(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-28
(54)【発明の名称】安定化モード分割フィンセンサ
(51)【国際特許分類】
G01F 1/84 20060101AFI20221021BHJP
【FI】
G01F1/84
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022511120
(86)(22)【出願日】2019-08-20
(85)【翻訳文提出日】2022-04-18
(86)【国際出願番号】 US2019047163
(87)【国際公開番号】W WO2021034318
(87)【国際公開日】2021-02-25
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500205770
【氏名又は名称】マイクロ モーション インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュロッサー, マーティン アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ショーレンベルガー, フレデリック スコット
(72)【発明者】
【氏名】ワインスタイン, ジョエル
【テーマコード(参考)】
2F035
【Fターム(参考)】
2F035JA02
(57)【要約】
フィンセンサの実施形態が開示される。フィンセンサの実施形態は、第1のフィンおよび第2のフィンに結合されたベースを有し、フィンセンサは、フィンに結合された少なくとも2つのトランスデューサをさらに有し、第1のフィンは、少なくとも1つのフィン結合器によって第2のフィンに結合される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース(106)を有するフィンセンサ(102)であって、前記ベースが、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合され、前記フィンセンサ(102)が、前記フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、前記第1のフィン(108a)が、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって前記第2のフィン(108b)に結合される、フィンセンサ。
【請求項2】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ロッド状フィン結合器(220a)である、請求項1に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ブレースバー(220c)である、請求項1に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ストリップ状フィン結合器(220b)である、請求項1に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項5】
前記ストリップ状フィン結合器(220b)が、少なくとも1つのテーパ状端部を有する、請求項4に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項6】
前記ストリップ状フィン結合器(220b)は、前記ストリップ状フィン結合器(220b)の上流(143)端部および下流(145)端部のうちの1つ以上が、前記ストリップ状フィン結合器(220b)の流れ軸(141)に沿ったより中心的な位置の垂直軸(151)および交差軸(131)によって画定される平面内の断面積よりも、前記垂直軸(151)および前記交差軸(131)によって画定される平面内のより小さい断面積を有するようにテーパ状である、請求項4および5に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項7】
前記ストリップ状フィン結合器(220b)の前記垂直軸および前記流れ軸によって画定される平面内の断面が、前記断面の前記上流(143)端部と前記下流(145)端部との間の流れ軸(141)内の少なくとも1つの中央部分よりも、前記断面の前記上流(143)端部および前記下流(145)端部のうちの1つ以上において垂直軸(151)内で狭い、請求項4および5に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項8】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび108b)の対応する面上の実質的に同じ位置において前記フィン(108aおよび108b)を結合する、請求項1から7のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項9】
前記フィンは、前記フィン(108aおよび108b)が流れ軸(141)および垂直軸(151)によって画定される平面内の同じまたは実質的に同じ位置に配置されたときに、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が交差軸(131)に平行になるように同じ配置を有するように配置される、請求項1から8のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび108b)のそれぞれの異なる位置に結合される、請求項1から6のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項11】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最上流(143)の象限部分によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項12】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最下流(145)の象限部分によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項13】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最上流(143)の隅部によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項14】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)の隅部および最下流(145)の隅部によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの1つ以上に結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの中心の1/9の部分によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項16】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、垂直軸(151)の中央の1/3の部分と、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項17】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、垂直軸(151)の中央の1/3の部分と、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項18】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上方(153)の1/3の部分と、上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項19】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上方(153)の1/3の部分と、下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項20】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下方(155)の1/3の部分と、上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項21】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、垂直軸(151)の下方(155)の1/3の部分と、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される、請求項1から10のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項22】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィンセンサ(102)の浸漬された要素の軸方向剛性を増加させるように、前記第1のフィン(108a)および前記第2のフィン(108b)に結合される、請求項1から21のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項23】
前記フィン(108aおよび108b)が、前記ベース(106)の開口部を通って突出するフィン突起(114aおよび114b)を有し、前記トランスデューサ(104aおよび104b)が、前記フィン突起(114aおよび114b)において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から22のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項24】
前記ベース(106)が、浸漬側(342)および外側(344)を有し、前記フィン突起(114aおよび114b)が、前記ベース(106)を通って前記外側(344)に突出する、請求項23に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項25】
前記フィン突起(114aおよび114b)が、対応するセグメントを有し、前記対応するセグメントが、交差軸(131)内で少なくとも部分的に整列するセグメントである、請求項24に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項26】
前記トランスデューサ(104aおよび104b)が、それぞれ、2つの対応するセグメントに結合される、請求項24に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項27】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)の外側で前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から26のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項28】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン突起(114aまたは114b)のうちの少なくとも1つのフィン突起(114aまたは114b)に結合される、請求項23から26のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項29】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記少なくとも1つのフィン突起(114aまたは114b)のセグメントに結合される、請求項25および26に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項30】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび108b)と前記少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)との間の結合部の下方(155)の位置において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から29のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項31】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記トランスデューサ(104a~c)が結合される前記フィン(108aおよび/または108b)上の位置よりも前記ベース(106)に近い位置において、前記ベース(106)の外側(344)の前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から30のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項32】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)よりも前記トランスデューサ(104a~c)が結合される前記フィン(108aおよび/または108b)上の位置に近い位置において、前記ベース(106)の前記外側(344)の前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から30のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項33】
前記フィン突起(114aおよび114b)が、対応するセグメントを有し、前記対応するセグメントが、交差軸(131)内で少なくとも部分的に整列するセグメントである、請求項1から32のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項34】
前記トランスデューサ(104aおよび104b)が、それぞれ、2つの対応するセグメントに結合される、請求項33に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項35】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、第1のフィン結合器(120a)および第2のフィン結合器(120b)を含み、前記第1のフィン結合器(120a)が、前記第2のフィン結合器(120b)が前記フィン(108aおよび108b)に結合される位置の上流の位置において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から34のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項36】
前記検知トランスデューサ(104a)は、前記駆動トランスデューサ(104b)が前記フィン(108aおよび108b)に結合される上流において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項1から35のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項37】
前記ベース(106)が、様々な硬度を有する可変ベース(306)である、請求項1から36のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項38】
前記可変ベース(306)が、前記可変ベース(306)の中央の柔軟部分と、前記可変ベース(306)の縁部の硬質部分とを有し、前記中央および前記縁部が、交差軸(131)内の前記可変ベース(306)の中央および縁部である、請求項37に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項39】
前記可変ベース(306)が、前記縁部よりも前記中央において薄い、請求項37および38に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項40】
前記可変ベース(306)が、前記交差軸(131)に沿って、変化する材料組成を有する、請求項39に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項41】
前記可変ベース(306)が、前記可変ベース(306)の前記中央の柔軟材料と、前記交差軸(131)内の前記可変ベース(306)の前記縁部の硬質材料とを有する、請求項37から40のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項42】
前記ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合されたバランスリブ(118)をさらに備え、前記バランスリブ(118)が、前記ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)における前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するように構成され、前記ベース(106)の中央部分が、交差軸(131)の中央によって画定される部分である、請求項1から41のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項43】
メータ電子機器(112)をさらに備え、前記少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)のうちの一方が、駆動トランスデューサ(104b)であり、前記メータ電子機器(112)が、同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードのうちの1つ以上において前記フィン(108aおよび108b)を駆動するために、コマンドを表すデータを前記駆動トランスデューサ(104b)に送信するように構成される、請求項1から42のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項44】
前記少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)のうちの別のトランスデューサが、検知トランスデューサ(104a)であり、前記メータ電子機器(112)が、制御されたフィードバックループを使用して駆動モードを維持するために前記検知トランスデューサ(104a)から信号データを受信する、請求項43に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項45】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)および前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つのうちの1つ以上が、結合要素を有し、前記結合要素が、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび120b)のうちの少なくとも1つを、前記結合要素を介して前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合するように構成される、請求項1から44のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項46】
前記第1のフィン結合器(120a)が、結合要素を有し、前記第1のフィン(108a)が、別の結合要素(120b)を有し、前記結合要素は、前記結合要素が前記別の結合要素に結合するように構成されるように、前記別の結合要素と相補的である、請求項1から44のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項47】
前記結合要素が、前記第1のフィン(108a)の凹部である、請求項45および46に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項48】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)の要素でも、前記少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)のいずれの要素でもない、請求項1から47のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項49】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、前記ベース(106)が前記フィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える方法とは異なり且つ前記少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)が前記フィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える方法とは異なる方法で前記フィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える、請求項1から47のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項50】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)にも前記少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)のいずれにも結合されない、請求項1から49のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項51】
ベース(106)およびバランスリブ(118)を有するフィンセンサ(102)であって、前記ベース(106)が、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合され、前記フィンセンサ(102)が、前記フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、前記バランスリブ(118)が、前記ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合される、フィンセンサ。
【請求項52】
前記バランスリブ(118)が、前記ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)における前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するように構成され、前記ベース(106)の前記中央部分が、交差軸(131)の中央によって画定される部分である、請求項51に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項53】
前記バランスリブ(118)が、前記ベース(106)の前記中央部分において前記ベース(106)に結合される、請求項52に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項54】
前記バランスリブ(118)が、前記ベース結合器(116)の前記中央部分に結合される、請求項52および53に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項55】
前記バランスリブ(118)が、垂直軸(151)における前記フィン(108aおよび108b)の正味の動きを少なくとも部分的に防止するように構成される、請求項52から54のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項56】
前記バランスリブ(118)が、前記第1のフィン(108a)と前記第2のフィン(108b)との間で前記ベース(106)に結合される、請求項51から55のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項57】
前記バランスリブ(118)は、前記交差軸(131)上において、前記第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の位置と、前記第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の異なる位置との間の位置において、前記ベース(106)に結合される、請求項51から56のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項58】
前記バランスリブ(118)が、前記交差軸(131)上の位置および異なる位置から等距離に結合される、請求項57に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項59】
前記バランスリブ(118)は、前記バランスリブ(118)の中心線(198)が流れ軸(141)に平行になるように前記ベース(106)に結合される、請求項51から58のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項60】
前記バランスリブ(118)が、少なくとも一方の軸において、中心線(198)を中心に対称である、請求項51から58のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項61】
前記バランスリブ(118)が、前記バランスリブ(118)の中央部分の前記交差軸(131)における厚さよりも小さい、前記バランスリブ(118)の下流(145)端部および前記バランスリブ(118)の上流(143)端部の一方または双方における前記バランスリブ(118)の前記交差軸(131)における厚さを有する、請求項51から60のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項62】
前記バランスリブ(118)が、前記バランスリブ(118)の中央部分の前記交差軸(131)における厚さよりも大きい、前記バランスリブ(118)の下流(145)端部および前記バランスリブ(118)の上流(143)端部の一方または双方における前記バランスリブ(118)の前記交差軸(131)における厚さを有する、請求項51から60のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項63】
少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)をさらに備え、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項51から62のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項64】
前記ベース(106)が、様々な硬度を有する可変ベース(306)である、請求項51から63のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項65】
前記可変ベース(306)が、前記可変ベース(306)の中央の柔軟部分と、前記可変ベース(306)の縁部の硬質部分とを有し、前記中央および前記縁部が、交差軸(131)内の前記可変ベース(306)の中央および縁部である、請求項64に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項66】
前記可変ベース(306)が、交差軸(131)に沿って前記可変ベース(306)の縁部よりも前記可変ベース(306)の中央においてより薄い、請求項64および65に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項67】
前記可変ベース(306)が、前記交差軸(131)に沿って、変化する材料組成を有する、請求項64から66のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項68】
前記可変ベース(306)が、中央の柔軟材料と、前記交差軸(131)に沿った縁部の硬質材料とを有する、請求項67に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項69】
前記交差軸(131)に沿った前記フィン(108aおよび108b)の間の前記可変ベース(306)の部分が、前記交差軸(131)における前記フィン(108aおよび108b)のそれぞれと前記可変ベース(306)の前記縁部との間の前記可変ベース(306)の部分よりも柔らかい、請求項64から68のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項70】
前記柔軟部分(314)および前記硬質部分(310および312)が、前記フィン(108aおよび108b)のうちの少なくとも一方を、前記交差軸(131)の近くにおいて、前記バランスリブ(118)よりも前記可変ベース(106)の縁部に結合することによって形成されることができる、請求項64から69のいずれか一項に記載のフィンセンサ(102)。
【請求項71】
少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)および少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を有するフィン結合器アセンブリを製造する方法であって、前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合されるフィン結合器アセンブリを形成することを含む、方法。
【請求項72】
前記結合アセンブリは、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が前記少なくとも1つのフィン(120aおよび/または120b)に既に結合されて形成されるように、成形によって形成される、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記フィン結合器アセンブリを形成することが、フィン結合器(120a)を形成することを含み、前記フィン結合器(120a)が、ベース(106)およびトランスデューサ(104a~c)とは異なる、請求項71および72に記載の方法。
【請求項74】
前記フィン結合器アセンブリを形成することが、
前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)のフィン(108a)を形成することと、
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)のフィン結合器(120a)を前記フィン(108a)に結合することと、をさらに含む、請求項71から73のいずれか一項に記載の方法。
【請求項75】
前記フィン結合器(120a)を前記フィン(108a)に結合することが、ベース(106)に結合されるまたは結合されることになる前記フィン(108a)の位置よりも前記フィン(108a)の自由縁(199)に近い位置において前記フィン結合器(120a)を前記フィン(108a)に結合することを含む、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記方法が、
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の第1のフィン結合器(120a)を双方の前記フィン(108aおよび108b)に結合することと、
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の第2のフィン結合器(120b)を双方の前記フィン(108aおよび108b)に結合することと、をさらに含み、
前記第1のフィン結合器(120a)は、前記第2のフィン結合器(120b)が結合されている少なくとも1つの位置の流れ軸(141)に沿った異なる点にあるかまたはあることになる少なくとも1つの位置に結合される、請求項71に記載の方法。
【請求項77】
前記フィン結合器アセンブリを形成することが、
前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)と前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)との間の結合を容易にするように構成された結合要素を用いて、前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)および前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)のうちの1つ以上を形成することを含む、請求項71に記載の方法。
【請求項78】
前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が、ベース(106)の浸漬側(342)に存在するまたは存在することになる前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の一部において前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合される、請求項71から77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
前記少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が、前記ベース(106)の外側(344)に存在するまたは存在することになる前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の一部において前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合される、請求項71から77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項80】
バランスリブ(118)を形成することと、前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの一方または双方に結合することと、をさらに含む、請求項71から79のいずれか一項に記載の方法。
【請求項81】
前記ベース(106)が、様々な硬度を有する可変ベース(306)として形成される、請求項71から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項82】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ロッド状フィン結合器(220a)として形成される、請求項71から81のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ブレースバー(220c)として形成される、請求項71から81のいずれか一項に記載の方法。
【請求項84】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、ストリップ状フィン結合器(220b)として形成される、請求項71から81のいずれか一項に記載の方法。
【請求項85】
ベース(106)を形成することと、前記ベース(106)を前記フィン(108aおよび108b)に結合することと、をさらに含む、請求項71および72に記載の方法。
【請求項86】
前記フィン(108aおよび108b)が、前記ベース(106)の開口部を通って突出するフィン突起(114aおよび114b)を有して形成され、少なくとも1つのトランスデューサ(104aおよび/または104b)が、前記フィン突起(114aおよび114b)において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記フィン突起(114aおよび114b)が、対応するセグメントによって形成され、対応するセグメントが、交差軸(131)に少なくとも部分的に整列するセグメントであり、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記対応するセグメントにおいて前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記ベース(106)が、様々な硬度を有する可変ベース(306)として形成される、請求項85から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
前記可変ベース(306)が、交差軸(131)における前記可変ベース(306)の縁部よりも、前記可変ベース(306)の中央部分において柔らかく形成される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの一方または双方に結合することをさらに含む、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)の少なくとも1つの位置および前記バランスリブ(118)の第2の方向(135)の少なくとも1つの位置において前記フィン(108aおよび108b)に結合される、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
メータ電子機器(112)を形成することと、前記メータ電子機器(112)をトランスデューサ(104aおよび/または104bおよび/または104c)に通信可能に結合することであって、前記メータ電子機器(112)が、プロセッサおよびメモリを有し、前記メモリは、前記プロセッサが動作を実行するためのコマンドおよびデータを記憶するように構成される、結合することと、
同相および異相モードで駆動するように前記メータ電子機器(112)を構成することと、
をさらに含む、請求項71から91のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
バランス型ベースアセンブリを製造する方法であって、
ベース(106)を形成することと、
バランスリブ(118)を形成することと、
前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの一方または双方に結合することと、を含む方法。
【請求項94】
前記ベース(106)が、可変ベース(306)として形成される、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記可変ベース(306)が、成形時に前記可変ベース(306)の厚さを変えることによって、または前記可変ベース(306)の一部を切り取ることによって形成される、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
前記厚さは、交差軸(131)において前記可変ベース(306)の中央が前記可変ベース(306)の縁部よりも薄くなるように変化する、請求項94および95に記載の方法。
【請求項97】
前記可変ベース(306)は、前記可変ベース(306)が構成される材料を少なくとも交差軸(131)に沿って変化させることによって形成される、請求項94から96のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
前記材料を変化させることが、前記交差軸(131)上の前記可変ベース(306)の前記縁部の材料よりも柔らかい前記可変ベース(306)の前記中央の材料から前記可変ベース(306)の少なくとも一部を構成することを含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記バランスリブ(118)を形成することが、前記バランスリブ(118)を細長部材として形成することを含む、請求項93から98のいずれか一項に記載の方法。
【請求項100】
前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することが、交差軸(131)上の前記ベース(106)の前記中央の位置において前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することを含む、請求項93から99のいずれか一項に記載の方法。
【請求項101】
前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することは、第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の異なる位置との間の位置において、前記バランスリブ(118)をベース(106)に結合することを含み、前記位置および前記異なる位置が交差軸(131)上にある、請求項93から100のいずれか一項に記載の方法。
【請求項102】
交差軸(131)上で第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の異なる位置との間の位置において、前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することが、前記交差軸(131)上の前記位置および前記異なる位置から等距離にある前記バランスリブ(118)を結合することを含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することが、流れ軸(141)に平行な前記バランスリブ(118)の中心線(198)を用いて前記バランスリブ(118)を前記ベース(106)に結合することを含む、請求項93から102のいずれか一項に記載の方法。
【請求項104】
前記バランスリブ(118)を形成することは、前記バランスリブ(118)が少なくとも一方の軸において中心線(198)を中心に対称であるように、前記バランスリブ(118)を形成することを含む、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記バランスリブ(118)を形成することは、前記バランスリブ(118)の下流(145)端部および前記バランスリブ(118)の上流(143)端部のうちの1つ以上の前記バランスリブ(118)の前記交差軸(131)における厚さが、流れ軸(141)における前記バランスリブ(118)の中央部分の前記交差軸(131)における厚さよりも小さくなるように、前記バランスリブ(118)を形成することをさらに含む、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記バランスリブ(118)を形成することは、前記バランスリブ(118)の下流(145)端部および前記バランスリブ(118)の上流(143)端部のうちの1つ以上の前記バランスリブ(118)の前記交差軸(131)における厚さが、流れ軸(141)における前記バランスリブ(118)の中央部分の前記交差軸(131)における厚さよりも大きくなるように、前記バランスリブ(118)を形成することをさらに含む、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
フィン(108aおよび108b)を形成することと、前記フィン(108aおよび108b)を前記ベース(106)に結合することと、をさらに含む、請求項93から106のいずれか一項に記載の方法。
【請求項108】
前記方法が、
少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を形成することと、
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を前記フィン(108aおよび108b)に結合することと、をさらに含む、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)において第1のフィン(120a)に結合され、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記バランスリブ(118)から第2の方向(135)において第2のフィン(120b)に結合される、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つが、前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある位置において前記ベース(106)に結合され、前記位置が、交差軸(131)において、前記バランスリブ(118)よりも前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある前記ベース(106)の縁部に近い、請求項107から108のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
前記フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つが、前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある位置において前記ベース(106)に結合され、前記位置が、交差軸(131)において、前記バランスリブ(118)からよりも前記バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある前記ベース(106)の縁部からさらに離れている、請求項107から108のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
メータ電子機器(112)を形成することと、前記メータ電子機器(112)をトランスデューサ(104aおよび/または104bおよび/または104c)に通信可能に結合することであって、前記メータ電子機器(112)が、プロセッサおよびメモリを有し、前記メモリは、前記プロセッサが動作を実行するためのコマンドおよびデータを記憶するように構成される、結合することと、
同相および異相モードで前記フィン(108aおよび108b)を駆動するように前記メータ電子機器(112)を構成することと、
をさらに含む、請求項107から111のいずれか一項に記載の方法。
【請求項113】
第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)内の振動を駆動するために駆動トランスデューサ(104b)を有するフィンセンサ(102)を使用する方法であって、前記第1のフィン(108a)および前記第2のフィン(108b)がベース(106)に結合され、前記フィンセンサ(102)が、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、前記方法が、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、方法。
【請求項114】
少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することが、第2のフィン(108b)の自由縁(199)に対する第1のフィン(108a)の自由縁(199)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記振動が、前記駆動トランスデューサ(104b)によって駆動されて、前記フィン(108aおよび108b)を異相(OOP)モードで駆動する、請求項113および114に記載の方法。
【請求項116】
前記異相(OOP)モードが、約180°の前記第1のフィン(108a)と前記第2のフィン(108b)の動きの間の相分離を表す、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することが、前記第2のフィン(108b)の動きに対する前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が前記第1のフィン(108a)に結合されている任意の部位における前記第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、請求項113から116のいずれか一項に記載の方法。
【請求項118】
前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)のいずれの要素の動きも直接制限せず、前記少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が、前記ベース(106)の要素に結合されていない、請求項113から117のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
前記方法が、バランスリブ(118)によって前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することをさらに含む、請求項113から118のいずれか一項に記載の方法。
【請求項120】
第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)の振動を駆動するための駆動トランスデューサ(104b)を有するフィンセンサ(102)を使用する方法であって、前記第1のフィン(108a)および前記第2のフィン(108b)が、ベース(106)に結合され、前記フィンセンサ(102)が、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、前記フィンセンサ(102)が、バランスリブ(118)を有し、前記方法が、前記バランスリブ(118)によって前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、方法。
【請求項121】
前記バランスリブ(118)によって前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することが、前記ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)における前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、前記中央部分が、交差軸(131)の中央によって画定される部分である、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記バランスリブ(118)によって前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することが、垂直軸(151)における前記フィン(108aおよび108b)の正味の動きを少なくとも部分的に防止することを含む、請求項120および121に記載の方法。
【請求項123】
前記バランスリブ(118)によって前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することが、垂直軸(151)における前記フィンセンサ(102)の正味の動きを少なくとも部分的に防止することを含む、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、前記交差軸(131)上の前記第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の位置と、前記第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになる前記ベース(106)上の異なる位置との間の位置において前記ベース(106)を少なくとも部分的に制限することを含む、請求項120から123のいずれか一項に記載の方法。
【請求項125】
前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することが、前記交差軸(131)上の位置および異なる位置から等距離にある位置において前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、請求項120から124のいずれか一項に記載の方法。
【請求項126】
前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することが、流れ軸(141)に平行な前記ベース(106)の少なくとも直線部分に沿った前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む、請求項120から125のいずれか一項に記載の方法。
【請求項127】
前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、前記ベース(106)の下流(145)端部および前記ベース(106)の上流(143)端部のうちの1つ以上の動きが前記ベース(106)の中央よりも小さく制限されるように、前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、前記ベース(106)の前記中央が、前記流れ軸(141)内の前記ベース(106)の前記中央である、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、前記ベース(106)の下流(145)端部および前記ベース(106)の上流(143)端部のうちの1つ以上の動きが前記ベース(106)の中央よりも大きく制限されるように、前記ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、前記ベース(106)の前記中央が、前記流れ軸(141)内の前記ベース(106)の前記中央である、請求項126に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下に説明する実施形態は、センサに関し、より詳細には、流れセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
既存のフィンセンサは、発生モード分離に問題がある。典型的には、同相であるモードと異相であるモードとの間の周波数差は最小であり、これは流体流れ特性の計算を混乱させる。また、既存のフィンセンサにカールを発生させる場合、流れ特性をもたらす位相差測定値を導出するための振幅コントラストはほとんどない。
【0003】
既存のフィンセンサでは、測定値は、それらが存在する導管の中心からセンサアセンブリに向かう著しい正味の移動によって混乱する。この理由は、フィンの回転軸が、プレート上のフィン位置およびドライバの位置によって制御されるためである。フィンの回転軸は、典型的には、フィンが存在するベースの縁部の周りにある。これは不均衡を生じ、その結果、較正に誤差および問題を生じる。同相モードからの力は、プロセス接続において正味の運動を引き起こす。また、チューブおよびバランスバーは、等しい同相モード形状に駆動することが困難または不可能な可能性がある。発生した不均衡は、較正および測定誤差につながる可能性がある。これらの問題は、フィンセンサの有効性を制限し、多くの産業用途にとって非実用的にする。
したがって、改善されたフィンセンサが必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
フィンセンサ(102)の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)の実施形態は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合されたベース(106)を有し、フィンセンサ(102)は、フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、第1のフィン(108a)は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって第2のフィン(108b)に結合される。
【0005】
フィンセンサ(102)の別の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)の別の実施形態は、ベース(106)およびバランスリブ(118)を有し、ベース(106)は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合され、フィンセンサ(102)は、フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、バランスリブ(118)は、ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合される。
【0006】
フィン結合器アセンブリを製造する方法の実施形態が開示される。本方法の実施形態は、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)および少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を有するフィン結合器アセンブリを有し、本方法は、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合されるフィン結合器アセンブリを形成するステップを含む。
【0007】
バランス型ベースアセンブリを製造する方法の実施形態が開示される。バランス型ベースアセンブリを製造する方法の実施形態は、ベース(106)を形成するステップと、バランスリブ(118)を形成するステップと、バランスリブ(118)をベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合するステップとを含む。
【0008】
フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態では、フィンセンサ(102)は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)の振動を駆動するための駆動トランスデューサ(104b)を有し、第1および第2のフィン(108aおよび108b)は、ベース(106)に結合され、フィンセンサ(102)は、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、本方法は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限するステップを有する。
【0009】
フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)の振動を駆動するための駆動トランスデューサ(104b)を有するフィンセンサ(102)を有することができ、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)は、ベース(106)に結合され、フィンセンサ(102)は、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、フィンセンサ(102)は、バランスリブ(118)を有し、本方法は、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するステップを有する。
【0010】
[態様]
一態様によれば、フィンセンサ(102)の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)の実施形態は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合されたベース(106)を有し、フィンセンサ(102)は、フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、第1のフィン(108a)は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって第2のフィン(108b)に結合される。
【0011】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ロッド形状のフィン結合器(220a)である。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ブレースバー(220c)である。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ストリップ状フィン結合器(220b)である。
【0014】
好ましくは、ストリップ状フィン結合器(220b)は、少なくとも1つのテーパ状端部を有する。
【0015】
好ましくは、ストリップ状フィン結合器(220b)は、ストリップ状フィン結合器(220b)の上流(143)端部および下流(145)端部のうちの1つ以上が、ストリップ状フィン結合器(220b)の流れ軸(141)に沿ったより中心的な位置の垂直軸(151)および交差軸(131)によって画定される平面内の断面積よりも、垂直軸(151)および交差軸(131)によって画定される平面内のより小さい断面積を有するようにテーパ状である。
【0016】
好ましくは、ストリップ状フィン結合器(220b)の垂直軸および流れ軸によって画定される平面内の断面は、断面の上流(143)端部と下流(145)端部との間の流れ軸(141)内の少なくとも1つの中央部分よりも、断面の上流(143)端部および下流(145)端部のうちの1つ以上において垂直軸(151)内で狭い。
【0017】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび108b)の対応する面上の実質的に同じ位置においてフィン(108aおよび108b)を結合する。
【0018】
好ましくは、フィンは、フィン(108aおよび108b)が流れ軸(141)および垂直軸(151)によって画定される平面内の同じまたは実質的に同じ位置に配置されたときに、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が交差軸(131)に平行になるように同じ配置を有するように配置される。
【0019】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび108b)のそれぞれの異なる位置に結合される。
【0020】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最上流(143)の象限部分によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0021】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最下流(145)の象限部分によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0022】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)および最上流(143)の隅部によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0023】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの最下方(155)の隅部および最下流(145)の隅部によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの1つ以上に結合される。
【0024】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの中心の1/9の部分によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域または投影領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0025】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、垂直軸(151)の中央の1/3の部分と、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0026】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、垂直軸(151)の中央の1/3の部分と、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0027】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上方(153)の1/3の部分と、上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0028】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの上方(153)の1/3の部分と、下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0029】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下方(155)の1/3の部分と、上流(143)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0030】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、垂直軸(151)の下方(155)の1/3の部分と、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの下流(145)の1/3の部分とによって画定される領域または投影領域によって表される、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つの面の領域において、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合される。
【0031】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィンセンサ(102)の浸漬された要素の軸方向剛性を増加させるように、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合される。
【0032】
好ましくは、フィン(108aおよび108b)は、ベース(106)の開口部を通って突出するフィン突起(114aおよび114b)を有し、トランスデューサ(104aおよび104b)は、フィン突起(114aおよび114b)においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0033】
好ましくは、ベース(106)は、浸漬側(342)および外側(344)を有し、フィン突起(114aおよび114b)は、ベース(106)を通って外側(344)に突出する。
【0034】
好ましくは、フィン突起(114aおよび114b)は、対応するセグメントを有し、対応するセグメントは、交差軸(131)内で少なくとも部分的に整列するセグメントである。
【0035】
好ましくは、トランスデューサ(104aおよび104b)は、それぞれ、2つの対応するセグメントに結合される。
【0036】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)の外側でフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0037】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン突起(114aまたは114b)のうちの少なくとも1つのフィン突起(114aまたは114b)に結合される。
【0038】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、少なくとも1つのフィン突起(114aまたは114b)のセグメントに結合される。
【0039】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび108b)と少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)との間の結合部の下方(155)の位置においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0040】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、トランスデューサ(104a~c)が結合されるフィン(108aおよび/または108b)上の位置よりもベース(106)に近い位置において、ベース(106)の外側(344)のフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0041】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)よりもトランスデューサ(104a~c)が結合されるフィン(108aおよび/または108b)上の位置に近い位置において、ベース(106)の外側(344)のフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0042】
好ましくは、フィン突起(114aおよび114b)は、対応するセグメントを有し、対応するセグメントは、交差軸(131)内で少なくとも部分的に整列するセグメントである。
【0043】
好ましくは、トランスデューサ(104aおよび104b)は、それぞれ、2つの対応するセグメントに結合される。
【0044】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、第1のフィン結合器(120a)および第2のフィン結合器(120b)を含み、第1のフィン結合器(120a)は、第2のフィン結合器(120b)がフィン(108aおよび108b)に結合される位置の上流の位置においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0045】
好ましくは、検知トランスデューサ(104a)は、駆動トランスデューサ(104b)がフィン(108aおよび108b)に結合される上流においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0046】
好ましくは、ベース(106)は、様々な硬度を有する可変ベース(306)である。
【0047】
好ましくは、可変ベース(306)は、可変ベース(306)の中央の柔軟部分と、可変ベース(306)の縁部の硬質部分とを有し、中央および縁部は、交差軸(131)内の可変ベース(306)の中央および縁部である。
【0048】
好ましくは、可変ベース(306)は、縁部よりも中央が薄い。
【0049】
好ましくは、可変ベース(306)は、交差軸(131)に沿って可変材料組成を有する。
【0050】
好ましくは、可変ベース(306)は、可変ベース(306)の中央の柔軟材料と、交差軸(131)内の可変ベース(306)の縁部の硬質材料とを有する。
【0051】
好ましくは、フィンセンサ(102)は、ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合されたバランスリブ(118)をさらに備え、バランスリブ(118)は、ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)におけるベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するように構成され、ベース(106)の中央部分は、交差軸(131)の中央によって画定される部分である。
【0052】
好ましくは、フィンセンサ(102)は、メータ電子機器(112)をさらに備え、少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)のうちの一方は、駆動トランスデューサ(104b)であり、メータ電子機器(112)は、同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードのうちの1つ以上においてフィン(108aおよび108b)を駆動するために、コマンドを表すデータを駆動トランスデューサ(104b)に送信するように構成される。
【0053】
好ましくは、少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)のうちの別のトランスデューサは、検知トランスデューサ(104a)であり、メータ電子機器(112)は、制御されたフィードバックループを使用して駆動モードを維持するために検知トランスデューサ(104a)から信号データを受信する。
【0054】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)および少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つのうちの1つ以上は、結合要素を有し、結合要素は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび120b)のうちの少なくとも1つを、結合要素を介してフィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つに結合するように構成される。
【0055】
好ましくは、第1のフィン結合器(120a)は、結合要素を有し、第1のフィン(108a)は、別の結合要素(120b)を有し、結合要素は、結合要素が別の結合要素に結合するように構成されるように、別の結合要素と相補的である。
【0056】
好ましくは、結合要素は、第1のフィン(108a)の凹部である。
【0057】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)の要素でも、少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)のいずれの要素でもない。
【0058】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)がフィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える方法とは異なり且つ少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)がフィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える方法とは異なる方法でフィン(108aおよび108b)の動きに影響を与える。
【0059】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)にも少なくとも2つのトランスデューサ(104a~c)のいずれにも結合されない。
【0060】
一態様によれば、フィンセンサ(102)の別の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)の別の実施形態は、ベース(106)およびバランスリブ(118)を有し、ベース(106)は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)に結合され、フィンセンサ(102)は、フィン(108aおよび108b)に結合された少なくとも2つのトランスデューサ(104aおよび104b)をさらに有し、バランスリブ(118)は、ベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合される。
【0061】
好ましくは、バランスリブ(118)は、ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)におけるベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するように構成され、ベース(106)の中央部分は、交差軸(131)の中央によって画定される部分である。
【0062】
好ましくは、バランスリブ(118)は、ベース(106)の中央部分においてベース(106)に結合される。
【0063】
好ましくは、バランスリブ(118)は、ベース結合器(116)の中央部分に結合される。
【0064】
好ましくは、バランスリブ(118)は、垂直軸(151)におけるフィン(108aおよび108b)の正味の動きを少なくとも部分的に防止するように構成される。
【0065】
好ましくは、バランスリブ(118)は、第1のフィン(108a)と第2のフィン(108b)との間でベース(106)に結合される。
【0066】
好ましくは、バランスリブ(118)は、交差軸(131)上において、第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の異なる位置との間の位置において、ベース(106)に結合される。
【0067】
好ましくは、バランスリブ(118)は、交差軸(131)上の位置および異なる位置から等距離に結合される。
【0068】
好ましくは、バランスリブ(118)は、バランスリブ(118)の中心線(198)が流れ軸(141)に平行になるようにベース(106)に結合される。
【0069】
好ましくは、バランスリブ(118)は、少なくとも1つの軸において、中心線(198)を中心に対称である。
【0070】
好ましくは、バランスリブ(118)は、バランスリブ(118)の中央部分の交差軸(131)における厚さよりも小さい、バランスリブ(118)の下流(145)端部およびバランスリブ(118)の上流(143)端部の一方または双方におけるバランスリブ(118)の交差軸(131)における厚さを有する。
【0071】
好ましくは、バランスリブ(118)は、バランスリブ(118)の中央部分の交差軸(131)における厚さよりも大きい、バランスリブ(118)の下流(145)端部およびバランスリブ(118)の上流(143)端部の一方または双方におけるバランスリブ(118)の交差軸(131)における厚さを有する。
【0072】
好ましくは、フィンセンサ(102)は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)をさらに備え、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、フィン(108aおよび108b)に結合される。
【0073】
好ましくは、ベース(106)は、様々な硬度を有する可変ベース(306)である。
【0074】
好ましくは、可変ベース(306)は、可変ベース(306)の中央の柔軟部分と、可変ベース(306)の縁部の硬質部分とを有し、中央および縁部は、交差軸(131)内の可変ベース(306)の中央および縁部である。
【0075】
好ましくは、可変ベース(306)は、交差軸(131)に沿って可変ベース(306)の縁部よりも可変ベース(306)の中央においてより薄い。
【0076】
好ましくは、可変ベース(306)は、交差軸(131)に沿って可変材料組成を有する。
【0077】
好ましくは、可変ベース(306)は、中央の柔軟材料と、交差軸(131)に沿った縁部の硬質材料とを有する。
【0078】
好ましくは、交差軸(131)に沿ったフィン(108aおよび108b)の間の可変ベース(306)の部分は、交差軸(131)におけるフィン(108aおよび108b)のそれぞれと可変ベース(306)の縁部との間の可変ベース(306)の部分よりも柔らかい。
【0079】
好ましくは、柔軟部分(314)および硬質部分(310および312)は、フィン(108aおよび108b)のうちの少なくとも一方を、交差軸(131)の近くにおいて、バランスリブ(118)よりも可変ベース(106)の縁部に結合することによって形成されることができる。
【0080】
一態様によれば、フィン結合器アセンブリを製造する方法の実施形態が開示される。本方法の実施形態は、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)および少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を有するフィン結合器アセンブリを有し、本方法は、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合されるフィン結合器アセンブリを形成するステップを含む。
【0081】
好ましくは、結合アセンブリは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が少なくとも1つのフィン(120aおよび/または120b)に既に結合されて形成されるように、成形によって形成される。
【0082】
好ましくは、フィン結合器アセンブリを形成することは、フィン結合器(120a)を形成することを含み、フィン結合器(120a)は、ベース(106)およびトランスデューサ(104a~c)とは異なる。
【0083】
好ましくは、フィン結合器アセンブリを形成することは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)のフィン(108a)を形成することと、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)のフィン結合器(120a)をフィン(108a)に結合することとをさらに含む。
【0084】
好ましくは、フィン結合器(120a)をフィン(108a)に結合することは、ベース(106)に結合されるまたは結合されることになるフィン(108a)の位置よりもフィン(108a)の自由縁(199)に近い位置においてフィン結合器(120a)をフィン(108a)に結合することを含む。
【0085】
好ましくは、本方法は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の第1のフィン結合器(120a)を双方のフィン(108aおよび108b)に結合することと、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の第2のフィン結合器(120b)を双方のフィン(108aおよび108b)に結合することとをさらに含み、第1のフィン結合器(120a)は、第2のフィン結合器(120b)が結合されている少なくとも1つの位置の流れ軸(141)に沿った異なる点にあるかまたはあることになる少なくとも1つの位置に結合される。
【0086】
好ましくは、フィン結合器アセンブリを形成することは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)と少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)との間の結合を容易にするように構成された結合要素を用いて、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)および少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)のうちの1つ以上を形成することを含む。
【0087】
好ましくは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)は、ベース(106)の浸漬側(342)に存在するまたは存在することになる少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の一部において少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合される。
【0088】
好ましくは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)は、ベース(106)の外側(344)に存在するまたは存在することになる少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)の一部において少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合される。
【0089】
好ましくは、本方法は、バランスリブ(118)を形成することと、バランスリブ(118)をベース(106)およびベース結合器(116)のうちの一方または双方に結合することとをさらに含む。
【0090】
好ましくは、ベース(106)は、様々な硬度を有する可変ベース(306)として形成される。
【0091】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ロッド状フィン結合器(220a)として形成される。
【0092】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ブレースバー(220c)として形成される。
【0093】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ストリップ状フィン結合器(220b)として形成される。
好ましくは、本方法は、ベース(106)を形成することと、ベース(106)をフィン(108aおよび108b)に結合することとをさらに含む。
【0094】
好ましくは、フィン(108aおよび108b)は、ベース(106)の開口部を通って突出するフィン突起(114aおよび114b)を有して形成され、少なくとも1つのトランスデューサ(104aおよび/または104b)は、フィン突起(114aおよび114b)においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0095】
好ましくは、フィン突起(114aおよび114b)は、対応するセグメントによって形成され、対応するセグメントは、交差軸(131)に少なくとも部分的に整列するセグメントであり、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、対応するセグメントにおいてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0096】
好ましくは、ベース(106)は、様々な硬度を有する可変ベース(306)として形成される。
好ましくは、可変ベース(306)は、交差軸(131)における可変ベース(306)の縁部よりも、可変ベース(306)の中央部分において柔らかく形成される。
【0097】
好ましくは、本方法は、バランスリブ(118)をベース(106)およびベース結合器(116)のうちの一方または双方に結合することをさらに含む。
【0098】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、バランスリブ(118)から第1の方向(133)の少なくとも1つの位置において、およびバランスリブ(118)の第2の方向(135)の少なくとも1つの位置においてフィン(108aおよび108b)に結合される。
【0099】
好ましくは、本方法は、メータ電子機器(112)を形成することと、メータ電子機器(112)をトランスデューサ(104aおよび/または104bおよび/または104c)に通信可能に結合することであって、メータ電子機器(112)が、プロセッサおよびメモリを有し、メモリは、プロセッサが動作を実行するためのコマンドおよびデータを記憶するように構成される、結合することと、同相および異相モードで駆動するようにメータ電子機器(112)を構成することとをさらに含む。
【0100】
一態様によれば、バランス型ベースアセンブリを製造する方法の実施形態が開示される。バランス型ベースアセンブリを製造する方法の実施形態は、ベース(106)を形成するステップと、バランスリブ(118)を形成するステップと、バランスリブ(118)をベース(106)およびベース結合器(116)のうちの1つ以上に結合するステップとを含む。
【0101】
好ましくは、ベース(106)は、可変ベース(306)として形成される。
【0102】
好ましくは、可変ベース(306)は、成形時に可変ベース(306)の厚さを変えることによって、または可変ベース(306)の一部を切り取ることによって形成される。
【0103】
好ましくは、厚さは、交差軸(131)において可変ベース(306)の中央が可変ベース(306)の縁部よりも薄くなるように変化する。
【0104】
好ましくは、可変ベース(306)は、可変ベース(306)が構成される材料を少なくとも交差軸(131)に沿って変化させることによって形成される。
【0105】
好ましくは、材料を変化させることは、交差軸(131)上の可変ベース(306)の縁部の材料よりも柔らかい可変ベース(306)の中央の材料から可変ベース(306)の少なくとも一部を構成することを含む。
【0106】
好ましくは、バランスリブ(118)を形成することは、バランスリブ(118)を細長部材として形成することを含む。
【0107】
好ましくは、バランスリブ(118)をベース(106)に結合することは、交差軸(131)上のベース(106)の中央の位置においてバランスリブ(118)をベース(106)に結合することを含む。
【0108】
好ましくは、バランスリブ(118)をベース(106)に結合することは、第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の異なる位置との間の位置において、バランスリブ(118)をベース(106)に結合することを含み、この位置および異なる位置は交差軸(131)上にある。
【0109】
好ましくは、交差軸(131)上で第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の異なる位置との間の位置において、バランスリブ(118)をベース(106)に結合することは、交差軸(131)上の位置および異なる位置から等距離にあるバランスリブ(118)を結合することを含む。
【0110】
好ましくは、バランスリブ(118)をベース(106)に結合することは、流れ軸(141)に平行なバランスリブ(118)の中心線(198)を用いてバランスリブ(118)をベース(106)に結合することを含む。
【0111】
好ましくは、バランスリブ(118)を形成することは、バランスリブ(118)が少なくとも一方の軸において中心線(198)を中心に対称であるように、バランスリブ(118)を形成することを含む。
【0112】
好ましくは、バランスリブ(118)を形成することは、バランスリブ(118)の下流(145)端部およびバランスリブ(118)の上流(143)端部のうちの1つ以上のバランスリブ(118)の交差軸(131)における厚さが、流れ軸(141)におけるバランスリブ(118)の中央部分の交差軸(131)における厚さよりも小さくなるように、バランスリブ(118)を形成することをさらに含む。
【0113】
好ましくは、バランスリブ(118)を形成することは、バランスリブ(118)の下流(145)端部およびバランスリブ(118)の上流(143)端部のうちの1つ以上のバランスリブ(118)の交差軸(131)における厚さが、流れ軸(141)におけるバランスリブ(118)の中央部分の交差軸(131)における厚さよりも大きくなるように、バランスリブ(118)を形成することをさらに含む。
【0114】
好ましくは、本方法は、フィン(108aおよび108b)を形成することと、フィン(108aおよび108b)をベース(106)に結合することとをさらに含む。
【0115】
好ましくは、本方法は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)を形成することと、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)をフィン(108aおよび108b)に結合することとをさらに含む。
【0116】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、バランスリブ(118)から第1の方向(133)において第1のフィン(120a)に結合され、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、バランスリブ(118)から第2の方向(135)において第2のフィン(120b)に結合される。
【0117】
好ましくは、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つは、バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある位置においてベース(106)に結合され、その位置は、交差軸(131)において、バランスリブ(118)よりもバランスリブ(118)から第1の方向(133)にあるベース(106)の縁部に近い。
【0118】
好ましくは、フィン(108aおよび/または108b)のうちの少なくとも1つは、バランスリブ(118)から第1の方向(133)にある位置においてベース(106)に結合され、その位置は、交差軸(131)において、バランスリブ(118)からよりもバランスリブ(118)から第1の方向(133)にあるベース(106)の縁部からさらに離れている。
【0119】
好ましくは、本方法は、メータ電子機器(112)を形成することと、メータ電子機器(112)をトランスデューサ(104aおよび/または104bおよび/または104c)に通信可能に結合することとをさらに含み、メータ電子機器(112)は、プロセッサおよびメモリを有し、メモリは、プロセッサが動作を実行して、同相および異相モードでフィン(108aおよび108b)を駆動するようにメータ電子機器(112)を構成するためのコマンドおよびデータを記憶するように構成される。
【0120】
一態様によれば、フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態では、フィンセンサ(102)は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)の振動を駆動するための駆動トランスデューサ(104b)を有し、第1および第2のフィン(108aおよび108b)は、ベース(106)に結合され、フィンセンサ(102)は、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、本方法は、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限するステップを有する。
【0121】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することは、第2のフィン(108b)の自由縁(199)に対する第1のフィン(108a)の自由縁(199)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む。
【0122】
好ましくは、振動は、駆動トランスデューサ(104b)によって駆動されて、フィン(108aおよび108b)を異相(OOP)モードで駆動する。
【0123】
好ましくは、異相(OOP)モードは、約180°の第1のフィン(108a)と第2のフィン(108b)の動きの間の相分離を表す。
【0124】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)によって、第2のフィン(108b)の動きに対する第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することは、第2のフィン(108b)の動きに対する少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)が第1のフィン(108a)に結合されている任意の部位における第1のフィン(108a)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む。
【0125】
好ましくは、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)のいずれの要素の動きも直接制限せず、少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)は、ベース(106)の要素に結合されていない。
好ましくは、本方法は、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することをさらに含む。
【0126】
一態様によれば、フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態が開示される。フィンセンサ(102)を使用する方法の実施形態は、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)の振動を駆動するための駆動トランスデューサ(104b)を有するフィンセンサ(102)を有することができ、第1のフィン(108a)および第2のフィン(108b)は、ベース(106)に結合され、フィンセンサ(102)は、応答データを受信するための少なくとも1つの検知トランスデューサ(104a)を有し、フィンセンサ(102)は、バランスリブ(118)を有し、本方法は、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限するステップを有する。
【0127】
好ましくは、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、ベース(106)の中央部分に沿った垂直軸(151)におけるベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、中央部分は、交差軸(131)の中央によって画定される部分である。
【0128】
好ましくは、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、垂直軸(151)におけるフィン(108aおよび108b)の正味の動きを少なくとも部分的に防止することを含む。
【0129】
好ましくは、バランスリブ(118)によってベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、垂直軸(151)におけるフィンセンサ(102)の正味の動きを少なくとも部分的に防止することを含む。
【0130】
好ましくは、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、交差軸(131)上の第1のフィン(108a)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の位置と、第2のフィン(108b)が結合されるまたは結合されることになるベース(106)上の異なる位置との間の位置においてベース(106)を少なくとも部分的に制限することを含む。
【0131】
好ましくは、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、交差軸(131)上の位置および異なる位置から等距離にある位置においてベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む。
【0132】
好ましくは、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、流れ軸(141)に平行なベース(106)の少なくとも直線部分に沿ったベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含む。
【0133】
好ましくは、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、ベース(106)の下流(145)端部およびベース(106)の上流(143)端部のうちの1つ以上の動きがベース(106)の中央よりも小さく制限されるように、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、ベース(106)の中央は、流れ軸(141)内のベース(106)の中央である。
【0134】
好ましくは、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することは、ベース(106)の下流(145)端部およびベース(106)の上流(143)端部のうちの1つ以上の動きがベース(106)の中央よりも大きく制限されるように、ベース(106)の動きを少なくとも部分的に制限することを含み、ベース(106)の中央は、流れ軸(141)内のベース(106)の中央である。
【0135】
同じ参照符号は、全ての図面において同じ要素を表す。図面は、必ずしも縮尺どおりにではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0136】
【
図1】フィン型センサを有する流れセンサシステム100の実施形態の斜視図を示している。
【
図2A】ロッド状フィン結合器220aを有するフィン結合器アセンブリ200aの実施形態の斜視図を示している。
【
図2B】ストリップ状フィン結合器220bを有するフィン結合器アセンブリ200bの実施形態の斜視図を示している。
【
図2C】ブレースバー状フィン結合器220cを有するフィン結合器アセンブリ200cの実施形態の斜視図を示している。
【
図3】バランス型ベースアセンブリにおける可変ベース306を有するフィンセンサ302を有する流れセンサシステム300の実施形態の断面図である。
【
図4】コンピュータシステム400の実施形態のブロック図を示している。実施形態では、コンピュータシステム400は、メータ電子機器、例えば、メータ電子機器112とすることができる。
【
図5】フィンセンサ102のフィン結合器アセンブリを使用するための方法500の実施形態のフローチャートを示している。
【
図6】フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリを使用するための方法600の実施形態のフローチャートを示している。
【
図7】フィンセンサ102のフィン結合器アセンブリを製造する方法700の実施形態のフローチャートを示している。
【
図8】フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリを製造する方法800の実施形態のフローチャートを示している。
【
図9】フィンセンサ102のバランス型ベースおよびフィン結合器アセンブリを製造する方法900の実施形態のフローチャートを示している。
【
図10】同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードで駆動されるベース106の浸漬側342にフィン結合器120aおよび120bを有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1000を示している。
【
図11】非変形位置および変形位置にある、バランスリブ118を有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1100を示している。
【
図12】同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードで駆動されるベース106の外側344にフィン結合器120aおよび120bを有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1200を示している。
【発明を実施するための形態】
【0137】
図1~
図12および以下の説明は、フィン結合器アセンブリおよびフィンセンサ用のバランス型ベースアセンブリの実施形態の最良の態様を製造および使用する方法を当業者に教示するための特定の例を示している。発明の原理を教示する目的で、いくつかの従来の態様は、単純化または省略されている。当業者は、本明細書の範囲内に含まれるこれらの例からの変形を理解するであろう。当業者であれば、以下に説明する特徴を様々な方法で組み合わせて、フィン結合器アセンブリおよびフィンセンサ用のバランス型ベースアセンブリの複数の変形形態を形成することができることを理解するであろう。結果として、以下に説明する実施形態は、以下に説明する特定の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定される。
【0138】
図1は、フィン型センサを有する流れセンサシステム100の実施形態の斜視図を示している。システム100は、上流側トランスデューサ104a、駆動トランスデューサ104b、下流側トランスデューサ104c、ベース106、第1のフィン108a、第2のフィン108b、導管110(図示せず)、メータ電子機器112(図示せず)、第1のフィン突起114a、第2のフィン突起114b、ベース結合器116、バランスリブ118、第1のフィン結合器120a、第2のフィン結合器120b、第1の方向133および第2の方向135を有する交差軸131、上流方向143および下流方向145を有する流れ軸141、ならびに上方向153、下方向155、バランスリブ196の終端、バランスリブ197の中央部分、バランスリブ198の中心線、および自由縁199を有する垂直軸151を有するフィンセンサ102を有する。
図1~
図4および
図10~
図12の画像は、システム100の様々な実施形態に対して一定の縮尺でなくてもよい。
【0139】
流れシステム100は、フィンセンサ102を使用して流れ特性を決定することができる。例えば、フィンセンサ102は、フィンセンサ102の要素の振動を駆動するためにトランスデューサを使用して、フィンセンサ102の要素を駆動することができる。トランスデューサは、任意のタイプの駆動素子またはピックオフ素子、例えば、圧電素子または磁石およびコイル構成とすることができる。トランスデューサのいずれか、いくつか、または全ては、例えば質量流量を決定するためなど、流れ特性を決定するために、トランスデューサによって測定された信号の位相または時間の差を測定することができる。実施形態では、フィンセンサ102は、これらの流量を生成するためにフィンセンサ102内の要素にわたるコリオリの力に依存することができるトランスデューサ構成を使用するコリオリ流れセンサである。位相差または時間遅延は、駆動要素および測定要素によって、例えば、ベースを振動させてトランスデューサにおける応答を測定することによって、フィンを振動させてフィンにおける応答を測定することによって、または振動を生成するために使用される信号(駆動信号)をフィンにおける応答と比較することによって生成されることができる。流量測定値は、トランスデューサ104a~cによって得られた位相差および/または周波数応答信号から生成されることができる。フィンセンサ102は、振動の周波数を決定し、当該技術分野において知られている方法を使用してそれらの周波数から密度を決定することによって密度測定値を生成するために使用されることができる。例えば、密度測定値は、トランスデューサ104a~cによって取得された周波数応答信号から生成されることができる。粘度測定値は、例えば、場合によっては導出される2つの共振周波数駆動位相差に基づいて、トランスデューサ測定位相差または時間遅延からフィンセンサ102において導出されることができる。振動式メータの流量、密度、および粘度測定方法は、全て当該技術分野において十分に確立されている。フィンは、フィン結合器を使用して特定の位置に結合されることができる。様々な実施形態では、フィンセンサ102は、コリオリ流量計、フィンメータ、またはフォークメータ(場合によってはフィンまたは尖叉のいずれかを有する)のうちの1つ以上とすることができる。
【0140】
フィン結合器120aおよび120bは、同相(以下、「IP」という)モードと異相(以下、「OOP」という)モードとの間のモード分割を強化するために使用されることができる。実施形態では、OOPモードは、第1のフィン108aと第2のフィン108bとが互いに180度または約180度の位相差で振動するモードとすることができる。さらに、フィン結合器は、フィンセンサ102の測定の感度を高めるために、より多くのカール運動を導入することができる。実施形態では、ベース106は、交差軸131に沿って薄い中央部分および厚い外側部分を有するプレートとすることができる。ベース106はまた、撓みを制御するためのバランスリブ118を有することができ、ベースが結合される導管に対する垂直軸151におけるフィンセンサ102の正味の動きを制限することができる。
【0141】
実施形態では、フィンセンサ102は、第1のフィン108aおよび第2のフィン108bの2つのフィンを有することができる。第1のフィン108aおよび第2のフィン108bは、フィンセンサ102の動作中に少なくとも一部が流動流体に浸漬されるフィンである。より多くのフィンが使用される実施形態が企図される。例えば、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、またはそれ以上のフィンを有する実施形態が企図される。他の実施形態では、フィンの代わりに尖叉が使用されることができ、尖叉は、本明細書に開示されるフィン108aおよび108bの同じ特性および配置の一部または全てを有する。本明細書がフィンに言及する場合、本明細書は、尖叉が使用される実施形態も企図する。
【0142】
フィン108aおよび108bは、互いに平行に配置されてもよく、導管内の流体流の予想される経路に平行または実質的に平行な長さで配置されてもよい。フィン108aおよび108bは、ベース106を通って延在する部分を有するように配置されることができ、フィン108aおよび108bは、フィン108aおよび108bの流れ流体に浸漬される部分を有しないベース106(
図3の外側344)の側にフィン突起114aおよび114bを有することができる(浸漬された要素を有する側は、
図3に示す浸漬側342である)。
【0143】
フィン108aおよび108bは、自由縁199、場合によってはフィンの下方155の最端部として画定される自由縁199を有することができる。フィン結合器(例えば、フィン結合器120aおよび120b)が使用されて、場合によっては第1のフィン108aの自由縁199の一部を第2のフィン108bの自由縁199の一部に結合することによって、または場合によってはフィン108aおよび108bの他の部分を結合することによって、結合された第2のフィン108bに対する第1のフィン108aの自由縁199の動きを制限することができる。
【0144】
フィン108aおよび108bは、1つ以上のフィン結合器を使用して互いに結合されることができる。フィン結合器120aおよび120bは、フィン108aおよび108b上の特定の位置においてフィン108aおよび108bの動きを結合する要素である。本明細書の目的のために、第1のフィン結合器120aは、第2のフィン結合器120bに対して上流143のフィン結合器として示されている。様々な実施形態では、任意の数のフィン結合器が使用されて、隣接するフィンおよび/または隣接しないフィンを結合することができる。例えば、結合されたフィンの各セットを結合する結合器は、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、および任意の他の数の結合器120aおよび120bであってもよい。様々な実施形態では、特定の数のフィンが結合されてもよく、特定の数のフィンが結合されなくてもよく、例えば、フィンの全て、フィンの4分の3、フィンの3分2、フィンの半分、フィンの4分の1、フィンの3分の1、フィンの8分の1、フィンの10分の1などの比率のフィンが結合されてもよい。
【0145】
実施形態では、フィン108aおよび108bの一方、組合せ、または全ては、ベース106の全長にわたって延在または実質的に延在することができる。例えば、実質的にこれに関連して、フィンは、ベースを導管に結合するために使用されるベース106の一部、または導管110および/またはベース結合器116に結合されるベース106の一部に直接隣接するベースの一部まで延在していないことを意味することができる。
【0146】
導管110は、流体が流れることができる導管である。当該技術分野において公知の任意のタイプの導管が使用されることができる。導管110は
図1には示されていないが、流れ導管および流れセンサ、例えばフィンセンサ102が導管に結合される方法は、流れセンサの技術分野において周知である。
【0147】
フィン結合器120aおよび120bは、フィン間の任意の数の位置においてフィン108aおよび108bを結合することができる。例えば、フィン結合器120aおよび120bは、フィン108aおよび108bの対応する面上の実質的に同じ位置においてフィン108aおよび108bを結合することができ、場合によってはフィンは、フィン108aおよび108bが流れ軸141および垂直軸151(例えば、フィンが同じ形状およびサイズを有する場合)によって画定される平面内の同じ位置に配置されるときにフィン結合器120aおよび120bが交差軸131に平行または実質的に平行になるように同じ配置を有するように配置され、またはフィン結合器120aおよび120bは、それぞれのフィン108aおよび108bのそれぞれの異なる位置において結合されることができる。フィン結合器120aおよび120bは、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの最下方155および上流143の象限部分(フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの少なくとも1つの中心位置を場合によっては含まない象限)、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの最下方155および下流145の象限部分(フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの少なくとも1つの中心位置を場合によっては含まない象限)、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの最下方155および上流143の隅部、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの最下方155および下流145の隅部、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの中央の1/9の領域部分、垂直軸151の中央の1/3の領域部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの上流143の1/3の部分とによって画定される領域、垂直軸151の中央の1/3の領域部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの下流145の1/3の部分とによって画定される領域、垂直軸151の上方153の1/3の部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの上流143の1/3の部分とによって画定される領域、垂直軸151の上方153の1/3の部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの下流145の1/3の部分とによって画定される領域、垂直軸151の下方155の1/3の部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの上流143の1/3の部分とによって画定される領域、垂直軸151の下方155の1/3の部分とフィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの下流145の1/3の部分とによって画定される領域などによって表される、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも1つの領域における位置の1つ、組合せ、または全てにおいて、フィン108aおよび108bのうちの1つ以上に結合されることができる。
【0148】
フィンの面が平面を有しない実施形態が企図される。この事例では、前の段落で述べた領域は、流れ軸141および垂直軸151によって画定される任意の平面内の最大フィン断面のそれらの相対的な領域からの投影を表すことができ、関連する領域は、交差軸の線に沿って投影された、別のフィンの内面(例えば、108bの内面)に面するフィンの面(例えば、108aの内面)の領域に投影される。特許請求の範囲の目的のために、これらは「投影領域」と呼ばれる。
【0149】
フィン結合器120aおよび120bは、異なる形状および構造からなるものであってもよい。例えば、フィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上は、例えば、ロッド状または円筒形、ブレースバー、ビーム(場合によっては、流れがないときに、正方形、円形、三角形、他の多角形、楕円形などの流れ軸141および垂直軸151によって画定される平面に対する断面を有する)、平坦領域を有するストリップ(流れが存在しない場合、流れ軸141および垂直軸151によって画定される平面に対して平坦または実質的に平坦であるか、または垂直軸151および交差軸131によって画定される平面に対して平坦である)、螺旋などであってもよい。フィン結合器120aおよび/または120bの異なる形状の組合せが本明細書によって企図され、例えば、フィンセンサ102は、ロッドである上流側フィン結合器120aと、1つ以上のブレースバーによって表される下流側フィン結合器120bとを有することができる。これらは単なる例示であり、形状および構造の全ての組合せが本明細書によって企図される。
【0150】
フィン結合器120aおよび120bは、任意の数の材料から構成されてもよく、導管110、ベース106、トランスデューサ104a~c、フィン108aおよび108b、ならびに/またはフィン結合器120aおよび/もしくは120bが結合されるフィン108aおよび108bの部分のうちの1つ、任意の組合せ、または全てとは異なる材料から構成されてもよい。フィン結合器120a、120bは、フィンセンサ102の全体にわたって同じ材料から構成されてもよく、またはそれらの間で異なる組成を有してもよい。
【0151】
フィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上は、フィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上におけるある程度の撓みおよびモードの柔軟性を可能にするために、柔軟な材料から作製されてもよく、場合によっては、いくつかのモードにおけるフィン108aおよび108bのうちの1つ以上、あるいはフィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上の動きの柔軟性を他のモードよりも高める。フィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上は、フィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上における撓みおよびモードの柔軟性を制限するために剛性材料から作製されてもよく、場合によっては、いくつかのモードにおけるフィン108aおよび108bのうちの1つ以上、あるいはフィン結合器120aおよび120bのうちの1つ以上の動きの柔軟性を他のモードよりも高める。フィン結合器120aおよび120bは、フィン108aおよび108bによって組み立てられてもよく、このアセンブリは、本明細書ではフィン結合器アセンブリと呼ばれる。
【0152】
フィン結合器120aおよび120bは、フィン120aおよび120bが異相モードで駆動されるとき、フィン108aおよび108bのカールを増加させることができる。フィン結合器120aおよび120bは、軸方向剛性を増加させることができ、その結果、カールの増加をもたらすことができる。カールの増加は、場合によっては典型的なコリオリ質量流量計、フォークメータまたはフィンメータと同様に、フィンセンサ102がフィンを流動媒体に良好に結合し、コリオリの応答を誘発することを可能にすることができる。また、異相モードでフィン結合器120aおよび120bを含むことによってフィン108aおよび108bに生成されるカールは、同相モードで同様に駆動されるフィンセンサ102とは異なる、潜在的に高い周波数を提供し、潜在的にモード分離を作り出すことができる。フィン結合器120aおよび120bによって提供される軸方向剛性はまた、フィン108aおよび108bの自由縁199の先端を静止させ、実質的に静止させ、またはフィン108aおよび108bがフィン結合器120aおよび120bによって結合されなかった場合にフィン108aおよび108bが有するであろう移動度に対するフィン108aおよび108bの自由縁の移動度を少なくとも制限することができ、同様に流動媒体におけるそれらの抗力を低減し、場合によっては流体構造相互作用に対する影響をより少なくする。
【0153】
フィン結合器120aおよび120bは、ベース106およびトランスデューサ104a~cとは別個に機能する機能要素として理解されるべきである。フィン結合器120aおよび120bは、ベース106およびトランスデューサ104a~cとは別個であってもよく、フィン結合器120aおよび120bは、トランスデューサ104a~cおよびベース106のうちの1つ以上に結合されていない(場合によってはいずれにも結合されていない)要素であってもよい。この構成では、フィン結合器120aおよび120bは、ベース106およびトランスデューサ104a~cがフィン108aおよび108bの動きに影響を及ぼす方法とは異なり、フィン108aおよび108bの動きに影響を及ぼすことができる。
【0154】
本明細書の目的のために、フィン結合器アセンブリは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合されるアセンブリである。より多くのフィン結合器およびフィンが結合される実施形態が企図される。例えば、実施形態では、フィン結合器アセンブリは、例えば、2つ(120aおよび120b、図示のように)、3つ、4つ、5つ、6つ、またはそれ以上のフィン結合器によって結合された2つのフィン(108aおよび108b)を有する。さらなる実施形態では、フィン結合器アセンブリは、フィンをフィン結合器に結合するために使用される結合要素を有することができる。これらの結合要素は、フィンおよび/またはフィン結合器のいずれかまたは双方の構成要素として形成されてもよく、またはフィン結合器アセンブリ全体が成形されてもよい。結合要素の例は、凹部、タブ、ピン、ねじ付き調合、ろう付け、はんだ、または溶接によって使用するためのセグメント、締結具、接着剤などを含むことができる。
【0155】
ベース106は、フィンが結合されるフィンセンサ102のベースである。ベース106は、フィン108aおよび108bの動きを制限することができる。実施形態では、ベース106は、フィン108aおよび108bが位置する開口部を有し、フィン108aおよび108bは、ベース106の上側153および下側155の要素を有する。
【0156】
実施形態では、ベース106は、ベース106が導管の要素として作用し、ベース106の側面(場合によっては図示の実施形態では下方155の側)が動作中に導管110を流れる流体に曝されるように、導管と共形である。
【0157】
実施形態では、ベース106は、プレートであってもよくまたはプレートを有してもよい。実施形態では、プレートは、導管110の壁を画定する材料の厚さよりも小さいかまたは大きい厚さ(または硬度)を有するプレートであってもよい。実施形態では、プレートは、プレートの特定の部分ではより厚く、他の部分ではより薄くてもよい。例えば、プレートの中心は、プレートが導管に結合される領域よりも薄くてもよく、交差軸131に対するプレートの中央は、交差軸131において導管110に隣接するプレートの縁部よりも薄くてもよく、交差軸131に対するプレートの中央は、交差軸131において導管110に隣接するプレートの縁部よりも厚くてもよく、プレートの厚さは、交差軸131において導管に隣接するプレートの少なくとも縁部から交差軸131におけるプレートの中央までの増加または減少の一方に続くグレードを有してもよい、などである。実施形態では、プレートの厚さを変える代わりに、材料を変えることができ、プレートのより柔らかくより硬い領域を可能にする。厚さおよび薄さに関して開示されたプレートにおける任意の関係は、それぞれ硬度および柔軟性(場合によっては様々な材料による)に関して企図される。プレートの厚さ(または柔軟性)を変えることは、垂直軸151における力のより良好な正味の相殺を可能にすることができる。
【0158】
ベース結合器116は、フィンセンサ102が使用されている環境にベース106を結合する要素である。例えば、ベース結合器116が使用されて、フィンセンサ102のベース106を、流れを測定する位置、例えば導管110に結合することができる。ベース結合器116は、ベース106の外周に沿ってベース106を導管に結合することができる。ベース106は、例えば、溶接、ろう付け、接着接合、または機械的嵌合のうちの1つ以上によって、当該技術分野において知られている任意の方法でベース結合器116に結合されてもよい。実施形態では、ベース106は、ベース結合器116と一体の構成要素として形成されてもよい。
【0159】
バランスリブ118は、ベース106の特定の位置においてベース106の撓みを部分的に制限する要素である。バランスリブ118は、細長部材とすることができる。バランスリブ118は、振動および/または発振運動などの動きを制限するのに十分な剛性を有する材料から構成されることができる。バランスリブ118は、導管110に対する垂直軸151におけるフィンセンサ102の正味の動きを排除するのを助けることができる。バランスリブ118は、ベース106、導管110、およびベース結合器116のうちの1つ以上に結合されてもよい。実施形態では、バランスリブ118は、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも一方に直接結合されるが、他の実施形態では、バランスリブ118は、フィン108aおよび108bに結合されなくてもよい。様々な実施形態では、バランスリブ118は、ベース106に沿ったいくつかの位置、例えば、少なくともベース106の中心を含むベースに沿った位置、流れ軸141の一部に沿った交差軸131上のベース106の中央の一部を表すベース106に沿った位置などにおいてベース106に結合されてもよい。実施形態では、バランスリブ118は、ベース106の長さにわたって延在または実質的に延在することができ、ベース106の長さは、場合によってはベース106の全長またはベース結合器116によって制限されないベース106の長さである。ベース結合器116は、交差軸131に沿ってベース106を通って突出するフィンの部分から等距離にある位置においてベースプレートに結合されてもよい。場合によっては交差軸131に沿って突起から等距離においてフィン突起の間にバランスリブ118を配置することによって、バランスリブ118は、ベース106の縁部またはベース106が制限されていないベース106の縁部の点または実質的に近くの点において回転点に沿ってフィンを回転させるように強制することができる。これは、フィンが正味の垂直軸151の動きを有さず、したがって周囲の構造の反作用的な動きを有しないようにすることができる。
【0160】
実施形態では、バランスリブ118が中心線198の周りでこの長さに沿って対称である場合、バランスリブ118は、バランスリブ118の最も長い長さの中心を表す中心線198を有することができる。
図1には表面上に見える破線として示されているが、中心線は、場合によっては交差軸131および垂直軸151の平面によって画定される各断面における質量中心において、バランスリブ118の内部にある。実施形態では、バランスリブ118は、中心線198が流れ軸141に平行または実質的に平行になるように、フィンセンサ102に結合されることができる。実施形態では、バランスリブ118は、流れ軸141に沿って中心線198の周りに均一な厚さを有することができる。別の実施形態では、バランスリブ118は、流れ軸141に沿って中心線198の周りで変化する厚さ、および/または交差軸131内の流れ軸141自体に沿って変化する厚さを有することができる。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ196の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも大きくてもよい。別の実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ196の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも小さくてもよい。
【0161】
バランス型ベースアセンブリが形成される実施形態が企図される。バランス型ベースアセンブリは、少なくともベース106およびバランスリブ118を含むことができる。様々な実施形態では、バランス型ベースアセンブリは、フィン108aおよび108bをさらに含むことができる。さらに、ベース106は、
図3に示され、本明細書で一般的に説明されるように、可変ベース306であるように構成されることができる。実施形態では、このバランス型ベースアセンブリは、フィンセンサ102の構成要素であってもよい。
【0162】
トランスデューサ104a~cは、フィン108aおよび108bの動きを駆動および/または測定する要素である。図には3つのトランスデューサが示されているが、任意の数のトランスデューサが使用されることができる。
図1に示す実施形態では、上流側トランスデューサ104aは、第1のフィン108aと第2のフィン108bとの間の相対運動の上流側振動を測定する検知トランスデューサである。
図1に示す実施形態では、駆動トランスデューサ104bは、ドライバとして機能し、第1のフィン108aの突起114aの中央に位置する突起および/または突起114aのセグメントおよび第2のフィン108bの中央に位置する突起114bまたは突起114bのセグメントを振動させるトランスデューサであり、中央位置は、流れ軸141に沿ったフィンの中央位置である。他の実施形態では、ドライバとして作用する駆動トランスデューサ104bは、ベース106を駆動することができ、またはフィン108aおよび108bのうちのより少ないまたはより多くを駆動することができる。別の実施形態では、駆動トランスデューサ104bは、ベース106の内部に配置され、ベース106のうちの1つ以上および/またはフィン108aおよび108bのうちの少なくとも一方を振動させることができる。
図1に示す実施形態では、下流側トランスデューサ104cは、第1のフィン108aと第2のフィン108bとの間の相対運動の下流側振動を測定する検知トランスデューサである。フィンを通っておよび/またはフィンの周りを流れる流体の質量流量をもたらすために、上流振動と下流振動との間の位相差または時間遅延が測定されることができる。別の実施形態では、駆動トランスデューサ104bからの指令信号は、上流または下流で測定された振動応答の代わりに、またはそれに加えて使用されて、位相差を決定することができる。トランスデューサ104a~cはまた、密度および/または粘度を決定するために既知の技術とともに使用されることができる測定値を駆動および取得するために使用されることができる。これらの測定値を組み合わせることは、体積流量をもたらすことができる。これらの決定のための方法は、当該技術分野において周知である。
【0163】
実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン突起114aおよび114bに結合されてもよい。フィン突起114aおよび114bは、トランスデューサを結合するための異なるセグメントを有してもよい。例えば、実施形態では、114aおよび114bのそれぞれは、3つのセグメントを有することができ、セグメントは、場合によってはフィン突起114aと114bとの間で互いに対向する相補面を有する。トランスデューサ104a~cのそれぞれは、フィン突起114aおよび114bの対応するセグメント(対応するセグメントは場合によっては交差軸131内で互いに対向する)のうちの一方に結合されてもよい。この実施形態では、3つのトランスデューサ104a~cは、流れ軸141内で互いに整列されてもよい(少なくとも、フィンセンサ102が動作していない場合)。この実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン108aおよび108bの浸漬される部分を有するベース106の側面に対向するベース106の側面に位置する位置においてフィン108aおよび108bに結合されてもよい。
【0164】
様々な実施形態では、フィン結合器120aおよび/または120bは、浸漬側342または外側344においてフィン108aおよび/または108bを結合することができる。例えば、実施形態では、フィン結合器は、フィン突起114aおよび114bを結合することによって、例えば、フィン突起114aおよび114bを表すセグメントを結合することによって、外側においてフィン108aおよび108bを結合する。フィン結合器120aおよび/または120bは、トランスデューサ104a~cのうちの1つ以上が結合されるフィン108aおよび/または108b上の領域の下方155および/または上方153の位置においてフィンに結合されてもよい。実施形態では、フィン結合器120aおよび/または120bは、トランスデューサ104a~cが結合されるフィン108aおよび/または108b上の位置よりもベース106に近い位置において、ベース106の外側344のフィンに結合される。実施形態では、フィン結合器120aおよび/または120bは、トランスデューサ104a~cがベース106よりも結合されるフィン108aおよび/または108b上の位置に近い位置において、ベース106の外側344のフィンに結合される。フィン結合器120aおよび/または120bがベース106の外側344においてフィン108aおよび/または108bに結合される実施形態では、フィン結合器120aおよび/または120bは流体流の外側にあってもよく、フィン結合器120aおよび/または120bが流れプロファイルに影響を及ぼす可能性および/または浸食および/または腐食の影響を受けやすい可能性を低減することができることが理解されることができる。フィン結合器120aおよび/または120bがベース106の外側344においてフィン108aおよび/または108bに結合されている実施形態では、フィン結合器120aおよび/または120bは、依然としてモード分割を誘発することができ、および/または依然としてOOPモードにおいてより多くのカールを誘発することができる。
【0165】
メータ電子機器112は、流れ測定値から流れ特性を決定する一組の電子論理回路である。メータ電子機器112は、
図1には示されていないが、メータ電子機器の構成および結合方法は、当該技術分野において周知である。メータ電子機器112は、処理要素を表す論理回路、メモリを表す論理回路、データを送受信するための論理回路、およびセンサ、ドライバ、コンピューティングデバイス、他のメータ電子機器112などに結合するための通信結合を有することができる。メータ電子機器112は、プロセッサによって、メモリに記憶されたコマンドを実行して、駆動信号を送信し、(例えば、上流側トランスデューサ104aおよび下流側トランスデューサ104cなどの検知トランスデューサから)センサデータを受信し、流れ特性を決定し、および/または生データもしくは決定されたデータを外部のコンピューティングデバイスまたはセンサなどに送信することができる。メータ電子機器112は、例えば、質量流量、密度、体積流量などを表すデータを決定および/または送信するために使用されることができる。メータ電子機器112は、駆動トランスデューサ104bを使用して、異なる周波数、位相、および/または異なるモードでフィン108aおよび108bを駆動するための命令を駆動または送信するように構成されることができる。実施形態では、メータ電子機器112は、ベース106またはフィン108aおよび108bに結合されてもよく、場合によっては、ベース106の外側344に結合されてもよい。別の実施形態では、メータ電子機器112は、フィンセンサ102の外部のデバイスであってもよい。メータ電子機器112は、
図4のコンピュータシステム400の実施形態であってもよい。
【0166】
実施形態では、電子要素の1つ、任意の組合せ、または全ては、流体流の外部にあってもよく、および/またはベースの外部にあってもよい。電子要素は、トランスデューサ104a~104cおよび/またはメータ電子機器112のうちの1つ、任意の組合せ、または全てを含むことができる。
【0167】
流れ軸141は、導管内の流れ流体の予想される流れの全体的な方向であり、流れ軸141は、交差軸131および垂直軸151に直交する。直線導管では、この軸は、流体の流れを表す線に沿って導管の内部の中心によって画定されてもよい。上流方向143は、流れ軸141に沿って、流れ流体が流れる上流方向として定義される。下流方向145は、流れ軸141に沿って、流れ流体が流れる下流方向として定義される。
【0168】
垂直軸151は、導管が結合された場合にベース106と導管110の内部断面(導管全体と同じ内径を有する断面)の中心点とを二等分する線であり、垂直軸151は、流れ軸141および交差軸131に直交する。上方向153は、垂直軸151に沿って導管110の中心からベース106への方向として定義される。下方向155は、垂直軸151に沿ってベース106から導管110の中心への方向として定義される。
【0169】
交差軸131は、ベース106に平行または実質的に平行であり(ベースが湾曲している場合、導管110の中心からのベース106の平均距離を表す線に平行であってもよい)、流体の流れに直交する軸であり、交差軸131は、流れ軸141および垂直軸151に直交する。第1の方向133および第2の方向135は、交差軸131に沿った反対方向である。図示の実施形態では、第1の方向133は、下流方向145に面する視点から垂直軸151および交差軸131によって画定された導管110の断面を見る場合、導管110の左への方向とすることができる。方向および基準軸は、フィンセンサ102およびそれを通る流れを基準としているように見えるが、方向および基準軸に関して説明される場合、フィンセンサメータの特定の要素の開示された実施形態は、単にそれらの要素の相対位置、結合、配置、および構成をフィンセンサ102およびそれを通る全体としての流れから分離して示すために、方向および基準軸を有する独立した要素として考えることができることを理解されたい。例えば、バランスリブ118の厚さが流れ軸に沿って変化する場合、その変化は、図中のバランスリブ118自体に対してのみであってよく、一般に流れまたは流れセンサ102に対してではない場合がある。また、開示されたフィンセンサ102およびその要素の実施形態は、主に、例えば製造時または設置時にフィンセンサ102が流れを受けないときの相対的な位置、結合、配置、および構成を表すこれらの基準に関係することを理解されたい。
【0170】
図2A~
図2Cは、フィン結合器アセンブリ200a~200cの実施形態の斜視図を示している。フィン結合器アセンブリ200a~200cは、
図1の説明で開示されたフィン結合器アセンブリの実施形態とすることができる。示されている画像は縮尺どおりでなくてもよく、異なる相対寸法を有する実施形態が企図されることを理解されたい。明確にするために、
図2A~
図2Cの特定の観点について、基準方向および基準軸を有する基準が示されている。
図2Aは、ロッド状フィン結合器220aを有するフィン結合器アセンブリ200aの実施形態の斜視図を示している。ロッド状フィン結合器220aは、フィン結合器(120aおよび120b)の実施形態とすることができる。本明細書の目的のために、フィン結合器アセンブリは、少なくとも1つのフィン(108aおよび/または108b)が少なくとも1つのフィン結合器(120aおよび/または120b)に結合されるアセンブリである。ロッド状フィン結合器220aは、フィン結合器120aまたは120bの実施形態とすることができる。
【0171】
図2Bは、ストリップ状フィン結合器220bを有するフィン結合器アセンブリ200bの実施形態の斜視図を示している。ストリップ状フィン結合器220bは、フィン結合器120aおよび/または120bの実施形態とすることができる。代替的な実施形態では、ストリップの平坦部分は、例えば、導管内に流れがない場合、交差軸131および流れ軸141によって画定される平面に平行であってもよく、垂直軸151および交差軸131によって画定される平面に平行であってもよく、または螺旋状にねじられた部分を有してもよい。別の実施形態では、ストリップ状フィン結合器220bは、少なくとも1つのテーパ状端部を有してもよい。例えば、ストリップ状フィン結合器220bは、ストリップ状フィン結合器220bの上流143端部および下流145端部のうちの1つ以上が、ストリップ状フィン結合器220bの流れ軸141に沿ったより中心的な位置の垂直軸151および交差軸131によって画定される平面内の断面積よりも、垂直軸151および交差軸131によって画定される平面内のより小さい断面積を有するようにテーパ状であってもよい。例えば、ストリップ状フィン結合器220bの垂直軸151および流れ軸141によって画定される平面内の断面は、断面の上流端部143および下流端部145のうちの1つ以上において垂直軸151内で、断面の流れ軸141内の少なくとももう一方の中央部分よりも狭くてもよい。
【0172】
図2Cは、ブレースバー状フィン結合器220cを有するフィン結合器アセンブリ200cの実施形態の斜視図を示している。ブレースバー状フィン結合器220cは、フィン結合器120aまたは120bの実施形態とすることができる。ブレースバー状フィン結合器220cの曲線204cは、ブレースバー状フィン結合器220cがフィン108aおよび108bの対応する面の異なる位置または同じ位置の間に結合されるようなものであってもよい。例えば、ブレースバー状フィン結合器220cは、同じブレースバー状フィン結合器220cが結合されることができる第2のフィン108bの対応する面上の位置の上方153にある第1のフィン108a上の位置に結合されること、同じブレースバー状フィン結合器220cが結合されることができる第2のフィン108bの対応する面上の位置の上流143にある第1のフィン108a上の位置に結合されることなどのうちの1つ以上とすることができる。
【0173】
図2A~
図2Cに示す実施形態では、形状または構造に関係なく、フィン結合器120aおよび/または120bのいずれも、本明細書に開示された任意の位置または方法でフィン108aおよび/または108bのそれぞれに結合されることができることを理解されたい。
【0174】
図3は、バランス型ベースアセンブリにおける可変ベース306を有するフィンセンサ302を有する流れセンサシステム300の実施形態の断面図である。断面図の断面は、垂直軸151と交差軸131とによって画定される平面における断面である。流れセンサシステム300は、可変ベース306と、第1のフィン308aと、第2のフィン308bと、浸漬側342と、外側344とを有するフィンセンサ302を有してもよい。流れセンサシステム300、フィンセンサ302、可変ベース306、第1のフィン308a、および第2のフィン308bは、それぞれ
図1のフィンセンサシステム100、フィンセンサ102、ベース106、第1のフィン108a、および第2のフィン108bの実施形態とすることができる。可変ベース306は、第1の硬質部分310と、第2の硬質部分312と、柔軟部分314とを有することができる。基準方向および軸は、
図3の図に対応して示されている。示されている画像は縮尺どおりでなくてもよく、異なる相対寸法を有する実施形態が企図されることを理解されたい。
【0175】
図示の実施形態では、柔軟部分314は、可変ベース306の中央(交差軸131における可変ベース306の中央)にあり、可変ベース306の第1および第2の硬質部分310および312は、可変ベース306が導管に結合される場所に近い可変ベース306の側面にある。様々な実施形態では、柔軟部分314と硬質部分310および312との間の移行部は、可変ベース306の中央から可変ベース306のそれぞれの第1および第2の側面のそれぞれの縁部までの硬度を増加させる点で滑らかであってもよく、または移行部は、可変ベース306の中央から可変ベースのそれぞれの第1および第2の側面のそれぞれの縁部までのブロック内の硬度の増加とともに段階的に起こり得ることが理解されよう。実施形態では、柔軟部分をより薄くし、硬質部分をより厚くすることによって、場合によってはベース106の一部を切り出すことによって、またはベース106を様々な厚さの様々なベース306として形成することによって、柔軟性と硬度の差が促進されることができる。別の実施形態では、柔軟性および硬度は、硬質部分310および312ではより硬く、柔軟部分314ではより柔らかい、交差軸131に沿った異なる材料または合金の使用によって変えることができる。バランスリブ118は、可変ベース306の交差軸131の中央において可変ベース306に結合されることができ、バランスリブ118の長さは、流れ軸141に沿って、または実質的に沿っている(この図では、交差軸131および垂直軸151を表す平面内には見えない)。
【0176】
図示のように、バランスリブ118が可変ベース306に結合された状態で、柔軟部分314は、バランスリブ118の周りの領域を表すことができる。バランスリブ118、314がない場合、図示のように、必ずしも別個の柔軟部分を表すとは限らないことが理解されよう(バランスリブ118は、センサ302に結合されたときに剛性を付加することができる)。実施形態では、(交差軸131に沿った)2つのフィン108aと108bとの間の可変ベース306の部分は、(交差軸131における)フィン108aと108bのそれぞれと可変ベース306の縁部との間の可変ベース306の部分よりも柔らかくてもよい。実施形態では、柔軟部分314ならびに硬質部分310および312は、フィン108aおよび108bのうちの少なくとも一方を、交差軸131の近くにおいて、バランスリブ118よりも可変ベース306の縁部に結合することによって形成されることができる。
【0177】
可変ベース306がバランスリブ118を有しない実施形態、およびフィンセンサ102が可変ベース306を有しないバランスリブ118を有する実施形態が企図される。例えば、実施形態は、厚さおよび材料が一貫している(導管110などの環境との結合に起因するプレートの変動を伴う)ように、単独で均一な特性を有するベース106を有することができ、依然としてバランスリブ118を有することができる。この実施形態では、ベース106は、均一な薄いプレートであってもよい。
【0178】
実施形態では、ベース106は、2つの対向する表面の表面領域に対して薄い縁部を有する実質的に平坦な部材である。2つの面のうちの一方は、浸漬側342の面として特徴付けられてもよく、浸漬側342の面に対向する側は、外側344の面と呼ばれてもよい。浸漬側342は、フィン108aおよび108bの部分および/またはベース106が測定される流動流体に曝されるベース106の側を表す。外側344は、フィン突起114aおよび114bが配置され、場合によってはトランスデューサに結合されることができるベース106の面を表す。
【0179】
実施形態では、フィン突起114aおよび114bは、セグメントを有することができ、セグメントは、場合によっては、フィンセンサ302が組み立てられたときにベース106の開口部を通ってそれぞれ突出する。実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン突起114aおよび114bに結合されてもよい。フィン突起114aおよび114bは、トランスデューサを結合するための異なるセグメントを有してもよい。例えば、実施形態では、114aおよび114bのそれぞれは、3つのセグメントを有することができ、セグメントは、場合によってはフィン突起114aと114bとの間で互いに対向する相補面を有する。トランスデューサ104a~cのそれぞれは、フィン突起114aおよび114bの対応するセグメント(対応するセグメントは場合によっては交差軸131内で互いに対向する)のうちの一方に結合されてもよい。この実施形態では、3つのトランスデューサ104a~cは、流れ軸141内で互いに整列されてもよい(少なくとも、フィンセンサ102が動作していない場合)。この実施形態では、トランスデューサ104a~cは、ベース106の外側344に位置する位置においてフィン108aおよび108bに結合されてもよい。
【0180】
図4は、コンピュータシステム400の実施形態のブロック図を示している。実施形態では、コンピュータシステム400は、メータ電子機器、例えば、メータ電子機器112とすることができる。様々な実施形態では、コンピュータシステム400は、特定用途向け集積回路から構成されてもよく、または個別のプロセッサおよびメモリ要素を有してもよく、プロセッサ要素は、メモリ要素からのコマンドを処理し、メモリ要素にデータを記憶する。コンピュータシステム400は、分離された物理システム、仮想マシンであってもよく、および/またはクラウドコンピューティング環境において確立されてもよい。
【0181】
コンピュータシステムは、プロセッサ410、メモリ420、入力/出力430、および通信結合器440を有することができる。メモリ420は、例えば、駆動モジュール422、信号モジュール424、および処理モジュール426を表す集積回路を記憶および/または有することができる。様々な実施形態では、コンピュータシステム400は、記載された要素に統合された、または記載されたコンピュータ要素に加えてもしくはそれと通信する他のコンピュータ要素、例えばバス、他の通信プロトコルなどを有することができる。
【0182】
プロセッサ410は、データ処理要素である。プロセッサ410は、中央処理装置、特定用途向け集積回路、他の集積回路、アナログコントローラ、グラフィックス処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ、これらまたは他の一般的な処理要素の任意の組合せなどの処理に使用される任意の要素とすることができる。プロセッサ410は、処理データを記憶するためのキャッシュメモリを有することができる。プロセッサ410は、本明細書の方法から利益を得ることができ、その理由は、方法が計算の分解能を向上させ、提示された本発明の構造を使用してそれらの計算の誤差を低減することができるためである。
【0183】
メモリ420は、電子記憶装置である。メモリ420は、任意の非一時的記憶媒体であってもよく、ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、揮発性メモリ、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、ランダムアクセスメモリ、読み出し専用メモリ、ダイナミックランダムアクセスメモリ、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ、キャッシュメモリなどのうちの1つ、いくつか、または全てを含んでもよい。プロセッサ410は、メモリ420からのコマンドを実行し、メモリに記憶されたデータを利用することができる。
【0184】
コンピュータシステム400は、駆動モジュール422、信号モジュール424、および/または処理モジュール426によって使用される任意のデータを記憶するように構成されることができ、駆動モジュール422、信号モジュール424、および/または処理モジュール426によって受信または使用された任意のパラメータを表す任意の時間量の履歴データをメモリ420に記憶することができる。コンピュータシステム400はまた、任意の中間体の決定を表す任意のデータをメモリ420に、場合によってはデータがいつ取得または決定されたかを表すタイムスタンプとともに記憶することができる。駆動モジュール422、信号モジュール424、および処理モジュール426は、3つの別個の個別のモジュールとして示されているが、本明細書では、本明細書で表現される方法を達成するために協調して動作する任意の数(指定されるように1つまたは3つであってもよい)および様々なモジュールを企図している。
【0185】
駆動モジュール422は、センサアセンブリの要素を振動させるためにドライバ信号をトランスデューサ(例えば、
図1の駆動トランスデューサ104b)に送信するモジュールである。駆動モジュール422は、様々な異なるモードで駆動するためのコマンドを表すデータを送信するように構成されることができる。例えば、駆動モジュール422は、IPモードおよび/またはOOPモードで駆動するためのコマンドを表すデータを送信するように構成されることができる。
【0186】
信号モジュール424は、センサデータ、例えば、位相差、時間遅延、および/または周波数応答を表すデータを受信するモジュールである。フィンセンサ102において、信号モジュール424は、上流側トランスデューサ104aおよび下流側トランスデューサ104cから周波数データを受信することができる。周波数間の位相差または時間遅延の決定は、上流側トランスデューサ104aおよび下流側トランスデューサ104cの周波数データによって表される。
【0187】
処理モジュール426は、フィンセンサ102の挙動を決定し、および/またはフィンセンサ102に関連するデータを出力するモジュールである。処理モジュール426は、信号モジュール424によって受信されたデータから流れ特性を決定することができる。例えば、処理モジュール426は、当該技術分野において知られている方法を使用して、位相差または時間遅延データを使用して流れ流体の質量流量を計算することができる。実施形態では、処理モジュール426は、(別のトランスデューサ信号と比較した場合に)時間遅延または位相差が導出される信号として、駆動モジュール422からの駆動信号を使用することができる。処理モジュール426はまた、信号モジュール424によって受信された周波数データから流れ流体密度を導出することができる。処理モジュール426はまた、信号モジュール424によって受信された周波数および/または位相データから流れ流体粘度を導出することができる。
【0188】
処理モジュール426は、場合によっては所望の周波数または位相差のうちの1つ以上を達成するために閉または開フィードバックループを駆動することによって、ドライバを駆動するモードおよび/または周波数を決定するようにさらに構成されることができる。駆動されるべき駆動モードを表すデータコマンドを決定すると、処理モジュール426は、このコマンドを駆動モジュール422に送信して、例えば駆動トランスデューサ104bを駆動するなど、ドライバ回路を駆動するためのコマンドを送信することができる。
【0189】
駆動モジュール422、信号モジュール424、および処理モジュール426の能力は、提示されたフローチャートに関して企図され、その中で実行される方法を反映する。本明細書における全ての方法は、各フローチャートおよびフローチャートの説明に関して企図され、駆動モジュール422、信号モジュール424、および処理モジュール426の全ての方法および能力は、本明細書の文脈において当業者に意味をなす提示されたステップの順序および他の任意の順序で、この説明に続く任意の方法請求項の目的のために企図される。
【0190】
入力/出力430は、コンピュータシステム400を外部要素に通信可能に結合するために使用される装置である。入力/出力430は、例えばユニバーサルシリアルバス、ProLink、シリアル通信、シリアル高度技術アタッチメントなどの既知の技術を使用して、コンピュータシステム400を外部要素に接続することができる。入力/出力430は、通信結合器440を有することができる。通信結合器440は、コンピュータシステム400をコンピュータシステム400の外部の構成要素、例えば、外部の計算装置、センサ、トランスデューサ(例えば、トランスデューサ104a~c)、他のセンサアセンブリなどと結合するために使用される。
【0191】
[フローチャート]
図5~
図9は、フィン結合器アセンブリ、バランス型ベースアセンブリ、ならびにフィン結合器およびバランス型ベースアセンブリの組合せの実施形態を製造および使用するための方法の実施形態のフローチャートを示している。フローチャートに開示されている方法は、網羅的ではなく、単にステップおよび順序の潜在的な実施形態を示すものである。本方法は、例えば、ベース106(例えば、可変ベース306)、フィン108aおよび108b、バランスリブ118、ならびにフィン結合器120aおよび120bを含む、
図1~
図4の説明に開示された要素を含む明細書全体の文脈で解釈されなければならない。
【0192】
図5は、フィンセンサ102のフィン結合器アセンブリを使用するための方法500の実施形態のフローチャートを示している。方法500の方法ステップは、他の図に提示された要素および他の図の説明への参照を含む実施形態によって提示される。他の図および他の図の説明に開示されているこれらの要素の全ての能力、構造、相対的結合、および配置は、これらのステップを実行する目的で企図されている。
【0193】
ステップ502は、処理モジュール426によって、駆動トランスデューサ104bによって駆動されるべき第1の振動を表すデータを決定することである。実施形態では、駆動トランスデューサ104bによって駆動される第1の駆動部は、IPモードおよびOOPモードのうちの一方または双方とすることができる。実施形態では、異相モードは、フィン108aおよび108bの振動の周波数が180°離れているモードである。処理モジュール426は、それ自体、第1の振動を表すデータをドライバ(例えば、駆動トランスデューサ104b)に送信してもよく、または送信は駆動モジュール422を介して行われてもよい。
【0194】
ステップ504は、駆動トランスデューサ104bによって、駆動されるべき第1の振動を表すデータに基づいて振動させることである。
【0195】
ステップ506は、第1のフィン108aを第2のフィン108bに結合する少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bによって、第2のフィン108bに対する第1のフィン108aの動きを少なくとも部分的に制限する。実施形態では、少なくとも部分的に制限することは、第2のフィン108bの自由縁199の動きに対する第1のフィン108aの自由縁199の動きを制限することができる。実施形態では、少なくとも部分的に制限することは、少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bが第2のフィン108bの動きに対して第1のフィンに結合される任意の部位において第1のフィン108aの動きを制限することを含む。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bは、ベース106のいずれの要素の移動を直接制限せず、少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bは、ベース106の要素に結合されていない。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bは、トランスデューサ104a~cのいずれの要素の動きも直接制限せず、少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bは、トランスデューサ104a~cの要素に結合されていない。フィン108aおよび108bならびにフィン結合器120aおよび120bの全ての結合方法、構造および代替配置が、このステップのために企図される。
【0196】
ステップ508は、任意に、信号モジュール424または処理モジュール426によって、少なくとも1つのセンサ信号を表すデータを受信することである。信号モジュール424が少なくとも1つのセンサ信号を表すデータを受信する実施形態では、信号モジュール424は、この情報、または信号モジュールからの少なくとも1つの信号を表すデータから導出された処理出力を処理モジュール426に伝達することができる。
【0197】
ステップ510は、任意に、処理モジュール426によって、流れ流体特性、例えば質量流量および/または密度を決定することである。
【0198】
実施形態では、
図5に示す方法の各ステップは、別個のステップである。別の実施形態では、
図5において別個のステップとして示されているが、ステップ502~512は、別個のステップでなくてもよい。他の実施形態では、
図5に示す方法は、上記のステップの全てを有しなくてもよく、および/または上記に列挙されたものに加えて、またはその代わりに他のステップを有してもよい。
図5に示す方法のステップは、別の順序で実行されてもよい。
図5に示された方法の一部として上に列挙されたステップのサブセットは、それら自体の方法を形成するために使用されることができる。方法500のステップは、例えば、監視を維持するために連続的にループするなど、任意の組合せおよび順序で任意の回数繰り返されることができる。
【0199】
図6は、フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリを使用するための方法600の実施形態のフローチャートを示している。方法600の方法ステップは、他の図に提示された要素および他の図の説明への参照を含む実施形態によって提示される。他の図および他の図の説明に開示されているこれらの要素の全ての能力、構造、相対的結合、および配置は、これらのステップを実行する目的で企図されている。
【0200】
ステップ602は、駆動トランスデューサ104bによって、フィン108aおよび108bの動きを駆動することである。
【0201】
ステップ604は、バランスリブ118によって、駆動に応じたベース106の動きを制限することである。実施形態では、バランスリブ118は、ベース106の中央または実質的に中央の部分に沿ったベース106の動きを制限することができ、中央は、交差軸131の中央として定義される。ステップ604は、フィン108aおよび108bの動きが導管の中心からセンサアセンブリの中央を通る方向に正味の動きを生成せず、バランスを提供し、フィンセンサ102が結合されている支持構造に対してセンサアセンブリを移動させない結果となることができる。実施形態では、これは、場合によっては垂直軸151に沿って画定される、導管の中心からベース106の中央を通る方向へのフィン108aおよび/または108bおよび/またはフィンセンサ102の正味の動きを提供しなくてもよい。いくつかの実施形態では、フィンセンサ102のフィン108aおよび108bは、フィン108aおよび108bのそれぞれの中心点の周りを回転することができることが理解されよう。実施形態では、バランスリブ118は、ベース106の中央部分に沿った垂直軸151におけるベース106の動きを少なくとも部分的に制限し、中央部分は、交差軸131の中央によって画定される部分である。実施形態では、バランスリブ118は、交差軸131上の、第1のフィン108aが結合されるまたは結合されることになるベース106上の位置と、第2のフィン108bが結合されるまたは結合されることになるベース106上の異なる位置との間の位置において、ベース106を少なくとも部分的に制限する。実施形態では、バランスリブ118は、交差軸131上の第1のフィン108aの位置および第2のフィン108bの異なる位置から等距離の位置においてベース106の動きを少なくとも部分的に制限してもよい。実施形態では、バランスリブ118は、流れ軸141に平行なベース106の少なくとも直線部分に沿ったベース106の動きを少なくとも部分的に制限することができる。実施形態では、バランスリブ118は、ベース106の下流145端部およびベース106の上流143端部のうちの1つ以上の動きがベース106の中央よりも小さく制限されるように、ベース106の動きを少なくとも部分的に制限することができ、ベース106の中央は、流れ軸141内のベース106の中央である。あるいは、バランスリブ118は、ベース106の下流145端部およびベース106の上流143端部のうちの1つ以上の動きがベース106の中央よりも大きく制限されるように、ベース106の動きを少なくとも部分的に制限することができ、ベース106の中央は、流れ軸141内のベース106の中央である。
【0202】
実施形態では、
図6に示す方法の各ステップは、別個のステップである。別の実施形態では、
図6において別個のステップとして示されているが、ステップ602~604は、別個のステップでなくてもよい。他の実施形態では、
図6に示す方法は、上記のステップの全てを有しなくてもよく、および/または上記に列挙されたものに加えて、またはその代わりに他のステップを有してもよい。
図6に示す方法のステップは、別の順序で実行されてもよい。
図6に示された方法の一部として上に列挙されたステップのサブセットは、それら自体の方法を形成するために使用されることができる。方法600のステップは、例えば、監視を維持するために連続的にループするなど、任意の組合せおよび順序で任意の回数繰り返されることができる。
【0203】
図7は、フィンセンサ102のフィン結合器アセンブリを製造する方法700の実施形態のフローチャートを示している。方法700の方法ステップは、他の図に提示された要素および他の図の説明への参照を含む実施形態によって提示される。他の図および他の図の説明に開示されているこれらの要素の全ての能力、構造、相対的結合、および配置は、これらのステップを実行する目的で企図されている。実施形態では、フィン結合器アセンブリは、ベース106(例えば、可変ベース306)および/またはバランスリブ118と組み合わされて、組み合わされたバランスのとれたベースおよびフィン結合器アセンブリを形成することができる。実施形態では、フィン結合器アセンブリは、フィンセンサ102の構成要素であってもよい。
【0204】
ステップ702は、任意に、第1および第2のフィン108aおよび108bを形成することである。これらの構成要素を形成するために使用される製造方法は、当該技術分野において知られている任意の適切な製造技術、例えば、成形、押出、および他の方法、ならびに/またはそれらの任意の組合せとすることができる。フィン結合器は、例えば、金属または複合材から形成されることができ、例えば、付加(3D印刷)製造、中実ブロックからの機械加工、部品の機械加工、および締結具、接着剤、溶接、ろう付けなどの任意のまたは任意の組合せを使用した組み立てによって形成されることができる。
【0205】
ステップ704は、少なくとも1つのフィン結合器(例えば、第1および第2のフィン結合器120aおよび/または120b)を形成することである。フィン結合器などの要素を製造するための製造方法は、例えば成形、押出、および他の方法など、当該技術分野において周知である。フィン結合器は、例えば金属、プラスチック、または他の複合材料から形成されることができる。少なくとも1つのフィン結合器は、例えば、ロッド、ストリップ、またはバランスバーとして、様々な形状で形成されてもよい。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、フィン108aおよび108bによって単一部品として形成されることができ、(ステップ702のように)フィン108aおよび108bを形成する別個のステップ、および/または少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bに結合する別個のステップの必要性をなくす。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108b、例えば、少なくとも1つのフィン結合器の一方または双方の末端により容易におよび/またはより効果的に結合するように構成された1つ以上の結合要素によって形成されてもよい。別の実施形態では、フィン108aおよび108bのうちの1つ以上は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bにより容易におよび/またはより効果的に結合するように結合要素によって形成されてもよい。さらに別の実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器ならびにフィン108aおよび108bの双方は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bに結合するために、それぞれ対応するまたは相補的な結合要素を有することができる。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、または任意の他の数のフィン結合器であってもよい。実施形態では、少なくとも1つのフィン108aおよび/または108bならびに少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bのうちの1つ以上は、少なくとも1つのフィン108aおよび/または108bと少なくとも1つのフィン結合器120aおよび/または120bとの間の結合を容易にするように構成された結合要素によって形成されてもよい。
【0206】
ステップ706は、少なくとも1つのフィン結合器を第1および第2のフィン108a、108bに結合することである。フィン108aおよび108bのうちの1つ以上ならびに少なくとも1つのフィン結合器が結合要素を有する実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器ならびにフィン108aおよび108bは、結合要素においておよび/または結合要素によって結合されてもよい。任意の結合方法、例えば、溶接、ろう付け、3D印刷、はんだ付け、接着結合、プラスチック成形または溶融、相補的な物理的または機械的コネクタ(例えば、ねじ)、凹部への嵌合などが考慮される。実施形態では、フィン結合器120aは、ベース106に結合されるまたは結合されることになるフィン108aの縁部よりもフィン108aの自由縁199に近い位置においてフィン108aに結合される。実施形態では、2つのフィン結合器120aおよび120bがフィン108aおよび108bに結合される。この実施形態では、第1のフィン結合器120aは、第2のフィン結合器120bが結合されることができる少なくとも1つの位置の流れ軸141に沿った異なる点にあるまたはあることになる少なくとも1つの位置に結合されてもよい。
【0207】
ステップ708は、任意に、駆動モジュール422、信号モジュール424、および/または処理モジュール426のうちの1つ以上を記憶および/または実行するようにメータ電子機器112を構成することである。
【0208】
ステップ710は、任意に、フィン108aおよび108bをベース106に結合することである。実施形態では、フィン108aおよび108bは、フィン108aおよび108bが流体流に浸漬されるように構成された浸漬部分と、浸漬部分に対向するベース106の側面から突出するフィン突起114aおよび114bとを有するように、ベース106の開口部を通って突出する。
【0209】
実施形態では、
図7に示す方法の各ステップは、別個のステップである。別の実施形態では、
図7において別個のステップとして示されているが、ステップ702~710は、別個のステップでなくてもよい。他の実施形態では、
図7に示す方法は、上記のステップの全てを有しなくてもよく、および/または上記に列挙されたものに加えて、またはその代わりに他のステップを有してもよい。
図7に示す方法のステップは、別の順序で実行されてもよい。
図7に示された方法の一部として上に列挙されたステップのサブセットは、それら自体の方法を形成するために使用されることができる。方法700のステップは、例えば、監視を維持するために連続的にループするなど、任意の組合せおよび順序で任意の回数繰り返されることができる。
【0210】
図8は、フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリを製造する方法800の実施形態のフローチャートを示している。方法800の方法ステップは、他の図に提示された要素および他の図の説明への参照を含む実施形態によって提示される。他の図および他の図の説明に開示されているこれらの要素の全ての能力、構造、相対的結合、および配置は、これらのステップを実行する目的で企図されている。実施形態では、バランス型ベースアセンブリは、組み合わされたバランス型ベースおよびフィン結合器アセンブリを製造するために、1つ以上のフィン結合器120aおよび/または120bを用いて製造されてもよい。実施形態では、バランス型ベースアセンブリは、フィンセンサ102の構成要素であってもよい。
【0211】
ステップ802は、任意に、トランスデューサ104a~c、第1および第2のフィン108aおよび108b、メータ電子機器112、バランスリブ118、ベース結合器116、ならびに第1および第2のフィン結合器120aおよび120bを形成することである。これらの構成要素を形成するために使用される製造方法は、当該技術分野において確立されており、例えば、3D印刷、成形、個々に形成された構成要素の結合などである。
【0212】
ステップ804は、少なくとも1つのベース106を形成することである。ベース106は、そのより大きな表面の領域に対してほとんど厚さのない平坦または実質的に平坦な部材であってもよい。実施形態では、ベース106は、薄く形成されてもよく、および/または様々なまたは均一な硬度で形成されてもよい。例えば、ベース106は、可変ベース306の中央(交差軸131の中央である)が(交差軸131における可変ベース306の)縁部よりも硬くないように、可変ベース306として形成されることができる。この可変は、(交差軸131における可変ベース306の)縁部よりも薄い(材料が少ない)中央(交差軸131に沿った)を有する可変ベース306を生成するように成形によってベース106を形成することによって達成されることができる。別の実施形態では、可変は、ベース106の部分を除去、場合によっては切断して、中央(横軸131に沿った)が(交差軸131内の可変ベース306の)縁部よりも薄い(材料が少ない)可変ベースをベース106とすることによって達成されることができる。別の実施形態では、ベース106は、可変ベース306の中央(交差軸131に沿って)が(交差軸131内の可変ベース306の)縁部よりも柔らかいように、交差軸131に沿って異なる材料から構成され、ベースを可変ベース306にしてもよい。
【0213】
ステップ806は、バランスリブ118を形成することである。バランスリブ118は、細長部材とすることができ、任意の標準的な製造方法を使用して、少なくともある程度、ベース106の動きを制限するのに十分な当該技術分野において知られている任意の材料から製造されることができる。実施形態では、バランスリブ118が少なくとも1つの軸においてこの長さに沿って対称である場合、例えば、中心線198を中心として交差軸131において対称である場合、バランスリブ118は、バランスリブ118の最も長い長さの中心を表す中心線198を有することができる。バランスリブ118は、中心線198の長さに沿って中心線198の周りに様々な厚さを有することができる。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも大きくてもよい。別の実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも小さくてもよい。
【0214】
ステップ808は、バランスリブ118をベース106に結合することである。バランスリブ118は、交差軸131におけるベースの中央位置においてベースに結合されてもよく、場合によっては細長部分が流れ軸141に沿って、または実質的に沿って結合されてもよい。ベース106がベース106に結合されたフィン108aおよび108bを有するか、またはベース106に結合されたフィン108aおよび108bを有することになる実施形態では、バランスリブ118は、結合されたフィン108aと108bとの間でベース106に結合されてもよく、場合によっては交差軸131に沿ってフィン108aと108bとの間に結合されてもよく、場合によっては、第1のフィン108aを結合するまたは結合されるための位置と、交差軸131に沿って第2のフィン108bを結合するまたは結合されるための異なる位置とから等距離に結合されてもよい。バランスリブ118がベース106(または可変ベース306)に結合されるときに形成されるアセンブリは、フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリと考えることができる。実施形態では、バランスリブ118は、中心線198が流れ軸141に平行または実質的に平行になるように、フィンセンサ102に結合されることができる。実施形態では、バランスリブ118は、流れ軸141に沿って中心線198の周りに均一な厚さを有することができる。別の実施形態では、バランスリブ118は、交差軸131の中心線198の周りで、流れ軸141に沿って変化する厚さを有することができる。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも大きくてもよい。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも小さくてもよい。
【0215】
ステップ810は、任意に、バランス型ベースアセンブリを、フィン108aおよび108b(場合によっては、ベース106上のフィン108aと108bとの間のバランスリブ118を有する)、トランスデューサ104a~c、メータ電子機器112、ベース結合器116、ならびに/または第1および第2のフィン結合器120aおよび120bに結合することによって、フィンセンサ102を形成することである。実施形態では、フィン突起114aおよび114bは、セグメントを有することができ、セグメントは、場合によっては、フィンセンサ302が組み立てられたときにベース106の開口部を通ってそれぞれ突出する。実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン突起114aおよび114bに結合されてもよい。フィン突起114aおよび114bは、トランスデューサを結合するための異なるセグメントを有してもよい。例えば、実施形態では、フィン突起114aおよび114bのそれぞれは、3つのセグメントを有することができ、セグメントは、場合によってはフィン突起114aと114bとの間で互いに対向する相補面を有する。トランスデューサ104a~cのそれぞれは、フィン突起114aおよび114bの対応するセグメント(対応するセグメントは場合によっては交差軸131内で互いに対向する)のうちの一方に結合されてもよい。この実施形態では、3つのトランスデューサ104a~cは、流れ軸141内で互いに整列されてもよい(少なくとも、フィンセンサ102が動作していない場合)。この実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン108aおよび108bの浸漬される部分を有するベース106の側面に対向するベース106の側面に位置する位置においてフィン108aおよび108bに結合されてもよい。メータ電子機器112は、ベース106またはフィン108aおよび108bに結合されてもよく、場合によっては、ベース106の外側344に結合されてもよい。
【0216】
実施形態では、
図8に示す方法の各ステップは、別個のステップである。別の実施形態では、
図8において別個のステップとして示されているが、ステップ802~810は、別個のステップでなくてもよい。他の実施形態では、
図8に示す方法は、上記のステップの全てを有しなくてもよく、および/または上記に列挙されたものに加えて、またはその代わりに他のステップを有してもよい。
図8に示す方法のステップは、別の順序で実行されてもよい。
図8に示された方法の一部として上に列挙されたステップのサブセットは、それら自体の方法を形成するために使用されることができる。方法800のステップは、例えば、監視を維持するために連続的にループするなど、任意の組合せおよび順序で任意の回数繰り返されることができる。
【0217】
図9は、フィンセンサ102のバランス型ベースおよびフィン結合器アセンブリを製造する方法900の実施形態のフローチャートを示している。方法900の方法ステップは、他の図に提示された要素および他の図の説明への参照を含む実施形態によって提示される。他の図および他の図の説明に開示されているこれらの要素の全ての能力、構造、相対的結合、および配置は、これらのステップを実行する目的で企図されている。実施形態では、バランス型ベースアセンブリは、フィンセンサ102の構成要素であってもよい。
【0218】
ステップ902は、任意に、トランスデューサ104a~c、第1および第2のフィン108aおよび108b、メータ電子機器112、ベース結合器116、ならびに第1および第2のフィン結合器120aおよび120bを形成することである。これらの構成要素を形成するために使用される製造方法は、当該技術分野において確立されており、例えば、3D印刷、成形、個々に形成された構成要素の結合などである。
【0219】
ステップ904は、少なくとも1つのベース106を形成することである。ベース106は、そのより大きな表面の領域に対してほとんど厚さのない平坦または実質的に平坦な部材であってもよい。実施形態では、ベース106は、薄く形成されてもよく、および/または様々なまたは均一な硬度で形成されてもよい。例えば、ベース106は、可変ベース306の中央(交差軸131の中央である)が(交差軸131における可変ベース306の)縁部よりも硬くないように、可変ベース306として形成されることができる。この可変は、(交差軸131における可変ベース306の)縁部よりも薄い(材料が少ない)中央(交差軸131に沿った)を有する可変ベース306を生成するように成形によってベース106を形成することによって達成されることができる。別の実施形態では、可変は、ベース106の部分を除去、場合によっては切断して、中央(横軸131に沿った)が(交差軸131内の可変ベース306の)縁部よりも薄い(材料が少ない)可変ベースをベース106とすることによって達成されることができる。別の実施形態では、ベース106は、可変ベース306の中央(交差軸131に沿って)が(交差軸131内の可変ベース306の)縁部よりも柔らかいように、交差軸131に沿って異なる材料から構成され、ベースを可変ベース306にしてもよい。
【0220】
ステップ906は、バランスリブ118を形成することである。バランスリブ118は、細長部材とすることができ、任意の標準的な製造方法を使用して、少なくともある程度、ベース106の動きを制限するのに十分な当該技術分野において知られている任意の材料から製造されることができる。実施形態では、バランスリブ118が少なくとも1つの軸においてこの長さに沿って対称である場合、例えば、中心線198を中心として交差軸131において対称である場合、バランスリブ118は、バランスリブ118の最も長い長さの中心を表す中心線198を有することができる。バランスリブ118は、中心線198の長さに沿って中心線198の周りに様々な厚さを有することができる。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも大きくてもよい。別の実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも小さくてもよい。
【0221】
ステップ908は、バランスリブ118をベース106に結合することである。バランスリブ118は、交差軸131におけるベースの中央位置においてベースに結合されてもよく、場合によっては細長部分が流れ軸141に沿って、または実質的に沿って結合されてもよい。ベース106がベース106に結合されたフィン108aおよび108bを有するか、またはベース106に結合されたフィン108aおよび108bを有することになる実施形態では、バランスリブ118は、結合されたフィン108aと108bとの間でベース106に結合されてもよく、場合によっては交差軸131に沿ってフィン108aと108bとの間に結合されてもよく、場合によっては、第1のフィン108aを結合するまたは結合されるための位置と、交差軸131に沿って第2のフィン108bを結合するまたは結合されるための異なる位置とから等距離に結合されてもよい。バランスリブ118がベース106(または可変ベース306)に結合されるときに形成されるアセンブリは、フィンセンサ102のバランス型ベースアセンブリと考えることができる。実施形態では、バランスリブ118は、中心線198が流れ軸141に平行または実質的に平行になるように、フィンセンサ102に結合されることができる。実施形態では、バランスリブ118は、流れ軸141に沿って中心線198の周りに均一な厚さを有することができる。別の実施形態では、バランスリブ118は、交差軸131の中心線198の周りで、流れ軸141に沿って変化する厚さを有することができる。例えば、実施形態では、中心線198を中心とするバランスリブ118の少なくとも一方の末端の交差軸131の厚さは、中心線198を中心とするバランスリブ197の中央部分の交差軸131の厚さよりも大きくてもよい。例えば、実施形態では、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ118の少なくとも一方の末端の厚さは、中心線198を中心とする交差軸131内のバランスリブ197の中央部分の厚さよりも小さくてもよい。
【0222】
ステップ910は、少なくとも1つのフィン結合器(例えば、第1および第2のフィン結合器120aおよび/または120b)を形成することである。フィン結合器などの要素を製造するための製造方法は、例えば成形、押出、および他の方法など、当該技術分野において周知である。フィン結合器は、例えば金属または他の複合材料から形成されることができる。少なくとも1つのフィン結合器は、例えば、ロッド、ストリップ、またはブレースバーとして、様々な形状で形成されてもよい。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、フィン108aおよび108bによって単一部品として形成されることができ、(ステップ702のように)フィン108aおよび108bを形成する別個のステップ、および/または少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bに結合する別個のステップの必要性をなくす。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108b、例えば、少なくとも1つのフィン結合器の一方または双方の末端により容易におよび/またはより効果的に結合するように構成された1つ以上の結合要素によって形成されてもよい。別の実施形態では、フィン108aおよび108bのうちの1つ以上は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bにより容易におよび/またはより効果的に結合するように結合要素によって形成されてもよい。さらに別の実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器ならびにフィン108aおよび108bの双方は、少なくとも1つのフィン結合器をフィン108aおよび108bに結合するために、それぞれ対応するまたは相補的な結合要素を有することができる。実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器は、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、または任意の他の数のフィン結合器であってもよい。
【0223】
ステップ912は、少なくとも1つのフィン結合器を第1および第2のフィン108a,108bに結合することである。フィン108aおよび108bのうちの1つ以上ならびに少なくとも1つのフィン結合器が結合要素を有する実施形態では、少なくとも1つのフィン結合器ならびにフィン108aおよび108bは、結合要素においておよび/または結合要素によって結合されてもよい。任意の結合方法、例えば、溶接、ろう付け、はんだ付け、接着結合、プラスチック成形または溶融、相補的な物理的または機械的コネクタなどが考慮される。
【0224】
ステップ914は、フィン108aおよび108bをベース106に結合することである。フィン108aおよび108bは、任意の方法でベース106に結合されてもよく、例えば、成形によって一緒に形成され、接着、溶接またはろう付け、および当該技術分野における他の既知の方法によって結合されてもよい。実施形態では、ベース106は、フィン突起114aおよび114bが突出することができる開口部と、接着接合、溶接、およびろう付けなどの標準的な結合方法によって確立された結合とを有する。
【0225】
ステップ916は、任意に、バランス型ベースアセンブリを、フィン108aおよび108b(場合によっては、ベース106上のフィン108aと108bとの間のバランスリブ118を有する)、トランスデューサ104a~c、メータ電子機器112、および/またはベース結合器116に結合することによって、フィンセンサ102を形成することである。実施形態では、フィン突起114aおよび114bは、セグメントを有することができ、セグメントは、場合によっては、フィンセンサ302が組み立てられたときにベース106の開口部を通ってそれぞれ突出する。実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン突起114aおよび114bに結合されてもよい。フィン突起114aおよび114bは、トランスデューサを結合するための異なるセグメントを有してもよい。例えば、実施形態では、フィン突起114aおよび114bのそれぞれは、3つのセグメントを有することができ、セグメントは、場合によってはフィン突起114aと114bとの間で互いに対向する相補面を有する。トランスデューサ104a~cのそれぞれは、フィン突起114aおよび114bの対応するセグメント(対応するセグメントは場合によっては交差軸131内で互いに対向する)のうちの一方に結合されてもよい。この実施形態では、3つのトランスデューサ104a~cは、流れ軸141内で互いに整列されてもよい(少なくとも、フィンセンサ102が動作していない場合)。この実施形態では、トランスデューサ104a~cは、フィン108aおよび108bの浸漬される部分を有するベース106の側面に対向するベース106の側面に位置する位置においてフィン108aおよび108bに結合されてもよい。
【0226】
本明細書は、特定のステップの必要な順序を考慮して合理的な順序の全てを含む、これらのステップの代替の順序を企図している。例えば、フィン結合器120aおよび120bがフィン108aおよび108bに結合され、フィン108aおよび108bがベース106に結合されるステップは、互いに対して任意の順序で行われてもよい。また、バランス型ベースアセンブリは、フィン結合器アセンブリが形成される前、間、または後に形成されてもよい。
【0227】
実施形態では、
図9に示す方法の各ステップは、別個のステップである。別の実施形態では、
図9において別個のステップとして示されているが、ステップ902~916は、別個のステップでなくてもよい。他の実施形態では、
図9に示す方法は、上記のステップの全てを有しなくてもよく、および/または上記に列挙されたものに加えて、またはその代わりに他のステップを有してもよい。
図9に示す方法のステップは、別の順序で実行されてもよい。
図9に示された方法の一部として上に列挙されたステップのサブセットは、それら自体の方法を形成するために使用されることができる。方法900のステップは、例えば、監視を維持するために連続的にループするなど、任意の組合せおよび順序で任意の回数繰り返されることができる。
【0228】
[比較]
図10~
図11は、本明細書に提示された出願人の特徴の実施形態の特定の効果を説明する比較を示している。
【0229】
図10は、同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードで駆動されるフィン結合器120aおよび120bを有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1000を示している。フィンセンサ102aおよび102bは、フィン結合器120aおよび120bをそれぞれ有しない、および有するフィンセンサ102の実施形態である。比較1000は、第1の行1042と、第2の行1044と、第1の画像1052と、第2の画像1054と、第3の画像1056と、第4の画像1058とを有する。
【0230】
第1の行1042は、フィン結合器120aおよび120bを有しないフィンセンサ102aを表す画像の行であり、第1の行1042は、第1の画像1052および第2の画像1054を有する。第1の画像1052は、フィン結合器120aおよび120bを有しないフィンセンサ102aの実施形態を示し、フィンセンサ102aは、同相モードで駆動される。第2の画像1054は、異相モードで駆動されるフィンセンサ102aの実施形態を示している。点1055において、異相モードフィンは、ほとんどカールを示さず、本質的に平坦なままであることが分かる。同相モードと異相モードとの間の周波数分離はほとんどなく、双方とも同じ力で駆動され、それらの応答周波数は、実質的に同じ値に近付くことが理解されよう。振動モード間のこの分離の欠如は、駆動モードと自然モードとの結合をもたらし、較正および測定誤差が生じ得るように意図された励起形状を不純にする可能性がある。
【0231】
第2の行1044は、フィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bを表す画像の行であり、第2の行1044は、第3の画像1056および第4の画像1058を有する。第3の画像1056は、フィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bの実施形態を示し、フィンセンサ102bは、同相モードで駆動される。第2の画像1054は、異相モードで駆動されるフィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bの実施形態を示している。点1059において、異相モードは、かなりのカールを示し、より大きな振幅、周波数、および位相分解能を生成することが分かる。これは、双方が同じ力で駆動されるため、同相モードと異相モードとの間にかなりの周波数分離を生成し、異相モードのフィンセンサ102bは、この実施形態では、同相モードによって生成される周波数よりも20%高い周波数を生成する。同相モードと異相モードとの間のこの周波数分離は、少なくとも同相モードと異相モードとの間の結合を制限することができ、潜在的により良好な測定および較正を可能にする。カールの増加は、場合によっては典型的なコリオリ質量流量計と同様に、フィンセンサ102bがフィンを流動媒体に良好に結合し、コリオリの応答を誘発することを可能にすることができる。
【0232】
図11は、非変形位置および変形位置にある、バランスリブ118を有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1100を示している。フィンセンサ102cおよび102dは、それぞれ、バランスリブ118を有するおよび有しないフィンセンサ102の実施形態である。比較1100は、第1の行1142と、第2の行1144と、第1の画像1152と、第2の画像1154と、第3の画像1156と、第4の画像1158とを有する。
【0233】
第1の行1142は、バランスリブ118を有しないフィンセンサ102cを表す画像の行であり、第1の行1142は、第1の画像1152および第2の画像1154を有する。第1の画像1152は、バランスリブ118を有しないフィンセンサ102cの実施形態を示し、フィンセンサ102cは、非変形位置にある。第2の画像1154は、変形位置にあるバランスリブ118を有しないフィンセンサ102cの実施形態を示している。点1155aおよび1155bにおいて、フィン108aおよび108bの回転軸は、ベース106の縁部にあることが分かる。センサアセンブリの結果として生じる動きは、センサアセンブリを介して垂直軸151の方向に正味の動きを生成し、非平衡を引き起こし、フィンセンサ102cが結合されている支持構造に対してセンサアセンブリを移動させることが理解されよう。
【0234】
第2の行1144は、バランスリブ118を有するフィンセンサ102dを表す画像の行であり、第2の行1144は、第3の画像1156および第4の画像1158を有する。第3の画像1156は、バランスリブ118を有するフィンセンサ102dの実施形態を示し、フィンセンサ102dは、非変形位置にある。第4の画像1154は、バランスリブ118を有するフィンセンサ102dの実施形態を示し、フィンセンサ102dは、変形位置にある。点1159aおよび1159bにおいて、フィン108aおよび108bの回転軸は、フィン108aおよび108bのベース106に対する結合部にあることが分かる。フィン108aおよび108bの結果として生じる動きは、センサアセンブリの中央を通る垂直軸151に正味の運動を生成せず、バランスを提供し、フィンセンサ102dが結合されている支持構造に対してセンサアセンブリを移動させないことが理解されよう。実施形態では、これは、垂直方向におけるフィン(または尖叉)の正味の動きを提供しない場合がある。いくつかの実施形態では、フィンセンサ102dのフィン108aおよび108bは、フィン108aおよび108bのそれぞれの中心点(それぞれ1159aおよび1159bにおける)の周りを回転することができることが理解されよう。
【0235】
図12は、同相(IP)モードおよび異相(OOP)モードで駆動されるベース106の外側344にフィン結合器120aおよび120bを有する場合と有しない場合のフィンセンサ102の実施形態の比較1200を示している。フィンセンサ102eおよび102fは、フィン結合器120aおよび120bをそれぞれ有しない、および有するフィンセンサ102の実施形態である。比較1200は、第1の行1242と、第2の行1244と、第1の画像1252と、第2の画像1254と、第3の画像1256と、第4の画像1258とを有する。
【0236】
第1の行1242は、フィン結合器120aおよび120bを有しないフィンセンサ102eを表す画像の行であり、第1の行1242は、第1の画像1252および第2の画像1254を有する。第1の画像1252は、フィン結合器120aおよび120bを有しないフィンセンサ102aの実施形態を示し、フィンセンサ102aは、同相モードで駆動される。第2の画像1254は、異相モードで駆動されるフィンセンサ102aの実施形態を示している。点1255において、異相モードフィンは、ほとんどカールを示さず、本質的に平坦なままであることが分かる。同相モードと異相モードとの間の周波数分離はほとんどなく、双方とも同じ力で駆動され、それらの応答周波数は、実質的に同じ値に近付くことが理解されよう。振動モード間のこの分離の欠如は、駆動モードと自然モードとの結合をもたらし、較正および測定誤差が生じ得るように意図された励起形状を不純にする可能性がある。
【0237】
第2の行1244は、フィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bを表す画像の行であり、第2の行1244は、第3の画像1256および第4の画像1258を有する。第3の画像1256は、フィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bの実施形態を示し、フィンセンサ102bは、同相モードで駆動される。第2の画像1254は、異相モードで駆動されるフィン結合器120aおよび120bを有するフィンセンサ102bの実施形態を示している。これは、双方が同じ力で駆動されるため、同相モードと異相モードとの間にかなりの周波数分離を生成し、異相モードのフィンセンサ102bは、この実施形態では、同相モードによって生成される周波数よりも20%高い周波数を生成する。同相モードと異相モードとの間のこの周波数分離は、少なくとも同相モードと異相モードとの間の結合を制限することができ、潜在的により良好な測定および較正を可能にする。カールの増加は、場合によっては典型的なコリオリ質量流量計と同様に、フィンセンサ102bがフィンを流動媒体に良好に結合し、コリオリの応答を誘発することを可能にすることができる。
【0238】
上記の実施形態の詳細な説明は、本発明が本説明の範囲内にあると想定される全ての実施形態の網羅的な説明ではない。実際に、当業者は、上述した実施形態の特定の要素が様々に組み合わせられてまたは排除されて、さらなる実施形態を形成することができ、そのようなさらなる実施形態は、本説明の範囲および教示の範囲内にあることを認識するであろう。上述した実施形態が全体的または部分的に組み合わせられて、本説明の範囲および教示の範囲内で追加の実施形態を形成することができることも当業者にとって明らかであろう。「および/または」という記述が使用される場合、「および」および「または」のうちの1つ以上が適用される実施形態が、本明細書の目的のために完全に企図され、開示されると解釈されるべきである。
【0239】
したがって、特定の実施形態が例示の目的で本明細書に記載されているが、関連技術分野の当業者が認識するように、本説明の範囲内で様々な同等の変更が可能である。本明細書で提供される教示は、上述されて添付の図面に示されている実施形態だけでなく、振動要素の振動応答パラメータを決定するための他の方法および装置に適用されることができる。したがって、上述した実施形態の範囲は、以下の特許請求の範囲から判定されるべきである。
【国際調査報告】