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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-01
(54)【発明の名称】分配容器およびバッグ装置
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/00 20060101AFI20221025BHJP
   B65D 25/48 20060101ALI20221025BHJP
   B65D 77/04 20060101ALI20221025BHJP
【FI】
B65D83/00 G
B65D25/48 Z
B65D77/04 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513613
(86)(22)【出願日】2020-08-17
(85)【翻訳文提出日】2022-03-30
(86)【国際出願番号】 IL2020050903
(87)【国際公開番号】W WO2021038555
(87)【国際公開日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】269047
(32)【優先日】2019-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IL
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522075368
【氏名又は名称】リモン,ロネン
【氏名又は名称原語表記】RIMON, Ronen
【住所又は居所原語表記】King Hizkiahoo st. 6, 9314708 Jerusalem (IL)
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100182903
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武慶
(72)【発明者】
【氏名】リモン,ロネン
【テーマコード(参考)】
3E014
3E062
3E067
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PB03
3E014PC04
3E014PC07
3E014PC12
3E014PC16
3E014PD22
3E014PD23
3E014PE15
3E014PF05
3E062AA09
3E062AB01
3E062AC02
3E062KA01
3E062KB02
3E062KB11
3E067AA03
3E067AA04
3E067BA03C
3E067BA12B
3E067EB20
3E067EE59
3E067FA04
3E067FC01
3E067GD01
(57)【要約】
フレーム部材(12A)と、フレーム部材(12A)へ接続されるバッグおよび蓋部材(12D)とを含む分配容器(10)。バッグおよび蓋部材(12D)は、内容物(24)を収容するバッグ(18)と、内部を通じて内容物(24)を分配するためのオリフィス(16)とを含み、これにより、内容物(24)によってフレーム部材(12A)が汚染されることが無くなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分配容器(10)であって、分配容器(10)は、
フレーム部材(12A)と、
蓋部材(12C)と、
バッグ装置(12B)であって、前記バッグ装置(12B)は、前記フレーム部材(12A)と前記蓋部材(12C)との間に接続されるラック(20)を含み、前記バッグ装置(12B)は、前記ラック(20)から取り外し不可能であるバッグ(18)をさらに含み、前記バッグ(18)は、前記蓋部材(12C)を通じて分配されるべき内容物(24)を含む、バッグ装置(12B)と、
を含み、
これにより、前記内容物(24)によって前記フレーム部材(12A)が汚染されることが無くなる、
分配容器(10)。
【請求項2】
前記フレーム部材(12A)は、第1のねじ山(14A)を含み、前記バッグ装置(12B)の前記ラック(20)は、前記第1のねじ山へ接続される第2のねじ山(14B1)を含む、請求項1に記載の分配容器(10)。
【請求項3】
前記蓋部材(12C)は、第1の接続部材(14C)を含み、
前記バッグ装置(12B)の前記ラック(20)は、前記第1の接続部材(14C)へ接続される第2の接続部材(14B2)を含む、請求項1に記載の分配容器(10)。
【請求項4】
前記第1の接続部材(14C)および前記第2の接続部材(14B2)は、両者間の接続を可能にしかつ両者同士の分離を不可能にするように、構成される、請求項3に記載の分配容器(10)。
【請求項5】
前記第1の接続部材(14C)および前記第2の接続部材(14B2)は、一方向型歯を含み、
これにより、前記歯同士を押しつけ合うことによって前記接続が作動可能となる、
請求項3に記載の分配容器(10)。
【請求項6】
前記バッグ(18)は、貼付、溶接、鋳造からなる群から選択される少なくとも1つの部材を介して前記バッグ装置(12B)の前記ラック(20)から取り外し不可能とされる、請求項1に記載の分配容器(10)。
【請求項7】
分配容器(10)であって、
フレーム部材(12A)と、
前記フレーム部材(12A)へ接続されるバッグおよび蓋部材(12D)であって、前記バッグおよび蓋部材(12D)は、内容物(24)を収容するバッグ(18)および内部を通じて前記内容物(24)を分配するためのオリフィス(16)を含む、バッグおよび蓋部材(12D)と、
を含み、
これにより、前記内容物(24)によって前記フレーム部材(12A)が汚染されることが無くなる、
分配容器(10)。
【請求項8】
バッグ装置(12B)であって、前記バッグ装置(12B)は、
ラック(20)であって、
a)前記バッグ装置(12B)をフレーム部材(12A)へ接続させるためのねじ山(14B1)、および
b)前記バッグ装置(12B)を蓋部材(12C)へ接続させるための接続部材(14B2)
を含むラック(20)と、
前記ラック(20)から取り外し不可能であるバッグ(18)であって、前記バッグ(18)は、分配すべき内容物(24)を収容する、バッグ(18)と、
を含む、バッグ装置(12B)。
【請求項9】
前記バッグ(18)を被覆するように前記ラック(20)上に設けられたリード(34)、をさらに含み、
これにより、前記バッグ装置(12B)は、前記内容物(24)を収容するように単独で構成される、請求項8に記載のバッグ装置(12B)。
【請求項10】
前記バッグ(18)は、角部(38)を含み、
これにより、前記角部(38)か穿刺されて、前記角部(38)を通じて前記内容物(24)が分配される、請求項8に記載のバッグ装置(12B)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部からの分配が行われるコンテナの分野に関連する。
【背景技術】
【0002】
ソースの分配のために、非使い捨て式の押圧可能な瓶が用いられている。使用の終了時においては、この瓶を清掃してから再補充を行う必要が有り、不利である。
【0003】
1つの公知の解決法として、使い捨て式のバッグがある。しかし、それでも、再補充時において瓶の外側ねじ締め領域が露出され、汚染されることがあり得る。
【0004】
従来技術の上記および他の問題に対して解決法を提供する必要性が、長年要望されている。
【発明の概要】
【0005】
分配容器であって、
フレーム部材と、
フレーム部材へ接続されるバッグおよび蓋部材であって、バッグおよび蓋部材はバッグを含む、バッグおよび蓋部材と、
を含む、分配容器。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本明細書中、本発明の実施形態、特徴および態様について、以下の図面に関連して説明する。
図1図1は、非組立状態における本発明の一実施形態による分配容器を示す。
図2図2は、図1の分配容器の第1のステップおよび第2のステップを示す。
図3図3は、図1の分配容器の使用の第3のステップおよび第4のステップを示す。
図4図4は、図3の一部を拡大して示す。
図5図5は、図1の分配容器の使用の第5のステップを示す。
図6図6は、図1のバッグ装置を単独で示す。
図7図7は、図1のバッグ装置を、ソースを含む状態で供給される蓋と共に示す。
図8図8は、他の実施形態による図1の非組立状態における分配容器を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、非組立状態における本発明の一実施形態による分配容器を示す。
【0008】
本発明の一実施形態による分配容器10は、フレーム部材12Aと、容器のオリフィス16からの分配が行われる蓋部材12Cと、バッグ18のためのラック20を含むバッグ装置12Bとを含む。ラックは、フレーム部材12Aと蓋部材12Cとの間に配置される。
【0009】
フレーム部材12Aは非使い捨て式として意図されている一方、バッグ装置12Bは使い捨て式として意図されており、フレーム部材12Aを清潔に保つために、ソースなどの内容物を非使い捨て式フレーム部材12Aから分離させる。
【0010】
フレーム部材12Aは、バッグ装置12Bのラック20のねじ山14B1と噛み合わせられるねじ山14Aを含み、蓋部材12Cは、接続部材14B2(例えば、バッグ装置12Bのラック20のねじ山)への接続のための接続部材14C(例えば、ねじ山)を含む。
【0011】
バッグ装置12Bは、(例えばラック20への溶接、貼付または鋳造によって)ねじ山14B1および接続部材14B2を含むラック20から取り外し不可能となるバッグ18を含む。
【0012】
図2は、図1の分配容器の使用の第1のステップおよび第2のステップを示す。
【0013】
第1のステップにおいて、ユーザは、フレーム部材12Aへのバッグ装置12Bのラック20の接続を、バッグ装置12Bのラック20のねじ山14B1へねじ止めされたフレーム部材12Aのねじ山14Aを介して行う。
【0014】
第2のステップにおいて、ソース24が、バッグ装置12Bのバッグ18中へ注入される。
【0015】
図3は、分配容器を用いた第3のステップおよび第4のステップを示す。
【0016】
第3のステップにおいて、蓋部材12Cは、バッグ装置12Bのラック20へ接続部材14Cおよび14B2を介して接続される。
【0017】
第4のステップにおいて、ソース24は、蓋部材12Cのオリフィス16を通じて分配され得る。
【0018】
図4は、図3の一部の拡大図である。
【0019】
接続部材14Cおよび14B2は、分離を不可能にしつつ接続のみを可能にするように、構成され得る。
【0020】
これは、一方向型の弾性歯である接続部材14Cおよび14B2から付加され得、一方向型歯14Cおよび14B2を(回転させるのではなく)相互に押圧することによって接続が行われる。
【0021】
図5は、図1の分配容器の使用の第5のステップを示す。
【0022】
第5のステップにおいて、まだ蓋部材12Cへ接続されている状態のバッグ装置12Bのラック20がフレーム部材12Aから取り外されると、フレーム部材12Aは清浄な状態となり、図2に示すような新規バッグ装置12Bの接続が可能となる。
【0023】
別の実施形態によれば、バッグ装置12Bおよび蓋部材12Cは、ソース24をさらに含み得る単一の部材12Dとして市販され得る。
【0024】
図6は、図1のバッグ装置を単独で示す。
【0025】
バッグ装置12Bは、ソース24を含んだ状態でリード34によって閉鎖された状態で供給され得る。
【0026】
図7は、ソースを含んだ状態で供給されるように蓋を含む図1のバッグ装置を示す。
【0027】
バッグ装置12Bは、(図6のリード34に関連して閉鎖が向上した)蓋部材12Cによる閉鎖によりソース24を含んだ状態で供給され得、バッグ18の角部38への穿刺によって直接分配が行われる。
【0028】
バッグラック20の接続部材14B2および14Cは、通常のねじ山を構成し得、これにより、オリフィスを含まない蓋部材12Cが取り外され、このオリフィスを含まない蓋部材12Cが(内部を通じた分配のための)オリフィス16を含む蓋部材12Cと交換される。
【0029】
図8は、他の実施形態による図1の非組立状態における分配容器を示す。
【0030】
ねじ山ならびに接続部材14A、14B1、14B2および14Cはそれぞれ、外部であってもあるいは内部であってもよく、例えば図8のものは図1と異なる。
【0031】
フレーム部材12Aは、図1に示すような容器であり得るかまたは例えば図8に示すフレームのみであり得る。
【符号の説明】
【0032】
-参照符号10は、本発明の一実施形態による分配容器を示す。
-12A:フレーム部材
-12B:バッグ装置
-12C:蓋部材
-12D:バッグおよび蓋部材
-14A、14B1:ねじ山
-14B2、14C:接続部材(例えば、ねじ山、弾性歯)
-16:分配用オリフィス
-18:バッグ装置12Bのバッグ
-20:バッグ装置12Bのバッグ18を吊すためのラック
-22:蓋部材12Cの開口可能なキャップ
-24:内容物(例えば、ソース)
-30:ゾーン
-32:内容物24の残り部分を除去するためのバッグ18中の切り離し線
-38:穿刺対象であるバッグ18の角部
-36:分量マーク。
【0033】
請求項中の参照符号は、請求項をいかなる形態においても制限するものとして解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】