(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-24
(54)【発明の名称】電子機器とその制御方法とコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G02F 1/1333 20060101AFI20221017BHJP
G02F 1/13357 20060101ALI20221017BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20221017BHJP
【FI】
G02F1/1333
G02F1/13357
G02F1/1333 500
G09F9/00 366Z
G09F9/00 336F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022512413
(86)(22)【出願日】2020-09-22
(85)【翻訳文提出日】2022-02-22
(86)【国際出願番号】 CN2020116888
(87)【国際公開番号】W WO2021057732
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910936808.3
(32)【優先日】2019-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チョウ、チュン
【テーマコード(参考)】
2H189
2H190
2H391
5G435
【Fターム(参考)】
2H189AA07
2H189HA16
2H189LA01
2H189LA20
2H189LA24
2H190JA01
2H190JA18
2H391AA03
2H391EB06
5G435BB12
5G435EE02
5G435EE25
5G435EE49
5G435GG41
5G435HH02
5G435LL07
(57)【要約】
電子機器に含まれている表示モジュール(100)は、バックライトモジュール(110)と液晶表示画面(120)を含み、バックライトモジュールは、液晶表示画面とカメラ(200)との間に設けられ、固定バックライト部(111)と可動バックライト部(112)を含み、可動バックライト部は固定バックライト部の第一摺動孔内に摺動して設けられ、液晶表示画面は第一及び第二基層アセンブリ(121、122)、及び両者の間に設けられた液晶層(123)を含み、第二基層アセンブリは液晶層とバックライトモジュールとの間に位置し、可動バックライト部に対向して設けられた可動ブロック(1221)を含み、駆動機構(300)はカメラに駆動接続され、可動バックライト部の方向に向かって移動するようにカメラを駆動することができ、カメラを介して、液晶層を押圧するように可動バックライト部と可動ブロックを駆動することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
ハウジングと、表示モジュール(100)と、カメラ(200)と駆動機構(300)とを含み、前記カメラ(200)と前記駆動機構(300)は、前記表示モジュール(100)と前記ハウジングとによって形成された内部空間内に設けられ、
前記表示モジュール(100)は、バックライトモジュール(110)と液晶表示画面(120)を含み、前記バックライトモジュール(110)は、前記液晶表示画面(120)と前記カメラ(200)との間に設けられ、
前記バックライトモジュール(110)は、固定バックライト部(111)と可動バックライト部(112)を含み、前記固定バックライト部(111)に第一の摺動孔が開設され、前記第一の摺動孔は前記カメラ(200)に対向して設けられ、前記可動バックライト部(112)は前記第一の摺動孔内に摺動して設けられ、
前記液晶表示画面(120)は、第一の基層アセンブリ(121)、第二の基層アセンブリ(122)、及び前記第一の基層アセンブリ(121)と前記第二の基層アセンブリ(122)との間に設けられた液晶層(123)を含み、前記第二の基層アセンブリ(122)は、前記液晶層(123)と前記バックライトモジュール(110)との間に位置し、前記第二の基層アセンブリ(122)は可動ブロック(1221)を含み、前記可動ブロック(1221)は前記可動バックライト部(112)に対向して設けられ、
前記駆動機構(300)は前記カメラ(200)に駆動接続され、前記駆動機構(300)は、前記可動バックライト部(112)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動することができ、且つ前記駆動機構(300)は、前記カメラ(200)を介して、前記液晶層(123)を押圧するように前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)を駆動して、前記液晶層(123)における前記可動ブロック(1221)に対向する領域を薄くすることができる、電子機器。
【請求項2】
前記液晶層(123)は、第一のコーティング層(1231)と第二のコーティング層(1232)、及び前記第一のコーティング層(1231)と前記第二のコーティング層(1232)との間に配列して設けられた液晶粒子(1233)を含み、前記第二のコーティング層(1232)は前記第二の基層アセンブリ(122)に向かい、前記第二のコーティング層(1232)は固定領域(1232a)、移動領域(1232b)と弾性接続領域(1232c)を含み、前記弾性接続領域(1232c)は、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)による押圧に伴って変形して、前記固定領域(1232a)から突出した環状液晶収容部を形成することができ、前記液晶粒子の一部は前記環状液晶収容部内に充填される、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記固定バックライト部(111)と前記可動バックライト部(112)の間で収容隙間が形成され、前記環状液晶収容部は前記収容隙間内に位置する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記弾性接続領域(1232c)の弾性係数は、前記固定領域(1232a)と前記移動領域(1232b)の弾性係数より小さい、請求項2に記載の電子機器。
【請求項5】
前記弾性接続領域(1232c)の厚さは、前記固定領域(1232a)と前記移動領域(1232b)の厚さより小さい、請求項2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記カメラ(200)のレンズの、前記液晶表示画面(120)に垂直な方向における投影は、前記環状液晶収容部で囲まれた領域内に位置する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第一の基層アセンブリ(121)は、前記液晶層(123)上に順に積層された第一の酸化インジウムスズITO層(1211)、カラーフィルタCF層(1212)、上ガラス板(1213)と上偏光板(1214)を含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第二の基層アセンブリ(122)は、前記バックライトモジュール(110)と前記液晶層(123)との間に順に積層された下偏光板(122a)、下ガラス板(122b)、フィルムトランジスタTFT層(122c)と第二のITO層(122d)を含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記駆動機構(300)は、形状記憶変形合金部品である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器の制御方法であって、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構(300)によって、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動することとを含む、電子機器の制御方法。
【請求項11】
請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器であって、
第一の入力を受信するための受信ユニットと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構(300)によって、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動するための制御ユニットとを含む、電子機器。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項10に記載の制御方法を実現させる、電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、請求項10に記載の制御方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信機器技術分野に関し、特に電子機器とその制御方法とコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザニーズの高まりに伴い、電子機器の性能は最適化され続けている。現在、電子機器の画面占有率はますます大きくなっている。電子機器の画面占有率をさらに高めるために、従来の電子機器上のフレームに設けられたカメラは、表示モジュールの下方に設けられている。カメラが正常に撮影できるように確保するために、表示モジュールに光透過領域を開設する必要があり、カメラは光透過領域を介して環境光を感知し、さらに撮影の作動を実現する。
【0003】
現在の表示モジュールは、一般的には、液晶表示画面とバックライトモジュールを含み、液晶表示画面は発光機能を有さず、バックライトモジュールでバックライトを提供することによって表示画面の表示機能を実現する必要がある。この場合、バックライトモジュールのカメラに対向する領域を光透過領域として設計する必要があり、液晶表示画面の前記カメラに対向する領域も、光透過領域として設計する必要がある。しかし、光透過領域の光透過率はカメラの撮影効果に影響を与える。
【0004】
液晶表示画面は、作動中において、電界によって液晶表示画面の液晶層内の液晶粒子の配列方式を制御することによって、画面の表示を実現する。しかし、液晶層が比較的に厚く、光透過率に影響を与えるため、最終的に、光透過領域の光透過性が低くなり、さらにカメラの撮影効果が悪くなる。
【0005】
この問題を解決するために、現在の電子機器において、液晶表示画面上の光透過領域に対向する領域の液晶層は空にされ、この場合、液晶表示画面には表示できない領域が存在し、最終的には、電子機器の表示性能に影響を与えるとともに、電子機器の外観にも影響を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、現在の電子機器における液晶表示画面の一部の液晶層が空にされることにより、電子機器の表示性能及び外観が悪くなるという問題を解決するための電子機器を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このため、本開示は、電子機器を提供する。この電子機器は、ハウジングと、表示モジュールと、カメラと駆動機構とを含み、前記カメラと前記駆動機構は、前記表示モジュールと前記ハウジングとによって形成された内部空間内に設けられ、
前記表示モジュールは、バックライトモジュールと液晶表示画面を含み、前記バックライトモジュールは、前記液晶表示画面と前記カメラとの間に設けられ、
前記バックライトモジュールは、固定バックライト部と可動バックライト部を含み、前記固定バックライト部に第一の摺動孔が開設され、前記第一の摺動孔は前記カメラに対向して設けられ、前記可動バックライト部は前記第一の摺動孔内に摺動して設けられ、
前記液晶表示画面は、第一の基層アセンブリ、第二の基層アセンブリ、及び前記第一の基層アセンブリと前記第二の基層アセンブリとの間に設けられた液晶層を含み、前記第二の基層アセンブリは、前記液晶層と前記バックライトモジュールとの間に位置し、前記第二の基層アセンブリは可動ブロックを含み、前記可動ブロックは前記可動バックライト部に対向して設けられ、
前記駆動機構は前記カメラに駆動接続され、前記駆動機構は、前記可動バックライト部の方向に向かって移動するように前記カメラを駆動することができ、且つ前記駆動機構は、前記カメラを介して、前記液晶層を押圧するように前記可動バックライト部と前記可動ブロックを駆動して、前記液晶層における前記可動ブロックに対向する領域を薄くすることができる。
【0008】
本開示は、さらに前文に記載の電子機器の制御方法を提供する。前記制御方法は、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構によって、前記可動バックライト部と前記可動ブロックの方向に向かって移動するように前記カメラを駆動することとを含む。
【0009】
本開示は、さらに電子機器を提供する。この電子機器は、
第一の入力を受信するための受信ユニットと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構によって、前記可動バックライト部と前記可動ブロックの方向に向かって移動するように前記カメラを駆動するための制御ユニットとを含む。
【0010】
本開示は、さらに電子機器を提供する。この電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されおり、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、前文に記載の制御方法を実現させる。
【0011】
本開示は、さらにコンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、前文に記載の制御方法を実現させる。
【0012】
本開示実施例による電子機器は、バックライトモジュールを固定バックライト部と可動バックライト部に分け、可動バックライト部は、固定バックライト部に開設された第一の摺動孔内を摺動することができるとともに、液晶表示画面における、液晶層とカメラとの間に位置する第二の基層アセンブリを、可動ブロックを含む構造として設計することによって、可動ブロックと可動バックライト部はいずれもカメラに対向して設けられている。カメラは、可動ブロック、可動バックライト部、液晶層と第一の基層アセンブリを透過して画像の撮影を行うことができる。カメラが撮影する時、駆動機構は、可動バックライト部の方向に向かって移動するようにカメラを駆動することによって、カメラによって、液晶層を押圧するように可動バックライト部と可動ブロックを駆動することができる。液晶層内の液晶粒子が押圧されると、変形や移動が発生し、液晶層の可動ブロックによる押圧を受ける領域は薄くなり、それによって、より多くの光線が薄くなった領域を通過してから可動ブロックと可動バックライト部を順に透過してカメラに入射することは可能になるため、カメラによる撮影の需要をよりよく満たすことができる。
【0013】
上記カメラの撮影品質が向上できるため、液晶層上のカメラに対向する領域の液晶粒子を掘り出す必要はなくなり、さらに電子機器の表示性能と外観への影響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本開示実施例による電子機器の一部の構造概略図である。
【
図4】表示モジュールの一具体的な構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
ここで説明される添付図面は、本開示への更なる理解を提供するためのものであり、本開示の一部を構成し、本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を解釈するためのものであり、本開示への不適切な限定を構成するものではない。
【0016】
本開示の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下では、本開示の具体的な実施例及び相応な添付図面を結び付けて、本開示の技術案を明確且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の請求の範囲に属する。
【0017】
以下は、添付図面を結び付けながら、本開示の各実施例で開示された技術案を詳細に説明する。
【0018】
図1~
図4を参照すると、本開示実施例は電子機器を開示する。開示された電子機器は、ハウジング、表示モジュール100、カメラ200と駆動機構300を含む。
【0019】
ハウジングは電子機器の基礎部材であり、電子機器の他の構成部分に対して取り付け基礎を提供することができる。本開示実施例において、表示モジュール100、カメラ200と駆動機構300はいずれも直接又は間接にハウジングに取り付けられている。
【0020】
表示モジュール100は電子機器の表示構造部材であり、表示コンテンツの提示を実現することができる。表示モジュール100はハウジング上に取り付けられる。具体的な実施の形態では、表示モジュール100は、接着によってハウジング上に固定することができる。
【0021】
表示モジュール100とハウジングは内部空間を形成し、カメラ200は内部空間内に設けられ、且つ表示モジュール100によって覆われている空間内に位置する。表示モジュール100上のカメラ200に対向する領域は光透過領域であり、カメラ200は表示モジュール100の光透過領域を透過して撮影を行うことができる。カメラ200による撮影のために表示モジュール100上に光透過領域を設けることは公知の技術であり、ここでは説明を省略する。
【0022】
本開示実施例において、表示モジュール100はバックライトモジュール110と液晶表示画面120を含み、バックライトモジュール110は液晶表示画面120とカメラ200との間に設けられている。バックライトモジュール110は、液晶表示画面120に対して補光を行い、さらに液晶表示画面120による表示を実現するために用いられる。バックライトモジュール110は液晶表示画面120に固定して接続することができる。具体的には、バックライトモジュール110は液晶表示画面120に接着して固定される。
【0023】
バックライトモジュール110は、固定バックライト部111と可動バックライト部112を含み、固定バックライト部111は液晶表示画面120に固定して接続することによってバックライトモジュール110全体と液晶表示画面120との組み立てを実現することができる。固定バックライト部111に第一の摺動孔が開設され、第一の摺動孔はカメラ200に対向して設けられ、可動バックライト部112は第一の摺動孔内に摺動して設けられることによって、可動バックライト部112と固定バックライト部111を相対的に摺動させることができる。カメラ200と第一の摺動孔が対向して設けられ、且つ可動バックライト部112が第一の摺動孔内に設けられるため、可動バックライト部112は光透過領域の一部の構造となる。
【0024】
液晶表示画面120は第一の基層アセンブリ121、第二の基層アセンブリ122及び第一の基層アセンブリ121と第二の基層アセンブリ122との間に設けられた液晶層123を含む。第二の基層アセンブリ122は液晶層123とバックライトモジュール110との間に位置する。本開示実施例において、第二の基層アセンブリ122は可動ブロック1221を含み、可動ブロック1221は可動バックライト部112に対向して設けられるため、可動ブロック1221は光透過領域の一部の構造となり、つまり、カメラ200は可動ブロック1221、可動バックライト部112、一部の液晶層123と第一の基層アセンブリ121を透過して画像の撮影を実現することができる。
【0025】
具体的には、第二の基層アセンブリ122は固定ブロック1222をさらに含んでもよく、可動ブロック1221は固定ブロック1222に対して移動することができる。具体的には、固定ブロック1222に第二の摺動孔を設けることができ、可動ブロック1221は固定ブロック1222の第二の摺動孔内に摺動して設けられることによって、固定ブロック1222に対する移動を実現する。
【0026】
可動バックライト部112が固定バックライト部111の第一の摺動孔内に摺動して設けられるため、可動バックライト部112が可動ブロック1221に向かって移動する過程において、可動バックライト部112と可動ブロック1221が接触すると、可動ブロック1221は可動バックライト部112に伴って一緒に移動することができる。可動バックライト部112に伴う可動ブロック1221の移動は、液晶層123に対して押圧を与えることができる。
【0027】
駆動機構300はカメラ200に駆動接続され、駆動機構300は、可動バックライト部112の方向に向かって移動するようにカメラ200を駆動することができる。駆動機構300は、カメラ200を介して、液晶層123を押圧するように可動バックライト部112と可動ブロック1221を駆動して、液晶層123上の可動ブロック1221に対向する領域を薄くすることができ、つまり、液晶層123上のカメラ200に対向する領域を薄くすることができる。液晶層123上のカメラ200に対向する領域が薄くなると、この領域の光透過率は大きくなり、さらにカメラ200はより多くの光線を取得することができ、それによってカメラ200の撮影品質をよりよくすることができる。
【0028】
本開示実施例による電子機器は、従来の電子機器の構造を改良したものであり、バックライトモジュール110を固定バックライト部111と可動バックライト部112に分け、可動バックライト部112は、固定バックライト部111に開設された第一の摺動孔内を摺動することができるとともに、液晶表示画面120における、液晶層123とカメラ200との間に位置する第二の基層アセンブリ122を、可動ブロック1221を含む構造として設計することによって、可動ブロック1221と可動バックライト部112はいずれもカメラ200に対向して設けられている。カメラ200は、可動ブロック1221、可動バックライト部112、液晶層123と第一の基層アセンブリ121を透過して画像の撮影を行うことができる。カメラ200が撮影する過程において、駆動機構300はカメラ200を駆動して移動させることによって、カメラ200は可動バックライト部112の方向に向かって移動し、駆動機構300はカメラ200を駆動して移動させることによって、カメラ200は液晶層123を押圧するように可動バックライト部112と可動ブロック1221を駆動し、液晶層123内の液晶粒子が押圧されると、変形や移動が発生し、液晶層123のカメラ200に対向する領域は薄くなり、より多くの光線が薄くなった領域を通過してから可動ブロック1221と可動バックライト部112を順に透過してカメラ200に入射することは可能になるため、カメラ200による撮影の需要をよりよく満たすことができる。
【0029】
上記カメラ200の撮影品質が向上できるため、液晶層123上のカメラ200に対向する領域の液晶粒子を掘り出す必要はなくなり、さらに電子機器の表示性能と外観への影響を回避することができる。
【0030】
上述したように、液晶層123の一部の領域が押圧されて薄くなると、薄くなる過程において、この領域に配置された液晶粒子は液晶層123の他の領域に押圧され、押圧力が撤去された後、この部分の液晶粒子は改めて元の位置に戻ることができる。無論、押圧された領域の液晶粒子は、押圧によって新たに形成された収容構造(例えば、後文に記述された環状液晶収容部)に充填することができ、押圧力が撤去された後、新たに形成された収容構造がなくなり、押圧された領域的液晶粒子は改めて元の位置に戻ることができる。
【0031】
本開示実施例において、液晶層123の構造は複数のタイプを有してもよく、再び
図2を参照すると、一つの選択可能な方案では、液晶層123は第一のコーティング層1231と第二のコーティング層1232、及び第一のコーティング層1231と第二のコーティング層1232との間に配列して設けられた液晶粒子1233を含んでもよい。液晶粒子1233の配列配置方式は関連技術であるため、ここでは説明を省略する。
【0032】
第二のコーティング層1232は第二の基層アセンブリ122に向かい、第一のコーティング層1231は第一の基層アセンブリ121に向かう。第二のコーティング層1232は固定領域1232a、移動領域1232bと弾性接続領域1232cを含み、弾性接続領域1232cは、可動バックライト部112と可動ブロック1221による押圧に伴って変形して、固定領域1232aから突出した環状液晶収容部を形成することができ、液晶粒子1233の一部は環状液晶収容部内に充填される。移動領域1232bは可動バックライト部112と可動ブロック1221に対向して設けられ、可動バックライト部112と可動ブロック1221が移動する過程において、移動領域1232bも伴って移動し、
図3に示すように、弾性接続領域1232cが弾性を有するため、移動領域1232bが移動する過程において、弾性接続領域1232cは押圧されて変形することによって環状液晶収容部を形成する。形成された環状液晶収容部は、追加的空間を形成して、押圧された領域の液晶粒子1233のために一時保存する場所を提供することができ、さらにこの部分の液晶粒子1233による液晶層123の他の領域(押圧を受けていない領域)における液晶粒子1233への過度の押圧を回避することができるため、押圧を受けていないこの領域における表示不良の発生を回避することができる。
【0033】
環状液晶収容部をよりよく収容するために、さらに選択可能な方案では、固定バックライト部111と可動バックライト部112との間は収容隙間を形成することができ、バックライトモジュール110は、比較的に大きな領域内において液晶表示画面120に対して全体的に補光することができるため、収容隙間はバックライトモジュール110による補光の効果に影響を与えることがなく、それとともに、追加して形成された環状液晶収容部のために収容空間を提供することによって、弾性接続領域1232cの変形を容易にし、さらに環状液晶収容部を形成しやすくすることができる。
【0034】
無論、弾性接続領域1232cは、押圧されて変形して、他の形状の液晶収容部を形成することもできるが、環状液晶収容部に限定されない。弾性接続領域1232cが押圧されて変形して環状液晶収容部を形成する前提で、カメラ200のレンズの、液晶表示画面120に垂直な方向における投影は、環状液晶収容部の領域内に位置する。この場合、環状液晶収容部はレンズを全方位から防護することができ、さらに電子機器内の他の迷光のレンズへの入射を回避し、さらにカメラ200による撮影に対する迷光の影響を回避することができる。更なる選択的な方案では、カメラ200は駆動機構300の駆動で、カメラ200のレンズが環状液晶収容部で囲まれた空間内に進入可能であり、それによって、より優れた干渉防止効果を達成することができる。
【0035】
上述したように、弾性接続領域1232cは環状液晶収容部を形成するための領域であり、弾性接続領域1232cの変形をより容易にするとともに、液晶層123の他の領域に比較的に大きな変形を発生させないように、さらに選択可能な方案では、弾性接続領域1232cの弾性係数を固定領域1232aと移動領域1232bの弾性係数より小さくしてもよく、それによって弾性接続領域1232cの変形をより容易にすることができる。無論、弾性接続領域1232cの厚さを固定領域1232aと移動領域1232bの厚さより小さくしてもよく、厚さが小さいため、弾性接続領域1232cの強度は比較的に小さく、変形がより容易になる。一般的には、第二のコーティング層1232は同一種類の材料であるため、弾性接続領域1232cの厚さを比較的に小さく設計することは、より容易に目的を達成することができる。
【0036】
本開示実施例において、第一の基層アセンブリ121の構造は複数のタイプを有してもよく、
図4を参照すると、第一の基層アセンブリ121は、液晶層123上に順に積層された第一のITO層1211、CF層1212、上ガラス板1213と上偏光板1214を含んでもよい。
【0037】
同様に、第二の基層アセンブリ122の構造は複数のタイプを有してもよく、
図4を参照すると、第二の基層アセンブリ122は、バックライトモジュール110と液晶層123との間に順に積層された下偏光板122a、下ガラス板122b、フィルムトランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)層122cと第二のITO層122dを含んでもよい。
【0038】
本開示実施例において、駆動機構300は、可動バックライト部112の方向に向かって移動するようにカメラ200を駆動することができる。駆動機構300は複数の種類を有してもよく、例えば、駆動機構は油圧伸縮部材、気圧伸縮部材、リニアモーター、スクリュー駆動機構などであってもよく、本開示実施例は駆動機構300の具体的な種類を限定しない。
【0039】
さらに選択可能な方案では、駆動機構300は形状記憶変形合金部材であってもよく、形状記憶変形合金部材は通電する状態において、自体の変形によってカメラ200を移動させることができる。形状記憶変形合金部材は、構造が比較的にシンプルで、コストが比較的に低く、占有空間が比較的に小さいなどの利点を有する。
【0040】
カメラ200と形状記憶合金部材は、作動する過程において、いずれも通電する必要があり、取り付けと給電接続の便宜上、さらに選択可能な方案では、本開示実施例による電子機器は、内部空間内に設けられた回路基板(例えば、メインボート)を含み、カメラ200は形状記憶合金部材を介して回路基板上に支持され、形状記憶合金部材とカメラ200はいずれも回路基板に電気的に接続される。
【0041】
本開示実施例による電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダ、ゲーム機、カーナビゲーション、スマートウォッチなどであってもよく、本開示実施例は電子機器の具体的な種類を限定しない。
【0042】
本開示実施例による電子機器に基づいて、本開示実施例は電子機器の制御方法を開示する。係る電子機器は前文の実施例に記載の電子機器であり、開示された制御方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0043】
S101、第一の入力を受信し、
S102、第一の入力に応答し、駆動機構300によって、可動バックライト部112と可動ブロック1221の方向に向かって移動するようにカメラ200を駆動する。
【0044】
ステップS101において、第一の入力はボイス入力、文字入力、ボタン入力などであってもよい。
【0045】
ステップS102において、駆動機構300は、可動バックライト部112と可動ブロック1221の方向に向かって移動するようにカメラ200を駆動し、さらに可動バックライト部112と可動ブロック1221によって液晶層123を押圧することができ、最終的には、液晶層123における可動ブロック1221に対向する領域は薄くなり、この領域の光透過率が高くなるという目的を達成する。
【0046】
本開示実施例による制御方法に基づいて、本開示実施例は電子機器を開示する。この電子機器は、受信ユニットと制御ユニットを含んでもよい。
【0047】
受信ユニットは、第一の入力を受信するために用いられ、第一の入力はボイス入力、文字入力、ボタン入力などであってもよい。
【0048】
制御ユニットは、第一の入力に応答し、駆動機構300によって、可動バックライト部112と可動ブロック1221の方向に向かって移動するようにカメラ200を駆動するために用いられる。
【0049】
本開示実施例による制御方法に基づいて、本開示実施例は電子機器を開示する。この電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されおり、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、前文に記載の制御方法を実現させる。
【0050】
プロセッサは、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、特殊アプリケーションプロセッサ又はフィールドプログラマブルプロセッサを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0051】
メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク記憶媒体デバイス、光学記憶媒体デバイス、フラッシュメモリデバイス、電気的、光学的又は他の物理的/有形的メモリ記憶デバイスを含んでもよい。
【0052】
本開示実施例による制御方法に基づいて、本開示はコンピュータ可読記憶媒体を開示する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、前文に記載の制御方法を実現させる。
【0053】
コンピュータ可読媒体は非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよく、その例としてROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0054】
本開示の上記実施例は、各実施例間の相違点を重点として記述しており、各実施例間の異なる最適化特徴は、矛盾しない限り、組み合わせによりさらに好適な実施例を形成することができる。記述を簡潔にするために、ここではこれ以上説明しない。
【0055】
以上の内容は、本開示の実施例に過ぎず、本開示を限定するためのものではない。当業者にとって、本開示には、様々な修正及び変形が可能である。本開示の精神及び原理内で行われる全ての変更、同等置換、改善などは、いずれも本開示の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
バックライトモジュール110は、固定バックライト部111と可動バックライト部112を含み、固定バックライト部111は液晶表示画面120に固定して接続することによってバックライトモジュール110全体と液晶表示画面120との組み立てを実現することができる。固定バックライト部111に第一の摺動孔113が開設され、第一の摺動孔113はカメラ200に対向して設けられ、可動バックライト部112は第一の摺動孔113内に摺動して設けられることによって、可動バックライト部112と固定バックライト部111を相対的に摺動させることができる。カメラ200と第一の摺動孔113が対向して設けられ、且つ可動バックライト部112が第一の摺動孔113内に設けられるため、可動バックライト部112は光透過領域の一部の構造となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
具体的には、第二の基層アセンブリ122は固定ブロック1222をさらに含んでもよく、可動ブロック1221は固定ブロック1222に対して移動することができる。具体的には、固定ブロック1222に第二の摺動孔1223を設けることができ、可動ブロック1221は固定ブロック1222の第二の摺動孔1223内に摺動して設けられることによって、固定ブロック1222に対する移動を実現する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
可動バックライト部112が固定バックライト部111の第一の摺動孔113内に摺動して設けられるため、可動バックライト部112が可動ブロック1221に向かって移動する過程において、可動バックライト部112と可動ブロック1221が接触すると、可動ブロック1221は可動バックライト部112に伴って一緒に移動することができる。可動バックライト部112に伴う可動ブロック1221の移動は、液晶層123に対して押圧を与えることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
本開示実施例による電子機器は、従来の電子機器の構造を改良したものであり、バックライトモジュール110を固定バックライト部111と可動バックライト部112に分け、可動バックライト部112は、固定バックライト部111に開設された第一の摺動孔113内を摺動することができるとともに、液晶表示画面120における、液晶層123とカメラ200との間に位置する第二の基層アセンブリ122を、可動ブロック1221を含む構造として設計することによって、可動ブロック1221と可動バックライト部112はいずれもカメラ200に対向して設けられている。カメラ200は、可動ブロック1221、可動バックライト部112、液晶層123と第一の基層アセンブリ121を透過して画像の撮影を行うことができる。カメラ200が撮影する過程において、駆動機構300はカメラ200を駆動して移動させることによって、カメラ200は可動バックライト部112の方向に向かって移動し、駆動機構300はカメラ200を駆動して移動させることによって、カメラ200は液晶層123を押圧するように可動バックライト部112と可動ブロック1221を駆動し、液晶層123内の液晶粒子が押圧されると、変形や移動が発生し、液晶層123のカメラ200に対向する領域は薄くなり、より多くの光線が薄くなった領域を通過してから可動ブロック1221と可動バックライト部112を順に透過してカメラ200に入射することは可能になるため、カメラ200による撮影の需要をよりよく満たすことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
ハウジングと、表示モジュール(100)と、カメラ(200)と駆動機構(300)とを含み、前記カメラ(200)と前記駆動機構(300)は、前記表示モジュール(100)と前記ハウジングとによって形成された内部空間内に設けられ、
前記表示モジュール(100)は、バックライトモジュール(110)と液晶表示画面(120)を含み、前記バックライトモジュール(110)は、前記液晶表示画面(120)と前記カメラ(200)との間に設けられ、
前記バックライトモジュール(110)は、固定バックライト部(111)と可動バックライト部(112)を含み、前記固定バックライト部(111)に第一の摺動孔
(113)が開設され、前記第一の摺動孔
(113)は前記カメラ(200)に対向して設けられ、前記可動バックライト部(112)は前記第一の摺動孔
(113)内に摺動して設けられ、
前記液晶表示画面(120)は、第一の基層アセンブリ(121)、第二の基層アセンブリ(122)、及び前記第一の基層アセンブリ(121)と前記第二の基層アセンブリ(122)との間に設けられた液晶層(123)を含み、前記第二の基層アセンブリ(122)は、前記液晶層(123)と前記バックライトモジュール(110)との間に位置し、前記第二の基層アセンブリ(122)は可動ブロック(1221)を含み、前記可動ブロック(1221)は前記可動バックライト部(112)に対向して設けられ、
前記駆動機構(300)は前記カメラ(200)に駆動接続され、前記駆動機構(300)は、前記可動バックライト部(112)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動することができ、且つ前記駆動機構(300)は、前記カメラ(200)を介して、前記液晶層(123)を押圧するように前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)を駆動して、前記液晶層(123)における前記可動ブロック(1221)に対向する領域を薄くすることができる、電子機器。
【請求項2】
前記液晶層(123)は、第一のコーティング層(1231)と第二のコーティング層(1232)、及び前記第一のコーティング層(1231)と前記第二のコーティング層(1232)との間に配列して設けられた液晶粒子(1233)を含み、前記第二のコーティング層(1232)は前記第二の基層アセンブリ(122)に向かい、前記第二のコーティング層(1232)は固定領域(1232a)、移動領域(1232b)と弾性接続領域(1232c)を含み、前記弾性接続領域(1232c)は、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)による押圧に伴って変形して、前記固定領域(1232a)から突出した環状液晶収容部を形成することができ、前記液晶粒子の一部は前記環状液晶収容部内に充填される、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記固定バックライト部(111)と前記可動バックライト部(112)の間で収容隙間が形成され、前記環状液晶収容部は前記収容隙間内に位置する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記弾性接続領域(1232c)の弾性係数は、前記固定領域(1232a)と前記移動領域(1232b)の弾性係数より小さい、請求項2に記載の電子機器。
【請求項5】
前記弾性接続領域(1232c)の厚さは、前記固定領域(1232a)と前記移動領域(1232b)の厚さより小さい、請求項2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記カメラ(200)のレンズの、前記液晶表示画面(120)に垂直な方向における投影は、前記環状液晶収容部で囲まれた領域内に位置する、請求項2に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第一の基層アセンブリ(121)は、前記液晶層(123)上に順に積層された第一の酸化インジウムスズITO層(1211)、カラーフィルタCF層(1212)、上ガラス板(1213)と上偏光板(1214)を含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第二の基層アセンブリ(122)は、前記バックライトモジュール(110)と前記液晶層(123)との間に順に積層された下偏光板(122a)、下ガラス板(122b)、フィルムトランジスタTFT層(122c)と第二のITO層(122d)を含む、請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記駆動機構(300)は、形状記憶変形合金部品である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器の制御方法であって、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構(300)によって、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動することとを含む、電子機器の制御方法。
【請求項11】
請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器であって、
第一の入力を受信するための受信ユニットと、
前記第一の入力に応答し、前記駆動機構(300)によって、前記可動バックライト部(112)と前記可動ブロック(1221)の方向に向かって移動するように前記カメラ(200)を駆動するための制御ユニットとを含む、電子機器。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項10に記載の制御方法を実現させる、電子機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが実行される時、請求項10に記載の制御方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】