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特表2022-544888インタフェース表示方法、装置、端末、記憶媒体及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-24
(54)【発明の名称】インタフェース表示方法、装置、端末、記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/5372 20140101AFI20221017BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20221017BHJP
   A63F 13/426 20140101ALI20221017BHJP
   A63F 13/5378 20140101ALI20221017BHJP
   A63F 13/5375 20140101ALI20221017BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20221017BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20221017BHJP
   A63F 13/837 20140101ALN20221017BHJP
【FI】
A63F13/5372
A63F13/2145
A63F13/426
A63F13/5378
A63F13/5375
G06F3/0488
G06F3/04817
A63F13/837
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563355
(86)(22)【出願日】2021-06-18
(85)【翻訳文提出日】2021-10-25
(86)【国際出願番号】 CN2021100969
(87)【国際公開番号】W WO2022017094
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】202010721105.1
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】肖 杭
(72)【発明者】
【氏名】付 源
(72)【発明者】
【氏名】王 振法
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA26
5E555AA76
5E555BA04
5E555BA20
5E555BA38
5E555BB04
5E555BB20
5E555BB38
5E555BC08
5E555CA13
5E555CB14
5E555CC22
5E555DA01
5E555DB18
5E555DB56
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC60
5E555DD06
5E555FA00
(57)【要約】
本願はインタフェース表示方法、装置、端末及び記憶媒体を開示し、コンピュータ及びインターネットの技術分野に属する。仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示し、目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、表示画面中に目標操作の指示図形を表示し、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトをマークする。該解決手段は、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化を実現し、端末のリソース消費を大幅に低減させ、ゲームの実行速度を向上させる。ユーザがスクリーン表示画面外の敵方仮想オブジェクトを攻撃する時の表示画面に対するスライド操作を減少させ、操作は簡便で且つ適時性は高く、ユーザはマップ展示コントロールによって目標操作の作用目標を直接取得でき、目標操作の誤操作確率を低減させ、目標操作の命中精度を確保する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する、インタフェース表示方法であって、前記方法は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示するステップであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、ステップと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示するステップであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、ステップと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークするステップであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるユーザインタフェースUIコントロールである、ステップと、を含む、インタフェース表示方法。
【請求項2】
マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークする前記ステップは、
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示するステップを含み、
前記命中可能との提示情報は前記第2仮想オブジェクトが前記命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示する前記ステップの後に、
前記第2仮想オブジェクトが前記命中可能な仮想オブジェクトではない場合、前記マップ展示コントロール中で前記第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する前記命中可能との提示情報の表示をキャンセルするステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する前記ステップの後に、
前記目標操作に対する実行命令に応答して、前記マップ展示コントロール中に前記第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示するステップをさらに含み、
前記命中提示情報は前記目標操作が前記第2仮想オブジェクトに命中することを指示することに用いられる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する前記ステップの前に、
前記仮想環境中の仮想オブジェクトの位置情報及び前記目標操作の有効範囲に基づいて仮想オブジェクトリストを決定するステップであって、前記仮想オブジェクトリストは前記目標操作の有効範囲内に位置する目標仮想オブジェクトを含む、ステップと、
前記マップ展示コントロール中の表示状態にあるアイコンリストを取得するステップであって、前記アイコンリストは仮想オブジェクトのアイコンを含む、ステップと、
前記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースし、前記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトが前記仮想オブジェクトリストにあるか否かを決定するステップと、を含み、
もし前記アイコンに対応する仮想オブジェクトが前記仮想オブジェクトリストにあるなら、前記アイコンに対応する仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記マップ展示コントロール中に前記目標操作のサムネイル指示図形を表示するステップをさらに含み、
前記サムネイル指示図形は前記指示図形の前記マップ展示コントロールでの簡略化された図形表現である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記目標操作が方向型操作に属する場合、前記サムネイル指示図形は前記第1仮想オブジェクトのアイコンを起点とし、前記目標操作の選択方向を指し示す直線図形を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記目標操作が位置型操作に属する場合、前記サムネイル指示図形は、前記第1仮想オブジェクトのアイコンを中心とし、前記目標操作の有効範囲に対応する範囲提示図形、及び前記目標操作の選択実行位置に対応する位置提示図形を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記マップ展示コントロール中に前記目標操作のサムネイル指示図形を表示する前記ステップの前に、
前記タッチ制御操作の属性情報を取得するステップと、
前記タッチ制御操作の属性情報に基づいて、第1図形パラメータを生成するステップであって、前記第1図形パラメータは前記指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる、ステップと、
前記第1図形パラメータに基づいて第2図形パラメータを決定するステップであって、前記第2図形パラメータは前記サムネイル指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる、ステップと、をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークする前記ステップは、
前記マップ展示コントロールを表示するステップと、
前記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得するステップと、
前記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、前記マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示し、且つ前記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンをマークするステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記マップ展示コントロールを表示する前記ステップは、
前記有効範囲に基づいて、前記仮想環境マップの表示範囲を決定するステップであって、前記表示範囲は前記有効範囲よりも大きい、ステップと、
前記表示範囲に基づいて前記マップ展示コントロールに対応する展示画面を決定するステップと、
前記マップ展示コントロールのサムネイルパラメータを取得するステップであって、前記サムネイルパラメータは前記マップ展示コントロールと前記展示画面とのサイズ比を指示することに用いられる、ステップと、
前記サムネイルパラメータに基づいて前記展示画面をスケーリングし、前記マップ展示コントロールを得るステップと、
前記マップ展示コントロールを表示するステップと、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
端末に配備される、インタフェース表示装置であって、前記装置は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示することに用いられる画面表示モジュールであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、画面表示モジュールと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示することに用いられる図形表示モジュールであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、図形表示モジュールと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークすることに用いられるオブジェクトマークモジュールであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるUIコントロールである、オブジェクトマークモジュールと、を含む、インタフェース表示装置。
【請求項13】
インタフェース表示用の端末であって、前記端末はプロセッサ及びメモリを含み、前記メモリに少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサがロードし、且つ実行することにより、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施する、インタフェース表示用の端末。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体に少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサがロードし、且つ実行することにより、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品を実行すると、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施することに用いられる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はコンピュータ及びインターネットの技術分野に関し、特にインタフェース表示技術に関する。
【0002】
本願は、2020年7月24日に中国特許庁に提出された、出願番号が202010721105.1、出願の名称が「インタフェース表示方法、装置、端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容が引用により本願に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
現在、ゲームでは、ユーザは第1仮想オブジェクトを制御して敵方仮想オブジェクトに攻撃を仕掛けることができる。ここで、該敵対的な仮想オブジェクトは第1仮想オブジェクトとは異なる陣営にある。
【0004】
関連技術では、第1仮想オブジェクトがスキルを使用してスクリーン表示画面外にある敵対的な仮想オブジェクトを攻撃する時、ユーザはゲーム画面をスライドする方式によってスキルの攻撃範囲を全面的に観察することができ、さらに該スキルが上記敵対的な仮想オブジェクトを攻撃できると決定する場合、スキルを解放するように第1仮想オブジェクトを制御する。
【0005】
しかしながら、上記関連技術では、ユーザはスキルがスクリーン表示画面外に位置する敵方仮想オブジェクトに照準するか否かを知るために表示画面をスライドする必要があり、操作の複雑さは高く、且つ適時性は低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例はインタフェース表示方法、装置、端末及び記憶媒体を提供し、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化を実現でき、ユーザと端末との間のインタラクション回数を減少させ、端末のリソース消費を大幅に低減させ、ゲームの実行速度を向上させる。同時に、操作は簡便で且つ適時性は高い。上記技術的手段は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の実施例の一態様によれば、インタフェース表示方法を提供し、前記方法は端末により実行され、前記方法は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示するステップであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、ステップと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示するステップであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、ステップと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークするステップであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるユーザインタフェース(User Interface、UI)コントロールである、ステップと、を含む。
【0008】
本願の実施例の一態様によれば、インタフェース表示装置を提供し、前記装置は端末に配備され、前記装置は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示することに用いられる画面表示モジュールであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、画面表示モジュールと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示することに用いられる図形表示モジュールであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、図形表示モジュールと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークすることに用いられるオブジェクトマークモジュールであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるUIコントロールである、オブジェクトマークモジュールと、を含む。
【0009】
本願の実施例の一態様によれば、端末を提供し、前記端末はプロセッサ及びメモリを含み、前記メモリに少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットが前記プロセッサによりロードされ且つ実行されることにより、前記インタフェース表示方法を実現する。
【0010】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体に少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットが前記プロセッサによりロードされ且つ実行されることにより、前記インタフェース表示方法を実現する。
【0011】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶される。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行し、該コンピュータ機器に前記インタフェース表示方法を実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本願の実施例が提供する技術的手段は以下の有益な効果をもたらすことができる。
【0013】
目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に該命中可能な仮想オブジェクトをマークすることによって、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化を実現し、目標操作がスクリーン表示画面外の敵方仮想オブジェクトに正確に命中する可能性を提供し、ユーザと端末との間のインタラクション回数を減少させ、端末のリソース消費を大幅に低減させ、ゲームの実行速度を向上させる。同時に、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化のため、ユーザがスクリーン表示画面外にある敵方仮想オブジェクトを攻撃する時の表示画面に対するスライド操作を減少させ、操作は簡便で且つ適時性は高く、ユーザはマップ展示コントロールによって目標操作の作用目標を直接取得でき、目標操作の誤操作確率を低減させ、目標操作の命中精度を確保する。
【0014】
本願の実施例の技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に使用される必要がある図面を簡単に紹介し、明らかなように、以下記述される図面は単に本願のいくつかの実施例であり、当業者であれば、創造的な努力をせずに、これらの図面に基づいてさらにほかの図面を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願の一実施例が提供するアプリケーションプログラムの実行環境の模式図である。
図2】本願の一実施例が提供するインタフェース表示方法のフローチャートである。
図3】ユーザインタフェースの模式図を例示的に示す。
図4】マップ展示コントロールの模式図を例示的に示す。
図5】マップ展示コントロールの模式図を例示的に示す。
図6】マップ展示コントロールの模式図を例示的に示す。
図7】ミニマップマネージャーの実行フローの模式図を例示的に示す。
図8】別のミニマップマネージャーの実行フローの模式図を例示的に示す。
図9】本願の一実施例が提供するインタフェース表示装置のブロック図である。
図10】本願の別の実施例が提供するインタフェース表示装置のブロック図である。
図11】本願の一実施例が提供する端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願の目的、技術的手段及び利点をより明確にするために、以下、図面と併せて本願の実施形態をさらに詳細に記述する。
【0017】
図1に参照されるように、それは本願の一実施例が提供するアプリケーションプログラムの実行環境の模式図を示す。該アプリケーションプログラムの実行環境は端末10及びサーバ20を含んでもよい。
【0018】
端末10は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ゲームホスト、電子書籍リーダー、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、及びPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)等の電子機器であってもよい。端末10中にはアプリケーションプログラムのクライアント端末がインストールされてもよい。ここで、該アプリケーションプログラムはダウンロードしてインストールする必要があるアプリケーションプログラムであってもよく、クリックすれば使用できるアプリケーションプログラムであってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0019】
本願の実施例では、上記アプリケーションプログラムは、仮想環境を提供して、ユーザが代入して操作する仮想オブジェクトが該仮想環境内で動くようにすることができる任意のアプリケーションプログラムであってもよい。典型的には、該アプリケーションプログラムはゲームアプリケーションプログラム、例えばマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiplayer Online Battle Arena、MOBA)ゲーム、バトルロワイアル(Battle Royale、BR)ゲーム、三人称シューティングゲーム(Third-Personal Shooting Game、TPS)、一人称シューティングゲーム(First-Person Shooting Game、FPS)及びマルチプレイヤーシューターサバイバルゲーム等である。勿論、ゲームアプリケーションプログラムに加えて、ほかのタイプのアプリケーションプログラムでもユーザに仮想オブジェクトを展示し、且つ仮想オブジェクトに相応な機能を提供してもよい。例えば、仮想現実(Virtual Reality、VR)類アプリケーションプログラム、拡張現実(Augmented Reality、AR)類アプリケーションプログラム、3次元マッププログラム、軍事シミュレーションプログラム、ソーシャルアプリケーションプログラム、及びインタラクティブエンターテインメントアプリケーションプログラム等であり、本願の実施例ではこれを限定しない。また、異なるアプリケーションプログラムにとっては、それが提供する仮想オブジェクトの形式も異なり、且つ相応な機能も異なり、これはすべて実際のニーズに応じて予め設定されてもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。選択可能に、端末10中に上記アプリケーションプログラムのクライアント端末が実行される。いくつかの実施例では、上記アプリケーションプログラムは3次元の仮想環境エンジンに基づいて開発されるアプリケーションプログラムであり、例えば、該仮想環境エンジンはUnityエンジンであり、該仮想環境エンジンは3次元の仮想環境、仮想オブジェクト及び仮想道具等を構築し、ユーザにより没入型のゲームエクスペリエンスをもたらすことができる。
【0020】
ここで、上記仮想環境はアプリケーションプログラム(例えば、ゲームアプリケーションプログラム)のクライアント端末が端末上で実行される時に表示(又は提供)するシーンであり、該仮想環境とは、作り出された仮想オブジェクトが動く(例えば、ゲーム競技)シーンを指し、例えば、仮想部屋、仮想島、仮想マップ及び仮想建物等である。該仮想環境は実世界に対するシミュレーション環境であってもよく、半シミュレーション半架空環境であってもよく、純粋な架空の環境であってもよい。仮想環境は2次元仮想環境であってもよく、2.5次元仮想環境であってもよく、又は3次元仮想環境であってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0021】
上記仮想オブジェクトは、ユーザアカウントがアプリケーションプログラム中で制御する仮想キャラクタであってもよく、アプリケーションプログラム中のコンピュータプログラムにより制御される仮想キャラクタであってもよい。アプリケーションプログラムがゲームアプリケーションプログラムであることを例とすると、仮想オブジェクトはユーザアカウントがゲームアプリケーションプログラム中で制御するゲームキャラクタであってもよく、ゲームアプリケーションプログラム中のコンピュータプログラムが制御するゲームモンスターであってもよい。仮想オブジェクトは人物の形式であってもよく、動物、アニメーション又はほかの形式であってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。仮想オブジェクトは3次元の形式で展示してもよく、2次元の形式で展示してもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。選択可能に、仮想環境が3次元仮想環境である場合、仮想オブジェクトはスケルタルアニメーション技術に基づいて作成される3次元立体モデルである。各仮想オブジェクトは、3次元仮想環境中に自体の形状及び体積を有し、3次元仮想環境中の一部の空間を占める。
【0022】
1つの可能な実施形態では、上記仮想オブジェクトは同じ陣営にある仮想オブジェクト及び異なる陣営にある仮想オブジェクトを含み、すなわち、アプリケーションプログラムでは、仮想オブジェクトは異なる陣営に分けられる。例示的には、MOBAゲームを例とすると、10名のユーザはマッチングしてゲームを行い、赤組及び青組の2つのチームに分けられ、すなわち、5人ごとに1組とし、この時、赤組と赤組との中の仮想オブジェクトは同一陣営にあり且つ互いにチームメイト関係であり、青組と青組との中の仮想オブジェクトは同一陣営にあり且つ互いにチームメイト関係であるが、赤組と青組との中の仮想オブジェクトは異なる陣営にあり且つ互いに敵対的な関係である。
【0023】
本願の実施例では、ユーザアカウントは第2仮想オブジェクトを攻撃するように第1仮想オブジェクトを制御してもよい。ここで、第1仮想オブジェクトと第2仮想オブジェクトとは異なる陣営にあり且つ互いに敵対的な関係である。ユーザアカウントはスキルを解放するように第1仮想オブジェクトを制御することによって、第2仮想オブジェクトを攻撃する。1つの可能な実施形態では、第1仮想オブジェクトがスキルを解放しようとする過程で、端末10は上記スキルの有効範囲(発効範囲とも呼ぶ)、及び該有効範囲内にある第2仮想オブジェクトを取得する。端末10はユーザインタフェースのマップ展示コントロール上で上記有効範囲、及び上記有効範囲内にある第2仮想オブジェクトをマークする。
【0024】
サーバ20は端末10中のアプリケーションプログラムのクライアント端末にバックグラウンドサービスを提供することに用いられる。例えば、サーバ20は上記アプリケーションプログラムのバックグラウンドサーバであってもよい。サーバ20は1台のサーバであってもよく、複数台のサーバからなるサーバクラスタであってもよく、又は1つのクラウドコンピューティングサービスセンターである。サーバ20は複数の端末10中のアプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを同時に提供する。端末10とサーバ20との間はネットワーク30によって相互に通信できる。
【0025】
図2に参照されるように、それは本願の一実施例が提供するインタフェース表示方法のフローチャートを示す。該方法は端末に応用でき、例えば、各ステップの実行主体は図1に示すアプリケーションプログラム実行環境中の端末10(以下、「クライアント端末」と略称)であってもよい。該方法は以下のいくつかのステップ(201~205)を含んでもよい。
【0026】
ステップ201:仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示する。
【0027】
仮想環境は、アプリケーションプログラムにより作り出された仮想オブジェクトが動くシーンである。該仮想環境中に仮想島、仮想マップ及び仮想建物が含まれる。ユーザはユーザアカウントによって仮想環境とインタラクションするように仮想オブジェクトを制御することができ、例えば、仮想環境中の仮想建物に入ること、及び仮想環境中のほかの仮想オブジェクトを攻撃すること等である。ここで、上記アプリケーションプログラムはダウンロードしてインストールする必要があるアプリケーションプログラムであってもよく、クリックすれば使用できるアプリケーションプログラムであってもよい。
【0028】
表示画面とは、ユーザインタフェース上で仮想環境をユーザに展示する画面を指す。該表示画面は仮想カメラにより仮想環境からキャプチャされる画面である。1つの可能な実施形態では、仮想カメラは第3視点で仮想環境の画面を取得する。通常の場合、仮想カメラは第1仮想オブジェクトの斜め上方に設置され、クライアント端末は該仮想カメラによって、第1仮想オブジェクトを中心として仮想環境を観察し、第1仮想オブジェクトを中心とする仮想環境の画面を取得し、仮想環境に対応する表示画面を生成し、且つユーザインタフェース中に該仮想環境に対応する表示画面を表示する。別の可能な実施形態では、仮想カメラは第1視点で仮想環境の画面を取得する。通常の場合、仮想カメラは第1仮想オブジェクトの直前方に設置され、クライアント端末は該仮想カメラによって、第1仮想オブジェクトの視点で仮想環境を観察し、第1仮想オブジェクトを第1視点とする仮想環境の画面を取得し、仮想環境に対応する表示画面を生成し、且つユーザインタフェース中に該仮想環境に対応する画面を表示する。勿論、ほかの可能な実施形態では、仮想カメラの配置位置はリアルタイムに調整可能である。ユーザはユーザインタフェースに対する制御操作によって仮想カメラの位置を調節し、さらに異なる位置の仮想環境に対応する表示画面を観察することができる。例えば、ユーザはユーザインタフェースに対する画面操作(例えば、ドラッグ操作)によって仮想環境の位置を調節するようにしてもよい。ここで、ユーザインタフェースとは、クライアント端末上でユーザに展示される上記アプリケーションプログラムの画面を指す。
【0029】
本願の実施例では、クライアント端末はユーザがトリガーする上記アプリケーションプログラムに対する起動命令を受信した後に、該アプリケーションプログラムを制御して実行させ、且つ対戦開始命令を受信する時、仮想カメラを呼び出してユーザインタフェース中に上記仮想環境に対応する表示画面を表示する。クライアント端末は上記仮想環境に対応する表示画面を表示すると同時に、ユーザインタフェース中に目標操作コントロールを表示してもよい。ここで、目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる。例えば、ユーザは目標操作コントロールをクリックすることによって第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させてもよく、目標操作コントロールに対応するキー位置(例えば、Rキー)を押圧することによって第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させてもよい。説明する必要がある点として、異なるアプリケーションプログラムでは、上記目標操作コントロールに対応する目標操作は異なる。
【0030】
1つの可能な実施形態では、上記目標操作はあるスキルを解放することであり、すなわち、目標操作コントロールはあるスキルを解放するように第1仮想オブジェクトを制御することに用いられる。例えば、クライアント端末は該目標操作の実行命令を受信した後に、該目標操作コントロールに対応するスキルを解放するように第1仮想オブジェクトを制御する。実際の応用では、ユーザインタフェース中にはスキルを解放することに用いられる複数の操作コントロールが含まれてもよく、異なる操作コントロールは異なるスキルを解放することに用いられる。
【0031】
別の可能な実施形態では、上記目標操作は仮想物品を使用することであり、すなわち、目標操作コントロールは仮想物品、例えば、仮想道具又は仮想武器を使用するように第1仮想オブジェクトを制御することに用いられる。例えば、クライアント端末は該目標操作の実行命令を受信した後に、対応する仮想道具を使用するように第1仮想オブジェクトを制御する。実際の運用では、ユーザインタフェース中には仮想道具を使用することに用いられる複数の操作コントロールが含まれてもよく、異なる操作コントロールは異なる仮想道具を使用することに用いられる。
【0032】
さらに別の可能な実施形態では、上記目標操作は状態切り替えであり、すなわち、目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトをある状態に切り替えるように制御することに用いられる。例えば、クライアント端末は該目標操作のトリガー実行命令を受信した後に、第1仮想オブジェクトを目標状態に切り替えるように制御する。実際の応用では、ユーザインタフェース中には複数の操作コントロールが含まれてもよい。ここで、異なる操作コントロールは異なる状態に対応してもよい。勿論、同一操作コントロールは異なる状態に対応してもよい。例えば、ある操作コントロールに対して、もしユーザが1回クリックするなら、第1仮想オブジェクトを前方ジャンプ状態に切り替えるように制御し、もしユーザが2回クリックするなら、第1仮想オブジェクトを後方ジャンプ状態に切り替えるように制御する。
【0033】
勿論、実際の応用では、アプリケーションプログラムは実際の状況に応じて上記目標操作コントロールに対応する目標操作を設定でき、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0034】
ステップ202:目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、表示画面中に目標操作の指示図形を表示する。
【0035】
タッチ制御操作とは、ユーザインタフェース上の任意の位置に対するユーザの操作を指す。出願の実施例では、上記タッチ制御操作はユーザが実行する目標操作コントロールに対する操作である。例えば、ユーザはユーザインタフェース中の目標操作コントロールをクリックすることによって該目標操作コントロールのタッチ制御操作を実行してもよく、又は、ユーザはキーボード上の対応するキー位置(例えば、Rキー)を押圧することによって該目標操作コントロールのタッチ制御操作を実行してもよい。
【0036】
本願の実施例では、クライアント端末は上記アプリケーションプログラムのユーザインタフェースを表示した後に、ユーザインタフェースを監視してもよく、ユーザインタフェースにおけるタッチ制御操作を検出した後に、該タッチ制御操作のトリガー位置を取得し、該トリガー位置が目標操作コントロールのトリガー領域内に位置する場合、該タッチ制御操作が上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作であると決定する。
【0037】
1つの可能な実施形態では、各操作コントロールのユーザインタフェースでの位置は固定し、アプリケーションプログラム中に各操作コントロールの固定トリガー領域が設定されている。ここで、上記固定トリガー領域はユーザインタフェース中の任意の位置であってもよく、例えば、目標操作コントロールの固定トリガー領域は目標操作コントロールの周囲領域である。例えば、クライアント端末は上記トリガー位置に基づいて、該タッチ制御操作が目標操作コントロールの固定トリガー領域に位置するか否かを決定することができる。もしタッチ制御操作が目標操作コントロールの固定トリガー領域に位置するなら、該タッチ制御操作が目標操作コントロールのタッチ制御操作であると決定する。
【0038】
別の可能な実施形態では、各操作コントロールのユーザインタフェースでの位置は調節可能であり、すなわち、ユーザは実際の状況に基づいて各操作コントロールのユーザインタフェースでの位置を調節することができ、この時、アプリケーションプログラム中に各操作コントロールの動きトリガー領域が設定されている。ここで、動きトリガー領域は目標操作コントロールの位置を基準とする任意の領域であってもよく、例えば、目標操作コントロールの動きトリガー領域は目標操作コントロールの中心位置との距離が目標値未満の領域である。例えば、クライアント端末は上記トリガー位置に基づいて、該トリガー位置と目標操作コントロールの中心位置との間の距離を決定することができる。もし該距離が目標値未満であるなら、該タッチ制御操作が目標操作コントロールのタッチ制御操作であると決定する。
【0039】
クライアント端末は上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した場合、表示画面中に目標操作の指示図形を表示する。ここで、該指示図形は目標操作の有効範囲を指示することに用いられ、該有効範囲は上記目標操作の実際の作用範囲、例えば、攻撃スキルの攻撃範囲、仮想道具の投擲位置又は仮想オブジェクトのジャンプ衝突範囲等である。
【0040】
本願の実施例では、上記指示図形は地上インジケーターとも呼ばれてもよく、該地上インジケーターは仮想環境の地面上での目標操作の有効範囲を指示することに用いられる。クライアント端末は上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した後に、該目標操作コントロールに対応する目標操作の有効範囲を取得し、且つ該有効範囲を指示図形の形式で仮想環境の地面上にマッピングし、さらに表示画面中に該目標操作の指示図形を表示するようにしてもよい。
【0041】
例示的には、図3に併せて参照されるように、ユーザインタフェース30では、クライアント端末は目標操作コントロール31に対するタッチ制御操作を検出した後に、仮想環境の地面上に該目標操作コントロール31に対応する目標操作の有効範囲の指示図形32を表示する。
【0042】
説明する必要がある点として、上記有効範囲は上記目標操作の作用範囲であってもよく、上記目標操作の作用範囲とクライアント端末のスクリーン領域との交差範囲であってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0043】
ステップ203:目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトをマークする。
【0044】
命中可能な仮想オブジェクトは、目標操作の対象となり且つ命中確率が存在する仮想オブジェクトを指示することに用いられる。クライアント端末は上記目標操作の有効範囲を決定した後に、該有効範囲に基づいて目標操作の作用目標を事前判断し、該目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトを決定する。
【0045】
本願の実施例では、異なる目標操作は異なる仮想オブジェクトを対象とする。1つの可能な実施形態では、上記目標操作が攻撃属性を有する場合、該目標操作の対象となる仮想オブジェクトは第1仮想オブジェクトと敵対的な陣営にある仮想オブジェクトである。別の可能な実施形態では、上記目標操作がバフ属性を有する場合、該目標操作の対象となる仮想オブジェクトは第1仮想オブジェクトと同じ陣営にある仮想オブジェクトである。クライアント端末は上記目標操作の有効範囲を決定した後に、該有効範囲内の仮想オブジェクトが命中確率を有する仮想オブジェクトであると決定し、且つ命中確率を有する該仮想オブジェクトをトラバースし、もし命中確率を有する該仮想オブジェクトが目標操作の対象となる仮想オブジェクトであるなら、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在すると決定する。勿論、クライアント端末は上記目標操作コントロールの有効範囲を決定した後に、目標操作の属性情報に基づいて、仮想環境中の該目標操作の対象となる仮想オブジェクトの位置情報を取得し、且つ該位置情報に基づいて該有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在するか否かを決定するようにしてもよい。
【0046】
本願の実施例では、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、クライアント端末はマップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトをマークする。マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるユーザインタフェース(User Interface、UI)コントロールである。仮想環境マップは仮想環境中の様々な物の空間的分布、繋がり、数量、品質特徴及びその時間的な発展変化状態を表現することに用いられる。該マップ展示コントロール中に表示されるマップは、2次元(2D)又は3次元(3D)形式であってもよく、ユーザに現在の仮想環境の状況を迅速かつ直感的に反映しやすく、それによりユーザが使用戦略を制定すること、及び操作を実施することを容易にする。ゲームアプリケーションプログラムを例とすると、マップ展示コントロールはマップ又はミニマップとも呼ばれてもよく、2次元又は3次元の形式でゲームアプリケーションプログラムが提供する仮想環境の地形地貌、例えばベースキャンプ、攻撃ライン、防御塔、川、及び木等の位置を展示することに用いられる。例示的には、図4に示すように、マップ展示コントロール40中に仮想環境中の第1仮想建物41及び第2仮想建物42が含まれる。、マップ展示コントロールの展示画面はリアルタイムに変化する動的画面であってもよい。例えば、仮想環境中のある仮想建物が破壊される時、マップ展示コントロールの展示画面を更新し、更新後のマップ展示コントロール中に上記仮想建物が破壊された後に残った廃墟が含まれる。1つの可能な実施形態では、上記マップ展示コントロール中に仮想環境中の各仮想オブジェクトのアイコンが含まれ、クライアント端末は命中可能な仮想オブジェクトをマークする時、命中可能な仮想オブジェクトのアイコン上にマークを追加するようにしてもよい。別の可能な実施形態では、上記マップ展示コントロール中に仮想環境中の各仮想オブジェクトのアイコンが含まれず、クライアント端末は命中可能な仮想オブジェクトをマークする時、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを追加して、命中可能な仮想オブジェクトに対するマークを実現するようにしてもよい。
【0047】
説明する必要がある点として、該マップ展示コントロールは仮想環境のグローバルマップを展示してもよく、仮想環境の部分マップを展示してもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。例えば、もしユーザは仮想環境中のある部分をリアルタイムに監視制御する必要があるなら、ユーザは該マップ展示コントロールを設定することができ、クライアント端末はマップ展示コントロールに対応する表示パラメータを取得した後に、ユーザによって設定される部分仮想環境のみを表示するように該マップ展示コントロールを制御する。
【0048】
説明する必要がある点として、上記マップ展示コントロールは1つのUI操作コントロールであり、ユーザ操作を受信し且つ応答することができ、例えば、ユーザによるクリック、ドラッグ、及びスケーリング等の操作に対する応答をサポートする。
【0049】
1つの可能な実施形態では、ユーザはマップ展示コントロールに対する制御操作によってマップ展示コントロールのユーザインタフェースでの展示スタイルを制御してもよい。例えば、ユーザはクリック操作又はマウスホイールをスライドすることによってマップ展示コントロールの拡大表示又は縮小表示を制御してもよい。勿論、ユーザ操作を容易にするために、マップ展示コントロールはデフォルトの展示スケールが設定されてもよく、ユーザはクリック操作によってマップ展示コントロールを制御してデフォルトの表示スケールで表示させてもよく、ここで、該デフォルトの表示スケールで表示されるマップ展示コントロール中に仮想環境のグローバルマップ又はユーザにより設定される部分マップが含まれる。また例えば、ユーザはマップ展示コントロール中の仮想環境マップのある位置をクリックすることによって、該位置に対応する仮想環境マップを展示するようにマップ展示コントロールを制御する。クライアント端末は上記クリック操作を受信する時、マップ展示コントロールの展示画面を上記ある位置を中心とする仮想環境マップの表示画面に切り替える。
【0050】
別の可能な実施形態では、ユーザはマップ展示コントロールによって、現在表示されている仮想環境画面から該位置に対応する仮想環境画面に切り替えてもよく、それにより仮想環境中の該位置のリアルタイム状況を観察する。もしユーザがマップ展示コントロールのある位置をクリックするなら、対応して、クライアント端末は該ある位置に対するクリック操作を受信した後に、仮想環境の表示画面を該ある位置に対応する表示画面に切り替え、ここで、該ある位置に対応する表示画面は上記第1仮想オブジェクトを含まない。勿論、ユーザはマップ展示コントロールに対するドラッグ操作によってユーザインタフェース中の仮想環境に対応する表示画面を切り替えてもよい。クライアント端末はマップ展示コントロールに対するドラッグ操作を受信した後に、マップ展示コントロール中に展示される現在の仮想環境マップに基づいて、ユーザインタフェース中の仮想環境に対応する表示画面を、現在の仮想環境マップが指示する仮想環境に対応する表示画面に切り替える。
【0051】
理解できるように、上記マップ展示コントロールは、仮想環境に対応する表示画面を表示する時にユーザインタフェース中に表示されてもよく、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在すると決定する時にユーザインタフェース中に表示されてもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。勿論、ほかの可能な実施形態では、上記マップ展示コントロールは隠されてもよく、隠された後に、ユーザインタフェースに1つのマップ展示コントロールアイコンが表示され、ユーザは該マップ展示コントロールアイコンに対して操作を行うことによって、マップ展示コントロールの表示を回復することができる。
【0052】
さらに説明する必要がある点として、該マップ展示コントロールはユーザインタフェース中の任意の位置に表示されてもよく、ここで、該任意の位置は設計者が設定した位置であってもよく、ユーザが設定した位置であってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0053】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段では、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に該命中可能な仮想オブジェクトをマークすることによって、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化を実現し、目標操作がスクリーン表示画面外の敵方仮想オブジェクトに正確に命中する可能性を提供し、ユーザと端末との間のインタラクション回数を減少させ、端末のリソース消費を大幅に低減させ、ゲームの実行速度を向上させる。同時に、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化のため、ユーザがスクリーン表示画面外にある敵方仮想オブジェクトを攻撃する時の表示画面に対するスライド操作を減少させ、操作は簡便で且つ適時性は高く、ユーザはマップ展示コントロールによって目標操作の作用目標を直接取得でき、目標操作の誤操作確率を低減させ、目標操作の命中精度を確保する。
【0054】
以下、命中可能な仮想オブジェクトの具体的なマーク方式を紹介する。
【0055】
1つの可能な実施形態では、上記マップ展示コントロール中に仮想環境中の各仮想オブジェクトのアイコンが含まれ、クライアント端末はマップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示してもよい。ここで、第2仮想オブジェクトは上記目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトである。この場合、上記ステップ203は以下のいくつかのステップを含む。
【0056】
1:仮想環境中の仮想オブジェクトの位置情報及び目標操作の有効範囲に基づいて、仮想オブジェクトリストを決定する。
【0057】
仮想オブジェクトの位置情報は仮想オブジェクトの上記仮想環境での位置を指示することに用いられる。該仮想オブジェクトの位置情報は仮想オブジェクトの位置座標を含む。本願の実施例では、クライアント端末は目標操作の有効範囲を決定した後に、仮想環境中の各仮想オブジェクトの位置情報を取得し、且つ該仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、有効範囲内にある仮想オブジェクトをスクリーニングし、目標操作に対応する仮想オブジェクトリストを決定する。ここで、該仮想オブジェクトリストは目標操作の有効範囲内に位置する目標仮想オブジェクトを含む。
【0058】
上記目標仮想オブジェクトは目標操作の対象となる仮想オブジェクトである。本願の実施例では、クライアント端末は目標操作の属性情報に基づいて、上記目標仮想オブジェクトを決定することができ、属性情報は攻撃属性、及び補助属性等を含んでもよい。例えば、もし目標操作が攻撃属性を有するなら、該目標仮想オブジェクトは第1仮想オブジェクトと敵対的な陣営にある仮想オブジェクトであり、もし目標操作が補助属性を有するなら、該目標仮想オブジェクトは第1仮想オブジェクトと同じ陣営にある仮想オブジェクトであり、目標操作が攻撃属性と補助属性とを同時に有する場合、該目標仮想オブジェクトは仮想環境中のグローバル仮想オブジェクトである。
【0059】
1つの可能な実施形態では、クライアント端末は上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した後に、該目標操作コントロールに対応する目標操作の属性情報を取得し、さらに該目標操作に対応する目標仮想オブジェクトを決定し、該目標仮想オブジェクトの位置情報を取得し、且つ該目標仮想オブジェクトの位置情報及び目標操作の有効範囲に基づいて、有効範囲内にある目標仮想オブジェクトを決定し、仮想オブジェクトリストを生成するようにしてもよい。
【0060】
2:マップ展示コントロール中の表示状態にあるアイコンリストを取得する。
【0061】
アイコンリストは仮想オブジェクトのアイコンを含む。ここで、該アイコンは対応する仮想オブジェクトを表すことに用いられ、該アイコンは仮想オブジェクトのアバター、仮想オブジェクトの名称又は仮想オブジェクトのユーザアカウント名等であってもよい。本願の実施例では、クライアント端末は上記仮想オブジェクトリストを決定した後に、上記マップ展示コントロール中の表示状態にあるアイコンリストを取得してもよい。仮想オブジェクトが障害物によって遮蔽されていない場合、マップ展示コントロール中に該仮想オブジェクトのアイコンは表示状態にあり、仮想オブジェクトが障害物によって遮蔽されている場合、マップ展示コントロール中に該仮想オブジェクトのアイコンは非表示状態にある。ここで、上記障害物は仮想環境中の仮想オブジェクトの視点を妨げる任意の仮想物品であってもよく、仮想環境中の設計者によって設定される遮蔽機能を有する仮想物品であってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0062】
3:アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースし、アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトが仮想オブジェクトリストにあるか否かを決定する。
【0063】
本願の実施例では、クライアント端末は上記仮想アイコンリストを取得した後に、アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースし、且つ該仮想オブジェクトが上記仮想オブジェクトリストにあるか否かを判断する。
【0064】
4:もしアイコンに対応する仮想オブジェクトが仮想オブジェクトリストにあるなら、アイコンに対応する仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する。
【0065】
本願の実施例では、クライアント端末はアイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースした後に、もし該アイコンに対応する仮想オブジェクトが上記仮想オブジェクトリストにあるなら、該アイコンに対応する仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、且つマップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する。ここで、該命中可能との提示情報は該第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる。1つの可能な実施形態では、命中可能との提示情報は指示識別子である。例えば、クライアント端末は第2仮想オブジェクトのアイコン上に指示識別子を追加してもよく、該指示識別子は該第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる。図3に示すように、クライアント端末は第2仮想オブジェクト33を決定した後に、マップ展示コントロール34中の第2仮想オブジェクトのアイコン35中に指示識別子36を追加し、それにより該第2仮想オブジェクト33が命中可能な仮想オブジェクトであることを指示する。別の可能な実施形態では、命中可能との提示情報は色情報である。対応して、クライアント端末は第2仮想オブジェクトのアイコン上に任意の色を追加してもよく、該色は第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる。
【0066】
説明する必要がある点として、本願の実施例では、上記第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトではない場合、クライアント端末はマップ展示コントロール中で第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報の表示をキャンセルする。
【0067】
1つの可能な実施形態では、クライアント端末は上記第2仮想オブジェクトをマークした後に、仮想環境中の各仮想オブジェクトの位置を監視し、第2仮想オブジェクトが上記有効範囲外まで移動する場合、該第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトではないと決定し、マップ展示コントロール中で第2仮想オブジェクトのアイコンに対応する命中可能との提示情報の表示をキャンセルする。勿論、もし上記有効範囲まで移動するほかの目標オブジェクトが存在するなら、該ほかの目標オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する。
【0068】
別の可能な実施形態では、クライアント端末は上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作が消失すると検出した場合、上記第2仮想オブジェクトが命中可能な仮想オブジェクトではないと決定し、マップ展示コントロール中で第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報の表示をキャンセルする。ここで、目標操作コントロールのタッチ制御操作はユーザが上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を停止する時に消失してもよく、ユーザが目標操作コントロールに対するブロック命令の生成をトリガーする時に消失してもよく、該ブロック命令とは、ユーザが上記目標操作の実行を諦める時、ユーザインタフェース中の目標操作に対応する操作キャンセルコントロールによって生成される命令を指す。
【0069】
説明する必要がある点として、本願の実施例では、もしクライアント端末は上記目標操作に対する実行命令を受信するなら、マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示する。ここで、実行命令は第1仮想オブジェクトを制御して目標操作コントロールに対応する目標操作を実行させることに用いられ、該命中提示情報は目標操作が第2仮想オブジェクトに命中することを指示することに用いられる。例示的には、図5に併せて参照されるように、クライアント端末は目標操作コントロールの実行命令を受信した後に、マップ展示コントロール34をマップ展示コントロール50に変換し、マップ展示コントロール34中で指示識別子36をキャンセルし、第2仮想オブジェクトのアイコン35の表示スタイルを変換し、命中提示情報を追加した後の第2仮想オブジェクトのアイコン51を得る。選択可能に、上記目標操作コントロールの実行命令はユーザが上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を停止するとクライアント端末が検出した時にトリガーして生成されてもよい。勿論、本願の実施例では、仮想オブジェクトが移動可能であるため、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトは命中仮想オブジェクトと同じであってもよく、異なってもよい。
【0070】
別の可能な実施形態では、上記マップ展示コントロール中に仮想環境中の各仮想オブジェクトのアイコンが含まれず、クライアント端末は命中可能な仮想オブジェクトをマークする時、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを追加して、命中可能な仮想オブジェクトに対するマークを実現するようにしてもよい。図4に示すように、目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出していない時、マップ展示コントロール40中に第1仮想建物41及び第2仮想建物42が含まれ、目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した後に、マップ展示コントロール40をマップ展示コントロール43に切り替え、ここで、マップ展示コントロール43中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコン44が含まれる。この場合、上記ステップ203は以下のいくつかのステップを含む。
【0071】
1:マップ展示コントロールを表示する。
【0072】
本願の実施例では、端末の処理オーバーヘッドを節約するために、クライアント端末は上記目標操作コントロールのタッチ制御操作を検出した後に、ユーザインタフェース中に上記マップ展示コントロールを表示する。ここで、該マップ展示コントロールに対応する展示画面は目標操作の有効範囲に基づいて決定されてもよい。クライアント端末は上記目標操作の有効範囲を決定した後に、該有効範囲に基づいて、仮想環境マップの表示範囲を決定する。ここで、該表示範囲はマップ展示コントロールに対応する仮想環境マップの展示範囲を指示することに用いられ、該表示範囲は上記有効範囲よりも大きい。その後、クライアント端末は該表示範囲に基づいてマップ展示コントロールに対応する展示画面を決定し、且つ上記マップ展示コントロールのサムネイルパラメータを取得し、該サムネイルパラメータに基づいて上記展示画面をスケーリングし、マップ展示コントロールを得て、且つ該マップ展示コントロールを表示する。この時、該マップ展示コントロール中に上記有効範囲内の完全な仮想環境画面が含まれ、マップ展示コントロールの展示情報の完全性を確保し、同時に、有効範囲外の仮想環境画面について上記マップ展示コントロール中に展示しなくてもよく、無効画面のスケーリングに起因する不必要なオーバーヘッドを減少させる。ここで、上記サムネイルパラメータはマップ展示コントロールと展示画面とのサイズ比を指示することに用いられる。
【0073】
2:命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得する。
【0074】
クライアント端末は上記マップ展示コントロールを表示した後に、命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得する。ここで、命中可能な仮想オブジェクトの決定方式について、図2の実施例では紹介されており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0075】
3:命中可能な仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示し、且つ命中可能な仮想オブジェクトのアイコンをマークする。
【0076】
本願の実施例では、クライアント端末は命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得した後に、該位置情報に基づいて命中可能な仮想オブジェクトが障害物によって遮蔽されるか否かを決定する。もし命中可能な仮想オブジェクトが障害物によって遮蔽されていないなら、該命中可能な仮想オブジェクトが命中可能・表示可能な状態にあると決定し、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示し、それにより命中可能な仮想オブジェクトのアイコンをマークし、もし命中可能な仮想オブジェクトが障害物によって遮蔽されているなら、該命中可能な仮想オブジェクトが命中可能・表示不能な状態にあると決定し、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示せず、もし命中可能な仮想オブジェクトが阻止作用を有する障害物によって遮蔽されているなら、該命中可能な仮想オブジェクトが命中不能・表示不能な状態にあると決定し、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示しない。
【0077】
勿論、実際の運用では、クライアント端末は命中可能な仮想オブジェクトを取得する時、命中可能・表示可能な状態にある仮想オブジェクトを命中可能な仮想オブジェクトとして直接取得してもよく、さらに命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得した後に、直接命中可能な仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、マップ展示コントロール中に命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示してもよい。
【0078】
説明する必要がある点として、本願の実施例では、上記マップ展示コントロール中に目標操作のサムネイル指示図形をさらに表示してもよい。例えば、クライアント端末は目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した後に、マップ展示コントロール中に目標操作のサムネイル指示図形を表示してもよい。ここで、該サムネイル指示図形は指示図形のマップ展示コントロールでの簡略化された図形表現であり、図3に示すように、マップ展示コントロール33中のサムネイル指示図形37はユーザインタフェース30中の有効範囲の指示図形32を表すことに用いられる。説明する必要がある点として、サムネイル指示図形の具体的な取得ステップは以下の通りである。
【0079】
1:タッチ制御操作の属性情報を取得する。
【0080】
タッチ制御操作の属性情報は上記目標操作の有効範囲の指示図形の表示スタイルを指示することに用いられる。クライアント端末は上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した後に、該タッチ制御操作の属性情報を取得し、該属性情報中に指示図形の表示サイズ、表示位置及び表示テクスチャが含まれる。
【0081】
2:タッチ制御操作の属性情報に基づいて、第1図形パラメータを生成する。
【0082】
第1図形パラメータは上記指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる。クライアント端末は該第1図形パラメータに基づいて、指示図形の仮想環境に対応する表示画面での表示スタイルを決定してもよい。
【0083】
本願の実施例では、クライアント端末は上記タッチ制御操作の属性情報を取得した後に、タッチ制御操作の属性情報に基づいて、第1図形パラメータを生成し、且つ該第1図形パラメータに基づいて、上記属性情報によって指示される指示図形の仮想環境に対応する表示画面での表示スタイルを決定する。
【0084】
3:第1図形パラメータに基づいて第2図形パラメータを決定する。
【0085】
第2図形パラメータはサムネイル指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる。クライアント端末は該第2図形パラメータに基づいてサムネイル指示画像の上記マップ展示コントロールでの表示スタイルを決定してもよい。
【0086】
1つの可能な実施形態では、クライアント端末は上記第1図形パラメータを生成した後に、該第1図形パラメータ及びマップ展示コントロールのサムネイル係数に基づいて、第2図形パラメータを決定し、且つ該第2図形パラメータに基づいて、マップ展示コントロール中に目標操作のサムネイル指示図形を表示する。
【0087】
別の可能な実施形態では、クライアント端末は上記第1図形パラメータに基づいて、指示図形の仮想環境に対応する表示画面での表示スタイルを決定し、且つマップ展示コントロールのサムネイル係数に基づいて、該指示図形の仮想環境に対応する表示画面での表示スタイルをマップ展示コントロール中にマッピングする。
【0088】
本願の実施例では、異なる目標操作は異なるサムネイル指示図形に対応する。1つの可能な実施形態では、もし目標操作が方向型操作に属するなら、サムネイル指示図形は第1仮想オブジェクトのアイコンを起点とし、目標操作の選択方向を指し示す直線図形を含み、例えば、図3中のサムネイル指示図形37である。別の可能な実施形態では、もし目標操作が位置型操作に属するなら、サムネイル指示図形は、第1仮想オブジェクトのアイコンを中心とし、目標操作の有効範囲に対応する範囲提示図形、及び目標操作の選択実行位置に対応する位置提示図形を含む。ここで、範囲提示図形は目標操作の有効範囲を提示することに用いられ、位置提示図形は目標操作の仮想環境での作用位置を提示することに用いられる。例示的には、図6に併せて参照されるように、マップ展示コントロール60中に第1仮想オブジェクトのアイコン61、範囲提示図形62及び位置提示図形63が含まれる。
【0089】
説明する必要がある点として、本願の実施例では、マップ展示コントロールの表示精度を確保するために、クライアント端末は仮想環境に対応する各フレームの表示画面に対してデータ更新を行い、且つ更新後のデータによってマップ展示コントロールを更新する必要がある。例えば、クライアント端末は仮想オブジェクトの移動データ、及び目標操作の位置調整データをリアルタイムに取得してもよい。その後、仮想オブジェクトの移動データに基づいて、マップ展示コントロール中の命中可能な仮想オブジェクトを更新し、有効範囲外に移動する命中可能な仮想オブジェクトに対してマークをキャンセルし、有効範囲内に移動する命中可能な仮想オブジェクトをマークし、対応して、目標操作の位置調整データに基づいて、マップ展示コントロール中のサムネイル指示図形の位置を更新し、且つ更新後の有効範囲を決定し、更新後の有効範囲に基づいて位置調整後の命中可能な仮想オブジェクトをマークする。ここで、目標操作の位置調整データは目標操作の位置調整領域から取得するデータであってもよい。例えば、ユーザは目標操作の位置調整領域に対するスライド命令によって、目標操作の位置調整データを生成し、対応して、クライアント端末は該位置調整データを取得する。
【0090】
本願の実施例では、アプリケーションプログラム中にミニマップマネージャーが設定されてもよく、該ミニマップマネージャーのユーザはマップ展示コントロールを管理し、例えば、マップ展示コントロール中のサムネイル提示図形の表示及び消失を制御し、命中可能との提示情報の表示及び消失を制御する。例示的には、図7及び8に併せて参照されるように、ミニマップマネージャーを紹介する。
【0091】
例示的には、目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出した時、ミニマップマネージャーが実行するステップは図7に示される。クライアント端末は目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を受信した場合、タッチ制御操作の属性情報を取得し、且つタッチ制御操作の属性情報に基づいて、目標操作の有効範囲のサムネイル指示図形の表示パラメータを決定し、ミニマップマネージャーはサムネイル指示図形の表示パラメータに基づいてマップ展示コントロール上にサムネイル指示図形を表示する。その後、クライアント端末はタッチ制御操作の属性情報に基づいて目標操作の有効範囲を決定し、且つ該有効範囲に基づいて目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトを決定し、且つ該命中可能な仮想オブジェクトに基づいて仮想オブジェクトリストを生成し、ミニマップマネージャーは該仮想オブジェクトリストに基づいて、マップ展示コントロール中の仮想オブジェクトのアイコンをトラバースし、アイコンに対応する仮想オブジェクトが仮想オブジェクトリストにあるか否かを判断する。もしアイコンに対応する仮想オブジェクトが仮想オブジェクトリストにあるなら、マップ展示コントロール中に該仮想オブジェクトのアイコンをマークし、もし仮想オブジェクトアイコンに対応する仮想オブジェクトが仮想オブジェクトリストにないなら、マップ展示コントロール中に該仮想オブジェクトのアイコンをマークしない。
【0092】
例示的には、目標操作コントロールに対するタッチ制御操作が消失すると検出した時、ミニマップマネージャーが実行するステップは図8に示される。クライアント端末は目標操作コントロールに対するタッチ制御操作が消失すると検出し、ミニマップマネージャーはマップ展示コントロール中の目標操作コントロールの有効範囲に対応するサムネイル指示図形を破棄する。その後、クライアント端末は空リストを生成し、ミニマップマネージャーはマップ展示コントロール中の仮想オブジェクトのアイコンをトラバースし、該仮想オブジェクトのアイコンにマークが存在するか否かを判断する。もし仮想オブジェクトのアイコンにマークが存在するなら、マップ展示コントロール中で仮想オブジェクトのアイコンに対するマークをキャンセルし、もし仮想オブジェクトのアイコンにマークが存在しないなら、仮想オブジェクトのアイコンを処理しない。
下記は本願の装置実施例であり、本願の方法実施例を実行することに用いることができる。本願の装置実施例に開示されていない詳細について、本願の方法実施例を参照すればよい。
【0093】
図9に参照されるように、それは本願の一実施例が提供するインタフェース表示装置のブロック図を示す。該装置は上記インタフェース表示方法を実現する機能を有し、上記機能はハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアが相応なソフトウェアを実行することにより実現されてもよい。該装置は端末であってもよく、端末中に設置されてもよい。該装置900は画面表示モジュール910、図形表示モジュール920及びオブジェクトマークモジュール930を含んでもよい。
【0094】
画面表示モジュール910は、仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示することに用いられ、上記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる。
【0095】
図形表示モジュール920は、上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出したことに応答して、上記表示画面中に上記目標操作の指示図形を表示することに用いられ、上記指示図形は上記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる。
【0096】
オブジェクトマークモジュール930は、上記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に上記命中可能な仮想オブジェクトをマークすることに用いられ、上記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるUIコントロールである。
【0097】
例示的な実施例では、上記オブジェクトマークモジュール930は第1表示ユニットを含む。
【0098】
第1表示ユニットは、上記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示することに用いられ、ここで、上記命中可能との提示情報は上記第2仮想オブジェクトが上記命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる。
【0099】
例示的な実施例では、オブジェクトマークモジュール930は情報キャンセルユニットをさらに含む。
【0100】
情報キャンセルユニットは、上記第2仮想オブジェクトが上記命中可能な仮想オブジェクトではない場合、上記マップ展示コントロール中で上記第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する上記命中可能との提示情報の表示をキャンセルすることに用いられる。
【0101】
例示的な実施例では、オブジェクトマークモジュール930は第2表示ユニットをさらに含む。
【0102】
第2表示ユニットは、上記目標操作に対する実行命令に応答して、上記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示することに用いられ、ここで、上記命中提示情報は上記目標操作が上記第2仮想オブジェクトに命中することを指示することに用いられる。
【0103】
例示的な実施例では、オブジェクトマークモジュール930は、リスト決定ユニット、リストトラバースユニット、リストトラバースユニット及びステップ実行ユニットをさらに含む。
【0104】
リスト決定ユニットは、上記仮想環境中の仮想オブジェクトの位置情報及び上記目標操作の有効範囲に基づいて仮想オブジェクトリストを決定することに用いられ、上記仮想オブジェクトリストは上記目標操作の有効範囲内に位置する目標仮想オブジェクトを含む。
【0105】
リスト取得ユニットは、上記マップ展示コントロール中の表示状態にあるアイコンリストを取得することに用いられ、上記アイコンリストは仮想オブジェクトのアイコンを含む。
【0106】
リストトラバースユニットは、上記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースし、上記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトが上記仮想オブジェクトリストにあるか否かを決定することに用いられる。
【0107】
ステップ実行ユニットは、もし上記アイコンに対応する仮想オブジェクトが上記仮想オブジェクトリストにあるなら、上記アイコンに対応する仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、上記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する上記ステップを実行することに用いられる。
【0108】
例示的な実施例では、図10に示すように、上記装置900はサムネイル表示モジュール940をさらに含む。
【0109】
サムネイル表示モジュール940は、上記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作を検出したことに応答して、上記マップ展示コントロール中に上記目標操作のサムネイル指示図形を表示することに用いられ、ここで、上記サムネイル指示図形は上記指示図形の上記マップ展示コントロールでの簡略化された図形表現である。
【0110】
例示的な実施例では、上記目標操作が方向型操作に属する場合、上記サムネイル指示図形は上記第1仮想オブジェクトのアイコンを起点とし、上記目標操作の選択方向を指し示す直線図形を含む。
【0111】
例示的な実施例では、上記目標操作が位置型操作に属する場合、上記サムネイル指示図形は、上記第1仮想オブジェクトのアイコンを中心とし、上記目標操作の有効範囲に対応する範囲提示図形、及び上記目標操作の選択実行位置に対応する位置提示図形を含む。
【0112】
例示的な実施例では、図10に示すように、上記装置900は属性取得モジュール950、パラメータ生成モジュール960及びパラメータ決定モジュール970をさらに含む。
【0113】
属性取得モジュール950は、上記タッチ制御操作の属性情報を取得することに用いられる。
【0114】
パラメータ生成モジュール960は、上記タッチ制御操作の属性情報に基づいて、第1図形パラメータを生成することに用いられ、上記第1図形パラメータは上記指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる。
【0115】
パラメータ決定モジュール970は、上記第1図形パラメータに基づいて第2図形パラメータを決定することに用いられ、上記第2図形パラメータは上記サムネイル指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる。
【0116】
例示的な実施例では、上記オブジェクトマークモジュール930は、マップ表示ユニット、位置取得ユニット及びアイコン表示ユニットを含む。
【0117】
マップ表示ユニットは、上記マップ展示コントロールを表示することに用いられる。
【0118】
位置取得ユニットは、上記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得することに用いられる。
【0119】
アイコン表示ユニットは、上記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、上記マップ展示コントロール中に上記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示し、且つ上記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンをマークすることに用いられる。
【0120】
例示的な実施例では、上記マップ表示ユニットは、上記有効範囲に基づいて、上記仮想環境マップの表示範囲を決定することであって、上記表示範囲は上記有効範囲よりも大きい、ことと、上記表示範囲に基づいて上記マップ展示コントロールに対応する展示画面を決定することと、上記マップ展示コントロールのサムネイルパラメータを取得することであって、上記サムネイルパラメータは上記マップ展示コントロールと上記展示画面とのサイズ比を指示することに用いられる、ことと、上記サムネイルパラメータに基づいて上記展示画面をスケーリングし、上記マップ展示コントロールを得ることと、上記マップ展示コントロールを表示することと、に用いられる。
【0121】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段では、目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に該命中可能な仮想オブジェクトをマークすることによって、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化を実現し、目標操作がスクリーン表示画面外の敵方仮想オブジェクトに正確に命中する可能性を提供し、ユーザと端末との間のインタラクション回数を減少させ、端末のリソース消費を大幅に低減させ、ゲームの実行速度を向上させる。同時に、目標操作に対応する命中可能な仮想オブジェクトのマップ展示コントロールでの可視化のため、ユーザがスクリーン表示画面外にある敵方仮想オブジェクトを攻撃する時の表示画面に対するスライド操作を減少させ、操作は簡便で且つ適時性は高く、ユーザはマップ展示コントロールによって目標操作の作用目標を直接取得でき、目標操作の誤操作確率を低減させ、目標操作の命中精度を確保する。
【0122】
説明する必要がある点として、上記実施例が提供する装置は、その機能を実現する時、上記各機能モジュールの区分のみを例として説明し、実際の応用では、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて完了させてもよく、すなわち、機器の内部構造を異なる機能モジュールに区分することにより、以上記述された全部又は一部の機能を完了させる。また、上記実施例が提供する装置は方法実施例と同一の構想に属し、その具体的な実現過程は方法実施例に詳しく記載されており、ここでは詳細な説明を省略する。
【0123】
図11に参照されるように、それは本願の一実施例が提供する端末1100の構造ブロック図を示す。該端末1100は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ゲームホスト、電子書籍リーダー、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、及びPC等の電子機器であってもよい。該端末は上記実施例で提供されるインタフェース表示方法を実施することに用いられる。該端末は図1に示すゲーム実行環境における端末10であってもよい。具体的に言えば、通常、端末1100はプロセッサ1101及びメモリ1102を含む。
【0124】
プロセッサ1101は1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、例えば、4コアプロセッサ、及び8コアプロセッサ等である。プロセッサ1101はDSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、及びPLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1種のハードウェア形式を採用して実現されてもよい。プロセッサ1101はメインプロセッサ及びコプロセッサをさらに含んでもよく、メインプロセッサはウェイクアップ状態でのデータを処理することに用いられるプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央プロセッサ)とも呼ばれ、コプロセッサは待機状態でのデータを処理することに用いられる低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ1101はGPU(Graphics Processing Unit、グラフィックスプロセッシングユニット)が集積されてもよく、GPUはディスプレイスクリーンに表示する必要があるコンテンツのレンダリング及び描画を担うことに用いられる。いくつかの実施例では、プロセッサ1101はAI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサをさらに含んでもよく、該AIプロセッサは機械学習に関する計算操作を処理することに用いられる。
【0125】
メモリ1102は1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよく、該コンピュータ可読記憶媒体は非一時的なものであってもよい。メモリ1102は高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶機器、又はフラッシュ記憶機器をさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ1102中の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶することに用いられ、上記少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、1つ又は1つ以上のプロセッサにより実行されるように構成され、それにより、上記インタフェース表示方法を実現する。
【0126】
いくつかの実施例では、端末1100はさらに選択可能に、周辺機器インタフェース1103及び少なくとも1つの周辺機器を含む。プロセッサ1101と、メモリ1102と周辺機器インタフェース1103との間はバス又は信号線を介して連結されてもよい。各周辺機器はバス、信号線又は回路基板を介して周辺機器インタフェース1103に連結されてもよい。具体的には、周辺機器は無線周波数回路1104、ディスプレイスクリーン1105、カメラコンポーネント1107、オーディオ回路1107、測位コンポーネント1108及び電源1109のうちの少なくとも1種を含む。
【0127】
当業者が理解できるように、図11に示す構造は端末1100の限定を構成しておらず、図示したものよりも多い又は少ないコンポーネントを含んだり、又はいくつかのコンポーネントを組み合わせたり、又は異なるコンポーネントの配置を採用したりしてもよい。
【0128】
例示的な実施例では、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、上記記憶媒体中には少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、上記少なくとも1つの命令、上記少なくとも1つのプログラム、上記コードセット又は上記命令セットはプロセッサにより実行される時、上記インタフェース表示方法を実現する。
【0129】
選択可能に、該コンピュータ可読記憶媒体はROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、SSD(Solid State Drives、ソリッドステートドライブ)又は光ディスク等を含んでもよい。ここで、ランダムアクセスメモリはReRAM(Resistance Random Access Memory、抵抗ランダムアクセスメモリ)及びDRAM(Dynamic Random Access Memory、動的ランダムアクセスメモリ)を含んでもよい。
【0130】
例示的な実施例では、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムをさらに提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行し、それにより該コンピュータ機器に上記インタフェース表示方法を実行させる。
【0131】
理解すべきものとして、本明細書で言及される「複数」とは、2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連するオブジェクトの関連関係を記述し、3種類の関係が存在してもよいことを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独に存在する、AとBとが同時に存在する、Bが単独に存在するという3種類の場合を表してもよい。記号「/」は一般に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。また、本明細書で記述されたステップの番号は、ステップ同士の1つの可能な実行順序を例示的に示すものに過ぎず、いくつかのほかの実施例では、上記ステップは、番号の順序に応じて実行されなくてもよく、例えば、異なる番号の2つのステップは同時に実行されたり、又は異なる番号の2つのステップは図示したものと反対の順序で実行されたりしてもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0132】
以上は本願の例示的な実施例に過ぎず、本願を制限するものではなく、本願の精神及び原則内で行われる任意の修正、均等物への置換や改良等であれば、全て本願の特許発明の技術的範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0133】
10 端末
20 サーバ
31 目標操作コントロール
32 指示図形
33 第2仮想オブジェクト
35 アイコン
36 指示識別子
37 サムネイル指示図形
40 マップ展示コントロール
41 第1仮想建物
42 第2仮想建物
43 マップ展示コントロール
44 アイコン
50 マップ展示コントロール
51 アイコン
60 マップ展示コントロール
61 アイコン
62 範囲提示図形
63 位置提示図形
900 装置
910 画面表示モジュール
920 図形表示モジュール
930 オブジェクトマークモジュール
940 サムネイル表示モジュール
950 属性取得モジュール
960 パラメータ生成モジュール
970 パラメータ決定モジュール
1100 端末
1101 プロセッサ
1102 メモリ
1103 周辺機器インタフェース
1104 無線周波数回路
1105 ディスプレイスクリーン
1108 測位コンポーネント
1109 電源
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2021-10-25
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する、インタフェース表示方法であって、前記方法は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示するステップであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、ステップと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示するステップであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、ステップと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークするステップであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるユーザインタフェースUIコントロールである、ステップと、を含む、インタフェース表示方法。
【請求項2】
マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークする前記ステップは、
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示するステップを含み、
前記命中可能との提示情報は前記第2仮想オブジェクトが前記命中可能な仮想オブジェクトであることを指示することに用いられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示する前記ステップの後に、
前記第2仮想オブジェクトが前記命中可能な仮想オブジェクトではない場合、前記マップ展示コントロール中で前記第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する前記命中可能との提示情報の表示をキャンセルするステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する前記ステップの後に、
前記目標操作に対する実行命令に応答して、前記マップ展示コントロール中に前記第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中提示情報を表示するステップをさらに含み、
前記命中提示情報は前記目標操作が前記第2仮想オブジェクトに命中することを指示することに用いられる、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する前記ステップの前に、
前記仮想環境中の仮想オブジェクトの位置情報及び前記目標操作の有効範囲に基づいて仮想オブジェクトリストを決定するステップであって、前記仮想オブジェクトリストは前記目標操作の有効範囲内に位置する目標仮想オブジェクトを含む、ステップと、
前記マップ展示コントロール中の表示状態にあるアイコンリストを取得するステップであって、前記アイコンリストは仮想オブジェクトのアイコンを含む、ステップと、
前記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトをトラバースし、前記アイコンリスト中のアイコンに対応する仮想オブジェクトが前記仮想オブジェクトリストにあるか否かを決定するステップと、を含み、
もし前記アイコンに対応する仮想オブジェクトが前記仮想オブジェクトリストにあるなら、前記アイコンに対応する仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクトであると決定し、前記マップ展示コントロール中に第2仮想オブジェクトのアイコンと対応する命中可能との提示情報を表示する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記マップ展示コントロール中に前記目標操作のサムネイル指示図形を表示するステップをさらに含み、
前記サムネイル指示図形は前記指示図形の前記マップ展示コントロールでの簡略化された図形表現である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記目標操作が方向型操作に属する場合、前記サムネイル指示図形は前記第1仮想オブジェクトのアイコンを起点とし、前記目標操作の選択方向を指し示す直線図形を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記目標操作が位置型操作に属する場合、前記サムネイル指示図形は、前記第1仮想オブジェクトのアイコンを中心とし、前記目標操作の有効範囲に対応する範囲提示図形、及び前記目標操作の選択実行位置に対応する位置提示図形を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記マップ展示コントロール中に前記目標操作のサムネイル指示図形を表示する前記ステップの前に、
前記タッチ制御操作の属性情報を取得するステップと、
前記タッチ制御操作の属性情報に基づいて、第1図形パラメータを生成するステップであって、前記第1図形パラメータは前記指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる、ステップと、
前記第1図形パラメータに基づいて第2図形パラメータを決定するステップであって、前記第2図形パラメータは前記サムネイル指示図形の表示パラメータを指示することに用いられる、ステップと、をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークする前記ステップは、
前記マップ展示コントロールを表示するステップと、
前記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報を取得するステップと、
前記命中可能な仮想オブジェクトの位置情報に基づいて、前記マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンを表示し、且つ前記命中可能な仮想オブジェクトのアイコンをマークするステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記マップ展示コントロールを表示する前記ステップは、
前記有効範囲に基づいて、前記仮想環境マップの表示範囲を決定するステップであって、前記表示範囲は前記有効範囲よりも大きい、ステップと、
前記表示範囲に基づいて前記マップ展示コントロールに対応する展示画面を決定するステップと、
前記マップ展示コントロールのサムネイルパラメータを取得するステップであって、前記サムネイルパラメータは前記マップ展示コントロールと前記展示画面とのサイズ比を指示することに用いられる、ステップと、
前記サムネイルパラメータに基づいて前記展示画面をスケーリングし、前記マップ展示コントロールを得るステップと、
前記マップ展示コントロールを表示するステップと、を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
端末に配備される、インタフェース表示装置であって、前記装置は、
仮想環境に対応する表示画面及び目標操作コントロールを表示することに用いられる画面表示モジュールであって、前記目標操作コントロールは第1仮想オブジェクトを制御して目標操作を実行させることに用いられる、画面表示モジュールと、
前記目標操作コントロールに対するタッチ制御操作に応答して、前記表示画面中に前記目標操作の指示図形を表示することに用いられる図形表示モジュールであって、前記指示図形は前記目標操作の有効範囲を指示することに用いられる、図形表示モジュールと、
前記目標操作の有効範囲内に命中可能な仮想オブジェクトが存在する場合、マップ展示コントロール中に前記命中可能な仮想オブジェクトをマークすることに用いられるオブジェクトマークモジュールであって、前記マップ展示コントロールは仮想環境マップを展示することに用いられるUIコントロールである、オブジェクトマークモジュールと、を含む、インタフェース表示装置。
【請求項13】
インタフェース表示用の端末であって、前記端末はプロセッサ及びメモリを含み、前記メモリに少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサがロードし、且つ実行することにより、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施する、インタフェース表示用の端末。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体に少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、プロセッサがロードし、且つ実行することにより、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~11のいずれか一項に記載のインタフェース表示方法を実施することに用いられる、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】