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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-01
(54)【発明の名称】糸をトラバースする装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 54/28 20060101AFI20221025BHJP
【FI】
B65H54/28 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513396
(86)(22)【出願日】2020-08-21
(85)【翻訳文提出日】2022-03-25
(86)【国際出願番号】 EP2020073528
(87)【国際公開番号】W WO2021037741
(87)【国際公開日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】102019006120.9
(32)【優先日】2019-08-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】307031976
【氏名又は名称】エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Oerlikon Textile GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Leverkuser Strasse 65, D-42897 Remscheid, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100098501
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 拓
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100134315
【弁理士】
【氏名又は名称】永島 秀郎
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】ティム チヴィエカラ
【テーマコード(参考)】
3F056
【Fターム(参考)】
3F056AA05
(57)【要約】
本発明は、パッケージを巻成するために糸をトラバースする装置に関する。装置は、可動のガイド手段(1)に結合されている糸ガイド(7)を有している。ガイド手段(1)は、駆動モータ(5)によりトラバース行程内で振れるように駆動される。糸ガイド(7)は、ガイド手段(1)に配置されているホルダ(6)に可動に配置されている。トラバース行程の終端部において糸をトラバースするためにできるだけ迅速な反転を達成するために、ガイド手段(1)は、ベルト(2)により形成されており、ベルト(2)にはホルダ(6)が固定的に結合されている。糸ガイド(7)は、トラバース行程の反転領域において糸ガイド(7)とホルダ(6)との間で並進的な相対運動が生じるように、ホルダ(6)に可動に連結されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージを巻成するために糸をトラバースする装置であって、可動のガイド手段(1)に結合されている糸ガイド(7)と、駆動モータ(5)であって、該駆動モータ(5)により前記ガイド手段(1)がトラバース行程内で振れるように駆動可能である駆動モータ(5)と、前記ガイド手段(1)に配置されたホルダ(6)であって、該ホルダ(6)に前記糸ガイド(7)が可動に保持されているホルダと、を備える装置において、
前記ガイド手段(1)が、ベルト(2)により形成されており、前記ホルダ(6)が、前記ベルト(2)に固定的に結合されており、前記トラバース行程の反転領域において前記糸ガイド(7)と前記ホルダ(6)との間で並進的な相対運動が生じるように、前記糸ガイド(7)が前記ホルダ(6)に可動に結合されていることを特徴とする、装置。
【請求項2】
前記糸ガイド(7)および/または前記ホルダ(6)に、複数のストッパ(10.1,10.2)が対応配置されており、該ストッパ(10.1,10.2)により、前記糸ガイド(7)と前記ホルダ(6)との間の相対運動が制限されている、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記糸ガイド(7)と前記ホルダ(6)とが、キャリッジガイド(8)により互いに結合されており、該キャリッジガイド(8)により前記糸ガイド(7)が前記ホルダ(6)に対して滑ることが可能である、請求項1または2記載の装置。
【請求項4】
前記糸ガイド(7)が、キャリヤプレート(9)により前記ホルダ(6)に配置されており、前記キャリヤプレート(9)が、前記ストッパ(10.1,10.2)を形成するための細長い滑り開口(12)を有しており、該滑り開口(12)のストッパ(10.1,10.2)が、前記ホルダ(6)のピン(11)と協働する、請求項3記載の装置。
【請求項5】
前記糸ガイド(7)と前記ホルダ(6)とが、旋回支持部(13)により互いに結合されており、前記旋回支持部(13)により、前記糸ガイド(7)が前記ホルダ(6)に対して相対的に旋回可能である、請求項1または2記載の装置。
【請求項6】
前記糸ガイド(7)が、傾倒レバー(14)の自由端に配置されており、前記傾倒レバー(14)の、反対側に位置する端部が、前記旋回支持部(13)により前記ホルダ(6)に保持されている、請求項5記載の装置。
【請求項7】
前記傾倒レバー(6)には、前記トラバース行程の各終端部に、前記ストッパ(10.1,10.2)のうちの一方のストッパが対応配置されており、前記ストッパ(10.1,10.2)が、前記ホルダ(6)に形成されている、請求項6記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部に記載の形式の、パッケージを巻成するために糸をトラバースする装置に関する。
【0002】
糸をトラバースするこのような装置は、たとえば独国特許出願公開第102015013380号明細書から公知である。
【0003】
溶融紡糸プロセスにおける合成糸の製造時またはテクスチャード加工プロセスにおける糸の取扱い時には、プロセスの最後に糸を保管のために巻成してパッケージを形成することが通常である。このためには、糸はパッケージ幅内で往復ガイドされ、これにより、パッケージを形成するための綾巻きが生じる。このためには糸のトラバースは、パッケージ幅内で振れるように行われるので、円筒形または双円錐形の綾巻きパッケージが生じる。糸をトラバースするためには、好適には、糸ガイドがトラバース行程内で振れるように往復ガイドされる装置が使用される。この場合、トラバース行程の各行程の終端部において糸ガイドをトラバース速度から制動することが必要であり、これにより運動方向を反転させることができる。その点では、制動後に、糸ガイドは所望のトラバース速度へと加速させられる。特に糸をガイドするための高いトラバース速度では、糸ガイドはできるだけ短時間で反転領域において制動され、かつ加速させられなければならない。反転時間が短くなればなるほど、パッケージ端部に置かれる糸質量は小さくなる。
【0004】
このためには、独国特許出願公開第102015013380号明細書に基づいて、糸ガイドがガイド手段に保持されており、ガイド手段がメイン駆動装置によりトラバース行程内で振れるように駆動される装置が公知である。反転領域において、ガイド手段に統合された、糸ガイドに作用する補助駆動装置が作動させられる。この場合、反転領域において、メイン駆動装置の制動段階で、逆向きの加速が糸ガイドにおいて引き起こされるので、糸ガイドの迅速な反転が可能である。
【0005】
しかし糸をトラバースする公知の装置では、トラバース速度が高い場合に糸ガイドの反転領域を最適化するために、補助駆動装置の制御装置とメイン駆動装置の制御装置とが互いに正確に調整されている必要がある。さらに、ガイド手段は付加的な補助駆動装置に基づいて極めて高い慣性力を有しており、この高い慣性力は、制動され、かつ加速させられるために高いエネルギ需要を有している。
【0006】
しかし先行技術においては、反転点において運動エネルギを受け止め、運動を反転させるために再びガイド手段Lへと戻す補助装置が反転領域に統合されている解決手段も公知である。糸をトラバースするこのような装置は、たとえば独国特許出願公開第3907125号明細書から公知である。しかしこの場合、付加的な補助装置が、トラバース行程の終端部に統合されていなければならず、このことは特に巻取りシステムが複数個所である場合に、ほとんど不可能である。
【0007】
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式の糸をトラバースする装置を改良して、トラバース速度が比較的高い場合に、糸がトラバース行程の反転領域において迅速かつ確実にガイドされているようにすることである。
【0008】
本発明の別の目的は、補助駆動装置または補助装置を有しない、比較的高いトラバース速度のために適している、冒頭で述べた形式の糸をトラバースする装置を提供することにある。
【0009】
この課題は、本発明によれば、ガイド手段が、ベルトにより形成されており、ホルダが、ベルトに固定的に結合されており、トラバース行程の反転領域において糸ガイドとホルダとの間で並進的な相対運動が生じるように、糸ガイドがホルダに可動に結合されていることにより解決される。
【0010】
本発明の有利な改良形は、従属請求項に記載の特徴および特徴の組み合わせにより定義されている。
【0011】
本発明は、糸ガイドが、反転領域において、ガイド手段から独立して制動され、加速させられることにより優れている。したがって、糸ガイドの極めて短い反転時間が実現される。ホルダにおける糸ガイドの可動性により、反転段階における糸ガイドの運動エネルギは、糸ガイドにおける短い制動段階および加速段階を実現するために利用される。ガイド手段がホルダと一緒に反転領域において既に制動される一方で、制動力は糸ガイドにまだ作用せず、これにより糸ガイドはホルダに対して相対的に運動し、妨げられることなしにトラバース速度で短時間の間引き続きガイドされる。
【0012】
糸ガイドの運動反転のために、糸ガイドおよび/またはホルダに、複数のストッパが対応配置されており、これらのストッパにより、糸ガイドとホルダとの間の相対運動が制限されている本発明の改良形が規定されている。この場合、ホルダに対して相対的な糸ガイドの可動性の期間は、好適には、糸ガイドの相対運動中に、ホルダの制動および新たな加速がガイド手段により達成可能であるように、算定される。
【0013】
並進的な相対運動のできるだけ大きな領域を得るために、糸ガイドとホルダとが、キャリッジガイドにより互いに結合されており、キャリッジガイドにより、糸ガイドがホルダに対して相対的に滑ることが可能である、本発明の改良形が好適に実施されている。これにより、糸ガイドを調整して相対運動中にガイドすることができる。パッケージ周面における糸のトラバースには影響が与えられないままである。
【0014】
キャリッジガイドでの相対運動の制限を得るために、糸ガイドが、キャリヤプレートによりホルダに配置されており、キャリヤプレートが、ストッパを形成するために細長い滑り開口を有しており、滑り開口のストッパが、ホルダのピンと協働することがさらに規定されている。
【0015】
しかし基本的には、糸ガイドとホルダとを旋回支持部により互いに結合し、旋回支持部により、糸ガイドがホルダに対して相対的に旋回可能である可能性も生じる。この場合、糸ガイドがホルダに対して旋回させられるように、加速力はホルダの制動時に糸ガイドに作用する。
【0016】
この場合、糸ガイドが、傾倒レバーの自由端に配置されており、傾倒レバーの、反対側に位置する端部が、旋回支持部によりホルダに保持されている本発明の改良形が有利であることが判った。傾倒レバーにより、ガイド手段の制動時に相対運動を開始するための十分な質量が実現される。
【0017】
傾倒レバーは、ガイド手段の運動方向に旋回可能であり、ホルダの制動時に糸をトラバースするためのトラバース運動の継続を引き起こす。
【0018】
傾倒レバーの可動性は、傾倒レバーに、トラバース行程の各終端部において、複数のストッパのうちの一つのストッパが対応配置されており、ストッパが、ホルダに形成されている本発明の改良形によって制限されている。したがって、糸ガイドは、ストッパにおける傾倒レバーの当接により、糸をトラバースするための線形領域内においてガイド手段によって確実にガイドされる。
【0019】
本発明を以下に複数の実施例につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】糸をトラバースする本発明に係る装置の第1の実施例を概略的に上から示す平面図である。
図2図1に示した実施例を概略的に示した側面図である。
図3.1】図1および図2に示した実施例の糸ガイドの運転状況を示す図である。
図3.2】図1および図2に示した実施例の糸ガイドの別の運転状況を示す図である。
図4.1】糸をトラバースする本発明に係る装置の別の実施例の糸ガイドの運転状況を示す図である。
図4.2】糸をトラバースする本発明に係る装置の別の実施例の糸ガイドの別の運転状況を示す図である。
【0021】
図1および図2には、パッケージを巻成するために糸をトラバースする本発明に係る装置の第1の実施例が複数の視点で概略的に図示されている。図1には、この実施例が上から見た平面図で示されており、図2には側面図で示されている。2つの図面のうちの一方の図面に明確に関連付けがなされない限り、以下の説明は両方の図面に当てはまる。
【0022】
本実施例は、糸をトラバースするためにガイド手段1を有している。ガイド手段1は、無端のベルト2として形成されている。無端のベルトは、互いに反対側に位置する変向ローラ3.1,3.2ならびに1つの駆動ホイール4によりガイドされる。駆動ホイール4は、駆動モータ5に結合されている。
【0023】
変向ローラ3.1,3.2間のベルト2の一区分に、糸ガイド7およびホルダ6が配置されている。ホルダ6は、ベルト2に固定的に結合されている。糸ガイド7は、1つのトラバース行程内で行程の終端部において、糸ガイド7と、ベルト2によりガイドされるホルダ6との間の相対運動が可能であるように、ホルダ7に可動に配置されている。
【0024】
本実施例では、ホルダ6が、突出するピン11を有しており、このピン11において、糸ガイド7はキャリッジガイド8によりガイドされている。このためには、糸ガイド7が、キャリヤプレート9に結合されており、キャリヤプレート9は、ベルト2の方向で位置調整された滑り開口12を有している。滑り開口12は、互いに反対側に位置するストッパ10.1,10.2により画定されている。その点では、キャリヤプレート9は、ホルダ6において、ピン11に設けられたキャリッジガイド8により滑りガイド12のストッパ10.1,10.2間で往復ガイドされている。
【0025】
本実施例の機能を説明するために付加的に図3.1および図3.2を参照する。
【0026】
糸をトラバースするために、糸は糸ガイド7によりガイドされる。このために、糸ガイド7はガイド溝7.1を有している。したがって糸は、変向ローラ3.1,3.2間に延びるトラバース行程内で往復ガイドされる。このためには、ガイド手段1、この場合にはベルト2が、駆動モータ5および駆動ホイール4により振れるように駆動される。トラバース行程の反転領域において、ガイド手段1の運動方向を反転させることが必要である。その点では、ベルト2が駆動モータ5により制動され、反対方向に加速させられる。糸ガイド7は、ホルダ6およびベルト2によりガイドされる。図3.1には、例示的にホルダ6がトラバース行程の反転領域にどのように接近するかの状況が図示されている。この状況では、滑り開口のストッパ10.1が、ホルダ6のピン11に当接している。糸ガイド7は、ホルダ6およびベルト2によって矢印により示された方向に駆動される。
【0027】
ホルダ6が制動されるや否や、糸ガイド7において制動力は発生せずに、糸ガイド7がキャリッジガイド8内でその運動を継続し、ホルダ6に対して相対的に並進的に運動することにつながる。キャリッジガイド8内における糸ガイド7の運動は、キャリヤプレート9の滑り開口12に設けられた反対側に位置するストッパ10.2により停止される。糸ガイド7の相対運動中に、ホルダ6およびベルト2における方向反転が生じ、これにより、糸ガイド7の運動方向とホルダ6の運動方向とは、図2に矢印により示されているように逆向きにされている。その点では、糸ガイド7は、ホルダ6により急激に停止され、逆方向へと加速させられる。その点では、糸ガイド7は、糸と一緒に短時間で制動され、加速させられる。したがって、巻成されるパッケージのパッケージ端部において極めて短い行程移行が、対応して僅かにしか置かれない糸質量で生じる。糸ガイド7とホルダ6との間の並進的な相対運動により、ベルト2に連結されたホルダ6の反転のために、単にホルダ6の質量慣性のみを駆動モータ5のために考慮すればよい。糸ガイド7の質量は、ホルダ6の方向反転後にようやく有効となる。
【0028】
図1および図2に示した実施例において図示された、ガイド手段における糸ガイドとホルダとの間の並進的な相対運動を実現するための構造的な構成は、例示的である。基本的には別の構造バリエーションも可能である。
【0029】
図4.1および図4.2には、別の可能な実施例が概略的に図示されている。図4.1および図4.2に示した実施例は、ガイド手段1に関しては上述の実施例と同一であり、単にホルダ6および糸ガイド7の構造的な構成においてのみ異なっている。
【0030】
図4.1および図4.2に図示されているように、ホルダ7は、旋回支持部13を有している。この旋回支持部13の旋回軸は、ベルト平面に対して垂直に形成されている。旋回支持部13により、傾倒レバー14がホルダ6に保持されている。このためには、傾倒レバー14の一方の端部が旋回支持部13内に保持されている。傾倒レバー14の突出した自由端には、糸ガイド7が形成されている。傾倒レバー14は、ガイド手段もしくはベルト2の運動方向で旋回可能である。ホルダ6に対して並進的に実施される相対運動は、反転領域にそれぞれ対応配置されたストッパ10.1,10.2によって停止される。本実施例では、ストッパ10.1,10.2は、ホルダ6に配置されている。
【0031】
運転中に、ホルダ6は、ベルト2によって振れるようにトラバース行程内で往復ガイドされる。図4.1には、ホルダ6が糸ガイド7と一緒に1つの運動方向でどのようにガイドされるかの状況が示されている。この状況では、傾倒レバー14はストッパ10.2に当接している。
【0032】
トラバース行程の反転領域に到達するや否や、ベルト2およびホルダ6は、駆動モータ5により制動され、運動方向が反転される。ホルダ6の制動時に、傾倒レバー14の線形運動が、反転点の方向への糸ガイド7の旋回を引き起こす。この状況は、図4.2に図示されている。ホルダ6およびベルト2は、既に逆方向に加速させられ駆動される。これに対して傾倒レバーは逆方向でストッパ10.1に向かってガイドされる。傾倒レバーがストッパ10.1に到達するや否や、糸ガイド7とホルダ6とは一緒にベルト2によりガイドされる。
【0033】
図1および図2に図示した実施例の構造は、例示的である。基本的には、糸ガイドまたはホルダが、ガイドレールによりトラバース行程内でガイドされることが通例である。さらに、トラバース行程の長さをパッケージの巻成中に変更する可能性も生じる。同様に、1つのベルトに複数のホルダおよび糸ガイドが配置されていてよく、これによりたとえば隣り合う2つの巻取箇所の糸をガイドすることができる。
【0034】
糸ガイドが、トラバース行程中に、行程反転領域のうちの一方への到達前にホルダに対する望ましくない相対運動を実施することができないように、糸ガイドにおいて、たとえば空気抵抗の上昇によってより多くの摩擦を形成する可能性も生じる。
図1
図2
図3.1】
図3.2】
図4.1】
図4.2】
【国際調査報告】