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特表2022-545142サイドリンク伝送状況のフィードバック方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-26
(54)【発明の名称】サイドリンク伝送状況のフィードバック方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20221019BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20221019BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20221019BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20221019BHJP
【FI】
H04W72/04 136
H04W28/04 110
H04W8/24
H04W4/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570235
(86)(22)【出願日】2019-07-05
(85)【翻訳文提出日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2019094942
(87)【国際公開番号】W WO2021003621
(87)【国際公開日】2021-01-14
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー チアンシー
(72)【発明者】
【氏名】チャオ チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】リン フエイ-ミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067HH28
(57)【要約】
本願は、端末設備が上りフィードバックリソースを取得するステップであって、前記上りフィードバックリソースがサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップと、を含むサイドリンク伝送状況のフィードバック方法を提供する。該解決手段により、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータの伝送状況を確認することができる。ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の失敗を確認した後に、再送リソースを端末設備に割り当てることができ、サイドリンク伝送の成功率を向上させる。或いは、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功を確認した後に再送リソースを端末設備に割り当てないようにすることで、リソース利用率を向上させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末設備が上りフィードバックリソースを取得するステップであって、前記上りフィードバックリソースがサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップと、
を含むことを特徴とする、サイドリンク伝送状況のフィードバック方法。
【請求項2】
前記端末設備が上りフィードバックリソースを取得する前に、
前記端末設備がネットワーク設備に前記サイドリンクの処理能力情報を送信するステップであって、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものであるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記処理能力情報は、さらに前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースを確認するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記処理能力情報は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計であることを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項6】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報が肯定応答ACKか否定応答NACKかを確認するステップと、
前記サイドリンクのフィードバック情報がACKである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信し、或いはACKを送信しないステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報が肯定応答ACKか否定応答NACKかを確認するステップと、
前記サイドリンクのフィードバック情報がNACKである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信し、或いはNACKを送信しないステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報が肯定応答ACKか否定応答NACKかを確認するステップは、
前記端末設備が第1情報に基づいて前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認するステップであって、前記第1情報は、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報としてACK又はNACKを検出する確率を指示するためのものであるステップを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記端末設備が1つのサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクの少なくとも2つの異なるフィードバック情報を受信した場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信するステップ、或いは、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信するステップ、或いは、
前記端末設備がACKもNACKも送信しないステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信するステップは、
前記端末設備が第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信するステップを含み、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信するステップは、
前記端末設備が第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信するステップを含み、
前記端末設備がACKもNACKも送信しないステップは、
前記端末設備が第2情報に基づいてACKもNACKも送信しないステップを含み、
前記第2情報は、前記フィードバック処理の方式を指示するためのものであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求HARQのフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップ、或いは、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、前記第2フィードバックモードはNACK及びACKをフィードバックするフィードバックモードであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、前記端末設備が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記端末設備が、第3情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップであって、前記第3情報は、前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の比率を指示するためのものであるステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記端末設備が第3情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップは、
前記複数のフィードバック情報におけるACKの比率が第1比率値以上である場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップであって、前記第1タイプのフィードバック情報はACKであるステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記端末設備が第3情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップは、
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び/又は不連続伝送DTXの比率が第2比率値以上である場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACK又はDTXを送信するステップであって、前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXであるステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、前記端末設備が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記端末設備が第4情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップであって、前記第4情報は、前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の数を指示するためのものであるステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記端末設備が第4情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップは、
前記複数のフィードバック情報におけるACKの数が第1数値以上である場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップであって、前記第1タイプのフィードバック情報はACKであるステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記端末設備が第4情報に基づいて前記フィードバック処理を実行するステップは、
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び不連続伝送DTXの数が第2数値以上である場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信するステップであって、前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXであるステップを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースによって、1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する複数のフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信するステップであって、前記目標フィードバック情報は前記複数のサイドリンクリソースのうちの目標リソースに運ばれるサイドリンクデータの受信状況を指示するためのものであるステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースのうち、時間領域位置が最も遅いリソースであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースにおける、前記複数のフィードバック情報のうち最初に受信されたACKに対応するリソースであることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信するステップは、
前記端末設備が第5情報に基づいて、前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信するステップであって、前記第5情報は前記目標リソースを指示するためのものであるステップを含むことを特徴とする請求項20乃至22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備がACKを受信した場合、前記端末設備が複数のサイドリンクリソースのうち残りのリソースにおける伝送を停止させるステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信するステップであって、前記少なくとも1つのACKが前記残りのリソースと1対1で対応するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信するステップであって、前記少なくとも1つのACKが前記残りのリソースと1対1で対応するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信するステップであって、前記少なくとも1つのフィードバック情報のうち最後に受信された1つはACKであるステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信するステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおけるフィードバックを停止させるステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報における最初に受信されたACKのみを前記ネットワーク設備に送信するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記上りフィードバックリソースは、1つの伝送ブロックのフィードバック情報のみを伝送可能であり、前記サイドリンクは複数の伝送ブロックを運ぶものであり、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが少なくとも1つ含まれる場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信するステップ、或いは、
前記端末設備が受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが含まれない場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記上りフィードバックリソースは複数の伝送ブロックのフィードバック情報を伝送可能であり、前記サイドリンクは1つの伝送ブロックを運ぶものであり、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースのうちの1つのリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースを解放することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記端末設備が前記ユニキャストリンクに関連付けられたHARQキャッシュを消去するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項30又は31に記載の方法。
【請求項33】
前記端末設備が全てのHARQキャッシュを消去するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項30又は31に記載の方法。
【請求項34】
前記第1条件は、
前記ユニキャストリンクに無線リンク障害RLFが発生したことと、
前記端末設備の全てのアクティブユニキャストリンクにRLFが発生したことと、
前記端末設備にアクティブユニキャストリンクが存在しないことと、
前記端末設備にサイドリンク伝送が存在しないことと、のうちの1つであることを特徴とする請求項30至33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信するステップであって、前記リソース情報は上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、
前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出するステップと、
を含むことを特徴とするサイドリンク伝送状況の確認方法。
【請求項36】
前記ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信する前に、
前記ネットワーク設備が端末設備から前記サイドリンクの処理能力情報を受信するステップであって、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものであるステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信するステップは、
前記ネットワーク設備が前記処理能力情報に基づいて前記リソース情報を前記端末設備に送信するステップを含むことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記処理能力情報は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項39】
前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計であることを特徴とする請求項36又は37に記載の方法。
【請求項40】
受信ユニットと処理ユニットとを備え、
前記受信ユニットは上りフィードバックリソースを取得するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであり、
前記処理ユニットは、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するためものであることを特徴とするサイドリンク伝送状況のフィードバック装置。
【請求項41】
ネットワーク設備に前記サイドリンクの処理能力情報を送信する送信ユニットであって、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものである送信ユニット、
をさらに含むことを特徴とする請求項40に記載の装置。
【請求項42】
前記処理能力情報は、さらに前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースを確認するために用いられることを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項43】
前記処理能力情報は、
前記装置がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記装置がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項41又は42に記載の装置。
【請求項44】
前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
前記装置がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記装置がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計であることを特徴とする請求項41又は42に記載の装置。
【請求項45】
前記受信ユニットは、さらに前記サイドリンクのフィードバック情報を受信することに用いられ、
前記処理ユニットは、具体的に、前記サイドリンクのフィードバック情報が肯定応答ACKか否定応答NACKかを確認するためものであり、
前記サイドリンクのフィードバック情報がACKである場合、送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信し、或いはACKを送信しない
ことを特徴とする請求項40乃至44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項46】
前記受信ユニットは、さらに前記サイドリンクのフィードバック情報を受信することに用いられ、
前記処理ユニットは、具体的に、前記サイドリンクのフィードバック情報が肯定応答ACKか否定応答NACKかを確認することに用いられ、
前記サイドリンクのフィードバック情報がNACKである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信し、或いはNACKを送信しない
ことを特徴とする請求項40乃至44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項47】
前記処理ユニットは、具体的に、
第1情報に基づいて前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認することに用いられ、前記第1情報は、前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかの確率を指示するためのものであることを特徴とする請求項45又は46に記載の装置。
【請求項48】
前記装置が1つのサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクの少なくとも2つの異なるフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信すること、或いは、
送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信すること、或いは、
ACKもNACKも送信しないことに用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項49】
前記処理ユニットは、具体的に、
第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信すること、或いは、
第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信すること、或いは、
第2情報に基づいてACKもNACKも送信しないことに用いられ、
前記第2情報は、前記フィードバック処理の方式を指示するためのものであることを特徴とする請求項48に記載の装置。
【請求項50】
前記装置が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記処理ユニットは、具体的に、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求HARQのフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信すること、或いは、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信することに用いられることを特徴とする請求項40乃至44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項51】
前記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、前記第2フィードバックモードはNACK及びACKをフィードバックするフィードバックモードであることを特徴とする請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記装置が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記処理ユニットは、具体的に、
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信することに用いられることを特徴とする請求項40乃至44のいずれか1項に記載の装置。
【請求項53】
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、前記装置が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニットは、具体的に、
第3情報に基づいて前記フィードバック処理を実行することに用いられ、前記第3情報は、前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の比率を指示するためのものであることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項54】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記複数のフィードバック情報におけるACKの比率が第1比率値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信することに用いられ、前記第1タイプのフィードバック情報はACKであることを特徴とする請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び/又は不連続伝送DTXの比率が第2比率値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACK又はDTXを送信することに用いられ、前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXであることを特徴とする請求項53に記載の装置。
【請求項56】
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、前記装置が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニットは、具体的に、
第4情報に基づいて前記フィードバック処理を実行することに用いられ、前記第4情報は、前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の数を指示するためのものであることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項57】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記複数のフィードバック情報におけるACKの数が第1数値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信することに用いられ、前記第1タイプのフィードバック情報はACKであることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び不連続伝送DTXの数が第2数値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信することに用いられ、前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXであることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項59】
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信することと、
前記受信ユニットによって、前記伝送ブロックに対応する複数のフィードバック情報を受信することと、
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信することと、に用いられ、前記目標フィードバック情報は前記複数のサイドリンクリソースのうちの目標リソースに運ばれるサイドリンクデータの受信状況を指示するためのものであることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項60】
前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースのうち、時間領域位置が最も遅いリソースであることを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースにおける、前記複数のフィードバック情報のうち最初に受信されたACKに対応するリソースであることを特徴とする請求項59に記載の装置。
【請求項62】
前記処理ユニットは、具体的に、
第5情報に基づいて、前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信することに用いられ、前記第5情報は前記目標リソースを指示するためのものであることを特徴とする請求項59乃至61のいずれか1項に記載の装置。
【請求項63】
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信することと、
前記受信ユニットによって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信することと、
ACKを受信した場合、複数のサイドリンクリソースのうちの残りのリソースにおける伝送を停止させることと、
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信することと、に用いられ、前記少なくとも1つのACKが前記残りのリソースと1対1で対応することを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項64】
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信することと、
前記受信ユニットによって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信することと、
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信することと、に用いられ、前記少なくとも1つのACKが前記残りのリソースと1対1で対応することを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項65】
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信することと、
前記受信ユニットによって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信することであって、前記少なくとも1つのフィードバック情報のうち最後に受信された1つはACKであることと、
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信することと、
前記上りフィードバックリソースにおけるフィードバックを停止させることと、に用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項66】
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信することと、
前記受信ユニットによって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信することと、
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報における最初に受信されたACKのみを前記ネットワーク設備に送信することと、に用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項67】
前記上りフィードバックリソースは、1つの伝送ブロックのフィードバック情報のみを伝送可能であり、前記サイドリンクは複数の伝送ブロックを運ぶものであり、
前記処理ユニットは、具体的に、
受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが少なくとも1つ含まれる場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信すること、或いは、
受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが含まれない場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信することに用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項68】
前記上りフィードバックリソースは複数の伝送ブロックのフィードバック情報を伝送可能であり、前記サイドリンクは1つの伝送ブロックを運ぶものであり、
前記処理ユニットは、具体的に、
送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースのうちの1つのリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信することに用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項69】
前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記処理ユニットは、具体的に、
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信することに用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項70】
前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記処理ユニットは、具体的に、
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、前記上りフィードバックリソースを解放することに用いられることを特徴とする請求項40乃至47のいずれか1項に記載の装置。
【請求項71】
前記処理ユニットは、さらに、
前記ユニキャストリンクに関連付けられたHARQキャッシュを消去することに用いられることを特徴とする請求項69又は70に記載の装置。
【請求項72】
前記処理ユニットは、さらに、
全てのHARQキャッシュを消去することに用いられることを特徴とする請求項69又は70に記載の装置。
【請求項73】
前記第1条件は、
前記ユニキャストリンクにRLFが発生したことと、
前記装置の全てのアクティブユニキャストリンクに無線リンク障害RLFが発生したことと、
前記装置にアクティブユニキャストリンクが存在しないことと、
前記装置にサイドリンク伝送が存在しないことと、のうちの1つであることを特徴とする請求項69乃至72のいずれか1項に記載の装置。
【請求項74】
送信ユニットと受信ユニットとを備え、
前記送信ユニットは、リソース情報を端末設備に送信するためのものであり、前記リソース情報は、上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであり、
前記受信ユニットは、前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出するためのものであることを特徴とするサイドリンク伝送状況の確認装置。
【請求項75】
前記受信ユニットは、さらに、
端末設備から前記サイドリンクの処理能力情報を受信することに用いられ、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものであることを特徴とする請求項74に記載の装置。
【請求項76】
前記送信ユニットは、具体的に、
前記処理能力情報に基づいて前記リソース情報を前記端末設備に送信することに用いられることを特徴とする請求項75に記載の装置。
【請求項77】
前記処理能力情報は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項75又は76に記載の装置。
【請求項78】
前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計であることを特徴とする請求項75又は76に記載の装置。
【請求項79】
プロセッサとメモリとを備え、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法を実行するためのものであることを特徴とする端末設備。
【請求項80】
プロセッサとメモリとを備え、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることにより、請求項35乃至39のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするネットワーク設備。
【請求項81】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、前記チップが実装された設備に請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項82】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、前記チップが実装された設備に請求項35乃至39のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【請求項83】
コンピュータに請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶することに用いられることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項84】
コンピュータに請求項35乃至39のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶することに用いられることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項85】
コンピュータに請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムコマンドを含むことを特徴とするコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項86】
コンピュータに請求項35乃至39のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムコマンドを含むことを特徴とするコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項87】
コンピュータに請求項1乃至34のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項88】
コンピュータに請求項35乃至39のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信の分野に関し、具体的に、サイドリンク伝送状況のフィードバック方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5th generation、5G)通信システムは、車車間/路車間通信技術(vehicle to everything、V2X)通信をサポートするものであり、V2X通信は、サイドリンク(sidelink)伝送技術の一つであり、端末設備が、ネットワーク設備による転送を介さずとも他の端末設備と直接に通信することができることから、スペクトル効率がより高く、伝送のタイムラグがより低い。
【0003】
サイドリンクの伝送方式の一つとして、端末は、ネットワーク設備からサイドリンクリソースを取得し、該サイドリンクリソースにおいてデータを送信する。サイドリンクにおけるデータ伝送は、伝送失敗になる可能性がある。サイドリンクにおけるデータ伝送が失敗した場合、ネットワーク設備は、再送に必要なリソースを端末設備に割り当てる必要があるため、ネットワーク設備が如何にサイドリンクの伝送状況を確認するかは今解決すべき課題である。
【発明の概要】
【0004】
本願は、ネットワーク設備がサイドリンク上データの伝送状況を確認できる、サイドリンク伝送状況のフィードバック方法及び装置を提供する。
【0005】
第1側面は、端末設備が上りフィードバックリソースを取得するステップであって、前記上りフィードバックリソースがサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップと、を含むサイドリンク伝送状況のフィードバック方法を提供する。
【0006】
第2側面は、ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信するステップであって、前記リソース情報は上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出するステップと、を含むサイドリンク伝送状況の確認方法を提供する。
【0007】
第3側面は、上記第1側面による方法を実行するための、サイドリンク伝送状況のフィードバック装置を提供する。具体的に、該装置は、第1側面による方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0008】
第4側面は上記第2側面による方法を実行するためのサイドリンク伝送状況の確認装置を提供する。具体的に、該装置は第2側面による方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0009】
第5側面は、プロセッサとメモリとを備える、サイドリンク伝送状況のフィードバック設備を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、上記第1側面による方法を実行するためのものである。
【0010】
第6側面は、プロセッサとメモリとを備える、サイドリンク伝送状況の確認設備を提供する。該メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、該プロセッサは、該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、上記第2側面による方法を実行するためのものである。
【0011】
第7側面は、上記第1側面による方法を実行するためのチップを提供する。具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、該チップが実装された設備に上記第1側面による方法を実行させるためのプロセッサを備える。
【0012】
第8側面は、上記第2側面による方法を実行するためのチップを提供する。具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、該チップが実装された設備に上記第2側面による方法を実行させるためのプロセッサを備える。
【0013】
第9側面は、コンピュータに上記第1側面による方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0014】
第10側面は、コンピュータに上記第2側面による方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0015】
第11側面は、コンピュータに上記第1側面による方法を実行させるコンピュータプログラムコマンドを含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。
【0016】
第12側面は、コンピュータに上記第2側面による方法を実行させるコンピュータプログラムコマンドを含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。
【0017】
第13側面は、コンピュータにおいて作動する時に、コンピュータに上記第1側面による方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0018】
第14側面は、コンピュータにおいて作動する時に、コンピュータに上記第2側面による方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0019】
本願が提供する解決手段によれば、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータの伝送状況を確認することができる。ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の失敗を確認した場合に、端末設備に再送リソースを割り当てることができ、サイドリンク伝送成功率を向上させる。或いは、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功を確認した場合に、端末設備に再送リソースを割り当てないようにすることで、リソース利用率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本願に適用する通信システムの模式図である。
図2】本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック方法の模式図である。
図3】本願が提供するサイドリンク伝送状況の確認方法の模式図である。
図4】本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック装置の模式図である。
図5】本願が提供するサイドリンク伝送状況の確認装置の模式図である。
図6】本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック設備又はサイドリンク伝送状況の確認設備の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に、本願実施例における図面を参照しながら、本願実施例における技術的解決手段を説明するが、明らかに、次に説明される実施例は、本願の一部の実施例であって、全ての実施例ではない。本願に係る実施例に基づいて、当業者が創造性のある労働をせずに得られるあらゆる他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に含まれる。
【0022】
図1本願に適用する通信システム100を示す模式図である。
【0023】
システム100は、ネットワーク設備110と、端末設備121と、端末設備122とを備える。端末設備121及び端末設備122は、通信機能を有する車両や、車載電子システム、携帯電話、ウェアラブル電子設備であってもよいし、その他のV2Xプロトコルを実行する通信設備であってもよい。
【0024】
ネットワーク設備110は、LTEシステムにおける進化型基地局(evolutional node B、eNB)であってもよいし、5G通信システムにおける基地局(gNB)であってもよい。上記ネットワーク設備は、説明のための例であり、ネットワーク設備110は、中継点、アクセス点、車載設備、ウェアラブル設備及び他のタイプの設備であってもよい。
【0025】
サイドリンクによってデータを伝送する前に、端末設備121とネットワーク設備110とは、シグナリング交換により、伝送データに用いられるリソースを決定することができる。そして、端末設備121は決定したリソースを用いて端末設備122と通信する。
【0026】
上記例は、サイドリンク通信の集中配置伝送モード(Mode3ともいう)である。該モードにおいて、端末設備121は毎回データ送信の前に、ネットワーク設備110にリソースを請求する必要があり、ネットワーク設備110から割り当てられたリソースに基づいてV2Xトラフィックデータを送信する。通信システム100における端末設備のリソースは、ネットワーク設備110によって総括的に割り当てられるため、近接する端末設備が同じリソースを用いる状況が発生することはない。これによって、集中式伝送モードは、より良好な伝送信頼性を確保することができる。
【0027】
ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送が失敗した場合、端末設備に再送に必要なリソースを割り当てるように、サイドリンクの伝送状況を確認する必要がある。次に、本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック方法及び装置を詳しく説明する。説明を簡潔にするために、下記の端末設備及びネットワーク設備に図面における符号を付けない。
【0028】
図2は本願が提供する送信サイドリンクデータの方法であり、方法200はシステム100における端末設備によって実行することができる。方法200は、次のステップを含む。
【0029】
S210において、端末設備が上りフィードバックリソースを取得する。前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものである。
【0030】
S220において、前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行する。
【0031】
上記端末設備はサイドリンクの送信端である。上りフィードバックリソースは、端末設備からネットワーク設備に送信されるサイドリンクのフィードバック情報のリソースであり、サイドリンクのフィードバック情報は、サイドリンクで伝送されるデータの受信状況を指示するためのものである。
【0032】
例えば、サイドリンクで伝送されるデータの受信が成功した場合、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に肯定応答(acknowledge、ACK)を送信してもよい。ネットワーク設備は、該ACKを受信した後に、再送のためのサイドリンクリソースを端末設備に割り当てないようにする。サイドリンクで伝送されるデータの受信が成功しなかった場合、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に否定応答(negative acknowledge、NACK)を送信してもよい。ネットワーク設備は、該NACKを受信した後に、端末設備に再送のためのサイドリンクリソースを割り当ててもよい。
【0033】
したがって、上記解決手段によれば、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータの伝送状況を確認することができる。ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の失敗を確認した場合に端末設備に再送リソースを割り当てることができ、サイドリンク伝送成功率を向上させる。或いは、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功を確認した後に端末設備に再送リソースを割り当てないようすることができ、リソース利用率を向上させる。
【0034】
任意の実施形態として、端末設備が上りフィードバックリソースを取得する前に、方法200は、次のステップをさらに含む。
【0035】
端末設備は、ネットワーク設備にサイドリンクの処理能力情報を送信する。該処理能力情報は、サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものである。該処理能力情報はネットワーク設備による前記上りフィードバックリソースの確認にも用いられる。
【0036】
サイドリンクにおいて、通信設備(送信端又は受信端)によっては、処理能力が異なることがあり、処理能力の高い通信設備はデータ処理を迅速に完成でき、短時間で上りフィードバックを行うことができる。一方、処理能力の低い通信設備は、データ処理を完成するには長い時間がかかり、上りフィードバックを行うまでに必要な時間が長い。したがって、端末設備からサイドリンクの処理能力情報をネットワーク設備に送信することによって、ネットワーク設備は、端末設備が上りフィードバックを行うまでに必要な時間を正確に確認し、端末設備に適切な上りフィードバックリソースを割り当てることがき、これによって、上りフィードバックリソースの過多割り当てによるリソースの無駄、又は上りフィードバックリソースの過少割り当てによる上りフィードバックの失敗を回避することができる。
【0037】
任意の実施形態として、上記処理能力情報は、
端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してからサイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグであるタイムラグ1と、
サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してからサイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグであるタイムラグ2と、
端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してからサイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグであるタイムラグ3と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
例えば、端末設備は、3つの専用フィールドによってネットワーク設備に上記3つのタイムラグを送信してもよい。フィールドAはタイムラグ1を示すものであり、フィールドBはタイムラグ2を示すものであり、フィールドCはタイムラグ3を示すものである。該3つのフィールドがいずれも有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に3つのタイムラグ情報を送信したことを示す。該3つのフィールドのうちの2つのフィールドが有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に2つのタイムラグ情報を送信したことを示す。該3つのフィールドのうちの1つのフィールドのみが有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に1つのタイムラグ情報を送信したことを示す。本願において、上記3つのフィールドを運ぶメッセージに対しては特に限定しない。
【0039】
任意の実施形態として、上記処理能力情報は、上記3つのタイムラグのうちの少なくとも2つのタイムラグの合計を示すフィールドを含んでもよい。
【0040】
例えば、端末設備は、タイムラグ1とタイムラグ2の合計を確認し、その後、処理能力情報によってタイムラグ1とタイムラグ2の合計をネットワーク設備に送信する。端末設備は、タイムラグ1、タイムラグ2及びタイムラグ3の合計を確認し、その後、処理能力情報によってタイムラグ1、タイムラグ2及びタイムラグ3の合計をネットワーク設備に送信してもよい。
【0041】
端末設備はサイドリンクの受信端へサイドリンクデータを送信した後に、該サイドリンクデータのフィードバック情報を検出してもよい。フィードバック情報を受信した場合、下記方法によって該フィードバック情報の内容を確認してもよい。
【0042】
前記端末設備は、第1情報に基づいて前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認してもよい。第1情報は、端末設備がサイドリンクのフィードバック情報としてACK又はNACKを検出する確率を指示するためのものである。
【0043】
サイドリンクのフィードバック情報がACKである場合、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信し、或いはACKを送信しない。
【0044】
前記サイドリンクのフィードバック情報がNACKである場合、前記端末設備は、前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信し、或いはNACKを送信しない。
【0045】
第1情報は、通信プロトコルにおける情報であっても、ネットワーク設備設定の情報であってもよい。
【0046】
次に、端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を如何に実行すること、即ち、端末設備がネットワーク設備にACK又はNACKを送信するか、或いは何のフィードバック情報も送信しないかについて説明する。
【0047】
任意の実施形態として、端末設備が1つのサイドリンクのフィードバックリソースにおいてサイドリンクの少なくとも2つの異なるフィードバック情報を受信した場合、S220は、
端末設備が上りフィードバックリソースにおいてACKを送信するステップ、或いは、
端末設備が上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信するステップ、或いは、
端末設備がACKもNACKも送信しないステップを含む。
【0048】
端末設備は、第2情報に基づいて上りフィードバックリソースにおいてACKを送信してもよい。或いは、端末設備は、第2情報に基づいて上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信してもよい。或いは、端末設備は、第2情報に基づいてACKもNACKも送信しない。第2情報は、S220におけるフィードバック処理の方式を指示するためのものである。
【0049】
第2情報は、通信プロトコルにおける情報であっても、ネットワーク設備設定の情報であってもよい。上記少なくとも2つの異なるフィードバック情報は、例えばACK及びNACKであり、該2つのフィードバック情報は2つの異なるサイドリンク受信端からのものであってもよい。端末設備は、ネットワーク設備にACKをフィードバックしてから待機し、NACKをフィードバックした受信端が再送を要求する時にネットワーク設備に再送リソースを要求してもよい。端末設備は、ネットワーク設備に再送リソースを速やかに割り当てさせるために、直ちにNACKをフィードバックしてもよい。端末設備は、ACKもNACKも送信せず(例えば、端末設備が現在受信したACK及びNACKは最後の再送に対応するフィードバック情報ではない場合)に待機し、最後の再送のフィードバック情報を受信した後にネットワーク設備にACK又はNACKを送信してもよい。
【0050】
上記によれば、柔軟な上りフィードバックの解決手段を提供した。
【0051】
任意の実施形態として、端末設備がサイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、S220は、
サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)のフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信するステップ、或いは、
サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にNACKを送信するステップを含む。
【0052】
上記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、即ち、受信端がHARQ NACKのみを伝送する(Receiver UE transmits only HARQ NACK)モードである。上記第2フィードバックモードはNACK及びACKをフィードバックするフィードバックモードであり、即ち、受信端がHARQ ACK/NACKを伝送する(Receiver UE transmits HARQ ACK/NACK)モードである。
【0053】
第1フィードバックモードについて、端末設備がフィードバック情報を受信しなかったことは、受信端が既にデータを受信しことを示すので、端末設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送が成功したことを指示するACKをネットワーク設備に送信してもよい。第2フィードバックモードについて、端末設備がフィードバック情報を受信しなかったことは、受信端がデータを受信しておらず、且つACK/NACKを送信していないこと、或いは、端末設備が受信端から送信されるACK/NACKを受信していないことを示すので、端末設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送が失敗したことを指示するNACKをネットワーク設備に送信してもよい。これにより、ネットワーク設備に再送リソースを割り当てさせ、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功率を向上させる。
【0054】
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、ユニキャストデータの受信端は、受信の成功と失敗に関わらずフィードバックの受信状況が必要となるため、端末設備がサイドリンクのフィードバック情報を受信しなかったことは、ユニキャストデータの受信端がデータを受信しておらず、且つACK/NACKを送信していないことを示す。或いは、端末設備がサイドリンクのフィードバック情報を受信しなかったことは、端末設備がユニキャストデータの受信端から送信されるACK/NACKを受信していないことを示す。したがって、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいて、サイドリンクにおけるデータ伝送が失敗したことを示すNACKをネットワーク設備に送信してもよい。これによって、ネットワーク設備に再送リソースを割り当てさせ、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功率を向上させる。
【0055】
任意の実施形態として、サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、端末設備が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいてマルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、S220は、次のステップを含む。
【0056】
端末設備は、第3情報に基づいてフィードバック処理を実行する。第3情報は、複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の比率を指示するためのものである。
【0057】
端末設備が受信するフィードバック情報は、ACK、NACK又は不連続伝送(discontinuous transmission、DTX)を含む。端末設備がサイドリンクデータを送信し、且つ、サイドリンクの受信端がACK又はNACKをフィードバックする必要がある場合、端末設備は、ACKもNACKも受信していなければ、受信したフィードバック情報がDTXであると確認する。
【0058】
第1タイプのフィードバック情報がACKであれば、上記複数のフィードバック情報におけるACKの比率が第1比率値以上である場合、例えば、ACKの比率が90%よりも大きい場合、端末設備は上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信する。
【0059】
第1タイプのフィードバック情報がNACK、第2タイプのフィードバック情報がDTXであれば、複数のフィードバック情報におけるNACK及び/又はDTXの比率が第2比率値(第2比率値は例えば10%とする)以上である場合、端末設備は上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にNACK又はDTXを送信する。DTXを送信することは、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてフィードバックしていないことを示す。
【0060】
端末設備は、さらに異なるタイプのフィードバック情報の数に応じて上りフィードバック処理の方式を確認してもよい。即ち、S220は、次のステップを含んでもよい。
【0061】
端末設備は、第4情報に基づいてフィードバック処理を実行する。第4情報は、複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の数を指示するためのものである。
【0062】
複数のフィードバック情報におけるACKの数が第1数値以上である場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信する。第1タイプのフィードバック情報はACKである。
【0063】
複数のフィードバック情報におけるNACK及びDTXの数が第2数値以上である場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にNACKを送信する。前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXである。
【0064】
サイドリンクのマルチキャストデータのうち、異なるデータに対応するトラフィックのサービスクオリティ(QoS)に対する要求が異なる。例えば、正確受信率80%しか要求しないトラフィックもあるが、正確受信率99%を要求するトラフィックもある。したがって、上述した数又は比率に基づいて上りフィードバックを行う解決手段は、マルチキャストデータの伝送用途に対して適性が高い。
【0065】
任意の実施形態として、S220は、
端末設備が複数のサイドリンクリソースによって、1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
端末設備が該伝送ブロックに対応する複数のフィードバック情報を受信するステップと、
端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を送信するステップであって、前記目標フィードバック情報は前記複数のサイドリンクリソースのうちの目標リソースに運ばれるサイドリンクデータの受信状況を指示するためのものであるステップと、を含む。
【0066】
上記状況について、端末設備は、情報コストの削減のために、上りフィードバックリソースにおいて全てのサイドリンクリソースにおけるデータの伝送状況を送信する必要がない。
【0067】
例えば、端末設備は、複数のサイドリンクリソースのうち、時間領域の位置が最も遅いリソースにおけるデータの伝送状況だけをネットワーク設備に送信すればよい。即ち、複数のサイドリンクリソースのうち、時間領域の位置が最も遅いリソースを目標リソースとしてもよい。
【0068】
また、例えば、端末設備は、複数のフィードバック情報のうち、最初に受信されたACKに対応するリソースを上記目標リソースとしてもよい。
【0069】
端末設備は、第5情報に基づいて上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を送信してもよい。第5情報は、目標リソースを指示するためのものである。第5情報は、通信プロトコルにおける情報であっても、ネットワーク設備設定の情報であってもよい。
【0070】
端末設備は、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信した後であって、該伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信した後に、次の解決手段に応じてS220を実行してもよい。
【0071】
解決手段1:上記少なくとも1つのフィードバック情報にACKが含まれれば、端末設備は、複数のサイドリンクリソースのうち残りのリソースにおける伝送を停止させる。また、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に少なくとも1つのACKを送信する。少なくとも1つのACKは残りのリソースとは1対1で対応する。
【0072】
解決手段1において、端末設備がACKを受信したことは、サイドリンクデータの伝送が既に成功したことを示すので、残りのリソースにおいて再送を続ける必要なく、残りのリソースにおける伝送を停止させてもよい。これによって、情報コスト及び端末設備の電力消費を低減させる。
【0073】
解決手段2:上記少なくとも1つのフィードバック情報にACKが含まれれば、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に少なくとも1つのACKを送信する。前記少なくとも1つのACKは残りのリソースとは1対1で対応する。
【0074】
上記解決手段において、端末設備は、残りのリソースにおいて再送データを続けて送信してもよいが、これから受信するフィードバック情報を解析せずにネットワーク設備に直接にACKをフィードバックしてもよい。これによって、端末設備の負担を軽減させる。
【0075】
解決手段3:端末設備が受信した少なくとも1つのフィードバック情報のうち、最後に受信したフィードバック情報がACKであれば、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備に前記少なくとも1つのフィードバック情報を送信してもよい。その後、端末設備は上りフィードバックリソースにおけるフィードバックを停止させる。
【0076】
解決手段3において、端末設備は、ACKを受信しなかった場合、ネットワーク設備にフィードバック情報を送信する。端末設備は、ACKを受信した場合、ネットワーク設備にACKを送信する。ACKがサイドリンクにおけるデータ伝送の成功を示すものであるため、再送リソースにおいて、まだ受信状況がネットワーク設備にフィードバックされていないサイドリンクデータが存在しても、端末設備は、ネットワーク設備にフィードバック情報を続けて送信しなくてもよい。これによって、端末設備の情報コストを低減させる。
【0077】
解決手段4:端末設備が受信した少なくとも1つのフィードバック情報にACKが含まれれば、端末設備は、上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのフィードバック情報のうち最初に受信したACKのみをネットワーク設備に送信する。
【0078】
解決手段4において、端末設備は、ACKを受信していない場合、上りフィードバックリソースにおいて何のフィードバック情報も送信しない。端末設備は、最初のACKを受信した場合、上りフィードバックリソースにおいてACKを送信し、且つ、ネットワーク設備にフィードバック情報を続けて送信しない。データ再送が終了していない時に、ネットワーク設備へのNACKの送信は無意味であり、端末設備がACKを受信した場合、ネットワーク設備にACKを1つ送信すればよい。上記解決手段によれば、端末設備の情報コストを低減させることができる。
【0079】
任意の実施形態として、上りフィードバックリソースが1つの伝送ブロックのフィードバック情報のみを伝送可能であり、サイドリンクが複数の伝送ブロックを運ぶ場合、S220は、
端末設備が受信した複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが少なくとも1つ含まれる場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にNACKを送信するステップ、或いは、
端末設備が受信した複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが含まれない場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信するステップを含む。
【0080】
端末設備がネットワーク設備にNACKを送信する場合、ネットワーク設備は、伝送ブロックに再送リソースを割り当てる必要があるため、上記解決手段によれば、複数の伝送ブロック伝送成功の確率を向上させることができる。
【0081】
上りフィードバックリソースが複数の伝送ブロックのフィードバック情報を伝送可能であり、サイドリンクが1つの伝送ブロックを運ぶ場合、端末設備は、上りフィードバックリソースから1つを選択し、該リソースにおいてサイドリンクのフィードバック情報をネットワーク設備に送信してもよい。
【0082】
任意の実施形態として、サイドリンクはユニキャストリンクであり、S220は、
ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、端末設備が上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信するステップを含む。
【0083】
第1条件は、
ユニキャストリンクに無線リンク障害(radio link failure、RLF)が発生したことと、
端末設備の全てのアクティブユニキャストリンクにRLFが発生したことと、
端末設備にアクティブユニキャストリンクが存在しないことと、
端末設備にサイドリンク伝送が存在しないことと、
のうちの1つの条件である。
【0084】
ユニキャストリンクにRLFが発生した場合、ネットワーク設備が再送リソースを割り当てても、伝送が成功することはほぼない。したがって、端末設備は、ユニキャストリンクにRLFが発生した場合、ネットワーク設備が再送リソースを割り当てることを回避するために、ネットワーク設備にACKを送信してもよい。これによって、リソースの無駄を低減させることができる。
【0085】
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、端末設備は、ネットワーク設備が該上りフィードバックリソースを他のサイドリンクの送信端に割り当てるように、上りフィードバックリソースを解放してもよい。
【0086】
端末設備は、さらにユニキャストリンクに関連付けられたHARQキャッシュ或いは全てのHARQキャッシュを消去してもよい。
【0087】
上記解決手段によれば、RLFが発生したままデータ再送を行うことによるリソースの無駄及び電力消費を回避することができる。
【0088】
以下、ネットワーク設備の観点から本願が提供するサイドリンク伝送状況の確認方法を説明する。図3に示すように、方法300は、次のステップを含む。
【0089】
S310において、ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信する。前記リソース情報は、上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものである。
【0090】
S320において、前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出する。
【0091】
したがって、上記解決手段によれば、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータの伝送状況を確認することができる。ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の失敗を確認した場合に端末設備に再送リソースを割り当てることができ、サイドリンク伝送成功率を向上させる。或いは、ネットワーク設備は、サイドリンクにおけるデータ伝送の成功を確認した後に端末設備に再送リソースを割り当てないようすることができ、リソース利用率を向上させる。
【0092】
任意の実施形態として、ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信する前、方法300は、次のステップをさらに含む。
【0093】
ネットワーク設備は、端末設備からサイドリンクの処理能力情報を受信する。該処理能力情報は、サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものである。
【0094】
ネットワーク設備は、該処理能力情報に基づいて端末設備にリソース情報を送信してもよい。
【0095】
任意の実施形態として、上記処理能力情報は、以下の内容のうちの少なくとも1つを含む。
【0096】
タイムラグ1は、端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してからサイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグである。
【0097】
タイムラグ2は、サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してからサイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグである。
【0098】
タイムラグ3は、端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してからサイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグである。
【0099】
例えば、端末設備は、3つの専用フィールドによってネットワーク設備に上記3つのタイムラグを送信してもよい。フィールドAはタイムラグ1を示すものであり、フィールドBはタイムラグ2を示すものであり、フィールドCはタイムラグ3を示すものである。該3つのフィールドがいずれも有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に3つのタイムラグ情報を送信したことを示す。該3つのフィールドのうちの2つのフィールドが有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に2つのタイムラグ情報を送信したことを示す。該3つのフィールドのうちの1つのフィールドのみが有効値であることは、端末設備からネットワーク設備に1つのタイムラグ情報を送信したことを示す。本願では、上記3つのフィールドを運ぶメッセージについて特に限定しない。
【0100】
任意の実施形態として、上記処理能力情報は、上記3つのタイムラグのうちの少なくとも2つのタイムラグの合計を示すフィールドを含んでもよい。
【0101】
例えば、端末設備は、タイムラグ1とタイムラグ2の合計を確認し、その後、処理能力情報によってタイムラグ1とタイムラグ2の合計をネットワーク設備に送信する。端末設備は、タイムラグ1、タイムラグ2及びタイムラグ3の合計を確認し、その後、処理能力情報によってタイムラグ1、タイムラグ2及びタイムラグ3の合計をネットワーク設備に送信してもよい。
【0102】
ネットワーク設備が方法300を実行する具体的な方式及び生じる技術効果は、図2に対応する実施例における関連説明を参照することができる。説明を簡潔にするために、ここで重複して述べない。
【0103】
以上、本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック方法の例を詳しく説明した。理解すべきこととして、サイドリンク伝送状況のフィードバック装置は、上記機能を実現するための、各機能を実行するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む。当業者であれば、ここで開示される実施例に説明される各例示のユニット及び計算方法のステップに基づいて、本願は、ハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せにより実現できることを簡単に理解することができる。ある機能をハードウェアとして実現するか、或いはコンピュータソフトウェアによってハードウェアを駆動することで実現するかは、技術手段の特定の応用及びデザインの制限条件に応じて決められる。当業者であれば、各特定の応用に応じて異なる方法を用いて上記に説明した機能を実現することができるが、このような実現方法は本願の範囲内に含まれると見なすべきである。
【0104】
本願は、上記方法例に応じてサイドリンク伝送状況のフィードバック装置に対して機能ユニットの区分を行ってもよい。例えば、各機能ブロックを各機能ユニットに分けてもよいし、2つ以上の機能を1つの処理ユニットに集積してもよい。上記集積ユニットは、ハードウェアとして実現してもよいし、ソフトウェア機能ユニットとして実現してもよい。説明すべきととして、本願において、ユニットに対する区分は例示的な、ロジック機能の区分に過ぎず、実際に実施する時に他の区分方式を採用してもよい。
【0105】
図4は本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック装置の構造模式図である。該装置400は、処理ユニット410と受信ユニット420とを備え、処理ユニット410は、受信ステップを実行するように受信ユニット420を制御することができる。
【0106】
受信ユニット420は上りフィードバックリソースを取得するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものである。
【0107】
処理ユニット410は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するためものである。
【0108】
選択的に、装置400は、送信ユニットをさらに含む。
【0109】
送信ユニットは、ネットワーク設備に前記サイドリンクの処理能力情報を送信するためのものである。前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものである。
【0110】
選択的に、前記処理能力情報は、さらに前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースを確認するために用いられる。
【0111】
選択的に、前記処理能力情報は、
装置400がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
装置400がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグとのうちの少なくとも1つを含む。
【0112】
選択的に、前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
装置400がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
装置400がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計である。
【0113】
選択的に、受信ユニット420は、さらに前記サイドリンクのフィードバック情報を受信することに用いられる。
【0114】
処理ユニット410は、具体的に、前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認することに用いられる。
【0115】
前記サイドリンクのフィードバック情報がACKである場合、送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信し、或いはACKを送信しない。
【0116】
選択的に、受信ユニット420は、さらに前記サイドリンクのフィードバック情報を受信することに用いられる。
【0117】
処理ユニット410は、具体的に、前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認することに用いられる。
【0118】
前記サイドリンクのフィードバック情報がNACKである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信し、或いはNACKを送信しない。
【0119】
選択的に、処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0120】
第1情報に基づいて前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかを確認する。前記第1情報は、前記サイドリンクのフィードバック情報がACKかNACKかの確率を指示するためのものである。
【0121】
選択的に、装置400が1つのサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクの少なくとも2つの異なるフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0122】
送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信する。
【0123】
或いは、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信する。
【0124】
或いは、ACKもNACKも送信しない。
【0125】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0126】
第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてACKを送信する。
【0127】
或いは、第2情報に基づいて前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを送信する。
【0128】
或いは、第2情報に基づいてACKもNACKも送信しない。
【0129】
前記第2情報は、前記フィードバック処理の方式を指示するためのものである。
【0130】
選択的に、装置400が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信していない場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0131】
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求HARQのフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信する。
【0132】
或いは、前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信する。
【0133】
選択的に、前記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、前記第2フィードバックモードはNACK及びACKをフィードバックするフィードバックモードである。
【0134】
選択的に、装置400が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信していない場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0135】
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信する。
【0136】
選択的に、前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、装置400が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0137】
第3情報に基づいて前記フィードバック処理を実行する。前記第3情報は、前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の比率を指示するためのものである。
【0138】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0139】
前記複数のフィードバック情報におけるACKの比率が第1比率値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信する。前記第1タイプのフィードバック情報はACKである。
【0140】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0141】
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び/又は不連続伝送DTXの比率が第2比率値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACK又はDTXを送信する。前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXである。
【0142】
選択的に、前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶものであり、装置400が複数のサイドリンクのフィードバックリソースにおいて前記マルチキャストデータの複数のフィードバック情報を受信した場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0143】
第4情報に基づいて前記フィードバック処理を実行する。前記第4情報は前記複数のフィードバック情報における第1タイプのフィードバック情報及び/又は第2タイプのフィードバック情報の数を指示するためのものである。
【0144】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0145】
前記複数のフィードバック情報におけるACKの数が第1数値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信する。前記第1タイプのフィードバック情報はACKである。
【0146】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0147】
前記複数のフィードバック情報におけるNACK及び不連続伝送DTXの数が第2数値以上である場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信する。前記第1タイプのフィードバック情報はNACKであり、前記第2タイプのフィードバック情報はDTXである。
【0148】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0149】
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信する。
【0150】
前記受信ユニット420によって、前記伝送ブロックに対応する複数のフィードバック情報を受信する。
【0151】
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信する。前記目標フィードバック情報は前記複数のサイドリンクリソースのうちの目標リソースに運ばれるサイドリンクデータの受信状況を指示するためのものである。
【0152】
選択的に、前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースのうち、時間領域位置が最も遅いリソースである。
【0153】
選択的に、前記目標リソースは、前記複数のサイドリンクリソースにおける、前記複数のフィードバック情報のうち最初に受信されたACKに対応するリソースである。
【0154】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0155】
第5情報に基づいて、前記上りフィードバックリソースにおいて前記複数のフィードバック情報のうちの目標フィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信する。前記第5情報は、前記目標リソースを指示するためのものである。
【0156】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0157】
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信する。
【0158】
前記受信ユニット420によって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信する。
【0159】
ACKを受信した場合、複数のサイドリンクリソースのうちの残りのリソースにおける伝送を停止させる。
【0160】
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信する。前記少なくとも1つのACKは前記残りのリソースと1対1で対応する。
【0161】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0162】
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信する。
【0163】
前記受信ユニット420によって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信する。
【0164】
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて少なくとも1つのACKを前記ネットワーク設備に送信する。前記少なくとも1つのACKは前記残りのリソースと1対1で対応する。
【0165】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0166】
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信する。
【0167】
前記受信ユニット420によって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信する。前記少なくとも1つのフィードバック情報のうち最後に受信された1つはACKである。
【0168】
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信する。
【0169】
前記上りフィードバックリソースにおけるフィードバックを停止させる。
【0170】
選択的に、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0171】
送信ユニットによって、複数のサイドリンクリソースにおいて1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信する。
【0172】
前記受信ユニット420によって、前記伝送ブロックに対応する少なくとも1つのフィードバック情報を受信する。
【0173】
前記送信ユニットによって、前記上りフィードバックリソースにおいて前記少なくとも1つのフィードバック情報における最初に受信されたACKのみを前記ネットワーク設備に送信する。
【0174】
選択的に、前記上りフィードバックリソースは、1つの伝送ブロックのフィードバック情報のみを伝送可能であり、前記サイドリンクは複数の伝送ブロックを運ぶものである。
【0175】
この場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0176】
受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが少なくとも1つ含まれる場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信する。
【0177】
或いは、受信した前記複数の伝送ブロックに対応するフィードバック情報にNACKが含まれない場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信する。
【0178】
選択的に、前記上りフィードバックリソースは複数の伝送ブロックのフィードバック情報を伝送可能であり、前記サイドリンクは1つの伝送ブロックを運ぶものである。
【0179】
この場合、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0180】
送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースのうちの1つのリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を前記ネットワーク設備に送信する。
【0181】
選択的に、前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0182】
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、送信ユニットによって前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にACKを送信する。
【0183】
選択的に、前記サイドリンクはユニキャストリンクであり、前記処理ユニット410は、具体的に、次のように用いられる。
【0184】
前記ユニキャストリンクが第1条件を満たす場合、前記上りフィードバックリソースを解放する。
【0185】
選択的に、前記処理ユニット410は、さらに、次のように用いられる。
【0186】
前記ユニキャストリンクに関連付けられたHARQキャッシュを消去する。
【0187】
選択的に、前記処理ユニット410は、さらに、次のように用いられる。
【0188】
全てのHARQキャッシュを消去する。
【0189】
選択的に、前記第1条件は、
前記ユニキャストリンクにRLFが発生したことと、
装置400の全てのアクティブユニキャストリンクに無線リンク障害RLFが発生したことと、
装置400にアクティブユニキャストリンクが存在しないことと、
装置400にサイドリンク伝送が存在しないことと、のうちの1つである。
【0190】
図5は、本願が提供するサイドリンク伝送状況の確認装置の構造模式図である。該装置500は、送信ユニット510と受信ユニット520とを備える。
【0191】
送信ユニット510は、リソース情報を端末設備に送信するためのものである。前記リソース情報は、上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものである。
【0192】
受信ユニット520は、前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出するためのものである。
【0193】
選択的に、受信ユニット520は、さらに、次のように用いられる。
【0194】
端末設備から前記サイドリンクの処理能力情報を受信する。前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものである。
【0195】
選択的に、送信ユニット510は、具体的に、次のように用いられる。
【0196】
前記処理能力情報に基づいて前記リソース情報を前記端末設備に送信する。
【0197】
選択的に、前記処理能力情報は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0198】
選択的に、前記処理能力情報はタイムラグ値を含み、前記タイムラグ値は、
前記端末設備がサイドリンクリソースの権限を取得してから前記サイドリンクリソースにおいてサイドリンクデータを送信するまでのタイムラグと、
前記サイドリンクの受信端がサイドリンクデータを受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、
前記端末設備がサイドリンクデータのフィードバック情報を受信してから前記サイドリンクデータのフィードバック情報を送信するまでのタイムラグと、のうちの少なくとも2つのタイムラグの合計である。
【0199】
図6は、本願が提供するサイドリンク伝送状況のフィードバック設備又はサイドリンク伝送状況の確認設備の構造模式図である。図6において、破線によって、該ユニット又は該モジュールが任意のものであることを示す。設備600は、上記方法実施例において説明した方法を実現するために用いることができる。設備600は、端末設備、又はネットワーク設備、又はチップであってもよい。
【0200】
設備600は、1つの又は複数のプロセッサ601を含み、該1つの又は複数のプロセッサ601は、図2及び図3に対応する方法実施例における方法を実現するように設備600をサポートすることができる。プロセッサ601は、汎用プロセッサであっても専用プロセッサであってもよい。例えば、プロセッサ601は、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよい。CPUは、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように設備600を制御することができる。設備600は、信号の入力(受信)及び出力(送信)のための通信ユニット605をさらに備えてもよい。
【0201】
例えば、設備600は、チップであってもよい。通信ユニット605は、該チップの入力及び/又は出力回路であってもよい。或いは、通信ユニット605は、該チップの通信インターフェースであってもよい。該チップは、端末設備又はネットワーク設備又は他の無線通信設備の構成部分としてもよい。
【0202】
また、例えば、設備600は、端末設備又はネットワーク設備であってもよい。通信ユニット605は、該端末設備又は該ネットワーク設備の送受信機であってもよい。或いは、通信ユニット605は、該端末設備又は該ネットワーク設備の送受信回路であってもよい。
【0203】
設備600は、プログラム604が記憶されている1つの又は複数のメモリ602を備えてもよい。プログラム604がプロセッサ601に実行されることで、コマンド603が生成され、これによって、プロセッサ601はコマンド603に基づいて上記方法実施例に説明された方法を実行することができる。選択的に、メモリ602にデータが記憶されてもよい。選択的に、プロセッサ601はメモリ602に記憶されたデータを読み取り可能であり、該データは、プログラム604と同じ記憶アドレスに記憶されてもよいし、プログラム604と異なる記憶アドレスに記憶されてもよい。
【0204】
プロセッサ601及びメモリ602は単独に設けられても一体として集積されてもよい。例えば、ネットワーク設備のシングルボード或いは端末設備のシステムオンチップ(system on chip、SOC)に集積されてもよい。
【0205】
設備600はアンテナ606をさらに備えてもよい。通信ユニット605は、アンテナ606によって設備600の送受信機能を実現するためのものである。
【0206】
プロセッサ601によるサイドリンク伝送状況のフィードバック実行方法又はサイドリンク伝送状況の具体的な確認方式は方法実施例における関連説明を参照することができる。
【0207】
理解すべきこととして、上記方法実施例の各ステップは、プロセッサ601におけるハードウェア形式のロジック回路或いはソフトウェア形式のコマンドによって完成することができる。プロセッサ601はCPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array、FPGA)、又は、例えば、ディスクリートゲートや、トランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントのような他のプログラマブルロジックデバイスであってもよい。
【0208】
本願は、コンピュータプログラムプロダクトをさらに提供する。該コンピュータプログラムプロダクトは、プロセッサ601によって実行されると、本願の方法実施例のいずれかに記載の方法を実現する。
【0209】
該コンピュータプログラムプロダクトは、メモリ602に記憶されてもよい。例えば、プログラム604は、前処理、コンパイル、アセンブル及びリンク等の処理プロセスを経てプロセッサ601によって実行可能な対象ファイルに変換される。
【0210】
本願は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。該コンピュータプログラムはコンピュータによって実行されると、本願の方法実施例のいずれかに記載の方法を実現する。該コンピュータプログラムは高級言語プログラムであってもよいし、実行可能な対象プログラムであってもよい。
【0211】
該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えばメモリ602である。メモリ602は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよいし、或いは、揮発性メモリ及び不揮発性メモリを同時に含んでもよい。非揮発性メモリはリードオンリーメモリ(read-only memory、ROM)や、プログラマブルROM(programmable ROM、PROM)、イレイサブルPROM(erasable PROM、EPROM)、EEPROM(electrically EPROM)、フラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であり、外部キャッシュとして用いられる。制限的ではなく例示的な説明によれば、多くの形式のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)や、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、改良同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、ダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)が使用可能である。
【0212】
説明の便宜及び簡潔の点から、上記説明した装置及び設備の具体的な作業手順及び生じるの技術効果は、前述方法実施例における対応する手順及び技術効果を参照できることは、当業者であれば明らかに理解することができ、ここで重複して述べない。
【0213】
本願が提供する幾つかの実施例に開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現してもよい。例えば、以上に説明した方法実施例の特徴の一部は省略されても、又は実行されなくてもよい。以上に説明した装置実施例は、例示的なものに過ぎず、ユニットの区分は、ロジック機能の区分に過ぎに、実際に実現する時に、他の区分方式としてもよい。複数のユニット又はコンポーネントは、組合せ、又は他のシステムに集積されてもよい。なお、各ユニットの間の結合又は各コンポーネントの間の結合は、直接結合であっても、間接結合であってもよい。上記結合は、電気的接続、機械的接続、又は他の形式の接続を含む。
【0214】
理解すべきこととして、本願の各実施例において、手順の番号は実行の順番を意味するのではなく、各手順の実行の順番は、その機能及び固有のロジックによって決められ、本願の実施例の実施手順を一切限定しない。
【0215】
また、本明細書において、用語「システム」及び「ネットワーク」は、本明細書において常に同義で用いられる。本明細書において、用語「及び/又は」、関連対象の関連関係の説明に過ぎず、3種類の関係の存在を示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つの状況を示す。また、本明細書において、符号「/」は、通常前後関連対象は「又は」の関係にあることを示す。
【0216】
つまり、以上の記載は、本願の技術的解決手段の好適な実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。本願の精神及び原則内でなされるあらゆる修正、等価置換、改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2022-06-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末設備が上りフィードバックリソースを取得するステップであって、前記上りフィードバックリソースがサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップと、
を含むことを特徴とする、サイドリンク伝送状況のフィードバック方法。
【請求項2】
前記端末設備が上りフィードバックリソースを取得する前に、
前記端末設備がネットワーク設備に前記サイドリンクの処理能力情報を送信するステップであって、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものであるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記処理能力情報は、さらに前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースを確認するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求HARQのフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にACKを送信するステップ、或いは、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記ネットワーク設備にNACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、前記第2フィードバックモードはNACK又はACKをフィードバックするフィードバックモードであることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記端末設備は、前記サイドリンクのフィードバック処理を実行し、前記サイドリンクのフィードバック処理は、
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいてネットワーク設備にNACKを送信するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック処理を実行するステップは、
前記端末設備が複数のサイドリンクリソースによって、1つの伝送ブロックの新伝送データ及び再送データを送信するステップと、
前記端末設備が前記伝送ブロックに対応する複数のフィードバック情報を受信するステップと、
前記端末設備が前記上りフィードバックリソースにおいて目標フィードバック情報をネットワーク設備に送信するステップであって、前記目標フィードバック情報は前記複数のサイドリンクリソースのうちの目標リソースに運ばれるサイドリンクデータの受信状況を指示するためのものであるステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信するステップであって、前記リソース情報は上りフィードバックリソースを指示するためのものであり、前記上りフィードバックリソースはサイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのものであるステップと、
前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記サイドリンクのフィードバック情報を検出するステップと、
を含むことを特徴とするサイドリンク伝送状況の確認方法。
【請求項9】
前記ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信する前に、
前記ネットワーク設備が端末設備から前記サイドリンクの処理能力情報を受信するステップであって、前記処理能力情報は前記サイドリンクのフィードバック処理に関するタイムラグを指示するためのものであるステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワーク設備がリソース情報を端末設備に送信するステップは、
前記ネットワーク設備が前記処理能力情報に基づいて前記リソース情報を前記端末設備に送信するステップを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記方法は、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのハイブリッド自動再送要求(HARQ)のフィードバックモードが第1フィードバックモードである場合、前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいてACKを受信するステップ、或いは、
前記サイドリンクがマルチキャストデータを運ぶ場合であって、前記マルチキャストデータのHARQのフィードバックモードが第2フィードバックモードである場合、前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいてNACKを受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記第1フィードバックモードはNACKのみをフィードバックするフィードバックモードであり、前記第2フィードバックモードはNACK又はACKをフィードバックするフィードバックモードであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記端末設備が前記サイドリンクのフィードバック情報を受信しなかった場合、前記方法は、
前記サイドリンクがユニキャストデータを運ぶ場合、前記ネットワーク設備が前記上りフィードバックリソースにおいて前記端末設備からNACKを受信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
プロセッサとメモリとを備え、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることによって、請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法を実行するためのものであることを特徴とする端末設備。
【請求項15】
プロセッサとメモリとを備え、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶するためものであり、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出し、作動させることにより、請求項乃至13のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするネットワーク設備。
【国際調査報告】