(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-14
(54)【発明の名称】信号の送信及び受信の方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/10 20090101AFI20221006BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20221006BHJP
H04W 76/34 20180101ALI20221006BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20221006BHJP
【FI】
H04W72/10
H04W72/04 111
H04W76/34
H04W72/12 150
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022507916
(86)(22)【出願日】2019-09-29
(85)【翻訳文提出日】2022-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2019109227
(87)【国際公開番号】W WO2021031301
(87)【国際公開日】2021-02-25
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/101219
(32)【優先日】2019-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
(72)【発明者】
【氏名】リ・グオルゥォン
(72)【発明者】
【氏名】チェヌ・ジョ
(72)【発明者】
【氏名】宋 磊
(72)【発明者】
【氏名】ワン・シヌ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067CC02
5K067CC04
5K067EE02
5K067HH01
(57)【要約】
本発明の実施例は、信号の送信及び受信の方法及び装置を提供する。該方法は、端末装置が第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、該第1のアップリンク信号と該第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、該比較は、少なくとも該第1のアップリンク信号の第1の優先度と該第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する、ステップと、ネットワーク装置に該第1のアップリンク信号及び/又は該第2のアップリンク信号を送信するステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号送信装置であって、
第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定する決定部と、
前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較する比較部であって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する、比較部と、
ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信する送信部と、を含む、装置。
【請求項2】
前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容に対応する少なくとも1つの優先度レベル又は優先度インデックスを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記アップリンク信号は、フィードバック情報又はフィードバック情報コードブックを含み、
前記フィードバック情報又はフィードバック情報コードブックの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により指示され、或いは前記フィードバック情報又はフィードバック情報コードブックに対応する物理ダウンリンク共有チャネルの優先度に基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記物理ダウンリンク共有チャネルの優先度は、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報をスケジューリングすることにより指示され、或いはダウンリンク制御情報をアクティブ化することにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報を含み、
前記チャネル状態情報の第1の優先度は、搬送又は指示される内容の閾値により決定され、或いは、事前定義された閾値により決定され、
前記チャネル状態情報は、非周期的なチャネル状態情報であり、前記チャネル状態情報の第1の優先度は、ダウンリンク制御情報をスケジューリングすることにより指示され、或いは、前記チャネル状態情報は、周期的なチャネル状態情報であり、前記チャネル状態情報の第1の優先度は、前記周期的なチャネル状態情報を構成する上位層シグナリングにより構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネルを含み、前記物理アップリンク共有チャネルは、媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに対応し、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットは、少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素及び/又は少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記物理アップリンク共有チャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報により指示され、或いは上位層シグナリングにより構成され、
前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記物理アップリンク共有チャネルに対応する媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素が含まれない場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度とする、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記物理アップリンク共有チャネルに対応する媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに、前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素が含まれ、且つ前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれない場合、前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素の第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度とする、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記物理アップリンク共有チャネルに対応する媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素が含まれる場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素の第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つの論理チャネル及び前記少なくとも1つの媒体アクセス制御の制御要素の第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネルの前記第1の優先度とする、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記論理チャネルの第2の優先度は、無線リソース制御(RRC)層により指定され、前記媒体アクセス制御の制御要素の第2の優先度は、事前定義され、且つ/或いは前記媒体アクセス制御の制御要素により搬送される内容に基づいて決定される、請求項6に記載の装置。
【請求項12】
前記アップリンク信号は、スケジューリング要求を含み、前記スケジューリング要求の第1の優先度は、上位層シグナリングにより指示され、
前記スケジューリング要求の前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記スケジューリング要求をトリガする論理チャネルの第2の優先度を前記スケジューリング要求の前記第1の優先度とする、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と同一である、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と少なくとも部分的に異なり、前記アップリンク信号の第1の優先度の定義と前記上位層の第2の優先度の定義との間にはマッピング関係がある、請求項1に記載の装置。
【請求項16】
少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度が同一である場合、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて前記比較を行う、請求項1に記載の装置。
【請求項17】
異なる第1の優先度について、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて行われた比較の結果は、少なくとも部分的に異なる、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記第1の優先度は、少なくとも第1のタイプ及び第2のタイプを含み、前記第1のタイプのスケジューリング要求は他の信号と多重化でき、前記第2のタイプのスケジューリング要求は他の信号と多重化できなく、或いは、
スケジューリング要求の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、前記スケジューリング要求を他の信号と多重化せず、スケジューリング要求の前記第1の優先度が所定閾値以下である場合、前記スケジューリング要求を他の信号と多重化し、或いは、
物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、Pビット以下のスケジューリング要求は前記物理アップリンク共有チャネルと多重化でき、Pビットよりも多いスケジューリング要求は前記物理アップリンク共有チャネルと多重化できなく、Pは正の整数である、請求項1に記載の装置。
【請求項19】
信号受信装置であって、
端末装置に構成情報又は指示情報を送信する送信部であって、前記構成情報又は指示情報は、少なくとも前記端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、送信部と、
前記端末装置により送信された前記アップリンク信号を受信する受信部と、を含む、装置。
【請求項20】
端末装置と、ネットワーク装置と、を含む通信システムであって、
前記端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定し、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較し、前記ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信し、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連し、
前記ネットワーク装置は、前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を受信する、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、モバイル通信ネットワークをベースにした様々なデータアプリケーションやサービスが急速に成長している。このような変化するトレンドに適応するために、将来のモバイル通信ネットワークは、様々な端末装置及びサービスのニーズを満たすために、より柔軟で多様なサービスを提供する必要がある。
【0003】
第5世代(5G)モバイル通信システムは、従来の拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced Mobile Broadband)サービスに加えて、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive Machine Type Communication)及び高信頼性低遅延通信(URLLC:Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)サービスもサポートする。
【0004】
1つのキャリアでURLLCサービスとeMBBサービスの両方をサポートすることが一般的な例である。URLLCサービスには非常に高い遅延要件があるため、URLLCサービスに関連する信号を送信する必要がある際にeMBBサービス信号を送信している場合、タイムアウトにならないように、該URLLCサービスに関連する信号を送信する前に、該eMBBサービス信号の伝送が完了するまで待つことができない場合が多い。
【0005】
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の構成をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものである。これらの構成が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、本発明の発明者の発見により、現在のスキームでは、物理層は信号(又はチャネル)により搬送又は指示される内容(又はサービス)の優先度を区別できないため、物理層は、例えばeMBBサービスを搬送する信号と例えばURLLCサービスを搬送する信号との競合(衝突)の問題を解決することができなく、一部のシナリオにおける信号送信のニーズを満たすことができない。
【0007】
上記の問題の少なくとも1つを鑑み、本発明の実施例は、信号の送信及び受信の方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施例の1つの態様では、信号送信方法であって、端末装置が第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、前記端末装置が前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する、ステップと、前記端末装置がネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信するステップと、を含む、方法を提供する。
【0009】
本発明の実施例のもう1つの態様では、信号送信装置であって、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定する決定部と、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較する比較部であって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する、比較部と、ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信する送信部と、を含む、装置を提供する。
【0010】
本発明の実施例のもう1つの態様では、信号受信方法であって、ネットワーク装置が端末装置に構成情報又は指示情報を送信するステップであって、前記構成情報又は指示情報は、少なくとも前記端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、ステップと、前記端末装置により送信された前記アップリンク信号を受信するステップと、を含む、方法を提供する。
【0011】
本発明の実施例のもう1つの態様では、信号受信装置であって、端末装置に構成情報又は指示情報を送信する送信部であって、前記構成情報又は指示情報は、少なくとも前記端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、送信部と、前記端末装置により送信された前記アップリンク信号を受信する受信部と、を含む、装置を提供する。
【0012】
本発明の実施例のもう1つの態様では、端末装置と、ネットワーク装置と、を含む通信システムであって、前記端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定し、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較し、前記ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信し、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連し、前記ネットワーク装置は、前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を受信する、通信システムを提供する。
【0013】
本発明の実施例の有利な効果の1つは以下の通りである。信号が物理層において第1の優先度を有し、該第1の優先度が該信号により搬送又は指示される内容に対応する。これによって、物理層は、信号により搬送又は指示される内容の優先度を区別することができ、異なる優先度のサービスを搬送又は指示する信号間の競合を解決することができる。
【0014】
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
【0015】
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
【0016】
なお、本文では、用語「含む/有する」は、特徴、部材、ステップ又は構成要件が存在することを意味し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又は構成要件の存在又は付加を排除しない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の実施例の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
【
図1】本発明の実施例の通信システムの1つの概略図である。
【
図2】本発明の実施例の信号送信方法の1つの概略図である。
【
図3】本発明の実施例の信号受信方法の1つの概略図である。
【
図4】本発明の実施例の信号送信装置の1つの概略図である。
【
図5】本発明の実施例の信号受信装置の1つの概略図である。
【
図6】本発明の実施例のネットワーク装置の1つの概略図である。
【
図7】本発明の実施例の端末装置の1つの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の上記及び他の特徴は以下の説明により明らかになる。明細書及び図面において、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明は説明される実施形態に限定されない。本発明は、添付される特許請求の範囲内の全ての変更されたもの、変形されたもの及び均等的なものを含む。以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではない。
【0019】
本発明の実施例では、用語「第1」、「第2」などは、タイトルで異なる要素を区別するために用いられるが、これらの要素の空間的配列又は時間的順序などを表すものではなく、これらの要素はこれらの用語に制限されない。用語「及び/又は」は、関連するリストに列挙された用語の1つ又は複数のうち何れか1つ及び全ての組み合わせを含む。用語「含む」、「包括する」、「有する」などは、列挙された特徴、要素、素子又は構成部材の存在を意味するが、1つ又は複数の他の特徴、要素、素子又は構成部材の存在又は追加を排除するものではない。
【0020】
本発明の実施例では、単数形の「1つ」、「該」などは複数形を含み、「1種類」又は「1類」と広義的に理解されるべきであり、「1個」に限定されない。また、用語「前記」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、単数形及び複数形両方を含むと理解されるべきである。また、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、用語「に記載の」は「少なくとも一部に記載の」と理解されるべきであり、用語「に基づいて」は「少なくとも一部に基づいて」と理解されるべきである。
【0021】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、例えばロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)、高速パケットアクセス(HSPA:High-Speed Packet Access)などの任意の通信規格に適合するネットワークを意味してもよい。
【0022】
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われてもよく、該通信プロトコルは、例えば1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G、及び5G、新しい無線(NR:New Radio)等、及び/又は現在の既知の他の通信プロトコル若しくは将来開発される他の通信プロトコルを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0023】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば通信システムに端末装置をアクセスさせて該端末装置にサービスを提供する通信システム内の装置を意味する。ネットワーク装置は、基地局(BS:Base Station)、アクセスポイント(AP:Access Point)、送受信ポイント(TRP:Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)、ゲートウェイ、サーバ、無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)、基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0024】
そのうち、基地局は、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)、及び5G基地局(gNB)など、並びにリモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、リモート無線ユニット(RRU:Remote Radio Unit)、中継装置(relay)又は低電力ノード(例えばfemto、picoなど)を含んでもよいが、これらに限定されない。また、用語「基地局」はそれらの機能の一部又は全てを含んでもよく、各基地局は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。用語「セル」は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局及び/又はそのカバレッジエリアを意味してもよい。
【0025】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE:User Equipment)又は用語「端末装置」(TE:Terminal Equipment又はTerminal Device)は、例えばネットワーク装置を介して通信ネットワークにアクセスし、ネットワークサービスを受ける装置を意味する。端末装置は、固定的なもの又は移動的なものであってもよく、移動局(MS:Mobile Station)、端末、加入者ステーション(SS:Subscriber Station)、アクセス端末(AT:Access Terminal)、ステーションなどと称されてもよい。
【0026】
そのうち、端末装置は、携帯電話(Cellular Phone)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線変復調装置、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0027】
例えば、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)などのシナリオでは、ユーザ装置は、監視又は測定を行う機器又は装置であってもよく、例えばマシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)端末、車載通信端末、デバイスツーデバイス(D2D:Device to Device)端末、マシンツーマシン(M2M:Machine to Machine)端末などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0028】
さらに、用語「ネットワーク側」又は「ネットワーク装置側」は、ネットワークの側を意味し、基地局であってもよいし、上記の1つ又は複数のネットワーク装置を含んでもよい。用語「ユーザ側」又は「端末側」又は「端末装置側」は、ユーザ又は端末の側を意味し、UEであってもよいし、上記の1つ又は複数の端末装置を含んでもよい。
【0029】
以下は、一例を参照しながら本発明の実施例のシナリオを説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0030】
図1は、本発明の実施例の通信システムの概略図であり、ユーザ装置及びネットワーク装置の例を概略的に示している。
図1に示すように、通信システム100は、ネットワーク装置101及び端末装置102、103を含んでもよい。説明の便宜上、
図1は、2つの端末装置及び1つのネットワーク装置を一例にして説明するが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0031】
本発明の実施例では、ネットワーク装置101と端末装置102、103との間では、既存のサービス又は将来に実装可能なサービスを行うことができる。例えば、これらのサービスは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)及び高信頼性低遅延通信(URLLC)などを含むが、これらに限定されない。
【0032】
以下の説明では、混同が生じない限り、用語「アップリンク制御信号」と「アップリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)」又は「物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)」とは互いに置き換えられてもよく、用語「アップリンクデータ信号」と「アップリンクデータ情報」又は「物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)」とは互いに置き換えられてもよい。
【0033】
用語「ダウンリンク制御信号」と「ダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)」又は「物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel」とは互いに置き換えられてもよく、用語「ダウンリンクデータ信号」と「ダウンリンクデータ情報」又は「物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)」とは互いに置き換えられてもよい。
【0034】
また、PUSCHを送信又は受信することは、PUSCHにより搬送されるアップリンクデータを送信又は受信することとして理解されてもよく、PUCCHを送信又は受信することは、PUCCHにより搬送されるアップリンク情報を送信又は受信することとして理解されてもよい。アップリンク信号は、アップリンクデータ信号及び/又はアップリンク制御信号及び/又はアップリンク参照信号などを含んでもよく、アップリンク伝送又はアップリンクチャネルと称されてもよい。信号又はチャネルにより搬送又は指示される内容は、サービスと称されてもよい。
【0035】
<実施例1>
本発明の実施例は信号送信方法を提供し、端末装置側から説明する。
図2は、本発明の実施例の信号送信方法の1つの概略図である。
図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0036】
ステップ201:端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定する。
【0037】
ステップ202:該端末装置は、該第1のアップリンク信号と該第2のアップリンク信号とを比較する。該比較は、少なくとも該第1のアップリンク信号の第1の優先度と該第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する(或いは、該第1の優先度が該アップリンク信号により搬送又は指示される内容に対応すると称されてもよい)。
【0038】
ステップ203:該端末装置は、ネットワーク装置に該第1のアップリンク信号及び/又は該第2のアップリンク信号を送信する。
【0039】
なお、上記の
図2は、本発明の実施例を概略的に示しているに過ぎないが、本発明はこれに限定されない。例えば、様々なステップ間の実行順序を適切に調整したり、他の幾つかのステップを追加したり、幾つかのステップを減らしたりしてもよい。当業者は、上記の内容に基づいて適切な変形を行うことができ、上記の
図2の記載に限定されない。
【0040】
幾つかの実施例では、端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定する。言い換えれば、端末装置は、第1のアップリンク信号の送信と第2のアップリンク信号の送信とが競合すると決定する。この競合を解決するために、端末装置は、第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号とを比較する。言い換えれば、端末装置は、第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号との比較を実行することで、競合を解決することができる。該比較は、少なくとも、第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含む。
【0041】
例えば、第1の優先度を標準により事前定義してもよい。これによって、ネットワーク装置と端末装置との間のシグナリングのインタラクションを低減させてシグナリングオーバーヘッドを節約してエネルギーを節約し、論理の複雑さを低減させてハードウェアのオーバーヘッドを削減することができる。該第1の優先度は、ネットワーク装置により端末装置に指示してもよい。これによって、柔軟性を向上させ、既存のメカニズムを簡単に拡張して新しいサービスをサポートすることができる。また、該第1の優先度は、端末装置の上位層により物理層に指示されてもよい。これによって、標準化の作業負荷を軽減し、標準の実装を高速化し、実際の端末装置とネットワーク装置の更新周期を短縮し、市場の変化に適応するように製品のアップグレードを好適にサポートし、関連産業の良好な発展を促進することができる。
【0042】
幾つかの実施例では、第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連し、或いは、第1の優先度は、アップリンク信号により搬送される上位層データの優先度に関連し、或いは、第1の優先度は、アップリンク信号により搬送される上位層データの対応する論理チャネルの優先度に関連する。第1の優先度は、アップリンク信号(第1のアップリンク信号及び/又は第2のアップリンク信号を含む)により搬送又は指示される内容(又はサービス)などに対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む。第1の優先度は、具体的なレベル又はインデックスとして表されず、高い優先度若しくは低い優先度、又は信号間の相対的な優先順位のみにより区別されてもよい。
【0043】
例えば、第1の優先度は、少なくとも1つの優先度レベル(又は優先度インデックス)として表されてもよい。優先度レベルは、標準により事前定義される。例えば、8(0~7又は1~8)の第1の優先度インデックスを事前定義し、1つのアップリンク信号(例えば、あるタイプのeMBBサービスを搬送する)の第1の優先度は2であり、もう1つのアップリンク信号(例えば、あるタイプのURLLCサービスを搬送する)の第1の優先度は6である。別の例では、第1の優先度レベルの数は、16であってもよいし、2、4、6、12などであってもよい。
【0044】
第1の優先度インデックスと優先度との対応関係は、インデックスが小さいほど優先度が高くなることであってもよい。或いは、第1の優先度インデックスと優先度との対応関係は、インデックスが大きいほど優先度が高くなることであってもよい。以下は、特別の説明でない限り、インデックスが小さいほど優先度が高くなることを一例にして説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0045】
幾つかの実施例では、アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、スケジューリング要求(SR:Scheduling Request)、フィードバック情報(ACK/NACK)、フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、サウンディング参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)などの信号又はチャネルのうちの少なくとも1つを含むが、本発明はこれらに限定されない。
【0046】
幾つかの実施例では、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示されてもよく、例えば、該フィードバック情報(ACK/NACK)に対応するダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするためのDCIにより指示されてもよい。例えば、ネットワーク装置は、DCIに含まれるフィールドを介して指示し、DCIに関連するRNTIを介して指示し、DCIに関連するサーチスペース(Search Space)又はCORESET(Control resource set)を介して指示する。言い換えれば、端末装置は、DCIに含まれるフィールドを介してフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を指示してもよいし、DCIに関連するRNTI又はDCIに関連するサーチスペース若しくはCORESETを介してフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を決定/区別してもよい。
【0047】
ネットワーク装置は、上記の指示方法のうちの2つ以上を組み合わせることによって、端末装置にフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を指示してもよい。例えば、ネットワーク装置は、DCIに関連するRNTIとDCIに含まれるフィールドを同時に使用して、端末装置にフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を指示してもよい。ここで、同時に使用することは、2つ以上の指示方法で同一の情報をそれぞれ指示することであってもよい。これによって、指示の信頼性を向上させ、送信エラーによる端末装置とネットワーク装置の第1の優先度に対する理解の差異を回避することができるため、データ又は情報の交換におけるエラーを回避することができる。同時に使用することは、2つ以上の方法を組み合わせて1つの情報を指示し、即ち、異なる方法で異なる情報を指示するであってもよく、端末装置は、2つ以上の情報を参照してフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を決定してもよい。
【0048】
幾つかの実施例では、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、対応するPDSCHの優先度に従って決定されてもよい。
【0049】
例えば、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、対応するPDSCHの優先度と同一(又は同等)である。これによって、PDSCHの関連情報によりフィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を把握することができ、両者の優先度を一致させることで、標準プロトコルの複雑さを軽減し、製品設計プロセスにおける標準をより容易に実装することができる。
【0050】
別の例として、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、対応するPDSCHの優先度と異なる。これによって、より柔軟な第1の優先度を提供することができるため、順方向(forward)リンク(PDSCHを伝送するリンク)とフィードバックリンク(フィードバック情報を伝送するリンク)の関連アプリケーションにおいて第1の優先度をより正確に使用することができる。
【0051】
幾つかの実施例では、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、対応するPDSCHにより搬送される上位層の論理チャネルの優先度に基づいて決定されてもよい。
【0052】
例えば、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、PDSCHにより搬送される上位層の論理チャネルのうちの優先度が最も高い論理チャネルの優先度に基づいて決定される。これによって、優先度の高いデータの伝送をより容易に保護することができる。
【0053】
別の例では、フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、PDSCHにより搬送される上位層の論理チャネルのうちの優先度が最も低い論理チャネルの優先度に基づいて決定される。これによって、優先度の低いデータを優先度の高いデータの要求に従って送信することによるリソースの浪費を低減させることができる。
【0054】
幾つかの実施例では、フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)は、少なくとも1つのフィードバック情報(ACK/NACK)を含んでもよく、即ち、フィードバック情報コードブックは、少なくとも1つのPDSCHに対応してもよい。
【0055】
幾つかの実施例では、フィードバック情報コードブックの第1の優先度は、DCIにより指示される(或いは、該DCIに基づいて決定される)。フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度を指示する上記の方法は、ネットワーク装置により端末装置にフィードバック情報コードブックの第1の優先度を指示するために使用されてもよく、ここでその説明を省略する。フィードバック情報コードブックは、少なくとも1つのDCIに対応してもよく、該少なくとも1つのDCIは、フィードバック情報コードブックに対応するPDSCHをスケジュールするために使用されてもよい。フィードバック情報コードブックに対応するPDSCHは、該フィードバックコードブックに含まれる、該PDSCHが正しく受信されたか否かをネットワーク装置にフィードバックするためのACK/NACKフィードバック情報のPDSCHであってもよい。
【0056】
例えば、フィードバック情報コードブックの第1の優先度は、少なくとも1つの対応するDCIのうちの1つにより指示されてもよく、該1つのDCIは、少なくとも1つの対応するDCIのうちの最初のもの、又は最後のもの、又は、通信標準により事前定義されたもの、又はネットワーク装置により指定又は構成された、或いは端末装置に指示されたものである。
【0057】
別の例では、フィードバック情報コードブックの第1の優先度は、少なくとも1つの対応するDCIのうちの複数のDCIにより指示され、該第1の優先度は、時間領域における複数のDCIのうちの最後のDCIにより指示され、即ち、該第1の優先度が1つのDCIにより指示され、その後にもう1つのDCIがある場合、該第1の優先度を書き直し、上書きし、或いは書き換えるようにもう1つのDCIにより指示されてもよい。或いは、該第1の時間領域における複数のDCIのうちの最初のDCIにより指示され、即ち、該第1の週千度が1つのDCIにより指示される場合、端末装置は、その後のDCIの指示を無視する。或いは、該第1の優先度は、該複数のDCI指示の最も高い優先度に基づいて決定され、或いは、該第1の優先度は、該複数のDCI指示の最も低い優先度に基づいて決定される。
【0058】
幾つかの実施例では、フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、それに含まれる少なくとも1つのフィードバック情報(ACK/NACK)に対応する第1の優先度のうちの最も高い優先度に基づいて決定され、或いは、それに含まれる少なくとも1つのフィードバック情報(ACK/NACK)に対応する第1の優先度のうちの最も低い優先度に基づいて決定され、或いは、それに含まれる少なくとも1つのフィードバック情報(ACK/NACK)のうちのネットワーク装置により構成又は指示される1つのフィードバック情報に対応する第1の優先度に基づいて決定される。例えば、フィードバック情報コードブックの第1の優先度は、それに含まれる少なくとも2つのフィードバック情報(ACK/NACK)に対応する第1の優先度のうちの最も高いもの又は最も低いものに等しい。
【0059】
幾つかの実施例では、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置が該PDSCHのダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUの優先度に基づいて決定され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUのデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定され、例えば、データに対応する論理チャネルの最も高い優先度又は最も低い優先度に基づいて決定される。
【0060】
PDSCHの優先度がネットワーク装置が該PDSCHのダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示される場合、フィードバック情報の第1の優先度(ACK/NACK)を指示する上記の方法は、ネットワーク装置により端末装置にPDSCHの優先度を指示するために使用されてもよいため、ここでその説明を省略する。
【0061】
幾つかの実施例では、半永続スケジューリングされた(SPS:semi-persistently scheduled)PDSCHである場合、該PDSCHの優先度は、該SPSをアクティブ化するためのダウンリンク制御情報(DCI)を介して指示されてもよいし、該ダウンリンクSPSを構成するための上位層シグナリングを介して指示されてもよい。それに対応して、該SPS PDSCHに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、少なくとも該SPS PDSCHの優先度に従って決定されてもよい。
【0062】
幾つかの実施例では、SPS PDSCHの優先度は、該SPSをアクティブ化するためのDCIを介して指示され、且つ/或いは該ダウンリンクSPSを構成するための上位層シグナリングを介して指示されてもよい。例えば、該SPSの最初のPDSCHの優先度は、アクティブ化DCIにより指示され、指示方法は、上記のPDSCHの例と同様であり、ここでその説明を省略する。該SPSの最初のPDSCH以外のPDSCHの優先度は、該ダウンリンクSPSを構成するための上位層シグナリングにより指示される。
【0063】
幾つかの実施例では、端末装置は、ネットワーク装置にフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を送信することによって、SPSをアクティブ化及び/又は解放するためのダウンリンク制御情報(DCI)が正しく受信されているか否かを反映し、同様な方式でアップリンク構成グラント(CG:Congifgured grant)をアクティブ化及び/又は解放するためのDCIが正しく受信されているか否かを反映する。
【0064】
該アクティブ化及び/又は解放のためのDCIに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、標準により事前定義されてもよく、例えばアクティブ化及び/又は解放されるSPS PDSCH又はアップリンクCGの優先度と同一(又は同等)し、或いは関連してもよい。或いは、ネットワーク装置により該DCI自体を介して端末装置に指示されてもよく、例えば該DCIにより搬送されるフィールド、又は該DCIに関連するRNTI、又は該DCIに関連するサーチスペース若しくはCORESETを介して指示されてもよい。或いは、ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成されてもよく、例えば、該フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を指示又は構成するための第1の優先度の上位層シグナリングは、それによりアクティブ化又は解放されるSPS PDSCH又はアップリンクCGをさらに構成するために使用される。
【0065】
幾つかの実施例では、端末装置は、少なくとも該アクティブ化及び/又は解放のためのDCIの優先度に基づいて、それに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度を決定する。該アクティブ化及び/又は解放のためのDCIの優先度は、標準により事前定義されてもよいし、ネットワーク装置により該DCI自体を介して端末装置に指示されてもよいし、ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成されてもよい。具体的な態様は、上記の実施例における該DCIに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度の決定と同様であってもよく、ここでその説明を省略する。
【0066】
幾つかの実施例では、上位層は、物理層に対するものであり、媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)層を意味してもよいし、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)層を意味してもよい。上位層シグナリングは、RRCシグナリングであってもよいし、MAC CEなどであってもよい。
【0067】
幾つかの実施例では、サウンディング参照信号(SRS)の第1の優先度は、SRSを構成するための上位層シグナリングにより指示されてもよいし、SRSをスケジューリングするためのDCIにより指示されてもよいし、通信標準プロトコルで事前定義されてもよい。3つの方法は、個別に実施されてもよいし、組み合わせて実施されてもよい。
【0068】
例えば、通信標準は、このうちの1つの方式のみをサポートする。別の例として、通信標準は、少なくとも2つの方式をサポートし、1つの方式はもう1つの方式により上書きされ、或いは書き換えられてもよい。例えば、事前定義された指示は、上位層シグナリング指示により上書きされてもよく、或いは、上位層シグナリング指示は、DCI指示により上書きされてもよい。
【0069】
幾つかの実施例では、チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、上位層シグナリング、例えばCSI報告を構成するための上位層シグナリングなどにより指示されてもよいし、CSI報告をスケジューリングするためのDCIにより指示されてもよいし、通信標準プロトコルで事前定義されてもよい。3つの方法は、個別に実施されてもよいし、組み合わせて実施されてもよい。例えば、通信標準は、このうちの1つの方式のみをサポートする。別の例として、通信標準は、少なくとも2つの方式をサポートし、1つの方式はもう1つの方式により書き換えられてもよい。事前定義された指示は、上位層シグナリング指示により書き換えられてもよく、或いは、上位層シグナリング指示は、DCI指示により書き換えられてもよい。
【0070】
幾つかの実施例では、チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、CSIをスケジュールするダウンリンク制御情報(DCI)により指示される。例えば、チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIなどであり、或いは、チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、周期的なCSIを構成するための上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)により構成され、例えば、チャネル状態情報(CSI)は周期的なCSIなどである。
【0071】
幾つかの実施例では、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、MAC層により物理層に指示され、或いはMAC層により提供される補助情報に従って決定され、或いは該PUSCHをスケジューリングするための該DCIにより指示又は決定される。
【0072】
例えば、MAC層により提供される補助情報は、該PUSCHに対応するMAC PDUに対応する論理チャネル優先度であってもよいし、該PUSCHに対応するMAC PDUに対応する論理チャネル優先度のうちの最も高い優先度又は最も低い優先度であってもよいし、該PUSCHに論理チャネルデータが含まれているか否かなどに関連してもよい。
【0073】
例えば、構成グラント(CG:configured grant)PUSCHである場合、その第1の優先度は、上位層シグナリングを介して決定されてもよく、例えば、該アップリンク構成グラントをアクティブ化するためのダウンリンクDCIにより指示され、或いは該DCIに基づいて決定されてもよい。或いは、上位層シグナリング、例えば該アップリンク構成グラントを構成するための上位層シグナリングを介して指示又は構成されてもよい。さらに別の態様では、CG PUSCHの第1の優先度は、物理層シグナリング及び上位層シグナリングの両方により指示又は構成されてもよい。例えば、DCIをアクティブ化した後の最初のPUSCHの優先度は、該アクティブ化DCIにより指示され、該最初のPUSCH以外のPUSCHの優先度は、上位層シグナリングにより指示又は構成される。
【0074】
幾つかの実施例では、スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、MAC層により物理層に指示され、或いはMAC層により提供される補助情報に基づいて決定される。例えば、MAC層により提供される補助情報は、該SRをトリガするための論理チャネルの優先度であってもよし、該SRをトリガするための論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度又は最も低い優先度であってもよい。
【0075】
幾つかの実施例では、スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、上位層により構成又は指示される。例えば、端末装置の上位層は、シグナリングを介してSRの第1の優先度を指示し、該上位層のシグナリングは、例えば、SR伝送に関連する構成をさらに指示し、例えば、SRを搬送するためのリソース(PUCCHリソースなど)を指示し、或いはSR伝送に関連するパラメータなどを指示する。
【0076】
以上は、アップリンク信号の第1の優先度を例示的に説明しており、以下は、少なくとも第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度を含む比較(並び替えと称されてもよい)を実施する方法を例示的に説明する。
【0077】
幾つかの実施例では、第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度を含む比較は、第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度とを直接比較することであってもよいし、第1の優先度を考慮した比較(例えば、第1の優先度の比較と後述するタイプに基づく比較との組み合わせ)であってもよい。
【0078】
幾つかの実施例では、端末装置は、少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度に従って、該少なくとも2つのアップリンク信号を比較し、少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度が同一である場合、該少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ(例えば、SRS信号であるか否か)又は該アップリンク信号により搬送される内容のタイプ(例えば、搬送されるものがデータ、SR、ACK/NACK、又はCSIなどであるか)を比較する。以下は、説明の便宜上、アップリンク信号のタイプ又は搬送される内容のタイプに基づく比較は、タイプに基づく比較と称される。
【0079】
例えば、アップリンク信号1とアップリンク信号2の伝送に競合があり、アップリンク信号1の第1の優先度が8であり、アップリンク信号2の第1の優先度が6である場合、2つの信号の優先度の比較結果は、アップリンク信号1<アップリンク信号2となる。
【0080】
別の例では、アップリンク信号1とアップリンク信号2の伝送に競合があり、アップリンク信号1の第1の優先度が6であり、アップリンク信号2の第1の優先度も6である場合、この2つのアップリンク信号のタイプ又は搬送される内容のタイプ(例えば、搬送されるものがデータ、SR、ACK/NACK、又はCSIなどであるか否か、或いは、SRS信号であるか否かなど)に基づいて比較を行う。例えば、アップリンク信号1がSRを搬送し、且つアップリンク信号2がCSIを搬送する場合、この2つの信号の優先度の比較結果は、アップリンク信号1>アップリンク信号2となる。
【0081】
別の例では、アップリンク信号1、アップリンク信号2、及びアップリンク信号3の伝送に競合があり、アップリンク信号1の第1の優先度が6であり、アップリンク信号2の第1の優先度も6であり、アップリンク信号3の優先度が7である場合、アップリンク信号3の優先度が最も低いと判断してもよい。アップリンク信号1とアップリンク信号2とをさらに比較する必要があり、次に、この2つのアップリンク信号のタイプ又は搬送される内容のタイプ(例えば、搬送されるものがデータ、SR、ACK/NACK、又はCSIなどであるか否か、或いはSRS信号であるか否かなど)に基づいて比較をさらに行う。例えば、アップリンク信号1がSRを搬送し、アップリンク信号2がCSIを搬送する場合、この2つの信号の優先度の比較結果は、アップリンク信号1>アップリンク信号2となる。従って、これら3つの信号を比較した結果は、アップリンク信号1>アップリンク信号2>アップリンク信号3となる。
【0082】
幾つかの実施例では、異なる第1の優先度レベル(又はインデックス)について、少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は搬送される内容のタイプに従って比較を実行する場合、従う優先度の規則は少なくとも部分的に異なる。
【0083】
例えば、第1の優先度は2つのレベル、例えばレベル1aとレベル1bに分けられる。信号のタイプ又は搬送される内容のタイプの比較は、少なくともデータ(PUSCH)、ACK/NACK、及びSRを含む。2つの信号の第1の優先度が両方ともレベル1aである場合、タイプに基づく比較の順序は、PUSCH>SR>ACK/NACKとなる。2つの信号の第1の優先度が両方ともレベル1bである場合、タイプに基づく比較の順序は、ACK/NACK>PUSCH>SRとなる。
【0084】
幾つかの実施例では、少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度レベルは、少なくとも2つの集合に分けられ、該集合について該少なくとも2つのアップリンク信号をタイプに基づいて比較する。ここで、異なる第1の優先度レベル集合について、少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は搬送される内容のタイプに基づいて比較を実行する際に、従う優先度の規則は少なくとも部分的に異なる。
【0085】
幾つかの実施例では、第1の優先度を直接比較することではなく、第1の優先度を比較要素の1つとして使用する。
【0086】
例えば、第1の優先度はレベル1aとレベル1bの2つのレベルを含む。比較の優先度レベルの順序は、レベル1a PUSCH>レベル1a SR>レベル1b SR>レベル1b PUSCH>レベル1a ACK/NACK>レベル1b ACK/NACKとなる。アップリンク信号1とアップリンク信号2の伝送に競合がある場合、優先度の比較は、アップリンク信号の第1の優先度とタイプ又は搬送される内容のタイプとを組み合わせて同時に実行する必要がある。
【0087】
以上は、少なくとも第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度とを含む比較を実施する方法を例示的に説明しており、以下は、伝送競合のある少なくとも2つのアップリンク信号を処理する方法を説明する。
【0088】
幾つかの実施例では、端末装置は、少なくとも2つのアップリンク信号の比較に従って、少なくとも2つのアップリンク信号のうちの少なくとも1つを送信する。例えば、優先度の低いアップリンク信号をドロップ(drop)し、或いは優先度の低いアップリンク信号の実行中の伝送を終了(terminate)し、優先度の高いアップリンク信号を送信してもよいし、条件が満たされると判断された場合、競合する少なくとも2つのアップリンク信号を多重化して送信してもよい。
【0089】
条件が満たされることは、標準規定を満たす信号を別の信号と多重化してもよく、例えば、SRをACK/NACKと多重化してPUCCHで送信してもよく、別の例として、SRをPUSCHと多重化してもよく、別の例として、ACK/NACKをPUSCHと多重化してもよく、別の例として、CSIをACK/NACKと多重化してもよい。
【0090】
例えば、比較結果に基づいて、第1のアップリンク信号の優先度が高い場合、端末装置は、該第1のアップリンク信号を送信してもよい。或いは、第2のアップリンク信号の優先度が高い場合、端末装置は、該第2のアップリンク信号を送信してもよい。或いは、第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号とが多重化条件を満たしていると端末装置により比較により判断された場合、端末装置は、該第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号とを多重化して送信してもよい。
【0091】
幾つかの実施例では、信号を別の信号と多重化できるか否かは、少なくとも2つのうちの1つの優先度、又はそれにより搬送又は指示される内容に関連する。
【0092】
以下は、制御情報とPUSCHとの多重化を一例として説明するが、本発明はこれに限定されず、多重化される信号/チャネルは、何れも制御情報/チャネルであってもよいし、何れもデータチャネル(例えばPUSCH)などであってもよい。多重化される信号/チャネルのうちの1つは、参照信号などであってもよい。また、多重化される信号/チャネルの数は2より大きくてもよい。
【0093】
1つの態様では、優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御信号(例えば、SR又はACK/NACKフィードバック情報又はCSIなど)は、優先度の高いPUSCHと多重化できる。優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、優先度の高いPUSCHと多重化できない。
【0094】
例えば、制御情報の第1の優先度がPUSCHの第1の優先度以上である(或いはPUSCHの第1の優先度より高い)場合、該制御情報は、該PUSCHと多重化できる。例えば、SRの第1の優先度がPUSCHの第1の優先度以上である(或いはPUSCHの第1の優先度より高い)場合、該SRをPUSCHと多重化してもよい。
【0095】
さらに別の態様では、優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御情報(例えば、SR又はACK/NACKフィードバック情報又はCSIなど)は、PUSCHと多重化できる。優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、PUSCHと多重化できない。
【0096】
例えば、制御情報の第1の優先度が閾値以上である(又は閾値よりも高い)場合、該制御情報は、PUSCHと多重化できる。該閾値は、標準で事前定義されてもよいし、ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して端末装置のために構成又は指示されてもよい。
【0097】
さらに別の態様では、制御情報(例えば、SR又はACK/NACKフィードバック情報又はCSIなど)がPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも該制御情報のタイプに関連する。どの制御情報が優先度の高いPUSCHと多重化できるか否かは、標準により事前定義され、或いはネットワーク装置により上位層シグナリングを介して端末装置のために指示又は構成される。例えば、SRが優先度の高いPUSCHと多重化でき、CSIが優先度の高いPUSCHと多重化できないことは、事前定義され、或いは端末装置に指示/構成される。
【0098】
さらに別の態様では、制御情報(例えば、SR又はACK/NACKフィードバック情報又はCSIなど)がPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも該制御情報に含まれるビット数に関連し、且つ/或いは、該PUSCHの第1の優先度に関連する。
【0099】
例えば、SRに含まれる情報がmビット以下である場合、該SRは、優先度の高いPUSCHと多重化できる。SRに含まれる情報がmビットよりも多い場合、該SRは、優先度の高いPUSCHと多重化できなく、例えば、m=1又はm=2などとなる。別の例として、ACK/NACKに含まれる情報がnビット以下である場合、該ACK/NACKは、優先度の高いPUSCHと多重化できる。ACK/NACKに含まれる情報がnビットよりも多い場合、該ACK/NACKは、優先度の高いPUSCHと多重化できなく、nは自然数である。
【0100】
制御情報とPUSCHとが多重化される上記の態様は、個別に実施されてもよいし、互いに組み合わせて実施されてもよい。従来技術とは異なり、上記の態様では、制御情報がPUSCHと多重化できるか否かを判断する際に、該PUSCHの第1の優先度、及び/又は該制御情報の第1の優先度、及び/又は該制御情報の内容及び/又は該制御情報に含まれるビット数などが考慮される。
【0101】
上記のような少なくとも1つの態様を採用することで、多重化により信号送信の遅延を低減することができると共に、優先度の高い信号の伝送の信頼性を保護することができる。
【0102】
例えば、PUSCHの第1の優先度以上又はより高い優先度を有する制御情報のみを多重化でき、或いは、優先度の高い制御情報又はより重要な内容を搬送する制御情報のみをPUSCHと多重化できる。これによって、重要な制御情報の送信を確保することができると共に、優先度の低い制御情報による優先度の高いPUSCHの信頼性を損なうことを回避することができる。
【0103】
別の例として、少なくとも制御情報に含まれるビット数に基づいて、制御情報が優先度の高いPUSCHと多重化できるか否かを決定することで、優先度の高いPUSCHの伝送の信頼性を大幅に損なうことなく、制御情報の伝送需要を可能な限り満たし、ネットワーク運用の柔軟性を向上させ、ネットワーク全体の性能を向上させることができる。
【0104】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0105】
本実施例によれば、信号が物理層において第1の優先度を有し、該第1の優先度が該信号により搬送又は指示される内容に関連する。これによって、物理層は、信号により搬送又は指示される内容の優先度を区別することができ、異なる優先度のサービスを搬送又は指示する信号間の競合を解決することができるため、異なる伝送需要を有するサービスをより適切にサポートすることができる。
【0106】
<実施例2>
実施例1は端末装置の物理層を例示的に説明しており、実施例2はMAC層を説明する。実施例2は、実施例1と組み合わせられてもよいし、個別に実施されてもよく、実施例1と同様な内容についてその説明を省略する。
【0107】
本発明の実施例は、データ生成方法をさらに提供する。該データ生成方法は、端末装置のMAC層がグラント(grant)に従ってMAC PDUを生成するステップと、該端末装置のMAC層が該MAC PDUに関連する第2の優先度を決定するステップと、該端末装置のMAC層が該MAC PDUをHARQバッファ(buffer)に記憶し、前記端末装置の物理層が該アップリンクグラントに従ってデータ伝送を生成するように指示(instruct)するステップと、を含む。
【0108】
幾つかの実施例では、該端末装置のMAC層は、該MAC PDUに関連する第2の優先度を該端末装置の物理層に指示する。
【0109】
幾つかの実施例では、媒体アクセス制御(MAC)のプロトコルデータユニット(PDU)は、少なくとも1つのMAC CE(制御要素)及び/又は少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータを含み、或いは、MAC PDUは、MAC CEを含まず、且つ論理チャネルを含まない。
【0110】
幾つかの実施例では、該MAC PDUに関連する第2の優先度は、それに含まれるデータに対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度に従って決定され、該MAC PDUは、MAC CEを含み、或いは含まない。
【0111】
例えば、該MAC PDUの第2の優先度は、該データに対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度に従って決定される。或いは、該MAC PDUの第2の優先度は、該データに対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も低い優先度に従って決定される。
【0112】
幾つかの実施例では、該MAC PDUに関連する第2の優先度は、それに含まれるMAC CEに従って決定され、該MAC PDUは、論理チャネルからのデータを含み、或いは含まない。
【0113】
例えば、MAC PDUにはMAC CEが含まれており、MAC PDUにデータが含まれているか否かに関係なく、該MAC PDUの第2の優先度は、最も高い。
【0114】
幾つかの実施例では、該MAC PDUに関連する第2の優先度は、それに含まれるMAC CE及びそれに含まれるデータに対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度に従って決定される。
【0115】
例えば、該MAC PDUに関連する第2の優先度は、それに含まれるMAC CE及びデータに対応する論理チャネルの最も高い優先度に従って決定される。MAC CEと論理チャネルとの間の優先度は、以下の通りである。上から下への順に、優先度レベルは、高いものから低いものになる。
【0116】
・C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHからのデータ、
・Configured Grant Confirmation MAC CE、
・MAC CE for BSR, with exception of BSR included for padding、
・Single Entry PHR MAC CE or Multiple Entry PHR MAC CE、
・UL-CCCH以外の任意の論理チャネルからのデータ、
・MAC CE for Recommended bit rate query、
・MAC CE for BSR included for padding。
【0117】
幾つかの実施例では、該MAC PDUに関連する第2の優先度は、MAC CEを含まず、且つ論理チャネルからのデータを含まないものに従って決定される。
【0118】
例えば、MAC PDUは、物理層が非周期的なCSI報告を伝送するために使用され、該非周期的なCSI報告にはパディングビット(padding bits)のみが含まれる。該MAC PDUの優先度は、最も低い優先度、事前定義された優先度、事前構成された優先度、又はデフォルト(default)の優先度などに設定されてもよい。
【0119】
幾つかの実施例では、MAC層は、物理層にMAC PDUの第2の優先度を指示し、物理層は、該第2の優先度に従って該PUSCHの第1の優先度を決定してもよい。或いは、MAC層は、物理層に補助情報を提供し、物理層は、該補助情報に従ってPUSCHの第1の優先度を決定してもよく、該補助情報は、該PUSCHに対応するMAC PDUの第2の優先度に関連する。MAC PDUの第2の優先度とそれに対応するPUSCHの第1の優先度とは、同一であってもよいし、異なってもよい。第1の優先度は、実施例1における関連する内容を参照してもよい。
【0120】
例えば、PUSCHの第1の優先度レベルの総数は、MAC PDUの第2の優先度レベルの総数よりも少なくてもよい。物理層の優先度の粒度を上位層の優先度の粒度よりも大きくすることで、物理層の制御情報のオーバーヘッドを削減することができる。
【0121】
別の例として、PUSCHの第1の優先度レベルの総数は、MAC PDUの第2の優先度レベルの総数と等しくてもよい。両者を一致させることで、標準プロトコルの複雑さを軽減し、製品設計プロセスにおいて標準を容易に実装することができる。
【0122】
本発明の実施例は、スケジューリング要求の生成方法をさらに提供する。該スケジューリング要求の生成方法は、端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、該端末装置のMAC層が該SRに関連する第3の優先度を決定するステップと、該端末装置のMAC層が、該端末装置の物理層が該SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、を含む。
【0123】
幾つかの実施例では、該端末装置のMAC層は、該SRに関連する第3の優先度を該端末装置の物理層に指示する。
【0124】
幾つかの実施例では、該SRに関連する第3の優先度は、該SRに関連する論理チャネルの優先度である。論理チャネルの優先度に関して、上記の実施例を参照してもよい。
【0125】
幾つかの実施例では、該SRは、該SRに関連する論理チャネルにおけるデータの到着によりトリガされる。
【0126】
本発明の実施例は、スケジューリング要求の生成方法をさらに提供する。該スケジューリング要求の生成方法は、端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、該端末装置のMAC層が、該端末装置の物理層が該SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、該端末装置のMAC層が該SRに関連する論理チャネルの優先度を該端末装置の物理層に指示するステップと、を含む。
【0127】
幾つかの実施例では、該SRは、該SRに関連する論理チャネルにおけるデータの到着によりトリガされ、該端末装置のMAC層は、該端末装置の物理層に該論理チャネルの優先度を指示する。
【0128】
幾つかの実施例では、該SRは、該SRに関連する複数の論理チャネルにおけるデータの到着によりトリガされ、該端末装置のMAC層は、該端末装置の物理層に該複数の論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度又は最も低い優先度を指示する。
【0129】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0130】
<実施例3>
実施例3はSRを説明する。実施例3は、実施例1及び/又は実施例2と組み合わせられてもよいし、個別に実施されてもよく、実施例1及び/又は実施例2と同様な内容についてその説明を省略する。
【0131】
幾つかの実施例では、該第1の優先度は、少なくとも第1のタイプ(レベル)及び第2のタイプ(レベル)を含む。該第1のタイプ(レベル)におけるスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化でき、該第2のタイプ(レベル)におけるスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化できない。
【0132】
例えば、第1の優先度は、class 1(例えば、eMBBサービスに対応する優先度インデックス5~7を含む)とclass 2(例えば、URLLCサービスに対応する優先度インデックス0~4を含む)に分けられてもよい。この場合、第1の優先度がclass 1に属するSRは他の信号と多重化できず、第1の優先度がclass 2に属するSRは他の信号と多重化できる。
【0133】
幾つかの実施例では、スケジューリング要求(SR)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、該スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化せず、スケジューリング要求(SR)の第1の優先度が所定閾値以下である場合、該スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化する。
【0134】
例えば、所定閾値は4であり、第1の優先度が4よりも小さいスケジューリング要求(SR)は、例えばURLLCサービスなどの優先度の高いサービスに対応すると見なされるため、該SRを他の信号と多重化できる。第1の優先度が4以下であるスケジューリング要求(SR)は、例えばeMBBサービスなどの優先度の低いサービスに対応すると見なされるため、該SRを他の信号と多重化できない。
【0135】
幾つかの実施例では、物理アップリンク共有チャネル(PDSCH)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、Pビット(例えば1ビット)以下のスケジューリング要求(SR)は該物理アップリンク共有チャネル(PDSCH)と多重化でき、Pビットよりも多いスケジューリング要求(SR)は該物理アップリンク共有チャネル(PDSCH)と多重化できなく、Pは正の整数である。Pの値は、標準で事前定義され、或いはネットワーク装置によりシグナリングを介して端末装置のために構成又は指示される。
【0136】
例えば、PUSCHの第1の優先度が所定閾値(例えば4)よりも大きい場合、該PUSCHは、例えばURLLCサービスなどの優先度の高いサービスに対応すると見なされる。このため、優先度の高いサービスの高い伝送要求、例えば信頼性を確保するために、多重化されるSRのビット数が多過ぎないように、1ビットのSRのみが該PUSCHと多重化できることは許可される。
【0137】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0138】
<実施例4>
本発明の実施例は信号受信方法を提供し、ネットワーク装置側から説明する。本実施例の実施例1乃至実施例3と同様な内容についてその説明を省略する。
【0139】
図3は、本発明の実施例の信号受信方法の1つの概略図である。
図3に示すように、該方法は、以下のステップを含む。
【0140】
ステップ301:ネットワーク装置は、端末装置に構成情報又は指示情報を送信する。該構成情報又は指示情報は、少なくとも端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容に関連する。
【0141】
ステップ302:ネットワーク装置は、端末装置により送信されたアップリンク信号を受信する。
【0142】
幾つかの実施例では、第1の優先度は、該アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む。
【0143】
幾つかの実施例では、構成情報又は指示情報は、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)であってもよいし、例えばDCIなどの動的シグナリングであってもよい。
【0144】
幾つかの実施例では、アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)を含む。フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、該ネットワーク装置により指示され、或いは、該フィードバック情報(ACK/NACK)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の第1の優先度に基づいて決定される。
【0145】
幾つかの実施例では、アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)を含む。該フィードバック情報(ACK/NACK)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示され、或いは、該フィードバック情報(ACK/NACK)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応するMAC PDUにおけるデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される。
【0146】
幾つかの実施例では、アップリンク信号は、フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含む。該フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示され、或いは、該フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度に基づいて決定される。
【0147】
幾つかの実施例では、アップリンク信号は、フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含む。該フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示され、或いは、該フィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)に対応するMAC PDUにおけるデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される。
【0148】
幾つかの実施例では、該物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いは、ダウンリンク制御情報(DCI)をアクティブ化することにより指示され、或いは上位層シグナリングを介して構成される。
【0149】
幾つかの実施例では、該チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、該CSIをスケジュールするためのダウンリンク制御情報(DCI)により指示される。例えば、チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIなどであり、或いは、チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、周期的なCSIを構成するための上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)により構成され、例えば、チャネル状態情報(CSI)は周期的なCSIなどである。
【0150】
幾つかの実施例では、該アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含む。該物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、PUSCHをスケジューリングするためのDCIにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される。
【0151】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0152】
本実施例によれば、信号が物理層において第1の優先度を有し、該第1の優先度が該信号により搬送又は指示される内容に関連する。これによって、物理層は、信号により搬送又は指示される内容の優先度を区別することができ、異なる優先度のサービスを搬送又は指示する信号間の競合を解決することができる。
【0153】
<実施例5>
本発明の実施例は、信号送信装置を提供する。該装置は、例えば、端末装置であってもよいし、端末装置に構成された1つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。本実施例の実施例1乃至実施例4と同様な内容について、その説明を省略する。
【0154】
図4は、本発明の実施例の信号送信装置の1つの概略図である。
図4に示すように、信号送信装置400は、決定部401、比較部402及び送信部403を含む。
【0155】
決定部401は、第1のアップリンク信号(又はチャネル)が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号(又はチャネル)が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定する。
【0156】
比較部402は、第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較する。該比較は、少なくとも第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する。
【0157】
送信部403は、ネットワーク装置に第1のアップリンク信号及び/又は第2のアップリンク信号を送信する。
【0158】
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。信号送信装置400は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
【0159】
さらに、説明の便宜上、
図4は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェア設備によって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0160】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0161】
本実施例によれば、信号が物理層において第1の優先度を有し、該第1の優先度が該信号により搬送又は指示される内容に関連する。これによって、物理層は、信号により搬送又は指示される内容の優先度を区別することができ、異なる優先度のサービスを搬送又は指示する信号間の競合を解決することができる。
【0162】
<実施例6>
本発明の実施例は、信号受信装置を提供する。該装置は、例えば、ネットワーク装置であってもよいし、ネットワーク装置に構成された1つ又は複数の構成要素又はコンポーネントであってもよい。本実施例の実施例1乃至実施例5と同様な内容について、その説明を省略する。
【0163】
図5は、本発明の実施例の信号受信装置の1つの概略図である。
図5に示すように、信号受信装置500は、送信部501及び受信部502を含む。
【0164】
送信部501は、端末装置に構成情報又は指示情報を送信する。該構成情報又は指示情報は、少なくとも端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する。
【0165】
受信部502は、端末装置により送信されたアップリンク信号を受信する。
【0166】
なお、以上は本発明に関連する構成要素又はモジュールについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されない。信号受信装置500は、他の構成要素又はモジュールをさらに含んでもよい。これらの構成要素又はモジュールの具体的な内容について、関連技術を参照してもよい。
【0167】
さらに、説明の便宜上、
図5は、様々な構成要素又はモジュール間の接続関係又は信号方向を例示的に示すだけであるが、バス接続などの様々な関連技術を使用できることは当業者には明らかである。上記の様々な構成要素又はモジュールは、プロセッサ、メモリ、送信機、及び受信機などのハードウェア設備によって実装されてもよく、本発明はこれに限定されない。
【0168】
上記の各実施例は、本発明の実施例を例示するだけであり、本発明はこれに限定されず、上記の各実施例に基づいて適切な変形を行うこともできる。例えば、上記の各実施例のそれぞれを単独で使用してもよいし、上記の各実施例の1つ又は複数を組み合わせて使用してもよい。
【0169】
本実施例によれば、信号が物理層において第1の優先度を有し、該第1の優先度が該信号により搬送又は指示される内容に関連する。これによって、物理層は、信号により搬送又は指示される内容の優先度を区別することができ、異なる優先度のサービスを搬送又は指示する信号間の競合を解決することができる。
【0170】
<実施例7>
本発明の実施例は通信システムをさらに提供し、
図1を参照してもよく、実施例1乃至実施例6と同様な内容について、その説明を省略する。
【0171】
1つの実施例では、通信システム100は、端末装置102及びネットワーク装置101を含んでもよい。
【0172】
端末装置102は、第1のアップリンク信号(チャネル)が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定し、第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号とを比較し、ネットワーク装置に第1のアップリンク信号及び/又は第2のアップリンク信号を送信する。該比較は、少なくとも第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する。
【0173】
ネットワーク装置101は、第1のアップリンク信号及び/又は第2のアップリンク信号を受信する。
【0174】
本発明の実施例は、ネットワーク装置をさらに提供する。該ネットワーク装置は、例えば基地局であってもよいが、本発明はこれに限定されず、他のネットワーク装置であってもよい。
【0175】
図6は、本発明の実施例のネットワーク装置の1つの概略図である。
図6に示すように、ネットワーク装置600は、プロセッサ610(例えば中央処理装置(CPU))及びメモリ620を含んでもよく、メモリ620は、プロセッサ610に接続される。メモリ620は、各種のデータを記憶してもよいし、情報処理のプログラム630をさらに記憶し、プロセッサ610の制御で該プログラム630を実行する。
【0176】
例えば、プロセッサ610は、実施例4に記載の信号受信方法を実現するようにプログラムを実行するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ610は、端末装置に構成情報又は指示情報を送信し、該構成情報又は指示情報は、少なくとも端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連し、端末装置により送信されたアップリンク信号を受信するように構成されてもよい。
【0177】
また、
図6に示すように、ネットワーク装置600は、送受信機640及びアンテナ650などをさらに含んでもよい。上記部材の機能は従来技術と類似し、ここでその説明を省略する。なお、ネットワーク装置600は
図6に示す全てのユニットを含む必要がない。また、ネットワーク装置600は、
図6に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0178】
本発明の実施例は、端末装置をさらに提供するが、本発明はこれに限定されず、他の装置であってもよい。
【0179】
図7は、本発明の実施例の端末装置の1つの概略図である。
図7に示すように、端末装置700は、プロセッサ710及びメモリ720を含んでもよく、メモリ720は、データ及びプログラムを記憶し、プロセッサ710に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
【0180】
例えば、プロセッサ710は、実施例1に記載の信号送信方法を実現するようにプログラムを実行するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ710は、第1のアップリンク信号(又はチャネル)が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号(チャネル)が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定し、第1のアップリンク信号と第2のアップリンク信号とを比較し、該比較は、少なくとも第1のアップリンク信号の第1の優先度と第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、該第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連し、ネットワーク装置に第1のアップリンク信号及び/又は第2のアップリンク信号を送信するように構成されてもよい。
【0181】
また、
図7に示すように、端末装置700は、通信モジュール730、入力部740、ディスプレイ750、及び電源760などをさらに含んでもよい。ここで、上記ユニットの機能は従来技術と同様であり、ここでその説明を省略する。なお、端末装置700は
図7に示す全てのユニットを含む必要がない。また、端末装置700は、
図7に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0182】
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、端末装置において該プログラムを実行する際に、該端末装置に実施例1に記載の信号送信方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
【0183】
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、端末装置に実施例1に記載の信号送信方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
【0184】
本発明の実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、ネットワーク装置において該プログラムを実行する際に、該ネットワーク装置に実施例4に記載の信号受信方法を実行させる、プログラムをさらに提供する。
【0185】
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、ネットワーク装置に実施例4に記載の信号受信方法を実行させる、記憶媒体をさらに提供する。
【0186】
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される際に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
【0187】
本発明の実施例を参照しながら説明した各装置における各処理方法は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせで実施されてもよい。例えば、図面に示す機能的ブロック図における1つ若しくは複数、又は機能的ブロック図の1つ若しくは複数の組み合わせ(例えば受信部、決定部、送信部など)は、コンピュータプログラムフローの各ソフトウェアモジュールに対応してもよいし、各ハードウェアモジュールに対応してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、図面に示す各ステップにそれぞれ対応してもよい。これらのハードウェアモジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)を用いてこれらのソフトウェアモジュールをハードウェア化して実現されてもよい。
【0188】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、CD-ROM又は当業者にとって既知の任意の他の形の記憶媒体に位置してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込むように該記憶媒体をプロセッサに接続してもよいし、記憶媒体がプロセッサの構成部であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はASICに位置してもよい。該ソフトウェアモジュールは移動端末のメモリに記憶されてもよいし、移動端末に挿入されたメモリカードに記憶されてもよい。例えば、機器(例えば移動端末)が比較的に大きい容量のMEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置を用いる場合、該ソフトウェアモジュールは該MEGA-SIMカード又は大容量のフラッシュメモリ装置に記憶されてもよい。
【0189】
図面に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、本願に記載されている機能を実行するための汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の適切な組み合わせで実現されてもよい。図面に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び/又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、例えば、コンピューティング機器の組み合わせ、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSP通信と組み合わせた1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成で実現されてもよい。
【0190】
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び変更を行ってもよく、これらの変形及び変更も本発明の範囲内のものである。
【0191】
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
信号送信方法であって、
端末装置が第1のアップリンク信号(又はチャネル)が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号(チャネル)が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定するステップと、
前記端末装置が前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、ステップと、
前記端末装置がネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信するステップと、を含む、方法。
(付記2)
前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示される、付記1又は2に記載の方法。
(付記4)
前記第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールド、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連するサーチスペース(Search Space)、及びダウンリンク制御情報(DCI)に関連する制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つの情報により指示される、付記3に記載の方法。
(付記5)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度に基づいて決定される、付記1又は2に記載の方法。
(付記6)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUの優先度に基づいて決定され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUのデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される、付記1乃至5の何れかに記載の方法。
(付記7)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、半永続スケジューリングされた(SPS:semi-persistently scheduled)PDSCHであり、前記SPS PDSCHに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、少なくとも前記SPS PDSCHの優先度に基づいて決定される、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記SPS PDSCHの優先度は、前記SPSをアクティブ化するDCIにより指示され、且つ/或いは前記SPSを構成する上位層シグナリングにより指示される、付記7に記載の方法。
(付記9)
前記端末装置により前記ネットワーク装置に送信されるフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)は、少なくともSPSをアクティブ化及び/又は解放するためのダウンリンク制御情報(DCI)が正しく受信されているか否かを反映(又は指示)するために使用され、且つ/或いは、少なくともアップリンク構成グラント(CG)をアクティブ化及び/又は解放するためのDCIが正しく受信されているか否かを反映(又は指示)するために使用される、付記1乃至8の何れかに記載の方法。
(付記10)
SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により前記DCIを介して前記端末装置に指示され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成される、付記9に記載の方法。
(付記11)
前記端末装置は、少なくとも前記SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIの優先度に基づいて、それに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度を決定する、付記9又は10に記載の方法。
(付記12)
前記SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIの優先度は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により前記DCIを介して前記端末装置に指示され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成される、付記9乃至11の何れかに記載の方法。
(付記13)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、搬送又は指示される内容(又はサービス)の閾値により決定され、或いは、事前定義された閾値により決定される、付記1又は2に記載の方法。
(付記14)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いは、
前記チャネル状態情報(CSI)は、周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、前記周期的なCSIを構成する上位層シグナリングにより構成される、付記1又は2に記載の方法。
(付記15)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、媒体アクセス制御(MAC)のプロトコルデータユニット(PDU)に対応し、前記MAC PDUは、少なくとも1つのMAC CE(制御要素)及び/又は少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータを含む、付記1又は2に記載の方法。
(付記16)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される、付記15に記載の方法。
(付記17)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、付記15に記載の方法。
(付記18)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つのMAC CEが含まれない場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記19)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つのMAC CEが含まれ、且つ前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれない場合、前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記20)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つのMAC CEが含まれる場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つの論理チャネル及び前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記21)
前記論理チャネルの第2の優先度は、無線リソース制御(RRC)層により指定される、付記18乃至20の何れかに記載の方法。
(付記22)
前記MAC CEの優先度は、事前定義され、且つ/或いは前記MAC CEにより搬送される内容に基づいて決定される、付記18乃至20の何れかに記載の方法。
(付記23)
前記アップリンク信号は、スケジューリング要求(SR)を含み、前記スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、上位層シグナリングにより指示される、付記1又は2に記載の方法。
(付記24)
前記スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、付記23に記載の方法。
(付記25)
前記スケジューリング要求(SR)をトリガする論理チャネルの第2の優先度を前記スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度とする、付記23に記載の方法。
(付記26)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と同一である、付記17乃至25の何れかに記載の方法。
(付記27)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と少なくとも部分的に異なる、付記17乃至25の何れかに記載の方法。
(付記28)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義と前記上位層の第2の優先度の定義との間にはマッピング関係がある、付記27に記載の方法。
(付記29)
少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度が同一である場合、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて前記比較を行う、付記1乃至28の何れかに記載の方法。
(付記30)
前記少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度を分類し、分類結果に基づいて前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプを比較する、付記29に記載の方法。
(付記31)
異なる第1の優先度について、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて行われた比較の結果は、少なくとも部分的に異なる、付記29又は30に記載の方法。
(付記32)
優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、優先度の高いPUSCHと多重化できる、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記33)
優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、優先度の高いPUSCHと多重化できない、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記34)
優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御情報は、PUSCHと多重化できる、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記35)
優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、PUSCHと多重化できない、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記36)
制御情報をPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも前記制御情報のタイプに関連する、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記37)
優先度の高いPUSCHと多重化できる制御情報は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して前記端末装置のために指示又は構成される、付記36に記載の方法。
(付記38)
制御情報をPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも制御情報に含まれるビット数に関連し、且つ/或いは、前記PUSCHの第1の優先度に関連する、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記39)
前記第1の優先度は、少なくとも第1のタイプ(レベル)及び第2のタイプ(レベル)を含み、
前記第1のタイプ(レベル)のスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化でき、前記第2のタイプ(レベル)のスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化できない、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記40)
スケジューリング要求(SR)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、前記スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化せず、スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度が所定閾値以下である場合、前記スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化する、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記41)
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、Pビット以下のスケジューリング要求(SR)は前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化でき、Pビットよりも多いスケジューリング要求(SR)は前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化できなく、Pは正の整数である、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記42)
データ生成方法であって、
端末装置のMAC層がグラント(grant)に従ってMAC PDUを生成するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUをHARQバッファ(buffer)に記憶し、前記端末装置の物理層が前記アップリンクグラントに従ってデータ伝送を生成するように指示(instruct)するステップと、を含む、方法。
(付記43)
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUに関連する第2の優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップ、をさらに含む、付記42に記載の方法。
(付記44)
スケジューリング要求の生成方法であって、
端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する第3の優先度を決定するステップと、
前記端末装置のMAC層が、前記端末装置の物理層が前記SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、を含む、方法。
(付記45)
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する第3の優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップ、をさらに含む、付記44に記載の方法。
(付記46)
前記SRに関連する第3の優先度は、前記SRに関連する論理チャネルの優先度である、付記44又は45に記載の方法。
(付記47)
前記SRは、前記SRに関連する論理チャネルにおけるデータの到着によりトリガされる、付記44乃至46の何れかに記載の方法。
(付記48)
スケジューリング要求の生成方法であって、
端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、
前記端末装置のMAC層が、前記端末装置の物理層が前記SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する論理チャネルの優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップと、を含む、方法。
(付記49)
信号受信方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に構成情報又は指示情報を送信するステップであって、前記構成情報又は指示情報は、少なくとも前記端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、ステップと、
前記ネットワーク装置が前記端末装置により送信された前記アップリンク信号を受信するステップと、方法。
(付記50)
前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む、付記49に記載の方法。
(付記51)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により指示される、付記49又は50に記載の方法。
(付記52)
前記第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールド、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連するサーチスペース(Search Space)、及びダウンリンク制御情報(DCI)に関連する制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つの情報により指示される、付記51に記載の方法。
(付記53)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度に基づいて決定される、付記49又は50に記載の方法。
(付記54)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUの優先度に基づいて決定され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUのデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される、付記49乃至53の何れかに記載の方法。
(付記55)
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をアクティブ化することにより指示され、或いは上位層シグナリングを介して構成される、付記49乃至54の何れかに記載の方法。
(付記56)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いは、
前記チャネル状態情報(CSI)は、周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、前記周期的なCSIを構成する上位層シグナリングにより構成される、付記49又は50に記載の方法。
(付記57)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される、付記49又は50に記載の方法。
(付記58)
前記アップリンク信号は、スケジューリング要求(SR)を含み、前記スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、上位層シグナリングにより指示される、付記49又は50に記載の方法。
(付記59)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、端末装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記1乃至41の何れかに記載の信号送信方法、付記42又は43に記載のデータ生成方法、又は付記44乃至47の何れかに記載のスケジューリング要求の生成方法を実現するように構成される、端末装置。
(付記60)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、ネットワーク装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記49乃至58の何れかに記載の信号受信方法を実現するように構成される、ネットワーク装置。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む端末装置であって、前記プロセッサは、前記プログラムを実行することで、
第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、
前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ステップと、
ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップと、を実行するように構成される、端末装置。
【請求項2】
前記第1の優先度は、物理層の優先度である、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記第1の優先度は、2つのインデックスを含み、
前記第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは前記ネットワーク装置により前記端末装置に指示される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記プロセッサが前記プログラムを実行することで、前記ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップは、
前記第2のアップリンク信号をドロップし、或いは前記第2のアップリンク信号の実行中の伝送を終了し、前記第1のアップリンク信号を送信することを含み、或いは、
前記プロセッサが前記プログラムを実行することで、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップは、
前記第1のアップリンク信号をドロップし、或いは前記第1のアップリンク信号の実行中の伝送を終了し、前記第2のアップリンク信号を送信することを含む、請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報を含み、前記フィードバック情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により、該フィードバック情報に対応する物理ダウンリンク共有チャネルをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報に含まれるフィールドを介して指示され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報コードブックを含み、前記フィードバック情報コードブックは、半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報に関連し、前記半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報に関連するフィードバック情報コードブックの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に解放された半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを構成するために使用され、前記フィードバック情報コードブックは、前記半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報が正しく受信されたか否かをフィードバックするために使用され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、チャネル状態情報を含み、前記チャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置によりチャネル状態情報報告をスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示され、或いは通信標準プロトコルで事前定義され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、物理アップリンク共有チャネルを含み、前記物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記物理アップリンク共有チャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号は、構成グラント物理アップリンク共有チャネルを含み、前記構成グラント物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記構成グラント物理アップリンク共有チャネルを構成するために使用され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、スケジューリング要求を含み、前記スケジューリング要求の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記スケジューリング要求を搬送する物理アップリンク制御チャネルリソースを構成するために使用される、請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
前記チャネル状態情報は、非周期的なチャネル状態情報であり、前記非周期的なチャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記非周期的なチャネル状態情報をスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示される、請求項5に記載の端末装置。
【請求項7】
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の高い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高い物理アップリンク共有チャネルであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化され、前記制御信号は、フィードバック情報又はチャネル状態情報であり、或いは、
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の低い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高い物理アップリンク共有チャネルであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化されない、請求項3に記載の端末装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することで、前記端末装置の媒体アクセス制御層がグラントに従って媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットを生成し、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度を決定するように構成され、
前記第1の優先度のインデックスの数は、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度のインデックスの数よりも少ない、請求項1に記載の端末装置。
【請求項9】
前記プロセッサが前記プログラムを実行することで、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度を決定することは、
前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度に基づいて前記第2の優先度を決定することであって、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットには、媒体アクセス制御の制御要素が含まれ、或いは含まれない、こと、及び/又は、
前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度が最も低い優先度であると決定することであって、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットは、物理層が非周期的なチャネル状態情報報告を伝送するために使用され、且つパディングビットのみを含む、ことをさらに含む、請求項8に記載の端末装置。
【請求項10】
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネルを含み、前記物理アップリンク共有チャネルは、媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに対応する、請求項1に記載の端末装置。
【請求項11】
プログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含むネットワーク装置であって、前記プロセッサは、前記プログラムを実行することで、
端末装置により送信された第1のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、
前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、
前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップ、を実行するように構成され、
前記第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと前記第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとは、時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複しており、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ネットワーク装置。
【請求項12】
前記第1の優先度は、物理層の優先度である、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項13】
前記第1の優先度は、2つのインデックスを含み、
前記第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは前記ネットワーク装置により前記端末装置に指示される、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項14】
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報を含み、前記フィードバック情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により、該フィードバック情報に対応する物理ダウンリンク共有チャネルをスケジューリングするためのダウンリンク制御情報に含まれるフィールドを介して指示され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報コードブックを含み、前記フィードバック情報コードブックは、半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報に関連し、前記半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報に関連するフィードバック情報コードブックの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に解放された半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを構成するために使用され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、チャネル状態情報を含み、前記チャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置によりチャネル状態情報報告をスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示され、或いは通信標準プロトコルで事前定義され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、物理アップリンク共有チャネルを含み、前記物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記物理アップリンク共有チャネルをスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号は、構成グラント物理アップリンク共有チャネルを含み、前記構成グラント物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記構成グラント物理アップリンク共有チャネルを構成するために使用され、且つ/或いは、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、スケジューリング要求を含み、前記スケジューリング要求の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記スケジューリング要求を搬送する物理アップリンク制御チャネルリソースを構成するために使用される、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項15】
前記チャネル状態情報は、非周期的なチャネル状態情報であり、前記非周期的なチャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記非周期的なチャネル状態情報をスケジューリングするダウンリンク制御情報を介して指示される、請求項14に記載のネットワーク装置。
【請求項16】
前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とは多重化され、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一であり、
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、
前記第1のアップリンク信号は、優先度の高い制御信号であり、
前記第2のアップリンク信号は、優先度の高い物理アップリンク共有チャネルである、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項17】
前記端末装置の媒体アクセス制御層は、グラントに従って媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットを生成し、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度を決定し、
前記第1の優先度のインデックスの数は、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度のインデックスの数よりも少ない、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項18】
前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度に基づいて、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度を決定し、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットには、媒体アクセス制御の制御要素が含まれ、或いは含まれなく、且つ/或いは、
前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに関連する第2の優先度が最も低い優先度であると決定し、前記媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットは、物理層が非周期的なチャネル状態情報報告を伝送するために使用され、且つパディングビットのみを含む、請求項17に記載のネットワーク装置。
【請求項19】
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネルを含み、前記物理アップリンク共有チャネルは、媒体アクセス制御のプロトコルデータユニットに対応する、請求項11に記載のネットワーク装置。
【請求項20】
端末装置と、ネットワーク装置と、を含む通信システムであって、
前記端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定し、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較し、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなり、ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信し、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一であり、
前記ネットワーク装置は、前記端末装置により送信された前記第1のアップリンク信号を受信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信し、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、通信システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の実施例の1つの態様では、信号送信方法であって、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ステップと、ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップと、を含む、方法を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の実施例のもう1つの態様では、プログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む端末装置であって、前記プロセッサは、前記プログラムを実行することで、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ステップと、ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップと、を実行するように構成される、端末装置を提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の実施例のもう1つの態様では、信号受信方法であって、端末装置により送信された第1のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップ、を含み、前記第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと前記第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとは、時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複しており、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、方法を提供する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明の実施例のもう1つの態様では、プログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含むネットワーク装置であって、前記プロセッサは、前記プログラムを実行することで、端末装置により送信された第1のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップ、を実行するように構成され、前記第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと前記第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとは、時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複しており、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ネットワーク装置を提供する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の実施例のもう1つの態様では、端末装置と、ネットワーク装置と、を含む通信システムであって、前記端末装置は、第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定し、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較し、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなり、ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信し、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一であり、前記ネットワーク装置は、前記端末装置により送信された前記第1のアップリンク信号を受信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信し、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高く、或いは、前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、通信システムを提供する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0191
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0191】
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
信号送信方法であって、
端末装置が第1のアップリンク信号(又はチャネル)が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号(チャネル)が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複(overlap)していると決定するステップと、
前記端末装置が前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度は、アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、ステップと、
前記端末装置がネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号及び/又は前記第2のアップリンク信号を送信するステップと、を含む、方法。
(付記2)
前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、ネットワーク装置により指示される、付記1又は2に記載の方法。
(付記4)
前記第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールド、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連するサーチスペース(Search Space)、及びダウンリンク制御情報(DCI)に関連する制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つの情報により指示される、付記3に記載の方法。
(付記5)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度に基づいて決定される、付記1又は2に記載の方法。
(付記6)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUの優先度に基づいて決定され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUのデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される、付記1乃至5の何れかに記載の方法。
(付記7)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、半永続スケジューリングされた(SPS:semi-persistently scheduled)PDSCHであり、前記SPS PDSCHに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、少なくとも前記SPS PDSCHの優先度に基づいて決定される、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記SPS PDSCHの優先度は、前記SPSをアクティブ化するDCIにより指示され、且つ/或いは前記SPSを構成する上位層シグナリングにより指示される、付記7に記載の方法。
(付記9)
前記端末装置により前記ネットワーク装置に送信されるフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)は、少なくともSPSをアクティブ化及び/又は解放するためのダウンリンク制御情報(DCI)が正しく受信されているか否かを反映(又は指示)するために使用され、且つ/或いは、少なくともアップリンク構成グラント(CG)をアクティブ化及び/又は解放するためのDCIが正しく受信されているか否かを反映(又は指示)するために使用される、付記1乃至8の何れかに記載の方法。
(付記10)
SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により前記DCIを介して前記端末装置に指示され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成される、付記9に記載の方法。
(付記11)
前記端末装置は、少なくとも前記SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIの優先度に基づいて、それに関連するフィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度を決定する、付記9又は10に記載の方法。
(付記12)
前記SPS又はCGをアクティブ化及び/又は解放するためのDCIの優先度は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により前記DCIを介して前記端末装置に指示され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成される、付記9乃至11の何れかに記載の方法。
(付記13)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、搬送又は指示される内容(又はサービス)の閾値により決定され、或いは、事前定義された閾値により決定される、付記1又は2に記載の方法。
(付記14)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いは、
前記チャネル状態情報(CSI)は、周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、前記周期的なCSIを構成する上位層シグナリングにより構成される、付記1又は2に記載の方法。
(付記15)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)は、媒体アクセス制御(MAC)のプロトコルデータユニット(PDU)に対応し、前記MAC PDUは、少なくとも1つのMAC CE(制御要素)及び/又は少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータを含む、付記1又は2に記載の方法。
(付記16)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される、付記15に記載の方法。
(付記17)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、付記15に記載の方法。
(付記18)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つのMAC CEが含まれない場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記19)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つのMAC CEが含まれ、且つ前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれない場合、前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記20)
前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)に対応するMAC PDUに、前記少なくとも1つの論理チャネルに対応するデータが含まれ、且つ前記少なくとも1つのMAC CEが含まれる場合、前記少なくとも1つの論理チャネルの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とし、或いは、前記少なくとも1つの論理チャネル及び前記少なくとも1つのMAC CEの第2の優先度のうちの最も高い優先度を前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の前記第1の優先度とする、付記17に記載の方法。
(付記21)
前記論理チャネルの第2の優先度は、無線リソース制御(RRC)層により指定される、付記18乃至20の何れかに記載の方法。
(付記22)
前記MAC CEの優先度は、事前定義され、且つ/或いは前記MAC CEにより搬送される内容に基づいて決定される、付記18乃至20の何れかに記載の方法。
(付記23)
前記アップリンク信号は、スケジューリング要求(SR)を含み、前記スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、上位層シグナリングにより指示される、付記1又は2に記載の方法。
(付記24)
前記スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度は、上位層の第2の優先度に基づいて決定される、付記23に記載の方法。
(付記25)
前記スケジューリング要求(SR)をトリガする論理チャネルの第2の優先度を前記スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度とする、付記23に記載の方法。
(付記26)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と同一である、付記17乃至25の何れかに記載の方法。
(付記27)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義は、上位層の第2の優先度の定義と少なくとも部分的に異なる、付記17乃至25の何れかに記載の方法。
(付記28)
前記アップリンク信号の第1の優先度の定義と前記上位層の第2の優先度の定義との間にはマッピング関係がある、付記27に記載の方法。
(付記29)
少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度が同一である場合、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて前記比較を行う、付記1乃至28の何れかに記載の方法。
(付記30)
前記少なくとも2つのアップリンク信号の第1の優先度を分類し、分類結果に基づいて前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプを比較する、付記29に記載の方法。
(付記31)
異なる第1の優先度について、前記少なくとも2つのアップリンク信号のタイプ又は前記少なくとも2つのアップリンク信号により搬送される内容のタイプに基づいて行われた比較の結果は、少なくとも部分的に異なる、付記29又は30に記載の方法。
(付記32)
優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、優先度の高いPUSCHと多重化できる、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記33)
優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、優先度の高いPUSCHと多重化できない、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記34)
優先度の高い制御信号又は優先度の高いサービス/内容を搬送/指示する制御情報は、PUSCHと多重化できる、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記35)
優先度の低い制御信号又は優先度の低いサービス/内容を搬送/指示する制御信号は、PUSCHと多重化できない、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記36)
制御情報をPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも前記制御情報のタイプに関連する、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記37)
優先度の高いPUSCHと多重化できる制御情報は、標準により事前定義され、或いは、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して前記端末装置のために指示又は構成される、付記36に記載の方法。
(付記38)
制御情報をPUSCHと多重化できるか否かは、少なくとも制御情報に含まれるビット数に関連し、且つ/或いは、前記PUSCHの第1の優先度に関連する、付記1乃至31の何れかに記載の方法。
(付記39)
前記第1の優先度は、少なくとも第1のタイプ(レベル)及び第2のタイプ(レベル)を含み、
前記第1のタイプ(レベル)のスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化でき、前記第2のタイプ(レベル)のスケジューリング要求(SR)は他の信号と多重化できない、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記40)
スケジューリング要求(SR)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、前記スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化せず、スケジューリング要求(SR)の前記第1の優先度が所定閾値以下である場合、前記スケジューリング要求(SR)を他の信号と多重化する、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記41)
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度が所定閾値よりも大きい場合、Pビット以下のスケジューリング要求(SR)は前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化でき、Pビットよりも多いスケジューリング要求(SR)は前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と多重化できなく、Pは正の整数である、付記1乃至38の何れかに記載の方法。
(付記42)
データ生成方法であって、
端末装置のMAC層がグラント(grant)に従ってMAC PDUを生成するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUをHARQバッファ(buffer)に記憶し、前記端末装置の物理層が前記アップリンクグラントに従ってデータ伝送を生成するように指示(instruct)するステップと、を含む、方法。
(付記43)
前記端末装置のMAC層が前記MAC PDUに関連する第2の優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップ、をさらに含む、付記42に記載の方法。
(付記44)
スケジューリング要求の生成方法であって、
端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する第3の優先度を決定するステップと、
前記端末装置のMAC層が、前記端末装置の物理層が前記SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、を含む、方法。
(付記45)
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する第3の優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップ、をさらに含む、付記44に記載の方法。
(付記46)
前記SRに関連する第3の優先度は、前記SRに関連する論理チャネルの優先度である、付記44又は45に記載の方法。
(付記47)
前記SRは、前記SRに関連する論理チャネルにおけるデータの到着によりトリガされる、付記44乃至46の何れかに記載の方法。
(付記48)
スケジューリング要求の生成方法であって、
端末装置のMAC層がスケジューリング要求(SR)をトリガ(trigger)するステップと、
前記端末装置のMAC層が、前記端末装置の物理層が前記SRを送信(signal)するように指示(instruct)するステップと、
前記端末装置のMAC層が前記SRに関連する論理チャネルの優先度を前記端末装置の物理層に指示するステップと、を含む、方法。
(付記49)
信号受信方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に構成情報又は指示情報を送信するステップであって、前記構成情報又は指示情報は、少なくとも前記端末装置がアップリンク信号の第1の優先度を決定するために使用され、前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に関連する、ステップと、
前記ネットワーク装置が前記端末装置により送信された前記アップリンク信号を受信するステップと、方法。
(付記50)
前記第1の優先度は、前記アップリンク信号により搬送又は指示される内容(又はサービス)に対応する少なくとも1つの優先度レベル(priority level)又は優先度インデックス(priority index)を含む、付記49に記載の方法。
(付記51)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により指示される、付記49又は50に記載の方法。
(付記52)
前記第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールド、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連する無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ダウンリンク制御情報(DCI)に関連するサーチスペース(Search Space)、及びダウンリンク制御情報(DCI)に関連する制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つの情報により指示される、付記51に記載の方法。
(付記53)
前記アップリンク信号は、フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)を含み、
前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)の第1の優先度は、前記フィードバック情報(ACK/NACK)又はフィードバック情報コードブック(HARQ-ACK codebook)に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度に基づいて決定される、付記49又は50に記載の方法。
(付記54)
前記物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUの優先度に基づいて決定され、或いはPDSCHにより搬送されるMAC PDUのデータに対応する論理チャネルの優先度に基づいて決定される、付記49乃至53の何れかに記載の方法。
(付記55)
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の優先度は、ネットワーク装置がダウンリンク制御情報(DCI)をアクティブ化することにより指示され、或いは上位層シグナリングを介して構成される、付記49乃至54の何れかに記載の方法。
(付記56)
前記アップリンク信号は、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報(CSI)は、非周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、ダウンリンク制御情報(DCI)をスケジューリングすることにより指示され、或いは、
前記チャネル状態情報(CSI)は、周期的なCSIであり、前記チャネル状態情報(CSI)の第1の優先度は、前記周期的なCSIを構成する上位層シグナリングにより構成される、付記49又は50に記載の方法。
(付記57)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の第1の優先度は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIにより指示され、或いは上位層シグナリングにより構成される、付記49又は50に記載の方法。
(付記58)
前記アップリンク信号は、スケジューリング要求(SR)を含み、前記スケジューリング要求(SR)の第1の優先度は、上位層シグナリングにより指示される、付記49又は50に記載の方法。
(付記59)
信号送信方法であって、
端末装置が第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとが時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複していると決定するステップと、
前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含み、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、ステップと、
ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップと、を実行するように構成される、信号送信方法。
(付記60)
前記第1の優先度は、物理層の優先度である、付記59に記載の信号送信方法。
(付記61)
前記第1の優先度は、2つのインデックス(index)を含み、
前記第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは前記ネットワーク装置により前記端末装置に指示される、付記59又は60に記載の信号送信方法。
(付記62)
前記端末装置が前記ネットワーク装置に前記第1のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップは、
前記第2のアップリンク信号をドロップ(drop)し、或いは前記第2のアップリンク信号の実行中の伝送を終了(terminate)し、前記第1のアップリンク信号を送信することを含み、或いは、
前記端末装置が前記ネットワーク装置に前記第2のアップリンク信号を送信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップは、
前記第1のアップリンク信号をドロップ(drop)し、或いは前記第1のアップリンク信号の実行中の伝送を終了(terminate)し、前記第2のアップリンク信号を送信することを含む、付記59乃至61の何れかに記載の信号送信方法。
(付記63)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報(ACK/NACK)を含み、
前記フィードバック情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により、該フィードバック情報に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールドを介して指示される、付記59乃至62の何れかに記載の信号送信方法。
(付記64)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報(ACK/NACK)コードブックを含み、前記フィードバック情報コードブックは、半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)を解放するためのダウンリンク制御情報(DCI)に関連し、
前記SPS PDSCHを解放するためのDCIに関連するフィードバック情報コードブックの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に解放されたSPS PDSCHを構成するために使用され、前記フィードバック情報コードブックは、前記半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネルを解放するためのダウンリンク制御情報が正しく受信されたか否かをフィードバックするために使用される、付記59乃至63の何れかに記載の信号送信方法。
(付記65)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、サウンディング参照信号(SRS)を含み、前記サウンディング参照信号の第1の優先度は、通信プロトコルで事前定義される、付記59乃至64の何れかに記載の信号送信方法。
(付記66)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置によりCSI報告をスケジューリングするDCIを介して指示され、或いは通信標準プロトコルで事前定義される、付記59乃至65の何れかに記載の信号送信方法。
(付記67)
前記チャネル状態情報は、非周期的なチャネル状態情報であり、前記非周期的なチャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記非周期的なチャネル状態情報をスケジューリングするDCIを介して指示される、付記66に記載の信号送信方法。
(付記68)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、
前記物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記PUSCHをスケジューリングするDCIを介して指示される、付記59乃至67の何れかに記載の信号送信方法。
(付記69)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号は、構成グラント(CG:configured grant)PUSCHを含み、
前記CG PUSCHの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、RRCシグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記CG PUSCHを構成するために使用される、付記59乃至68の何れかに記載の信号送信方法。
(付記70)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、スケジューリング要求(SR)を含み、
前記SRの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、RRCシグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記SRを搬送する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを構成するために使用される、付記59乃至69の何れかに記載の信号送信方法。
(付記71)
前記端末装置は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一であり、
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の高い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高いPUSCHであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化される、付記59乃至61の何れかに記載の信号送信方法。
(付記72)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の低い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高いPUSCHであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化されない、付記59乃至61の何れかに記載の信号送信方法。
(付記73)
前記制御信号は、フィードバック情報又はCSIである、付記71又は72に記載の信号送信方法。
(付記74)
前記端末装置のMAC層は、グラント(grant)に従ってMAC PDUを生成(produce)し、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定する、付記59乃至73の何れかに記載の信号送信方法。
(付記75)
前記第1の優先度のインデックスの数は、前記MAC PDUに関連する第2の優先度のインデックスの数よりも少ない、付記74に記載の信号送信方法。
(付記76)
前記端末装置は、前記MAC PDUに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度に基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定し、前記MAC PDUには、MAC CEが含まれ、或いは含まれない、付記74に記載の信号送信方法。
(付記77)
前記端末装置は、MAC PDUに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度に基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定する、付記76に記載の信号送信方法。
(付記78)
前記端末装置は、前記MAC PDUに含まれるMAC CEに基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定し、MAC PDUは、論理チャネルからのデータを含まない、付記74に記載の信号送信方法。
(付記79)
前記端末装置は、前記MAC PDUに関連する第2の優先度が最も低い優先度であると決定し、前記MAC PDUは、物理層が非周期的なCSI報告を伝送するために使用され、且つパディングビット(padding bits)のみを含む、付記74に記載の信号送信方法。
(付記80)
前記端末装置は、SRに関連する第3の優先度を決定し、前記SRに関連する第3の優先度は、前記SRをトリガする論理チャネルの優先度である、付記74に記載の信号送信方法。
(付記81)
前記第1の優先度は、前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号により搬送又は指示される内容に対応する少なくとも1つの優先度インデックス(index)を含む、付記59乃至80の何れかに記載の信号送信方法。
(付記82)
前記端末装置が前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記比較は、少なくとも前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度との比較を含む、ステップは、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度のインデックスと前記第2アップリンク信号の第1の優先度のインデックスとが同一である場合、信号のタイプ又はそれにより搬送される内容のタイプに基づいて前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較するステップであって、前記第1のアップリンク信号の前記同一のインデックスの値が異なる場合、信号のタイプ又は搬送される内容のタイプに基づく比較のための優先度の規則は少なくとも部分的に異なる、付記59乃至81の何れかに記載の信号送信方法。
(付記83)
前記信号のタイプ又は搬送される内容のタイプは、少なくともPUSCH、フィードバック情報(ACK/NACK)及びSRを含み、前記第1の優先度は、第1のインデックス及び第2のインデックスを含み、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度及び前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のインデックスであり、PUSCHはSRよりも優先され、且つSRはフィードバック情報よりも優先され、或いは、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度及び前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のインデックスであり、フィードバック情報はPUSCHよりも優先され、且つPUSCHはSRよりも優先される、付記82に記載の信号送信方法。
(付記84)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネルは、媒体アクセス制御(MAC)のプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、付記59乃至83の何れかに記載の信号送信方法。
(付記85)
信号受信方法であって、
ネットワーク装置が端末装置により送信された第1のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度は第2のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、
前記端末装置により送信された前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のアップリンク信号の第1の優先度よりも高い、ステップ、又は、
前記端末装置により送信された多重化された前記第1のアップリンク信号及び前記第2のアップリンク信号を受信するステップであって、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一である、ステップ、を含み、
前記第1のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースと前記第2のアップリンク信号が所在する時間周波数リソースとは、時間領域又は時間周波数領域において少なくとも部分的に重複しており、前記第1の優先度はインデックスにより表され、前記第1の優先度のインデックスが大きいほど、優先度が高くなる、信号受信方法。
(付記86)
前記第1の優先度は、物理層の優先度である、付記85に記載の信号受信方法。
(付記87)
前記第1の優先度は、2つのインデックス(index)を含み、
前記第1の優先度は、標準により事前定義され、或いは前記ネットワーク装置により前記端末装置に指示される、付記85又は86に記載の信号受信方法。
(付記88)
前記端末装置は、前記第2のアップリンク信号をドロップ(drop)し、或いは前記第2のアップリンク信号の実行中の伝送を終了(terminate)し、前記第1のアップリンク信号を送信し、或いは、
前記端末装置は、前記第1のアップリンク信号をドロップ(drop)し、或いは前記第1のアップリンク信号の実行中の伝送を終了(terminate)し、前記第2のアップリンク信号を送信する、付記85乃至87の何れかに記載の信号受信方法。
(付記89)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報(ACK/NACK)を含み、
前記フィードバック情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により、該フィードバック情報に対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)をスケジューリングするためのダウンリンク制御情報(DCI)に含まれるフィールドを介して指示される、付記85乃至88の何れかに記載の信号受信方法。
(付記90)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、フィードバック情報(ACK/NACK)コードブックを含み、前記フィードバック情報コードブックは、半永続スケジューリングされた物理ダウンリンク共有チャネル(SPS PDSCH)を解放するためのダウンリンク制御情報(DCI)に関連し、
前記SPS PDSCHを解放するためのDCIに関連するフィードバック情報コードブックの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示又は構成され、前記上位層シグナリングは、無線リソース制御(RRC)シグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に解放されたSPS PDSCHを構成するために使用される、付記85乃至89の何れかに記載の信号受信方法。
(付記91)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、サウンディング参照信号(SRS)を含み、前記サウンディング参照信号の第1の優先度は、通信プロトコルで事前定義される、付記85乃至90の何れかに記載の信号受信方法。
(付記92)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、チャネル状態情報(CSI)を含み、
前記チャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置によりCSI報告をスケジューリングするDCIを介して指示され、或いは通信標準プロトコルで事前定義される、付記85乃至91の何れかに記載の信号受信方法。
(付記93)
前記チャネル状態情報は、非周期的なチャネル状態情報であり、前記非周期的なチャネル状態情報の第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記非周期的なチャネル状態情報をスケジューリングするDCIを介して指示される、付記92に記載の信号受信方法。
(付記94)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、
前記物理アップリンク共有チャネルの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により前記PUSCHをスケジューリングするDCIを介して指示される、付記85乃至93の何れかに記載の信号受信方法。
(付記95)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号は、構成グラント(CG:configured grant)PUSCHを含み、
前記CG PUSCHの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、RRCシグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記CG PUSCHを構成するために使用される、付記85乃至94の何れかに記載の信号受信方法。
(付記96)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは同一であり、
前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号のタイプは、スケジューリング要求(SR)を含み、
前記SRの第1の優先度は、前記ネットワーク装置により上位層シグナリングを介して指示され、前記上位層シグナリングは、RRCシグナリングであり、且つ前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記SRを搬送する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを構成するために使用される、付記85乃至95の何れかに記載の信号受信方法。
(付記97)
前記端末装置は、前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを多重化して前記ネットワーク装置に送信し、前記第1のアップリンク信号の第1の優先度と前記第2のアップリンク信号の第1の優先度とは同一であり、
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の高い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高いPUSCHであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化される、付記85乃至87の何れかに記載の信号受信方法。
(付記98)
前記第1のアップリンク信号のタイプと前記第2のアップリンク信号のタイプとは異なり、前記第1のアップリンク信号は、優先度の低い制御信号であり、前記第2のアップリンク信号は、優先度の高いPUSCHであり、前記第1のアップリンク信号は、前記第2のアップリンク信号と多重化されない、付記85乃至87の何れかに記載の信号受信方法。
(付記99)
前記制御信号は、フィードバック情報又はCSIである、付記97又は98に記載の信号受信方法。
(付記100)
前記端末装置のMAC層は、グラント(grant)に従ってMAC PDUを生成(produce)し、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定する、付記85乃至99の何れかに記載の信号受信方法。
(付記101)
前記第1の優先度のインデックスの数は、前記MAC PDUに関連する第2の優先度のインデックスの数よりも少ない、付記100に記載の信号受信方法。
(付記102)
前記MAC PDUに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度に基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定し、前記MAC PDUには、MAC CEが含まれ、或いは含まれない、付記100に記載の信号受信方法。
(付記103)
MAC PDUに含まれるデータが対応する少なくとも1つの論理チャネルの優先度のうちの最も高い優先度に基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定する、付記102に記載の信号受信方法。
(付記104)
前記MAC PDUに含まれるMAC CEに基づいて、前記MAC PDUに関連する第2の優先度を決定し、MAC PDUは、論理チャネルからのデータを含まない、付記100に記載の信号受信方法。
(付記105)
前記MAC PDUに関連する第2の優先度が最も低い優先度であると決定し、前記MAC PDUは、物理層が非周期的なCSI報告を伝送するために使用され、且つパディングビット(padding bits)のみを含む、付記100に記載の信号受信方法。
(付記106)
前記端末装置は、SRに関連する第3の優先度を決定し、前記SRに関連する第3の優先度は、前記SRをトリガする論理チャネルの優先度である、付記100に記載の信号受信方法。
(付記107)
前記第1の優先度は、前記第1のアップリンク信号又は前記第2のアップリンク信号により搬送又は指示される内容に対応する少なくとも1つの優先度インデックス(index)を含む、付記85乃至106の何れかに記載の信号受信方法。
(付記108)
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度のインデックスと前記第2アップリンク信号の第1の優先度のインデックスとが同一である場合、信号のタイプ又はそれにより搬送される内容のタイプに基づいて前記第1のアップリンク信号と前記第2のアップリンク信号とを比較し、前記第1のアップリンク信号の前記同一のインデックスの値が異なる場合、信号のタイプ又は搬送される内容のタイプに基づく比較のための優先度の規則は少なくとも部分的に異なる、付記85乃至107の何れかに記載の信号受信方法。
(付記109)
前記信号のタイプ又は搬送される内容のタイプは、少なくともPUSCH、フィードバック情報(ACK/NACK)及びSRを含み、前記第1の優先度は、第1のインデックス及び第2のインデックスを含み、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度及び前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第1のインデックスであり、PUSCHはSRよりも優先され、且つSRはフィードバック情報よりも優先され、或いは、
前記第1のアップリンク信号の第1の優先度及び前記第2のアップリンク信号の第1の優先度は前記第2のインデックスであり、フィードバック情報はPUSCHよりも優先され、且つPUSCHはSRよりも優先される、付記108に記載の信号受信方法。
(付記110)
前記アップリンク信号は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を含み、前記物理アップリンク共有チャネルは、媒体アクセス制御(MAC)のプロトコルデータユニット(PDU)に対応する、付記85乃至109の何れかに記載の信号受信方法。
(付記111)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、端末装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記1乃至41、59乃至84の何れかに記載の信号送信方法、付記42又は43に記載のデータ生成方法、又は付記44乃至47の何れかに記載のスケジューリング要求の生成方法を実現するように構成される、端末装置。
(付記112)
コンピュータプログラムが記憶されたメモリと、プロセッサと、を含む、ネットワーク装置であって、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することで、付記49乃至58、85乃至110の何れかに記載の信号受信方法を実現するように構成される、ネットワーク装置。
【国際調査報告】