(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 72/02 20090101AFI20221027BHJP
H04W 74/08 20090101ALI20221027BHJP
H04W 72/10 20090101ALI20221027BHJP
【FI】
H04W72/02
H04W74/08
H04W72/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021577832
(86)(22)【出願日】2019-08-01
(85)【翻訳文提出日】2021-12-27
(86)【国際出願番号】 CN2019098846
(87)【国際公開番号】W WO2021016982
(87)【国際公開日】2021-02-04
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067BB21
5K067CC06
5K067DD23
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本願の実施例は、通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関し、該方法は、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含む。本願の実施例における通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスは、IIOTサービスが正常に伝送される可能性を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含む
ことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが第1の情報に応じて前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含み、
前記第1の情報は、
ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかの能力を前記ネットワークデバイスに指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC制御ユニットCEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応する変調および符号化方式MCSレベルのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性、及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信方法。
【請求項5】
前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項6】
前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
【請求項7】
前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする
ことを特徴とする請求項2~6のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項8】
前記端末デバイスが第1の情報に応じて前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することは、
当前記第1の情報が、
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送することを前記第1の指示情報で指示すること、
前記第2の指示情報が第2のMAC CEで搬送される場合、前記第2のMAC CEのタイプが第1のMAC CEタイプであること、
前記第1のMAC CEのタイプが前記第1のMAC CEタイプであること、
前記PUSCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値以下であること、
前記PUCCHリソースの優先度が前記第1の所定の優先閾値以上であること、
前記PUSCHリソースの優先度が前記PUCCHリソースの優先度以下であること、
前記PUSCHリソースの識別子が第1のリソース識別子ではないこと、
前記PUSCHリソースの識別子が第2のリソース識別子であること、
前記PUCCHリソースの識別子が前記第1のリソース識別子であること、
前記PUSCHリソースの周期が予め設定されたPUSCH周期閾値以上であること、
前記PUCCHリソースの周期が予め設定されたPUCCH周期閾値以下であること、
前記PUSCHリソースの周期が前記PUCCHリソースの周期以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUSCH伝送期間以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUCCH伝送期間以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が前記PUCCHリソースの伝送期間以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベル以上であること、
前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性が設定された論理チャネルの属性を満たさないこと、
前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報が設定されたサービス情報を満たさないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値以下であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第2の所定の優先閾値以上であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第1の論理チャネル識別子ではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第2の論理チャネル識別子であること、
前記第1の論理チャネルの識別子が前記第1の論理チャネル識別子であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第1のサービスタイプではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第2のサービスタイプであること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが前記第1のサービスタイプであること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が予め設定されたサービス優先度以下であること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記予め設定されたサービス優先度以上であること、
前記第1のMAC CEのトリガー理由が特定の原因であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の後にトリガーされること、
前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の前にトリガーされ、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由が位置特定であること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、無線リソース制御RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが特定の論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2の論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第1のサービスの位置する論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2のサービスの位置する論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が第3の所定の優先閾値よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスが他のシステム情報を要求すること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスがセカンダリセルの追加の時に時間アラインTAを確立すること、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由がビーム失敗回復であることのうちの少なくとも1つを満たしている場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると決定することを含む
ことを特徴とする請求項2~7のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項9】
前記第1のタイプのMAC CEは、
セル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE、
第1のタイプのMACサービスデータユニットSDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングバッファステータスレポートBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一電力ヘッドルームレポートPHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
前記第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び、
前記第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである
ことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記第1のタイプのMAC CEは、予め設定され、又は、前記端末デバイスにより決定され、又は、ネットワークデバイスにより構成され又は指示される
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の通信方法。
【請求項11】
前記特定の理由は、
前記第1のMAC CEのトリガー理由がランダムアクセスであること、
前記第1のMAC CEが構成許可を活性化又は非活性化すること、
前記第1のMAC CEがBSRによりトリガーされること、
前記第1のMAC CEが超信頼性低遅延通信URLLCのBSRによりトリガーされること、及び、
前記第1のMAC CEが前記URLLCのBSRによりトリガーされないことのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項8~10のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された、前記第1の情報を含む第1のメッセージを受信することを含む
ことを特徴とする請求項2~11のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項13】
前記第1のメッセージは、RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
【請求項14】
前記第1の情報は、予め定義されたものである
ことを特徴とする請求項2~11のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項15】
前記方法は、さらに、
前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することを含む
ことを特徴とする請求項1~14のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項16】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信することを含み、前記第2の情報が、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項15に記載の通信方法。
【請求項17】
前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
【請求項18】
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが予め定義された情報に基づいて、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することを含む
ことを特徴とする請求項15に記載の通信方法。
【請求項19】
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用すると決定することを含み、
前記第1の条件は、
端末デバイスが第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、及び、
端末デバイスが、前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合に前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項15~18のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項20】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項2~19のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項21】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項2~19のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項22】
前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる
ことを特徴とする請求項1~21のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項23】
前記第1のサービスは、URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項8~11、19~22のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項24】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、前記端末デバイスが物理層で前記第1のSRを伝送するように指示することを含む
ことを特徴とする請求項1~23のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項25】
前記端末デバイスが前記物理層で前記第1のSRを伝送するように指示することは、
前記端末デバイスが前記第1のSRを前記物理層で優先して伝送するようにMAC層で指示することを含む
ことを特徴とする請求項24に記載の通信方法。
【請求項26】
前記方法は、さらに、
物理層で前記第1のSRを受信した場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると前記物理層で決定することを含む
ことを特徴とする請求項1~25のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項27】
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがMAC層で、前記第1のMAC PDUを物理層に指示することを含む
ことを特徴とする請求項1~26のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項28】
端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することを含み、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い
ことを特徴とする通信方法。
【請求項29】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項28に記載の通信方法。
【請求項30】
前記第1の論理チャネル優先度順序には、さらに、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる
ことを特徴とする請求項28又は29に記載の通信方法。
【請求項31】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項30に記載の通信方法。
【請求項32】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信することを含み、前記第2の情報が、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項28~31のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項33】
前記第2の情報は、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項32に記載の通信方法。
【請求項34】
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが予め定義された情報に基づいて、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することを含む
ことを特徴とする請求項28~31のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項35】
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用すると決定することを含み、
前記第1の条件は、
端末デバイスが前記第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項28~34のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項36】
前記第1のSRが前記第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが前記第1のサービスによりトリガーされる
ことを特徴とする請求項35に記載の通信方法。
【請求項37】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項28~36のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項38】
端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して受信することを含む
ことを特徴とする請通信方法。
【請求項39】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1のメッセージを送信することを含み、前記第1のメッセージが、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する第1の情報を含む
ことを特徴とする請求項38に記載の通信方法。
【請求項40】
前記第1の情報は、
前記ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを前記ネットワークデバイスに指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC制御ユニットCEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項39に記載の通信方法。
【請求項41】
前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応する変調および符号化方式MCSレベルのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項40に記載の通信方法。
【請求項42】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項40又は41に記載の通信方法。
【請求項43】
前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項40~42のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項44】
前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項43に記載の通信方法。
【請求項45】
前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする
ことを特徴とする請求項40~44のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項46】
前記第1のメッセージは、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項39~45のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項47】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第2の情報を送信することを含み、前記第2の情報が、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項38~46のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項48】
前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項47に記載の通信方法。
【請求項49】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項40~45、47~48のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項50】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項40~45、47~48のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項51】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが第1のタイプのMAC CEを構成又は指示する第3の情報を前記端末デバイスに送信することを含む
ことを特徴とする請求項38~50のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項52】
前記第1のタイプのMAC CEは、
C-RNTI MAC CE、
第1のタイプのMACサービスデータユニットSDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一電力ヘッドルームレポートPHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び
第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである
ことを特徴とする請求項51に記載の通信方法。
【請求項53】
前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる
ことを特徴とする請求項38~52のいずれか1項記載の通信方法。
【請求項54】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項49、50、52、53のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項55】
ネットワークデバイスが端末デバイスに第2の情報を送信することを含み、前記第2の情報が、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示し、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い
ことを特徴とする通信方法。
【請求項56】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項55に記載の通信方法。
【請求項57】
前記第1の論理チャネル優先度順序には、さらに、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる
ことを特徴とする請求項55又は56に記載の通信方法。
【請求項58】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項57に記載の通信方法。
【請求項59】
前記第2の情報は、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項55~58のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項60】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項55~59のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項61】
処理ユニットを含む端末デバイスであって、
前記処理ユニットは、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項62】
前記処理ユニットは、第1の情報に基づいて、前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するように構成され、
前記第1の情報は、
ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかの能力を前記ネットワークデバイスに指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC制御ユニットCEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項61に記載の端末デバイス。
【請求項63】
前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応する変調および符号化方式MCSレベルのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項62に記載の端末デバイス。
【請求項64】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項62又は63に記載の端末デバイス。
【請求項65】
前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項62~64のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項66】
前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項65に記載の端末デバイス。
【請求項67】
前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする
ことを特徴とする請求項62~66のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項68】
前記処理ユニットは、
前記第1の情報が、
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送することを前記第1の指示情報で指示すること、
前記第2の指示情報が第2のMAC CEで搬送される場合、前記第2のMAC CEのタイプが第1のMAC CEタイプであること、
前記第1のMAC CEのタイプが前記第1のMAC CEタイプであること、
前記PUSCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値以下であること、
前記PUCCHリソースの優先度が前記第1の所定の優先閾値以上であること、
前記PUSCHリソースの優先度が前記PUCCHリソースの優先度以下であること、
前記PUSCHリソースの識別子が第1のリソース識別子ではないこと、
前記PUSCHリソースの識別子が第2のリソース識別子であること、
前記PUCCHリソースの識別子が前記第1のリソース識別子であること、
前記PUSCHリソースの周期が予め設定されたPUSCH周期閾値以上であること、
前記PUCCHリソースの周期が予め設定されたPUCCH周期閾値以下であること、
前記PUSCHリソースの周期が前記PUCCHリソースの周期以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUSCH伝送期間以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUCCH伝送期間以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が前記PUCCHリソースの伝送期間以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベル以上であること、
前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性が設定された論理チャネルの属性を満たさないこと、
前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報が設定されたサービス情報を満たさないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値以下であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第2の所定の優先閾値以上であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第1の論理チャネル識別子ではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第2の論理チャネル識別子であること、
前記第1の論理チャネルの識別子が前記第1の論理チャネル識別子であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第1のサービスタイプではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第2のサービスタイプであること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが前記第1のサービスタイプであること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が予め設定されたサービス優先度以下であること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記予め設定されたサービス優先度以上であること、
前記第1のMAC CEのトリガー理由が特定の原因であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の後にトリガーされること、
前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の前にトリガーされ、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由が位置特定であること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、無線リソース制御RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが特定の論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2の論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第1のサービスの位置する論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2のサービスの位置する論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が第3の所定の優先閾値よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスが他のシステム情報を要求すること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスがセカンダリセルの追加の時に時間アラインTAを確立すること、及び
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由がビーム失敗回復であることのうちの少なくとも1つを満たしている場合、
前記第1のSRを優先して伝送すると決定するように構成される
ことを特徴とする請求項62~67のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項69】
前記第1のタイプのMAC CEは、
セル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE、
第1のタイプのMACサービスデータユニットSDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングバッファステータスレポートBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一電力ヘッドルームレポートPHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
前記第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び、
前記第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである
ことを特徴とする請求項68に記載の端末デバイス。
【請求項70】
前記第1のタイプのMAC CEは、予め設定され、又は、前記端末デバイスにより決定され、又は、ネットワークデバイスにより構成され又は指示される
ことを特徴とする請求項68又は69に記載の端末デバイス。
【請求項71】
前記特定の理由は、
前記第1のMAC CEのトリガー理由がランダムアクセスであること、
前記第1のMAC CEが構成許可を活性化又は非活性化すること、
前記第1のMAC CEがBSRによりトリガーされること、
前記第1のMAC CEが超信頼性低遅延通信URLLCのBSRによりトリガーされること、及び、
前記第1のMAC CEが前記URLLCのBSRによりトリガーされないことのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項68~70のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項72】
前記端末デバイスは、さらに、通信ユニットを含み、
前記通信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信された、前記第1の情報を含む第1のメッセージを受信するように構成される
ことを特徴とする請求項62~71のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項73】
前記第1のメッセージは、RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項72に記載の端末デバイス。
【請求項74】
前記第1の条件は、予め定義されたものである
ことを特徴とする請求項62~71のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項75】
前記処理ユニットは、さらに、
前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項61~74のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項76】
前記端末デバイスは、さらに、通信ユニットを含み、
前記通信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するように構成され、前記第2の情報が、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項75に記載の端末デバイス。
【請求項77】
前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項76に記載の端末デバイス。
【請求項78】
前記処理ユニットは、
予め定義された情報に基づいて、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項75に記載の端末デバイス。
【請求項79】
前記処理ユニットは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用すると決定するように構成され、
前記第1の条件は、
端末デバイスが第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、
端末デバイスが、前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合に前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項75~78のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項80】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項62~79のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項81】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項62~79のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項82】
前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる
ことを特徴とする請求項61~81のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項83】
前記第1のサービスは、URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項68~71、79~82のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項84】
前記処理ユニットは、さらに、
前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、物理層で前記第1のSRが伝送されるように指示するように構成される
ことを特徴とする請求項61~83のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項85】
前記処理ユニットは、
前記第1のSRを前記物理層で優先して伝送するようにMAC層で指示するように構成される
ことを特徴とする請求項84に記載の端末デバイス。
【請求項86】
前記処理ユニットは、さらに、
物理層で前記第1のSRを受信した場合、前記第1のSRを優先して伝送すると前記物理層で決定するように構成される
ことを特徴とする請求項61~85のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項87】
前記処理ユニットは、前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、
MAC層で前記第1のMAC PDUを物理層に指示するように構成される
ことを特徴とする請求項61~86のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項88】
処理ユニットをさらに含む端末デバイスであって、
前記処理ユニットは、第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定するように構成され、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項89】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項88に記載の端末デバイス。
【請求項90】
前記第1の論理チャネル優先度順序には、さらに、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる
ことを特徴とする請求項88又は89に記載の端末デバイス。
【請求項91】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項90に記載の端末デバイス。
【請求項92】
前記端末デバイスは、さらに、通信ユニットを含み、
前記通信ユニットは、ネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するように構成され、前記第2の情報が、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項88~91のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項93】
前記第2の情報は、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項92に記載の端末デバイス。
【請求項94】
前記処理ユニットは、
予め定義された情報に基づいて、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項88~91のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項95】
前記処理ユニットは、
前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記第1の論理チャネル優先度順序を利用すると決定するように構成され、
前記第1の条件は、
端末デバイスが前記第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項88~94のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項96】
前記第1のSRが前記第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが前記第1のサービスによりトリガーされる
ことを特徴とする請求項95に記載の端末デバイス。
【請求項97】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項88~96のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項98】
通信ユニットを含むネットワークデバイスであって、
前記通信ユニットは、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して受信するように構成される
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項99】
前記通信ユニットは、さらに、
前記端末デバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、前記第1の情報が第1の情報を含み、前記第1の情報が、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するために使用される
ことを特徴とする請求項98に記載のネットワークデバイス。
【請求項100】
前記第1の情報は、
前記ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを前記ネットワークデバイスに指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC制御ユニットCEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項99に記載のネットワークデバイス。
【請求項101】
前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応する変調および符号化方式MCSレベルのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項100に記載のネットワークデバイス。
【請求項102】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項100又は101に記載のネットワークデバイス。
【請求項103】
前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項100~102のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項104】
前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項103に記載のネットワークデバイス。
【請求項105】
前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記MAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする
ことを特徴とする請求項100~104のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項106】
前記第1のメッセージは、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項99~105のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項107】
前記通信ユニットは、さらに、
前記端末デバイスに第2の情報を送信するように構成され、前記第2の情報が、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する
ことを特徴とする請求項98~106のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項108】
前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項107に記載のネットワークデバイス。
【請求項109】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項100~105、107~108のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項110】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項100~105、107~108のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項111】
前記通信ユニットは、さらに、
第1のタイプのMAC CEを構成又は指示するための第3の情報を前記端末デバイスに送信するように構成される
ことを特徴とする請求項98~110のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項112】
前記第1のタイプのMAC CEは、
C-RNTI MAC CE、
第1のタイプのMACサービスデータユニットSDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一電力ヘッドルームレポートPHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び
第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである
ことを特徴とする請求項111に記載のネットワークデバイス。
【請求項113】
前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされるSRである
ことを特徴とする請求項98~112のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項114】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項109、110、112、113のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項115】
通信ユニットを含むネットワークデバイスであって、
前記通信ユニットは、端末デバイスに第2の情報を送信するように構成され、前記第2の情報が、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する、
前記第1の論理チャネル優先度順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項116】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がセル無線ネットワーク一時識別子C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項115に記載のネットワークデバイス。
【請求項117】
前記第1の論理チャネル優先度順序には、さらに、前記第1のサービスのバッファステータスレポートBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる
ことを特徴とする請求項115又は116に記載のネットワークデバイス。
【請求項118】
前記第1の論理チャネル優先度順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項117に記載のネットワークデバイス。
【請求項119】
前記第2の情報は、無線リソース制御RRCシグナリング、ダウンリンク制御情報DCI、又はMAC CEで搬送される
ことを特徴とする請求項115~118のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項120】
前記第1のサービスは、超信頼性低遅延通信URLLCサービス、産業用モノのインターネットIIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項115~119のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項121】
コンピュータプログラムを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~27のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサとを有する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項122】
コンピュータプログラムを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項28~37のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサとを有する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項123】
コンピュータプログラムを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項38~54のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサとを有する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項124】
コンピュータプログラムを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項55~60のいずれか1項に記載の方法を実行するプロセッサとを有する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項125】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップを搭載したデバイスに請求項1~27のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とする装置。
【請求項126】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップを搭載したデバイスに請求項28~37のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とする装置。
【請求項127】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップを搭載したデバイスに請求項38~54のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とする装置。
【請求項128】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップを搭載したデバイスに請求項55~60のいずれか1項に記載の方法を実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とする装置。
【請求項129】
コンピュータに請求項1~27のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項130】
コンピュータに請求項28~37のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項131】
コンピュータに請求項38~54のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項132】
コンピュータに請求項55~60のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項133】
コンピュータに請求項1~27のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項134】
コンピュータに請求項28~37のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項135】
コンピュータに請求項38~54のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項136】
コンピュータに請求項55~60のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム命令を有する
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項137】
コンピュータに請求項1~27のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項138】
コンピュータに請求項28~37のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項139】
コンピュータに請求項38~54のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項140】
コンピュータに請求項55~60のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に関し、具体的に、通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
5Gシステムは、産業用モノのインターネット( Industrial Interest of Things、IIoT )の概念を導入し、IIOTでは、産業自動化(Factory Automation)、伝送自動化(Transport Industry)、配電(Electrical Power Distribution)などのサービスの5Gシステムでの伝送をサポートすることができる。
【0003】
したがって、IIOTサービスの正常な伝送をどのように保証するかが、解決すべき課題である。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施例は、IIOTサービスが正常に伝送される可能性を高めることができる通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
【0005】
第1の態様は、通信方法を提供し、前記方法は、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含む。
【0006】
第2の態様は、通信方法を提供し、前記方法は、端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを決定することを含み、ここで、前記第1の論理チャネル優先度順序には第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が含まれ、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い。
【0007】
第3の態様は、通信方法を提供し、前記方法は、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して受信することを含む。
【0008】
第4の態様は、通信方法を提供し、前記方法は、ネットワークデバイスが端末デバイスに第2の情報を送信することを含み、前記第2の情報が、前記端末デバイスが第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示し、ここで、前記第1の論理チャネル優先度順序には第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が含まれ、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可メディアアクセス制御MAC制御ユニットCEの優先度よりも高い。
【0009】
第5の態様は、上記の第1から第2の態様のいずれか、またはそれらの実装形態における方法を実行するための端末デバイスを提供する。
【0010】
具体的には、この端末デバイスは、上記第1の態様から第2の態様のいずれか又はそれらの各実装形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0011】
第6の態様は、上記の第3から第4の態様のいずれか、またはそれらの実装形態における方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。
【0012】
具体的には、このネットワークデバイスは、上記第3の態様から第4の態様のいずれか又はそれらの各実装形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0013】
第7の態様は、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上述の第1の態様から第2の態様のいずれか、またはその様々な実装形態における方法を実行する。
【0014】
第8の態様は、プロセッサとメモリとを備えるネットワークデバイスを提供する。メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第3の態様から第4の態様のいずれか、またはその様々な実装形態における方法を実行する。
第9の態様は、上述の第1から第4の態様のいずれか、またはその様々な実施態様における方法を実現する装置を提供する。
【0015】
具体的には、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して、装置が搭載されるデバイスに、第1から第4の態様のいずれか、またはそれらの実装形態による方法を実行させる実行させるプロセッサを含む。
【0016】
任意選択で、該装置は、チップである。
【0017】
第10の態様は、コンピュータに、上記第1から第4の態様のいずれか、またはそれらの実装態様における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0018】
第11の態様は、コンピュータに、上記の第1から第4の態様のいずれか、またはそれらの実装形態における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0019】
第12の態様は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに、上記第1から第4の態様のいずれか、またはその様々な実施態様における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0020】
上記技術的解決策では、端末デバイスは、SRの伝送に使用されるリソースとMAC PDUの伝送に使用されるリソースとが重なる場合に、SRを優先して伝送するか否かを決定することができる。このように、端末デバイスは、あるシナリオによってSRを優先して伝送することができ、その結果、ネットワークデバイスが現在のIIOTサービスが伝送を必要とすることをある程度確実に知ることができ、ネットワークデバイスは、IIOTサービスをリアルタイムにスケジューリングし、IIOTサービスのQoSを確保することができ、IIOTサービスが正常に伝送される可能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本願の実施例における通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。
【
図2】本願の実施例における通信方法の模式図である。
【
図3】本願の実施例におけるMAC PDUの構成図である。
【
図4】本願の実施例における他の通信方法の模式図である。
【
図5】本願の実施例における他の通信方法の模式図である。
【
図6】本願の実施例における他の通信方法の模式図である。
【
図7】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
【
図8】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
【
図9】本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
【
図10】本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
【
図11】本願の実施例における通信デバイスのブロック図である。
【
図12】本願の実施例における装置のブロック図である。
【
図13】本願の実施例における通信システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本願の実施例における技術案を、本願の実施例における図面を参照して説明するが、明らかに、記述された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、発明的な労働をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0023】
本願の実施例に係る技術方案は、様々な通信システム、例えば、GSM ( Global System of Mobile communication )システム、CDMA ( Code Division Multiple Access )システム、WCDMA ( Wideband Code Division Multiple Access )システム、General Packet Radio Service ( GPRS )システム、LTE ( Long term Evolution )システム、LTE周波数分割複信( Frequency Division Duplex、FDD )システム、TDD ( Time Division Duplex )システム、LTE-A ( Advanced long term evolution )システム、新無線( New Radio、NR )システム、NRシステムの進化システム、免許不要スペクトル上のLTE ( LTE-based access to unlicensed spectrum、LTE-U )システム、免許不要スペクトル上のNR ( NR-based access to unlicensed spectrum、NR-U )システム、汎用移動体通信システム( Universal Mobile Telecommunication System、UMTS )、Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX )通信システム、無線ローカルエリアネットワーク( Wireless Local Area Networks、WLAN )、無線保真性( Wireless Fidelity、WiFi )、次世代通信システム、又は他の通信システムに適用されてもよい。
【0024】
例示的に、本願の実施例が適用される通信システム100を
図1に示す。通信システム100は、端末デバイス120(または通信端末、端末と呼ばれる)と通信するデバイスであり得るネットワークデバイス110を含み得る。ネットワークデバイス110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得、カバレージエリア内に位置付けられた端末デバイスと通信し得る。このネットワークデバイス110は、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局( Base Transceiver Station、BTS )であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局( NodeB、NB )であってもよいし、LTEシステムにおける進化型基地局( Evolutional Node B、eNB又はeNodeB )であってもよいし、クラウド無線アクセスネットワーク( Cloud Radio Access Network、CRAN )における無線コントローラであってもよいし、移動交換局、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、集線装置、交換機、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークにおけるネットワーク側機器または将来進化してくるPublic Land Mobile Network、PLMNにおけるネットワークデバイス等であってもよい。
【0025】
通信システム100は、ネットワークデバイス110のカバレージ内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。ここで、「端末デバイス」とは、公衆回線交換網PSTN、DSL、デジタル回線、直接ケーブルなどの有線回線接続、および/または別のデータ接続/ネットワーク、および/または、例えばセルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク( WLAN )、例えばDVB-Hネットワークのようなディジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機のための無線インターフェースを介する、及び/又は別の端末デバイスの通信信号を受信/送信するように構成された手段、および/またはIoTデバイスを含む。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末デバイスは、「無線通信端末」、「無線端末」、または「モバイル端末」と呼ばれ得る。移動端末の例としては、衛星又は携帯電話、データ処理、ファックス、およびデータ通信能力と組み合わせたセルラー無線電話を有するパーソナル通信システム( PCS )端末、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネット接続、Webブラウザ、メモ帳、カレンダ、及び/又はGPS受信機を含むことができるPDA、および従来のラップトップおよび/またはパームトップ受信機または無線電話トランシーバを含む他の電子デバイスが挙げられる。端末デバイスは、アクセス端末、UE、加入者ユニット、加入者局、移動局、遠隔端末、モバイルデバイス、加入者端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ機器を指し得る。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、SIP ( Session Initiation Protocol )電話、WLL ( Wireless Local Loop )局、PDA ( Personal Digital Assistant )、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティング装置または他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワーク内の端末デバイス、または将来進化してくるPLMN内の端末デバイスなどであり得る。
【0026】
任意選択で、端末デバイス120間でDevice to Device ( D2D )通信が行われ得る。
【0027】
任意選択で、5Gシステム又は5Gネットワークは、New Radio ( NR )システム又はNRネットワークとも称され得る。
【0028】
図1は、1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスとを例示的に示し、任意選択的に、通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスのカバレッジ内に他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0029】
任意選択で、通信システム100は、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0030】
本願の実施例におけるネットワーク/システムにおける通信機能を有する装置は、通信デバイスと称されることもあることを理解されたい。
図1に示す通信システム100を例にとると、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110と端末デバイス120を含み、ネットワークデバイス110と端末デバイス120は、上述した具体的な装置であってもよく、ここでその説明が省略され、通信デバイスは、通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願の実施例ではこれに限定されない。
【0031】
本明細書において、用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、交換可能に使用されることが理解される。
【0032】
端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信において、スケジューリング要求(Scheduling Request、SR )は、アップリンクリソースを要求するために使用される。ネットワークデバイスは、端末デバイスのメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のための0、1、又は複数のSR構成を構成することができる。1つのSRは、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH )リソースのセットに対応することができ、1つのSR構成は、1つまたは複数の論理チャネルに対応することができる。バッファステータスレポート ( Buffer State Report、BSR )は、ある条件が満たされると、対応するSRをトリガーすることができる。
【0033】
端末デバイス側では、SRを伝送するためのPUCCHリソースと、MAC PDU ( Protocol Data Unit )を伝送するためのPUSCH ( Physical Uplink Shared Channel )リソースとの衝突などのリソース衝突(リソースが重なるともいう)が発生し得る。既存のプロトコルによれば、端末デバイスは、SRの伝送のためのPUCCHリソースとMAC PDUの伝送のためのPUSCHリソースとが衝突する場合、SRを伝送しない。この場合、IIOTサービスに関して、ネットワークデバイスは、現在のIIOTサービスが伝送を必要とすることを知らないことがあり、その結果、ネットワークデバイスは、IIOTサービスのスケジューリングを遅らせることがあり、その結果、IIOTサービスの伝送遅延が生じ、IIOTサービスのQoSを保証することができないという問題が生じ、これは、IIOTにおいて許容できない。
【0034】
これに対して、本願の実施例は、IIOTサービスが正常に伝送される可能性を高めることができる通信方法を提案する。なお、本願の実施例のSRはIIOTサービスのスケジューリング要求であってもよいし、他のサービスのスケジューリング要求であってもよい。
【0035】
図2は本願の実施例による通信方法200の概略図である。
図2に示す方法は、例えば、
図1に示す端末デバイス120などの端末デバイスによって実行され得る。
図2に示すように、方法200は、以下の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0036】
なお、方法200は、複数の通信シナリオに適用されてもよく、例えば、方法200は、データチャネルとデータチャネルが重なるシナリオ、データチャネルと制御チャネルとが重なるシナリオ、制御チャネルと制御チャネルが重なるシナリオに適用されてもよい。ここで、制御チャネルは、アップリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)と理解することもでき、UCIは、ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)フィードバック、チャネル状態参照信号(Channel-State Information Reference Signal、CSI-RI)、SRのうちの少なくとも1つであることができる。
【0037】
210において、端末デバイスが第1のSRを伝送するためのPUCCHリソースと第1のMAC PDUを伝送するためのPUSCHリソースとが重なる場合、端末デバイスは、第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する。
【0038】
ここで、第1のSRが第1の論理チャネルに対応するSR、及び/又は、第1のSRが第1のサービスによりトリガーされるSRであっても良い。第1のサービスが第1の論理チャネルに対応し、即ち、第1の論理チャネルで第1のサービスが搬送される。
【0039】
任意選択で、第1のサービスは、QoS要件が厳しいサービスであってもよい。URLLCサービス、IIoTサービス、TSN(Time Sensitive Network)サービスであっても良い。もちろん、第1のサービスは、eMBB ( Enhanced Mobile Broadband )サービス、垂直産業サービス、VoLTE( Voice over Long-Term Evolution )サービス、カーネットサービスなどであってもよい。
【0040】
なお、ここで言う「および/または」とは、単に関連対象を説明する関連関係のことであり、Aおよび/またはBのように3つの関係があり、A単独、AとBの両方、B単独の3つの場合があることを意味する。
【0041】
また、上記の端末デバイスが第1のSR及び第1のMAC PDUを伝送することは、端末デバイスが第1のSR及び第1のMAC PDUを送信することであっても良い。
【0042】
本願の実施例において、時間系列の優先度に応じて、4つのPUCCHリソースとPUSCHリソース(説明のため、PUCCHリソースを第1のPUCCHリソースと言い、PUSCHリソースを第1のPUSCHリソースという)とが重なるシナリオがあり、以下の通りであり、
(1)第1のSR優先度が低く、且つ第1のSRがトリガーされた時に第1のMAC PDUがパケット化されず、この時、端末デバイスのMAC層について、第1のSR優先度が低いため、第1のMAC PDUパケット化し、且つ、MAC層が第1のSRを伝送せず、第1のMAC PDUを物理層に優先して伝送する。
【0043】
(2)第1のSR優先度が低く、且つ第1のSRがトリガーされる時に、第1のMAC PDUがパケット化された。この時、端末デバイスのMAC層が物理層に第1のSRを伝送するように指示しない。
【0044】
(3)第1のSR優先度が高く、且つ第1のSRがトリガーされる時に第1のMAC PDUがパケット化された。この時、端末デバイスのMAC層について、第1のSR優先度が高いため、第1のMAC PDUが低い優先度(deprioritized)MAC PDUである。
【0045】
(4)第1のSR優先度が高く、且つ第1のSRがトリガーされる時に第1のMAC PDUがパケット化されない。
【0046】
第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なることは、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが時間領域において重なる部分を有すると理解されてもよい。又は、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが、周波数領域において重なる部分を有する。又は、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが、時間-周波数領域において重なる部分を有する(即ち、時間領域と周波数領域とのいずれも重なる部分である)。
【0047】
第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なることは、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが全て又は一部が重なると理解されても良い。
【0048】
任意選択で、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することは、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なる場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定すること、端末デバイスが第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なる部分において第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定すること、端末デバイスが第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重ならない部分において第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することのうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
任意選択で、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することは、端末デバイスが物理層に第1のSRを優先して伝送するようにMAC層で指示するかどうかを決定しこと、端末デバイスがMAC層で物理層に第1のSRを優先して伝送するかどうかと決定すること、端末デバイスが物理層で第1のSRをネットワークデバイスに優先して伝送するかどうかを決定することのうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
なお、本願の実施例は、第1のPUSCHリソースの名称を限定するものではなく、すなわち、他の名称で表現することもできる。例えば、第1のPUSCHリソースは、アップリンク共有チャネル( Uplink-Shared Channel UL-SCH )リソースとして表現されてもよい。各許可(Grant)は、1つのリソースに対応し得る。本願の実施例では、許可をリソースとして理解することもできる。したがって、第1のPUSCHリソースは、許可又はアップリンク許可(UL Grant)と表現されることもできる。
【0051】
ネットワークデバイスによって端末デバイスに割り当てられた許可は、構成許可(Configured Grant)及び/又は動的許可を含んでもよい。ここで、構成許可は、ネットワークデバイスが半静的に端末デバイスに構成することができ、動的許可は、ネットワークデバイスが動的に端末デバイスにスケジューリングすることができ、例えば、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI )によって端末デバイスにスケジューリングすることができる。
【0052】
以下、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する方式を詳細に説明する。
【0053】
一実現可能な方式において、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なる場合、任意の場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定する。
【0054】
他の実現可能な方式において、端末デバイスは、第1の情報に基づいて、第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する。
【0055】
任意選択で、該第1の情報は、あらかじめ設定され、例えば、プロトコルにより端末デバイスに予め設定された。又は、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1のメッセージを送信し、該第1のメッセージが第1の情報を含む。ここで、第1のメッセージは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングに搬送され、又は、第1のメッセージは、DCIに搬送され、又は、第1のメッセージは、MAC CEに搬送される。具体的に、ネットワークデバイスは、SR、論理チャネルで情報を構成する時に、端末デバイスに第1のメッセージを送信しても良い。
【0056】
以下、第1の情報を詳細に説明する。
【0057】
本願の実施例において、第1の情報は、以下のものを含むが、これらに限定されなく、
ネットワークデバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報であり、
端末デバイスがネットワークデバイスに以下の少なくとも1つの第2の指示情報を指示し、第1の論理チャネル優先度(Logical Channel Prioritization、LCP)順序の使用能力を有するかどうか、第1のLCP順序を使用するかどうか、第1のLCP順序を使用することであり、
第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC制御ユニット(Control Element、CE)のタイプであり、
第1のPUCCHリソースの属性であり、
第1のPUSCHリソースの属性であり、
第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性であり、
第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性であり、
第1のMAC CEのトリガー理由であり、
第1のPUSCHリソースで第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
第1のSR及び第1のMAC PDUパケット化のトリガー時間順序であり、
第1の論理チャネルが第1のPUSCHリソースのLCP制限(restriction)を満たしているかどうか、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由である。
【0058】
なお、上記複数の条件は、その1つ、そのうちの任意の2つ、そのうちの任意の3つ、そのうちの任意の4つ、またはそのうちの任意の5つ、またはそのうちの任意の6つ、またはそのうちの任意の7つ、またはそのうちの任意の8つ、またはそのうちの任意の9つが、本願の実施例の第1条件であってもよい。
任意選択で、第1のSRに対応する第1の論理チャネルは、第1の論理チャネルが第1のPUCCHリソース上で伝送される論理チャネルであり、即ち、第1のSRをトリガーする第1のPUCCHリソースで伝送される論理チャネルであり、又は、第1の論理チャネルが第1のSRをトリガーするデータに対応する論理チャネルであり、即ち、第1の論理チャネルは、第1のSRに含まれる論理チャネルであると理解されても良い。
【0059】
第1のMAC CEに対応する論理チャネルは、第1のMAC CEに対応する論理チャネルが第1のMAC CEに含まれる情報に対応する論理チャネルであり、又は、第1のMAC CEに対応する論理チャネルが第1のPUSCHリソース上で伝送される論理チャネルであり、又は、第1のMAC CEに対応する論理チャネルが第1のMAC CEをトリガーする論理チャネルであると理解されても良い。
【0060】
任意選択で、第1の指示情報で端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する時に、例えば、第1の指示情報は、指示端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを明示しても良い。
【0061】
例えば、第1の指示情報は、1ビットを含み、ビット「1」で端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示し、ビット「0」で端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しないことを示す。または、ビット「1」は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しないことを示し、ビット「0」は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示す。また、第1の指示情報は、複数のビットを含むことができ、複数のビットが同一である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示し、複数のビットのうち少なくとも2つのビットが異なる場合には、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しないことを示す。例えば、第1の指示情報のビットが「111」である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示し、第1の指示情報のビットが「010」である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しないことを示す。また、例えば、第1の指示情報は、複数のビットを含み、複数のビットのそれぞれが「1」である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示し、複数のビットのそれぞれが「0」である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しないことを示す。
【0062】
他の例として、第1の指示情報は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するか否かを暗黙的に示してもよい。
【0063】
例とし、第1の指示情報は、第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースの優先度を示す。例えば、第1の指示情報は、第1のPUCCHリソースの優先度が第1のPUSCHリソースの優先度よりも高いことを示す場合、端末デバイスは、第1の指示情報を受信してから、第1のSRを優先して伝送すると決定する。
【0064】
第1の指示情報と同様に、第2の指示情報は、端末デバイスが第1のLCP順序を使用する能力を有するかどうかを指示し、第1のLCP順序を使用するかどうかを指示し、端末デバイスが第1のLCP順序を使用し、これらの少なくとも1つの方式は、第1の指示情報の実現方式を参照するが、簡潔のために、ここで説明を省略する。
【0065】
任意選択で、第1のPUCCHリソースの属性は、第1のPUCCHリソースの優先度、第1のPUCCHリソースの識別子、第1のPUCCHリソースの周期、第1のPUCCHリソースの持続時間(duration)、及び第1のPUCCHリソースに対応する変調又はコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)レベルのうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
【0066】
ここで、第1のPUCCHリソースの持続時間は、第1のPUCCHリソースの持続時間とも言われ、第1のPUCCHリソースに対応するMCSレベルは、第1のPUCCHリソースで情報を伝送する時に使用されるMCSレベルと理解されても良い。
【0067】
第1のPUCCHリソースの優先度は、第1のPUCCHリソースの優先度以外、第1のPUCCHリソースに搬送される全ての論理チャネルのある論理チャネルの優先度と理解されても良い。例えば、ある論理チャネルは、第1のPUCCHリソースで搬送される全ての論理チャネルのうちの優先度が最高である論理チャネル、又は、優先度が最低である論理チャネル、又は、任意の論理チャネルであっても良い。
【0068】
任意選択で、第1のPUSCHリソースの属性は、第1のPUSCHリソースの優先度、第1のPUSCHリソースの識別子、第1のPUSCHリソースの周期、第1のPUSCHリソースのduration、第1のPUSCHリソースに対応するMCSレベル、第1のPUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性、及び第1のPUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
【0069】
ここで、第1のPUSCHリソースの持続時間(duration)は、第1のPUSCHリソースの持続時間とも言われ、第1のPUSCHリソースに対応するMCSレベルは、第1のPUSCHリソースで情報を伝送する時に使用されるMCSレベルと理解されても良い。
【0070】
ここで、第1のPUSCHリソースの優先度は、第1のPUSCHリソースの優先度以外、第1のPUSCHリソースで搬送される全ての論理チャネルのうちのある論理チャネルの優先度と理解されても良い。例えば、ある論理チャネルは、第1のPUSCHリソースで搬送される全ての論理チャネルのうちの優先度が最高である論理チャネル、又は、優先度が最低である論理チャネル、又は、任意の論理チャネルであってもよい。
【0071】
任意選択で、論理チャネルの属性は、論理チャネルの優先度、論理チャネルの識別子、論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
【0072】
ここで、論理チャネルには複数の論理チャネルが含まれる場合、論理チャネルの優先度は、該複数の論理チャネルのうちの優先度が最高である論理チャネルの優先度であっても良いし、該複数の論理チャネルのうちの優先度が最低である論理チャネルの優先度であっても良いし、該複数の論理チャネルのうちの任意の論理チャネルの優先度であっても良い。
【0073】
任意選択で、サービス情報は、サービス優先度、サービスタイプ、サービス識別子、及びサービスのサービス品質(Quality of Service、QoS)のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。
【0074】
第1のLCP順序について、本願の実施例の第1のLCP順序は、従来のLCP順序の追加及び/又は調整である。ここで、従来のLCP順序は、以下の通りであり、ここで、優先度は高い順で並べられ、
セル無線ネットワーク一時識別子(Cell- Radio Network Temporary Identity、C-RNTI)MAC CE、又はアップリンク共通制御チャネル(UL- Common Control Channel、UL-CCCH)で搬送されるデータ(C-RNTI MAC CE or data from UL-CCCH)、
構成許可確認MAC CE(Configured Grant Confirmation MAC CE)、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE(MAC CE for BSR、 with exception of BSR included for padding)、
単一電力ヘッドルームレポート(Power Headroom Report、PHR)MAC CE又は複数のPHR MAC CE(Single Entry PHR MAC CE or Multiple Entry PHR MAC CE)、
アップリンク共通制御チャネル(UL- Common Control Channel、UL-CCCH)以外の論理チャネルで搬送されるデータ(data from any Logical Channel, except datA from UL―CCCH)、
ビットレート照会の提案のためのMAC CE(MAC CE for Recommended bit rate query)、
パディングBSR MAC CEを含むMAC CE(MAC CE for BSR included for padding)であり、
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度は、構成許可確認MAC CE(Configured Grant Confirmation MAC CE)よりも高く、及び/又は、第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度は、構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い。ここで、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度は、第1の論理チャネルのデータの優先度であっても良い。
【0075】
又は、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度は、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell- Radio Network Temporary Identity、C-RNTI)MAC CE又はアップリンク共通制御チャネル(UL- Common Control Channel、UL-CCCH)で搬送されるデータの優先度(C-RNTI MAC CE or data from UL-CCCH)よりも高く、及び/又は、第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度は、C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0076】
例示的に、本願の実施例において、第1のLCP順序は、(a)、(b)、(c)及び(d)のいずれかの順序であっても良い。以下の4つの可能な第1のLCP順序では、各第1のLCP順序における情報の優先度は、高い順で並べられる。
【0077】
(a):
第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータ(data from any Logical Channel associated to URLLC)、
C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータ、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一電力ヘッドルームレポート、
UL-CCCH及び第1の論理チャネル以外の論理チャネルで搬送されるデータ(data from any Logical Channel, except datA from UL―CCCH and URLLC)、
ビットレート照会の提案のためのMAC CE、
パディング BSR MAC CEを含むMAC CEである。
【0078】
(b):
第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CE(MAC CE for BSR for URLLC)、
第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータ、
C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータ、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外、第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CE以外のBSR MAC CE(MAC CE for BSR, with exception of BSR included for padding and BSR for URLLC)、
単一PHR MAC CE又は複数のPHR MAC CE、
UL-CCCH及び第1の論理チャネル以外の論理チャネルで搬送されるデータ、
ビットレート照会の提案のためのMAC CE、
パディング BSR MAC CEを含むMAC CEである。
【0079】
(c):
C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータ、
第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータ、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一PHR MAC CE又は複数のPHR MAC CE、
UL-CCCH及び第1の論理チャネル以外の論理チャネルで搬送されるデータ、
ビットレート照会の提案のためのMAC CE、
パディング BSR MAC CEを含むMAC CEである。
【0080】
(d):
C-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータ、
第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CE、
第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータ、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外、第1のサービス又は第1の論理チャネルのBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一PHR MAC CE又は複数のPHR MAC CE、
UL-CCCH及び第1の論理チャネル以外の論理チャネルで搬送されるデータ、
ビットレート照会の提案のためのMAC CE、
パディング BSR MAC CEを含むMAC CEである。
【0081】
なお、上記4つの可能な第1のLCP順序は、当業者が第1のLCP順序をより良く理解するのを助けるためのものであり、第1のLCP順序の範囲を限定するものではない。
【0082】
任意選択で、本願の実施例における第1のMAC PDUが複数のMAC サブPDUを含み、MAC サブPDUがサービスデータユニット(Serving Data Unit、SDU)及びそのサブヘッダを含み、又は、第1のMAC CE及びそのサブヘッダを含み、ここで、第1のMAC CEは、固定されたサイズのMAC CEであっても良いし、変更されるサイズのMAC CEであっても良く、例えば、
図3に示す。
【0083】
任意選択で、第1のPUSCHリソースのLCP制限は、第1のPUSCHリソースを利用して論理チャネルにおける情報を伝送する時に、第1のPUSCHリソースに対する要求又は制限を示す。第1のPUSCHリソースが該要求又は制限を満たしている場合、第1のPUSCHリソースで該論理チャネルにおけるデータ又は情報が搬送されることができる。例えば、LCP制限は、durationが5個のスロット(slot)である第1のPUSCHリソースで論理チャネル1のデータが搬送されることができ、durationが2個のslotである第1のPUSCHリソースで論理チャネル2及び論理チャネル3のデータが搬送されることができる。
【0084】
以上の第1の論理チャネルが第1のPUSCHリソースのLCP制限を満たしているかどうかは、第1のPUSCHリソースのLCP制限(例えば、第1のPUSCHリソースの属性)が第1の論理チャネルにマッチングされるかどうかを理解されても良い。
【0085】
ランダムアクセスに関しては、端末デバイスは、セルサーチ処理後に既にセルとの間でダウンリンク同期を取っているため、ダウンリンクデータを受信することができる。しかし、端末デバイスは、セルとアップリンク同期がとれている場合にのみアップリンク伝送が可能となる。端末デバイスは、ランダムアクセスプロセス(Random Access、RA)によりセルとの接続を確立し、アップリンク同期をとることができる。
【0086】
RAは通常、以下のイベントによりトリガーされる。
【0087】
(1)初期アクセス(Initial Access)。
【0088】
端末デバイスがRRCアイドル状態(RRC_IDLE状態)からRRC接続状態(RRC_CONNECTED)に遷移する。
【0089】
(2)RRC接続再確立プロセス(RRC Connection Re-establishment procedure)。
【0090】
(3)ハンドオーバー(Handover)。
【0091】
この時、端末デバイスは、接続状態にあり、新しいセルとアップリンク同期を確立する必要がある。
【0092】
(4)RRC接続状態では、ダウンリンクデータ又はアップリンクデータが到着する時に、アップリンクが「非同期」状態(DL or UL data arrival during RRC_CONNECTED when UL synchronisation status is “non-synchronised”)にある。
【0093】
(5)RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、SR伝送ための(UL data arrival during RRC_CONNECTED when there are no PUCCH resources for SR available)利用可能なPUCCHリソースがない。
【0094】
(6)SR失敗(SR failure)。
【0095】
(7)RRCの同期構成時の要求(Request by RRC upon synchronous reconfiguration)。
【0096】
(8)端末デバイスがRRC非活性化状態から遷移する(Transition from RRC_INACTIVE)。
【0097】
(9)SCellが追加されるとき、時間アラインメントを確立する(To establish time alignment at SCell addition)。
【0098】
(10)端末デバイスが他のシステム情報(Other System Information、OSI)を要求する。
【0099】
(11)端末デバイスがビーム失敗回復(Beam failure recovery)を行う必要がある。
【0100】
本願の実施例において、第1の情報が以下の少なくとも1つの条件を満たしている場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定する:(1)第1の指示情報が、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを指示し、(2)第2の指示情報が第2のMAC CEで搬送される場合、第2のMAC CEのタイプが第1のMAC CEタイプであり、(3)第1のMAC CEのタイプが第1のMAC CEタイプであり、(4)第1のPUSCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値以下であり、(5)第1のPUCCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値以上であり、(6)第1のPUSCHリソースの優先度が第1のPUCCHリソースの優先度以下であり、(7)第1のPUSCHリソースの識別子が第1のリソース識別子ではなく、(8)第1のPUSCHリソースの識別子が第2のリソース識別子であり、(9)第1のPUCCHリソースの識別子が前記第1のリソース識別子であり、(10)第1のPUSCHリソースの周期が予め設定されたPUSCH周期閾値以上であり、(11)第1のPUCCHリソースの周期が予め設定されたPUCCH周期閾値以下であり、(12)第1のPUSCHリソースの周期が第1のPUCCHリソースの周期以上であり、(13)第1のPUSCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUSCH伝送期間以上であり、(14)第1のPUCCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUCCH伝送期間以下であり、(15)第1のPUSCHリソースの伝送期間が第1のPUCCHリソースの伝送期間以上であり、(16)第1のPUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以上であり、(17)第1のPUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以下であり、(18)第1のPUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが第1のPUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベル以上であり、(19)第1のPUSCHリソースで搬送さることができる論理チャネルの属性が設定された論理チャネルの属性を満たさず、(20)第1のPUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報が設定されたサービス情報を満たさず、(21)第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値以下であり、(22)第1の論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値以下であり、(23)第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第1の論理チャネルの優先度以下であり、(24)第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第1の論理チャネル識別子ではなく、(25)第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第2の論理チャネル識別子であり、(26)第1の論理チャネルの識別子が第1の論理チャネル識別子であり、(27)第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第1のサービスタイプではなく、(28)第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第2のサービスタイプであり、(29)第1の論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第1のサービスタイプであり、(30)第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度以下であり、(31)第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が予め設定されたサービス優先度以下であり、(32)第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が予め設定されたサービス優先度以上であり、(33)第1のMAC CEのトリガーされる理由が特定の理由であり、(34)第1の論理チャネルの優先度が第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ第1の論理チャネルのデータが第1のPUSCHリソースで搬送されなく、(35)第1の論理チャネルの優先度が第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ第1のSRが第1のMAC PDUパケット化の後にトリガーされ、(36)第1のSRが第1のMAC PDUパケット化の前にトリガーされ、且つ第1の論理チャネルのデータが第1のPUSCHリソースで搬送されなく、(37)第1のSRが第1のMAC PDUパケット化の前にトリガーされ、且つ第1の論理チャネルが第1のPUSCHリソースのLCP制限を満たさず、(38)RAのトリガー理由が位置特定であり、(39)RAのトリガー理由として、RRC接続状態下、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが特定の論理チャネルではなく、(40)RAのトリガー理由として、RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2の論理チャネルであり、(41)RAのトリガー理由として、RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つRAがトリガーされる論理チャネルが第1のサービスの位置する論理チャネルではなく、(42)RAのトリガー理由として、RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つRAがトリガーされる論理チャネルが第2のサービスの位置する論理チャネルであり、(43)RAがトリガーされる理由として、RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つRAがトリガーされる論理チャネルの優先度が第3の所定の優先閾値よりも低く、(44)RAのトリガー理由として、RRC接続状態では、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、RAがトリガーされる論理チャネルの優先度が第1の論理チャネルの優先度よりも低く、(45)RAのトリガー理由として、端末デバイスが他のシステム情報を要求することであり、(46)RAのトリガー理由として、端末デバイスがSCellでTAを追加し、(47)RAのトリガー理由として、ビーム失敗回復である。
【0101】
ここで、第1のタイプのMAC CEは、C-RNTI MAC CE、第1のタイプMAC SDU、構成許可確認MAC CE、パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、単一PHR MAC CE、複数のPHR MAC CE、第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかであるが、これらに限定されない。
【0102】
なお、本願の実施例において、第1のタイプMAC SDUは、第1のタイプのMAC CEと同じ役割を有しても良い。
【0103】
第1のタイプのMAC CEは、予め定義され、又は、第1のタイプのMAC CEは、端末デバイスにより決定される。これにより、エアインタフェースのシグナリングのオーバーヘッドを回避し、現在のサービス伝送要件および特定により適合し、端末デバイスはより多くの自由度を有することができる。当然、第1のタイプMAC CEは、ネットワークデバイスにより構成又は指示されることもできる。例えば、ネットワークデバイスは、第1のタイプのMAC CEを構成又は指示する第3の情報を端末デバイスに送信することができる。
【0104】
任意選択で、前記の特定の理由は、
第1のMAC CEのトリガー理由が、ランダムアクセスであること、
第1のMAC CEが構成許可を活性化又は非活性化すること、
第1のMAC CEがBSRによりトリガーされること、
第1のMAC CEが第1のサービス(例えば、URLLCサービス)のBSRによりトリガーされること、及び
第1のMAC CEが第1のサービス(例えば、URLLCサービス)のBSRによりトリガーされないことのうちの少なくとも1つを含む。
【0105】
端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定した後、任意選択で、方法200は、さらに、端末デバイスが物理層で第1のSRを伝送するように指示し、又は、端末デバイスがMAC層で第1のSRを物理層に優先して伝送することを含む。端末デバイスが、物理層で第1のSRを伝送するように指示する場合、さらに、端末デバイスは、物理層で第1のSRを優先して伝送するようにMAC層で指示する。
【0106】
端末デバイスは、物理層で第1のSRを受信した後、第1のSRをネットワークデバイスに優先して伝送することができる。
【0107】
任意選択で、方法200は、さらに、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、端末デバイスがMAC層で第1のMAC PDUを物理層に指示することができることを含む。又は、第1のSRを優先して伝送すると決定する前に、端末デバイスがMAC層で第1のMAC PDUを物理層に指示することができる。又は、状況又は条件に関わらず、端末デバイスは、MAC層で第1のMAC PDUを物理層に指示することができる。又は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定する時に、端末デバイスがMAC層で第1のMAC PDUを物理層に指示した。
【0108】
ここで、端末デバイスが第1のMAC PDUを物理層に指示することは、端末デバイスが第1のMAC PDUを物理層に伝送し、又は、端末デバイスが第1のMAC PDUをHARQバッファに保存すると理解されても良い。
【0109】
従って、MAC層は、第1のSRを優先して伝送すると決定する前に、第1のMAC PDUをパケット化し、又は、MAC層は、SRを優先して伝送すると決定した時又はその後に、第1のMAC PDUをパケット化しても良い。
【0110】
又は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定した時に、又は、第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する前に、又は、状況や条件に関わらず、端末デバイスは、第1のMAC PDUを廃棄しても良い。
【0111】
以下、本願のより明確な理解のために、本願の実施例の具現化過程を具体的に説明する。
【0112】
ステップ一において、ネットワークデバイスが端末デバイスにSR構成情報及び論理チャネル構成情報を構成する。ここで、ネットワークデバイスは、論理チャネル構成情報で第1のSRの構成ID又は第1のPUCCHリソースのIDを構成し、端末デバイスは、第1のSRの構成ID又は第1のPUCCHリソースのIDを介してSR構成情報から第1のPUCCHリソースを取得することができる。
【0113】
ステップ二において、ネットワークデバイスは、半静的スケジューリング構成許可又は動的許可を構成する。半静的スケジューリング構成許可が構成される場合、ネットワークデバイスが、RRCシグナリングを介して該構成許可を端末デバイスに指示することができる。ネットワークデバイスにより構成される動的許可である場合、ネットワークデバイスは、DCIを介して該動的許可を端末デバイスに指示することができる。
【0114】
ステップ三において、端末デバイスは、構成された構成許可又は動的許可を受信し、アップリンクデータを伝送するアップリンクリソースがあると決定し、利用可能なPUSCHリソースがあると決定する。
【0115】
ステップ四において、構成された第1の論理チャネルが第1のSRのトリガー条件を満たしている場合、端末デバイスがMAC層で第1のSRをトリガーする。
【0116】
具体的に、第1の論理チャネルのデータが送信する必要がある場合、BSRをトリガーすることができる。端末デバイスに利用可能なアップリンクリソースがなくBSRを送信できない場合、端末デバイスは、第1のSRを送信して、ネットワークデバイスが第1の論理チャネルのデータを送信するアップリンクリソースを構成するように要求し、ここで、第1のSRが第1のPUCCHリソースで搬送されても良い。
【0117】
現在の第1のPUCCHリソースと第1のPUSCHリソースとが重なる場合、端末デバイスは、どのチャネル又は情報の伝送を優先して決定する必要がある。以下の条件の1つを満たしている場合、端末デバイスは、第1のSRを優先して伝送し、
例えば、第1の指示情報のビットが「1」(ビットが「1」であることは、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送することを示す)である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0118】
また、例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスのために第1のタイプのMAC CEを構成し、且つ第1のMAC CEが第1のタイプのMAC CEであり、即ち、第1のタイプのMAC CEがトリガーされる場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0119】
また、例えば、優先度1が優先度2よりも高く、第1のPUSCHリソースの優先度が2であり、第1のPUCCHリソースの優先度が1である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0120】
また、例えば、第1の所定の優先閾値が1であり、優先度1が優先度2よりも高く、第1のPUSCHリソースの優先度が2であり、第1のPUSCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値よりも低いため、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0121】
また、例えば、リソース識別子が3及び4であるリソース識別子が第1のリソース識別子であり、第1のPUSCHリソースの識別子が1であり、第1のPUSCHリソースの識別子が第1のリソース識別子ではないため、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0122】
また、例えば、第1のPUSCHリソースのdurationが2個のスロットであり、第1のPUCCHリソースのdurationが2個のシンボル(symbol)であり、第1のPUSCHリソースのdurationが第1のPUCCHリソースのdurationよりも大きいため、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0123】
また、例えば、第1のPUSCHリソースの周期が10msであり、第1のPUCCHリソースの周期が2個のsymbolであり、第1のPUSCHリソースの周期が第1のPUCCHリソースの周期よりも大きいため、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0124】
また、例えば、優先度1が優先度2よりも高く、第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が2であり、第1の論理チャネルの優先度が1である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0125】
また、例えば、第2の所定の優先閾値が2であり、第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が2であり、第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値に等しいため、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0126】
また、例えば、優先度1が優先度2よりも高く、第1のMAC CEに対応する論理チャネルのうちの優先度が最高である論理チャネルの優先度が2であり、第1の論理チャネルの優先度が1である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0127】
また、例えば、優先度1が優先度2よりも高く、RAのトリガー理由として、アップリンクデータが到着し、且つ、アップリンクリソースがなく、且つ、RAがトリガーされる論理チャネルの優先度が2であり、第1のSRがトリガーされる論理チャネルの優先度が1である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0128】
また、例えば、優先度1が優先度2よりも高く、優先度閾値が1であり、RAのトリガー理由として、アップリンクデータが到着し、且つ、アップリンクリソースがなく、且つ、RAがトリガーされる論理チャネルの優先度が2である場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0129】
また、例えば、RAのトリガー理由が位置特定であり、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0130】
また、例えば、第1のSRが第1のMAC PDUパケット化した後にトリガーされ、且つ、第1の論理チャネルの優先度が第1のMAC PDUに対応する論理チャネルの優先度と同じ、又は、第1の論理チャネルの優先度が第1のMAC PDUに対応する論理チャネルの優先度よりも高く、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する。
【0131】
ステップ五において、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定した後、端末デバイスが物理層で第1のSRを優先して伝送するようにMAC層で指示し、又は、端末デバイスが物理層で第1のSRを伝送するように指示する。
【0132】
任意選択で、本願の実施例において、方法200は、さらに、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを決定する。
【0133】
この場合、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信し、該第2の情報は、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。ここで、第2の情報がRRCシグナリングで搬送され、又は、第2の情報がDCIで搬送され、又は、第2の情報がMAC CEで搬送される。
【0134】
一例として、第2の情報は、少なくとも1つのビットで、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示しても良い。
【0135】
例示的に、第2の情報が1個のビットを含み、ビット「1」で端末デバイスが第1のLCP順序を利用することを指示し、ビット「0」で端末デバイスが第1のLCP順序を利用しないことを指示する。
【0136】
また、例えば、第2の情報が複数のビットを含み、複数のビットが同じである場合、端末デバイスが第1のLCP順序を利用することを指示し、複数のビットのうちの少なくとも2つのビットが異なる場合、端末デバイスが第1のLCP順序を利用しないことを指示する。
【0137】
また、例えば、第2の情報は、端末デバイスが第1の条件を満たしている場合に端末デバイスが第1のLCP順序を利用することを指示する。第1の条件は、プロトコルにより規定され、又は、ネットワークデバイスにより予め構成され、又は、第2の情報で搬送される。
【0138】
ここで、第1の条件は、以下の少なくとも1つを含むが、これらに限定されなく、
端末デバイスが第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであり、
端末デバイスが、第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであり、
端末デバイスが、第1のSRを優先して伝送することを構成又はサポートする端末デバイスであり、
端末デバイスが、第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであり、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであり、
端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると判断した端末デバイスであり、
端末デバイスが、第1のPUCCHリソースと他のリソースが重なる時に第1のSRを優先して伝送する端末デバイスである。
【0139】
ここで、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであることは、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断するが、判断結果が第1のSRを優先して伝送することであっても良いし、第1のSRを優先して伝送しないことであっても良いと理解されても良い。
【0140】
端末デバイスが第1のSRを優先して伝送すると判断した端末デバイスであることは、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断し、且つ、判断結果が第1のSRを優先して伝送することであると理解されても良い。しかし、最終、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送しても良いし、第1のSRを優先して伝送しなくても良い。
【0141】
なお、第2の条件は、第1のPUCCHリソースと他のリソースとが重なるシナリオに応用し、第1のPUCCHリソースと他のリソースとが重ならないシナリオに応用しても良いが、本願の実施例がこれに限定されない。
【0142】
又は、端末デバイスは、予め定義された情報又はUEによって実現され、第1のLCP順序を利用するかどうかを決定する。
【0143】
一例として、予め定義された情報は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する時に、端末デバイスが利用可能な第1のLCP順序であっても良い。
【0144】
他の例として、予め定義された情報は、特定のイベントの場合、端末デバイスが利用可能な第1のLCP順序であっても良い。
【0145】
他の例として、予め定義された情報は、端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、端末デバイスが利用可能な第1のLCP順序であっても良い。
【0146】
端末デバイスが第1のLCP順序を利用すると決定した場合、端末デバイスが新しい許可を受信した時に、第1のLCP順序に従って優先度ソート及びパケット化を行うことができる。
【0147】
端末デバイスが第1のLCP順序を利用し、このように、第1の論理チャネルのデータ又はBSRの優先伝送を保証することができる。さらに、第1のSRの伝送優先度と第1のSRのLCP順序内の優先度をアライン(align)し、即ち第1のSR優先度が高い場合、第1のSRに対応する第1の論理チャネルのLCP順序内の優先度が高い。
【0148】
本願の実施例において、SRを伝送するためのリソースとMAC PDUを伝送するためのリソースとが重なる場合、端末デバイスは、SRを優先して伝送するかどうかを決定することができる。このように、端末デバイスがあるシナリオにおいてSRを優先して伝送し、この場合、ネットワークデバイスが現在にIIOTサービスが伝送される必要があることを知ることをある程度保証して、ネットワークデバイスがIIOTサービスをリアルタイムスケジューリングすることで、IIOTサービスのQoSを保証し、IIOTサービスが正常に伝送される可能性を向上させる。
【0149】
図4は、本願の実施例による通信方法300の概略図である。
図4に示される方法は、例えば、
図1に示される端末デバイス120であり得る端末デバイスによって実行され得る。
図4に示すように、方法300は、以下の内容の少なくとも一部を含み得る。
【0150】
310において、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを決定する。
【0151】
ここで、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可MAC CEの優先度よりも高い。
【0152】
ここで、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はUL-CCCHで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0153】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序には、さらに、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる。ここで、第1のLCP順序では、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い。
【0154】
任意選択で、本願の実施例において、方法300は、さらに、端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信することを含み、第2の情報は、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。第2の情報がRRCシグナリングで搬送され、又は第2の情報がDCIで搬送され、又は第2の情報がMAC CEで搬送される。
【0155】
任意選択で、本願の実施例において、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを決定することは、端末デバイスが予め定義された情報又はUEにより実現され、第1のLCP順序を利用するかどうかを決定することを含む。
【0156】
任意選択で、本願の実施例において、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを決定することは、端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、端末デバイスが第1のLCP順序を利用すると決定することを含む。ここで、第1の条件は、
端末デバイスが前記第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが第1のLCP順序をサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが、第1のSRを優先して伝送すると判断した端末デバイスであること、
第1のSRを伝送するためのリソースと他のリソースとが重なる場合、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
任意選択で、本願の実施例において、第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる。
【0158】
任意選択で、本願の実施例において、第1のサービスは、 URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0159】
本願の実施例において、従来のLCP順序の上で、新しいLCP順序を提案し、第1の論理チャネル及び第1のサービス(例えば、URLLCサービス)の優先伝送を保証し、さらに、第1のサービスのQoSを保証する。
【0160】
図5は本願の実施例における通信方法400の模式図である。
図5の方法は、ネットワークデバイスにより実行されても良く、該ネットワークデバイスは、例えば、
図1に示すネットワークデバイス110であっても良い。
図5に示すように、該方法400は、以下の少なくとも一部を含む。
【0161】
410において、端末デバイスが第1のSRを伝送するためのPUCCHリソースと第1のMAC PDUを伝送するためのPUSCHリソースとが重なる場合、ネットワークデバイスが第1のSRを優先して受信する。
【0162】
任意選択で、本願の実施例において、方法400は、さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスに第1のメッセージを送信することを含み、第1のメッセージが第1の情報を含み、第1の情報は、端末デバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するために使用される。
【0163】
任意選択で、本願の実施例において、第1の情報は、
ネットワークデバイスが第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
端末デバイスがネットワークデバイスに第1の論理チャネル優先度順序を利用するかどうかを指示する第2の指示情報、
第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC CEのタイプ、
PUCCHリソースのリソース属性、
PUSCHリソースのリソース属性、
第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
第1のSR及び第1のMAC PDUパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む。
【0164】
任意選択で、本願の実施例において、PUCCHリソースのリソース属性は、PUCCHリソースの優先度、PUCCHリソースの識別子、PUCCHリソースの周期、PUCCHリソースduration、及びPUCCHリソースに対応するMCSレベルのうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
任意選択で、本願の実施例において、PUSCHリソースのリソース属性は、PUSCHリソースの優先度、PUSCHリソースの識別子、PUSCHリソースの周期、PUSCHリソースのduration、PUSCHリソースに対応するMCSレベル、PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性、及びPUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0166】
任意選択で、本願の実施例において、論理チャネルの属性は、論理チャネルの優先度、論理チャネルの識別子、及び論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0167】
任意選択で、本願の実施例において、サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0168】
任意選択で、本願の実施例において、第1の論理チャネルの情報がPUCCHリソースで搬送され、又は、第1の論理チャネルが第1のSRのトリガーされるデータに対応し、又は、
第1のMAC CEに対応する論理チャネルが第1のMAC CEに含まれる情報に対応し、又は、第1のMAC CEに対応する論理チャネルがPUSCHリソースで搬送され、又は、第1のMAC CEに対応する論理チャネルが第1のMAC CEをトリガーする。
【0169】
任意選択で、本願の実施例において、第1の情報がRRCシグナリングで搬送され、又は、前記第1の情報がDCIで搬送され、又は、前記第1の情報がMAC CEで搬送される。
【0170】
任意選択で、本願の実施例において、方法400は、さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスに第2の情報を送信することを含み、第2の情報は、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。
【0171】
任意選択で、本願の実施例において、第2の情報は、RRCシグナリング、DCI又はMAC CEで搬送されてもよい。
【0172】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、第1のLCP順序では、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い。
【0173】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、第1のLCP順序では、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0174】
任意選択で、本願の実施例において、方法400は、さらに、ネットワークデバイスが端末デバイスに第3の情報を送信することを含み、第3の情報は、第1のタイプのMAC CEを構成又は指示する。
【0175】
任意選択で、本願の実施例において、第1のタイプのMAC CEは、
C-RNTI MAC CE、
第1のタイプMAC SDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一PHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び、
第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである。
【0176】
任意選択で、本願の実施例において、第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされるSRである。
【0177】
任意選択で、本願の実施例において、第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
図6は、本願の実施例による通信方法500の模式図である。
図6に示す方法は、例えば、
図1に示すネットワークデバイス110であり得るネットワークデバイスによって実行され得る。
図6に示すように、方法500は、以下の少なくとも一部を含み得る。
【0179】
510において、ネットワークデバイスが端末デバイスに第2の情報を送信することを含み、第2の情報は、端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示し、
ここで、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可MAC CEの優先度よりも高い。
【0180】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0181】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序には、さらに、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる。
【0182】
任意選択で、本願の実施例において、第1のLCP順序では、第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い。
【0183】
任意選択で、本願の実施例において、第2の情報がRRCシグナリングで搬送され、又は、第2の情報がDCIで搬送され、又は、第2の情報がMAC CEで搬送される。
【0184】
任意選択で、本願の実施例において、第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0185】
なお、方法200~500は別々に説明されたが、これは方法200~500が独立していることを意味するのではなく、2つの方法の説明が相互に参照され得る。例えば、方法200に関する説明は、方法300~500に適用可能である。内容を簡潔にするために、本願の実施例は方法300~500の説明を省略する。
【0186】
以上、添付図面を参照しながら本願の好適な実施例について詳細に説明したが、本願は、上述の実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想の範囲内で、本願の技術的思想に含まれる様々な変形が可能である。
【0187】
例えば、上記の発明を実施するための形態に記載された各特徴は、矛盾しない限り、任意の適切な方法で組み合わせることができ、本願では、不必要な重複を避けるために、様々な可能な組み合わせについては説明を省略する。
【0188】
また、例えば、本願の様々な異なる実施例は、本願の趣旨に反しない限り、任意に組み合わせることができ、同様に本願の開示とみなされるべきである。
【0189】
本願の様々な方法の実施例において、上記の各プロセスの番号の大きさは、実行順序の先後を意味するものではなく、各プロセスの実行順序は、その機能的および内因性の論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施プロセスを限定するものではないことを理解されたい。
【0190】
以上、本願の実施例による通信方法を詳述したが、以下、
図7~
図11を参照して、本願の実施例による通信デバイスを説明し、方法の実施例に記述された技術的特徴は、以下の装置の実施例に適用される。
【0191】
図7は本願の実施例における端末デバイス600の模式図を示す。
図7に示すように、該端末デバイス600は、処理ユニット610を含み、
処理ユニット610は、端末デバイス600が第1のSRを伝送するためのPUCCHリソースと第1のMAC PDUを伝送するためのPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するように構成される。
【0192】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、具体的に、第1の情報に基づいて、前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するように構成され、
ここで、前記第1の情報が、
ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC CEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
任意選択で、本願の実施例において、前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応するMCSレベルのうちの少なくとも1つを含む。
【0194】
任意選択で、本願の実施例において、前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0195】
任意選択で、本願の実施例において、前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0196】
任意選択で、本願の実施例において、前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0197】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする。
【0198】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、具体的に、前記第1の情報が、
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送することを前記第1の指示情報で指示すること、
前記第2の指示情報が第2のMAC CEで搬送される場合、前記第2のMAC CEのタイプが第1のMAC CEタイプであること、
前記第1のMAC CEのタイプが前記第1のMAC CEタイプであること、
前記PUSCHリソースの優先度が第1の所定の優先閾値以下であること、
前記PUCCHリソースの優先度が前記第1の所定の優先閾値以上であること、
前記PUSCHリソースの優先度が前記PUCCHリソースの優先度以下であること、
前記PUSCHリソースの識別子が第1のリソース識別子ではないこと、
前記PUSCHリソースの識別子が第2のリソース識別子であること、
前記PUCCHリソースの識別子が前記第1のリソース識別子であること、
前記PUSCHリソースの周期が予め設定されたPUSCH周期閾値以上であること、
前記PUCCHリソースの周期が予め設定されたPUCCH周期閾値以下であること、
前記PUSCHリソースの周期が前記PUCCHリソースの周期以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUSCH伝送期間以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送期間が予め設定されたPUCCH伝送期間以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送期間が前記PUCCHリソースの伝送期間以上であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以上であること、
前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが予め設定されたMCSレベル以下であること、
前記PUSCHリソースの伝送に使用されるMCSレベルが前記PUCCHリソースの伝送に使用されるMCSレベル以上であること、
前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性が設定された論理チャネルの属性を満たさないこと、
前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報が設定されたサービス情報を満たさないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が第2の所定の優先閾値以下であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第2の所定の優先閾値以上であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第1の論理チャネル識別子ではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの識別子が第2の論理チャネル識別子であること、
前記第1の論理チャネルの識別子が前記第1の論理チャネル識別子であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第1のサービスタイプではないこと、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが第2のサービスタイプであること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスのサービスタイプが前記第1のサービスタイプであること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度以下であること、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が予め設定されたサービス優先度以下であること、
前記第1の論理チャネルで搬送されるサービスの優先度が前記予め設定されたサービス優先度以上であること、
前記第1のMAC CEのトリガー理由が特定の原因であること、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
前記第1の論理チャネルの優先度が前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの優先度以上であり、且つ、前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の後にトリガーされること、
前記第1のSRが前記第1のMAC PDUのパケット化の前にトリガーされ、且つ、前記第1の論理チャネルのデータが前記PUSCHリソースで搬送されないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由が位置特定であること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが特定の特定論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2の論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第1のサービスの位置する論理チャネルではないこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルが第2のサービスの位置する論理チャネルであること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が第3の所定の優先閾値よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、RRC接続状態で、アップリンクデータが到着するが、利用可能なアップリンクリソースがなく、且つ、ランダムアクセスプロセスをトリガーする論理チャネルの優先度が前記第1の論理チャネルの優先度よりも低いこと、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスが他のシステム情報を要求すること、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由として、前記端末デバイスがセカンダリセルの追加の時に時間アラインTAを確立すること、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由がビーム失敗回復であることのうちの少なくとも1つを満たしている場合、
前記第1のSRを優先して伝送すると決定するように構成される。
【0199】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のタイプのMAC CEは、
C-RNTI MAC CE、
第1のタイプMAC SDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一PHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
前記第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び、
前記第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである。
【0200】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のタイプのMAC CEは、予め設定され、又は、前記端末デバイスにより決定され、又は、ネットワークデバイスにより構成され又は指示される。
【0201】
任意選択で、本願の実施例において、前記特定の理由は、
前記第1のMAC CEのトリガー理由がランダムアクセスであること、
前記第1のMAC CEが構成許可を活性化又は非活性化すること、
前記第1のMAC CEがBSRによりトリガーされること、
前記第1のMAC CEがURLLCのBSRによりトリガーされ、及び、
前記第1のMAC CEが前記URLLCのBSRによりトリガーされないことのうちの少なくとも1つを含む。
【0202】
任意選択で、本願の実施例において、前記端末デバイス600は、さらに、通信ユニット620を含み、通信ユニット620は、ネットワークデバイスにより送信された、前記第1の情報を含む第1のメッセージを受信するように構成される。
【0203】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のメッセージがRRCシグナリングで搬送され、又は、前記第1のメッセージがDCIで搬送され、又は、前記第1のメッセージがMAC CEで搬送される。
【0204】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1の条件は、予め定義されたものである。
【0205】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、さらに、前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、第1のLCP順序を利用するかどうかを決定するように構成される。
【0206】
任意選択で、本願の実施例において、前記端末デバイス600は、さらに、通信ユニット620を含み、通信ユニット620は、ネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するように構成され、前記第2の情報は、前記端末デバイスが前記第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。
【0207】
任意選択で、本願の実施例において、前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される。
【0208】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、具体的に、予め定義された情報に基づいて、前記第1のLCP順序を利用するかどうかを決定するように構成される。
【0209】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、具体的に、前記端末デバイスが第1の条件を満たしている場合、前記第1のLCP順序を利用すると決定するように構成され、
前記第1の条件は、
端末デバイスが第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、及び、
端末デバイスが、前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合に前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0210】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い。
【0211】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0212】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる。
【0213】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0214】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、さらに、前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、物理層で前記第1のSRを伝送するように指示するように構成される。
【0215】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、具体的に、MAC層で前記第1のSRを前記物理層で優先して伝送するように指示するように構成される。
【0216】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610は、さらに、
物理層で前記第1のSRを受信した場合、前記物理層で前記第1のSRを優先して伝送すると決定するように構成される。
【0217】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット610が前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、前記処理ユニット610は、さらに、MAC層で、前記第1のMAC PDUを物理層に指示するように構成される。
【0218】
なお、該端末デバイス600は方法200における端末デバイスに対応し、該方法200における端末デバイスの相応の操作を実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0219】
図8は本願の実施例における端末デバイス700のブロック図を示す。
図8に示すように、該端末デバイス700は、処理ユニット710を含み、
処理ユニット710は、第1のLCP順序を利用するかどうかを決定するように構成され、ここで、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可MAC CEの優先度よりも高い。
【0220】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0221】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序には、さらに、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる。
【0222】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い。
【0223】
任意選択で、本願の実施例において、前記端末デバイス700は、さらに、通信ユニット720を含み、
通信ユニット720は、ネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するように構成され、前記第2の情報は、前記端末デバイスが前記第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。
【0224】
任意選択で、本願の実施例において、前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される。
【0225】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット710は、具体的に、予め定義された情報に基づいて、前記第1のLCP順序を利用するかどうかを決定するように構成される。
【0226】
任意選択で、本願の実施例において、前記処理ユニット710は、具体的に、前記端末デバイスが第2の条件を満たしている場合、前記第1のLCP順序を利用すると決定するように構成され、
ここで、前記第2の条件は、
端末デバイスが前記第1のサービス又は第1の論理チャネルを構成又は活性化する端末デバイスであること、
端末デバイスが前記第1の論理チャネル優先度順序をサポートする端末デバイスであること、
第1のSRを伝送するためのPUCCHリソースと他のリソースとが重なる場合、端末デバイスが第1のSRの優先伝送を構成又はサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを判断する端末デバイスであること、
端末デバイスがリリースR16及びその以降のリリースをサポートする端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRの優先伝送を判断した端末デバイスであること、
前記PUCCHリソースが他のリソースと重なる場合、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送する端末デバイスであることのうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のSRが前記第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが前記第1のサービスによりトリガーされる。
【0228】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0229】
なお、該端末デバイス700は方法400における端末デバイスに対応し、該方法400における端末デバイスの相応の操作を実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0230】
図9は本願の実施例におけるネットワークデバイス800のブロック図を示す。
図9に示すように、該ネットワークデバイス800は、通信ユニット810を含み、
通信ユニット810は、端末デバイスが第1のSRを伝送するためのPUCCHリソースと第1のMAC PDUを伝送するためのPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して受信するように構成される。
【0231】
任意選択で、本願の実施例において、前記通信ユニット810は、さらに、前記端末デバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、前記第1のメッセージが、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると決定する第1の情報を含む。
【0232】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1の情報は、
前記ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを指示する第1の指示情報、
前記端末デバイスが前記ネットワークデバイスに第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する第2の指示情報、
前記第1のMAC PDUに含まれる第1のMAC CEのタイプ、
前記PUCCHリソースのリソース属性、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルの属性、
前記第1のMAC CEのトリガー理由、
前記PUSCHリソースで前記第1の論理チャネルのデータが搬送されるかどうか、
前記第1のSRと前記第1のMAC PDUのパケット化のトリガーの時間的順序、及び、
ランダムアクセスプロセスのトリガー理由のうちの少なくとも1つを含む。
【0233】
任意選択で、本願の実施例において、前記PUCCHリソースのリソース属性は、前記PUCCHリソースの優先度、前記PUCCHリソースの識別子、前記PUCCHリソースの周期、前記PUCCHリソースの持続時間、及び前記PUCCHリソースに対応するMCSレベルのうちの少なくとも1つを含む。
【0234】
任意選択で、本願の実施例において、前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度、前記PUSCHリソースの識別子、前記PUSCHリソースの周期、前記PUSCHリソースの持続時間、前記PUSCHリソースに対応するMCSレベル、前記PUSCHリソースで搬送されることができる論理チャネルの属性及び前記PUSCHリソースで搬送されることができるサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0235】
任意選択で、本願の実施例において、前記論理チャネルの属性は、前記論理チャネルの優先度、前記論理チャネルの識別子、及び前記論理チャネルで搬送されるサービスのサービス情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0236】
任意選択で、本願の実施例において、前記サービス情報は、サービス優先度、サービス識別子、及びサービスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0237】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1の論理チャネルの情報が前記PUCCHリソースで伝送され、又は、前記第1の論理チャネルが前記第1のSRをトリガーするデータに対応し、又は、
前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記MAC CEに含まれる情報に対応し、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記PUSCHリソースで搬送され、又は、前記第1のMAC CEに対応する論理チャネルが前記第1のMAC CEをトリガーする。
【0238】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のメッセージがRRCシグナリングで搬送され、又は、前記第1のメッセージがDCIで搬送され、又は、前記第1のメッセージがMAC CEで搬送される。
【0239】
任意選択で、本願の実施例において、前記通信ユニット810は、さらに、前記端末デバイスに第2の情報を送信するように構成され、前記第2の情報は、前記端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示する。
【0240】
任意選択で、本願の実施例において、前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される。
【0241】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可確認MAC CEの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記構成許可確認MAC CEの優先度よりも高い。
【0242】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高く、及び/又は、
前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記C-RNTI MAC CE又は前記アップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0243】
任意選択で、本願の実施例において、前記通信ユニット810は、さらに、第1のタイプのMAC CEを構成又は指示するための第3の情報を前記端末デバイスに送信するように構成される。
【0244】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のタイプのMAC CEは、
C-RNTI MAC CE、
第1のタイプのMAC SDU、
構成許可確認MAC CE、
パディングBSR MAC CE以外のBSR MAC CE、
単一PHR MAC CE、
複数のPHR MAC CE、
第1のサービス以外のサービスによりトリガーされるBSR MAC CE、及び、
第1の論理チャネル以外の論理チャネルによりトリガーされるBSR MAC CEのいずれかである。
【0245】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のSRが第1の論理チャネルに対応し、及び/又は、前記第1のSRが第1のサービスによりトリガーされる。
【0246】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
なお、該ネットワークデバイス800は方法400におけるネットワークデバイスに対応し、方法400におけるネットワークデバイスの対応する動作が実現されてもよく、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0248】
図10は本願の実施例におけるネットワークデバイス900のブロック図を示す。
図10に示すように、該ネットワークデバイス900は、通信ユニット910を含み、
通信ユニット910は、端末デバイスに第2の情報を送信するように構成され、前記第2の情報は、前記端末デバイスが第1のLCP順序を利用するかどうかを指示し、
ここで、前記第1のLCP順序では、第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度が構成許可MAC CEの優先度よりも高い。
【0249】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度がC-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネルで搬送されるデータの優先度よりも高い。
【0250】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序には、さらに、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が含まれる。
【0251】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のLCP順序では、前記第1のサービスのBSR MAC CE又は前記第1の論理チャネルのBSR MAC CEの優先度が前記第1のサービスが搬送される論理チャネルのデータの優先度よりも高い。
【0252】
任意選択で、本願の実施例において、前記第2の情報は、RRCシグナリング、DCI、又はMAC CEで搬送される。
【0253】
任意選択で、本願の実施例において、前記第1のサービスは、URLLCサービス、IIOTサービス、垂直産業サービスのうちの少なくとも1つを含む。
【0254】
なお、該ネットワークデバイス900は方法500におけるネットワークデバイスに対応し、該方法500におけるネットワークデバイスの対応する動作を実現してもよく、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0255】
図11は、本願の実施例に係る通信デバイス1000の概略的なブロック図である。
図11に示す通信デバイス1000は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現するプロセッサ1010を備える。
【0256】
任意選択で、
図11に示されるように、通信デバイス1000は、メモリ1020をさらに含み得る。ここで、プロセッサ1010は、メモリ1020からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0257】
ここで、メモリ1020は、プロセッサ1010とは独立した1つの別個のデバイスであってもよく、プロセッサ1010に集積されてもよい。
【0258】
任意選択で、
図11に示すように、通信デバイス1000は、送受信機1030を含み、プロセッサ1010が送受信機1030を制御して他の装置と通信し、具体的には、他の装置に情報又はデータを送信するか、又は他の装置によって送信された情報又はデータを受信することができる。
【0259】
ここで、送受信機1030は、送信機および受信機を含み得る。送受信機1030は、1つ以上の数のアンテナをさらに含み得る。
【0260】
任意選択で、通信デバイス1000は、本願の実施例のネットワークデバイス又は基地局であってもよく、通信デバイス1000は、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイス又は基地局により実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔のためにここでは詳しい説明を省略する。
【0261】
任意選択で、通信デバイス1000は、本願の実施例の端末デバイスであってもよく、通信デバイス1000は、本願の実施例の様々な方法のうち、端末デバイスによって実現される対応するフローを実現してもよく、簡潔のために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0262】
図12は、本願の実施例における装置の概略ブロック図である。
図12に示される装置1100は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実行するプロセッサ1110を含む。
【0263】
任意選択で、
図12に示すように、装置1100は、メモリ1120をさらに含んでもよい。プロセッサ1110は、メモリ1120からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0264】
ここで、メモリ1120は、プロセッサ1110とは独立した1つの別個のデバイスであってもよく、プロセッサ1110に集積されていてもよい。
【0265】
任意選択で、装置1100は、入力インターフェース1130をさらに含み得る。プロセッサ1110は、入力インターフェース1130を制御して他のデバイス又は装置と通信してもよく、具体的には、他のデバイス又は装置によって送信された情報又はデータを取得してもよい。
【0266】
任意選択で、装置1100は、出力インターフェース1140も含み得る。ここで、プロセッサ1110は、出力インターフェース1140を制御して他のデバイスまたは装置と通信してもよく、具体的には、情報またはデータを他のデバイスまたは装置に出力してもよい。
【0267】
任意選択で、装置は、本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、装置は、本願の実施例の様々な方法において端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔にするためにここでは詳しい説明を省略する。
【0268】
任意選択で、装置は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、装置は、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔にするためにここでは詳しい説明を省略する。
【0269】
任意選択で、この装置は、チップであっても良い。なお、本願の実施例におけるチップは、システムオンチップ、チップシステム、またはシステムオンチップなどであっても良い。
【0270】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実装において、方法の実施例における上述のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形態の命令によって達成され得る。上述したプロセッサは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図は、具現されたり実行されたりすることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアの復号プロセッサによって実行されるように直接具現化されてもよく、又は復号プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されるように具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタなどの当技術分野で周知の記憶媒体内に配置され得る。記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサは、メモリの情報を読み取り、そのハードウェアと共に、上記の方法のステップを実行する。
【0271】
本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであるか、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができることを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、Read-Only Memory ( Read-Only Memory )、Programmable ROM、EPROM、Electrically EPROM、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ( Random Access Memory、RAM )であってもよい。限定ではなく例示として、静的ランダムアクセスメモリ( Static RAM、SRAM )、動的ランダムアクセスメモリ( Dynamic RAM、DRAM )、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchronous DRAM、SDRAM )、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM )、エンハンストシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Enhanced SDRAM、ESDRAM )、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchlink DRAM、SLDRAM )、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM )など、多くの形態のRAMが利用可能である。本明細書で説明するシステムおよび方法のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0272】
上述したメモリは例示的なものであって限定的なものではないが、例えば、本願の実施例におけるメモリは、SRAM ( static RAM )、DRAM ( dynamic RAM )、SDRAM ( synchronous DRAM )、DDR ( DDR SDRAM )のダブルデータレート同木型代ナミックランダムアクセスメモリ、ESDRAM ( enhanced SDRAM )、SLDRAM ( synch link DRAM )、DR RAM ( Direct Rambus RAM )等であってもよい。すなわち、本願の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0273】
図13は、本願の実施例による通信システム1200の概略ブロック図である。
図13に示すように、通信システム1200は、端末デバイス1210とネットワークデバイス1220とを含む。
【0274】
ここで、該端末デバイス1210は、上記方法において端末デバイスにより実現される相応の機能を実現するために用いられ、及び該ネットワークデバイス1220は、上記方法においてネットワークデバイスにより実現される相応の機能を実現するために用いられてもよく、簡潔にするために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0275】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0276】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例における端末デバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法における端末デバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0277】
任意選択で、該コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイス又は基地局に適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例における各方法のネットワークデバイス又は基地局により実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0278】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0279】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例における端末デバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例における各方法における端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0280】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0281】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0282】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法における端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは説明を省略する。
【0283】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイス又は基地局に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイス又は基地局により実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0284】
当業者は、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能がハードウェアまたはソフトウェアのいずれの方法で実行されるかは、技術案の特定の適用例および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定の適用例ごとに異なる方法を使用してもよいが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱すると見なされるべきではない。
【0285】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔のために、上記の説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記の方法の実施例における対応する過程を参照してもよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0286】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、上述した装置の実施例は単なる例示であり、例えば、説明されたユニットの分割は、1つの論理機能の分割にすぎず、実際に実装される場合、追加の分割があってもよく、例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムに結合されても、統合されてもよく、又は、一部の特徴が省略されても、実行されなくてもよい。別の点において、示された又は考察された相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態の、何らかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよい。
【0287】
前記分離手段として説明された手段は、物理的に分離されても、または分離されなくてもよく、手段として示された手段は、物理的な手段であっても、または分離されなくてもよく、すなわち、一箇所に位置してもよく、または複数のネットワーク要素に分散されてもよい。なお、本実施例の目的を達成するために、必要に応じて、その一部または全部を選択することができる。
【0288】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、それぞれのユニットが物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0289】
また、これらの機能がソフトウェア機能として実現され、独立した製品として販売または利用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解のために、本願の技術案は、本質的に、または、従来技術に貢献する部分、または、本願の技術案の部分を、記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具体化することができ、該ソフトウェア製品は、1つのコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)に、本願の各実施例に記載された方法のステップの全部または一部を実行させるための命令を含む。また、前記記憶媒体としては、U-ディスク、ポータブルハードディスク、Read-Only Memory ( ROM )、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど種々のプログラムコードを記憶できるものが含まれる。
【0290】
以上のように、本願の実施例は、本願の技術的思想に基づいて説明されたが、本願は、上述の実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想に基づく当業者であれば、本願の技術的範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-07-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含む
ことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが第1の情報に応じて前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定することを含み、
前記第1の情報は
、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性
、のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記PUSCHリソースは、アップリンク許可である
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項4】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先度
、を含む
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信方法。
【請求項5】
前記
第1の論理チャネルの属性は、前記
第1の論理チャネルの優先
度を含む
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送すると決定した場合、前記端末デバイスが物理層で前記第1のSRを伝送するように指示することを含む
ことを特徴とする請求項1~
5のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項7】
端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、ネットワークデバイスが前記第1のSRを優先して受信することを含む
ことを特徴とする請通信方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスに第1のメッセージを送信することを含み、前記第1のメッセージが、端末デバイスが前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定する第1の情報を含む
ことを特徴とする請求項
7に記載の通信方法。
【請求項9】
前記第1の情報は
、
前記PUSCHリソースのリソース属性、
前記第1のSRに対応する第1の論理チャネルの属性
、
のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項
8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記PUSCHリソースは、アップリンク許可である
ことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
【請求項11】
前記PUSCHリソースのリソース属性は、前記PUSCHリソースの優先
度を含む
ことを特徴とする請求項
7に記載の通信方法。
【請求項12】
前記
第1の論理チャネルの属性は、前記
第1の論理チャネルの優先
度を含む
ことを特徴とする請求項
9~
11のいずれか1項に記載の通信方法。
【請求項13】
処理ユニットを含む端末デバイスであって、
前記処理ユニットは、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して伝送するかどうかを決定するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項14】
通信ユニットを含むネットワークデバイスであって、
前記通信ユニットは、端末デバイスが第1のスケジューリング要求SRを伝送するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースと第1のメディアアクセス制御MACプロトコルデータユニットPDUを伝送する物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースとが重なる場合、前記第1のSRを優先して受信するように構成される
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【国際調査報告】