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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-17
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/30 20200101AFI20221007BHJP
   A24F 40/10 20200101ALI20221007BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20221007BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20221007BHJP
【FI】
A24F40/30
A24F40/10
A24F40/42
A24F40/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022508592
(86)(22)【出願日】2021-07-01
(85)【翻訳文提出日】2022-02-09
(86)【国際出願番号】 KR2021008374
(87)【国際公開番号】W WO2022010182
(87)【国際公開日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】10-2020-0084944
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、トン ソン
(72)【発明者】
【氏名】チョン、ヒョン チュン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ウォン キョン
(72)【発明者】
【氏名】チェ、チェ ソン
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA02
4B162AA12
4B162AA22
4B162AB14
4B162AB23
4B162AC02
4B162AC17
4B162AC22
4B162AC27
4B162AC41
(57)【要約】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有する保存槽;圧縮空気を生成する圧縮空気生成部;及び圧縮空気が流入する流入端と圧縮空気が流出する流出端とを含むノズル部;を含む。保存槽に保有されたエアロゾル生成物質は、ノズル部の流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物質を保有する保存槽と、
圧縮空気を生成する圧縮空気生成部と、
圧縮空気が流入される流入端と圧縮空気が流出される流出端を含むノズル部と、を含むが、
前記保存槽に保有されたエアロゾル生成物質は、前記ノズル部の前記流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化される、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記保存槽は、前記エアロゾル生成装置の外部と流体連通する流入通路を含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記流入端の直径は、前記流出端の直径よりも大きい、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記流入端の直径は、前記流出端の直径よりも2倍~12倍大きい、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記流出端に隣接して配置され、エアロゾルを微粒化させるように構成された粉砕部をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記粉砕部は、複数個の通孔を含み、
エアロゾルは、前記複数個の通孔を通過する、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記ノズル部から延び、前記保存槽の少なくとも一部を取り囲む延長流路をさらに含み、
前記延長流路は、圧縮空気を吐出することで、前記保存槽内部のエアロゾル生成物質を加圧する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記延長流路は、前記保存槽の上部から下部に延びる部分を含み、
前記延長流路から吐出された圧縮空気は、エアロゾル生成物質が前記流出端に向かうようにエアロゾル生成物質を加圧する、請求項7に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記エアロゾルが流動する気流パスと、
前記気流パスに位置するヒータと、をさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記ヒータは、前記気流パスを取り囲み、前記ヒータからの熱が前記気流パスを流動するエアロゾルに伝達される、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記気流パスに配置され、前記気流パスを流動するエアロゾルに香味を付け加える香味要素をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記香味要素は、前記気流パスの外部に露出されてユーザの口部と接触する、請求項11に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記保存槽及び前記ノズル部を含むカートリッジは、前記圧縮空気生成部を含む本体と分離可能に結合される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記カートリッジ及び前記本体は、前記カートリッジに形成された第1パッキング構造と前記本体に形成された第2パッキング構造を用いて結合される、請求項13に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記保存槽から前記流出端に向かって延びる延長管をさらに含み、
前記延長管を流動したエアロゾル生成物質は、前記ノズル部の前記流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に係り、さらに詳細には、圧縮空気を噴射することで、エアロゾル生成物質をエアロゾルに霧化させるエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレット代替材に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼する代りに、シガレットまたはカートリッジ内のエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを生成するエアロゾル生成装置に係わる需要が増加している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、シガレットを燃焼せず、エアロゾルを生成するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0004】
また、本発明が解決しようとする課題は、圧縮空気を噴射させてエアロゾル生成物質をエアロゾルに微粒化させるエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本実施例が解決しようとする技術的課題は、前述したような技術的課題に限定されず、以下の実施例からさらに他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
エアロゾル生成物質が運動エネルギーを有する対象と衝突する場合、エアロゾル生成物質は、エアロゾルに微粒化されうる。所定対象は、例えば、迅速に排出される空気でもある。空気は、圧縮されて圧縮空気として形成されうる。圧縮空気は、エアロゾル生成物質に向かって排出されてエアロゾル生成物質に衝撃を加えることができる。エアロゾル生成物質は、衝撃を通じてエアロゾルに微粒化された後、ユーザによって吸入されうる。
【0007】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段の一側面として、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有する保存槽;圧縮空気を生成する圧縮空気生成部;及び圧縮空気が流入される流入端と圧縮空気が流出される流出端とを含むノズル部;を含むが、前記保存槽に保有されたエアロゾル生成物質は、前記ノズル部の前記流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに微粒化されうる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わるエアロゾル生成装置は、圧縮空気を噴射させてエアロゾル生成物質をエアロゾルに微粒化させうる。微粒化可能なエアロゾル生成物質の種類は、エアロゾル生成物質の特性によって制限されず、多様でもある。したがって、ユーザは、ユーザの好みによってさらに多様な風味のエアロゾルを吸い込みうる。
【0009】
実施例は、負圧作用を用いてエアロゾル生成物質を所定位置に移動させうる。エアロゾル生成物質が所定位置に移動することにより、エアロゾル生成装置の内部構造が容易に変更及び単純化されうる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施例に係わるエアロゾル生成装置の断面図である。
図2図1に図示されたエアロゾル生成装置の一部を拡大した図面である。
図3】他の実施例による延長流路を含むエアロゾル生成装置の一部を断面図である。
図4A】一実施例による香味要素を含むエアロゾル生成装置の一態様による断面図である。
図4B】他の実施例による香味要素を含むエアロゾル生成装置の他の態様による断面図である。
図5】一実施例によるカートリッジを含むエアロゾル生成装置の断面図である。
図6】さらに他の実施例による延長管(extension pipe)を含むエアロゾル生成装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
上述した技術的課題を達成するための技術的手段の一側面として、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有する保存槽;圧縮空気を生成する圧縮空気生成部;及び圧縮空気が流入される流入端と圧縮空気が流出される流出端を含むノズル部;を含むが、前記保存槽に保有されたエアロゾル生成物質は、前記ノズル部の前記流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに微粒化されうる。
【0012】
また、前記保存槽は、前記エアロゾル生成装置の外部と流体連通する流入通路を含んでもよい。
【0013】
また、前記流入端の直径は、前記流出端の直径よりも大きくなる。
【0014】
また、前記流入端の直径は、前記流出端の直径よりも2倍~12倍大きくなる。
【0015】
また、エアロゾル生成装置は、前記流出端に隣接して配置されてエアロゾルを微粒化させる粉砕部をさらに含んでもよい。
【0016】
また、前記粉砕部は、複数個の通孔を含み、エアロゾルは、複数個の前記通孔を通過することができる。
【0017】
また、前記ノズル部から延び、前記保存槽の少なくとも一部を取り囲む延長流路をさらに含み、前記延長流路は、圧縮空気を吐出することで、前記保存槽内部のエアロゾル生成物質を加圧することができる。
【0018】
また、前記延長流路は、前記保存槽の上部から下部に延びる部分を含み、前記延長流路から吐出された圧縮空気は、前記流出端でエアロゾル生成物質を加圧することができる。
【0019】
また、エアロゾル生成装置は、霧化されたエアロゾルが流動する気流パス及び前記気流パスに位置するヒータをさらに含んでもよい。
【0020】
また、前記ヒータは、ヒータからの熱が気流パスを通じて流動するエアロゾルに伝達されるように気流パスを取り囲む。
【0021】
また、前記気流パスに配置され、前記気流パスを流動するエアロゾルに香味を付け加える香味要素をさらに含んでもよい。
【0022】
また、前記香味要素は、前記気流パスの外部に露出されてユーザの口部と接触しうる。
【0023】
また、前記保存槽及び前記ノズル部を含むカートリッジは、前記圧縮空気生成部を含む本体と分離可能に結合されうる。
【0024】
また、前記カートリッジ及び前記本体は、前記カートリッジに形成された第1パッキング構造と前記本体に形成された第2パッキング構造とを用いて結合されうる。
【0025】
また、エアロゾル生成装置は、前記保存槽から前記流出端に向かって延びる延長管をさらに含み、前記延長管を流動したエアロゾル生成物質は、前記ノズル部の前記流出端から排出された圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化されうる。
【0026】
実施例において使用される用語は、本実施例での機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に係わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該実施例の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本実施例で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本実施例の全般にわたる内容とを基に定義されねばならない。
【0027】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに具備することができるということを意味する。また、明細書に記載された「...部」、「...モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、ハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0028】
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、互いに異なる様々な形態にも具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0029】
本明細書に使用されたように、「少なくとも1つ」のような表現は、要素のリストの前に位置するとき、要素の全体リストを修飾し、リストの個別要素を修飾しない。例えば、「a、b及びcのうち、少なくとも1つ」という表現は、a単独、b単独、c単独、aとb両方、aとc両方、bとc両方、またはa、b及びcをいずれも含むものと理解されねばならない。
【0030】
明細書全体において「実施例」は、本明細書において発明を容易に説明するための任意の区分であって、実施例それぞれが互いに排他的な必要はない。例えば、一実施例に開示された構成は、他の実施例に適用及び具現され、本明細書の精神及び範囲を外れない限度に変更されて適用及び具現されうる。
【0031】
一方、本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであり、本実施例を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形表現は、文言で特に言及しない限り、複数形表現も含む。
【0032】
明細書全体で構成要素の「長手方向」は、1つの軸を横切る他の軸に沿って延びるものよりもさらに長く延びる構成要素の1つの軸に平行な方向でもある。
【0033】
図1は、一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0034】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、エアロゾル生成物質を保有する保存槽110を含んでもよい。
【0035】
エアロゾル生成物質は、液状組成物でもある。液状組成物は、ニコチン、プロピレングリコール(PG)、及びグリセリン(Gl)のうち、少なくとも1つを含んでもよい。ニコチンは、タバコ葉から獲得されうる。また、ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンでもある。例えば、ニコチンは、フリーベースニコチン(free base nicotine)及び/またはニコチン塩(nicotine salt)を含んでもよい。
【0036】
液状組成物には、ニコチンまたはニコチン塩が含まれうる。ニコチン塩は、ニコチンに有機酸または無機酸を含む適切な酸を添加することで形成されうる。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであって、液状組成物の総溶液重量に対する任意の適切な重量の濃度を有することができる。
【0037】
ニコチン塩の形成のための酸は、血中ニコチン吸収速度、エアロゾル生成装置100の作動温度、香味または風味、溶解度などを考慮して適切に選択されうる。例えば、ニコチン塩の形成のための酸は、安息香酸、乳酸、サリチル酸、ラウリン酸、ソルビン酸、レブリン酸、ピルビン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、クエン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、フェニル酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、グルコン酸、サッカリン酸、マロン酸またはリンゴ酸で構成された群から選択される単独の酸または前記群から選択される酸の混合でもあるが、それらに限定されない。
【0038】
液状組成物に含まれたプロピレングリコール及びグリセリンは、エアロゾル形成剤であって、プロピレングリコール及びグリセリンが霧化される場合、エアロゾルが生成されうる。例えば、液状組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリン及びプロピレングリコール溶液を含んでもよい。
【0039】
また、液状組成物は、例えば、水、溶媒、エタノール、植物抽出物、香料、香味要素、及びビタミン混合物のうち、いずれか1つの成分や、これら成分の混合物をさらに含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。香味要素は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されない。
【0040】
保存槽110は、エアロゾル生成装置100の外部と流体連通する流入通路111を含んでもよい。流入通路111を通じて保存槽110に外部空気が流入されうる。例えば、保存槽110の圧力が減少するとき、外部空気が保存槽110に流入されうる。流入通路111には、メンブレン(membrane;図示せず)が配置され、保存槽110に保有されたエアロゾル生成物質が保存槽110から外部に流出されることを防止することができる。
【0041】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、圧縮空気を生成する圧縮空気生成部120を含んでもよい。圧縮空気生成部120は、空気を圧縮させ、空気に高速を持たせる。例えば、圧縮空気生成部120は、コンプレッサー(compressor)でもある。
【0042】
圧縮空気生成部120がコンプレッサーによって具現されるとき、コンプレッサーは、バッテリ150と電気的に連結されうる。コンプレッサーは、バッテリ150から電源を供給されて気体の圧力と速度とを変化させうる。コンプレッサーは、流入された外部空気を圧縮させて圧縮空気を生成することができる。コンプレッサーによって生成された圧縮空気は、さらに速く移動することができる。高速になった圧縮空気は、コンプレッサーから吐出されうる。
【0043】
他の実施例によれば、圧縮空気生成部120は、ポンプでもある。ポンプは、ユーザの動作によって圧縮空気を生成することができる。
【0044】
例えば、ユーザは、ポンプに対して繰り返してピストン運動させうる。ピストン運動によってポンプは、外部空気を圧縮させて圧縮空気を生成することができる。
【0045】
他の例として、ユーザは、エアロゾル生成装置100を回して(twist)ポンプを作動させうる。ユーザは、ポンプを含むエアロゾル生成装置100を把持しながら、エアロゾル生成装置100の一部を、他部を基準に回すことができる。回し運動によってポンプが作動し、ポンプは、外部空気を圧縮させて圧縮空気を生成することができる。
【0046】
さらに他の例として、ポンプは、振動運動によって作動することができる。ポンプの振動運動は、ユーザによって発生しうる。また、ポンプの振動運動は、ユーザがエアロゾル生成装置100を持って移動させることにより、自動的に遂行されうる。振動運動によってポンプは、作動し、ポンプは、外部空気を圧縮させて圧縮空気を生成させうる。ポンプによって圧縮生成された圧縮空気は、加速化され、高速になった圧縮空気は、ポンプから吐出されうる。ポンプを作動させるためのユーザの動作は、上述した例に制限されず、必要によって変更されうる。
【0047】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、圧縮空気が流入される流入端131と、圧縮空気が流出される流出端132とを含むノズル部130を含む。また、エアロゾル生成装置100は、流出端132に近接して配置され、エアロゾルを微粒化させる粉砕部115を含んでもよい。
【0048】
保存槽110に保有されたエアロゾル生成物質は、ノズル部130の流出端132から排出された圧縮空気と衝突した後、微粒化されうる。エアロゾル生成物質の霧化は、図2を参照して、以下でさらに詳細に説明する。
【0049】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、バッテリ150及びプロセッサ140を含んでもよい。
【0050】
バッテリ150は、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力を供給する。バッテリ150は、圧縮空気生成部120と電気的に連結されて圧縮空気生成部120に電力を供給することができる。また、バッテリ150は、エアロゾル生成装置100内に備えられた他のハードウェア構成の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ150は、充電可能なバッテリ150であるか、使い捨てバッテリ150でもある。例えば、バッテリ150は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリ150でもあるが、それに制限されるものではない。
【0051】
プロセッサ140は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を制御するハードウェアである。プロセッサ140は、圧縮空気生成部120と電気的に連結されて圧縮空気生成部120をオン(on)またはオフ(off)することができる。プロセッサ140は、複数個のプロセッサ140を含んでもよい。また、プロセッサ140は、多数の論理ゲートのアレイによっても具現される。
【0052】
プロセッサ140は、汎用的なマイクロプロセッサ140と、マイクロプロセッサ140で実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、プロセッサ140は、他の形態のハードウェアによっても具現される。
【0053】
図2は、図1に図示されたエアロゾル生成装置100の一部を拡大した図面である。
【0054】
図2を参照して、エアロゾル生成物質の霧化についてさらに詳細に説明する。
【0055】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100のノズル部130は、圧縮空気が内部に流入される流入端131を含んでもよい。そのために、流入端131は、圧縮空気生成部120と流体連通することができる。流入端131に流入された圧縮空気は、ノズル部130の流出端132を通じて外部に排出されうる。
【0056】
ノズル部130の流入端131の直径d1は、流出端132の直径d2よりも大きくなる。例えば、流入端131の直径d1は、流出端132の直径d2よりも2倍~12倍大きくなる。
【0057】
流入端131の直径が流出端132の直径よりもさらに大きいとき、流入端131に流入されて流出端132から排出される圧縮空気の速度が増加しうる。ベルヌイの原理によって圧縮空気は、流出端132を通過するとき、速度が増加しうる。圧縮空気の速度が増加することにより、エアロゾル生成物質と衝突する圧縮空気の運動量が増加しうる。圧縮空気の運動量増加によって、エアロゾル生成物質がさらに効果的にエアロゾルに微粒化されうる。
【0058】
流出端132に排出される圧縮空気の速度増加によって流出端132近傍の一領域の圧力が減少しうる。流出端132近傍の一領域の圧力が減少することにより、負圧作用によって(すなわち、減圧によって)エアロゾル生成物質が流出端132近傍の一領域に誘引され、速度が増加した圧縮空気と衝突する。その結果、エアロゾル生成物質は、エアロゾルに微粒化されうる。
【0059】
エアロゾル生成装置100は、流出端132に隣接して配置される粉砕部115を含んでもよい。エアロゾル生成物質が圧縮空気と衝突することにより、生成されたエアロゾルは、粉砕部115によって粉砕及び離散されてさらに微粒化されうる。すなわち、エアロゾルの粒子サイズは、粉砕部115によって減少しうる。
【0060】
粉砕部115は、複数個の通孔1151を含んでもよい。複数個の通孔1151は、粉砕部115の一面から他面に延設されうる。ここで、粉砕部115の一面は、ノズル部130の流出端132に向かい、粉砕部115の他面は、反対方向に向かう。粉砕部115のノズル部130の長手方向に沿ってノズル部130から所定距離ほど離隔配置されうる。
【0061】
生成されたエアロゾルは、粉砕部115に形成された通孔1151を通過することができる。通孔1151を通過するエアロゾルは、さらに小さい粒子に微粒化されて気流パス160に流動することができる。
【0062】
気流パス160を流動したエアロゾルは、マウスピース170に向かって移動することができる。マウスピース170は、エアロゾル生成装置100のうち、ユーザの口部と接触する部分でもある。ユーザは、口部をマウスピース170に接触させてエアロゾルを吸い込むことができる。ユーザの口部とマウスピース170には、吸入手段がさらに配置されうる。ユーザは、口部を直接接触させる代わりに、吸入手段を通じてエアロゾルを吸い込むことができる。
【0063】
一実施例に係わるエアロゾル生成装置100においてエアロゾルの提供は、次のようなプロセスによって行われる。エアロゾル生成物質は、負圧作用によってノズル部130の流出端132近傍の一領域に誘引されうる。流出端132近傍の一領域に誘引されたエアロゾル生成物質は、高速の圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化されうる。霧化されたエアロゾルは、粉砕部115に形成された通孔1151を通過することができる。エアロゾルは、粉砕部115によって粉砕及び離散され、さらに微粒化され、エアロゾルの粒子サイズが減少しうる。エアロゾルは、気流パス160を流動してマウスピース170に向かって移動することができる。ユーザは、口部をマウスピース170と接触させてマウスピース170に移動したエアロゾルを吸い込むことができる。
【0064】
以下、図1及び図2に図示された一実施例の構成要素と同じ図面符号を有する構成要素は、実質的に同じ構成要素を意味し、一実施例に係わる構成要素は、他の実施例にも実質的に同一に適用されうる。
【0065】
図3は、他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の一部を拡大した断面図である。
【0066】
本実施例に係わるエアロゾル生成装置は、図1及び図2の一実施例に係わるエアロゾル生成装置100の構成に、ノズル部130から延びて保存槽110の少なくとも一部を覆い包む延長流路133をさらに含んでもよい。
【0067】
延長流路133は、ノズル部130から延びて保存槽110の一部を取り囲むことができる。例えば、図3に図示されたように、延長流路133は、保存槽110の下部と側部とを取り囲み、保存槽110の上部から下部にさらに延びうる。延長流路133の直径d3は、流入端131の直径であるd1よりも小さい。
【0068】
延長流路133から吐出される圧縮空気の方向は、延長流路133の延長方向でもある。例えば、図3に図示されたように、延長流路133が保存槽110の上部から下部に延びる一部を含み、一部末端に出口を有することができる。この際、延長流路133から吐出される圧縮空気は、保存槽110の上部から下部に向かって下方(downward)に排出されうる。
【0069】
他の例示として、延長流路133は、保存槽110の底面と接触して保存槽110の中心軸に向かって延びる一部を有し、一部末端に出口が形成されうる。この際、延長流路133から吐出される圧縮空気は、保存槽110の底面から保存槽110の中心軸に向かって流れる。
【0070】
延長流路133を通過した圧縮空気は、延長流路133の出口から吐出されうる。延長流路133から吐出された圧縮空気は、保存槽110内部のエアロゾル生成物質が流出端132に向かって移動するように、エアロゾル生成物質を加圧することができる。
【0071】
延長流路133から吐出された圧縮空気は、圧縮空気の吐出方向にエアロゾル生成物質を加圧することができる。例えば、圧縮空気は、保存槽110の上部から下部に向かう方向に(すなわち、下方に)吐出されうる。圧縮空気が保存槽110の上部から下部に向かう方向に吐出されるとき、エアロゾル生成物質は、保存槽110の上部から下部に向かう方向に加圧されうる。エアロゾル生成物質が加圧されることにより、エアロゾル生成物質は、ノズル部130の流出端132に向かって移動することができる。
【0072】
したがって、エアロゾル生成物質は、上述した負圧作用に加えて延長流路133から吐出される圧縮空気によってノズル部130の流出端132近傍の一領域に誘引されうる。流出端132近傍の一領域に誘引されたエアロゾル生成物質は、流出端132を通過した高速の圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化されうる。霧化されたエアロゾルは、気流パス160及びマウスピース170を通過し、マウスピース170を通じてユーザに吸入されうる。
【0073】
図4Aは、一実施例に係わる香味要素を含むエアロゾル生成装置100の断面図であり、図4Bは、さらに他の実施例に係わる香味要素を含むエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0074】
さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、気流パス160に位置するヒータ200を含んでもよい。ヒータ200は、ヒータ200からの熱が気流パス160内部を流動するエアロゾルに伝達されるように、気流経路を取り囲むように配置されうる。エアロゾルは、ヒータ200からの熱によって温度が上昇し、エアロゾルは、ヒータ200からの熱によって微粒化されうる。エアロゾルの温度及び微粒化程度は、ユーザの吸入に適した温度及び微粒化程度でもある。
【0075】
ヒータ200は、任意の適した電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、適した電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されない。また、ヒータ200は、金属熱線(wire)、導電性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによっても具現されるが、それらに制限されない。
【0076】
ヒータ200は、誘導加熱式ヒータ200でもある。ヒータ200は、シガレットまたはカートリッジ100aを誘導加熱方式で加熱するための導電性コイルを含み(図5参照)、シガレットまたはカートリッジ100aには、誘導加熱式ヒータ200によって加熱されるサセプタが含まれうる。
【0077】
図4A及び図4Bの実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、気流パス160を流動するエアロゾルに香味を付け加えるための香味要素を含んでもよい。
【0078】
香味要素300、400と気流パス160は、互いに対応する形状を有することができる。例えば、香味要素300、400及び気流パス160が円柱状を有するとき、香味要素300、400を収容することができる。但し、香味要素300、400及び気流パス160の形状は、それに制限されず、必要によって変更されうる。
【0079】
香味要素300、400は、ユーザによる吸入のために、気流パス160を通過するエアロゾルに香味(flavor)を付与し、エアロゾルは、香味要素300、400から排出された香味を飛沫同伴することができる。香味要素300、400は、例えば、タバコ、香り(aroma)、またはニコチン内容物(nicotine content)のような香料を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。
【0080】
例えば、香味要素300、400は、顆粒を含むシガレットの形態にも提供され、香味要素300、400の顆粒には、ニコチン内容物(nicotine content)が含まれうる。香味要素300、400の顆粒にニコチン内容物が含まれるとき、保存槽110内部のエアロゾル生成物質には、ニコチン内容物が含まれず、プロピレングリコール及びグリセリンのようなエアロゾル形成剤のみが含まれうる。
【0081】
図4Aに図示されたように、香味要素300は、気流パス160に完全に挿入されうる。香味要素300は、気流パス160内に配置されうる。香味要素300は、ユーザによって気流パス160に挿入されうる。香味要素300は、使用後に除去されうる。
【0082】
香味要素300は、ヒータ200が配置された位置に対応するように気流パス160内に配置されうる。香味要素300は、ヒータ200から伝達される熱によって香味を排出することができる。香味要素300から排出された香味は、気流パス160を流動するエアロゾルに付加することができる。
【0083】
図4Bに図示されたように、香味要素400の少なくとも一部は、気流パス160から突出して気流パス160の外部に露出されうる。この際、香味要素400は、ユーザの口部と接触するマウスピース170でもある。香味要素400は、気流パス160に挿入される一端部と気流パス160から突出する他端部を含んでもよい。香味要素400の他端部は、ユーザの口部と接触することができる。
【0084】
ユーザは、香味要素400と接触して香味要素400を通過したエアロゾルを吸い込んでもよい。この際、香味要素400を通過したエアロゾルには、香味要素400から放出された香味が含まれうる。
【0085】
図5は、他の実施例に係わるカートリッジを含むエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0086】
本実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、カートリッジ100a及び本体100bを含んでもよい。カートリッジ100aは、保存槽110及びノズル部130を含んでもよく、本体100bは、圧縮空気生成部120を含んでもよい。
【0087】
カートリッジ100aは、保存槽110及びノズル部130以外に粉砕部115及び気流パス160をさらに含んでもよいが、カートリッジ100aがさらに含む構成要素は、それに制限されず、必要によって変更されうる。本体100bは、圧縮空気生成部120以外にプロセッサ140及びバッテリ150をさらに含んでもよいが、本体100bが含む構成要素は、それに制限されず、必要によって変更されうる。
【0088】
カートリッジ100aは、本体100bと分離可能に結合することができる。カートリッジ100aの保存槽110に保存されたエアロゾル生成物質が消耗される場合、ユーザは、カートリッジ100aを交換することができる。カートリッジ100aと本体100bは、パッキング構造180を用いて結合されうる。
【0089】
カートリッジ100aには、第1パッキング構造181が形成されうる。本体100bには、第2パッキング構造182が形成されうる。カートリッジ100a及び本体100bは、第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182を用いて結合されうる。
【0090】
第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182は、互いに対応する形状でもある。第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182は、互いに気密に付着することができる。第1パッキング構造181と第2パッキング構造182とを用いることで、圧縮空気生成部120から排出された圧縮空気が外部への流出なしにノズル部130内部を流動することができる。
【0091】
例えば、第1パッキング構造181は、突出部でもあり、第2パッキング構造182は、突出部が挿入される溝部でもある。その場合、突出部は、第1パッキング構造181(すなわち、突出部)が第2パッキング構造182(すなわち、溝部)に挿入されるように溝部に対応する形状を有することができる。例えば、第1パッキング構造181は、第2パッキング構造182に締りばめによって挿入されうる。
【0092】
他の例として、第1パッキング構造181は、リング部でもあり、第2パッキング構造182は、リング部を収容する収容部でもある。リング部である第1パッキング構造181は、収容部である第2パッキング構造182によって締結されうる。第1パッキング構造181は、第2パッキング構造182に嵌合締結されうる。リング部である第1パッキング構造181と収容部である第2パッキング構造182は、カートリッジ100aと本体100bとをそれぞれ気密に結合しうる。
【0093】
第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182は、可撓性を有することができる。第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182は、ゴムのような可撓性を有する材料を含んでもよい。
【0094】
第1パッキング構造181及び第2パッキング構造182が互いに気密に密封されてカートリッジ100aと本体100bとを結合することができる限り、第1パッキング構造181と第2パッキング構造182の形状及び材料は、上述した例に制限されない。
【0095】
図6は、さらに他の実施例に係わるエアロゾル生成装置100の断面図である。
【0096】
本実施例に係わるエアロゾル生成装置100は、保存槽110から流出端132に向かって延びる延長管600を含んでもよい。延長管600は、保存槽110の底面部に連結され、保存槽110に保存されたエアロゾル生成物質が延長管600を通じて流動することができる。
【0097】
延長管600を流動したエアロゾル生成物質は、延長管600の配置によってノズル部130の流出端132に流動することができる。また、エアロゾル生成物質は、負圧作用によってノズル部130の流出端132近傍の一領域に誘引されうる。流出端132近傍の一領域に誘引されたエアロゾル生成物質は、流出端132を通過した高速の圧縮空気と衝突してエアロゾルに霧化されうる。エアロゾルは、気流パス160を流動してマウスピース170に向かって移動しうる。ユーザは、マウスピース170を通じてエアロゾルを吸い込むことができる。
【0098】
実施例によれば、エアロゾル生成装置100は、圧縮空気を噴射させてエアロゾル生成物質をエアロゾルに微粒化させうる。微粒化可能なエアロゾル生成物質の種類は、エアロゾル生成物質の特性によって制限されず、多様でもある。したがって、ユーザは、好みによって多様な風味のエアロゾルを吸い込むことができる。
【0099】
実施例は、負圧作用を用いてエアロゾル生成物質を所定位置に移動させうる。したがって、エアロゾル生成装置100の内部構造が容易に変更及び単純化されうる。
【0100】
本実施例と係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態に具現されうるということが理解できるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、請求範囲に開示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
【国際調査報告】