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特表2022-546047ロボット清掃機ダストカップ用破片フィン
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-02
(54)【発明の名称】ロボット清掃機ダストカップ用破片フィン
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/10 20060101AFI20221026BHJP
   A47L 9/28 20060101ALI20221026BHJP
【FI】
A47L9/10 Z
A47L9/28 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513199
(86)(22)【出願日】2020-08-28
(85)【翻訳文提出日】2022-04-11
(86)【国際出願番号】 US2020048513
(87)【国際公開番号】W WO2021041887
(87)【国際公開日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】62/892,953
(32)【優先日】2019-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/013,188
(32)【優先日】2020-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510053422
【氏名又は名称】シャークニンジャ オペレーティング エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ギル,アーロン
(72)【発明者】
【氏名】カマダ,イサク ディー.
(72)【発明者】
【氏名】カーン,ラハット
(72)【発明者】
【氏名】スブラマニ,カーティケヤン
(72)【発明者】
【氏名】リン,ホンボー
【テーマコード(参考)】
3B057
3B062
【Fターム(参考)】
3B057DE06
3B062AB01
(57)【要約】
ロボット清掃機ダストカップ用破片フィンは、フィンマウントと、発散角に従ってフィンマウントから延在する気流本体とを含んでよく、気流本体は気流表面を画定し、気流本体は、そこに入射する空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボット清掃機ダストカップ用破片フィンであって、
フィンマウントと、
発散角に従って前記フィンマウントから延在する気流本体であって、前記気流本体は気流表面を画定し、前記気流本体はそこに入射する空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される、気流本体と、を含む、破片フィン。
【請求項2】
前記気流本体が、前記気流表面から延在する一つ以上のリブを含む、請求項1に記載の破片フィン。
【請求項3】
前記気流本体が、前記気流表面内に画定される一つ以上の溝を含む、請求項1に記載の破片フィン。
【請求項4】
前記気流本体の後縁が、波形状を画定する、請求項1に記載の破片フィン。
【請求項5】
前記波形状が方形波である、請求項4に記載の破片フィン。
【請求項6】
前記波形状が湾曲波である、請求項4に記載の破片フィン。
【請求項7】
除去(debriding)リブをさらに含む、請求項1に記載の破片フィン。
【請求項8】
オーバーレイをさらに含み、前記オーバーレイは前記気流本体の少なくとも一部分に沿って延在する、請求項1に記載の破片フィン。
【請求項9】
ロボット清掃機用ダストカップであって、
ダストカップトップと、
ダストカップ基部と、
前記ダストカップトップと前記ダストカップ基部との間に延在する一つ以上の側壁と、
破片フィンであって、前記破片フィンの少なくとも一部は前記ダストカップトップと前記ダストカップ基部との間に前記ダストカップ基部の方向に延在し、前記破片フィンは気流表面を画定する気流本体を含み、前記気流本体は、そこに入射する空気内に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される、破片フィンと、を含む、ダストカップ。
【請求項10】
対応する前記一つ以上の側壁の一つに画定されるロボット清掃機ダストカップ入口をさらに含む、請求項9に記載のダストカップ。
【請求項11】
前記気流本体が前記ロボット清掃機ダストカップ入口の中心軸に対して横方向に延在する、請求項10に記載のダストカップ。
【請求項12】
対応する前記一つ以上の側壁の一つに画定されるロボット清掃機ダストカップ出口をさらに含む、請求項10に記載のダストカップ。
【請求項13】
前記ロボット清掃機ダストカップ出口に近接した気流指示器をさらに含み、前記気流指示器はそこに入射した空気を前記ダストカップトップから離れた方向に付勢するように構成される、請求項12に記載のダストカップ。
【請求項14】
前記破片フィンが、前記気流表面から延在する一つ以上のリブを含む、請求項9に記載のダストカップ。
【請求項15】
前記破片フィンが、前記気流表面内に画定される一つ以上の溝を含む、請求項9に記載のダストカップ。
【請求項16】
前記破片フィンの後縁が、波形状を画定する、請求項9に記載のダストカップ。
【請求項17】
前記波形状が方形波である、請求項16に記載のダストカップ。
【請求項18】
前記波形状が湾曲波である、請求項16に記載のダストカップ。
【請求項19】
前記破片フィンが除去リブを含む、請求項9に記載のダストカップ。
【請求項20】
前記破片フィンがオーバーレイをさらに含み、前記オーバーレイは前記気流本体の少なくとも一部分に沿って延在する、請求項9に記載のダストカップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、2019年8月28日出願の「Debris Fin for Robotic Cleaner Dust Cup configured to Straighten Fibrous Debris Entrained within Air that is Incident thereon」と題された米国特許仮出願第62/892,953号および2020年4月21日出願の「Debris Fin for Robotic Cleaner Dust Cup configured to Straighten Fibrous Debris Entrained within Air that is Incident thereon」と題された米国仮特許出願第63/013,188号の利益を主張し、それら各々が参照により本明細書に完全に組み入れられたものとする。
【0002】
本開示は、一般に、自動清掃装置、より具体的には、少なくとも一つのダストカップを有するロボット清掃機を対象とする。
【背景技術】
【0003】
自律表面処理装置は、表面から破片を除去する間、人による関与はほとんどまたは全くなしに、表面(例えば、床)を横断するように構成される。例えば、ロボット掃除機は、コントローラー、複数の駆動輪、吸引モーター、ブラシロール、および破片を貯蔵するためのダストカップを含み得る。コントローラーは、ロボット掃除機を、一つ以上のパターン(例えば、ランダムな跳ね返りパターン、スポットパターン、壁/障害物をたどるパターン、および/または類似のもの)に従って移動させる。一つ以上のパターンに従って移動している間、ロボット掃除機はダストカップ内に破片を収集する。ダストカップが破片を集めると、ロボット掃除機の性能は低下するかもしれない。このように、クリーニング性能を維持するために、一定の間隔でダストカップは空にされる必要があり得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
これらおよびその他の特徴や利点は、図面とともに以下の詳細な説明を読むことによってより良く理解される。
【0005】
図1図1は、本開示の実施形態と一致する、ロボット清掃機およびロボット清掃機ドッキングステーションの概略実施例である。
【0006】
図2図2は、本開示の実施形態と一致する、ロボット清掃機ダストカップの概略実施例を示す。
【0007】
図3図3は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0008】
図4図4は、本開示の実施形態と一致する、図3の破片フィンの端面図を示す。
【0009】
図5図5は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0010】
図6図6は、本開示の実施形態と一致する、図5の破片フィンの斜視端面図を示す。
【0011】
図7図7は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0012】
図8図8は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0013】
図9図9は、本開示の実施形態と一致する、図8の破片フィンの端面図を示す。
【0014】
図10図10は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0015】
図11図11は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の斜視図を示す。
【0016】
図12図12は、本開示の実施形態と一致する、ロボット清掃機ダストカップの実施例の斜視図を示す。
【0017】
図13図13は、本開示の実施形態と一致する、図12のロボット清掃機ダストカップの実施例の線XIII-XIIIに沿った断面図を示す。
【0018】
図14図14は、本開示の実施形態と一致する、そこから取り外された開放可能扉を有する、図12のダストカップの上面図を示す。
【0019】
図15図15は、本開示の実施形態と一致する、ロボット清掃機ダストカップの実施例の断面斜視図を示す。
【0020】
図16図16は、本開示の実施形態と一致する、図15のロボット清掃機ダストカップの別の断面図を示す。
【0021】
図17図17は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンを有するロボット清掃機ダストカップの実施例の断面斜視図を示す。
【0022】
図18図18は、本開示の実施形態と一致する、図17の破片フィンの斜視図を示す。
【0023】
図19図19Aは、本開示の実施形態と一致する、図17の破片フィンの図18の線XIX-XIXに沿った斜視断面図を示す。
【0024】
図19Bは、本開示の実施形態と一致する、図17の破片フィンの斜視分解図を示す。
【0025】
図20図20は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンを有するロボット清掃機ダストカップの実施例の断面斜視図を示す。
【0026】
図21図21は、本開示の実施形態と一致する、図20の破片フィンの斜視図を示す。
【0027】
図22図22は、本開示の実施形態と一致する、図20の破片フィンの図21の線XXII-XXIIに沿った斜視断面図を示す。
【0028】
図23図23は、本開示の実施形態と一致する、図20の破片フィンの斜視分解図を示す。
【0029】
図24図24は、本開示の実施形態と一致する、図20の破片フィンの斜視図を示す。
【0030】
図25図25は、本開示の実施形態と一致する、破片フィンの実施例の上面斜視図を示す。
【0031】
図26図26は、本開示の実施形態と一致する、図25の破片フィンの底面斜視図を示す。
【0032】
図27図27は、本開示の実施形態と一致する、図25の破片フィンの側面図を示す。
【0033】
図28図28は、本開示の実施形態と一致する、図25の破片フィンの上面図を示す。
【0034】
図29図29は、本開示の実施形態と一致する、図25の破片フィンの断面斜視図を示す。
【0035】
図30図30は、本開示の実施形態と一致する、図25の破片フィンの別の断面斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
本開示は、一般にロボット清掃機用ダストカップに関する。ロボット清掃機ダストカップは、ロボット清掃機ダストカップ入口およびロボット清掃機ダストカップ出口を含む。破片フィンは、ロボット清掃機ダストカップの上面と底面との間に、ロボット清掃機ダストカップの水平面に対して横方向に延在する。破片フィンは、清掃作業中にロボット清掃機ダストカップ入口内に吸引された破片と係合するように構成される。破片フィンと繊維質の破片(例えば、毛髪または糸)との係合は、ロボット清掃機ダストカップに入る繊維質の破片を、真っすぐにするよう促し、および/またはもつれにくくし得る。結果として、ロボット清掃機ダストカップが(例えば、ドッキングステーションを使用して)空にされるとき、破片はロボット清掃機ダストカップ出口から、より簡単に吸引され得る。追加的に、または代替的に、破片フィンは、ロボット清掃機ダストカップ内に堆積された繊維質の破片の少なくとも一部分が、ロボット清掃機ダストカップ入口を通してロボット清掃機ダストカップから出ることを防止し得る(例えば、ロボット清掃機ダストカップ入口の少なくとも一部分を物理的に遮蔽することによって、および/またはロボット清掃機ダストカップ入口を通過する空気の流速を増加させることによって)。こうした構成は、例えば、ロボット清掃機の攪拌器に絡みあう繊維質の破片の量を低減し得る。したがって、一部の例では、破片フィンは、一般的に、繊維質の破片が、ロボット清掃機ダストカップ内を単一方向に移動するよう促していると記述され得る(例えば、ロボット清掃機ダストカップ入口からロボット清掃機ダストカップ出口に向かって)。
【0037】
一部の例では、ロボット清掃機ダストカップは、例えば、ロボット清掃機の攪拌器の一部分と係合するように構成された除去(debriding)リブを含み得る。係合部は、攪拌器上に絡まった繊維質の破片の少なくとも一部分がそこから除去され得るように構成される。除去リブは、ロボット清掃機ダストカップ(例えば、ロボット清掃機ダストカップの基部、上部、または側壁)または破片フィンの主本体のうちのいずれか一つに結合されてもよく、またはそれから一体的に形成されてもよい。破片フィンと結合されたり、または一体的に形成されたりする場合、攪拌器と除去リブの係合の結果として発生する音は、除去リブがロボット清掃機ダストカップの主本体と結合されるか、または一体的にその主本体から形成される時と比較して、減少し得る。
【0038】
図1は、ドッキングステーション100の概略図を示す。ドッキングステーション100は、基部102と、ドッキングステーションダストカップ104とを含む。基部102は、ドッキングステーション入口108に流体連結されるドック吸引モーター106(隠線で示される)およびドッキングステーションダストカップ104を含む。ドック吸引モーター106が起動されると、流体は、ドッキングステーション入口108内に流れ込み、ドッキングステーションダストカップ104を通り、ドック吸引モーター106を通過した後、基部102から流れ出る。
【0039】
ドッキングステーション入口108は、ロボット清掃機101(例えば、ロボット掃除機、ロボットモップ、および/または任意の他のロボット清掃機)に流体連結するように構成される。ロボット清掃機101は、出口ポート107(隠線で示される)を有するロボット清掃機ダストカップ109(隠線で示される)、ロボット清掃機ダストカップ109に流体的に連結されたロボット清掃機吸引モーター111(隠線で示される)、およびロボット清掃機101が表面上を付勢するように構成された一つ以上の駆動輪113を含み得る。例えば、ドッキングステーション入口108は、ロボット清掃機101のダストカップに貯蔵された破片がドッキングステーションダストカップ104に移動され得るように、ロボット清掃機ダストカップ109内に設けられた出口ポート107に流体連結するように構成され得る。ドック吸引モーター106が起動されると、ドック吸引モーター106は、ロボット清掃機ダストカップ109に貯蔵された破片がドッキングステーションダストカップ104に入るように付勢する。破片は、後の廃棄のために、ドッキングステーションダストカップ104内に収集され得る。ドッキングステーションダストカップ104は、ドッキングステーションダストカップ104が満杯になる(例えば、ドッキングステーション100の性能が実質的に低下する)前に、ドッキングステーションダストカップ104がロボット清掃機ダストカップ109から、破片を複数回(例えば、少なくとも二回)受け取ることができるように、構成されてもよい。言い換えれば、ドッキングステーションダストカップ104は、ロボット清掃機ダストカップ109が、ドッキングステーションダストカップ104が満杯になる前に数回空にされ得るように構成され得る。
【0040】
一部の例では、ロボット清掃機101は、一つ以上の湿式清掃作業を行うように構成され得る(例えば、モップパッドおよび/または流体分注ポンプを使用して)。追加的に、または代替的に、ロボット清掃機101は、一つ以上の真空清掃作業を実施するように構成され得る。
【0041】
図2は、図1のロボット清掃機ダストカップ109の実施例であり得る、ロボット清掃機ダストカップ200の概略実施例を示す。示されるように、ロボット清掃機ダストカップ200は、ダストカップ基部202、ダストカップトップ204、およびダストカップ基部202とダストカップトップ204との間に延在する一つ以上のダストカップ側壁206を含む。ロボット清掃機ダストカップ入口208およびロボット清掃機ダストカップ出口210は、一つ以上のダストカップ側壁206の対応する一つに画定される。例えば、示されるように、ロボット清掃機ダストカップ入口208およびロボット清掃機ダストカップ出口210は、対向する側壁206内に画定されてもよい。
【0042】
示されるように、破片フィン212の少なくとも一部分は、ダストカップトップ204とダストカップ基部202との間に位置するダストカップ空洞213内に、ダストカップ基部202に向かう方向に(例えば、ロボット清掃機ダストカップ入口208の中心軸214に対して横方向の方向)延在する。言い換えれば、破片フィン212は、ロボット清掃機ダストカップ200の水平面に対して横方向の方向に延在する。このように、ロボット清掃機ダストカップ入口208を通って流れる空気は、(例えば、清掃作業の間)、破片フィン212の気流本体219上に入射し、そこに入射した空気を、ダストカップ基部202に向かって、気流本体219の気流表面216に沿って付勢させる。気流本体219(例えば、気流表面216)は、気流表面216上を流れる空気中に取り込まれた繊維質の破片(例えば、毛髪または糸)を真っすぐにさせる(例えば、ほぐされる)ように構成され得る。
【0043】
破片フィン212は、フィンマウント218を含み得る。フィンマウント218は、破片フィン212をロボット清掃機ダストカップ200に連結するように構成される。例えば、示されるように、フィンマウント218は、ダストカップトップ204に連結するように構成され得る。気流本体219は、気流本体219とダストカップトップ204との間に延在する発散角θに従って、ダストカップトップ204から離れる方向に、ダストカップ基部202に向かってフィンマウント218から延在する。言い換えれば、発散角θは、フィンマウント218の取付面220によって画定される平面(例えば、水平面)と気流本体219との間に延在する。発散角θは、破片フィン212の長さに沿って一定または非一定であってもよい。
【0044】
図3は、破片フィン212の実施例であり得る破片フィン300の斜視図を示す。図4は、破片フィン300の端面図を示す。
【0045】
示されるように、破片フィン300は、フィンマウント302と、発散角βに従ってフィンマウント302から延在する気流本体304とを含む。フィンマウント302は、フィンマウント302がロボット清掃機ダストカップに結合され得るように、ロボット清掃機ダストカップと係合するように構成された取付面303を画定する。気流本体304は、そこにロボット清掃機ダストカップに入る空気が入射する気流表面306と、気流表面306の反対側に位置する表面を向いたダストカップトップ308とを画定する。発散角βの角度は、表面を向いたダストカップトップ308とフィンマウント302の取付面303によって画定される平面(例えば、水平面)との間で測定される。一部の例では、例えば、発散角βは、20°~40°の範囲で測定し得る。
【0046】
気流本体304は、後縁314が気流本体304の最遠位部分にあるように、フィンマウント302から間隔を置かれた後縁314を画定する。後縁314は、示されるように、例えば、方形波形状などの、波形状を画定することができる。言い換えれば、気流本体304は、気流本体304を通って延在する複数の切取部312によって、互いに離間した複数の歯310を含み得る。このように、気流本体304は、一般的に櫛を画定するように説明される。切取部312を通って、歯310の間を流れた空気中に取り込まれた繊維質の破片は、繊維質の破片と歯310との係合の結果として、真っすぐに(例えば、ほぐされる)され得る。
【0047】
二つの隣接する歯310の間に延在する切取幅316は、例えば、5ミリメートル(mm)~15mmの範囲と測定し得る。さらなる実施例によると、切取幅316は10mmと測定し得る。それぞれの歯310の対向する側面の間に延在する歯の厚さ318は、例えば、3mm~5mmの範囲と測定し得る。さらなる実施例によると、歯の厚さ318は3mmと測定し得る。それぞれの切取部312によって画定される後縁314の一部分と、それぞれの歯310によって画定される後縁314の一部分との間に延在する歯長320は、例えば、10mm~15mmの範囲で測定し得る。さらなる実施例によると、歯長320は10mmと測定し得る。気流本体304の最遠位部分(例えば、それぞれの歯310によって画定される後縁314の一部分)とフィンマウント302との間に延在する気流本体長さ322は、例えば、25mm~40mmの範囲で測定し得る。
【0048】
図5は、破片フィン212の実施例であり得る破片フィン500の斜視図を示す。図6は、破片フィン500の斜視端面図を示す。
【0049】
示されるように、破片フィン500は、フィンマウント502と、フィンマウント502から延在する気流本体504とを含む。フィンマウント502は、フィンマウント502がロボット清掃機ダストカップに結合され得るように、ロボット清掃機ダストカップと係合するように構成された取付面503を画定する。気流本体504は、そこにロボット清掃機ダストカップに入る空気が入射する気流表面506と、気流表面506の反対側に位置する表面を向いたダストカップトップ508とを画定する。
【0050】
気流本体504は、後縁510が気流本体304の最遠位部分にあるように、フィンマウント502から間隔を置かれた後縁510を画定する。示されるように、後縁510は、例えば、湾曲波形状などの、波形状を画定することができる。言い換えれば、気流本体504は、一つ以上の凹状領域512および一つ以上の凸状領域514を含み得る。示されるように、凹状領域512は、複数の凸状領域514の間に延在する。一部の例では、例えば図7に示されるように、凸状領域702は、二つの凹状領域704の間に延在してもよく、この場合、凸状領域702は、気流本体706に沿って中央にある。
【0051】
気流本体504は、非平面であってもよい。例えば、気流本体504は、例えば、示されるように、湾曲波形状などの波形状を画定することができる。言い換えれば、気流本体504は、気流表面506が波形状を画定するように、波形であってもよい。このように、気流本体504は、二つ以上の湾曲波形状を含んでもよく、この場合、第一の湾曲波形状は第一の平面に延在し、第二の湾曲波形状は第二の平面に延在し、第一の平面は第二の平面に対して横方向に(例えば、垂直に)延在する。これらの例においては、気流本体504は、表面を向いたダストカップトップ508とフィンマウント502の取付面503によって画定される平面(例えば、水平面)との間で測定される非一定の発散角αに従って、フィンマウント502から延在することができる。例えば、一つ以上の凸状領域514に対応する発散角αは、例えば、0°~30°の範囲で測定してもよく、一つ以上の凹状領域512に対応する発散角αは、例えば、20°~40°の範囲で測定してもよい。
【0052】
一つ以上の凸状領域514(それぞれの凸状領域514の最遠位部分からフィンマウント502までが測定される場合)に対応する最大気流本体凸状長さ516の寸法は、例えば、30mm~40mmの範囲であってもよく、一つ以上の凹状領域512(それぞれの凸状領域512の最近位部分からフィンマウント502までが測定される場合)に対応する最大気流本体凹状長さ518の寸法は、例えば、25mm~40mmの範囲であってもよい。
【0053】
図8は、破片フィン212の実施例であり得る破片フィン800の斜視図を示す。図9は、破片フィン800の端面図を示す。
【0054】
示されるように、破片フィン800は、フィンマウント802と、発散角μに従ってフィンマウント802から延在する気流本体804とを含む。フィンマウント802は、フィンマウント802がロボット清掃機ダストカップに結合され得るように、ロボット清掃機ダストカップと係合するように構成された取付面803を画定する。気流本体804は、そこにロボット清掃機ダストカップに入る空気が入射する気流表面806と、気流表面806の反対側に位置する表面を向いたダストカップトップ808とを画定する。発散角μは、表面を向いたダストカップトップ808とフィンマウント802の取付面803によって画定される平面(例えば、水平面)との間で測定される。一部の例では、例えば、発散角μは、20°~40°の範囲で測定し得る。
【0055】
気流本体804は、気流表面806から延在する一つ以上のリブ810を含み得る。例えば、気流本体804は、一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、および/または任意の他の適切な数のリブ810を含み得る。一つ以上のリブ810は、気流表面806に沿って空気の流れる方向に概して平行に延在する。二つ以上のリブ810がある場合、リブ810は、例えば、リブ810との係合の結果として、気流表面806に沿って移動する繊維質の破片が真っすぐになるように、気流表面806に沿って互いに間隔を置かれてもよい。一部の例では、示されるように、二つ以上のリブ810は、リブ810のリブ長手方向軸814が本体長手方向軸812に対して横方向に(例えば、垂直に)延在するように、気流本体804の本体長手方向軸812に沿って長手方向に離間してもよい。一部の例では、複数のリブ810がある場合、少なくとも二つのリブ810は、互いに平行に延在してもよい。
【0056】
一つ以上のリブ810は、気流本体804の後縁816からフィンマウント802まで連続的に延在し得る。一部の例では、一つ以上のリブ810のうちの一つ以上は、フィンマウント802の少なくとも一部分の上に延在してもよい。後縁816からフィンマウント802へ延在するリブ長さ818は、例えば、25mm~40mmの範囲で測定し得る。気流本体804の気流表面806から延在するリブ高さ820の寸法は、例えば、4mm~8mmの範囲であってもよい。気流本体804の最遠位部分からフィンマウント802へと延在する気流本体長さ822は、例えば、25mm~40mmの範囲で測定し得る。
【0057】
図10は、破片フィン212の実施例であり得る破片フィン1000の斜視図を示す。示されるように、破片フィン1000は、フィンマウント1002と、フィンマウント1002から発散角γに従って延在する気流本体1004とを含む。フィンマウント1002は、フィンマウント1002がロボット清掃機ダストカップに結合され得るように、ロボット清掃機ダストカップと係合するように構成された取付面1003を画定する。気流本体1004は、そこにロボット清掃機ダストカップに入る空気が入射する気流表面1006と、気流表面1006の反対側に位置する表面を向いたダストカップトップ1008とを画定する。発散角γは、表面を向いたダストカップトップ1008とフィンマウント1002の取付面1003によって画定される平面(例えば、水平面)との間で測定される。一部の例では、例えば、発散角γは、20°~40°の範囲で測定し得る。
【0058】
示されるように、気流本体1004は、気流表面1006に画定される一つ以上の溝1010を含み得る。一つ以上の溝1010は、本体長手方向軸1012に対して横断する(例えば、垂直な)方向に気流表面1006に沿って延在する。言い換えれば、一つ以上の溝1010は、気流表面1006に沿った空気の流れる方向に概して平行に延在する。
【0059】
溝深1014の尺度は、気流本体1004の後縁1016からの距離が増加するにつれて減少し得る。例えば、溝深1014の尺度は、後縁1016に近接する位置で3mmからフィンマウント1002に近接する位置で1mmに減少し得る。追加的に、または代替的に、一つ以上の溝1010は、例えば、2°~15°の範囲で測定される、溝先細角φ(対応する溝1010の閉鎖底面と対向する開放端との間で測定される場合)を有してもよい。一部の例では、溝深1014は、それぞれの溝1010に沿って実質的に一定であってもよい。対応する溝1010の対向する側面の間に延在する溝幅1018は、例えば、3mm~5mmの範囲で測定し得る。後縁1016から、対応する溝1010に沿って、フィンマウント1002に向かった方向に延在する溝長さ1020は、例えば、5mm~35mmの範囲で測定し得る。二つ以上の溝1010が気流表面1006に画定される場合、隣接する溝1010の間に延在する溝間隔1022は、例えば、3mm~10mmの範囲で測定し得る。
【0060】
示されるように、気流本体1004は、後縁1016の少なくとも一部分に沿って延在する凸状フィレット1024を画定し得る。こうした構成は、後縁1016に沿って画定される櫛を結果的にもたらし得る。結果として得られる櫛の歯に対応する歯長は、少なくとも部分的に、溝深1014に基づいてもよい。
【0061】
理解され得るように、図2の破片フィン212は、本明細書に記述される一つ以上の特徴の組み合わせ、例えば、図3~10に関連して記述される一つ以上の特徴、を含み得る。例えば、図11に示されるように、破片フィン1100(破片フィン212の実施例であってもよい)は、一つ以上の溝1010および一つ以上のリブ810を含み得る。
【0062】
図12は、図2のロボット清掃機ダストカップ200の実施例であり得る、ロボット清掃機ダストカップ1200の斜視図を示す。示されるように、ロボット清掃機ダストカップ1200は、ダストカップ本体1202と、ダストカップ本体1202に移動可能に結合された(例えば、枢動可能に結合された)開放可能扉1204、そしてロボット清掃機ダストカップ1200の上部を画定する開放可能扉1204と、を含む。ロボット清掃機ダストカップ1200は、ダストカップ本体1202内に延在する図2の破片フィン212などの、破片フィンを含み得る。
【0063】
例えば、図13図12の線XIII~XIIIに沿ったロボット清掃機ダストカップ1200の実施例の断面図である)に示すように、ロボット清掃機ダストカップ1200は、ロボット清掃機ダストカップ1200のダストカップ空洞1301内に延在する図8の破片フィン800を含み得る。示されるように、破片フィン800の気流本体804は、ロボット清掃機ダストカップ入口1302のダストカップ入口中心軸1300に対して横方向に延在する。このように、一部の例では、破片フィン800は、ロボット清掃機ダストカップ入口1302の一部分を少なくとも部分的に遮蔽してもよい。これらの例では、ロボット清掃機ダストカップ入口1302を通って流れる空気の速度は増加されてもよい。
【0064】
ロボット清掃機ダストカップ入口1302は、非垂直角度でダストカップ水平軸1304に対して横方向に延在し得る。このように、ダストカップ入口中心軸1300は、非垂直角度でダストカップ水平軸1304に対して横方向に延在する。こうした構成は、例えば、ブラシロールなどの回転攪拌器によって、ロボット清掃機ダストカップ入口1302内に付勢される破片の能力を改善し得る。
【0065】
示されるように、除去リブ1310は、ロボット清掃機ダストカップ入口1302の少なくとも一部に沿って延在し、ロボット清掃機ダストカップ1200の一部分(例えば、ダストカップ本体1202または開放可能扉1204の一部分)から一体的に形成される。除去リブ1310は、ロボット清掃機の攪拌器と係合するように構成された一つ以上の除去(debriding)歯1312を含む。除去リブ1310と攪拌器との係合により、攪拌器の周りに絡まった繊維質の破片(例えば、毛髪または糸)を、そこから取り除くことが可能である。攪拌器から一旦除去されると、繊維質の破片はロボット清掃機ダストカップ入口1302を通過することができる。ロボット清掃機ダストカップ入口1302を通過する繊維質の破片の少なくとも一部分は、破片フィン800と係合し得る。
【0066】
また示されるように、ロボット清掃機ダストカップ1200は、ロボット清掃機ダストカップ出口1308に近接する気流指示器1306を含んでもよく、この場合、ロボット清掃機ダストカップ出口1308およびロボット清掃機ダストカップ入口1302は、ロボット清掃機ダストカップ1200の対向面上にある。気流指示器1306は、そこへの空気入射を開放可能扉1204から離れた方向に付勢するように構成される。言い換えれば、気流指示器1306は、ロボット清掃機ダストカップ出口1308の方向に入射空気を付勢するように構成される。例えば、気流指示器1306は、空気が入射する一つ以上の曲面および/または傾斜面を含んでもよく、この場合、一つ以上の曲面および/または傾斜面は、入射空気をロボット清掃機ダストカップ出口1308に向かう方向に付勢する。このように、気流指示器1306は、開放可能扉1204から離れた方向にロボット清掃機ダストカップ1200内に延在する。
【0067】
一部の例では、気流指示器1306は、ロボット清掃機ダストカップ出口1308の少なくとも一部分を閉塞してもよい。このように、気流指示器1306は、ロボット清掃機ダストカップ出口1308を通って流れる空気の速度を増加させ得る。
【0068】
図14は、そこから取り外された開放可能扉1204を有するロボット清掃機ダストカップ1200の上面図を示す。示されるように、破片フィン800は、ロボット清掃機ダストカップ1200の内部形状に概して対応する形状を有し得る。例えば、示されるように、破片フィン800の対向する長手方向端部は、ロボット清掃機ダストカップ1200の対応する内部表面1402の湾曲に対応する湾曲領域1400を含み得る。
【0069】
図15は、図2のロボット清掃機ダストカップ200に実施例であり得る、ロボット清掃機ダストカップ1500の異なる実施例の断面図を示す。示されるように、ロボット清掃機ダストカップ1500は、ロボット清掃機ダストカップ出口1506とロボット清掃機ダストカップ入口1508との間の位置でロボット清掃機ダストカップ1500の上面1504から延在する、破片フィン1502(図2の破片フィン212の実施例であってもよい)を含み得る。例えば、破片フィン1502は、上面1504の中央領域(例えば、上面1504の表面積の中央10%、20%、30%、40%、および/または50%に対応する領域)から延在してもよい。気流本体長さ1510の寸法は、例えば、5mm~10mmの範囲内であってもよい。
【0070】
図16は、ロボット清掃機ダストカップ1500の別の断面図である。示されるように、破片フィン1502は、破片フィン1502が上面1504の少なくとも一部分を画定するフィルタ1600を横切って延在するように、上面1504に連結される。一部の例では、破片フィン1502は、フィルタ1600に結合されてもよく(例えば、フィルタ1600を保持するフレームに結合される)、かつ/またはフィルタ1600から延在してもよい。
【0071】
示されるように、破片フィン1502は、ロボット清掃機ダストカップ1500のロボット清掃機ダストカップ空洞幅1602全体にわたって延在し得る。または、破片フィン1502は、ロボット清掃機ダストカップ1500のロボット清掃機ダストカップ空洞幅1602の単に一部にわたって延在し得る。
【0072】
図17は、図2のロボット清掃機ダストカップ200の実施例であり得る、そして図2の破片フィン212の実施例であり得る破片フィン1702を有する、ロボット清掃機ダストカップ1700の断面図を示す。示されるように、破片フィン1702は、ロボット清掃機ダストカップ1700のダストカップ空洞1704内に延在する。破片フィン1702は、フィンマウント1706と、フィンマウント1706から延在する気流本体1708とを含む。フィンマウント1706は、破片フィン1702をロボット清掃機ダストカップ1700(例えば、開放可能扉1710などのロボット清掃機ダストカップ1700の上部に)に連結するように構成される。気流本体1708は、破片フィン1702の気流表面1712の少なくとも一部分を画定する。一部の例では、フィンマウント1706は、気流表面1712の少なくとも一部分を画定し得る。このように、一部の例では、フィンマウント1706および気流本体1708の少なくとも一部分は、破片フィン1702の気流表面1712を画定すると一般的に説明され得る。気流本体1708は、フィンマウント1706から気流本体1708への空気の移行時に、気流表面1712に沿って流れる空気の円滑な移行を促すために、フィンマウント1706から延在するように構成され得る。例えば、フィンマウント1706および気流本体1708は、気流表面1712に沿って少なくとも一つの湾曲領域を画定し得る。
【0073】
図18は、破片フィン1702の斜視図を示す。示されるように、破片フィン1702は、そこから延在する一つ以上の除去歯1802を有する除去リブ1800を含む。除去歯1802は、攪拌器の周りに絡まった繊維質の破片(例えば、毛髪または糸)の少なくとも一部分がそこから取り除かれ得るように、ロボット清掃機の攪拌器(例えば、ブラシロール)と係合するように構成される。
【0074】
除去リブ1800は、破片フィン1702の一部分に直接結合されてもよく、または破片フィン1702の一部分から一体的に形成されてもよい。示されるように、除去リブ1800は、除去歯1802がダストカップ空洞1704の外側にあるように、フィンマウント1706から一体的に形成される。このように、ロボット清掃機の攪拌器が回転すると、除去歯1802は、攪拌器の少なくとも一部分と係合する(例えば、攪拌器の本体から延在するブラシ毛および/またはフラップ)。除去リブ1800が、例えば、ロボット清掃機ダストカップ1700に直接(例えば、ロボット清掃機ダストカップ1700のダストカップ本体または開放可能扉に)結合されるのとは対照的に、破片フィン1702に結合されるか、または破片フィン1702から一体的に形成されるとき、ロボット清掃機の動作によって生成される音(例えば、攪拌器が除去リブに接触する結果、生成される音)は減少され得る。追加的に、または代替的に、除去リブ1800を、破片フィン1702の一部分に直接結合するか、または除去リブ1800を破片フィン1702の一部分から一体的に形成することは、ロボット清掃機ダストカップ1700への振動の伝達を低減し得る。
【0075】
一部の例では、除去歯1802は、複数の歯長1804を有してもよい。例えば、除去リブ1800の中央部1806から延在する除去歯1802の歯長1804は、除去リブ1800の側部1808および1810から延在する除去歯1802の歯長1804よりも大きく測定し得る。
【0076】
除去リブ1800の櫛長さ1812は、対応する破片フィン幅1814よりも小さく測定し得る。櫛長さ1812は、一般に、除去リブ1800の二つの最遠位にある除去歯1802の間の分離距離に対応するとして記載され得る。
【0077】
一部の例では、シール1816は、フィンマウント1706の一部分に沿って延在してもよい。シール1816は、破片フィン1702がロボット清掃機ダストカップ1700に結合される時、フィンマウント1706とロボット清掃機ダストカップ1700の一部との間にシール1816が延在するように、設置され得る。シール1816は、シール1816を有しない実施形態と比較して、破片フィン1702の振動の結果として生成される音を低減し得る。
【0078】
図19Aは、図18の線XIX-XIXに沿った、破片フィン1702の斜視断面図を示す。破片フィン1702は、フィンマウント1706の少なくとも一部に沿って延在するオーバーレイ1900、および/または気流本体1708(例えば、フィンマウント1706の少なくとも一部のみ、気流本体1708の少なくとも一部のみ、またはフィンマウント1706および気流本体1708の両方の少なくとも一部、に沿って延在する)の少なくとも一部、を含み得る。オーバーレイ1900は、破片フィン1702に沿って流れる空気がオーバーレイ1900の少なくとも一部分に沿って延在するように構成され得る。例えば、破片フィン1702に沿って流れる空気中に取り込まれた破片は、オーバーレイ1900の一部分に入射してもよい。このように、オーバーレイ1900は、そこに入射する破片の運動エネルギーの少なくとも一部分を吸収するように構成され得る。これにより、破片フィン1702に影響を及ぼす破片によって生成される音の強度が低減され得る(例えば、オーバーレイ1900の適合性を増大することにより、音の発生が低減し得る)。例えば、オーバーレイ1900は、ゴム、シリコン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、および/または任意の他の弾性材料などの弾性材料であってもよい。さらなる実施例によると、オーバーレイ1900は、ショア40A硬度を有する熱可塑性ポリウレタンであってもよい。オーバーレイ1900の嵩は、また、破片フィン1702に影響を及ぼす破片によって、および/または空気が流れることにより破片フィン1702に誘起される振動によって、生成される音の強度を低減し得る。例えば、オーバーレイ1900のかさが増加すると、破片フィン1702に影響を及ぼす破片によって、および/またはそこに空気が流れることにより破片フィン1702に誘起される振動によって、生成される総音量は低減され得る。したがって、オーバーレイ1900は、一般に、音響および/または振動の減衰を提供するように構成されると記述され得る。
【0079】
オーバーレイ1900は、接着剤、機械的カップリング(例えば、ねじ、プレスフィット、スナップフィット、および/または任意の他のタイプの機械的カップリング)、および/または任意の他の形態の結合うちの一つ以上の使用により、破片フィン1702に結合されてもよい。例えば、一部の例では、オーバーレイ1900は、破片フィン1702の少なくとも一部分の上にオーバーモールドされる。これらの例では、破片フィン1702は、一つ以上の開口部(例えば、オーバーレイパススルー)1902(図19Bも参照)を含んでもよく、それを通ってオーバーレイ1900の一部分が延在し得る。例えば、示されるように、オーバーレイ1900は、オーバーレイ1900がシール1816の少なくとも一部分を画定するように、一つ以上の開口部1902の少なくとも一つを通って延在し得る。追加的に、または代替的に、一つ以上の開口部1902の少なくとも一つは、例えば、オーバーレイ1900と一つ以上の開口部1902との間で機械的インターロックの一部を形成することによって、オーバーレイ1900を破片フィン1702(例えば、フィンマウント1706および/または気流本体1708にて)に連結するように構成され得る。一部の例では、オーバーレイ1900は、一つ以上のフィンマウント1706および/または気流本体1708内に画定されるオーバーレイレセプタクル1950内に配置されてもよい(図19Bも参照)。
【0080】
図19Bで示す通り、側部1808および1810内の除去歯1802は、中央部1806内の除去歯1802に対して角度が付けられてもよい。一部の例では、それぞれの側部1808および1810における除去歯1802は、側面角度ωおよびねじれ角度ψを含んでもよい。側面角度ωは、それぞれの除去歯1802の平側面1952と、それぞれの除去歯1802がそこから延在する表面1956に垂直に延在する歯根軸1954との間で測定され得る。ねじれ角度ψは、それぞれの除去歯1802の平側面1952と、中央部1806内の最も中央に位置する除去歯1802の対応する平側面1952に概ね平行に延在する中央歯軸1958との間で測定され得る。例えば、側面角度ωは、側部1808および1810の除去歯1802が、表面1956からの距離が離れるにつれ中央部1806から発散するように構成されてもよく、ねじれ角度ψは、側部1808および1810の除去歯1802が中央部1806に向かって(例えば、攪拌器の方向に)収束するように構成されてもよい。
【0081】
図20は、図2のロボット清掃機ダストカップ200の実施例であり得る、そして図2の破片フィン212の実施例であり得る破片フィン2002を有する、ロボット清掃機ダストカップ2000の断面図を示す。示されるように、破片フィン2002は、ロボット清掃機ダストカップ2000のダストカップ空洞2004内に延在する。破片フィン2002は、フィンマウント2006と、フィンマウント2006から延在する気流本体2008とを含む。フィンマウント2006は、破片フィン2002をロボット清掃機ダストカップ2000(例えば、開放可能扉2010などのロボット清掃機ダストカップ2000の上部に)に連結するように構成される。気流本体2008は、破片フィン2002の気流表面2014の少なくとも一部分を画定する。一部の例では、フィンマウント2006は、気流表面2014の少なくとも一部分を画定し得る。このように、一部の例では、フィンマウント2006および気流本体2008の少なくとも一部分は、破片フィン2002の気流表面2014を画定すると一般的に説明され得る。気流本体2008は、フィンマウント2006から気流本体2008への空気の移行時に、気流表面2014に沿って流れる空気の円滑な移行を促すために、フィンマウント2006から延在するように構成され得る。例えば、フィンマウント2006および気流本体2008は、気流表面2014に沿って少なくとも一つの湾曲領域を画定し得る。
【0082】
示されるように、破片フィン2002は、そこに延在する一つ以上のリブ2012を含み得る。リブ2012は、一つ以上のフィンマウント2006または/および気流本体2008から延在し得る。例えば、一つ以上のリブ2012は、気流本体2008の後縁2016から、フィンマウント2006の少なくとも一部に沿って、連続的に延在し得る。
【0083】
図21は、破片フィン2002の斜視図を示す。示されるように、破片フィン2002は、そこから延在する一つ以上の除去歯2102を有する除去リブ2100を含む。除去歯2102は、攪拌器の周りに絡まった繊維質の破片(例えば、毛髪または糸)の少なくとも一部分がそこから取り除かれ得るように、ロボット清掃機の攪拌器(例えば、ブラシロール)と係合するように構成される。
【0084】
除去リブ2100は、破片フィン2002の一部分に直接結合されてもよく、または破片フィン2002の一部分から一体的に形成されてもよい。示されるように、除去リブ2100は、除去歯2102がダストカップ空洞2004の外側にあるように、フィンマウント2006から一体的に形成される。このように、ロボット清掃機の攪拌器が回転すると、除去歯2102は、攪拌器の少なくとも一部分と係合する(例えば、攪拌器の本体から延在するブラシ毛および/またはフラップ)。除去リブ2100が、例えば、ロボット清掃機ダストカップ2000に直接(例えば、ロボット清掃機ダストカップ2000のダストカップ本体または開放可能扉に)結合されるのとは対照的に、破片フィン2002に結合されるか、または破片フィン2002から一体的に形成されるとき、ロボット清掃機の動作によって生成される音(例えば、攪拌器が除去リブに接触する結果、生成される音)は減少され得る。追加的に、または代替的に、除去リブ2100を破片フィン2002の一部分に直接結合するか、または除去リブ2100を破片フィン2002の一部分から一体的に形成することは、ロボット清掃機ダストカップ2000への振動の伝達を低減し得る。
【0085】
一部の例では、除去歯2102は、複数の歯長2104を有してもよい。例えば、除去リブ2100の中央部2106から延在する除去歯2102の歯長2104は、除去リブ2100の側部2108および2110から延在する除去歯2102の歯長2104よりも大きく測定し得る。
【0086】
除去リブ2100の櫛長さ2112は、対応する破片フィン幅2114よりも小さく測定し得る。櫛長さ2112は、一般に、除去リブ2100の二つの最遠位にある除去歯2102の間の分離距離に対応すると説明され得る。
【0087】
一部の例では、シール2116は、フィンマウント2006の一部分に沿って延びてもよい。シール2116は、破片フィン2002がロボット清掃機ダストカップ2000に結合される時、フィンマウント2006とロボット清掃機ダストカップ2000の一部との間にシール2116が延在するように、設置され得る。シール2116は、シール2116を有しない実施形態と比較して、破片フィン2002の振動の結果として生成される音を低減し得る。
【0088】
図22は、図21の線XXII-XXIIに沿った、破片フィン2002の斜視断面図を示す。破片フィン2002は、フィンマウント2006の少なくとも一部に沿って延在するオーバーレイ2200と、および/または気流本体2008(例えば、フィンマウント2006の少なくとも一部のみ、気流本体2008の少なくとも一部のみ、またはフィンマウント2006および気流本体2008の両方の少なくとも一部、に沿って延在する)の少なくとも一部と、を含み得る。オーバーレイ2200は、破片フィン2002に沿って流れる空気がオーバーレイ2200の少なくとも一部分に沿って延在するように構成され得る。例えば、破片フィン2002に沿って流れる空気中に取り込まれた破片は、オーバーレイ2200の一部分に入射してもよい。このように、オーバーレイ2200は、そこに入射する破片の運動エネルギーの少なくとも一部分を吸収するように構成され得る。これにより、破片フィン2002に影響を及ぼす破片によって生成される音の強度が低減され得る(例えば、オーバーレイ2200の適合性を増大させることにより、音の発生が低減され得る)。例えば、オーバーレイ2200は、ゴム、シリコン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、および/またはその他の任意の弾性材料などの弾性材料であってもよい。さらなる実施例によると、オーバーレイ2200は、ショア40A硬度を有する熱可塑性ポリウレタンであってもよい。オーバーレイ2200のかさは、また、破片フィン2002に影響を及ぼす破片によって、および/またはその上を流れる空気により破片フィン1702に誘起される振動によって、生成される音の強度を低減し得る。例えば、オーバーレイ2200のかさが増加すると、破片フィン2002に影響を与える破片によって、および/またはその上を流れる空気により破片フィン1702に誘起される振動によって、発生する全体的な音量は減少し得る。したがって、オーバーレイ2200は、一般に、音響および/または振動の減衰を提供するように構成されると説明され得る。
【0089】
オーバーレイ2200は、接着剤、機械的カップリング(例えば、ねじ、プレスフィット、スナップフィット、および/または任意の他のタイプの機械的カップリング)、および/または任意の他の形態の結合の一つ以上の使用により、破片フィン2002に結合されてもよい。例えば、一部の例では、オーバーレイ2200は、破片フィン2002の少なくとも一部分の上にオーバーモールドされる。これらの例では、破片フィン2002は、そこを通ってオーバーレイ2200の一部分が延在し得る一つ以上の開口部2202(図23も参照)を含み得る。例えば、示されるように、オーバーレイ2200は、オーバーレイ2200がシール2116の少なくとも一部分を画定するように、一つ以上の開口部2202(例えば、オーバーレイパススルー)の少なくとも一つを通って延在し得る。追加的に、または代替的に、一つ以上の開口部2202の少なくとも一つは、例えば、オーバーレイ2200と一つ以上の開口部2202との間に機械的インターロックの一部を形成することによって、オーバーレイ2200を破片フィン2002(例えば、フィンマウント2006および/または気流本体2008で)に連結するように構成され得る。
【0090】
図23で示す通り、側部2108および2110内の除去歯2102は、中央部2106内の除去歯2102に対して角度が付けられてもよい。一部の例では、それぞれの側部2108および2110における除去歯2102は、側面角度ξおよびねじれ角度εを含んでもよい。側面角度ξは、それぞれの除去歯2102の平側面2300と、それぞれの除去歯2102がそこから延在する表面2304に垂直に延在する歯根軸2302との間で測定され得る。ねじれ角度εは、それぞれの除去歯2102の平側面2300と、中央部2106内の最も中央に位置する除去歯2102の対応する平側面2300に概ね平行に延在する中央歯軸2306との間で測定され得る。例えば、側面角度ξは、側部2108および2110の除去歯2102が、表面2304からの距離が離れるにつれ中央部2106から発散するように構成されてもよく、ねじれ角度εは、側部2108および2110の除去歯2102が中央部2106に向かって、攪拌器の方向に、収束するように構成されてもよい。
【0091】
図24は、破片フィン2002の斜視図を示す。示されるように、オーバーレイ2200は、フィンマウント2006および気流本体2008の少なくとも一部分に沿って延在する。オーバーレイ2200は、リブ2012の周りに少なくとも部分的に延在するように構成される。一部の例では、オーバーレイ2200は、一つ以上のフィンマウント2006および/または気流本体2008内に画定されるオーバーレイレセプタクル2400内に配置されてもよい(図23も参照)。
【0092】
図25は、破片フィン2500の上面斜視図を示し、図26は、破片フィン2500の底面斜視図を示し、この場合、破片フィン2500は、図2の破片フィン212の実施例であり得る。示されるように、破片フィン2500は、フィンマウント2502と、フィンマウント2502から延在する気流本体2504と、を含む。破片フィン2500は、気流本体2504および/またはフィンマウント2502の少なくとも一部に沿って延在する気流表面2506を画定する。破片フィン2500が内部に延在するダストカップに入る空気は、気流表面2506上に入射し、気流表面2506に沿って流れる。
【0093】
示されるように、破片フィン2500は、除去リブ2508をさらに含み得る。除去リブ2508は、破片フィン2500の少なくとも一部分に沿って延在する。例えば、除去リブ2508の係合領域2511が攪拌器と係合(例えば、接触)するように、除去リブ2508は、破片フィン2500の前縁2510に沿って延在し得る。前縁2510は、後縁2512の反対側に位置し、後縁2512に比して、破片フィン2500がその内部に延在するダストカップの入口のより近くに位置する。除去リブ2508は、除去リブ2508に沿って延在し、除去リブ2508の係合領域2511から間隔を置いたプラットフォーム2516をさらに含み得る。例えば、プラットフォーム2516は、除去リブ2508の除去リブ上面2517の少なくとも一部分に沿って延在してもよく、この場合、除去リブ上面2517は、破片フィン2500がその内部に延在するダストカップの上部と面する。示されるように、プラットフォーム2516は、除去リブ2508の歯2519(または除去歯)に結合されてもよい。こうした構成は、歯2519に誘発された振動および/または歯2519と攪拌器との間の係合の結果として発生する音を軽減し得る。言い換えれば、プラットフォーム2516は一般に、音および/または振動の減衰を提供すると記述され得る。追加的に、または代替的に、プラットフォーム2516は、除去リブ2508の歯2519の間に捕らえられた破片の量を減少させ得る。
【0094】
オーバーレイ2514は、気流表面2506の少なくとも一部分に沿って延在し得る。オーバーレイ2514は、音および/または振動の減衰を提供するように構成され得る。一部の例では、オーバーレイ2514の一部分は、除去リブ2508のプラットフォーム2516に沿って延在してもよい。例えば、プラットフォーム2516は、オーバーレイ2514の少なくとも一部分を受容するためのレセプタクルを画定し得る。さらなる実施例によると、オーバーレイ2514は、プラットフォーム2516を画定し得る。この実施例では、オーバーレイ2514は、除去リブ2508の歯2519に直接接触してもよい。一部の例では、オーバーレイ2514は、単一部品または複数部品構造であってもよい。例えば、オーバーレイ2514は、破片フィン2500の少なくとも一部分の上にオーバーモールドされてもよい。
【0095】
示されるように、気流本体2504は、第一の平面領域2518および第二の平面領域2520を含む。第一の平面領域2518は、第二の平面領域2520に向かって延在し、この場合、第一および第二の平面領域2518および2520は、頂点2522で交差する。頂点2522は、第一の平面領域2518および第二の平面領域2520のそれぞれの遠位端2524および2526から垂直および水平に離間している。このように、第一の平面領域2518および第二の平面領域2520は、交差角度°を画定する。交差角度°は、例えば、100°~170°の範囲を測定し得る。さらなる実施例によると、交差角度°は130°~175°の範囲であり得る。頂点2522は、破片フィン2500の長手方向長さ2528に沿って中央に配置されてもよい。
【0096】
平面領域2518および2520は、ほぼ三角形の形状を有してもよく、この場合、各三角形の頂点は遠位端2524および2526に画定され、三角形の基部は頂点2522に画定される。しかしながら、平面領域2518および2520は、任意の形状を有してもよい。例えば、平面領域2518および2520は、長方形、台形形状、または任意の他の形状を有してもよい。
【0097】
図27は、破片フィン2500の側面図を示し、この場合、後縁2512が示されている。示されるように、第一および第二の平面領域2518および2520は、後縁2512の少なくとも一部分に沿って延在するシェブロン形状(または三角波形状)を画定する。また示されるように、シェブロン形状のシェブロン深2700は、後縁2512からの距離が増加するにつれて減少する。このように、シェブロン深2700は、後縁2512で最大を測定する。シェブロン形状は、破片フィン2500によって、破片フィン2500が内部に延在するダストカップへの入口の閉塞を最小化してもよく、一方で破片フィン2500が、そこへ入射した空気中に取り込まれた繊維質の破片の直線化を促すことを可能にする。入口の閉塞を最小化することは、ダストカップへの気流の増加を促してもよく、および/またはダストカップへの破片のより容易な移動を促し得る(例えば、ダストカップの入口が詰まるリスクを低減する)。こうした構成は、破片フィン2500の表面を向いたダストカップトップ2702上に破片を蓄積することをさらに可能とし、これはダストカップの貯蔵能力を向上し得る。表面を向いたダストカップトップ2702は、気流表面2506と反対側に位置する。
【0098】
図28は、破片フィン2500の上面図を示す。示されるように、後縁2512と前縁2510との間に延在する分離距離2800は、後縁2512が頂点2522に近づくにつれて増加する。
【0099】
図29は、破片フィン2500の断面斜視端面図を示す。示されるように、プラットフォーム2516は、除去リブ2508に沿って延在する。プラットフォーム2516は、オーバーレイ2514がその上に延在することができるように構成されている。オーバーレイ2514は、プラットフォーム2516の嵩を増加させ、音および/または振動の減衰を提供するように構成され得る。
【0100】
図30は、破片フィン2500の断面斜視図を示す。示されるように、オーバーレイ2514は単一部品構造であり、この場合、オーバーレイ2514の第一の部分が気流表面2506に沿って延在し、オーバーレイ2514の第二の部分がプラットフォーム2516に沿って延在する。このように、破片フィン2500は、それを通じてオーバーレイ2514の一部分が延在する一つ以上のオーバーレイパススルー3000を含み得る。
【0101】
本明細書で論じるように、破片フィン212は、破片フィン212の一つ以上の実施例に関連して本明細書で論じる特徴の任意の組み合わせを含み得る。例えば、破片フィン212は、オーバーレイ、除去リブ、気流本体もしくは表面設計/特徴、および/または本明細書で論じた任意の他の特徴の任意の組み合わせを含み得る。さらに、ロボット清掃機ダストカップ200は、ロボット清掃機ダストカップ200の一つ以上の実施例に関連して本明細書で論じた特徴の任意の組み合わせを含み得る。
【0102】
本開示と一致するロボット清掃機ダストカップの破片フィンの実施例は、フィンマウントおよび発散角に従ってフィンマウントから延在する気流本体を含んでもよく、気流本体は気流表面を画定し、気流本体はそこに入射する空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される。
【0103】
一部の例では、気流本体は、気流表面から延在する一つ以上のリブを含み得る。一部の例では、気流本体は、気流表面に画定される一つ以上の溝を含み得る。一部の例では、気流本体の後縁は、波形状を画定し得る。一部の例では、波形状は方形波であってもよい。一部の例では、波形状は湾曲波であってもよい。一部の例では、気流本体は非平面であってもよい。一部の例では、破片フィンは、オーバーレイをさらに含み、オーバーレイは気流本体の少なくとも一部分に沿って延在する。一部の例では、破片フィンは、除去リブをさらに含み得る。
【0104】
本開示と一致するロボット清掃機用のダストカップの実施例は、ダストカップトップ、ダストカップ基部、ダストカップトップとダストカップ基部との間に延在する一つ以上の側壁と、破片フィンを含んでもよく、破片フィンの少なくとも一部はダストカップトップとダストカップ基部との間に、ダストカップ基部の方向に延在し、破片フィンは気流表面を画定する気流本体を含み、気流本体はそこに入射した空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される。
【0105】
一部の例では、ダストカップは、対応する一つ以上の側壁の一つに画定されるロボット清掃機ダストカップ入口をさらに含み得る。一部の例では、気流本体は、ロボット清掃機ダストカップ入口の中心軸に対して横方向に延在してもよい。一部の例では、ダストカップは、対応する一つ以上の側壁の一つに画定されるロボット清掃機ダストカップ出口をさらに含み得る。一部の例では、ダストカップは、ロロボット清掃機ダストカップ出口に近接した気流指示器をさらに含んでもよく、気流指示器は、ダストカップトップから離れた方向に、そこに入射した空気を付勢するように構成される。一部の例では、破片フィンは、気流表面から延在する一つ以上のリブを含み得る。一部の例では、破片フィンは、気流表面に画定される一つ以上の溝を含み得る。一部の例では、破片フィンの後縁は、波形状を画定し得る。一部の例では、波形状は方形波であってもよい。一部の例では、波形状は湾曲波であってもよい。一部の例では、破片フィンは非平面であってもよい。一部の例では、破片フィンはさらに、オーバーレイをさらに含んでもよく、オーバーレイは気流本体の少なくとも一部分に沿って延在する。一部の例では、破片フィンは、除去リブを含み得る。
【0106】
本開示と一致するクリーニングシステムの実施例は、ドッキングステーションと、ドッキングステーションに流体連結するように構成されたロボット清掃機とを含み得る。ロボット清掃機は、ロボット清掃機ダストカップを含み得る。ロボット清掃機ダストカップは、ダストカップ本体、ダストカップ本体に可動式に結合された開放可能扉、およびダストカップ本体内に延在する破片フィンを含んでもよく、破片フィンは、気流表面を画定する気流本体を含み、気流本体は、そこに入射する空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成される。
【0107】
一部の例では、ロボット清掃機ダストカップは、ロボット清掃機ダストカップ入口を含み得る。一部の例では、気流本体は、ロボット清掃機ダストカップ入口の中心軸に対して横方向に延在してもよい。一部の例では、ロボット清掃機ダストカップは、ロボット清掃機ダストカップ出口を含み得る。一部の例では、ロボット清掃機ダストカップは、そこに入射した空気を開放可能扉から離れる方向に付勢するように構成された気流指示器を含み得る。一部の例では、破片フィンは、気流表面から延在する一つ以上のリブを含み得る。一部の例では、破片フィンは、気流表面に画定される一つ以上の溝を含み得る。一部の例では、破片フィンの後縁は、波形状を画定し得る。一部の例では、波形状は方形波であってもよい。一部の例では、波形状は湾曲波であってもよい。一部の例では、破片フィンは非平面であってもよい。
【0108】
本開示と一致するロボット清掃機向けダストカップの別の実施例は、ダストカップトップ、ダストカップ基部、ダストカップトップとダストカップ基部との間に延在する一つ以上の側壁、およびそこに入射した空気をダストカップトップから離れる方向に付勢するように構成された気流指示器を含み得る。
【0109】
本開示と一致するロボット清掃機ダストカップ用の破片フィンの別の実施例は、フィンマウント、および発散角に従ってフィンマウントから延在する気流本体を含んでもよく、気流本体は気流表面を画定し、気流本体はそこに入射する空気中に取り込まれた繊維質の破片を真っすぐにするように構成され、オーバーレイは一つ以上のフィンマウントおよび/または気流本体の少なくとも一部に沿って延在する。
【0110】
一部の例では、気流本体は、気流表面から延在する一つ以上のリブを含み得る。一部の例では、気流本体は、気流表面に画定される一つ以上の溝を含み得る。一部の例では、気流本体の後縁は、波形状を画定し得る。一部の例では、波形状は方形波であってもよい。一部の例では、波形状は湾曲波であってもよい。一部の例では、気流本体は非平面であってもよい。
【0111】
本発明の原理は本明細書に記載されるが、本記述は、単に実施例としてなされたもので、本発明の範囲を限定するものでないことは、当業者によって理解されるべきである。その他の実施形態は、本明細書に示される例示的な実施形態に加えて、本発明の範囲内で意図される。当業者による修正および置換は、本発明の範囲内であると考えられ、以下の特許請求の範囲を除いて限定されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図19-1】
図19-2】
図20
図21
図22
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図29
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【国際調査報告】