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特表2022-544606サイドリンク送信リソースを構成するための方法および通信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-19
(54)【発明の名称】サイドリンク送信リソースを構成するための方法および通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/46 20180101AFI20221012BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221012BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20221012BHJP
【FI】
H04W4/46
H04W72/04 131
H04W72/04 132
H04W72/04 136
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022509688
(86)(22)【出願日】2019-08-16
(85)【翻訳文提出日】2022-03-28
(86)【国際出願番号】 CN2019101191
(87)【国際公開番号】W WO2021031017
(87)【国際公開日】2021-02-25
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】董 蕾
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲錦▼芳
(72)【発明者】
【氏名】▲盧▼ 磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067EE61
5K067EE71
5K067HH28
(57)【要約】
本出願は、V2X、車両のインターネット、インテリジェントコネクティッド車両、支援運転、およびインテリジェント運転などの分野に適用可能なサイドリンク送信リソースを構成するための方法および通信装置を提供する。本方法は、ネットワークデバイスがサイドリンク通信で送信側装置にDCIを送信するステップであって、DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報および第2の指示情報は、送信側装置がネットワークデバイスにサイドリンクHARQ情報を送信する時間領域リソースおよび周波数領域リソースを示すためにそれぞれ使用される、ステップと、受信側装置からサイドリンクHARQ情報を受信した後、送信側装置が、第1の指示情報および第2の指示情報によって示される時間領域リソースおよび周波数領域リソースを使用してサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするステップと、を含む。本出願で提供される端末装置がネットワークデバイスにサイドリンクHARQ情報をフィードバックする構成方式によれば、サイドリンク通信品質が改善される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンク送信リソースを構成するための方法であって、
第1の端末装置によって、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報DCIを受信するステップであって、前記DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、
前記第1の端末装置によって、第2の端末装置から前記HARQ情報を受信するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第1の指示情報および/または前記第2の指示情報に基づいて前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、前記第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、前記1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、複数の第2のフィールドを含み、前記複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用され、前記PUCCHリソースは、以下の条件、
前記PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、前記PUCCHリソースプールは前記サイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは前記第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、前記第2のサブセットは前記ダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、前記第2のPUCCHリソースプールと前記第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、前記複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記DCIが第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、前記第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第5の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する時間領域リソースであり、前記第6の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信する時間領域リソースであり、
前記第1の端末装置によって、第2の端末装置から前記サイドリンクHARQ情報を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記第1の端末装置によって、前記第3の指示情報に基づいて前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを前記第2の端末装置に送信するステップ
をさらに含む、
請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数1】
、ここで
Δは前記第3の時間間隔を表し、TDLは前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、NTAはTDLに対するタイミングアドバンスを表し、kはTDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは前記第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは前記第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、
前記第1の端末装置によって、前記第3の指示情報に基づいて前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信する前記ステップは、
前記第1の端末装置によって、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記式に従って前記第3の時間間隔を決定するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第3の時間間隔後の時間領域リソース上で前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信するステップと、
を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第2の時間領域オフセットパラメータおよび前記時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数2】
、ここで
Δは前記第3の時間間隔を表し、TDLは前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、NTAはTDLに対するタイミングアドバンスを表し、kはTDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは前記第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkであり、
前記第1の端末装置によって、前記第3の指示情報に基づいて前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信する前記ステップは、
前記第1の端末装置によって、前記第2の時間領域オフセットパラメータおよび前記式に従って前記第3の時間間隔を決定するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第3の時間間隔後の時間領域リソース上で前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信するステップと、
を含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第3の時間間隔後の前記時間領域リソースが、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、前記時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
サイドリンク送信リソースを構成するための方法であって、
ネットワークデバイスによって、第1の端末装置にダウンリンク制御情報DCIを送信するステップであって、前記DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1の指示情報および/または前記第2の指示情報に基づいて前記第1の端末装置から前記HARQ情報を受信するステップと
を含む、方法。
【請求項15】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記サイドリンクHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、前記第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、前記1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、複数の第2のフィールドを含み、前記複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用され、前記PUCCHリソースは、以下の条件、
前記PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記サイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは前記第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、前記第2のサブセットは前記ダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、前記第2のPUCCHリソースプールと前記第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、前記複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記DCIが第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、前記第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第5の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する時間領域リソースであり、前記第6の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信する時間領域リソースである、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数3】
、ここで
Δは、前記第3の時間間隔を表し、TDLは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、前記第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第2の時間領域オフセットパラメータおよび前記第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数4】
、ここで
Δは、前記第3の時間間隔を表し、TDLは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、前記第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、前記第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkである、
請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記第3の時間間隔後の前記時間領域リソースが、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、前記時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない、請求項24または25に記載の方法。
【請求項27】
請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されたユニットを備える、端末装置。
【請求項28】
請求項14から26のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成されたユニットを備える、通信装置。
【請求項29】
端末装置であって、前記端末装置が少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに格納されたコンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、その結果、前記装置が請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、
端末装置。
【請求項30】
通信装置であって、前記通信装置が少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに格納されたコンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、その結果、前記端末装置が請求項14から26のいずれか一項に記載の方法を実行する、
通信装置。
【請求項31】
命令を格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が実行されると、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
命令を格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が実行されると、請求項14から26のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
請求項27に記載の端末装置と請求項28に記載の通信装置とを含む、無線通信システム。
【請求項34】
通信装置であって、前記装置はプロセッサとインターフェース回路とを備え、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信し、前記コード命令を前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、
通信装置。
【請求項35】
通信装置であって、前記装置はプロセッサとインターフェース回路とを備え、
前記インターフェース回路は、コード命令を受信し、前記コード命令を前記プロセッサに送信するように構成され、
前記プロセッサは、前記コード命令を実行して、請求項14から26のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される、
通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、モノのインターネットの分野に関し、より具体的には、サイドリンク送信リソースを構成するための方法および通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術が発展するにつれて、第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd generation partnership project、3GPP)は、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)ネットワークにおける車車間・路車間(vehicle-to-everything、V2X)のための車両のインターネット技術を提案している。LTE-V2Xでは、2つのリソース割り当てモードがある。1つのモードは、送信リソースが基地局によって割り当てられることであり、これはLTE規格ではモード3(mode 3)として定義されている。もう1つのモードは、送信リソースがユーザ機器自体によって割り当てられることであり、これはLTE規格ではモード4(mode 4)として定義されている。送信リソースが基地局によって割り当てられるモードでは、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)および物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink control channel、PSSCH)を送信するための時間領域リソース内のパラメータ構成は、LTEユーザ機器(user equipment、UE)およびフレーム構造設計と密接に関連する。
【0003】
しかしながら、LTE-V2Xと比較して、新しい無線(new radio、NR)-V2X技術は、より複雑なシナリオ、例えばユニキャストシナリオおよびブロードキャストシナリオをサポートする必要があり、NR-V2Xは高い信頼性要件を有する。加えて、基地局によって送信リソースが割り当てられるモードでは、基地局がより多くの情報を取得できるようにするために、サイドリンク(sidelink)変調次数およびサイドリンクコードレートを適応的に調整する。したがって、サイドリンク通信中の受信側UEは、そのことに加えて、サイドリンクハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)情報を送信側UEにフィードバックする必要があり、送信側UEは、サイドリンクHARQ情報を基地局にさらにフィードバックする必要がある。
【0004】
しかしながら、サイドリンクHARQ情報をフィードバックするための対応するメカニズムは、NRではまだ設計されていない。加えて、基地局がNRでダウンリンクHARQ情報をフィードバックする手順と比較して、サイドリンクHARQ情報をフィードバックする全体的な手順はより複雑であり得る。
【0005】
したがって、V2X技術の長期的な開発のためには、サイドリンクHARQ情報をフィードバックするための実現可能なメカニズムが提供される必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願は、サイドリンクHARQ情報をフィードバックするための解決策を提供するために、サイドリンク送信リソースを構成するための方法および通信装置を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、本出願は、サイドリンク送信リソースを構成するための方法を提供する。本方法は、第1の端末装置がネットワークデバイスからダウンリンク制御情報DCIを受信するステップであって、DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、第2の指示情報は、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、第1の端末装置が第2の端末装置からHARQ情報を受信するステップと、第1の端末装置が、第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいてHARQ情報をネットワークデバイスに送信するステップと、を含む。
【0008】
本出願の技術的解決策では、ネットワークデバイスは、サイドリンク通信でDCIを送信側装置に送信し、DCIは、送信側装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする時間周波数リソースの構成を示すために使用される。このようにして、サイドリンク端末装置は、サイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックすることができる。
【0009】
ネットワークデバイスは、サイドリンクHARQ情報を取得し、サイドリンク通信品質を改善するために、サイドリンク変調次数、サイドリンクコードレートなどをさらに適応的に調整することができる。
【0010】
第2の態様によれば、本出願は、サイドリンク送信リソースを構成するための方法を提供する。本方法は、ネットワークデバイスが第1の端末装置にダウンリンク制御情報DCIを送信するステップであって、DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、第2の指示情報は、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、ネットワークデバイスが、第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいて第1の端末装置からHARQ情報を受信するステップと、を含む。
【0011】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることを含む。
【0012】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0013】
この実施形態では、第1の指示情報に含まれる第1のフィールドまたは第2のフィールドは、サイドリンクHARQ情報がネットワークデバイスに送信される時間領域リソースを端末装置に提供することができ、ネットワークデバイスは、サイドリンクHARQ情報を使用してサイドリンク変調次数またはサイドリンクコードレートなどをさらに適応的に調整することができ、それによってサイドリンク通信品質を改善する。
【0014】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0015】
この実施形態では、第1の指示情報に含まれる第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドは、初期送信に対応する第1の時間間隔および1または複数回の再送信にそれぞれ対応する1つまたは複数の第2の時間間隔をそれぞれ示すことができる。これにより、NRの柔軟で可変のフレーム構造において、1つの時間間隔しか示されていないためにPUCCHリソースが決定され得ない場合を回避する。
【0016】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は、複数の第2のフィールドを含み、複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0017】
この実施形態では、第1の指示情報に含まれる複数の第2のフィールドは、複数の再送信に対応する複数の第2の時間間隔をそれぞれ示すことができる。これにより、NRの柔軟で可変のフレーム構造において、1つの時間間隔しか示されていないためにPUCCHリソースが決定され得ない場合を回避する。
【0018】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用され、PUCCHリソースは、以下の条件、
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、PUCCHリソースプールはサイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、第1のPUCCHリソースプールは第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、第2のサブセットはダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、第2のPUCCHリソースプールと第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む。
【0019】
上記は、サイドリンクPUCCHリソースが構成される3つの方法である。
【0020】
第1の方法では、NR UuのダウンリンクPUCCHリソースプールの既存のメカニズムが再利用されて、余分な設計の複雑さの導入を回避することができる。
【0021】
第2の方法では、ダウンリンクPUCCHリソースと重複するサイドリンクPUCCHリソースを回避するために、NR UuのダウンリンクPUCCHリソースプールの既存のメカニズムに基づいて、ダウンリンクPUCCHリソースとサイドリンクPUCCHリソースとが分割され得る。
【0022】
第3の方法では、ダウンリンクPUCCHリソースと重複するサイドリンクPUCCHリソースを回避するために、十分なサイドリンクPUCCHリソースが提供され得るように、分割によって独立したサイドリンクPUCCHリソースプールが取得される。
【0023】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0024】
この実施形態では、第2の指示情報に含まれる第3のフィールドまたは第4のフィールドは、サイドリンクHARQ情報がネットワークデバイスに送信される周波数領域リソースを端末装置に提供することができ、ネットワークデバイスは、サイドリンクHARQ情報を使用してサイドリンク変調次数またはサイドリンクコードレートなどをさらに適応的に調整することができ、それによってサイドリンク通信品質を改善する。
【0025】
加えて、第2の指示情報に含まれる第3のフィールドまたは第4のフィールドは、サイドリンクHARQ情報がネットワークデバイスに送信される周波数領域リソースを端末装置に提供することができる。ネットワークデバイスは、サイドリンクHARQ情報を使用してサイドリンク変調次数またはサイドリンクコードレートなどをさらに適応的に調整することができ、それによってサイドリンク通信品質を改善する。
【0026】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0027】
この実施形態では、第2の指示情報に含まれる第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドは、初期送信に対応する第1のPUCCHリソースと、1または複数回の再送信に対応する1つまたは複数の第2のPUCCHリソースとをそれぞれ示すことができる。これにより、NRの柔軟で可変のリソース構成において、1つの周波数領域リソースしか示されていないためにPUCCHリソースが決定されることができない場合を回避する。
【0028】
加えて、第2の指示情報に含まれる第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドは、初期送信に対応する第1のPUCCHリソースと、1または複数回の再送信に対応する1つまたは複数の第2のPUCCHリソースとをそれぞれ示すことができる。これにより、初期送信および1または複数回の再送信中に、PUCCHリソースを重複させるための要件が変化したときに、1つのPUCCHリソースしか示されていないために、端末デバイスが複数のサイドリンクHARQ情報、または複数のサイドリンクHARQ情報とダウンリンクHARQ情報との適切な重複を柔軟に実行できない場合を回避する。
【0029】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0030】
この実施形態では、第2の指示情報に含まれる複数の第4のフィールドは、複数の再送信に対応する複数の第2のPUCCHリソースをそれぞれ示すことができる。これにより、NRの柔軟で可変のリソース構成において、1つの周波数領域リソースしか示されていないためにPUCCHリソースが決定されることができない場合を回避する。
【0031】
加えて、第2の指示情報に含まれる複数の第4のフィールドは、複数の再送信に対応する複数の第2のPUCCHリソースをそれぞれ示すことができる。これにより、複数の再送信中に、PUCCHリソースを多重化するための要件が変化したときに、1つのPUCCHリソースしか示されていないために、端末デバイスが複数のサイドリンクHARQ情報、または複数のサイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報の適切な多重化を柔軟に実行できない場合を回避する。
【0032】
第1の態様または第2の態様のいくつかの実装形態では、DCIは第3の指示情報をさらに含み、DCIは第3の指示情報をさらに含み、第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースであり、処理ユニット1200は、第3の指示情報に基づいて、PSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するようにトランシーバユニット1100を制御するようにさらに構成される。
【0033】
この実施形態では、ネットワークデバイスによって送信されるDCIのスケジューリングは、NRの柔軟で可変のフレーム構造において、PSCCHおよび/またはPSSCHを受信側装置に送信するためのサイドリンク通信における送信側装置のためのリソース構成方式を提供することができる。
【0034】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第1の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数1】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0035】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報は第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第2の時間領域オフセットパラメータおよび時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数2】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkである。
【0036】
任意選択で、一実施形態では、第3の時間間隔後の時間領域リソースは、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない。
【0037】
第3の態様によれば、本出願は、サイドリンク送信リソースを構成するための方法を提供する。本方法は、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信するステップであって、DCIは第3の指示情報をさらに含み、第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースである、ステップと、第1の端末装置が、第3の指示情報に基づいてPSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するステップと、を含む。
【0038】
ネットワークデバイスは、サイドリンク通信でDCIを送信側装置に送信し、その結果、NRの柔軟で可変のフレーム構造では、サイドリンク通信をスケジュールする送信側装置は、PSCCHおよび/またはPSSCHを受信側装置に送信することができる。これは、NR-V2Xの複数の複雑なシナリオ、例えば、ユニキャストシナリオおよびブロードキャストシナリオに適合することができる。
【0039】
第3の態様を参照すると、第3の態様のいくつかの実装形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第1の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数3】
、ここで
Δは第3の時間間隔を表し、TDLは第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAはTDLに対するタイミングアドバンスを表し、kはTDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、
第1の端末装置が第3の指示情報に基づいて第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信することは、
第1の端末装置が、第1の時間領域オフセットパラメータおよび式に従って第3の時間間隔を決定すること、および
第1の端末装置が、第3の時間間隔後の時間領域リソース上で第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信すること、
を含む。
【0040】
第3の態様を参照すると、第3の態様のいくつかの実装形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、第3の指示情報が第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第2の時間領域オフセットパラメータおよび時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数4】
、ここで
Δは第3の時間間隔を表し、TDLは第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAはTDLに対するタイミングアドバンスを表し、kはTDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkであり、
第1の端末装置が第3の指示情報に基づいて第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信することは、
第1の端末装置が、第2の時間領域オフセットパラメータおよび式に従って第3の時間間隔を決定し、
第1の端末装置が、第3の時間間隔後の時間領域リソース上で第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信すること、
を含む。
【0041】
第3の態様を参照すると、第3の態様のいくつかの実装形態では、第3の時間間隔後の時間領域リソースは、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、サイドリンク時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない。
【0042】
第4の態様によれば、本出願は、端末装置を提供する。端末装置は、第1の態様または第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実施する機能を有し、および/または端末装置は、第3の態様または第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアを実行することでハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
【0043】
第5の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実装されてもよく、あるいは対応するソフトウェアを実行することでハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
【0044】
第6の態様によれば、本出願は端末デバイスを提供する。端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、端末デバイスが第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行し、かつ/または第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、信号を送受信するようにトランシーバを制御するように構成される。
【0045】
第7の態様によれば、本出願は、ネットワークデバイスを提供する。ネットワークデバイスは、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、ネットワークデバイスが第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するように、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、信号を送受信するようにトランシーバを制御するように構成される。
【0046】
第8の態様によれば、本出願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を格納し、コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するか、または第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
【0047】
第9の態様によれば、本出願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を格納し、コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
【0048】
第10の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するか、または第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
【0049】
第11の態様によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第2の態様または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行することを可能にされる。
【0050】
第12の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行し、または第3の態様もしくは第3の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するように構成される。
【0051】
例えば、通信装置は、チップまたはチップシステムであってもよい。
【0052】
任意選択で、チップはメモリをさらに含み、メモリおよびプロセッサは回路またはワイヤを介してメモリに接続される。メモリは、第1の態様および/または第3の態様による方法を実施するために必要なコンピュータプログラムまたは命令を格納することができる。
【0053】
さらに、任意選択で、チップは通信インターフェースをさらに含む。
【0054】
第13の態様によれば、本出願は通信装置を提供する。通信装置は、プロセッサを含む。プロセッサは、第2の態様、または第2の態様の可能な実装形態のいずれか1つによる方法を実行するために、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み取って実行するように構成される。
【0055】
例えば、通信装置は、チップまたはチップシステムであってもよい。
【0056】
任意選択で、チップはメモリをさらに含み、メモリおよびプロセッサは回路またはワイヤを介してメモリに接続される。メモリは、第2の態様による方法を実施するために必要なコンピュータプログラムまたは命令を格納することができる。
【0057】
さらに、任意選択で、チップは通信インターフェースをさらに含む。
【0058】
前述の態様におけるチップシステムは、システムオンチップ(system on chip、SOC)、ベースバンドチップなどであってもよい。ベースバンドチップは、プロセッサ、チャネルエンコーダ、デジタル信号プロセッサ、モデム、インターフェースモジュールなどを含み得る。
【0059】
第14の態様によれば、本出願は通信システムを提供する。通信システムは、第6の態様による端末デバイスと、第7の態様によるネットワークデバイスとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0060】
図1】V2X通信の概略図である。
図2】端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするタイミングシーケンス図である。
図3】本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法のフローチャートである。
図4】サイドリンクHARQ情報がフィードバックされるPUCCHリソースの構成方式の一例である。
図5】本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の別のフローチャートである。
図6】本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の一例である。
図7】本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の別の例である。
図8】端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするタイミングシーケンス図の一例である。
図9】本出願による通信装置1000の概略ブロック図である。
図10】本出願による通信装置2000の概略ブロック図である。
図11】本出願による端末装置10の概略構成図である。
図12】本出願による通信装置20の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0061】
以下、添付の図面を参照して本出願の技術解決手段を説明する。
【0062】
本出願の技術的解決策は、車両のインターネット(vehicle-to-everything、V2X)、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)、インテリジェント車両、インテリジェントコネクティッド車両、自動運転、インテリジェントトランスポートシステム、および支援運転などの分野で使用され得る。
【0063】
図1は、V2X通信の概略図である。V2X通信では、車両ユーザ機器(vehicle-user equipment、V-UE)と車両ユーザ機器との間、歩行者ユーザ機器と車両ユーザ機器との間、または路側ユニット(roadside unit、RSU)デバイス間のリンクは、サイドリンク(sidelink、SL)と呼ばれる。車両ユーザ機器とネットワークデバイスとの間のリンクは、ダウンリンク(downlink、DL)またはアップリンク(uplink、UL)と呼ばれ、リンクのエアインターフェースは、Uuエアインターフェースとも呼ばれる。これに対応して、DL通信およびUL通信は、Uu通信とも呼ばれる。
【0064】
地上無線アクセスネットワークとユーザ機器(UTRAN-to-UE、Uu)との間のエアインターフェース送信の場合、無線通信の2つの端部は、ネットワークデバイスおよび端末デバイスである。SLエアインターフェース送信の場合、無線通信の2つの端部は端末デバイスである。
【0065】
本出願で言及されるネットワークデバイスは、従来のユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(universal mobile telecommunications system)またはLTEワイヤレス通信システムにおける進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)であってもよく、または異種ネットワーク(heterogeneous network、HetNet)におけるマイクロ基地局であってもよい。分散型基地局シナリオでは、ネットワークデバイスは、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)およびリモート無線ユニット(remote radio unit、RRU)であってもよい。クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオでは、ネットワークデバイスは、ベースバンドユニットプール(BBU pool)およびRRUであってもよい。NRでは、ネットワークデバイスはgNBであってもよい。
【0066】
本出願で言及される端末装置は、音声および/またはデータ接続性をユーザに提供するデバイスを含み、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された処理デバイスを含み得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介してコアネットワークと通信し、RANと音声および/またはデータを交換し得る。
【0067】
具体的には、端末装置は、無線端末デバイス、携帯端末デバイス、デバイスツーデバイス通信(device-to-device、D2D)端末デバイス、V2X端末デバイス、マシンツーマシン(machine-to-machine、M2M)端末デバイス、マシンタイプ通信(machine-type communications、MTC)端末デバイス、モノのインターネット(internet of things、IoT)端末デバイス、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point、AP)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)などを含み得る。
【0068】
例えば、端末装置は、携帯電話(または「セルラ」電話と呼ばれる)、携帯端末デバイスを有するコンピュータ、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、またはコンピュータ内蔵モバイル装置などを含むことができる。例えば、端末装置は、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)であってもよい。端末装置は、制限のあるデバイス、例えば、消費電力が比較的少ないデバイス、記憶能力が制限されたデバイス、または計算能力が制限されたデバイスをさらに含む。例えば、端末装置は、情報検知デバイス、例えば、バーコード、無線周波数識別(radio frequency identification,RFID)、センサ、全地球測位システム(global positioning system、GPS)、またはレーザスキャナであってもよい。
【0069】
加えて、上述した様々な端末デバイスは、代替的に、車載通信モジュールまたは他の組み込み通信モジュール、例えば、車両ユーザ機器(vehicle user equipment、VUE)であってもよい。端末装置が車両に位置する、例えば車両に配置されている、または車両に設置されている場合、端末装置は車載端末デバイスと見なされ得る。車載端末デバイスは、車載ユニット(on-board unit、OBU)と呼ばれてもよい。
【0070】
加えて、端末装置は、代替的に、1つまたは複数の構成要素またはユニットとして車両に内蔵される車載モジュール、車載アセンブリ、車載構成要素、車載チップ、または車載ユニットであってもよい。車両は、車両に内蔵された車載モジュール、車載アセンブリ、車載部品、車載チップ、または車載ユニットを使用して、本出願の方法を実施する。
【0071】
以下、本出願で提供される技術的解決策を詳細に説明する。
【0072】
最初に、端末装置がサイドリンクHARQ情報をNR-V2X内のネットワークデバイスにフィードバックする完全な手順が説明される。
【0073】
図2は、端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするタイミングシーケンス図である。図2に示すように、時点および時間間隔の意味は以下の通りである:
時点t1:送信側UEがネットワークデバイスからDCIを受信し、DCIを復号する時点;
時点t2:送信側UEが受信側UEにPSSCHおよび/またはPSCCHを送信する時点;
時点t3:受信側UEが送信側UEにsidelink HARQ情報をフィードバックする時点;
時点t4:送信側UEがsidelink HARQ情報を基地局にフィードバックする時点;
時間間隔T1:送信側UEがネットワークデバイスからDCIを受信した時点から、送信側UEが受信側UEにPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時点までの時間間隔;
時間間隔T2:受信側UEが送信側UEからPSCCHおよび/またはPSSCHを受信した時点から、受信側UEが送信側UEにsidelink HARQ情報を送信する時点までの時間間隔;および
時間間隔T3:送信側UEが受信側UEからsidelink HARQ情報を受信した時点から、送信側UEがHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする時点までの時間間隔。
【0074】
図2に示すタイミングシーケンス図では、時間間隔T2は、関連するパラメータに基づいて受信側UEによって自律的に決定されてもよく、ネットワークデバイスによってスケジュールされる必要はない。
【0075】
しかしながら、LTE-V2Xでは、HARQフィードバックベースの再送信メカニズムはサポートされていない。したがって、ネットワークデバイスによってUEに配信されるDCIは、サイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするためにUEによって使用される時間領域リソースおよび周波数領域リソースの構成を含まない。
【0076】
加えて、NRは、LTEと比較してフレーム構造が柔軟であり、スロットやシンボル単位でデータ送信が行われる。システムフレームの長さは10msであり、サブフレームの長さは1msである。1つのシステムフレーム内のサブフレーム番号は0~9である。各サブフレーム内のスロット(slot)とサブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)との間のマッピング関係が表1に列挙されている。
【0077】
【表1】
【0078】
したがって、図2に示す時間間隔T1は、NRのフレーム構造に適合するように設計される必要がある。
【0079】
加えて、NRにおいてダウンリンクHARQ情報がフィードバックされる周波数領域リソースの構成方式では、ダウンリンクHARQ情報のフィードバックのみが考慮されるため、サイドリンクHARQ情報をフィードバックするための要件が導入された場合、サイドリンクHARQ情報の周波数領域リソースの構成方式が考慮される必要がある。
【0080】
前述の問題を考慮して、本出願では、NR-V2Xに導入されたサイドリンクHARQ情報のフィードバックメカニズムのために、図2に示す時間間隔T1および時間間隔T3の構成方式が提供される。
【0081】
言い換えれば、本出願は、NR-V2Xシナリオで端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする時間領域リソースおよび周波数領域リソースの構成方式、ならびにサイドリンク通信において端末装置間でサイドリンク送信が実行される時間領域リソースの構成方式を提供する。以下では、詳細な説明を個別に提供する。
【0082】
以下、説明を容易にするために、サイドリンク上のデータの送信側デバイスは第1の端末装置と呼ばれ、データの受信側は第2の端末装置と呼ばれる。
【0083】
第1の端末装置および第2の端末装置は、端末デバイスであってもよく、または、以下の方法機能を実装することができる端末デバイスの組み合わせデバイス、構成要素など、例えばベースバンドチップであってもよい。
【0084】
本明細書における数字「第1」および「第2」は、異なる記載された対象を区別するために、例えば、異なる端末装置、時間間隔などを区別するために使用されているにすぎず、一連の時間または優先順位を意味するものではないことを理解されたい。
【0085】
解決策1
端末装置によってサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするために使用される時間領域リソースおよび周波数領域リソースの構成方式は、以下の通りである。
【0086】
図3は、本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法のフローチャートである。
【0087】
310:ネットワークデバイスが第1の端末装置にDCIを送信し、DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含む。
【0088】
第1の指示情報は、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する時間領域リソースを示すために使用される。第2の指示情報は、第1の端末装置がネットワークにHARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用される。
【0089】
第1の指示情報および第2の指示情報は、それぞれ、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する対象である時間領域リソースおよび周波数領域リソースを示すことを理解されたい。
【0090】
本出願では、DCIはサイドリンク送信リソースの構成方式を示すために使用され、解決策は2つの設計を含み得る。2つの設計の詳細は、以下で別々に説明される。
【0091】
1つの設計では、DCIは、1回の送信のみのサイドリンクHARQ情報のフィードバックリソースの構成を示すために使用される。
【0092】
具体的には、第1の端末装置によってネットワークデバイスから受信されたDCIは、トランスポートブロック(transport block、TB)の1つのサイドリンク送信をスケジュールするために使用される。1つのサイドリンク送信は、PSCCHおよび/またはPSSCHで実行される初期送信または再送信であってもよい。
【0093】
別の設計では、DCIは、複数の送信のためのサイドリンクHARQ情報のフィードバックリソースの構成を示すことができる。
【0094】
任意選択で、ネットワークデバイスから第1の端末装置によって受信されたDCIは、TBの複数の送信をスケジュールするために使用される。複数の送信は、1つの初期送信スケジューリングと、PSCCHおよび/またはPSSCHで実行される1または複数回の再送信とすることができる。あるいは、複数の送信はすべて、PSCCHおよび/またはPSSCHで実行される再送信である。
【0095】
以下では、時間領域および周波数領域に関していくつかの実装形態を詳細に個別に説明する。
【0096】
(1)時間領域
一実施形態では、第1の指示情報は、第1の端末装置が、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのために第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置が、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのためにHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用される。
【0097】
別の実施形態では、第1の指示情報は、第1の端末装置が、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのために第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置が、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのためにHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用される。
【0098】
以下、説明を容易にするために、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのためのHARQ情報が第1のHARQ情報と呼ばれ、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのためのHARQ情報が第2のHARQ情報と呼ばれる。
【0099】
さらに、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置が第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔は、第1の時間間隔と呼ばれる。
【0100】
第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置が第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔は、第2の時間間隔と呼ばれる。
【0101】
一実装形態では、第1の指示情報は、1つの第1のフィールドまたは1つの第2のフィールドを含む。第1のフィールドは、第1の時間間隔を示すために使用される。第2のフィールドは、第2の時間間隔を示すために使用される。
【0102】
第1の指示情報に含まれる第1のフィールドが1つの第1の時間間隔を示すために使用されるとき、または第1の指示情報に含まれる第2のフィールドが1つの第2の時間間隔を示すために使用されるとき、それは、毎回ただ1回の送信のためのサイドリンクHARQ情報のフィードバック構成を示すために1つのDCIが使用されることを示すことに留意されたい。したがって、1回の送信は、初期送信または再送信であってもよい。この実装形態では、サイドリンク上の初期送信または任意の1回の再送信の場合、HARQ情報のフィードバックは、1つのDCIのみを使用してスケジュールされる。
【0103】
この実装形態では、第1のフィールドと第1の時間間隔との間の対応関係が表2-1~表2-3に列挙され得る。表2-3において、第1のフィールドは、上位層構成パラメータ(例えば、sl-DataToUL-ACK)によって示されるインデックスセット内のインデックスを示し、インデックスは第1の時間間隔に対応する。
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】
【表4】
【0107】
一実装形態では、第1の指示情報は、1つの第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含む。第1のフィールドは、1つの第1の時間間隔を示すために使用され、1つまたは複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用される。
【0108】
加えて、本出願のこの実施形態では、すべての表の時間間隔の単位は、スロットまたはシンボルであってもよく、サブフレーム、サブフレームなどであってもよい。これは、この明細書では限定されない。
【0109】
任意選択で、各第2のフィールドは、1つの第2の時間間隔を示してもよい。言い換えれば、第2のフィールドと第2の時間間隔とは1対1のマッピング関係にある。
【0110】
ここで、例えば、第2のフィールドは、2秒の時間間隔を示す。第1のフィールドと第1の時間間隔との間、および複数の第2のフィールドと複数の第2の時間間隔との間のマッピング関係が表2-4に列挙されている。
【0111】
表2-4の第1のフィールドと第1の時間間隔との間、および複数の第2のフィールドと複数の第2の時間間隔との間の対応関係はまた、表2-3に列挙されてもよく、すなわち、上位層パラメータsl-DataToUL-ACKインデックスセット内のインデックスを使用して示されてもよいことに留意されたい。
【0112】
【表5】
【0113】
任意選択で、第1の指示情報は、第1のフィールドおよび1つの第2のフィールドを含み得る。
【0114】
一実装形態では、1つの第2のフィールドは、複数の第2の時間間隔を示すために使用され、各第2の時間間隔は、サイドリンク上の1回の再送信に対応する。言い換えれば、第2のフィールドおよび第2の時間間隔は、一対多のマッピング関係にあってもよい。
【0115】
ここで、例えば、第2のフィールドは、2秒の時間間隔を示す。第1のフィールドと第1の時間間隔との間、および第2のフィールドと複数の第2の時間間隔との間のマッピング関係が表2-5に列挙され得る。
【0116】
【表6】
【0117】
任意選択で、表2-5の第1のフィールドと第1の時間間隔との間、および第2のフィールドと複数の第2の時間間隔との間のマッピング関係はまた、表2-3に列挙されてもよく、すなわち、上位層パラメータsl-DataToUL-ACKインデックスセット内のインデックスを使用して示されてもよい。
【0118】
別の実装形態では、第1の指示情報は複数の第2のフィールドを含み、複数の第2のフィールドは複数の第2の時間間隔を示すために使用される。
【0119】
第1の指示情報が複数の第2の時間間隔を示す場合、各第2の時間間隔は、1回の再送信プロセスにおける第1の端末装置からネットワークデバイスへのHARQ情報のフィードバックに対応することを理解されたい。再送信は、PSCCHおよび/またはPSSCHで行われる再送信を指す。
【0120】
(2)周波数領域
DCI内の第2の指示情報は、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信するPUCCHリソースを示すために使用される。
【0121】
時間領域における指示方法と同様に、第2の指示情報は1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用されてもよく、または第2の指示情報は1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用されてもよく、または第2の指示情報は複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、または第2の指示情報は1つのPUCCHリソースおよび1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用される。
【0122】
第1のPUCCHリソースは、第1の端末装置が第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースである。第2のPUCCHリソースは、第1の端末装置が第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースである。
【0123】
第1のPUCCHリソースまたは第2のPUCCHリソースは、複数の方法で構成され得る。第1のPUCCHリソースおよび第2のPUCCHリソースは、サイドリンクPUCCHリソースプールに属する。
【0124】
以下では、図4を参照してサイドリンクPUCCHリソースの構成を説明するために、第1のPUCCHリソースを例として使用する。
【0125】
図4は、サイドリンクHARQ情報がフィードバックされるPUCCHリソースの構成方式の一例である。
【0126】
方法1
第1のPUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、第1のPUCCHリソースプールは第1の端末装置とネットワークデバイスとの間のダウンリンクPUCCHリソースプールである。
【0127】
言い換えれば、サイドリンクおよびダウンリンクは、1つのPUCCHリソースを共有する。第1のPUCCHリソースプールに含まれるPUCCHリソースは、ダウンリンクHARQ情報およびサイドリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される。第1のPUCCHリソースは、第1のPUCCHリソースプールから選択され得る。例えば、第1のPUCCHリソースプール内のPUCCHリソースとリソースインデックスとの間のマッピング関係が表3-1に列挙され得る。
【0128】
第1のPUCCHリソースプール内の各PUCCHリソースは、上位層パラメータリソースリスト(resource list)によって示されるPUCCHリソースインデックスセットによって示される1つのPUCCHリソースに対応する。
【0129】
【表7】
【0130】
方法2
第1のPUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、第1のPUCCHリソースプールは第1のサブセットおよび第2のサブセットを含む。第1のサブセットはサイドリンクHARQ情報を送信するために使用され、第2のサブセットはダウンリンクHARQ情報を送信するために使用される。
【0131】
言い換えれば、NRダウンリンクPUCCHリソースプールは2つのサブセットに分割され、サイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報は、PUCCHリソースを送信するためにNRダウンリンクPUCCHリソースプールの1つのサブセットをそれぞれ使用する。
【0132】
第1のPUCCHリソースとリソースインデックスとの間のマッピング関係は、方法1と同じであってもよく、ここでは詳細については再度説明されない。
【0133】
方法3
第1のPUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、第2のPUCCHリソースプールと第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はなく、第1のPUCCHリソースプールはダウンリンクHARQ情報を送信するために使用される。
【0134】
言い換えれば、ダウンリンクHARQ情報のPUCCHリソースプールに基づいて、サイドリンクHARQ情報をフィードバックするために、追加のPUCCHリソースプールが分割によって取得される。第2のPUCCHリソースプール内のPUCCHリソースとリソースインデックスとの間のマッピング関係は方法1と同じであり得、詳細については再度説明されない。
【0135】
任意選択で、別の実装形態では、第2のPUCCHリソースプールの部分と第1のPUCCHリソースプールの部分との間に交差があってもよく、他の部分の間に交差はない。
【0136】
第1の指示情報と同様に、第2の指示情報も複数のフィールドを含むことができる。複数のフィールドは、第3のフィールドおよび第4のフィールドを含むことができる。第3のフィールドは第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは第2のPUCCHリソースを示すために使用される。
【0137】
一実装形態では、第2の指示情報は1つの第3のフィールドのみを含み、1つの第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、または第2の指示情報は1つの第4のフィールドのみを含み、1つの第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用される。
【0138】
ここで、例えば、第3のフィールドおよび第1のPUCCHリソースは、第3のフィールドと第1のPUCCHリソースとの間のマッピング関係を記述するために使用される。第4のフィールドと第2のPUCCHリソースとの間のマッピング関係も同様である。
【0139】
例えば、第3のフィールドと第1のPUCCHリソースとの間のマッピング関係は、表3-2に列挙され得る。
【0140】
【表8】
【0141】
別の実装形態では、第2の指示情報は、1つの第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含むことができる。
【0142】
任意選択で、各第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示してもよい。言い換えれば、第4のフィールドと第2のPUCCHリソースとは1対1のマッピング関係にあり得る。
【0143】
ここで、例えば、第2の指示情報は2つの第4のフィールドを含み、2つの第4のフィールドは2つの第2のPUCCHリソースを示す。第3のフィールドと第1のPUCCHリソースとの対応関係、および複数の第4のフィールドと複数の第2のPUCCHリソースとの対応関係が表3-3に列挙されている。
【0144】
【表9A】
【表9B】
【0145】
表3-3において、リソースリストによって示されるPUCCHリソースインデックスセット内のPUCCHリソースインデックスによって示される第1のPUCCHリソースから第8のPUCCHリソースは、それぞれ以下のように表され得る:
1st PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 1st value of resourcelist;
2nd PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 2nd value of resourcelist;
3rd PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 3rd value of resourcelist;
4th PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 4th value of resourcelist;
5th PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 5th value of resourcelist;
6th PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 6th value of resourcelist;
7th PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 7th value of resourcelist;
8th PUCCH resource provided by pucch-ResourceId obtained from the 8th value of resourcelist。
【0146】
任意選択で、1つの第4のフィールドは、複数の第2のPUCCHリソースを示すためにさらに使用され得る。言い換えれば、第4のフィールドと第2のPUCCHリソースとは一対多のマッピング関係にあり得る。
【0147】
ここで、例えば、第4のフィールドは、2つの第2のPUCCHリソースを示す。第3のフィールドと第1のPUCCHリソースとの対応関係、および第4のフィールドと複数の第2のPUCCHリソースとの対応関係が表3-4に列挙されている。
【0148】
【表10】
【0149】
さらに別の実装形態では、第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含むことができる。複数の第4のフィールドは、複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用される。
【0150】
本明細書は、主にサイドリンクHARQ情報のフィードバックのためのものであることを理解されたい。説明を簡潔にするために、特に明記しない限り、以下のHARQ情報はサイドリンクHARQ情報である。
【0151】
上述したように、DCIは、第1の指示情報のみを含むか、第2の指示情報のみを含むか、または第1の指示情報と第2の指示情報の両方を含むことができる。
【0152】
DCIが第1の指示情報のみを含む場合、それは、ネットワークデバイスが、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする時間領域リソースのみを示すことを示す。この場合、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報をフィードバックするPUCCHリソースは、上位層シグナリングを使用してネットワークデバイスによって構成され得る。例えば、上位層シグナリングは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングであってもよい。
【0153】
DCIが第2の指示情報のみを含む場合、それは、第1の端末装置が第2の端末装置からHARQ情報を受信する時間リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする時間リソースまでの時間間隔(第1の時間間隔または第2の時間間隔)にデフォルト値が使用されることを示す。
【0154】
任意選択で、時間間隔のデフォルト値は0であってもよい。言い換えれば、第1の端末装置が第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信する時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する時間領域リソースである。
【0155】
任意選択で、DCIは、PSFCH-to HARQ feedback timing indicatorおよびPUCCH-SL resource indicatorの2つのフィールドを含んでもよい。第1の指示情報は、PSFCH-to HARQ feedback timing indicatorフィールドで搬送されてもよく、第2の指示情報は、PUCCH-SL resource indicatorフィールドで搬送されてもよい。
【0156】
任意選択で、本出願では、時間間隔の単位は、スロット(slot)、シンボル、フレーム、サブフレームなどであってもよい。これは、本明細書の第1の時間間隔、第2の時間間隔、および第3の時間間隔に適用可能である。
【0157】
第1の端末装置は、ネットワークデバイスからDCIを受信し、DCIで搬送された第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいて、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するための時間領域リソースおよび周波数領域リソースの構成を知ることができる。
【0158】
320:第1の端末装置は、第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信する。
【0159】
ネットワークデバイスからDCIを受信した後、第1の端末装置は、ネットワークデバイスのスケジューリングに基づいてPSCCHおよび/またはPSCCHを第2の端末装置に送信する。第2の端末装置は、第1の端末装置からPSCCHおよび/またはPSSCHを受信し、PSCCHおよび/またはPSCCHが正しく受信されたかどうかに応じてHARQ情報を第1の端末装置に送信する。
【0160】
これに対応して、第1の端末装置は、第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信する。
【0161】
330:第1の端末装置は、第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいてサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0162】
第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信した後、第1の端末装置は、HARQ情報が具体的にはACKまたはNACKであると判定する。第1の端末装置は、判定結果に基づいてサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする。
【0163】
具体的には、第1の端末装置が第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信する第1の時間領域リソースから、第1の端末装置は、第1の時間間隔後に第2の時間領域リソースおよび第1のPUCCHリソース上でサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0164】
上記では、本出願で提供される、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する送信リソースの構成方式について説明した。以下では、第1の端末装置がPSSCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信する送信リソースの構成方式について説明する。
【0165】
解決策2
サイドリンク通信における送信側装置がPSCCHおよび/またはPSSCHを受信側装置に送信する時間領域リソースの構成方式は以下の通りである。
【0166】
図5は、本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の別のフローチャートである。
【0167】
510:ネットワークデバイスが、第1の端末装置にDCIを送信し、DCIは第3の指示情報を含み、第3の指示情報は、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースを示すために使用される。
【0168】
任意選択で、第3の指示情報は、第3の時間間隔を示すために特に使用される。第3の時間間隔は、第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔である。
【0169】
具体的には、第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースである。
【0170】
一実装形態では、第3の指示情報は、DCIのサイドリンクインデックス(SL index)フィールドで搬送されてもよい。
【0171】
任意選択で、一実装形態では、第3の指示情報は、第1の時間領域オフセットパラメータを示すために特に使用され、第1の時間領域オフセットパラメータは、第3の時間間隔を決定するために使用される。
【0172】
第1の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は式(1)を満たす:
【数5】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0173】
具体的には、NTA=TA・16・64/2μであり、TAはタイミングアドバンスコマンド(timing advance command、TAC)を表す。初期アクセス段階では、TAの値の範囲は、TA=0,1,2,...,3846である。非初期アクセス段階では、TAの値がネットワークデバイスによって構成される。
【0174】
TC=1/(Δfmax・Nf)は、NRの最小時間単位を表し、Δfmax=480・103Hz、Nf=4096である。
【0175】
kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、上位層パラメータによって構成され得る。例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリングを使用してkの値を構成することができる。例えば、kの値は、0、1、2、3、または4であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
【0176】
mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、mkの具体的な値は、表4-1~表4-4に列挙され得る。表4-1~表4-4のSL indexは、DCI内の1つのフィールドである。
【0177】
【表11】
【0178】
【表12】
【0179】
【表13】
【0180】
【表14】
【0181】
加えて、式(1)では、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)に基づいて決定される。表4-5を参照されたい。
【0182】
【表15】
【0183】
任意選択で、別の実装形態では、第3の指示情報は、第2の時間領域オフセットパラメータを示すために特に使用され、第2の時間領域オフセットパラメータは、第3の時間間隔を決定するために使用される。
【0184】
第2の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は式(2)を満たす:
【数6】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkである。
【0185】
520:第1の端末装置は、第3の指示情報に基づいて第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する。
【0186】
具体的には、第1の端末装置は、第3の指示情報に基づいて第3の時間間隔を決定し得る。ネットワークデバイスがDCIを受信する時間領域リソースから、第1の端末装置は、第3の時間間隔後の最初の利用可能なサイドリンクの時間領域リソース上で第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する。
【0187】
これに対応して、第2の端末装置は、第1の端末装置からPSCCHおよび/またはPSSCHを受信する。
【0188】
別の可能な実装形態では、ネットワークデバイスによって第1の端末装置に送信されたDCIは、第3の指示情報を搬送しない。この場合、第1の端末装置は、デフォルトの時間間隔を使用することができる。
【0189】
任意選択で、デフォルトの時間間隔は0であってもよい。具体的には、DCIを受信した後、第1の端末装置は、
【数7】
時点後のサイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソース上でPSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信する。
【0190】
任意選択で、サイドリンク時間領域リソースプールは、
【数8】
として表されてもよい。サイドリンク時間領域リソースプールは、以下の時間領域リソースを含まない:
(1)ダウンリンク時間領域リソース;および
(2)予約時間領域リソース。
【0191】
加えて、時間領域リソースプール内の時間領域単位は昇順でソートされる。
【0192】
任意選択で、時間領域リソースプール内の時間領域リソースは、時間領域単位と呼ばれてもよい。時間領域単位は、スロット、シンボル、サブフレーム、フレームなどであってもよい。
【0193】
例えば、時間領域単位の単位がスロットとして定義される場合、時間領域リソースプール内の各時間領域単位は
【数9】
を満たし、
【数10】
である。
【0194】
別の例では、時間領域単位の単位がシンボルとして定義される場合、時間領域リソースプール内の各時間領域単位は
【数11】
を満たす。
【0195】
10240は、1つのシステムフレームに含まれるサブフレームの総数を示す。Nslotは、異なるサブキャリア間隔の構成における各サブフレームに対応するスロットの数を示す。
【0196】
上記では、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する送信リソースの構成方式と、第1の端末装置がPSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信する送信リソースの構成方式とを別々に説明した。
【0197】
一実装形態では、解決策1と解決策2とが組み合わせて使用され得る。以下、図6を参照しながら説明を提供する。
【0198】
図6は、本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の一例である。
【0199】
610:ネットワークデバイスは、第1の端末装置にDCIを送信し、DCIは、第1の指示情報、第2の指示情報、および第3の指示情報を含む。
【0200】
第1の指示情報に含まれる第1のフィールドは、第1の時間間隔を示すために使用される。第1の時間間隔は、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔である。第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースである。第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースである。第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報である。
【0201】
第2の指示情報に含まれる第3のフィールドは、第1のPUCCHリソースを示すために使用される。第1のPUCCHリソースは、第1の端末装置が第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースである。
【0202】
第3の指示情報は、第3の時間間隔を示すために使用される。第3の時間間隔は、第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔である。第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースである。
【0203】
これに対応して、第1の端末装置は、ネットワークデバイスからDCIを受信する。
【0204】
620:第1の端末装置は、第3の指示情報に基づいて、サイドリンク送信に利用可能な、第3の時間間隔後の最初の時間領域リソースで第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する。
【0205】
第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信することは、以下の可能なケースを含むことを理解されたい。
【0206】
(1)第1の端末装置は第2の端末装置にPSCCHを送信する。
【0207】
(2)第1の端末装置は第2の端末装置にPSSCHを送信する。
【0208】
(3)第1の端末装置は、PSCCHおよびPSSCHを第2の端末装置に送信する。
【0209】
これに対応して、第2の端末装置は、第1の端末装置からPSCCHを受信するか、または第1の端末装置からPSSCHを受信するか、または第1の端末装置からPSCCHおよびPSSCHを受信する。
【0210】
630:第2の端末装置は、受信したPSCCHおよび/またはPSSCHを復号し、復号結果に基づいてHARQ情報を第1の端末装置に送信する。
【0211】
ステップ620に記載されたケース(1)では、第2の端末装置が第1の端末装置からPSCCHを受信した場合、第2の端末装置は、PSCCHを復号し、復号結果に基づいてHARQ情報を第1の端末装置に送信する。具体的には、第2の端末装置がPSCCHの復号に成功した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にACKを送信する。第2の端末装置がPSCCHの復号に失敗した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にNACKを送信する。
【0212】
ステップ620のケース(2)で説明したように、第2の端末装置が第1の端末装置からPSSCHを受信した場合、第2の端末装置はPSSCHを復号する。第2の端末装置がPSCCHの復号に成功した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にACKを送信する。第2の端末装置がPSSCHの復号に失敗した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にNACKを送信する。
【0213】
ステップ620のケース(3)で説明したように、第2の端末装置が第1の端末装置からPSCCHおよびPSSCHを受信した場合、第2の端末装置はPSCCHおよびPSSCHを復号する。第2の端末装置がPSCCHおよびPSSCHの復号に成功した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にACKを送信する。第2の端末装置がPSCCHの復号に失敗した場合、またはPSCCHとPSSCHの両方の復号に失敗した場合、第2の端末装置は第1の端末装置にNACKを送信する。
【0214】
第1の端末装置は、第2の端末装置からHARQ情報を受信する。
【0215】
640:第1の端末装置は、第1の時間間隔に対応する時間領域リソース上のDCI内の第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいて、第1のPUCCHリソース上でサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0216】
上記のように、第1の端末装置は、第1の指示情報に基づいて、サイドリンクHARQ情報がネットワークデバイスに送信される時間領域リソースを決定し得る。第1の端末装置は、第2の指示情報に基づいて、サイドリンクHARQ情報がネットワークデバイスに送信される周波数領域リソースを決定し得る。したがって、第1の端末装置は、DCIのスケジューリングに基づいて、サイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0217】
ネットワークデバイスは、第1の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信する。
【0218】
図6に示す手順は、第1の端末装置が、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのためにHARQ情報をネットワークデバイスに送信することであり得る。
【0219】
上述した別の実装形態では、第1の指示情報および第2の指示情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHの第1のHARQ情報の送信リソースを示すだけでなく、1もしくは複数回の再送信が実行されるPSCCHおよび/または1もしくは複数回の再送信が実行されるPSSCHの第2のHARQ情報の送信リソースの構成も示すことができる。以下は、図7を参照して説明するための例を提供する。
【0220】
図7は、本出願によるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の別の例である。
【0221】
701:ネットワークデバイスが、第1の端末装置にDCIを送信し、DCIは、第1の指示情報、第2の指示情報、および第3の指示情報を含む。
【0222】
第1の指示情報は、第1の時間間隔および/または第2の時間間隔を示すために使用される。第2の指示情報は、第1のPUCCHリソースおよび/または第2のPUCCHリソースを示すために使用される。第3の指示情報は、第3の時間間隔を示すために使用される。
【0223】
第1の時間間隔、第2の時間間隔、第3の時間間隔、第1のPUCCHリソース、および第2のPUCCHリソースの説明については、前述の説明を参照されたい。詳細については再度説明されない。
【0224】
加えて、指示情報、時間間隔、およびPUCCHリソース間のマッピング関係の指示については、前述の複数の実装形態を参照されたい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0225】
702:第1の端末装置は、第3の指示情報に基づいて、PSCCHおよび/またはPSSCHが第2の端末装置に送信される第6の時間領域リソースを決定する。
【0226】
具体的には、第1の端末装置は、第3の指示情報に基づいて第3の時間間隔を決定する。さらに、第1の端末装置は、第3の時間間隔と、DCIがネットワークデバイスから受信される第5の時間領域リソースとを参照して、PSCCHおよび/またはPSSCHが第2の端末装置に送信される第6の時間領域リソースを決定する。
【0227】
703:第1の端末装置は、第6の時間領域リソースで第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する。
【0228】
第2の端末装置は、第1の端末装置からPSCCHおよび/またはPSSCHを受信する。
【0229】
704:第2の端末装置は、PSCCHおよび/またはPSSCHを復号し、復号結果に基づいて第1のHARQ情報を第1の端末装置に送信する。
【0230】
第1の端末装置は、第2の端末装置から第1のサイドリンクHARQ情報を受信する。
【0231】
705:第1の端末装置は、第1の指示情報内の第1のフィールドと第2の指示情報内の第3のフィールドとに基づいて、第1のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される時間領域リソースと周波数領域リソースとを決定する。
【0232】
第1の端末装置は、受信した第1のHARQ情報が具体的にはACKまたはNACKであると判定し、判定結果に基づいてACKまたはNACKをネットワークデバイスにフィードバックする。
【0233】
一実装形態では、第1のHARQ情報がNACKであると第1の端末装置が判定した場合、それは、第2の端末装置が第1のPSCCHおよび/または第1のPSSCHの受信に失敗したことを示す。一方で、以下のステップ706で説明するように、第1の端末装置は第1のHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする。他方で、ステップ707からステップ710で説明するように、第1の端末装置は再送信処理に入る。
【0234】
706:第1の端末装置は、第1のPUCCHリソースを使用して第2の時間領域リソースでネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する。
【0235】
時間領域において、第1の端末装置は、第1の時間間隔を決定し、第1の時間間隔と、第1のHARQ情報が第2の端末装置から受信される第1の時間領域リソースとに基づいて、第1のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第2の時間領域リソースをさらに決定する。
【0236】
周波数領域では、第1の端末装置は、第1のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第1のPUCCHリソースを決定する。
【0237】
第1のHARQ情報がネットワークデバイスにフィードバックされる時間領域リソースおよび周波数領域リソースを決定した後、第1の端末装置は、決定された第2の時間領域リソースおよび第1のPUCCHリソースを使用して第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0238】
これに対応して、ネットワークデバイスは、第1の端末装置から第1のHARQ情報を受信する。
【0239】
707:第1の端末装置は第2の端末装置に第2のPSCCHおよび/または第2のPSSCHを送信する。
【0240】
第2の端末装置は、第1の端末装置から第2のPSCCHおよび/または第2のPSSCHを受信する。
【0241】
708:第2の端末装置は、第2のPSCCHおよび/または第2のPSSCHを復号し、復号結果に基づいて第2のHARQ情報を第1の端末装置に送信する。
【0242】
これに対応して、第1の端末装置は、第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する。
【0243】
第2のHARQ情報は、第2のPSCCHおよび/または第2のPSSCHのフィードバック情報である。
【0244】
709:第1の端末装置は第1の指示情報内の第2のフィールドに基づいて第2の時間間隔を決定し、第3の指示情報内の第4のフィールドに基づいて第2のPUCCHリソースを決定する。
【0245】
具体的には、時間領域において、第1の端末装置は、第2の時間間隔を決定し、第2の端末装置から第2のHARQ情報が受信される第3の時間領域リソースに基づいて、第2のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第4の時間領域リソースを決定する。
【0246】
周波数領域では、第1の端末装置は、第2のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第2のPUCCHリソースを決定する。
【0247】
710:第1の端末装置は、第2のPUCCHリソースを使用して第4の時間領域リソースでネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する。
【0248】
これに対応して、ネットワークデバイスは、第1の端末装置から第2のHARQ情報を受信する。
【0249】
図7の説明のための例として、1回の初期送信および1回の再送信が使用されることを理解されたい。複数の再送信があるとき、当業者は、707から710に示された1回目の再送信手順に基づいて、複数の再送信をどのように実施するかを知ることができる。詳細については再度説明されない。
【0250】
加えて、ステップ705において、第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信した後に、第1の端末装置は、第1のHARQ情報が具体的にはACKまたはNACKであると判定し、判定結果に基づいて第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0251】
初期送信が失敗した場合、第1の端末装置は、1回目の再送信を実行する。第2の端末装置からの1回目の再送信のためのHARQ情報(すなわち、第2のHARQ情報)を受信した後、第2の端末装置は、第2のHARQ情報が具体的にはACKまたはNACKであると判定し、判定結果に基づいて第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する。
【0252】
図7で説明した初期送信および1回目の再送信のためのHARQ情報のフィードバックメカニズムでは、第1の端末装置は、初期送信および1回目の再送信のためのHARQ情報の結果がACKであるかNACKであるかにかかわらず、HARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックすることに留意されたい。このフィードバックメカニズムは一例として使用されているにすぎない。
【0253】
サイドリンクHARQ情報の別のフィードバックメカニズムでは、第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信した後、第1の端末装置はHARQ情報を解析する。HARQ情報がNACKである場合、第1の端末装置は、HARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックしない。HARQ情報がACKである場合、第1の端末装置は、HARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする。
【0254】
可能な場合には、再送信の量が上限に達しても再送信が失敗した場合、第1の端末装置は、最後の再送信のHARQ情報がACKであるかNACKであるかにかかわらず、最後の再送信のHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックする。
【0255】
加えて、図7に示された手順は、図8に示されたタイミングシーケンス図を参照して理解され得る。
【0256】
図8は、端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスにフィードバックするタイミングシーケンス図の一例である。
【0257】
t1に対応する時間単位では、第1の端末装置は、ネットワークデバイスからDCIを受信する。第1の端末装置は、DCI内の第3の指示情報の指示に基づいて時間間隔T1を決定する。
【0258】
第1の端末装置は、t2に対応する時間単位で第2の端末装置にPSSCHを送信し、t2=t1+T1である。
【0259】
第2の端末装置は、t2に対応する時間単位で、第1の端末装置からPSSCHを受信し、時間間隔T2を自律的に決定する。
【0260】
第2の端末装置は、t3に対応する時間単位で第1のHARQ情報を第1の端末装置に送信し、第1のHARQ情報は、第2の端末装置が、初期送信が実行されるPSSCHを正常に受信したかどうかを示すために使用される。具体的には、図8の例では、第1のHARQ情報はNACKであると仮定される。
【0261】
第1の端末装置は、t3に対応する時間単位で第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する。
【0262】
第1の端末装置は、第1の指示情報内の第1のフィールドに基づいて時間間隔T3を決定する。
【0263】
第1の端末装置は、t4に対応する時間単位で第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信し、t4=t3+T3である。
【0264】
第1の端末装置は、DCIで搬送されるフィールドに基づいてt5を決定する。t5は、第1の端末装置が第2の端末装置にPSSCHを再送信する対応する時間単位を表す。DCI内で搬送され、時点t5を決定するために使用されるフィールドについては、従来技術を参照されたい。本明細書では詳細は説明されない。
【0265】
t5に対応する時間単位では、第2の端末装置は、第1の端末装置から再送信されたPSSCHを受信する。第2の端末装置は、時間間隔T4を自律的に決定する。
【0266】
第2の端末装置は、t6に対応する時間単位で第2のHARQ情報を第1の端末装置に送信し、t6=t5+T4である。第2のHARQ情報は、第2の端末装置が再送信されたPSSCHの受信に成功したかどうかを示すために使用される。
【0267】
第1の端末装置は、t6に対応する時間単位で第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する。
【0268】
第1の端末装置は、第1の指示情報内の1つまたは複数の第2のフィールドに基づいて時間間隔T5を決定する。
【0269】
第1の端末装置は、t7に対応する時間単位で第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信し、t7=t6+T5である。
【0270】
図8の時間間隔T1は、第3の時間間隔の一例として使用されることが理解され得る。時間間隔T3は、第1の時間間隔の一例である。時間間隔T5は、第2の時間間隔の一例である。
【0271】
図7の時間領域単位は、スロット、シンボル、フレーム、サブフレームなどの単位であってもよい。これは、本明細書では限定されない。
【0272】
さらに、図8は、時間領域における構成のみを示している。第1の端末装置は、t4に対応する時間単位およびt7に対応する時間単位において、第1のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第1のPUCCHリソースと、第2のHARQ情報がネットワークデバイスに送信される第2のPUCCHリソースとを別々に決定する必要がさらにある。プロセスについては、前述の説明を参照されたい。詳細については再度説明されない。
【0273】
上記では、本出願の実施形態で提供されるサイドリンク送信リソースを構成するための方法について詳細に説明した。以下では、本出願で提供される通信装置について説明する。
【0274】
図9は、本出願による通信装置1000の概略ブロック図である。図9に示すように、通信装置1000は、トランシーバユニット1100および処理ユニット1200を含む。
【0275】
トランシーバユニット1100は、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報DCIを受信するように構成され、DCIは、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、第2の指示情報は、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される。
【0276】
トランシーバユニット1100は、第2の端末装置からサイドリンクHARQ情報を受信するようにさらに構成される。
【0277】
処理ユニット1200は、第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいて、ネットワークデバイスにHARQ情報を送信するようにトランシーバユニット110を制御するように構成される。
【0278】
任意選択で、トランシーバユニット1100は、代替的に送信ユニットまたは受信ユニットに置き換えられてもよい。例えば、送信動作を実行するとき、トランシーバユニット1100は送信ユニットに置き換えられてもよい。受信動作を実行するとき、トランシーバユニット1100は受信ユニットに置き換えられてもよい。
【0279】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること、
を含む。
【0280】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0281】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0282】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は、複数の第2のフィールドを含み、複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0283】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用され、PUCCHリソースは、以下の条件、
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、PUCCHリソースプールはサイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、第1のPUCCHリソースプールは第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、第2のサブセットはダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、第2のPUCCHリソースプールと第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む。
【0284】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0285】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0286】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0287】
任意選択で、一実施形態では、DCIは第3の指示情報をさらに含み、DCIは第3の指示情報をさらに含み、第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースであり、処理ユニット1200は、第3の指示情報に基づいて、PSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するようにトランシーバユニット1100を制御するようにさらに構成される。
【0288】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第1の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数12】
、ここで、
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、
処理ユニット1200は、第1の時間領域オフセットパラメータおよび式に基づいて第3の時間間隔を決定し、第3の時間間隔後に時間領域リソースでPSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するようにトランシーバユニット1100を制御するようにさらに構成される。
【0289】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報は第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第2の時間領域オフセットパラメータおよび時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数13】
、ここで、
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkであり、
処理ユニット1200は、第2の時間領域オフセットパラメータおよび式に基づいて第3の時間間隔を決定し、第3の時間間隔後に時間領域リソースでPSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するようにトランシーバユニット1100を制御するようにさらに構成される。
【0290】
任意選択で、一実施形態では、第3の時間間隔後の時間領域リソースは、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない。
【0291】
一実装形態では、通信装置1000は、サイドリンク通信における送信側デバイス、例えば、端末デバイス、または第1の端末装置の方法機能を実装することができる端末デバイス内の複合デバイスもしくは構成要素であってもよい。この実装形態では、受信ユニット1100はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機および送信機を含んでもよい。処理ユニット1200は、処理装置であってもよい。
【0292】
別の実装形態では、通信装置1000は、送信側デバイスに設置されたチップまたは集積回路であってもよい。この実装形態では、トランシーバユニット1100は通信インターフェースであってもよい。例えば、トランシーバユニット1100は、入出力インターフェースまたは入出力回路であってもよい。入出力インターフェースは、入力インターフェースおよび出力インターフェースを含んでもよい。入出力回路は、入力回路および出力回路を含んでもよい。処理ユニット1200は、処理装置であってもよい。
【0293】
処理装置の機能は、ハードウェアによって実施されてもよいし、対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施されてもよい。例えば、処理装置は、メモリおよびプロセッサを含むことができる。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、その結果、通信装置1000は、方法の実施形態において第1の端末装置によって実行される動作および/または処理を実行する。
【0294】
任意選択で、処理装置はプロセッサのみを含んでもよく、コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリは処理装置の外部に位置する。プロセッサは、回路/ケーブルを介してメモリに接続され、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行する。
【0295】
任意選択で、トランシーバユニット1100は無線周波数装置であってもよく、処理ユニット1200はベースバンド装置であってもよい。
【0296】
図10は、本出願による通信装置2000の概略ブロック図である。図10に示すように、通信装置2000は、トランシーバユニット2100および処理ユニット2200を含む。
【0297】
トランシーバユニット2100は、第1の端末装置にDCIを送信するように構成され、DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含む。
【0298】
処理ユニット2200は、第1の指示情報および/または第2の指示情報に基づいて、第1の端末装置からHARQ情報を受信するようトランシーバユニット2100を制御するように構成される。
【0299】
任意選択で、トランシーバユニット2100は、代替的に送信ユニットまたは受信ユニットに置き換えられてもよい。例えば、送信動作を実行するとき、トランシーバユニット2100は送信ユニットに置き換えられてもよい。受信動作を実行するとき、トランシーバユニット2100は受信ユニットに置き換えられてもよい。
【0300】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること、
を含む。
【0301】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0302】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第1の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第2の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスに第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0303】
任意選択で、一実施形態では、第1の指示情報が、第1の端末装置が第2の端末装置によって送信されたHARQ情報を受信する時間領域リソースから、第1の端末装置がHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
第1の指示情報は、複数の第2のフィールドを含み、複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、1つまたは複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第3の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、第4の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信する時間領域リソースであり、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0304】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用され、PUCCHリソースは、以下の条件、
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、PUCCHリソースプールはサイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、第1のPUCCHリソースプールは第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、第2のサブセットはダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、第2のPUCCHリソースプールと第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む。
【0305】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0306】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
第1のPUCCHリソースは、第1のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0307】
任意選択で、一実施形態では、第2の指示情報が、第1の端末装置がネットワークデバイスにHARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、第2のPUCCHリソースは、第2のHARQ情報をネットワークデバイスに送信するために第1の端末装置によって使用され、第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む。
【0308】
任意選択で、一実施形態では、DCIは第3の指示情報をさらに含み、DCIは第3の指示情報をさらに含み、第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、第5の時間領域リソースは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースであり、第6の時間領域リソースは、第1の端末装置が第2の端末装置にPSCCHおよび/またはPSSCHを送信する時間領域リソースであり、処理ユニット1200は、第3の指示情報に基づいて、PSCCHおよび/またはPSSCHを第2の端末装置に送信するようにトランシーバユニット1100を制御するようにさらに構成される。
【0309】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第1の時間領域オフセットパラメータおよび第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数14】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定される。
【0310】
任意選択で、一実施形態では、第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
第3の指示情報は第2の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、第2の時間領域オフセットパラメータおよび時間間隔は以下の式を満たすことを含み
【数15】
、ここで
Δは、第3の時間間隔を表し、TDLは、第1の端末装置がネットワークデバイスからDCIを受信する時間領域リソースを表し、NTAは、TDLに対するタイミングアドバンスを表し、kは、TDLに対する時間領域オフセットを表し、mkは、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、K=k+mkである。
【0311】
前述の式におけるパラメータの値については、方法の実施形態を参照されたい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0312】
任意選択で、一実施形態では、第3の時間間隔後の時間領域リソースは、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない。
【0313】
一実装形態では、端末装置2000は、ネットワークデバイスの方法機能を実装することができる、ネットワークデバイス、例えば、gNB、またはgNB内の複合デバイスもしくは構成要素であってもよい。この実装形態では、受信ユニット2100はトランシーバであってもよい。トランシーバは、受信機および送信機を含んでもよい。処理ユニット2200は、処理装置であってもよい。
【0314】
別の実装形態では、端末装置2000は、ネットワークデバイスに設置されたチップまたは集積回路であってもよい。この実装形態では、トランシーバユニット2100は通信インターフェースであってもよい。例えば、トランシーバユニット2100は、入出力インターフェースまたは入出力回路であってもよい。入出力インターフェースは、入力インターフェースおよび出力インターフェースを含んでもよい。入出力回路は、入力回路および出力回路を含んでもよい。処理ユニット2200は、処理装置であってもよい。
【0315】
処理装置の機能は、ハードウェアによって実施されてもよいし、対応するソフトウェアを実行することによってハードウェアによって実施されてもよい。例えば、処理装置は、メモリおよびプロセッサを含むことができる。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、その結果、通信装置2000は、方法の実施形態においてネットワークデバイスによって実行される動作および/または処理を実行する。
【0316】
任意選択で、処理装置はプロセッサのみを含んでもよく、コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリは処理装置の外部に位置する。プロセッサは、回路/ケーブルを介してメモリに接続され、メモリに格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行する。
【0317】
任意選択で、トランシーバユニット2100は無線周波数装置であってもよく、処理ユニット2200はベースバンド装置であってもよい。
【0318】
図11は、本出願による端末装置10の概略構成図である。図11に示すように、端末装置10は、1つまたは複数のプロセッサ11、1つまたは複数のメモリ12、および1つまたは複数の通信インターフェース13を含む。プロセッサ11は、信号を送受信するための通信インターフェース13を制御するように構成される。メモリ12は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサ11は、本出願におけるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の実施形態において第1の端末装置によって実行される手順および/または動作を実行するために、メモリ12からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するように構成される。
【0319】
例えば、プロセッサ11は、図9に示される処理ユニット1200の機能を有してもよく、通信インターフェース13は、図9に示されるトランシーバユニット1100の機能を有してもよい。詳細については、図9の説明を参照されたい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0320】
具体的には、通信インターフェース13がトランシーバユニット1100の機能を実施するとき、通信インターフェース13は、DCI受信に関連する、または、プロセッサ11が処理ユニット1200の機能を実施するとき、プロセッサ11は、DCI、第1の指示情報、第2の指示情報、第3の指示情報などの処理に関連する。DCI、第1の指示情報、第2の指示情報、および第3の指示情報の説明については、方法の実施形態を参照されたい。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び説明されない。
【0321】
任意選択で、端末装置10がサイドリンク送信側デバイスに設置されたチップまたは集積回路である場合、端末装置10は、1つまたは複数のプロセッサ11および1つまたは複数の通信インターフェース13を含み得る。1つまたは複数のメモリ12は、端末装置10の外部にあってもよい。
【0322】
任意選択で、端末装置10がサイドリンク送信側デバイスである場合、プロセッサ11は、送信側デバイスに設置されたベースバンド装置であってもよく、通信インターフェース13は、無線周波数装置であってもよい。
【0323】
図12は、本出願による通信装置20の概略構成図である。図12に示すように、通信装置20は、1つまたは複数のプロセッサ21、1つまたは複数のメモリ22、および1つまたは複数の通信インターフェース23を含む。プロセッサ21は、信号を送受信するように通信インターフェース23を制御するように構成される。メモリ22は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサ21は、本出願におけるサイドリンク送信リソースを構成するための方法の実施形態でネットワークデバイスによって実行される手順および/または動作を実行するために、メモリ22からコンピュータプログラムを呼び出し、コンピュータプログラムを実行するように構成される。
【0324】
例えば、プロセッサ21は、図10に示される処理ユニット2200の機能を有してもよく、通信インターフェース23は、図10に示されるトランシーバユニット2100の機能を有してもよい。詳細については、図9の説明を参照されたい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0325】
具体的には、通信インターフェース23がトランシーバユニット2100の機能を実施するとき、通信インターフェース23は、DCI送信に関連する、または、プロセッサ21が処理ユニット2200の機能を実施するとき、プロセッサ21は、DCI、第1の指示情報、第2の指示情報、第3の指示情報などの処理に関連する。DCI、第1の指示情報、第2の指示情報、および第3の指示情報の説明については、方法の実施形態を参照されたい。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び説明されない。
【0326】
任意選択で、通信装置20がネットワークデバイスに設置されたチップまたは集積回路である場合、通信装置20は、1つまたは複数のプロセッサ21および1つまたは複数の通信インターフェース23を含んでもよい。1つまたは複数のメモリ22は、通信装置20の外部に配置されてもよい。
【0327】
任意選択で、前述の装置の実施形態におけるメモリおよびプロセッサは、物理的に独立したユニットであってもよく、またはメモリおよびプロセッサは一体化されてもよい。
【0328】
加えて、本出願はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を格納する。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の方法の実施形態において第1の端末装置によって実行される動作および/または手順を実行することを可能にされる。
【0329】
本出願は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータ命令を格納する。コンピュータ命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の方法の実施形態においてネットワークデバイスによって実行される動作および/または手順を実行することを可能にされる。
【0330】
本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の方法の実施形態において第1の端末装置によって実行される動作および/または手順を実行することを可能にされる。
【0331】
本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、本出願の方法の実施形態においてネットワークデバイスによって実行される動作および/または手順を実行することを可能にされる。
【0332】
本出願はチップをさらに提供し、チップはプロセッサを含む。コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリは、チップとは独立して配置される。プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行して、任意の方法の実施形態において第1の端末装置によって実行される動作および/または処理を実行するように構成される。
【0333】
また、チップは、通信インターフェースをさらに含んでもよい。通信インターフェースは、入出力インターフェース、入出力回路などであってもよい。また、チップは、メモリをさらに含んでもよい。
【0334】
本出願はチップをさらに提供し、チップはプロセッサを含む。コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリは、チップとは独立して配置される。プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行して、任意の方法の実施形態においてネットワークデバイスによって実行される動作および/または処理を実行するように構成される。
【0335】
また、チップは、通信インターフェースをさらに含んでもよい。通信インターフェースは、入出力インターフェース、入出力回路などであってもよい。また、チップは、メモリをさらに含んでもよい。
【0336】
加えて、本出願は、本出願の実施形態における第1の端末装置およびネットワークデバイスを含む無線通信システムをさらに提供する。任意選択で、無線通信システムは、本出願の実施形態における第2の端末装置をさらに含んでもよい。
【0337】
本出願の実施形態におけるプロセッサは、集積回路チップであってもよく、信号処理能力を有する。実施プロセスでは、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、またはソフトウェアの形で命令を使用することにより完了されてもよい。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェア構成要素であってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態で開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの当技術分野の成熟した記憶媒体に配置されてもよい。記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。
【0338】
本出願の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリもしくは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含んでいてもよい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であってもよい。限定ではなく例として挙げると、多くの形態のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、およびダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DRRAM)が利用可能である。
【0339】
本明細書で使用される「ユニット」、「システム」などの用語は、コンピュータに関連したエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために使用される。例えば、構成要素は、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであってもよいが、これらに限定されない。図に示されるように、コンピューティングデバイスおよびコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションの両方が構成要素であってもよい。1つまたは複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し得る。構成要素は、1つのコンピュータ上に配置されてもよく、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散されてもよい。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を格納する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてもよい。これら構成要素は、1または複数のデータパケット(例えば、ローカルシステム、分散システム、および/または信号を使用して別のシステムと対話するインターネットなどのネットワーク内の別の構成要素と対話する2つの構成要素からのデータ)を有する信号に基づいて、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを使用して通信し得る。
【0340】
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実施され得ることを認識することができる。機能がハードウェアとソフトウェアのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、説明された機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、このような実施が本出願の範囲を超えるとは考えられるべきではない。
【0341】
当業者は、簡便で簡潔な説明のために、システム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについて、方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたく、詳細は再度説明されないことを明確に理解することができる。
【0342】
例えば、説明した装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットに分割することは、単なる論理的機能分割であって、実際の実装時には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素は別のシステムに組み合わされてもよく、もしくは統合されてもよいし、または一部の特徴は無視されてもよく、もしくは実行されなくてもよい。加えて、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電気的形態、機械的形態、またはその他の形態で実装されてよい。
【0343】
別々の構成要素として記載されたユニットは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、ユニットとして表示された構成要素は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されていてもよく、または複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。ユニットの一部またはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0344】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
【0345】
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に格納されており、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)コンピュータデバイスに、本出願の実施形態で説明されている方法のステップの全部または一部を実行するよう命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる任意の媒体を含む。
【0346】
前述の説明は、本出願の特定の実装形態にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されていない。本出願に開示された技術的範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に入るものとする。本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0347】
10 端末装置
11 プロセッサ
12 メモリ
13 通信インターフェース
20 通信装置
21 プロセッサ
22 メモリ
23 通信インターフェース
1000 通信装置
1100 トランシーバユニット
1200 処理ユニット
2000 通信装置
2100 トランシーバユニット
2200 処理ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-03-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンク送信リソースを構成するための方法であって、
第1の端末装置によって、ネットワークデバイスからダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、前記DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、
前記第1の端末装置によって、第2の端末装置から前記HARQ情報を受信するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第1の指示情報および/または前記第2の指示情報に基づいて前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置がサイドリンクHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記DCIが第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、前記第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第5の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する時間領域リソースであり、前記第6の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置に物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)および/または物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を送信する時間領域リソースであり、
前記第1の端末装置によって、第2の端末装置から前記サイドリンクHARQ情報を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記第1の端末装置によって、前記第3の指示情報に基づいて前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを前記第2の端末装置に送信するステップ
をさらに含む、
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数1】
、ここで
Δは前記第3の時間間隔を表し、T DL は前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、N TA はT DL に対するタイミングアドバンスを表し、kはT DL に対する時間領域オフセットを表し、m k は前記第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは前記第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定され、T C =1/(Δf max ・N f )であり、ここで、Δf max =480・10 3 Hz、N f =4096であり、
前記第1の端末装置によって、前記第3の指示情報に基づいて前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信する前記ステップは、
前記第1の端末装置によって、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記式に従って前記第3の時間間隔を決定するステップと、
前記第1の端末装置によって、前記第3の時間間隔後の時間領域リソース上で前記第2の端末装置に前記PSCCHおよび/または前記PSSCHを送信するステップと、
を含む、
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第3の時間間隔後の前記時間領域リソースが、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、前記時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
kの値が無線リソース制御(RRC)シグナリングによってシグナリングされ、kの値は0、1、2、3または4である、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、前記第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、前記1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、複数の第2のフィールドを含み、前記複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用され、前記PUCCHリソースは、以下の条件、
前記PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記サイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは前記第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、前記第2のサブセットは前記ダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、前記第2のPUCCHリソースプールと前記第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、前記複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
サイドリンク送信リソースを構成するための方法であって、
ネットワークデバイスによって、第1の端末装置にダウンリンク制御情報(DCI)を送信するステップであって、前記DCIは第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、前記第1の指示情報は、前記第1の端末装置がサイドリンクハイブリッド自動再送要求HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用され、前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する周波数領域リソースを示すために使用される、ステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1の指示情報および/または前記第2の指示情報に基づいて前記第1の端末装置から前記HARQ情報を受信するステップと
を含む、方法。
【請求項15】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が前記サイドリンクHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する時間領域リソースを示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されること
を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記DCIが第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は第3の時間間隔を示すために使用され、前記第3の時間間隔は第5の時間領域リソースから第6の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第5の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する時間領域リソースであり、前記第6の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置に物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)および/または物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を送信する時間領域リソースである、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
前記第3の指示情報が第3の時間間隔を示すために使用されることは、
前記第3の指示情報が第1の時間領域オフセットパラメータを示すために使用され、前記第1の時間領域オフセットパラメータおよび前記第3の時間間隔は以下の式を満たすことを含み、
【数2】
、ここで
Δは、前記第3の時間間隔を表し、T DL は、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスから前記DCIを受信する前記時間領域リソースを表し、N TA は、T DL に対するタイミングアドバンスを表し、kは、T DL に対する時間領域オフセットを表し、m k は、第1の時間領域オフセットパラメータを表し、μは、前記第1の端末装置のサブキャリア間隔に基づいて決定される、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第3の時間間隔後の前記時間領域リソースが、サイドリンク時間領域リソースプール内の最初の利用可能な時間領域リソースであり、前記時間領域リソースプールは、ダウンリンク時間領域リソースまたは予約時間領域リソースを含まない、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
kの値が無線リソース制御RRCシグナリングによってシグナリングされ、kの値は0、1、2、3または4である、請求項17または18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドまたは第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは1つの第1の時間間隔を示すために使用され、前記第2のフィールドは1つの第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報は第1のフィールドおよび1つまたは複数の第2のフィールドを含み、前記第1のフィールドは第1の時間間隔を示すために使用され、前記1つまたは複数の第2のフィールドは1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第1の時間間隔は、具体的には、第1の時間領域リソースから第2の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第1の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第1のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第2の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第1のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第1のHARQ情報は、初期送信が実行されるPSCCHおよび/または初期送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の指示情報が、前記第1の端末装置が第2の端末装置によって送信された前記HARQ情報を受信する時間領域リソースから、前記第1の端末装置が前記HARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信する前記時間領域リソースまでの時間間隔を示すために使用されることは、
前記第1の指示情報が、複数の第2のフィールドを含み、前記複数の第2のフィールドは、1つまたは複数の第2の時間間隔を示すために使用され、
前記第2の時間間隔は、具体的には、第3の時間領域リソースから第4の時間領域リソースまでの時間間隔であり、前記第3の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記第2の端末装置から第2のHARQ情報を受信する時間領域リソースであり、前記第4の時間領域リソースは、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記第2のHARQ情報を送信する時間領域リソースであり、前記第2のHARQ情報は、再送信が実行されるPSCCHおよび/または再送信が実行されるPSSCHのフィードバック情報であること、
を含む、請求項15から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する周波数領域リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用され、前記PUCCHリソースは、以下の条件、
前記PUCCHリソースは第1のPUCCHリソースプールに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記サイドリンクHARQ情報およびダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは前記第1のPUCCHリソースプールの第1のサブセットに属し、前記第1のPUCCHリソースプールは前記第1のサブセットおよび第2のサブセットを含み、前記第2のサブセットは前記ダウンリンクHARQ情報をフィードバックするために使用される、または
前記PUCCHリソースは第2のPUCCHリソースプールに属し、前記第2のPUCCHリソースプールと前記第1のPUCCHリソースプールとの間に交差はない、
の1つを満たすこと、
を含む、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドまたは第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つの第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信する物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は第3のフィールドおよび1つまたは複数の第4のフィールドを含み、前記第3のフィールドは1つの第1のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第4のフィールドは1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、
前記第1のPUCCHリソースは、前記第1のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第1のHARQ情報は、前記初期送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記初期送信が実行される前記PSSCHのフィードバック情報であり、
前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記第2の指示情報が、前記第1の端末装置が前記ネットワークデバイスに前記HARQ情報を送信するPUCCHリソースを示すために使用されることは、
前記第2の指示情報は、複数の第4のフィールドを含み、前記複数の第4のフィールドは、1つまたは複数の第2のPUCCHリソースを示すために使用され、前記第2のPUCCHリソースは、前記第2のHARQ情報を前記ネットワークデバイスに送信するために前記第1の端末装置によって使用され、前記第2のHARQ情報は、前記再送信が実行される前記PSCCHおよび/または前記再送信が実行される前記PSSCHの前記フィードバック情報であること、
を含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
端末装置であって、前記端末装置が少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに格納されたコンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、その結果、前記装置が請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、
端末装置。
【請求項28】
通信装置であって、前記通信装置が少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに結合され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのメモリに格納されたコンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、その結果、前記端末装置が請求項14から26のいずれか一項に記載の方法を実行する、
通信装置。
【請求項29】
命令を格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が実行されると、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
命令を格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が実行されると、請求項14から26のいずれか一項に記載の方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項31】
請求項27に記載の端末装置と請求項28に記載の通信装置とを含む、無線通信システム。
【国際調査報告】