(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-25
(54)【発明の名称】二重シェル低温脂肪分解アプリケータ
(51)【国際特許分類】
A61B 18/02 20060101AFI20221018BHJP
【FI】
A61B18/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022511329
(86)(22)【出願日】2020-08-18
(85)【翻訳文提出日】2022-04-05
(86)【国際出願番号】 FR2020051482
(87)【国際公開番号】W WO2021032929
(87)【国際公開日】2021-02-25
(32)【優先日】2019-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522066034
【氏名又は名称】デレオ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】フレデリク・サムソン
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160JJ02
4C160MM22
(57)【要約】
本発明は、壁(20)から構成され壁(20)によって境界が定められる開口部(30)を有しキャビティ(40)を画定する、レセプタクル(10)と、キャビティ(40)に通じておりキャビティ(40)に脂肪ひだを吸い込むことができる吸引システム(60)に連結され得る、パイプ(50)とを備える、低温脂肪分解アプリケータ(1)に関する。壁(20)は、内側シェル(21)および内側シェル(21)を取り囲む外側シェル(22)から構成され、内側シェル(21)と外側シェル(22)との間の空間(23)は、入口ポート(71)と出口ポート(72)を除いて密閉封止され、入口ポート(71)および出口ポート(72)は、空間(23)内に延在する迂回路(70)によって連結され、迂回路(70)は、冷却流体を受けることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁(20)から構成され、かつ前記壁(20)によって境界が定められる開口部(30)を有し、キャビティ(40)を画定する、レセプタクル(10)と、前記キャビティ(40)に通じており、かつ前記キャビティ(40)に脂肪ひだを吸い込むことができる吸引システム(60)に連結され得る、パイプ(50)と、を備える、低温脂肪分解アプリケータ(1)において、前記壁(20)が、内側シェル(21)および前記内側シェル(21)を取り囲む外側シェル(22)から構成され、前記内側シェル(21)と前記外側シェル(22)との間の空間(23)が、入口ポート(71)および出口ポート(72)を除いて密閉封止され、前記入口ポート(71)と前記出口ポート(72)が、前記空間(23)内に延在する迂回路(70)によって連結され、前記迂回路(70)が、冷却流体を受けることができることを特徴とする、低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項2】
前記内側シェル(21)が、第1の材料から作られ、前記外側シェル(22)が、第2の材料から作られ、前記第1の材料が、前記第2の材料よりも熱伝導性が大きい、請求項1に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項3】
前記第1の材料が、金属であり、前記第2の材料が、プラスチックである、請求項2に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項4】
前記迂回路(70)が、少なくとも部分的に、前記内側シェル(21)の厚さ内に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項5】
前記迂回路(70)が、少なくとも部分的に、前記外側シェル(22)の厚さ内に配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項6】
前記迂回路(70)が、前記空間(23)の大部分に延在する、請求項1から5のいずれか一項に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【請求項7】
前記空間(23)の封止が、前記開口部(30)に沿って延在するガスケットシール(24)によって達成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の低温脂肪分解アプリケータ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁から構成されこの壁によって境界が定められる開口部を有しキャビティを画定する、レセプタクルと、このキャビティに通じておりキャビティ内に脂肪ひだ(fat fold)を吸い込むことができる吸引システムに連結され得る、パイプとを備える、低温脂肪分解アプリケータに関する。
【背景技術】
【0002】
低温脂肪分解は、寒冷を用いて望ましくない脂肪細胞を破壊するために、寒冷(cold)(0℃未満、典型的には約-10℃の温度)を人体の一部に適用することからなる。したがって、低温脂肪分解は、人体の美容的な非侵襲的処置である。
【0003】
低温脂肪分解処置には、特にこの用途のために形作られたアプリケータのキャビティに吸い込まれることを目的とした脂肪ひだの形成が必要である。このアプリケータは、主軸がその頂点(apex)を通りキャビティの開口部がこの主軸に対して垂直かつこの頂点に対して反対の平面内に位置する、卵形ドームの形状を有する。脂肪ひだは、このキャビティに連結された吸引システムによってキャビティへと吸い込まれる。こうして、脂肪ひだは、キャビティの境界を定める表面(アプリケータの側壁)と接触し、そこで冷却される。効果的で痛みのない低温脂肪分解処置にするために、アプリケータの深さ、肌質、皮膚の厚さなどのすべてが考慮する要素である。処置の有効性は、冷却キャビティが脂肪ひだを適切に冷却することができるように脂肪ひだの皮膚と冷却キャビティとの間の良好な接触によって決まる。
【0004】
キャビティの冷却は、例えば、アプリケータを取り囲むアルミニウムのブロックを貫通するトンネル網内を循環する流体によって行われる。この場合、これらのトンネルは、穿孔によって作られるので必然的に直線であるが、アプリケータは卵形のドームの形状を有する。したがって、トンネルは、いくつかの場所だけ(アプリケータの接線のトンネル)においてしかアプリケータの近くにない。その結果、キャビティの冷却が最適でなくなる。加えて、トンネル内の流体の循環は、ボアが合わさる直角の角によって乱される。
【0005】
冷却器がペルチェシステムであるアプリケータも知られている。ペルチェシステムは、2つの異種材料の一連の断片からなる線形回路に電気回路(electrical circuit)を通すことによって作動する。したがって、回路は、第1の材料から第2の材料へと遷移するかその逆かに応じて交互により冷たく、およびより熱くなる、一連の接続部を備える。回路は、すべての「低温側(cold)」接続部が第1のプレートに沿って配置され、すべての「高温側(hot)」接合点が第1のプレートに平行な第2のプレートに沿って配置されるように形作られる。したがって、第1のプレートからなる低温側の面と第2のプレートからなる高温側の面とによる「サンドイッチ構造(sandwich)」が得られ、この場合、第1のプレートがアプリケータの壁に接触される。このシステムは、アプリケータの冷却に効果的である。しかし、そうしたアプリケータには、一方では、アプリケータの表面の大部分をカバーするのにいくつものペルチェシステムが必要であり、各システムが高温側プレートを冷却するための水回路を備えることから、アプリケータが大きく、他方では、このアプリケータは、各ペルチェシステムが動作のためにかなりの電力供給を必要とするので、エネルギーを消費する、といういくつかの欠点がある。
【0006】
したがって、低温脂肪分解アプリケータの冷却の改善が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、可能な最も効率のよい実用的な方法で冷却が行われる低温脂肪分解アプリケータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、壁が内側シェルおよび内側シェルを取り囲む外側シェルから構成され、内側シェルと外側シェルとの間の空間が、入口ポートおよび出口ポートを除いて密閉封止され、入口ポートと出口ポートが、空間内に延在する迂回路によって連結され、迂回路が、冷却流体を受けることができることにより達成される。
【0009】
これらの配置によって、レセプタクルは、その形状に関係なく、特にそれが卵形を有する場合、より効率的に冷却される。加えて、レセプタクルは、最小限の大きさを有する。さらに、アプリケータは、その冷却にアプリケータに取り付けられるペルチェシステムなどの装置を必要としないことから、その製造コストが低減される。特に、そうしたペルチェシステムを用いるアプリケータと比較すると、本発明によるアプリケータは、より軽量であり(したがってより扱いやすく)、エネルギー消費がより低い。
【0010】
有利には、内側シェルは、第1の材料から作られ、外側シェルは、第2の材料から作られ、第1の材料が、第2の材料よりも熱伝導性が大きい。
【0011】
したがって、生成された寒冷は、アプリケータのキャビティの方に優先的に向けられる。その結果、キャビティ内に配置される脂肪ひだの冷却が最適化される。
【0012】
例えば、第1の材料は、金属であり、第2の材料は、プラスチックである。
【0013】
有利には、迂回路は、少なくとも部分的に、内側シェルの厚さ内に配置される。
【0014】
したがって、冷却流体は、内側シェルと直接接触する。その結果、キャビティへの寒冷の伝達が最適化される。
【0015】
有利には、迂回路は、少なくとも部分的に、外側シェルの厚さ内に配置される。
【0016】
したがって、冷却流体は、内側シェルと直接接触する。
【0017】
有利には、迂回路は、2つのシェル同士の間の空間の大部分に延在する。
【0018】
したがって、内側シェルのほぼ全体が冷却流体によって直接冷却される。
【0019】
有利には、2つのシェル同士の間の空間の封止は、レセプタクルの開口部に沿って延在するガスケットシールによって達成される。
【0020】
したがって、この空間の封止が確実にされ、この封止の達成には1つのガスケットシールしか必要ないので、レセプタクルの製造が簡素化される。
【0021】
非限定的な例として示される実施形態についての以下の詳細な説明を読めば、本発明が良く理解されその利点がより良く明らかになるであろう。説明は、添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明による低温脂肪分解アプリケータの斜視図である。
【
図3】
図1のアプリケータの外側シェルの斜視図である。
【
図4】内側シェルと外側シェルを組み付ける前の、本発明による低温脂肪分解アプリケータの他の実施形態の斜視図である。
【
図5】内側シェルと外側シェルを組み付けた後(固定位置)の、
図4の低温脂肪分解アプリケータの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1は、低温脂肪分解アプリケータ1を示す。アプリケータ1は、壁20から構成されるレセプタクル10を備える。壁20は、管を形成する側壁と、この管を延長しその一方端を閉じる底壁とを備える。管の他方端は、壁20によって境界が定められる開口部30に開口している。こうして、レセプタクル10は、キャビティ40を画定する。キャビティ40は、処置のために脂肪ひだ(図示せず)を受容することを目的とする。例えば、
図1に示されるように、壁20は、キャビティ40に、このキャビティへの脂肪ひだの吸引を容易にする形状を与える、卵形のドームの形状を有する。有利には、壁20の内面は平滑で角がなく、したがって脂肪ひだはより簡単にこの内面形状を取ることができる。
【0024】
アプリケータ1は、キャビティ40内へと通じ(
図1に点線で示される)吸引システム60に連結することができるパイプ50を備える。吸引システム60によって、脂肪ひだをキャビティ40へと吸い込むことができる。
【0025】
図1および
図2を参照すると、壁20は、内側シェル21および内側シェル21を取り囲む外側シェル22からなる。したがって、これらのシェルのそれぞれは、一方端が開口部30に開口し反対端が底壁内へと曲がっている細長い管を形成する側壁を有する。内側シェル21の縁215は、壁20の開口部30を取り囲む。外側シェル22の縁225は、内側シェル21の縁215に沿うまたは嵌合する。したがって、内側シェル21と外側シェル22との間には閉鎖空間23が画定される。空間23は、入口ポート71と出口ポート72のところだけが外に向けて開いている。入口ポート71と出口ポート72は、空間23内に延在する迂回路70によって連結される。レセプタクル10を冷却する役割を果たす冷却液は、迂回路70内を流通(circulate)することが意図される。迂回路70については以下でより詳細に述べる。
【0026】
冷却液は、アプリケータ1の動作の間、壁20を0℃未満の動作温度にし、それを維持するように選択される。例えば、この動作温度は、-15℃から-3℃の間である。
【0027】
空間23は、封止された空間であり、入口ポート71と出口ポート72のところだけが開いている。この封止を確実にするために、内側シェル21の縁215と外側シェル22の縁225が一緒に封止される。例えば、開口部30の周縁に沿って内側シェル21の縁215と外側シェル22の縁225との間にガスケットシール24が延在する。ガスケットシール24は、
図2で見ることができ、以下において述べる。
【0028】
内側シェル21と外側シェル22はさらに、固定機構25によって固定される。
【0029】
図2は、
図1に示されるアプリケータの分解側面図である。したがって、
図2は、分離された以下にある、固定機構25、内側シェル21、ガスケットシール24および外側シェル22である、要素を示す。これらの要素は、
図2において垂直軸A(主軸A)に沿って上から下に示され、主軸Aに沿った並進によって組み立てられる。主軸Aは、底壁の頂点を通る。したがって、ガスケットシール24は、外側シェル22の縁225と、内側シェル21の縁215の周縁全体に沿って延びるフランジ214との間に挿入される。したがって、ガスケットシール24は、内側シェル21と外側シェル22が固定機構25によって固定される(固定位置)とき、外側シェル22の縁225とフランジ214との間に挟まれ、押しつぶされる。
【0030】
固定機構25は、内側シェル21の縁215のフランジに沿って分配される一組のねじ215から構成される。ねじ251は、この連結を達成するために、(外側シェル22の縁225に沿って分配される)ねじ穴252に螺着される。ねじ穴252は、
図3で見ることができる。
図1では、内側シェル21および外側シェル22は、ねじ251がねじ穴252に螺着されている固定位置に示されている。固定機構25は、異なってもよい。
【0031】
次に、レセプタクル10の壁20の冷却に使用される冷却液を流通させることを目的とする迂回路70について述べる。
【0032】
迂回路70は、内側シェル21と外側シェル22との間の空間23内に、入口ポート71から出口ポート72まで延在する。流体は、迂回路70内を入口ポート71から出口ポート72へと流通する。典型的には、これらのポート(71、72)は隣り合い、したがって迂回路70は主軸A周りに内側シェル21の周りを一周している。
【0033】
有利には、迂回路70は、内側シェル21の輪郭をその表面の可能な限り大きな部分にわたって沿うように空間23の大部分に延在する。それによって、内側シェル21はより効率的に冷却される。
【0034】
例えば、迂回路70は、空間23内を前後に曲がるパイプである。
【0035】
別法として、有利には、迂回路70は、少なくとも部分的に、内側シェル21の厚さ内に配置される、および/または、少なくとも部分的に、前記外側シェル22の厚さ内に配置される。したがって、流体は、内側シェル21と直接接触しながら流通し、それによって内側シェル21の冷却がより効率的になる。
【0036】
この場合、いずれの場合も迂回路70の壁が内側シェル21および/または外側シェル22によって直接形成される、3つの場合に区別され、まず第1の場合では、内側シェル21の外面は平滑であり、外側シェル22はその内面上に迂回路70を形成する溝227を有し、外側シェル22の残りの部分(溝227以外)は、内側シェル21の表面と密接な接触にあり、したがって流体は迂回路70内だけを流通するようになっている。
図3にはこの場合が示される。溝227は、入口ポート71から外側シェル22の周りを一周して出口ポート72まで延在する。溝227は、外側シェル22の内面の大部分に及ぶように、外側シェル22の縁225と底壁(または頂点)との間を一連の連続した「S」字形に往復して延びる。
【0037】
第2の場合、外側シェル22の内面は平滑であり、内側シェル21はその外面上に迂回路70を形成する溝217を有し、内側シェル21の残りの部分(溝217以外)は、外側シェル22の表面と密接な接触にあり、したがって液体は、2つのシェル(21、22)同士の間の空間の残りの部分に浸出することなく迂回路70内だけを流通するようになっている。この場合は、
図4および
図5に示される実施形態に対応し、以下に詳細に述べる。
【0038】
第3の場合、内側シェル21はその外面上に溝217を有し、外側シェル22はその内面上に、内側シェル21と外側シェル22が固定位置にあるとき溝217と向かい合うように配置される溝227を有する。これらの2つの溝は、この場合、迂回路70である連続した導管を形成する。
【0039】
溝(217、227)は、内側シェル21および/または外側シェル22に機械加工される。あるいは、内側シェル21および/または外側シェル22は成形され、この成形から溝(217、227)が生じる。
【0040】
本発明は、単一または倍の溝(217、227)が入口ポート71と出口ポート72との間に延在する場合について上記で説明した。別法として、連続的な網路を形成する複数の溝が入口ポート71と出口ポート72との間に延在する。
【0041】
内側シェル21および外側シェル22は、どちらも同じ材料から、または2つの異なる材料から作られる。後者の場合、内側シェル21は第1の材料、外側シェル22は第2の材料から作られる。
【0042】
有利には、第1の材料は、第2の材料よりも熱伝導性が大きい。実際、この場合、内側シェル21はキャビティ40内に配置される脂肪ひだに寒冷をより効率的に伝達し、その一方で外側シェル22はキャビティ40内の寒冷を維持することに寄与する。
【0043】
例えば、第1の材料は金属であり、第2の材料はプラスチック(ポリマー)またはセラミックである。
【0044】
図4および
図5は、本発明の他の実施形態によるアプリケータ1を示す。明確にするため、パイプ50、およびパイプ50がそこを通ってキャビティ40内へと通じるレセプタクル10の壁20の穴は図示されない。
図4は、内側シェル21および外側シェル22の分解斜視図である。
図5は、固定位置にある内側シェル21および外側シェル22の斜視図である。
【0045】
外側シェル22の内面は平滑であり、内側シェル21はその外面上に迂回路70を形成する連続した溝217を有する。溝217は、第1の端部から第2の端部まで延在する。溝217は、内側シェル21の縁215と頂点との間を往復して延びる。したがって、迂回路70の壁の大部分は、内側シェル21によって形成される。この場合、冷却流体は、直接主に内側シェル21と接触し、内側シェル21をより効率的に冷却する。外側シェル22は、入口ポート71および出口ポート72を有する。固定位置では、入口ポート71は、第1の端部と一直線上に配置され、出口ポート72は、第2の端部と一直線上に配置され、したがって、冷却流体は、入口ポート71から溝217全体を通って出口ポート72に流れることができる。
【0046】
内側シェル21の縁215は、縁215の周縁全体に沿って延びるフランジを有する。したがって、外側シェル22の縁225に沿って延在するガスケットシール24は、内側シェル21を外側シェル22に一体的に固定する固定機構(図示せず)によって内側シェル21と外側シェル22が固定されるとき、外側シェル22の縁225とフランジ214との間に挟まれ、押しつぶされる。
【符号の説明】
【0047】
1 アプリケータ
10 レセプタクル
20 壁
21 内側シェル
22 外側シェル
23 空間
24 ガスケットシール
25 固定機構
30 開口部
40 キャビティ
50 パイプ
60 吸引システム
70 迂回路
71 入口ポート
72 出口ポート
214 フランジ
215 縁
217 溝
225 縁
227 溝
251 ねじ
252 ねじ穴
【国際調査報告】