(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-11
(54)【発明の名称】スライド格納方法および装置
(51)【国際特許分類】
G06F 16/435 20190101AFI20221003BHJP
【FI】
G06F16/435
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021574266
(86)(22)【出願日】2020-08-05
(85)【翻訳文提出日】2022-02-14
(86)【国際出願番号】 CN2020107050
(87)【国際公開番号】W WO2021023210
(87)【国際公開日】2021-02-11
(31)【優先権主張番号】201910718635.8
(32)【優先日】2019-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516184942
【氏名又は名称】北京金山▲辧▼公▲軟▼件股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Kingsoft Office Software,Inc.
(71)【出願人】
【識別番号】519342725
【氏名又は名称】珠海金山▲辧▼公▲軟▼件有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHUHAI KINGSOFT OFFICE SOFTWARE CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Building 5, Kingsoft Software Park, no.321, Qiandao ring road, Tangjiawan town, high-tech district, Zhuhai, Guangdong 519015,China
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】区 ▲鉞▼▲堅▼
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA07
5B175FB03
5B175HA01
5B175JA02
(57)【要約】
【課題】本出願の実施形態は、コンピュータ技術の分野に関連したスライドを格納する方法および装置を提供する。
【解決手段】上記方法は、電子デバイスが、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信することであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライドおよび選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信することと、名前を付けて保存の命令に基づいて、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得することと、プロパティ情報、およびターゲット・カスタム・ショー情報のスライドの下記ショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライドに対応するスライド・データを抽出することと、それを第2のプレゼンテーション・ファイルに格納することとを含む。本出願の実施形態によって与えられる技術的解決策に基づいて、ユーザは、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、たった1つの、名前を付けて保存の命令を入力する必要があり、これによってユーザによって実行される操作を減少させ、スライド格納効率を高め、ユーザ体験を改善する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップであって、該ターゲット・カスタム・ショー情報は、該第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および該選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信するステップと、
該名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップと、
該プロパティ情報に基づいておよび該ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから該選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップと、
を含むスライドを格納する方法。
【請求項2】
前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について前記名前を付けて保存の命令を受信するステップが、
該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信するステップと、
該ユーザによって入力された該カスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるとき、該第1のカスタム・ショー情報を該ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップと、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について前記名前を付けて保存の命令を受信するステップが、
ユーザによって入力された該カスタム・ショー情報についてすべて名前を付けて保存の操作が検出されるときに、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片を該ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップを含み、
該名前を付けて保存の命令に基づいて前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報を取得するステップが、
該ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報を取得するステップを含み、
該プロパティ情報に基づいておよび前記ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから前記選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップが、
該ターゲット・カスタム・ショー情報の該当断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該ショー・シーケンスに基づいて、該第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該スライドに対応する該スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片に対応する前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップが、
予め設定された格納シーケンスに基づいてターゲット・カスタム・ショー情報のすべての該断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択するステップと、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる該ショー・シーケンスに基づいて、該第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる該スライドに対応する該スライド・データを抽出するステップと、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップと、を含み、
該予め設定された格納シーケンスが、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の生成時間のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれる該スライドが示される回数のシーケンス、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各該断片を生成する消費期間のシーケンス、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の修正時間のシーケンス、および多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片が修正される回数のシーケンスのうちの1つである、請求項3記載の方法。
【請求項5】
ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片の前記スライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていない該スライドを格納する動作をキャンセルし、実行された該スライドを格納する動作から得られた前記第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するステップ
をさらに含み、
該スライドを格納する該動作が、ターゲット・カスタム・ショー情報の各該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納することを含む、請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記プロパティ情報が、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するように構成された受信モジュールであって、該ターゲット・カスタム・ショー情報が、該第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および該選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信モジュールと、
該名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように構成される取得モジュールと、
該プロパティ情報に基づいておよび該ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから該選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するように構成される抽出モジュールと、
を備えるスライドを格納する装置。
【請求項8】
前記受信モジュールが、
前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信し、
該ユーザによって入力された該カスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるとき、該第1のカスタム・ショー情報を前記ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成されている、請求項7記載の装置。
【請求項9】
ユーザによって入力された前記カスタム・ショー情報のすべて名前を付けて保存の操作が検出されるとき、前記受信モジュールが、前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片を前記ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成され、
前記取得モジュールが、該ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報を取得するように特別に構成され、
前記抽出モジュールが、該ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、該第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成されている、
請求項7記載の装置。
【請求項10】
前記抽出モジュールが、予め設定された格納シーケンスに基づいてターゲット・カスタム・ショー情報のすべての前記断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる前記スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成され、
該予め設定された格納シーケンスが、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の生成時間のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれる該スライドが示される回数のシーケンス、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各該断片を生成する消費期間のシーケンス、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の修正時間のシーケンス、および多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片が修正される回数のシーケンスのうちの1つである、請求項9記載の装置。
【請求項11】
前記受信モジュールが、ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片の前記スライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の前記実行をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていない該スライドを格納する動作をキャンセルし、実行された該スライドを格納する動作から得られた前記第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するようにさらに構成され、
該スライドを格納する該動作が、ターゲット・カスタム・ショー情報の各該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納することを含む、請求項9記載の装置。
【請求項12】
プロセッサ、通信インターフェース、メモリ、および通信バスを備える電子デバイスであって、該プロセッサ、該通信インターフェース、および該メモリが、該通信バスを介して互いに通信し、
該メモリが、コンピュータ・プログラムを格納するように構成され、
該プロセッサが、該メモリに格納された該コンピュータ・プログラムを実行するときに、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップを実施するように構成されている、電子デバイス。
【請求項13】
コンピュータ・プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータ・プログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップが実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
プロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップが実施される、コンピュータ・プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年8月5日に中国国家知識産権局に対して出願され、「SLIDE STORAGE METHOD AND APPARATUS(スライド格納方法および装置)」と題された中国特許出願第201910718635.8号の優先権を主張するものであり、これは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、コンピュータ技術の分野に関し、より詳細には、スライドを格納する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スライド・ショーは、プレゼンテーション・ファイルを表示するやり方であり、プレゼンテーション・ファイルの内容を聴衆と共有するために使用される。様々な機会にプレゼンテーション・ファイル中の様々なスライドを示す要求を満たすために、プレゼンテーション・ファイルは、カスタム・ショー情報を含むことができる。プレゼンテーション・ファイルのためのカスタム・ショー機能がオンにされるとき、ユーザは、ユーザ自身の必要に基づいてプレゼンテーション・ファイルから示されるスライドを選択し、示されるスライドのショー・シーケンスを調整してカスタム・ショー情報を得ることができる。
【0003】
ユーザが、スライドを格納する必要があり、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るとき、ユーザは、これを達成するために2つのやり方を使用することができる。一方のやり方では、ユーザが、カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データをスライドのショー・シーケンスに基づいて新しいプレゼンテーション・ファイルに手動でコピーし、この新しいプレゼンテーション・ファイルを格納する。別のやり方では、ユーザは、カスタム・ショー情報に含まれないプレゼンテーション・ファイル中のスライドであるプレゼンテーション・ファイル中の余分なスライドのスライド・データを削除し、スライド・データを削除した後にプレゼンテーション・ファイルを格納する。カスタム・ショー情報に含まれるスライドのスライド・データだけが、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルに格納され、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイル中のスライドのショー・シーケンスは、カスタム・ショー情報に含まれるショー・シーケンスと同一である。
【0004】
上述したスライドを格納する2つのやり方に関して、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、スライドを格納するのにどちらのやり方が使用されても、ユーザは多くの操作を実行する必要があり、それによりスライドの格納が低効率になり、乏しいユーザ体験となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施形態の目的は、ユーザによって実行される操作を減少させ、スライドについての格納効率を高め、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るときにユーザ体験を改善するように、スライドを格納する方法および装置を提供することである。特定の技術的解決策は、以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、上述の目的のために、本出願の一実施形態は、スライドを格納する方法であって、具体的には、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信するステップと、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップと、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップと、を含む方法を提供する。
【0007】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信するステップと、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるとき、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップと、を含む。
【0008】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
ユーザによって入力されたすべてカスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるときに、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップを含み、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップは、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップを含み、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップは、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップを含む。
【0009】
適宜、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップは、
予め設定された格納シーケンスに基づいてターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択するステップと、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出するステップと、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップと、を含み、
予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の生成時間のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドが示される回数のシーケンス、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各断片を生成する消費期間のシーケンス、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の修正時間のシーケンス、および多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片が修正される回数のシーケンスのうちの1つである。
【0010】
適宜、方法は、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、実行されたスライドを格納する動作から得られた第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するステップをさらに含み、
スライドを格納する動作は、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0011】
適宜、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップは、
名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示するステップと、
ユーザによって名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を受信するステップと、を含む。
【0012】
適宜、プロパティ情報は、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含む。
【0013】
第2の態様では、上述の目的のために、本出願の一実施形態は、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するように構成された受信モジュールであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信モジュールと、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように構成される取得モジュールと、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように構成される抽出モジュールと、を含むスライドを格納する装置を提供する。
【0014】
適宜、受信モジュールは、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信し、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるとき、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成されている。
【0015】
適宜、ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報のすべて名前を付けて保存の操作が検出されるとき、受信モジュールは、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成され、
取得モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように特別に構成され、
抽出モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成されている。
【0016】
適宜、抽出モジュールは、予め設定された格納シーケンスに基づいてターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成され、
予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の生成時間のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドが示される回数のシーケンス、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各断片を生成する消費期間のシーケンス、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の修正時間のシーケンス、および多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片が修正される回数のシーケンスのうちの1つである。
【0017】
適宜、受信モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、実行されたスライドを格納する動作から得られた第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するようにさらに構成され、
スライドを格納する動作は、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0018】
適宜、取得モジュールは、
名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示し、
名前を付けて保存ダイアログ・ボックスにユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を受信するように特別に構成されている。
【0019】
適宜、プロパティ情報は、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含む。
【0020】
第3の態様では、本出願の一実施形態は、プロセッサ、通信インターフェース、メモリ、および通信バスを備える電子デバイスであって、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを介して互いに通信し、
メモリは、コンピュータ・プログラムを格納するように構成され、
プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ・プログラムを実行するときに、第1の態様における方法のステップを実施するように構成されている、電子デバイスを提供する。
【0021】
第4の態様では、本出願の一実施形態は、コンピュータ・プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ・プログラムがプロセッサによって実行されるとき、第1の態様における方法のステップが実施される、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0022】
第5の態様では、本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータ・プログラム製品であって、コンピュータ・プログラム製品がコンピュータによって実行されるとき、コンピュータは、第1の態様における方法のステップを実行するようにさせられる、コンピュータ・プログラム製品を提供する。
【0023】
第6の態様では、本出願の一実施形態は、コンピュータ・プログラムであって、コンピュータ・プログラムがコンピュータによって実行されるとき、第1の態様における方法のステップが実施される、コンピュータ・プログラムを提供する。
【0024】
本出願の実施形態の有益な効果は、本出願の実施形態において提供されるスライドを格納する方法および装置において、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令が受信され、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および選択されたスライドのショー・シーケンスを含み、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報は、名前を付けて保存の命令に基づいて取得され、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報のスライドのショー・シーケンスに基づいて、選択されたスライドに対応するスライド・データは、第1のプレゼンテーション・ファイルから抽出され、抽出されたスライド・データは、第2のプレゼンテーション・ファイルに格納されることである。本出願の実施形態により提供される技術的解決策に基づいて、ユーザは、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、1つの名前を付けて保存の命令を入力しさえすればよく、これによってユーザによって実行される操作を減少させ、スライドを格納する効率を高め、ユーザ体験を改善する。
【0025】
もちろん、本出願を実施する任意の製品または方法は、必ずしも上述の利点をすべて同時に実現する必要はない。
【0026】
本出願の実施形態における技術的解決策、および先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、先行技術または実施形態の説明に使用される図面は、以下において簡単に説明される。以下、説明において図面は、本出願のいくつかの実施形態に過ぎず、当業者は、発明の努力なしに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本出願の一実施形態により与えられるスライドを格納する方法のフローチャートである。
【0028】
【
図2】本出願の一実施形態により与えられるカスタム・ショー情報のための編集用ダイアログ・ボックスの概略図である。
【0029】
【
図3】本出願の一実施形態により与えられるプレゼンテーション・ファイルのための名前を付けて保存ダイアログ・ボックスの概略図である。
【0030】
【
図4】本出願の一実施形態により与えられるスライドを格納する装置の概略構造図である。
【0031】
【
図5】本出願の一実施形態により与えられる電子デバイスの概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本出願の技術的解決策は、本出願の実施形態における図面を参照して以下に明確かつ徹底的に説明される。説明される実施形態はほんの一部であり、本出願の実施形態のすべてではないことは明らかである。発明の努力なしに当業者によって得られるすべての他の実施形態は、本出願の実施形態に基づいて本出願の保護範囲内である。
【0033】
カスタム・ショー情報(すなわち、ユーザ定義のショー情報)は、スライド、およびスライドのショー・シーケンスを含む。カスタム・ショー情報に含まれる1つまたは複数のスライドがある。カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルは、カスタム・ショー情報に含まれるスライドのスライド・データだけを格納し、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイル中のスライドのショー・シーケンスは、カスタム・ショー情報に含まれるショー・シーケンスと同一である。
【0034】
ユーザによって実行される操作を減少させ、スライドの格納効率を高め、ユーザ体験を改善するために、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るようにスライドを格納するときに、本出願の実施形態は、電子デバイスに適用することができるスライドを格納する方法を提供するものであり、電子デバイスは、PC(パーソナル・コンピュータ)端末、モバイル端末などであり得る。電子デバイスは、プレゼンテーション・アプリケーションがインストールされてもよく、プレゼンテーション・アプリケーションがインストールされたデバイスへの接続も可能である。ここで、プレゼンテーション・アプリケーションは、プレゼンテーション・ファイルを示すために使用される。
【0035】
以下において、本出願の実施形態によって提供されるスライドを格納する方法は、特定の実施形態と組み合せて詳細に説明される。理解を容易にするために、以下の実施形態では、カスタム・ショー情報が複数のスライドを含むことが、一例として得られ、電子デバイスは、限定されるものではないが、説明のために実行主体として用いられる。
図1に示されるように、スライドを格納する特定のステップは、以下の通りである。
【0036】
ステップ101において、第1のプレゼンテーション・ファイルにおけるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令が受信され、ここで、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含む。
【0037】
ステップ101は、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信することを含み、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および選択されたスライドのショー・シーケンスを含む。
【0038】
本出願の実施形態では、ユーザは、電子デバイスから開かれることを必要とするプレゼンテーション・ファイルを選択することができる。ユーザによって選択されたプレゼンテーション・ファイルを検出した後、電子デバイスは、フォアグラウンドでプレゼンテーション・ファイルを動作させることができる。電子デバイスのフォアグラウンドで動作するプレゼンテーション・ファイルについて、ユーザは、プレゼンテーション・ファイル中のカスタム・ショー・ボタンをクリックすることができる。電子デバイスは、カスタム・ショー・ボタンをクリックするユーザの操作に基づいてカスタム・ショー情報のための編集用ダイアログ・ボックスを表示する。編集用ダイアログ・ボックスにおいて、ユーザは、カスタム・ショー情報、および全スライドのショー・シーケンスに加えられる必要があるスライドを選択する。電子デバイスは、ユーザによって選択されたスライド、および全スライドのショー・シーケンスをカスタム・ショー情報に加える。
【0039】
第1のプレゼンテーション・ファイルは、電子デバイス中の任意のプレゼンテーション・ファイルであり、ここで、第1のプレゼンテーション・ファイルは、説明のための一例とみなされ、限定されない。第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報に係る1つまたは複数の断片がある。ユーザは、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を電子デバイスに直接入力することができ、または特に限定されるものではない他のデバイスを介してターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を電子デバイスに入力することができる。ただし、他のデバイスは、キーボード、マウスなどであり得る。
【0040】
スライドがターゲット・カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために格納される必要があるとき、ユーザは、第1のプレゼンテーション・ファイル中のターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を電子デバイスに入力する。電子デバイスは、ユーザによって入力された名前を付けて保存の命令を受信する。
【0041】
適宜の実施形態では、プレゼンテーション・アプリケーションのメイン・メニューは、カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンまたはすべて名前を付けて保存ボタンを含むことができる。別の適宜の実施形態では、カスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスは、
図2に示されたカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスなどのカスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンおよびすべて名前を付けて保存ボタンを含む。上述した名前を付けて保存ボタンおよびすべて名前を付けて保存ボタンは、電子デバイスにスライドを格納する動作を実行するように命令するように構成されている。スライドを格納する動作は、概して、ターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るためにスライドを格納する動作であるターゲット・カスタム・ショー情報に対応する第2のプレゼンテーション・ファイル中のそれを格納することを含む。
【0042】
カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンおよびすべて名前を付けて保存ボタンに基づいて、電子デバイスは、以下のやり方によって、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を取得することができる。
【0043】
あるやり方では、ユーザは、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についての選択命令を電子デバイスに入力し、カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンをクリックする。電子デバイスが選択命令を受信した後に、カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出された場合、電子デバイスは、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出された場合、電子デバイスは、名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作を名前を付けて保存の命令とみなすことができることを理解されたい。
【0044】
図2に示されたカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスは、説明のための一例とみなされる。ユーザは、クリックによって「レクチャ時間20分」と名付けられたカスタム・ショー情報1を選択する。カスタム・ショー情報1をクリックするユーザの操作が検出された後、電子デバイスは、カスタム・ショー情報1についての選択命令の受信を決定する。その後、ユーザがカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックス内の名前を付けて保存ボタンをクリックする場合、電子デバイスは、名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作を検出し、次いで、カスタム・ショー情報1について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。
【0045】
別のやり方では、ユーザは、カスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックする。カスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出される場合、ユーザがカスタム・ショー情報のある断片についての選択命令を入力したかどうかに関わらず、電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。
【0046】
この場合には、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報の1つの断片があり、ターゲット・カスタム・ショー情報の1つの断片があり、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報の複数の断片がある場合、ターゲット・ショー情報の複数の断片がある。
【0047】
図2に示されたカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスは、やはり説明のための一例とみなされる。ユーザがカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックス内のすべて名前を付けて保存ボタンをクリックする場合、電子デバイスは、すべて名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作を検出し、次いで、「レクチャ時間20分」と名付けられたカスタム・ショー情報1、「レクチャ時間30分」と名付けられたカスタム・ショー情報2、「上司へ報告」と名付けられたカスタム・ショー情報3、および「部下へ報告」と名付けられたカスタム・ショー情報4をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、カスタム・ショー情報1から4について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。
【0048】
別の適宜の実施形態では、電子デバイスは、以下のやり方によって、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を取得することができる。
【0049】
あるやり方では、ユーザは、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についての選択命令を電子デバイスに入力し、カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の操作を入力する。電気デバイスが選択命令を受信した後に、ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報について名前を付けて保存の操作が検出された場合、電気デバイスは、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。
【0050】
別のやり方では、ユーザは、カスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存の操作を電子デバイスに入力する。ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報についてすべて名前を付けて保存の操作が検出された場合、電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、ターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定する。
【0051】
名前を付けて保存の操作およびすべて名前を付けて保存の操作について、ユーザは、予めセットされた文字を入力することによって2つの操作を電子デバイスに入力することができる。例えば、予めセットされた文字は、Ctrl+SまたはCtrl+Aなどであり、これは限定されない。
【0052】
ステップ102において、ターゲット・カスタム・ショー情報を格納するための第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報が、名前を付けて保存の命令に基づいて取得される。
【0053】
ステップ102は、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得することを含む。第2のプレゼンテーション・ファイルは、ターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを格納するように構成されている。
【0054】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令は、ユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られ、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報が取得される。
【0055】
本出願の実施形態では、プロパティ情報は、格納場所、ファイル名、およびファイル形式等を含み得る。格納場所は、第2のプレゼンテーション・ファイル等についての格納経路を含み得る。ファイル形式は、ファイル・タイプである。名前を付けて保存の命令を受信した後に、電子デバイスは、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得する。
【0056】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令を受信した後に、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の名前および第1のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を決定する。
【0057】
例えば、名前を付けて保存の命令を受信した後に、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の名前を第2のプレゼンテーション・ファイルの名前として取得し、第1のプレゼンテーション・ファイルの格納場所を第2のプレゼンテーション・ファイルの格納場所として取得し、第1のプレゼンテーション・ファイルのファイル・タイプを第2のプレゼンテーション・ファイルのファイル・タイプとして取得し、次いで第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を得る。
【0058】
本出願の実施形態では、ターゲット・カスタム・ショー情報の複数の断片がある場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片の名前および第1のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を決定し、第2のプレゼンテーション・ファイルは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを格納するように構成されている。
【0059】
別の適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令を受信した後、電子デバイスは、名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示する。ユーザは、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに入力する。電子デバイスは、ユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を受信する。
【0060】
図2に示されたカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスは、やはり説明のための一例とみなされる。電子デバイスは、「レクチャ時間20分」と名付けられたカスタム・ショー情報1について名前を付けて保存の命令を受信し、
図3に示されるように、名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示する。ユーザは、第2のプレゼンテーション・ファイルの格納場所、ファイル名、およびファイル形式等などのプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに入力する。電子デバイスは、ユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を受信する。
【0061】
また、ユーザがカスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックする場合、またはユーザがカスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存の操作を入力する場合、名前を付けて保存ダイアログ・ボックスが表示された後に、ユーザは、第2のプレゼンテーション・ファイルの格納場所およびファイル・タイプ等などのプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに入力することができる。ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片を格納するために、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片の名前を第2のプレゼンテーション・ファイルのファイル名として決定し、ユーザによって入力されるプロパティ情報と組み合せて、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片を格納するために第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を決定する。
【0062】
本出願の実施形態では、ユーザがカスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックする場合、またはユーザがカスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存の操作を入力する場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、電子デバイスは、
図3に示されるように、それぞれ、1つの名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示することができ、電子デバイスは、たった1つの、すべて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示することもでき、ユーザは、第2のプレゼンテーション・ファイルの名前を除いて、第2のプレゼンテーション・ファイルの他のプロパティ情報をカスタム修正することができ、第2のプレゼンテーション・ファイルの名前は、ターゲット・カスタム・ショー情報に対応する名前である。
【0063】
ステップ103において、プロパティ情報に基づいて、およびカスタム・ショーにおけるスライドのショー・シーケンスに基づいて、対応するスライド・データが、第1のプレゼンテーション・ファイルから抽出され、対応するスライド・データが、第2のプレゼンテーション・ファイルに格納される。
【0064】
ステップ103は、ターゲット・カスタム・ショー情報に一致する第2のプレゼンテーション・ファイルを得るために、プロパティ情報に基づいておよびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルから対応するスライド・データを抽出し、対応するスライド・データを第2のプレゼンテーション・ファイルに格納する。
【0065】
本出願の実施形態では、第2のプレゼンテーション・ファイルについての取得されたプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショーに含まれるスライドを抽出し、抽出されたスライドを第2のプレゼンテーション・ファイルに格納することができる。
【0066】
図2に示されたカスタム・ショー情報についての編集用ダイアログ・ボックスは、やはり説明のための一例とみなされる。電子デバイスは、「レクチャ時間20分」と名付けられたカスタム・ショー情報1についての名前を付けて保存の命令を受信し、
図3に示されるように、名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示する。ユーザは、第2のプレゼンテーション・ファイルの格納場所、ファイル名、およびファイル・タイプ等などのプロパティ情報をダイアログ・ボックスに入力し、保存ボタンをクリックする。電子デバイスが、ユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を受信し、保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出された場合、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納する。
【0067】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令は、ユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られ、上記のステップ103は、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、スライド・データをターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに格納することを特に含むことができる。
【0068】
一例では、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルを生成し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納する。このようにして、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に一致する第2のプレゼンテーション・ファイルは得ることができ、第2のプレゼンテーション・ファイル中のスライドのショー・シーケンスがターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドのショー・シーケンスと同一であることを確実にする。
【0069】
例えば、ターゲット・カスタム・ショー情報は、カスタム・ショー情報11および12を含む。カスタム・ショー情報11に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル11であり、カスタム・ショー情報12に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル12である。カスタム・ショー情報11は、スライド1、2、および3を含み、スライド1、2、および3のショー・シーケンスは、スライド1→スライド2→スライド3である。カスタム・ショー情報12は、スライド4、5、および6を含み、スライド4、5、および6のショー・シーケンスは、スライド4→スライド5→スライド6である。
【0070】
電子デバイスは、カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得るために、早い方から遅い方へのスライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データを抽出し、スライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル11に格納し、電子デバイスは、スライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データを順次抽出し、カスタム・ショー情報12に一致するプレゼンテーション・ファイル12を得るために、スライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル12に格納する。その後、電子デバイスは、スライド1→スライド2→スライド3のシーケンスに基づいてプレゼンテーション・ファイル11を示すことができ、スライド4→スライド5→スライド6のシーケンスに基づいてプレゼンテーション・ファイル12を示すことができる。
【0071】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令がユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られる場合、電子デバイスは、前もって格納シーケンス(すなわち、予め設定された格納シーケンス)を設定し、予め設定された格納シーケンスに基づいて順次ターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することができる。
【0072】
一例では、予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の生成時間のシーケンスであり得る。
【0073】
例えば、ターゲット・カスタム・ショー情報は、カスタム・ショー情報11および12を含む。カスタム・ショー情報11に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル11であり、カスタム・ショー情報12に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル12である。カスタム・ショー情報11は、スライド1、2、および3を含み、カスタム・ショー情報12は、スライド4、5、および6を含む。カスタム・ショー情報11の生成時間が10:00であり、カスタム・ショー情報12の生成時間が11:00であり、カスタム・ショー情報11の生成時間がカスタム・ショー情報12の生成時間よりも早い場合、
電子デバイスは、カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得るために、スライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データを順次抽出し、スライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル11に順次格納し、
カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得た後に、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12に一致するプレゼンテーション・ファイル12を得るために、早い方から遅い方へのスライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データを抽出し、スライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル12に順次格納する。
【0074】
本出願の実施形態では、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に一致する第2のプレゼンテーション・ファイルを得るために複数のスレッドを有するスライド・データをさらに抽出することができ、具体的には、これは、以下の通りである。
【0075】
例えば、電子デバイスは、それぞれ、2個のスレッド、すなわち、スレッド1および2と同時にスライド・データをさらに抽出することができる。ターゲット・カスタム・ショー情報は、カスタム・ショー情報11、12および13を含む。カスタム・ショー情報11の生成時間が10:00であり、カスタム・ショー情報12の生成時間が11:00であり、カスタム・ショー情報13の生成時間が12:00であり、カスタム・ショー情報11の生成時間がカスタム・ショー情報12の生成時間よりも早く、カスタム・ショー情報12の生成時間がカスタム・ショー情報13の生成時間よりも早い。
【0076】
したがって、電子デバイスは、カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得るように、1つのスレッド(例えば、スレッド1)を有するカスタム・ショー情報11に含まれたスライドに対応するスライド・データを抽出し、抽出されたスライド・データをプレゼンテーション・ファイル11に順次格納し、同時に、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12に一致するプレゼンテーション・ファイル12を得るように、別のスレッド(例えば、スレッド2)を有するカスタム・ショー情報12に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、プレゼンテーション・ファイル12中の抽出されたスライド・データを順次格納する。
【0077】
1つのスレッド(例えば、スレッド2)を有するカスタム・ショー情報12に含まれるスライドに対応するスライド・データの抽出が終わるとき、スライドを格納する動作が実行されないカスタム・ショー情報(すなわち、カスタム・ショー情報13)に含まれるスライドに対応するスライド・データは、カスタム・ショー情報13に一致するプレゼンテーション・ファイル12を得るために、スレッド2を用いて抽出され、抽出されたスライド・データは、プレゼンテーション・ファイル13に順次格納される。
【0078】
本出願の実施形態では、さらに、予め設定された格納シーケンスは、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドの個数のシーケンスであってもよく、さらに、予め設定された格納シーケンスは、カスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドが多い方から少ない方への示される回数のシーケンスであってもよく、さらに、予め設定された格納シーケンスは、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各断片を生成する消費期間のシーケンスであってもよく、さらに、予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の修正時間のシーケンスであってもよく、さらに、予め設定された格納シーケンスは、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片が修正される回数のシーケンスであってもよく、これは、特に限定されるものではない。
【0079】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令がユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られる場合、電子デバイスは、予め設定された格納シーケンスに基づいて、ターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することができる。
【0080】
例えば、ターゲット・カスタム・ショー情報は、カスタム・ショー情報11および12を含む。カスタム・ショー情報11に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル11であり、カスタム・ショー情報12に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルは、プレゼンテーション・ファイル12である。カスタム・ショー情報11の生成時間が10:00、カスタム・ショー情報12の生成時間が11:00、およびカスタム・ショー情報11の生成時間がカスタム・ショー情報12の生成時間よりも早い場合、
電子デバイスは、カスタム・ショー情報11についての名前を付けて保存ダイアログ・ボックス1を表示し、ユーザは、プレゼンテーション・ファイル11のプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックス1に入力する。ユーザによって入力されたプレゼンテーション・ファイル11のプロパティ情報を受信した後に、電子デバイスは、カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得るために、スライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データを抽出し、スライド1に対応するスライド・データ、スライド2に対応するスライド・データ、およびスライド3に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル11に順次格納し、
カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11を得た後に、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12について名前を付けて保存ダイアログ・ボックス2を表示し、ユーザは、プレゼンテーション・ファイル12のプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックス2に入力する。ユーザによって入力されたプレゼンテーション・ファイル12のプロパティ情報を受信した後に、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12に一致するプレゼンテーション・ファイル12を得るために、スライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データを抽出し、スライド4に対応するスライド・データ、スライド5に対応するスライド・データ、およびスライド6に対応するスライド・データをプレゼンテーション・ファイル12に順次格納する。
【0081】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令がユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られる場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報のスライドを格納する動作の実行をキャンセルする。ここで、スライドを格納する動作は、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0082】
例えば、ターゲット・カスタム・ショー情報は、カスタム・ショー情報11、12および13を含む。カスタム・ショー情報11に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルはプレゼンテーション・ファイル11であり、カスタム・ショー情報12に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルはプレゼンテーション・ファイル12であり、カスタム・ショー情報13に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルはプレゼンテーション・ファイル13である。カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、すなわち、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12に一致するプレゼンテーション・ファイル12を生成しない。
【0083】
適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令がユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られる場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルすることができる。
【0084】
例えば、カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、この時点でカスタム・ショー情報11のスライドを格納する動作が実行され、カスタム・ショー情報13のスライドを格納する動作は実行されず、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、カスタム・ショー情報13のスライドを格納する動作の実行をキャンセルする。
【0085】
別の適宜の実施形態では、名前を付けて保存の命令がユーザによって入力されたすべて名前を付けて保存の操作から得られる場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、電子デバイスは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、スライドを格納する実行された動作から得られる第2のプレゼンテーション・ファイルを削除する。
【0086】
例えば、カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、この時点で、カスタム・ショー情報11を格納する動作が実行されており、すなわち、カスタム・ショー情報11に一致するプレゼンテーション・ファイル11が得られており、カスタム・ショー情報13のスライドを格納する動作は実行されず、電子デバイスは、カスタム・ショー情報12のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、カスタム・ショー情報13のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、プレゼンテーション・ファイル11を削除する。
【0087】
本出願の実施形態は、スライドを格納する方法を提供する。電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信し、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含み、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得し、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納する。本出願の実施形態によって与えられる技術的解決策に基づいて、ユーザは、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、1つの名前を付けて保存の命令を入力しさえすればよく、これによってユーザによって実行される操作を減少させ、スライドを格納する効率を高め、ユーザ体験を改善する。
【0088】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、スライドを格納する装置を提供する。
図4に示されるように、装置は、
第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するように構成された受信モジュール401であって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含む、受信モジュール401と、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように構成された取得モジュール402であって、第2のプレゼンテーション・ファイルは、複数のスライドに対応するスライド・データを格納するように構成されている取得モジュール402と、
第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいておよびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれる複数のスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように構成された抽出モジュール403と、を備える。
【0089】
一実施形態では、受信モジュール401は、
第1のプレゼンテーション・ファイル中の第1のカスタム・ショー情報についてユーザから選択命令を受信し、
カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出されるときに、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイル中のターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成され得る。
【0090】
一実施形態では、受信モジュール401は、
カスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出されたとき、第1のプレゼンテーション・ファイル中のカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイル中のターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成されていてもよい。
【0091】
一実施形態では、取得モジュール402は、
名前を付けて保存の命令に従って名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示し、
ユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに受信するように特別に構成され得る。
【0092】
一実施形態では、プロパティ情報は、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含む。
【0093】
本出願の実施形態は、スライドを格納する装置を提供する。電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信し、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含み、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得し、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納する。本出願の実施形態によって与えられる技術的解決策に基づいて、ユーザは、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、1つの名前を付けて保存の命令を入力しさえすればよく、これによりユーザによって実行される操作を減少させ、スライドを格納する効率を高め、ユーザ体験を改善する。
【0094】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の実施形態は、スライドを格納する装置を提供する。装置は、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するように構成された受信モジュールであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドおよび選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信モジュールと、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように構成された取得モジュールと、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように構成されている抽出モジュールと、を備える。
【0095】
一実施形態では、受信モジュールは、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信し、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報について名前を付けて保存の操作が検出されるときに、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成され得る。
【0096】
一実施形態では、受信モジュールは、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報についてすべて名前を付けて保存の操作が検出されるときに、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するように特別に構成され得る。
【0097】
取得モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように特別に構成され、
抽出モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成されている。
【0098】
一実施形態では、抽出モジュールは、予め設定された格納シーケンスに基づいて、順次、ターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するように特別に構成されており、
予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の生成時間のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドが示される回数のシーケンス、または長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各断片を生成する消費期間のシーケンス、または早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の修正時間のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片が修正される回数のシーケンスである。
【0099】
一実施形態では、受信モジュールは、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、実行されたスライドを格納する動作から得られる第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するようにさらに構成することができ、
スライドを格納する動作は、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0100】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、
図5に示されるように、プロセッサ501、通信インターフェース502、メモリ503、および通信バス504を備える電子デバイスであって、プロセッサ501、通信インターフェース502、およびメモリ503は、通信バス504を介して互いに通信し、
メモリ503は、コンピュータ・プログラムを格納するように構成され、
プロセッサ501は、メモリ503に格納されたコンピュータ・プログラムを実行するときに、以下のステップ、すなわち、
第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含む、受信するステップと、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップであって、第2のプレゼンテーション・ファイルは、複数のスライドに対応するスライド・データを格納するように構成される、取得するステップと、
第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライド情報に対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップと、を実施するように構成されている、電子デバイスをさらに提供する。
【0101】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
第1のプレゼンテーション・ファイルに第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信するステップと、
カスタム・ショー情報について名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出されるときに、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイル中のターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップと、を含むことができる。
【0102】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
カスタム・ショー情報についてのすべて名前を付けて保存ボタンをクリックするユーザの操作が検出されるときに、第1のプレゼンテーション・ファイル中のカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイル中のターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップを含むことができる。
【0103】
適宜、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップは、
名前を付けて保存の命令に基づいて名前を付けて保存ダイアログ・ボックスを表示するステップと、
ユーザによって入力された第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を名前を付けて保存ダイアログ・ボックスに受信するステップと、を含むことができる。
【0104】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、プロセッサ、通信インターフェース、メモリ、および通信バスを備える電子デバイスであって、プロセッサ、通信インターフェース、およびメモリは、通信バスを介して互いに通信し、
メモリは、コンピュータ・プログラムを格納するように構成され、
プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ・プログラムを実行するときに、以下のステップ、すなわち、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップであって、ターゲット・カスタム・ショー情報は、第1のプレゼンテーション・ファイル、および選択されたスライドのショー・シーケンスから選択されるスライドを含む、受信するステップと、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップと、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップと、を実施するように構成される、電子デバイスをさらに提供する。
【0105】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信するステップと、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報について名前を付けて保存の操作が検出されるときに、第1のカスタム・ショー情報をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップと、を含む。
【0106】
適宜、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップは、
ユーザによって入力されたカスタム・ショー情報についてすべて名前を付けて保存の操作が検出されるときに、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片をターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令の受信を決定することを含み、
名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップは、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得することを含み、
プロパティ情報に基づいておよびショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップは、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0107】
適宜、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納するステップは、
予め設定された格納シーケンスに基づいて、順次、ターゲット・カスタム・ショー情報のすべての断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を選択し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の選択された断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含み、
予め設定された格納シーケンスは、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の生成時間のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片に含まれるスライドが示される回数のシーケンス、または長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各断片を生成する消費期間のシーケンス、または早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各断片の修正時間のシーケンス、または多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各断片が修正される回数のシーケンスである。
【0108】
適宜、プロセッサは、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルするステップ、および実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の断片のスライドを格納する動作の実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルし、スライドを格納する実行された動作から得られた第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するステップを実施するようにさらに構成することができ、
スライドを格納する動作は、ターゲット・カスタム・ショー情報の各断片に含まれるショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の断片に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の断片に対応する第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納することを含む。
【0109】
適宜、プロパティ情報は、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含むことができる。
【0110】
本出願の実施形態は、電子デバイスを提供する。電子デバイスは、第1のプレゼンテーション・ファイルにターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信し、ターゲット・カスタム・ショー情報は、複数のスライド、および複数のスライドのショー・シーケンスを含み、名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得し、第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報中のスライドのショー・シーケンスに基づいて、第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報に含まれるスライドに対応するスライド・データを抽出し、第2のプレゼンテーション・ファイルに抽出されたスライド・データを格納する。本出願の実施形態によって与えられる技術的解決策に基づいて、ユーザは、カスタム・ショー情報に一致するプレゼンテーション・ファイルを得るために、1つの名前を付けて保存の命令を入力しさえすればよく。これによりユーザによって実行される操作を減少させ、スライド格納する効率を高め、ユーザ体験を改善する。
【0111】
電子デバイス中の上述した通信バスは、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(PCIと略される)バス、拡張業界標準構造(EISAと略される)バスなどとすることができる。通信バスは、アドレス・バス、データ・バス、制御バスなどに分けることができる。説明を容易にするために、図にはたった1本の太線が使用されるが、それは、たった1本のバスまたは1種類のバスが存在することを意味しない。
【0112】
通信インターフェースは、上述した電子デバイスと他のデバイスの間の通信のために構成されている。
【0113】
メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAMと略される)を含むことができ、不揮発性メモリ(NVMと略される)、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリも含む。適宜、メモリは、前述のプロセッサから遠く離れて位置する少なくとも1つの記憶装置でさらにあり得る。
【0114】
プロセッサは、中央処理装置(CPUと略される)、ネットワーク・プロセッサ(NPと略される)などを含む汎用プロセッサであってもよく、プロセッサは、デジタル信号処理(DSPと略される)、特定用途向け集積回路(ASICと略される)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAと略される)、または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリート・ゲート、またはトランジスタ論理デバイス、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネントであることもできる。
【0115】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、コンピュータ・プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ・プログラムは、プロセッサによって実行されるとき、スライドを格納する任意の前述した方法のステップを実施する。
【0116】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータ・プログラム製品をさらに提供し、コンピュータによって実行されるとき、コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータに格納されたスライドのための任意の前述の方法のステップを実施させる。
【0117】
同じ技術的思想に基づいて、本出願の一実施形態は、コンピュータ・プログラムをさらに提供し、プロセッサによって実行されるとき、コンピュータ・プログラムは、スライドを格納する任意の前述の方法のステップを実施する。
【0118】
上述した実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せによって全体または一部で実施されてもよい。ソフトウェアで実施されるとき、実施形態は、コンピュータ・プログラム製品の形態の全体または一部で実施することができる。コンピュータ・プログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータ・プログラム命令はコンピュータに読み込まれ、実行されると、本出願の実施形態に記載されたプロセスまたは機能が全体または一部で生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータ・ネットワーク、または他のプログラム可能な装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、またはあるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))、または無線(例えば、赤外線、ワイヤレス、マイクロ波など)のやり方で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータ・センタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータ・センタへ伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の利用可能な媒体が組み込まれたサーバまたはデータ・センタなどのコンピュータまたはデータ記憶装置がアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピ・ディスク、ハード・ディスク、および磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッド・ステート・ディスク(SSD))などであり得る。
【0119】
本明細書中で使用される「第1の」、「第2の」等などの関係の用語は、ある実体または動作と別の実体または動作を区別するためにのみ使用され、これらの実体または動作の間に実際の関係または順序があることを必ずしも必要または示唆しないことに留意されたい。また、用語「含む」、「備える」、またはそれらの任意の変形は、非排他的な包含を含むことが意図され、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、もしくはデバイスは、挙げられたそれらの要素だけを含むのでなく、特に挙げられていない他の要素、またはこれらのプロセス、方法、物品、もしくはデバイスに本質的な要素も含むようになっている。さらなる限定なしで、「1つの・・・を含む」という語によって限定された要素は、挙げられた要素を含むプロセス、方法、物品、またはデバイス中の追加の同一の要素を除外しない。
【0120】
本明細書における実施形態のすべては、相互に関連したやり方で説明され、様々な実施形態における同一または類似する部分は、互いを参照することができる。さらに、各実施形態の説明は、他の実施形態との差異に焦点を当てる。詳細には、装置、電子デバイス、コンピュータ可読記憶媒体、およびコンピュータ・プログラムの実施形態は、それらが方法の実施形態と実質的に同様であるので簡単に説明され、関連した内容は、方法の実施形態の説明を参照することができる。
【0121】
上述した実施形態は、本出願のいくつかの実施形態であり、本出願の保護範囲を限定することは意図されない。本出願の趣旨および原理の範囲内の任意の修正例、均等物、または改善例は、本出願の保護範囲内に含まれる。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するステップであって、該ターゲット・カスタム・ショー情報は、該第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および該選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信するステップと、
該名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するステップと、
該プロパティ情報に基づいておよび該ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから該選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップと、
を含むスライドを格納する方法。
【請求項2】
前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について前記名前を付けて保存の命令を受信するステップが、
該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される第1のカスタム・ショー情報についてのユーザからの選択命令を受信するステップと、
該ユーザによって入力された該カスタム・ショー情報の名前を付けて保存の操作が検出されるとき、該第1のカスタム・ショー情報を該ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップと、を含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について前記名前を付けて保存の命令を受信するステップが、
ユーザによって入力された該カスタム・ショー情報についてすべて名前を付けて保存の操作が検出されるときに、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるカスタム・ショー情報のすべての断片を該ターゲット・カスタム・ショー情報とみなし、該第1のプレゼンテーション・ファイルに生成される該ターゲット・カスタム・ショー情報について該名前を付けて保存の命令の受信を決定するステップを含み、
該名前を付けて保存の命令に基づいて前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報を取得するステップが、
該ターゲット・カスタム・ショー情報の断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報を取得するステップを含み、
該プロパティ情報に基づいておよび前記ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから前記選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップが、
該ターゲット・カスタム・ショー情報の該当断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該ショー・シーケンスに基づいて、該第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該スライドに対応する該スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片ごとに、ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片に対応する前記第2のプレゼンテーション・ファイルの前記プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる前記スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップが、
予め設定された格納シーケンスに基づいてターゲット・カスタム・ショー情報のすべての該断片からターゲット・カスタム・ショー情報の断片を順次選択するステップと、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルの該プロパティ情報に基づいて、およびターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる該ショー・シーケンスに基づいて、該第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に含まれる該スライドに対応する該スライド・データを抽出するステップと、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該選択された断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するステップと、を含み、
該予め設定された格納シーケンスが、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の生成時間のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれるスライドの個数のシーケンス、多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片に含まれる該スライドが示される回数のシーケンス、長い方から短い方へのカスタム・ショー情報の各該断片を生成する消費期間のシーケンス、早い方から遅い方へのカスタム・ショー情報の各該断片の修正時間のシーケンス、および多い方から少ない方へのカスタム・ショー情報の各該断片が修正される回数のシーケンスのうちの1つである、請求項3記載の方法。
【請求項5】
ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片の前記スライドを格納する動作の実行中にキャンセル命令を受信した場合、ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片ごとに、
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていないスライドを格納する動作をキャンセルするステップ、または
ターゲット・カスタム・ショー情報の該断片の該スライドを格納する該動作の該実行をキャンセルし、実行されていない該スライドを格納する動作をキャンセルし、実行された該スライドを格納する動作から得られた前記第2のプレゼンテーション・ファイルを削除するステップ
をさらに含み、
該スライドを格納する該動作が、ターゲット・カスタム・ショー情報の各該断片に含まれる前記ショー・シーケンスに基づいて、前記第1のプレゼンテーション・ファイルからターゲット・カスタム・ショー情報の該断片に含まれる該スライドに対応する前記スライド・データを抽出し、ターゲット・カスタム・ショー情報の前記断片に対応する該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納することを含む、請求項3記載の方法。
【請求項6】
前記プロパティ情報が、格納場所、ファイル名、およびファイル形式を含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
第1のプレゼンテーション・ファイルに生成されるターゲット・カスタム・ショー情報について名前を付けて保存の命令を受信するように構成された受信モジュールであって、該ターゲット・カスタム・ショー情報が、該第1のプレゼンテーション・ファイルから選択されるスライド、および該選択されたスライドのショー・シーケンスを含む、受信モジュールと、
該名前を付けて保存の命令に基づいて第2のプレゼンテーション・ファイルのプロパティ情報を取得するように構成される取得モジュールと、
該プロパティ情報に基づいておよび該ショー・シーケンスに基づいて該第1のプレゼンテーション・ファイルから該選択されたスライドに対応するスライド・データを抽出し、該第2のプレゼンテーション・ファイルに該抽出されたスライド・データを格納するように構成される抽出モジュールと、
を備えるスライドを格納する装置。
【請求項8】
プロセッサ、通信インターフェース、メモリ、および通信バスを備える電子デバイスであって、該プロセッサ、該通信インターフェース、および該メモリが、該通信バスを介して互いに通信し、
該メモリが、コンピュータ・プログラムを格納するように構成され、
該プロセッサが、該メモリに格納された該コンピュータ・プログラムを実行するときに、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップを実施するように構成されている、電子デバイス。
【請求項9】
コンピュータ・プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、該コンピュータ・プログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップが実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
プロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか一項記載の方法のステップが実施される、コンピュータ・プログラム。
【国際調査報告】