(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-19
(54)【発明の名称】サイドリンク通信におけるPSFCH報告をサポートするための手順
(51)【国際特許分類】
H04W 72/04 20090101AFI20221012BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20221012BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20221012BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W28/04 110
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022510072
(86)(22)【出願日】2020-08-07
(85)【翻訳文提出日】2022-04-15
(86)【国際出願番号】 EP2020072261
(87)【国際公開番号】W WO2021032509
(87)【国際公開日】2021-02-25
(32)【優先日】2019-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500341779
【氏名又は名称】フラウンホーファー-ゲゼルシャフト・ツール・フェルデルング・デル・アンゲヴァンテン・フォルシュング・アインゲトラーゲネル・フェライン
(74)【代理人】
【識別番号】100134119
【氏名又は名称】奥町 哲行
(72)【発明者】
【氏名】フェレンバッハ・トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ヘルゲ・コーネリアス
(72)【発明者】
【氏名】ヴィルト・トーマス
(72)【発明者】
【氏名】シエル・トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ゼルバネザン・ザルン
(72)【発明者】
【氏名】ゴックティーペ・バリス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067HH28
(57)【要約】
無線通信ネットワークで送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作するように構成されたデバイスは、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答し、確認応答送信を待つものである。デバイスは、同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージの受信を待つように構成される。デバイスは、第2のフィードバックメッセージを受信するために、第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、
前記デバイスは、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答し、確認応答送信を待つものであり、
前記デバイスは、同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージの受信を待つように構成され、
前記デバイスは、前記第2のフィードバックメッセージを受信するために、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成されている、デバイス。
【請求項2】
前記第1および第2のフィードバックメッセージは、同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内で送受信される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1および第2のフィードバックリソースは、同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内で送受信される、請求項1または2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記デバイスは、前記第1のフィードバックメッセージが否定的なフィードバックである場合に、前記第1のフィードバックメッセージの前記送信を延期または省略するように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項5】
前記デバイスは、前記受信メッセージの復号の成功に応答して、前記特定のリソースを使用して前記第1のフィードバックメッセージを送信するように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項6】
前記デバイスは、
例えば優先レベルとして示される、前記受信メッセージおよび/または前記確認応答すべきメッセージのQoS、
前記受信メッセージおよび/または前記確認応答すべきメッセージのパケットサイズ、
前記デバイスのバッファ状態、
前記デバイスのバッテリ状態、
前記デバイスの遅延バジェットおよび/または
復号結果(報告されるHARQ結果)
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項7】
前記デバイスは、半二重方式に従って動作し、前記第1のフィードバックメッセージの送信または前記第2のフィードバックメッセージの受信のいずれかを他方よりも優先するように構成されている、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記デバイスは、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答し、確認応答送信を待つものであり、
前記デバイスは、前記特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージを待つように構成され、
前記デバイスは、前記第1のフィードバックメッセージを送信し、前記第2のフィードバックメッセージが所定のコンテンツを含むと仮定するように構成される、デバイス。
【請求項9】
前記予め定義されたコンテンツは、否定的フィードバック(NACK)である、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記デバイスが、前記想定された否定的フィードバックに応答して前記第2のフィードバック信号の基礎であるメッセージを再送信するように構成されている、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、受信機に送信された1つまたは複数のメッセージが、結合されたフィードバックメッセージにおいて前記受信機によって確認応答されるように編成されており、
前記デバイスは、送信済メッセージについて前記ネットワークを検知し、前記送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバック衝突を回避するために、前記検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するように構成されている、デバイス。
【請求項12】
1つのリソースのための前記フィードバックメッセージの全部または一部が、異なるまたは連続する時間間隔(例えば、スロットまたはTTI)で送信済メッセージを参照している、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
フィードバック衝突を回避するために、前記送信リソースは、
前記自身の送信が、前記送信済メッセージのメッセージとともに前記自身の送信の前記受信機によって確認応答されるように、および/または
前記自身の送信が、他の確認応答の前記送信と衝突することなく前記自身の送信の受信機によって確認応答されるように、
選択される、請求項11または12に記載のデバイス。
【請求項15】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、第2の受信機に自身のメッセージを送信するべく、前記第1の受信機と同じリソースを使用してフィードバックメッセージも送信するために、前記自身の送信の前記受信機が使用すると予想されるリソースを回避するように構成されている、デバイス。
【請求項16】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、前記第1の受信機に自身のメッセージを送信するために、そのフィードバックメッセージを送信するために前記第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するように構成されている、デバイス。
【請求項17】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスまたはネットワークであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、フィードバックリソース内のフィードバック信号の数を決定するものであり、別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)は、同じ数のフィードバック信号を決定するものである、デバイスまたはネットワーク。
【請求項18】
前記デバイスは、デフォルトとして予め構成された数のフィードバック信号を使用する、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
前記デバイスは、使用するいくつかのフィードバック信号を別のデバイスに送信する、請求項17または18に記載のデバイス。
【請求項20】
前記デバイスは、別のデバイスから、使用するいくつかのフィードバック信号を受信する、請求項17から19のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項21】
前記デバイスは、前記リソースプール構成の一部として前記ネットワークによってシグナリングされる前記PSFCH周期性から前記フィードバックリソースの数を決定する、請求項17から20のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項22】
前記フィードバックリソースの数は、前記PSFCH周期性に等しい、請求項21に記載のデバイス。
【請求項23】
前記フィードバック信号の数が前記送信の数または前記関連する送信リソースもしくは関連するスロットの数よりも少ない場合、前記デバイスはフィードバック低減動作を実行する、請求項17から22のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項24】
前記フィードバック低減動作はAND動作である、請求項23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記デバイスが送受信機である、請求項1から24のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項26】
ユーザ機器と、
移動型または非移動型の基地局と、
移動型端末と、
固定端末と、
セルラーIoT-UEと、
車両用UEと、
グループリーダUE(GL)と、
IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイスと、
地上ベースの車両と、
航空機と、
ドローンと、
移動基地局と、
路側ユニット(RSU)と、
建物と、
前記無線通信ネットワークを使用してアイテム/デバイスが通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイス、例えば、センサまたはアクチュエータと、
のうち少なくとも1つを備えている、請求項1から25のいずれか一項に記載のデバイス。
【請求項27】
本開示および/または特許請求の範囲による特徴の任意の組み合わせを含むデバイス。
【請求項28】
無線通信ネットワークにおいて送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークであって、前記フィードバックリソースによって有効化されたフィードバックメッセージの数と比較した場合、メッセージの数がより多く、前記ネットワークは、
請求項1から27のいずれか一項に記載の少なくとも2つのデバイスを含む、無線通信ネットワーク。
【請求項29】
1つまたは複数の基地局をさらに備えている、請求項28に記載の無線通信ネットワーク。
【請求項30】
前記少なくとも1つの基地局は、移動型基地局または非移動型基地局として実現され、
マクロセル基地局と、
スモールセル基地局と、
基地局の中央ユニットと、
基地局の分散ユニットと、
路側ユニットと、
UEと、
グループリーダ(GL)と、
リレーと、
遠隔無線ヘッドと、
AMFと、
SMFと、
コアネットワークエンティティと、
移動型エッジコンピューティングエンティティと、
NRまたは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライスと、
アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にする任意の送受信ポイントTRPであって、前記アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続性を備えている、任意の送受信ポイントと、
のうちの1つまたは複数を備えている、請求項29に記載の無線通信ネットワーク。
【請求項31】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、前記方法は、
特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することによって、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答するステップと、
確認送信を待つステップと、
同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージの受信を待つステップと、
前記第2のフィードバックメッセージを受信するために、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期するか、または省略するステップと、を含む、方法。
【請求項32】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答するステップと、
確認送信を待つステップと
前記特定のフィードバックリソースの使用によって送信される第2の確認応答メッセージを待つステップと、
前記第1のフィードバックメッセージを送信するステップと、前記第2のフィードバックメッセージが所定のコンテンツを含むと仮定するステップと、を含む、方法。
【請求項33】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
受信機に送信される1または複数のメッセージが、結合されたフィードバックメッセージにおいて前記受信機によって確認応答されるように、前記ネットワークを編成するステップと、
前記送信済メッセージについて前記ネットワークを検知し、前記送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバック衝突を回避するために、前記検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するために、前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項34】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるように前記ネットワークを編成するステップと、
第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、第2の受信機に自身のメッセージを送信するべく、前記第1の受信機と同じリソースを使用してフィードバックメッセージも送信するために、自身の送信の前記受信機が使用すると予想されるリソースを回避するように前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項35】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるようにネットワークを編成するステップと、
第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、前記第1の受信機に自身のメッセージを送信するべく、そのフィードバックメッセージを送信するために前記第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するように前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項36】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるように前記ネットワークを編成するステップと、
フィードバックリソース内のいくつかのフィードバック信号に前記デバイスを動作させ、同じ数のフィードバック信号を決定するために別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)を動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項37】
コンピュータ上で実行されると、請求項31から36のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムが格納された、コンピュータ可読デジタル記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
図1は、
図1(a)に示すように、コアネットワーク102と、1つまたは複数の無線アクセスネットワークRAN
1、RAN
2、...RAN
Nとを含む地上無線ネットワーク100の一例の概略図である。
図1(b)は、1つまたは複数の基地局gNB
1~gNB
5を含み得る無線アクセスネットワークRAN
nの一例の概略図であり、各々は、それぞれのセル106
1~106
5によって概略的に表される、基地局を取り囲む特定のエリアにサービスする。基地局は、セル内のユーザにサービスを提供するために提供される。基地局BSという用語は、5GネットワークにおけるgNB、UMTS/LTE/LTE-A/LTE-A ProにおけるeNB、または他の移動通信規格における単なるBSを指す。ユーザは、固定型デバイスまたは移動型デバイスであってもよい。無線通信システムはまた、基地局またはユーザに接続する移動型または固定型IoTデバイスによってアクセスされてもよい。移動型デバイスまたはIoTデバイスは、物理デバイス、ロボットまたは車などの地上ベースの車両、有人航空機または無人航空機(unmanned aerial vehicles:UAV)などの航空機(後者はドローンとも呼ばれる)、建物、および電子機器、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなどが組み込まれた他のアイテムまたはデバイス、ならびにこれらのデバイスが既存のネットワークインフラストラクチャにわたってデータを収集および交換することを可能にするネットワーク接続を含み得る。
図1(b)は、5つのセルの例示的な図を示しているが、RAN
nは、より多くの、またはより少ないそのようなセルを含んでもよく、RAN
nは、ただ1つの基地局を含んでもよい。
図1(b)は、セル106
2内にあり、基地局gNB
2によってサービスされる、ユーザ機器(user equipment:UE)とも呼ばれる2人のユーザUE
1およびUE
2を示す。基地局gNB
4によってサービスされるセル106
4に別のユーザUE
3が示されている。矢印108
1、108
2、および108
3は、ユーザUE
1、UE
2、およびUE
3から基地局gNB
2、gNB
4にデータを送信するための、または基地局gNB
2、gNB
4からユーザUE
1、UE
2、UE
3にデータを送信するためのアップリンク/ダウンリンク接続を概略的に表す。さらに、
図1(b)は、セル106
4内の2つのIoTデバイス110
1および110
2を示しており、これらは固定型デバイスまたは移動型デバイスであってもよい。IoTデバイス110
1は、矢印112
1によって概略的に表されるように、基地局gNB
4を介して無線通信システムにアクセスしてデータを送受信する。IoTデバイス110
2は、矢印112
2によって概略的に表されるように、ユーザUE
3を介して無線通信システムにアクセスする。それぞれの基地局gNB
1~gNB
5は、例えばS1インターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク114
1~114
5を介してコアネットワーク102に接続されてもよく、これらは
図1(b)では「コア」を指す矢印によって概略的に表されている。コアネットワーク102は、1つまたは複数の外部ネットワークに接続されてもよい。さらに、それぞれの基地局gNB
1~gNB
5の一部または全部は、例えば、NR内のS1もしくはX2インターフェースまたはXNインターフェースを介して、それぞれのバックホールリンク116
1~116
5を介して互いに接続することができ、これらは
図1(b)では「gNB」を指す矢印によって概略的に表されている。
【0003】
データ送信のために、物理リソースグリッドが使用され得る。物理リソースグリッドは、様々な物理チャネルおよび物理信号がマッピングされるリソース要素のセットを含み得る。例えば、物理チャネルは、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンクペイロードデータとも呼ばれるユーザ固有のデータを搬送する物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、および物理サイドリンク共有チャネル(physical downlink shared channels:PDSCH、physical uplink shared channels:PUSCH、physical sidelink shared channels:PSSCH)、例えばマスタ情報ブロック(master information block:MIB)およびシステム情報ブロック(system information block:SIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel:PBCH)、例えばダウンリンク制御情報(downlink control information:DCI)、アップリンク制御情報(uplink control information:UCI)、およびサイドリンク制御情報(sidelink control information:SCI)を搬送する物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク制御チャネル、および物理サイドリンク制御チャネル(physical downlink control channels:PDCCH、physical uplink control channels:PUCCH、physical sidelink control channels:PSSCH)を含み得る。アップリンクの場合、物理チャネルは、UEがMIBとSIBを同期して取得すると、ネットワークにアクセスするためにUEによって使用される物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel:PRACHまたはRACH)をさらに含み得る。物理信号は、基準信号またはシンボル(reference signals or symbols:RS)、同期信号などを含み得る。リソースグリッドは、時間領域において特定の持続時間を有し、周波数領域において所与の帯域幅を有するフレームまたは無線フレームを備え得る。フレームは、所定の長さ、例えば1msの所定数のサブフレームを有し得る。各サブフレームは、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix:CP)長に応じて12または14個のOFDMシンボルの1つまたは複数のスロットを含むことができ、これは特定の帯域幅部分(bandwidth part:BWP)に使用されるヌメロロジに依存し得る。例えば、15kHzのサブキャリア間隔(subcarrier spacing:SCS)を有するスロット持続時間は1msであり得、スロット持続時間は、30kHzのSCSでは0.5msに、または60kHzのSCSでは0.25msに減少する。フレームはまた、例えば、短縮された送信時間間隔(shortened transmission time intervals:sTTI)を利用する場合には、より少数のOFDMシンボルで構成されてもよく、またはわずか数個のOFDMシンボルを含むミニスロット/非スロットベースのフレーム構造で構成されてもよい。
【0004】
無線通信システムは、直交周波数分割多重(orthogonal frequency-division multiplexing:OFDM)システム、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency-division multiple access:OFDMA)システム、またはCPの有無にかかわらず他のIFFTベースの信号、例えばDFT-s-OFDMのような、周波数分割多重を使用する任意のシングルトーンまたはマルチキャリアシステムであってもよい。多元接続のための非直交波形のような他の波形、例えばフィルタバンクマルチキャリア(filter-bank multicarrier:FBMC)、一般化周波数分割多重化(generalized frequency division multiplexing:GFDM)またはユニバーサルフィルタマルチキャリア(universal filtered multi carrier:UFMC)が使用されてもよい。無線通信システムは、例えば、LTE高度pro規格または5GもしくはNR(New Radio:新規の無線)規格に従って動作することができる。
【0005】
図1に示された無線ネットワークまたは通信システムは、別個のオーバーレイネットワークを有する異種ネットワーク、例えば、基地局gNB
1~gNB
5のようなマクロ基地局を含む各マクロセルを有するマクロセルのネットワーク、およびフェムトまたはピコ基地局のようなスモールセル基地局(
図1には示されていない)のネットワークによってもよい。
【0006】
上述の地上無線ネットワークに加えて、衛星のような宇宙用送受信機、および/または無人航空機システムのような空中送受信機を含む非地上無線通信ネットワークも存在する。非地上波無線通信ネットワークまたはシステムは、例えば、LTE-高度Pro規格または5GもしくはNRの新規の無線規格に従って、
図1を参照して上述した地上波システムと同様に動作することができる。
【0007】
移動通信ネットワーク、例えば
図1を参照して上述したようなネットワークでは、LTEまたは5G/NRネットワークのように、例えばPC5インターフェースを使用して、1つまたは複数のサイドリンク(sidelink:SL)チャネルを介して互いに直接通信するUEが存在し得る。サイドリンクを介して互いに直接通信するUEは、他の車両と直接通信する車両(V2V通信)、無線通信ネットワークの他のエンティティと通信する車両(V2X通信)、例えば、信号機、交通標識、または歩行者などの路側エンティティを含み得る。他のUEは、車両関連UEでなくてもよく、上述のデバイスのいずれかを備えてもよい。そのようなデバイスはまた、SLチャネルを使用して互いに直接通信することができる(D2D通信)。
【0008】
サイドリンクを介して互いに直接通信する2つのUEを考慮すると、両方のUEは同じ基地局によってサービスされてもよく、その結果、基地局はUEにサイドリンクリソース割り当て構成または支援を提供することができる。例えば、両方のUEは、
図1に示された基地局のうちの1つのように、基地局のカバレッジエリア内にあり得る。これは、「カバレッジ内」シナリオと呼ばれる。別のシナリオは、「カバレッジ外」シナリオと呼ばれる。「カバレッジ外」は、2つのUEが
図1に示されたセルのうちの1つの中にないことを意味するのではなく、むしろ、これらのUEが、
【0009】
UEが基地局からいかなるサイドリンクリソース割り当て構成または支援も受信しないように、基地局に接続されていなくてもよく、例えば、RRC接続状態にない、および/または
【0010】
基地局に接続されていてもよいが、1つまたは複数の理由で、基地局はUEにサイドリンクリソース割り当て構成または支援を提供しなくてもよい、および/または
NR V2Xサービスをサポートしていない可能性がある基地局、例えばGSM、UMTS、LTE基地局に接続され得る、
ことを意味する。
【0011】
例えばPC5インターフェースを使用して、サイドリンクを介して互いに直接通信する2つのUEを考慮する場合、UEの一方はBSと接続されてもよく、サイドリンクインターフェースを介してBSから他方のUEに情報を中継してもよい。中継は、同一の周波数帯で行われてもよいし(帯域内中継)、他の周波数帯が使用されてもよい(帯域外中継)。第1のケースでは、Uu上およびサイドリンク上の通信は、時分割複信TDDシステムのように、異なるタイムスロットを使用して分離され得る。
【0012】
図2は、互いに直接通信する2つのUEが両方とも基地局に接続されるカバレッジ内シナリオの概略図である。基地局gNBは、円200によって概略的に表されるカバレッジエリアを有し、これは基本的に、
図1に概略的に表されたセルに対応する。互いに直接通信するUEは、基地局gNBのカバレッジエリア200の両方に第1の車両202および第2の車両204を含む。両方の車両202、204は、基地局gNBに接続され、さらに、PC5インターフェースを介して互いに直接接続される。V2Vトラフィックのスケジューリングおよび/または干渉管理は、基地局とUEとの間の無線インターフェースであるUuインターフェース上の制御シグナリングを介してgNBによって支援される。言い換えれば、gNBは、UEにSLリソース割り当て構成または支援を提供し、gNBは、サイドリンクを介したV2V通信に使用されるリソースを割り当てる。この構成は、NR V2Xにおけるモード1構成またはLTE V2Xにおけるモード3構成とも呼ばれる。
【0013】
図3は、無線通信ネットワークのセル内に物理的にあってもよいが、互いに直接通信するUEが基地局に接続されていないか、または互いに直接通信するUEの一部またはすべてが基地局へのものであるが、基地局はSLリソース割り当て構成または支援を提供しない、カバレッジ外シナリオの概略図である。例えばPC5インターフェースを使用して、サイドリンクを介して互いに直接通信する3台の車両206、208および210が示されている。V2Vトラフィックのスケジューリングおよび/または干渉管理は、車両間で実施されるアルゴリズムに基づく。この構成は、NR V2Xにおけるモード2構成またはLTE V2Xにおけるモード4構成とも呼ばれる。上述したように、カバレッジ外シナリオである
図3のシナリオは、それぞれのモード4 UEが基地局のカバレッジ200の外にあることを必ずしも意味するものではなく、むしろ、それぞれのモード4 UEが基地局によってサービスされておらず、カバレッジエリアの基地局に接続されておらず、または基地局に接続されているが、SLリソース割り振り構成または基地局からの支援を受信しないことを意味する。したがって、
図2に示すカバレッジエリア200内では、モード3のUE202、204に加えて、モード4のUE206、208、210も存在する状況があり得る。
【0014】
車両ユーザデバイス、UE、複数のそのようなユーザデバイスの上述のシナリオでは、単にグループとも呼ばれるユーザデバイスグループを形成することができ、グループ内またはグループメンバ間の通信は、PC5インターフェースのようなユーザデバイス間のサイドリンクインターフェースを介して実行することができる。例えば、車両ユーザデバイスを使用する上述のシナリオは、車両ユーザデバイスを装備している複数の車両が、例えば遠隔運転アプリケーションによって一緒にグループ化され得る輸送産業の分野で採用され得る。複数のユーザデバイスを互いにサイドリンク通信のためにグループ化することができる他のユースケースとしては、例えば、工場自動化および配電が挙げられる。工場自動化の場合、工場内の複数の移動式または固定式機械は、ユーザデバイスを備え、例えばロボットの動き制御のように機械の動作を制御するために、サイドリンク通信のために一緒にグループ化されてもよい。配電の場合、配電グリッド内のエンティティは、システムを監視し、配電グリッドの障害および停止に対処することを可能にするために、システムの特定の領域内で、サイドリンク通信を介して互いに通信するようにグループ化され得るそれぞれのユーザデバイスを備え得る。
【0015】
当然ながら、上記のユースケースでは、サイドリンク通信はグループ内の通信に限定されない。むしろ、サイドリンク通信は、UEの任意のペアのように、UEのいずれかの間であってもよい。
【0016】
上記のセクションの情報は、本発明の背景の理解を高めるためのものにすぎず、したがって、当業者にすでに知られている先行技術を形成しない情報を含み得ることに留意されたい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
上記から開始して、信頼できるフィードバックメッセージを提供する必要があり得る。
【課題を解決するための手段】
【0018】
この目的は、特許請求の範囲に記載の主題によって達成される。
【0019】
一実施形態によれば、動作している無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備え、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答するように構成される。デバイスは、確認送信を待つように構成され、デバイスは、同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージの受信を待つように構成され、デバイスは、第2のフィードバックメッセージを受信するために、第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成される。
【0020】
一実施形態によれば、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、、送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多く、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することによって受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答するように構成され、確認送信を待つものである。デバイスは、特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージを待つように構成される。デバイスは、第1のフィードバックメッセージを送信し、第2のフィードバックメッセージが所定のコンテンツを含むと仮定するように構成される。
【0021】
一実施形態によれば、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、受信機へ送信された1または複数のメッセージが結合されたフィードバックメッセージにおいて受信機によって確認応答されるように編成されたフィードバックリソースの数と比較してより多い。デバイスは、送信済メッセージのためにネットワークを検知し、送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバックの衝突を回避するために、検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するように構成される。
【0022】
一実施形態によれば、例えば、すでに送信されたメッセージに基づくリソース回避のために、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成される。その場合、デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定するように構成され、第2の受信機に自身のメッセージを送信するために、第1の受信機と同じリソースを使用してフィードバックメッセージも送信するために、自身の送信の受信機が使用すると予想されるリソースを回避する。
【0023】
一実施形態によれば、例えば、すでに送信されたメッセージに基づくリソース回避のために、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成される。デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定するように構成されており、第1の受信機に自身のメッセージを送信するために、そのフィードバックメッセージを送信するために第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するようにさらに構成される。
【0024】
一実施形態によれば、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成されたフィードバックリソースの数と比較してより大きい。デバイスは、フィードバックリソース内のフィードバック信号の数を決定するものであり、別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)は、同じ数のフィードバック信号を決定するものである。
【0025】
さらなる実施形態は、無線通信ネットワーク、デバイスを動作させるための方法、およびそのようなプログラムを有するコンピュータプログラムまたはコンピュータ可読デジタル記憶媒体に関する。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】地上無線ネットワークの一例の概略図であり、
図1(a)はコアネットワークおよび1つまたは複数の無線アクセスネットワークを示し、
図1(b)は無線アクセスネットワークRANの一例の概略図である。
【
図2】互いに直接通信する2つのUEが両方とも基地局に接続されるカバレッジ内シナリオの概略図である。
【
図3】無線通信ネットワークのセル内に物理的に存在し得るが、互いに直接通信しているUEが基地局に接続されていない、カバレッジ外シナリオの概略図である。
【
図4a】確認応答の時間ベースのマッピングを説明するための概略図である。
【
図4b】確認応答の周波数ベースのマッピングを説明するための概略図である。
【
図4c】混合ベースのマッピングを説明するための概略図である。
【
図4d】複数のスロットおよびサブチャネルにわたって異なるUEに割り当てられたリソースがある報告ウィンドウの可能な実施態様の概略図を示す。
【
図5a】実施形態によるメッセージを送信するための例示的な実施規則を示す。
【
図5b】実施形態によるメッセージを送信するための例示的な実施規則を示す。
【
図6】実施形態によるデバイスの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
ここで、本発明の実施形態を添付の図面を参照してより詳細に説明するが、同じまたは類似の要素には同じ参照符号が割り当てられている。
【0028】
図4a~
図4cは、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)報告ウィンドウ400の概略図を示す。そのようなPSFCH報告ウィンドウ400。
図4aには、サブチャネルによって分離された複数のスロットの複数のPSSCHが共通確認応答402a、402bでそれぞれ確認応答され得る時間ベースのマッピングが示されている。
図4bには、異なるスロットの複数のリソース406またはPSSCHを確認応答402a~cが使用され得る周波数ベースのマッピングが示されている。
【0029】
図4cでは、スロット#1について示されたように周波数ベースのマッピングと時間ベースのマッピングとを組み合わせた混合ベースのマッピングが示されており、サブチャネル2、SC2は確認応答402aの使用によって確認応答され、サブチャネル1、SC1は時間ベースのマッピングについて説明したように確認応答402bの使用によって確認応答されるが、他のスロットスロットスロット#0およびスロット#2では、周波数ベースのマッピングのような構成が使用される。
【0030】
図4dは、複数のスロットおよびサブチャネル、subCHを介して異なるUEに割り当てられたリソースが複数の確認応答402にマッピングされる報告ウィンドウ400の可能な実装形態の概略図を示し、各確認応答402は、例えば、確認応答402dについて示されているのと同じデバイスに対して、または確認応答402hについて示されているのとは異なるデバイスに対して、例えば確認応答402bまたはより頻繁に使用され得る。
【0031】
NR V2Xは、1よりも大きいPSFCH周期性Nをサポートすることが合意されている。したがって、PSFCHは、すべてのスロット(すなわち、PSFCHのないスロットが存在し得る)に存在するわけではなく、
図4dに示すように、プール構成のパラメータである一定の周期性を持って現れる。また、少なくともタイミングについては、PSSCHとPSFCHリソースとの間の暗黙的なマッピングが想定される。PSFCHスロットで使用される実際のPSFCHリソースは、対応するPSCCHで示されてもよいし、暗黙的であってもよい。例えば、サブチャネル4の第1のPSFCH報告ウィンドウ(スロットn、n+1)内の任意の送信は、先頭にあるスロットn+3のPSFCHリソースに関連付けられる。
【0032】
しかしながら、これは特定の課題も引き起こす。主に3つの異なる課題が特定されている。
1.PSFCH TX-RXオーバーラップ
この課題は、UEが受信したPSSCHのPSFCHを送信しなければならないが、UEが以前に送信したPSSCHのPSFCHも受信することを期待している場合に発生する。
【0033】
2.複数のUEへのPSFCH TX
この課題は、PSFCH衝突が生じ、また同じサブチャネルが使用される場合に主に課題となるようである。
【0034】
3.同じUEへの複数のHARQ ACKを用いたPSFCH TX
ここでは、UEが同じPSFCHリソースにリンクされたPSSCHリソースを使用したと仮定する。そうでなければ、この課題は課題2にさらに分類される。
したがって、無線通信ネットワークにおいて信頼性の高いフィードバックメッセージを提供する要求がある。
【0035】
本発明の目的は、
解決策
本明細書に記載された実施形態は、データ信号またはメッセージの受信を確認(ACK/NACK)するために、フィードバックチャネル、特に物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を使用する無線通信ネットワークの強化を提供する。
【0036】
これに限定されるものではないが、より具体的には、フィードバックを受ける可能性のあるメッセージの数と比較して、より少ない数のフィードバックメッセージを予測する無線通信ネットワークが対処される。一例は、説明したN>1の周期性である。すなわち、複数のメッセージがおそらく単一のフィードバックで確認応答される。
【0037】
注:データチャネル(例えばPSSCH;物理サイドリンク共有チャネル)上のすべてのデータ送信について、制御メッセージ(例えば、SCI)がある。これを送信リソースと呼ぶ。時間および/または周波数における複数のデータ送信のためのフィードバックは、フィードバックチャネル(例えば、PSSCH)上の1つのフィードバックリソースにマッピングされる。フィードバックリソースはまた、異なる制御メッセージを含む制御チャネルの一部であり得る。
【0038】
PSFCH優先順位付け(課題1の解決策)
UEがその送信前に受信のための制御メッセージ(例えばSCI)を受信した場合、UEは、送信を中断または延期するために、関連付けられたパケットの
QoS、
パケットサイズ、
バッファ状態、
遅延バジェットおよび/または
復号結果(報告されるべきHARQ結果)、例えば、送信されるべきフィードバックがNACKである場合、UEは、送信しないことを決定し、PSFCHを受信していない他のUEがNACKを想定することをあてにすることができる、復号結果
それらの組み合わせ
のような特定の基準に基づいて決定することができる。UEがPSSCHを送信し、その後に、UEが自身の送信のためにHARQフィードバックを期待するのと同じPSFCHスロットでHARQフィードバックを提供しなければならないPSSCHを受信した場合にも、同じ基準を適用することができる。その基準に基づいて、UEは、フィードバックチャネル(例えば、PSFCH)受信を優先するか、フィードバックチャネル(例えば、PSFCH)送信を優先するかを決定するだろう。
【0039】
上記から分かるように、1つまたは複数のパラメータまたは基準は、優先度レベルに関連し得る。したがって、優先度レベルはQoSの一部になり得、および/またはその逆であり得る。
【0040】
別の実施形態では、UEは、フィードバックチャネルの送信を常に優先し、欠落したフィードバックチャネルに対してNACKを推定する。したがって、これは、この送信のための再送信を実行する。
【0041】
例えば、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答するように構成されてもよく、確認送信を待つためのものである。デバイスは、同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージの受信を待ち、第2のフィードバックメッセージを受信するために第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成される。
【0042】
必須ではないが任意選択的に、送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較して多い。しかしながら、この態様の発見は、デバイスがまた、任意の数のメッセージおよび/またはリソースのために実施され得るように、この機能に直接リンクされていない。
【0043】
デバイスは、任意選択的に、第1および第2のフィードバックメッセージが同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内に送受信されるように適合されてもよい。
【0044】
デバイスは、任意選択的に、フィードバックメッセージに代えて、またはそれに加えて、第1および第2のフィードバックリソースが同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内で送受信されるように適合されてもよい。
【0045】
デバイスは、第1のフィードバックメッセージが、専用受信機が欠落メッセージを否定的なフィードバックとして示すことを可能にする否定的なフィードバックである場合に、第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成することができる。
【0046】
デバイスは、特定のリソースを使用して受信メッセージの復号の成功に応答して第1のフィードバックメッセージを送信するように構成され得る。
デバイスは、
例えば、優先度レベルとして示される受信メッセージおよび/または確認応答されるメッセージのQoS、
受信メッセージおよび/または確認応答すべきメッセージのパケットサイズ、
デバイスのバッファ状態、
デバイスのバッテリ状態、
デバイスの遅延バジェットおよび/または
復号結果(報告されるHARQ結果)
のうちの少なくとも1つに基づいて第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成することができる。
【0047】
例えば、デバイスは、半二重方式に従って動作し、第1のフィードバックメッセージの送信または第2のフィードバックメッセージの受信のいずれかを他方よりも優先するように構成され得る。
【0048】
例えば、メッセージが欠落した場合のNACKを想定すると、別の所定のコンテンツに関連して実装されてもよい。すなわち、メッセージの欠落につながる状況は、それ自体がメッセージまたはコンテンツとして解釈され得る。
【0049】
例えば、無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多く、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することによって受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答するように構成されてもよく、確認送信を待つためのものである。デバイスは、特定のフィードバックリソースの使用によって送信される第2の確認応答メッセージを待つように構成され得る。デバイスは、第1のフィードバックメッセージを送信し、第2のフィードバックメッセージが、例えば、限定はしないが、NACKなどの所定のコンテンツを含むと仮定するようにさらに構成され得る。すなわち、そのようなデバイスは、常に、欠落メッセージを解釈して送信することができる。
【0050】
そのようなデバイスは、予め定義されたコンテンツが否定的フィードバック(NACK)であるように実装されてもよい。
そのようなデバイスは、想定される否定的フィードバックに応答する第2のフィードバック信号の基礎であるメッセージを再送信するように構成され得る。
PSFCH構成に依存する改良された検知手順(課題2の解決策)
【0051】
UEは、フィードバックチャネル周期性に基づいて追加の検知を実行することができる。複数のデータチャネル(例えば、PSSCH)リソースが単一のPSFCH制御チャネルリソースに関連付けられているため、2つの異なる受信UEが同じフィードバックチャネルリソース上で報告しなければならない場合に衝突が発生する。したがって、実施形態は、データ送信を実行する前の送信UEが、送信UEが送信を実行しようとしている同じフィードバックチャネルリソースに関連付けられた以前のデータリソースを検知し、以下の基準のうちの1つまたは複数に基づいてどのリソースを使用するかを決定する強化された検知メカニズムを提供する。
【0052】
1.同じフィードバックリソースにマッピングされた以前の送信リソース(自身の送信を除く)のいずれか1つが占有されている場合(
図5bを参照されたい)、送信リソースを使用しない。すなわち、衝突をもたらす可能性がある、または衝突をもたらす可能性が高いと見なされるリソースを回避することができる。
【0053】
図5bでは、例えば、検知は、UE2がリソース406
i、0を使用してUE1に送信することを組み込むことができ、検知は実行されない。リソース406
i、1では、UE2は依然としてUE1に送信し、第1のスロットはすでに同じUEに割り当てられているため、検知は実行されない。さらなるUE、例えばUE4は、スロット#0およびスロット#1、例えばリソース406
i、0および406
i、1を検知し、最後に1つのスロットが占有されたことを検知し、したがって送信しない。
【0054】
2.潜在的な送信リソース候補を選択する。可能性のある候補と同じフィードバックリソースにマッピングする以前の送信の制御データ、例えばPSCCHを復号し、UE宛先IDを抽出する。さらに、以前の制御メッセージのいずれかが、候補送信がアドレス指定されているUE宛先IDとは異なるUE宛先IDにアドレス指定されている場合(
図5aを参照されたい)、候補送信リソースを使用しない。すなわち、UEは、同じUEがアドレス指定されていると判定することができ、受信機(同じUE)が同じフィードバックリソースを用いて受信メッセージのセットを確認応答することができるという知識で自身の送信を送信することができる。
【0055】
図5aでは、検知は、UE1によって検知が実行される必要がないように、UE2がUE1に送信することを組み込むことができる。しかしながら、UE3は、スロット#3、例えばリソース406
i、0を検知し、UE3がそのメッセージ、例えばUE1に対して同じ宛先を有すると判定する。逆に、UE4は、スロット#0およびスロット#1、例えばリソース406
i、1も検知し、それが異なる宛先を有すると判定する。したがって、スロット#2では送信しない。
【0056】
3.同じUEにアドレス指定された送信リソースを優先する:同じフィードバックリソースにマッピングされた以前の送信の制御データを復号し、宛先IDを抽出し、以前の制御メッセージのいずれかが送信対象のUEのIDと同じ宛先IDにアドレス指定されている場合、送信リソースを使用する。すなわち、送信機は、以前の送信を確認するために受信機によって(少なくともおそらくは)使用されるPSFCHに関連付けられていることが知られている送信のためのリソースを優先または選択し得る。
【0057】
このようなデバイスは、すでに送信されたメッセージに基づいてリソース回避を実施し得る。および/または、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するように実施され得る。送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され得る。デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定するように構成され得る。第2の受信機に自身のメッセージを送信するために、第1の受信機と同じリソースを使用してフィードバックメッセージも送信するために、自身の送信の受信機が使用すると予想されるリソースを回避する。
【0058】
これに代え、あるいはこれに加えて、すでに送信されたメッセージに基づくリソース回避を目的とするデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するように構成され得る。送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、例えば、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成される。デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定するように構成され得る。第1の受信機に自身のメッセージを送信するために、そのフィードバックメッセージを送信するために第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するようにさらに構成される。
換言すれば、
図5a~
図5bは、PSFCH報告ウィンドウに基づく強化された検知を示す概略図である。
【0059】
さらなる実施形態では、送信側UEは、それがHARQレス送信である場合、すなわち、送信側UEがこの送信のHARQフィードバックを予期せず、1つまたは複数の受信側UE(すなわち、送信は、ブロードキャスト、グループキャスト、またはマルチキャスト、またはユニキャストであってもよい)がUEもその事実を認識している場合、前述の基準のうちの1つが適用される送信リソースで送信することが依然として可能であり、したがって、フィードバックリソース(PSFCH)で報告しない。
フィードバックリソース(PSFCH)におけるマルチビットHARQ-ACK報告
(課題3の解決策)
動的長さ報告:
【0060】
異なる報告長、すなわち異なる数のHARQ-ACKビットをサポートするために、通信するUEは、例えばRRCシグナリングを使用して特定の数のビットについて合意することができる。これは、送信の数に関係なく、常に同じ数のビットを報告することを強制する。例えば、フィードバックチャネル(PSFCH)周期性N=3である場合、2つのUEは3つのHARQ-ACKビットについて合意することができる。この場合、受信UEは、送信またはスロットのHARQ-ACKフィードバックに対応する各ビットを常に3ビット報告する。たとえスロットのうちの1つにおいて送信がなかったとしても、UEは、そのスロットについてのNACKを報告するであろう。したがって、制御メッセージ(例えば、SCI)が欠落し、送信側UEが再送信をスケジュールする場合にもNACKを報告する。
【0061】
UEがPSFCH報告ウィンドウ当たりのスロットよりも少ないビットに合意する場合、送信側UEは、報告するビット数に一致するように異なる送信のフィードバックを組み合わせることができる。例えば、N=2であり、報告するビット=1である場合、UEは、2つのHARQ-ACKビットのAND演算を実行し、AND演算の結果をPSFCHで送信する。
【0062】
そのようなデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するように構成され得る。送信されるメッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが、対応するフィードバック信号に使用されるリソースに関連付けられるように編成されてもよい。デバイスは、フィードバックリソース内のフィードバック信号の数を決定するものであり、別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)は、同じ数のフィードバック信号を決定するものであり、上記機能は、他のデバイスに実装されてもよく、同等の挙動の場合、デバイスは、異なるデバイスの決定を考慮してそれに応じて動作してもよい。
デバイスは、デフォルトとして予め設定された数のフィードバック信号を使用するように構成されてもよい。
デバイスは、使用するいくつかのフィードバック信号を別のデバイスに送信するように構成され得る。
デバイスは、使用するいくつかのフィードバック信号を別のデバイスから受信するように構成され得る。
【0063】
デバイスは、リソースプール構成の一部としてネットワークによってシグナリングされるPSFCH周期性からフィードバックリソースの数を決定するように構成され得る。
フィードバックリソースの数はPSFCH周期性に等しくてもよく、他の実装も使用されてもよい。
【0064】
デバイスは、フィードバック信号の数が送信の数または関連する送信リソースもしくは関連するスロットの数よりも少ない場合、フィードバック低減動作を実行するように構成され得る。
フィードバック低減動作はAND動作であってもよく、異なる動作が使用されてもよい。
固定長報告:
【0065】
報告するビット数はまた、制御チャネル(PSFCH)周期性Nの関数とすることもできる。例えば、Nが=3に構成されている場合、すべてのUEは常に3ビットを報告し、各ビットは対応するスロットまたは送信のフィードバックに対応する。
【0066】
実施形態によるデバイスは、トランシーバとして実装されてもよい。デバイスは、
ユーザ機器と、
移動または不動の基地局と、
モバイル端末と、
固定端末と、
セルラーIoT-UEと、
車両用UEと、
グループリーダUE(GL)と、
IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイスと、
地上ベースの車両と、
航空機と、
ドローンと、
移動基地局と、
路側ユニット(RSU)と、
建物と、
無線通信ネットワークを使用してアイテム/デバイスが通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイス、例えば、センサまたはアクチュエータと、
のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0067】
この態様に従うデバイスは、無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するように構成され得る。送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより多い。ネットワークは、受信機に送信された1つまたは複数のメッセージが、結合されたフィードバックメッセージで受信機によって確認応答されるように編成され得る。デバイスは、送信済メッセージについてネットワークを検知し、送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバックの衝突を回避するために、検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するように構成される。
【0068】
1つのリソースのフィードバックメッセージの一部またはすべては、異なるまたは連続する時間間隔(例えば、スロットまたはTTI)で送信済メッセージを指し得る。
【0069】
この態様のデバイスは、フィードバックの衝突を回避するために、送信済メッセージのメッセージとともに自身の送信が自身の送信の受信機によって確認応答されるように、および/または他の確認応答の送信と衝突することなく自身の送信が自身の送信の受信機によって確認応答されるように、送信リソースを選択し得る。
【0070】
1つまたは複数の態様または課題によるデバイスは、所与の例に従うことができるデバイス600について
図6に示すように、1つまたは複数の要素を備え得る。デバイス600は、例えば通信チャネルおよび/またはサイドリンクチャネルなどの、1つまたは複数の帯域またはチャネルでの通信を可能にする無線インターフェース602を備えてもよい。さらに、デバイスは、本明細書に記載された結果を決定するように、および/または実装された挙動に従って装置600の部分を制御するように構成された制御ユニット604を備え得る。
【0071】
デバイス600は、トランシーバであってもよく、トランシーバを備えてもよく、および/または
ユーザ機器と、
移動型または固定型の基地局と、
モバイル端末と、
固定端末と、
セルラーIoT-UEと、
車両用UEと、
グループリーダUE(GL)と、
IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイスと、
地上ベースの車両と、
航空機と、
ドローンと、
移動基地局と、
路側ユニット(RSU)と、
建物と、
無線通信ネットワークを使用してアイテム/デバイスが通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイス、例えば、センサまたはアクチュエータと、
のうちの1つまたは複数を備えていてもよい。
【0072】
実施形態による無線通信ネットワークは、無線通信ネットワーク内で送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作され得る。フィードバックリソースによって有効にされたフィードバックメッセージの数と比較した場合、メッセージの数がより多く、ネットワークは、記載された実施形態のうちの1つによる少なくとも2つのデバイスを備える。
【0073】
このようなネットワークはさらに、1または複数の基地局を備え得る。
そのような基地局は、移動型基地局または非移動型基地局として実現することができ、
マクロセル基地局と、
スモールセル基地局と、
基地局の中央ユニットと、
基地局の分散ユニットと、
路側ユニットと、
UEと、
グループリーダ(GL)と、
リレーと、
遠隔無線ヘッドと、
AMFと、
SMFと、
コアネットワークエンティティと、
モバイルエッジコンピューティングエンティティと、
NRまたは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライスと、
アイテムまたはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にする任意の送受信ポイントTRPであって、アイテムまたはデバイスが無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続性を備えている、任意の送受信ポイントと、のうちの1つまたは複数を備え得る。
【0074】
実施形態はまた、以下に関する。
1.序論
NR V2Xの作業項目は、RAN#83で承認され、RAN#84[1]で修正され、リソース割り当てに関連して以下の目的が特定された。
さらに、RAN1#97では、以下の合意、結論、および作業上の仮定がなされている[2]。
【0075】
電力制御に関する契約:
・サイドリンク送信電力制御の場合、
○総サイドリンク送信電力は、スロット内のPSCCH/PSSCH送信に使用されるシンボルで同じである。
■サイドリンクとアップリンクの同時送信に対処するかどうかのFFS
○最大SL送信電力は、(事前に)TX UEに設定される。
■詳細についてのFFS(例えば、最大電力がPSCCH/PSSCHの優先度などのパラメータに依存するかどうか)
【0076】
・SL開ループ電力制御の場合、UEは、(TX UEとgNBとの間の)DL経路損失のみ、(TX UEとRX UEとの間の)SL経路損失のみ、またはDL経路損失とSL経路損失の両方を使用するように構成することができる。
・SL開ループ電力制御がDL経路損失とSL経路損失の両方を使用するように構成されている場合、
○DL経路損失に基づく開ループ電力制御およびSL経路損失に基づく開ループ電力制御によって与えられる電力値の最小値が取られる。
■実際の仮定:P0およびアルファ値は、DL経路損失およびSL経路損失に対して別々に(事前に)構成される。
Tx-Rx距離に関する契約:
・グループキャストのための少なくともオプション1ベースのTX-RX距離ベースのHARQフィードバックの場合、
【0077】
○TX-RX距離が通信範囲要件以下である場合、UEはPSSCHのためのHARQフィードバックを送信する。そうでない場合、UEはPSSCHのためのHARQフィードバックを送信しない
■TX UEの位置は、PSSCHに関連付けられたSCIによって示される。
・詳細FFS
■TX-RX距離は、自身の位置およびTX UEの位置に基づいてRX UEによって推定される。
■PSSCHのために使用される通信範囲要件は、PSSCHに関連付けられたSCIを復号した後に知られている
・FFSの暗黙的または明示的
・FFS位置の定義方法
【0078】
PSFCH定義に関する契約:
・PSFCHリソースのNスロットの期間について、N=2およびN=4がさらにサポートされる。
・スロットnに最後のシンボルを有するPSSCH送信の場合、対応するHARQフィードバックが送信予定であるとき、それはスロットn+aにあると予想され、ここで、aはK以上の最小整数であり、スロットn+aはPSFCHリソースを含むという条件を伴う。
【0079】
○KのFFS詳細
・少なくとも、スロット内のPSFCHが単一のPSSCHに応答する場合については、
○暗黙的メカニズムは、構成されたリソースプール内で、PSFCHの少なくとも周波数および/またはコード領域リソースを決定するために使用される。暗黙的なメカニズムでは、少なくとも以下のパラメータが使用される。
■PSCCH/PSSCH/PSFCHに関連付けられたSlot index(FFS詳細)
■PSCCH/PSSCHに関連付けられたサブチャネル(FFSの詳細)
■オプション2グループキャストHARQフィードバックのためのグループ内の各RX UEを区別するための識別子(FFSの詳細)
■上記パラメータのFFS詳細な適用性
■FFS:その他のパラメータ(例えば、SL-RSRP/SINR、レイヤ1ソースID、位置情報など)
【0080】
結論:
・PSFCHの送信および受信のために、以下のケースを処理/回避するかどうか/どのように処理/回避するかをさらに検討する。
○ケース1(PSFCH TX/RXオーバーラップ):UEがPSSCHを送信し、別のPSSCHをスケジューリングするSCIを受信し、2つのPSSCHに対応するPSFCHリソースが同じスロットに現れる。
○ケース2(複数のUEへのPSFCH TX):UEが異なるUEからSCIを受信し、関連付けられたPSFCHが同じスロットに現れる。
【0081】
○ケース3(同じUEへの複数のHARQフィードバックを伴うPSFCH TX):UEが同じUEから複数のSCIを受信し、関連するPSFCHが同じスロットに現れる。
この貢献において、実施形態は、SCIシグナリング設計、ユニキャスト通信のための可能なHARQ動作、および電力制御メカニズムを提案する。
2.SCIシグナリング設計
【0082】
NR V2X検討事項[3]では、少なくともレイヤ1の送信元および宛先IDとHARQプロセスIDがSCIで搬送されることが合意されている。さらに、関連付けられたPSSCHが再送信であるか、NDIなどの新しい送信であるかを示すSCI内のフィールドは、UE間のあいまいさを回避するために必要とされる。したがって、SCIは、HARQ動作を伴う送信をサポートするために、少なくとも以下のフィールドを含む必要がある。
・L1宛先ID、
・L1ソースID、
・HARQプロセスID、
・NDI
【0083】
HARQフィードバック動作は、ユニキャスト通信およびグループキャスト通信に使用されることが合意されているので、これらの送信は、上述のフィールドを必要とする。しかしながら、ブロードキャスト通信の場合、HARQは適用されず、したがって、HARQ関連フィールドを除去することができ、したがって、SCIペイロードサイズが低減される。残りのビットは、より低い符号レートを達成するために使用されてもよく、これは、SCIのより高い信頼性に寄与する。この場合、ブロードキャストPSSCHをスケジューリングするためのSCIは、L1ソースIDフィールドを含む必要がある。さらに、リソースプールがキャストタイプに基づいて分離される場合、リソースプールごとに1つの特定のSCIフォーマットのみが送信されるため、ブラインド復号化の労力が低減される。これについては、[4]における発明者らの付随する貢献でさらに詳細に論じる。したがって、通信タイプに応じて異なるSCIフォーマットを維持することが有利であろう。
【0084】
提案1:実施形態は、ユニキャストおよびグループキャストのための少なくとも1つ、およびブロードキャスト通信のための1つを用いて、異なる通信タイプのための異なるSCIフォーマットをサポートすることを提案する。
【0085】
通信タイプに基づいて異なるSCIフォーマットがサポートされる場合、関連するSCIフォーマットは、それぞれのリソースプール構成自体で指定することができる。これは、UEがすべてのSCIフォーマットをブラインド復号および検出する必要性を軽減し、その結果、UEは関連するSCIフォーマットを復号するだけでよい。これは、UE処理要件を低減し、UEにおける電力消費を改善する。
提案2:実施形態は、リソースプール構成がUEによって監視されるべきSCIフォーマットを含むことを提案する。
2.1.動作モードのための二重制御チャネル設計
【0086】
[4]における本発明者らの付随する貢献において、本発明者らは、UEの動作モードに基づく二重制御チャネル設計について論じる。この設計は、モード1送信のみのために使用されるSCIのための制御チャネルと、モード2送信のみのために使用される、第1の制御チャネルとの追加の制御チャネルTDMとを組み込む。しかしながら、モード2のUEは、潜在的に空または利用可能なリソースを決定するために、第1のモード1制御チャネルを復号することができなければならない。したがって、これらのSCIメッセージのCRCは、宛先L1 IDによってスクランブルすることができない。代わりに、宛先L1 IDは、宛先UEがその送信を検出することができ、モード2のUEがモード1の送信のために予約されたリソースを認識するように、追加のSCIフィールドとして伝送され得る。これは、モード1およびモード2で動作するUE間の衝突を最小化するという利点を提供する。
【0087】
提案3:実施形態は、モード2のUEがモード1送信を検出することを可能にするために、SCIのCRCが宛先L1 IDによってスクランブルされないことを提案する。
【0088】
2.2.NR V2XのためのCBG HARQ動作
NR V2X SIでは、HARQがイネーブルされている場合、UEは受信した送信に対して少なくともACKまたはNACKを生成することが合意されている[3]。この時点で、CBGベースのHARQフィードバックをSLでサポートする必要があるかどうかについての有効な質問である。これは、いくつかの時間単位および/または周波数単位に及ぶ送信がサポートされるかどうかに大きく依存する。
【0089】
部分衝突は、複数の時間周波数リソースにまたがるより大きなデータパケットの送信が、単一の時間周波数リソースにまたがる短いデータパケットと重複し、UEによって送信される場合に発生する可能性がある。この場合、CBGごとのHARQ-ACKベースの報告を使用する利点は非常に明白である。各個々のリソースユニットの干渉状況が異なるため、再送信はCBGごとのHARQ-ACKから利益を得る。しかしながら、互いに衝突する可能性がある等しいサイズの送信の場合、CBG HARQ-ACKは、増加した報告オーバーヘッドの価値がない。
【0090】
提案4:実施形態は、少なくとも複数の時間および/または周波数リソースにまたがる送信の場合にCBGベースのHARQ-ACKをサポートするように実装する。
【0091】
3.ユニキャストのためのHARQ動作
SLユニキャストおよびグループキャスト動作のために、HARQフィードバックおよびHARQ結合が研究され、[3]において合意されている。受信側UEは、着信送信のためのHARQフィードバックを生成し、PSFCHを介して送信側UEにそれを伝達する。PSSCHと関連するPSFCHの送信との間の時間ギャップは、モード1またはモード2[3]で動作するUEのために(事前に)構成されている。さらに、PSFCH周期性Nは、リソースプール構成[2]の一部である。
【0092】
N=1の場合、PSSCHとPSFCHとの間の暗黙的な関連付けを設計することは課題ではなく、最後の会議[5]で合意されたように、特定のグローバルパラメータに応じて実現することができる。しかしながら、N>1の場合、サブチャネルごとに1つのPSFCHがあると仮定すると、UE間の多重化およびそれらのフィードバック送信は、最後の会議RAN1で識別された3つの主な課題をもたらす。
【0093】
3.1.PSFCH TX-RXオーバーラップ
この課題は、UEが受信したデータ送信のためにPSFCHでHARQフィードバックを送信しなければならないが、UEによって以前に送信されたデータパケットのために、同じタイムスロットでPSFCHで別のHARQフィードバックを受信することも期待するシナリオとして説明することができる。
【0094】
どの「イベント」が最初に発生したかに応じて、このシナリオには2つの可能な結果がある。例えば、イベント1は、UE1がUE2による送信に対応するSCIを受信したときであると考えられ、SCIは、UE1がその後にHARQフィードバックを送信すべき時間ギャップに関する情報を含む。イベント2は、UE1がUE3にSCIを送信するときであり、UE3は、UE1がUE3からHARQフィードバックを受信すべき時間ギャップに関する情報を含む。イベント1が最初に発生した場合、UE1はそれに応じて、HARQフィードバックの送信および受信に重複がないようにイベント2のSCIを定義することができる。UE1は、PSFCH衝突を回避するために、関連するパケットのQoSなどの特定の基準に基づいて、イベント2においてUE3に送信されるフィードバック情報を変更することを決定することができる。
【0095】
しかしながら、イベント2が最初に発生し、イベント1のSCIが、UE1がイベント2からのフィードバックを受信することを期待しているのと同じPSFCHリソースでフィードバックを送信すべきであると指示する場合、半二重課題が生じる。UE1は、次に、同じPSFCHリソース上で、イベント1からフィードバックを送信するか、イベント2からフィードバックを受信するかを決定しなければならない。これは、前述したものと同じ基準を使用することができるが、ここでは、PSFCH送信またはPSFCH受信のいずれかを優先する必要がある。
提案5:起こり得るPSFCHリソース衝突の場合に、QoSなどの基準に基づいてPSFCH送信/受信に優先順位を付ける。
【0096】
3.2.複数のUEへのPSFCH TX
複数のUEが、送信側UEから受信したSCIに基づいて、同じタイムスロット内でPSFCHリソース上でHARQフィードバックを送信すると予想される場合、PSFCH上でフィードバックを送信するためにUEによって使用されているサブチャネルに関して、以下に列挙する3つの異なるシナリオがあり得る。
・フィードバックは、PSFCHの同じサブチャネルで送信される。
・フィードバックは、PSFCHの異なる連続したサブチャネルで送信される。
・フィードバックは、PSFCHの異なる不連続なサブチャネルで送信される。
【0097】
第1のシナリオには2つの可能な解決策がある。1つの解決策は、フィードバックを送信するUEがPSFCHにおいて複数のHARQ-ACKビットを別々のUEに提供し得る場合である。しかしながら、受信機がビットをどのように解釈すべきかという課題が研究されなければならない。PSSCHとPSFCHとの暗黙的なリンクは、ビットの順序を送信に一意にマッピングできるという意味で、この課題を単純化する。これにより、UEは、検知プロセス自体の間、PSFCHにおける衝突を回避することができる。衝突が発生し得る唯一のケースは、2つの送信UEが同じPSSCHおよびPSFCHリソースを選択する場合である。しかしながら、これはまた、完全な衝突が発生したことを意味し、受信側UEはおそらく対応するPSSCHを正しく復号することができない。しかしながら、再送信もPSSCHリソースに暗黙的にリンクされているため、再送信の衝突が発生する可能性があり、これを回避するためのメカニズムを検討する必要がある。
【0098】
第2のシナリオは課題であるようには見えないが、第3のシナリオは、2つ以上のPSFCHの不連続送信が実行可能であるかどうかに依存する。
提案6:PSSCHリソースがPSFCHリソースに暗黙的にリンクされている場合、連続的な衝突を防ぐために適応型HARQ再送信プロトコルを研究する。
【0099】
3.3.同じUEへの複数のHARQフィードバックを伴うPSFCH TX
1つのUEが別のUEから複数の送信を受信しているとき、受信側UEは、送信の各々について複数のHARQフィードバックを返信することが期待される。PSFCHリソースが送信のいずれかについて同じである場合、衝突が発生する。
【0100】
この場合、簡単な解決策は、単一のPSFCHで複数のHARQ-ACKビットを送信することである。しかしながら、受信側UEが同じPSFCHに関連付けられたSCIのうちの1つを見失うと、課題が生じる。これは、受信側UEによって送信されるビット数と、送信側UEによって予想されるビット数との不一致につながる。送信側UEは、受信したフィードバックを復号することができず、これをさらに検討する必要がある。
提案7:N>1のPSFCHにおいて複数のHARQ-ACKビットをサポートする。
提案8:PSFCHにおいて複数のHARQ-ACKビットがサポートされている場合に、SCIの欠落をどのように処理するかを検討する。
【0101】
4.結論
この貢献において実行された上記の特定された分析に基づいて、実施形態は以下を提供する。
実現1:ユニキャストおよびグループキャストのための少なくとも1つ、およびブロードキャスト通信のための1つを用いて、異なる通信タイプのための異なるSCIフォーマットをサポートする。
実現2:リソースプール構成がUEによって監視されるべきSCIフォーマットを含むこと。
実現3:モード2のUEがモード1送信を検出することを可能にするために、SCIのCRCが宛先L1 IDによってスクランブルされていないこと。
実現4:少なくとも複数の時間および/または周波数リソースにまたがる送信の場合にCBGベースのHARQ-ACKをサポートする。
実現5:可能性のあるPSFCHリソース衝突の場合に、QoSなどの基準に基づいてPSFCH送信/受信に優先順位を付ける。
実現6:PSSCHリソースがPSFCHリソースに暗黙的にリンクされている場合、連続的な衝突を防ぐために適応型HARQ再送信プロトコルを研究する。
実現7:N>1のPSFCHにおいて複数のHARQ-ACKビットをサポートする。
実現8:PSFCHにおいて複数のHARQ-ACKビットがサポートされている場合に、SCIの欠落をどのように処理するかを検討する。
【0102】
いくつかの態様を装置の文脈で説明したが、これらの態様は対応する方法の説明も表すことは明らかであり、ブロックまたはデバイスは方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップの文脈で説明される態様はまた、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明を表す。
【0103】
特定の実装要件に応じて、本発明の実施形態は、ハードウェアまたはソフトウェアで実装することができる。実装は、それぞれの方法が実行されるようにプログラム可能なコンピュータシステムと協働する(または協働することができる)、電子的に読み取り可能な制御信号が記憶されたデジタル記憶媒体、例えばフロッピーディスク、DVD、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリを使用して実行することができる。
【0104】
本発明によるいくつかの実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含む。
【0105】
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装することができ、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに方法のうちの1つを実行するように動作する。プログラムコードは、例えば、機械可読キャリアに格納することができる。
他の実施形態は、機械可読キャリアに格納された、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。
【0106】
言い換えれば、したがって、本発明の方法の一実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
【0107】
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムを記録して含むデータキャリア(またはデジタル記憶媒体、またはコンピュータ可読媒体)である。
【0108】
したがって、本発明の方法のさらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号シーケンスである。データストリームまたは信号シーケンスは、例えば、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成することができる。
【0109】
さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するように構成または適合された処理手段、例えばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスを含む。
さらなる実施形態は、本明細書に記載の方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムがインストールされたコンピュータを含む。
【0110】
いくつかの実施形態では、プログラマブルロジックデバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)を使用して、本明細書に記載の方法の機能の一部またはすべてを実行することができる。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書に記載の方法のうちの1つを実行するためにマイクロプロセッサと協働することができる。一般に、方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが好ましい。
【0111】
上述の実施形態は、本発明の原理の単なる例示である。本明細書に記載の構成および詳細の修正および変形は、当業者には明らかであることが理解される。したがって、本明細書の実施形態の説明および説明として提示された特定の詳細によってではなく、差し迫った特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
【0112】
他のシナリオは、記載されたメカニズムの利益を得ることができることに留意されたい。ここで、以下が言及されるべきである。
・モノのインターネット(IoT)デバイスを有するネットワーク、
・車両対車両(V2V)デバイスまたは車両対すべて(V2X)デバイス、
・D2Dを使用して情報を別のデバイスに中継する、電源が制限された狭帯域IoT(NB-IoT)システム、
・より小さい帯域幅をサポートし、したがってデータレートを別のデバイスまたはコアネットワークに配信するためにD2Dを必要とするライトNRシステム、
・D2D通信をサポートする産業用IoT(IIOT)ネットワーク、
・通信または範囲拡張にD2Dを使用する公共防護災害救助(PPDR)システム。
【0113】
References
[1] RP-190984,“Revised WID on 5G V2X with NR sidelink”,LG Electronics,Huawei,3GPP RAN#84,June 2019.
【0114】
[2] Chairman’s Notes,TSG RAN WG1 #96bis,April 2019.
【0115】
[3] 3GPP TR 38.885,“Study on NR Vehicle-to-Everything(V2X)”,V2.0.0,March 2019.
【0116】
[4] R1-1908677,“Design of NR V2X Physical Layer Structures”,Fraunhofer HHI,Fraunhofer IIS,3GPP RAN1#98,August,2019.
【手続補正書】
【提出日】2022-04-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、
前記デバイスは、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答し、第2のフィードバックメッセージの受信を待つものであり、
前記デバイスは、同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された前記第2のフィードバックメッセージの受信を待つように構成され、
前記デバイスは、前記第2のフィードバックメッセージを受信するために、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成されている、デバイス。
【請求項2】
前記第1および第2のフィードバックメッセージは、同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内で送受信される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第1および第2のフィードバックリソースは、同じ時間間隔(例えばTTIまたはスロット)内で送受信される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記デバイスは、前記第1のフィードバックメッセージが否定的なフィードバックである場合に、前記第1のフィードバックメッセージの前記送信を延期または省略するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記デバイスは、前記受信メッセージの復号の成功に応答して、前記特定のリソースを使用して前記第1のフィードバックメッセージを送信するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記デバイスは、
例えば優先レベルとして示される、前記受信メッセージおよび/または前記確認応答すべきメッセージのQoS、
前記受信メッセージおよび/または前記確認応答すべきメッセージのパケットサイズ、
前記デバイスのバッファ状態、
前記デバイスのバッテリ状態、
前記デバイスの遅延バジェットおよび/または
復号結果(報告されるHARQ結果)
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期または省略するように構成されている、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記デバイスは、半二重方式に従って動作し、前記第1のフィードバックメッセージの送信または前記第2のフィードバックメッセージの受信のいずれかを他方よりも優先するように構成されている、請求項6に記載のデバイス。
【請求項8】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記デバイスは、特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答し、確認応答送信を待つものであり、
前記デバイスは、前記特定のフィードバックリソースの使用によって送信された第2の確認応答メッセージを待つように構成され、
前記デバイスは、前記第1のフィードバックメッセージを送信し、前記第2のフィードバックメッセージが所定のコンテンツを含むと仮定するように構成される、デバイス。
【請求項9】
前記予め定義されたコンテンツは、否定的フィードバック(NACK)である、請求項8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記デバイスが、前記想定された否定的フィードバックに応答して前記第2のフィードバック信号の基礎であるメッセージを再送信するように構成されている、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、受信機に送信された1つまたは複数のメッセージが、結合されたフィードバックメッセージにおいて前記受信機によって確認応答されるように編成されており、
前記デバイスは、送信済メッセージについて前記ネットワークを検知し、前記送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバック衝突を回避するために、前記検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するように構成されている、デバイス。
【請求項12】
1つのリソースのための前記フィードバックメッセージの全部または一部が、異なるまたは連続する時間間隔(例えば、スロットまたはTTI)で送信済メッセージを参照している、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
フィードバック衝突を回避するために、前記送信リソースは、
前記自身の送信が、前記送信済メッセージのメッセージとともに前記自身の送信の前記受信機によって確認応答されるように、および/または
前記自身の送信が、他の確認応答の前記送信と衝突することなく前記自身の送信の受信機によって確認応答されるように、
選択される、請求項11に記載のデバイス。
【請求項14】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、第2の受信機に自身のメッセージを送信するべく、前記第1の受信機と同じリソースを使用してフィードバックメッセージも送信するために、前記自身の送信の前記受信機が使用すると予想されるリソースを回避するように構成されている、デバイス。
【請求項15】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、前記第1の受信機に自身のメッセージを送信するために、そのフィードバックメッセージを送信するために前記第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するように構成されている、デバイス。
【請求項16】
無線通信ネットワークにおいて動作するように構成されたデバイスまたはネットワークであって、前記無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作し、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、
前記ネットワークは、メッセージの送信に使用されるリソースが対応するフィードバック信号に使用されるリソースと関連付けられるように編成され、
前記デバイスは、フィードバックリソース内のフィードバック信号の数を決定するものであり、別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)は、同じ数のフィードバック信号を決定するものである、デバイスまたはネットワーク。
【請求項17】
前記デバイスは、デフォルトとして予め構成された数のフィードバック信号を使用する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項18】
前記デバイスは、使用するいくつかのフィードバック信号を別のデバイスに送信する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項19】
前記デバイスは、別のデバイスから、使用するいくつかのフィードバック信号を受信する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項20】
前記デバイスは、前記リソースプール構成の一部として前記ネットワークによってシグナリングされる前記PSFCH周期性から前記フィードバックリソースの数を決定する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項21】
前記フィードバックリソースの数は、前記PSFCH周期性に等しい、請求項20に記載のデバイス。
【請求項22】
前記フィードバック信号の数が前記送信の数または前記関連する送信リソースもしくは関連するスロットの数よりも少ない場合、前記デバイスはフィードバック低減動作を実行する、請求項16に記載のデバイス。
【請求項23】
前記フィードバック低減動作はAND動作である、請求項22に記載のデバイス。
【請求項24】
前記デバイスが送受信機である、請求項1または8または11または14または15または16に記載のデバイス。
【請求項25】
ユーザ機器と、
移動型または非移動型の基地局と、
移動型端末と、
固定端末と、
セルラーIoT-UEと、
車両用UEと、
グループリーダUE(GL)と、
IoTまたは狭帯域IoT、NB-IoT、デバイスと、
地上ベースの車両と、
航空機と、
ドローンと、
移動基地局と、
路側ユニット(RSU)と、
建物と、
前記無線通信ネットワークを使用してアイテム/デバイスが通信することを可能にするネットワーク接続性を備えた任意の他のアイテムまたはデバイス、例えば、センサまたはアクチュエータと、
のうち少なくとも1つを備えている、請求項1または8または11または14または15または16に記載のデバイス。
【請求項26】
本開示および/または特許請求の範囲による特徴の任意の組み合わせを含むデバイス。
【請求項27】
無線通信ネットワークにおいて送信済メッセージの受信を確認応答するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークであって、前記フィードバックリソースによって有効化されたフィードバックメッセージの数と比較した場合、メッセージの数がより多く、前記ネットワークは、
請求項1から26のいずれか一項に記載の少なくとも2つのデバイスを含む、無線通信ネットワーク。
【請求項28】
1つまたは複数の基地局をさらに備えている、請求項27に記載の無線通信ネットワーク。
【請求項29】
前記少なくとも1つの基地局は、移動型基地局または非移動型基地局として実現され、
マクロセル基地局と、
スモールセル基地局と、
基地局の中央ユニットと、
基地局の分散ユニットと、
路側ユニットと、
UEと、
グループリーダ(GL)と、
リレーと、
遠隔無線ヘッドと、
AMFと、
SMFと、
コアネットワークエンティティと、
移動型エッジコンピューティングエンティティと、
NRまたは5Gコアコンテキストのようなネットワークスライスと、
アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信することを可能にする任意の送受信ポイントTRPであって、前記アイテムまたはデバイスが前記無線通信ネットワークを使用して通信するためのネットワーク接続性を備えている、任意の送受信ポイントと、
のうちの1つまたは複数を備えている、請求項28に記載の無線通信ネットワーク。
【請求項30】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、前記方法は、
特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することによって、受信メッセージ、例えばPSSCHの制御メッセージを確認応答するステップと、
第2のフィードバックメッセージの受信を待つステップと、
同じまたは別の特定のフィードバックリソースの使用によって送信された前記第2のフィードバックメッセージの受信を待つステップと、
前記第2のフィードバックメッセージを受信するために、前記第1のフィードバックメッセージの送信を延期するか、または省略するステップと、を含む、方法。
【請求項31】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
特定のフィードバックリソースを使用して第1のフィードバックメッセージを送信することにより、受信メッセージ(例えば、PSSCHの制御メッセージ)を確認応答するステップと、
確認送信を待つステップと
前記特定のフィードバックリソースの使用によって送信される第2の確認応答メッセージを待つステップと、
前記第1のフィードバックメッセージを送信するステップと、前記第2のフィードバックメッセージが所定のコンテンツを含むと仮定するステップと、を含む、方法。
【請求項32】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
受信機に送信される1または複数のメッセージが、結合されたフィードバックメッセージにおいて前記受信機によって確認応答されるように、前記ネットワークを編成するステップと、
前記送信済メッセージについて前記ネットワークを検知し、前記送信済メッセージの受信機を決定し、フィードバック衝突を回避するために、前記検知された送信済メッセージに基づいて自身の送信のためのスロットを選択するために、前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項33】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるように前記ネットワークを編成するステップと、
第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、第2の受信機に自身のメッセージを送信するべく、前記第1の受信機と同じリソースを使用してそのフィードバックメッセージも送信するために、前記自身の送信の前記受信機が使用すると予想されるリソースを回避するように前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項34】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるように前記ネットワークを編成するステップと、
第1の送信済メッセージの第1の受信機を決定し、前記第1の受信機に自身のメッセージを送信するべく、フィードバックメッセージを送信するために、前記第1の受信機によって使用されると見なされるリソースを使用するように前記デバイスを動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項35】
無線通信ネットワークにおいて送信された送信済メッセージの受信を確認するためのフィードバックリソースを提供するフィードバックチャネルを備えるように動作している前記無線通信ネットワークにおいて動作するようにデバイスを動作させるための方法であって、送信済メッセージの数は、フィードバックリソースの数と比較してより大きく、前記方法は、
メッセージの送信に用いられるリソースが対応するフィードバック信号に用いられるリソースと関連付けられるようにネットワークを編成するステップと、
フィードバックリソース内のいくつかのフィードバック信号に前記デバイスを動作させるステップと、
同じ数のフィードバック信号を決定するために別のデバイス(フィードバックの受信機または送信機)を動作させるステップと、を含む、方法。
【請求項36】
コンピュータ上で実行されると、請求項30または31または32または33または34または35に記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムが格納された、コンピュータ可読デジタル記憶媒体。
【国際調査報告】