(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-19
(54)【発明の名称】情報処理方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221012BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20221012BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W72/12 150
H04W72/04 132
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022508946
(86)(22)【出願日】2020-08-10
(85)【翻訳文提出日】2022-02-10
(86)【国際出願番号】 CN2020108227
(87)【国際公開番号】W WO2021027780
(87)【国際公開日】2021-02-18
(31)【優先権主張番号】201910748114.7
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】李 娜
(72)【発明者】
【氏名】沈 暁冬
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD24
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施例は、リソース利用率が低いという問題を解決するための情報処理方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体を開示し、通信技術分野に関する。この方法は、端末機器でinterlace構造に基づくPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することを含む。本開示の実施例は、リソース利用率を向上させることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、
端末機器でインターレースinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のある上りリンク制御情報UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することを含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用される直交周波数分割多重化OFDMシンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数、又は、前記UCIのビット数とコードレートを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前述した、フィードバックされる必要のある上りリンク制御情報UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することは、
前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することを含み、
前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、
そのうち、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとサイクリック冗長チェックコードCRCを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前述した、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、
前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定すること、又は
前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前述した、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、
ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得することと、
前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定することと、
前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とすることとを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスを決定することは、
前記最大の周波数拡散因子に対応する直交シーケンスを前記PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスとすることを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
端末機器に用いられる情報処理方法であって、
前記端末機器の帯域幅部分BWPのサイズがリッスンビフォアトークサブバンドLBT subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得することと、
前記第一の情報に従って、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送することとを含み、
そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである、情報処理方法。
【請求項9】
前記ターゲット帯域幅部分は、ネットワーク側機器によって配置されるもの、又は、ネットワーク側機器によって下りリンク制御情報DCIを介して指示されるもの、又は前記端末機器によって予め設定されるルールに従って得られるものである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第一の情報は、上位層シグナリングを介して予め配置されるもの又は動的に指示されるものであり、
前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかと、のうちの少なくともいずれか一つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク側機器に用いられる情報処理方法であって、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信することと、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信することであって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものであることとを含み、
そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである、情報処理方法。
【請求項12】
前記ターゲット帯域幅部分を配置すること、又は、DCIを介して前記端末機器に前記ターゲット帯域幅部分を指示することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかと、のうちのいずれか一つを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
端末機器に用いられる情報処理方法であって、
第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行うことであって、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応することと、
前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することとを含む、情報処理方法。
【請求項15】
前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することは、
多重化ルールに従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIとが多重化された多重化PUCCHを決定することと、
前記多重化PUCCHが前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHを含む場合、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの開始シンボルとが異なる条件と、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの位置するLBT subbandとが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCI及び/又は前記第二のUCIを伝送することと、
前記多重化PUCCHが第三のPUCCHを含む場合、前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つの開始シンボルが異なる条件と、前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つが位置するLBT subbandが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送することであって、前記第三のPUCCHは、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCH以外のPUCCHであることとを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前述した、アイドルチャネル検出を行うことは、
前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandで、前記多重化PUCCHに対してアイドルチャネル検出を行うことを含み、
前述した、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することは、
前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記多重化PUCCHで前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送することを含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果がビジーを示す場合、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHが位置するLBT subbandでアイドルチャネル検出を行うことをさらに含み、
前述した、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することは、
前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記第一のUCI又は前記第二のUCIを伝送することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
端末機器又はネットワーク側機器である通信機器であって、
端末機器でinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定するための第一の決定モジュールを含む、通信機器。
【請求項19】
端末機器であって、
前記端末機器のBWPのサイズがリッスンビフォアトークサブバンドLBT subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得するための取得モジュールと、
前記第一の情報に従って、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送するための伝送モジュールとを含み、
前記第一の情報は、
前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである、端末機器。
【請求項20】
第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行うための処理モジュールであって、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応する処理モジュールと、
前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定するための第一の決定モジュールとを含む、端末機器。
【請求項21】
ネットワーク側機器であって、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信するための送信モジュールと、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信するための受信モジュールであって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものである受信モジュールとを含み、
前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである、ネットワーク側機器。
【請求項22】
メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項8~10のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項11~13のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項14~17のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップを実現させる、通信機器。
【請求項23】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~7のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項8~10のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項11~13のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップ、又は請求項14~17のいずれか1項に記載の情報処理方法におけるステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年8月13日に中国で提出された中国特許出願番号No.201910748114.7の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特に情報処理方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
将来の通信システムでは、アンライセンス周波数バンド(unlicensed band)は、ライセンス周波数バンド(licensed band)の補足として事業者によるサービスの拡大を支援することができる。NR(New Radio、ニューラジオ)配備と一致性を保ち、且つNRに基づくアンライセンスアクセスをできるだけ最大化するために、アンライセンス周波数バンドは、5GHz、37GHz及び60GHzの周波数バンドで作動することができる。アンライセンス周波数バンドの広帯域幅(80又は100MHz)により、基地局と端末機器の実施の複雑さを軽減できる。
【0003】
アンライセンス周波数バンド(例えば、5GHz)で運行する5G通信システムでは、上りリンク伝送は、インターレース(interlace)を割り当て粒度として、アンライセンス周波数バンドでのスペクトル占有要求を満たし、一定のスペクトルパワー密度の要求で上りリンク伝送カバレッジを増やす。PUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理上りリンク制御チャネル)の設計では、アンライセンス5G通信システムにおけるインターレース構造に適応するために、ライセンス5G通信システムにおけるPUCCHを基礎として拡張を行っているが、その拡張は20MHzの帯域幅を基礎としている。20MHzの帯域幅内で、PUCCHは、少なくとも一つのinterlace全体を占有する必要がある。しかしながら、場合によって、端末機器は、必ずしも上記配置を使用する必要がない。すると、従来技術の伝送方式を利用すれば、リソース利用率が低下することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、リソース利用率が低いという問題を解決するための情報処理方法、機器及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の方面によれば、本開示の実施例は、情報処理方法を提供する。この方法は、
端末機器でinterlace(インターレース)構造に基づくPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCI(Uplink Control Information、上りリンク制御情報)の特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することを含む。
【0006】
第二の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器に用いられる情報処理方法をさらに提供する。この方法は、
前記端末機器のBWP(bandwidth part、帯域幅部分)のサイズがLBT(listen before talk、リッスンビフォアトーク)subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得することと、
前記第一の情報に従って、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送することとを含み、
前記第一の情報は、
前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0007】
第三の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる情報処理方法をさらに提供する。この方法は、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信することと、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信することであって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものであることとを含み、
そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0008】
第四の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器に用いられる情報処理方法をさらに提供する。この方法は、
第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行うことであって、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応することと、
前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することとを含む。
【0009】
第五の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器又はネットワーク側機器である通信機器をさらに提供する。この通信機器は、
端末機器でinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定するための第一の決定モジュールを含む。
【0010】
第六の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。この端末機器は、
前記端末機器のBWPのサイズがリッスンビフォアトークサブバンドLBT subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得するための取得モジュールと、
前記第一の情報に従って、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送するための伝送モジュールとを含み、
前記第一の情報は、
前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0011】
第七の方面によれば、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。この端末機器は、
第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行うための処理モジュールであって、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応する処理モジュールと、
前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定するための第一の決定モジュールとを含む。
【0012】
第八の方面によれば、本開示の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。前記ネットワーク側機器は、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信するための送信モジュールと、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信するための受信モジュールであって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものである受信モジュールとを含み、
前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0013】
第九の方面によれば、本開示の実施例は、通信機器をさらに提供する。メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第一の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第二の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第三の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第四の方面に記載の情報処理方法におけるステップを実現させる。
【0014】
第十の方面によれば、本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第二の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第三の方面に記載の情報処理方法におけるステップ、又は第四の方面に記載の情報処理方法におけるステップを実現させる。
【発明の効果】
【0015】
本開示の実施例では、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って実際に伝送されるPUCCHに必要な情報を調整することにより、リソースの利用率を向上させることができる。
【0016】
本開示の実施例では、端末機器が広帯域幅で作動する時、PUCCHがどのように伝送及び多重化されるかを明確にすることにより、通信の信頼性を確保する。
【0017】
本開示の実施例では、あるPUCCHのチャネル検出結果がビジーである場合でも、他のチャネルでUCIの伝送を行うことが可能であり、それにより、NRU(NR in Unlicensed Spectrum、アンライセンススペクトルで作動するNR)におけるシステムアクセスに役立ち、上りリンク制御情報が送信される可能性を高め、システム通信の有効性を向上させる。
【0018】
本開示の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本開示の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本開示のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートのその一である。
【
図2】本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートのその二である。
【
図3】本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートのその三である。
【
図4】本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートのその四である。
【
図5(a)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図5(b)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図5(c)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図6(a)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図6(b)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図6(c)】本開示の実施例によるPUCCH伝送の概略図である。
【
図7】本開示の実施例による通信機器の構造図のその一である。
【
図8】本開示の実施例による端末機器の構造図のその一である。
【
図9】本開示の実施例による端末機器の構造図のその二である。
【
図10】本開示の実施例によるネットワーク側機器の構造図のその一である。
【
図11】本開示の実施例による端末機器の構造図のその三である。
【
図12】本開示の実施例によるネットワーク側機器の構造図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0021】
第一の実施例
図1を参照すると、
図1は、本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートである。
図1に示すように、以下のステップを含む。
【0022】
ステップ101、端末機器でinterlace構造に基づくPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定する。
【0023】
そのうち、前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用されるOFDM(Orthogonal frequency division multiplex、直交周波数分割多重化)シンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0024】
特に、端末機器でinterlace構造に基づくPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされており、且つ前記PUCCH伝送フォーマットが2bitよりも大きいUCIをサポートできる場合、上記情報のうちの少なくとも一つを決定する。
【0025】
そのうち、前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数、又は、前記UCIのビット数とコードレートを含む。
【0026】
本開示の実施例では、前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定する。そのうち、前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとCRC(Cyclic redundancy check、サイクリック冗長チェックコード)を含む。そのうち、前記配置されるコードレートは、ネットワーク側機器によって配置されるものであってもよい。
【0027】
以下は、上記情報を決定する方法について詳細に記述する。
【0028】
(1)PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定することを含む。
【0029】
例えば、UCIの送信時、UCIのビット数が2ビットより大きく11ビット以下である場合、UCIは、RM(Reed-Muller)コーディング方式を採用し、CRCを追加する必要がなく、載せられた情報のコードレートは、UCIのコードレートを表し、UCIビット数が11ビットより大きい場合、polar(極性)コーディングを採用し、一定のビットのCRCを追加して検査を行う必要があり、載せられた情報のコードレートは、UCIにCRCを追加した後のコードレートである。
【0030】
具体的には、実際の応用では、基地局によってRRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)シグナリングを介して配置されるPUCCHリソースパラメータは、
【数1】
【0031】
すると、下記不等式を満たす最小のMを決定し、前記最小のMをPUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数とすることができる。そのうち、Mは正の整数であり、
【数2】
【0032】
【0033】
(2)PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定することを含む。
【0034】
具体的には、実際の応用では、下記不等式を満たす最小のNを決定し、前記最小のNをPUCCHの伝送に使用されるOFDMシンボルの数とし、そのうち、Nは正の整数であり、
【数4】
【0035】
【0036】
まず、ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得する。前記周波数拡散因子セットには一つ以上の周波数拡散因子が含まれてもよい。次に、前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定する。最後に、前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とする。
【0037】
すると、上記方式で周波数拡散因子を決定した後、前記最大の周波数拡散因子に対応する直交シーケンスを前記PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスとすることができる。
【0038】
具体的には、実際の応用では、下記不等式を満たす最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とし、
【数6】
【0039】
【0040】
【0041】
本開示の実施例では、上記方法は、端末機器、例えば、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDAと略称される)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、又はウェアラブルデバイス(Wearable Device)などに適用できる。上記方法は、ネットワーク側機器、例えば、基地局などにも適用できる。
【0042】
本開示の実施例では、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って実際に伝送されるPUCCHに必要な情報を調整することにより、リソースの利用率を向上させることができる。
【0043】
第二の実施例
図2は、本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートである。この方法は、端末機器に用いられ、
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0044】
ステップ201、前記端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得する。そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものである。そのうち、前記伝送方式は、一つのLBT subbandのみで伝送することと、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し伝送することとを含む。
【0045】
本開示の実施例では、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。そして、前記ターゲット帯域幅部分は、ネットワーク側機器によって配置されるもの、又は、ネットワーク側機器によってDCI(Downlink control information、下りリンク制御情報)を介して指示されるものであってもよく、また、端末機器によって予め設定されるルールに従って決定されるものであってもよい。
【0046】
ステップ202、前記第一の情報に従って、異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送する。
【0047】
例えば、端末機器のBWPが三つのLBT subbandを有するとすると、各LBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送することができる。
【0048】
本開示の実施例では、前記第一の情報は、上位層シグナリングを介して予め配置されるもの又は動的に指示されるものである。前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceのPRB(Physical Resource Block、開始物理リソースブロック)のインデックス(Index)、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始PRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかとのうちの少なくともいずれか一つを含んでもよい。
【0049】
本開示の実施例では、端末機器が広帯域幅で作動する時、PUCCHがどのように伝送及び多重化されるかを明確にすることにより、通信の信頼性を確保する。
【0050】
第三の実施例
図3は、本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートである。この方法は、端末機器に用いられ、
図3に示すように、以下のステップを含む。
【0051】
ステップ301、第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行い、そのうち、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応する。
【0052】
ステップ302、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定する。
【0053】
そのうち、このステップでは、多重化ルールに従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIとが多重化された多重化PUCCHを決定する。
【0054】
前記多重化PUCCHが前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHを含む場合、
前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの開始シンボルとが異なる条件と、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの位置するLBT subbandとが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCI及び/又は前記第二のUCIを伝送する。
【0055】
前記多重化PUCCHが第三のPUCCHを含む場合、
前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つの開始シンボルが異なる条件と、前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つが位置するLBT subbandが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送し、
前記第三のPUCCHは、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCH以外のPUCCHである。
【0056】
具体的には、前述した、アイドルチャネル検出を行うことは、前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandで、前記多重化PUCCHに対してアイドルチャネル検出を行うことを含み、
前述した、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定することは、
前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記多重化PUCCHで前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送することを含む。
【0057】
前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果がビジーを示す場合、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの伝送前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHが位置するLBT subbandでアイドルチャネル検出を行い、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記第一のUCI又は前記第二のUCIを伝送する。
【0058】
ネットワーク側機器に対しては、ブラインド検出を行う。第一のPUCCHを受信した場合、ネットワーク側機器は、第一のPUCCHに載せられたのが第一のUCI、又は第一のUCIと第二のUCIであると決定することができ、第二のPUCCHを受信した場合、ネットワーク側機器は、第一のPUCCHに載せられたのが第二のUCI、又は第一のUCIと第二のUCIであると決定することができ、第三のPUCCHを受信した場合、ネットワーク側機器は、第三のPUCCHに載せられたのが第一のUCIと第二のUCIであると決定することができる。
【0059】
本開示の実施例では、あるPUCCHのチャネル検出結果がビジーである場合でも、他のチャネルでUCIの伝送を行うことが可能であり、それにより、NRU(NR in Unlicensed Spectrum、アンライセンススペクトルで作動するNR)におけるシステムアクセスに役立ち、上りリンク制御情報が送信される可能性を高め、システム通信の有効性を向上させる。
【0060】
第四の実施例
図4は、本開示の実施例による情報処理方法のフローチャートである。この方法は、ネットワーク側機器に用いられ、
図4に示すように、以下のステップを含む。
【0061】
ステップ401、端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信する。
【0062】
ステップ402、前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信し、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものである。
【0063】
そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0064】
そのうち、上記実施例の上で、通信効率をさらに向上させるために、前記方法は、
前記ターゲット帯域幅部分を配置すること、又は、DCIを介して前記端末機器に前記ターゲット帯域幅部分を指示することをさらに含んでもよい。
【0065】
そのうち、前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかと、のうちのいずれか一つを含む。
【0066】
本開示の実施例では、端末機器が広帯域幅で作動する時、PUCCHがどのように伝送及び多重化されるかを明確にすることにより、通信の信頼性を確保する。
【0067】
本開示の実施例は、NRアンライセンス周波数バンドの広帯域でのPUCCH情報処理方法を提供する。この方法は、主に以下を含む。
【0068】
UEでinterlace構造に基づくPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされており、且つ対応するPUCCH伝送フォーマットが2bitよりも大きいUCIをサポートできる場合、UEは、フィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、以下の少なくとも一つを決定する。
【0069】
(1)UEは、現在でフィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送されるPUCCHに使用されるinterlaceの数を決定する。
【0070】
(2)UEは、現在でフィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送されるPUCCHに使用されるOFDMシンボルの数を決定する。
【0071】
(3)UEは、現在でフィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送されるPUCCHに使用される周波数拡散因子を決定し、直交シーケンスをさらに決定してもよい。
【0072】
UEの現在のBWP帯域幅が20MHzよりも大きい場合(その帯域幅は20MHzの整数倍、N×20MHzであり)、インターレース構造に基づくPUCCH伝送に対して、
PUCCHリソース配置方式は、基地局によって、PUCCHに割り当てられたinterlaceと位置するLBT subband、又はPUCCHに割り当てられたinterlace(開始interlace indexとinterlaceの数を含む可能性がある)、interlaceに対応する開始PRB indexと占有されるPRBの数(又は、開始PRB indexと終了PRB index)を指示することである。UEでインターレース構造に基づくPUCCH伝送がスケジューリングされた場合、UEは、基地局による指示又は配置に従って、N個の20MHz内でPUCCHを繰り返し伝送する。
【0073】
二つのPUCCHの時間領域リソースが重なる場合、UEは、LBT結果に従って伝送する。
【0074】
(a)二つのPUCCHの時間領域リソースが重なり、且つ異なるLBT subbandに位置する場合、UEは、LBT結果に従って、UCIを一つのチャネルで多重化し、又はそのうちの一つのチャネル及び情報を伝送する。
【0075】
(b)二つのPUCCHの時間領域リソースが重なり、且つ異なる開始シンボルを有する場合、UEは、LBT結果に従って、UCIを一つのチャネルで多重化し、又はそのうちの一つのチャネル及び情報を伝送する。
【0076】
特に、UEは、UCIが多重化されたPUCCHの伝送前に又は位置するLBT subbandでLBTを行う。チャネルが空きであると検出した場合、UEは、多重化されたPUCCHで多重化されたUCIを伝送し、UEが、UCIが多重化されたPUCCHの伝送前に又は位置するLBT subbandでLBTを行ってチャネルがビジーであると検出し、UEが、別のPUCCHの伝送前に又は位置するLBT subbandでLBTを行ってチャネルが空きであると検出した場合、UEは、別のPUCCH及びそれに載せられたUCIを伝送する。
【0077】
以下は、具体的な実施例を結び付けながら、本開示の実施例の実現過程を詳細に記述する。
【0078】
本開示の一つの実施例では、基地局は、RRCシグナリングを介して、割り当てられたinterlaceに対応する
【数9】
【0079】
例えば、UEは、送信される必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、伝送時のPUCCHのinterlaceの数を調整し、
PUCCHに割り当てられたinterlaceの数が1よりも大きい場合、UEは、フィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送する時に使用するinterlaceを調整することができ、
【数10】
【0080】
例えば、UEは、送信される必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、伝送時のPUCCHのOFDMシンボルの数を調整し、
PUCCHに割り当てられたinterlaceの数が1よりも大きい場合、UEは、フィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送する時に使用するOFDMシンボルの数を調整することができ、
【数11】
【0081】
例えば、UEは、送信される必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、伝送時にPUCCHに使用される周波数拡散因子(及び直交シーケンス)を調整し、
基地局は、各PUCCHのために異なる周波数拡散因子、例えば、
【数12】
【0082】
PUCCHに割り当てられたinterlaceの数が1よりも大きい場合、UEは、フィードバックされる必要のあるUCIのビット数とコードレートに従って、実際に伝送する時のinterlaceを調整することができ、その
【数13】
【0083】
【0084】
図5(a)及び5(b)に示すように、UEによってアクティブ化されるUL BWP帯域幅は80MHzであり、interlace構造に基づくPUCCHの伝送に対して、一般的には、PUCCHに必要なPRBが比較的に少ないため、PUCCHの伝送は、往々にして20MHzの帯域幅内で行われる。伝送シーケンス、直交シーケンス、レートマッチングなどを含むPUCCHの伝送設計はすべて、20MHz内の一つ以上のinterlace内で行われる。しかしながら、UEによって配置されるBWP帯域幅が広帯域伝送であれば、場合によっては、BWP全体でPUCCHを伝送することは、UEがチャネルをプリエンプトし、不要なLBTを回避するのに役立つ。例えば、
図5(c)に示すように、UEは、二つのPUSCHをスケジューリングしており、各PUSCHは、80MHzの帯域幅を占有しているが、二つのPUSCHは、時間領域で連続しておらず、その間でPUCCHがスケジューリングされており、PUCCHチャネル帯域幅が20MHzである場合、PUCCHがない他の60MHz内で、二つのPUSCHの間に一定のgapがあるため、PUSCH2が伝送前に他のアクセスポイントによってプリエンプトされることにより、PUSCH2が伝送できなくなる可能性がある。この時、UEは、基地局の指示に従って、BWP全体でPUCCHを伝送してもよく、PUCCHの設計を簡素化するために、UEは、繰り返しの方式で、20MHz内で伝送されるPUCCHを異なるLBT subband内で繰り返す。
【0085】
図6(a)及び
図6(b)に示すように、PUCCH 1は、CSI(Channel State Information、チャネル状態フィードバック情報)PUCCHであり、PUCCH 2は、SR(Scheduling Request、スケジューリング要求)PUCCHであり、二つのPUCCHは、同じLBT subbandに位置するが、異なる開始シンボルを有する。UCI多重化ルールによれば、CSI PUCCHとSR PUCCH時間領域リソースとが重なる場合、UEは、SRをCSI PUCCHで多重化し、即ち、PUCCH1で伝送する。UEは、PUCCH1の伝送前にLBTを行い、チャネルが空きであると検出した場合、PUCCH1を送信し、チャネルがビジーであると検出した場合、PUCCH1を伝送できない。
【0086】
本開示の実施例によれば、例えば、
図6(a)では、UEがPUCCH1の伝送前にチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH1でCSIとSRを伝送し、チャネルがビジーであると検出した場合、UEは、PUCCH1を伝送できず、SRがpositiveである場合、UEは、PUCCH2の前にLBTを行い続けることができ、この時、UEがチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH2を介してpositive SRを伝送する(UEは、CSIを伝送しない)。
【0087】
図6(b)では、PUCCH1とPUCCH2が異なるsubbandに位置するため、UEは、異なるLBT subbandでそれぞれLBTを行うことができ、PUCCH1が位置するLBT subbandでチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH1でCSIとSRを伝送し、PUCCH1が位置するsubbandチャネルがビジーであり、且つPUCCH2が位置するsubbandチャネルが空きである場合、UEは、PUCCH2を介してpositive SRを伝送する(UEは、CSIを伝送しない)。
【0088】
図6(a)又は
図6(b)では、PUCCH1がCSI PUCCHであり、PUCCH2がSPS HARQ-ACK(Hybrid automatic repeat request acknowledgement、ハイブリッド自動再送リクエスト確認)PUCCHであるとする。UCI多重化ルールによれば、HARQ-ACKは、CSI PUCCHで多重化されて伝送される。UEがPUCCH1の前に又はPUCCH1が位置するLBT subbandでチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH1でCSIとHARQ-ACKを伝送し、UEがPUCCH1の前に又はPUCCH1が位置するLBT subbandでチャネルがビジーであると検出した場合、UEは、PUCCH2の前に又はPUCCH2が位置するLBT subbandでチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH2でHARQ-ACKを伝送する(UEは、CSIを伝送しない)。
【0089】
図6(c)に示すように、PUCCH1は、PDCCHの動的スケジューリングを載せているPDSCH(Physical downlink shared channel、物理下りリンク共有チャネル)に対応するHARQ-ACKのPUCCHであり、PUCCH2は、CSI PUCCHである。PUCCH3は、HARQ-ACK及びCSI多重化ルールに従って決定されるHARQ-ACK及びCSIを多重化したPUCCHである。図示のように、UEがPUCCH3の伝送前にチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH3(HARQ-ACKとCSIを載せている)を伝送し、チャネルがビジーであると検出した場合、UEは、PUCCH2の前にLBTを続けてもよく、PUCCH2の伝送前にチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH2(CSIを載せている)を伝送することができ、チャネルがビジーであると検出した場合、UEは、PUCCH1の前にLBTを行い続けることができ、PUCCH1の伝送前にチャネルが空きであると検出した場合、UEは、PUCCH1(HARQ-ACKを載せている)を伝送することができる。
【0090】
上記実施例では、選択的に、UEは、多重化PUCCHの伝送前に又は多重化PUCCHが位置するLBT subbandでチャネル空き状態を検出する。チャネルが空きであると検出した場合、多重化PUCCH及びその多重化UCIを伝送し、チャネルがビジーであると検出し、第一のPUCCH又は第二のPUCCHと多重化PUCCHが異なるsubbandに位置し、又は第一のPUCCH又は第二のPUCCHの開始シンボルが多重化PUCCHの開始シンボルよりも遅い場合、UEは、第一のPUCCH又は第二のPUCCHが位置するsubbandで、第一のPUCCH又は第二のPUCCHの伝送前に、アイドルチャネル検出を行うことができ、チャネルが空きであると検出した場合、UEは、第一のPUCCH及びそのUCI又は第二のPUCCH及びそのUCIを伝送する。
【0091】
本開示の実施例の別の実施の形態として、多重化PUCCH、第一のPUCCH及び第二のPUCCHが異なる開始シンボルを有する場合、UEは、PUCCHに対応する開始シンボルの早い順に従って、PUCCHの伝送前にアイドルチャネル検出を行う。最も早い開始シンボルを有するPUCCHの伝送前に空きであると検出した場合、対応するPUCCH及びそのUCIを伝送し、チャネルがビジーであると検出した場合、最も早い開始シンボルを有するPUCCHの後のPUCCHの伝送前にアイドルチャネル検出を行い、チャネルが空きであると検出した場合、対応するPUCCH及びそのUCIを伝送し、これに基づき類推し、最も遅い開始シンボルを有するPUCCHまで続ける。
【0092】
以上からわかるように、本開示の実施例では、PUCCHの伝送リソース(interlace、シンボル、周波数拡散因子)、広帯域を適応調整する場合のPUCCH伝送方法、PUCCHの多重化方法を含むNRUにおけるPUCCH伝送方法を提供することにより、リソース利用率を向上させ、NRUにおけるシステムアクセスに役立ち、システム通信の有効性を向上させる。
【0093】
第五の実施例
図7に示すように、本開示の実施例による通信機器は、
端末機器でinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定するための第一の決定モジュール701を含んでもよい。
【0094】
そのうち、前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用されるOFDMシンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む。
【0095】
選択的に、前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数、又は、前記UCIのビット数とコードレートを含む。
【0096】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的には、前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定するためのものであり、前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、そのうち、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとCRCを含む。
【0097】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的には、前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定し、又は前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定するためのものである。
【0098】
選択的に、前記第一の決定モジュール701は、具体的には、ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得し、前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定し、前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とするためのものである。
【0099】
選択的に、前記第一の決定モジュールは、具体的には、前記最大の周波数拡散因子に対応する直交シーケンスを前記PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスとするためのものである。
【0100】
本開示の実施例に記載の通信機器は、端末機器又はネットワーク側機器であってもよい。この実施例は、上記第一の実施例の情報処理方法に対応する通信機器(端末機器又はネットワーク側機器)の実施例であり、上記方法の実施例はいずれも、この端末機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0101】
本開示の実施例では、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って実際に伝送されるPUCCHに必要な情報を調整することにより、リソースの利用率を向上させることができる。
【0102】
第六の実施例
図8に示すように、本開示の実施例による端末機器は、
前記端末機器のBWPのサイズがリッスンビフォアトークサブバンドLBT subbandよりも大きい場合、第一の情報を取得するための取得モジュール801と、前記第一の情報に従って、ターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandでPUCCHを繰り返し伝送するための伝送モジュール802とを含んでもよく、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0103】
選択的に、前記ターゲット帯域幅部分は、ネットワーク側機器によって配置されるもの、又は、ネットワーク側機器によって下りリンク制御情報DCIを介して指示されるもの、又は前記端末機器によって予め設定されるルールに従って得られるものである。
【0104】
選択的に、前記第一の情報は、上位層シグナリングを介して予め配置されるもの又は動的に指示されるものであり、前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかとのうちの少なくともいずれか一つを含む。
【0105】
この実施例は、上記第二の実施例の情報処理方法に対応する端末機器の実施例であり、上記方法の実施例はいずれも、この端末機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0106】
本開示の実施例では、端末機器が広帯域幅で作動する時、PUCCHがどのように伝送及び多重化されるかを明確にすることにより、通信の信頼性を確保する。
【0107】
第七の実施例
図9に示すように、本開示の実施例による端末機器は、
第一のPUCCHと第二のPUCCHの位置する時間領域リソースとが重なる場合、アイドルチャネル検出を行うための処理モジュール901であって、前記第一のPUCCHが第一のUCIに対応し、第二のPUCCHが第二のUCIに対応する処理モジュール901と、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIの伝送方式を決定するための第一の決定モジュール902とを含んでもよい。
【0108】
選択的に、前記第一の決定モジュール902は、
多重化ルールに従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIとが多重化された多重化PUCCHを決定するための第一の決定サブモジュールと、
前記多重化PUCCHが前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHを含む場合、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの開始シンボルとが異なる条件と、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCHの位置するLBT subbandとが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCI及び/又は前記第二のUCIを伝送し、
前記多重化PUCCHが第三のPUCCHを含む場合、
前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つの開始シンボルが異なる条件と、前記第一のPUCCH、前記第二のPUCCH及び前記第三のPUCCHのうちのいずれか二つ又は三つが位置するLBT subbandが異なる条件とのうちのいずれか一つを満たすと、前記アイドルチャネル検出の結果に従って、前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送するための第二の決定サブモジュールとを含んでもよく、
前記第三のPUCCHは、前記第一のPUCCHと前記第二のPUCCH以外のPUCCHである。
【0109】
選択的に、処理モジュール901は、前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandで、前記多重化PUCCHに対してアイドルチャネル検出を行うためのものであり、第一の決定モジュール902は、具体的には、前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記多重化PUCCHで前記第一のUCIと前記第二のUCIを伝送するためのものである。
【0110】
選択的に、処理モジュール901は、前記多重化PUCCHの伝送前に又は前記多重化PUCCHが位置するLBT subbandでのアイドルチャネル検出結果がビジーを示す場合、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの伝送前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHが位置するLBT subbandでアイドルチャネル検出を行うためのものであり、第一の決定モジュール902は、具体的には、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHの前に、又は、前記第一のPUCCH又は前記第二のPUCCHでのアイドルチャネル検出結果が空きを示す場合、前記第一のUCI又は前記第二のUCIを伝送するためのものである。
【0111】
この実施例は、上記第三の実施例の情報処理方法に対応する端末機器の実施例であり、上記方法の実施例はいずれも、この端末機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0112】
本開示の実施例では、あるPUCCHのチャネル検出結果がビジーである場合でも、他のチャネルでUCIの伝送を行うことが可能であり、それにより、NRUにおけるシステムアクセスに役立ち、上りリンク制御情報が送信される可能性を高め、システム通信の有効性を向上させる。
【0113】
第八の実施例
図10に示すように、本開示の実施例によるネットワーク側機器は、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信するための送信モジュール1001と、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信するための受信モジュール1002であって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものである受信モジュール1002とを含んでもよい。
【0114】
前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0115】
選択的に、前記装置は、前記ターゲット帯域幅部分を配置し、又は、DCIを介して前記端末機器に前記ターゲット帯域幅部分を指示するための処理モジュールをさらに含んでもよい。
【0116】
選択的に、前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかと、のうちのいずれか一つを含む。
【0117】
この実施例は、上記第四の実施例の情報処理方法に対応するネットワーク側機器の実施例であり、上記方法の実施例はいずれも、この端末機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0118】
本開示の実施例では、端末機器が広帯域幅で作動する時、PUCCHがどのように伝送及び多重化されるかを明確にすることにより、通信の信頼性を確保する。
【0119】
図11は、本開示の実施例を実現する端末機器のハードウェア構造概略図である。この端末機器1100は、無線周波数ユニット1101、ネットワークモジュール1102、オーディオ出力ユニット1103、入力ユニット1104、センサ1105、表示ユニット1106、ユーザ入力ユニット1107、インターフェースユニット1108、メモリ1109、プロセッサ1110、及び電源1111などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、
図11に示される端末機器の構造は、端末機器に対する限定を構成せず、端末機器は、図示される部材の数よりも多くまたは少ない部材、またはなんらかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置を含んでもよい。本開示の実施例では、端末機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載移動端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0120】
そのうち、プロセッサ1110は、実施例1の情報処理方法のステップを実行するために用いられ、同じ技術的効果を達成することができる。又は、プロセッサ1110は、実施例2の情報処理方法のステップを実行するために用いられ、同じ技術的効果を達成することができる。又は、プロセッサ1110は、実施例3の情報処理方法のステップを実行するために用いられ、同じ技術的効果を達成することができる。
【0121】
本開示の実施例では、無線周波数ユニット1101は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いることができることが理解されたい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ1110に処理させてもよい。また、上りリンクデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット1101は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット1101は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0122】
端末機器は、ネットワークモジュール1102によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0123】
オーディオ出力ユニット1103は、無線周波数ユニット1101またはネットワークモジュール1102によって受信されたまたはメモリ1109に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット1103はさらに、端末機器1100によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット1103は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0124】
入力ユニット1104は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット1104は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)11041とマイクロホン11042を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ11041は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット1106に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ11041によって処理された画像フレームは、メモリ1109(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット1101またはネットワークモジュール1102を介して送信されてもよい。マイクロホン11042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット1101を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0125】
端末機器1100は、少なくとも一つのセンサ1105、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル11061の輝度を調整することができ、接近センサは、端末機器1100が耳元に移動した時、表示パネル11061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末機器姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる。センサ1105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここではこれ以上説明しない。
【0126】
表示ユニット1106は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット1106は、表示パネル11061を含んでもよい。液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル11061を配置してもよい。
【0127】
ユーザ入力ユニット1107は、入力された数字または文字情報の受信、端末機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット1107は、タッチパネル11071および他の入力機器11072を含む。タッチパネル11071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上または付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体または付属品を使用してタッチパネル11071上またはタッチパネル11071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル11071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ1110に送信し、プロセッサ1110から送信されてきた指令を受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル11071を実現してもよい。タッチパネル11071以外、ユーザ入力ユニット1107は、他の入力機器11072を含んでもよい。具体的には、他の入力機器11072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここではこれ以上説明しない。
【0128】
さらに、タッチパネル11071は、表示パネル11061上に覆われてもよい。タッチパネル11071は、その上または付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ1110に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ1110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル11061上で相応な視覚出力を提供する。
図11では、タッチパネル11071と表示パネル11061は、二つの独立した部材として端末機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル11071と表示パネル11061を集積して端末機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0129】
インターフェースユニット1108は、外部装置と端末機器1100との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線または無線ヘッドフォンポート、外部電源(または電池充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット1108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末機器1100内の一つまたは複数の素子に伝送するために用いられてもよく、または端末機器1100と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0130】
メモリ1109は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ1109は、主に記憶プログラム領域および記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ1109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0131】
プロセッサ1110は、端末機器の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末機器全体の各部分に接続され、メモリ1109内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ1109内に記憶されたデータを呼び出し、端末機器の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末機器全体をモニタリングする。プロセッサ1110は、一つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1110は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェースおよびアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ1110に集積されなくてもよい。
【0132】
端末機器1100はさらに、各部材に電力を供給する電源1111(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源1111は、電源管理システムによってプロセッサ1110にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0133】
また、端末機器1100は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0134】
選択的に、本開示の実施例は、端末機器をさらに提供する。プロセッサ1110と、メモリ1109と、メモリ1109に記憶され、且つ前記プロセッサ1110上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ1110によって実行される時、上記情報処理方法の実施例における各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0135】
図12に示すように、本開示の実施例によるネットワーク側機器は、プロセッサ1200を含み、このプロセッサは、メモリ1220におけるプログラムを読み取り、
端末機器のBWPのサイズがLBT subbandよりも大きい場合、前記端末機器に第一の情報を送信することと、
前記端末機器によって伝送されるPUCCHを受信することであって、前記PUCCHは、前記端末機器が前記第一の情報に従ってターゲット帯域幅部分の異なるLBT subbandで繰り返し送信するものであることとを実行するために用いられ、
そのうち、前記第一の情報は、前記PUCCHのリソース配置と、前記PUCCHの伝送方式とのうちの少なくとも一つを指示するためのものであり、
前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPであり、又は、前記ターゲット帯域幅部分は、前記端末機器のBWPのサブセットである。
【0136】
送受信機1210は、プロセッサ1200の制御の下でデータを送受信するためのものである。
【0137】
そのうち、
図12では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジを含んでもよく、具体的にはプロセッサ1200によって代表される一つまたは複数のプロセッサとメモリ1220によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータ及びパワー管理回路などの各種の他の回路をリンクしてもよい。それらは、すべて当技術分野でよく知られているものであるため、ここでは、これ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機1210は、複数の素子であってもよく、すなわち、送信機と受信機を含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供してもよい。プロセッサ1200は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1220は、プロセッサ1200の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
【0138】
プロセッサ1200は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ1220は、プロセッサ1200の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
【0139】
プロセッサ1200は、さらに、前記コンピュータプログラムを読み取り、前記ターゲット帯域幅部分を配置し、又は、DCIを介して前記端末機器に前記ターゲット帯域幅部分を指示するステップを実行するために用いられる。
【0140】
前記第一の情報は、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数及び前記PUCCHが位置するLBT subbandの情報と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceによって占有されるPRBの数と、
前記PUCCHに割り当てられたinterlaceの数、前記interlaceの開始物理リソースブロックPRBのインデックス、及び前記interlaceの終了PRBのインデックスと、
前記PUCCHが一つよりも多い数のLBT subbandで伝送できるかどうかと、のうちのいずれか一つを含む。
【0141】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記情報処理方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスクまたは光ディスクなどである。
【0142】
説明すべきことは、本明細書において、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品または装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、またはこのようなプロセス、方法、物品または装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品または装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0143】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本開示の技術案は、実質にはまたは従来技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、またはネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0144】
以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上記具体的な実施の形態に限らず、上記具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、
端末機器でインターレースinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のある上りリンク制御情報UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することを含
み、
前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数とコードレートを含む、情報処理方法。
【請求項2】
前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用される直交周波数分割多重化OFDMシンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、フィードバックされる必要のある上りリンク制御情報UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することは、
前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することを含み、
前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、
そのうち、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとサイクリック冗長チェックコードCRCを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前述した、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、
前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定すること、又は
前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定することを含む、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前述した、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することは、
ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得することと、
前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定することと、
前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とすることとを含む、請求項
3に記載の方法。
【請求項6】
端末機器又はネットワーク側機器である通信機器であって、
端末機器でinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のあるUCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定するための第一の決定モジュールを含
み、
前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数とコードレートを含む、通信機器。
【請求項7】
前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用される直交周波数分割多重化OFDMシンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項6に記載の通信機器。
【請求項8】
前記第一の決定モジュールは、
前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することにさらに用いられ、
前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、
そのうち、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとサイクリック冗長チェックコードCRCを含む、請求項7に記載の通信機器。
【請求項9】
前記第一の決定モジュールは、
前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定すること、又は
前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定することにさらに用いられる、請求項8に記載の通信機器。
【請求項10】
前記第一の決定モジュールは、
ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得することと、
前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定することと、
前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とすることとにさらに用いられる、請求項8に記載の通信機器。
【請求項11】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
端末機器でインターレースinterlace構造に基づく物理上りリンク制御チャネルPUCCH伝送フォーマットがスケジューリングされた場合、フィードバックされる必要のある上りリンク制御情報UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHを伝送する伝送パラメータを決定することを実現させ、
前記特徴パラメータは、前記UCIのビット数とコードレートを含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
前記伝送パラメータは、
PUCCHの伝送に使用されるinterlaceの数と、
PUCCHの伝送に使用される直交周波数分割多重化OFDMシンボルの数と、
PUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子と、
PUCCHの伝送に使用される直交シーケンスと、のうちの少なくとも一つを含む、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
前記UCIの特徴パラメータに従って、PUCCHの伝送時に予め設定される条件を満たす伝送パラメータを決定することをさらに実現させ、
前記予め設定される条件は、PUCCHで上りリンク情報を伝送するコードレートが配置されるコードレート以下であることであり、
そのうち、前記上りリンク情報は、UCIを含み、又は、前記上りリンク情報は、UCIとサイクリック冗長チェックコードCRCを含む、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
前記予め設定される条件を満たす最小のinterlaceの数を決定すること、又は
前記予め設定される条件を満たす最小のOFDMシンボルの数を決定することをさらに実現させる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、
ネットワーク側機器によって配置される周波数拡散因子セットを取得することと、
前記周波数拡散因子セットから前記予め設定される条件を満たす最大の周波数拡散因子を決定することと、
前記最大の周波数拡散因子をPUCCHの伝送に使用される周波数拡散因子とすることとをさらに実現させる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】