(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-24
(54)【発明の名称】ミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー
(51)【国際特許分類】
A47J 19/00 20060101AFI20221017BHJP
A47J 43/046 20060101ALI20221017BHJP
A47J 43/08 20060101ALI20221017BHJP
【FI】
A47J19/00 A
A47J43/046
A47J43/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022509141
(86)(22)【出願日】2020-08-11
(85)【翻訳文提出日】2022-04-08
(86)【国際出願番号】 CN2020108328
(87)【国際公開番号】W WO2021027796
(87)【国際公開日】2021-02-18
(31)【優先権主張番号】201910741184.X
(32)【優先日】2019-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522055898
【氏名又は名称】チェーチャン リニックス モーター カンパニー, リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ZHEJIANG LINIX MOTOR CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.196 Industrial Road, Hengdian Electronic Industry Zone Dongyang, Dongyang, Zhejiang 322118 (CN)
(71)【出願人】
【識別番号】515098026
【氏名又は名称】ヒューロム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ザオ, ハイチャン
(72)【発明者】
【氏名】キム, ヨン キ
(72)【発明者】
【氏名】キム, ヒャンゴン
(72)【発明者】
【氏名】キム, テ ファ
(72)【発明者】
【氏名】ラオ, シェンユン
(72)【発明者】
【氏名】ラン, ジャンファ
【テーマコード(参考)】
4B053
【Fターム(参考)】
4B053AA01
4B053BA14
4B053BB02
4B053BC13
(57)【要約】
本発明は、ミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーに関する。そのミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーは、高速で回転する第1モーター120と第2モーター125、第1モーター120によって高速で回転する第1駆動軸152、第1駆動軸152と同心円の二重軸形態に配置される第2駆動軸154、及び第2駆動軸154と第2モーター125のモーター軸との間に配置されて第2モーター125の回転を減速させて第2駆動軸154を低速で回転させる減速部を含む本体100、第1駆動軸152と結合して高速で回転する回転刃292を含み、本体100の上部に装着されるミキサーモジュール600、及び第2駆動軸154と結合して低速で回転するスクリュー300を含み、本体100の上部でミキサーモジュール600と交換して装着される搾汁モジュール500を含むことを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速で回転する第1モーターと第2モーター、
前記第1モーターによって高速で回転する第1駆動軸、
前記第1駆動軸と同心円の二重軸形態に配置される第2駆動軸、及び
前記第2駆動軸と前記第2モーターのモーター軸との間に配置されて、前記第2モーターの回転を減速させて前記第2駆動軸を低速で回転させる減速部を含む本体、
前記第1駆動軸と結合して高速で回転する回転刃を含み、前記本体の上部に装着されるミキサーモジュール、及び
前記第2駆動軸と結合して低速で回転するスクリューを含み、前記本体の上部で前記ミキサーモジュールと交換して装着される搾汁モジュールを含むミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー。
【請求項2】
前記減速部は、前記第2モーターのモーター軸と前記第2駆動軸の外径に形成されるギアとの間にギア結合して回転する少なくとも1つ以上の減速ギアで形成される請求項1に記載のミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー。
【請求項3】
前記減速ギアは、前記第2モーターのモーター軸とギア結合する第1減速ギア及び前記第1減速ギアと前記第2駆動軸との間にギア結合する第2減速ギアで形成される請求項2に記載のミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー。
【請求項4】
前記第1減速ギアは、半径が小さい円周上に形成された第1ギア列と半径が大きい円周上に形成された第2ギア列で2段に形成され、前記第1減速ギアの第2ギア列は、前記第2モーターのモーター軸とギア結合をし、前記第1減速ギアの第1ギア列は、前記第2減速ギアとギア結合をする請求項3に記載のミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー。
【請求項5】
前記第2減速ギアは、半径が小さい円周上に形成された第1ギア列と半径が大きい円周上に形成された第2ギア列で2段に形成され、前記第2減速ギアの第2ギア列は、前記第1減速ギアの第1ギア列とギア結合をし、前記第2減速ギアの第1ギア列は、前記第2駆動軸の外径に形成されるギアの間にギア結合をする請求項4に記載のミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサー(JUICE EXTRACTOR CAPABLE OF SERVING AS MIXER)に関し、より詳細には野菜や果物などの材料を低速で回転するスクリューにより粉砕及び圧搾させて搾汁ジュースを生成する搾汁ジューサー、及び高速で回転する回転刃によって材料を破砕または混合するミキサーを共に使用することができるミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、ミキサーは、高速で回転する回転刃によって野菜、果物、穀物類などの食材料を粉砕及び混合する機器であり、搾汁機は、韓国登録特許第10-0793852号に開示されているように、網ドラムと低速で回転するスクリューとの間で材料を粉砕及び圧搾させる方法で、豆をまるでひき臼でひいて押して絞る原理を利用して豆乳にし、トマト、キウイ、イチゴのような粘度の高い果物などをおろし金でおろして絞る方式でジュースを作る家庭用機器である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録特許第10-0793852号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
両機器は、どちらもモーターでミキサー刃またはスクリューを回転させる作動が類似しているため、1つの機器に結合して兼用で使用する機器が製作されることができるが、ミキサー刃は高速で回転させなければならず、スクリューは低速で回転させなければならないという問題が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
したがって、本発明の目的は、このような従来の問題点を解決するためのものであって、高速で回転する2つのモーターを使用して同心円の二重軸形態に形成される高速の駆動軸と低速の駆動軸をそれぞれ回転させるようにして、ミキサーの使用のためのミキサーモジュールと搾汁ジューサーの使用のため搾汁モジュールを交換して装着することで、ミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーを提供することにある。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及されていない他の課題は、以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【0007】
前記目的は、本発明により、高速で回転する第1モーターと第2モーター、前記第1モーターによって高速で回転する第1駆動軸、前記第1駆動軸と同心円の二重軸形態に配置される第2駆動軸、及び前記第2駆動軸と前記第2モーターのモーター軸との間に配置されて、前記第2モーターの回転を減速させて前記第2駆動軸を低速で回転させる減速部を含む本体、前記第1駆動軸と結合して高速で回転する回転刃を含み、前記本体の上部に装着されるミキサーモジュール、及び前記第2駆動軸と結合して低速で回転するスクリューを含み、前記本体の上部で前記ミキサーモジュールと交換して装着される搾汁モジュールを含むミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーによって達成されることができる。
【0008】
ここで、前記減速部は、前記第2モーターのモーター軸と前記第2駆動軸の外径に形成されるギアとの間にギア結合して回転する少なくとも1つ以上の減速ギアで形成されることができる。
【0009】
ここで、前記減速ギアは、前記第2モーターのモーター軸とギア結合する第1減速ギア及び前記第1減速ギアと前記第2駆動軸との間にギア結合する第2減速ギアで形成されることができる。
【0010】
ここで、前記第1減速ギアは、半径が小さい円周上に形成された第1ギア列と半径が大きい円周上に形成された第2ギア列で2段に形成され、前記第1減速ギアの第2ギア列は、前記第2モーターのモーター軸とギア結合をし、前記第1減速ギアの第1ギア列は、前記第2減速ギアとギア結合をすることができる。
【0011】
ここで、前記第2減速ギアは、半径が小さい円周上に形成された第1ギア列と半径が大きい円周上に形成された第2ギア列で2段に形成され、前記第2減速ギアの第2ギア列は、前記第1減速ギアの第1ギア列とギア結合をし、前記第2減速ギアの第1ギア列は、前記第2駆動軸の外径に形成されるギアの間にギア結合をすることができる。
【発明の効果】
【0012】
前記したように、本発明のミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーによれば、高速の駆動軸と低速の駆動軸を同心円の二重軸形態に形成し、ミキサーの使用のためのミキサーモジュールと搾汁ジューサーの使用のための搾汁モジュールを交換して装着するようにして、単一の本体でミキサーと搾汁ジューサーを兼用に使用することができるという利点がある。
【0013】
また、低価の二重モーターを用いて単一の本体でミキサーと搾汁ジューサーを兼用で使用する駆動部を構成することができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーにおいて、搾汁ジューサーとして使用する場合の断面図である。
【
図2】
図2は、本発明の一実施形態に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーにおいて、ミキサーとして使用する場合の断面図である。
【
図3】
図3は、本発明の一実施形態に係る駆動部の斜視図である。
【
図5】
図5は、ミキサーとして使用する場合における
図4の動作を示す。
【
図6】
図6は、搾汁ジューサーとして使用する場合における
図4の動作を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
実施形態の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【0016】
本発明の利点および特徴、そしてそれを達成する方法は、添付した図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で具現されることができ、単に本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにして、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にわたって同一の参照符号は、同一の構成要素を指す。
【0017】
また、図面に示した各構成は、説明の便宜のために任意に示したので、本発明が必ずしも図面に示したものに限定されず、図面に示した構成要素の大きさや形状などは、説明の明瞭性と便宜上誇張されて示し得る。したがって、本発明の構成及び作用を考慮して特別に定義された用語は、使用者、運用者の意図または慣例に応じて変わることもあり、このような用語に対する定義は、本明細書全般にわたる内容に基づいて行われなければならない。
【0018】
本明細書において、特に異なって記載しない限り、「上側」、「上部」、「上端」またはこれと類似した用語は、材料が投入される「側」またはそれに近い「部」または「端」を指し、「下側」、「下部」、「下端」またはこれと類似した用語は、材料が投入される「側」の反対側またはそれに近い「部」または「端」を指すものとする。
【0019】
以下、本発明の実施形態によって、ミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーを説明するための図面を参考して、本発明について説明するようにする。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ューサーにおいて、搾汁ジューサーとして使用する場合の断面図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーにおいて、ミキサーとして使用する場合の断面図である。
【0021】
図1に示すように、本発明に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーを搾汁ジューサーとして使用する場合には、本体100に第1ハウジング200、スクリュー300、汁と搾りかすを分離する搾汁ドラム400、ハウジングを覆う蓋250を含む搾汁モジュール500を装着して搾汁ジューサーとして使用する。
【0022】
また、
図2に示すように、本発明に係るミキサーとして兼用使用が可能な搾汁ジューサーをミキサーとして使用する場合には、
図1に示した同一の本体100に回転刃292が内部に装着された第2ハウジング290を含むミキサーモジュール600を装着させてミキサーとして使用することができる。ミキサーは、第2ハウジング290の下端部で高速回転する回転刃292によって、第2ハウジング290内に投入された食材料を粉砕及び混合させる機器として知られているが、本発明においてミキサーの意味は、高速で回転する回転刃292を用いて食材料を加工する用途に使用される機器として広く解釈することができる。
【0023】
本体100の上部には、高速で回転する第1駆動軸152と低速で回転する第2駆動軸154が同心円の二重軸形態で突出形成される。したがって、前記第2駆動軸154に搾汁ジューサーのスクリュー300の下部回転軸350を装着させてスクリュー300を低速で回転させ、前記第1駆動軸152にミキサーの回転刃292に連結された回転刃軸294を装着させて回転刃292を高速で回転させることができる。
【0024】
搾汁ジューサーを構成する第1ハウジング200、スクリュー300、搾汁ドラム400、蓋250を含む搾汁モジュール500の構成及び第2ハウジング290、回転刃292を含むミキサーモジュール600の構成は公知されているため、これに関する詳細な説明は省略する。
【0025】
以下、前記同心の二重軸形態に形成される第1駆動軸152と第2駆動軸154を高速及び低速で回転させるようにする本体100内の駆動部の構成について説明する。
【0026】
図3は、本発明の一実施形態に係る駆動部の斜視図であり、
図4は、
図3の断面図であり、
図5は、ミキサーとして使用する場合における
図4の動作を示し、
図6は、搾汁ジューサーとして使用する場合における
図4の動作を示す。
【0027】
本発明の一実施形態に係る駆動部110は、モーター120、125及び減速部を含んで構成されることができる。
【0028】
モーターは、第1モーター120と第2モーター125、すなわち二重モーターで形成される。第1モーター120と第2モーター125は、両方とも高速で回転するモーターである。
【0029】
このとき、本発明で使用される第1モーター120と第2モーター125は、モーター軸を一方向に高速で回転させる低価のモーターを使用することができる。一例として、第1モーター120は2500~3000rpmで高速回転させることができる常用のユニバーサルモーターを、第2モーター125は1800~3600rpmで高速回転させることができる常用のACモーターを使用することができるが、これに限定されるものではない。
【0030】
第1モーター120は、第1駆動軸152を高速で回転させる。このとき、第1駆動軸152は、第1モーター120のモーター軸であるか、第1モーター120のモーター軸の長手方向に延長・結合された別途の軸形態であり得る。第1駆動軸152の端部は、本体100の上面外側に突出形成される。
【0031】
本体100の外側に突出形成される第1駆動軸152の端部には、ミキサーモジュール600の回転刃292と連結される回転刃軸294が結合される。このとき、回転刃軸294を中空軸として形成し、前記中空軸に第1駆動軸152を挿入させる形態で第1駆動軸152と回転刃軸294との間を結合させることができる。このとき、第1駆動軸152を角形軸に形成するか、図示したように第1駆動軸152の表面に突出部と溝部が繰り返される形態を有するようにし、これに対応する形状に回転刃軸294の中空軸を形成して2つの部材152、294の間の結合力を強化させることができる。逆に、第1駆動軸152の端部を中空軸として形成し、回転刃軸294を中空に挿入させる方法で第1駆動軸152に回転刃軸294を結合させることもできる。
【0032】
したがって、本体100の上部にミキサーモジュール600を結着させるときに、高速で回転する第1駆動軸152の端部に第2ハウジング290内部の回転刃292と連結される回転刃軸294を結合させて回転刃292を高速で回転させることができる。
【0033】
第1駆動軸152の端部には、第1駆動軸152を囲むように第2駆動軸154が形成されることができる。すなわち、第2駆動軸154と第1駆動軸152とは、同心円の二重軸形態で第2駆動軸154が第1駆動軸152の端部外側を囲むように形成される。第1駆動軸152と同様に、第2駆動軸154の上端部は本体100外側に突出形成されるが、第2駆動軸154の上端部にはスクリュー300の下部回転軸350に形成された角形の軸孔に挿入・結合するように角形に突出した角形突出部153が形成される。
【0034】
このとき、第1モーター120の一側に第2モーター125が配置され、前記第2駆動軸154と第2モーター125との間には、高速で回転する第2モーター125の回転速度を減速させて、第2駆動軸154を低速で回転させる減速部が形成されることができる。
【0035】
減速部は、第2モーター125のモーター軸183と第2駆動軸154の下部外周面に形成されるギア列155との間にギア結合して回転する少なくとも1つ以上の減速ギア190、194で形成されることができる。図示のように、第2モーター125のモーター軸183の上端外周面にはギア列184が形成されることができるが、前記ギア列184にはより大きいギア比を有する第1減速ギア190がギア結合され、第1減速ギア190はモーター軸183より減速されて回転することになる。本実施形態においては、モーター軸183の外周面にギア列184が形成されているものとして説明をしたが、モーター軸183にギア列184を形成せずに別途のサンギヤ(sun gear)を装着させることもできる。
【0036】
このとき、
図4に示すように、第1減速ギア190の下端部及び上端部には、円周方向に沿ってそれぞれのギア列191、192が形成されるが、下端部のギア列191はモーター軸183に形成されたギア列184とギア結合をすることになり、上端部のギア列192は第1減速ギア190の一側に形成される第2減速ギア194に形成されたギアとギア結合をすることになる。このとき、第1減速ギア190の上端部は、下端に比べて直径を小さくして上端部のギア列192のギア数を少なくすることによって、第1減速ギア190と第2減速ギア194との間の減速比がさらに大きくなるようにことができる。
【0037】
第1減速ギア190の一側には第2減速ギア194が配置され、第2減速ギア194は第1減速ギア190の上端に形成されたギア列192とギア結合をすることになる。第2減速ギア194も第1減速ギア190と同様に下端部及び上端部に円周方向に沿ってそれぞれギア列195、196が形成される。第2減速ギア194の上端部のギア列196は、第1減速ギア190の上端部のギア列192とギア結合をすることになり、第2減速ギア194の下端部のギア列195は、第2駆動軸154の下端部外周面に形成されるギア列155とギア結合をして第2駆動軸154の回転を減速させることになる。同様に、第2減速ギア194の下端部の直径を小さくして下端部のギア数を少なくし、第2駆動軸154にギア列155が形成される部分の直径を大きくしてギア数を多くし、第2減速ギア194と第2駆動軸154との間の減速比がさらに大きくなるようにすることができる。
【0038】
したがって、高速で回転する第2モーター125と第1減速ギア190との間のギア比によって減速され、第1減速ギア190と第2減速ギア194との間のギア比によって再び減速され、第2減速ギア194と第2駆動軸154との間のギア比によって追加的に減速させる方法で第2駆動軸154を低速に減速させることができる。
【0039】
本実施形態に係る第1駆動軸152及び第2駆動軸154を高速及び低速で回転させる駆動部110の動作について説明する。
【0040】
図5に示すように、第1モーター120を高速回転させると、第1駆動軸152は第1モーター120の回転と共に高速で回転することができる。したがって、第1駆動軸152の端部にミキサーの回転刃292と連結される回転刃軸294を結合させて、回転刃292を高速で回転するミキサーとして使用することができる。
【0041】
次に、
図6に示すように、第2モーター125を高速回転させると、モーター軸183と第2駆動軸154との間に配置される1つ以上の減速ギア190、194によって、減速比に応じて第2駆動軸154の回転速度を減速させることができる。したがって、第2駆動軸154の端部角形突出部153にスクリュー300の下部回転軸350を結合させて、スクリュー300を低速で回転させて搾汁ジューサーとして使用することができる。
【0042】
このように、本実施形態においては、ミキサーとして使用するときには、本体の上部にミキサーモジュール600を結着させて使用し、このとき第1駆動軸152に回転刃軸294を結合させて第1モーター120により第1駆動軸152と共に回転刃292を高速で回転させることになる。また、搾汁ジューサーとして使用するときには、本体100の上部に搾汁モジュール500を結着させて使用し、このとき第2駆動軸154にスクリュー300を結合させて第2モーター125及び減速部によって、第2駆動軸154と共にスクリュー300を低速で回転させることになる。したがって、個別モーター120、125によって、第1駆動軸152と第2駆動軸154をそれぞれ個別に制御することができる。
【0043】
本発明の権利範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲内で様々な形態の実施形態で具現することができる。特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば誰でも変形可能な多様な範囲まで本発明の請求範囲の記載の範囲内にあるものとみなす。
【符号の説明】
【0044】
100:本体 110:駆動部
120:第1モーター 125:第2モーター
152:第1駆動軸 153:角形突出部
154:第2駆動軸 155:ギア列
183:モーター軸 184:ギア列
190:第1減速ギア 191:ギア列
192:ギア列 194:第2減速ギア
195:ギア列 196:ギア列
200:第1ハウジング 290:第2ハウジング
292:回転刃 294:回転刃軸
300:スクリュー 350:下部回転軸
500:搾汁モジュール 600:ミキサーモジュール
【国際調査報告】