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特表2022-544456広告表示ユニット及び盗難防止用アンテナパネル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-19
(54)【発明の名称】広告表示ユニット及び盗難防止用アンテナパネル
(51)【国際特許分類】
   G09F 23/06 20060101AFI20221012BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20221012BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20221012BHJP
   G08B 13/22 20060101ALI20221012BHJP
   H01Q 1/24 20060101ALI20221012BHJP
【FI】
G09F23/06
G09F9/33
G09F9/00 366G
G08B13/22
H01Q1/24 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022504077
(86)(22)【出願日】2020-07-21
(85)【翻訳文提出日】2022-02-21
(86)【国際出願番号】 US2020042914
(87)【国際公開番号】W WO2021016262
(87)【国際公開日】2021-01-28
(31)【優先権主張番号】201921145733.9
(32)【優先日】2019-07-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
(71)【出願人】
【識別番号】522027529
【氏名又は名称】シデップ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SIDEP ELECTRONICS(SHANGHAI)CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Factory No.15,Zone B,Building 36,No.6999 Chuansha Road,Pudong New Area,Shanghai 201202,Republic of China
(71)【出願人】
【識別番号】522027530
【氏名又は名称】シャー,ニメシュ
【氏名又は名称原語表記】SHAH,Nimesh
【住所又は居所原語表記】109 Dalton Ter.,Cherry Hill,New Jersey 08003,USA
(74)【代理人】
【識別番号】100087642
【弁理士】
【氏名又は名称】古谷 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100082946
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 昭広
(74)【代理人】
【識別番号】100195693
【弁理士】
【氏名又は名称】細井 玲
(72)【発明者】
【氏名】シャー,ニメシュ
(72)【発明者】
【氏名】カスターニュ,クリストフ,ジャン,ドミニク
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ジアオ
(72)【発明者】
【氏名】ルビンスタイン,ベンジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ゼン,ケフェン
【テーマコード(参考)】
5C084
5C094
5G435
5J047
【Fターム(参考)】
5C084AA03
5C084AA09
5C084AA13
5C084BB31
5C084CC34
5C084DD07
5C084EE07
5C084EE10
5C084HH01
5C084HH07
5C084HH12
5C094AA60
5C094BA23
5C094BA27
5C094BA43
5C094CA19
5C094DA12
5C094EB02
5C094FA01
5C094FA02
5C094HA10
5G435AA00
5G435BB05
5G435BB12
5G435CC09
5G435EE49
5G435GG43
5G435HH02
5G435HH05
5G435HH20
5G435LL00
5J047AB11
5J047FB00
(57)【要約】
盗難防止用アンテナに基づく広告表示ユニットは、アンテナ本体、及びアンテナ本体に取り付けられたアンテナパネルを含む。アンテナパネルは、前面と裏面を含む。アンテナパネルは、前面または裏面の一方に表示スクリーンを含む。表示スクリーンは、LEDスクリーン又はLCDスクリーンであることができる。表示スクリーンは不透明または透明であることができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
盗難防止用セキュリティ装置であって、
サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、
前記アンテナ本体に結合され、前記リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含み、更に表示スクリーンを含むアンテナパネルと、
前記表示スクリーンに結合され、前記表示スクリーンを制御するための命令を動作的に生成する制御パネルと、を含み、
前記表示スクリーンは、液晶表示スクリーン又は発光ダイオード表示スクリーンの少なくとも一方からなり、前記表示スクリーンは一般に、不透明または透明である、盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項2】
前記制御パネルに通信可能に結合された無線アクセス装置を更に含む、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項3】
前記表示スクリーンが第1の電源を含み、前記無線アクセス装置が第2の電源を含む、請求項2に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項4】
前記無線アクセス装置は、無線ネットワークから命令を受け取り、応答において、前記表示スクリーンを制御するために前記制御パネルに情報を提供する、請求項2に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項5】
前記制御パネル及び前記無線アクセス装置は、ネットワーク・ケーブル又は無線接続を介して結合される、請求項2に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項6】
前記アンテナは、前記アンテナが前記表示スクリーンに重ならないように、前記表示スクリーンに隣接して配置されたフェライトアンテナからなる、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項7】
前記表示スクリーンは、透明表示スクリーンを前記アンテナパネル又はフレーム/構造体に動作可能に付着する接着剤を含む、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項8】
前記表示スクリーンは、ガラス、プラスチック又はアクリルの1つ又は複数の層内に又は当該1つ又は複数の層間に配置される、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項9】
前記アンテナは、前記アンテナが前記表示スクリーンに重ならないように、前記アンテナパネル内に且つ前記表示スクリーンに隣接して配置された無線自動識別極超短波アンテナを含む、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項10】
前記表示パネルは、不透明液晶表示スクリーンである、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項11】
前記アンテナパネルは、透明アンテナパネルからなる、請求項1に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項12】
盗難防止用セキュリティ装置であって、
サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、
前記アンテナ本体に結合され、前記リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含むアンテナパネルであって、前記アンテナパネルは、発光ダイオード表示スクリーン又は透明液晶表示スクリーンの少なくとも一方からなる表示スクリーンを更に含み、前記表示スクリーンが一般に、透明または不透明である、アンテナパネルと、
前記表示スクリーンに結合された制御パネルと、を含み、
前記制御パネルは、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、前記プロセッサにより実行された際に、前記表示スクリーンに媒体コンテンツをレンダリングさせる命令を格納する、盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項13】
前記表示スクリーンは、発光ダイオード表示スクリーンからなり、前記制御パネルは、オフ状態に動作的に入るために透明発光ダイオード表示スクリーンを更に制御し、前記透明発光ダイオード表示スクリーンは一般に、前記オフ状態において透明である、請求項12に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項14】
前記制御パネルは、オン状態に動作的に入るために前記透明発光ダイオード表示スクリーンを更に制御し、前記透明発光ダイオード表示スクリーンの少なくとも一部は、前記オン状態において透明でない、請求項13に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項15】
前記透明発光ダイオード表示スクリーンは、アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイを含む、請求項13に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項16】
前記制御パネルは、媒体コンテンツをレンダリングするように前記アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイの発光ダイオードのパラメータを関連して動作するように制御する、請求項15に記載の盗難防止用セキュリティ装置。
【請求項17】
盗難防止用セキュリティシステムであって、
サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、
前記アンテナ本体に結合され、前記リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含み、更に表示スクリーンを含むアンテナパネルと、
前記表示スクリーンに結合された制御パネルと、を含み、
前記制御パネルは、プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリは、前記プロセッサにより実行された際に、前記表示スクリーンに媒体コンテンツをレンダリングさせる命令を格納し、前記表示スクリーンは、検出されたセキュリティタグと関連付けられた媒体コンテンツをレンダリングする、盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項18】
前記媒体コンテンツは、前記検出されたセキュリティタグの電子製品コードと関連付けられた商品のグラフィック描写を含む、請求項17に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項19】
前記表示スクリーンは、商品を戻す、商品を購入する、又は商品を店員に渡すための指示を生成する、請求項18に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項20】
前記制御パネルは、セキュリティタグが検出された際の画像をキャプチャするようにカメラに命令する、請求項17に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項21】
セキュリティタグを検出しないことに応じて、前記表示スクリーンは、セキュリティタグに関連していないコンテンツをレンダリングし、当該コンテンツは、広告媒体コンテンツ、ブランド情報、ニュース記事、イベント、及び日付と時間情報の少なくとも1つを含む、請求項17に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項22】
前記表示スクリーンは、コンテンツの表示をループで繰り返す、請求項21に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【請求項23】
前記制御パネルは、コンテンツを更新するために受け取った命令に基づいて、コンテンツを動作的に変更する、請求項21に記載の盗難防止用セキュリティシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年7月22に出願され、「AN ADVERTISING DISPLY UNITBASED ON AN ANTI-THEFT ANTENA TRANSPARENT PANEL」と題する中国実用新案登録第2019 2 1145733.9号の優先権を主張しており、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本開示は、広告表示(ディスプレイ)ユニットに関し、より具体的には、アンテナパネルを含む電子式商品監視リーダ(読み取り装置)の広告表示ユニットに関する。
【0003】
背景
幾つかの従来の電子式商品監視(EAS)システムは、所定の電磁場(例えば、8.2MHz)にさらされた際に共振するように動作する、無線自動識別(RFID)タグ、又はコイル及びコンデンサを有する共振回路を使用することができるセキュリティタグ又はセキュリティラベルを含む。RFIDタグは、アンテナ(例えば、ダイポールアンテナ、パッチ、フェライトアンテナ)又は共振回路に結合された集積回路を使用し、所定の電磁場(例えば、13.56MHz又はUHF RFID、一般に860~928MHzのレンジ)にさらされた際に情報を発信するように動作する。リーダ装置は一般に、タグ付きの品物の無断持ち出しを検出したいと望む事業拠点または任意の場所の、商品の出入りを監視する場所(POE)に設けられる。これらリーダ装置は、店の商品の盗難を検出および警告するために警報(アラーム)を発する又はトリガすることができる。
【0004】
広告産業の発達につれて、広告は、日常生活のあらゆる状況(局面)(ショッピングモール内の盗難防止用リーダ又はアンテナさえも含む)に及ぶ。図1に示されるように、リーダ装置100は、アンテナ本体1に取り付けられたパネル2を有する。商用ユーザは、静的な広告3をパネル2上へ配置することにより、パネルに広告または他のマーク(しるし)を取り付けることができる。静的な広告は、粘着性の裏面を有することができ、パネル2に固着またはクリップ留めされることができ、或いは別な方法でパネルに物理的に又は化学的に取り付けられる。かくして、商用ユーザは、リーダ装置100を通じて広告機能を実現することができる。商用ユーザが広告を取り除く又は変更したいと望む場合、リーダ装置100が分解されることが多い。他の例において、商用ユーザは、広告を削り落とす必要がある場合があり、それはパネルに損傷を与える原因となる場合がある。そのため、商用ユーザは、従来のリーダ装置が使用するのに困難であり、多大な時間を必要とし、破損しやすいことに気付いている可能性がある。
【0005】
EASタグを検出し、マーク又は広告を表示することができ、広告の能力を改善することができる、より効率的で効果的な且つ動的なEASリーダ装置を提供する必要性が残っている。
【0006】
概要
以下は、幾つかの態様の基本的な理解を提供するために本開示の概要を提示する。本概要は、主要な要素または重要な要素を同一視しない、或いは実施形態または特許請求の範囲の何らかの制限を規定しないことが意図されている。更に、本概要は、本開示の他の部分でより詳細に説明され得る幾つかの態様の簡素化された概説を提供する場合がある。
【0007】
本明細書において、盗難防止用セキュリティ装置が説明され、その盗難防止用セキュリティ装置は、サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に(関連して動作するように)検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、アンテナ本体に結合され、リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含み、更に表示スクリーンを含むアンテナパネルと、表示スクリーンに結合され、表示スクリーンを制御するための命令を動作的に(関連して動作するように)生成する制御パネルと、を含み、表示スクリーンは、液晶表示スクリーン又は発光ダイオード表示スクリーンの少なくとも一方からなり、表示スクリーンは一般に、不透明または透明である。盗難防止用セキュリティ装置は、制御パネルに通信可能に結合された無線アクセス装置を含むことができる。表示スクリーンは第1の電源を含み、無線アクセス装置は第2の電源を含む。無線アクセス装置は、無線ネットワークから命令を受け取り、応答において、表示スクリーンを制御するために制御パネルに情報を提供する。制御パネル及び無線アクセス装置は、ネットワーク・ケーブル又は無線接続を介して結合される。別の態様において、アンテナは、アンテナが表示スクリーンに重ならないように、表示スクリーンに隣接して配置されたフェライトアンテナからなる。表示スクリーンは、透明表示スクリーンをアンテナパネル又はフレーム/構造体に動作可能に付着する接着剤を含むことができる。表示スクリーンは、ガラス、プラスチック又はアクリルの1つ又は複数の層内に又は当該1つ又は複数の層間に配置され得る。アンテナは、アンテナが表示スクリーンに重ならないように、アンテナパネル内に且つ表示スクリーンに隣接して配置された無線自動識別極超短波アンテナを含むことができる。表示スクリーンは、不透明液晶表示スクリーンであることができる。アンテナパネルは、透明アンテナパネルからなることができる。
【0008】
また、盗難防止用セキュリティ装置が説明され、その盗難防止用セキュリティ装置は、サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、アンテナ本体に結合され、リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含むアンテナパネルであって、そのアンテナパネルは、発光ダイオード表示スクリーン又は透明液晶表示スクリーンの少なくとも一方からなる表示スクリーンを更に含み、表示スクリーンが一般に、透明または不透明である、アンテナパネルと、表示スクリーンに結合された制御パネルと、を含み、制御パネルは、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、プロセッサにより実行された際に、表示スクリーンに媒体コンテンツをレンダリングさせる命令を格納する。表示スクリーンは、発光ダイオード表示スクリーンからなることができ、制御パネルは、オフ状態に動作的に入るために透明発光ダイオード表示スクリーンを更に制御し、透明発光ダイオード表示スクリーンは一般に、オフ状態において透明である。制御パネルは、オン状態に動作的に入るために透明発光ダイオード表示スクリーンを更に制御し、透明発光ダイオード表示スクリーンの少なくとも一部は、オン状態において透明でない。透明発光ダイオード表示スクリーンは、アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイを含む。制御パネルは、媒体コンテンツをレンダリングするように、アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイの発光ダイオードのパラメータを関連して動作するように制御する。
【0009】
また、盗難防止用セキュリティシステムが説明され、その盗難防止用セキュリティシステムは、サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、アンテナ本体に結合され、リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含み、更に表示スクリーンを含むアンテナパネルと、表示スクリーンに結合された制御パネルと、を含み、制御パネルは、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、プロセッサにより実行された際に、表示スクリーンに媒体コンテンツをレンダリングさせる命令を格納し、表示スクリーンは、検出されたセキュリティタグと関連付けられた媒体コンテンツをレンダリングする。媒体コンテンツは、検出されたセキュリティタグの電子製品コードと関連付けられた商品のグラフィック描写を含むことができる。表示スクリーンは、商品を戻す、商品を購入する、又は商品を店員に渡すための指示を生成することができる。制御パネルは、セキュリティタグが検出された際の画像をキャプチャするようにカメラに命令することができる。
【0010】
少なくとも1つの例において、セキュリティタグを検出しないことに応じて、表示スクリーンは、セキュリティタグに関連していないコンテンツをレンダリングし、当該コンテンツは、広告媒体コンテンツ、ブランド情報、又はニュース記事の少なくとも1つを含む。表示スクリーンは、コンテンツの表示をループで繰り返すことができる。制御パネルは、コンテンツを更新するために受け取った命令に基づいて、コンテンツを動作的に変更することができる。
【0011】
更に説明されることは、サービスエリア内でセキュリティタグを動作的に検出するリーダ装置を含むアンテナ本体と、アンテナ本体に結合され、リーダ装置に関連して動作するように結合されたアンテナを含み、更に透明発光ダイオード表示スクリーンを含むアンテナパネルと、透明表示スクリーンに結合された制御パネルであって、制御パネルは、プロセッサ及びメモリを含み、メモリは、プロセッサにより実行された際に、透明表示スクリーンに媒体コンテンツをレンダリングさせる命令を格納する、制御パネルと、制御パネル及びネットワークに通信可能に結合された無線アクセス装置と、ネットワークに通信可能に結合されたユーザ装置と、を含み、ユーザ装置は、透明発光ダイオード表示スクリーンの動作を制御するための入力を関連して動作するように受け取るソフトウェア・アプリケーションを含む。無線アクセス装置は、ユーザ装置から命令をリアルタイムで又はほぼリアルタイムで受け取る。制御パネルは、ユーザ装置からの受け取った命令をリアルタイムで又はほぼリアルタイムで関連して動作するように実行する。媒体コンテンツは広告を含む。
【0012】
以下の説明および図面は、様々な例示的な態様を開示する。幾つかの改良および新規な態様が明確に明らかにされ得るが、他のものも当該説明および図面から明らかになる場合がある。
【0013】
本教示は、以下の図面に関連してなされる以下の詳細な説明を参照することによって、より良く理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】広告パネルを有する従来技術のリーダの斜視図である。
図2】開示された様々な態様による、アンテナパネルを含むリーダの斜視図である。
図3】開示された様々な態様による、例示的なユーザ装置及びインターフェースである。
図4】開示された様々な態様による、アンテナパネルを含むリーダの略正面図である。
図5】開示された様々な態様による、図4のリーダの略正面図である。
図6】開示された様々な態様による、図4のリーダの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
詳細な説明
さて、本教示の実施形態をより詳細に参照し、それらの例は添付図面に示される。理解されるべきは、他の実施形態が利用されることができ、構造的変更および機能的変更が、本教示の範囲から逸脱せずに行われ得る。更に、実施形態の特徴要素は、本教示の範囲から逸脱せずに組み合わせられる、入れ換えられる、又は変更されることができ、例えば、開示された実施形態のそれぞれの特徴要素は、他の開示された実施形態の特徴要素と組み合わせられる、入れ換えられる、又は置き換えられ得る。従って、以下の説明は、一例として提示されており、図で示した実施形態になされることができ且つ依然として本教示の思想および範囲内にあることができる様々な代替および変更を制限しない。
【0016】
本明細書で使用される限り、単語「例」および「例示的な」は、実例または例証を意味する。単語「例」または「例示的な」は、重要な態様または実施形態、或いは好適な態様または実施形態を意味していない。単語「又は」は、文脈上他の意味を示唆する場合を除き、排他的というよりも包括的であることが意図されている。一例として、語句「Aは、B又はCを利用する」は、何らかの包括的置換(例えば、AはBを利用する;AはCを利用する、或いはAはBとCの双方を利用する)を含む。別の事項として、冠詞「a」及び「an」は一般に、文脈上他の意味を示唆する場合を除き、「1つ又は複数」を意味することが意図されている。
【0017】
「ロジック(論理)」は、プロセッサの演算を命令するために適用され得る何らかの情報および/またはデータを意味する。ロジックは、メモリ(例えば、持続性メモリ)に格納された命令信号から形成され得る。ソフトウェアはロジックの一例である。別の態様において、ロジックは、単独で又はソフトウェアと組み合わせて、ハードウェアを含むことができる。例えば、ロジックは、論理ゲート(例えば、AND、OR、XOR、NAND、NOR、及び他の論理演算)を含むハードウェア回路のような、デジタル及び/又はアナログのハードウェア回路を含む場合がある。更に、ロジックは、プログラミングされることができ、及び/又は様々なデバイスの態様を含むことができ、単一のデバイスに制限されない。
【0018】
更に、「アクセスポイント」、「サーバ」などのような用語は、言い換え可能で使用され、制御データ、音声、ビデオ、サウンド、イメージ(画像)、テキスト(例えば、チャットルーム又はヘルプデスクテキストなどを含む)又は他のデータストリーム又はシグナリングストリームを供給する及び受け取るネットワーク構成要素またはネットワーク機器を意味する。データストリーム及びシグナリングストリームは、パケット化され得る、又はフレームベースの流れであることができる。更に、用語「ユーザ」、「顧客」、「消費者」などは、文脈上他の意味を示唆する場合を除き、又は用語間で特定の区別を保証しない限り、本明細書の全体にわたって言い換え可能で使用され得る。例において、「ユーザ」は一般に、エンドユーザを意味することができる。別の態様において、「操作者」、「管理者」、「供給者(プロバイダ)」などのような用語は、文脈上他の意味を示唆する場合を除き、又は用語間で特定の区別を保証しない限り、本明細書の全体にわたって言い換え可能で使用される。「供給者」は、サービス(例えば、システム、サポートなど)をユーザに提供することができる人間(単数または複数)を意味することができる。留意される点は、係る用語は、人工知能(例えば、推論を行うための能力)を通じて支援されている人間のエンティティ(実体)又は自動化構成要素を意味することができる。
【0019】
留意される点は、用語「ユーザ機器(装置)」、「デバイス(装置)」、「ユーザ装置(デバイス)」、「クライアント」などは、文脈が用語間で特定の区別(単数または複数)を保証しない限り、本明細書において言い換え可能に利用される。係る用語は、ネットワーク構成要素および/または他のデバイスに対して、データ、ビデオ、サウンド、或いは実質的に任意のデータストリーム又はシグナリングストリームを送受信するネットワーク構成要素(単数または複数)又はネットワーク機器(単数または複数)を意味することができる。一例として、ユーザ装置は、データを無線で送受信することができる電子デバイスを含むことができる。ユーザ機器デバイスは、プロセッサ、メモリ、トランシーバ、入力および出力を有することができる。係るデバイスの例は、携帯電話(例えば、スマートフォン)、携帯型情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ(例えば、ラップトップ型コンピュータ)、タブレット型コンピュータ(タブレット)、デスクトップ型コンピュータ、携帯型ゲーム機、ウェアラブル機器(例えば、スマートウオッチ)、プリンタ(例えば、コピー機、ファクシミリ、スマートプリンタ)などを含む。
【0020】
ネットワークは一般に、ロジックをホストとして処理する複数の要素を含む。パケットベースの広域ネットワーク(WAN)において、サーバ(例えば、デバイス)は、ネットワーク上の異なる箇所に配置され得る。サーバは、他のデバイス及び/又はデータベースと通信することができる。一態様において、サーバは、ユーザアカウントへのアクセスを提供することができる。「ユーザアカウント」は、特定のユーザの属性を含み、一般に、ユーザと関連した一意の識別子(ID)を含む。IDは、ユーザが所有する特定のモバイル機器(単数または複数)と関連付けられ得る。また、ユーザアカウントは、他のユーザとの関係、アプリケーション使用法、場所(位置)、個人設定、及び他の情報のような、情報も含むことができる。
【0021】
実施形態は実質的に、何らかの有線または無線ネットワークを利用することができる。例えば、実施形態は、様々な無線アクセスネットワーク(RAN)、例えば、Wi-Fi、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス、エンハンスト・ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・ロング・ターム・エボリューション(3G LTE)、第4世代ロング・ターム・エボリューション(4G LTE)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト2、ブルートゥース(登録商標)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド、高速パケット・アクセス、X世代ロング・ターム・エボリューション、又は別のIEEE802.XX技術を利用することができる。更に、実施形態は、有線通信を利用する場合がある。
【0022】
留意される点は、ユーザ機器デバイス(装置)は、ネットワーク(例えば、無線ネットワーク又は有線ネットワーク)を介して、互いと及び他の要素と通信することができる。「ネットワーク」は、セルラーネットワークのようなブロードバンド広域ネットワーク、ローカルエリア・ネットワーク、無線ローカルエリア・ネットワーク(例えば、Wi-Fi)、及びブルートゥース(登録商標)を含む近距離無線通信ネットワークのようなパーソナル・エリア・ネットワークを含むことができる。ネットワークにわたる通信は、パケットベースの通信、無線および周波数/振幅変調ネットワークなどを含むことができる。通信は、「トランシーバ」と呼ばれるハードウェア要素により、可能にされ得る。トランシーバは、特定のネットワークに対して構成されることができ、ユーザ機器デバイスは、様々なネットワーク用に構成された任意の数のトランシーバを有することができる。例えば、スマートフォンは、セルラー・トランシーバ、Wi-Fiトランシーバ、ブルートゥース(登録商標)トランシーバを含むことができ、又は配線で接続され得る。それが配線で接続されるこれら実施形態において、任意の適切な種類またはタイプのネットワーク・ケーブルが利用され得る。例えば、USBケーブル、専用ケーブル、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイストペア・ケーブル、イーサネット(登録商標)、HDMIなどである。
【0023】
用語「識別タグ」、「チップ」、「RFIDデバイス」などは、文脈上他の意味を示唆する場合を除き、又は係る用語間で特定の区別を保証しない限り、言い換え可能で使用され得る。更に留意される点は、RFIDタグは、周波数に基づいて選択され得る(例えば、近接通信用の低周波数RFIDタグ、又は極超短波RFIDタグ)。識別タグは、印刷可能RFIDタグ、NFCタグ、マイクロチップを含むタグ、又は同種のものを含むことができる。識別タグは、例えばメモリ(例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、又は様々な他のタイプのメモリ)に格納された情報を包含することができる。別の態様において、識別タグは、リーダにより生じた磁場からの電磁誘導によって電力供給され得る。本明細書で説明されるように、識別タグは、問合せ電波からエネルギーを収集するパッシブ(受動)型トランスポンダであることができ、及び/又はバッテリのような局部電源を含むことができる。従って、識別タグ及びリーダは、パッシブ型リーダ・アクティブ(能動)型タグ(PRAT)システム、アクティブ型リーダ・パッシブ型タグ(ARPT)システム、アクティブ型リーダ・アクティブ型タグ(ARAT)システム、又は同種のものとして構成され得る。
【0024】
更に留意される点は、実施形態は、透明ディスプレイ、半透明ディスプレイ、不透明ディスプレイ、又はシースルー・ディスプレイのような、電子表示(ディスプレイ)スクリーンを利用することができる。係るディスプレイ又はパネルにより、ユーザが選択的に、パネル上にレンダリングされたイメージを閲覧することが可能になる、パネルを通して見ることが可能になる、又はイメージがパネルの他の部分上に表示されながらパネルの一部を通して見ることが可能になることができる。係るパネルは、発光ダイオード(LED)パネル、有機発光ダイオード(OLED)パネル、液晶ディスプレイ(LCD)パネル、ナノ粒子を用いるパッシブ型透明ディスプレイ、又は同種のものを含むことができる。本開示は、特定のタイプの透明ディスプレイ(例えば、LEDパネル、LCDパネル、OLEDパネルなど)に言及する場合があるが、それは説明のためだけである。従って、実施形態は、明示的にそのように記載しない限り、又は文脈上他の意味を示唆する場合を除いて、特定のタイプの透明ディスプレイに制限されない。
【0025】
LCDパネルを使用する例において、表示スクリーン(画面)は、交差(クロス)偏光子を取り付けられた複数のねじれネマチックLCDを含むことができる。LCDは、入射光を変調することができる。LEDスクリーンを使用する例は、ガラス又は他の透明材料の2つ以上の層間に配置されたアドレス指定可能なLEDのアレイを含むことができる。ディスプレイは、放出層および導電層を含むことができる。制御パネルは、電気インパルスを生成することができ、放出層で光を発生するために導電層に当該インパルスを印加することができる。留意される点は、ピクセル(例えば、個々のLED又はLEDのグループ)間のギャップ(間隙)及び透明カソードにより、パネルが透明になることが可能になることができる。幾つかの実施形態において、LEDスクリーンは、黒色表示を可能にするためにLCD層を含む場合がある。
【0026】
開示された実施形態は、一体型の広告表示装置および盗難防止用リーダ装置を説明し、それは、例において、一体型の広告ディスプレイ及び盗難防止用リーダ装置、広告表示装置、盗難防止用リーダ装置、又はリーダ装置と呼ばれ得る。具現化形態に従って、本開示の広告表示(ディスプレイ)ユニットは、アンテナ本体およびアンテナパネルを含む盗難防止用アンテナを含むことができる。透明アンテナパネルのようなアンテナは、アンテナ本体に結合され得る、又は別な方法でアンテナ本体上に又はアンテナ本体に取り付けられ得る。アンテナパネルは、電子表示(ディスプレイ)スクリーンを含むことができる。電子表示スクリーンは、ここで及び本開示の他の所で説明されるように、透明ディスプレイ、半透明ディスプレイ、不透明ディスプレイ、又はシースルー・ディスプレイを含むことができる。一例において、アンテナパネルは、透明パネルの1つ又は複数の面上に透明LEDスクリーンを含むことができる。
【0027】
別の態様において、電子表示スクリーンは、制御パネルに通信可能に結合され得る。制御パネルは、当該表示スクリーン上に視覚媒体(例えば、マーク、広告、挨拶文など)をレンダリングするための命令を格納して実行することができる、プロセッサ及びメモリを含むことができる。少なくとも幾つかの例において、制御パネルは、ユーザ装置に通信可能に結合(有線または無線)され得る。ユーザ装置は、ユーザがアップロードする、変更する、又は別の方法で表示スクリーンを制御することができるように、ユーザとの対話を可能にするインターフェースを含むことができる。例えば、制御パネルは、送信機、受信機、又はトランシーバのような、無線アクセス装置を含むことができる。無線装置は、直接通信を通じて、又はアクセスポイントを介して、他の装置に対して情報を、送信する、受信する又は送受信することができる。留意される点は、表示スクリーン、無線アクセス装置、制御パネル、及び盗難防止用アンテナは、1つ又は複数の電源により電力供給され得る。一例において、表示スクリーン及び制御パネルは、第1の電源により電力供給されることができ、無線アクセス装置は、第2の電源により電力供給され得る。
【0028】
本明細書で説明される実施形態は、本分野における長年のニーズ(要望)を解決することができる。例えば、アンテナパネルは、広告を表示する際のような、制御パネルからの命令に応答する際、部分的に透明、不透明、色付き、薄い色を付けられた又は同種のものになることができる。次いで、アンテナパネルは、広告を表示しない場合、透明またはシースルーになることができる。他の例において、アンテナパネルを介してレンダリングされる媒体は、ユーザがアンテナパネルに物理的に接触せずに、変更され得る。従来のシステムにおいて、広告は静的であり、ユーザにより物理的に変更されなければならない。更に、透明になるために、従来の静的な広告は、取り除かれなければならず、パネルは、剥がすことができなかった裏面粘着式広告の化学残留物または一部を除去するために、洗浄または清浄される必要があることが多い場合がある。
【0029】
本明細書に開示されたアンテナパネルは、表示スクリーンが「オフ」状態にある又は別の方法で透明になるように命令された際に、その透明性を維持することができる。「オン」状態または別の方法で命令された際、制御パネルは、静的イメージ、動的イメージ(例えば、動画、ビデオなど)又は同種のものをレンダリングするように、表示スクリーンに命令することができる。係るディスプレイは、ユーザの選択を強化することができ、広告コンテンツを交換する際に、一体型の広告表示装置および盗難防止用リーダ装置の一部または全てを組み立てる及び組み立て直す必要性を取り除くことができる。更に留意される点は、実施形態は、従来のシステムに比べて、改善された機能、より高い信頼性、実用性、及び美観を提供することができる。
【0030】
少なくとも1つの実施形態において、一体型の広告表示装置および盗難防止用リーダ装置は、アンテナ本体、及びアンテナ本体上に取り付けられた又はアンテナ本体と結合されたアンテナパネルを含む。アンテナパネルは、その前面または裏面に透明LEDスクリーンを含むことができる。透明LEDスクリーンは、アンテナパネルに接着され得る、当該パネル内に配置され得る、又は同種のものであることができる。透明LEDスクリーンは、制御パネル及び無線アクセス装置に通信可能に結合または接続され得る。透明LEDスクリーンは、第1の電源により電力供給され得るが、無線アクセス装置は第2の電源により電力供給される。無線アクセス装置および制御パネルは、ネットワーク・ケーブル又は無線接続を介して通信可能に結合され得る。無線アクセス装置は、インテリジェント(知的)ユニット(例えば、スマートデバイス)のような、ユーザ装置に通信可能に結合され得る、又は当該ユーザ装置を含むことができる。ユーザ装置は、ユーザ装置(例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、コンピュータ、PDAなど)上で実行されているアプリケーションを通じて、透明LEDスクリーンの表示コンテンツを制御することができる。
【0031】
留意される点は、本明細書で説明される実施形態は、本明細書で明らかになる又は明確に説明される多くの利点を提供することができる。例えば、実施形態は、広告コンテンツを交換する際に、組み立てる及び組み立て直す必要性を取り除きながら、広告コンテンツのリアルタイム又はほぼリアルタイムの表示と、リアルタイム又はほぼリアルタイムの交換を可能にすることができる。実施形態は、より高い信頼性と実用性を更に誇りにすることができる。
【0032】
さて、図2を参照すると、一体型の広告表示装置および盗難防止用リーダ装置200がある。装置200は主として、アンテナ本体201及びアンテナパネル202を含み、この場合、アンテナパネル202は、アンテナ本体201のフレーム上に取り付けられ得る又は当該フレームに結合され得るが、アンテナパネル202のアンテナはアンテナ本体201に重ならない。アンテナ本体201及びアンテナパネル202は、小売店に配置されたペデスタル(台)を含むことができる。
【0033】
幾つかの例において、ペデスタルは、1つ又は複数の他のペデスタル、ゲート又は同種のものと利用され得る。例えば、装置200は、複数のアンテナ本体、アンテナパネル、ディスプレイ又は同種のものを含むことができる。一般に、ペデスタルの対は、小売店の出入り口に、販売場所に、又は他の場所に配置され得る。他の実施形態は、野外の空間(例えば、通りの売店、市場など)に配置されたペデスタルを利用することができる。留意される点は、図面に示されたペデスタルは、一例として示されており、実施形態は図示されたものに制限されない。用語「ペデスタル」は、床下に、頭上の位置に、店の出入り口に、又はレジなどに配置され得るセキュリティタグ検出器を含む。
【0034】
係るペデスタルは、一定のサービスエリア内でセキュリティタグを検出することができ、セキュリティタグと相互作用するアンテナを通じて、タグの問合せ及び検出動作を行うことができる。留意される点は、ペデスタルは、店舗から品物の無断持ち出し又は持ち出しの未遂の警報を小売店の従業員に出すためにアラーム(警報器)を含むことができる、又は当該アラームと通信することができる。留意される点は、ペデスタルの動作する構成要素は、アンテナ本体201内に収容される場合がある。例えば、トランスポンダ回路(例えば、1つ又は複数の受信機、送信機、又は無線装置と通信するためのトランスポンダ)、電源回路(電源からの電力を受け取るための)、プロセッサとメモリ、及び他の電子部品は、アンテナ本体201内に配置され得る。アンテナ本体201は更に又は代案として、人数カウンタ、金属探知器、行動探知器、オーディオ装置(例えば、スピーカ)又は同種のものを含む場合がある。
【0035】
一態様において、アンテナパネル202は、ガラス(例えば、シリカベースのガラス、ポリ(メチル メタクリル酸)ガラス又は同種のもの)、プラスチック、アクリル又は同種のものからなることができる。幾つかの実施形態において、アンテナパネル202は、それを貫通して形成された開口またはアパーチャを有する固体フレームを含むことができる。更に、アンテナパネル202は、サービスエリアを通過するEASタグを検出する、動き(運動)又は同種のものを検出するための、1つ又は複数のセンサ、アンテナ(複数)、又は同種のものを含むことができる。
【0036】
アンテナパネル202は、正面(例えば、第1の面)222又は裏面(例えば、第2の面)224上に電子透明表示スクリーン204を含むことができる。ボード形状の直方体(例えば、2つの主要な面および比較的長くて薄い形状を有する)として示されているが、アンテナパネル202は他の又は異なる面を含むことができることに留意されたい。例えば、アンテナパネル202は、三角柱、直方体または同種のものであることができる。従って、透明表示スクリーン204は、異なる面に、面内に又は面の内部に、又は同種のものに配置され得る。例えば、透明表示スクリーン204は、アンテナパネル202の2つの層間に位置することができる。
【0037】
透明表示スクリーン204は、本明細書で説明されたようなシースルーLEDパネル又は他のパネルを含むことができる。透明表示スクリーン204は、アンテナパネル202に一体化することができる、或いはアンテナパネル202に取り付けられ得る又はアンテナパネル202上に配置され得る。例えば、透明表示スクリーン204は、1つ又は複数のアンテナ、LED、或いは全てが半透明材料(例えば、ガラス)の層内に埋め込まれた又は当該層間に被せられた(重ね合わされた)交差(クロス)偏光子を取り付けられたねじれネマチックLCDを含むことができる。別の態様において、透明表示スクリーン204は、アンテナパネル202に接着され得る(例えば、化学組成物を用いて、溶接によりなど)、機械的に固着され得る(例えば、ネジ留め、ボルト留め、クランプ留めなど)、又は別の方法で結合され得る。一例として、透明表示スクリーン204は、TIEGE TECHNOLOGY(登録商標)により製造されたP6.5又はP6SERIES(登録商標)粘着性表示スクリーンのような、市販のLED表示スクリーンを含むことができる。
【0038】
更に留意される点は、透明表示スクリーン204は、バッテリ又は主電源のような、電源に透明表示スクリーン204を接続するための電力ケーブル207を含むことができる。幾つかの実施形態において、表示スクリーン204は、アンテナ本体201の電源または電力ケーブルに結合され得る。電源は、電力ケーブル207を介して、透明表示スクリーン204の制御パネル205に電力を供給することができる。
【0039】
制御パネル205は、透明表示スクリーン204のピクセルを選択的に点灯する光源ドライバ又はディスプレイ(表示)ドライバを含むことができる又は当該光源ドライバ又はディスプレイドライバと通信することができる。例示的な実施形態において、透明表示スクリーン204は、アレイに配列されたアドレス指定可能なLEDを含むLED表示スクリーンを含むことができる。制御パネル205は、メモリデバイスに格納された命令を実行するプロセッサを含むことができる。プロセッサは、LEDのアレイ内のLEDに電力を選択的に供給するための命令を生成し、輝度、色または色相などのようなLEDの特性を選択的に制御する。一態様において、制御パネル205は、マーク、静的な広告(例えば、動いていない写真、テキストなど)、ビデオ又は動画などのような、媒体をレンダリングするためにLEDのアレイを制御することができる。本明細書で説明されるように、ユーザは、制御パネル205と相互作用するユーザ装置を通じて、レンダリングされた媒体を選択または制御することができる。
【0040】
本明細書で及び本開示の他の場所で説明されるように、透明LCD、不透明LCD又は不透明LEDのような、他のディスプレイのタイプが利用される場合がある。一例として、制御パネルは更に、オフ状態に動作的に(関連して動作するように)入るために透明発光ダイオード表示スクリーン又は他のスクリーンを制御し、この場合、透明発光ダイオード表示スクリーン又は他のスクリーンは一般に、当該オフ状態において透明または不透明である。制御パネルは更に、オン状態に動作的に入るために透明発光ダイオード表示スクリーン又は他のスクリーンを制御し、この場合、透明発光ダイオード表示スクリーン又は他のスクリーンの少なくとも一部は、当該オン状態において透明でない又は不透明でない。一例において、透明または不透明発光ダイオード表示スクリーンは、アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイを含む。制御パネルは、媒体コンテンツをレンダリングするために、アドレス指定可能な発光ダイオードのアレイの発光ダイオードのパラメータを関連して動作するように制御する。不透明または透明LCDスクリーンを利用する例において、ねじれネマチック液晶ディスプレイは、交差(クロス)偏光子を含み、この場合、コントローラは、入射光を変調するために液晶ディスプレイのピクセルに電圧を印加し、白色ピクセルは不透明または透明になることができる。幾つかの例において、説明された不透明または透明LCDスクリーンは、透明でない又は不透明でないLCDスクリーンの場合と同様に拡散層を含まない場合がある。更に、不透明または透明LCDスクリーンは、入射非偏光の約半分を吸収するように構成された直線偏光フィルタを含む場合がある。
【0041】
留意される点は、制御パネル205は、予めプログラミングされた媒体をレンダリングする、アップロード可能な媒体または同類のものをレンダリングするように構成され得る。例えば、制御パネル205は、トランシーバ、ルータ又は同類のもののような、無線アクセス装置206を含む、又は(有線接続209又は無線接続を介して)当該無線アクセス装置206と結合され得る。一例において、無線アクセス装置は、1つ又は複数の送信カードを含むことができる同期LEDセンダー(送信)装置を含むことができる。送信カードは、制御パネル205が透明表示スクリーン204を介して媒体をレンダリングするために利用することができるフォーマットへ、入力ビデオを無線信号または有線信号(HDMI/DVI)を介して変換するための回路を含むことができる。無線アクセス装置206として説明されるが、留意される点は、無線アクセス装置は、配線接続の能力、無線の能力、又は双方を含むことができる。一例において、無線アクセス装置206及び制御パネル205は、市販の装置を含む場合がある。例えば、無線アクセス装置206は、NOVASTAR MCTRL 300(登録商標)又はNOVASTAR MCTRL 1660(登録商標)同期LEDセンダーボックスのような、NOVASTAR(登録商標)社により製造されたLEDセンダーボックスを含むことができ、制御パネル205は、NOVASTAR A4S又はNOVASTAR MRV 328 LED制御パネルのような、NOVASTAR(登録商標)社により製造された制御パネルを含むことができる。留意される点は、別個の構成要素として示されたが、制御パネル205及び無線アクセス装置206は、単一の装置からなることができ、アンテナ本体201又は同種のものの中に配置され得る。更に、制御パネル205が電力ケーブル207を介して電源に結合されるように示され、無線アクセス装置206が電力ケーブル208を介して電源に結合されるように示されているが、制御パネル205及び無線アクセス装置206は、共通の電力ケーブル又は電源を含む、又は当該共通の電力ケーブル又は電源と結合される場合がある。
【0042】
無線アクセス装置206は、スマートフォン又は同種のもののようなユーザ装置に無線で通信可能に結合され得る。一例において、無線アクセス装置206は、ユーザ装置と直接的に通信する場合がある(例えば、Wi-Fiダイレクト、ブルートゥース
などを介してのように)、又はネットワーク(例えば、Wi-Fiネットワーク、インターネット、セルラーネットワークなど)に結合される場合がある。ユーザ装置は、無線アクセス装置206に媒体コンテンツをアップロードする、ストリーミングする、又は別な方法で提供することができる。無線アクセス装置206は、媒体コンテンツを制御パネル205に伝えることができる。制御パネル205は、媒体コンテンツを表示するために、透明表示スクリーン204(例えば、LEDアレイの1つ又は複数のLEDのような)を制御することができる。
【0043】
少なくとも幾つかの実施形態において、透明表示スクリーン204は、ユーザが透明表示スクリーン204にタッチ入力を行うことを可能にすることができるタッチ箔(ホイル)又は同種のものを含むことができる。これは、媒体コンテンツ又は同種のものを変更するための双方向体験能力を可能にすることができる。他の例において、制御パネル205は、センサ(例えば、運動センサ、画像センサ、音声センサなど)を含む、又は当該センサと相互作用することができる。制御パネル205は、表示された媒体コンテンツを更新する、又はセンサにより提供される入力に基づいて、特定の媒体コンテンツの表示をトリガすることができる。例えば、制御パネル205は、不活性(例えば、所定の時間量でユーザの出入りがない)の期間後に、透明表示スクリーン204をスリープモード又は省電力モードに入れることができ、センサが運動(動き)、音声、又は同種のものを識別すると同時に当該スリープモードから出ることができる。別の例として、画像センサは、顧客のロゴマーク又はブランドを識別するために画像認識を利用する場合があり、顧客に的を絞って広告を出すことができる。
【0044】
図3を参照すると、開示された様々な実施形態を行うために利用され得るインターフェースを含む例示的なユーザ装置300がある。留意される点は、様々な構成要素が、ユーザ装置300により実行され得るコンピュータ実行可能命令、ハードウェアデバイス、及び/又はハードウェアデバイス及びソフトウェアデバイスの組み合わせと組み合わせて実施され得る。
【0045】
ユーザ装置300は、様々な構成要素、ハードウェアデバイス、ソフトウェア、実行中のソフトウェアなどを含むことができる。実施形態において、ユーザ装置300は、ここで及び他の場所で説明されるような、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、PDA、ラップトップ型またはデスクトップ型コンピュータ、又は他のデバイス(装置)を含むことができる。ユーザ装置300は一般に、処理ユニット(単数または複数)、メモリデバイス(単数または複数)、無線または有線コントローラ、及び他の構成要素を含む。本明細書で説明されるように、メモリは、プロセッサにより実行され得る命令(例えば、ソフトウェアのアプリケーション又は「アプリ」)を格納することができる。
【0046】
本明細書で説明されるように、プロセッサは、シングルコア又はマルチコアの処理デバイスのような、様々なハードウェア処理デバイスを含むことができる。更に、処理ユニット(単数または複数)は、「プロセッサ」、「コントローラ」、「演算処理ユニット(CPU)」又は同種のものと呼ばれ得る。係る用語は一般に、ハードウェアデバイスを意味する。更に、処理ユニットは、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理制御装置(PLC)、結合プログラム可能論理回路(CPLD)、ディスクリートのゲート又はトランジスタ論理回路、ディスクリートのハードウェア構成要素、又は同種のものを含むことができる。
【0047】
ユーザ装置300は、1つ又は複数の入力/出力(「IO」)装置(単数または複数)310を含むことができる。入力装置310は、センサ(例えば、マイクロホン、圧力センサ、光センサなど)、キーボード、マウス(例えば、ポインティング・デバイス)、ジョイスティック、リモコン、ゲーム・コントローラ、タッチ・スクリーン、スタイラスペンなどのような、ユーザインターフェース装置または他の入力装置を含むことができる。
【0048】
一例において、I/O装置310は、タッチ・スクリーンを含むことができる。タッチ・スクリーンは、アプリケーションの情報をレンダリング又は表示することができる。例えば、スクリーンは、ユーザ管理を表示することができ、ユーザが透明表示スクリーンにアップロードするために又は透明表示スクリーンによりレンダリングするために媒体コンテンツを選択することを可能にするコンテンツ選択管理312を含むことができる。別の態様において、ユーザ管理は、媒体コンテンツをいつ表示するべきか(例えば、即時に、時間/場所のような引き金(トリガ)となるようなイベント、ユーザの検出、セキュリティタグの検出に基づいて、など)を、ユーザが指定することを可能にすることができるスケジュール管理314を含むことができる。少なくとも1つの実施形態において、ユーザ管理は、媒体コンテンツ及び媒体コンテンツのIDをサーバ又は無線アクセス装置206にアップロードすることができるアップロード管理318を含むことができる。
【0049】
留意される点は、ユーザ装置300は、透明表示スクリーン204による表示を可能にする又はユーザ装置300が透明表示スクリーン204による表示のためのパラメータを変更することを防止するために、無線アクセス装置206、サーバ又は他の装置と相互作用するログイン又はセキュリティ特徴要素を含むことができる。例えば、実施形態は、管理レベルのユーザのみが表示されるべきコンテンツにアクセス、当該コンテンツを格納、作成または別な方法で制御することを可能にすることができる。
【0050】
一例において、ユーザ装置300は、複数の小売店(例えば、フランチャイズ店、ショッピングモールのような特定の地理的場所の小売店)又は同種のものにわたって表示するために媒体コンテンツを設定またはプログラミングすることができるシステム管理者レベルのユーザ装置を含むことができる。管理者は、レンダリングされるべき媒体コンテンツを設定することができ、複数の透明表示スクリーンを制御するためにネットワーク(例えば、インターネット、セルラーネットワークなどのような)を介して命令をアップロードすることができる。
【0051】
本明細書に開示された実施形態に従って、透明表示スクリーンは、広告コンテンツのリアルタイム表示とリアルタイム入れ換えを実現するために使用されることができ、広告コンテンツを入れ換える際にアンテナの分解と組み立ての必要性が取り除かれる。
【0052】
さて、図4図6を参照すると、一体型の広告表示装置および盗難防止用リーダ装置400の図面がある。装置400は主として、アンテナ本体401、及びアンテナ本体401に取り付けられた又は結合されたアンテナパネル402を含む。アンテナ本体401及びアンテナパネル402は、小売店に配置されたペデスタルを含むことができる。少なくとも1つの例において、アンテナ本体401及びアンテナパネル402は、共通のフレーム又はハウジングを含むように、一体的に形成され得る。
【0053】
留意される点は、装置400は、装置200に関連して説明されたような類似した態様を含むことができる。例えば、装置200は、出入り口、販売場所に設けられた又は配置された、床下に、頭上の位置に、店の出入り口に、又はレジなどに配置された、1つ又は複数の他のペデスタル、ゲート、又は同種のものと利用され得るペデスタルを含むことができる。
【0054】
一態様において、アンテナパネル402は、ガラス、プラスチック又は同種のものからなることができる。幾つかの実施形態において、アンテナパネル402は、それを貫通して形成された開口またはアパーチャを有する固体フレームを含むことができる。更に、アンテナパネル402は、サービスエリアを通過するEASタグを検出する、動き(運動)又は同種のものを検出するための、1つ又は複数のセンサ、アンテナ(複数)、又は同種のものを含むことができる。
【0055】
アンテナパネル402は、前面(例えば、第1の面)または裏面(例えば、第2の面)(図示せず)に電子表示スクリーン404を含むことができる。ボード形状の直方体(例えば、2つの主要な面および比較的長くて薄い形状を有する)として示されているが、アンテナパネル402は、本明細書で説明されるような他の又は異なる面を含むことができることに留意されたい。表示スクリーン404は、シースルーLED表示スクリーン、不透明LED表示スクリーン、全てが半透明材料(例えば、ガラス)の層内に埋め込まれた又は当該層間に被せられた(重ね合わされた)交差(クロス)偏光子を取り付けられたねじれネマチックLCDスクリーンを含むことができる。一例において、表示スクリーン404は、黒色、青色または同種のもののような、非半透明色を含む背面を有した状態の熱成形アクリルパネルの背後に取り付けられ得る。一例において、当該背面は、黒色で彩色されることができ、黒色のオーバーレイ又は同種のものを含むことができる。
【0056】
少なくとも1つの実施形態において、アンテナパネル402は、フェライトアンテナを含むRF EASアンテナ410のような、1つ又は複数のアンテナを含むことができる。フェライトアンテナは、フェライトから作成されたロッド又はバーを含むことができる。一例として、フェライトアンテナは、フェライトコア、コイル及びコンデンサを含むことができる。コイルは、共振回路を形成するために、当該コアに巻き付けられて、コンデンサに接続され得る。コイルは、コイルの巻きを形成するためにコアに巻き付けられた傾斜したトレースから形成されることができ、各傾斜したトレースは、コイルのらせん構造を形成するために、隣接する傾斜したトレースに電気的および物理的に直列に接続され得る。フェライトコイルアンテナは、EASラベルの検出性能に影響を及ぼさずに、アンテナパネル402のフレーム、又は表示スクリーン404の金属部分のような、金属体に隣接して(例えば、金属体に近位に、接近して、又は物理的に接触した状態で当接)配置されることを可能にすることができる。
【0057】
RF EASアンテナ410は、アンテナパネル402のハウジング内に配置されるような、装置400のハウジング内に配置され得る。留意される点は、RF EASアンテナ410は、表示スクリーン404と重ならない。例えば、装置400の主要な面から見る際に、表示スクリーン404は、見ることができ且つ平面であることができ、RF EASアンテナ410は、当該主要な面から見る際に、表示スクリーン404の背後に又は前面に存在しない。RF EASアンテナ410は、表示スクリーン404の側部に隣接して又は当該側部上に位置することができる。幾つかの例において、RF EASアンテナ410がフェライトアンテナを含むことができる場合、フェライトアンテナのサイズは一般に、ループアンテナ又は他の従来のアンテナと比べて小さくなることができる。これは、フェライトアンテナがアンテナパネル402のハウジング内に且つ表示(ディスプレイ)スクリーン404の先端面取り部を表すことができる領域に配置されることを可能にすることができる。例において、アンテナパネル402は、ディスプレイより実質的に大きくない場合がある。
【0058】
更に又は代案として、装置400は、RFID極超短波(UHF)アンテナ420を含むことができる。一例において、RFID UHF420は、RFID LED又はLCD表示スクリーンを含む表示スクリーン404を含む実施形態に利用され得るUHFパッチアンテナを含むことができる。例において、RFID UHFアンテナ420は、表示スクリーン404の背後に、表示スクリーン404に隣接して、又は別の所望の場所に配置され得る。
【0059】
更に留意される点は、透明表示スクリーン404は、制御パネル405、電源、電力ケーブル、及び他の回路に連絡可能に結合され得る。電源は、表示スクリーン404に電力を供給することができる。
【0060】
制御パネル405は、表示スクリーン404のピクセルを選択的に照明する光源ドライバ又はディスプレイドライバを含む又は当該光源ドライバ又はディスプレイドライバと連絡することができる。例示的な実施形態として、表示スクリーン404は、アレイに配列されたアドレス指定可能なLEDを含む不透明LED表示スクリーン、不透明LCDスクリーン、或いは透明LED又はLCDスクリーンを含むことができる。制御パネル405は、メモリデバイスに格納された命令を実行するプロセッサを含むことができる。プロセッサは、LEDのアレイ内のLEDに選択的に電力を供給する、LCDスクリーンのピクセルを制御する、及び輝度、色または色相などのような特性を選択的に制御するための命令を生成する。一態様において、制御パネル405は、マーク、静的な広告(例えば、動いていない写真、テキストなど)、ビデオ又は動画などのような、媒体をレンダリングするために表示スクリーン404を制御することができる。本明細書で説明されるように、ユーザは、制御パネル405と相互作用するユーザ装置を通じて、レンダリングされる媒体を選択または制御することができる。他の実施形態において、表示スクリーン404により表示される媒体は、セントラルサーバにより予めプログラミングされ得る又は制御され得る。
【0061】
少なくとも1つの実施形態に従って、RF EASアンテナ410は、RF EASアンテナ410のサービスエリア内の電子タグを検出することができる。タグは例えば、品物に取り付けられ得る。RF EASアンテナ410は、タグからの応答を誘導および受け取ることができる。次いで、RF EASアンテナ410は、タグからの識別情報を制御パネル405に伝えることができる。制御パネル405は、タグが購入されていない品物と関連付けられている場合、警報を生成、別の装置にアラートを送信、又は同種のもののような所望の動作(アクション)をトリガすることができる。
【0062】
別の例において、制御パネル405は、タグから受け取った電子製品コード(EPC)を識別することができ、EPCと関連付けられた商品を識別することができる。留意される点は、制御パネル405は、局部メモリ又は遠隔メモリ内に格納された情報に基づいて、当該商品を識別することができる。制御パネル405は、イメージ(画像)、ビデオ、英数字の記述、又は同種のもののような、当該商品と関連付けられた情報を識別することができる。次いで、制御パネル405は、当該商品と関連付けられた情報をレンダリングするように表示スクリーン404に命令することができる。更に又は代案として、制御パネル405は、商品を戻す又は購入する、又は商品を店員に渡すなどのための音声または視覚的指示のような、顧客に対する指示を生成することができる。
【0063】
少なくとも1つの例に従って、制御パネル405は、検出されたEPCに関連しない情報をレンダリングするように、表示スクリーン404に命令することができる。例えば、制御パネル405は、セキュリティタグが検出されない又は或る時間期間にわたって検出されていない場合に、コンテンツをレンダリングすることができる。このような場合、表示スクリーン404は、セキュリティタグに関連していないコンテンツをレンダリングすることができ、この場合、当該コンテンツは、広告媒体コンテンツ、ブランド情報、ニュース記事、時間/日付情報、イベント・カレンダーなどの少なくとも1つを含む。制御パネル405は、コンテンツの表示をループで繰り返すようにディスプレイ404に命令することができる。当該ループに関連付けられる時間期間は、表示されるべきコンテンツの長さに基づくことができる。当該ループは、コンテンツの順序付けられた表示、或いはランダム化された又は半ランダム化された順序を含むことができる。例えば、当該ループは、第1のコンテンツ、第2のコンテンツ、及び第3のコンテンツのその順序での表示からなることができる。他の例において、当該ループは、異なる順序で第1、第2及び第3のコンテンツをランダムに又は半ランダムに表示することができる、又は他のコンテンツ(例えば、第4、第5などのコンテンツ)を選択することができる又は任意の順序で表示することができる。更に又は代案として、制御パネル405は、コンテンツを更新するために受信した命令に基づいて、コンテンツを動作的に変更することができる。例えば、サーバは、制御パネル405にアップデート(更新)を送ることができる。アップデートは、新たなコンテンツ(例えば、更新されたニュース、新たな広告など)を含むことができる。サーバは、所定のスケジュール又は引き金となるイベント(例えば、ニュースの発表、ユーザコマンドなど)に基づいてアップデートを強要することができる。
【0064】
少なくとも幾つかの実施形態において、制御パネル405は、タグが検出された際に、情報を表示する、アラームを生成する、又は動作を行うようにユーザに命令する事に加えて、それらの代案として、顧客の画像をキャプチャするようにカメラ(例えば、装置400の、又は遠隔カメラ)に命令することができる。
【0065】
上述されたことは、本明細書の例を含む。当然のことながら、本明細書を記述するために構成要素または方法の全ての考えられる組み合わせを記述することはできないが、当業者ならば、本明細書の多くの更なる組み合わせ及び変形が可能であることを認識するであろう。上述された構成要素のそれぞれは、本明細書で開示された実施形態を定義するために、任意の並べ替えにおいて互いに組み合わされ得る又は追加され得る。従って、本明細書は、本思想および添付の特許請求の範囲内に入る係る代替案、変更態様および変形態様の全てを包含することが意図されている。更に、用語「含む」が詳細な説明または特許請求の範囲の何れかで使用される限りにおいて、係る用語は、特許請求の範囲の暫定の単語として使用される際に「からなる」が解釈される場合に、用語「からなる」と類似するように包括的であることが意図されている。
【0066】
本明細書の図面に提示された構造、スケール及びサイズは、本実用新案の具現化形態の条件を制限するというよりむしろ、本明細書で開示されたコンテンツを例示し、理解を容易にし、本技術に精通している人によって読まれるために使用される。それらは、技術的重要性に属さず、任意の構造的変更、スケールの変更、又はサイズの調整は、それらが本実用新案の機能および目的に影響を及ぼさない限り、本明細書で開示された技術的内容によって網羅されるべきである。一方、本明細書で使用される「上」、「下」、「左」、「右」及び「中央」のような係る表現は、本実用新案の具現化形態の範囲を制限するというよりむしろ、例示を容易にするためだけである。相対的関係における変更または調整は、技術的内容に対する実質的な変更がない限り、開示された実施形態の具現化形態の範囲内にある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】