IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 展訊通信(上海)有限公司の特許一覧

特表2022-544694アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末
<>
  • 特表-アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末 図1
  • 特表-アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-20
(54)【発明の名称】アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20221013BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221013BHJP
   H04W 48/08 20090101ALI20221013BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W72/04 132
H04W48/08
H04W72/04 136
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022510169
(86)(22)【出願日】2020-08-10
(85)【翻訳文提出日】2022-04-15
(86)【国際出願番号】 CN2020108109
(87)【国際公開番号】W WO2021031897
(87)【国際公開日】2021-02-25
(31)【優先権主張番号】201910762910.6
(32)【優先日】2019-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519364624
【氏名又は名称】展訊通信(上海)有限公司
【氏名又は名称原語表記】Spreadtrum Communications (Shanghai) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Spreadtrum Center, Building No. 1, Lane 2288 Zuchongzhi Road, China (Shanghai) Pilot Free Trade Zone, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】周 化雨
(72)【発明者】
【氏名】潘 振崗
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067CC02
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
(57)【要約】
アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末が提供される。決定方法は、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定すること、および/または狭帯域SIB1を決定すること、を含む。本発明は、狭帯域UEが狭帯域CORESET0および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するための実行可能な技術的解決策を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
狭帯域制御リソースセット0(CORESET0)の周波数領域位置、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の周波数領域位置を決定すること、および/または
狭帯域システム情報ブロック1(SIB1)を決定すること、
を含む、アクセスリソース決定方法。
【請求項2】
前記狭帯域CORESET0の帯域幅および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅は、事前設定値である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記狭帯域CORESET0の最低物理リソースブロック(PRB)は、CORESET0の最低PRBに等しく、および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、前記CORESET0の前記最低PRBに等しい、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記狭帯域CORESET0の最低PRBと、CORESET0の最低PRBまたは同期信号および物理報知チャネルブロック(SS/PBCHブロック)の最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値であり、および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの前記最低PRBと前記CORESET0の前記最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記オフセットの帯域幅は、前記狭帯域CORESET0の帯域幅以上であり、および/または前記オフセットの前記帯域幅は、前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記オフセットに含まれるPRBの数は、前記狭帯域CORESET0に含まれるPRBの数以上であり、前記オフセットに含まれるPRBの数は、前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPのPRBの数以上である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記狭帯域CORESET0と、CORESET0またはSS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得すること、および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPと前記SS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得すること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記狭帯域CORESET0の前記周波数領域位置、および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの前記周波数領域位置を決定することは、
前記オフセットに基づいて前記狭帯域CORESET0の最低PRBを決定すること、および/または前記オフセットに基づいて前記初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを決定すること、を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記オフセットは、前記周波数領域位置が周波数範囲(FR)1内であることに応じて、物理報知チャネル(PBCH)内のSS/PBCHブロックインデックスで伝送される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記オフセットは、前記周波数領域位置がFR2内であることに応じて、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記オフセットは、前記SS/PBCHブロックおよび前記CORESET0の多重化パターンが2であることに応じて、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記オフセットは、前記SS/PBCHブロックおよび前記CORESET0の多重化パターンが3であることに応じて、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記狭帯域CORESET0および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを決定することは、
狭帯域PBCH情報を取得するために狭帯域PBCHを受信することと、
前記狭帯域PBCH情報に基づいて前記狭帯域CORESET0および/または前記狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記狭帯域PBCHの帯域幅は、事前設定値である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記オフセットの帯域幅は、前記狭帯域PBCHの帯域幅以上である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記オフセットに含まれるPRBの数は、前記狭帯域PBCHに含まれるPRBの数以上である、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記狭帯域SIB1を決定することは、
タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するために前記タイプ0-PDCCHを受信することと、
前記狭帯域SIB1を取得するために前記スケジューリング情報に基づいて前記PDSCHを受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記狭帯域SIB1を決定することは、
タイプ0-PDCCHが前記狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすることを示すPBCHのビットに応じて、または前記PBCHで示されるSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下であることに応じて、前記タイプ0-PDCCHに基づいて前記PDSCHのスケジューリング情報を取得するために前記タイプ0-PDCCHを受信することと、
前記狭帯域SIB1を取得するために前記スケジューリング情報に基づいて前記PDSCHを受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記狭帯域SIB1を決定することは、
前記狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールするために使用されるPDCCHであるタイプ0B-PDCCHを受信することと、
前記タイプ0B-PDCCHに基づいて前記狭帯域SIB1を伝送する前記PDSCHのスケジューリング情報を取得することと、
前記狭帯域SIB1を取得するために前記スケジューリング情報に基づいて前記PDSCHを受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記狭帯域SIB1を決定することは、
タイプ0-PDCCHが前記狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすることを示す前記PBCHのビットに応じて、または前記PBCHで示されるSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下であることに応じて、前記狭帯域SIB1を伝送する前記PDSCHをスケジュールするために使用されるPDCCHであるタイプ0B-PDCCHを受信することと、
前記タイプ0B-PDCCHに基づいて前記狭帯域SIB1を伝送する前記PDSCHのスケジューリング情報を取得することと、
前記狭帯域SIB1を取得するために前記スケジューリング情報に基づいて前記PDSCHを受信することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記狭帯域SIB1を決定することは、
他のシステム情報(OSI)を伝送するPDSCHをスケジュールするために使用されるPDCCHであるタイプ0A-PDCCHを受信することと、
前記タイプ0A-PDCCHに基づいて前記OSIを伝送する前記PDSCHのスケジューリング情報を取得することと、
前記OSIを取得するために前記スケジューリング情報に基づいて前記PDSCHを受信することと、
を含み、前記OSIは、前記狭帯域SIB1を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
狭帯域制御リソースセット0(CORESET0)の周波数領域位置、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の周波数領域位置を決定し、および/または狭帯域システム情報ブロック1(SIB1)を決定するように調整された決定回路を含む、
アクセスリソース決定装置。
【請求項24】
コンピュータ命令が格納された記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が実行されると、請求項1から請求項22のいずれかに基づく方法が実行される、記憶媒体。
【請求項25】
メモリおよびプロセッサを備える端末であって、前記メモリにはコンピュータ命令が格納され、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行すると、請求項1から請求項22のいずれかに基づく方法が実行される、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、無線通信技術分野、より具体的には、アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末に関する。
【0002】
本出願は、2019年8月16日に出願された、発明の名称が「アクセスリソース決定方法並びに装置、記憶媒体および端末」である中国特許出願第201910762910.6号の優先権の利益を主張し、その開示全体は参照により本件明細書に援用される。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP(登録商標))標準化団体は、第5世代モバイル通信(5G)用の新しい無線(NR)システムに取り組んでいる。将来のNRプロトコルは、狭帯域ユーザ機器(UE)、または帯域幅が100MHz未満のUEをサポートできるようになる。この種のUEは、マシンタイプ通信(MTC、またはモノのインターネット、略してIoT)に使用できる。
【0004】
一般的に言えば、UEは、少なくとも制御リソースSET0(CORESET0)の最大帯域幅および/または初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の最大帯域幅をサポートする必要がある。初期アクセス処理では、UEは、PBCHによって伝送される情報を介してCORESET0の帯域幅を取得する。一般に、CORESET0は、タイプ0-PDCCH(つまり、RMSI PDCCHまたはSIB1 PDCCH)を伝送するための制御リソースセットである。初期設定では、CORESET0の帯域幅は、初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅でもある。一般に、システム情報ブロック1(SIB1)を伝送するための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)の周波数領域リソースは、初期アクティブダウンリンクBWPで制限される。SIB1を取得した後、初期アクティブダウンリンクBWPをさらに拡張して、柔軟性を高めることができる。具体的には、初期アクティブダウンリンクBWPの拡張帯域幅は、SIB1のシグナリングを介してUEに送信され得る。
【0005】
しかし、狭帯域UEの場合、CORESET0の最大帯域幅および/または初期アクティブダウンリンクBWPの最大帯域幅は、狭帯域UEでサポートされる帯域幅を超える場合がある。この場合、狭帯域UEが新しい狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得および構成するための方法が必要である。
【発明の概要】
【0006】
本開示の実施形態は、アクセスリソースを決定するための方法を提供する。
【0007】
本開示の一実施形態では、アクセスリソースを決定するための方法が提供され、この方法は、狭帯域制御リソースセット0(CORESET0)の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の周波数領域位置を決定すること、および/または狭帯域システム情報ブロック1(SIB1)を決定すること、を含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の帯域幅および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅は、事前設定値である。
【0009】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の最低物理リソースブロック(PRB)は、CORESET0の最低PRBに等しく、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しい。
【0010】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の最低PRBとCORESET0の最低PRBまたは同期信号および物理報知チャネルブロック(SS/PBCHブロック)の最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値であり、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとCORESET0の最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。
【0011】
いくつかの実施形態では、オフセットの帯域幅は、狭帯域CORESET0の帯域幅以上であり、および/またはオフセットの帯域幅は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である。
【0012】
いくつかの実施形態では、オフセットの帯域幅は、狭帯域CORESET0の帯域幅以上であり、および/またはオフセットの帯域幅が狭帯域の初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である。
【0013】
いくつかの実施形態では、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域CORESET0に含まれるPRBの数以上であり、および/またはオフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPに含まれるPRBの数以上である。
【0014】
いくつかの実施形態では、方法は、狭帯域CORESET0とCORESET0またはSS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得すること、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPとSS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得すること、をさらに含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定することは、オフセットに基づいて狭帯域CORESET0の最低PRBを決定すること、および/またはオフセットに基づいて初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを決定すること、を含む。
【0016】
いくつかの実施形態では、オフセットは、周波数領域位置が周波数範囲(FR)1内にあることに応答して、物理報知チャネル(PBCH)のSS/PBCHブロックインデックスで伝送される。
【0017】
いくつかの実施形態では、オフセットは、周波数領域位置がFR2内にあることに応答して、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0018】
いくつかの実施形態では、オフセットは、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが2であることに応答して、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0019】
いくつかの実施形態では、オフセットは、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが3であることに応答して、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0020】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを決定することは、狭帯域PBCH情報を取得するために狭帯域PBCHを受信することと、狭帯域PBCH情報に基づいて狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得することと、を含む。
【0021】
いくつかの実施形態では、狭帯域PBCHの帯域幅は、事前設定値である。
【0022】
いくつかの実施形態では、狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。
【0023】
いくつかの実施形態では、オフセットの帯域幅は、狭帯域PBCHの帯域幅以上である。
【0024】
いくつかの実施形態では、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域PBCHに含まれるPRBの数以上である。
【0025】
いくつかの実施形態では、狭帯域SIB1を決定することは、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するためにタイプ0-PDCCHを受信することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、狭帯域SIB1を決定することは、タイプ0-PDCCHが狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすることを示すPBCHのビットに応答して、またはPBCHに示されるSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下であることに応答して、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するためにタイプ0-PDCCHを受信することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含む。
【0027】
いくつかの実施形態では、狭帯域SIB1を決定することは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHであるタイプ0B-PDCCHを受信することと、タイプ0B-PDCCHに基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、狭帯域SIB1を決定することは、タイプ0-PDCCHが狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすることを示すPBCHのビットに応答して、またはPBCHに示されるSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下であることに応答して、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHであるタイプ0B-PDCCHを受信することと、タイプ0B-PDCCHに基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含む。
【0029】
いくつかの実施形態では、狭帯域SIB1を決定することは、他のシステム情報(OSI)を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHであるタイプ0A-PDCCHを受信することと、タイプ0A-PDCCHに基づいてOSIを伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得することと、OSIを取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含み、OSIは、狭帯域SIB1を含む。
【0030】
本開示の一実施形態では、アクセスリソースを決定するための装置が提供され、装置は、狭帯域制御リソースセット0(CORESET0)の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の周波数領域位置を決定するように、および/または狭帯域システム情報ブロック1(SIB1)を決定するように調整された決定回路を含む。
【0031】
本開示の一実施形態では、記憶媒体が提供され、記憶媒体にはコンピュータ命令が格納され、コンピュータ命令が実行されると、上記の実施形態に基づく方法が実行される。
【0032】
本開示の一実施形態では、端末が提供され、端末はメモリおよびプロセッサを含み、メモリにはコンピュータ命令が格納され、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、上記の実施形態に基づく方法が実行される。
【0033】
本開示の実施形態は、以下の利点を有する。
【0034】
本開示の実施形態では、アクセスリソースを決定するための方法が提供される。方法は、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定すること、および/または狭帯域SIB1を決定すること、を含む。本開示の実施形態によれば、狭帯域UEのアクセスリソースは、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定することによって決定され得、したがって、狭帯域UEは、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWP、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域CORESET0の最大帯域幅を取得して構成でき、または狭帯域UEは、狭帯域SIB1を取得して構成できる。
【0035】
さらに、狭帯域CORESET0の最低物理リソースブロック(PRB)は、CORESET0の最低PRBに等しく、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しい。本開示の実施形態では、狭帯域CORESET0の最低PRBおよび/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しく、これにより、狭帯域UEは、CORESET0に基づいて狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを得ることができ、狭帯域CORESET0、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するために実行可能な解決策を提供する。
【0036】
さらに、狭帯域CORESET0の最低PRBと、CORESET0の最低PRBまたはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値であり、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBと、CORESET0の最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。本開示の実施形態によれば、狭帯域CORESET0とCORESET0との間の事前設定オフセット、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPとCORESET0との間の事前設定オフセットを構成することによって、狭帯域CORESET0、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するために実行可能な解決策が提供される。
【0037】
さらに、狭帯域CORESET0と、CORESET0またはSS/PBCHブロックとの間のオフセットは、事前設定値であり、または、狭帯域CORESET0と、CORESET0との間のオフセットは、事前設定値である。本開示の実施形態によれば、狭帯域CORESET0とCORESET0との間のオフセットを事前設定値に設定することにより、狭帯域CORESET0、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するために実行可能な解決策が提供される。
【0038】
さらに、狭帯域UEは、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するためにCORESET0でタイプ0-PDCCHを受信でき、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信できる。本開示の実施形態によれば、狭帯域UEは、タイプ0-PDCCHによってSIB1を伝送するPDSCHを取得でき、これは、狭帯域CORESET0、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するために実行可能な解決策を提供する。
【0039】
さらに、狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。本開示の実施形態によれば、狭帯域PBCHとSS/PBCHブロックとの間の事前設定オフセットを構成することにより、狭帯域UEが狭帯域CORESET0、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するために実行可能な解決策が提供される。
【0040】
さらに、方法は、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するためにCORESET0でタイプ0-PDCCHを受信することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信することと、を含む。本開示の実施形態によれば、狭帯域UEは、SIB1のPDSCH、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを受信できる。
【0041】
さらに、方法は、CORESET0でタイプ0B-PDCCHを受信することと、タイプ0B-PDCCHに基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得することと、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHを受信することと、を含む。タイプ0B-PDCCHは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのPDCCHをスケジューリングするために使用される。本開示の実施形態によれば、狭帯域UEは、SIB1または狭帯域SIB1を要求に応じて受信でき、これは、端末の電力消費を節約するのに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1図1は、本開示の一実施形態による、アクセスリソースを決定するための方法のフローチャートを概略的に示す。
図2図2は、本開示の一実施形態による、アクセスリソースを決定するためのデバイスの構造図を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0043】
バックグラウンドで述べたように、既存の技術では、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得および構成するための解決策が必要である。
【0044】
具体的には、リリース15NRシステムでは、同期信号および報知チャネル信号は、同期信号および物理報知チャネルブロック(SS/PBCHブロック)として送信される。さらに、5Gシステムはビームスイープなどの機能も導入している。各SS/PBCHブロックは、ビームスイープの1つのビームに対応するリソースと考えられ得る。SS/PBCHブロックは、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、および物理報知チャネル(PBCH)信号を含み得る。複数のSS/PBCHブロックは、同期信号バーストを形成し得る。同期信号バーストは、複数のビームを含む比較的集中したリソースと考えられ得る。そして、複数の同期信号バーストは、同期信号バーストセットを形成できる。SS/PBCHブロックは、異なる同期信号バーストで繰り返し送信され、ビームスイープ処理を完了する。ビームスイープのトレーニングを通じて、UEはどのビームが最も強い信号を受信するかを決定できる。
【0045】
例えば、5ミリ秒(ms)ウィンドウ内のL個のSS/PBCHブロックの時間領域位置が固定されていると仮定する。つまり、5msウィンドウ内のSS/PBCHブロックの送信機会が固定され、インデックスも固定される。SS/PBCHブロックのL個のインデックスは、0から(L-1)までの時間領域の位置に連続して配置され、Lは正の整数である。
【0046】
さらに、残存最小システム情報(Remaining Minimum System Information:RMSI)はSIB1とも呼ばれる。リリース15NRでのRSMIは、LTEのSIB1に似ており、マスタ情報ブロック(MIB)を除くメインシステム情報を含む。RMSIは、SIB1と呼ばれることもある。RMSIは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)によって伝送され、およびPDSCHは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してスケジュールされる。RMSIを伝送するPDSCHは、一般に、RMSI PDSCHと呼ばれ、RMSI PDSCHをスケジューリングするためのPDCCHは、一般に、RMSI PDCCHと呼ばれる。
【0047】
一般に、サーチスペースセットは、監視機会やPDCCHのサーチスペースタイプなどのプロパティを含み得る。サーチスペースセットは通常、制御リソースセット(CORESET)に関連付けられており、CORESETには、周波数領域リソースやPDCCHの期間などのプロパティが含まれる場合がある。
【0048】
RMSI PDCCH(SIB1 PDCCHまたはタイプ0-PDCCHとも呼ばれる)が配置されているサーチスペースセットは、一般にタイプ0-PDCCHサーチスペースセットまたはタイプ0-PDCCH共通サーチスペースセットと呼ばれ、スイッチングなどでMIBまたは無線リソース制御(RRC)によって構成される。一般に、タイプ0-PDCCHサーチスペースセットに対応するアイデンティティ/インデックス(ID)は0であるため、タイプ0-PDCCHサーチスペースセットはサーチスペース0(またはサーチスペースセット0)と呼ばれ、サーチスペース0に関連付けられているCORESETはCORESET0と呼ばれる。RMSI PDCCHのサーチスペースセットに加えて、他の共通サーチスペースまたは共通サーチスペースセットは、OSI PDCCHのサーチスペースセット(タイプ0A-PDCCHサーチスペースセット)、ランダムアクセス応答(RAR)のPDCCHサーチスペースセット(タイプ1-PDCCHサーチスペースセット)、ページングPDCCHのサーチスペースセット(タイプ2-PDCCHサーチスペースセット)など、初期設定のサーチスペースセット0と同じとして決定され得る。一般に、上記の共通サーチスペースまたは共通サーチスペースセットは再構成され得る。
【0049】
RMSI PDCCHの監視機会は、SS/PBCHブロックに関連付けられている。UEは、RMSI PDCCHの監視機会テーブルに基づいて関連付けを取得できる。初期アクセス処理中に、UEが特定のSS/PBCHブロックを検出すると、UEは、SS/PBCHブロック(開始シンボルインデックスまたは第1のシンボルインデックス)に関連付けられたRMSI PDCCHの時間領域位置を、PBCHによって示されるテーブルの行インデックスに基づいて決定し、RMSI PDCCHを検出し、RMSI PDCCHスケジューリングに基づいてRMSI PDSCHを受信および復号する。
【0050】
リリース15NRでは、UEはRMSI PDCCHを復号して時間領域リソースによって割り当てられた複数のビットを取得でき、ビットに基づいて事前定義されたテーブルを検索して開始シンボルインデックス(または数値)とRMSI PDSCHのシンボル長(または期間)を取得できる。
【0051】
リリース15NRでは、初期アクセス処理中に、UEは、RMSI PDSCHがSS/PBCHブロックでレートマッチングを実行しないと想定し得る。RMSIは、SS/PBCHブロックが送信されるかどうかを示し得る。UEは、RMSIを取得した後、RMSIによって示されるSS/PBCHブロックでレートマッチングを実行できる。
【0052】
UEは、SS/PBCHブロックを介してタイミング情報を取得する必要があり得る。フレームタイミング情報または半フレームタイミング情報とも呼ばれるタイミング情報は、一般に、検出された同期信号に対応するフレームまたは半フレームのタイミングを示すために使用される。フレームタイミング情報を取得した後、UEは、システムフレーム番号(SFN)を介して、SS/PBCHブロックに対応するセルの完全なタイミング情報を取得できる。半フレームタイミング情報を取得した後、UEは、半フレーム表示(第1の半フレームまたは最後の半フレーム)およびSFNを介して、SS/PBCHブロックに対応するセルの完全なタイミング情報を取得できる。
【0053】
一般に、UEは、SS/PBCHブロックインデックスを取得することによって10ミリ秒のタイミング情報を取得できる。認可されたスペクトルでは、SS/PBCHブロックインデックスはSS/PBCHブロックの候補位置のL個に関連しており、Lは正の整数である。L=4の場合、SS/PBCHブロックインデックスの下位2ビット(2LSB)は、PBCH-DMRS(PBCH復調参照信号)で伝送される。L>4の場合、SS/PBCHブロックインデックスの下位3ビット(3LSB)がPBCH-DMRSで伝送される。L=64の場合、SS/PBCHブロックインデックスの上位3ビット(3MSB)は、PBCHペイロードまたはMIBで伝送される。
【0054】
リリース15NRでは、所与のUEについて、UEに対応するページング機会は、複数のページングPDCCH監視機会からなる。あるページング機会では、ページングPDCCHは、SS/PBCHブロックのようにビームスイープによって送信され得る。あるページング機会では、ページングPDCCH監視機会は、SS/PBCHブロックに1つずつ対応する。つまり、あるページング機会では、K番目のページングPDCCH監視機会がK番目のSS/PBCHブロックに対応する。
【0055】
リリース13LTEの拡張マシンタイプ通信(eMTC)では、eMTC UEは狭帯域UEであってもよく、eMTC UEの帯域幅は約1MHzであり、6つのPRBをカバーできる。したがって、eMTC UEは、初期アクセス中にLTEのPSS/SSS/PBCHを検出し得る。また、eMTC UEは、PBCHで伝送されるMIBを介してLTEのMIBを復号できる。さらに、LTEのMIBには10個のスペアビットがあり、これらスペアビットの一部は、eMTCをスケジューリングするためのSIB1(SIB1-BR、LTE SIB1とは異なる)の情報を伝送するために使用され得る。初期設定では、eMTC SIB1を伝送するPDSCHの周波数領域リソースも6個のPRB内にあるため、eMTC UEは、eMTC SIB1を伝送するPDSCHも受信できる。したがって、eMTC UEがLTEのMIBを復号した後、eMTC UEは、その中のeMTC SIB1情報を取得して、ネットワークにアクセスできる。
【0056】
リリース15NRでは、一般に、UEは、100MHzの帯域幅をサポートできる。初期アクセス処理中に、UEは、SS/PBCHブロック内のPSS/SSS/PBCHを手当たり次第に検出し、PBCHで伝送されるMIBおよび時間インデックス情報を取得できる。UEは、MIB内の情報を介して、SIB1(またはRMSI)をスケジューリングするためのPDCCHが属するサーチスペースセット(サーチスペースセット0と呼ばれ得る)およびCORESET(CORESET0と呼ばれ得る)の構成を取得できる。さらに、UEは、SIB1を伝送するためにPDSCHのタイプ0-PDCCHを監視およびスケジュールし、SIB1を復号できる。CORESET0の帯域幅はPBCHのテーブルを介して設定されるため、CORESET0の最大帯域幅は、暗黙的にプロトコルで定められる。さらに、プロトコルは、SIB1を伝送するためのPDSCHの周波数領域リソースがCORESET0(PRB)の帯域幅内にあることを規定しているため、SIB1を伝送するためのPDSCHの最大帯域幅もプロトコルで暗黙的に定められる。
【0057】
現在、狭帯域UEの場合、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWP(つまり、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHの周波数範囲)、および/または狭帯域SIB1(または狭帯域RMSI)を定める必要がある。CORESET0または初期アクティブダウンリンクBWPまたはSIB1(RMSI)は、狭帯域UEが受信するのに適していない可能性があるためである。一般的に、初期アクセス処理では、狭帯域CORESET0の帯域幅は、狭帯域初期アクティブ化ダウンリンクBWPの帯域幅に初期設定される。追加情報を取得した後、狭帯域初期アクティブ化ダウンリンクBWPの帯域幅は拡張され得る。狭帯域UEが狭帯域CORESET0(またはタイプ0-PDCCH共通サーチスペースセットのCORESET)および狭帯域初期アクティブ化ダウンリンクBWPを取得および構成する方法に関する解決策が必要である。また、狭帯域UEが、狭帯域初期アクティブ化ダウンリンクBWPを取得して構成する方法に関する解決策も必要である。
【0058】
本開示の実施形態では、アクセスリソースを決定するための方法が提供される。方法は、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定すること、および/または狭帯域SIB1を決定することを含む。一般的に、狭帯域CORESET0の帯域幅は、CORESET0の帯域幅以下であり、狭帯域PBCHの帯域幅は、PBCHの帯域幅以下である。本開示の実施形態によれば、狭帯域UEのアクセスリソースは、狭帯域PBCHの周波数領域位置、狭帯域CORESET0の周波数領域位置、および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定することによって決定され得る。したがって、狭帯域UEは、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWP、SIB1を伝送するPDSCH、および狭帯域CORESET0の最大帯域幅を取得して構成できる。
【0059】
本開示の実施形態の目的、特徴および利点を明確にするために、本開示の実施形態は、添付の図面と併せて明確に詳細に説明される。
【0060】
本開示の実施形態は、5G、4Gおよび3G通信システム、並びにその後に発展するシステムに適用可能である。
【0061】
本開示の実施形態は、リレーネットワークアーキテクチャ、デュアルリンクネットワークアーキテクチャ、および車車間/路車間通信(Vehicle-to-Everything communication)アーキテクチャを含むがこれらに限定されない、異なるネットワークアーキテクチャにも適用可能である。
【0062】
本開示の実施形態における「複数」は、2以上を指す。本開示の様々な実施形態において、添付の図面に示される各処理のシーケンス番号は、実行順序を制限せず、各処理の実行シーケンスは、その機能および内部論理によって決定されるべきであることが理解され得る。これは、本開示の実施形態の実施処理に対するいかなる制限も構成するべきではない。
【0063】
本開示における用語“および/または”は、関連する対象を説明する単なる関連関係であり、3つの種類の関係があり得ることを示すことを理解されたい。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、Bのみが存在する、ことを表すことができる。さらに、本開示における文字「/」は、前者および後者の関連する対象が「または」関係を有することを表す。
【0064】
本開示の実施形態における「第1の」、「第2の」は、記述対象を例示および区別するためにのみ使用され、順番の制限はなく、本発明の実施形態における装置の数に対する特別な制限を表しておらず、および本開示の実施形態に対するいかなる制限も構成しない。
【0065】
本開示の実施形態における「接続」は、装置間の通信を実現するための直接接続または間接接続を含む様々な接続方法を指し、本開示の実施形態に限定を課すべきではない。
【0066】
以下、本開示の様々な実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図面中のフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施形態で提供される方法およびシステムの可能な実装アーキテクチャ、機能、および動作を示す。フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表すことができ、さまざまな実施形態で定められる論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含むことができることに留意されたい。いくつかの代替の実施形態では、ブロックに示されている機能は、図面に示されている順序とは異なる順序で発生し得ることにも留意すべきである。例えば、連続して表示される2つのブロックは、関連する機能に基づいて、実際には実質的に並行して実行されてもよく、逆の順序で実行されてもよい。フローチャートおよび/またはブロック図の各ブロック、およびフローチャートおよび/またはブロック図のブロックの組み合わせは、指定された機能または動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムを使用して、または専用のハードウェアおよびコンピュータ命令の組み合わせを使用して実装できることにも留意すべきである。フローチャートのステップのシーケンス番号は、ステップの順序に制限を課さないことにも留意すべきである。
【0067】
図1は、アクセスリソースを決定するための方法のフローチャートを概略的に示し、この方法は、UE側に適用され得、S101のみを含み得るか、またはS101およびS102を含み得る。
【0068】
S101では、UEは狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンク帯域幅部分(BWP)の周波数領域位置を決定し、および/または狭帯域SIB1を決定する。
【0069】
一般的に、狭帯域CORESET0の帯域幅はCORESET0の帯域幅以下であり、狭帯域PBCHの帯域幅は、PBCHの帯域幅以下である。
【0070】
より具体的には、S101において、一実施形態では、狭帯域UEは、リリース15のSS/PBCHブロックを再利用できる。狭帯域CORESET0は、狭帯域UEのアクセスリソースと事前設定された関連付け関係を有してもよい。特定の実装において、事前設定された関連付け関係は、狭帯域CORESET0の帯域幅および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅が、事前設定された値であることを含み得る。事前設定された値は帯域に関連付けられている。特定の実装では、事前設定された関連付け関係は、狭帯域CORESET0の最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しいこと、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しいことを含み得る。事前設定された値は帯域に関連付けられている。事前設定された関連付け関係に基づいて、狭帯域UEは、狭帯域UEが使用できる狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置、および/または狭帯域CORESET0の周波数領域位置を決定できる。
【0071】
さらに、当業者は、通常、狭帯域UEの狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域リソースが、初期設定で狭帯域CORESET0の周波数領域リソースに等しいことを理解する必要がある。したがって、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを決定した後、狭帯域UEは狭帯域CORESET0の周波数領域リソースを取得することもできる。
【0072】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の帯域幅は、事前設定値であり得、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅は、事前設定値であり得る。事前設定値は、狭帯域UEによってアクセスされる帯域に関連付けられている。
【0073】
別の実施形態では、狭帯域UEは、リリース15のSS/PBCHブロックを再利用できる。狭帯域CORESET0は、狭帯域UEのアクセスリソースとの事前設定された関連付け関係を有し得る。特定の実装形態では、事前設定された関連付け関係は、狭帯域CORESET0の最低PRBとCORESET0またはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットが事前設定値であること、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとCORESET0の最低PRBとの間のオフセットが事前設定値であることを含み得る。事前設定された関連付け関係およびオフセットに基づいて、狭帯域UEは、狭帯域CORESET0の周波数領域位置、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置、および/またはSIB1を伝送するPDSCHの周波数領域リソースを決定できる。本開示の実施形態では、SS/PBCHブロックの最低PRBは、共通RB内のSS/PBCHブロックの最低PRBと重複する最低PRBであり得る。場合によっては、SS/PBCHブロックの実際の最低サブキャリアが、PRBの最低サブキャリアからオフセットしたサブキャリアレベルを有し得ることに留意すべきである。本開示では、任意の周波数領域リソース(CORESET0、狭帯域CORESET0、初期アクティブダウンリンクBWPなど)とSS/PBCHブロックとの間の周波数領域オフセットは、周波数領域リソースの最低PRBと、共通RB内のSS/PBCHブロックの最低PRBと重複する最低PRBとの間のオフセットを参照できる。
【0074】
例えば、オフセットの帯域幅は、狭帯域CORESET0の帯域幅以上であり、および/またはオフセットの帯域幅は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である。
【0075】
別の例では、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域CORESET0に含まれるPRBの数以上であり、および/または、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPに含まれるPRBの数以上である。
【0076】
さらに、狭帯域UEは、狭帯域CORESET0とSS/PBCHブロックとの間のオフセットに基づいて、狭帯域CORESET0の最低PRBを決定できる。または、狭帯域UEは、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPとSS/PBCHブロックとの間のオフセットに基づいて、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを決定できる。狭帯域UEは、狭帯域CORESET0の最低PRBとCORESET0の最低PRBまたはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットに基づいて、狭帯域CORESET0の最低PRBを決定できる。または、狭帯域UEは、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとCORESET0の最低PRBまたはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットに基づいて、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを決定できる。
【0077】
さらに、狭帯域UEが周波数範囲1(FR1)に位置する場合、基地局は、オフセットをPBCHに配置でき、オフセットは、PBCHのSS/PBCHブロックインデックスで伝送される。FR1の場合、PBCHでのSS/PBCHブロックインデックスは、SS/PBCHブロックインデックスを示すために使用されない予約ビットである。
【0078】
変形実施形態として、狭帯域UEが周波数範囲2(FR2)に位置する場合、基地局は、オフセットをPBCHに配置でき、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。特定の実装では、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが2または3の場合、タイプ0-PDCCH監視機会表示は、タイプ0-PDCCH監視機会テーブルと同等であってもよい。この場合、タイプ0-PDCCH監視機会に予約されている3ビットがあり、オフセットを示すために使用され得るためである。
【0079】
別の変形実施形態として、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが2である場合、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0080】
別の変形実施形態として、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが3である場合、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0081】
別の実施形態では、狭帯域UEは、リリース15のPSSおよびSSSを再利用し、既存の技術のPBCHとは異なる狭帯域PBCHを使用でき、狭帯域PBCHは、一般的に言えば、狭帯域UEによって使用されるPBCHを指し、狭帯域PBCHの帯域幅は、PBCHの帯域幅以下である。この場合、狭帯域UEは、最初にPBCHを受信でき、PBCHは、狭帯域UEが狭帯域PBCHを受信することを示すことができる。狭帯域PBCHがPBCHに示されている場合、狭帯域UEは、狭帯域PBCHを受信し、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定できる。
【0082】
狭帯域UEがリリース15のPSSとSSSを再利用し、狭帯域PBCHを使用する場合、狭帯域PBCHの帯域幅は、事前設定値として設定され得、事前設定値は、狭帯域UEによってアクセスされる帯域に関連付けられる。狭帯域UEがリリース15のPSSとSSSを再利用し、狭帯域PBCHを使用する場合、狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットが事前設定値と設定され得、事前設定値は、狭帯域UEによってアクセスされる帯域に関連付けられている。特定の実装では、オフセットの帯域幅は、狭帯域PBCHの帯域幅以上である。または、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域PBCHに含まれるPRBの数以上である。
【0083】
別の実施形態では、狭帯域UEは、新しい狭帯域PSS、新しい狭帯域SSS、および新しい狭帯域PBCHを採用できる。特定の実装形態では、狭帯域UEは、狭帯域PSSおよび狭帯域SSSを手当たり次第に検出して、狭帯域PBCHの時間周波数位置を取得できる。その後、狭帯域UEは、狭帯域PBCHを受信して、狭帯域PBCH情報を取得する。一般的に、狭帯域PSSの帯域幅はPSSの帯域幅以下であり、狭帯域SSSの帯域幅は、SSSの帯域幅以下である。狭帯域PBCH情報は、狭帯域CORESET0の最低PRBおよび/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットを含み得る。さらに、狭帯域UEは、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを取得し、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域リソースを取得できる。
【0084】
その後、狭帯域UEはS102を実行でき、すなわち、狭帯域UEは、周波数領域位置でCORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを受信し、および/または狭帯域SIB1を受信する。
【0085】
狭帯域UEによってサポートされる帯域幅が、CORESET0またはSIB1を運ぶPDSCHの最大帯域幅よりも小さい場合、狭帯域UEは、以下の特定の実施形態に従って、狭帯域CORESET0および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得できる。
【0086】
実施形態1:狭帯域UEは、リリース15のSS/PBCHブロックを再利用する。
【0087】
狭帯域CORESET0および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅の場合、初期設定では、狭帯域UEは、狭帯域CORESET0および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅が、アクセスされる帯域幅との事前設定された関連付け関係を有すると想定する。狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置について、狭帯域UEは、以下の解決策を採用できる。
【0088】
例1:初期設定では、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBとして決定される。この例は、CORESET0の時間周波数リソースが多く、SIB1を伝送するPDSCHの時間周波数リソースが多い場合に適している。この場合、CORESET0のリソースの一部が狭帯域CORESET0のタイプ0-PDCCHによって占有され、SIB1を伝送するPDSCHのリソースの一部が狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPによって占有され得るためである。
【0089】
例2:初期設定では、狭帯域CORESET0の最低PRBとCORESET0またはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。オフセットに対応する帯域幅は、狭帯域CORESET0の帯域幅および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である。すなわち、オフセットの帯域幅に対応する特定のサブキャリア間隔内のPRBの数は、狭帯域CORESET0に対応する特定のサブキャリア間隔内のPRBの数および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPに対応する特定のサブキャリア間隔内のPRBの数以上である。この例は、CORESET0の時間周波数リソースが少なく、SIB1を伝送するPDSCHの時間周波数リソースが少ない状況に適している。
【0090】
例3:狭帯域UEは、SS/PBCHブロックまたはCORESET0と狭帯域CORESET0との間のオフセットを取得することにより、狭帯域CORESET0の位置を取得できる。より具体的には、狭帯域UEは、SS/PBCHブロックの最低PRBまたはCORESET0の最低PRBと狭帯域CORESET0の最低PRBとの間のオフセットを取得することにより、狭帯域CORESET0の最低PRBの位置を取得できる。リリース15のSS/PBCHブロックが再利用されるため、オフセットは予約済みビット、またはSS/PBCHブロック内の予約済みコードポイントを介して送信され得る。
【0091】
FR1の場合、狭帯域UEは、PBCH内のSS/PBCHブロックインデックス(すなわち、SS/PBCHブロック時間インデックスの上位3ビット数、3MSB)を取得することによってオフセットを取得できる。FR2の場合、狭帯域UEは、PBCH内のタイプ0-PDCCH(4ビット数、テーブルによって定められる)の監視機会表示の予約ビットまたは予約コードポイントを取得することによってオフセットを取得できる。例では、SS/PBCHブロックとCORESETの多重化パターンがFR2において2の場合、タイプ0-PDCCHの監視機会表示はオフセットを示す。別の例では、SS/PBCHブロックとCORESETの多重化パターンがFR2において3の場合、タイプ0-PDCCHの監視機会表示はオフセットを示す。
【0092】
実施形態2:狭帯域UEは、リリース15のPSS/SSSを再利用し、狭帯域PBCHを使用する。
【0093】
初期設定では、狭帯域PBCHの帯域幅は事前設定値であり、事前設定値は帯域に関連付けられている。初期設定では、狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットが事前設定値として設定され得る。すなわち、オフセットに対応する特定のサブキャリア間隔内のPRBの数は、狭帯域PBCHの帯域幅に対応する特定のサブキャリア間隔内のPRBの数以上である。UEは、狭帯域PBCH表示を取得することによって、狭帯域CORESET0の帯域幅および周波数領域位置、並びに狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を取得できる。具体的には、狭帯域UEは、狭帯域PBCHによって示されるSS/PBCHブロックの最低PRBと狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとの間のオフセットを取得することで、狭帯域CORESET0の、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を取得できる。
【0094】
実施形態3:狭帯域UEがリリース15のSS/PBCHブロックを完全に再利用するかどうかは、PBCHによって示される。
【0095】
狭帯域UEは、PBCHを受信し、狭帯域UEが、PBCH情報(MIBなど)に基づいて、リリース15のSS/PBCHブロックを完全に再利用するかどうかを取得できる。特定の実装形態では、狭帯域UEによってサポートされる帯域幅がCORESET0の最大帯域幅またはSIB1を伝送するPDSCHの最大帯域幅以上である場合、狭帯域UEは、CORESET0またはSIB1を伝送するPDSCHを受信することで、狭帯域CORESET0および狭帯域SIB1を伝送するPDSCHを取得できる。
【0096】
実施形態4:狭帯域UEは、CORESET0でタイプ0-PDCCHを受信し、タイプ0-PDCCHに基づいてSIBを伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得できる。その後、狭帯域UEは、SIBを伝送するPDSCHを受信し、スケジューリング情報に基づいてSIB(メッセージまたは情報)を取得できる。SIBは、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの情報を含み得る。例えば、SIBは、狭帯域SIBおよびSIBを含み得る。また、狭帯域SIBは、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの情報を含み得る。この解決策の利点は、狭帯域UEがSIB1と狭帯域SIB1の両方を受信でき、SIB1の一部の情報(セルレベル情報など)が狭帯域UEに有用であり、狭帯域UEがこれらの有用なSIBを取得できることである。
【0097】
実施形態5:狭帯域UEは、CORESET0においてタイプ0B-PDCCHを受信でき、タイプ0B-PDCCHは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHである。その後、狭帯域UEは、タイプ0B-PDCCHに基づいて、SIBを伝送するPDSCHのスケジューリング情報を受信できる。狭帯域UEは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHを受信し、狭帯域SIB1を取得できる。また、狭帯域SIB1の帯域幅は、SIB1の帯域幅以下である。狭帯域UEはまた、CORESET0においてタイプ0A-PDCCHを受信でき、タイプ0A-PDCCHは、OSIを伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHである。その後、狭帯域UEは、タイプ0A-PDCCHに基づいて、OSIを伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得できる。狭帯域UEは、OSIを伝送するPDSCHを受信し、OSIを取得でき、OSIは、狭帯域SIB1を含み得る。この解決策の利点は、狭帯域UEがSIB1または狭帯域SIB1を選択的に受信できることであり、これにより、端末のエネルギ消費が節約される。実際の適用では、狭帯域UEは、基地局の指示またはさまざまなシナリオに従って、現在受信する必要があるSIB1または狭帯域SIB1を選択できる。具体的には、UEは、ページングで情報を取得でき、情報がシステム情報更新を示す場合、UEは、SIB1を受信でき、情報が狭帯域システム更新を示す場合、UEは、狭帯域SIB1を受信できる。
【0098】
実施形態6:特定の実装において、PBCHのビットは、タイプ0-PDCCHが狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールするかどうかを示すために使用され得、例えば、PBCH情報のあるビットは、狭帯域PBCHが存在するかどうかを示すために使用され得る。
【0099】
特定の実装形態では、PBCHは、SS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットを示し得、狭帯域UEは、オフセットと閾値との間の比較結果によって狭帯域PBCHが存在するかどうかを決定し得る。オフセットが特定の閾値以下の場合、狭帯域PBCHが存在することを示すことができ、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置は、実施形態2で提供される解決策のように決定され得る。そうでなければ、オフセットが閾値よりも大きい場合、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置は、実施形態1によって決定され得る。
【0100】
当業者は、オフセットがゼロまたは正である場合、共通リソースブロック内のSS/PBCHブロックの最低PRBの数が、共通リソースブロック内のCORESET0の最低PRBの数よりも大きいことを理解する。これの利点は、オフセットが特定の閾値以下の場合、SS/PBCHブロックがCORESET0の周波数領域リソースの下端とほぼ一致するため、基地局が周波数領域リソース割り当てをSIB1(狭帯域SIB1を含む)を伝送するPDSCHに割り当て始められ、SS/PBCHブロックの最高PRBの先頭から開始し、PRBを連続的に割り当てることができる。そうでなければ、SS/PBCHブロックとCORESET0の周波数領域リソースの下部との間に特定の周波数領域間隔がある。したがって、SIB1(狭帯域SIB1を含む)を伝送するPDSCHへの基地局の周波数領域リソース割り当ては、SS/PBCHブロックの最高PRBの先頭から開始し、PRBを連続的に割り当て、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域リソース割り当ては、CORESET0の最低PRBから開始し、PRBを連続的に割り当て、これによりリソースの全ての利用が実現できる。
【0101】
上記から、本開示の実施形態は、狭帯域UEのアクセスリソースを決定し、狭帯域CORESET0の周波数領域リソースの最大帯域幅およびSIB1を伝送するPDSCHの周波数領域リソースの最大帯域幅および狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域リソースの最大帯域幅を取得し構成するための実行可能な解決策を提供する。
【0102】
図2は、本開示の一実施形態によるアクセスリソースを決定するための装置の構造図を概略的に示す。アクセスリソースを決定するための装置2(以下、決定装置2と呼ばれる)は、UEによって実行される、図1に示される処理を実施するように構成され得る。
【0103】
具体的には、決定装置2は、狭帯域CORESET0の周波数領域位置および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの周波数領域位置を決定し、および/または狭帯域SIB1を決定するように調整された決定回路21を含む。
【0104】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の最低PRBおよび/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しい。
【0105】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の帯域幅および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅は、事前設定値である。
【0106】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しく、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBは、CORESET0の最低PRBに等しい。
【0107】
いくつかの実施形態では、狭帯域CORESET0の最低PRBとCORESET0の最低PRBまたはSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値であり、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBとCORESET0の最低PRBとの間のオフセットは事前設定値である。
【0108】
いくつかの実施形態では、オフセットの帯域幅は、狭帯域CORESET0の帯域幅以上であり、および/またはオフセットの帯域幅は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPの帯域幅以上である。
【0109】
いくつかの実施形態では、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域CORESET0に含まれるPRBの数以上であり、および/またはオフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPに含まれるPRBの数以上である。
【0110】
いくつかの実施形態では、決定装置2はまた、狭帯域CORESET0とCORESET0またはSS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得し、および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPとSS/PBCHブロックとの間のオフセットを取得するように調整された取得回路22を含み得る。
【0111】
いくつかの実施形態では、決定回路21は、オフセットに基づいて狭帯域CORESET0の最低PRBを決定し、および/またはオフセットに基づいて初期アクティブダウンリンクBWPの最低PRBを決定するように調整された第1の決定サブ回路211を含み得る。
【0112】
いくつかの実施形態では、周波数領域位置がFR1内にある場合、オフセットは、PBCHでのSS/PBCHブロックインデックスで伝送される。
【0113】
いくつかの実施形態では、周波数領域位置がFR2内にある場合、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0114】
いくつかの実施形態では、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが2である場合、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0115】
いくつかの実施形態では、SS/PBCHブロックおよびCORESETの多重化パターンが3である場合、オフセットは、タイプ0-PDCCHの監視機会表示で伝送される。
【0116】
いくつかの実施形態では、決定回路21は、狭帯域PBCHを受信して狭帯域PBCH情報を取得するように、狭帯域PBCH情報に基づいて、狭帯域CORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを取得するように調整されている。
【0117】
いくつかの実施形態では、狭帯域PBCHの最低PRBとSS/PBCHブロックの最低PRBとの間のオフセットは、事前設定値である。
【0118】
いくつかの実施形態では、オフセットの帯域幅は、狭帯域PBCHの帯域幅以上である。
【0119】
いくつかの実施形態では、オフセットに含まれるPRBの数は、狭帯域PBCHに含まれるPRBの数以上である。
【0120】
いくつかの実施形態では、決定回路21は、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するために、CORESET0でタイプ0-PDCCHを受信するように調整された第1の受信サブ回路212と、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信するように調整された第2の受信サブ回路213と、を含み得る。
【0121】
いくつかの実施形態では、決定回路21は、PBCH内のビットが、タイプ0-PDCCHが狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすることを示す場合、またはPBCHに示されているSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下の場合、タイプ0-PDCCHに基づいてPDSCHのスケジューリング情報を取得するためタイプ0-PDCCHを受信するように調整された第3の受信サブ回路214と、狭帯域SIB1を取得するためスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信するように調整された第4の受信サブ回路215を含み得る。
【0122】
いくつかの実施形態では、決定回路21はまた、CORESET0でのタイプ0B-PDCCHを受信し、タイプ0B-PDCCHに基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得し、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信するように調整される。タイプ0B-PDCCHは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHである。
【0123】
いくつかの実施形態では、PBCHのビットが、タイプ0-PDCCHが狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジュールすること、またはPBCHに示されるSS/PBCHブロックとCORESET0との間のオフセットが事前設定された閾値以下であることを示す場合、決定回路21はまた、タイプ0B-PDCCHを受信し、タイプ0B-PDCCHに基づいて狭帯域SIB1を伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得し、狭帯域SIB1を取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信するように調整される。タイプ0B-PDCCHは、狭帯域SIB1を伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHである。
【0124】
いくつかの実施形態では、決定装置2はまた、周波数領域位置でCORESET0および/または狭帯域初期アクティブダウンリンクBWPを受信するように、および/またはSIB1を受信するように調整された受信回路23を含み得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、決定回路21はまた、タイプ0A-PDCCHを受信し、タイプ0A-PDCCHに基づいてOSIを伝送するPDSCHのスケジューリング情報を取得し、OSIを取得するためにスケジューリング情報に基づいてPDSCHを受信するように調整される。タイプ0A-PDCCHは、OSIを伝送するPDSCHをスケジューリングするために使用されるPDCCHである。OSIは、狭帯域SIB1を含む。
【0126】
アクセスリソースを決定するための装置の原理、特定の実施形態、および有益な効果については、図1に示される方法の前述のおよび関連する説明を参照されたい。それらはここでは繰り返さない。
【0127】
本開示の一実施形態では、コンピュータ命令が格納された記憶媒体が提供され、コンピュータ命令が実行されると、図1に示される方法が実行される。記憶媒体は、不揮発性または非一時的メモリなどのコンピュータ可読記憶媒体を含み、記憶媒体はまた、光ディスク、機械的ハードディスク、およびソリッドステートハードディスクなどを含み得る。
【0128】
本開示の一実施形態では、メモリとプロセッサを含む端末が提供され、メモリにはコンピュータ命令が格納されており、プロセッサがコンピュータ命令を実行すると、図1に示す方法が実行される。
【0129】
具体的には、本開示の実施形態における端末は、様々な形態のユーザ機器(UE)、アクセス端末、ユーザユニット、利用者局、移動局(MS)、遠隔局、遠隔端末、モバイル装置、ユーザ端末、端末機器、無線通信装置、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指し得る。端末装置は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)ステーション、個人用携帯情報端末(PDA)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイスまたは他の処理デバイス、車両機器、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの端末装置、将来の公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)の端末装置などであってもよく、本開示の実施形態に限定されない。
【0130】
具体的には、本開示の実施形態では、プロセッサは、中央処理装置(CPU)、または他の一般的なプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能な論理回路、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェア部品などであってもよい。一般的なプロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
【0131】
さらに、本開示の実施形態におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかであってもよく、または揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的EPROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)であってもよい。限定しないが例として、静的RAM(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DR RAM)などの様々な形態のRAMが利用可能である。
【0132】
本開示の様々な実施形態において、添付の図面に示される各処理のシーケンス番号は、実行順序を制限せず、各処理の実行シーケンスは、その機能および内部論理によって決定されるべきであり、本開示の実施形態の実施処理に対するいかなる制限も構成すべきではないことが理解され得る。
【0133】
本開示のいくつかの実施形態では、開示された方法、装置、およびシステムは、他の手法で実施され得ることが理解されるべきである。例えば、上記の装置の実施形態は、例示にすぎない。例えば、ユニットの区分は論理機能の区分にすぎない。実際の実装では、他の区分方法があり得る。例えば、複数の構成単位または構成部品が組み合わされてもよく、または別のシステムに統合されてもよく、またはいくつかの特徴が無視されてもよく、または実装されなくてもよい。一方、示されているかまたは説明されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインタフェース、装置またはユニットの間接結合または通信接続を通じてであってもよく、電気的、機械的または他の形態であり得る。
【0134】
本開示は上記のように開示されているが、本開示はこれに限定されない。当業者は、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正を行うことができる。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲によって定められる範囲に従うべきである。
図1
図2
【国際調査報告】