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特表2022-545164複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法
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  • 特表-複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法 図1
  • 特表-複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法 図2
  • 特表-複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法 図3
  • 特表-複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-26
(54)【発明の名称】複数の表示装置のネットワーク、および、当該複数の装置の電源をオンする方法、並びにオフする方法
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20221019BHJP
   H02J 13/00 20060101ALI20221019BHJP
   G06F 1/26 20060101ALI20221019BHJP
   G06F 1/3287 20190101ALI20221019BHJP
   G06F 1/3206 20190101ALI20221019BHJP
【FI】
G09G5/00 550D
H02J13/00 301B
H02J13/00 311T
G06F1/26
G06F1/3287
G06F1/3206
G09G5/00 510V
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022504531
(86)(22)【出願日】2019-07-24
(85)【翻訳文提出日】2022-03-23
(86)【国際出願番号】 EP2019069937
(87)【国際公開番号】W WO2021013347
(87)【国際公開日】2021-01-28
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519061251
【氏名又は名称】ヴェステル・エレクトロニキ・サナイ・ヴェ・ティジャレット・ア・セ
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】特許業務法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イルマズラー,イスマイル
【テーマコード(参考)】
5B011
5C182
5G064
【Fターム(参考)】
5B011DA01
5B011EA10
5B011EB09
5B011MA03
5C182AA02
5C182AA03
5C182AB11
5C182AC01
5C182AC35
5C182AC43
5C182BA01
5C182BA06
5C182BA75
5C182BB02
5C182BB03
5C182BB11
5C182BB22
5C182BB24
5C182BB25
5C182BC11
5C182BC14
5C182BC26
5C182DA62
5C182DA63
5C182DA64
5C182DA65
5C182DA66
5G064AC05
5G064AC08
5G064CB21
5G064DA06
5G064DA08
(57)【要約】
本発明は、複数の表示装置の電源をオンにする方法であって、複数の表示装置の各々が、メインプロセッサと、メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部とを少なくとも含む、方法を提供する。メインプロセッサは、例えば、表示装置のメイン回路基板に実装された中央処理装置を含んでもよい。本方法は、第1時刻(t)に複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源をオンすることと、後の時刻(t)に複数の表示装置の前記過半数における視覚的表示部の電源をオンすることとを少なくとも含む。本発明は、同様の一連の動作を時間的に逆順に実行することによって、そのような複数の表示装置の電源をオフする方法、ならびに、そのような複数の表示装置と、当該複数の表示装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバとを含み、サーバが、複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源を、同じ表示装置における視覚的表示部の電源をオンまたはオフするのと異なる時刻に、オンまたはオフする、ネットワークも提供する。これらの方法、および、このようなネットワークは、配電網から消費される電力のトータルの変化(dP)を有限期間(d)において分散して、配電網にかかる負担を軽減できるという利点を有する。

図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の表示装置(10)の電源をオンする方法であって、前記複数の表示装置(10)の各々は、メインプロセッサ(2)と、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部(8)と、を少なくとも含み、
前記方法は、
第1時刻(t)に、前記複数の表示装置(10)の少なくとも過半数における前記メインプロセッサ(2)の電源をオンすることと、
前記第1時刻(t)よりも後の時刻(t)に、前記複数の表示装置(10)の前記過半数における前記視覚的表示部(8)の電源をオンすることと、
を少なくとも含む方法。
【請求項2】
前記第1時刻(t)に、前記複数の表示装置(10)のすべてにおける前記メインプロセッサ(2)の電源をオンすることと、
前記第1時刻(t)よりも後の別々の各時刻に、前記複数の表示装置(10)のそれぞれの前記視覚的表示部(8)の電源をオンすることと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1時刻(t)の後であって前記後の時刻(t)の前に、
サーバ(20)で、前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つから、前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つにおける前記メインプロセッサ(2)が起動したことの通知を、受信することと、
前記サーバ(20)から前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つに、前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つにおける前記視覚的表示部(8)の電源をオンするコマンドを、発行することと、
をさらに含む請求項1または請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記視覚的表示部(8)は、前記第1時刻(t)の後の所定期間(dt)に電源がオンされ、前記所定期間(dt)は、前記メインプロセッサ(2)が前記視覚的表示部(8)による表示の準備ができた画像ファイルをロードするために必要な期間よりも長い、
前述の請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の表示装置(10)の少なくとも一部が、それぞれ、1または複数の追加の電力駆動の構成要素(4、6、12、18)をさらに含み、
前記方法は、
前記第1時刻(t)または前記第1時刻(t)後から、前記後の時刻(t)を含む前記後の時刻(t)まで、における各時刻(t、t、・・・tn-2、tn-1)に、前記追加の電力駆動の構成要素(4、6、12、18)の電源を順次オンすること
をさらに含む前述の請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記1または複数の追加の電力駆動の構成要素(4、6、12、18)は、ラウドスピーカ(4)と、前記ラウドスピーカ(4)によって放音される音を処理する音処理部(6)と、前記視覚的表示部(8)によって表示される静止画像および/または動画像を処理する映像処理部(12)と、前記視覚的表示部(8)を照らす発光部(18)とを含み、
前記方法は、
前記第1時刻(t)に、前記音処理部(6)および前記映像処理部(12)の電源をオンすることと、
前記第1時刻(t)の後から、前記後の時刻(t)を含む前記後の時刻(t)まで、における時刻に、前記ラウドスピーカ(4)の電源をオンすることと、
前記後の時刻(t)又はその近傍で前記発光部(18)の電源をオンすることと、
をさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
複数の表示装置(10)の電源をオフする方法であって、前記複数の表示装置(10)の各々は、メインプロセッサ(2)と、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部(8)と、を少なくとも含み、
前記方法は、
前記複数の表示装置(10)のそれぞれにおける前記視覚的表示部(8)の電源を、それぞれの第3時刻にオフすることと、
前記複数の表示装置(10)の前記それぞれにおける前記メインプロセッサ(2)の電源を、前記それぞれの第3時刻よりも後のそれぞれの第4時刻にオフすることと、
を少なくとも含む方法。
【請求項8】
前記それぞれの第4時刻が互いに実質的に同じ時刻である、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つは、1または複数の追加の電力駆動の構成要素(4、6、12、18)をさらに含み、
前記方法は、
前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つにおける前記追加の電力駆動の構成要素(4、6、12、18)の電源を、前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つのための前記第3時刻または当該第3時刻後から、前記複数の表示装置(10)の少なくとも1つのための前記第4時刻を含む当該第4時刻まで、における各時刻(t、t、・・・tn-2、tn-1)に、順次オフすること、
を含む請求項7または請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1時刻(t)と前記後の時刻(t)との間、または、前記第3時刻と前記第4時刻との間、の期間(dt)は、100秒から1000秒の範囲に含まれる、
前述の請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前述の請求項のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラム製品またはプログラムコードもしくはシステム。
【請求項12】
複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)であって、前記複数の表示装置(10)の各々が、メインプロセッサ(2)と、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部(8)と、を少なくとも含む、前記複数の表示装置と、
前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)の各々と通信可能に接続されるサーバ(20)と、
を含み、
前記サーバ(20)は、第1時刻(t)に、前記複数の表示装置(10)の少なくとも過半数における前記メインプロセッサ(2)の電源をオンし、後の時刻(t)に、前記複数の表示装置(10)の前記過半数における前記視覚的表示部(8)の電源をオンするように構成されている、
ネットワーク(1)。
【請求項13】
前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)と前記サーバ(20)は、相互に双方向通信を行い、
前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)の各々における前記メインプロセッサ(2)は、電源がオンされて起動した後に、前記サーバ(20)に起動したことの通知を送信するように構成され、
前記サーバは、前記通知を受信した後に、前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)の1台ごとに、当該1台における前記視覚的表示部(8)の電源をオンするコマンドを発行するように構成されている、
請求項12に記載のネットワーク。
【請求項14】
前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)と前記サーバ(20)は、相互に双方向通信を行い、
前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)の少なくとも1台における前記メインプロセッサ(2)は、電源がオンされて起動した後に、当該少なくとも1台における前記視覚的表示部(8)による表示の準備ができた画像ファイルをロードし、当該少なくとも1台における前記視覚的表示部(8)による表示の準備ができた前記画像ファイルをロードしたことの通知を、前記サーバ(20)に送信するように構成され、
前記サーバは、前記通知の受信後に、前記複数の表示装置(10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10z)の1台ごとに対して、当該1台における前記視覚的表示部(8)の電源をオンするコマンドを発行するように構成されている、
請求項12または請求項13に記載のネットワーク。
【請求項15】
前記サーバ(20)は、
前記複数の表示装置(10)のそれぞれにおける前記視覚的表示部(8)の電源を、それぞれの第3時刻にオフにするコマンドと、
前記複数の表示装置(10)のそれぞれにおける前記メインプロセッサ(2)の電源を、前記それぞれの第3時刻よりも後のそれぞれの第4時刻にオフするコマンドと、
を発行するように構成されている、
請求項12から14のいずれか1項に記載のネットワーク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1に係る複数の表示装置の電源をオンする方法、請求項7に係る複数の表示装置の電源をオフする方法、および、請求項12に係る複数の表示装置を含むネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
大規模な公共施設、例えば、ショッピングセンター、鉄道の駅、空港などは、広告、到着・出発情報、および当該施設の地図などを表示するための多くの表示装置を含み得る。多くの場合、これら複数の表示装置は、相互に接続されて、同様または関連する情報を複数の異なる場所で同時に表示する。ときどき、これら複数の表示装置の少なくとも一部は、インタラクティブでもあり、ユーザが、例えば、タッチスクリーンとのやり取りによって施設内の食品販売店の位置または特定の種類の店舗の位置を特定することを可能にする。一般的に、これら複数の表示装置は、大きな表面積(例えば、2平方メートル以上)を有し、かつ、視覚的表示部、例えばOLED画面またはプラズマディスプレイ画面を有し、視覚的表示部は、高レベルの照明を必要とする。これは、一般的には、表示装置に内蔵された、画面バックライトのような発光部によって提供される。そのため、これら複数の表示装置のうち1台の表示装置は、例えば、150Wの消費電力を有し得る。その結果、そのような多くの表示装置、例えば、そのような200台の表示装置は、200×150=30kWの合計の消費電力を有し得る。
【0003】
この大きな合計の消費電力は、例えば、公共施設が朝に開館する前に複数の表示装置のすべてが同時に電源オンされる場合、電源オンにおいて問題を引き起こす。そのようなとき、消費電力の急激で大きな増加は、配電網に許容できない高い負荷をかけ、電源が対応できない大電流を引き起こし、そして、同じ配電網に接続されている他の負荷に望ましくない波及効果を及ぼす可能性もある。
【0004】
そのため、この問題に対処するための従来技術の様々な解決策が知られている。使用されている1つの可能な解決策は、複数の表示装置のうち別々の表示装置の電源を、有限期間内の別々の各時刻にランダムにオンすることによって、有限期間、例えば5分の間で、複数の表示装置の電源オンを分散させることである。この可能な解決策は、より長い期間に渡って消費電力の増加を分散させるという利点を有するが、多くの表示装置が依然として互いに短時間で電源オンされるため、配電網に許容できない高い負荷をかけ、電源が依然として対応できない大電流を引き起こす、というリスクも引き起こす。
【0005】
使用されている第2の可能な解決策は、有限期間においてランダムに分散された別々の時刻に、複数の表示装置のうち別々の表示装置の電源をオンするのではなく、代わりに、有限期間において分散された別々の選択された各時刻に、複数の表示装置のうち別々の表示装置の電源オンをスケジュールすることであり、当該選択された時刻は、複数の表示装置のそれぞれに関連するネットワーク通信モジュールの固有のメディアアクセスコントロール(MAC)アドレスに従ってスケジューリングされる。この可能な解決策は、配電網に過負荷をかけるリスクを低減するという利点を有するが、互いに異なる時刻に複数の表示装置の電源オンを制御するために追加のハードウェアを必要とし、コストが増加し、すべての状況での使用に適していない可能性があるという欠点も有する。
【0006】
使用されている第3の可能な解決策は、有限期間において分散された別々の各時刻に、複数の表示装置のうち別々の表示装置の電源を、手動で、例えばグラフィカル・ユーザ・インターフェイスを使ってオンすることである。しかしながら、この可能な方法は、人為的なミスのリスクを引き起こし、加えて、人件費が増加する、という欠点を有する。
【0007】
そのため、大規模な公共施設に設置されるような複数の表示装置の電源をオンする改良された方法が必要である。
【発明の概要】
【0008】
発明の目的
このため、本発明の目的は、複数の表示装置の電源をオンにする方法、複数の表示装置の電源をオフにする方法、および複数の表示装置を含むネットワークを提供することである。
【0009】
本発明の目的は、請求項1に係る、複数の表示装置の電源をオンする方法によって解決される。複数の表示装置の各々は、メインプロセッサと、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部と、を少なくとも含む。メインプロセッサは、例えば、表示装置のメイン回路基板に実装されている中央処理装置を含んでもよい。本方法は、第1時刻に複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源をオンすることと、後の時刻に複数の表示装置の前記過半数における視覚的表示部の電源をオンすることと、を少なくとも含む。
【0010】
この解決策は有益であり、なぜなら、一般的に表示装置のメインプロセッサは、表示装置によって消費されるトータルの電力のうち小さい部分のみを消費し、当該トータルの電力の大部分は、表示装置の他の構成要素、例えば、当該装置の視覚的表示部と、視覚的表示部を照明するための画面バックライトのような発光部と、によって消費されるからである。例えば、150ワットのトータル消費電力を有する表示装置では、メインプロセッサによって消費される電力は、約5ワットのみ、すなわち、表示装置のトータル消費電力の10%未満になり得る。このように、複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源が、第1時刻にオンされる場合、複数の表示装置の合計消費電力は、少量だけ上昇するのみであり、この少量は、上記のようではなく従来技術のように複数の表示装置が一度にすべて電源オンされる場合における複数の表示装置の合計のトータル消費電力の一部である。
【0011】
その後、複数の表示装置の過半数における視覚的表示部の各々は、続いて、1つの時刻または複数の時刻に電源オンされ、当該時刻の各々は、表示装置のメインプロセッサの電源がオンされる第1時刻よりも後である。これにより、複数の表示装置の電源をオンすることによって配電網にかかる負荷が、有限期間において分散され、配電網から取り出される電流が減少し、それによって配電網の負担も減少する。
【0012】
本発明の有利な実施形態は、いかなる請求項および/または以下の説明の部分に従って構成され得る。
【0013】
いくつかの実施形態において、本方法は、前記第1時刻に前記複数の表示装置のすべてにおける前記メインプロセッサの電源をオンすることと、前記第1時刻よりも後の別々の各時刻に前記複数の表示装置における前記各々の視覚的表示部の電源をオンすることと、を含むことができる。複数の表示装置のすべてにおけるメインプロセッサの電源を第1時刻にオンすることは、複数の表示装置の過半数のみにおけるメインプロセッサの電源を第1時刻にオンすることよりも、増加された消費電力を引き起こすが、メインプロセッサは、各表示装置によって消費されるトータルの電力のうち小さい部分を消費するのみなので、配電網は、すべてが一緒に電源オンされるメインプロセッサに対して容易に対応できる。他方、この解決策は、利点、つまり、複数の表示装置のすべてにおけるメインプロセッサが、その後に起動して動作可能になった後、複数の表示装置における各視覚的表示部の電源を別々の各時刻にオンして配電網にかかる負荷を分散できる、という利点を有する。
【0014】
さらなる実施形態では、本方法は、前記第1時刻の後であって前記後の時刻の前に、前記複数の表示装置の少なくとも1つから、前記複数の表示装置の少なくとも1つにおける前記メインプロセッサが起動しているという通知を、サーバで受信することと、前記サーバから前記複数の表示装置の少なくとも1つに、前記複数の表示装置の少なくとも1つにおける前記視覚的表示部の電源をオンするコマンドを発行することと、をさらに含んでもよい。このため、この解決策は、利点、つまり、複数の表示装置の少なくとも1つにおける視覚的表示部の電源をオンする前に、前記複数の表示装置の少なくとも1つにおけるメインプロセッサは動作の準備ができていることを、サーバが確認できるという利点を有する。好ましくは、同じ方法が、複数の表示装置の少なくとも過半数の表示装置に適用可能であり、さらに好ましくは、同じ方法が、複数の表示装置におけるすべての表示装置に適用可能である。
【0015】
代替的または追加的に、いくつかの実施形態において、本方法は、前記第1時刻の後の所定期間に前記視覚的表示部の電源をオンすることを含んでもよく、当該所定期間は、前記メインプロセッサが前記視覚的表示部による表示の準備ができた画像ファイルをロードするために必要な時間よりも大きい。前記画像ファイルは、例えば、前記表示装置のメモリからロードされてもよいし、または、例えば、サーバから前記表示装置によって受信されてもよい。前記所定期間は、事前に決定されてもよく、例えば、視覚的表示部の電源がオンされると画像ファイルが視覚的表示部に即座に現れることが見つかるまで、メインプロセッサの電源がオンされた後から視覚的表示部の電源がオンされる前の時間長を徐々に増加することによって、メインプロセッサが視覚的表示部による表示の準備ができた画像ファイルをロードするために必要な時間を実験的にテストして、事前に決定されてもよい。したがって、この解決策は、視覚的表示部の電源がオンされるとすぐに画像ファイルが視覚的表示部に表示されるという利点を有する。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記複数の表示装置の少なくとも一部は、それぞれ、1または複数の追加の電力駆動の構成要素、例えば、ラウドスピーカ、前記ラウドスピーカによって放音される音を処理する音処理部、前記視覚的表示部によって表示される静止画像および/または動画像を処理する映像処理部、および前記視覚的表示部を照らす発光部などのうち、1または複数をさらに含んでもよい。このような場合、本方法は、前記第1時刻または前記第1時刻後から、前記後の時刻まで(前記後の時刻を含む)におけるそれぞれの時刻に、前記追加の電力駆動の構成要素の電源を順次オンにすることを、さらに含んでもよい。それによって、この解決策は、利点、つまり、複数の表示装置の少なくとも一部の電源オンが一連のステップに変換され、各ステップは、各表示装置によって消費される電力のそれぞれの増加に関連するが、各表示装置によるトータルの消費電力よりは十分小さい消費電力だけ増加し、それによって、配電網にかかる負荷を分散することをさらに促進する、という利点を有する。好ましくは、同じ方法が、複数の表示装置の少なくとも過半数の表示装置に適用可能であり、さらに好ましくは、同じ方法が、複数の表示装置におけるすべての表示装置に適用可能である。
【0017】
前記1または複数の追加の電力駆動の構成要素が、前記ラウドスピーカ、前記ラウドスピーカによって放音される音を処理する前記音処理部、前記視覚的表示部によって表示される静止画像および/または動画像を処理する前記映像処理部、および前記視覚的表示部を照らす前記発光部を含む場合、本方法は、前記第1時刻に前記音処理部の電源および前記映像処理部の電源をオンすることと、前記第1時刻の後から、前記後の時刻を含む前記後の時刻までにおける時刻に、前記ラウドスピーカの電源をオンすることと、前記後の時刻またはその近傍の時刻に前記発光部の電源をオンすることと、をさらに含んでもよい。このため、この解決策は、ラウドスピーカの電源と視覚的表示部の電源がオンされるとすぐに、音処理部と映像処置部は、音信号をラウドスピーカに、映像信号を視覚的表示部に、それぞれ供給する準備ができ、それによって、視覚的表示部の電源と発光部の電源がオンされるとすぐに、静止画像または動画像が視覚的表示部によって表示され、また、静止画像および/または動画像が始まるとすぐ、または、静止画像および/または動画像が始まる前であっても、ラウドスピーカは静止画像および/または動画像に伴ういかなる音を出力する準備ができる。
【0018】
本発明の技術は、逆に適用することもできる。このため、本発明は、複数の表示装置の電源をオフする方法にも関し、前記表示装置のそれぞれは、メインプロセッサと、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部と、を少なくとも含み、本方法は、各第3時刻に、前記複数の表示装置の各々における前記視覚的表示部の電源をオフすることと、前記各第3時刻よりも後の各第4時刻に、前記複数の表示装置の各々における前記メインプロセッサの電源をオフすることと、を少なくとも含む。ここに記載された複数の表示装置の電源をオンする方法と同様に、複数の表示装置の電源をオフする方法は、利点、つまり、複数の表示装置の各々の電源オフを有限期間において分散することによって、配電網から引き出されるトータルの電力の急激な変化の大きさを小さくし、かつ、配電網の負担を減らし、配電網における負荷を減らことができるという利点を有する。
【0019】
いくつかの実施形態において、前記各第4時刻は、互いに実質的に同じ時刻であってもよい。複数の表示装置のすべてにおけるメインプロセッサの電源を互いに同じ時刻にオフすることは、複数の表示装置におけるメインプロセッサの電源を互いに異なる時刻にオフすることよりも、消費電力において大きな削減を生み出すが、メインプロセッサは、各表示装置によって消費されるトータルの電力のうち小さい部分を消費するのみなので、配電網は、すべてが一緒に電源オフされるメインプロセッサに容易に対応できる。他方、この解決策は、複数の表示装置がすべて一緒に電源オフされることが可能であるという利点を有する。
【0020】
さらなる実施形態において、前記複数の表示装置の少なくとも1つは、1または複数の追加の電力駆動の構成要素をさらに含んでもよい。このような場合、本方法は、前記複数の表示装置の少なくとも1つのための前記第3時刻または当該第3時刻後から、前記複数の表示装置の少なくとも1つのための前記第4時刻まで(当該第4時刻を含む)におけるそれぞれの時刻に、前記追加の電力駆動の構成要素の電源を順次オフにすることを、さらに含んでもよい。それによって、この解決策は、利点、つまり、複数の表示装置の少なくとも1つの電源オフが一連のステップに変換され、各ステップは、複数の表示装置の少なくとも1つによって消費される電力の各減少に関連し、それによって、配電網にかかる負荷をより円滑に減少することを促進する、という利点を有する。
【0021】
好ましくは、前記第1時刻と前記後の時刻との間の期間、または、前記第3時刻と前記第4時刻との間の期間は、100秒から1000秒の間、より好ましくは、200秒から800秒の間、さらに好ましくは、300秒から600秒の間、の範囲にある。このような期間は、配電網にかかる負荷の急激な変化を抑制することと、複数の表示装置の完全な電源オンまたは電源オフを好都合に短時間で行う必要性と、の間のバランスを取る上で、逐次、より有益である。
【0022】
本発明は、さらに、本明細書に記載された複数の方法のうち1以上を実行するための、コンピュータプログラム製品、またはプログラムコード、またはシステムに関する。
【0023】
本発明は、ネットワーク、つまり、複数の表示装置と、前記複数の表示装置の各々と通信可能に接続されたサーバと、を含み、前記複数の表示装置の各々は、メインプロセッサと、前記メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部と、を少なくとも含み、前記サーバは、第1時刻に前記複数の表示装置の少なくとも過半数における前記メインプロセッサの電源をオンし、後の時刻に前記複数の表示装置の前記過半数における前記視覚的表示部の電源をオンするように構成されている、ネットワークにも関する。好ましくは、前記サーバは、前記複数の表示装置のすべてにおける前記メインプロセッサの電源を互いに同じ時刻にオンするように構成される。
【0024】
いくつかの実施形態において、前記複数の表示装置と前記サーバは、互いに双方向通信を行ってもよく、前記複数の表示装置の各々におけるメインプロセッサは、電源がオンされて起動した後に、起動したことの通知を前記サーバに送信するように構成されてもよく、前記サーバは、前記通知の受信後に、前記複数の表示装置の1台ごとに、当該1台における前記視覚的表示部の電源をオンするコマンドを発行するように構成されてもよい。
【0025】
他の実施形態において、前記複数の表示装置と前記サーバは、互いに双方向通信を行ってもよく、前記複数の表示装置のうちの少なくとも1台におけるメインプロセッサは、電源がオンされて起動した後に、当該少なくとも1台における前記視覚的表示部による表示の準備ができた画像ファイルをロードし、当該少なくとも1台における前記視覚的表示部による表示の準備ができた前記画像ファイルをロードしたことの通知を、前記サーバに送信するように構成されてもよく、前記サーバは、前記通知の受信後に、前記複数の表示装置の1台ごとに対して、当該1台における前記視覚的表示部の電源をオンするコマンドを発行するように構成されてもよい。好ましくは、前記複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサ、より好ましくは、前記複数の表示装置のすべての前記表示装置における前記メインプロセッサが、そのように構成される。
【0026】
いくつかの実施形態において、前記サーバは、各第3時刻に、前記複数の表示装置のそれぞれにおける前記視覚的表示部の電源をオフするコマンドを発行し、前記各第3時刻よりも後の各第4時刻に、前記複数の表示装置のそれぞれにおける前記メインプロセッサの電源をオフするコマンドを発行するように構成されてもよい。
【0027】
次に、本発明のさらなる特徴、目的、および利点を、本発明の例示的な構成要素が図示されている添付の図面と関連させて説明する。それらの機能に関して少なくとも本質的に互いに同等である、本発明に係る装置および方法の構成要素には、同じ参照数字が付され得る。そして、そのような構成要素は、すべての図面において示されたり説明されたりする必要はない。
【0028】
以下の説明では、本発明を添付の図面に関してのみ例示して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1は、複数の表示装置の電源をオンする先行技術の方法を模式的に表すグラフである。
図2は、複数の表示装置のネットワークの一実施形態を示す概略ブロック図である。
図2は、表示装置の一実施形態の概略ブロック図である。
図4は、複数の表示装置の電源をオンする方法の一実施形態を模式的に表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
図1は、複数の表示装置の電源をオンする先行技術の方法を模式的に表す。図1のグラフでは、秒単位で測定された時刻がx軸すなわち横座標にプロットされ、ワット単位で測定された電力がy軸すなわち縦座標にプロットされている。この先行技術の方法によれば、複数の表示装置は時刻tにすべて電源がオンされ、これにより、図1にdPで示されるように、複数の表示装置による消費電力において大きな増加が引き起こされる。dPのような消費電力における大きな増加は、配電網に負担をかけ、同じ配電網に接続されている他の負荷に望ましくない波及効果を及ぼす可能性がある。
【0031】
図2は、複数の表示装置10のネットワーク1の一実施形態を模式的に示す。ネットワーク1は、複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zと、サーバ20と、を含む。図示された実施形態において、複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zは、サーバ20と双方向通信可能に接続されている。しかしながら、他の可能な実施形態では、複数の表示装置は、単に、サーバ20と片方向通信可能に接続されてもよく、それによって、サーバは、複数の表示装置の各々にコマンドを送信できるが、複数の表示装置は、そのようなコマンドを受信して処理するように構成されるだけで、サーバに情報を送信できない。図示された実施形態において、複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zは、サーバ20と星型の形態で接続されている。しかしながら、他の可能な実施形態では、複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zは、代わりに、いくつかの他の可能な構成の1つでサーバ20と接続されてもよい。例えば、複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zは、代わりに、共通のバスを介してサーバ20と接続されてもよい。
【0032】
複数の表示装置10a、10b、10c、・・・10n、・・・10p、10q、10r、・・・10zの各々は、メインプロセッサと、視覚的表示部とを、少なくとも含み、メインプロセッサと視覚的表示部は、両方とも、図3に関連して以下でより詳細に説明される。サーバ20は、第1時刻に複数の表示装置の各々におけるメインプロセッサの電源をオンし、後の時刻に複数の表示装置の各々における視覚的表示部の電源をオンするように構成され、この手法は、図4に関連して以下でより詳細に説明される。複数の表示装置の各々におけるメインプロセッサは、電源がオンされて起動した後に、起動したことの通知を、サーバ20に送信するように構成されており、サーバは、前記通知の受信後に、複数の表示装置の1台ごとに、当該1台における視覚的表示部の電源をオンするコマンドを発行するように構成されている。
【0033】
図3は、図2に示されるネットワーク1に含まれるような複数の表示装置10のうち1台の例示的な実施形態を模式的に示す。表示装置10のこの例示的な実施形態は、メインプロセッサ2と、1または複数のラウドスピーカ4と、1または複数のラウドスピーカ4によって放音される音を処理する音処理部6と、視覚的表示部8と、視覚的表示部8によって表示される静止画像および/または動画像を処理する映像処理部12と、視覚的表示部8を照らすバックライトなどの発光部18と、を含む。メインプロセッサ2は、表示装置10の他の構成要素の動作を、直接、または、メインプロセッサ2と双方向通信を行う音処理部6および映像処理部12を介して、制御する。
【0034】
メインプロセッサ2は、例えば、表示装置10のメイン回路基板に実装されている中央処理装置を含んでもよい。中央処理装置は、単一の集積回路で構成されてもよいし、複数の集積回路で構成されてもよい。メイン回路基板は、中央処理装置に加えて、さらに補助的な構成要素を含んでもよい。例えば、表示装置10のメイン回路基板に、音処理部6と映像処理部12との少なくとも一方が実装されてもよい。視覚的表示部8は、例えば、OLEDディスプレイ画面またはプラズマディスプレイ画面を含んでもよい。
【0035】
表示装置10は、図3に表されていない1または複数の他の構成要素、例えば、1または複数のラウドスピーカ4に電力を供給するための第1電源ユニット、発光部18に電力を供給するための第2電源ユニット、メモリ、ネットワーク通信モジュール、補助プロセッサなどを含んでもよい。一方、図3に示される表示装置10の例示的な実施形態は、ラウドスピーカ4と音処理部6の両方を含むが、他の可能な実施形態では、表示装置10は、音対応でなくてもよく、そのため、構成要素4、6は、そのような装置10に存在しなくてもよく、そのような装置10は、したがって、無音の静止画像および/または動画像を表示するのみ実行できる。
【0036】
図4は、図2に示されるような複数の表示装置の電源をオンする方法の一実施形態を模式的に表す。図4のグラフでは、秒単位で測定される時刻がx軸すなわち横座標に再びプロットされ、ワット単位で測定される電力がy軸すなわち縦座標に再びプロットされている。この方法によれば、複数の表示装置10のメインプロセッサ2の電源のみが、時刻tでオンされ、これにより、図4にdPで示されるように、複数の表示装置による電力消費の増加が引き起こされる。図4から理解されるように、この消費電力の増加dPは、図1に表される先行技術の方法における消費電力の増加dPよりも、かなり小さい。図4に表される方法の実施形態によれば、複数の表示装置10における他の構成要素、例えば、1または複数のラウドスピーカ4、視覚的表示部8、発光部18などは、その後の時刻t、t、・・・tn-2、tn-1およびtにおいて、順次、電源がオンされる。図4から理解されるように、これらの後続の電源オンのイベントは、それぞれ、消費電力の各増加dP、dP、・・・dPn-2、dPn-1およびdPを引き起こし、これらの各増加も、図1に表される先行技術の方法における消費電力の増加dPよりも、かなり小さい。このように、各表示装置の消費電力のトータルの増加dPは、有限期間dtにおいて分散しており、これは、図1の先行技術の方法においてdPで表される急激な変化とは対照的である。さらに、消費電力のトータルの増加が分散されている有限期間dtは、視覚的表示部による表示の準備ができた画像ファイルをメインプロセッサがロードするために必要な期間よりも大きい。このため、視覚的表示部の電源が時刻tにオンされるとすぐに、画像ファイルは、視覚的表示部によって表示される準備ができている。
【0037】
複数の表示装置の電源をオフする方法の一実施形態は、図4のグラフと同様の外観を持つことができ、なお、複数の表示装置の各々における様々な別々の構成要素の階段状の電源オフ動作は、時間的に逆になるが、各表示装置による消費電力におけるトータルの減少dPと、消費電力の当該減少が分散される有限期間dtは、同じままである。
【0038】
要約すると、このため、本発明は、複数の表示装置の電源をオンする方法であって、複数の表示装置の各々が、メインプロセッサと、メインプロセッサの制御下にある視覚的表示部とを、少なくとも含む方法を提供する。メインプロセッサは、例えば、表示装置のメイン回路基板に実装されている中央処理装置を含んでもよい。本方法は、第1時刻に複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源をオンすることと、後の時刻に複数の表示装置の前記過半数における視覚的表示部の電源をオンすることと、を少なくとも含む。本発明は、同様の一連の動作を時間的に逆順に実行することによって、そのような複数の表示装置の電源をオフする方法、ならびに、ネットワーク、つまり、そのような複数の表示装置と、当該複数の表示装置のそれぞれと通信可能に接続されたサーバとを含み、サーバが、複数の表示装置の少なくとも過半数におけるメインプロセッサの電源を、同じ表示装置における視覚的表示部の電源をオンまたはオフするのと異なる時刻に、オンまたはオフする、ネットワークも提供する。これらの方法、および、このようなネットワークは、配電網から消費される電力のトータルの変化を有限期間において分散させて、配電網にかかる負担を軽減できる、という利点を有する。
【符号の説明】
【0039】
1 ネットワーク
2 メインプロセッサ
4 ラウドスピーカ
6 音処理部
8 視覚的表示部
10 表示装置
12 映像処理部
18 発光部
20 サーバ
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】