(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-01
(54)【発明の名称】コンプスタチン類似体及びその医学的使用
(51)【国際特許分類】
C07K 7/08 20060101AFI20221025BHJP
A61K 38/10 20060101ALI20221025BHJP
A61K 38/16 20060101ALI20221025BHJP
A61P 37/02 20060101ALI20221025BHJP
A61P 27/02 20060101ALI20221025BHJP
A61P 1/02 20060101ALI20221025BHJP
A61P 27/06 20060101ALI20221025BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 19/02 20060101ALI20221025BHJP
A61P 19/08 20060101ALI20221025BHJP
A61P 9/10 20060101ALI20221025BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 21/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 25/16 20060101ALI20221025BHJP
A61P 25/28 20060101ALI20221025BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 11/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 11/06 20060101ALI20221025BHJP
A61P 37/08 20060101ALI20221025BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 31/06 20060101ALI20221025BHJP
A61P 31/04 20060101ALI20221025BHJP
A61P 11/02 20060101ALI20221025BHJP
A61P 3/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 7/06 20060101ALI20221025BHJP
A61P 17/06 20060101ALI20221025BHJP
A61P 17/00 20060101ALI20221025BHJP
A61P 21/04 20060101ALI20221025BHJP
A61P 13/12 20060101ALI20221025BHJP
【FI】
C07K7/08
A61K38/10
A61K38/16
A61P37/02
A61P27/02
A61P1/02
A61P27/06
A61P29/00 101
A61P19/02
A61P19/08
A61P9/10
A61P25/00
A61P21/00
A61P25/16
A61P25/28
A61P35/00
A61P11/00
A61P11/06
A61P37/08
A61P43/00 105
A61P31/06
A61P31/04
A61P11/02
A61P3/00
A61P7/06
A61P17/06
A61P17/00
A61P21/04
A61P13/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513150
(86)(22)【出願日】2020-08-26
(85)【翻訳文提出日】2022-04-22
(86)【国際出願番号】 EP2020073905
(87)【国際公開番号】W WO2021037942
(87)【国際公開日】2021-03-04
(32)【優先日】2019-08-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(32)【優先日】2020-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520326873
【氏名又は名称】セトペー エスペーベー 3 コマンディト セルスカブ
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】シェルトン, アネ ペニーレ トフテン
(72)【発明者】
【氏名】ムンク, ヘンリック フィッシャー
【テーマコード(参考)】
4C084
4H045
【Fターム(参考)】
4C084AA02
4C084AA07
4C084BA18
4C084BA19
4C084BA23
4C084CA59
4C084DC50
4C084NA14
4C084ZA021
4C084ZA151
4C084ZA161
4C084ZA331
4C084ZA361
4C084ZA551
4C084ZA591
4C084ZA671
4C084ZA811
4C084ZA891
4C084ZA941
4C084ZA961
4C084ZB071
4C084ZB131
4C084ZB151
4C084ZB211
4C084ZB261
4C084ZB351
4C084ZC211
4C084ZC411
4C084ZC541
4H045AA10
4H045AA30
4H045BA16
4H045DA56
4H045EA20
4H045FA10
(57)【要約】
13アミノ酸コンプスタチンペプチド(ICWQDWGHHRCT(環状C2~C12))と比較して向上した結合及び補体阻害活性を有するコンプスタチン類似体、特に有用な物理化学的特性を追加的に有するコンプスタチン類似体が記載される。類似体は、コンプスタチンのシステイン2及びシステイン12に対応する残基の側鎖間において、安定性を増大させ得る、ジスルフィド結合ではなくチオエーテル結合を有する。類似体は、3位において野生型バリン残基の代わりにイソロイシン残基も有し得、これは、向上した結合及び補体阻害活性を有するコンプスタチンペプチドを提供し、且つ他の修飾、例えば溶解性を増大させることができる修飾の導入、例えば9位での電荷を有するか若しくは極性のあるアミノ酸の導入並びに/又はN及び/若しくはC末端配列の導入も可能にする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式I)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、F、V、Y、1-Me-Trp、D-Trp、N-Me-Trp、1-For-Trp、1-Nal、2-Nal、5-Me-Trp、Bpa又は2-Iglであり;
X6は、E、K又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、H、A、E、D、K、R又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、S、E、F、H、K、Sar、G、I、D、N-Me-Ile又はN-Me-Thrであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
前記コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸残基の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項2】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式II)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、2-Nal、1-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、S、E、I、Sar、K、G又はN-Me-Ileであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
前記コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項3】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式III)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、I、S、E、K又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
前記コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項4】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式IV)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X13は、T、S、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
前記コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項5】
少なくとも1つの親油性基Φを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項6】
Y1又はY2は、親油性基Φである、請求項5に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項7】
位置X1、X11若しくはX13のアミノ酸残基又はR1若しくはR2内のアミノ酸残基の側鎖に連結されている親油性基Φを含む、請求項5又は6に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項8】
前記アミノ酸残基は、リシン残基である、請求項7に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項9】
親油性基Φを含まない、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項10】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式V)
によって表され、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X4は、W、Y、1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E又はKであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である、請求項1に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項11】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-[1-Me-Trp]-Q-X6-W-G-E-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式VI)
によって表され、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X6は、E又はDであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である、請求項10に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項12】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式VIII)
によって表され、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、2-Nal、1-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はK
*であり;
X13は、T、S、E、I、Sar、K、G又はN-Me-Ileであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、前記アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
前記コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φを含む、請求項1に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項13】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式IX)
によって表され、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はK
*であり;
X13は、T、I、S、E、K又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、前記アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
前記コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φを含む、請求項11に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項14】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式X)
によって表され、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X13は、T、S、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、前記アミノ酸残基が、そのアミノ酸側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
前記コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む、請求項12又は13に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項15】
式:
Y1-R1-X1-X2-I-[1-Me-Trp]-Q-X6-W-X8-E-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式XI)
によって表され、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH
2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K
*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、前記アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
前記コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む、請求項1に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物。
【請求項16】
前記コンプスタチン類似体の13マーペプチド部分(X1~X13)は、
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-T;
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
[Sar]-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHK-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-E;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-S;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Nal]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
I-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHR-X12-[N-Me-Ile];
I-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
I-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-IWQDWGAHR-X12-E;
I-X2-IWQDWGAHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGAHS-X12-T;
I-X2-IWQDWGDHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-IWQDWGEHR-X12-E;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-S;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGEHS-X12-T;
I-X2-IWQDWGKHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGRHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGSHR-X12-T;
I-X2-IWQEWGEHR-X12-T;
I-X2-IWQKWGAHR-X12-T;
I-X2-IWQKWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
Y-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-T;
Y-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]-X12-[Sar];及び
Y-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-[Sar]
から選択される配列を有し、
式中、X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
*は、前記アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す、請求項1~15のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項17】
位置X2及びX12の前記残基の側鎖は、シスタチオニン(Ctt)架橋又はランチオニン架橋を形成する、請求項1~16のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項18】
R1は、{d}Y、EGSE、AGSE、SASE、EYSE、GSE、ASE、ESSA、KGSA、AKGE、ASGE、ASSE、ASES、GSAE、ESSE、ESGA、SEG、GES、ESS、EGSA、ESE、EGE、ESA、SAE、SGA、YLEA、GSA、KEK、EKG、ES、AE、TE、KE、GE、FE、YE、AS、SE、RS、SR、SA、GE、Y、S及びEから選択される配列を有する、請求項1~17のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項19】
R1のアミノ酸側鎖に共有結合されている親油性基Φを含む、請求項18に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項20】
R1は、配列K
*GSAを有する、請求項19に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項21】
R2は、EGASGSG、EGAGSG、EGASAG、EGAGAG、EGESGSG、EGEGSG、EGESAG、EGEGAG、EK[γGlu]AK、EK[γGlu]A、EGEGG、EGAGG、EGESS、GAESK、EGAK、EGEK、EGG、EGK、EGKK、EGS、EK、EGA、EGAK、EK[γGlu]、EK[γGlu]-K、EGE[Peg3]、EGE[Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3]、EGE[Peg3][Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K、EAE[Peg3][Peg3]、EAE[Peg3][Peg3]-K、GESESE、GAESES、EGESES、EGESESK、EGE[Peg3]-ES、EGE[Peg3]-ESK、GESESE、EGE-[8-アミノオクタノイル]、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK、EGEGGG、EGEGGGK、EK[γGlu]GGG、EK[γGlu]GGGK、EGE-[8-アミノオクタノイル]-E、E[Peg3][Peg3]、E[Peg3][Peg3]-K、EA[Peg3][Peg3]、EA[Peg3][Peg3]-K、GAES、EYGS、EGYA、EAGS、EAKS、EKSA、ESGA、EGGS、EGGA、ESSG、ESAG、GEES、AEES、ESEG、AEGS、ESGS、SEGA、SEG、EGK、ESG、EAG、GAE、EGEA、EGE、EA、E、S、GE、GEK、EG、EA、EKE又はEKPから選択される配列を有する、請求項1~20のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項22】
R2のアミノ酸側鎖に共有結合されている親油性基Φを含む、請求項21に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項23】
R2は、配列EK[γGlu]AK
*、EGKK
*、EK[γGlu]K
*、EGE[Peg3]-K
*、EGESESK
*、EGE[Peg3]-ESK
*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K
*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK
*、EGEGGGK
*、EK[γGlu]GGGK
*、EGE[Peg3][Peg3]-K
*、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K
*、EAE[Peg3][Peg3]-K
*、E[Peg3][Peg3]-K
*、EA[Peg3][Peg3]-K
*、GAESK
*、EGAK
*、EGEK
*、EGK
*EGE[Peg3]-ESK
*、GESESEK
*、GEK
*又はEK
*を有する、請求項22に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項24】
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)I[1MeTrp]QDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGKHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGSHRA(1)T
IhC(1)IWQKWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES
YhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAYhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
[Sar]hC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)E
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)IWQEWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGDHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGRHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHSA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHSA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)S
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)E
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
SEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
KEKIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE
EKGIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK
GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE
EGSAFhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
ESSAIhC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES
{d}YIhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E
IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
FhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
FhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
{d}YFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRa(1)[Sar]E
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
GE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
から選択される配列を含み、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項25】
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)I[1MeTrp]QDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGKHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGSHRhC(1)T
IA(1)IWQKWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQKWGAHRhC(1)TGAES
YA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESSAYA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
[Sar]A(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)E
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)IWQEWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGDHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGRHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHShC(1)T
IA(1)IWQDWGEHShC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)S
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)E
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
SEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA
EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE
EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
KEKIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKE
EKGIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKP
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGK
GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAE
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]EGE
EGSAFA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
ESSAIA(1)IWQDWGAHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)TGAES
{d}YIA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRhC(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TE
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
FA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
FA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEAGS
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TESGA
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]E
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES
{d}YFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]GAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TEA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)SEA
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)ES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKhC(1)[Sar]EA
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
GE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)TEA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA
から選択される配列を含み、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項26】
IC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)I[1MeTrp]QDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGKHRA(1)T
IC(1)IWQDWGSHRA(1)T
IC(1)IWQKWGEHRA(1)T
IC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES
YC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAYC(1)IWQDWGEHRA(1)T
[Sar]C(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHRA(1)E
IC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)IWQEWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGDHRA(1)T
IC(1)IWQDWGRHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHSA(1)T
IC(1)IWQDWGEHSA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)S
IC(1)IWQDWGEHRA(1)E
FC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
IC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
SEIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
KEKIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE
EKGIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK
GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG
FC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE
EGSAFC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
ESSAIC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES
{d}YIC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E
IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
FC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
FC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
{d}YFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
GE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
から選択される配列を含み、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項27】
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGKHRA(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGSHRA(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IhC(1)IWQKWGEHRA(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IhC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]hC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IhC(1)IWQEWGEHRA(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGDHRA(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGRHRA(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHSA(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHSA(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物67及び151の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)
であり、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項28】
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGKHRhC(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGSHRhC(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IA(1)IWQKWGEHRhC(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IA(1)IWQKWGAHRhC(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]A(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IA(1)IWQEWGEHRhC(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGDHRhC(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGRHRhC(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHShC(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHShC(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGAHRhC(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRhC(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物151;化合物67の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)
であり、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項29】
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGKHRA(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGSHRA(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IC(1)IWQKWGEHRA(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]C(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IC(1)IWQEWGEHRA(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGDHRA(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGRHRA(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHSA(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHSA(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物67及び151の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)
であり、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項30】
[K
*]GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物113の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K
*](化合物134、161の類似体)
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG[K
*](化合物101の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]A(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K
*](化合物104の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物109の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K
*](化合物110の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*](化合物111、159の類似体)
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*](化合物102の類似体)
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*](化合物92の類似体)
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K
*](化合物94の類似体)
SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K
*](化合物105の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物119、154の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物152;化合物123及び146の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K
*](化合物129の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*](化合物138の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物140の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物127、160の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K
*](化合物139の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*](化合物132の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*](化合物136の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*](化合物137の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K
*](化合物130の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-[K
*](化合物165;化合物142、148、163の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物126、156の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*](化合物133の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*](化合物135の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物120の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物167;化合物124、153の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物112の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物117の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物114の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*](化合物121の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物122の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物125の類似体)
EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*](化合物143の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物164;化合物144、147、162の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物145の類似体)
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物149の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物166;化合物150の類似体)
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物155の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物158の類似体)
から選択される配列を含み、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項31】
[K
*]GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物113の類似体)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-[K
*](化合物161;化合物134の類似体)
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG[K
*](化合物101の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]hC(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-[K
*](化合物104の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物109の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-[K
*](化合物110の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*](化合物159;化合物111の類似体)
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K
*](化合物102の類似体)
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K
*](化合物92の類似体)
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-[K
*](化合物94の類似体)
SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-[K
*](化合物105の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物154;化合物119の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物146;化合物123、152の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-[K
*](化合物129の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*](化合物138の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物140の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物160;化合物127の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-[K
*](化合物139の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*](化合物132の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*](化合物136の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*](化合物137の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-[K
*](化合物157;化合物130の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-[K
*](化合物148、163;化合物142、165の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物156;化合物126の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*](化合物133の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K
*](化合物135の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物120の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物153;化合物124、167の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物112の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物117の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物114の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*](化合物121の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物122の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物125の類似体)
EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*](化合物143の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物147、162;化合物144、164の類似体)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物145の類似体)
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物149)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物150;化合物166の類似体)
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物155)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物158)
から選択される配列を含み、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項32】
[K
*]GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物113の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K
*](化合物134、161の類似体)
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG[K
*](化合物101の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]A(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K
*](化合物104の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物109の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K
*](化合物110の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*](化合物111、159の類似体)
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*](化合物102の類似体)
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*](化合物92の類似体)
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K
*](化合物94の類似体)
SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K
*](化合物105の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物119の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物123、146及び152の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K
*](化合物129の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*](化合物138の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物140の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物127、160の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K
*](化合物139の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*](化合物132の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*](化合物136の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*](化合物137の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K
*](化合物130、157の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-[K
*](化合物142、148、163、165の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物126、156の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*](化合物133の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*](化合物135の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物120の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物124、153、167の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物112の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物117の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*](化合物114の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*](化合物121の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*](化合物122の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物125の類似体)
EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*](化合物143の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物144、147、162、164の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物145の類似体)
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物150、166の類似体)
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*](化合物155の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*](化合物158の類似体)
から選択される配列を含み、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項33】
Ac-[K
*]GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K
*]-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K
*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K
*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*]-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K
*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K
*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物152、化合物123及び146の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K
*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物127、128、160の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K
*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K
*]-NH2(化合物130、131、157の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物165;化合物142及び148の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物167;化合物124、153の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物164;化合物144及び147の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-OH(化合物162の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物166;化合物150の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物158の類似体)
から選択される配列を含み、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項30に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項34】
Ac-[K
*]GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-[K
*]-NH2(化合物134の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]hC(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-[K
*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-[K
*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*]-NH2(化合物159;化合物111の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-[K
*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-[K
*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物154;化合物119の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物146;化合物123、152の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-[K
*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物160;化合物127、128の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-[K
*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-[K
*]-NH2(化合物157;化合物130、131の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物148;化合物142、165の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-OH(化合物163)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物165;化合物126の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物153;化合物124、167の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物147;化合物144、164の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-OH(化合物162)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物149)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物150;化合物166の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物155)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物158)
から選択される配列を含み、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項31に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項35】
Ac-[K
*]GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K
*]-NH2(化合物134の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K
*]A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K
*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K
*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K
*]-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K
*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K
*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K
*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物123、146及び152の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K
*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K
*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物127、128、160の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K
*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K
*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K
*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K
*]-NH2(化合物130、131、157の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物142、148、165の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K
*]-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K
*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K
*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物124、153、167の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K
*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K
*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K
*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物144、147、164の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K
*]-OH(化合物62の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物150、166の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K
*]-NH2(化合物155)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K
*]-NH2(化合物158)
から選択される配列を含み、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する、請求項32に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項36】
親油性基Φを含み、前記親油性基Φは、Z
1-又はZ
1-Z
2-であり;
Z
1は、A-C
12~22アルキレン-(CO)-であり;
式中、Aは、H又は-COOHであり、前記アルキレンは、直鎖状又は分枝状であり得、且つ飽和又は不飽和であり得、且つ任意選択的に、その全長内にフェニレン部分又はピペラジニレン部分を組み込み得;及び
Z
2は、γ-Glu、E、K、Orn、S、T、A、β-Ala、G、P、V、L、I、Y、Q、N、Dapa、Gaba若しくはAib又はその対応するD形態、5-アミノペンタノイル、6-アミノヘキサノイル、7-アミノヘプタノイル、8-アミノオクタノイル、9-アミノノナノイル及び10-アミノデカノイル、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸(Peg3)、11-アミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン酸(Peg4)及び(ピペラジン-1-イル)-カルボン酸から選択される化合物の1~6つの残基の配列である、請求項1~8、12~23又は30~35のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項37】
Z
1は、
ドデカノイル、すなわちH-(CH
2)
11-(CO)-;
テトラデカノイル、すなわちH-(CH
2)
13-(CO)-;
ヘキサデカノイル、すなわちH-(CH
2)
15-(CO)-;
13-カルボキシトリデカノイル、すなわちHOOC-(CH
2)
12-(CO)-;
15-カルボキシペンタデカノイル、すなわちHOOC-(CH
2)
14-(CO)-;
17-カルボキシヘプタデカノイル、すなわちHOOC-(CH
2)
16-(CO)-;
19-カルボキシノナデカノイル、すなわちHOOC-(CH
2)
18-(CO)-;又は
21-カルボキシヘンエイコサノイル、すなわちHOOC-(CH
2)
20-(CO)-
から選択される、請求項36に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項38】
Z
2は、
[γGlu];
[γGlu][Peg3][Peg3]-;
[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3];
[γGlu]G[γGlu];
[γGlu]K[γGlu];
[γGlu]KG[γGlu];又は
[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3]
から選択される、請求項36又は37に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項39】
Z
1-又はZ
1-Z
2-は、
15-カルボキシ-ペンタデカノイル;
15-カルボキシ-ペンタデカノイル[γGlu]-,
15-カルボキシ-ペンタデカノイル[γGlu][Peg3][Peg3]-;
19-カルボキシ-ノナデカノイル[γGlu][Peg3][Peg3]-;
15-カルボキシ-ペンタデカノイル-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3];
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu]G[γGlu];
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu]K[γGlu];
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu]KG[γGlu];
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu]G[Peg3][γGlu]-[Peg3];
15-カルボキシ-ヘキサデカノイル[γGlu]G[γGlu];
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル;
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu];
19-カルボキシ-ノナデカノイル[γGlu]G[γGlu];及び
17-カルボキシ-ヘプタデカノイル[γGlu][Peg3][Peg3]
から選択される、請求項36~38のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項40】
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物152;化合物123及び146の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物167;化合物124、153の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物127、160の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物130、157の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物165;化合物142及び148の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物164;化合物144及び147の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-OH(化合物162の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物166;化合物150の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158の類似体)
であり、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項41】
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-hC(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物159;化合物111の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物154;化合物119の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物146;化合物123、152の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物153、化合物124、167の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物156;化合物126の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物160;化合物127の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物157;化合物130の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物161;化合物134の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物148;化合物142、165の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物147;化合物144、164の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-OH(化合物162)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物150;化合物166の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158)
であり、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項42】
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物123、146及び152の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物124、153、167の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物127の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物130、157の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物142、148、165の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物144、147、164の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-OH(化合物162の類似体)
Ac-EF[C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物150、166の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158の類似体)
であり、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する、請求項1に記載のコンプスタチン類似体。
【請求項43】
請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を担体との混合物中に含む組成物。
【請求項44】
医薬組成物であり、及び前記担体は、薬学的に許容される担体である、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を、薬学的に許容される担体、賦形剤又はビヒクルとの混合物中に含む医薬組成物。
【請求項46】
治療で使用するための、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
【請求項47】
補体活性化を阻害する方法で使用するための、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
【請求項48】
補体活性化の阻害は、(1)C3タンパク質への結合、(2)C3bタンパク質への結合、及び/又は(3)C3転換酵素による天然のC3の切断の阻害から選択される1つ以上の生物活性を含む、請求項47に記載の使用のためのコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
【請求項49】
加齢黄斑変性、シュタルガルト病、歯周炎、糖尿病性網膜症、緑内障、ブドウ膜炎、慢性関節リウマチ、脊髄損傷、卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、癌及び呼吸性障害、例えば喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性炎症、肺気腫、気管支炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、結核、肺炎、呼吸窮迫症候群(RDS - 新生児及び成人)、鼻炎及び副鼻腔炎;細菌感染、例えば敗血症、種々の組織における虚血-再灌流傷害、心筋梗塞、アナフィラキシー、発作性夜間ヘモグロビン尿症、自己免疫溶血性貧血、乾癬、汗腺膿瘍、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、CHAPLE症候群、C3糸球体症、IgA腎症、非典型溶血性尿毒症症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎又は抗リン脂質症候群の予防又は処置の方法で使用するための、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
【請求項50】
細胞移植又は臓器移植中に起こる補体活性化を阻害する方法で使用するための、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物。
【請求項51】
補体活性化の阻害を、それを必要とする対象を処置するために行う方法であって、前記対象に、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を投与して、それにより前記対象において補体活性化を阻害することを含む方法。
【請求項52】
前記対象は、加齢黄斑変性、シュタルガルト病、歯周炎、糖尿病性網膜症、緑内障、ブドウ膜炎、慢性関節リウマチ、脊髄損傷、卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、癌及び呼吸性障害、例えば喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性炎症、肺気腫、気管支炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、結核、肺炎、呼吸窮迫症候群(RDS - 新生児及び成人)、鼻炎及び副鼻腔炎;細菌感染、例えば敗血症、種々の組織における虚血-再灌流傷害、心筋梗塞、アナフィラキシー、発作性夜間ヘモグロビン尿症、自己免疫溶血性貧血、乾癬、汗腺膿瘍、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、CHAPLE症候群、C3糸球体症、IgA腎症、非典型溶血性尿毒症症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎又は抗リン脂質症候群を有し、前記方法は、前記対象に、請求項1~30のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体を投与することを含む、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
生理液の体外シャント中に補体活性化を阻害するエクスビボ方法であって、前記生理液を、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物と接触させ、それにより補体活性化を阻害することを含む方法。
【請求項54】
補体活性化を阻害するための薬剤の調製における、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物の使用。
【請求項55】
加齢黄斑変性、シュタルガルト病、歯周炎、糖尿病性網膜症、緑内障、ブドウ膜炎、慢性関節リウマチ、脊髄損傷、卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、癌及び呼吸性障害、例えば喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性炎症、肺気腫、気管支炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、結核、肺炎、呼吸窮迫症候群(RDS - 新生児及び成人)、鼻炎及び副鼻腔炎;細菌感染、例えば敗血症、種々の組織における虚血-再灌流傷害、心筋梗塞、アナフィラキシー、発作性夜間ヘモグロビン尿症、自己免疫溶血性貧血、乾癬、汗腺膿瘍、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、CHAPLE症候群、C3糸球体症、IgA腎症、非典型溶血性尿毒症症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎又は抗リン脂質症候群の処置のための薬剤の調製における、請求項1~42のいずれか一項に記載のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物の使用。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体内の補体カスケードの活性化を阻害することに関し、より詳細には、C3タンパク質に結合し、且つ補体活性化を阻害することができるコンプスタチン類似体に関する。本発明は、特に、補体カスケード、例えば自己免疫疾患及び炎症性疾患の不所望な活性化によって特徴付けられる症状の処置のための、コンプスタチン類似体の医学的使用にも関する。
【背景技術】
【0002】
ヒト補体系は、病原性生物に対する防御及び免疫応答の媒介における強力なプレイヤーである。補体は、3つの異なる経路:古典経路、レクチン経路及び副経路を介して活性化され得る。3つ全ての経路によって共有される主要な活性化事象は、補体系の中心タンパク質C3の、その活性化生成物C3a及びC3bへのC3転換酵素によるタンパク質分解性切断である。これらの断片の生成は、C3b及びiC3bによる病原性細胞のオプソニン化(病原性細胞をファゴサイトーシス又はクリアランスに対して感受性にするプロセス)及び補体受容体との相互作用による免疫細胞の活性化に至る(Markiewski&Lambris,2007,Am.J.Pathol.,171:715-727)。また、標的細胞上でのC3bの堆積は、新しい転換酵素複合体の形成を誘導し、これにより自己増幅ループを開始する。血漿及び細胞表面結合タンパク質のアンサンブルは、宿主細胞を補体カスケードによる自己攻撃から予防するように補体活性化を慎重に調節する。しかしながら、補体の過剰な活性化又は不適切な調節は、自己免疫疾患から炎症性疾患に及ぶいくつかの病状に至るおそれがある(Holers,2003,Clin.Immunol.,107:140-51;Markiewski&Lambris,2007、前掲;Ricklin&Lambris,2007,Nat.Biotechnol.,25:1265-75;Sahu et al.,2000,J.Immunol.,165:2491-9)。従って、治療補体阻害剤の開発が非常に所望される。これに関連して、C3及びC3bは、有望な標的として明らかになった。なぜなら、カスケードにおけるそれらの中心的役割は、補体の開始、増幅及び下流活性化の同時阻害を可能にするからである(Ricklin&Lambris,2007、前掲)。
【0003】
コンプスタチンは、最初に27アミノ酸ペプチドとして識別され、且つ第1の非宿主由来補体阻害剤であった。これは、3つ全ての活性化経路をブロックできることが示された(Sahu et al.,1996,J.Immunol.,157:884-91;米国特許第6,319,897号明細書)。コンプスタチンを、活性を失わずに13アミノ酸ペプチドまで切断(truncate)することが可能であることが示されている。しかしながら、そのペプチドをさらに切断する試みにより、活性は、消失に至った。13アミノ酸切断型(又は「コア」)コンプスタチンペプチドの配列は、Ile1-Cys2-Val3-Val4-Gln5-Asp6-Trp7-Gly8-His9-His10-Arg11-Cys12-Thr13-NH2であり、Cys2及びCys12は、結合されるジスルフィドである。この環状トリデカペプチドは、C3(及びC3の断片)に結合することにより、下流補体カスケードの活性化を阻害して、C3転換酵素による天然のC3の切断を妨げる。その阻害有効性は、その潜在性を治療剤として示す実験モデルを用いる一連の研究によって確認された(Fiane et al,1999a,Xenotransplantation,6:52-65;Fiane et al,1999b,Transplant Proc.,31:934-935;Nilsson et al.,1998,Blood,92:1661-1667;Ricklin&Lambris,2008,Adv.Exp.Med..Biol.,632:273-292;Schmidt et al.,2003,J.Biomed.Mater.Res.,A66:491-499;Soulika et al.,2000,Clin.Immunol.,96:212-221)。
【0004】
13アミノ酸コンプスタチンペプチドの進歩的な最適化により、生物活性が向上した類似体に至った(Ricklin&Lambris,2008、前掲;国際公開第2004/026328号パンフレット;国際公開第2007/062249号パンフレット、国際公開第2013/036778号パンフレット、国際公開第2014/100407号パンフレット)。
より早期の構造-活性研究により、コンプスタチンペプチドの周期性並びにβ-ターン及び疎水性クラスターの両方の存在が分子の重要な構成(feature)として識別された(Morikis et al.,1998,Protein Sci.,7:619-627;国際公開第99/13899号パンフレット;Morikis et al.,2002,J.Biol.Chem.,277:14942-14953;Ricklin&Lambris,2008、前掲)。4位及び7位の疎水性残基が特に重要なものであることが見出されており、非天然のアミノ酸によるそれらの修飾は、元のコンプスタチンペプチドに対して活性が264倍向上した類似体を生成した(Katragadda et al.,2006,J.Med.Chem.,49:4616-4622;国際公開第2007/062249号パンフレット)。眼障害の処置に用いられるコンプスタチンを最適化するさらなる試みは、国際公開第2007/044668号パンフレットに記載されている。
以前の最適化ステップは、コンビナトリアルスクリーニング研究、溶液中構造及び計算モデルに基づいてきた一方(Chiu et al.,2008,Chem.Biol.Drug Des.,72:249-256;Mulakala et al.,2007,Bioorg.Med.Chem.,15:1638-1644;Ricklin&Lambris,2008、前掲)、補体断片C3cと複合体形成されたコンプスタチンの共結晶構造の刊行物(Janssen et al.,2007,J.Biol.Chem.,282:29241-29247;国際公開第2008/153963号パンフレット)は、合理的な最適化を開始するための基礎を提供した。結晶構造は、C3cのマクログロブリン(MG)ドメイン4及び5のインターフェースにおいて浅い結合部位を明らかにした。また、13個のアミノ酸の9つが水素結合又は疎水性相互作用のいずれかによる結合に直接関与していることを示した。溶液中のコンプスタチンペプチドの構造と比較して(Morikis et al.,1998、前掲)、コンプスタチンの結合形態は、β-ターンの場所が5~8残基から8~11残基にシフトする配座変化を経験した(Janssen et al.,2007、前掲;国際公開第2008/153963号パンフレット)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6319897号明細書
【特許文献2】国際公開第2004/026328号
【特許文献3】国際公開第2007/062249号
【特許文献4】国際公開第2013/036778号
【特許文献5】国際公開第2014/100407号
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Markiewski&Lambris,2007,Am.J.Pathol.,171:715-727
【非特許文献2】Holers,2003,Clin.Immunol.,107:140-51
【非特許文献3】Ricklin&Lambris,2007,Nat.Biotechnol.,25:1265-75
【非特許文献4】Sahu et al.,2000,J.Immunol.,165:2491-9
【非特許文献5】Sahu et al.,1996,J.Immunol.,157:884-91
【非特許文献6】Fiane et al,1999a,Xenotransplantation,6:52-65
【非特許文献7】Fiane et al,1999b,Transplant Proc.,31:934-935
【非特許文献8】Nilsson et al.,1998,Blood,92:1661-1667
【非特許文献9】Ricklin&Lambris,2008,Adv.Exp.Med..Biol.,632:273-292
【非特許文献10】Schmidt et al.,2003,J.Biomed.Mater.Res.,A66:491-499
【非特許文献11】Soulika et al.,2000,Clin.Immunol.,96:212-221
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
AMD、C3G、PNH及び他の疾患における治療潜在性を考慮して、コンプスタチン類似体を、例えばさらに大きい活性を達成するようにさらに最適化し、且つ/又は薬物動態学的特性、例えばインビボ半減期の増大及び/若しくは物理化学的特性、例えば溶解性若しくは安定性の増大を調節することが当技術分野における課題として残っている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
概括的に、本発明は、13アミノ酸コンプスタチンペプチド(ICVVQDWGHHRCT(環状C2~C12))と比較して向上した結合及び補体阻害活性を有するコンプスタチン類似体の新しいファミリーを開発する研究に基づく。場合により、これらのコンプスタチン類似体は、加えて、有用な物理化学的特性、例えば溶解性の増大及び薬物動態学的特性を有する。特に、本発明者らは、3位においてイソロイシン残基を野生型バリン残基の代わりに導入して、結合及び補体阻害活性が向上したコンプスタチンペプチドに至ることを見出した。本発明者らは、3位でのイソロイシンの導入が、他の修飾、例えば溶解性を増大させることができる修飾の導入、例えば6位でのグルタミン酸の導入、9位での特定の電荷を有するか若しくは極性のあるアミノ酸並びに/又はN及び/若しくはC末端配列の導入を可能にすることをさらに発見した。そのような追加的な修飾の例として、1位でのIleのTyr、Phe又はSarによる置換、4位でのVaIのTrp、Trp類似体(本明細書中に記載される)による置換;6位でのAspのGluによる置換;9位でのHisのAla、Glu、Asp、Lys、Ser又はArgによる置換;11位でのArgのSerによる置換;13位でのThrのSer、Glu、Sar又はIleによる置換が挙げられる。これらの修飾の1つ以上を含む好ましいコンプスタチンペプチドは、例えば、13アミノ酸コンプスタチンペプチド(ICVVQDWGHHRCT(環状C2~C12))と比較して溶解性が向上している。これらのコンプスタチンペプチドのさらなる例は、9位の修飾をペプチドのN末端及び/又はC末端までの伸長部と組み合わせている。また、アシル化の追加は、薬物動態に及ぼす有益な効果を有する。
【0009】
さらに、本発明の化合物において、コンプスタチンのシステイン2及びシステイン12に対応する残基は、コンプスタチンにおいて見出されるジスルフィド結合の代わりにチオエーテル結合を介して連結されている側鎖を有する。利点のうち、その側鎖は、対応する位置にジスルフィド結合を含有する均等な分子と比較して安定性(例えば、物理的安定性又は化学的安定性)の向上を実現し得ると考えられる。
【0010】
従って、本発明は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式I)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、F、V、Y、1-Me-Trp、D-Trp、N-Me-Trp、1-For-Trp、1-Nal、2-Nal、5-Me-Trp、Bpa又は2-Iglであり;
X6は、E、K又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、H、A、E、D、K、R又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、S、E、F、H、K、Sar、G、I、D、N-Me-Ile又はN-Me-Thrであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸残基の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物を提供する。
【0011】
一部の実施形態において、X11は、R又はSである。
【0012】
一部の実施形態において、親油性基Φがアミノ酸残基の側鎖に連結されている場合、その残基は、位置X1、X11若しくはX13の残基又はR1若しくはR2内の残基である。その残基は、リシン残基であり得る。例えば、その残基は、位置X11若しくはX13のリシン残基又はR1若しくはR2内のリシン残基であり得る。
【0013】
一部の実施形態において、Y1は、水素又はアセチルである。
【0014】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0015】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0016】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、親油性基Φを含まない。
【0017】
本発明は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式II)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、2-Nal、1-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、S、E、I、Sar、K、G又はN-Me-Ileであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物をさらに提供する。
【0018】
一部の実施形態において、X11は、R又はSである。
【0019】
一部の実施形態において、親油性基Φがアミノ酸残基の側鎖に連結されている場合、その残基は、位置X1、X11若しくはX13の残基又はR1若しくはR2内の残基である。その残基は、リシン残基であり得る。例えば、その残基は、位置X13のリシン残基又はR1若しくはR2内のリシン残基であり得る。
【0020】
一部の実施形態において、Y1は、水素又はアセチルである。
【0021】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0022】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0023】
この式の一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、親油性基Φを含まない。
【0024】
本発明は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式III)
によって表されるコンプスタチン類似体であって、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はKであり;
X13は、T、I、S、E、K又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する、コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物をさらに提供する。
【0025】
一部の実施形態において、X11は、R又はSである。
【0026】
一部の実施形態において、親油性基Φがアミノ酸残基の側鎖に連結されている場合、その残基は、位置X1、X11若しくはX13の残基又はR1若しくはR2内の残基である。その残基は、リシン残基であり得る。例えば、その残基は、位置X11若しくはX13のリシン残基又はR1若しくはR2内のリシン残基であり得る。
【0027】
一部の実施形態において、Y1は、水素又はアセチルである。
【0028】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0029】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0030】
この式の一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、親油性基Φを含まない。
【0031】
コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式IV)
によって表され得、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X13は、T、S、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
コンプスタチン類似体は、任意選択的に、1つ以上のアミノ酸の側鎖に共有結合されている親油性基Φを有する。
【0032】
一部の実施形態において、親油性基Φがアミノ酸残基の側鎖に連結されている場合、その残基は、位置X1、X11若しくはX13の残基又はR1若しくはR2内の残基である。その残基は、リシン残基であり得る。例えば、その残基は、位置X13のリシン残基又はR1若しくはR2内のリシン残基であり得る。
【0033】
一部の実施形態において、Y1は、水素又はアセチルである。
【0034】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0035】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0036】
この式の一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、親油性基Φを含まない。
【0037】
先の式の一部の実施形態において、X6は、Dである。
【0038】
一態様において、親油性基Φを有していないコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式V)
によって表され得、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X4は、W、Y、1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E又はKであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である。
【0039】
コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-[1-Me-Trp]-Q-X6-W-G-E-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式VI)
によって表され得、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X6は、E又はDであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である。
【0040】
先の式において、X6は、Dであり得る。代わりに、X6は、Eであり得る。
【0041】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式VII)
を有し、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、1-Me-Trp、1-Nal又は2-Nalであり;
X6は、E、K又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、H、A、E、D、K、R又はSであり;
X11は、R、S、K又はK*であり;
X13は、T、S、E、Sar又はN-Me-Ileであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2又はOHであり;
R1及びR2は、先の式のいずれかにおいて定義される通りであり得るか、又は本明細書中の他の場所で定義される通りであり得る。一部の実施形態において、
R1は、不在であるか、又はA、E、G、K、K*、S、Y若しくはその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;及び/或いはR2は、不在であるか、又はA、E、G、K、K*、P、S、Peg3、γGlu、8-アミノオクタノイル若しくはその対応するD形態から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0042】
コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含むことが望ましい場合がある。代わりに、コンプスタチン類似体は、親油性基Φを含まなくてもよい。
【0043】
代わりの態様において、親油性基Φを含むコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-X8-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式VIII)
によって表され得、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、2-Nal、1-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はK*であり;
X13は、T、S、E、I、Sar、K、G又はN-Me-Ileであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0044】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0045】
コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-X11-X12-X13-R2-Y2 (式IX)
によって表され得、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、Y、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X11は、R、S又はK*であり;
X13は、T、I、S、E、K又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0046】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0047】
コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-X4-Q-X6-W-G-X9-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式X)
によって表され得、式中、
Y1は、水素、アセチル又は親油性基Φであり;
X1は、I、Y、F又はSarであり;
X4は、W、V、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり;
X6は、E又はDであり;
X9は、A、E、D、K又はSであり;
X13は、T、S、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2、OH又は親油性基Φであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、アミノ酸残基が、そのアミノ酸側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0048】
一部の実施形態において、Y2は、NH2又はOHである。
【0049】
先の式のいずれにおいても、X6は、Dであり得る。代わりに、X6は、Eであり得る。
【0050】
先の式のいずれにおいても、X1は、Yであり得る。代わりに、X1は、Fであり得る。
【0051】
先の式のいずれにおいても、X13は、Sarであり得る。代わりに、X13は、Tであり得る。
【0052】
加えて又は代わりに、先の式のいずれも、残基の以下の組合せの1つを含み得る:
X4は、1-Me-Trpであり、X9は、Eである。
X1は、Fであり、X4は、1-Me-Trpであり、X9は、Eである。
X4は、1-Me-Trpであり、X9は、Eであり、X13は、Sarである。
X4は、1-Me-Trpであり、X9は、Eであり、X13は、Tである。
X4は、1-Me-Trpであり、X6は、Dであり、X9は、Eであり、X13は、Sarである。
X4は、1-Me-Trpであり、X6は、Eであり、X9は、Eであり、X13は、Sarである。
X4は、1-Me-Trpであり、X6は、Dであり、X9は、Eであり、X13は、Tである。
X4は、1-Me-Trpであり、X6は、Eであり、X9は、Eであり、X13は、Tである。
【0053】
コンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、式:
Y1-R1-X1-X2-I-[1-Me-Trp]-Q-X6-W-X8-E-H-R-X12-X13-R2-Y2 (式XI)
によって表され得、式中、
Y1は、水素又はアセチルであり;
X1は、Y又はFであり;
X6は、E又はDであり;
X8は、G又はSarであり;
X13は、T、E又はSarであり;
X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
Y2は、NH2又はOHであり;
R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり;
R2は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、K*、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、若しくはPeg4、若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示し;
コンプスタチン類似体は、少なくとも1つの親油性基Φ、例えば正確に1つの親油性基Φを含む。
【0054】
式XIの一部の実施形態において、X8は、Gである。他の実施形態において、X8は、G又はSar、例えばSarである。
【0055】
本発明の化合物において、位置X2及びX12の残基の側鎖は、チオエーテル結合によって連結されており、すなわちチオエーテル架橋を形成する。チオエーテル架橋は、対応する位置の残基間にジスルフィド結合を有する同一の分子と比較して安定性に関する利点を提供すると考えられる。典型的には、生物活性(例えば、補体阻害の効力)は、そのような分子と比較して実質的に維持されているか又はさらに増大する。
【0056】
先の式のいずれにおいても、位置X2及びX12の残基の側鎖は、シスタチオニン(Ctt)架橋、例えばガンマシスタチオニン架橋(Ctt1)又はデルタシスタチオニン架橋(Ctt2)を形成し得る。シスタチオニン架橋、特にデルタシスタチオニン架橋は、対応する位置の残基間のジスルフィド結合と比較して安定性及び活性(例えば、補体阻害の効力)に関して特に有利であり得る。
【0057】
シスタチオニン架橋は、関与する残基をホモシステイン(hC)残基及びアラニン(A)残基(それぞれ側鎖間の共有結合を意味する「(1)」と示される)として示すことによって示され得る。従って、X2及びX12の残基は、いずれかの順序でhC(1)及びA(1)であり得る。
【0058】
X2がhC(1)であり、且つX12がA(1)である場合、シスタチオニンは、ガンマシスタチオニン架橋(Ctt1)である。
【0059】
X2がA(1)であり、且つX12がhC(1)である場合、シスタチオニンは、デルタシスタチオニン架橋(Ctt2)である。
【0060】
代わりに、位置X2及びX12の残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成し得る。ランチオニン架橋は、関与する残基をシステイン(C)残基及びアラニン(A)残基(それぞれ側鎖間の共有結合を意味する「(1)」と示される)として示すことによって示され得る。従って、X2及びX12の残基は、いずれかの順序でC(1)及びA(1)であり得る。
【0061】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体の13マーペプチド部分(X1~X13)は、以下:
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-T;
[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
[Sar]-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHK-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-E;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-S;
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-I[1-Nal]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-T;
F-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar];
F-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
I-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHR-X12-[N-Me-Ile];
I-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
I-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-IWQDWGAHR-X12-E;
I-X2-IWQDWGAHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGAHS-X12-T;
I-X2-IWQDWGDHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar];
I-X2-IWQDWGEHR-X12-E;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-S;
I-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGEHS-X12-T;
I-X2-IWQDWGKHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGRHR-X12-T;
I-X2-IWQDWGSHR-X12-T;
I-X2-IWQEWGEHR-X12-T;
I-X2-IWQKWGAHR-X12-T;
I-X2-IWQKWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar];
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar];
Y-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-T;
Y-X2-IWQDWGEHR-X12-T;
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]-X12-[Sar];及び
Y-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-[Sar]
から選択される配列を有し、
式中、X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0062】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体の13マーペプチド部分(X1~X13)は、以下:
[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)T;
[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
[Sar]hC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar];
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)T;
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar];
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)E;
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)S;
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
FhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
FhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)T;
FhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)T;
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar];
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
IhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile];
IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
IhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar];
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)E;
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)T;
IhC(1)IWQDWGAHSA(1)T;
IhC(1)IWQDWGDHRA(1)T;
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar];
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)E;
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)S;
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
IhC(1)IWQDWGEHSA(1)T;
IhC(1)IWQDWGKHRA(1)T;
IhC(1)IWQDWGRHRA(1)T;
IhC(1)IWQDWGSHRA(1)T;
IhC(1)IWQEWGEHRA(1)T;
IhC(1)IWQKWGAHRA(1)T;
IhC(1)IWQKWGEHRA(1)T;
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
YhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
YhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)T;
YhC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar];及び
YhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]
から選択される配列を有し、
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成し;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0063】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体の13マーペプチド部分(X1~X13)は、以下:
[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar];
[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T;
[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)T;
[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar];
[Sar]A(1)IWQDWGEHRhC(1)T;
FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar];
FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)T;
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKhC(1)[Sar];
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar];
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)E;
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)S;
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T;
FA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar];
FA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)T;
FA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)T;
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar];
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)T;
IA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRhC(1)[N-Me-Ile];
IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar];
IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T;
IA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)[Sar];
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)E;
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)T;
IA(1)IWQDWGAHShC(1)T;
IA(1)IWQDWGDHRhC(1)T;
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar];
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)E;
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)S;
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)T;
IA(1)IWQDWGEHShC(1)T;
IA(1)IWQDWGKHRhC(1)T;
IA(1)IWQDWGRHRhC(1)T;
IA(1)IWQDWGSHRhC(1)T;
IA(1)IWQEWGEHRhC(1)T;
IA(1)IWQKWGAHRhC(1)T;
IA(1)IWQKWGEHRhC(1)T;
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar];
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T;
YA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar];
YA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)T;
YA(1)IWQDWGEHRhC(1)T;
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]hC(1)[Sar];及び
YA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]
から選択される配列を有し、
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成し;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0064】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体の13マーペプチド部分(X1~X13)は、以下:
[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)T;
[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
[Sar]C(1)IWQDWGEHRA(1)T;
FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar];
FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)T;
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar];
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)E;
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)S;
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
FC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
FC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)T;
FC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)T;
FC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar];
FC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
IC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile];
IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
IC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar];
IC(1)IWQDWGAHRA(1)E;
IC(1)IWQDWGAHRA(1)T;
IC(1)IWQDWGAHSA(1)T;
IC(1)IWQDWGDHRA(1)T;
IC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar];
IC(1)IWQDWGEHRA(1)E;
IC(1)IWQDWGEHRA(1)S;
IC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
IC(1)IWQDWGEHSA(1)T;
IC(1)IWQDWGKHRA(1)T;
IC(1)IWQDWGRHRA(1)T;
IC(1)IWQDWGSHRA(1)T;
IC(1)IWQEWGEHRA(1)T;
IC(1)IWQKWGAHRA(1)T;
IC(1)IWQKWGEHRA(1)T;
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar];
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T;
YC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar];
YC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)T;
YC(1)IWQDWGEHRA(1)T;
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar];及び
YC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]
から選択される配列を有し、
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成し、
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0065】
一部の実施形態において、R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり、及び/或いはR2は、A、E、G、L、K、F、P、S、T、W、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり得る。一部の実施形態において、Qは、R1についての選択肢でもあり得る。
【0066】
例えば、R1は、ESSA、AKGE、ASSE、ASES、GSAE、ESSE、ESGA、SEG、GES、ESS、EGSA、ESE、EGE、ESA、SAE、SGA、YLEA、GSA、KEK、EKG、ES、AS、SE、SA若しくはEから選択され、及び/又はR2は、GAES、EYGS、EGYA、EAGS、EAKS、EKSA、EGGS、EGGA、ESSG、ESAG、GEES、AEES、ESEG、AEGS、ESGS、SEGA、SEG、ESG、EAG、GAE、EGEA、EGE、EA、E、GE、EG、EKE若しくはEKPから選択される。
【0067】
代わりの実施形態において、R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である。
【0068】
一部の実施形態において、R1は、不在であるか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V若しくはSar又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列である。
【0069】
例えば、R1は、不在であり得るか、A、E、G、K、S及びY又はその対応するD形態から選択される1~6つのアミノ酸残基の配列であり得る。
【0070】
親油性基Φは、Y1内の1つ以上の残基の側鎖、とりわけリシン残基の側鎖に(K*と称され得る)共有結合され得る。Φを有する残基は、Y1のN末端にあることが望ましい場合がある。
【0071】
基R1についての配列の例として、以下が挙げられる:{d}Y、EGSE、AGSE、SASE、EYSE、GSE、ASE、ESSA、KGSA、AKGE、ASGE、ASSE、ASES、GSAE、ESSE、ESGA、SEG、GES、ESS、EGSA、ESE、EGE、ESA、SAE、SGA、YLEA、GSA、KEK、EKG、ES、RS、SR、AE、TE、KE、GE、FE、YE、AS、SE、RS、SR、SA、GE、S、Y及びE。
【0072】
一部の実施形態において、R1は、2アミノ酸残基長、例えばAE、TE、KE、GE、FE、YE、AS、SE、SA又はGE;好ましくはAE、TE、KE、GE、FE、YE、SE又はGEである。
【0073】
一部の実施形態において、R1は、1アミノ酸長、例えばEである。
【0074】
上記のように、親油性基Φは、Y1内の1つ以上の残基の側鎖、とりわけ例えばリシン残基の側鎖(K*と称され得る)に共有結合されて、配列K*GSAを与え得る。
【0075】
R2は、不在であり得るか、或いはA、E、G、L、K、F、P、S、T、W、Y、R、V、Sar、εLys、γGlu、βAsp若しくはβAla又はその対応するD形態;或いはPeg3、Peg4若しくは8-アミノオクタノイル又はその誘導体から選択される1~8つのアミノ酸残基の配列である。
【0076】
例えば、R2は、不在であり得るか、或いはA、E、G、K、S、γGlu、Peg3若しくは8-アミノオクタノイルから選択されるか、又はA、E、G、K及びSから選択される1~8つのアミノ酸残基の配列であり得る。
【0077】
KがR2内に存在する場合、Kは、R2のC末端に存在することが望ましい場合がある。
【0078】
親油性基Φは、Y2内の1つ以上の残基の側鎖、とりわけリシン残基の側鎖に共有結合され得る。Φを有する残基は、R2のC末端にあることが望ましい場合がある。
【0079】
基R2についての配列の例として、以下が挙げられる:EGASGSG、EGAGSG、EGASAG、EGAGAG、EGESGSG、EGEGSG、EGESAG、EGEGAG、EK[γGlu]AK、EGEGG、EGAGG、EGESS、GAESK、EGAK、EGEK、EGG、EGK、EGKK、EGS、EK、EGA、EGAK、EK[γGlu]、EK[γGlu]-K、EGE-[Peg3、EGE[Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3]、EGE[Peg3][Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]、EAE[Peg3][Peg3]、EAE[Peg3][Peg3]-K、GESESE、GAESES、EGESES、EGESESK、EGE[Peg3]-ES、EGE[Peg3]-ESK、GESESE、EGE-[8-アミノオクタノイル]、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK、EGEGGG、EGEGGGK、EK[γGlu]GGG、EK[γGlu]GGGK、EGE-[8-アミノオクタノイル]-E、GAES、EYGS、EGYA、EAGS、EAKS、EKSA、ESGA、EGGS、EGGA、ESSG、ESAG、GEES、AEES、ESEG、AEGS、ESGS、SEGA、SEG、EGK、ESG、EAG、GAE、EGEA、EGE、EA、E、S、GE、GEK、EG、EA、EKE及びEKP。
【0080】
基R2についての配列の例として、以下が挙げられる:EGASGSG、EGAGSG、EGASAG、EGAGAG、EGESGSG、EGEGSG、EGESAG、EGEGAG、EK[γGlu]AK、EK[γGlu]A、EGEGG、EGAGG、EGESS、GAESK、EGAK、EGEK、EGG、EGK、EGKK、EGS、EK、EGA、EGAK、EK[γGlu]、EK[γGlu]-K、EGE[Peg3]、EGE[Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3]、EGE[Peg3][Peg3]-K、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K、EAE[Peg3][Peg3]、EAE[Peg3][Peg3]-K、GESESE、GAESES、EGESES、EGESESK、EGE[Peg3]-ES、EGE[Peg3]-ESK、GESESE、EGE-[8-アミノオクタノイル]、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK、EGEGGG、EGEGGGK、EK[γGlu]GGG、EK[γGlu]GGGK、EGE-[8-アミノオクタノイル]-E、E[Peg3][Peg3]、E[Peg3][Peg3]-K、EA[Peg3][Peg3]、EA[Peg3][Peg3]-K、GAES、EYGS、EGYA、EAGS、EAKS、EKSA、ESGA、EGGS、EGGA、ESSG、ESAG、GEES、AEES、ESEG、AEGS、ESGS、SEGA、SEG、EGK、ESG、EAG、GAE、EGEA、EGE、EA、E、S、GE、GEK、EG、EA、EKE及びEKP。
【0081】
上記のように、親油性基Φは、R2内の1つ以上の残基の側鎖、とりわけ例えばリシン残基の側鎖に共有結合されて、配列EK[γGlu]AK*、EGKK*、EK[γGlu]K*、EGE[Peg3]-K*、EGESESK*、EGE[Peg3]-ESK*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK*、EGEGGGK*、EK[γGlu]GGGK*、EGE[Peg3][Peg3]-K*、EAE[Peg3][Peg3]-K*、GAESK*、EGAK*、EGEK*、EGK*EGE[Peg3]-ESK*、GESESEK*、GEK*又はEK*を与え得る。
【0082】
上記のように、親油性基Φは、R2内の1つ以上の残基の側鎖、とりわけ例えばリシン残基の側鎖に共有結合されて、配列EK[γGlu]AK*、EGKK*、EK[γGlu]K*、EGE[Peg3]-K*、EGESESK*、EGE[Peg3]-ESK*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-K*、EGE-[8-アミノオクタノイル]-EK*、EGEGGGK*、EK[γGlu]GGGK*、EGE[Peg3][Peg3]-K*、EAE[Peg3][Peg3]-K*、EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K*、E[Peg3][Peg3]-K*、EA[Peg3][Peg3]-K*、GAESK*、EGAK*、EGEK*、EGK*EGE[Peg3]-ESK*、GESESEK*、GEK*又はEK*を与え得る。
【0083】
R1又はR2が1アミノ酸長である場合、Dアミノ酸、例えば{d}Yであり得る。
【0084】
R1及びR2は、独立して、存在し得るか又は不在であり得る。R2は、存在することが望ましい場合がある。特定のいかなる理論によっても拘束されることを望むものではないが、R1及び/又はR2の存在が化合物の安定性を向上させ得ると考えられる。
【0085】
コンプスタチン類似体及び例示される化合物の好ましいクラスは、以下でさらに考察される。
【0086】
さらなる態様において、本発明は、本発明のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を担体との混合物中に含む組成物を提供する。一部の例において、組成物は、医薬組成物であり、及び担体は、薬学的に許容される担体である。
【0087】
さらなる態様において、本発明は、本発明のコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を、薬学的に許容される担体、賦形剤又はビヒクルとの混合物中に含む医薬組成物を提供する。
【0088】
さらなる態様において、本発明は、治療で使用するための本発明のコンプスタチン類似体を提供する。
【0089】
さらなる態様において、本発明は、補体活性化を阻害する方法で使用するための本発明のコンプスタチン類似体を提供する。一例として、補体活性化の阻害は、(1)C3タンパク質への結合、(2)C3bタンパク質への結合、及び/又は(3)C3転換酵素による天然のC3の切断の阻害から選択される1つ以上の生物活性を含む。本発明のコンプスタチン類似体を用いて処置され得る疾患又は症状の例は、以下で考察される。
【0090】
さらなる態様において、本発明は、細胞移植又は臓器移植中に起こる補体活性化を阻害する方法で使用するための本発明のコンプスタチン類似体を提供する。
【0091】
さらなる態様において、本発明は、補体活性化の阻害を、それを必要とする対象を処置するために行う方法であって、対象に本発明のコンプスタチン類似体を投与して、それにより対象において補体活性化を阻害することを含む方法を提供する。本発明のコンプスタチン類似体を用いて処置され得る疾患又は症状の例は、以下で考察される。
【0092】
さらなる態様において、本発明は、生理液の体外シャント中に補体活性化を阻害するエクスビボ方法であって、生理液を本発明のコンプスタチンと接触させ、それにより補体活性化を阻害することを含む方法を提供する。
【0093】
さらなる態様において、本発明は、補体活性化を阻害するための薬剤の調製における本発明のコンプスタチン類似体の使用を提供する。本発明のコンプスタチン類似体を用いて処置され得る疾患又は症状の例は、以下で考察される。
【0094】
ここで、本発明の実施形態を限定ではなく一例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【
図1-1】非ヒト霊長類への時点0での試験化合物の投与後の経時的な補体副経路の正規化された「エクスビボ」活性である。化合物を1840nmol/kgの用量において皮下に与えた。補体活性(副経路)を、Wieslabキットを用いて測定した。活性を、投与前(0)試料(100%に設定)及びキットに含まれるネガティブ対照を用いて正規化した。動物についての正規化された活性又は正規化された平均活性及び標準偏差を示す。(a)化合物61(2頭の動物);(b)化合物123、化合物126及び化合物128(全て1化合物あたり1頭の動物)並びにCp40(2頭の動物);(c)化合物107、化合物111、化合物118及び化合物119(全て1化合物あたり2頭の動物);(d)化合物104及び化合物106(1化合物あたり2頭の動物);(e)化合物54(2頭の動物)並びに化合物122、化合物124、化合物139及び化合物140(全て1化合物あたり1頭の動物);(f)化合物141、化合物142、化合物127及び化合物130(全て1化合物あたり1頭の動物);(g)化合物146、148及び150(全てそれぞれ1頭の動物)並びにCp40(4頭の動物);(h)化合物147及び148(それぞれ1頭の動物)。
【
図2】バッファF1、F2、F3中50mg/mlでの化合物126及び156の経時的な分解を示す経時変化である:化合物126y:F1(■)、F2(▲)及びF3(●)化合物156:F1(+)、F2(×)及びF3(◆)。
【
図3】化合物146についての合成経路(スキーム1b)の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0096】
本明細書中で用いられる「及び/又は」は、2つの指定された構成又は構成要素の各々の、もう一方があってもなくてもよい具体的な開示としてとられるべきである。例えば、「A及び/又はB」は、(i)A、(ii)B、並びに(iii)A及びBの各々の具体的な開示として、あたかも各々が本明細書中で個々に述べられているかのようにとられるべきである。
【0097】
文脈がそうでないと述べていない限り、先で述べられている構成の説明及び定義は、本発明の特定のいずれかの態様又は実施形態に限られず、記載されている全ての態様及び実施形態に等しく当て嵌まる。
【0098】
特許、公開出願、技術論文及び学術論文が挙げられる種々の刊行物が、本明細書の全体を通じて引用されている。これらの引用された刊行物の各々は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0099】
本明細書中で定義されていない限り、本出願で用いられる科学用語及び技術用語は、当業者によって一般的に理解されている意味を有するものとする。通常、本明細書中に記載される化学、分子生物学、細胞及び癌生物学、免疫学、微生物学、薬理学並びにタンパク質及び核酸化学と関連して用いられる命名法並びにそれらの技術は、当技術分野において周知であり、且つ一般的に用いられるものである。
【0100】
本明細書中に記載される本発明の各実施形態は、単独でとられ得るか、又は本発明の1つ以上の他の実施形態と組み合わせてとられ得る。
【0101】
特に明記しない限り、以下の定義が、本明細書において用いられている具体的な用語に与えられる。
【0102】
定義
本明細書の全体を通じて、文言「含む(comprise)」及びその文法上の変形、例えば「含む(comprises)」又は「含んでいる」は、明示される整数若しくは構成要素の包含又は整数若しくは構成要素の群を意味するが、他のあらゆる整数若しくは構成要素又は整数若しくは構成要素の群の排除でないと理解されるであろう。
【0103】
単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」及び「その」は、文脈がそうでないと明らかに述べていない限り、複数を含む。
【0104】
用語「が挙げられる」は、「が挙げられるがこれ(ら)に限定されない」ことを意味するために用いられる。「が挙げられる」及び「が挙げられるがこれ(ら)に限定されない」は、互換的に用いられ得る。
【0105】
用語「患者」、「対象」及び「個体」は、互換的に用いられ得る。対象は、哺乳動物であり得、ヒト又は非ヒト哺乳動物、例えば非ヒト霊長類(例えば、類人猿、旧世界ザル若しくは新世界ザル)、家畜(例えば、ウシ若しくはブタ)、ペット(例えば、イヌ若しくはネコ)若しくは実験動物、例えば齧歯類(例えば、マウス若しくはラット)が挙げられる。
【0106】
本明細書及び特許請求の範囲の全体を通じて、天然に存在するアミノ酸についての従来の3文字コード及び1文字コード、すなわちA(Ala)、G(Gly)、L(Leu)、I(Ile)、V(Val)、F(Phe)、W(Trp)、S(Ser)、T(Thr)、Y(Tyr)、N(Asn)、Q(Gln)、D(Asp)、E(Glu)、K(Lys)、R(Arg)、H(His)、M(Met)、C(Cys)及びP(Pro);並びに他のα-アミノ酸、例えばノルロイシン(Nle)、サルコシン(Sar)、ホモシステイン(hCys;hC)、α-アミノイソ酪酸(Aib)、2,3-ジアミノプロパン酸(Dap)、2,4-ジアミノブタン酸(Dab)及び2,5-ジアミノペンタン酸(オルニチン;Orn)、1-メチル-トリプトファン(1-Me-Trp、1Me-Trp又は1MeTrp)、1-ホルミル-トリプトファン(1-For-Trp又は1For-Trp又は1ForTrp)、1-ナフタレン(1-Nal又は1Nal)、2-ナフタレン(2-Nal又は2Nal)、5-メチルトリプトファン(5-Me-Trp又は5Me-Trp又は5MeTrp)、p-ベンゾイル-フェニルアラニン(Bpa)2-インダニルグリシン(2Igl又は2-Igl)についての一般に受け入れられている3文字コードが用いられている。他のα-アミノ酸は、本明細書中で一般式又は配列に用いられている場合、とりわけ残りの式又は配列が1文字コードを用いて示されている場合、角括弧「[]」内に示されている場合がある(例えば、「[Nle]」)。先に記載される20個の「天然に存在する」アミノ酸は、標準的な遺伝的コードによってコードされるものであり、且つまた「タンパク質構成」アミノ酸と称され得る。
【0107】
ガンマ-Glu及びベータ-Asp(γGlu(γ-Glu)及びβAsp(β-Asp)とも称される)(又はisoGlu及びisoAsp)は、それぞれ、従来の立体配置ではなくγ-又はβ-カルボン酸(通常、側鎖カルボキシル基とみなされる)を介したペプチド結合に関与するグルタマート又はアスパルタートを指す。同様に、εLys又はisoLysは、アルファアミノ基ではなくイプシロンアミノ基(通常、側鎖アミノ基とみなされる)を介したペプチド結合に関与するリシンを指す。
【0108】
ベータAla(β-Ala又はβAlaとも称される)は、3-アミノプロパン酸を指す。
【0109】
Peg3は、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸({2-[2-アミノエトキシ]エトキシ}酢酸としても知られている)の残基を指し、Peg4は、11-アミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン酸の残基を指す。また、Peg3残基は、[8-アミノ-3,6-ジオキサオクタノイル]と表され得る。
【化1】
【0110】
特に明記しない限り、本発明のペプチド中のアミノ酸残基は、L-型配置のものである。しかしながら、場合により、D-型配置アミノ酸が組み込まれ得る。これに関連して、小文字で記されるアミノ酸コードは、前記アミノ酸のD-型配置を表し、例えば、「k」は、リシン(K)のD-型配置を表すか、又はD-型配置アミノ酸は、(d)X若しくは{d}Xと記される場合があり、ここで、Xはアミノ酸であり、例えば、(d)Y若しくは{d}Yは、チロシン(Y)のD-型配置を表す。
【0111】
本発明の化合物において、位置X2及びX12(コンプスタチンの2位及び12位のシステイン残基に相当する)の残基の側鎖は、チオエーテル結合によって連結されている。
【0112】
従って、X2及びX12の残基の側鎖は、一緒にシスタチオニン架橋を表し得る。本発明のペプチドに関連して、シスタチオニン架橋は、2つの配向を有し得る:
【化2】
及び
【化3】
【0113】
参照を容易にするために、チオエーテルの形成「前」の位置X2及びX12に名目上存在する残基に言及することが好都合である場合がある。
【0114】
シスタチオニン架橋は、アラニン残基のベータ-炭素原子(すなわち側鎖炭素原子)に共有結合されたホモシステイン側鎖の硫黄原子からなると考えられ得る。従って、X2及びX12の残基は、いずれかの順序でホモシステイン及びアラニンであると考えることができる。
【0115】
代わりに、シスタチオニン架橋は、チオエーテル結合を形成するホモシステインとセリン間の縮合反応の生成物であると考えられ得る。従って、X2及びX12の残基は、いずれかの順序でホモシステイン及びセリンであると考えられ得る。
【0116】
従って、一部の実施形態において、
X2はホモシステイン(hC)であり、X12はアラニン(A)であり(シスタチオニン1(Ctt1)又はガンマ-シスタチオニンと表される)、又は
X2はアラニン(A)であり、X12はホモシステイン(hC)である(シスタチオニン2(Ctt2)又はデルタ-シスタチオニンと表される)。
【0117】
用いられる表記は、特定のいずれかの合成方法を暗示するととられるべきでない。
【0118】
代わりに、X2及びX12の残基の側鎖は、ランチオニン(3,3-チオジアラニン)架橋を一緒に表し得る。
【化4】
【0119】
ランチオニン架橋は、アラニン残基のベータ-炭素原子(すなわち側鎖炭素原子)に共有結合されたシステイン側鎖の硫黄原子からなると考えられ得る。代わりに、ランチオニン架橋は、システインとセリン間の縮合反応の生成物であると考えることができる。
【0120】
従って、X2及びX12に名目上存在する残基をシステイン及びアラニンと称することが好都合である場合がある。
【0121】
本発明のペプチドに関連して、ランチオニン架橋は対称形であり、1つの配向のみを有することができるため、いずれの残基が各位置に存在するかと考えることは重要でない。
【0122】
(さらに代わりに、ランチオニン架橋は、システインのチオエーテルダイマーであると考えられ得るため、X2及びX12の残基は、それぞれシステインと表すことができる。しかしながら、これらの残基は、ジスルフィド結合ではなくチオエーテル結合によって連結されていることが理解されるであろう。)
【0123】
従って、一部の実施形態において、
X2はホモシステインであり、X12はアラニンであり(Ctt1;ガンマ-シスタチオニン);
X2はアラニンであり、X12はホモシステインであり(Ctt2;デルタ-シスタチオニン);又は
X2はシステインであり、X12はアラニンである。
【0124】
位置X2及びX12の残基間にチオエーテル結合を有する化合物に加えて、実施例は、本発明の化合物と類似するペプチド骨格配列及びアシル化を有するが、ジスルフィド結合によって連結された位置X2及びX12のシステイン残基を含有する分子を記載している。
【0125】
本明細書において単一文字アミノ酸表記を用いる式において、側鎖が共有結合に関与している残基は、「(1)」によって示される。
【0126】
従って、例えば、
配列IC(1)IWQDWGAHRC(1)Tは、ジスルフィド結合を含有し;
配列IhC(1)IWQDWGAHRA(1)Tは、Ctt1(ガンマ-シスタチオニン)架橋を含有し;
配列IA(1)IWQDWGAHRhC(1)Tは、Ctt2(デルタ-シスタチオニン)架橋を含有し;
配列IC(1)IWQDWGAHRA(1)T及びIA(1)IWQDWGAHRC(1)Tは、両方ともランチオニン架橋を含有し、且つ同じ化合物を表すこととなる。
【0127】
ペプチド骨格のN末端及びC末端に存在する末端基は、それぞれY1及びY2と称される。従って、Y1は、N末端アミノ基の窒素原子に結合されており、Y2は、C末端カルボニル炭素原子に結合されている。
【0128】
Y1=水素(「H-」又は「Hy-」とも示される)は、N末端での遊離一次アミノ基又は遊離二次アミノ基の存在に対応する水素原子を示す。Y1=アセチル(「Ac」)は、N末端第二級アセチルアミド基の存在を示す。
【0129】
Y2=「OH」又は「NH2」は、分子のC末端でのカルボキシ(COOH)基又はアミド(CONH2)基の存在を示す。
【0130】
Y1及びY2のいずれか又は両方は、択一的に親油性基Φであり得る。典型的には、Y1又はY2の一方のみが親油性基Φとなるであろう。
【0131】
一部の実施形態において、分子が親油性基を他の場所で含むか否かに関わらず、Y2は、NH2又はOHである。一部の実施形態において、Y1は、水素又はアセチルであり、Y2は、OH又はNH2である。
【0132】
一部の実施形態において、分子が親油性基を他の場所で含むか否かに関わらず、Y2はNH2である。一部の実施形態において、Y1は水素又はアセチルであり、Y2はNH2である。
【0133】
一部の実施形態において、分子が親油性基を他の場所で含むか否かに関わらず、Y2はNH2であり、Y1はアセチルである。
【0134】
本発明の方法及び他の態様に関係する種々の用語が、本明細書及び特許請求の範囲の全体を通じて用いられている。そのような用語は、特に明記しない限り、当技術分野におけるその普通の意味が与えられるべきである。他の具体的に定義されている用語は、本明細書中で提供される定義と整合して解釈されるべきである。測定可能な値、例えば量及び時間的期間に言及する場合の、本明細書中で用いられる用語「約」は、指定された値から、±20%又は±10%、一部の実施形態において±5%、一部の実施形態において±1%及び一部の実施形態において±0.1%の変動を包含することを意味する。なぜなら、そのような変動は、開示される化合物及び組成物を製造且つ使用するのに適切であるからである。
【0135】
本明細書中で用いられる用語「全長コンプスタチン」は、配列IC(1)VVQDWGHHRC(1)TAGHMANLTSHASAIを有する27アミノ酸ペプチドを指し、式中、C(1)は、ジスルフィド結合によって連結されたシステイン残基を表す。先に記載されるように、全長コンプスタチンの切断型形態、2位及び12位のシステイン残基間のジスルフィド結合によって連結されているトリデカペプチドIle1-Cys2-Val3-Val4-Gln5-Asp6-Trp7-Gly8-His9-His10-Arg11-Cys12-Thr13-NH2は、全長ペプチドの活性を保持する。このトリデカペプチドのN末端アセチル化バージョンは、本明細書中で「Ac-コンプスタチン」と称される。
【0136】
用語「コンプスタチン類似体」は、本明細書中でより詳細に記載されるように、天然のアミノ酸若しくは非天然のアミノ酸又はアミノ酸類似体の1つ以上の置換及び種々のアミノ酸内又は種々のアミノ酸間に修飾を含む、修飾Ac-コンプスタチンを指す。コンプスタチン類似体は、Ac-コンプスタチンと比較して、約1つ、2つ、3つ、4つ又は5つのアミノ酸修飾を含み得る。コンプスタチン類似体は、Ac-コンプスタチンと比較して、5つ、6つ、7つ又は8つ以上のアミノ酸修飾を含み得る。コンプスタチン類似体は、Ac-コンプスタチンと比較して、約5つ、6つ、7つ又は8つのアミノ酸修飾を含み得る。
【0137】
用語「類似体」は、さらなる化学修飾(誘導体化)、特にアシル化を受ける前の、問題となっているタンパク質又はペプチドに頻繁に用いられる。そのような化学修飾(誘導体化)に由来する生成物は時折、「誘導体」又は「アシル化された類似体」と称される。しかしながら、本出願に関連して、用語「類似体」は、Ac-コンプスタチンの類似体及びそのようなAc-コンプスタチン類似体の(アシル化された)誘導体と称する。
【0138】
Ac-コンプスタチン又はコンプスタチン類似体内のアミノ酸又は類似体の位置を指す場合、位置は、1(コンプスタチン内のIle)から13(コンプスタチン内のThr)まで番号が付けられる。例えば、GIy残基は、「8位」を占有する。本発明のコンプスタチン類似体ペプチドを説明するのに用いられる「C(1)」は、コンプスタチン類似体内の各システイン残基間のジスルフィド結合を表す。
【0139】
用語「薬学的に活性な」及び「生物学的に活性な」は、C3又はその断片に結合して補体活性化を阻害する、本発明の化合物の能力を指す。コンプスタチン類似体の生物活性は、本明細書中でより詳細に記載されるように、当技術分野において認識されているいくつかのアッセイの1つ以上によって測定され得る。
【0140】
本明細書中で用いられる「L-アミノ酸」は、タンパク質中に通常存在する、天然に存在する左旋性アルファ-アミノ酸又はそのアルファ-アミノ酸のアルキルエステルのいずれかを指す。用語「D-アミノ酸」は、右旋性アルファ-アミノ酸を指す。特に明記しない限り、本明細書中で言及される全てのアミノ酸は、L-アミノ酸である。
【0141】
「疎水性の」又は「非極性の」は、本明細書中で同義的に用いられており、双極子によって特徴付けられない分子間相互作用又は分子内相互作用のいずれかに言及する。
【0142】
本明細書中で用いられる「薬学的に許容される塩」は、開示される化合物の誘導体を指し、親化合物が、その酸性塩又は塩基性塩を形成することによって修飾される。薬学的に許容される塩の例として、以下に限定されないが、アミン等の塩基性残基の鉱酸塩又は有機酸塩;及びカルボン酸等の酸性残基のアルカリ塩又は有機塩が挙げられる。従って、用語「酸付加塩」は、酸の付加によって調製された親化合物の対応する塩誘導体を指す。薬学的に許容される塩として、例えば無機酸又は有機酸から形成される、親化合物の従来の塩又は四級アンモニウム塩が挙げられる。例えば、そのような従来の塩として、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸及び硝酸に由来するもの;並びに有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パモ酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2-アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュウ酸及びイセチオン酸から調製される塩が挙げられるが、これらに限定されない。本発明の特定の酸性化合物又は塩基性化合物は、双性イオンとして存在し得る。遊離酸、遊離塩基及び双性イオンが挙げられる化合物の全ての形態は、本発明の範囲内であることが意図される。
【0143】
コンプスタチン類似体
Ac-コンプスタチン(N末端アセチル化13アミノ酸ペプチド)が、C3に結合して、C3転換酵素媒介切断を妨げることが知られている。ファージ提示によるその発見以降、生物活性が増大した類似体を見出そうとして、13アミノ酸Ac-コンプスタチン配列への修飾が実行されてきた。しかしながら、2位及び12位の2つのシステイン残基間のコア配列において、アラニンスキャニング実験は以前に、生物活性の大きくない向上のみを示す類似体を生成し、少数の修飾のみが寛容性である。修飾は、4位のバリンをトリプトファン又はトリプトファン類似体に変えること(これは、生物活性の増大に至る)及び位置9のヒスチジンを、アラニン又はその類似体に変えることを含む。
【0144】
特に、3位においてバリン残基に修飾を導入して、グリシン、アラニン、D-バリン又はロイシンで置換する以前の試みは、生物活性の低下に至ることが示されている。これらの先行技術の発見と対照的に、本発明者らは、驚くべきことに、以下の実施例において示されるように、バリンの、イソロイシンへの変化は十分に寛容性であり、生物活性の向上を実現することを見出した。
【0145】
特定のいかなる理論によっても拘束されることを望むものではないが、本発明者らは、この修飾が、コア配列内の1つ以上の極性のある又は電荷を有するアミノ酸の導入と組み合わされ得、且つ可溶化するコンプスタチンペプチドの能力を増大させるアプローチとして用いられ得ることを論じた。最初に、9位のグルタミン酸又はセリンが、バリン3と組み合わされて、参照配列4W9Aと比較して、活性の低下に至った。しかしながら、これらの変化が、3位でのイソロイシンの導入と組み合わされた場合、生物活性の驚くべき増大は、特に3位のイソロイシン及び9位のグルタミン酸の組合せについて観察された。この観察は、表面プラスモン共鳴(SPR)によって測定される、C3への結合の向上と相関する。表7及び表8参照。
【0146】
これらの発見を確認するさらなる一連の実験において、9位にグルタミン酸を有するコンプスタチンペプチドは、3位において、イソロイシンへの「保存的」置換と通常考えられる様々な置換と組み合わされると、ここでも、3位にイソロイシンを有するペプチドは、最も活性があることが示される。
【0147】
まとめると、これらの実験は、3位でのバリン残基の、イソロイシンによる置換が、驚くべきことに、生物活性が増大し、且つC3への結合が向上したコンプスタチンペプチドを提供することを示している。さらに、実験は、驚くべきことに、これらの変化を、コンプスタチン類似体のコア配列内の他の修飾並びに例えばコンプスタチンペプチドの溶解性を例えばより高い濃度において向上させるためのN末端配列及びC末端配列の付加と容易に組み合わせ得ることを実証する。
【0148】
また、「Cp40」と称される、さらに以前の当技術分野の化合物(Qu et al.,Immunobiology 2013,281(4):496-505;この論文において「ペプチド14」とも称される)の3位のバリンの代わりにイソロイシンを導入すると、SPRによって測定して、C3への結合親和性が増大した。
【0149】
あらゆる実施形態において、X1は、Y、I又はFであり得る。あらゆる実施形態において、X4は、W、V、1-Nal、2-Nal又は1-Me-Trpであり得る。あらゆる実施形態において、X6は、E又はDであり得る。あらゆる実施形態において、X9は、A、E、D、K又はSであり得る。あらゆる実施形態において、X13は、T、S、E、I、Sar、K又はGであり得る。あらゆる実施形態において、X13は、T、I、S、E、K又はSarであり得る。あらゆる実施形態において、X13は、T、S、E又はSarであり得る。
【0150】
親油性置換基
コンプスタチン類似体は、Φと指定される親油性基を有し得る。
【0151】
親油性基は、分子のN末端及び/又はC末端に共有結合され得、すなわち、Y1は、(H又はAcの代わりに)Φであり得、且つ/又はY2は、(OH又はNH2の代わりに)Φであり得る。
【0152】
加えて又は代わりに、親油性基は、類似体内のアミノ酸残基の側鎖に共有結合され得る。残基は、分子のR1、R2又はコンプスタチン類似体部分X1~X13の一部であり得る。
【0153】
親油性基Φは典型的に、アシル基を介して結合されている。従って、修飾は、アシル化と称され得るが、脂質化と称することもできる。
【0154】
親油性基は、本明細書中でZ1と称される、脂肪酸に由来する長鎖アルキレン基を含み、親油性置換基と称される。理論によって拘束されることを望むものではないが、親油性置換基は、血流中で血漿タンパク質(例えば、アルブミン)に結合するため、本発明に関連して使用される化合物を酵素的分解から遮蔽することにより、化合物の半減期を増強すると考えられる。また、親油性置換基は、化合物の効力を調節し得る。
【0155】
Z1は、本明細書中で定義されるように、(R1及びR2伸長部を含むか又はY1としての)アミノ酸配列に直接結合され得るか、又はスペーサーZ2を介して結合され得る。
【0156】
換言すると、Φは、Z1-又はZ1-Z2-であり得る。
【0157】
Y1がΦである場合、Φは、好ましくは、Z1-である。
【0158】
親油性基Φがアミノ酸側鎖に連結されている場合(すなわちY1が水素又はAcである場合)、Φは、好ましくは、Z1-Z2-であり得る。
【0159】
特定の実施形態において、1つのアミノ酸側鎖のみが、親油性置換基にコンジュゲートされている。他の実施形態において、2つのアミノ酸側鎖がそれぞれ親油性置換基にコンジュゲートされている。さらなる実施形態において、3つ以上のアミノ酸側鎖がそれぞれ親油性置換基にコンジュゲートされている。化合物が2つ以上の親油性置換基を含有する場合、これらは、同じ置換基又は異なる置換基であり得る。
【0160】
特定の実施形態において、1つの親油性基Φのみが、分子内に存在する。
【0161】
用語「コンジュゲートされている」は、本明細書で、ある識別可能な化学部分の、別の識別可能な化学部分への共有結合及びその部分間の構造的関係を説明するのに用いられる。特定のあらゆる合成方法を包含するととられるべきでない。存在する場合、1つ以上のスペーサーZ2が用いられて、化合物と親油性置換基Z1間の間隔を提供する。
【0162】
親油性置換基は、N末端窒素若しくはアミノ酸側鎖に、又はエステル、スルホニルエステル、チオエステル、アミド若しくはスルホンアミドを介してスペーサーに結合され得る。従って、親油性置換基が、エステル、スルホニルエステル、チオエステル、アミド又はスルホンアミドの一部を形成するアシル基、スルホニル基、N原子、O原子又はS原子を含み得ることが理解されるであろう。
【0163】
適切には、親油性置換基内のアシル基が、N末端窒素、又はアミノ酸側鎖、又はスペーサーと共に、アミド又はエステルの一部を形成する。親油性置換基は、10~24個の炭素(C)原子、例えば10~22個のC原子、例えば10~20個のC原子を有する炭化水素鎖を含み得る。好ましくは、炭化水素鎖は、少なくとも11個のC原子を有し、好ましくは18個以下のC原子を有する。例えば、炭化水素鎖は、12、13、14、15、16、17又は18個の炭素原子を含有し得る。炭化水素鎖は、直鎖状又は分枝状であり得、且つ飽和又は不飽和であり得る。
【0164】
炭化水素鎖は、例えば、以下で示されるように、その全長内にフェニレン部分又はピペラジニレン部分を組み込み得る(式中、---は、鎖内の結合点を表す)。これらの基は、鎖長内の4つの炭素原子として「カウント」されるべきである。
【化5】
【0165】
先の考察から、炭化水素鎖は、アミノ酸側鎖又はスペーサーへの結合部分を形成する部分、例えばアシル基、スルホニル基、N原子、O原子又はS原子で置換され得ることが理解されるであろう。最も好ましくは、炭化水素鎖は、アシル基で置換されており、従って、炭化水素鎖は、アルカノイル基、例えばドデカノイル、2-ブチルオクタノイル、テトラデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデカノイル、オクタデカノイル又はエイコサノイル基の一部であり得る。代わりに、Z1基は、式HOOC-(CH2)12~22-COOHの長鎖飽和α,ω-ジカルボン酸に由来し、好ましくは脂肪族鎖内に偶数の炭素原子を有する長鎖飽和α,ω-ジカルボン酸に由来する。
【0166】
換言すると、Z1は、A-C12~22アルキレン-(CO)-であり得、式中、Aは、H又は-COOHであり、アルキレンは、直鎖状又は分枝状であり得、且つ飽和又は不飽和であり得、且つ任意選択的に、その全長内にフェニレン部分又はピペラジニレン部分を組み込み得る。
【0167】
例えば、Z1は、以下の通りであり得る:
ドデカノイル、すなわちH-(CH2)11-(CO)-;
テトラデカノイル、すなわちH-(CH2)13-(CO)-;
ヘキサデカノイル、すなわちH-(CH2)15-(CO)-;
13-カルボキシトリデカノイル、すなわちHOOC-(CH2)12-(CO)-;
15-カルボキシペンタデカノイル、すなわちHOOC-(CH2)14-(CO)-;
17-カルボキシヘプタデカノイル、すなわちHOOC-(CH2)16-(CO)-;
19-カルボキシノナデカノイル、すなわちHOOC-(CH2)18-(CO)-;又は
21-カルボキシヘンエイコサノイル、すなわちHOOC-(CH2)20-(CO)-。
【0168】
存在する場合、カルボン酸は、バイオアイソスター、ホスファート又はスルホナートによって置換され得る。カルボン酸に適したバイオアイソスターが当技術分野において知られており、テトラゾール、アシルスルホンアミド、アシルヒドロキシルアミン及びスクアリン酸誘導体が挙げられる。
【0169】
上記のように、親油性置換基Z1は、1つ以上のスペーサーZ2によってアミノ酸側鎖又はN末端窒素にコンジュゲートされ得る。
【0170】
存在する場合、スペーサーは、親油性置換基及びアミノ酸側鎖又はN末端窒素に結合されている。スペーサーは、エステル、スルホニルエステル、チオエステル、アミド又はスルホンアミドによって独立して、親油性置換基及びアミノ酸側鎖に結合されている。従って、スペーサーは、アシル、スルホニル、N原子、O原子又はS原子から独立して選択される2つの部分を含み得る。スペーサーは、直鎖状C1~10炭化水素鎖、より好ましくは直鎖状C1~5炭化水素鎖からなり得る。さらに、スペーサーは、C1~6アルキル、C1~6アルキルアミン、C1~6アルキルヒドロキシ及びC1~6アルキルカルボキシから選択される1つ以上の置換基で置換することができる。
【0171】
スペーサーは、例えば、天然に存在するか又は非天然のあらゆるアミノ酸の残基であり得る。例えば、スペーサーは、Gly、Pro、Ala、Val、Leu、Ile、Met、Cys、Phe、Tyr、Trp、His、Lys、Arg、Gln、Asn、Glu、Asp、γ-Glu、β-Asp、ε-Lys、Asp、Ser、Thr、Dapa、Gaba、Aib、β-Ala(すなわち3-アミノプロパノイル)、4-アミノブタノイル、5-アミノペンタノイル、6-アミノヘキサノイル、7-アミノヘプタノイル、8-アミノオクタノイル、9-アミノノナノイル、10-アミノデカノイル、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタノイルの残基であり得る。特定の実施形態において、スペーサーは、Glu、γ-Glu、ε-Lys、β-Ala(すなわち3-アミノプロパノイル)、4-アミノブタノイル、8-アミノオクタノイル若しくは8-アミノ-3,6-ジオキサオクタノイル(Peg3)、11-アミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン酸(Peg4)又は(ピペラジン-1-イル)-カルボン酸の残基である。本発明において、γGlu及びisoGluは、互換的に用いられる。
【0172】
Z2は、適切には、γGlu、βAsp,D、E、K、Orn、S、T、A、βAla、G、P、V、L、I、Y、Q、N、Dapa、Gaba若しくはAib又はその対応するD形態、5-アミノペンタノイル、6-アミノヘキサノイル、7-アミノヘプタノイル、8-アミノオクタノイル、9-アミノノナノイル及び10-アミノデカノイル、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸(Peg3)、11-アミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン酸(Peg4)或いは(ピペラジン-1-イル)-カルボン酸から選択される化合物の1~6つの残基の配列である。
【0173】
例えば、Z2は、以下であり得るか又は以下を含み得る:
[γGlu];
[γGlu][Peg3][Peg3]-;
[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3];
[γGlu]-G-[γGlu];
[γGlu]-K-[γGlu];
[γGlu]-KG-[γGlu];又は
[γGlu]-G-[Peg3][γGlu][Peg3]。
【0174】
Z2は、適切には、両側においてアミド結合によって結合されている。適切な他の結合が同程度の原子置換に用いられ得;例えば、スルフィンアミド、スルホンアミド若しくはエステル結合又はアミノ、エーテル若しくはチオエーテル結合が想定される。
【0175】
換言すると、一部の態様において、親油性基Φは、Z1-又はZ1-Z2-であり;式中、
Z1は、A-C12~22アルキレン-(CO)-であり;
Aは、H又は-COOHであり、アルキレンは、直鎖状又は分枝状であり得、且つ飽和又は不飽和であり得、且つ任意選択的に、その全長内にフェニレン部分又はピペラジニレン部分を組み込み得;及び
Z2は、γ-Glu、βAsp、D、E、K、Orn、S、T、A、β-Ala、G、P、V、L、I、Y、Q、N、Dapa、Gaba若しくはAib又はその対応するD形態、5-アミノペンタノイル、6-アミノヘキサノイル、7-アミノヘプタノイル、8-アミノオクタノイル、9-アミノノナノイル及び10-アミノデカノイル、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸(Peg3)、11-アミノ-3,6,9-トリオキサウンデカン酸(Peg4)又は(ピペラジン-1-イル)-カルボン酸から選択される化合物の1~6つの残基の配列、例えば、
[Glu]、
[γGlu][Peg3][Peg3]-;
[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3];
[γGlu]-G-[γGlu];
[γGlu)-K-[γGlu];
[γGlu]-KG-[γGlu];及び
[γGlu]-G-[Peg3][γGlu][Peg3]
から選択されるリンカーである。
【0176】
親油性置換基がコンジュゲートしているアミノ酸側鎖は典型的に、エステル、スルホニルエステル、チオエステル、アミド又はスルホンアミドを、スペーサー又は親油性置換基と共に形成するための、カルボキシ、ヒドロキシル、チオール、アミド又はアミン基を含む。アミド結合が特に好ましい場合があるため、アミノ酸は、その側鎖内にアミン基を有するあらゆるアミノ酸であり得るが、他の官能基を有する側鎖が意図されることも明らかであろう。従って、アミノ酸側鎖は、Glu、Lys、Ser、Cys、Dbu、Dpr又はOrn残基の側鎖であり得る。例えば、アミノ酸側鎖は、Lys、Glu又はCys残基の側鎖であり得る。2つ以上の側鎖が親油性置換基を有する場合、親油性置換基は、その残基から独立して選択され得る。
【0177】
典型的には、アミノ酸側鎖は、Lys残基の側鎖である。
【0178】
親油性部分Z
1及びスペーサーZ
2を含む親油性置換基の例が、以下の式に示されている。
【化6】
ここで、Lys残基の側鎖は、γGluスペーサー(Z
2)にアミド結合を介して共有結合されている。ヘキサデカノイル基(Z
1)は、γGluスペーサーにアミド結合を介して共有結合されている。Lys残基にコンジュゲートされている、親油性部分及びスペーサーのこの組合せは、例えば、具体的な化合物の式において示される場合、短縮形表記K(ヘキサデカノイル-γGlu)によって称され得る。また、γGluは、isoGluと称することができ、ヘキサデカノイル基はパルミトイル基と称することができる。従って、表記(ヘキサデカノイル-γGlu)は、例えば、国際出願PCT/英国特許出願公開第2008/004121号明細書に用いられる表記(isoGlu(Palm))又は(isoGlu(パルミトイル))に等しいことが明らかとなるであろう。
【0179】
代わりのZ
1基は、以下に例示される式HOOC-(CH
2)
12~22-COOHの長鎖飽和α,ω-ジカルボン酸に由来する。
【化7】
ここで、Lys残基の側鎖は、アミド結合を介してγGluスペーサー(Z
2)に共有結合されている。15-カルボキシペンタデカノイル基(Z
1)は、アミド結合を介してγGluスペーサーに共有結合されている。Lys残基にコンジュゲートされている、親油性部分及びスペーサーのこの組合せは、例えば、具体的な化合物の式において示される場合、短縮形表記K(15-カルボキシペンタデカノイル-γ-Glu)によって称され得る。また、γGluは、isoGluと称することができる。
【0180】
特定の好ましいΦ基(Z1-及びZ1-Z2-)として、以下が挙げられる:
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル];
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]、
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3];
[19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3];
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル][(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]K[γGlu];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3];
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル];
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]
[19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu];及び
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3]。
【0181】
Φ基(Z
1-及びZ
1-Z
2-)の例となる構造を以下に示しており、波線は、ペプチドへの(アミノ酸側鎖、N末端窒素又はC末端炭素への)結合を示す。
[19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu]:
【化8】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]:
【化9】
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-:
【化10】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-:
【化11】
[(15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3]:
【化12】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]:
【化13】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3]:
【化14】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu]:
【化15】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]K[γGlu]:
【化16】
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3]:
【化17】
【0182】
当業者であれば、本発明に関連して使用される化合物を調製するのに適切な技術を十分に認識するであろう。適切な化学の例について、参照によって本明細書中に組み込まれる国際公開第98/08871号パンフレット、国際公開第00/55184号パンフレット、国際公開第00/55119号パンフレット、Madsen et al.,J.Med.Chem.50:6126-32(2007)及びKnudsen et al.,J.Med Chem.43:1664-1669(2000)参照。
【0183】
一部の実施形態において、コンプスタチン類似体は、コンプスタチン様配列の1、3、4、5、6、7、8、9、10、11又は13位に対応する位置、すなわち位置X1~X13の1つ以上のアミノ酸にコンジュゲートされている、先に記載される親油性基Φを有する。
【0184】
特定の実施形態において、コンプスタチン類似体は、位置X1、X11若しくはX13に対応する位置の1つ以上のアミノ酸に、又はR1若しくはR2内のアミノ酸に、又は基Y1としてのN末端においてコンジュゲートされている、先に記載される親油性置換基を有する。
【0185】
ペプチドのC末端アシル化又は脂質化について、十分に確立されたコンジュゲーション戦略が開発されている。例えば、そのようなコンジュゲーションは、クリック化学(すなわちCu(I)によって触媒される双直交型アジド-アルキンコンジュゲーション反応)又はペプチド化学の当業者に知られている他のコンジュゲーション戦略によって実行することができる。
【0186】
コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
I-X2-IWQDWGAHR-X12-T
I-X2-IWQDWGEHR-X12-T
ESSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-T
I-X2-I[1MeTrp]QDWGEHR-X12-T
I-X2-IWQDWGKHR-X12-T
I-X2-IWQDWGSHR-X12-T
I-X2-IWQKWGEHR-X12-T
I-X2-IWQKWGAHR-X12-TGAES
Y-X2-IWQDWGEHR-X12-T
ESSAY-X2-IWQDWGEHR-X12-T
[Sar]-X2-IWQDWGEHR-X12-T
I-X2-IWQDWGAHR-X12-E
I-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]
ESSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TGAES
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TGAES
I-X2-IWQEWGEHR-X12-T
I-X2-IWQDWGDHR-X12-T
I-X2-IWQDWGRHR-X12-T
I-X2-IWQDWGAHS-X12-T
I-X2-IWQDWGEHS-X12-T
I-X2-IWQDWGEHR-X12-S
I-X2-IWQDWGEHR-X12-E
F-X2-IWQDWGEHR-X12-T
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGE
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TEA
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TE
I-X2-IWQDWGEHR-X12-EGE
EGSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]E
EGSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-T
EGEI-X2-IWQDWGEHR-X12-T
ESEI-X2-IWQDWGEHR-X12-T
SEI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEA
EI-X2-IWQDWGEHR-X12-TE
EI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGE
EGEI-X2-IWQDWGEHR-X12-EGE
ESEI-X2-IWQDWGEHR-X12-EGE
KEKI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEKE
EKGI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEKP
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGK
GSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]E
SAI-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]E
SAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEG
F-X2-IWQDWGEHR-X12-TGAE
EGSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]EGE
EGSAF-X2-IWQDWGEHR-X12-[Sar]E
ESSAI-X2-IWQDWGAHR-X12-T
I-X2-IWQDWGAHR-X12-TGAES
{d}YI-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHR-X12-[N-Me-Ile]
EGSAI-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E
EGSAI-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-[Sar]E
I-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES
I-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-TGAES
EGSAF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E
EGSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TE
EGSAF-X2-I[1-Nal]QDWGEHR-X12-TE
EGSAF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TE
EGSAF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-EGE
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TE
EGSAF-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-TE
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES
F-X2-I[1-Nal]QDWGEHR-X12-TGAES
F-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-TGAES
Y-X2-I[2-Nal]QDWGEHR-X12-TGAES
Y-X2-IWQDWGEHR-X12-TGAES
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEAGS
Y-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TESGA
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]E
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA
F-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-TGAES
{d}YF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-TGAES
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]GAES
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar]EA
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-TEA
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar]E
EF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA
SE[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA
SE[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEA
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EA
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-SEA
EF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-ES
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHK-X12-[Sar]EA
GEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA
GE[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEA
SE[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-TEA
SE[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EA
{d}Y[Sar]-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEA。
式中、X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基である。
【0187】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)I[1MeTrp]QDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGKHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGSHRA(1)T
IhC(1)IWQKWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES
YhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAYhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
[Sar]hC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)E
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)IWQEWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGDHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGRHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHSA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHSA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)S
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)E
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T
SEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
KEKIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE
EKGIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK
GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG
FhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE
EGSAFhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
ESSAIhC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IhC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES
{d}YIhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E
IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
IhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
FhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
FhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS
YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
{d}YFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRa(1)[Sar]E
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
GE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA
SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA。
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0188】
コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)I[1MeTrp]QDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGKHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGSHRhC(1)T
IA(1)IWQKWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQKWGAHRhC(1)TGAES
YA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESSAYA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
[Sar]A(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)E
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)IWQEWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGDHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGRHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHShC(1)T
IA(1)IWQDWGEHShC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)S
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)E
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T
SEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA
EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE
EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE
KEKIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKE
EKGIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKP
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGK
GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG
FA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAE
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]EGE
EGSAFA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E
ESSAIA(1)IWQDWGAHRhC(1)T
IA(1)IWQDWGAHRhC(1)TGAES
{d}YIA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRhC(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
IA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE
EGSAFA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TE
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
FA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
FA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEAGS
YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TESGA
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]E
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES
{d}YFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]GAES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TEA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)SEA
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)ES
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKhC(1)[Sar]EA
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA
GE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)TEA
SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA。
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0189】
コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
IC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)I[1MeTrp]QDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGKHRA(1)T
IC(1)IWQDWGSHRA(1)T
IC(1)IWQKWGEHRA(1)T
IC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES
YC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESSAYC(1)IWQDWGEHRA(1)T
[Sar]C(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHRA(1)E
IC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)IWQEWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGDHRA(1)T
IC(1)IWQDWGRHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHSA(1)T
IC(1)IWQDWGEHSA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)S
IC(1)IWQDWGEHRA(1)E
FC(1)IWQDWGEHRA(1)T
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
IC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T
SEIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA
EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE
EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE
KEKIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE
EKGIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK
GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG
FC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE
EGSAFC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E
ESSAIC(1)IWQDWGAHRA(1)T
IC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES
{d}YIC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)-[N-Me-Ile]
EGSAIC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E
IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
IC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE
EGSAFC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
FC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
FC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS
YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
{d}YFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA
GE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA
SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA
{d}Y[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA。
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する。
【0190】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGKHRA(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGSHRA(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IhC(1)IWQKWGEHRA(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IhC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]hC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IhC(1)IWQEWGEHRA(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGDHRA(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGRHRA(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHSA(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHSA(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIhC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIhC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YhC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YhC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物67及び151の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]hC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)。
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0191】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGKHRhC(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGSHRhC(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IA(1)IWQKWGEHRhC(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IA(1)IWQKWGAHRhC(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]A(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IA(1)IWQEWGEHRhC(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGDHRhC(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGRHRhC(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHShC(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHShC(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIA(1)IWQDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFA(1)IWQDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIA(1)IWQDWGAHRhC(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGAHRhC(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRhC(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YA(1)I[2-Nal]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YA(1)IWQDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-NH2(化合物151;化合物67の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]A(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)。
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0192】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物1の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物2の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物3の類似体)
Ac-IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)T-NH2(化合物4の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGKHRA(1)T-NH2(化合物5の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGSHRA(1)T-NH2(化合物6の類似体)
Ac-IC(1)IWQKWGEHRA(1)T-NH2(化合物7の類似体)
Ac-IC(1)IWQKWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物8の類似体)
Ac-YC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物9の類似体)
Ac-ESSAYC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物10の類似体)
Ac-[Sar]C(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物11の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)E-NH2(化合物12の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]-NH2(化合物13の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物14の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物15の類似体)
Ac-IC(1)IWQEWGEHRA(1)T-NH2(化合物16の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGDHRA(1)T-NH2(化合物17の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGRHRA(1)T-NH2(化合物18の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHSA(1)T-NH2(化合物19の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHSA(1)T-NH2(化合物20の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)S-NH2(化合物21の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)E-NH2(化合物22の類似体)
Ac-FC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物23の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物24の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物25の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物26の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物27の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物28の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物29の類似体)
Ac-EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物30の類似体)
Ac-ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)T-NH2(化合物31の類似体)
Ac-SEIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物32の類似体)
Ac-EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物33の類似体)
Ac-EIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物34の類似体)
Ac-EGEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物35の類似体)
Ac-ESEIC(1)IWQDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物36の類似体)
Ac-KEKIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKE-NH2(化合物37の類似体)
Ac-EKGIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEKP-NH2(化合物38の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGK-NH2(化合物39の類似体)
Ac-GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物40の類似体)
Ac-SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物41の類似体)
Ac-SAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-NH2(化合物42の類似体)
Ac-FC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAE-NH2(化合物43の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]EGE-NH2(化合物44の類似体)
Ac-EGSAFC(1)IWQDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物45の類似体)
Ac-ESSAIC(1)IWQDWGAHRA(1)T-NH2(化合物46の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGAHRA(1)TGAES-NH2(化合物47の類似体)
H-{d}YIC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]AHRA(1)[N-Me-Ile]-NH2(化合物48の類似体)
Ac-EGSAIC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物49の類似体)
Ac-EGSAIC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物50の類似体)
Ac-IC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物51の類似体)
Ac-IC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物52の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物53の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物54の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物55の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物56の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物57の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-NH2(化合物58の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物59の類似体)
Ac-EGSAFC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TE-NH2(化合物60の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物61の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物62の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物63の類似体)
Ac-FC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物64の類似体)
Ac-YC(1)I[2-Nal]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物65の類似体)
Ac-YC(1)IWQDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物66の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-NH2(化合物67及び151の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEAGS-NH2(化合物68の類似体)
Ac-YC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TESGA-NH2(化合物69の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物70の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物71の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物72の類似体)
H-{d}YFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TGAES-NH2(化合物73の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]GAES-NH2(化合物74の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物75の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物76の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物77の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物78の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物79の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物80の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物81の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物82の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物83の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)SEA-NH2(化合物84の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)ES-NH2(化合物85の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHKA(1)[Sar]EA-NH2(化合物86の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物87の類似体)
Ac-GE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物88の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)TEA-NH2(化合物89の類似体)
Ac-SE[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA-NH2(化合物90の類似体)
H-{d}Y[Sar]C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEA-NH2(化合物91の類似体)。
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する。
【0193】
代わりに、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
[K*]GSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGE(化合物100の類似体)
ASGEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE-[K*](化合物113の類似体)
EF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-EGE-[K*](化合物134及び161の類似体)
EGSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEG[K*](化合物101の類似体)
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]-X12-[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EG-[K*](化合物104の類似体)
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE-[K*](化合物109の類似体)
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGK-[K*](化合物110の類似体)
EGSAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EK[γGlu]-[K*](化合物111及び159の類似体)
F-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES-[K*](化合物102の類似体)
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TEG-[K*](化合物92の類似体)
I-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGE-[K*](化合物94の類似体)
SAY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E-[K*](化合物105の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGA-[K*](化合物119及び154の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物123、146及び152の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGEGGG-[K*](化合物129の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3]-[K*](化合物138の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物140の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物127及び160の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGESES-[K*](化合物139の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*](化合物132の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*](化合物136の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*](化合物137の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEGEGGG-[K*](化合物130及び157の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEGE[Peg3]ES-[K*](化合物142、148、163及び165の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物126及び156の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TEK[γGlu]GGG-[K*](化合物133の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-TGAES-[K*](化合物135の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EGA-[K*](化合物120の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物124、153及び167の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGA-[K*](化合物112の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物117の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE-[K*](化合物114の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHR-X12-[Sar]EK[γGlu]A-[K*](化合物121の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EGA-[K*](化合物122の類似体)
SEY-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物125の類似体)
EGSEY-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAI-X2-IWQDWGEHR-X12-TEGE(化合物99の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*](化合物143の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*](化合物144、147、162及び164の類似体)
EF-X2-I[1-Me-Trp]QDWGEHR-X12-[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物145の類似体)
GEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物149の類似体)
SEF-X2-I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHR-X12-[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物150及び166の類似体)
GEF-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物155の類似体)
EF-X2-I[1-Me-Trp]QEWGEHR-X12-[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物158の類似体)。
式中、X2及びX12は、残基であって、その側鎖がチオエーテル結合によって連結されている残基であり;
*は、アミノ酸残基が、その側鎖に共有結合されている親油性基Φを有することを示す。
【0194】
代わりに、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
[K*]GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物113の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K*](化合物134及び161の類似体)
EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG[K*](化合物101の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K*](化合物104の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物109の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K*](化合物110の類似体)
EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*](化合物111及び159の類似体)
FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*](化合物102の類似体)
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*](化合物92の類似体)
IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K*](化合物94の類似体)
SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K*](化合物105の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物119及び154の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物152;化合物123及び146の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K*](化合物129の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*](化合物138の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物140の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物127及び160の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K*](化合物139の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*](化合物132の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*](化合物136の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*](化合物137の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K*](化合物130及び157の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-[K*](化合物165;化合物142、148及び163の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物126及び156の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K*](化合物133の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*](化合物135の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物120の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物167;化合物124及び153の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物112の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物117の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物114の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*](化合物121の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物122の類似体)
SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物125の類似体)
EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*](化合物143の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*](化合物164;化合物144、147及び162の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物145の類似体)
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物149の類似体)
SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物166;化合物150の類似体)
GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物155の類似体)
EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物158の類似体)。
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0195】
代わりに、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
[K*]GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*](化合物113の類似体)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-[K*](化合物161;化合物134の類似体)
EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG[K*](化合物101の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]hC(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-[K*](化合物104の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*](化合物109の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-[K*](化合物110の類似体)
EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*](化合物159;化合物111の類似体)
FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K*](化合物102の類似体)
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K*](化合物92の類似体)
IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-[K*](化合物94の類似体)
SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-[K*](化合物105の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*](化合物154;化合物119の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物146;化合物123、152の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-[K*](化合物129の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*](化合物138の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物140の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物160;化合物127の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-[K*](化合物139の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*](化合物132の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*](化合物136の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*](化合物137の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-[K*](化合物157;化合物130の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-[K*](化合物148及び163;化合物142及び165の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物156;化合物126の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-[K*](化合物133の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K*](化合物135の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*](化合物120の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物153;化合物124及び167の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*](化合物112の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物117の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*](化合物114の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*](化合物121の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*](化合物122の類似体)
SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物125の類似体)
EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*](化合物143の類似体)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*](化合物147及び162;化合物144及び164の類似体)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物145の類似体)
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物149)
SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物150;化合物166の類似体)
GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物155)
EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物158)。
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0196】
代わりに、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
[K*]GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物100の類似体)
ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物113の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K*](化合物134、161の類似体)
EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG[K*](化合物101の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar]E(化合物103の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K*](化合物104の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物109の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K*](化合物110の類似体)
EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*](化合物111、159の類似体)
FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*](化合物102の類似体)
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*](化合物92の類似体)
IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K*](化合物94の類似体)
SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K*](化合物105の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物119、154の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物123、146及び152の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K*](化合物129の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*](化合物138の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物140の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物127、160の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K*](化合物139の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*](化合物132の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*](化合物136の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*](化合物137の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K*](化合物130、157の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-[K*](化合物142、148、163、165の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物126、156の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K*](化合物133の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*](化合物135の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物120の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物124、153、157の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物112の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物117の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*](化合物114の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*](化合物121の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*](化合物122の類似体)
SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物125の類似体)
EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E(化合物107の類似体)
ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE(化合物99の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*](化合物143の類似体)
SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*](化合物144、147、162、164の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物145の類似体)
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*](化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物150、166の類似体)
GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*](化合物155の類似体)
EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*](化合物158の類似体)。
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する。
【0197】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
Ac-[K*]GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K*]-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*]-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物152;化合物123、146の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物127、128、160の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K*]-NH2(化合物130、131、157の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物165;化合物142、148の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物167;化合物124、153の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物164;化合物144、147の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-OH(化合物162の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物166;化合物150の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物158の類似体)。
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0198】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
Ac-[K*]GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-[K*]-NH2(化合物161;化合物134の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]hC(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-[K*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-[K*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*]-NH2(化合物159;化合物111の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-[K*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-[K*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-[K*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物154;化合物119の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物146;化合物123、152の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-[K*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物160;化合物127、128の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-[K*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-[K*]-NH2(化合物157;化合物130、131の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物148;化合物142、165の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-OH(化合物163)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物156;化合物126の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物153;化合物124、167の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物147;化合物144、164の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-OH(化合物162)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物149)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物150;化合物166の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物155)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物158)。
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0199】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下の配列の1つを含み得る:
Ac-[K*]GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物113の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-[K*]-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*]-NH2(化合物101の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH[K*]A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-[K*]-NH2(化合物104の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-[K*]-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]-[K*]-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物102の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-[K*]-NH2(化合物92、93、95、96、98の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-[K*]-NH2(化合物94、97の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-[K*]-NH2(化合物105、106の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物123、146及び152の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-[K*]-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-[K*]-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物127、128、160の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-[K*]-NH2(化合物139、141の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-[K*]-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-[K*]-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-[K*]-NH2(化合物130、131、157の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物142、148、165の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物163の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE-[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-[K*]-NH2(化合物133の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-[K*]-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物124、153、167の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物112、118の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-[K*]-NH2(化合物114、115、116の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-[K*]-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-[K*]-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物125の類似体)
Φ-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107、108の類似体)
Φ-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物144、147、164の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-[K*]-OH(化合物162の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物150、166の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-[K*]-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-[K*]-NH2(化合物158の類似体)。
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する。
【0200】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIhC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物152;化合物123及び146の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物167;化合物124、153の類似体)
Ac-SEYhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物127、160の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物130、157の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物165;化合物142及び148の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物164;化合物144及び147の類似体)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-OH(化合物162の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149)
Ac-SEFhC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物166;化合物150の類似体)
Ac-GEFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFhC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158の類似体)。
式中、hC(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0201】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIA(1)IWQDWGEHRhC(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-hC(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物159;化合物111の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物154;化合物119の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物146;化合物123、152の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物153;化合物124、167の類似体)
Ac-SEYA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物156;化合物126の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物160;化合物127の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物157;化合物130の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRhC(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRhC(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物161;化合物134の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物148;化合物142、165の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物147;化合物144、164の類似体)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-OH(化合物162)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149)
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物150;化合物166の類似体)
Ac-GEFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155)
Ac-EFA(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRhC(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158)。
式中、A(1)及びhC(1)と称される残基の側鎖は、シスタチオニン架橋を形成する。
【0202】
例えば、コンプスタチン類似体は、以下であり得る:
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物92の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物93の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物94の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K((15-カルボキシ-ペンタデカノイル)-[(ピペラジン-1-イル)-アセチル][Peg3][Peg3])-NH2(化合物95の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物96の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物97の類似体)
Ac-IC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物98の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-ESSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物99の類似体)
Ac-[K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])]-GSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEGE-NH2(化合物100の類似体)
Ac-EGSAIC(1)IWQDWGEHRA(1)TEG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物101の類似体)
Ac-FC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物102の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEH-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-A(1)[Sar]E-NH2(化合物103の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu][Peg3][Peg3])-NH2(化合物104の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]KG[γGlu])-NH2(化合物105の類似体)
Ac-SAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物106の類似体)
[15-カルボキシ-ペンタデカノイル]-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物107の類似体)
[17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-EGSEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]E-NH2(化合物108の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物109の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物110の類似体)
Ac-EGSAYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EK([γGlu]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu](peg3)(peg3))-NH2(化合物111、159の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物112の類似体)
Ac-ASGEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物113の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物114の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGK-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物115の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-K[γGlu])-NH2(化合物116の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物117の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物118の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物119、154の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物120の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEW[Sar]EHRA(1)[Sar]EK[γGlu]A-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物121の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2(化合物122の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物123、146及び152の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物124、153、167の類似体)
Ac-SEYC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物125の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル)[γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物126、156の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]-EGE-[Peg3][Peg3]-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物127、160の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([19-カルボキシ-ノナデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物128の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物129の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物130、157の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)TEGEGGG-K([15-カルボキシ-ペンタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物131の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]-QDWGEHRA(1)[Sar]EK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物132の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEK[γGlu]GGG-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物133の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)EGE-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物134、161の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TGAES-K([15-カルボキシ-ヘキサデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物135の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]-G[γGlu])-NH2(化合物136の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[8-アミノオクタノイル]E-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu]])-NH2(化合物137の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物138の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物139の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル]-[γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物140の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGESES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物141の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-NH2(化合物142、148、165の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)TEGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu])-OH(化合物163の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物143の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物144、147、164の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]E[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物162の類似体)
Ac-EF[C(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物145の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EAE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物149の類似体)
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDW[Sar]EHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物150、166の類似体)
Ac-GEFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EGE[Peg3]ES-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物155の類似体)
Ac-EFC(1)I[1-Me-Trp]QEWGEHRA(1)[Sar]EA[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2(化合物158の類似体)。
式中、C(1)及びA(1)と称される残基の側鎖は、ランチオニン架橋を形成する。
【0203】
先行技術において形成されたコンプスタチン類似体は、親ペプチドと比較して、活性が向上した(すなわち最大約99倍(Mallik,B.et al,2005、前掲;国際公開第2004/026328号パンフレット)及び最大約264倍(Katragadda et al.,2006、前掲;国際公開第2007/062249号パンフレット))ことが示されている。
【0204】
本発明に従い、C3へのAc-コンプスタチン結合の生物学的特徴及び物理化学的特徴に関する情報を使用して、親コンプスタチン類似体と比較して活性が有意に向上したコンプスタチン類似体が設計された。
【0205】
好ましくは、コンプスタチン類似体は、Ac-コンプスタチンよりも活性が大きい、例えばAc-コンプスタチンよりも活性が少なくとも10倍大きい、活性が少なくとも20倍大きい、活性が少なくとも30倍大きい。他の実施形態において、類似体は、実施例に記載されるアッセイを利用して比較すると、Ac-コンプスタチンの活性の少なくとも40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍、100倍、110倍、120倍、130倍、140倍又は150倍以上である。
【0206】
本発明の化合物は典型的に、コンプスタチンのVal3に対応する位置においてイソロイシンの代わりにバリンを有すること以外には同一の化合物よりも、活性が大きい。
【0207】
コンプスタチン類似体は、C3及び/又はC3bに結合することができ、且つ特にC3の下流側において、例えばC3転換酵素によってC3の切断を阻害することにより、補体カスケードの活性化を阻害することができる。
【0208】
また、コンプスタチン類似体は典型的に、補体駆動溶血を阻害することができる。補体駆動溶血は典型的に、(「溶血アッセイ」において)第1の哺乳動物種由来の血清(例えばヒト血清)を、第2の哺乳動物種(例えば、ヒツジ又は他の適切なあらゆる種)由来の赤血球(erythrocyte)(赤血球(red blood cell;RBC))と、典型的には、赤血球に結合することができる哺乳動物免疫グロブリンの存在下で、接触させることによって評価される。血清中の補体は、細胞結合免疫グロブリンによって活性化されて、赤血球の溶解、すなわち溶血に至る。免疫グロブリンは、第1の種に由来し得るか、又は第1の種由来の補体を活性化することができる限り、第3の哺乳動物種に由来し得る。
【0209】
そのようなアッセイにおいて、試験化合物は典型的に、血清が赤血球と接触する前に、血清とプレインキュベートされることとなる。また、赤血球は、血清と接触する前に免疫グロブリンとプレインキュベートされ得る。
【0210】
以下の例において、ヒト血清は、血清及び赤血球が組み合わされる前に、試験化合物とプレインキュベートされて、ヒツジ赤血球が、ヒツジ赤血球に対するウサギ抗血清とプレインキュベートされる。
【0211】
従って、コンプスタチン類似体の活性は、(1)C3タンパク質への結合、(2)C3bタンパク質への結合、(3)C3転換酵素による天然のC3の切断の阻害、及び(4)補体系の活性化の阻害から選択される1つ以上の生物活性を参照して判定され得る。
【0212】
従って、本発明のコンプスタチン類似体は、C3又はC3bに、コンプスタチンよりも高い親和性で結合し得る。例えば、本発明のコンプスタチン類似体は、Kdが、Ac-コンプスタチンよりも少なくとも10倍、少なくとも20倍又は少なくとも30倍低いことができ、例えばAc-コンプスタチンよりも少なくとも40倍、50倍、60倍、70倍、80倍、90倍、100倍、110倍、120倍、130倍、140倍又は150倍低い。Kdは、例えば、実施例4に記載されるアッセイを用いて表面プラスモン共鳴(SPR)によって判定され得る。
【0213】
本発明のコンプスタチン類似体は典型的に、C3又はC3bに、コンプスタチンのVal3に対応する位置においてイソロイシンの代わりにバリンを有すること以外には同一の化合物よりも大きい親和性(すなわちより低いKd)で結合する。
【0214】
本発明のコンプスタチン類似体は、溶血を阻害する能力が、Ac-コンプスタチンよりも大きくなり得る。例えば、本発明のコンプスタチン類似体は、Ac-コンプスタチンよりも少なくとも10倍、少なくとも20倍又は少なくとも30倍低いIC50、例えばAc-コンプスタチンよりも少なくとも40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、200、250、300、350、400、450、500倍低いIC50で溶血を阻害し得る。
【0215】
本発明のコンプスタチン類似体は典型的に、溶血を阻害する能力が、コンプスタチンのVal3に対応する位置においてイソロイシンの代わりにバリンを有すること以外には同一の化合物よりも大きい(すなわちIC50がより低い)。
【0216】
好ましくは、本発明の化合物のインビトロ効果は、例えば、実施例2に記載されるアッセイを用いて、溶血アッセイにおいて古典補体経路に及ぼす阻害効果を測定することによって評価される。
【0217】
アシル化を有するコンプスタチン類似体は、絶対活性が、アシル化を欠くこと以外には同一の化合物よりも低くなり得るが、絶対活性の明らかなあらゆる引下げをオフセットし得る、インビボ半減期の延長が挙げられる追加的な利益を有する。
【0218】
コンプスタチン類似体の合成
固相ペプチド合成方法論又は液相ペプチド合成方法論によって本発明のコンプスタチン類似体を合成することが好ましい。これに関連して、国際公開第98/11125号パンフレット及びとりわけFields,G.B.et al.,2002,“Principles and practice of solid-phase peptide synthesis”.In:Synthetic Peptides(2nd Edition)並びに本明細書中の実施例が参照され得る。
【0219】
位置X2及びX12の残基間のシスタチオニン架橋及びランチオニン架橋を含有するコンプスタチン類似体の合成及び構造に関する詳細が、国際公開第2012/040259号パンフレット及びKnerr et al.,ACS Chem Biol.2011 July 15;6(7):753-760(DOI:10.1021/cb2000378)に提供されている。シスタチオニン化学及びランチオニン化学に関する関連するさらなる詳細は、de Araujo et al.,2014,Nature Communications;5:3165(DOI:10.1038/ncomms4165)及びMuttenthaler et al.,J.Med.Chem.2010,53,8585-8596(DOI:10.1021/jm100989w)において見出すことができる。
【0220】
本発明に従い、本発明のコンプスタチン類似体は、例えば、
(a)固相ペプチド合成方法論若しくは液相ペプチド合成方法論によってコンプスタチン類似体を合成して、このように得られた、合成されたコンプスタチン類似体を回収すること;又は
(b)前駆体ペプチドをコードする核酸構築体から前駆体ペプチド配列を発現させて、発現生成物を回収して、前駆体ペプチドを修飾して、本発明の化合物を得ること
を含む方法が挙げられる、いくつかの方法で合成又は生成され得る。
【0221】
前駆体ペプチドは、1つ以上の非タンパク質構成アミノ酸、例えばAib、Orn、Dap、1-Me-Trp、1-Nal、2-Nal、Sar、γGlu若しくはDabの導入又は適切な末端基Y1及び/若しくはY2の導入によって修飾され得る。
【0222】
発現は典型的に、前駆体ペプチドをコードする核酸から実行され、これは、そのような核酸を含む細胞又は無細胞発現系において実行され得る。
【0223】
固相ペプチド合成又は液相ペプチド合成によって本発明の類似体を合成することが好ましい。これに関連して、国際公開第98/11125号パンフレット及びとりわけFields,G.B.et al.,2002,“Principles and practice of solid-phase peptide synthesis”.In:Synthetic Peptides(2nd Edition)並びに本明細書中の実施例が参照される。
【0224】
組換え発現のために、前駆体ペプチドをコードする核酸断片は、通常、クローニング又は発現ベクターを形成するのに適切なベクター中に挿入されることとなる。ベクターは、用途の目的及びタイプに応じて、プラスミド、ファージ、コスミド、ミニ染色体又はウイルスの形態であり得るが、特定の細胞内で一時的に発現されるのみの裸のDNAも重要なベクターである。好ましいクローニングベクター及び発現ベクター(プラスミドベクター)は、自律複製することができ、これにより以降のクローニングについての高レベル発現又は高レベル複製のための高コピー数が可能となる。
【0225】
一般的な概略において、発現ベクターは、以下の構成を、5’→3’方向に、操作可能に連結して含む:核酸断片の発現を駆動させるためのプロモータ、任意選択的に(細胞外相への又は該当する場合にはペリプラズム中への)分泌を可能にするリーダーペプチドをコードする核酸配列、前駆体ペプチドをコードする核酸断片及び任意選択的に末端をコードする核酸配列。これらは、追加的な構成、例えば選択マーカー及び複製起源を含み得る。プロデューサ株又は細胞株内で発現ベクターにより作動する場合、ベクターは、宿主細胞ゲノム中に統合できることが好まれる場合がある。当業者であれば、適切なベクターに非常に精通しており、その特定の要件に従うものを設計することができる。
【0226】
本発明のベクターは、宿主細胞を形質転換して前駆体ペプチドを生成するのに用いられる。そのような形質転換された細胞は、核酸断片及びベクターの増殖に用いられ、且つ/又は前駆体ペプチドの組換え生成に用いられる培養細胞又は培養細胞株であり得る。
【0227】
好ましい形質転換細胞は、微生物、例えば細菌[例えば、エシェリキア(Escherichia)属種(例えば、大腸菌(E.coli))、バチルス(Bacillus)属種(例えば、枯草菌(Bacillus subtilis))、サルモネラ(Salmonella)属種又はマイコバクテリウム(Mycobacterium)属種(好ましくは非病原性、例えばウシ型結核菌(M.bovis)BCG)、酵母(例えば、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)及びメタノール資化酵母(Pichia pastoris))及び原虫である。代わりに、形質転換細胞は、多細胞生物に由来し得、すなわち真菌細胞、昆虫細胞、藻類細胞、植物細胞又は動物細胞、例えば哺乳動物細胞であり得る。クローニング及び/又は最適化発現を目的として、形質転換細胞が、本発明の核酸断片を反復できることが好ましい。核の断片を発現する細胞を、本発明のペプチドの小規模又は大規模な調製に用いることができる。
【0228】
形質転換細胞によって前駆体ペプチドを生成する場合、決して必要不可欠ではないが、発現生成物が培地中に分泌されるのが好都合である。
【0229】
医学的状況
広い態様において、本発明は、薬剤として又は治療に用いられる本発明のコンプスタチン類似体を提供する。
【0230】
本明細書中に記載されるコンプスタチン類似体は、C3タンパク質に結合し、且つ/又は補体活性化を阻害する生物活性を有する。通常、本発明のコンプスタチン類似体は、補体系の過剰な又は不所望の活性化と関連する処置又は予防状況に用いられ得る。補体は、3つの異なる経路:古典経路、レクチン経路及び副経路を介して活性化され得る。3つ全ての経路によって共有される主要な活性化事象は、補体系の中心タンパク質C3の、その活性化生成物C3a及びC3bへの、C3転換酵素によるタンパク質分解性切断である。これらの断片の生成は、C3b及びiC3bによる病原性細胞のオプソニン化(病原性細胞を、ファゴサイトーシス又はクリアランスに対して感受性にするプロセス)及び補体受容体との相互作用による免疫細胞の活性化に至る(Markiewski&Lambris,2007,Am.J.Pathol.,171:715-727)。また、標的細胞上でのC3bの堆積が、新しい転換酵素複合体の形成を誘導し、これにより自己増幅ループを開始する。血漿及び細胞表面結合タンパク質のアンサンブルが、宿主細胞を、補体カスケードによる自己攻撃から予防するように、補体活性化を慎重に調節する。本発明のコンプスタチン類似体の設計のための参照点として用いられる13アミノ酸環状トリデカペプチドは、C3及び/又はC3bに結合することによって補体活性化を阻害して、C3転換酵素による天然のC3の切断を妨げる。特定のいかなる理論によっても拘束されることを望むものではないが、本発明者らは、本発明のコンプスタチン類似体もこのように機能して、(1)C3タンパク質への結合、(2)C3bタンパク質への結合、(3)C3転換酵素による天然のC3の切断の阻害、及び/又は(4)補体系の活性化の阻害から選択される1つ以上の生物活性を共有し得ると考えている。本発明のコンプスタチン類似体の生物活性は、例えば、以下の実施例で述べられているプロトコールを用いる、溶血アッセイで、古典補体経路の阻害効果を測定することにより、インビトロで判定され得る。
【0231】
補体の過剰な活性化又は不適切な調節は、自己免疫疾患から炎症性疾患に及ぶいくつかの病状に至るおそれがある(Holers,2003,Clin.Immunol.,107:140-51;Markiewski&Lambris,2007、前掲;Ricklin&Lambris,2007,Nat.Biotechnol.,25:1265-75;Sahu et al.,2000,J.Immunol.,165:2491-9)。これらの状況は、(1)疾患又は症状(加齢黄斑変性、シュタルガルト病、歯周炎、糖尿病性網膜症、緑内障、ブドウ膜炎、慢性関節リウマチ、脊髄損傷、卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、癌及び呼吸性障害、例えば喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー性炎症、肺気腫、気管支炎、気管支拡張症、嚢胞性線維症、結核、肺炎、呼吸窮迫症候群(RDS - 新生児及び成人)、鼻炎及び副鼻腔炎;細菌感染、例えば敗血症、種々の組織における虚血-再灌流傷害、心筋梗塞、アナフィラキシー、発作性夜間ヘモグロビン尿症、自己免疫溶血性貧血、乾癬、汗腺膿瘍、重症筋無力症、全身性エリテマトーデス、CHAPLE症候群、C3糸球体症、IgA腎症、非典型溶血性尿毒症症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎、抗リン脂質症候群が挙げられる)の処置を促進するための補体活性化の阻害;(2)細胞移植若しくは固形臓器移植中又は人工臓器若しくは移植片の使用中に起こる補体活性化の(例えば、細胞、臓器、人工臓器又は移植片を本発明のペプチドでコーティングするか又は他に処理することによる)阻害;或いは(3)生理学的流体(血液、尿)の体外シャンティング中に起こる補体活性化の(例えば、流体がシャントされる管を、本発明のコンプスタチン類似体でコーティングすることによる)阻害を含む。
【0232】
医薬組成物及び投与
さらなる態様において、本発明は、本発明に従うコンプスタチン類似体又はその薬学的に許容される塩若しくは溶媒和物を、担体と共に含む組成物に関する。本発明の一実施形態において、組成物は、医薬組成物であり、及び担体は、薬学的に許容される担体である。また、本発明は、本発明に従うコンプスタチン類似体又はその塩及び/若しくは溶媒和物を、担体、賦形剤又はビヒクルと共に含む医薬組成物に関する。従って、本発明のコンプスタチン類似体又はその塩若しくは溶媒和物、とりわけその薬学的に許容される塩及び/若しくは溶媒和物は、貯蔵又は投与用に調製され、且つ治療的に有効な量の、本発明のコンプスタチン類似体又はその塩若しくは溶媒和物を含む組成物又は医薬組成物として製剤化され得る。
【0233】
塩基により形成される適切な塩として、金属塩、例えばアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が挙げられる。
【0234】
一実施形態において、本発明の医薬組成物は、コンプスタチン類似体が、薬学的に許容される酸付加塩の形態であるものである。
【0235】
医学技術の当業者にとって明らかなように、本発明のコンプスタチン類似体化合物又はその医薬組成物の「治療的に有効な量」は、とりわけ、処置されることとなる対象(患者)の年齢、体重及び/又は性別に応じて変動することとなる。関連性があり得る他の因子として、考慮中の特定の患者の身体的な特徴、患者の食事、あらゆる同時薬物の性質、使用される特定の化合物、特定の投与モード、所望の薬理効果及び特定の治療指標が挙げられる。この量を決定する際のこれらの因子及びその関係は、医学技術において周知であるため、治療的に有効な投薬量レベル、本明細書中に記載される吸収不良及び/又は低悪性度の炎症の処置及び/又は予防及び/又は改善の所望の結果を達成するのに必須の量並びに本明細書中で開示される他の医学的指標の決定は、当業者の範囲内であろう。
【0236】
本明細書中で用いられる用語「治療的に有効な量」は、所与の症状又は病理の病徴を緩和し、好ましくはその症状又は病理を有する個体における生理学的応答を正常化する量を指す。病徴の緩和又は生理学的応答の正常化は、当技術分野の方法をルーチンで用いて決定することができ、所与の症状又は病理によって異なり得る。一態様において、1つ以上のコンプスタチン類似体又はその医薬組成物の治療的に有効な量は、測定可能な生理学的パラメータを、問題となっている症状又は病理を有していない個体におけるパラメータの実質的に同じ値(好ましくは30%以内、より好ましくは20%以内、さらにより好ましくは10%以内の値)にまで回復させる量である。
【0237】
本発明の一実施形態において、本発明の化合物又は医薬組成物の投与は、より低い投薬量レベルにおいて開始され、投薬量レベルは、関連する医学的指標を予防/処置する所望の効果が達成されるまで増大される。これが、治療的に有効な量を定義することとなる。本発明のコンプスタチン類似体について、単独で又は医薬組成物の一部として、活性があるコンプスタチン類似体のそのようなヒト用量は、約0.01pmol/体重kg~500μmol/kg、約0.01pmol/体重kg~300μmol/kg、0.01pmol/体重kg~100μmol/kg、0.1pmol/体重kg~50μmol/kg、1pmol/体重kg~10μmol/kg、5pmol/体重kg~5μmol/kg、10pmol/体重kg~1μmol/kg、50pmol/体重kg~0.1μmol/kg、100pmol/体重kg~0.01μmol/kg、0.001μmol/体重kg~0.5μmol/kg、0.05μmol/体重kg~0.1μmol/kgであり得る。
【0238】
患者の処置に最も適切な治療投与及びレジメンは、勿論、処置されることとなる疾患又は症状により且つ患者の体重及び他のパラメータに従って異なることとなる。特定のいかなる理論によっても拘束されることを望むものではないが、mg/kg範囲の用量及び処置のより短い又はより長い期間又は頻度が、治療的に有用な結果、例えば副補体経路及び古典補体経路の統計学的に有意な阻害をもたらし得ることが予想される。ヒト用途にとって最も適切な投薬量サイズ及び投与レジメンは、本発明によって得られる結果によってガイドされ得、且つ適切に設計された治験で確認され得る。
【0239】
有効な投薬量及び処置プロトコールは、ラボ動物において低い用量で始めてから、効果を監視しながら投薬量を増大させて、投与計画を体系的に変える従来の手段によって同様に決定され得る。所与の対象にとって最適な投薬量を決定する場合、多数の因子が臨床医によって考慮され得る。
【0240】
眼への局所送達のために、薬学的に許容される組成物は、防腐剤、例えば塩化ベンジルアルコニウムが入っているか又は入っていない等張pH調整滅菌生理食塩水又は水中に製剤化され得る。代わりに、眼病用用途のために、薬学的に許容される組成物は、軟膏、例えばペトロラタム中に又は点眼液として製剤化され得る。眼への局所投与の方法の例として、脈絡膜注射、経強膜注射若しくは強膜パッチ配置、選択的動脈カテーテル挿入、点眼液若しくは眼軟膏、眼内投与(経網膜注射、眼球結膜下注射、硝子体内注射、脈絡膜上注射、眼球鞘下注射、強膜ポケット及び強膜カットダウン注射(浸透圧ポンプなどによる)が挙げられる)が挙げられる。また、剤は、代わりに、脈管内、例えば静脈内(IV)又は動脈内に投与することもできる。脈絡膜注射及び強膜パッチングにおいて、臨床医は、鎮痛剤及び眼筋麻痺薬)が挙げられる適切な麻酔の開始の後に、眼への局所アプローチを用いる。治療化合物を収容する針は、滅菌条件下で、対象の脈絡膜又は強膜中に導かれて挿入される。針が適切に配置されると、化合物は、脈絡膜又は強膜のいずれか又は両方に注射される。これらの方法のいずれを用いる場合も、臨床医は、持続的放出又はより長く作用する製剤形態を選択することができる。従って、手順は、処置及び応答の対象の寛容性に応じて数ヶ月又は数年毎にのみ繰り返され得る。
【0241】
以下の実施例は、本発明をより詳細に説明するために提供される。これらは、本発明を限定するのではなく、本発明の実例となることが意図される。記載される化合物は、その特定のアミノ酸配列及び/又はアシル化の結果として、特に有利な特性を有する。コンプスタチンの2位及び12位に対応する位置においてチオエーテル結合によって連結された残基を有する化合物に加えて、以下に記載される化合物のいくつかは、その位置においてジスルフィド結合によって連結されたシステイン残基を有する。チオエーテル結合を含有する類似の又はそうでなければ同一の化合物は、類似した有利な特性を有することとなり、且つ/又は安定性、例えば化学的安定性(分解への耐性)若しくは物理的安定性(凝集に対する耐性)の向上を示すこととなると考えられる。
【実施例】
【0242】
実施例1:コンプスタチン類似体の合成
一般的なペプチド合成
【0243】
【0244】
【0245】
装置及び合成戦略
9-フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)をN-α-アミノ保護基として、且つ一般的な適切な保護基を側鎖官能基に用いる固相ペプチド合成手順に従い、ペプチドを手動でバッチ式に、又はペプチドシンセサイザ、例えばCEM Liberty Peptide Synthesizer又はSymphony X Synthesizerで合成した。
【0246】
高分子支持体ベースの樹脂、例えばTentaGel(商標)を用いた。樹脂を、DMF中で膨張させてから、固相合成を開始した。
【0247】
標準的なアミノ酸カップリング手順
手動のペプチドカップリング
手動のカップリングは、Fmoc保護されたアミノ酸の2~3当量及びHATU:NMM(2~3:4~6当量)、HBTU:NMM(2~3:4~6当量)、DIC:Oxyma(2~3:2~3)又はDIC:Oxyma:DIPEA(2~3:2~3:0.3~6)のいずれかで実行した。振盪させながらの45分~1時間のアミノ酸カップリング時間の後に、徹底的な洗浄を続けた。
【0248】
CEM Liberty Peptide Synthesizer
Fmoc保護されたアミノ酸(4当量)、カップリング試薬(4当量)及び塩基(8当量)の溶液を樹脂に加えた。混合液を、マイクロ波装置によって70~75℃に5分間加熱したか、又は60分間加熱なしでカップリングさせた。カップリングの間、窒素を混合液に通して泡立てた。
【0249】
Symphony X Synthesizer
アミノ酸カップリング試薬を、以下の順序で反応容器に移した:Fmoc保護されたアミノ酸(4当量)、HATU(4当量)及びDIPEA(8当量)。カップリング時間は、特に明記しない限り、室温(rt.)において10分であった。樹脂をDMF(5×0.5分)で洗浄した。反復カップリングの場合、カップリング時間は、全ての場合において、rt.において45分であった。
【0250】
Fmoc脱保護
手動のFmoc脱保護
樹脂の徹底的な洗浄の後に、20v/v/%ピペラジンのDMF溶液を加えて、混合液を、振盪させながら30分間反応させたままにした。カップリング後、樹脂を適切に洗浄した。
【0251】
CEM Liberty Peptide Synthesizer
Fmoc基を、DMF又は他の適切な溶媒中のピペリジンを用いて脱保護した。脱保護溶液を反応器に加えて、混合液を30秒間加熱すると、およそ40℃に達した。反応器を排液して、フレッシュな脱保護溶液を加えてから、70~75℃に3分間加熱した。反応器を排液した後に、樹脂を、DMF又は他の適切な溶媒で洗浄した。
【0252】
Symphony X Synthesizer
Fmoc脱保護を、DMF中40%ピペリジンを用いて2.5分間実行して、同じ条件を用いて反復した。樹脂を、DMF(5×0.5分)で洗浄した。
【0253】
側鎖アシル化
Fmoc-Lys(Dde)-OH又は代わりの直交側鎖保護基を有するアミノ酸を、アシル化の位置に導入した(側鎖脂質化)。直鎖状ペプチドのN末端を、アセチル化するか又はBoc保護した。ペプチドは樹脂になお結合されている一方、リシンε-アミン側鎖の保護基は、NMP中で新たに調製したヒドラジン水和物(2~4%)を用いて、2×15分間、選択的に切断した。続いて、保護されていないリシン側鎖を、標準的なカップリング条件及びFmoc-脱保護を用いて、特定の配列に従う所望の構築ブロックにより延長させた。脂質部分を、最後のステップとしてカップリングさせた。
【0254】
代わりに、側鎖アシル化をアセンブルしてから、直鎖状ペプチドをアセンブルした。Dde-Lys(Fmoc)-OH又は代わりに他の直交保護基を、アシル化(側鎖脂質化)の位置において、C末端に導入した。続いて、Fmoc基を、脱保護の節で説明したように除去して、保護されていないリシン側鎖を、標準的なアミノ酸カップリング条件及びFmoc-脱保護を用いて、所望の構築ブロックにより延長させた。脂質化部分を、最後のステップとしてカップリングさせた。分枝状リシンは樹脂になお結合されている一方、直交N末端保護基(Dde)は、NMP中で新たに調製したヒドラジン水和物(2~4%)を用いて、2×15分間、選択的に切断して、標準的なペプチド合成を続けた。
【0255】
Dde-hCys(Fmoc-Ala-OAllyl)-OH(#1)又はDde-Ala(Fmoc-hCys-OAllyl)-OH(#2)の組込み
#1又は#2の1.5~3.0当量(スキーム1a)を用いた。また、構築ブロックを、標準的なカップリング試薬及び2.5時間~12時間のカップリング時間の延長を用いて組み込んだ。
【0256】
アリル脱保護及びラクタムの形成:
樹脂上での分枝状ペプチドのアセンブリングの後に、DMFによる徹底的な洗浄後の樹脂を、Pd(P(C6H5)3)4のCHCl3/AcOH/NMM溶液で3時間処理することにより、OAll基を除去した。Fmoc基を、標準的な脱保護条件を用いて除去した。DMF中PyAOP、HOBt及びDIPEA(3:5:5)を一晩用いて、遊離アミンとカルボン酸間で形成されるアミド結合を形成させた。
【0257】
固体支持体からのペプチドの放出
乾燥したペプチド樹脂を、TFA及び適切なスカベンジャでおおよそ2時間処理した。濾液の容量を減らして、粗ペプチドを、ジエチルエーテルの添加後に沈殿させた。粗ペプチド沈殿物を、ジエチルエーテルで数回洗浄して、最後に乾燥させた。
【0258】
粗ペプチドのHPLC精製
カラム、例えば5×25cm Gemini NX 5u C18 110Aカラム又はPhenomenex Luna C18 250×21mm 100A及び画分コレクタを備えるバイナリ勾配アプリケーション用の、従来のHPLC装置、例えば331/332ポンプ組合せを有するGilson GX-281を用いる分取逆相HPLCにより、バッファA(0.1%ギ酸、aq.)又はA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%ギ酸、90%MeCN、aq.)又はB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)の適切な勾配のフロー20~40ml/分を用いて、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、選択した画分をプールして、凍結乾燥させた。最終生成物を、HPLC及びMSによって特徴付けた。
【0259】
ジスルフィド結合の形成
粗直鎖状ペプチドの精製及び凍結乾燥の後に、ペプチドを、水、アセトニトリル及び酢酸中0.1%TFA中に再溶解させた。ペプチド溶液の濃度を、およそ1~2mg/mlにおいて維持した。ヨウ素のメタノール溶液(およそ1.5当量)を、ペプチド溶液が橙色を得るまで、撹拌中に滴加した。10~15分後に、反応は完了し、過剰なヨウ素を、ペプチド溶液が無色に変わるまで、アスコルビン酸の水溶液(1当量)でクエンチした。ペプチド溶液を水で希釈してから、分取HPLCで精製した。
【0260】
分析HPLC
最終純度を、自動サンプラー、デガッサー、20μlフローセル及びChromeleonソフトウェアを備えた分析HPLC(Agilent 1100/1200シリーズ)によって判定した。分析カラム、例えばKinetex 2.6μm XB-C18 100A 100×8.6mmカラムを用いて、40℃において1.2ml/分のフローでHPLCを作動させた。化合物を、215nmにおいて検出して定量化した。バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)。
【0261】
質量分光法
最終MS分析値を、従来の質量分光法、例えばロック-質量較正によるエレクトロスプレー検出器及びMassLynxソフトウェアを備えたWaters Xevo G2 TOFで求めた。これは、直接噴射及びクロマトグラムで特定した15V(1TOF)、30V(2TOF)又は45V(3TOF)のコーン電圧を用いて、ポジティブモードで作動させた。精度は、15,000~20,000の典型的な解析度で、5ppmであった。
【0262】
化合物No24の合成:
Ac-IC(1)IWQDWGEHRC(1)TEGE-NH2
固相ペプチド合成を、標準的なFmoc化学を用いるSymphony X Synthesizerで実行した。TentaGel S RAM(2.51g;0.23mmol/g)をDMF(20ml)中で膨張させて、Fmoc-基を、先に記載する手順に従って脱保護した。
【0263】
アミノ酸カップリング
配列に従って保護された適切なFmoc-アミノ酸を、カップリング試薬としてHATUを用いて、先に記載するようにカップリングさせた。全てのアミノ酸カップリングを、rt.において実行した。
【0264】
Fmoc脱保護
Fmoc脱保護を、先に記載する手順に従って実行した。
【0265】
固体支持体からのペプチドの切断
ペプチド-樹脂を、EtOH(3×10ml)及びEt2O(3×10ml)で洗浄して、室温(rt)において一定の重量まで乾燥させた。ペプチドを、樹脂から、TFA/DODT(95/5;60ml、2時間;rt)による処理によって放出させた。濾液の容量を減らして、粗ペプチドを、ジエチルエーテルの添加後に沈殿させた。粗ペプチド沈殿物を、ジエチルエーテルで数回洗浄して、最後に乾燥させて、760mgの粗ペプチド生成物(純度約30%)を得た。
【0266】
粗直鎖状ペプチドのHPLC精製
5×25cm Gemini NX 5u C18 110Aカラム及び画分コレクタを備えるバイナリ勾配アプリケーション用の、331/332ポンプ組合せを有するGilson GX-281を用いて、バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、20%Bから45%Bへの勾配で35ml/分において47分ランする分取逆相HPLCにより、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、関連画分をプールして、凍結乾燥させて、190mgを得た。先に記載するHPLC及びMSにより、85%の純度が特徴付けられた。モノアイソトピックMW計算値2001.58m/z、実測値2001.81m/z。
【0267】
ジスルフィド結合の形成
精製直鎖状ペプチド190mgを、0.1%TFA入り220ml水/アセトニトリル(65%/35%)中に溶解させた。ヨウ素のメタノール溶液(2.2mL、およそ1.5当量ヨウ素)を、ペプチド溶液が橙色を得るまで、撹拌中に滴加した。反応の後に分析HPLCを続けて、反応は、10~15分後に完了していることが見出された。過剰なヨウ素を、ペプチド溶液が無色に変わるまで、アスコルビン酸の水溶液(220μL、おおよそ1当量)で還元した。ペプチド溶液の容量を、ロータリーエバポレーションによって僅かに減らしてから、分取HPLCで精製した。
【0268】
酸化ペプチドのHPLC精製
5×25cm Gemini NX 5u C18 110Aカラム及び画分コレクタを備えるバイナリ勾配アプリケーション用の、331/332ポンプ組合せを有するGilson GX-281を用いて、バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、20%Bから45%Bへの勾配で35ml/分において47分ランする分取逆相HPLCにより、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、関連画分をプールして、凍結乾燥させて、138mgを得た。先に記載するHPLC及びMSにより、92%の純度が特徴付けられた。モノアイソトピックMW計算値1999.83m/z、実測値1999.54m/z。
【0269】
化合物No119の合成
Ac-SEFC(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRC(1)[Sar]EGA-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[Peg3][γGlu][Peg3])-NH2
【0270】
固相ペプチド合成を、標準的なFmoc化学を用いるSymphony X Synthesizerで実行した。TentaGel S RAM(3×約1.3g;0.22mmol/g)を、使用前に、DMF(3×10ml)中で膨張させて、Fmoc-基を、先に記載する手順に従って脱保護した。
【0271】
アミノ酸カップリング
配列に従って保護された適切なFmoc-アミノ酸を、カップリング試薬としてHATUを用いて、先に記載するようにカップリングさせた。全てのカップリングを、rt.において実行した。分枝状部分の組込みに用いられるリシンを、側鎖の直交カップリング用のFmoc-Lys(Dde)-OHとして組み込んだ。
【0272】
Fmoc脱保護
Fmoc脱保護を、先に記載する手順に従って実行した。
【0273】
側鎖アシル化
ペプチドは樹脂になお結合されている一方、直交側鎖保護基(Dde)は、NMP中で新たに調製したヒドラジン水和物(4%)を用いて、2×15分間、選択的に切断した。保護されていないリシン側鎖を、標準的なカップリング条件を用いて、Fmoc-Peg3-OHと二重カップリングさせた後に、Fmoc-Glu-OtBu、Fmoc-Peg3-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Glu-OtBu及び最後に脂肪酸部分17-カルボキシ-ヘプタデカン酸モノtert-ブチルエステルと単一カップリングさせた。
【0274】
固体支持体からのペプチドの切断
ペプチド-樹脂を、EtOH(3×15ml)及びEt2O(3×150ml)で洗浄して、室温(rt)において一定の重量まで乾燥させた。ペプチドを、樹脂から、TFA/DODT(95/5;120ml、2時間;rt)による処理によって切断した。濾液の容量を減らして、粗ペプチドを、ジエチルエーテルの添加後に沈殿させた。粗ペプチド沈殿物を、ジエチルエーテルで数回洗浄して、最後に乾燥させて、2.36gの粗ペプチド生成物(純度約41~48%)を得た。
【0275】
粗直鎖状ペプチドのHPLC精製
5×25cm Gemini NX 5u C18 110Aカラム及び画分コレクタを備えるバイナリ勾配アプリケーション用の、331/332ポンプ組合せを有するGilson GX-281を用いて、バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、30%Bから60%Bへの勾配で35ml/分において47分ランする分取逆相HPLCにより、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、関連画分をプールして、凍結乾燥させて、744mgを得た。先に記載するHPLC及びMSにより、84%の純度が特徴付けられた。モノアイソトピックMW計算値3207.47m/z、実測値3207.32m/z。
【0276】
ジスルフィド結合の形成
精製直鎖状ペプチド744mgを、水中350ml 0.1%TFA、150mlアセトニトリル及び100ml酢酸中に溶解させて、澄明な溶液を得た。ヨウ素のメタノール溶液(4.7mL、およそ1.5当量ヨウ素)を、ペプチド溶液が橙色を得るまで、撹拌中に滴加した。反応の後に分析HPLCを続けた。10~15分後に反応は完了し、過剰なヨウ素を、アスコルビン酸の水溶液(150μL、おおよそ1当量)でクエンチして、無色の溶液を得た。ペプチド溶液の容量を、ロータリーエバポレーションによって僅かに減らしてから、分取HPLCで精製した。
【0277】
酸化ペプチドのHPLC精製
5×25cm Gemini NX 5u C18 110Aカラム及び画分コレクタを備えるバイナリ勾配アプリケーション用の、331/332ポンプ組合せを有するGilson GX-281を用いて、バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、30%Bから60%Bへの勾配で35ml/分において47分ランする分取逆相HPLCにより、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、関連画分をプールして、凍結乾燥させて、510mgを得た。先に記載するHPLC及びMSにより、91%の純度が特徴付けられた。モノアイソトピックMW計算値3205.47m/z、実測値3205.23m/z。
【0278】
化合物No146の合成
Ac-SEFA(1)I[1-Me-Trp]QDWGEHRhC(1)[Sar]EGE[Peg3][Peg3]-K([17-カルボキシ-ヘプタデカノイル][γGlu]G[γGlu])-NH2
【化18】
スキーム1a:構築ブロック#1及び#2
【0279】
化合物146(スキーム1b)についての合成経路の概略を
図3に示す。
【0280】
全般
固相ペプチド合成を、標準的なFmoc化学を用いて手動で実行した。リンクアミド-MBHA(0.5mmol、0.214mmol/g、約2.3g)を、使用前に、DMF:DCM中で一晩膨張させて、Fmoc-基を、先に記載する手順に従って脱保護した。
【0281】
アミノ酸カップリング
配列に従って保護された適切なFmoc-アミノ酸を、カップリング試薬として2~3当量のアミノ酸を用いるHBTU:NMM又はHATU:NMMを用いて、先に記載するようにカップリングさせた。全てのカップリングを、言及しない限り、室温(rt.)において1~3時間実行した。分枝状部分の組込みに用いられるリシンを、直交カップリング用のDde-Lys(Fmoc)-OHとして組み込んだ。
【0282】
Fmoc脱保護
Fmoc脱保護を、先に記載する手順に従って実行した。
【0283】
ステップ1及び2(スキーム1b)
Dde-Lys(Fmoc)-OHの樹脂への結合及びFmoc脱保護の後に、カップリング試薬としてHATU:NMMを用いて、以下のアミノ酸をリシンε-アミンにカップリングさせた:Fmoc-Glu-OtBu、Fmoc-Peg3-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-Glu-OtBu及び最後に脂肪酸部分17-カルボキシ-ヘプタデカン酸モノtert-ブチルエステル。ペプチドは、樹脂になお結合されている一方、保護基(Dde)は、NMP中で新たに調製したヒドラジン水和物(2~4%)を用いて、2×15分間、選択的に切断した。NMPによる徹底的な洗浄後に、C末端アミノ酸を、標準的な条件(ほとんどの場合、HATU:NMM)を用いてカップリングさせて、サルコシンのカップリングで終えた。
【0284】
ステップ3及び4(スキーム1b)
標準的なFmoc脱保護の後に、構築ブロックDde-hCys(Fmoc-Ala-OAllyl)-OH(#1、スキーム1a)を、3当量の#1及びHATU:NMM(3:6)をrt.において2.5時間用いて組み込んだ。N末端アミノ酸を、3当量のアミノ酸及びHBTU:NMM(3:6)をrtにおいて1時間用いてカップリングさせて、Ac2O:DCM(1:2)を2時間用いて、N末端のアセチル化で終えた。
【0285】
ステップ5(スキーム1b)
NMP中で新たに調製したヒドラジン水和物(4%)を2×15分間用いて、N末端アミンからDde保護基を除去することにより、合成を続けた。NMPによる徹底的な洗浄の後に、遊離アミン及びカルボン酸をカップリングさせて、3当量のアミノ酸及びHATU:NMM(3:6)をrtにおいて1時間用いて、ラクタムを形成させた。
【0286】
ステップ6(スキーム1b)
樹脂上での分枝状ペプチドのアセンブリングの後に、樹脂を、Pd(P(C6H5)3)4のCHCl3/AcOH/NMM溶液で3時間処理することにより、アリル基を除去した。樹脂を徹底的に洗浄して、Fmoc基を、標準的な脱保護条件を用いて除去した。DMF中PyAOP、HOBt及びDIPEA(3:5:5)を一晩用いて、ラクタムを形成させた。
【0287】
固体支持体からのペプチドの切断(ステップ7、スキーム1b)
ペプチド-樹脂を、EtOH(3×15ml)及びEt2O(3×150ml)で洗浄して乾燥させた。ペプチドを、樹脂から、TFA/EDT/チオアニソール/フェノール/H2O(87.5/2.5/5/2.5/2.5;35ml、2時間;rt.)による処理によって放出させた。濾液の容量を減らして、粗ペプチドを、ジエチルエーテルの添加後に沈殿させた。粗ペプチド沈殿物を、ジエチルエーテルで数回洗浄して、最後に乾燥させて、1.4gの粗ペプチド生成物(純度23%)を得た。
【0288】
最終ペプチドのHPLC精製
5×25cm Phenomenex Luna C18 110Aカラム及び画分コレクタを備え、バッファA(0.1%TFA、aq.)及びバッファB(0.1%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、30%Bから60%Bへの勾配で35ml/分において47分ランする分取逆相HPLCにより、粗ペプチドを精製した。画分を、分析HPLC及びMSによって分析して、関連画分をプールして、凍結乾燥させて、125.5mgを得た。先に記載するHPLC及びMSにより、90.3%の純度が特徴付けられた。モノアイソトピックMW計算値3245.52m/z、実測値3245.32m/z。
【0289】
【0290】
【0291】
【0292】
【0293】
【0294】
【0295】
【0296】
【0297】
実施例2:インビトロ溶血アッセイ
方法
古典補体経路の阻害効果を溶血アッセイで測定することにより、試験化合物のインビトロ効果を評価した。
【0298】
手短に言うと、試験化合物及び参照化合物を、DMSO中に溶解させて、トリス/カゼインアッセイバッファ(10mMトリス、145mM NaCl、0.5mM MgCl2、0.15mM CaCl2及び0.1W/V%カゼイン、pH7.4に調整)中に、96ウェルプレートにおいて9ポイント段階希釈として希釈した。ウサギ抗ヒツジ赤血球抗血清でコーティングした感作ヒツジ赤血球(RBC)(Complement Technology,Inc.,TX,USA)を、トリス/カゼインアッセイバッファ中で洗浄した。各ウェルの希釈化合物由来の50μLを、50μL希釈ヒト血清(Complement Technology,Inc.,TX,USA)を含有する96ウェルプレートに加えて、室温において15分間インキュベートした。血清希釈因子を、血清バッチ毎に最適化して、プロトコールを用いて70~90%の最大溶血を得た。次に、50μL感作ヒツジ赤血球を、全てのウェルに加えた(1ウェルあたり107個)。
【0299】
穏やかに撹拌しながらの37℃でのインキュベーションの30分後に、1ウェルあたり50μLトリスSTOPバッファ(10mM EDTA、10mMトリス、145mM NaCl、pH7.4に調整)の添加により、反応を停止させた。次に、RBCを遠心分離によって除去して、結果として生じた上清を、溶血について、405nmでの吸光度によって測定した。
【0300】
応答を、ポジティブ対照及びネガティブ対照(ビヒクル)と比較して正規化して、濃度反応曲線から、4-パラメータロジスティック(4PL)非線形モデルを曲線適合に用いて、IC50を算出した。全ての値は、n=>2の独立した判定に基づく。
【0301】
【0302】
さらなる化合物を、以下に示すように試験した。
【0303】
【0304】
【0305】
【0306】
【0307】
化合物の以下の対(それぞれが3位においてのみ異なる)は、バリンをイソロイシンによって置換する効果が、種々のペプチド骨格配列を有する化合物において見られることを示している。
【0308】
【0309】
また、3位のイソロイシンは、イソロイシンとの「保存的」置換であると多くの場合考えられる他の残基と比較して、優れていることが実証された。
【0310】
【0311】
血清中に見出されるC3の高い濃度に起因して、溶血アッセイを用いて、C3に対して非常に高い親和性を有する化合物を区別することは困難である場合がある。
【0312】
そのような状況において、以下に記載するように、固定C3を用いるSPR測定によってC3に対する結合親和性のより正確な階層構造を決定することが可能である場合がある。
【0313】
実施例3:溶解性試験
材料及び方法
10mg/mLでの化合物溶解性
化合物の溶解性を、pH4からpH7.5のpH間隔にわたって光散乱を測定することによって評価した。
【0314】
化合物を、H2O中20mg/mLのストック溶液中にpH2.5又はpH10において溶解させた。これらのストック溶液を、200mM緩衝溶液で1:1に希釈して、100mMバッファ中10mg/mL化合物の最終溶液に到達させた。調査した5つの条件は、(1)酢酸pH4.0、(2)酢酸pH5.0、(3)リン酸pH6.0、(4)リン酸pH7、及び(5)リン酸pH7.5であった。
【0315】
これらの試料を、周囲温度において15分間平衡化させてから、視覚による精査及びSpectraMax 190マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)による吸光度測定により、溶解性を評価した。
【0316】
視覚による精査
視覚による精査は、澄明であるか非澄明であるウェルについて、96ウェルプレートを手動でチェックすることを含んだ。これに加えて、96ウェルプレートの写真を撮った。
【0317】
マイクロプレートリーダー及び光散乱
吸光度を、4つの波長:280nm、325nm、340nm及び360nmにおいて、UV透過型96ウェルマイクロプレートにおいて、SpectraMax 190マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定した。化合物は、325~360nmにおいて吸収しないため、これらの波長でのシグナルは、光散乱の表れであり、これは、シグナルの増大として検出される、可視であるか、肉眼では可視でない粒子の存在を反映している。
【0318】
光散乱を、純粋なバッファ溶液(100mM)由来のシグナルに合わせて正規化して、化合物溶解性を、良好(+)又は不十分(-)と評価した。これについての基準は、視覚による精査及び0.1AUを超えない光散乱の組合せであり、0.1AU未満の値は、視覚的に澄明な試料において、良好である。
【0319】
化合物No24の溶解性:
ストック溶液
化合物No24を慎重に秤量して、pH2.5 H2O-Cl中に溶解させた。ストック溶液を、周囲温度において15分平衡化させた。この点において、可視粒子は存在しなかった。200mMバッファストック溶液を、pH条件毎に調製した。
【0320】
溶解性アッセイ:
50μLの化合物No24ストック溶液及び50μLのバッファストック溶液を、溶液を2、3回ピペッティングすることによって穏やかに混合しながら混合することにより、溶解性試験用の製剤を製造した。これを、UV透過型96ウェルマイクロプレート(Corning 96ウェルREF 3635)において、バッファ/pH条件毎に行った。50μLのpH2.5 H2O-Cl及び50μLのバッファストック溶液を混合することにより、化合物No24の入っていない参照試料を製造した。プレートを蓋でカバーして、周囲温度において15分そのままにしておいてから、溶解性を評価した。
【0321】
溶解性の測定:
溶解性を、各製剤の視覚による精査及びphoto boxで撮った写真によって評価した。光散乱を、SpectraMax 190マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)により、280nm、325nm、340nm及び360nmにおいて測定した。
【0322】
視覚による精査は、条件1、2及び3が濁っており、加えて条件2が可視沈殿物を含有していることを明らかにした。吸光度測定は、条件1、2及び3の視覚による評価が全て0.1AU閾値を超えていることを確認した。従って、条件4及び5は、10mg/mLの化合物No24の溶解性にとって良好な条件であると考えた。
【0323】
同様に、追加的な化合物を、溶解性について試験した(表6)。
【0324】
【0325】
【0326】
【0327】
実施例4:表面プラスモン共鳴(SPR)による親和性測定
方法
表面プラスモン共鳴(SPR)を用いて、ペプチドを、C3に対する結合親和性(Kd)に関して特徴付けた。10mMホスファートpH7.4、150mM NaCl、0.05%Tween(登録商標)20からなるバッファ中でおおよそ3000共鳴単位(RU)の密度にカップリングしている標準的なアミンを用いて、ヒトC3(Complement tech cat#A113c)を、CM5センサーチップ(GE Healthcare)の個々のフローセル上に固定した。
【0328】
相互作用実験のために、Biacore(商標)T200又はBiacore(商標)X100機器(GE Healthcare)を25℃において用いるマルチサイクル実験アプローチを用いて実行した。150mM NaCl及び0.05%Tween(登録商標)20入り10mMトリスバッファ、pH7.4からなるバッファ中のペプチドを、増大濃度系列(5~8つの異なる濃度)で、30μL/分の流量において60~120秒間注入した。これに、最大10分間の解離期間を続けた。C3表面を、3M MgCl2の45秒の注入により、ラン間で再生させた。
【0329】
センサーグラムを二重参照(double-reference)(参照表面、ブランク)してから、データを1:1のラングミュア結合モデルに包括的に適合させて、平衡解離定数Kdの算出のための結合速度及び解離速度を得ることにより、動態プロファイルを分析した。各ペプチドを、少なくとも2つの独立した実験で試験した。
【0330】
【0331】
【0332】
【0333】
化合物の以下の対(3位においてのみ異なる)は、種々のペプチド骨格において、バリンをイソロイシンによって置換する効果を示している。
【0334】
【0335】
実施例5:非ヒト霊長類(NHP)における試験化合物のプロファイリング
健康な雄カニクイザル(カニクイザル(Macaca fascicularis))が、各試験物質の単回の皮下投与を受けた。化合物を、NaOHでpH7.5に調整した20mMホスファート及び等張性用のマンニトール中に製剤化して、1840nmol/kgにおいて投薬した。血液を、各動物から以下の時点において大腿静脈から収集した:投与前、1、2、4、8、24、48、72、96及び120時間(10回のサンプリング)。血液を、血清分離管中に収集して、室温において凝固させた。管を遠心分離して、結果として生じた血清をアリコートして、ドライアイス上で急速凍結させて、分析まで名目上-80℃において貯蔵した。全てのNHP研究を、動物福祉法及び地方の倫理審査プロセスによる研究の承認が挙げられる規則に従って実行した。
【0336】
投与後の特定の時点において非ヒト霊長類から単離した血清を、Svar Life Science(以前はEuro diagnostic AB,Sweden)Alternative Pathway WIESLAB(登録商標)キットを用いて、メーカーのプロトコールに従って副経路補体活性について分析した。手短に言うと、血清試料又は対照を、バッファ中に希釈して、副経路の特定のアクティベータでコーティングしたマイクロタイターストリップ内でインキュベートした。ウェルを洗浄して、形成されたC5b-9を、含まれる比色試薬を用いて検出した。405nmでの吸光度を測定した。補体副経路のパーセント活性を、ネガティブ対照を減算した個々の動物の投与前活性(0時間)と比較して動物毎及び時点毎に算出した。これは、化合物の薬理活性を反映する。
【0337】
別個の実験において、健康な雄カニクイザル(カニクイザル(Macaca fascicularis))が、試験物質の460nmol/kgの皮下投与を、14日後に、同じ試験物質の1840nmol/kgの投与を受けた。血液を、各動物から、2回目の投与に基づく以下の時点において、大腿静脈から収集した:投与前、0.25、0.5、2、4、24、48、72、96及び120時間(10回のサンプリング)。試料の分析を、以前の試料について記載されるように実行した。しかしながら、活性の判定は、単一である。
【0338】
Alternative Pathway WIESLAB(登録商標)キット由来の結果を、
図1に示す。
図1a~
図1gは、プレ投与なしで実行した実験の結果を示す。
図1hは、プレ投与ありで実行した単回実験の結果を示す。
【0339】
図1aにおいて、非アシル化化合物61は、C3に対する高い親和性にも関わらず、作用の期間が比較的短かった。同じことが、非アシル化化合物Cp40(
図1b)及び化合物54(
図1e)について見られる。対照的に、
図1b、1c、1d、1e、1f及び1gにおけるアシル化された化合物は、一般に、非アシル化化合物と比較した場合、より低い親和性にも関わらず、インビボ薬理活性がより長期にわたった。ペプチドのアシル化が、インビボ半減期を増大させることが通常知られているが、驚くべきことに、薬理学的有効性のインビボ期間がこの程度まで延長されることが見出された。
【0340】
薬物動態学的半減期(t1/2)を評価するために、非ヒト霊長類から投与後の特定の時点において単離した血清サンプルを、試料調製後の総薬物化合物について、類似体の内部標準を用いる固相抽出(SPE)及び液体クロマトグラフィ質量分析(LC-MS/MS)によって分析した。Phoenix WinNonlin 6.3の非コンパートメントアプローチを用いて、血清濃度の単一測定値を、薬物動態学的パラメータの算出に用いた。血漿終末消失半減期(t1/2)を、ln(2)/λzとして求めた。式中、λzは、対数濃度の対数線形回帰対終末期中の時間プロファイルの傾きの大きさである。
【0341】
薬物動態学的(PK)データを表9に示す。
【0342】
【0343】
求めた値は、近似である。なぜなら、t1/2は、予想される半減期の3倍未満について求めたからである。
【0344】
実施例6:シスタチオニン架橋コンプスタチン類似体の化学安定性
材料及び方法
シスタチオニン架橋又はジスルフィド架橋を有するコンプスタチン類似体の化学安定性。
安定性を、3つの製剤、F1:20mMホスファートpH5.5、F2:20mMホスファートpH6.5及びF3:20mMホスファートpH7.5中で、50mg/mLペプチドにおいて評価した。製剤を、各製剤中での凍結乾燥部分からのペプチドの直接的溶解によって調製した。pHを、目標まで1M NaOH及び1M HClで調整した。
【0345】
化学安定性を、促進条件(14日、40℃)下で評価し、純度の変化を逆相HPLCにより、且つ共有結合オリゴマー含量の変化を変性SECにより評価した。製剤を、40℃において、T=0、7及び14日での分析点で置いた。各時点で、小容量を抽出して、2mg/mLに希釈して、逆相HPLC及び変性SECによって試験した。
【0346】
純度判定のための逆相HPLC法
バッファA(0.3%TFA、aq.)及びバッファB(0.3%TFA、90%MeCN、aq.)勾配の、40%Bから70%Bへの勾配で0.5ml/分において20分にわたってランするKinetix C18カラム(cat.no.00F-4462-Y0、150mm×3mm、2.6μm)を備えるバイナリ勾配アプリケーション用のUltimate 3000系を用いる逆相HPLCにより、純度を評価した。220nmに設定したダイオードアレー検出器を用いて検出した。
【0347】
純度判定のための変性SEC法
バッファA(0.1%TFA、45%MeCN、aq.)のアイソクラティックフローで0.5ml/分において10分ランするTSKgel SuperSW 2000カラム(cat.no.818674、300mm×3mm、4μm)を備えるUltimate 3000系を用いる変性SEC(サイズ排除クロマトグラフィ)により、共有結合オリゴマー形成を評価した。215nmに設定したダイオードアレー検出器を用いて検出した。
【0348】
化合物番号126(ジスルフィド)及び156(シスタチオニン)の化学安定性:
試料調製:
化合物126及び156を慎重に秤量して、製剤F1、F2及びF3中に50mg/mLの標的濃度まで溶解させた。視覚的に溶解させると、濃度を、280nmでの吸光度によって確認して、試料を、40℃での安定性に設定した(placed in stability at 40℃)。
【0349】
化学安定性アッセイ:
分析用の試料をT=0、7及び14日で40℃人工気候室から引き出した。引き出した容量を、20mMホスファートpH5.5、6.5又は7.5中に1:25(最終濃度:2mg/mL)において溶解させて、0.4μLの注入(カラムに0.8μgをロード)による逆相HPLC及び変性SECによって測定した。
【0350】
結果として生じたクロマトグラムをまとめて、化学純度を逆相HPLCにより、且つ共有結合オリゴマー含量を変性SECによって求めた。純度の変化及び共有結合オリゴマー含量の対応する増大は、
図2に示すように、化合物156が、化合物126よりも有意に安定していることを示す。
【0351】
5つのジスルフィドベースの化合物(化合物111、119、123、126及び142)及び5つのシスタチオニンベースの化合物(化合物147、148、150、153及び156)の40℃での2週貯蔵由来の化学純度データを、表10に要約する。
【0352】
データは、シスタチオニン架橋を有する化合物が、pH5.5~7.5において、ジスルフィド架橋を有する化合物よりも有意に良好な化学安定性を有することを示している。
【0353】
【配列表】
【国際調査報告】