IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スカイベル テクノロジーズ アイピー、エルエルシーの特許一覧

<>
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図1
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図2
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図3
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図4
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図5
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図6A
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図6B
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図7A
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図7B
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図7C
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図8
  • 特表-ドアベル通信システム及び方法 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-24
(54)【発明の名称】ドアベル通信システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 9/00 20060101AFI20221017BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20221017BHJP
【FI】
H04M9/00 H
H04N7/18 H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022512434
(86)(22)【出願日】2020-08-24
(85)【翻訳文提出日】2022-04-18
(86)【国際出願番号】 US2020047705
(87)【国際公開番号】W WO2021041354
(87)【国際公開日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】62/891,344
(32)【優先日】2019-08-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522068670
【氏名又は名称】スカイベル テクノロジーズ アイピー、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スカリシ、ジョセフ、フランク
【テーマコード(参考)】
5C054
5K038
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054CD00
5C054HA22
5K038AA05
5K038CC12
5K038DD18
5K038DD22
5K038FF01
(57)【要約】
ドアベル・システムは、表面上に照明を投影し得る。ドアベルは、筐体と、ボタンと、カメラと、マイクロフォンと、スピーカーと、動き検出器と、光源とを含んでもよい。いくつかの実施例では、ドアベルは、光源に隣接している筐体の底面へ結合された少なくとも1つのレンズを含む。少なくとも1つのレンズは、光源からの光が、電子ドアベルが建物へ取り付けられているときに光源がドアベルの前の地面上へ照明を投影するように、少なくとも1つのレンズを通ることができるように構成されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体へ結合されたボタンと、
前記筐体へ結合されたカメラと、
前記筐体へ結合されたマイクロフォンと、
前記筐体へ結合されたスピーカーと、
前記筐体へ結合された動き検出器と、
前記筐体へ結合された光源と、
前記光源に隣接している前記筐体の底面へ結合された少なくとも1つのレンズと、を備える電子ドアベルにおいて、
前記少なくとも1つのレンズは、前記光源からの光が、前記電子ドアベルが建物へ取り付けられているときに前記光源が前記電子ドアベルの前の地面上へ照明を投影するように、前記少なくとも1つのレンズを通ることができるように構成されている、電子ドアベル。
【請求項2】
前記少なくとも1つのレンズに隣接している前記筐体へ結合されることにより前記照明に対応する光フィルタを含むフィルムをさらに備えている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項3】
前記少なくとも1つのレンズは、前記光源からの前記光を拡大するように構成された少なくとも1つの拡大レンズを備える、請求項1の電子ドアベル。
【請求項4】
前記少なくとも1つの拡大レンズは、第1の拡大レンズ、第2の拡大レンズ、及び第3の拡大レンズを備える、請求項3の電子ドアベル。
【請求項5】
前記少なくとも1つのレンズは、前記光を広げ前記地面上へ前記照明の焦点を合わせるように構成された少なくとも1つの焦点レンズを備える、請求項3の電子ドアベル。
【請求項6】
前記光源は、前記照明を常に投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項7】
前記光源は、前記ボタンの押下に応じて前記照明を投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項8】
前記光源は、前記カメラによる訪問者の存在の表示に応じて前記照明を投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項9】
前記光源は、前記マイクロフォンによる音の検出に応じて前記照明を投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項10】
前記光源は、前記動き検出器による動きの検出に応じて前記照明を投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項11】
前記電子ドアベルへ通信結合された遠隔演算装置をさらに備えており、前記遠隔演算装置は、モバイル・アプリケーションを実行するように構成され、前記モバイル・アプリケーション上の入力に応じて前記照明を投影するように構成されている、請求項1の電子ドアベル。
【請求項12】
前記少なくとも1つのレンズは、前記筐体へ取り外し可能に結合される、請求項1の電子ドアベル。
【請求項13】
前記筐体へねじ止め可能に結合された少なくとも1つの機械的調整機構をさらに備えており、前記少なくとも1つのレンズは、第1の回転方向に前記少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第1の方向に調整可能であり、前記レンズは、前記第1の回転方向の反対である第2の回転方向に前記少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第2の方向に調整可能である、請求項1の電子ドアベル。
【請求項14】
電子ドアベルと、前記電子ドアベルへ結合された訪問者検出電子ドアベルであって、ボタン、カメラ、マイクロフォン、及び動き検出器の内少なくとも1つを含む訪問者検出電子ドアベルと、前記電子ドアベル及び前記訪問者検出電子ドアベルの内少なくとも1つへ通信結合されたライトであって、表面上に前記照明を投影するように構成されたライトとを備えるドアベル電子ドアベルによって照明を投影する方法であって、
前記ドアベル電子ドアベルによって、トリガ事象の通知を受信し、
前記受信したことに応じて、前記ライトによって、前記表面上に前記照明を投影すること、を備える方法。
【請求項15】
前記トリガ事象は、前記ボタンの押下、前記カメラによって記録された表示、前記マイクロフォンによって検出された音、及び前記動き検出器によって検出された動きの内少なくとも1つを含む、請求項14の方法。
【請求項16】
前記ライトによって、レンズを通して前記表面上へ前記照明を放射することをさらに備えており、前記照明のデザインが前記レンズによって決定される、請求項14の方法。
【請求項17】
前記電子ドアベルの筐体へ前記レンズを取り外し可能に結合することをさらに備える、請求項16の方法。
【請求項18】
前記電子ドアベルの筐体へ少なくとも1つの機械的調整機構をねじ止め可能に結合することをさらに備える、請求項14の方法。
【請求項19】
第1の回転方向に前記少なくとも1つの機械的調整機構を回転させ、
前記回転させたことに応じて、前記電子ドアベルの筐体へ結合されたレンズを調整することをさらに備えており、
前記レンズは、前記照明が前記レンズを通して前記表面上へ放射されるように位置決めされることにより前記照明のデザインが前記レンズによって決定される、請求項18の方法。
【請求項20】
前記トリガ事象は、前記電子ドアベルの電源をオンすること及び前記電子ドアベルへ電力を供給することの内少なくとも1つを備える、請求項14の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、「DOORBELL COMMUNICATION SYSTEMS AND METHODS」という名称で、2019年8月24日に出願された米国仮特許出願第62/891、344号の優先権を主張するものである。米国仮特許出願第62/891、344号の内容全体は、参照として本明細書に組み込まれる。
【0002】
本明細書に開示される様々な実施例は、ドアベルに関する。いくつかの実施例は、ライトを含むドアベルに関する。
【背景技術】
【0003】
ドアベルによると、ドアのような入口点の外側にいる人が、外側の誰かが内側の誰かと話したいと思っていることを入口点の内側の人に警告することができる。ドアベルは、家、オフィス、住居、倉庫、建物、又は構造の玄関ドア、側部ドア、又は裏口ドアのような、ドアの近くに位置するボタンを含む場合がある。ドアベルは、部分的に囲まれた領域への門又は何らかの他の入口の近くで使用される場合がある。ドアベルを押すと、チャイム又はその他の警告音が発する場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施例では、ドアベル・システムは、電子ドアベルと、電子ドアベルへ結合された訪問者検出システムであって、ボタン、カメラ、マイクロフォン、及び動き検出器の内少なくとも1つを含む訪問者検出システムと、電子ドアベル及び訪問者検出システムの内少なくとも1つと通信結合されたライトであって、表面上に照明を投影するように構成されたライトとを備える。電子ドアベルが建物へ取り付けられているとき、表面は、床、天井、及び電子ドアベルに隣接して位置する少なくとも1つの壁の内少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの実施例では、ライトは、照明を常に投影するように構成されている。
【0005】
或いは、ライトは、ボタンの押下、カメラによる訪問者の存在の表示、マイクロフォンによる音の検出、及び動き検出器による動きの検出の内少なくとも1つに応じて照明を投影するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、システムは、さらに、ドアベル・システムへ通信結合された遠隔演算装置を備え、ここで遠隔演算装置は、モバイル・アプリケーションを行うように構成される。ライトは、モバイル・アプリケーションの起動に応じて照明を投影するように構成されてもよい。
【0006】
いくつかの実施例では、システムは、さらに、電子ドアベルの筐体へ結合され、照明がレンズを通して表面上へ放射されるように位置決めされたレンズを備える。レンズは筐体へ取り外し可能に結合されてもよい。システムは、さらに、筐体へねじ止め可能に結合された少なくとも1つの機械的アタッチメントを備え、ここで、レンズは、第1の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることに応じて第1の方向に調整可能であり、レンズは第1の回転方向の反対である第2の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることに応じて第2の方向に調整可能である。いくつかの実施例では、レンズ及びライトの内少なくとも1つは、筐体の底面へ取り外し可能に結合される。或いは、レンズ及びライトの内少なくとも1つは、筐体の上面へ取り外し可能に結合されてもよい。さらに、レンズ及びライトの内少なくとも1つは、筐体の少なくとも1つの側面へ取り外し可能に結合されてもよい。
【0007】
電子ドアベルと、電子ドアベルへ結合された訪問者検出システムであって、ボタン、カメラ、マイクロフォン、及び動き検出器の内少なくとも1つを含む訪問者検出システムと、電子ドアベル及び訪問者検出システムの内少なくとも1つへ通信結合されたライトであって、表面上に照明を投影するように構成されたライトとを備えるドアベル・システムによって照明を投影する方法は、訪問者検出システムによってトリガ事象の通知を受信し、受信したことに応じて、ライトによって表面上に照明を投影することを含んでもよい。
【0008】
いくつかの実施例では、トリガ事象は、ボタンの押下、カメラによって記録された表示、マイクロフォンによって検出された音、及び動き検出器によって検出された動きの内少なくとも1つを含む。或いは、照明は、遠隔演算装置上で実行するように構成されたモバイル・アプリケーションの起動に応じて投影されてもよい。電子ドアベルが建物へ取り付けられているとき、照明は、床、天井、及び電子ドアベルに隣接して位置する少なくとも1つの壁の内少なくとも1つ上へ投影されてもよい。
【0009】
本方法は、さらに、ライトによって、レンズを通して表面上へ照明を放射することを含んでもよく、それにより照明のデザインはレンズによって決定される。いくつかの実施例では、照明のデザインは、メッセージ、ロゴ、及び少なくとも1つの色の内少なくとも1つを含む。本方法は、さらに、電子ドアベルの筐体へレンズを取り外し可能に結合することを含んでもよい。いくつかの実施例では、本方法は、さらに、筐体の底面へレンズ及びライトの内少なくとも1つを取り外し可能に結合することを含む。或いは、本方法は、筐体の上面へレンズ及びライトの内少なくとも1つを取り外し可能に結合することを含んでもよい。さらに、いくつかの実施例では、本方法は、筐体の少なくとも1つの側面へレンズ及びライトの内少なくとも1つを取り外し可能に結合することを含む。
【0010】
本方法は、さらに、筐体へ少なくとも1つの機械的アタッチメントをねじ止め可能に結合することを含んでもよい。いくつかの実施例では、本方法は、さらに、第1の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることを含む。第1の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることに応じて、レンズを調整することが生じ得る。いくつかの実施例では、レンズを調整することは、左方向への移動、右方向への移動、上方向への移動、及び下方向への移動、内方へのレンズのズーム、並びに外方へのレンズのズームの内少なくとも1つを含む。
【0011】
本方法は、さらに、第2の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることを含んでもよい。第2の回転方向に少なくとも1つの機械的アタッチメントを回転させることに応じて、レンズを調整することが生じ得る。いくつかの実施例では、レンズを調整することは、左方向への移動、右方向への移動、上方向への移動、下方向への移動、内方へのレンズのズーム、及び外方へのレンズのズームの内少なくとも1つを含む。
【0012】
いくつかの実施例では、トリガ事象は、電子ドアベルの電源をオンすること及び電子ドアベルへ電力を供給することの内少なくとも1つを含む。
【0013】
本開示は、また、筐体と、筐体へ結合されたボタンと、筐体へ結合されたカメラと、筐体へ結合されたマイクロフォンと、筐体へ結合されたスピーカーと、筐体へ結合された動き検出器と、筐体へ結合された光源と、光源に隣接する筐体の底面へ結合された少なくとも1つのレンズとを備える電子ドアベルを含み、ここで少なくとも1つのレンズは、光源からの光が、電子ドアベルが建物へ取り付けられているときに光源が電子ドアベルの前の地面上へ照明を投影するように、少なくとも1つのレンズを通ることができるように構成されている。
【0014】
いくつかの実施例では、ドアベルは、少なくとも1つのレンズに隣接している筐体へ結合されることにより照明に対応する光フィルタを含むフィルムを含む。
【0015】
少なくとも1つのレンズは、光源からの光を拡大するように構成された少なくとも1つの拡大レンズを備えてもよい。少なくとも1つの拡大レンズは、第1の拡大レンズ、第2の拡大レンズ、及び第3の拡大レンズを備えてもよい。
【0016】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのレンズは、光を広げ地面上へ照明の焦点を合わせるように構成された少なくとも1つの焦点レンズを備える。いくつかの実施例では、光源は、照明を常に投影するように構成されている。いくつかの実施例では、光源は、ボタンの押下に応じて照明を投影するように構成されている。いくつかの実施例では、光源は、カメラによる訪問者の存在の表示に応じて照明を投影するように構成されている。いくつかの実施例では、光源は、マイクロフォンによる音の検出に応じて照明を投影するように構成されている。いくつかの実施例では、光源は、動き検出器による動きの検出に応じて照明を投影するように構成されている。
【0017】
いくつかの実施例では、電子ドアベルは、電子ドアベルへ通信結合された遠隔演算装置をさらに備えており、遠隔演算装置は、モバイル・アプリケーションを実行するように構成され、電子ドアベルは、モバイル・アプリケーション上の入力に応じて照明を投影するように構成されている。
【0018】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのレンズは、筐体へ取り外し可能に結合される。
【0019】
いくつかの実施例では、電子ドアベルは、筐体へねじ止め可能に結合された少なくとも1つの機械的調整機構をさらに含み、少なくとも1つのレンズは、第1の回転方向に少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第1の方向に調整可能であり、レンズは、第1の回転方向の反対である第2の回転方向に少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第2の方向に調整可能である。
【0020】
本開示は、また、電子ドアベルと、電子ドアベルへ結合された訪問者検出電子ドアベルであって、ボタン、カメラ、マイクロフォン、及び動き検出器の内少なくとも1つを含む訪問者検出電子ドアベルと、電子ドアベル及び訪問者検出電子ドアベルの内少なくとも1つへ通信結合されたライトであって、表面上に照明を投影するように構成されたライトとを備えるドアベル電子ドアベルによって照明を投影する方法を含む。いくつかの実施例では、本方法は、ドアベル電子ドアベルによって、トリガ事象の通知を受信し、受信したことに応じて、ライトによって、表面上に照明を投影することを備える。
【0021】
いくつかの実施例では、トリガ事象は、ボタンの押下、カメラによって記録された表示、マイクロフォンによって検出された音、及び動き検出器によって検出された動きの内少なくとも1つを備える。
【0022】
いくつかの実施例では、本方法は、ライトによって、レンズを通して表面上へ照明を放射することを備え、照明のデザインがレンズによって決定される。
【0023】
いくつかの実施例では、本方法は、電子ドアベルの筐体へレンズを取り外し可能に結合することを備える。
【0024】
いくつかの実施例では、本方法は、電子ドアベルの筐体へ少なくとも1つの機械的調整機構をねじ止め可能に結合することを備える。
【0025】
いくつかの実施例では、本方法は、第1の回転方向に少なくとも1つの機械的調整機構を回転させ、回転させたことに応じて、電子ドアベルの筐体へ結合されたレンズを調整することを備え、レンズは、照明がレンズを通して表面上へ放射されるように位置決めされることにより照明のデザインがレンズによって決定される。
【0026】
いくつかの実施例では、トリガ事象は、電子ドアベルの電源をオンすること及び電子ドアベルへ電力を供給することの内少なくとも1つを含む。
【0027】
本開示は、また、電子ドアベルと、電子ドアベルへ結合された訪問者検出システムであって、ボタン、カメラ、マイクロフォン、スピーカー及び動き検出器の内少なくとも1つを含む訪問者検出システムと、電子ドアベル及び訪問者検出システムの内少なくとも1つへ通信結合されたライトであって、表面上に照明を投影するように構成されるライトとを備えるドアベル・システムを含む。
【0028】
いくつかの実施例では、電子ドアベルが建物へ取り付けられているとき、表面は、床、地面、及び電子ドアベルに隣接して位置する壁の内少なくとも1つを含む。
【0029】
いくつかの実施例では、ライトは、ボタンの押下、カメラによる訪問者の存在の表示、マイクロフォンによる音の検出、及び動き検出器による動きの検出の内少なくとも1つに応じて照明を投影するように構成される。
【0030】
いくつかの実施例では、ライトは、電子ドアベルの筐体内に位置するプリント回路基板へ電気的且つ機械的に結合される。
【0031】
いくつかの実施例では、システムは、さらに、ドアベル・システムへ通信結合された遠隔演算装置を備える。遠隔演算装置は、モバイル・アプリケーションを実行することによってドアベル・システムと通信するように構成されてもよい。
【0032】
いくつかの実施例では、ライトは、モバイル・アプリケーションの起動に応じて照明を投影するように構成される。
【0033】
いくつかの実施例では、本システムは、さらに、電子ドアベルの筐体へ取り外し可能に結合され且つ照明が少なくとも1つのレンズを通して表面上へ放射されるように配置された少なくとも1つのレンズを備える。いくつかの実施例では、少なくとも1つのレンズは、筐体へ取り外し可能に結合される。
【0034】
いくつかの実施例では、本システムは、さらに、電子ドアベルの筐体へ取り外し可能に結合されたキャニスターと、キャニスターへ結合された少なくとも1つのレンズであって、キャニスター内に実質的に囲まれた少なくとも1つのレンズとを備え、ここで少なくとも1つのレンズは、照明が、少なくとも1つのレンズを通して表面上へ放射されるように配置される。いくつかの実施例では、キャニスターは、筐体へねじ止め可能に結合するように構成される。
【0035】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのレンズは、少なくとも1つの拡大レンズと少なくとも1つの焦点レンズとを含み、本システムは、さらに、キャニスターへ結合された少なくとも1つのフィルムであって、キャニスターに実質的に囲まれた少なくとも1つのフィルムを備え、ここで少なくとも1つのフィルムは照明を示すデザインを含む。
【0036】
いくつかの実施例では、少なくとも1つの拡大レンズは、3つの拡大レンズを含む。いくつかの実施例では、少なくとも1つの焦点レンズは、少なくとも1つの拡大レンズよりも光源に近い位置にある。いくつかの実施例では、少なくとも1つの焦点レンズは、少なくとも1つの拡大レンズよりも光源から離れて位置する。
【0037】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのフィルムは、キャニスター内で少なくとも1つの拡大レンズと少なくとも1つの焦点レンズとの間に位置する。
【0038】
いくつかの実施例では、キャニスターは、さらに、キャニスターの外面から延びる突起を含み、ここで筐体は、キャニスター及び照明の所望の向きを達成するために突起を滑動可能に受容するように構成された受容チャネルを含む。
【0039】
いくつかの実施例では、本システムは、筐体へねじ止め可能に結合された少なくとも1つの機械的調整機構を含み、ここで少なくとも1つのレンズは、第1の回転方向に少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第1の方向に調整可能であり、少なくとも1つのレンズは、第1の回転方向と反対である第2の回転方向に少なくとも1つの機械的調整機構を回転させることに応じて第2の方向に調整可能である。
【0040】
これら及び他の特徴、態様、及び利点は、本発明を例示するように意図されているが本発明を限定するように意図されていない図面を参照して以下に述べる。図面において、同様の参照符号は、同様の実施例を通じて一貫して相当する特徴を示す。
【図面の簡単な説明】
【0041】
図1】いくつかの実施例に係る建物へ結合されたドアベル・システムの正面図を示す。
図2】いくつかの実施例に係る遠隔演算装置へ通信結合された電子ドアベルを示す。
図3】いくつかの実施例に係る様々な構成要素を示す電子ドアベルの正面図を示す。
図4】いくつかの実施例に係る様々な構成要素を示す電子ドアベルの底面斜視図を示す。
図5】いくつかの実施例に係る様々な構成要素を示す電子ドアベルの側面斜視図を示す。
図6A】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリを示す電子ドアベルの底面を示す。
図6B】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリを除去する方法を示す、電子ドアベルの底面を示す。
図7A】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリ及びフィルムホルダーを交換する方法を示す電子ドアベルの底面を示す。
図7B】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリ及びフィルムホルダーを交換する方法を示す電子ドアベルの底面を示す。
図7C】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリ及びフィルムホルダーを交換する方法を示す電子ドアベルの底面を示す。
図8】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリの分解図を示す。
図9】いくつかの実施例に係るバレル・アセンブリ及びその構成要素の切り取り図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0042】
いくつかの実施例及び実例が以下に開示されるが、発明の主題は、具体的に開示された実施例を超えて、他の代替実施例及び/又は使用、並びにその修正及び均等物におよぶ。したがって、本明細書に付加される請求の範囲は、以下に述べる特定の実施例のいずれにも限定されない。例えば、本明細書に開示される任意の方法又はプロセスでは、この方法又はプロセスの動作又は操作は、任意の好適なシーケンスで行われてもよく、如何なる特定の開示されたシーケンスに必ずしも限定されない。様々な操作が、いくつかの実施例を理解する際、役立つ可能性のある方法で、順番に複数の離散操作として記載されてもよいが、記載の順序は、これらの操作が順序に依存することを暗示していると解釈されるべきではない。さらに、本明細書に記載される構造、システム、及び/又は装置は、統合された構成要素として又は別の構成要素として具現化されてもよい。
【0043】
様々な実施例を比較する目的で、これらの実施例のいくつかの態様及び利点が記載されている。必ずしもすべてのそのような態様又は利点が、任意の特定の実施例によって達成されるわけではない。したがって、例えば、様々な実施例は、本明細書で教示又は示唆されるように他の態様又は利点を必ずしも達成することなく、本明細書で教示されるように1つの利点又は一群の利点を達成又は最適化するように行われてもよい。
【0044】
図1は、建物30の内側の通路が見えるように開くドア13を含む建物30への玄関11の正面図を含む。図1は、表面28上へ照明26を投影するように構成された電子ドアベル12(以下「ドアベル」)を含むドアベル・システム10の正面図を示す。図1に示されていないが、ドアベル12は、また、表面28上へ照明26を投影するように構成されたライト24を含む。ドアベル12は、ドアベル12のすぐ前、ドアベル12の前の地面28d上のいずれかの側、及び訪問者によって見られる任意の他の位置にある表面28d上へ照明26を投影するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、ドアベル12は、表面28a、28b、28c、28d、及び28eなどの、玄関11に隣接する任意の表面上に照明26を投影するように構成される。図1に示されるように、ドアベル12は、建物30へ取り付けられ、ドア13の側面28a上に位置する。いくつかの実施例では、ドアベル12は、ドア13の側に位置するいずれかの表面28a、28b、ドア13の上方に位置する表面28c、ドア13自体、ドア13の前の地面に位置する表面28d、建物30の任意の他の表面などの、玄関上又は玄関に隣接する任意の表面28へ取り付けられる。
【0045】
いくつかの実施例では、ドアベル12は、照明26を常に(何時も)投影するように構成される。いくつかの実施例では、照明26は、ドアベルボタン16の押下、訪問者検出システム14のマイクロフォン20による音の検出、訪問者検出システム14の動き検出器22による動きの検出、ドアベル12によって訪問者の存在の任意の表示を検出すること、電子ドアベルの電源をオンすること、電子ドアベルへ電力を供給すること等のような、トリガに応じて投影され得る。照明26は、また、訪問者の存在の表示を検出する訪問者検出システム14のカメラ18に応答して起動されてもよい。
【0046】
図2は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ・コンピュータ、デスクトップ・コンピュータ、ウェアラブル装置等のような、遠隔演算装置38へ通信結合されたドアベル12を示す。いくつかの実施例では、遠隔演算38によって、ユーザーは、ドアベル12内に位置するライト24を起動して表面28上に照明26を投影することができる。いくつかの実施例では、ライト24は、上述されたような、並びに遠隔演算装置38を復帰させること、モバイル・アプリケーション40を起動すること、発生する日の所定の時間、発生する所定の事象等を含むがこれらに限定されない任意のトリガによって起動され得る。遠隔演算装置38上若しくはそれによって行われた任意の機能又はドアベル12によって検出された何かが、ドアベル12にライト24から表面28上に照明26を投影させるトリガとなり得ることを理解すべきである。
【0047】
図3及び4に示すように、ドアベル12は、筐体44、訪問者検出システム14、ボタン16、カメラ18、スピーカー19、マイクロフォン20、動き検出器22、及び少なくとも1つの機械的調整機構46を含んでもよい。いくつかの実施例では、少なくとも1つの機械的調整機構46の回転により、ユーザーは、照明26の焦点、強度、及び/又は位置を調整することができる。それでも、いくつかの実施例では、少なくとも1つの機械的調整機構46を回転することにより、ユーザーは、筐体44を除去することができる。いくつかの実施例では、少なくとも1つの機械的調整機構46が時計回り又は反時計回りなどの、第1の回転方向に回転されるとき、応答して、バレル・アセンブリ41は、第1の方向に移動してもよい。第1の方向は、左方向、右方向、上方向、下方向の移動、レンズを内方にズームすること、レンズを外方にズームすること等を含んでもよい。さらに、少なくとも1つの機械的調整機構46が第1の回転方向と反対である第2の回転方向に回転されるとき、応答して、バレル・アセンブリ41は、それに応じて第2の方向に移動してもよい。第2の方向は、左方向、右方向、上方向、下方向の移動、レンズを内方にズームすること、レンズを外方にズームすること等を含んでもよい。一般に、第1の方向及び第2の方向は、上下左右、ズーム、焦点、強度、又は任意の他の好適な調整を含んでもよい。
【0048】
図3及び図4を引き続き参照すると、ドアベル12は、プリント回路基板62、ライト24(例えば、白色発光ダイオード「LED」)、及び下方に照明26を投影するために筐体44の底面56へ結合されたバレル・アセンブリ41を含んでもよい。図5に示すように、いくつかの実施例では、ライト24及びバレル・アセンブリ41は、筐体44の少なくとも1つの側面60へ結合される。さらに、いくつかの実施例では、ライト24及びバレル・アセンブリ41は、筐体44の上面へ結合されてもよい。このような実施例では、照明26は、ドアベル12の側へ、ドアベル12の下方、又はドアベル12の上方に投影されてもよい。例えば、照明26は、ドアベル12に隣接して位置する少なくとも1つの表面28a、28b、28c、及び28d上に投影され得る。
【0049】
ここで、図6aを参照すると、バレル・アセンブリ41は、バレル・アセンブリ41の外方向きの表面に沿ってくぼみを有することが示されている。図6bに示すように、くぼみは、スクリュードライバー先端又は硬貨さえなどの、除去装置34を受容するように構成され、これにより除去装置34の回転によってバレル・アセンブリ41は筐体から除去されることができる。
【0050】
図7aは、バレル・アセンブリ41が筐体44から完全に除去され得ることを示す。図示されるように、バレル・アセンブリ41は、除去装置34を受容すること及び筐体44へねじ止め可能に結合することの両方に構成された係止装置66を備えてもよい。バレル・アセンブリ41は、また、フィルムホルダー65を受容するように構成された突起を有するキャニスター64を含んでもよい。フィルムホルダー65は、どの照明26がライト24を介して表面28上に投影されるかを決定するフィルムを含む。言い換えると、ライト24が点灯されるとき、光はキャニスター64の内側を通り、フィルムホルダー65を通り、且つバレル・アセンブリ41の外方向きの部分から離れることにより照明26は表面28上へ投影される。
【0051】
ドアベル12は、様々な異なる照明デザインを投影するように構成されてもよい。図7bに示されるように、ドアベル12は、第1のバレル・アセンブリ41aを除去し、それを第2のバレル・アセンブリ41bと交換することによって異なる照明デザインを投影してもよい。第1のバレル・アセンブリ41aは、第1の照明デザインを有する第1のフィルムを含む一方で第2のバレル・アセンブリ41bは、第1の照明デザインとは異なる第2の照明デザインを有する第2のフィルムを含む。言い換えると、ドアベル12が「私たちの家へようこそ」と示す照明を(第1のバレル・アセンブリ41aを介して)現在投影しているところでユーザーが「頑張れフィリーズ」と示す異なるメッセージを(第2のバレル・アセンブリ41bを介して)投影したい場合、ユーザーは、第1のバレル・アセンブリ41内へ除去装置34を挿入し、第1の回転方向に除去装置を回転して、それにより筐体44から、具体的には筐体44の底面56に位置する開口から第1のバレル・アセンブリ41aを除去する。ユーザーは、次に、筐体44の底面56に位置する開口内へ第2のバレル・アセンブリ41bを挿入し、第2のバレル・アセンブリ41bのくぼみ内に除去装置34を位置決めし、第1の方向と反対の第2の方向に除去装置を回転し、それによって筐体44へ第2のバレル・アセンブリ41bを固定する。
【0052】
図7cは、ドアベル12から投影されている照明デザインを変更する更なる別の方法を示す。図7cに示されるように、バレル・アセンブリ全体を交換するよりもむしろ、ユーザーは代わりにフィルムホルダー65を交換してもよい。より具体的には、第1のフィルムホルダー65aは、第1の照明デザインを有する第1のフィルムを含む一方で、第2のフィルムホルダー65bは、第1の照明デザインとは異なる第2の照明デザインを有する第2のフィルムを含んでもよい。言い換えると、ドアベル12が「ハネウェル(R)によって保護された家」と示す照明を(第1のフィルムホルダー65aを介して)現在投影しているところでユーザーが「誕生日おめでとうタリア」と示す異なるメッセージを(第2のフィルムホルダー65bを介して)投影したい場合、ユーザーは、バレル・アセンブリ41内へ除去装置34を挿入し第1の回転方向に除去装置を回転して、それにより筐体44からバレル・アセンブリ41を除去する。次に、ユーザーは、バレル・アセンブリ41から第1のフィルムホルダー65aを滑動可能に除去して第1のフィルムホルダー65aを第2のフィルムホルダー65bと交換する。ユーザーは、それによって、筐体44の底面56に位置する開口内へ(第2のフィルムホルダー65bが取り付けられている)バレル・アセンブリ41を挿入し、バレル・アセンブリ41のくぼみ内に除去装置34を位置決めし、第2の回転方向に除去装置を回転して筐体44へバレル・アセンブリ41を固定する。
【0053】
ドアベル12は、任意のタイプのメッセージ、絵図等を有する任意の照明26を投影してもよいことが理解されるべきである。例えば、いくつかの照明26は語のみを含む一方で、絵図のみを含むものもあり、語と絵図又はデザインの組み合わせを含むものもある。一般に、ユーザーがバレル・アセンブリ41からカスタムメッセージを投影できるようにすることによって、ユーザーは自宅又はビジネスの領域をカスタマイズし、訪問者及び/又は通行人にメッセージ又は画像を提供して注意を引き、情報提供等をすることができる。
【0054】
図8は、係止装置66がキャニスター64から分離されたバレル・アセンブリ41の部分的な分解図を示す。図示されるように、バレル・アセンブリ41は、水分が筐体44に入らないように筐体44の内側を封止するために任意のガスケットを有する係止装置66を含む。さらに、バレル・アセンブリ41は、フィルムホルダー65を受容するように構成された開口を有するキャニスター64を含んでもよい。いくつかの実施例では、係止装置66は、摩擦嵌めを介してキャニスターへ取り付けるキャニスター64とは別の構成要素である。いくつかの実施例では、係止装置66はキャニスター64と連続しているか又はキャニスターを有する単体である。いくつかの実施例では、ドアベル12は、光源とバレル・アセンブリ41との間に位置する封止ガスケットを含み、そのような大部分は、すべてではないが、光源からの光が、バレル・アセンブリ41を通して向けられる。
【0055】
図9は、内部構成要素を示すバレル・アセンブリ41の分解図を含む。図9に示されるように、いくつかの実施例では、バレル・アセンブリ41は、少なくとも1つの拡大レンズ42及び少なくとも1つの焦点レンズ43を含む。バレル・アセンブリ41が筐体44へ結合されるとき、少なくとも1つの拡大レンズ42はライト24に隣接して位置し得る。この点において、ライト24からの光は、少なくとも1つの拡大レンズ42を通過し、それによって光線が拡大される。拡大された光線が次に、フィルムホルダー65内に位置するフィルムを通過するにつれて、フィルム上の画像が一連の多色フィルタのように作用する。このフィルタリングされた光は、フィルム上に画像を担持し、次いで、光を広げ表面28上に焦点を合わせる少なくとも1つの焦点レンズ43を通過する。いくつかの実施例では、少なくとも1つの拡大レンズ42は、1つの拡大レンズ、2つの拡大レンズ、3つの拡大レンズ、4つの拡大レンズ、5つの拡大レンズ、6つの拡大レンズ、7つの拡大レンズ、8つの拡大レンズ、9つの拡大レンズ、及び10以上の拡大レンズを備える。いくつかの実施例では、少なくとも1つの焦点レンズ43は、1つの焦点レンズ、2つの焦点レンズ、3つの焦点レンズ、4つの焦点レンズ、5つの焦点レンズ、6つの焦点レンズ、7つの焦点レンズ、8つの焦点レンズ、9つの焦点レンズ、及び10以上の焦点レンズを備える。
解釈
【0056】
本明細書に記載されているステップのいずれも必須又は不可欠ではない。ステップのどれも、調整又は修正されることができる。その他の又は追加のステップは使用されることができる。この仕様において一実施例、フローチャート、又は実例において開示又は例示されたステップ、プロセス、構造、及び/又は装置のいずれかの任意の部分が、異なる実施例、フローチャート、又は実例において開示又は例示されたステップ、プロセス、構造、及び/又は装置のいずれかの任意の他の部分とともに又は代わりに組み合わされ又は使用されることができる。本明細書に記載された実施例及び実例は、互いに離散的且つ分離されることが意図されていない。
【0057】
本明細書に記載されているセクションの見出し及び小見出しは限定するものではない。セクションの見出し及び小見出しは、見出し及び小見出しが関係するセクションに記載されている実施例の全範囲を表さない又は限定しない。例えば、「トピック1」というタイトルのセクションは、他のセクションで記載されるトピック1及び実施例に関係しない実施例を含み、その「トピック1」セクションに記載された実施例に適応し、且つ組み合わされ得る。
【0058】
装置、システム、実施例、及びプロセスの一部は、コンピュータを使用する。前のセクションにおいて記載されたルーチン、プロセス、方法、及びアルゴリズムのそれぞれは、コンピュータの指示を実行するように構成された1つ又は複数のコンピュータ、コンピュータ・プロセッサ、又は機械によって実行されるコード・モジュールによって具体化され、完全又は部分的に自動化され得る。コード・モジュールは、ハードドライブ、ソリッドステートメモリ、フラッシュメモリ、光ディスク等のような任意のタイプの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体又は実体的なコンピュータ記憶装置に記憶され得る。プロセス及びアルゴリズムは、アプリケーション固有の回路に部分的又は全体的に実装され得る。開示されたプロセス及びプロセスステップの結果は、例えば、揮発性又は不揮発性記憶装置のような任意のタイプの非一時的なコンピュータ記憶装置に、持続的に、又は他の方法で記憶され得る。
【0059】
上述された様々な特徴及びプロセスは、互いに独立して使用されてもよく、又は様々な方法で組み合わされてもよい。すべての可能な組み合わせ及び準組み合わせは、本開示の範囲内に収まるように意図される。さらに、特定の方法、事象、状態、又はプロセス・ブロックは、いくつかの実装において省略されてもよい。本明細書に記載された方法、ステップ、及びプロセスは、また、任意のシーケンスに限定されず、それに関連するブロック、ステップ、又は状態は、適切である他のシーケンスで行われることができる。例えば、記載されたタスク又は事象は、具体的に開示された順序以外の順序で行われてもよい。複数のステップは単一のブロック又は状態に組み合わされてもよい。実例のタスク又は事象は、連続して、並列で、又はその他の方法で行われてもよい。タスク又は事象は、開示された実例の実施例に対して追加又は除去され得る。本明細書に記載された実例のシステム及び構成要素は、記載されたものとは異なるように構成されてもよい。例えば、要素は、開示された実例の実施例と比較して、追加、除去、又は再配置され得る。
【0060】
本明細書で使用される条件付き言語であって、とりわけ、「可能である」、「可能であった」、「可能性があった」、「可能性がある」、「例えば」等のような言語は、特に明記されない限り又は使用される文脈内で特に理解されない限り、いくつかの実施例がいくつかの特徴、要素、及び/又はステップを含む一方で、他の実施例が含まないことを伝えることが一般に意図されている。したがって、このような条件付き言語は、特徴、要素及び/又はステップが1つ又は複数の実施例に、とにかく必要とされていること、或いは1つ又は複数の実施例が、著者の入力又は促しの有無にかかわらず、これらの特徴、要素及び/又はステップが、任意の特定の実施例において含まれているか又は行われるべきかを決定するためのロジックを必ず含むことを暗示することが一般に意図されていない。「備える」、「含む」、「有する」等の用語は同義であり、包括的に、終わりのない方法で使用され、追加の要素、特徴、動作、操作等を除外しない。また、「又は」という用語は、その包括的な意味で(且つその排他的な意味ではなく)使用され、それにより例えば、要素のリストを接続するために使用されるとき、「又は」という用語はリストにおける要素の内1つ、いくつか又はすべてを意味する。「X、Y、及びZの内少なくとも1つ」という語句のような結合言語は、項目、用語等がX、Y、又はZのいずれかであり得ることを伝えるために一般に使用される文脈で、特に明記されない限り、理解される。したがって、このような結合言語は、いくつかの実施例がXの内少なくとも1つ、Yの内少なくとも1つ、及びZの内少なくとも1つがそれぞれ存在することを必要としていることを暗示することは一般に意図されない。
【0061】
用語「及び/又は」は、「及び」がいくつかの実施例に適用され「又は」がいくつかの実施例に適用されることを意味する。したがって、A、B、及び/又はCは、ある文で書かれたA、B、及びC並びに別の文で書かれたA、B、又はCで置き換えることができる。A、B、及び/又はCは、いくつかの実施例がA及びBを含むことができ、いくつかの実施例はA及びCを含むことができ、いくつかの実施例はB及びCを含むことができ、いくつかの実施例はAのみを含むことができ、いくつかの実施例はBのみを含むことができ、いくつかの実施例はCのみを含むことができ、いくつかの実施例はA、B、及びCを含むことができることを意味する。「及び/又は」という用語は、不要な冗長性を避けるために使用される。
【0062】
いくつかの実例の実施例が記載されたが、これらの実施例は、例示のみによって提示され、本明細書に開示される発明の範囲を限定することは意図されていない。したがって、上述の説明では、任意の特定の特徴、特性、ステップ、モジュール、又はブロックが必要又は不可欠であることを暗示することは意図されていない。実際、本明細書に記載された新規な方法及びシステムは、様々な他の形態で具体化され得る。さらに、本明細書に記載された方法及びシステムの形態における様々な省略、置換、及び変更は、本明細書に開示される発明の精神から逸脱することなく行われ得る。
【符号の説明】
【0063】
10 ドアベル・システム
11 玄関
12 電子ドアベル
13 ドア
14 訪問者検出システム
16 ボタン
18 カメラ
19 スピーカー
20 マイクロフォン
22 動き検出器
24 ライト
26 照明
28 表面
30 建物
32 床/地面
34 除去装置
38 遠隔演算装置
40 モバイル・アプリケーション
41 バレル・アセンブリ
42 少なくとも1つの拡大レンズ
43 少なくとも1つの焦点レンズ
44 筐体
46 少なくとも1つの機械的調整機構
56 底面
60 少なくとも1つの側面
62 プリント回路基板
64 キャニスター
65 フィルムホルダー
66 係止装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図8
図9
【国際調査報告】