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特表2022-543579テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-13
(54)【発明の名称】テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/36 20060101AFI20221005BHJP
【FI】
G06F11/36 188
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022506362
(86)(22)【出願日】2020-08-04
(85)【翻訳文提出日】2022-03-03
(86)【国際出願番号】 CN2020106706
(87)【国際公開番号】W WO2021023171
(87)【国際公開日】2021-02-11
(31)【優先権主張番号】201910729269.6
(32)【優先日】2019-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522039902
【氏名又は名称】チャイナ コンストラクション バンク コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】CHINA CONSTRUCTION BANK CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【弁理士】
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ドン
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ユウ
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ウェイロン
(72)【発明者】
【氏名】パン, リー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, チャオ
【テーマコード(参考)】
5B042
【Fターム(参考)】
5B042GA36
5B042HH11
5B042HH17
5B042HH49
(57)【要約】
本発明はコンピュータ技術分野に関し、テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法及び装置を公開する。当該方法の発明を実施するための形態として、少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、各時間元素について、当該時間元素の初期値と時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値と初期値の間の差値を計算するステップと、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップと、を含む。当該実施形態によれば、ユーザが関わることなく、コードのみでユーザの時間選択をシミュレーションすることができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法であって、
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、
各時間元素について、前記時間元素の初期値と前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算するステップと、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得するステップは、
座標取得ツールにより、前記時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するステップと、
前記座標距離を取得するために前記初期値の座標値と前記隣接値との座標値の差の絶対値を計算するステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップは、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
前記座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するステップと、
前記現在値と前記目標値が等しいときに、時間選択を完了させるステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップは、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
前記座標距離及び前記差値の絶対値に基づいて前記時間元素のスクロール距離を取得するステップと、
スクロールした後の値が前記目標値になるように前記スクロール距離に基づき、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
テストスクリプトレコーディング時の時間選択の装置であって、
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するための時間認識モジュールと、
各時間元素について、前記時間元素の初期値と前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算するための数値処理モジュールと、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるための時間選択モジュールと、
を備える装置。
【請求項6】
前記数値処理モジュールはさらに、
座標取得ツールにより、前記時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するためと、
前記座標距離を取得するために前記初期値の座標値と前記隣接値との座標値の差の絶対値を計算するためのものである、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記時間選択モジュールはさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するためと、
前記現在値と前記目標値が等しいときに、時間選択を完了させるためのものである、
請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記時間選択モジュールはさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離及び前記差値の絶対値に基づいて前記時間元素のスクロール距離を取得するためと、
スクロールした後の値が前記目標値になるように前記スクロール距離に基づき、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるためのものである、
請求項5に記載の装置。
【請求項9】
テストスクリプトレコーディング時の時間選択の電子機器であって、
一つの又は複数のプロセッサと、
一つの又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、
を含み、
前記一つの又は複数のプログラムが前記一つの又は複数のプロセッサにより実行されるとき、前記一つの又は複数のプロセッサに請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実現させる、
電子機器。
【請求項10】
プロセッサにより実行されるとき、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピュータ技術分野に関し、特にテストスクリプトレコーディング時の時間選択方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ここ数年、モバイルインターネット時代を背景に、モバイルインターネットの急速な発展に伴って、インテリジェント端末のモバイルアプリは急増している。モバイル金融アプリAPPは商業銀行の顧客アクセスの主なルートとなっており、モバイル金融APPのリリース前に、モバイルアプリの機能を十分にテストする必要があり、従来の手動テストでは既にシステムのリリース品質及び効率要求を満たせなくなっているため、自動化ツールを導入してモバイルAppの自動化回帰テストを実現しなければならない。モバイル金融APP自動化テストとは、業務ニーズに応じて自動化スクリプトをレコーディングし、スマホのタッチ操作やキーを押す操作などをシミュレーションし、テストフレームによりモバイル端末上でバッチスケジュール実行し、APPテスト作業を自動的に実行することである。自動化スクリプトレコーディングは自動化テストスタッフがウィジェットのレコーディング方式に基づいて自動化スクリプトを生成するのをサポートし、レコーディングされたスクリプトは異なる解像度、異なるバージョンのAndroid(登録商標)及びiosデバイスで実行可能となる。モバイルAPP機能のテスト時に、モバイルアプリの核心的な機能を選び、テストユースケースを自動化テストスクリプトになるようにレコーディングし、回帰テストスクリプトデータベースを構築するとともに、アプリの毎回のバージョンリリース前に回帰を繰り返すことで、アプリの不具合を見つけ、アプリ品質を向上させ、テスト効率を高め、人件費を削減する。
【0003】
時間ウィジェットの自動化テストを例に言えば、モバイルデバイスのブランド機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ及び解像度等は様々であるため、モバイルデバイスにインストールされているモバイルアプリの時間(例えば年、月、日、時、分、秒等を含む)ウィジェットの寸法サイズやデフォルト時間等も同じではない。
【0004】
現在、時間ウィジェットの自動化テストを行う時、一般的にキーワード駆動フレームを用いてテストスクリプトレコーディングを実現する。キーワード駆動フレームは機能自動化テストフレームの一つであり、テストユースケースをそれぞれテストステップ、テストステップにおける対象、テスト対象に対して実行する動作、テスト対象が必要とするデータ、という四つの異なる部分に分けることが、その基本的な動作原理となる。
【0005】
時間ウィジェットを上下にスクロールさせることにより時間選択を行うことを例に言えば、キーワード駆動フレームを用いて自動化テストスクリプトレコーディングを行う時、現在よくあるスクリプトレコーディング方法はユーザが手動でスクリーンを目標時間にスクロールさせることにより一つの時間選択のテストユースケースを完了させるものであり、具体的なプロセスとしては、時間ウィジェットメニューを開き、ウィジェットメニューには一般的にあるデフォルト時間が示され、時間ウィジェットのプルダウンメニューの現在のページ内のある一つの時間元素(年、月、日、時、分、秒等)を一つの操作対象として選択し、この操作対象に対して上スクロール又は下スクロールの動作を実行し、当該動作に対応するスクロール距離に基づいてスクロールし、スクロールした後のページで指定の目標時間が見つからない場合は、引き続き現在の操作対象で指定の目標時間が見つかるまでスクロール動作を行う。
【0006】
しかし、このようなレコーディング方法に基づいて時間ウィジェットにより時間選択を行う場合、レコーディングしなければならないステップや操作が多すぎる又は与えられた値の精確性も十分ではない。目標値と現在値のスパンが比較的大きい場合、非常に多くのクリック及びスクロールステップをレコーディングしなければならず、且つ、デフォルト値は通常、現在の時間であるため、後でユースケースの運用をテストする時、実際のデフォルト時間は最初にレコーディングした時の時間ではない。また、このような複雑なウィジェットは、異なるスマホのオペレーションシステムにおいて様式が同じではないため、レコーディングの方式を採用する場合、複数のオペレーションシステムバージョンを同時にサポートするのは容易ではない。異なるオペレーションシステム、異なるスクリーンサイズ及び解像度で、同一のスクロール比率を実行する場合、スクロールした後に位置決めされる日付も異なる。よって、異なるスマホのオペレーションシステム、異なるスクリーンサイズ及び解像度、APPの異なるデフォルト時間で、それぞれ複数のテストスクリプトをレコーディングしないと、目標時間の検索及び選択を実現できず、一つの自動化テストスクリプトの適用性は低く、スクリプトレコーディングを繰り返し調整しなければならない。
【0007】
本発明を実現する過程において、発明者は従来技術において少なくとも以下の問題があることを発見した:
1)異なるスマホブランド機種、オペレーションシステム、スクリーンサイズ及び解像度に対して、同一のテストスクリプト運用の互換性は良くない。
2)異なるモバイルアプリの時間ウィジェットの寸法サイズ及びデフォルトの初期時間が異なるため、異なるモバイルAPPの時間ウィジェットの時間に対して、それぞれ自動化テストスクリプトレコーディングを選択しなければならない可能性があり、人件費が高くなる。
【発明の概要】
【0008】
以上に鑑み、本発明の実施例は、ユーザが関わることなく、コードのみでユーザの時間選択をシミュレーションすることができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できる、テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法及び装置を提供する。
【0009】
上記目的を実現するために、本発明の実施例の一つの態様に基づき、テストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法を提供する。
【0010】
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、
各時間元素について、前記時間元素の初期値と前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算するステップと、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップと、
を含むテストスクリプトレコーディング時の時間選択方法。
【0011】
任意選択的に、
前記時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得するステップは、
座標取得ツールにより、前記時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するステップと、
前記座標距離を取得するために前記初期値の座標値と前記隣接値との座標値の差の絶対値を計算するステップと、
を含む。
【0012】
任意選択的に、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップは、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
前記座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するステップと、
前記現在値と前記目標値が等しいときに、時間選択を完了させるステップと、
を含む。
【0013】
任意選択的に、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップは、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
前記座標距離及び前記差値の絶対値に基づいて前記時間元素のスクロール距離を取得するステップと、
スクロールした後の値が前記目標値になるように前記スクロール距離に基づき、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるステップと、
を含む。
【0014】
本発明の実施例のもう一つの態様に基づき、テストスクリプトレコーディング時の時間選択装置を提供する。
【0015】
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するための時間認識モジュールと、
各時間元素について、前記時間元素の初期値と前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算するための数値処理モジュールと、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるための時間選択モジュールと、
を備えるテストスクリプトレコーディング時の時間選択の装置。
【0016】
任意選択的に、
前記数値処理モジュールはさらに、
座標取得ツールにより、前記時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するためと、
前記座標距離を取得するために前記初期値の座標値と前記隣接値との座標値の差の絶対値を計算するためのものである。
【0017】
任意選択的に、
前記時間選択モジュールはさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するためと、
前記現在値と前記目標値が等しいときに、時間選択を完了させるためのものである。
【0018】
任意選択的に、
前記時間選択モジュールはさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離及び前記差値の絶対値に基づいて前記時間元素のスクロール距離を取得するためと、
スクロールした後の値が前記目標値になるように前記スクロール距離に基づき、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるためのものである。
【0019】
本発明の実施例の別の態様に基づき、テストスクリプトレコーディング時の時間選択の電子機器を提供する。
【0020】
一つの又は複数のプロセッサと、
一つの又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、
を含み、
前記一つの又は複数のプログラムが前記一つの又は複数のプロセッサにより実行されるとき、前記一つの又は複数のプロセッサに本発明の実施例により提供されるテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法を実現させる、
テストスクリプトレコーディング時の時間選択の電子機器。
【0021】
本発明の実施例のさらに別の態様に基づき、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。
【0022】
前記プログラムがプロセッサにより実行されるとき、本発明の実施例により提供されるテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体。
【0023】
上記発明における一つの実施例は以下の長所又は有益な效果を有する:
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、各時間元素について、当該時間元素の初期値と時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値と初期値の間の差値を計算するステップと、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップとにより、ユーザが関わることなく、コードシミュレーションユーザのみで時間選択を行うことができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できる。
【0024】
上記の非慣用的な選択可能な方式が有するさらなる效果は以下に発明を実施するための形態と合わせて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図面は本発明をより理解しやすくするためのものであって、本発明に対する不適切な限定を構成しない。
図1図1は本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法に基づく主なステップの概略図である。
図2図2は本発明の一つの実施例の日付選択を行うインターフェースの概略図である。
図3図3は本発明の一つの実施例の日付選択を行う装置の構造概略図である。
図4図4は本発明の一つの実施例の年度選択を行うインターフェースの概略図である。
図5図5は本発明の一つの実施例の年度選択を行う実現フローチャートである。
図6図6は本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択の装置に基づく主なモジュールの概略図である。
図7図7は本発明の実施例が応用可能な例示的なシステムアーキテクチャである。
図8図8は本発明の実施例の端末装置又はサーバを実現するのに適したコンピュータシステムの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に図面と合わせて本発明の例示的な実施例について説明する。そのうち、理解しやすいよう、本発明の実施例の各細部が含まれるが、これらはあくまでも例示的なものである。よって、当業者は、本発明の範囲及び思想を逸脱しない限り、ここに記載される実施例に対して各種変更や修正を行うことができると理解すべきである。同様に、明瞭かつ簡潔にするために、以下の記載において、公知の機能や構造に関する説明は省略される。
【0027】
従来技術に存在する技術課題を解決するために、本発明はユーザが関わることなく、コードのみでユーザの時間選択をシミュレーションすることができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できるテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法を提供する。
【0028】
図1は本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法に基づく主なステップの概略図である。図1に示されるように、本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択の方法は主に以下のステップS101からステップS103を含む:
ステップS101:少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、
ステップS102:各時間元素について、当該時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値と初期値の間の差値を計算するステップであって、前記隣接値は時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち初期値に隣接する値であるステップと、
ステップS103:座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップ。
【0029】
本発明の実施例に基づき、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識する時、画像認識技術により実現することができる。そのうち、初期時間に含まれる時間元素としては、例えば年、月、日、時、分、秒等である。
【0030】
本発明の一つの実施例に基づき、時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得する時、具体的には以下のステップに基づいて実行できる:
座標取得ツールにより、時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するステップと、
座標距離を取得するために初期値の座標値と隣接値との座標値の差の絶対値を計算するステップ。
【0031】
そのうち、座標取得ツールは自動化テストツールに統合しても、モバイルデバイスシステム自体に装備されていてもよい。時間元素の初期値及び隣接値の座標値を取得する時は、各数値(初期値及びその隣接値を含む)が占める空間の左上角(又は左下角、右上角、右下角等)の座標値でも、各数値が占める空間の中心座標値でもよい。
【0032】
初期値とその隣接値の座標距離を計算すれば、隣接する2つの数値の間の距離を取得できる。一般的な場合において、時間ウィジェット設定を行う時、隣接する2つの数値の間の間隔距離は固定化されている。
【0033】
本発明のもう一つの実施例に基づき、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させる時、具体的には以下のステップに基づいて実行できる:
差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、スクロール方向に時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するステップと、
現在値と目標値が等しいときに、時間選択を完了させるステップ。
【0034】
本発明の別の一つの実施例に基づき、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させる時、具体的には以下のステップに基づいて実行できる:
差値に基づいてスクロール方向を判断するステップと、
座標距離及び差値の絶対値に基づいて時間元素のスクロール距離を取得するステップと、
スクロールした後の値が目標値になるようにスクロール距離に基づき、スクロール方向に時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるステップ。
【0035】
そのうち、初期値と予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値の間の差値は正数である可能性もあれば、負数及び0である可能性もある。差値が0である時、初期値と目標値は等しいと説明され、この時、当該時間元素を移動させる必要はなく、初期値を直接、選択する時間とすればよい。差値が正数又は負数である時、時間ウィジェット内の時間元素の数値変化傾向に基づいてスクロール方向を確定する必要がある。具体的に、例えば、時間ウィジェット内の時間元素が上下に配置され、且つ上から下に逓増すると仮定した場合、差値が正数である時、スクロール方向は上に向かい、差値が負数である時、スクロール方向は下に向かう。
【0036】
スクロール方向が確定されたら、スクロール方向に当該時間元素をスクロールして時間を選択することができる。具体的に実行する時は、座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、一回スクロールするごとにスクロールした後の現在値を取得して目標値と等しいか否か判断してもよいし、または、座標距離及び差値の絶対値に基づき、まずスクロールの全距離を計算し、その後、スクロール距離に基づき、直接、目標値まで一回でスクロールしてもよい。
【0037】
以下に日付選択(年、月、日)を行うことを例に、本発明のテストスクリプトレコーディング時の時間選択方法の具体的な実施過程を説明する。そのうち、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させる時、座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、一回スクロールするごとにスクロールした後の現在値を取得して目標値と等しいか否か判断する方法を例に説明する。
【0038】
図2は本発明の一つの実施例の日付選択を行うインターフェースの概略図である。図2に示されるように、これはよくある日付ウィジェットのインターフェースの概略図であり、時間元素をプルダウンスクローリングすることにより時間選択を行うものであるが、含まれる時間元素としては、年、月、日がある。当該実施例において、目標時間は2015年6月27日であり、下方の時間元素をスクロールして時間選択を行う。従来技術では、一般的にスクリーンを手動スクロールすることにより時間元素をスクロールし、時間元素の値を時間元素の現在値と目標値と等しくなるまで変更させていた。これに対して、本発明の実施例では、提供される日付選択を行う装置によりユーザをシミュレーションして時間選択を行うものであり、図3を参照されたい。
【0039】
図3は本発明の一つの実施例の日付選択を行う装置構造概略図である。図3に示されるように、本発明一つの実施例の日付選択を行う装置300は1つの初期日付認識ユニット301、1つの時間元素座標情報認識ユニット302、1つの時間元素座標記憶ユニット303、1つの時間元素計算検索ユニット304及び1つの時間元素シミュレーション選択ユニット305を含む。
【0040】
そのうち、本発明の実施例の日付選択を行う装置300は使用前に予め設定された目標日付値をパラメータの与えられた値として受信する。装置300の運用時にシステムは自動クリックでプルダウン選択枠をポップアップさせ、目標日付選択肢を検索選択する等の一列の動作をすべて完了させる。
初期日付認識ユニット301は画像認識技術を用いて、プルダウンスクローリングメニュー内の初期日付を認識するためのものであり、当該初期日付としては3つの時間元素(年、月、日)及び対応する初期値を含む。
時間元素座標情報認識ユニット302はプルダウンスクローリング日付ウィジェット内の各時間元素の異なる値の座標情報を認識し、認識した座標情報を時間元素座標記憶ユニット303に送信するためのものである。
時間元素座標記憶ユニット303は時間元素の異なる値の座標情報を記憶し、各時間元素の値及び座標の対応関係表を構築するためのものである。同時に、各時間元素の初期値と隣接値の座標距離を計算し、日付を一段スクロールする単位距離とするためのものである。
時間元素計算検索ユニット304は時間元素の目標値及び初期値の差値を計算するためのものであり、初期値から開始し、時間元素の目標値が見つかるまで繰り返し判定検索を行う。
時間元素シミュレーション選択ユニット305は時間元素計算検索ユニット304の計算及び検索結果に基づき、テストスタッフが目標日付の選択を完了させることをシミュレーションするためのものである。
【0041】
図4は本発明の一つの実施例の年度選択を行うインターフェースの概略図である。図4に示されるように、これは一つの時間元素(年)に対して選択を行うインターフェースであり、時間元素をプルダウンスクローリングすることにより時間選択を行う。そのうち、当該時間元素(年)の初期値が1978であり、選択する目標値が1990である時、スクリーンを上へスクロールして1990を見つけなければならない。従来技術では、テストスクリプトのレコーディングの時、年という時間元素を操作対象とし、ユーザにより手動でこの操作対象に対して上スクロール動作を実行して目標値1990を見つけ、年度選択を完了させていた。これに対して、本発明の実施例では、提供される年度選択を行う方法によりシミュレーションユーザが時間選択を行うものであり、その具体的な実現フローは図5を参照されたい。
【0042】
図5は本発明の一つの実施例の年度選択を行う実現フローチャートである。図5に示されるように、本発明の実施例の年度選択を行う実現フローは主に以下のステップを含む:
1)画像認識技術により、プルダウンスクローリング日付ウィジェット内の時間元素(年)の初期値を認識するステップと、
2)自動化テストツールに統合された座標取得ツールにより、当該時間元素の初期値の座標値(例えば、当該初期値が対応するエリアの左上角座標)を取得して記録するステップと、
3)自動化テストツールに統合された座標取得ツールにより、当該時間元素の初期値の隣接値(即ち、当該初期値の一つ上の値又は一つ下の値)の座標値(例えば、当該隣接値が対応するエリアの左上角座標)を取得して記録するステップと、
4)座標距離を取得するために初期値の座標値と隣接値の座標値の差の絶対値を計算し、当該座標距離を、年度を一段毎回スクロールする単位距離とするステップと、
5)予め入力した時間元素(年)の目標値と初期値の差値を計算するステップと、
6)現在値が入力した目標値であるか否かを判断し、入力した目標値及び現在値の差値が0である場合、現在値を選択して年度選択を完了させ、フローを終了させ、差値が正数である場合、一段上にスクロールし、スクロールした後の値を現在値として取得し、現在値が目標値に等しくなるまで繰り返し判断及びスクロールを行い、スクロール段数は目標値及び初期値の差値の絶対値であり、差値が負数である場合、一段下にスクロールし、スクロールした後の値を現在値として取得し、現在値が目標値に等しくなるまで繰り返し判断及びスクロールを行い、スクロール段数は目標値及び初期値の差値の絶対値であるステップと、
7)計算及び検索結果に基づき、テストスタッフをシミュレーションして年度選択を完了させるステップ。
【0043】
同様に、月度及び日付に対して検索する必要がある時も年度の検索選択方法に基づいて実行できる。一般的な場合において、年度が上から下に順に大きくなる時、上記ステップ6)に記載のスクロール方向に選択される時間元素(年度)をスクロールすることができ、年度が上から下に順に小さくなる時、上記ステップ6)に記載のスクロール方向と逆の方向に選択される時間元素(年度)をスクロールすることができる。この他、本発明の技術方案は、同一時間元素の値を上下に配置する状況に適用できるだけでなく、同一時間元素の値を左右に配置する状況にも適用することができる。以上の状況はいずれも本発明の技術方案の保護範囲内に入り、当業者は実際のアプリの必要に応じて適宜拡張することができる。
【0044】
図6は本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択装置に基づく主なモジュールの概略図である。図6に示されるように、本発明の実施例のテストスクリプトレコーディング時の時間選択装置600は主に時間認識モジュール601、数値処理モジュール602及び時間選択モジュール603を備える。
【0045】
時間認識モジュール601は少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するスためのものであり、
数値処理モジュール602は各時間元素について、前記時間元素の初期値と前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値である隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算するものであり、
時間選択モジュール603は前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるためのものである。
【0046】
本発明の一つの実施例に基づき、数値処理モジュール602はさらに、
座標取得ツールにより、前記時間元素の初期値及び隣接値の座標値をそれぞれ取得するためと、
前記座標距離を取得するために前記初期値の座標値と前記隣接値との座標値の差の絶対値を計算するためのものとすることができる。
【0047】
本発明の別の実施例に基づき、時間選択モジュール603はさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離を毎回スクロールする単位距離とし、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールして毎回スクロールした後の現在値を取得するためと、
前記現在値と前記目標値が等しいときに、時間選択を完了させるためのものとすることができる。
【0048】
本発明のもう一つの実施例に基づき、時間選択モジュール603はさらに、
前記差値に基づいてスクロール方向を判断するためと、
前記座標距離及び前記差値の絶対値に基づいて前記初期時間元素のスクロール距離を取得するためと、
スクロールした後の値が前記目標値になるように前記スクロール距離に基づき、前記スクロール方向に前記時間元素をスクロールし、時間選択を完了させるためのものとすることができる。
【0049】
本発明の実施例の技術方案に基づき、少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、各時間元素について、当該時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値と初期値の間の差値を計算するステップであって、前記隣接値は時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち初期値に隣接する値であるステップと、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップとにより、ユーザが関わることなく、コードのみでユーザの時間選択をシミュレーションすることができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できる。
【0050】
図7は本発明の実施例が応用可能なテストスクリプトレコーディング時の時間選択方法又はテストスクリプトレコーディング時の時間選択装置の例示的なシステムアーキテクチャ700を示す。
【0051】
図7に示されるように、システムアーキテクチャ700は端末装置701、702、703、ネットワーク704及びサーバ705を含むことができる。ネットワーク704は端末装置701、702、703及びサーバ705の間に通信リンクを提供するための媒体として使用される。ネットワーク704は例えば、有線、無線通信リンクまたは光ファイバケーブル等の各種接続タイプを含むことができる。
【0052】
ユーザは端末装置701、702、703を使用してネットワーク704によりサーバ705とインタラクティブし、情報などを受信又は送信することができる。端末装置701、702、703には例えば、ショッピング系アプリ、ウェブブラウザアプリ、検索系アプリ、インスタントメッセージツール、メールボックス顧客端末、ソーシャルプラットフォームソフトウエア等(一例として)の各種通信顧客端末アプリをインストールすることができる。
【0053】
端末装置701、702、703はディスプレイを備え、ウェブブラウジングをサポートする各種電子機器とすることができ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含むが、これらに限られない。
【0054】
サーバ705は各種サービスを提供するサーバとすることができ、例えば、ユーザ利用端末装置701、702、703で閲覧するショッピングサイトに対してサポートを提供するバックグラウンド管理サーバ(一例として)とすることができる。バックグラウンド管理サーバは受信した製品情報の問い合わせ要求などのデータに対して分析などの処理を行い、処理結果(一例として、例えば、ターゲットプッシュ情報、製品情報など)を端末装置にフィードバックすることができる。
【0055】
なお、本発明の実施例により提供されるテストスクリプトレコーディング時の時間選択方法は一般的にサーバ705により実行され、これに対応して、テストスクリプトレコーディング時の時間選択装置は一般的にサーバ705に設けられる。
【0056】
また、図7における端末装置、ネットワーク及びサーバの数はあくまでも概略的なものである。実現要求に応じて、任意の数の端末装置、ネットワーク及びサーバを有することができると理解されるべきである。
【0057】
以下に図8を参照し、これは本発明の実施例の端末装置又はサーバを実現するのに適したコンピュータシステム800の構造概略図である。図8に示される端末装置又はサーバはあくまでも一例であり、本発明の実施例の機能及び使用範囲を何ら限定するものではない。
【0058】
図8に示されるように、コンピュータシステム800は中央処理ユニット(CPU)801を含み、これは、リードオンリーメモリ(ROM)802に記憶されたプログラム、又は記憶部分808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたプログラムに基づき、各種適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 803には、さらに、システム800の操作に必要な各種プログラム及びデータが記憶される。CPU 801、ROM 802およびRAM 803はバス804を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース805もバス804に接続される。
【0059】
以下の部材がI/Oインターフェース805に接続される:キーボード、マウス等の入力部分806と、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ(LCD)等、及びスピーカ等を含む出力部分807と、ハードディスク等を含む記憶部分808と、LANカードやモデム等のネットワークインターフェースカードを含む通信部分809。通信部分809はインターネットなどのネットワークを介して実行通信処理を実行する。ドライブ810も必要に応じてI/Oインターフェース805に接続される。例えば、磁気気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等のリムーバルメディア811は、そこから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分808にインストールされるように、必要に応じてドライブ810にインストールされる。
【0060】
特に、本発明で公開される実施例に基づき、上記においてフローチャートを参照して記載したプロセスは、コンピュータソフトウエアプログラムとして実現することができる。例えば、本発明の実施例には、コンピュータ読み取り可能な媒体に格納された、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品が含まれる。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは通信部分809を介してネットワークからダウンロード及びインストールされてもよく、及び/又はリムーバルメディア811からインストールされてもよい。当該コンピュータプログラムは中央処理ユニット(CPU)801により実行される時、本発明のシステムで限定される上記機能が実行される。
【0061】
なお、本発明に示されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、または上記両者の任意の組み合わせとすることができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイスであってもよい、又は、以上の任意の組み合わせとすることができるが、これらに限られない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例としては、一つの又は複数の導線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、書き換え可能なリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は、上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限られない。本発明において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含む又は記憶する如何なる有形媒体とすることができ、当該プログラムはコマンド実行システム、装置またはデバイスにより使用される、又はそれらと組み合わせて使用することができる。また、本発明において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体はベースバンドにおいて、又は搬送波の一部分として伝播するデータ信号とされてもよく、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが格納される。このような伝播するデータ信号は様々な形式を採用することができ、電磁気信号、光信号、又は、上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限られない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体はさらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の如何なるコンピュータ読み取り可能な媒体とすることができ、当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、コマンド実行システム、装置またはデバイスにより使用される、又はそれらと組み合わせて使用するプログラムを送信、伝播または伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは適切な如何なる媒体で伝送してもよく、無線、電線、光ケーブル、RF等を含むことができ、又は、上記の任意の適切な組み合わせとすることができるが、これらに限られない。
【0062】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本発明の各実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に基づき実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点において、フローチャート又はブロック図中の各ブロックは一つのモジュール、プログラムセクション、又はコードの一部分を表すことができ、上記モジュール、プログラムセクション、又はコードの一部分は所定のロジック機能を実現するための実行可能な一つの又は複数のコマンドを含む。なお、一部の代替的な実現において、ブロックに注記される機能は図面の注記と異なる順序で発生してもよい。例えば、2つの連続して表示されるブロックは実際には、基本的に並行して実行してもよく、場合によっては反対の順序で実行してもよく、これは関連する機能に基づいて定めることができる。なお、ブロック図又はフローチャート中の各ブロック、及びブロック図又はフローチャート中のブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための専用の、ハードウエアに基づくシステムにより実現しても、専用ハードウエアとコンピュータコマンドの組み合わせにより実現してもよいことに注意されたい。
【0063】
本発明の実施例に記載された関連のユニットまたはモジュールは、ソフトウエア方式で実現しても、ハードウエア方式で実現してもよい。記載したユニットまたはモジュールは、プロセッサに設けてもよく、例えば、時間認識モジュール、数値処理モジュール及び時間選択モジュールを含むプロセッサ、と記載してもよい。そのうち、これらユニットまたはモジュールの名称はある場合において、当該ユニットまたはモジュール自身に対する限定にはならない。例えば、時間認識モジュールは“時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するためのモジュール”と記載することもできる。
【0064】
別の態様として、本発明はさらに、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。当該コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記実施例において記載された機器に含まれても、単独で存在してもよいが、当該機器に組付けられてはいない。上記コンピュータ読み取り可能な媒体には、一つのまたは複数のプログラムが格納され、上記一つのまたは複数のプログラムが一つの当該機器により実行される時、
当該機器は、
少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識し、
各時間元素について、前記時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち前記時間元素の目標値と前記初期値の間の差値を計算し、そのうち、前記隣接値は前記時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち前記初期値に隣接する値であり、
前記座標距離及び前記差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させる、
ことを含むようになる。
【0065】
本発明の実施例の技術方案に基づき、少なくとも一つの時間元素及びその初期値を含む、時間ウィジェットが表示する初期時間を認識するステップと、各時間元素について、当該時間元素の初期値と隣接値との間の座標距離を取得し、予め設定された目標時間のうち当該時間元素の目標値と初期値の間の差値を計算するステップであって、前記隣接値は時間ウィジェットの同一時間元素の値のうち初期値に隣接する値であるステップと、座標距離及び差値に基づいてユーザをシミュレーションして時間選択を完了させるステップとにより、ユーザが関わることなく、コードのみでユーザの時間選択をシミュレーションすることができ、且つ異なるモバイルデバイス機種、オペレーションシステムバージョン、スクリーンサイズ、解像度および異なるアプリ等に適用でき、テストスクリプトの互換性が良好で、柔軟性が高く、且つ人件費を大幅に削減できる。
【0066】
上記発明を実施するための形態は本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要求及び他の要素により、各種様々な修正、コンビネーション、サブコンビネーション及び替代案が生まれてもよいことは自明である。本発明の思想及び原則の範囲内で行われる修正、均等の差し替え、改良などもすべて本発明の保護範囲内に含まれると理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】