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特表2022-545329無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-27
(54)【発明の名称】無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/20 20180101AFI20221020BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221020BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20221020BHJP
   H04W 76/38 20180101ALI20221020BHJP
【FI】
H04W76/20
H04W72/04 111
H04W16/28
H04W72/04 136
H04W76/38
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022502617
(86)(22)【出願日】2019-07-17
(85)【翻訳文提出日】2022-01-14
(86)【国際出願番号】 CN2019096426
(87)【国際公開番号】W WO2021007826
(87)【国際公開日】2021-01-21
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】シ、チファ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ウェンホン
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ユン
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、インペイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE56
5K067FF17
5K067KK02
(57)【要約】
無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供し、該方法は、端末デバイスが第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスは、第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することを含む
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスの非活性化シグナリング又は前記第1のセカンダリセルの非活性化タイマにより、前記第1のセカンダリセルを非活性化することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を物理層で停止することを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を停止することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でメディアアクセス制御MAC層に報告することを停止すること、及び/又は
前記端末デバイスが物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を受信することをMAC層で停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを停止することをMAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項3~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む
ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される
ことを特徴とする請求項3~10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
【請求項13】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記第1のタイマがビーム失敗検出タイマである
ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのカウントを一時停止又はリセットすることを含む
ことを特徴とする請求項1~14のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む
ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定を物理層で停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~16のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定を停止することをMAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項17に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を物理層でMAC層に報告することを停止すること、及び/又は、
前記端末デバイスが物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況をMAC層で受信することを停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~18のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することを停止することをMAC層で物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項19に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む
ことを特徴とする請求項19又は20に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項22に記載の無線通信方法。
【請求項24】
【請求項25】
前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項17~24のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項25に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む
ことを特徴とする請求項26に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む
ことを特徴とする請求項17~27のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRタイマを停止又はリセットすることを含む
ことを特徴とする請求項1~28のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項30】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を報告する時に、又は、前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を報告した後、前記端末デバイスが前記BFRタイマを開始することを含む
ことを特徴とする請求項29に記載の無線通信方法。
【請求項31】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することは、
前記端末デバイスが、ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答の検出を停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~30のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止するBFRタイマは、前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答を待つために使用される
ことを特徴とする請求項30~31のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される
ことを特徴とする請求項30~32のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項34】
前記第1の情報は、ビーム失敗を示すために使用される
ことを特徴とする請求項33に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項34に記載の無線通信方法。
【請求項36】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項35に記載の無線通信方法。
【請求項37】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるMAC CEで伝送される
ことを特徴とする請求項30~32のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記第1の情報は、
ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項37に記載の無線通信方法。
【請求項39】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項38に記載の無線通信方法。
【請求項40】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項39に記載の無線通信方法。
【請求項41】
前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項33~40のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項42】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項1~41のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項43】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項1~42のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項44】
前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項43に記載の無線通信方法。
【請求項45】
前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである
ことを特徴とする請求項1~44のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項46】
前記非活性化シグナリングは、第1のBFR指示情報を含み、前記第1のBFR指示情報は、前記非活性化シグナリングがBFRの操作のキャンセル又は一時停止をトリガーすることに使用されることを指示するために使用れる
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
【請求項47】
端末デバイスが第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することを含む
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項48】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを物理層で測定することを含む
ことを特徴とする請求項47に記載の無線通信方法。
【請求項49】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ビーム失敗検出参照信号リソースを測定することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項48に記載の無線通信方法。
【請求項50】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告し、及び/又は
前記端末デバイスが物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況をMAC層で受信することを含む
ことを特徴とする請求項47~49のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項51】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することをMAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項50に記載の無線通信方法。
【請求項52】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである
ことを特徴とする請求項50又は51に記載の無線通信方法。
【請求項53】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項48~52のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項54】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項53に記載の無線通信方法。
【請求項55】
前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む
ことを特徴とする請求項54に記載の無線通信方法。
【請求項56】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される
ことを特徴とする請求項48~55のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項57】
【請求項58】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを開始、再開、又は継続することを含む
ことを特徴とする請求項47~57のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項59】
前記第1のタイマは、前記BFRに対応するビーム失敗検出タイマである
ことを特徴とする請求項58に記載の無線通信方法。
【請求項60】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのカウントをリセット又は継続することを含む
ことを特徴とする請求項47~59のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項61】
前記第1のセカンダリセルに対応する前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウントの値をゼロに設定することを含む
ことを特徴とする請求項60に記載の無線通信方法。
【請求項62】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を物理層で測定することを含む
ことを特徴とする請求項47~61のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項63】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を測定することをMAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項62に記載の無線通信方法。
【請求項64】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を物理層でMAC層に報告すること、及び/又は
前記端末デバイスが物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況をMAC層で受信することを含む
ことを特徴とする請求項47~63のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項65】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することをMAC層で物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項64に記載の無線通信方法。
【請求項66】
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む
ことを特徴とする請求項64又は65に記載の無線通信方法。
【請求項67】
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項66に記載の無線通信方法。
【請求項68】
前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項67に記載の無線通信方法。
【請求項69】
【請求項70】
前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項62~69のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項71】
前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項70に記載の無線通信方法。
【請求項72】
前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む
ことを特徴とする請求項71に記載の無線通信方法。
【請求項73】
前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む
ことを特徴とする請求項62~72のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項74】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1のメッセージを報告することを含む
ことを特徴とする請求項62~73のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項75】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される
ことを特徴とする請求項74に記載の無線通信方法。
【請求項76】
前記第1の情報は、ビーム失敗を示すために使用される
ことを特徴とする請求項75に記載の無線通信方法。
【請求項77】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項76に記載の無線通信方法。
【請求項78】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項77に記載の無線通信方法。
【請求項79】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される
ことを特徴とする請求項74に記載の無線通信方法。
【請求項80】
前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項79に記載の無線通信方法。
【請求項81】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項80に記載の無線通信方法。
【請求項82】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項81に記載の無線通信方法。
【請求項83】
前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項75~82のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項84】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項47~83のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項85】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項47~84のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項86】
前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項85に記載の無線通信方法。
【請求項87】
前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである
ことを特徴とする請求項47~86のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項88】
前記方法は、さらに、
ネットワークデバイスの活性化シグナリングに基づいて前記第1のセカンダリセルを活性化することを含む
ことを特徴とする請求項47~87のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項89】
前記活性化シグナリングは、第2のBFR指示情報を含み、前記第2のBFR指示情報は、前記活性化シグナリングが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作の開始又は継続をトリガーするとこに使用されることを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項88に記載の無線通信方法。
【請求項90】
端末デバイスが第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うことを含む
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項91】
前記端末デバイスが第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うことは、
端末デバイスの第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRが失敗した場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを非活性化することを含む
ことを特徴とする請求項90に記載の無線通信方法。
【請求項92】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することを含む
ことを特徴とする請求項91に記載の無線通信方法。
【請求項93】
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することは、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告した後の第1の期間内に、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することを含む
ことを特徴とする請求項92に記載の無線通信方法。
【請求項94】
前記第1の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項93に記載の無線通信方法。
【請求項95】
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することは、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を複数に報告し、且つ、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しなく、且つ、前記第1の情報の報告回数が第1の回数閾値に達す場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することを含む
ことを特徴とする請求項92に記載の無線通信方法。
【請求項96】
前記第1の回数閾値は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項95に記載の無線通信方法。
【請求項97】
前記第1の情報がメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される場合、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答は、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を含む
ことを特徴とする請求項93~96のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項98】
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することは、
前記端末デバイスがMAC CEでネットワークデバイスに第1の情報を報告し、且つ、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を受信し、且つ、前記第1の情報を報告した後の第2の期間内に前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定することを含む
ことを特徴とする請求項92に記載の無線通信方法。
【請求項99】
前記第2の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項98に記載の無線通信方法。
【請求項100】
前記端末デバイスが第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うことは、
前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開することを含む
ことを特徴とする請求項90に記載の無線通信方法。
【請求項101】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告する場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開することを含む
ことを特徴とする請求項90~100のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項102】
前記第1の情報は、PUCCH及び/又はMAC CEで伝送される
ことを特徴とする請求項93~99、101のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項103】
前記第1の情報がPUCCHで伝送される場合、前記第1の情報がビーム失敗を示す
ことを特徴とする請求項102に記載の無線通信方法。
【請求項104】
前記第1の情報がMAC CEで伝送される場合、前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項102に記載の無線通信方法。
【請求項105】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項103又は104に記載の無線通信方法。
【請求項106】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項105に記載の無線通信方法。
【請求項107】
処理モジュールを含む端末デバイスであって、
前記処理モジュールは、第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項108】
前記処理モジュールは、ネットワークデバイスの非活性化シグナリング又は前記第1のセカンダリセルの非活性化タイマに基づいて、前記第1のセカンダリセルを非活性化するように構成される
ことを特徴とする請求項107に記載の端末デバイス。
【請求項109】
前記処理モジュールは、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定を物理層で停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107又は108に記載の端末デバイス。
【請求項110】
前記処理モジュールは、さらに、前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を停止することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知するよう構成される
ことを特徴とする請求項109に記載の端末デバイス。
【請求項111】
前記処理モジュールは、さらに、メディアアクセス制御MAC層に前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを物理層で停止し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を受信することをMAC層で停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107~110のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項112】
前記処理モジュールは、さらに、
前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを停止することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項111に記載の端末デバイス。
【請求項113】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである
ことを特徴とする請求項111又は112に記載の端末デバイス。
【請求項114】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項109~113のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項115】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項114に記載の端末デバイス。
【請求項116】
前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む
ことを特徴とする請求項115に記載の端末デバイス。
【請求項117】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される
ことを特徴とする請求項109~116のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項118】
【請求項119】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107~118のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項120】
前記第1のタイマは、ビーム失敗検出タイマである
ことを特徴とする請求項119に記載の端末デバイス。
【請求項121】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのカウントを一時停止又はリセットするように構成される
ことを特徴とする請求項107~120のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項122】
前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む
ことを特徴とする請求項121に記載の端末デバイス。
【請求項123】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を物理層で停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107~122のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項124】
前記処理モジュールは、さらに、
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を停止することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項123に記載の端末デバイス。
【請求項125】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況をMAC層に報告することを物理層で停止し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を受信することをMAC層で停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107~124のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項126】
前記処理モジュールは、さらに、
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することを停止することをMAC層で物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項125に記載の端末デバイス。
【請求項127】
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む
ことを特徴とする請求項125又は126に記載の端末デバイス。
【請求項128】
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項127に記載の端末デバイス。
【請求項129】
前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項128に記載の端末デバイス。
【請求項130】
【請求項131】
前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項123~130のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項132】
前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項131に記載の端末デバイス。
【請求項133】
前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む
ことを特徴とする請求項132に記載の端末デバイス。
【請求項134】
前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む
ことを特徴とする請求項123~133のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項135】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRタイマを停止又はリセットするように構成される
ことを特徴とする請求項107~134のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項136】
前記処理モジュールは、さらに、ネットワークデバイスに第1の情報を報告する時、又は、ネットワークデバイスに第1の情報を報告した後、前記BFRタイマを開始するように構成される
ことを特徴とする請求項135に記載の端末デバイス。
【請求項137】
前記処理モジュールは、さらに、ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答の測定を停止するように構成される
ことを特徴とする請求項107~136のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項138】
前記BFRタイマは、前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答を待つために使用される
ことを特徴とする請求項136又は137のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項139】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される
ことを特徴とする請求項136~138のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項140】
前記第1の情報は、ビーム失敗を示す
ことを特徴とする請求項139に記載の端末デバイス。
【請求項141】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項140に記載の端末デバイス。
【請求項142】
前記第2の条件は、ビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きく、又は、ビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項141に記載の端末デバイス。
【請求項143】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるMAC CEで伝送される
ことを特徴とする請求項136~138のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項144】
前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項143に記載の端末デバイス。
【請求項145】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを含む
ことを特徴とする請求項144に記載の端末デバイス。
【請求項146】
前記第2の条件は、ビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きく、又は、ビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項145に記載の端末デバイス。
【請求項147】
前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項139~146のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項148】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項107~147のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項149】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項107~148のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項150】
前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項149に記載の端末デバイス。
【請求項151】
前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである
ことを特徴とする請求項107~150のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項152】
前記非活性化シグナリングが第1のBFR指示情報を含み、前記第1のBFR指示情報は、前記非活性化シグナリングがBFRの操作のキャンセル又は一時停止をトリガーすることに使用されることを指示するために使用れる
ことを特徴とする請求項108に記載の端末デバイス。
【請求項153】
処理モジュールを含む端末デバイスであって、
前記処理モジュールは、第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項154】
前記処理モジュールは、
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを物理層で測定するように構成される
ことを特徴とする請求項153に記載の端末デバイス。
【請求項155】
前記処理モジュールは、さらに、
前記ビーム失敗検出参照信号リソースを測定することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項154に記載の端末デバイス。
【請求項156】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況をMAC層で受信するように構成される
ことを特徴とする請求項153~155のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項157】
前記処理モジュールは、さらに、
前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項156に記載の端末デバイス。
【請求項158】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである
ことを特徴とする請求項156又は157に記載の端末デバイス。
【請求項159】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項154~158のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項160】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項159に記載の端末デバイス。
【請求項161】
前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む
ことを特徴とする請求項160に記載の端末デバイス。
【請求項162】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される
ことを特徴とする請求項154~161のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項163】
【請求項164】
前記処理モジュールは、さらに、ビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを開始、再開又は継続するように構成される
ことを特徴とする請求項153~163のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項165】
前記第1のタイマは、ビーム失敗検出タイマである
ことを特徴とする請求項164に記載の端末デバイス。
【請求項166】
前記処理モジュールは、さらに、ビーム失敗サンプルのカウントをリセット又は継続するように構成される
ことを特徴とする請求項153~165のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項167】
前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む
ことを特徴とする請求項166に記載の端末デバイス。
【請求項168】
前記処理モジュールは、さらに、候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を物理層で測定するように構成される
ことを特徴とする請求項153~167のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項169】
前記処理モジュールは、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を測定することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項168に記載の端末デバイス。
【請求項170】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を物理層でMAC層に報告し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況をMAC層で受信するように構成される
ことを特徴とする請求項153~169のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項171】
前記処理モジュールは、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することをMAC層で物理層に通知するように構成される
ことを特徴とする請求項170に記載の端末デバイス。
【請求項172】
前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む
ことを特徴とする請求項170~171のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項173】
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項172に記載の端末デバイス。
【請求項174】
前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項173に記載の端末デバイス。
【請求項175】
【請求項176】
前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される
ことを特徴とする請求項168~175のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項177】
前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される
ことを特徴とする請求項176に記載の端末デバイス。
【請求項178】
前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む
ことを特徴とする請求項177に記載の端末デバイス。
【請求項179】
前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む
ことを特徴とする請求項168~179のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項180】
前記端末デバイスは、さらに、通信モジュールを含み、
前記通信モジュールは、ネットワークデバイスに第1のメッセージを報告するように構成される
ことを特徴とする請求項168~179のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項181】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される
ことを特徴とする請求項180に記載の端末デバイス。
【請求項182】
前記第1の情報は、ビーム失敗を示す
ことを特徴とする請求項181に記載の端末デバイス。
【請求項183】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項182に記載の端末デバイス。
【請求項184】
前記第2の条件は、ビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きく、又は、ビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項183に記載の端末デバイス。
【請求項185】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される
ことを特徴とする請求項180に記載の端末デバイス。
【請求項186】
前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項185に記載の端末デバイス。
【請求項187】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す
ことを特徴とする請求項186に記載の端末デバイス。
【請求項188】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項187に記載の端末デバイス。
【請求項189】
前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項181~188のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項190】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項153~189のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項191】
前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う
ことを特徴とする請求項153~190のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項192】
前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項191に記載の端末デバイス。
【請求項193】
前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである
ことを特徴とする請求項153~192のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項194】
前記処理モジュールは、さらに、
ネットワークデバイスの活性化シグナリングに基づいて前記第1のセカンダリセルを活性化するように構成される
ことを特徴とする請求項153~193のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項195】
前記活性化シグナリングは、第2のBFR指示情報を含み、前記第2のBFR指示情報は、前記活性化シグナリングが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作の開始又は継続をトリガーするとこに使用されることを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項194に記載の端末デバイス。
【請求項196】
処理モジュールを含む端末デバイスであって、
前記処理モジュールは、第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項197】
前記処理モジュールは、
端末デバイスの第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRが失敗した場合、前記第1のセカンダリセルを非活性化するように構成される
ことを特徴とする請求項196に記載の端末デバイス。
【請求項198】
前記処理モジュールは、さらに、
前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される
ことを特徴とする請求項197に記載の端末デバイス。
【請求項199】
前記処理モジュールは、
ネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告した後の第1の期間内に前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される
ことを特徴とする請求項198に記載の端末デバイス。
【請求項200】
前記第1の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項199に記載の端末デバイス。
【請求項201】
前記処理モジュールは、
ネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を複数に報告し、且つ、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しなく、且つ、前記第1の情報の報告回数が第1の回数閾値に達す場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される
ことを特徴とする請求項198に記載の端末デバイス。
【請求項202】
前記第1の回数閾値は、予め設定され、又はネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項201に記載の端末デバイス。
【請求項203】
前記第1の情報がメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される場合、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答は、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を含む
ことを特徴とする請求項199~202のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項204】
前記処理モジュールは、さらに、
前記端末デバイスがMAC CEでネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告し、且つ、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を受信し、且つ、前記第1の情報を報告した後の第2の期間内に前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される
ことを特徴とする請求項198に記載の端末デバイス。
【請求項205】
前記第2の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項204に記載の端末デバイス。
【請求項206】
前記処理モジュールは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開するように構成される
ことを特徴とする請求項196に記載の端末デバイス。
【請求項207】
前記処理モジュールは、さらに、ネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開するように構成される
ことを特徴とする請求項196~206のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項208】
前記第1の情報は、PUCCH及び/又はMAC CEで伝送される
ことを特徴とする請求項199~205、207のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項209】
前記第1の情報がPUCCHで伝送される場合、前記第1の情報は、ビーム失敗を示す
ことを特徴とする請求項208に記載の端末デバイス。
【請求項210】
前記第1の情報がMAC CEで伝送される場合、前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項208に記載の端末デバイス。
【請求項211】
前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項209又は210に記載の端末デバイス。
【請求項212】
前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項211に記載の端末デバイス。
【請求項213】
プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~46のいずれか1項に記載の方法、または請求項47~89のいずれか1項に記載の方法、または請求項90~106のいずれか1項に記載の方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項214】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~46のいずれか1項に記載の方法、または請求項47~89のいずれか1項に記載の方法、または請求項90~106のいずれか1項に記載の方法をチップが搭載された装置に実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とするチップ。
【請求項215】
コンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、請求項1~46のいずれか1項に記載の方法、または請求項47~89のいずれか1項に記載の方法、または請求項90~106のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項216】
請求項1~46のいずれか1項に記載の方法、または請求項47~89のいずれか1項に記載の方法、または請求項90~106のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令を含むことを特徴とする
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項217】
請求項1~46のいずれか1項に記載の方法、または請求項47~89のいずれか1項に記載の方法、または請求項90~106のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、具体的に、無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムにおいて、端末デバイスは、プライマリセル(Primary Cell、PCell)及び少なくとも1つのセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)と接続を確立することができ、PCell上のビーム(beam)が故障した場合、例えば、そのビームで伝送される信号の品質がある閾値を下回った場合、端末デバイスは、データ伝送のために新しいビームに切り替えるために、ビーム失敗回復(Beam Failure Recovery、BFR)プロセスを開始することができる。セカンダリセルについて、BFRプロセスをどのように実現することは、解決すべき課題である。
【発明の概要】
【0003】
本願の実施例は、端末デバイスの処理の複雑さを低減することができる無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
【0004】
第1の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスは、第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止することを含む。
【0005】
第2の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスが第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続することを含む。
【0006】
第3の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスが第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うことを含む。
【0007】
第4の態様は、上述の第1の態様における方法、または第1の態様の可能な実施例のいずれかを実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、端末デバイスは、第1の態様の方法、または上述の第1の態様の任意の可能な実装を実行するためのユニットを備える。
【0008】
第5の態様は、上述の第2の態様における方法、または第2の態様の可能な実施例のいずれかを実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、端末デバイスは、第2の態様の方法、または上述の第2の態様の任意の可能な実装を実行するためのユニットを備える。
【0009】
第6の態様は、上述の第3の態様における方法、または第3の態様の可能な実施例のいずれかを実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、端末デバイスは、第3の態様の方法、または上述の第3の態様の任意の可能な実装を実行するためのユニットを備える。
【0010】
第7の態様は、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。メモリは、コンピュータプログラムを格納し、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上述した第1の~第3の態様またはそれらのそれぞれの実装における方法を実行する。
【0011】
第8の態様は、上記の第1のから第3の態様のいずれかの方法またはそれらのそれぞれの実装を実施するためのチップを提供する。
【0012】
具体的には、チップは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して、上記の第1の~第3の態様、またはそれらの各実施例に記載された方法をチップが搭載されたデバイスに実行させる実行するプロセッサを備えている。
【0013】
第9の態様は、上記第1のから第3の態様のいずれか、またはそれらの各実施態様における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを格納するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0014】
第10の態様は、上記の第1のから第3の態様のいずれか、またはその各実施態様における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第11の態様は、コンピュータ上で実行されると、上記の第1のから第3の態様のいずれか、またはその各実施態様における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0016】
上記の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、セカンダリセルを非活性化する際に、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗回復プロセスを同時に停止または一時停止することができ、これにより、システムリソースの浪費および端末デバイスの処理能力の消費を回避し、システム性能を向上させることができ、また、ビーム失敗回復プロセスと端末デバイスの活性化/非活性化プロセスとを組み合わせることができ、これにより、端末デバイスの実装の複雑さを軽減することができ、BFRの効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願の実施例における応用シナリオの模式図である。
図2】本願の実施例一における無線通信方法の模式図である。
図3】本願の実施例二における無線通信方法の模式図である。
図4】本願の実施例三における無線通信方法の模式図である。
図5】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図6】本願の他の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図7】本願の他の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図8】本願の他の実施例における通信デバイスのブロック図である。
図9】本願の実施例におけるチップのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願の実施例における技術的解決策を、本願の実施例における添付図面と併せて説明する。明らかに、説明する実施例は、本願の実施例の一部であり、そのすべてではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的労働をせずに得た他のすべての実施例は、本願の保護の範囲に入る。
【0019】
本願の実施例の技術は、GSM(Global System of Mobile Communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、符号分割多重アクセス(WCDMA)システム、一般パケット無線サービス(GPRS)、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE周波数 FDD(分割多重)方式、LTE TDD(時分割多重)方式、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)、ワールドワイド マイクロ波アクセス(WiMAX)通信システムまたは5Gシステムなどのさまざまな通信システムに適用することができる。
【0020】
図1に示すように、該端末デバイス110は、第1の通信システム下の第1のネットワークデバイス130と、第2の通信システム下の第2のネットワークデバイス120とに接続されており、例えば、該第1のネットワークデバイス130はLTE(Long term Evolution)下のネットワークデバイスであり、該第2のネットワークデバイス120はNR(New Radio)下のネットワークの装置である。
【0021】
ここで、この第1のネットワークデバイス130とこの第2のネットワークデバイス120の下には、複数のセルが含まれていてもよい。
【0022】
ここで、該第1のネットワークデバイス130と該第2のネットワークデバイス120とは、複数のセールを含むことができる。
【0023】
なお、図1は本願の実施例における通信システムの例であり、本願の実施例が図1に限定されない。
【0024】
例として、本願の実施例における通信システムは、少なくとも該第1の通信システム下の複数のネットワークデバイス及び/又は該第2の通信システム下の複数のネットワークデバイスを含む。
【0025】
例えば、図1に示すシステム100は、第1の通信システム下のプライマリネットワークデバイスと、第2の通信システム下の少なくとも1つのセカンダリネットワークデバイスとで構成されていてもよい。少なくとも1つのセカンダリネットワークデバイスは、それぞれがその1つのプライマリネットワークデバイスに接続されて複数の接続を形成し、それぞれが端末デバイス110に接続されて、それにサービスを提供する。具体的には、端末デバイス110は、プライマリネットワークデバイスとセカンダリネットワークデバイスの両方を介して接続を確立してもよい。
【0026】
任意選択で、端末デバイス110とプライマリネットワークデバイスとの間に確立された接続はプライマリ接続であり、端末デバイス110とセカンダリネットワークデバイスとの間に確立された接続はセカンダリ接続である。端末デバイス110の制御シグナリングは、プライマリ接続を介して伝送されてもよく、一方、端末デバイス110のデータは、プライマリ接続とセカンダリ接続の両方を介して伝送されてもよく、セカンダリ接続のみを介して伝送されてもよい。
【0027】
また、一例として、本願実施例における第1の通信システムと第2の通信システムは異なるものであるが、第1の通信システムとこの第2の通信システムの具体的なタイプは限定されない。
【0028】
例えば、第1の通信システムおよび第2の通信システムは、GSM(Global System of Mobile Communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)システム、LTE(Long term Evolution)システム、LTEのTDD(Time Division Duplexing)システム、Wideband Code Division Multiple Access(WCDMA)システム、General Packet Radio Service(GPRS)、Long term Evolution(LTE)システム、LTE TimeTDD(Division Duplex)、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)などの各種の通信システムであっても良い。
【0029】
前記プライマリネットワークデバイスと前記セカンダリネットワークデバイスは、任意のアクセスネットワークデバイスであってもよい。
【0030】
任意選択で、いくつかの実施例では、前記アクセスネットワークデバイスは、GSM(Global System of Mobile Communication)システムまたはCDMA(Code Division Multiple Access)システムにおけるBTS(Base Transceiver Station)、またはWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システムにおけるNB(NodeB)、Long term Evolution(LTE)システムにおけるEvolutional Node B(eNB又はeNodeB)であっても良い。
【0031】
任意選択で、前記アクセスネットワークデバイスは、Next Generation Radio Access Network(NG RAN)、またはNRシステムの基地局(gNB)、またはCloud Radio Access Network(CRAN)の無線コントローラであっても良いし、中継器、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、あるいはPLMN(Public Land Mobile Network)の将来の進化におけるネットワークデバイスなどであっても良い。
【0032】
図1に示すシステム100において、該第1のネットワークデバイス130をプライマリネットワークデバイス、該第2のネットワークデバイス120をセカンダリネットワークデバイスとする。
【0033】
該第1のネットワークデバイス130がLTEネットワークデバイス、該第2のネットワークデバイス120がNRネットワークデバイスであっても良い。又は、該第1のネットワークデバイス130がNRネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス120がLTEネットワークデバイスであっても良い。又は、該第1のネットワークデバイス130と該第2のネットワークデバイス120とがNRネットワークデバイスであっても良い。又は、該第1のネットワークデバイス130がGSMネットワークデバイス、CDMAネットワークデバイス等であり、該第2のネットワークデバイス120がGSMネットワークデバイス、CDMAネットワークデバイス等であっても良い。又は、第1のネットワークデバイス130がマクロセル(Macrocell)、第2のネットワークデバイス120がマイクロセル(Microcell)、ピコセル(Picocell)又はフェムトセル(Femtocell)等であってもよい。
【0034】
任意選択で、前記端末デバイス110は、任意の前記端末デバイスであっても良く、としては、公衆交換電話網( Public Switched Telephone Networks、PSTN )、デジタル加入者線( Digital Subscriber Line、DSL )、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などの有線回線を介した接続、および/または別のデータ接続/ネットワーク、および/または、セルラネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク( Wireless Local Area Network、WLAN )、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビジョンネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送受信機などの無線インターフェース、及び/又は通信信号を受信/送信するように構成された別の端末デバイスのための手段、および/またはモノのインターネット( Internet of Things、IoT )装置を含む。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末デバイスは、「無線通信端末」、「無線端末」、又は「移動端末」と称され得る。移動端末の例は、衛星又は携帯電話を含むがこれらに限定されなく、セルラー無線電話とデータ処理、ファクシミリ、及びデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム( Personal Communications System、PCS )端末、PDAは、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネット接続、ウェブブラウザ、メモ帳、カレンダー、及び/又は全地球測位システム( Global Positioning System、GPS )受信機を含み、従来のノート型受信機やパームトップ型受信機等の電子機器に内蔵されている無線電話送受信機に適用してもよい。端末デバイスは、アクセス端末、ユーザーデバイス( User Equipment、UE )、ユーザーデバイス、ユーザ局、移動局、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザ装置を指してもよい。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル( Session Initiation Protocol、SIP )電話、ワイヤレスローカルループ( Wireless Local Loop、WLL )局、パーソナルデジタル処理( Personal Digital Assistant、PDA )、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス、または将来開発されるPLMNにおける端末デバイスなどであり得る。
【0035】
なお、本明細書において、用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、交換可能に使用されることが理解される。ここで言う「及び/又は」とは、単に関連対象を説明する関連関係のことであり、A及び/又はBのように3つの関係があり、A単独の場合、AとBの両方の場合、B単独の場合の3つの場合があることを意味する。また、本文中の「/」は、前後関係オブジェクトが「または」の関係であることを一般的に示す。
【0036】
本願の実施例では、セカンダリセル自体の特性に応じて、対応するBFRプロセスを設計することができ、例えば、セカンダリセルに活性化プロセスと非活性化プロセスを設け、セカンダリセルにリンク品質の問題が発生した場合には、その対応するプライマリセルまたはプライマリセカンダリセルを用いて通信を行うことができる。
【0037】
これに基づき、例えば、セカンダリセルの活性化または非活性化プロセスを、前記セカンダリセルに対応するBFR操作と共同で処理することができ、端末の実装の複雑さを軽減し、端末デバイスの処理を簡素化することができる。
【0038】
以下では、セカンダリセルの非活性化とセカンダリセルの活性化の場合に、該セカンダリセルに対応するに対応するBFRに関する処理プロセスと、BFRの失敗または成功の場合のセカンダリセルの処理プロセスを、それぞれ実施例一~三と併せて説明する。
【0039】
なお、前記実施例一、実施例二及び実施例三を別に実施しても良いし、合わせて実施しても良く、本願の実施例がこれに限定されなく、例えば、第1のセカンダリセルを非活性化した後、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作(実施例一)をキャンセル又は一時停止し、さらに、端末デバイスは、前記第1のセカンダリセルを活性化し、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作(実施例二)の開始又は継続しても良い。又は、第1のセカンダリセルを活性化した後、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作(実施例二)を開始又は継続し、さらに、端末デバイスは、前記第1のセカンダリセルを非活性化し、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作(実施例一)を停止又は一時停止しても良いし、又は、前記第1のセカンダリセルを活性化し、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作を開始又は継続した後、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対応する処理(実施例三)を決定し、例えば、第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗した場合、前記第1のセカンダリセル等を非活性化し、又は、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、該第1のセカンダリセルを継続して使用し通信する。
【0040】
実施例一、
本願の実施例において、端末デバイスに1つ以上のセカンダリセルが構成されており、具体的に、前記端末デバイスのメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層エンティティが1つ以上のセカンダリセルを構成し、該1つ以上のセカンダリセルが第1のセカンダリセルを含み、該第1のセカンダリセルが活性化状態にある場合、端末デバイスが該第1のセカンダリセルを非活性化し、例えば、前記端末デバイスがネットワークデバイスの非活性化シグナリング又は非活性化タイマに従って該第1のセカンダリセルを非活性化し、さらに、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR関連操作をキャンセル又は一時停止してもよい。
【0041】
図2は、本願の実施例一における無線通信方法の概略フロー図である。方法200は、図2に示すように、図1に示す通信システムの端末デバイスによって実行されてもよく、方法200は、以下の少なくとも一部を含んでいてもよい。
【0042】
S210において、端末デバイスは、第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止する。
【0043】
なお、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作は、前記第1のセカンダリセルのためのBFRの操作であっても良く、又は、前記第1のセカンダリセルに関連するBFRの操作であっても良く、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作は、前記第1のセカンダリセル上のビームの回復に使用され、つまり、前記第1のセカンダリセル上のリンク回復に使用されても良い。
【0044】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスとも言われ、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスは、以下の前記実施例における各操作の1つ又は複数の組合せを含む。
【0045】
任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作は、一部が前記第1のセカンダリセルにおいて実行され、一部が他のセルにおいて実行されても良く、例えば、プライマリセル又はプライマリセカンダリセル等であっても良く、他のセルにおいて実行されるBFR操作は、該第1のセカンダリセル上のビーム回復に使用され、つまり、前記第1のセカンダリセル上のリンク回復に使用される。
【0046】
任意選択で、本願の実施例において、端末デバイスは、ネットワークシグナリング又はタイマに基づいて第1のセカンダリセルを非活性化する。
【0047】
任意選択で、前記ネットワークシグナリングは、メディアアクセス制御制御要素(Media Access Control Control Element、MAC CE)シグナリングであってもよく、前記第1のセカンダリセルを非活性化するように使用される。又は、他の動的シグナリング、例えば、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)等であっても良い。
【0048】
任意選択で、前記ネットワークシグナリングが第1のBFR指示情報を含み、前記第1のBFR指示情報は、前記ネットワークシグナリングでBFRの操作をキャンセル又は一時停止するようにトリガーするために使用され、さらに、前記端末デバイスは、前記第1のBFR指示情報で前記ネットワークシグナリングがBFRの操作をキャンセル又は一時停止するようにトリガーすることを指示する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作をキャンセル又は一時停止しても良く。
【0049】
任意選択で、前記タイマが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマ(sCellDeactivationTimer)であり、前記タイマが終了(つまり、タイムアウト)(expire)する場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを非活性化し、前記タイマの動作期間において、前記第1のセカンダリセルが活性化状態にある。
【0050】
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを非活性化すると決定した場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対して以下の操作のうちの少なくとも1つを実行する。
【0051】
2.1、前記操作は、前記端末デバイスのMACエンティティ(MAC entity)で実行される。
【0052】
2.2、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを停止することを含む。
【0053】
2.2.1、前記セカンダリセル非活性化タイマは、対応するセカンダリセルの非活性化操作を制御するために使用される。
【0054】
2.2.2、前記セカンダリセル非活性化タイマは、sCellDeactivationTimerである。
【0055】
2.3、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する帯域幅部分(Band Width Part、BWP)非活躍タイマを停止することを含む。
【0056】
2.3.1、前記BWP非活躍タイマは、前記第1のセカンダリセルに対応するBWPの非活性化操作を制御するために使用される。
【0057】
2.3.2、前記BWP非活躍タイマは、bwp-InactivityTimerである。
【0058】
2.4、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する活性化されたBWPを非活性化することを含む。
【0059】
さらに、前記第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記端末デバイスは、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR関連操作をキャンセル又は一時停止しても良く、具体的に、以下の操作のうちのすくなくとも1つを含む。
【0060】
2.5、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号(beam failure detection RS、BFD RS)リソースの測定を物理層で停止することを含む。端末デバイスは、セカンダリセルを非活性化する同時に、ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させるとともに、端末デバイスの消費電力を低減させる。
【0061】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号は、前記第1のセカンダリセルのビーム失敗回復プロセスに使用されるビーム失敗検出参照信号と理解されても良く、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号は、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応するビーム失敗検出参照信号とも言われる。該ビーム失敗検出参照信号を測定することで、該第1のセカンダリセルのリンク品質を決定することができる。
【0062】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースは、1つ以上のグループであっても良く、例えば、各セカンダリセルが1つのグループのビーム失敗検出参照信号リソースに対応し、各セカンダリセルに対応するBFRは、1つのグループのビーム失敗検出参照信号リソースに対応し、又は、該第1のセカンダリセルが複数のグループのビーム失敗検出参照信号リソースに対応し、各グループビーム失敗検出参照信号リソースがBFRプロセスに対応し、例えば、各グループビーム失敗検出参照信号リソースが該第1のセカンダリセルの1つのBWPに対応し、該BWPのBFRプロセスに対して該BWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを利用し、他のBWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを使用しない。例えば、該BWPを非活性化する場合、該BWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定を停止し、他のBWPが活性化状態にある場合、他のBWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを継続して測定してもよい。
【0063】
なお、本願の実施例において、前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定は、前記ビーム失敗検出参照信号リソース上で伝送されるビーム失敗検出参照信号に対する測定であってもよい。ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定は、該ビーム失敗検出参照信号リソースに対応する物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)のチャネル品質を決定するために使用され、例えば、参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)、参照信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)、搬送波干渉雑音比(Carrier to Interference plus Noise Ratio、SR-SINR)である。
【0064】
2.5.1、任意選択で、前記端末デバイスのMAC層は、前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を物理層で停止することができる。即ち、前記物理層は、MAC層からの通知に基づいて、前記ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を停止することができる。
【0065】
2.5.2、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0066】
2.5.2.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)パラメータにより決定され、例えば、該RRCパラメータがビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含み、例えば、failureDetectionResourcesであり、つまり、ネットワークデバイスは、failureDetectionResourcesで端末デバイスのために該ビーム失敗検出参照信号リソースを構成することができる。
【0067】
2.5.3、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセット(Control Resource Set、CORESET)の伝送構成指示(Transmission Configuration Information、TCI)状態(State)により決定されてもよい。
【0068】
具体的に、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにCORESETを構成し、端末デバイスがPDCCHをリッスンするために使用され、ネットワークデバイスは、PDCCHを伝送する前に、端末デバイスのためにTCI状態を構成して該PDCCHに対応する準共通アドレス(Quasi-co-located、QCL)参照信号を端末デバイスに指示し、これにより、端末デバイスが前記QCL参照信号の受信に使用される受信ビームを利用して、対応するPDCCHを受信してもよい。
【0069】
任意選択で、本願の実施例において、1つのTCI状態は、以下のものを含み、
1、TCI状態識別子(Identify、 ID)、1つのTCI状態を識別するために使用され、
2、QCL情報1、
3、QCL情報2である。
【0070】
任意選択で、1つのQCL情報は、以下の情報を含み、
QCLタイプ構成であり、例えば、QCLタイプA(QCL TypeA)、QCLタイプB(QCL TypeB)、QCLタイプC(QCL TypeC)又はQCLタイプD(QCL TypeD)のいずれかであり、
QCL参照信号構成であり、例えば、参照信号があるセルID、帯域幅部分(Bandwidth、BWP)ID及び参照信号の識別子を含み、例えば、CSI-RSリソースID又はSSB indexである。
【0071】
任意選択で、QCL情報1及びQCL情報2では、少なくとも1つのQCL情報のQCLタイプがQCL TypeA、QCL TypeB、QCL TypeCのいずれかであり、他のQCL情報を構成する場合、該QCL情報のQCLタイプがQCL TypeDである。
【0072】
任意選択で、異なるQCLタイプ構成の定義は、以下の通りであり、
1、QCL-TypeA、{ドップラーシフト(Doppler shift)、ドップラー拡張(Doppler spread)、平準遅延時間(average delay)、遅延時間拡張(delay spread)}であり、
2、QCL-TypeB、{Doppler shift、 DoppleR spread}であり、
3、QCL-TypeC、{Doppler shift、 average delay}であり、
4、QCL-TypeD、{空間受信パラメータ( Spatial Rx parameter) }である。
【0073】
従って、本願の実施例において、TCI状態で構成された参照信号に基づいてビーム失敗検出参照信号を決定し、例えば、該TCI状態で構成された参照信号を該ビーム失敗検出参照信号としてもよい。
【0074】
【0075】
2.6、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスがMAC層に前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを物理層で停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、MAC層にビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを同時に停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させ、端末デバイスの消費電力を節約すると共に、端末デバイスの実装の柔軟度を実現することができる。例えば、端末デバイスは、自分の消費電力及び対応する要求に基づいて、MAC層に報告せず一部のビーム失敗参照信号リソースの測定を行うことができる。
【0076】
2.6に記載の前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの意味は、2.5を参照するが、ここで説明を省略する。
【0077】
2.6.1、任意選択で、MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを停止することをMAC層で物理層に通知してもよい。即ち、前記物理層は、MAC層の通知に基づいて、MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定状況を停止することを通知する。
【0078】
2.6.2、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0079】
2.6.2.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定され、例えば、該RRCパラメータは、ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報failureDetectionResourcesを含む。
【0080】
2.6.3、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。具体的には、2.5.3の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0081】
【0082】
2.6.5、任意選択で、前記物理層がMAC層に報告するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)を含む。
【0083】
任意選択で、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件を満たしている場合(例えば、チャネル品質が閾値よりも小さい)、1つのbeam failure instanceとしてもよい。任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、さらに、ビーム失敗参照信号の測定結果を含み、例えば、RSRQ、RSRPなどであり、又は、beam failure instanceの累積回数を含み、即ち、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件の回数を満たしている。
【0084】
2.7、前記操作は、物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況の受信をMAC層で停止する。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、MAC層でビーム失敗検出参照信号リソース上の測定状況の受信を停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させ、端末デバイスの消費電力を節約すると共に、端末デバイスの実装の柔軟度を実現することができる。
【0085】
2.7.1、任意選択で、前記物理層がMAC層に報告する前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、beam failure instanceを含み、具体的には、2.6.5の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0086】
2.8、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプル(beam failure instance)カウントに使用されるタイマを停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗サンプルに対応するタイマのカウントを同時に停止し、BFRのプロセスによく合わせ、システム性能を向上させる。
【0087】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルは、前記第1のセカンダリセルのビーム失敗回復プロセスに統計されたビーム失敗サンプルと理解され、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルは、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応するビーム失敗サンプルとも言われる。該ビーム失敗サンプルを統計することで該第1のセカンダリセルにビーム失敗が発生するかどうかを決定することができる。
【0088】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのタイマは、1つ以上であってもよく、例えば、各セカンダリセルが1つのビーム失敗サンプルのタイマに対応し、各セカンダリセルに対応するBFRは、対応する1つのビーム失敗サンプルのタイマ基づき、又は、該第1のセカンダリセルが複数のビーム失敗サンプルのタイマに対応し、各ビーム失敗サンプルのタイマがBFRプロセスに対応し、例えば、各ビーム失敗サンプルのタイマが該第1のセカンダリセルの1つのBWPに対応し、該BWPのBFRプロセスに対して該BWPに対応するビーム失敗サンプルのタイマを利用し、他のBWPに対応するビーム失敗サンプルのタイマを利用しない。例えば、該BWPを非活性化する場合、該BWPに対応するビーム失敗サンプルのタイマのタイミングを停止し、他のBWPが活性化状態にある場合、他のBWPに対応するビーム失敗サンプルのタイマのタイミングを継続してもよい。
【0089】
任意選択で、本願の実施例において、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)カウントに使用されるタイマを停止(stop)することは、該タイマを終了することを含み、このように、BFRプロセスを回復する場合、該タイマを開始又は再開することができ、ゼロからカウントし、又は、該タイマを終了しなく、該タイマのカウントをゼロに設定し、このように、BFRプロセスを回復する場合、カウントを再開し、又は、該タイマを一時停止し(suspend)、このように、BFRプロセスを回復する場合、該タイマのタイミングを継続し、即ち、元のカウントの上でカウントを継続する。
【0090】
2.8.1、任意選択で、前記タイマは、ビーム失敗検出タイマ(beamFailureDetectionTimer)である。
【0091】
2.9、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプル(beam failureinstance、BFI)のカウントを一時停止又はリセットする。
【0092】
2.9において、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの具体的な意味は、2.8の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0093】
端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)のカウントを一時停止し、このように、このセカンダリセルが再度活性化される場合、リンク品質が大きく変化しない場合、元のカウントを継続することで、BFRプロセスを高速化し、遅延を低減し、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)のカウントをリセットし、端末デバイスの実装を容易にし、セカンダリセルの非活性化後に、端末デバイスがビーム失敗サンプルに関連する情報を維持してリソースを占用する必要性を回避することができる。
【0094】
2.9.1、前記ビーム失敗サンプルのカウントは、BFI_COUNTERである。
【0095】
2.9.2、任意選択で、ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、BFI_COUNTERを0に設定することであってもよい。
【0096】
2.9.3、任意選択で、ビーム失敗サンプルのカウントを一時停止することは、BFI_COUNTERの累積カウントを一時停止することであってもよく、BFRプロセスが回復する場合、累積されたカウントの上でカウントを継続する。
【0097】
2.10、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループの測定を物理層で停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を同時に停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させるとともに、端末デバイスの消費電力を低減させることができる。
【0098】
前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループは、前記第1のセカンダリセルのビーム失敗回復プロセスに使用される候補ビーム参照信号グループと理解されてもよく、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループは、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応する候補ビーム参照信号グループとも言われる。該候補ビーム参照信号グループを測定することで、該第1のセカンダリセルがどのビームに切替えてデータを伝送すると決定することができる。
【0099】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループは、1つ以上のグループであってもよく、例えば、各セカンダリセルが1つのグループの候補ビーム参照信号に対応し、各セカンダリセルに対応するBFRが自分の1つのグループの候補ビーム参照信号に基づき、又は、該第1のセカンダリセルが複数のグループの候補ビーム参照信号に対応し、各グループ候補ビーム参照信号がBFRプロセスに対応し、例えば、各グループ候補ビーム参照信号が該第1のセカンダリセルの1つのBWPに対応し、該BWPのBFRプロセスに対して該BWPに対応する候補ビーム参照信号グループを利用し、他のBWPに対応する候補ビーム参照信号グループを利用しない。例えば、該BWPを非活性化する場合、該BWPに対応する候補ビーム参照信号グループの測定を停止し、他のBWPが活性化状態にある場合、他のBWPに対応する候補ビーム参照信号グループの測定を継続する。
【0100】
2.10.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、1つ以上の候補ビーム参照信号を含む。
【0101】
2.10.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0102】
2.10.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)パラメータにより決定されてもよく、例えば、該RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)を含む。例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにcandidateBeamRSListを構成し、該candidateBeamRSListにおける候補ビーム参照信号は、端末デバイスがそれを測定して新しい候補ビームを選定するために使用される。
【0103】
任意選択で、該candidateBeamRSListは、ネットワークデバイスが上位層シグナリングにより構成されてもよい。
【0104】
2.10.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定されてもよい。任意選択で、該CSI-RSリソース識別子及び/又はSS/PBCH BLOCK番号は、ネットワークデバイスにより構成されてもよい。
【0105】
2.10.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対応するリソースは、以下の3つのケースであり、
2.10.4.1、周期性CSI-RSリソース、
2.10.4.2、SS/PBCH BLOCK、
2.10.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0106】
2.10.5、任意選択で、MAC層が候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を停止することを物理層に通知する。即ち、前記物理層がMAC層の通知に基づいて前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を停止することができる。
【0107】
2.11、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスがMACに前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することを物理層で停止する。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、MAC層に候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することを物理層で停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させ、端末デバイスの消費電力を節約すると共に、端末デバイスの実装の柔軟度を実現することができる。例えば、端末デバイスは、自分の消費電力及び対応する要求に基づいて、MAC層に報告せず一部の候補ビーム参照信号の測定を行う。
【0108】
2.11において前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループという意味は、2.10の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0109】
2.11.1、任意選択で、前記端末デバイスが候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件であるターゲット候補ビーム参照信号の情報(例えば、参照信号の識別子)、及び/又はターゲット候補ビーム参照信号に対応する測定結果、例えば、RSRQ、又はRSRP等を含む。
【0110】
2.11.1.1、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、第1の閾値以上であることを含む。
【0111】
2.11.1.2、任意選択で、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め設定される。
【0112】
2.11.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0113】
2.11.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良く、具体的には、2.10.2.1の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0114】
2.11.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定される。
【0115】
2.11.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対応するリソースは、以下の3つのケースがあり、
2.11.4.1、周期性CSI-RSリソース、
2.11.4.2、SS/PBCH BLOCK、
2.11.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0116】
2.11.5、任意選択で、前記端末デバイスがMACに候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することを停止することをMAC層で物理層に通知する。即ち、前記物理層がMAC層の通知に基づいて、MACに候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することを停止する。
【0117】
2.12、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復タイマ(又はリンク回復タイマ)を停止又はリセットすることを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)のカウントを停止又はリセットすることで、端末デバイスの実装を容易にし、セカンダリセルの非活性化後に、端末デバイスがビーム失敗サンプルに関連する情報を維持してリソースを占用する必要性を回避することができる。
【0118】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復タイマは、前記第1のセカンダリセルのビーム失敗回復プロセスに使用されるビーム失敗回復タイマと理解され、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復タイマは、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応するビーム失敗回復タイマとも言われる。
【0119】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復タイマが1つ以上であってもよく、例えば、各セカンダリセルが1つのビーム失敗回復タイマに対応し、各セカンダリセルに対応するBFRが対応する1つのビーム失敗回復タイマに基づき、又は、該第1のセカンダリセルが複数のビーム失敗回復タイマに対応し、各ビーム失敗回復タイマがBFRプロセスに対応し、例えば、各ビーム失敗回復タイマが該第1のセカンダリセルの1つのBWPに対応し、該BWPBFRプロセスに対して該BWPに対応するビーム失敗回復タイマを利用し、他のBWPに対応するビーム失敗回復タイマを利用しない。例えば、該BWPを非活性化する場合、該BWPに対応するビーム失敗回復タイマのカウントを停止し、他のBWPが活性化状態にある場合、他のBWPに対応するビーム失敗回復タイマのカウントを継続してもよい。
【0120】
なお、ここで、ビーム失敗回復タイマを停止することは、該ビーム失敗回復タイマを終了し、又は、該タイマを一時停止することであってもよく、ここで、ビーム失敗回復タイマをリセットすることは、該タイマのカウントをゼロ又は他の初期値に設定されてもよい。
【0121】
任意選択で、前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を報告してもよい。任意選択で、前記第1の情報がビーム失敗回復要求である。
【0122】
2.12.1、任意選択で、前記ビーム失敗回復タイマは、端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を送信した後に開始してもよい。
【0123】
例えば、前記端末デバイスは、ネットワークデバイスに該第1の情報を送信した直後に該タイマを開始し、又は、送信後の一定時間内に該タイマを開始してもよい。
【0124】
2.12.2、任意選択で、前記ビーム失敗回復タイマは、端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を送信する時に開始してもよい。例えば、前記端末デバイスは、ネットワークデバイスに該第1の情報を送信する過程において該タイマを開始し、又は、該第1の情報の送信を開始する時に該タイマを開始しても良い。
【0125】
2.12.3、任意選択で、前記第1の情報はPUCCHで伝送されてもよい。2.12.3.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、例えば、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすことである。
【0126】
任意選択で、1つの実施例として、前記第1の情報が前記PUCCHであってもよく、即ち、前記端末デバイスが他のセルでPUCCHを伝送してビーム失敗を指示し、任意選択で、PUCCHの伝送方式でビーム失敗のPUCCHと他のPUCCHを区別に指示し、例えば、該ビーム失敗を示すPUCCHは、特定のリソースで伝送され、又は、特定の方式でスクランブルされて、他のPUCCHと区別する。
【0127】
任意選択で、他の実施例として、前記PUCCHが指示情報を含み、前記指示情報がビーム失敗を示し、該第1の情報が該指示情報であり、例えば、該指示情報が1ビットであり、該1ビットの異なる値でビーム失敗又はビーム成功を示し、例えば、該1ビットの値が0である場合ビーム失敗を示し、1である場合ビーム成功を示す。
【0128】
任意選択で、該少なくとも1つのセカンダリセルは、第1のセカンダリセルを含み、又は、他のセカンダリセルを含み、即ち、端末デバイスが複数のセカンダリセルのビーム失敗状況を合わせて報告してもよい。
【0129】
2.12.3.2、任意選択で、前記セカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすことは、前記セカンダリセルに対応するbeam failure instanceの累積回数が第2の閾値よりも大きく、又は第2の閾値以上であることを含む。
【0130】
例えば、セカンダリセルに対応するリンク品質が閾値よりも小さいとこは、1つのbeam failure instanceと認め、複数のセカンダリセルの測定リンク品質が該閾値よりも小さく、且つbeam failure instanceの累積回数が該第2の閾値よりも大きく、又は第2の閾値以上である場合、該セカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすと認める。ここで、セカンダリセルのリンク品質の決定は、該セカンダリセルのビーム失敗検出参照信号の測定により判断され、具体的には、以上の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0131】
2.12.3.3、任意選択で、前記第2の閾値は、ネットワークデバイスにより構成され、又は予め設定される。
【0132】
2.12.4、任意選択で、前記第1の情報は、MAC CEで伝送される。
【0133】
任意選択で、前記第1の情報は、2.12.4.1~2.12.4.3のうちの少なくとも1つを示し、
2.12.4.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、具体的には、2.12.3を参照するが、ここで説明を省略する。
【0134】
2.12.4.2、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗が発生したセルに対応する識別情報、例えば、セルIDを示す。
【0135】
2.12.4.3、任意選択で、前記第1の情報は、端末デバイスが選定した新しいビームの情報、例えば、ビームIDを示す。任意選択で、前記新しいビームは、端末デバイスが候補ビーム参照信号の測定結果により決定され、例えば、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質の最も良いビームを新しいビームとして決定し、該新しいビームは、ビーム回復失敗する場合、端末デバイスの以降のデータ伝送に使用される。
【0136】
2.12.5、任意選択で、前記ビーム失敗回復タイマは、beamFailureRecoveryTimerである。
【0137】
2.12.6、任意選択で、前記ビーム失敗回復タイマは、前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答を待つために使用される。
【0138】
例えば、前記ビーム失敗回復タイマがタイムアウトしない場合、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を監視し、タイマがタイムアウトした場合、前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答の監視を停止する。
【0139】
2.12.7、任意選択で、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセルに対応する他のセル上のPUCCH又はMAC CEで伝送され、任意選択で、前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応する特有のセル(Special Cell、SpCell)であってもよく、例えば、プライマリセルPCell、又はプライマリセカンダリセル(PSCell)である。前記プライマリセルがプライマリセルグループ(Master Cell Group、MCG)におけるプライマリセルであり、プライマリセカンダリセル(PSCell)がセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)におけるプライマリセカンダリセルである。
【0140】
なお、前記端末デバイスがPCell又はPSCell以外の他のセルで前記第1の情報を送信してもよく、又は、他のセル上の他のアップリンクメッセージ又はアップリンクチャネルで該第1の情報を送信してもよく、本願の実施例がこれに限定されない。
【0141】
本願の実施例において、該第1のセカンダリセルを非活性する場合、前記端末デバイスがビーム失敗回復タイマを停止又はリセットしてもよく、従って、前記端末デバイスは、ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答の監視を停止し、BFRプロセスを簡単化するのに有利であり、端末の実装の複雑さを低減させる。
【0142】
2.13、前記操作は、前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより送信された前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報に対する応答の監視を停止する。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより送信された第1の情報に対する応答の監視を停止することで、BFRプロセスを簡単化させ、端末の実装の複雑さを低減させることができる。
【0143】
任意選択で、前記第1の情報は、以下の2.13.1~2.13.3のうちの少なくとも1つを示し、
2.13.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、例えば、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすことを含む。
【0144】
2.13.1.1、任意選択で、前記セカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすことは、セカンダリセルに対応するbeam failure instanceの累積回数が第2の閾値よりも大きく、又は第2の閾値上であることを含む。具体的には、2.12.3の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0145】
2.13.1.2、任意選択で、前記第2の閾値は、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0146】
2.13.2、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗が発生したセルに対応する識別情報、例えば、セルIDを示す。
【0147】
2.13.3、任意選択で、前記第1の情報は、端末デバイスが選定した新しいビームの情報、例えば、ビームIDを示す。任意選択で、前記新しいビームは、候補ビーム参照信号により決定されてもよく、例えば、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質の最も良いビームを新しいビームとして決定し、該新しいビームは、端末デバイスの以降のデータ伝送に使用される。
【0148】
2.13.4、前記第1の情報は、PUCCH及び/又はMAC CEで伝送され、例えば、前記ビーム失敗がPUCCHで伝送され、ビーム失敗が発生したセルID及び端末デバイスにより選定された新しいビームの情報は、MAC CEで伝送される。
【0149】
2.13.4.1、任意選択で、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセルに対応する他のセル上のPUCCH及び/又はMAC CEで伝送され、具体的には、2.12.7を参照するが、ここで説明を省略する。
【0150】
なお、本願の実施例において、前記端末デバイスがビーム失敗回復プロセスをキャンセルことは、端末デバイスがビーム失敗回復プロセスを終了することと言われ、即ち、ビーム失敗回復に関連する操作を停止する。前記端末デバイスがビーム失敗回復プロセスを一時停止(stop)ことは、端末デバイスがビーム失敗回復プロセスを保留(suspend)することとも言われ、即ち、ビーム失敗回復に関連する操作を一時停止する。つまり、ビーム失敗回復プロセスをキャンセル又は一時停止することは、上記の2.5~2.13のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0151】
端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗回復に関連する操作を同時に停止することで、BFRプロセスを簡単化させるととこに、端末デバイスの消費電力を節約し、又は、端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗回復に関連する操作を同時に一時停止することで、該第1のセカンダリセルが再度活性化される場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が大きく変化しない場合、元のBFRプロセスを維持し、BFRプロセスを高速化させ、BFRの遅延を低減させる。
【0152】
2.14、任意選択で、前記ビーム失敗回復プロセスにおける一部の操作は、前記第1のセカンダリセルで行う。
【0153】
例えば、前記ビーム失敗回復プロセスにおけるビーム失敗検出参照信号に対する測定及び測定の報告、候補ビーム参照信号グループの測定及び測定の報告等は、前記第1のセカンダリセルで行ってもよい。
【0154】
2.15、任意選択で、前記ビーム失敗回復プロセスにおける一部の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する他のセルで行う。
【0155】
例えば、上記の第1の情報の報告は、他のセルで行う。
【0156】
任意選択で、前記他のセルが前記第1のセカンダリセルに対応する特有のセル(Special Cell、SpCell)であってもよく、例えば、プライマリセルPCell、又はプライマリセカンダリセル(PSCell)である。前記プライマリセルがプライマリセルグループ(Master Cell Group、MCG)におけるプライマリセルであり、プライマリセカンダリセル(PSCell)がセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group、SCG)におけるプライマリセカンダリセルである。
【0157】
2.16、任意選択で、端末デバイスがBFRプロセスをキャンセル又は一時停止するようにトリガーする場合、前記端末デバイスがPCell又はPSCellにおけるPUCCHでネットワークデバイスに情報を報告することができる。例えば、ネットワークデバイスに2.12又は2.13の第1の情報を報告する。
【0158】
2.16.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗をし、例えば、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たすことである。
【0159】
2.16.1.1、任意選択で、前記セカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たしているは、前記セカンダリセルに対応するbeam failure instanceの累積回数が第2の閾値よりも大きく、又は第2の閾値以上であることを含む。
【0160】
例えば、セカンダリセルに対応するリンク品質が閾値よりも小さいことは、1つのbeam failure instanceと認め、複数のセカンダリセルに対応するリンク品質の測定が該閾値より小さく、且つbeam failure instanceの累積回数が該第2の閾値よりも大きく又はそれ以上である場合、該セカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たしていると認める。
【0161】
2.16.1.2、任意選択で、前記第2の閾値は、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0162】
2.17、任意選択で、端末デバイスがBFRプロセスをキャンセル又は一時停止するようにトリガーする場合、前記端末デバイスは、PCell又はPSCellにおけるMAC CEでネットワークデバイスに情報を報告する。例えば、ネットワークデバイスに2.12の第1の情報を送信する。
【0163】
任意選択で、前記第1の情報は、以下の2.17.1~2.17.3の少なくとも1つを示し、
2.17.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗が発生したセルに対応する識別情報、例えば、セルIDを示す。
【0164】
2.17.2、任意選択で、前記第1の情報は、端末デバイスが選定した新しいビームの情報、例えば、ビームIDを示す。任意選択で、前記新しいビームが候補ビーム参照信号により決定され、例えば、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質の最も良いビームを新しいビームとして決定し、該新しいビームは、端末デバイスの以降のデータ伝送に使用される。
【0165】
2.17.3、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、具体的には、2.12.3の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0166】
なお、前記端末デバイスがPCell又はPSCell以外の他の活性化されるセルで前記第1の情報を送信し、又は、他のセル上の他のアップリンクメッセージ又はアップリンクチャネルで該第1の情報を送信し、本願の実施例がこれに限定されない。
【0167】
2.18、上述操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍されたBWP、又は活性化されたBWPに対するものである。
【0168】
即ち、活躍BWPに対応するBFRプロセスをキャンセル又は一時停止してもよい。
【0169】
任意選択で、いくつかの実施例において、上記の操作が物理層で直接に行ってもよく、MAC層に通知しなく、この場合、前記操作は、以下の少なくとも1つを含み、
3.1、前記操作が物理層で行う。
【0170】
3.2、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定を停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を停止し、端末デバイスの処理の複雑さを低減させるとともに、端末デバイスの消費電力を節約することができる。
【0171】
3.2において前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの意味は、2.5の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0172】
3.2.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0173】
3.2.1.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定される。
【0174】
任意選択で、該RRCパラメータは、ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報(failureDetectionResources)を含むことができる。
【0175】
3.2.2、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETの伝送構成指示TCI状態により決定されてもよい。
【0176】
【0177】
3.3、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスがMAC層に前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを物理層で停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、MAC層にビーム失敗検出参照信号リソース上の測定状況を報告することを停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させ、端末デバイスの消費電力を節約すると共に、端末デバイスの実装の柔軟度を実現することができる。例えば、端末デバイスは、自分の消費電力及び対応する要求に基づいて、MAC層に報告せず一部のビーム失敗参照信号リソースの測定を行うことができる。
【0178】
3.3において前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの意味は、2.5の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0179】
3.3.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0180】
3.3.1.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定され、例えば、該RRCパラメータは、ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報failureDetectionResourcesを含む。
【0181】
3.3.2任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。具体的には、2.5.3の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0182】
【0183】
3.3.4、任意選択で、前記物理層がMAC層に報告するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプル(beam failure instance)を含む。
【0184】
3.4、任意選択で、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループに対する測定を物理層で停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を同時に停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させと共に、端末デバイスの消費電力を節約することができる。
【0185】
3.4において前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループの意味は、2.10の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0186】
3.4.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、1つ以上の候補ビーム参照信号を含む。
【0187】
3.4.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0188】
3.4.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良い。
【0189】
3.4.2.1.1、該RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)を含む。
【0190】
3.4.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定される。
【0191】
3.4.4、前記候補ビーム参照信号グループに対応するリソースは、以下の3つのケースがあり、
3.4.4.1、周期性CSI-RSリソース、
3.4.4.2、SS/PBCH BLOCK、
3.4.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0192】
3.5、任意選択で、前記操作は、MACに前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を測定することを物理層で停止することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを非活性化する場合、MAC層に候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することを物理層で停止することで、端末デバイスの処理の複雑さを低減させ、端末デバイスの消費電力を節約すると共に、端末デバイスの実装の柔軟度を実現することができる。例えば、端末デバイスは、自分の消費電力及び対応する要求に基づいて、MAC層に報告せず一部の候補ビーム参照信号の測定を行う。
【0193】
3.5において前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループの意味は、2.10の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0194】
3.5.1、任意選択で、前記端末デバイスが候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報(例えば、参照信号の識別子)、及び/又はターゲット候補ビーム参照信号に対応する測定結果、例えば、RSRQ、又はRSRP等を含むことができる。
【0195】
3.5.1.1、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は第1の閾値以上であることを含む。
【0196】
3.5.1.1.1、任意選択で、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0197】
3.5.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループが1つ以上の候補ビーム参照信号を含む。
【0198】
3.5.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0199】
3.5.3.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良い。
【0200】
3.5.3.1.1、該RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)を含む。
【0201】
3.5.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定される。
【0202】
3.5.5、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対するリソースは、以下のいずれかを含み、
3.5.5.1、周期性CSI-RSリソース、
3.5.5.2、SS/PBCH BLOCK、
3.5.5.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0203】
さらに、第1のセカンダリセルが非活性化された後、該第1のセカンダリセルセル上の操作は、以下の少なくとも1つを含み、
4.1、第1のセカンダリセル上で探索参照信号(Sounding Reference Signal、SRS)を送信しなく、
4.2、第1のセカンダリセル上でアップリンクデータ(例えば、アップリンク共有チャネル (Uplink Shared Channel、UL-SCH)UL-SCH)を送信しなく、
4.3、第1のセカンダリセル上でランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)を送信しなく、
4.4、第1のセカンダリセル上で物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)を送信しなく、
4.5、第1のセカンダリセル上で物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)を監視しなく、
4.6、該第1のセカンダリセルに対応するチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を報告しなく、
4.7、該第1のセカンダリセルに使用されるPDCCHを監視しなく、この場合、前記PDCCHは、該第1のセカンダリセル上で送信され又は他のセルで送信され、
4.8、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応するビーム失敗検出参照信号を検出しなく、又は、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを検出しない。
【0204】
4.9、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応する候補ビーム参照信号を検出しなく、又は、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応する候補ビーム参照信号リソースを検出しない。
【0205】
4.10、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対するBFRプロセスに対応するPUCCHを送信しない。
【0206】
4.11、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対するBFRプロセスに対応するMAC CEを送信しない。
【0207】
4.12、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対するBFRプロセスに対応するUL-SCHを送信しない。
【0208】
4.13、任意選択で、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスに対応する操作をキャンセル又は一時停止し、該操作は、上記の操作の1つ以上を含む。
【0209】
なお、本願の実施例一がBWPを非活性化するシナリオにも適用され、例えば、第1のBWPを非活性化する場合、実施例一において第1のセカンダリセルに対応するBFRをキャンセル又は一時停止する同様の操作を利用して、前記第1のBWPに対応するBFRの操作をキャンセル又は一時停止し、例えば、前記第1のBWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定などを停止する。
【0210】
従って、本願の実施例における無線通信方法により、端末デバイスは、セカンダリセル又はBWPを非活性化する場合、前記セカンダリセル又はBWPに対応するビーム失敗回復プロセスを同時に停止又は一時停止することで、システムリソースの浪費及び端末デバイスの処理能力の消費を回避し、システム性能を向上さるとともに、セカンダリセル又はBWPの活性化や非活性化のプロセスとビーム失敗回復プロセスとを合わせて処理することで、端末デバイスの実装の複雑さを低減させるとともに、BFR効率を向上させることができる。
【0211】
実施例二、
本願の実施例において、端末デバイスに1つ以上のセカンダリセルが構成されており、具体的に、前記端末デバイスのメディアアクセス制御MAC層エンティティに1つ以上のセカンダリセルが構成され、該1つ以上のセカンダリセルが第1のセカンダリセルを含み、該第1のセカンダリセルが非活性化状態にある場合、端末デバイスが該第1のセカンダリセルを活性化し、例えば、前記端末デバイスがネットワークデバイスの活性化シグナリングに基づいて該第1のセカンダリセルを活性化し、さらに、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを活性化した場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR関連操作を開始又は継続することができる。なお、前記第1のセカンダリセルが活性化された場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作及び前記第1のセカンダリセルが非活性化された場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFR操作が互いに対応し、上記の実施例を参照するが、ここで説明を省略する。
【0212】
図3は本願の実施例二における無線通信方法のプロセス図である。該方法300は、図1に示す通信システムにおける端末デバイスにより実行され、図3に示すように、該方法300は、以下の少なくとも一部を含み、
S310において、端末デバイスが第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続する。
【0213】
任意選択で、本願の実施例において、端末デバイスがネットワークシグナリングに基づいて第1のセカンダリセルを活性化する。
【0214】
任意選択で、前記ネットワークシグナリングがMAC CEシグナリングであってもよく、前記第1のセカンダリセルを活性化することを指示する。又は、他の動的シグナリング、例えば、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)等であってもよい。
【0215】
任意選択で、前記ネットワークシグナリングが第2のBFR指示情報を含み、前記第2のBFR指示情報は、前記ネットワークシグナリングが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を開始又は継続するようにトリガーするために使用され、さらに、前記端末デバイスは、前記第2のBFR指示情報で前記ネットワークシグナリングが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を開始又は継続するように指示する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を開始又は継続する。
【0216】
さらに、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対して以下の操作のうちの少なくとも1つを実行する。
【0217】
5.1、前記方法は、前記端末デバイスのMACエンティティ(MAC entity)で実行される。
【0218】
5.2、前記方法は、前記端末デバイスが一定のタイミングに従って第1のセカンダリセルを活性化することを含む。
【0219】
例えば、前記端末デバイスは、前記第1のセカンダリセルを周期的に活性化する。
【0220】
5.3、前記方法は、SCell上の通常操作を行うことを含む。例えば、以下の少なくとも1つを含み、
5.3.1、任意選択で、第1のセカンダリセル上のSRS伝送、
5.3.2、任意選択で、第1のセカンダリセル上のPDCCH監視、
5.3.4、任意選択で、第1のセカンダリセル上のPUCCH伝送、
5.3.5、任意選択で、第1のセカンダリセルに対するCSI報告、
5.3.6、任意選択で、第1のセカンダリセルに対するPDCCH監視である。
【0221】
5.4、任意選択で、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を実行する。例えば、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を開始し、又は、一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を回復する。
【0222】
5.4.1、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWP又は活性化BWPとも言われる。
【0223】
具体的に、以下の操作のうちの少なくとも1つを含み、
5.5、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプル(beam failure instance)のカウントをリセット又は継続することを含む。
【0224】
例えば、beam failure instanceのカウントをリセットすることは、beam failure instanceのカウントを0又は他の初期値にリセットするであってもよく。ビーム失敗サンプル(BFI)のカウントをリセットすることで、端末デバイスの実装を容易にし、セカンダリセルの非活性化後に、端末デバイスがビーム失敗サンプルに関連する情報を維持してリソースを占用する必要性を回避することができる。ビーム失敗サンプルのカウントを継続することは、一時停止されたビーム失敗サンプルのカウント値を継続することを含み、即ち、0にリセットせず一時停止されたカウント値からカウントを継続する。任意選択で、前記第1のセカンダリセルの活性化前後のリンク品質が変化しない場合、元のBFRプロセスを継続し、BFRプロセスを高速化させ、BFR遅延を低減させることができる。
【0225】
5.5.1、任意選択で、前記カウントがビーム失敗サンプルカウント(BFI_COUNTER)である。
【0226】
5.5.2、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0227】
5.6、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプル(beam failure instance)カウントに使用されるタイマを開始(start)、再開(restart)、又は継続することを含む。セカンダリセルを活性化する場合、ビーム失敗サンプルカウントに使用されるタイマを開始し、該第1のセカンダリセルのリンク品質の統計を行い、良いリンクを利用してデータを伝送するのに有利であり、システムの性能を向上させる。
【0228】
5.6.1、任意選択で、前記タイマがビーム失敗検出タイマ(beamFailureDetectionTimer)である。
【0229】
5.6.2、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0230】
5.7、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが物理層で前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを測定することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を同時に開始し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始し、システム性能を向上させることができる。
【0231】
5.7.1、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0232】
5.7.2、任意選択で、前記端末デバイスは、ビーム失敗検出参照信号リソースを測定することをMACで物理層に通知する。即ち、前記物理層は、MAC層の通知に基づいて、前記ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を開始する。
【0233】
5.7.3、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0234】
5.7.3.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定される。
【0235】
例えば、該RRCパラメータは、ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報(failureDetectionResources)を含むことができる。
【0236】
5.7.4、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。
【0237】
【0238】
5.8、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、物理層がビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定状況の報告を開始し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0239】
任意選択で、前記端末デバイスは、特定の条件を満たしている場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告する。
【0240】
任意選択で、前記特定の条件は、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件(例えば、チャネル品質が1つの閾値よりも小さい)を満たすことであってもよく、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件を満たすことは、1つのbeam failure instanceと認められてもよい。
【0241】
5.8.1、任意選択で、前記物理層がMAC層にビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、beam failure instanceを含むことができる。
【0242】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、さらに、ビーム失敗参照信号の測定結果、例えば、RSRQ、RSRP等を含み、又は、さらに、beam failure instanceの累積回数、即ち、ビーム失敗検出参照信号リソースの測定結果がある条件を満たしている回数を含むことができる。
【0243】
5.8.2、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0244】
5.8.3、任意選択で、前記端末デバイスは、MAC層にビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することをMAC層で物理層に通知する。即ち、前記物理層は、MAC層の通知に基づいて、MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定状況の報告を開始することができる。
【0245】
5.8.4、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0246】
5.8.4.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定される。
【0247】
例えば、該RRCパラメータは、ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報(failureDetectionResources)を含むことができる。
【0248】
5.8.5、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。
【0249】
【0250】
5.9、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが物理層で報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況をMACで受信することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、MAC層がビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定状況の受信を開始し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0251】
5.9.1、任意選択で、上記の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0252】
5.9.2、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、beam failure instanceを含む。
【0253】
5.10、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが物理層で前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループを測定することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化した後、物理層が候補ビーム参照信号リソースを測定し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0254】
5.10.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループが1つ以上の候補ビーム参照信号を含む。
【0255】
5.10.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0256】
5.10.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良い。
【0257】
例えば、該RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)を含む。
【0258】
例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにcandidateBeamRSListを構成してもよく、該candidateBeamRSListにおける候補ビーム参照信号は、端末デバイスがそれを測定して新しい候補ビームを選定するために使用される。
【0259】
任意選択で、該candidateBeamRSListは、ネットワークデバイスにより上位層シグナリングで構成されてもよい。
【0260】
5.10.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定される。任意選択で、該CSI-RSリソース識別子及び/又はSS/PBCH BLOCK番号は、ネットワークデバイスにより構成されてもよい。
【0261】
5.10.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対するリソースは、以下のいずれかを含み、
5.10.4.1、周期性CSI-RSリソース、
5.10.4.2、SS/PBCH BLOCK、
5.10.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0262】
5.10.5、任意選択で、MAC層が候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を測定することを物理層に通知する。即ち、前記物理層は、MAC層の通知に基づいて、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を開始する。
【0263】
5.10.6、任意選択で、上記の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0264】
5.11、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を物理層でMAC層に報告することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、物理層がMAC層に候補ビーム参照信号リソースの測定状況を報告し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0265】
5.11.1、任意選択で、前記端末デバイスが候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報(例えば、参照信号の識別子)、及び/又はターゲット候補ビーム参照信号に対応する測定結果、例えば、RSRQ、又はRSRP等を含むことができる。
【0266】
5.11.1.1、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は第1の閾値以上であることを含む。
【0267】
5.11.1.2、任意選択で、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0268】
5.11.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0269】
5.11.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良く、具体的には、2.10.2.1の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0270】
5.11.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又はSS/PBCH BLOCK番号により決定される。
【0271】
5.11.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対するリソースは、以下のいずれかを含み、
5.11.4.1、周期性CSI-RSリソース、
5.11.4.2、SS/PBCH BLOCK、
5.11.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0272】
5.11.5、任意選択で、MACに候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することをMAC層で物理層に通知する。即ち、前記物理層は、MAC層の通知に基づいて、MACに候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を報告することができる。
【0273】
5.11.6、上記の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0274】
5.12、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始し、又は、一時停止された(suspended)前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセス(又は、リンク回復プロセスとも言われる)を継続することを含む。第1のセカンダリセルが再度活性化された場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が大きく変化しない場合、元のBFRプロセスを継続し、BFRプロセスを高速化させ、遅延を低減させることができる。
【0275】
任意選択で、該BFRプロセスを開始し又は一時停止されたBFRプロセスを継続することは、上記の5.4~5.11の少なくとも1つを含むことができる。
【0276】
5.12.1、任意選択で、上記の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0277】
5.12.2、任意選択で、前記BFRプロセスの一部のステップは、前記第1のセカンダリセルで行う。
【0278】
5.12.3、任意選択で、前記BFRプロセスの一部のステップは、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルで行う。つまり、前記BFRプロセスの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルで行う、他の操作が他のセルで行う。
【0279】
5.12.3.1、任意選択で、前記他のセルは、前記セカンダリセルに対応する特有のセルであり、例えば、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセルPCell、又は、プライマリセカンダリセルPSCellである。
【0280】
5.12.4、任意選択で、BFRを開始又は継続する過程において、前記端末デバイスは、前記第1のセカンダリセル以外の他のセル上のPUCCHでネットワークデバイスに第1の情報を報告する。
【0281】
5.12.4.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、例えば、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルに対応するリンク品質が第2の条件を満たしていることである。具体的には、2.12.3の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0282】
5.12.5、任意選択で、BFRを開始又は継続する過程において、前記端末デバイスは、前記第1のセカンダリセル以外の他のセル上のMAC CEでネットワークデバイスに第1の情報を報告する。該第1の情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含み、
5.12.5.1、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗を示し、具体的には、上記の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0283】
5.12.5.2、任意選択で、前記第1の情報は、ビーム失敗が発生したセルに対応する識別情報、例えば、セルIDを示す。
【0284】
5.12.5.3、任意選択で、前記第1の情報は、端末デバイスが選定した新しいビームの情報、例えば、ビームIDを示す。任意選択で、前記新しいビームが候補ビーム参照信号により決定され、例えば、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質の最も良いビームを新しいビームとして決定し、該新しいビームは、端末デバイスの以降のデータ伝送に使用される。
【0285】
任意選択で、前記端末デバイスは、PUCCH及びMAC CEで前記第1の情報を伝送し、例えば、PUCCHでビーム失敗を示し、MAC CEでビーム失敗したセルIDを伝送し及び/又は端末デバイスが選定した新しいビームの情報を伝送する。
【0286】
なお、前記端末デバイスがPCell又はPSCell以外の他の活性化されるセルで前記第1の情報を送信し、又は、他のセル上の他のアップリンクメッセージ又はアップリンクチャネルで該第1の情報を送信し、本願の実施例がこれに限定されない。
【0287】
任意選択で、いくつかの実施例において、上記の操作が物理層で直接に行ってもよく、MAC層に通知しなく、この場合、前記操作は、以下の少なくとも1つを含み、
6.1、前記操作が物理層で実行される、
6.2、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0288】
6.3、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが物理層で前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを測定することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、ビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定を同時に開始し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0289】
6.3.1、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0290】
6.3.2、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0291】
6.3.2.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定され、例えば、該RRCパラメータは、失敗検出リソース(failureDetectionResources)を含むことができる。
【0292】
6.3.3、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。
【0293】
【0294】
6.4、任意選択で、前記操作は、さらに、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、物理層がビーム失敗検出参照信号リソース上のビーム失敗検出参照信号の測定状況を報告し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0295】
任意選択で、前記端末デバイスが特定の条件を満たしている場合、物理層でMAC層にビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することができる。
【0296】
任意選択で、前記特定の条件は、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件(例えば、チャネル品質が1つの閾値よりも小さい)を満たすことであり、ビーム失敗検出参照信号の測定結果がある条件を満たす場合、1つのbeam failure instanceと認められてもよい。
【0297】
6.4.1、任意選択で、前記物理層がMAC層にビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定状況は、beam failure instanceを含むことができる。
【0298】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、さらに、ビーム失敗参照信号の測定結果、例えば、RSRQ、RSRP等を含むことができる。又は、さらに、beam failure instanceの累積回数、即ち測定結果がある条件を満たす回数を含む。
【0299】
6.4.2、任意選択で、前記操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0300】
6.4.3、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0301】
6.4.4.1、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、RRCパラメータにより決定される。
【0302】
6.4.4、任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応するCORESETのTCI状態で決定される。
【0303】
【0304】
6.5、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループを物理層で測定することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、物理層が候補ビーム参照信号リソース測定を開始し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0305】
6.5.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループが1つ以上の候補ビーム参照信号を含む。
【0306】
6.5.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0307】
6.5.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良い、例えば、該RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リスト(candidateBeamRSList)を含む。例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのためにcandidateBeamRSListを構成し、該candidateBeamRSListにおける候補ビーム参照信号は、端末デバイスが上記の参照信号を測定して新しい候補ビームを選定するために使用される。任意選択で、該candidateBeamRSListは、ネットワークデバイスにより上位層シグナリングで構成される。
【0308】
6.5.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又はSS/PBCH BLOCK番号により決定される。
【0309】
任意選択で、該CSI-RSリソース識別子及び/又はSS/PBCH BLOCK番号は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0310】
6.5.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対するリソースは、以下のいずれかを含み、
6.5.4.1、周期性CSI-RSリソース、
6.5.4.2、SS/PBCH BLOCK、
6.5.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0311】
6.5.5、任意選択で、上記の操作は、前記第1のセカンダリセルに対応する活躍BWPに対するものである。
【0312】
6.6、任意選択で、前記操作は、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を物理層でMAC層に報告することを含む。端末デバイスがセカンダリセルを活性化する時に、物理層がMAC層に候補ビーム参照信号リソースの測定状況を報告し、即ち、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを開始することで、システム性能を向上させることができる。
【0313】
6.6.1、任意選択で、前記端末デバイスが候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報(例えば、参照信号の識別子)、及び/又はターゲット候補ビーム参照信号に対応する測定結果、例えば、RSRQ、又はRSRP等を含むことができる。
【0314】
6.6.1.1、候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は第1の閾値以上であることを含む。
【0315】
6.6.1.2、任意選択で、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0316】
6.6.2、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定されても良い。
【0317】
6.6.2.1、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定されても良く、具体的には、2.10.2.1の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0318】
6.6.3、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループは、CSI-RSリソース識別子及び/又は同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH BLOCK、SS/PBCH BLOCK)番号により決定される。
【0319】
6.6.4、任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループに対するリソースは、以下のいずれかを含み、
6.6.4.1、周期性CSI-RSリソース、
6.6.4.2、SS/PBCH BLOCK、
6.6.4.3、周期性CSI-RSリソース及びSS/PBCH BLOCKである。
【0320】
なお、本願の実施例二がBWPを活性化するシナリオにも適用され、例えば、第1のBWPを活性化する場合、実施例二において第1のセカンダリセルに対応するBFRを開始又は継続する同様の操作を利用して、前記第1のBWPに対応するBFRの操作を開始又は継続し、例えば、前記第1のBWPに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを測定する。
【0321】
従って、本願の実施例における無線通信方法により、端末デバイスは、セカンダリセル又はBWPを活性化する場合、前記セカンダリセル又はBWPに対応するビーム失敗回復プロセスを同時に開始又は継続することで、セカンダリセル又はBWPのリンク品質を統計し、端末デバイスが適当なセカンダリセル又はBWPを利用してデータ伝送するのに有利であり、システム性能を向上さるとともに、セカンダリセル又はBWPの活性化や非活性化のプロセスとビーム失敗回復プロセスとを合わせて処理することで、端末デバイスの実装の複雑さを低減させるとともに、BFR効率を向上させることができる。
【0322】
実施例三、
本願の実施例において、端末デバイスに1つ以上のセカンダリセルが構成されており、具体的に、前記端末デバイスのメディアアクセス制御MAC層エンティティに1つ以上のセカンダリセルが構成され、該1つ以上のセカンダリセルが第1のセカンダリセルを含み、該第1のセカンダリセルが非活性化状態にある場合、端末デバイスが該第1のセカンダリセルを活性化し、さらに、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの関連操作を開始又は継続し、さらに、前記端末デバイスがBFRプロセスの実行状況に応じて、前記第1のセカンダリセルの対応する処理操作を決定することができる。
【0323】
なお、実施例三のBFR操作は、前述の実施例一および二のBFR操作に対応しており、同様の説明は前述の実施例に記載されているので、ここでは説明を省略する。
【0324】
図4は、本願の実施例三における無線通信方法の概略フロー図である。方法400は、図4に示すように、図1に示す通信システムにおける端末デバイスによって実行されてもよく、方法400は、以下の少なくとも一部を含んでもよい。
【0325】
S410において、端末デバイスが第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に従って、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行う。
【0326】
端末デバイスが、第1のセカンダリセルでビーム失敗回復プロセスを開始した後、該ビーム失敗回復プロセスの実行に基づいて、該第1のセカンダリセルに対する後続の処理動作を決定することができる。以下では、7.1~7.4に関連して、具体的な実装方法を説明する。
【0327】
7.1、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗した場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルを非活性化することができる。
【0328】
前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが失敗した場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が良くないと分かり、そして、該第1のセカンダリセルを非活性化することで、端末デバイスの処理能力及び消費電力の消費、端末デバイスのデータ伝送への影響を回避することができる。
【0329】
任意選択で、前記端末デバイスがネットワークデバイスに第1の情報を報告し、前記端末デバイスが前記第1の情報の応答に基づいて、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが成功するかどうかを決定する。
【0330】
7.1.1、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がPUCCHで伝送され、且つ前記第1の情報の伝送後の第1の期間内に前記端末デバイスが前記第1の情報に対応するネットワークの応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが失敗したと決定する。
【0331】
端末デバイスが期間でBFRプロセスの遅延を制御することは、簡単で実現し易くなり、安定の性能を実現することができる。
【0332】
なお、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報は、前記第1のセカンダリセルが他のセルで送信する第1の情報であってもよく、特定の期間に前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報のネットワークの応答を受信しない場合、第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが失敗したと決定し、他のセルに対応するBFRプロセスが成功するかどうかは、他のセルに対応する第1の情報のネットワークの応答の受信により決定される。
【0333】
任意選択で、前記第1の情報に対応するネットワークの応答は、セルIDを含み、該ネットワークの応答がどのセルからの第1の情報に対応することを指示し、又は、該ネットワークの応答が特定のリソースで伝送され、又は、特定の方式でスクランブルされて前記ネットワークの応答に対応するセルを指示する。このため、端末デバイスは、該ネットワークの応答に基づいて、どのセルに送信する第1の情報の応答を区別する。
【0334】
7.1.1.1、任意選択で、前記第1の期間は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め定義され、設定される。
【0335】
7.1.2、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がPUCCH複数の伝送で前記第1の情報に対応するネットワークの応答を受信しなく、且つPUCCHの伝送回数が所定の条件に達す場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定する。
【0336】
PUCCHの伝送回数でBFRプロセスを制御することで、ネットワークによる柔軟なスケジューリング又は処理を実現し、通信システムの柔軟性を向上させることができる。
【0337】
7.1.2.1、任意選択で、前記PUCCHの伝送回数が所定の条件に達すことは、PUCCHの伝送回数が第1の回数閾値よりも大きく、又は第1の回数閾値以上であることを含む。
【0338】
任意選択で、前記第1の回数閾値は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め定義され、設定される。
【0339】
例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はDCIを介して端末デバイスに該第1の回数閾値を構成してもよい。
【0340】
7.1.3、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がMAC CEで伝送され、且つ前記第1の情報の伝送後の第2の期間内に前記端末デバイスが前記第1の情報に対応するネットワークの応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが失敗したと決定する。期間でBFRプロセスの遅延を制御することは、簡単で実現し易くなり、安定の性能を実現することができる。
【0341】
7.1.3.1、任意選択で、前記第2の期間は、ネットワークデバイスにより構成され、又は予め設定される。
【0342】
7.1.3.2、任意選択で、前記第1の情報に対応するネットワークの応答は、前記MAC CE伝送に対応する確認(Acknowledged、ACK)信号である。
【0343】
7.1.4、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がMAC CEで伝送され、且つ前記端末デバイスが前記MAC CEに対応するACK信号を受信し、且つ前記第1の情報の伝送後の第3の期間内に前記端末デバイスが前記第1の情報に対応するネットワークの応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスが失敗したと決定する。
【0344】
7.1.4.1、任意選択で、前記第3の期間は、ネットワークデバイスにより構成され、又は予め設定される。
【0345】
7.1.5、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がMAC CEの複数の伝送で前記第1の情報に対応するネットワークの応答を受信しなく、且つMAC CEの伝送回数が所定の条件に達す場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定する。MAC CEの伝送回数でBFRプロセスを制御することで、ネットワークによる柔軟なスケジューリング又は処理を実現し、通信システムの柔軟性を向上させることができる。
【0346】
7.1.5.1、任意選択で、前記MAC CEの伝送回数が所定の条件に達すことは、MAC CEの伝送回数が第2の回数閾値よりも大きく、又は第2の回数閾値以上であることを含む。
【0347】
任意選択で、前記第2の回数閾値は、ネットワークデバイスにより構成され、又は予め設定される。
【0348】
例えば、ネットワークデバイスは、RRCシグナリング又はDCIを介して端末デバイスに該第2の回数閾値を構成することができる。
【0349】
7.2、任意選択で、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマsCellDeactivationTierを再開する(restart)。
【0350】
前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、前記第1のセカンダリセルのリンク品質が回復すると分かり、この場合、該第1のセカンダリセルの非活性化タイマを開始又は再開し、即ち、該第1のセカンダリセルが活性化状態にあることを維持することで、以降の新しいデータの伝送を容易するとともに、セカンダリセルの繰替え活性化/非活性化を回避する。
【0351】
7.3、任意選択で、第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がMAC CEで伝送され、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマsCellDeactivationTimerを再開する(restart)。
【0352】
前記第1の情報が伝送されている場合、該第1のセカンダリセルに対応する非活性化タイマを再開することで、該第1の情報の正常の伝送を保証して、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを行い、以降の該第1のセカンダリセルの活性化/非活性化に参照情報を提供し、システム性能を向上させる。例えば、該第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が良いと分かり、以降にデータ伝送がある場合、該第1のセカンダリセル(該第1のセカンダリセルが非活性化状態にある場合)を直接活性化し、又は、第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗した場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が良くないと分かり、以降に該第1のセカンダリセルを活性化するかどうかは、このBFR失敗イベントを参照する。
【0353】
任意選択で、前記第1の情報の指示内容及び伝送方式は、上記の実施例の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0354】
7.4、任意選択で、前記方法は、前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報がPUCCHで伝送されている場合、前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマsCellDeactivationTimerを再開する(restart)。
【0355】
前記第1の情報が伝送されている場合、該第1のセカンダリセルに対応する非活性化タイマを再開することで、該第1の情報の正常の伝送を保証して、該第1のセカンダリセルに対応するBFRプロセスを行い、以降の該第1のセカンダリセルの活性化/非活性化に参照情報を提供し、システム性能を向上させる。例えば、該第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が良いと分かり、以降にデータ伝送がある場合、該第1のセカンダリセル(該第1のセカンダリセルが非活性化状態にある場合)を直接活性化し、又は、第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗した場合、該第1のセカンダリセルのリンク品質が良くないことを分かり、以降に該第1のセカンダリセルを活性化するかどうかは、このBFR失敗イベントを参照する。
【0356】
任意選択で、前記第1の情報の指示内容及び伝送方式は、上記の実施例の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0357】
任意選択で、該実施例三において、前記第1のセカンダリセルが活性化状態にある場合、前記端末デバイスは、ネットワークシグナリング、又はタイマ状況に基づいて、1つの該第1のセカンダリセルを非活性化することができる。具体的には、2.1-2.4の記載を参照するが、ここで説明を省略する。
【0358】
なお、本願の実施例三は、BWPシナリオにも適用することができ、例えば、BWPに対応するBFR操作の実行に応じて、BWPの対応する処理を行うことができ、例えば、BWPに対応するBFRが失敗した場合には、前記BWPを非活性化したり、BWPに対応するBFRが成功した場合には、該BWPに対応するタイマーを再開することができる。
【0359】
従って、本願の実施例における無線通信方法により、端末デバイスは、セカンダリセル又はBWPに対応するビーム失敗回復プロセスの実行に応じて、該セカンダリセル又はBWPに対する操作を決定し、例えば、セカンダリセル又はBWPに対応するBFRプロセスが失敗した場合、該セカンダリセル又はBWPを非活性化することで、システムリソースの浪費及び端末デバイスの処理能力の消費を回避し、システム性能を向上させ、又は、セカンダリセル又はBWPに対応するBFRプロセスが成功した場合、該セカンダリセル又はBWPを継続して利用してデータを伝送することで、セカンダリセル又はBWPの繰替え活性化又は非活性化を回避し、システム性能を向上させることができる。
【0360】
本願の方法の実施例は、図2から図4に関連して上で詳細に説明され、本願の装置の実施例は、図5から図9に関連して下で詳細に説明される。装置の実施例と方法の実施例は互いに対応しており、同様の説明は方法の実施例にも参照できることを理解すべきである。
【0361】
図5は本願の実施例における端末デバイス500のブロック図を示す。図5に示すように、該端末デバイス500は、処理モジュール510を含み、
処理モジュール510は、第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセル又は一時停止するように構成される。
【0362】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、ネットワークデバイスの非活性化シグナリング又は前記第1のセカンダリセルの非活性化タイマに基づいて、前記第1のセカンダリセルを非活性化するように構成される。
【0363】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、具体的に、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を物理層で停止するように構成される。
【0364】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を停止することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0365】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、メディアアクセス制御MAC層に前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを物理層で停止し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を受信することをMAC層で停止するように構成される。
【0366】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することを停止することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0367】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである。
【0368】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0369】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される。
【0370】
任意選択で、前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む。
【0371】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される。
【0372】
【0373】
任意選択で、前記処理モジュール510は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを停止するように構成される。
【0374】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のタイマは、ビーム失敗検出タイマである。
【0375】
任意選択で、前記処理モジュール510は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのカウントを一時停止又はリセットするように構成される。
【0376】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む。
【0377】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を物理層で停止するように構成される。
【0378】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定を停止することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0379】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況をMAC層に報告することを物理層で停止し、及び/又は、
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を受信することをMAC層で停止するように構成される。
【0380】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することを停止することをMAC層で物理層に通知するように構成される。
【0381】
任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む。
【0382】
任意選択で、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む。
【0383】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0384】
【0385】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0386】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される。
【0387】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む。
【0388】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む。
【0389】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRタイマを停止又はリセットするように構成される。
【0390】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、ネットワークデバイスに第1の情報を報告する時、又は、ネットワークデバイスに第1の情報を報告した後、前記BFRタイマを開始するように構成される。
【0391】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール510は、さらに、ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答の測定を停止するように構成される。
【0392】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記BFRタイマは、前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答を待つために使用される。
【0393】
任意選択で、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される。
【0394】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、ビーム失敗を示す。
【0395】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す。
【0396】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む。
【0397】
任意選択で、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるMAC CEで伝送される。
【0398】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す。
【0399】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す。
【0400】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む。
【0401】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0402】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う。
【0403】
任意選択で、前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う。
【0404】
任意選択で、前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0405】
任意選択で、前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである。
【0406】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記非活性化シグナリングが第1のBFR指示情報を含み、前記第1のBFR指示情報は、前記非活性化シグナリングがBFRの操作のキャンセル又は一時停止をトリガーすることに使用されることを指示するために使用れる。
【0407】
なお、本願の実施例による端末デバイス500は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、また、端末デバイス500における個々のユニットの上記およびその他の動作および/または機能は、それぞれ、図2に示す方法200における端末デバイスの対応する処理を実施することを意図しており、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0408】
図6は本願の実施例における端末デバイス600のブロック図である。図6に示すように、該端末デバイス600は、処理モジュール610を含み、
処理モジュール610は、第1のセカンダリセルを活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作を開始し、又は一時停止された前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作を継続するように構成される。
【0409】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、具体的に、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースを物理層で測定するように構成される。
【0410】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記ビーム失敗検出参照信号リソースを測定することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0411】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でMAC層に報告し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況をMAC層で受信するように構成される。
【0412】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記MAC層に前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を報告することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0413】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである。
【0414】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0415】
任意選択で、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定される。
【0416】
任意選択で、前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む。
【0417】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される。
【0418】
【0419】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、ビーム失敗サンプルカウントに使用される第1のタイマを開始、再開又は継続するように構成される。
【0420】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のタイマは、ビーム失敗検出タイマである。
【0421】
任意選択で、前記処理モジュール610は、さらに、ビーム失敗サンプルのカウントをリセット又は継続するように構成される。
【0422】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む。
【0423】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を物理層で測定するように構成される。
【0424】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号を測定することをMAC層で前記物理層に通知するように構成される。
【0425】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況を物理層でMAC層に報告し、及び/又は
物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応する候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号の測定状況をMAC層で受信するように構成される。
【0426】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール610は、さらに、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況を報告することをMAC層で物理層に通知するように構成される。
【0427】
任意選択で、前記候補ビーム参照信号グループにおける候補ビーム参照信号に対する測定状況は、
候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしているターゲット候補ビーム参照信号の情報、及び/又は、前記ターゲット候補ビーム参照信号の測定結果を含む。
【0428】
任意選択で、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の条件を満たしていることは、
前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値よりも大きく、又は、前記候補ビーム参照信号に対応するリンク品質が第1の閾値以上であることを含む。
【0429】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の閾値は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0430】
【0431】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループは、ネットワークデバイスの構成により決定される。
【0432】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループは、RRCパラメータにより決定される。
【0433】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記RRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含む。
【0434】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補ビーム参照信号グループに対応する信号リソースは、周期的なCSI-RSリソース及び/又はSS/PBCHブロックのリソースを含む。
【0435】
任意選択で、前記端末デバイスは、さらに、通信モジュールを含み、通信モジュールは、ネットワークデバイスに第1のメッセージを報告するように構成される。
【0436】
任意選択で、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるPUCCHで伝送される。
【0437】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、ビーム失敗を示す。
【0438】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す。
【0439】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第2の閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第2の閾値以上であることを含む。
【0440】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される。
【0441】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す。
【0442】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す。
【0443】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む。
【0444】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記他のセルは、プライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0445】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセルにおいて行う。
【0446】
任意選択で、前記BFRの一部の操作は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおいて行う。
【0447】
任意選択で、前記他のセルは、前記第1のセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0448】
任意選択で、前記BFRの操作は、前記第1のセカンダリセルの活性化される帯域幅部分BWPに対するものである。
【0449】
任意選択で、前記処理モジュールは、さらに、ネットワークデバイスの活性化シグナリングに基づいて前記第1のセカンダリセルを活性化するように構成される。
【0450】
任意選択で、前記活性化シグナリングは、第2のBFR指示情報を含み、前記第2のBFR指示情報は、前記活性化シグナリングが前記第1のセカンダリセルに対応するBFRの操作の開始又は継続をトリガーするとこに使用されることを指示するために使用される。
【0451】
なお、本願の実施例による端末デバイス600は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、端末デバイス600における個々のユニットの上記およびその他の動作および/または機能は、それぞれ、図3に示す方法300における端末デバイスの対応する処理を実施するためのものであり、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0452】
図7は本願の実施例における端末デバイス700のブロック図を示す。図7に示すように、該端末デバイス700は、処理モジュール710を含み、
処理モジュール710は、第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの実行状況に応じて、前記第1のセカンダリセルに対して対応する処理を行うように構成される。
【0453】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール710は、具体的に、
端末デバイスの第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRが失敗した場合、前記第1のセカンダリセルを非活性化するように構成される。
【0454】
任意選択で、前記処理モジュール710は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される。
【0455】
任意選択で、前記処理モジュール710は、具体的に、ネットワークデバイスが第1の情報を報告した後の第1の期間内に前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される。
【0456】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0457】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール710は、具体的に、ネットワークデバイスに第1の情報を複数に報告し、且つ前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しなく、且つ前記第1の情報の報告回数が第1の回数閾値に達す場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される。
【0458】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の回数閾値は、予め設定され、又はネットワークデバイスにより構成される。
【0459】
任意選択で、前記第1の情報がメディアアクセス制御MAC制御要素CEで伝送される場合、前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答は、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を含む。
【0460】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール710は、さらに、前記端末デバイスがMAC CEでネットワークデバイスに第1の情報を報告し、且つ、前記ネットワークデバイスが前記MAC CEに対する確認ACK信号を受信し、且つ、前記第1の情報を報告した後の第2の期間内に前記ネットワークデバイスが前記第1の情報に対する応答を受信しない場合、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが失敗したと決定するように構成される。
【0461】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の期間は、予め設定され、又は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0462】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール710は、さらに、前記第1のセカンダリセルに対応するBFRが成功した場合、前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開するように構成される。
【0463】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記処理モジュール710は、さらに、ネットワークデバイスに前記第1のセカンダリセルに対応する第1の情報を報告する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するセカンダリセル非活性化タイマを再開するように構成される。
【0464】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報は、PUCCH及び/又はMAC CEで伝送される。
【0465】
任意選択で、前記第1の情報がPUCCHで伝送される場合、前記第1の情報は、ビーム失敗を示す。
【0466】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の情報がMAC CEで伝送される場合、前記第1の情報は、ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す。
【0467】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記ビーム失敗は、少なくとも1つのセカンダリセルのリンク品質が第2の条件を満たしていることを示す。
【0468】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2の条件は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が第1の回数閾値よりも大きいこと、又は、セカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルの累積回数が前記第1の回数閾値以上であることを含む。
【0469】
なお、本願の実施例による端末デバイス700は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、端末デバイス700における個々のユニットの上記およびその他の動作および/または機能は、それぞれ、図4に示す方法400における端末デバイスの対応する処理を実施することを意図しており、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0470】
図8は、本願の実施例に係る通信デバイス800の概略的なブロック図である。図8に示す通信デバイス800は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現するプロセッサ810を備える。
【0471】
任意選択で、図8に示されるように、通信デバイス800は、メモリ820をさらに含み得る。ここで、プロセッサ810は、メモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0472】
ここで、メモリ820は、プロセッサ810とは独立した1つの別個のデバイスであってもよく、プロセッサ810に集積されてもよい
任意選択で、図8に示すように、通信デバイス800は、送受信機830を含み、プロセッサ810が送受信機830を制御して他の装置と通信し、具体的には、他の装置に情報又はデータを送信するか、又は他の装置によって送信された情報又はデータを受信することができる。
【0473】
ここで、送受信機830は、送信機および受信機を含み得る。送受信機830は、1つ以上の数のアンテナをさらに含み得る。
【0474】
任意選択で、通信デバイス800は、本願の実施例の移動端末/端末デバイスであってもよく、通信デバイス800は、本願の実施例の様々な方法のうち、移動端末/端末デバイスによって実現される対応するフローを実現してもよく、簡潔のために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0475】
図9は本願の実施例におけるチップの構成図である。図9に示すチップ900は、本願の実施例における方法を実施するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができるプロセッサ910を含む。
【0476】
任意選択で、図9に示すように、チップ900は、メモリ920をさらに含んでいてもよい。ここで、プロセッサ910は、本願の実施例における方法を実施するために、メモリ920からコンピュータプログラムを呼び出して実行してもよい。
【0477】
ここで、メモリ920は、プロセッサ910とは別の装置であってもよいし、プロセッサ910に内蔵されていてもよい。
【0478】
任意選択で、このチップ900は、入力インターフェース930も含んでもよく、ここで、プロセッサ910は、入力インターフェース930を制御して、他のデバイスまたはチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイスまたはチップから送信された情報またはデータを取得してもよい。
【0479】
任意選択で、チップ900はまた、出力インターフェース940を含んでもよく、ここで、プロセッサ910は、出力インターフェース940を制御して、他のデバイスまたはチップと通信するように、具体的には、情報またはデータを他のデバイスまたはチップに出力するようにしてもよい。
【0480】
任意選択で、このチップは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用することができ、チップは、本願の実施例における各方法において、移動端末/端末デバイスによって実装される対応するプロセスを実装することができるが、簡潔にするために、ここで説明を省略する。
【0481】
なお、本願の実施例で言及されているチップは、システムオンチップ、システムレベルチップ、チップシステム、システムチップなどとも呼ばれることがある。
【0482】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであってもよいことを理解すべきである。実装においては、上記の方法の実施例のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路によって、またはソフトウェアの形態の命令によって達成することができる。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、Field Programmableゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントを含む。本願の実施例における各開示内容の方法、ステップ、および論理ブロック図は、実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、また、プロセッサは、従来の任意のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアの復号化処理装置によって直接実行されてもよいし、復号化処理装置におけるハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、または電気的に書き換え可能なプログラマブルメモリ、レジスタ、および当技術分野で十分に確立された他の記憶媒体に配置することができます。記憶媒体はメモリに配置されており、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上述の方法のステップを完了する。
【0483】
前記メモリには、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリ。不揮発性メモリは、Read-Only Memory(ROM)、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(EPROM)、Flash Memoryのいずれかです。EPROM、EEPROM)またはフラッシュメモリーを使用しています。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるRAM(Random Access Memory)であってもよい。RAMには、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスランダムアクセスメモリ(RAM)など、さまざまな種類があります。DRAM、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDR SDRAM(Double Data Rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchronous Link DRAM)、DR RAM(Direct Memory Bus Random Access Memory)等を含むが、これらに限定されない。
【0484】
上記のメモリは例示であって限定的なものではないことを理解すべきであり、例えば、本願発明の実施例におけるメモリは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクロナスリンクDRAM(SLDRAM)、ダイレクトメモリーバスランダムアクセスメモリ(DRAM)等がある。メモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)などがあります。すなわち、本願発明の実施例におけるメモリは、これらおよびその他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されるものではない。
【0485】
また、本願の実施例では、コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する
任意選択で、コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例のネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、本願の実施例の方法のそれぞれにおいてネットワークデバイスによって実装される対応する処理をコンピュータに実行させ、簡潔にするためにここでは繰り返さないが、。
【0486】
任意選択で、コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例のモバイル端末/端末デバイスに適用することができ、コンピュータプログラムは、簡潔にするためにここでは繰り返さないが、本願の実施例のそれぞれの方法でモバイル端末/端末デバイスによって実装される対応するプロセスをコンピュータに実行させる
また、本願の実施例では、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0487】
任意選択で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例のネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、簡潔にするためにここでは繰り返さない本願の実施例の方法のそれぞれにおいて、ネットワークデバイスによって実装される対応する処理をコンピュータに実行させる。
【0488】
任意で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例のモバイル端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、簡潔にするためにここでは繰り返さないが、本願の実施例のそれぞれの方法でモバイル端末/端末デバイスによって実装される対応するプロセスをコンピュータに実行させる。
【0489】
また、本願の実施例では、コンピュータプログラムも提供する。
【0490】
任意選択で、コンピュータプログラムは、本願の実施例のネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、本願の実施例の様々な方法でネットワークデバイスによって実装される対応する処理をコンピュータに実行させるが、簡潔にするためにここ説明を省略する。
【0491】
任意選択で、コンピュータプログラムは、本願の実施例の移動端末/ネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、本願の実施例の様々な方法で移動端末/ネットワークデバイスによって実装される対応する処理をコンピュータに実行させるが、簡潔にするためにここ説明を省略する。
【0492】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例に関連して説明された様々な例のユニットおよびアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実装することが可能であることを理解できるだろう。これらの機能をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは、技術的ソリューションの特定の用途と設計上の制約に依存します。当業者は、特定のアプリケーションごとに、説明された機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、そのような実装は、本願の実施例の範囲外とみなされるべきではない。
【0493】
当業者には明らかなように、説明の便宜と簡潔さのために、上述したシステム、デバイス、ユニットの特定の作業プロセスは、先行する方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0494】
本出願で提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、デバイス、および方法は、他の方法で実施できることを理解すべきである。例えば、上述した装置の実施例は単なる概略であり、例えば、論理的な機能分割に過ぎない記載されたユニットの分割は、実際に実装する際には別の方法で分割することが可能であり、例えば、複数のユニットやコンポーネントを組み合わせたり、別のシステムに統合したりすることができ、また、一部の機能を無視したり、実装しなかったりすることも可能である。別の点では、図示または議論されている相互結合または直接結合または通信接続は、電気的、機械的またはその他の方法である何らかのインターフェース、デバイスまたはユニットを介した間接的な結合または通信接続であってもよい。
【0495】
また、例えば、セパレート型/ディスプレイコンポーネントとして上述したユニット/モジュール/コンポーネントは、物理的に分離していても、していなくてもよく、すなわち、1つの場所に配置されていても、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。これらのユニット/モジュール/コンポーネントの一部またはすべては、本アプリケーションの実施例の目的を達成するために、実用上の必要性に応じて選択することができる。
【0496】
あるいは、本願発明の様々な実施例における個々の機能ユニットは、単一の処理ユニットに統合されていてもよいし、個々のユニットが物理的に別々に存在していてもよいし、2つ以上のユニットが単一のユニットに統合されていてもよい。
【0497】
記載されている機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、別の製品として販売または使用される場合は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されていてもよい。本願の技術的解決策、または本質的にまたはむしろ先行技術に寄与する技術的解決策のその部分は、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)が本願の様々な実施例に記載されている方法のステップのすべてまたは一部を実行することを可能にするための多数の命令を含むソフトウェア製品の形態で具現化されてもよいことが理解される。本願の各実施例に記載されている方法の全部または一部を前述の記憶媒体には、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ディスケットやCD-ROMなど、プログラムコードを格納できる様々な媒体がある。
【0498】
以上は本願の具体的な実施例に過ぎないが、本願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本願に開示された技術的範囲内で当業者が容易に考えられる変形や置換は、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に準拠するものと記載する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2022-06-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスに応用される無線通信方法であって、
前記端末デバイスがネットワークデバイスの非活性化シグナリング又は第1のセカンダリセルの非活性化タイマにより、前記第1のセカンダリセルを非活性化することと、
前記端末デバイスは、第1のセカンダリセルを非活性化する場合、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセルすることと、を含み、
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセルすることは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルのカウントBFI_COUNTERをリセットすることを含み、
前記第1のセカンダリセルに対応するBFI_COUNTERは、前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗サンプルbeam failure instanceのカウントであり、前記BFI_COUNTERの累積回数が第1の回数閾値以上である場合、前記第1のセカンダリセルにビーム失敗が発生したと判断する
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記ビーム失敗サンプルのカウントをリセットすることは、前記ビーム失敗サンプルのカウント値をゼロに設定することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセルすることは、
前記端末デバイスが、ネットワークデバイスが前記端末デバイスにより報告された第1の情報に対する応答の検出を停止することを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記第1の情報は、前記第1のセカンダリセル以外の他のセルにおけるMAC CEで伝送される
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第1の情報は、
ビーム失敗、ビーム失敗が発生するセルの識別情報、前記端末デバイスが選定した候補ビームの識別情報のうちの少なくとも1つを示す
ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセルすることは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を物理層で停止することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記ビーム失敗検出参照信号リソースに対する測定を停止することをメディアアクセス制御MAC層で前記物理層に通知することを含む
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗回復BFRの操作をキャンセルすることは、
前記端末デバイスが前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を物理層でメディアアクセス制御MAC層に報告することを停止すること、及び/又は
前記端末デバイスが物理層により報告された前記第1のセカンダリセルに対応するビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況を受信することをMAC層で停止することを含む
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースの測定状況は、ビーム失敗サンプルである
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、ネットワークデバイスの構成により決定され、
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、無線リソース制御RRCパラメータにより決定され、
前記RRCパラメータは、前記ビーム失敗検出参照信号リソースの指示情報を含む
ことを特徴とする請求項6~9のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記ビーム失敗検出参照信号リソースは、前記第1のセカンダリセルに対応する制御リソースセットCORESETの伝送構成情報TCI状態により決定される
ことを特徴とする請求項6~10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
【請求項13】
プロセッサとメモリを含む端末デバイスであって、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムを実行して、請求項1~12のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項14】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法をチップが搭載された装置に実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とするチップ。
【国際調査報告】