーザ入力ジェスチャーは、接触なら、圧力の異なるタイプ、接触期間で実行される。
【0191】
データ入力装置を用いて動的ユーザ入力ジェスチャーを実行することは、例えば、音量の調整、電子装置のスクリーンの光量、スライダーを動かす、スマートフォン、タブレット、ラップトップ又はデスクトップパソコンのカーソルを配置するような動作に置換する。
【0192】
4)上述のように、動的ユーザ入力ジェスチャーを用いてデータ入力装置を操作する機能ステップの残りは、静的ユーザ入力ジェスチャー又はコードを用いるこれらとかなり似ているが、データの多くの量をハンドルしなくてはいけない差異、及びより早くより強く及び複雑な処理を走らせなくてはならない差異を用いることとなり、結果として、検知能、接続性、静確定、処理能力、記憶容量などの様々な能力に関して高いパフォーマンスのハイエンドのコンポーネントを含むデータ入力装置の進歩した構成を要求する。
【0193】
適用は、上記形態、上記の参照側面及び機能に限定されず、多くの調整及び組み合わせが特許請求の範囲内で作られる。
【0194】
<用語集>
用語は、図中でコード/数を参照するとき大文字化され、それらはまた合成説明ノートによってフォローされる。
電磁関連:
電磁:磁気/電気現象に関連し、EM(electromagnetic)と参照
電磁信号:EM現象、EM放射の信号
電磁カップリング:メディア間のEMエネルギーの移動
電磁検知:EM場/回路内で、絶縁/導電の品質/位置の変更の検知及び量を許容する
【0195】
人の体関連:
ディジット(D):手の指
ディジット1(D1):親指、第一ディジット又は手の第一指
ディジット2-5(D2-5):第二、第三、第四、第五ディジット
インターディジット(I):手のインターディジット領域
インターディジット1-4(I1-4):第一、第二、第三及び第四インターディジット
肌(S):如何なる人の体の組織(肌、爪、、、)
【0196】
検知ユニット:
検知ユニット:EMセンサの部分、SU(Sensing Unit)と参照
指先検知ユニット(FU):指先に装着
非指先検知ユニット:指先に装着されず、ボディ接触検知ユニット及び導電接触検知ユニットとなる
ボディ接触検知ユニット(BU):人の体の組織と接触コンタクト
導電接触検知ユニット(CU):人の体の組織に接触しない
【0197】
検知セット:
指先セット(FS):様々な指先SUを統合
ディジット1の指先セット(FS1):親指に装着された指先セット
非指先セット:様々な非指先SUを統合し、ディジットセット及びインターディジットセットとなる
ディジットセット(DS):ディジットに装着される非指先セット
インターディジットセット(IS):インターディジットに装着される非指先セット
指先セットサポート(FSS):ディジット1-5に装着したとき、非指先セットのサポート
【0198】
ユーザ入力関連:
ユーザ入力ジェスチャー:ディジット/手の位置/動作
コード:ディジット/手の部分/手の静的位置又は静的ジェスチャー
動的ジェスチャー:ディジット/手の部分/手の動き(静的ジェスチャーでない)
【0199】
接触タイプ:
指先―肌接触(F-S):指先セット及び人の体の組織の間の接触
非―指先セット接触(N-N):それらの間で接触している非指先セットの部分又は隣接セット/肌を用いる
指先―非―指先接触(F-N):指先セット及び非指先セットの間の接触
肌―肌接触(S-S):人の体の組織の部分の間の接触
【0200】
接続:
信号/データ接続ユニット(SC):検知ユニット-処理ユニットの接続
データ入力接続ユニット(IC):装置-クライアント装置の接続
エネルギー接続ユニット(EC):エネルギーパワーの装置への接続
【0201】
その他:
処理ユニット:コンピュータパワーを有するコンポーネント
エネルギーユニット:エネルギーパワーを有するコンポーネント
導電端子:導電材料から作られ、如何なる形状をも有する
補助コンポーネント(AUX):如何なる補助コンポーネント
ブリッジ(B):SUのセットを物理的に連結する
ブレスレッド(BR):手首に装着され、装置要素を保持
クライアント装置(CD):装置によって生成されたデータ入力を受信
肌タッチパッド(STP):触感パッドとして動作する構成の手の肌の領域で、ここで、静的又は動的接触が指先SUによって実行される
絶縁/シールドコンポーネント(IN):EM放射をガイドし、EMカップリングを制御する
側方回転調整器(LRA):SUセットサポートの上部で、装着を調整
上側回転調整器(TRA):SUセットサポートの側方で、装着を調整
可動ジョイント(MJ):コンポーネント間の回転の容易化
非―指先-セット接触検知器(NND):N-N接触の検知の容易化
パス(PA):指先SU動作の仮想パス
リング要素(RE):リングのようなサポートコンポーネント
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18A
図18B
図19
図20
【手続補正書】
【提出日】2022-04-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ入力を電気又はコンピュータクライアント装置(CD)にするためのデータ入力装置であって、ここで、前記データ入力装置は、単一の手にユーザによって装着されるよう構成されており、
ここで、前記データ入力は、ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈するものであり、
ここで、前記ユーザ入力ジェスチャーは、ディジット(D1,D2,D3,D4,D5)、手の他の部分、及び互いに関連した、手に装着された前記データ入力装置のコンポーネントの間の位置及び動きから成り、
前記ユーザ入力ジェスチャーを読み及び解釈することは、電磁センサを介して達成され、
ここで、前記電磁センサは、手の特定のスポット又は領域に/の近くに配置されるために構成された検知ユニットによって実行され、前記検知ユニットは指先検知ユニット(FU1,FU2,FU3など)と呼ばれる指先に/の近くに配置されるために構成され、前記検知ユニットは非指先検知ユニットと呼ばれる指先に/の近くではなく配置されるために構成され、
ここで、前記データ入力装置は、
前記データ入力装置によって使われたエネルギーを供給するための少なくとも1のエネルギーユニットと、
手の親指(D1)に装着される少なくとも1の指先検知ユニット(FU1)と、
親指ではないディジット(D1,D2,D3,D4)又はインターディジット(I1,I2,I3,I4)に装着される少なくとも1の非指先検知ユニットと
前記検知ユニットによって検知される電磁カップリングからの情報を処理し、前記電気又はコンピュータクライアント装置(CD)に送られる前記データ入力を生成するための少なくとも1の処理ユニットと、
少なくとも1のエネルギーユニットから前記データ入力装置の他のコンポーネントにパワーを無線又は有線で送るための少なくとも1のエネルギー接続ユニットと、
前記検知ユニットと前記少なくとも1の処理ユニットとを無線又は有線で接続する少なくとも1の信号/データ接続ユニット(SC,SC2,SC3,SC4)と、
前記少なくとも1の処理ユニットと前記電気又はコンピュータクライアント装置(CD)を無線又は有線で接続する少なくとも1のデータ入力接続ユニット(IC)と、を備え、
及び、ここで前記少なくとも1の指先検知ユニット(FU1)は、さらに、
人の体の組織との直接接触とならないように構成された少なくとも1の外向き指向の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールド手段(IN)と、
前記少なくとも1の指先検知ユニットを固定及びサポートし、前記少なくとも1の非指先検知ユニットの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備え、
及び、ここで、前記データ入力装置は2以上の指先検知ユニット(FU1,FU2,FU3など)を備え、前記指先検知ユニットによって使用される電磁信号が異なる周波数及び/又は前記電磁信号の異なる波長、増幅又は他の特性を用いて生成され、これは、前記ユーザ入力ジェスチャーに参加しているときに各個別の前記指先検知ユニットのユニークな識別を可能とし、前記指先検知ユニット及び他の検知ユニットの間の同時のマルチチャンネル化された電磁カップリングを容易化するためであり、
及び、ここで前記データ入力装において、前記少なくとも1の非指先検知ユニットはボディコンタクト検知ユニット(BU,BU1,BU2)であり、前記ボディコンタクト検知ユニットは前記電磁カップリングを検知するために構成され、前記手の人の体の組織に接触する導電端子を備え、ここで、人の体の組織は絶縁体として働く、ことを特徴とするデータ入力装置。
【請求項2】
ここで、前記データ入力装置は、さらに、1以上の前記非指先検知ユニットを備え、ここで、前記1以上の非指先検知ユニットは、手のインターディジット(I1,I2,I3,I4)又は親指でないディジット(D2,D3,D4,D5)に装着され
こで、前記1以上の更なる非指先検知ユニットは
ディ接触検知ユニット(BU,BU1,BU2など)と、及び/又は
前記人の体の組織と接触しない外向き指向の導電端子を有して電磁カップリングを検知するために構成された導電接触検知ユニット(CU,CU1,CU2など)と、を備え、ここで、空気の無や空気の変化量は絶縁体として作用し
ここで、前記1以上の非指先検知ユニットが同じディジットに装着されるとき、同じディジットに装着された前記1以上の非指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素の第一セットに統合され、ここで、前記要素の第一セットは、ディジットセット(DS,DS2,DS3,DS4,DS5)と呼ばれ、及び/又は
ここで、前記1以上の非指先検知ユニットが同じインターディジットに装着されるとき、同じインタ―ディジットに装着された前記1以上の非指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素の第二セットに統合され、ここで、前記要素の第二セットは、インターディジットセット(IS2,IS4)と呼ばれる、ことを特徴とする請求項1記載のデータ入力装置。
【請求項3】
ここで、前記導電接触検知ユニットの前記外向き指向の導電端子は、手の平及び/又は前記ディジットの隣接セグメントの橈骨側の近くに配置されるために構成される、ことを特徴とする請求項2記載のデータ入力装置。
【請求項4】
ここで、各ボディ接触検知ユニット(BU,BU1,BU2など)は、
前記人の体の組織に接触するために構成された少なくとも1の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
前記ボディ接触検知ユニットを固定及びサポートし、前記各ボディ接触検知ユニットの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備え、
及び、ここで各導電接触検知ユニット(CU,CU1,CU2など)は、
人の体の組織に接触しないで構成された少なくとも1の導電端子と、
絶縁及び/又は電磁シールと手段と、
前記導電接触検知ユニットを固定及びサポートし、前記各導電接触検知ユニットの全部又は一部の離脱可能な装着を確保する固定手段と、を備える、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項5】
ここで、1以上の指先検知ユニット(FU1,FU2,FU3など)が同じディジットに装着されるとき、前記1以上の指先検知ユニットは、共通のサポートを有する要素のセットに統合され、ここで、前記要素のセットは指先セット(FS1)と呼ばれ、
ここで、前記指先セット(FSS)の共通サポートは、以下のいずれかを示し、
前記ディジットの指先及び/又は前記ディジットの肌の表面の他の部分を、全体又は部分的に覆い又はラップする前記手のディジット上に装着されたフードのような要素、
前記ディジットの前記肌の表面を部分的に覆う又は閉塞する前記手の前記ディジットの装着されるために構成され及び全部/部分的に円形であり、装着されたフードのような要素を備え、ここで前記装着されたフードのような要素は、前記リングのような要素に装着されて前記ディジットの前記指先を全部又は部分的に覆う又はラップする前記ディジット上に又は前記ディジットをオーバーして装着されるように構成されたリングのような要素(RE)を含み、
小さな補助コンポーネント(AUX)と共に/から係合/離脱することを許容する装着機構、ここで、前記小さな補助コンポーネントは前記ユーザの前記手の指爪に固定的に装着され、
前記ユーザの前記手の指爪を補完し、延長し、置換し、及び少なくとも1の指先検知ユニット(FU1)に統合する人工爪、
少なくとも1の指先検知ユニット(FU1)の部分的インプラントで、ここで前記ユーザの前記指先の人の体の組織の内側の前記少なくとも1の指先検知ユニット(FU1)は、外側に向き、前記指先の肌からくっついている前記少なくとも1の指先検知ユニットの外向き指向の導電端子を残しており、
前記フードのような要素と組み合わされた前記リングのような要素(RE)、
前記装着機構などに組み合わされる前記リングのような要素(RE)、
前記人工爪に組み合わされる前記リングのような要素(RE)、
前記部分的インプラントに組み合わされる前記リングのような要素(RE)、であることを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項6】
ここで、前記ディジットセット(DS,DS2,DS3,DS4)前記共通サポートは、前記ディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成された全部又は部分的に円形リングのような要素の形状である、ことを特徴とする請求項記載のデータ入力装置。
【請求項7】
ここで、前記ディジットセット(DS,DS2,DS3,DS4)前記共通サポートは、サポートされた非指先検知ユニットの回転及び/又は移行調整を、前記サポートされた非指先検知ユニットの特定の装着/操作位置に許容するための調整コンポーネント又は調整(LRA,TRA)を示す、ことを特徴とする請求項記載のデータ入力装置。
【請求項8】
ここで、前記インターディジットセット(IS2,IS4)前記共通サポートは、フックのような形状の組み合わせを備える形状を示し、ここで、前記フックのような形状は、前記インターディジット(I1,I2,I3,I4)、及び2つの部分的に円形のリングのような形状の上に装着されるために構成され、ここで、前記2つの部分的に円形のリングのような形状は、前記インターディジットに隣接するディジットの隣接セグメント上に装着されるために構成され、ことを特徴とする請求項記載のデータ入力装置。
【請求項9】
ここで、前記インターディジットセット(IS2,IS4)前記共通サポートは、前記インターディジットセットの前記共通サポートの2つの部分の間の関節のある接続を許容する可動ジョイント(MJ2,MJ4)を備え、ここで、当該可動ジョイントは、お互いから前記インターディジットセットの前記共通サポートの2つの部分の分離を起こし及び/又は近接を防止するために構成されて、一方、前記可動ジョイントを介して前記インターディジットセットの前記共通サポートの前記2つの部分の接続を保つ、ことを特徴とする請求項記載のデータ入力装置。
【請求項10】
前記ディジットセット又は前記インターディジットセットは、前記ディジットセット又は前記インターディジットセットの介在を有する、及び前記指先検知ユニットの介在の無い接触コンタクト(N-N)を検知する非指先セット接触検知器を備える、ことを特徴とする請求項2,6,7,8及び9の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項11】
隣接ディジットセット又はインターディジットセットは、柔軟なブリッジ要素(B2,B3,B4)によって、互いに連結される、ことを特徴とする請求項2,6,7,8,9及び10の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項12】
さらに、手の手首に装着されるブレスレッドタイプのコンポーネントを備え、ここで、前記ブレスレッドタイプのコンポーネントは、前記データ入力装置の前記コンポーネントの全て又は一部の一時的なホストをすることを容易化するために構成される、ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項13】
ここで、前記ボディ接触検知ユニットは、少なくとも2であり、異なるディジットに装着され、及びここで、前記少なくとも1の処理ユニットは、タッチパッドとして手の肌の設定表面を使用することを可能にするために構成され、ここで、前記タッチパッド上で、ポインターとして作用する指先セット(FS1)を配置及び/又はスライドすることから成る動的ジェスチャーは、前記タッチパッと上で、前記電気又はコンピュータクライアント装置(CD)のための前記データ入力の動的変化に変換される、ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項14】
ここで、前記データ入力装置は、更に、
親指ではないディジット(D2,D3,D4,D5)に装着される1以上の指先検知ユニットと、及び/又は、
親指(D1)に装着される1以上の非指先検知ユニットを備える、ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項15】
ここで、1又は複数のボディ接触検知ユニット(BU1,BU2,BU3など)前記手の同じディジットに装着されるとき、前記1又は複数の前記ボディ接触検知ユニットは、前記ユーザの前記ディジットの人の体の組織内の前記1又は複数のボディ接触検知ユニットの全インプラントとして構成された非取り外しサポートによって、サポートされ、及び前記ディジットに装着され、前記1又は複数のボディ接触検知ユニットは完全に肌の下に残り、前記人の体の組織に接触する、ことを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のデータ入力装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
幾つかの新しい装着可能なデータ入力解決は、キーボード、マウス、タッチスクリーンなど広く使用されているデータインターフェイス装置の現在の複雑で煩わしい欠点の克服を試みるが、それらは、部分的に、不十分に、又は実際不便にのみ成功している。実際、これらの新たな解決のほとんどは、の肌の触感容量の取り消し、装着の悪さ、重量感、使用の複雑さ、操作の限定(例えば閉塞によって影響)、インタラクションの豊さの欠如(例えばコード幅の限定)、読みの信頼性のなさ、環境要素の限定、又は追加の外部要素の依存などの幾つかの新たな欠点をほのめかす。以下、これらの不成功又は部分的に成功の発明の幾つかである:
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
上記参照された従来技術と対照して、本発明は以下に合成される幾つかの基本的な有利な点を有する、すなわち、片手のみの最小限の閉塞、指先検知ユニット及びボディ接触検知ユニットを介したの肌の間の接触を特定する電磁センシング、及び複数チャネルのやり取り/インタラクションを供する親指セレクタ上の複数の電磁的な異なる検知ユニットである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
データ入力装置の異なる形態において、基本的に改良した数、配置、及び検知ユニットの検知能力及び処理ユニットの処理能力に関連して、データ入力装置のパフォーマンスは、例えば近接、スライド、押圧ジェスチャーなどの動的ユーザ入力ジェスチャーの早く、信頼のある検知、解釈及び変換を十分に可能にする(複数のとても速く実行される別々のユーザ入力ジェスチャーとして検知及び処理される)。これらの高められた形態において、データ入力装置は、肌のタッチパッドとしての手の肌の領域を使用することができるように構成され、ここで、前記肌のタッチパッドに関連する動的ユーザ入力ジェスチャーは直ぐにクライアント装置のためのデータ入力の等しいバリエーションに変換される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
コードは、また、接触時間期間や圧力の異なるタイプで実行される(この最後のケースは、動的ユーザ入力ジェスチャーを解され、というのも、人の体の組織の多く及び/又は装置の補助コンポーネントの多くは動的に変化するため)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0197
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0197】
検知セット:
指先セット(FS):様々な指先SUを統合
ディジット1の指先セット(FS1):親指に装着された指先セット
非指先セット:様々な非指先SUを統合し、ディジットセット及びインターディジットセットとなる
ディジットセット(DS):ディジットに装着される非指先セット
インターディジットセット(IS):インターディジットに装着される非指先セット
指先セットサポート(FSS):ディジット1-5に装着したとき、指先セットのサポート
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0198
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0198】
ユーザ入力関連:
ユーザ入力ジェスチャー:ディジット/手の位置/動作
コード:ディジット、手又は手の部分の静的位置又は静的ジェスチャー
動的ジェスチャー:ディジット、手又は手の部分の動き(静的ジェスチャーでない)
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0201
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0201】
その他:
処理ユニット:コンピュータパワーを有するコンポーネント
エネルギーユニット:エネルギーパワーを有するコンポーネント
導電端子:導電材料から作られ、如何なる形状をも有する
補助コンポーネント(AUX):如何なる補助コンポーネント
ブリッジ(B):SUのセットを物理的に連結する
ブレスレッド(/p):手首に装着され、装置要素を保持
クライアント装置(CD):装置によって生成されたデータ入力を受信
肌タッチパッド(STP):触感パッドとして動作する構成の手の肌の領域で、ここで、静的又は動的接触が指先SUによって実行される
絶縁/シールドコンポーネント(IN):EM放射をガイドし、EMカップリングを制御する
側方回転調整器(LRA):SUセットサポートの側方で、装着を調整
上側回転調整器(TRA):SUセットサポートの上部で、装着を調整
可動ジョイント(MJ):コンポーネント間の回転の容易化
非―指先-セット接触検知器(NND):N-N接触の検知の容易化
パス(PA):指先SU動作の仮想パス
リング要素(RE):リングのようなサポートコンポーネント
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正の内容】
図19
【国際調査報告】