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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-21
(54)【発明の名称】車体組立構造
(51)【国際特許分類】
   B62D 65/02 20060101AFI20221014BHJP
   F16B 5/02 20060101ALI20221014BHJP
   F16B 25/00 20060101ALI20221014BHJP
【FI】
B62D65/02
F16B5/02 Y
F16B5/02 B
F16B25/00 J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020572494
(86)(22)【出願日】2020-07-24
(85)【翻訳文提出日】2020-12-24
(86)【国際出願番号】 KR2020009749
(87)【国際公開番号】W WO2022014765
(87)【国際公開日】2022-01-20
(31)【優先権主張番号】10-2020-0086151
(32)【優先日】2020-07-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514302562
【氏名又は名称】ウーボ テク カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100107733
【弁理士】
【氏名又は名称】流 良広
(74)【代理人】
【識別番号】100115347
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 奈緒子
(72)【発明者】
【氏名】ヘイル・ジョン
【テーマコード(参考)】
3D114
3J001
【Fターム(参考)】
3D114AA09
3D114CA05
3D114EA11
3J001FA03
3J001GB01
3J001HA04
3J001HA10
3J001JA10
3J001KB01
(57)【要約】
本発明は、車体組立構造に関し、スクリューのような簡単な構造で車体と部品の間の間隔を左右、前後、上下方向にすべて調節できる車体組立構造に関する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体又は部品に回転しないように固定されるボルト;
前記ボルトが挿入されるように前記部品に形成される締結孔;
前記締結孔と前記ボルトの間に挿入されるブッシング;
前記締結孔に対して前記ブッシングを前進と後進のうちいずれか一方向に移動させる移動部;
前記ボルトに締結されるナット;を含み、
前記ブッシングの内側面は、前記ボルトと離隔し、
前記ブッシングが前記ボルトと前記ナットの締結によって前記一方向に移動すると、前記ブッシングは、前記車体に接しながら固定される、車体組立構造。
【請求項2】
前記移動部は、
前記締結孔に形成される雌ねじ部と、
前記雌ねじ部と締結されるように前記ブッシングの外側面に形成されるねじ山と、を含み、
前記ブッシングのねじ山の傾斜は、前記ボルトのねじ山の傾斜より大きく形成される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項3】
前記移動部は、
前記締結孔に内側に突出するように形成されるフック締結部と、
前記ブッシングの外側面に前記フック締結部と結合するように形成される複数の突起と、を含み、
前記フック締結部の一面は、傾斜し、他面は、垂直の形態で形成され、
前記突起の一面は、垂直であり他面は傾斜した形態で形成される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項4】
前記ボルトのヘッドは、前記車体に溶接される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項5】
前記部品には四角柱の形状のボルト固定溝が形成され、
前記ボルトのヘッドは、四角柱の形状に形成され、
前記ボルトのヘッドは、前記ボルト固定溝によって回転が阻止される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項6】
前記ブッシングの一面には緩み止め用係止突起が前記ブッシングの外径方向に突出するように形成され、
前記部品には、前記ブッシングが回転するときに前記係止突起と係止される固定用フックが形成される、請求項2に記載の車体組立構造。
【請求項7】
前記部品は、前記フック締結部を基準として前記突起と反対側に配置される弾性溝をさらに含む、請求項3に記載の車体組立構造。
【請求項8】
前記部品の一面には前記締結孔の長さ方向に突出するように係止板が形成され、
前記部品の一面と前記係止板の間には前記係止板の内径方向に陥没するように係止溝が形成され、
前記ブッシングの一面には緩み止め用係止ブラケットが前記ブッシングの外径方向に突出するように形成され、
前記係止ブラケットには前記係止溝に挿入される係止突起が形成される、請求項2に記載の車体組立構造。
【請求項9】
前記移動部は、
前記ブッシングの外側面に形成されるねじ山と、
一部が前記ねじ山と前記ねじ山の間に挿入される球状のボールと、
前記ボールの残りが挿入されるように前記締結孔に形成される溝と、を含み、
前記ブッシングのねじ山の傾斜は、前記ボルトのねじ山の傾斜より大きく形成される、請求項1に記載の車体組立構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体組立構造に関し、車体と部品を組み立てるとき、寸法公差によって変わる組立位置をスクリュー又はフックを利用して調節して、正確な位置に部品を位置させることができる車体組立構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の車体と部品を互いに組み立てるとき、前記車体と前記部品の寸法公差によって組立位置が少しずつ変わってくる。このため、特にモジュール化を通じて組立をする場合、正確な位置にモジュールを位置させるためには適切な公差管理が必要である。
【0003】
例えば、スチール材質のドアフレームにプラスチック材質のドア外側ハンドルを組み立てる場合、前記ドアフレームは、プレス加工、溶接、組立などの過程で製品別に偏差が発生する。また、前記ドア外側ハンドルは、収縮、変形、寸法不適合、組立公差などによって製品別に偏差が発生する。
【0004】
このような偏差によって前記ドアフレームに前記ドア外側ハンドルを組み立てると、位置別に相互間の間隔が変わって正確な位置に前記ドア外側ハンドルを設置し難くなる問題が発生する。また、車両の外観デザインと関連してスキン一致性を満足しなくなるため、審美的品質に悪影響を与えてしまう問題が発生する。
したがって、前記偏差を補正できるように相互間の間隔を調節できる組立構造が必要である。
特許文献1の調整ねじには公差補償用スプリング要素が含まれる。このような調整ねじは、公差補償用スプリング要素が調整ねじの長さ方向に発生する公差以外の他の方向に発生する公差は補正し難いという問題点がある。
特許文献2の調整要素は、外部ねじ山及び内部ねじ山があるバンジョーボルトと、前記外部ねじ山と結合されるコンポーネントホルダーと、前記内部ねじ山に結合される内部要素と、前記内部要素の内側に差し込まれ、前記内部要素の内径より直径が小さく形成される固定手段と、を含み、前記バンジョーボルトと前記コンポーネントホルダーによって前記バンジョーボルトの長さ方向への公差が調整され、前記固定手段によって前記バンジョーボルトの半径方向への公差が調整される。
このような調整要素は、構造が複雑であるため、製造費用が増加するという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2019-0073542号公報
【特許文献2】アメリカ登録特許第8337132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前述した問題点を解決するために案出されたもので、スクリュー又はフックのような簡単な構造で、車体と部品の間の間隔を左右、前後、上下方向にすべて調節できる車体組立構造を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するための本発明の車体組立構造は、車体又は部品に回転しないように固定されるボルトと、前記ボルトが挿入されるように前記部品に形成される締結孔と、前記締結孔と前記ボルトの間に挿入されるブッシングと、前記締結孔に対して前記ブッシングを前進と後進のうちいずれか一方向に移動させる移動部と、前記ボルトに締結されるナットと、を含み、前記ブッシングの内側面は、前記ボルトと離隔し、前記ブッシングが前記ボルトと前記ナットの締結によって前記一方向に移動すると、前記ブッシングは、前記車体に接しながら固定される。
【0008】
前記移動部は、前記締結孔に形成される雌ねじ部と、前記雌ねじ部と締結されるように前記ブッシングの外側面に形成されるねじ山を含み、前記ブッシングのねじ山の傾斜は、前記ボルトのねじ山の傾斜より大きく形成され得る。
【0009】
前記移動部は、前記締結孔に内側に突出するように形成されるフック締結部と、前記ブッシングの外側面に前記フック締結部と結合するように形成される複数の突起と、を含み、前記フック締結部の一面は、傾斜し、他面は、垂直の形態で形成され、前記突起の一面は、垂直であり、他面は、傾斜した形態で形成され得る。
【0010】
前記ボルトのヘッドは、前記車体に溶接され得る。
【0011】
前記部品には四角柱状のボルト固定溝が形成され、前記ボルトのヘッドは、四角柱の形状に形成され、前記ボルトのヘッドは、前記ボルト固定溝によって回転が阻止され得る。
【0012】
前記ブッシングの周りには緩み止め用係止突起が突出するように形成され、前記部品には前記ブッシングが回転するときに前記係止突起と係止される固定用フックが形成され得る。
【0013】
前記部品は、前記フック締結部を基準として前記突起と反対側に配置される弾性溝をさらに含むことができる。
【0014】
前記部品の一面には前記締結孔の長さ方向に突出するように係止板が形成され、前記部品の一面と前記係止板の間には前記係止板の内径方向に陥没するように係止溝が形成され、前記ブッシングの一面には緩み止め用係止ブラケットが前記ブッシングの外径方向に突出するように形成され、前記係止ブラケットには前記係止溝に挿入される係止突起が形成され得る。
【0015】
前記移動部は、前記ブッシングの外側面に形成されるねじ山と、一部が前記ねじ山と前記ねじ山の間に挿入される球状のボールと、前記ボールの残りが挿入されるように前記締結孔に形成される溝と、を含み、前記ブッシングのねじ山の傾斜は、前記ボルトのねじ山の傾斜より大きく形成され得る。
【発明の効果】
【0016】
以上で説明したような本発明の車体組立構造によると、次のような効果がある。
【0017】
雌ねじ部と雄ねじ部を利用したスクリュー形態又は一方向にのみ締結が可能なフック形態を通じて、簡単な構造で車体と部品間の間隔を調節することができる。車体又は部品に回転しないように固定されるボルトと、前記ボルトが挿入されるように前記部品に形成される締結孔と、前記締結孔と前記ボルトの間に挿入されるブッシングと、前記締結孔に対して前記ブッシングを前進と後進のうちいずれか一方向に移動させる移動部と、前記ボルトに締結されるナットと、を含み、前記ブッシングの内側面は、前記ボルトと離隔し、前記ブッシングが前記ボルトと前記ナットの締結によって前記一方向に移動すると、前記ブッシングは、前記車体に接しながら固定されるようにすることができる。
【0018】
前記ブッシングが移動される方向をy方向とするとき、前記ブッシングによって前記車体と前記部品間のy方向の間隔を調節することができる。また、前記ボルトと前記ブッシングの内側面の間には、前記ボルトの半径方向(xz平面)にギャップが形成されて、前記車体と前記部品間のxz平面上の間隔を調節することができる。
【0019】
前記ボルトを前記車体に溶接することによって、前記ボルトと前記ナットを締結するときに前記ナットの回転によって前記ボルトが回転しないようにすることができる。
【0020】
前記部品に四角柱の溝を形成し、前記ボルトのヘッドを四角柱に形成し、前記ボルトのヘッドを前記溝に差し込むことによって、前記ボルトと前記ナットを締結するときに前記ナットの回転によって前記ボルトが回転しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の正面斜視図。
図2】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の正面分解斜視図。
図3】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の断面図。
図4】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の間隔調節部の分解斜視図。
図5】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の部分背面斜視図。
図6】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造のボルトをブッシングに差し込む第1段階の断面図。
図7】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造のナットでボルトを締結する第2段階の断面図。
図8】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の前後方向の間隔を調節する第3段階の断面図。
図9】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の第1段階の正面部分斜視図。
図10】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の第2段階の正面部分斜視図。
図11】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の背面斜視図。
図12】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の背面分解斜視図。
図13】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の断面図。
図14】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の間隔調節部の分解斜視図。
図15】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の背面斜視図。
図16】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造のブッシングの正面斜視図。
図17】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造のハウジングの部分正面斜視図。
図18】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造のボルトをブッシングに差し込む第1段階の断面図。
図19】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造のナットでボルトを締結する第2段階の断面図。
図20】本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の前後方向の間隔を調節する第3段階の断面図。
図21】本発明の好ましい第4実施例に係る車体組立構造の斜視図。
図22】本発明の好ましい第4実施例に係る車体組立構造の分解斜視図。
図23】本発明の好ましい第4実施例に係る車体組立構造の断面図。
図24】本発明の好ましい第4実施例に係る車体組立構造の断面図(ブッシングが除去された状態)。
図25】本発明の好ましい第5実施例に係る車体組立構造の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施例を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
参考として、以下で説明される本発明の構成のうち、従来技術と同じ構成については前述した従来技術を参照することにし、別途の詳細な説明は省略する。
【0024】
ある部分が他の部分の「上に」あると言及する場合、これは他の部分の真上にあったり、その間に他の部分が存在し得る。しかし、ある部分が他の部分の「真上に」あると言及する場合、その間に他の部分は介在されない。
【0025】
ここで使われる専門用語は、単に特定の実施例を言及するためのものであって、本発明を限定することを意図しない。ここで使われる単数の形態は、文面がこれと明白に反対の意味を示さない限り、複数の形態も含む。
明細書で使われる「含む」の意味は、特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素及び/又は成分を具体化し、他の特定の特性、領域、定数、段階、動作、要素、成分及び/又は群の存在や付加を除外させるものではない。
【0026】
「下」、「上」などの相対的な空間を示す用語は、図面で図示された一部門の他の部分に対する関係をより容易に説明するために使われ得る。このような用語は、図面で意図した意味とともに使用中の装置の他の意味や動作を含むように意図される。例えば、図面中の装置をひっくり返すと、他の部分の「下」にあるものとして説明されたある部分は、他の部分の「上」にあるものとして説明される。したがって、「下」という例示的な用語は、上と下の方向をすべて含む。装置は、90度回転又は他の角度で回転することができ、相対的な空間を示す用語もこれにしたがって解釈される。
【0027】
本発明の好ましい実施例において、前後方向は、車両の左右方向(幅方向、y方向)を意味し、左右方向は、車両の前後方向(長さ方向、x方向)を意味し、上下方向は、車両の上下方向(z方向)を意味する。
【0028】
以下では自動車部品のうち車体とドアハンドル間の組立構造に限定して説明する。本発明の車体組立構造は、ドアハンドルの他にも構造が類似する自動車部品を車体に組み立てるときにも適用することができる。
【0029】
==========第1実施例===========
図1図2に図示された通り、本発明の好ましい第1実施例は、組立時にドアフレーム100とドア外側ハンドルの間の間隔を調節できる車体組立構造に関する。
【0030】
前記ドア外側ハンドルは、ドアフレーム100に設置されるハウジング400と、ハウジング400に設置されてドアフレーム100を通じて車両の外部に引き出されるかハウジング400側に引き込まれるハンドル部300と、ハウジング400とドアフレーム100の間に設置されるバンパー部200を含む。
【0031】
ハウジング400の上部の左側及び右側には上側に突出するようにハウジングマウンティング部403が形成される。また、ハウジング400の下部の左側には下側に突出するようにハウジングマウンティング部403が形成される。すなわち、ハウジング400には3個のハウジングマウンティング部403が形成される。
【0032】
ドアフレーム100の後方には、ハウジングマウンティング部403と対応する位置に配置されてハウジングマウンティング部403と結合するドアマウンティング部150が固定される。ドアマウンティング部150は、溶接でドアフレーム100に固定され得る。ハウジングマウンティング部403とドアマウンティング部150は、後述する間隔調節部500により結合される。
【0033】
図4に図示された通り、ドアマウンティング部150は、ドアフレーム100に結合される二つの固定板151と、両固定板151の間で後方に陥没するように形成される締結板152を含む。ボルト設置孔153は、締結板152の中央に前後方向に貫通するように形成される。
【0034】
図2に図示された通り、ドアフレーム100は、前後方向に貫通するように形成される第1ハンドル部貫通孔101と、第1ハンドル部貫通孔101の周りに後方に突出するように形成される引き込み部102を含む。
【0035】
第1ハンドル部貫通孔101は、ハンドル部300の周りで一定の間隔離隔するように形成される。これによってハンドル部300が第1ハンドル部貫通孔101を通過することができる。
【0036】
図2図3に図示された通り、バンパー部200は、前後方向に貫通するように形成される第2ハンドル部貫通孔201と、バンパー部200の周りに形成される複数の締結輪202を含む。
【0037】
第2ハンドル部貫通孔201は、ハンドル部300の周りで一定の間隔離隔するように形成される。これによってハンドル部300が第1ハンドル部貫通孔101を通過することができる。
【0038】
締結輪202は、後方に折り曲げられるように形成される。締結輪202には後述するハウジング400の締結突起402が差し込まれる溝が形成される。
【0039】
バンパー部200は、引き込み部102の内側に突出するように形成され、引き込み部102の周りに接するように設置される。このようなバンパー部200によってハンドル部300が引き込まれているとき、第1ハンドル部貫通孔101を通じて異物がハウジング400の内部に流入する現象が防止される。
【0040】
図2に図示された通り、ハウジング400は、全体として直六面体の形態で形成される。ハウジング400の前面の周りには外側に突出するように複数の締結突起402が形成される。
【0041】
締結輪202と締結突起402によりバンパー部200がハウジング400の前方に結合される。ハウジング400の前面でハンドル部300を基準として、ハンドル部300の上の左右の両側、ハンドル部300の下の左右の両側、ハンドル部300の左側及び右側の総6ヶ所には前方に突出するようにガイド突起401が形成される。
【0042】
図3に図示された通り、ガイド突起401は、ドアフレーム100の引き込み部102の外側に配置される。また、ガイド突起401の前面は、引き込み部102の後面より前方に配置される。すなわち、ガイド突起401が引き込み部102の上下及び左右を取り囲む形態となる。このようなガイド突起401によって、ハウジング400がドアフレーム100の引き込み部102を中心に特定の範囲内に位置できるようになる。
【0043】
ハウジングマウンティング部403は、前後方向に貫通するように形成される締結孔と、図9図10に図示された通り、雌ねじ部403aの下部に形成される固定用フック404を含む。
【0044】
前記締結孔には雌ねじ部403aが形成される。雌ねじ部403aのねじ山の角度は、30度以上に形成されることが好ましい。
【0045】
固定用フック404は、前方に突出するように形成される。固定用フック404の上部は、三角形の形状に形成される。すなわち、固定用フック404の上部は、左側及び右側に傾斜が形成される。
【0046】
間隔調節部500は、図4に詳細に図示されている。
間隔調節部500は、ハウジングマウンティング部403の雌ねじ部403aに締結されるブッシング520と、ドアマウンティング部150及びブッシング520を通じてナット530と結合されるボルト510を含む。
【0047】
ボルト510は、ボルトヘッド511と、ボルトヘッド511の一面に突出するように形成されるねじ部512を含む。
【0048】
ボルト510は、ドアマウンティング部150のボルト設置孔153に後方から前方に差し込まれる。
【0049】
ボルトヘッド511の外径は、ボルト設置孔153の内径より大きく形成され、ねじ部512の外径は、ボルト設置孔153の内径より小さく形成される。ボルト設置孔153にボルト510を前方から後方に設置すると、ボルトヘッド511は、締結板152に係止されて後方に抜け出なくなる。その後、ボルト510は、ドアマウンティング部150に溶接されて固定される。これによってナット530を利用してボルト510を締結するとき、ボルト510がナット530とともに回転しなくなる。
【0050】
ねじ部512のねじ山の角度は、標準規格ねじであって5度以下に形成されることが好ましい。
【0051】
ドアマウンティング部150の締結板152は、ドアフレーム100の後面と締結板152の間に形成される空間にボルト510が置かれた後、ボルト設置孔153に挿入され得るだけ後方に十分に陥没するように形成される。
【0052】
ブッシング520は、第1ワッシャー部521と、第1ワッシャー部521の後方に形成されてハウジングマウンティング部403の雌ねじ部403aに締結される雄ねじ部522を含む。第1ワッシャー部521の外径は、雌ねじ部403aの内径より大きく形成される。
【0053】
図9図10に図示された通り、第1ワッシャー部521には2個の係止突起521aがさらに形成される。
【0054】
係止突起521aは、第1ワッシャー部521の周りに沿って遠く離れるように形成される。係止突起521aは、第1ワッシャー部521の周りから半径方向に突出するように形成される。係止突起521aは、三角形の形状に形成される。このとき、係止突起521aは、ブッシング520が回転するときに係止突起521aが固定用フック404に係止されるように十分に突出する。係止突起521aと固定用フック404の上部は、いずれも三角形の形状に形成されるため、十分に力を入れてブッシング520を回転させたとき、係止突起521aが固定用フック404からより容易に逸脱することができる。
【0055】
本発明の好ましい第1実施例では雄ねじ部522及び雌ねじ部403aが左ねじで備えられる。
【0056】
雄ねじ部522は、正面を基準として、時計回り方向に回転させると緩み、反時計回り方向に回転させると締結される。
【0057】
係止突起521aは、ブッシング520がハウジングマウンティング部403に完全に締結されたとき(第1段階)、係止突起521aが固定用フック404のすぐ右側に位置するように配置される。これによって係止突起521aは、雄ねじ部522が時計回り方向に回転して緩む現象を阻止することができる。すなわち、ブッシング520が前記第1段階の状態にあるとき、固定用フック404によりブッシング520の位置が固定され得る。また、物流の移動時に振動が発生してブッシング520が緩む方向に回転することになっても、ブッシング520が初期位置から逸脱する現象が防止され得る。組立時に作業者がブッシング520の初期位置を認知しやすいという長所もある。
【0058】
前述とは異なり、雄ねじ部522及び雌ねじ部403aが右ねじの場合には、雄ねじ部422が反時計回り方向に回転させると緩むため、係止突起521aは、固定用フック404のすぐ左側に位置するように配置される。
【0059】
第1ワッシャー部521及び雄ねじ部522には前後方向に貫通するように間隔調節孔523が形成される。
【0060】
図5に図示された通り、間隔調節孔523の内径は、間隔調節孔523に挿入されるボルト510の外径より大きく形成される。これによって、ブッシング520は、間隔調節孔523内でボルト510の外径方向に動くことができるため、左右方向と上下方向の誤差が補正される。
【0061】
ナット530は、第2ワッシャー部531と、第2ワッシャー部531の一面に結合される結合部532を含む。
【0062】
第2ワッシャー部531の外径は、ブッシング520の間隔調節孔523の内径より大きく形成され、結合部532の内側にはボルト510のねじ部512と結合され得るように雌ねじが形成される。結合部532の雌ねじの角度は、標準規格ねじであって5度以下に形成されることが好ましい。これによってナット530は、ブッシング520より前方に移動しない。
【0063】
以下では図6図8を参照して、間隔調節部500を利用してドアフレーム100とハウジング400の間の左右、前後、上下方向の間隔を調節する方法について説明する。
【0064】
図6に図示された通り、第1段階の状態にあるときにブッシング520は、ハウジングマウンティング部403に完全に締結されて、最大限後方に位置することになる。ドアフレーム100に固定されているドアマウンティング部150に上下方向及び左右方向に固定されたボルト510は、ブッシング520の間隔調節孔523に差し込まれる。
【0065】
ボルト510の後方と間隔調節孔523の内側面との間には第1間隔G1が形成される。すなわち、ドアマウンティング部150の位置を基準として、ハウジングマウンティング部403が組み立てられる位置が上下方向又は左右方向に差が発生するとしても、前記差が第1間隔G1より小さければ第1間隔G1内でハウジングマウンティング部403の位置を調節して前記差を補正することができる。
【0066】
その後、図7に図示された通り、ボルト510の後方にナット530を結合する。これを第2段階とする。
【0067】
ナット530とブッシング520は、ねじ山の角度差によって、ブッシング520のピッチがナット530のピッチより大きく形成される。これによって、ブッシング520にブッシング520の長さ方向に力が加えられると、ブッシング520は、ねじ山に沿って回転しながらブッシング520の長さ方向に移動する。したがって、ナット530を回転させてナット530の前面がブッシング520の後面に接することになると、ナット530が回転するときに前方に発生する力によって、ブッシング520が自主的に回転しながら前方に移動するようになる。このとき、ブッシング520の前面からハウジングマウンティング部403の前面までの距離を第2間隔G2といい、第2間隔G2を調節することによって前後方向の公差が補正される。
【0068】
図8に図示された通り、ブッシング520がドアマウンティング部150に接することになると、ブッシング520は、それ以上前方に移動しない。その後、ナット530は、締め付けトルクまで締め付けられて固定され、ブッシング520と締結されたハウジングマウンティング部403も最後の位置に固定される。これを第3段階とする。
【0069】
本発明の好ましい第1実施例では、理解を助けるために組立過程を3段階に区分して説明したが、実際には全過程がほぼ同時に行われるため作業者の作業能率が大きく向上する。
【0070】
それぞれのハウジングマウンティング部403の組立が完了すると、3個のハウジングマウンティング部403によってハウジング400がブッシング520に対して回転することが防止される。ボルト510が右ねじの場合、ナット530を時計回り方向に回転させるとナット530が締め付けられ、ナット530を反時計回り方向に回転させるとナット530が緩む。
【0071】
前記第3段階でブッシング520が左ねじの場合には、ナット530を時計回り方向に回転させて締め付けると、摩擦力によってブッシング520も時計方向に少量回転してハウジングマウンティング部403は、ドアマウンティング部150にさらに密着する。すなわち、ブッシング520によりドアマウンティング部150に追加的な荷重が加えられる。
【0072】
前述とは反対に、ブッシング520が右ねじの場合にはナット530を時計回り方向に回転させて締め付けると、ブッシング520は、反時計回り方向に回転してドアマウンティング部150から分離する方向(後方)に移動する。このような右ねじの場合、荷重が加えられてはならない部品を互いに結合するときに使用すると好ましい。
【0073】
==========第2実施例===========
図11に図示された通り、本発明の好ましい第2実施例は、車体1100の内側に組み立てられる部品1400を車体1100の外側で組み立てるとき、車体1100と部品1400の間の間隔を調節できる車体組立構造に関する。
【0074】
このような部品1400としては前照灯、サンルーフなどがある。
【0075】
図12に図示された通り、部品1400の上部の左側及び右側と、部品1400の下部の左側及び右側には後方が開放されるように締結孔が形成される。前記締結孔には雌ねじ部1401が形成される。雌ねじ部1401のねじ山の角度は30度以上に形成されることが好ましい。部品1400の後方には、雌ねじ部1401と対応する位置に配置されて雌ねじ部1401と結合する車体マウンティング部1150が固定される。雌ねじ部1401と車体マウンティング部1150は、後述する間隔調節部1500によって結合される。
【0076】
図12に図示された通り、車体マウンティング部1150は、第1実施例のドアマウンティング部150と類似又は同一に形成される。
【0077】
ボルト設置孔1151は、車体マウンティング部1150の中央に前後方向に貫通するように形成される。ボルト設置孔1151の内径は、後述するブッシング1520の間隔調節孔1523と類似又は同一に形成される。
【0078】
図11図13に図示された通り、車体1100は、後面板1103と、後面板1103の前方に配置され、後面板1103の左側及び右側からそれぞれ前方に延びた後、互いに連結されるように折り曲げられる前面板1104を含む。後面板1103には前後方向に貫通するように締結部材操作溝1101が形成される。締結部材操作溝1101は、車体マウンティング部1150の後方が外側に開放されるように形成される。これによって使用者は、車体1100の後方で車体マウンティング部1150を操作することができる。前面板1104には前後方向に貫通するように部品設置溝1105が形成される。部品設置溝1105の周りには部品載置部1102が前方から後方に陥没するように形成される。部品設置溝1105により部品設置溝1105の周りには段が形成される。
【0079】
図11図13に図示された通り、部品1400は、全体として直六面体の形状に形成される。部品1400の雌ねじ部1401の前方にはボルト挿入溝1402が形成される。
【0080】
ボルト挿入溝1402は、円柱状に形成され、後述するボルト1510の第2ボルトヘッド1512が挿入される。ボルト挿入溝1402の内径は、雌ねじ部1401の内径より小さく形成され、後述するブッシング1520の雄ねじ部1522は、ボルト挿入溝1402の内側に挿入されない。ボルト挿入溝1402の前方にはボルト固定溝1403が形成される。
【0081】
ボルト固定溝1403は、四角柱の形状に形成され、後述するボルト1510の第1ボルトヘッド1511が挿入される。ボルト固定溝1403は、第1ボルトヘッド1511が回転しないように十分に小さく形成される。
【0082】
雌ねじ部1401とボルト挿入溝1402とボルト固定溝1403は、互いに連通する。
【0083】
部品1400の前方の周りには外側に突出するように係止突起1404が形成される。
【0084】
係止突起1404は、車体1100の部品載置部1102によって作られる段に挿入される。すなわち、部品載置部1102が係止突起1404の後方に位置することになる。これによって係止突起1404は、部品載置部1102より後方に移動できなくなる。
【0085】
間隔調節部1500は、図11図13に詳細に図示されている。間隔調節部1500は、部品1400の雌ねじ部1401に締結されるブッシング1520と、ブッシング1520及び車体マウンティング部1150を通じてナット1530と結合されるボルト1510を含む。
【0086】
ボルト1510は、第1、第2ボルトヘッド1511、1512と、第2ボルトヘッド1512の一面に突出するように形成されるねじ部1513を含む。
【0087】
第1ボルトヘッド1511は、四角柱の形状に形成される。第1ボルトヘッド1511は、部品1400のボルト固定溝1403に挿入されてボルト1510が回転しないようにする役割をする。
【0088】
第2ボルトヘッド1512は、第1ボルトヘッド1511の後方に形成される。
【0089】
ねじ部1513のねじ山の角度は、標準規格ねじであって5度以下に形成されることが好ましい。
【0090】
ブッシング1520は、第1ワッシャー部1521と、第1ワッシャー部1521の前方に形成されて雌ねじ部1401に締結される雄ねじ部1522を含む。第1ワッシャー部1521の外径は、雌ねじ部1401の内径より大きく形成される。第1ワッシャー部1521及び雄ねじ部1522には前後方向に貫通するように間隔調節孔1523が形成される。
【0091】
図13に図示された通り、間隔調節孔1523の内径は、間隔調節孔1523に挿入されるボルト1510の外径より大きく形成される。これによってブッシング1520は、間隔調節孔1523及びボルト設置孔1151内でボルト1510の外径方向に動くことができるため、左右方向と上下方向の誤差が補正される。間隔調節孔1523の周りには間隔調節孔1523の中心に突出するようにボルト固定突起1524が形成される。
【0092】
第2ボルトヘッド1512の外径は、ボルト固定突起1524の内径より大きく形成され、ねじ部1513の外径は、ボルト固定突起1524の内径より小さく形成される。このとき、ボルト固定突起1524は、ボルト固定突起1524によりねじ部1513が上下方向又は左右方向に揺れないように十分に突出するように形成される。
【0093】
以下では図13を参照して間隔調節部1500を利用して車体1100と部品1400の間の左右、前後、上下方向の間隔を調節する方法について説明する。
【0094】
第1段階の状態にあるとき、まずボルト1510は、ブッシング1520の前方に組み立てられ、ボルト1510のねじ部1513は、ブッシング1520の間隔調節孔1523に挿入される。その後、ボルト1510の第1ボルトヘッド1511は、部品1400のボルト固定溝1403に挿入され、ブッシング1520は、雌ねじ部1401に完全に締結されて最大限前方に位置することになる。この状態で、ブッシング1520を貫通して後方に突出したボルト1510のねじ部1513を車体マウンティング部1150のボルト設置孔1151に前方から後方に差し込む。
【0095】
ボルト1510の前方は、ボルト固定溝1403により上下方向及び左右方向に固定され、ボルト1510の後方とボルト設置孔1151の内側面の間には第1間隔G1が形成される。すなわち、車体マウンティング部1150の位置を基準として雌ねじ部1401の組み立てられる位置が上下方向又は左右方向に差が発生するとしても、前記差が第1間隔G1より小さければ第1間隔G1内でボルト1510の位置を調節して前記差を補正することができる。このとき、車体1100の部品載置部1102によって形成される段と部品1400の係止突起1404の間の距離を第3間隔G3というが、第3間隔G3が第1間隔G1以上確保されないと部品1400を所望の位置に設置することができない。
【0096】
その後、ボルト1510の後方にナット1530を結合することを第2段階という。ナット1530を回転させると、ナット1530とブッシング1520の間のねじ山の角度差によってナット1530のピッチがブッシング1520のピッチより小さく形成されるため、ナット1530が回転するときに後方に発生する力によってブッシング1520が自主的に回転しながら後方に移動することになる。このとき、ボルト1510もブッシング1520と共に後方に移動する。
【0097】
図13に図示された通り、ブッシング1520が車体マウンティング部1150に接することになると、ブッシング1520は、それ以上後方に移動しない。その後、ナット1530は、締め付けトルクまで締め付けられて固定され、ボルト1510は、第1ボルトヘッド1511とボルト固定溝1403の形状により空回りせず、ブッシング1520と締結された雌ねじ部1401も最後の位置に固定される。これを第3段階という。このときブッシング1520の前面から部品1400の前面までの距離を第2間隔G2といい、第2間隔G2を調節することによって前後方向の公差が補正される。
【0098】
==========第3実施例===========
本発明の好ましい第3実施例は、第1実施例のブッシング520とハウジングマウンティング部403を変形した形態である。本発明の好ましい第3実施例では、第1実施例で説明した事項と同じ事項については、省略することにする。
【0099】
図14図15に図示された通り、ハウジングマウンティング部2403とドアマウンティング部2150は、後述する間隔調節部2500により結合される。
【0100】
ブッシング2520は、図16に詳細に図示されている。
ブッシング2520は、全体として円筒状に形成される。ブッシング2520の外側面にはブッシング2520の長さ方向に沿って非フック部2521とフック部2522が形成され、非フック部2521とフック部2522は、ブッシング2520の円周方向に沿って交互に配置される。非フック部2521とフック部2522は、それぞれ4個ずつ形成される。このような非フック部2521によって、ブッシング2520のフック部2522と後述するハウジングマウンティング部2403のフック締結部2403bが順に結合されるときに柔軟性が確保される。
【0101】
非フック部2521は、フック部2522より外側に突出するように形成される。
【0102】
フック部2522は、ブッシング2520の円周方向に沿って弧の形状に形成される複数個の突起で形成される。図18に図示された通り、前記突起の前面は、外側に延びるように形成され、フック部2522の後面は、前方から後方に行くほど内側に傾斜するように形成される。ブッシング2520には前後方向に貫通するように間隔調節孔2523が形成される。
【0103】
図15に図示された通り、間隔調節孔2523の内径は、間隔調節孔2523に挿入されるボルト2510の外径より大きく形成される。これによってブッシング2520は、間隔調節孔2523内でボルト2510の外径方向に動くことができるため、左右方向と上下方向の誤差が補正される。
【0104】
ハウジングマウンティング部2403は、図17に詳細に図示されている。
ハウジングマウンティング部2403は、前後方向に貫通するように形成される締結孔2403aと、締結孔2403aの周りから締結孔2403aの内側に突出するように形成される多数のフック締結部2403b及び補強部2403cと、フック締結部2403b及び補強部2403cより外側に前後方向に貫通するように形成される弾性溝2403dと、フック締結部2403bとフック締結部2403bの間に形成される非フック部挿入溝2403eを含む。
【0105】
フック締結部2403b及び補強部2403cは、締結孔2403aの前方の上側、下側、左側及び右側に形成される。
【0106】
図18に図示された通り、フック締結部2403bの前面は、外側から内側に行くほど後方に傾斜するように形成され、フック締結部2403bの後面は、内側に延びるように形成される。これによってフック締結部2403bを基準としてフック部2522が後方に移動すると、フック部2522の突起の傾斜した後面がフック締結部2403bの傾斜した前面に沿って移動し、フック締結部2403bと結合されていたフック部2522の突起より前方に位置したフック部2522の突起がフック締結部2403bと結合することになる。
【0107】
その反対にフック締結部2403bを基準としてフック部2522が前方に移動すると、フック部2522の突起の垂直な前面がフック締結部2403bの垂直な後面側に向かって移動しなければならないためフック部2522が移動することができない。補強部2403cは、フック締結部2403bの後面と締結孔2403aの内側面を連結して、フック締結部2403bが容易に折れないように強度を補強する。
【0108】
弾性溝2403dは、中心が締結孔2403aの内側に位置する円弧の形状に形成される。正面視弾性溝2403dの長さは、フック締結部2403bの長さより長く形成される。このような弾性溝2403dにより、フック締結部2403bにブッシング2520のフック部2522が一つずつ順に結合されるときにより容易に結合され得る。
【0109】
非フック部挿入溝2403eにはブッシング2520の非フック部2521が挿入される。非フック部挿入溝2403eは、ブッシング2520のガイドレールの役割をする。
【0110】
以下では図18図20を参照して、間隔調節部2500を利用してドアマウンティング部2150とハウジング2400の間の左右、前後、上下方向の間隔を調節する方法について説明する。
【0111】
図18に図示された通り、第1段階の状態にあるときにブッシング2520は、ハウジングマウンティング部403の前方に突出するように締結される。ドアマウンティング部2150により上下方向及び左右方向に固定されたボルト2510は、間隔調節孔2523に挿入される。ボルト2510の後方と間隔調節孔2523の内側面の間には第1間隔G1が形成される。すなわち、ドアマウンティング部2150の位置を基準としてハウジングマウンティング部2403が組み立てられる位置が上下方向又は左右方向に差が発生するとしても、前記差が第1間隔G1より小さければ第1間隔G1内でハウジングマウンティング部2403の位置を調節して前記差を補正することができる。
【0112】
その後、図19に図示された通り、ハウジングマウンティング部2403を所望の位置までドアマウンティング部2150側に密着させる。このとき、ハウジングマウンティング部2403を基準としてブッシング2520が後方に押されながら、フック締結部2403bがフック締結部2403bと結合されていたフック部2522の突起より前方に配置された突起と順に結合されることになる。そして、ボルト2510の後方にナット2530を結合する。これを第2段階という。このとき、もしブッシング2520が所望の位置より後方に押された場合、ブッシング2520をハウジングマウンティング部2403の後方に完全に抜いた後、ハウジングマウンティング部2403の前方から後方に再び結合しなければならない。
【0113】
図20に図示された通り、ナット2530がブッシング2520の後方に接するときまでナット2530を回転させると、ナット2530は、それ以上前方に移動しない。その後、ナット2530は、締め付けトルクまで締め付けられて固定され、ブッシング2520が締結されたハウジングマウンティング部2403も最後の位置に固定される。これを第3段階という。
【0114】
本発明の好ましい第3実施例では理解を助けるために組立過程を三段階に区分して説明したが、実際には全過程がほぼ同時に行われるため、作業者の作業能率が大きく向上する。このとき、ブッシング2520の前面からハウジングマウンティング部2403の前面までの距離を第2間隔G2といい、第2間隔G2を調節することによって前後方向の公差が補正される。
【0115】
==========第4実施例===========
本発明の好ましい第4実施例は、第1実施例のブッシング520とハウジングマウンティング部403を変形した形態である。本発明の好ましい第4実施例では、第1実施例で説明した事項と同じ事項については、省略することにする。
【0116】
図21図24に図示された通り、ハウジング3400の右側には上部及び下部に突出するようにハウジングマウンティング部3403が形成される。また、ハウジング3400の左側には左に突出するようにハウジングマウンティング部3403が形成される。すなわち、ハウジング3400には3個のハウジングマウンティング部3403が形成される。ハウジングマウンティング部3403にはブッシング3520が設置される。ハウジングマウンティング部3403は、前方に突出するように形成される係止板3403bと、係止板3403bを含んだハウジングマウンティング部3403を前後方向に貫通するように形成される締結孔を含む。
【0117】
係止板3403bは、円板の形状に形成される。
【0118】
図24に図示された通り、係止板3403bの周りには係止板3403bの内側方向に陥没するように係止溝3403cが形成される。係止溝3403cには後述するブッシング3520の係止突起3524aが挿入される。
【0119】
係止溝3403cは、係止板3403bの後方に形成される。係止溝3403cと係止板3403bの前方の角は、丸く形成される。
【0120】
前記締結孔には雌ねじ部3403aが形成される。雌ねじ部3403aは、係止板3403bの中央に形成される。雌ねじ部3403aのねじ山の角度は、30度以上に形成されることが好ましい。
【0121】
ブッシング3520は、第1ワッシャー部3521と、第1ワッシャー部3521の後方に形成されてハウジングマウンティング部3403の雌ねじ部3403aに締結される雄ねじ部3522を含む。第1ワッシャー部3521の外径は、雌ねじ部3403aの内径より大きく形成される。第1ワッシャー部3521には2個の係止ブラケット3524がさらに形成される。係止ブラケット3524は、第1ワッシャー部3521の周りに沿って遠く離れるように形成される。係止ブラケット3524は、第1ワッシャー部3521の周りから外径方向に突出した後、後方に折り曲げられるように形成される。すなわち、係止ブラケット3524は、L字状に形成される。このとき、係止ブラケット3524は、ハウジングマウンティング部3403の係止板3403bを取り囲むことができるように第1ワッシャー部3521の外径方向に十分に突出する。
【0122】
図23に図示された通り、係止ブラケット3524の後端には内側に突出するように係止突起3524aが形成される。係止突起3524aは、ハウジングマウンティング部3403の係止溝3403cに挿入される。係止突起3524aの角は、丸く形成される。係止突起3524aの角と、係止板3403bの前方の角が丸く形成されるため、十分に力を入れてブッシング3520を回転させたとき、係止突起3524aが係止溝3403cからより容易に逸脱することができる。係止突起3524aは、ブッシング3520が最大限後方に位置するように、ハウジングマウンティング部3403に締結されたとき、係止溝3403cの前面から一定の距離離隔するように形成される。
【0123】
物流の移動時に振動が発生してブッシング3520が緩む方向に回転して前方に移動すると、係止突起3524aが係止溝3403cの前面に接するようになる。そうすると、係止突起3524aと係止溝3403cの前面の間に発生する摩擦力によってブッシング3520の回転が阻止される。これによってブッシング3520が初期位置から逸脱する現象が防止される。
【0124】
==========第5実施例===========
本発明の好ましい第4実施例は、第1実施例のハウジングマウンティング部403を変形した形態である。本発明の好ましい第4実施例では、第1実施例で説明した事項と同じ事項については、省略することにする。
【0125】
図25に図示された通り、ハウジングマウンティング部403’にはブッシング520が設置される。ハウジングマウンティング部403’には前後方向に貫通するように締結孔が形成される。
【0126】
図4に図示された通り、ブッシング520の外側には雄ねじ部522が形成される。
【0127】
図25に図示された通り、雄ねじ部522のねじ谷にはボール405が設置される。前記締結孔の周りには前記ボール405が挿入され得る溝が形成される。すなわち、ブッシング520の雄ねじ部522と前記締結孔は、ボール405を挟んで接することになる。ボール405によって雄ねじ部522と前記締結孔の間の摩擦力が減少するため、ブッシング520がより円滑に回転することができる。
【0128】
前述の通り、本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正又は変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0129】
100 ドアフレーム
101 第1ハンドル部貫通孔
102 引き込み部
150 ドアマウンティング部
151 固定板
152 締結板
153 ボルト設置孔
200 バンパー部
201 第2ハンドル部貫通孔
202 締結輪
300 ハンドル部
400 ハウジング
401 ガイド突起
402 締結突起
403 ハウジングマウンティング部
403a 雌ねじ部
404 固定用フック
405 ボール
500 間隔調節部
510 ボルト
511 ボルトヘッド
512 ねじ部
520 ブッシング
521 第1ワッシャー部
521a 係止突起
522 雄ねじ部
523 間隔調節孔
530 ナット
531 第2ワッシャー部
532 結合部
1100 車体
1101 締結部材操作溝
1102 部品載置部
1103 後面板
1104 前面板
1105 部品設置溝
1150 車体マウンティング部
1151 ボルト設置孔
1400 部品
1401 雌ねじ部
1402 ボルト挿入溝
1403 ボルト固定溝
1404 係止突起
1500 間隔調節部
1510 ボルト
1511 第1ボルトヘッド
1512 第2ボルトヘッド
1513 ねじ部
1520 ブッシング
1521 第1ワッシャー部
1522 雄ねじ部
1523 間隔調節孔
1524 ボルト固定突起
1530 ナット
2150 ドアマウンティング部
2151 固定板
2152 締結板
2153 ボルト設置孔
2400 ハウジング
2401 ガイド突起
2402 締結突起
2403 ハウジングマウンティング部
2403a ブッシング設置孔
2403b フック締結部
2403c 補強部
2403d 弾性溝
2403e 非フック部挿入溝
2500 間隔調節部
2510 ボルト
2511 ボルトヘッド
2512 ねじ部
2520 ブッシング
2521 非フック部
2522 フック部
2523 間隔調節孔
2530 ナット
2531 第2ワッシャー部
2532 結合部
3400 ハウジング
3403 ハウジングマウンティング部
3403a 雌ねじ部
3403b 係止板
3403c 係止溝
3520 ブッシング
3521 第1ワッシャー部
3522 雄ねじ部
3523 間隔調節孔
3524 係止ブラケット
3524 係止突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【手続補正書】
【提出日】2020-12-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体又は部品に回転しないように固定されるボルト;
前記ボルトが挿入されるように前記部品に形成される締結孔;
前記締結孔と前記ボルトの間に挿入されるブッシング;
前記締結孔に対して前記ブッシングを前進と後進のうちいずれか一方向に移動させる移動部;
前記ボルトに締結されるナット;を含み、
前記ブッシングの内側面は、前記ボルトと離隔し、
前記ブッシングが前記ボルトと前記ナットの締結によって前記一方向に移動すると、前記ブッシングは、前記車体に接しながら固定される、車体組立構造。
【請求項2】
前記移動部は、
前記締結孔に形成される雌ねじ部と、
前記雌ねじ部と締結されるように前記ブッシングの外側面に形成されるねじ山と、を含み、
前記ブッシングのねじ山の傾斜は、前記ボルトのねじ山の傾斜より大きく形成される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項3】
前記ボルトのヘッドは、前記車体に溶接される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項4】
前記部品には四角柱の形状のボルト固定溝が形成され、
前記ボルトのヘッドは、四角柱の形状に形成され、
前記ボルトのヘッドは、前記ボルト固定溝によって回転が阻止される、請求項1に記載の車体組立構造。
【請求項5】
前記ブッシングの一面には緩み止め用係止突起が前記ブッシングの外径方向に突出するように形成され、
前記部品には、前記ブッシングが回転するときに前記係止突起と係止される固定用フックが形成される、請求項2に記載の車体組立構造。
【請求項6】
前記部品の一面には前記締結孔の長さ方向に突出するように係止板が形成され、
前記部品の一面と前記係止板の間には前記係止板の内径方向に陥没するように係止溝が形成され、
前記ブッシングの一面には緩み止め用係止ブラケットが前記ブッシングの外径方向に突出するように形成され、
前記係止ブラケットには前記係止溝に挿入される係止突起が形成される、請求項2に記載の車体組立構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
雌ねじ部と雄ねじ部を利用したスクリュー形態を通じて、簡単な構造で車体と部品間の間隔を調節することができる。車体又は部品に回転しないように固定されるボルトと、前記ボルトが挿入されるように前記部品に形成される締結孔と、前記締結孔と前記ボルトの間に挿入されるブッシングと、前記締結孔に対して前記ブッシングを前進と後進のうちいずれか一方向に移動させる移動部と、前記ボルトに締結されるナットと、を含み、前記ブッシングの内側面は、前記ボルトと離隔し、前記ブッシングが前記ボルトと前記ナットの締結によって前記一方向に移動すると、前記ブッシングは、前記車体に接しながら固定されるようにすることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
図1】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の正面斜視図。
図2】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の正面分解斜視図。
図3】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の断面図。
図4】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の間隔調節部の分解斜視図。
図5】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の部分背面斜視図。
図6】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造のボルトをブッシングに差し込む第1段階の断面図。
図7】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造のナットでボルトを締結する第2段階の断面図。
図8】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の前後方向の間隔を調節する第3段階の断面図。
図9】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の第1段階の正面部分斜視図。
図10】本発明の好ましい第1実施例に係る車体組立構造の第2段階の正面部分斜視図。
図11】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の背面斜視図。
図12】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の背面分解斜視図。
図13】本発明の好ましい第2実施例に係る車体組立構造の断面図。
図14本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の斜視図。
図15本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の分解斜視図。
図16本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の断面図。
図17本発明の好ましい第3実施例に係る車体組立構造の断面図(ブッシングが除去された状態)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0115】
==========第実施例===========
本発明の好ましい第実施例は、第1実施例のブッシング520とハウジングマウンティング部403を変形した形態である。本発明の好ましい第実施例では、第1実施例で説明した事項と同じ事項については、省略することにする。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
14~図17に図示された通り、ハウジング3400の右側には上部及び下部に突出するようにハウジングマウンティング部3403が形成される。また、ハウジング3400の左側には左に突出するようにハウジングマウンティング部3403が形成される。すなわち、ハウジング3400には3個のハウジングマウンティング部3403が形成される。ハウジングマウンティング部3403にはブッシング3520が設置される。ハウジングマウンティング部3403は、前方に突出するように形成される係止板3403bと、係止板3403bを含んだハウジングマウンティング部3403を前後方向に貫通するように形成される締結孔を含む。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
17に図示された通り、係止板3403bの周りには係止板3403bの内側方向に陥没するように係止溝3403cが形成される。係止溝3403cには後述するブッシング3520の係止突起3524aが挿入される。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0122】
16に図示された通り、係止ブラケット3524の後端には内側に突出するように係止突起3524aが形成される。係止突起3524aは、ハウジングマウンティング部3403の係止溝3403cに挿入される。係止突起3524aの角は、丸く形成される。係止突起3524aの角と、係止板3403bの前方の角が丸く形成されるため、十分に力を入れてブッシング3520を回転させたとき、係止突起3524aが係止溝3403cからより容易に逸脱することができる。係止突起3524aは、ブッシング3520が最大限後方に位置するように、ハウジングマウンティング部3403に締結されたとき、係止溝3403cの前面から一定の距離離隔するように形成される。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0125
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0129】
100 ドアフレーム
101 第1ハンドル部貫通孔
102 引き込み部
150 ドアマウンティング部
151 固定板
152 締結板
153 ボルト設置孔
200 バンパー部
201 第2ハンドル部貫通孔
202 締結輪
300 ハンドル部
400 ハウジング
401 ガイド突起
402 締結突起
403 ハウジングマウンティング部
403a 雌ねじ部
404 固定用フッ
00 間隔調節部
510 ボルト
511 ボルトヘッド
512 ねじ部
520 ブッシング
521 第1ワッシャー部
521a 係止突起
522 雄ねじ部
523 間隔調節孔
530 ナット
531 第2ワッシャー部
532 結合部
1100 車体
1101 締結部材操作溝
1102 部品載置部
1103 後面板
1104 前面板
1105 部品設置溝
1150 車体マウンティング部
1151 ボルト設置孔
1400 部品
1401 雌ねじ部
1402 ボルト挿入溝
1403 ボルト固定溝
1404 係止突起
1500 間隔調節部
1510 ボルト
1511 第1ボルトヘッド
1512 第2ボルトヘッド
1513 ねじ部
1520 ブッシング
1521 第1ワッシャー部
1522 雄ねじ部
1523 間隔調節孔
1524 ボルト固定突起
1530 ナッ
400 ハウジング
3403 ハウジングマウンティング部
3403a 雌ねじ部
3403b 係止板
3403c 係止溝
3520 ブッシング
3521 第1ワッシャー部
3522 雄ねじ部
3523 間隔調節孔
3524 係止ブラケット
3524 係止突起
【手続補正34】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】