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特表2022-543825ヒンジ付きドアを備えた水平ケーブルマネージャ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-14
(54)【発明の名称】ヒンジ付きドアを備えた水平ケーブルマネージャ
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/18 20060101AFI20221006BHJP
   H02G 3/04 20060101ALI20221006BHJP
   H05K 7/18 20060101ALI20221006BHJP
【FI】
G06F1/18 C
H02G3/04 050
H05K7/18 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022507486
(86)(22)【出願日】2020-07-27
(85)【翻訳文提出日】2022-02-04
(86)【国際出願番号】 US2020043659
(87)【国際公開番号】W WO2021025883
(87)【国際公開日】2021-02-11
(31)【優先権主張番号】62/882,736
(32)【優先日】2019-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/937,920
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507202736
【氏名又は名称】パンドウィット・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン・オーヤング
(72)【発明者】
【氏名】ケヴィン・エム・ズンベック
【テーマコード(参考)】
5G357
【Fターム(参考)】
5G357DA06
5G357DA10
5G357DB01
5G357DC10
5G357DC20
5G357DD02
5G357DD06
5G357DE01
5G357DE08
(57)【要約】
ネットワークラック内及びネットワークラックの周囲にケーブルを配線するネットワークラックに接続された水平ケーブルマネージャ。水平ケーブルマネージャは、背面と背面から延びる複数の指とを有する本体を含む。少なくとも1本の指の遠位端は、ヒンジピンホルダを含む。水平ケーブルマネージャはまた、本体から延びる指にヒンジで取り付けられたドアも含む。ドアは、前面、背面、上縁、下縁、及びドアの上縁または下縁に沿って位置決めされた少なくとも1つのヒンジピンレセプタクルを有している。ヒンジピンレセプタクルは、ドアを少なくとも1本の指のヒンジピンホルダに取り付けてドアを閉位置に保持することを可能にするための磁石を収容する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークラックにケーブルを配線するための水平ケーブルマネージャであって、
背面と前記背面から延びる複数の指とを有する本体であって、少なくとも1本の指の遠位端が、ヒンジピンホルダを有する、本体と、
前記本体から延びる前記指にヒンジで取り付けられたドアであって、前面、背面、上縁及び下縁を有し、少なくとも1つのヒンジピンレセプタクルが、前記ドアの前記上縁及び前記下縁のうちの少なくとも一方に沿って位置決めされ、前記ヒンジピンレセプタクルが、前記ドアを前記少なくとも1本の指の前記ヒンジピンホルダに取り付けて前記ドアを閉位置に保持することを可能にするための磁石を収容する、ドアと、
を備える、前記水平ケーブルマネージャ。
【請求項2】
前記ヒンジピンホルダが、U字形の部材であり、前記U字形の部材が、ヒンジピンを保持する、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項3】
前記磁石及び前記ヒンジピンは、前記ドアを前記本体に取り付けることを可能にするための磁気ヒンジ機構を形成し、
前記磁気ヒンジ機構は、前記ドアの前記上縁または前記下縁から係合すると、前記ドアを開くことを可能にする、請求項2に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項4】
前記ヒンジピンレセプタクル及び前記ヒンジピンホルダは、前記ドアが、開き、前記ヒンジピンの周りで最大190度回転することを可能にする、請求項2に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項5】
前記複数の指が、前記背面の上部分から延びる上列及び前記背面の下部分から延びる下列に配置され、指の前記上列及び指の前記下列が、前記ケーブルを内部に配線するための経路を作るために互いに平行である、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項6】
前記上列及び前記下列の整列された指の遠位端が、2組のヒンジピンホルダを含み、前記上列の前記ヒンジピンホルダが上ヒンジピンを保持し、前記下列の前記ヒンジピンホルダが下ヒンジピンを保持する、請求項5に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項7】
前記ドアが前記上ヒンジピンの周りで回転すると、前記ドアが、前記水平ケーブルマネージャ内に配線された前記ケーブルへのアクセスを容易にするために、少なくとも1本の指の遠位端にあるケーブル管理フラグの第1の部材に対して開いた位置にある、請求項6に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項8】
前記ドアが前記下ヒンジピンの周りを回転すると、前記ドアが、前記水平ケーブルマネージャ内に配線された前記ケーブルへのアクセスを容易にするために、180度で下向きにぶら下がる、請求項6に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項9】
前記複数の指は、前記水平ケーブルマネージャの近くに設置された機器にアクセスできるように前記本体の垂直中心に向かって角度が付けられている、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項10】
少なくとも1本の指の遠位端が、ケーブル管理フラグを有し、前記ケーブル管理フラグが、第1の部材、第2の部材、及び第3の部材を含む、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項11】
前記第1の部材が、前記指に対してある角度で延在し、前記第2の部材が、前記第1の部材から水平方向に延在し、前記第3の部材が、前記第2の部材から垂直方向に延在する、請求項10に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項12】
前記第1の部材及び前記第2の部材は、前記ドアが開位置に回転したとき、前記ドアのシートを形成する、請求項11に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項13】
前記本体の端部の近くに位置する前記指の前記遠位端にあるケーブル管理フランジが、前記本体の中心近くに位置する前記指の前記遠位端にある前記ケーブル管理フラグよりも幅が広い、請求項10に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項14】
上列及び下列の整列した指の前記遠位端から延びる前記ケーブル管理フラグが同一である、請求項13に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項15】
前記本体の前記背面が、第1の端部及び第2の端部を有し、前記第1の端部及び前記第2の端部が、前記水平ケーブルマネージャをネットワークラックに固定するための留め具を受け入れるための複数の穴を有する、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項16】
前記ドアの前記背面にある前記ヒンジピンレセプタクルが、複数の強化リブをさらに含む、請求項1に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項17】
ネットワークラックにケーブルを配線するための水平ケーブルマネージャであって、
背面、及び前記背面から延びる複数の指を有する本体であって、前記指の遠位端が、ケーブル管理フラグ及びヒンジピンホルダのうちの1つを有する、本体と、
前記本体から延びる前記指にヒンジで取り付けられたドアであって、前面、背面、上縁、下縁、及び前記ドアの前記上縁及び前記下縁に位置決めされているヒンジピンレセプタクルを有する、ドアと、
を備え、
前記ヒンジピンホルダが、前記ドアの前記背面から延びる前記ヒンジピンレセプタクルを受け入れる、前記水平ケーブルマネージャ。
【請求項18】
前記ヒンジピンレセプタクルが、さらに磁石を含み、前記ヒンジピンホルダが、ヒンジピンをさらに含み、
前記磁石が前記ヒンジピンと係合して前記ドアを閉位置に保持する、請求項17に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項19】
前記ヒンジピンホルダが、前記ドアをオープン戻り止め位置に保持するための磁石をさらに備える、請求項18に記載の水平ケーブルマネージャ。
【請求項20】
前記ヒンジピンレセプタクルが、第1の組の磁石をさらに含み、前記ヒンジピンホルダが、第2の組の磁石をさらに含み、
前記第1の組の磁石及び前記第2の組の磁石が、前記ドアを開いた位置に回転させることを可能にするヒンジ軸を形成する、請求項17に記載の水平ケーブルマネージャ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年8月5日に出願された米国仮特許出願第62/882,736号に対する利益を主張し、その全体が本明細書に参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、水平ケーブルマネージャ、より詳細には、磁気ヒンジ付きドアを備えた水平ケーブルマネージャに関する。
【背景技術】
【0003】
図1は、垂直ケーブルマネージャ100に隣接して位置決めされたラック50に取り付けられた従来技術の水平ケーブルマネージャ80を示している。水平ケーブルマネージャ80は、垂直ケーブルマネージャ100が丈の長くなった指突起を含むので、見た目が不釣り合いである。その結果、水平ケーブルマネージャ80の前面は、垂直ケーブルマネージャ100の前面から後退される。
【0004】
図2は、従来技術の水平ケーブルマネージャ80の側面図を示している。水平ケーブルマネージャの上部と下部は、成形されたヒンジレセプタクルを含む。ヒンジレセプタクルは、押し出し成形されたプラスチックドアまたはプラスチックスナップインヒンジ要素を備えた金属ドアを受ける。このヒンジドアの開閉には、かなりの力が必要である。
【0005】
結果として、垂直ケーブルマネージャに適合するように、より長い指突起を含んだ美的に改良された水平ケーブルマネージャを提供することが望ましくなる。また、開閉に必要な力が少ない改良されたヒンジドアを備えた水平ケーブルマネージャを提供することも望ましい。
【発明の概要】
【0006】
水平ケーブルマネージャは、ネットワークラック内及びネットワークラックの周囲にケーブルを配線する。水平ケーブルマネージャは、背面と背面から延びる複数の指とを備えた本体を含む。複数の指は、背面の上部分から延びる上列と、背面の下部分から延びる下列とに配置されている。指の上列及び下列は、ケーブルを内部に配線するための経路を作るために互いに平行である。少なくとも1本の指の遠位端は、ヒンジピンホルダまたはケーブル管理フラグを有する。水平ケーブルマネージャはまた、本体から延びる指にヒンジで取り付けられたドアも含む。ドアは、前面、背面、上縁、下縁、及びドアの上縁または下縁に沿って位置決めされた少なくとも1つのヒンジピンレセプタクルを有している。ヒンジピンレセプタクルは、ドアを少なくとも1本の指のヒンジピンホルダに取り付けてドアを閉位置に保持することを可能にするための磁石を収容する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】垂直ケーブルマネージャに隣接して位置決めされたラックに取り付けられた従来技術の水平ケーブルマネージャの斜視図である。
図2図1の水平ケーブルマネージャの左側面図である。
図3】垂直ケーブルマネージャに隣接して位置決めされたラックに取り付けられた本発明の水平ケーブルマネージャの斜視図である。
図4】垂直ケーブルマネージャに隣接して位置決めされたラックに取り付けられた図3の水平ケーブルマネージャの正面斜視図である。
図5】ラックに取り付けられた図3の水平ケーブルマネージャの正面斜視図である。
図6図3の水平ケーブルマネージャの正面斜視図である。
図7】ヒンジドアを取り外した状態の図6の水平ケーブルマネージャの正面斜視図である。
図8図6の水平ケーブルマネージャヒンジドアの正面斜視図である。
図9図8の水平ケーブルマネージャヒンジドアの背面斜視図である。
図10図9の水平ケーブルマネージャヒンジドアのヒンジレセプタクルの斜視図である。
図11】ヒンジドアを部分的に回転させた状態の水平ケーブルマネージャの斜視図である。
図12】ヒンジドアを開いて、上ヒンジを中心に回転させた状態の図6の水平ケーブルマネージャの左側面図である。
図13】ヒンジドアを開いて、下ヒンジを中心に回転させた状態の図6の水平ケーブルマネージャの左側面図である。
図14】ラックに取り付けられた様々な高さを有する多数の水平ケーブルマネージャの正面斜視図である。
図15】本発明の代替の水平ケーブルマネージャの側面図である。
図16】本発明の代替の水平ケーブルマネージャの右上斜視図である。
図17図16の代替の水平ケーブルマネージャの左上斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図3図5は、標準的な19インチ幅のネットワークラック50に取り付けられた本発明の水平ケーブルマネージャ150を示している。以下に説明するように、水平ケーブルマネージャ150は、より長い指突起を含む。指の長さにより、隣接する垂直ケーブルマネージャ100の前面近くに、ドア190の前面192が置かれる。例えば、図3及び図4に示されるように、本発明のドア190の前面192は、垂直ケーブルマネージャ100のドア110の前面112の近くにある。その結果、垂直ケーブルマネージャ100に隣接して取り付けられた水平ケーブルマネージャ150の全体的な美観が改善された。
【0009】
図5及び図6に示されるように、水平ケーブルマネージャ150は、本体152及びドア190を含む。本体152は、背面154であって、背面から延びる複数の指170を有する背面を備える。指170の長さは、従来技術の水平ケーブルマネージャ80の指と比較して延長されている。指170は、背面154の上部分156から延びる上列と、背面154の下部分158から延びる下列とに配置されている。指170の上列及び下列は、ケーブルを配線するための経路を内部に作るために互いに平行である。指170は、技術者が水平ケーブルマネージャ150の上または下に設置された機器60にアクセスできるように、本体152の垂直中心に向かって角度が付けられている。
【0010】
背面154の各端部160は、水平ケーブルマネージャ150の本体152をネットワークラック50に固定するための留め具70を受け入れるための複数の穴162を含む。
【0011】
各指170の遠位端172は、ケーブル管理フラグ174及びヒンジピンホルダ182のいずれかを有する。各ケーブル管理フラグ174は、第1の部材176、第2の部材178、及び第3の部材180を含む。ケーブル管理フラグの各部材は、指の位置と水平ケーブルマネージャの高さに応じて、サイズ、長さ、及び形状が異なってもよい。例えば、図7に示されるように、本体152の端部160の近くに配置されたケーブル管理フラグ174は、本体152の中心近くに配置されたケーブル管理フラグ174よりも幅が広い。上列及び下列の整列した指170から延びるケーブル管理フラグ174は同一である。
【0012】
図7に示されるように、上列及び下列の整列された指170の遠位端172は、2組のヒンジピンホルダ182を含む。ただし、必要に応じて、指170の遠位端172は、追加のヒンジピンホルダを有することもあり得る。ヒンジピンホルダ182は、鉄製のヒンジピン186を保持するように設計された略U字形の部材184である。以下で説明するように、ヒンジピンホルダ182は、ドア190の背面194から延びるヒンジレセプタクル200のうちの1つを受け入れる。
【0013】
図8図11は、水平ケーブルマネージャ150のドア190を示している。ドア190の前面192は、パンドウイットパッチランナー2垂直ケーブルマネージャドアに見られる設計特徴と同様の設計要素を含む。例えば、ドア190は、2つの直角及び山形の文字線を備えた五角形を含む。
【0014】
ドア190の背面194は、複数のヒンジレセプタクル200を含む。ヒンジレセプタクル200は、ドア190の上縁196及び下縁198に沿って位置決めされている。各ヒンジレセプタクル200は、希土類磁石202を含み、これにより、ドア190は、本体152の指170の遠位端172でヒンジピンホルダ182によって保持される鉄ヒンジピン186に取り付けることができる。各ヒンジレセプタクル200はまた、複数の強化リブ204を含む。
【0015】
希土類磁石202及び鉄ヒンジピン186は、ケーブルマネージャ本体152へドア190を無理なく取り付けることができる磁気ヒンジ機構を形成する。磁気ヒンジ機構はまた、ドア190の上縁及び下縁196、198のいずれかをそれぞれ穏やかに引っ張る力でドア190を容易に開くことを可能にする。
【0016】
ヒンジレセプタクル200及びヒンジピンホルダ182は、ドア190が開いて上部ヒンジピン186の周りを最大190度回転する(図12参照)か、下部ヒンジピン186(図13参照)の周りを最大190度回転できるように配向されている。ドア190が180度を超えて上部ヒンジピン186の周りで上方に開かれると、ドア190は、ケーブル管理フラグ174の第1の部材176に対して開いた位置に置かれ、ケーブルマネージャ本体152内に配線されたケーブルへのアクセスを容易にする。ドア190は、下ヒンジピン186の周りで下向きに開かれると、ケーブルマネージャ本体152内のケーブルへのアクセスを容易にするために、180度で下向きにぶら下がることが可能にされ得る。
【0017】
必要に応じて、ドア190をケーブルマネージャ本体152から水平方向に引き離すことによって、ドア190をケーブルマネージャ本体152から完全に取り外すことができる。
【0018】
図14は、様々な高さを有する本発明の水平ケーブルマネージャ150及びヒンジ付きドア190を示している。例えば、水平ケーブルマネージャ150は、2ラックユニット(2RU)、3ラックユニット(3RU)、または4ラックユニット(4RU)の高さになるように設計することができる。ヒンジ付きドア190の高さは、様々な水平ケーブルマネージャ150の高さに対応するように調整される。
【0019】
図15は、代替の水平ケーブルマネージャ210の実施形態を示している。水平ケーブルマネージャ210は、各ヒンジ位置に追加の磁石220を含む。追加の磁石220は、ドア214が閉位置から約110度の全開位置に達すると、ドア214をホールドオープン戻り止め位置にトグルすることによって、ドア214を開位置に保持する。ホールドオープン戻り止めは、ドア214を閉じるために力を加えることによって容易に無効にされる。
【0020】
別の代替の実施形態16及び図17に示されている。磁石320は、磁力の軸がドア314のヒンジ軸を形成するように、ドア314及びケーブルマネージャ本体312に設置されている。ドア314は、開口側の剪断磁気引力を打ち消し、上磁石320及び下磁石320のいずれかによって形成されるヒンジ軸に沿ってドア314を回転させることによって開かれる。
【0021】
ドアには、ドアのサイズ、必要な柔軟性、及び成形の反りによって決まる、いくつかの補強リブを含めることもあり得る。
【0022】
なお、本発明の特定の好適な実施形態を示し、説明してきたが、本発明の教示から逸脱することなく変更及び修正を行い得ることは、当業者には明らかであろう。上記の説明及び添付の図面に明らかにされている事項は、例証としてのみ提供され、限定として提供されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】