(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置
(51)【国際特許分類】
A24B 15/167 20200101AFI20221027BHJP
【FI】
A24B15/167
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022501235
(86)(22)【出願日】2019-09-25
(85)【翻訳文提出日】2022-03-03
(86)【国際出願番号】 CN2019107803
(87)【国際公開番号】W WO2021003851
(87)【国際公開日】2021-01-14
(31)【優先権主張番号】201910618136.1
(32)【優先日】2019-07-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522011089
【氏名又は名称】ユン ナン タバコ バイオロジカル テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】YUN NAN TOBACCO BIOLOGICAL TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】5/F, Building 2, Yunnan Returnees Pioneer Park, No.80 Chunman Avenue, Luoyang Sub-district Office, Economic Development Zone, Kunming Area of China (Yunnan) Pilot Free Trade Zone, Kunming, Yunnan Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファン リャン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ジガン
(72)【発明者】
【氏名】レイ リャンロン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン タオ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン シュアンギャン
【テーマコード(参考)】
4B043
【Fターム(参考)】
4B043BB02
4B043BB03
4B043BB08
4B043BC05
4B043BC28
4B043BC39
(57)【要約】
本発明は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置に関し、本装置は、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、及び紫外線ゲル液タンクB(4)を備える。本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置の各系統が組み合わされて協働することにより、複数の香味ブレンドを有する多層性破開性カプセルを、簡単、効率的、省エネルギー、かつ環境に優しい様式で製造することが可能である。破開性カプセルは、脂溶性芯液または水溶性芯液あるいはその混合物を有することができるので、その用途は広範囲に及ぶ。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置であって、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、及び紫外線ゲル液タンクB(4)を備える前記製造装置であり、前記製造装置は、供給系統(A)、成形系統(B)、循環系統(C)、及び制御系統(D)で構成されることを特徴とし、
前記供給系統(A)は、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、紫外線ゲル液タンクB(4)、芯液ポンプA(5)、芯液ポンプB(6)、紫外線ゲル液ポンプA(7)、紫外線ゲル液ポンプB(8)、多層性破開性カプセルドリッパー(9)からなり、
前記芯液タンクA(1)は、前記芯液ポンプA(5)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口A(24)と接続されており、前記芯液タンクB(2)は、前記芯液ポンプB(6)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口B(25)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクA(3)は、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口A(26)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクB(4)は、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口B(27)と接続されており、
前記成形系統(B)は、剪断カップ(10)、形成上昇管(11)、左紫外線硬化ランプ(21)、右紫外線硬化ランプ(22)、円柱型紫外線硬化ランプ(14)、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー(12)、形成コイル(13)、ならびに放出管(16)で構成されており、前記形成上昇管(11)の一方の端は、前記剪断カップ(10)の底部中心を貫通して前記剪断カップ(10)と垂直に接続されるとともに、他方の端は、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)と固定接続されており、前記形成上昇管(11)には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ(21)及び右紫外線硬化ランプ(22)が設置され、前記形成上昇管(11)の底端部は、ホースを通じて、前記形成コイル(13)の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、前記放出管(16)と接続されており、及び円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、前記形成コイル(13)の中心に配置されており、前記放出管(16)は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー(15)と固定接続されており、
前記循環系統(C)は、カプセルタンク(18)、保護液タンク(19)、及び循環ポンプ(20)で構成されており、フィルタースクリーンが前記保護液タンク(19)の上部に配置されており、及び前記保護液タンク(19)の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、前記循環ポンプ(20)の液体入口と接続されており、及びその液体出口は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の液体入口(35)と接続されており、前記カプセルタンク(18)は、放出管(16)の排出口の下に直接配置され、及びカプセルフィルタースクリーン(181)が、前記カプセルタンク(18)の上に設置されており、保護液フィルタースクリーン(191)が、前記保護液タンク(19)の上に設置されており、前記カプセルタンク(18)の底部に位置する前記液体出口は、ホースを通じて、前記保護液タンク(19)の上の前記保護液フィルタースクリーン(191)と接続されており、
前記制御系統(D)は、主制御装置(23)と、ならびに前記主制御装置(23)が、前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、前記ゲル液ポンプB(8)、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)の前記モーター、第二昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(15)の前記モーター、前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)、及び前記循環ポンプ(20)と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される、
前記製造装置。
【請求項2】
前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A(24)、芯液入口B(25)、紫外線ゲル液入口A(26)、紫外線ゲル液入口B(27)、芯液流路A(28)、芯液流路B(29)、紫外線ゲル液流路A(30)、紫外線ゲル液流路B(31)、及びドリッパー排出口(32)で構成されており、前記芯液入口A(24)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプA(5)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路A(28)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記芯液入口B(25)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプB(6)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路B(29)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口A(26)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路A(30)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口B(27)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路B(31)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項3】
前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、及び前記紫外線ゲル液ポンプB(8)は、歯車ポンプ、蠕動ポンプ、またはピストンポンプであることを特徴とする、請求項1または2に記載の製造装置。
【請求項4】
前記剪断カップ(10)は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製であり、前記剪断カップ(10)は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の上部にある前記液体入口(35)で、前記循環ポンプ(20)と接続されており、内管(34)が、前記剪断カップ(10)の中心軸で垂直に配置されており、及び前記内管(34)の上部端の表面は、前記剪断カップ(33)の表面より低いことを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項5】
前記形成上昇管(11)及び前記形成コイル(13)は、石英、ガラス、透明プラスチック、または透明ゴム製であり、前記形成上昇管(36)の内径と前記剪断カップ(10)中に位置する前記内管(34)の内径は同じであり、及びそれらは垂直に接続されており、前記形成コイル(13)の内径と形成上昇管(11)の内径は同じであり、及びそれらは接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項6】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項7】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)のピーク光波長は、100~445nmであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項8】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記形成上昇管(11)の間の距離は、0.2~10.0cmであることを特徴とする、請求項1または2に記載のカプセルドリッパー。
【請求項9】
前記芯液流路A(28)、前記芯液流路B(29)、前記ゲル液流路A(30)、及び前記ゲル液流路B(31)の直径比は、1:0.5~5.0:0.2~2.0:1.0~4.0であることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項10】
前記主制御装置(23)は、一体型PLC、モジュール式PLC、または積層型PLCであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シガレット製造の技術分野に属する。より詳細には、本発明は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置に関する。
【0002】
本発明は、中国特許出願第CN2019106181361号、「A PRODUCTION EQUIPMENT FOR MULTI-LAYER UV CURED BREAKABLE CAPSULES」、出願日2019年7月10日、の優先権を主張する。
【背景技術】
【0003】
現在、カプセルシガレット関連の特許は主にシガレットフィルターによるものであることが報告されている。カプセルの数は、1から複数まで様々である。このことが、消費者にとっては使いづらいものとなっており、また各カプセルの内容物は、独立した香味成分として形成されており、カプセル間の連携はあまりとれていない。複雑なマトリクスを含む内容物の場合、それらに含まれる芳香物質は、長期貯蔵中の過程において変化しやすく、このことが、シガレットの喫味に影響することになる。
【0004】
多カプセルシガレットの製造プロセスには、複雑な技術が関係する。多核カプセルは、様々な香味を統合することができ、より大きな開発展望及び市場空間を有することができる。
【0005】
滴下によるカプセルは、多くの要因、例えば、ゲル液もしくは芯液の特性などによる制約を受け、カプセルの製造装置によっても制約を受ける。
【0006】
現在、市販されている破開性カプセルのほとんどは、脂溶性である。調香分野において、技術的制約故に市場に投入することができない水溶性香味料及び香料は、依然として多数存在する。
【0007】
水性芯液カプセルの製造は、現在、従来のゲル液、例えば、カラギーナン及びゼラチンと水性芯液との適合性による制約を受ける。既存の装置またはゲル液を用いることによる滴下による水性カプセルには、様々な問題が多かれ少なかれ存在する。今日まで、水または水溶性芯液を効率的にカプセル化することが可能なカプセル製品は、市場に存在しない。水性内容物をカプセル化する技術について調査すると、見つかるのは、ほとんどがシガレットカプセルの分野のものである。例えば、中国公開公報CN103815541Aは、調製法を開示しており、この方法では、ろう状の凝集助剤を壁材料の疎水性層として使用し、水溶液を、冷却及び凝縮手段によりカプセル化していた。このプロセスにより調製されたカプセルは、冷却成形後、引きずるような尾ができてしまい、規則的な球形になることができない。この尾は除去する必要があるが、除去プロセスは煩雑である。また、カプセル芯の壁材料は相対的に薄く、余分な加工をそれ以上支持することができず、効率的に輸送及び貯蔵することができない。結果として、その製造を産業化することは、長年にわたり不可能であった。
【0008】
中国公開公報CN104893827Aは、複合カプセル化カプセルの調製法を開示したものである。この方法では、両親媒性天然重合体材料を用いて、水または水溶液を直接包み込んで、内側水膜軟カプセルを調製した。しかしながら、時間の経過とともに、水分子が少しずつ重合体材料から逃げていくことになり、カプセル中の水が徐々に減少する結果となる。
【0009】
先行技術の技術的欠点を鑑みて、鋭意実験研究及び分析を行った後、本発明者は、ついに本発明を完成させた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の1つの目的は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置を提供することである。
【0011】
技術計画
本発明は、以下の技術計画により実現する。
【0012】
本発明は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置は、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、及び紫外線ゲル液タンクB4を備えており、本製造装置は、供給系統A、成形系統B、循環系統C、及び制御系統Dで構成されることを特徴とし、ただし、
供給系統(A)は、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、紫外線ゲル液タンクB4、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、紫外線ゲル液ポンプB8、及び多層性破開性カプセルドリッパー9からなり、
芯液タンクA1は、芯液ポンプA5を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口A24と接続されており、芯液タンクB2は、芯液ポンプB6を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口B25と接続されており、紫外線ゲル液タンクA3は、紫外線ゲル液ポンプA7を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口A26と接続されており、紫外線ゲル液タンクB4は、紫外線ゲル液ポンプB8を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口B27と接続されており、
成形系統Bは、剪断カップ10、形成上昇管11、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12、形成コイル13、ならびに放出管16で構成されており、形成上昇管11の一方の端は、剪断カップ10の底部中心を貫通して剪断カップ10と垂直に接続されるとともに、他方の端は、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12と固定接続されており、形成上昇管11には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22が設置され、形成上昇管11の底端部は、ホースを通じて、形成コイル13の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、放出管16と接続されており、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、形成コイル13の中心に配置されており、放出管16は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15と固定接続されており、
循環系統Cは、カプセルタンク18、保護液タンク19、及び循環ポンプ20で構成されており、フィルタースクリーンが保護液タンク19の上部に配置されており、及び保護液タンク19の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、循環ポンプ20の液体入口と接続されており、及びその液体出口は、ホースを通じて、剪断カップ10の液体入口35と接続されており、カプセルタンク18は、放出管16の排出口の下に直接配置され、及びカプセルフィルタースクリーン181が、カプセルタンク18の上に設置されており、保護液フィルタースクリーン191が、保護液タンク19の上に設置されており、カプセルタンク18の底部に位置する液体出口は、ホースを通じて、保護液タンク19の上の保護液フィルタースクリーン191と接続されており、
制御系統Dは、主制御装置23と、ならびに主制御装置23が、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、ゲル液ポンプB8、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12のモーター、第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15のモーター、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、及び循環ポンプ20と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される。
【0014】
本発明の好適な実施形態に従って、多層性破開性カプセルドリッパー9は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A24、芯液入口B25、紫外線ゲル液入口A26、紫外線ゲル液入口B27、芯液流路A28、芯液流路B29、紫外線ゲル液流路A30、紫外線ゲル液流路B31、及びドリッパー排出口32で構成されており、芯液入口A24は、ホースを通じて、芯液ポンプA5と接続されるとともに、この入口は芯液流路A28を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、芯液入口B25は、ホースを通じて、芯液ポンプB6と接続されるとともに、この入口は芯液流路B29を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口A26は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプA7と接続されるとともに、この入口はゲル液流路A30を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口B27は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプB8と接続されるとともに、この入口はゲル液流路B31を通じて、ドリッパー排出口32と接続されている。
【0015】
本発明の別の好適な実施形態に従って、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、及び紫外線ゲル液ポンプB8は、歯車ポンプ、蠕動ポンプ、またはピストンポンプである。
【0016】
本発明の別の好適な実施形態に従って、剪断カップ10は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製であり、剪断カップ10は、ホースを通じて、剪断カップ10の上部にある液体入口35で、循環ポンプ20と接続されており、内管34が、剪断カップ10の中心軸で垂直に配置されており、及び内管34の上部端の表面は、剪断カップ10の表面より低い。
【0017】
本発明の別の好適な実施形態に従って、形成上昇管11及び形成コイル13は、石英、ガラス、透明プラスチック、または透明ゴム製であり、形成上昇管11の内径と剪断カップ10中に位置する内管34の内径は同じであり、及びそれらは垂直に接続されており、形成コイル13の内径と形成上昇管11の内径は同じであり、及びそれらは接続されている。
【0018】
本発明の別の好適な実施形態に従って、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプである。
【0019】
本発明の別の好適な実施形態に従って、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14のピーク光波長は、100~445nmである。
【0020】
本発明の別の好適な実施形態に従って、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、0.2~10.0cmである。
【0021】
本発明の別の好適な実施形態に従って、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径比は、1:0.5~5.0:0.2~2.0:1.0~4.0である。
【0022】
本発明の別の好適な実施形態に従って、主制御装置23は、一体型PLC、モジュール式PLC、または積層型PLCである。
【0023】
本発明を、以下により詳細に説明する。
【0024】
本発明は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置に関する。
【0025】
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置は、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、及び紫外線ゲル液タンクB4を備えており、本製造装置は、供給系統A、成形系統B、循環系統C、及び制御系統Dで構成されることを特徴とし、ただし、
本発明において、供給系統Aは、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、紫外線ゲル液タンクB4、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、紫外線ゲル液ポンプB8、及び多層性破開性カプセルドリッパー9からなる。供給系統Aの具体的構造を、
図1に示す。
【0026】
芯液タンクA1は、芯液ポンプA5を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口A24と接続されており、芯液タンクB2は、芯液ポンプB6を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口B25と接続されており、紫外線ゲル液タンクA3は、紫外線ゲル液ポンプA7を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口A26と接続されており、紫外線ゲル液タンクB4は、紫外線ゲル液ポンプB8を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口B27と接続されており、
本発明において、多層性破開性カプセルドリッパー9は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A24、芯液入口B25、紫外線ゲル液入口A26、紫外線ゲル液入口B27、芯液流路A28、芯液流路B29、紫外線ゲル液流路A30、紫外線ゲル液流路B31、及びドリッパー排出口32で構成される。具体的構造を、
図2に示す。
【0027】
芯液入口A24は、ホースを通じて、芯液ポンプA5と接続されるとともに、この入口は芯液流路A28を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、芯液入口B25は、ホースを通じて、芯液ポンプB6と接続されるとともに、この入口は芯液流路B29を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口A26は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプA7と接続されるとともに、この入口はゲル液流路A30を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口B27は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプB8と接続されるとともに、この入口はゲル液流路B31を通じて、ドリッパー排出口32と接続されている。
【0028】
多層性破開性カプセルドリッパー9において、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径比は、1:0.5~5.0:0.2~2.0:1.0~4.0である。
【0029】
本発明で使用される、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、及び紫外線ゲル液ポンプB8は、歯車ポンプ、蠕動ポンプ、またはピストンポンプである。これらポンプの流量、速度、及び軸動力は、実際の要求に従って選択可能であり、当業者にとって何ら困難となるものは存在しない。本発明で使用されるポンプは、現在市場で市販されているものであり、例えば、Shanghai Jishen Instrument Co., Ltd.が商品名CX-GWMP-40で販売している歯車ポンプ、Chongqing Kenaipu Peristaltic Pump Co., Ltd.が商品名Konap-YZ15で販売している蠕動ポンプ、及びIngersoll Randが商品名ARO66605j-344で販売しているピストンポンプなどがある。
【0030】
本発明で使用されるホースは、PVCプラスチック、ゴム、シリカゲル、またはステンレス鋼金属材料製のホースであり、ホース内径は、ホースが接続される装置接触部分の外径と一致する。これに関する内容については、以下に記載しない。
【0031】
本発明において、成形系統Bは、剪断カップ10、形成上昇管11、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12、形成コイル13、ならびに放出管16で構成される。成形系統Bの具体的構造を、
図1に示す。
【0032】
本発明において、剪断カップ10には、その上部に剪断カップ液体入口35が設けられており、剪断カップ液入口35は、ホースを通じて、循環ポンプ20と接続されており、剪断カップ10には、その中心軸に剪断カップ内管34が垂直に設けられており、ノズル表面の上部端は、剪断カップ10の表面より低い。剪断カップの内管34の内径と形成上昇管11の内径は、同じであり、これらは垂直に接続されている。剪断カップ10の具体的構造を
図3に示す。
【0033】
剪断カップの内管34の上端部の表面が剪断カップ10の表面より低いことの主な目的は、循環ポンプ20が、保護液タンク19の保護液を吸引して、それを、剪断カップの液体入口35を通じて剪断カップ10に送り入れ、剪断カップの内管34の上端部表面が保護液中に沈むと、剪断カップの内管34より上にある保護液の一部が、重力作用の下、連続的に内管34の上端部を通じて下部へと送られるので、これにより剪断力を形成するということである。したがって、保護液の高さを内管34のノズルより高く調節することにより、カプセル剤のドリップ速度を間接的に制御することが可能である。
【0034】
本発明で使用される循環ポンプ20は、現在市販されている歯車式油水ポンプであり、例えば、Huizhou Hongxingtai Electromechanical Co., Ltd.が商品名Muchuan TS-80で販売している製品などがある。
【0035】
剪断カップ10は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製である。これらの材料は、現在市場で市販されているものであり、例えば、Shenzhen Shining Plastic Products Companyが商品名硬質PVCで販売している透明プラスチック、Yiwu Boyi Acrylic Products Co., Ltd.が商品名高透明度硬質アクリルで販売しているアクリル材料などがある。
【0036】
形成上昇管11の一方の端は、剪断カップ10の底部中心を貫通して剪断カップ10と垂直に接続されるとともに、他方の端は、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12と固定接続されており、形成上昇管11には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22が設置されており、形成上昇管11の底端部は、ホースを通じて、形成コイル13の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、放出管16と接続されており、円柱型紫外線硬化ランプ14は、形成コイル13の中心に配置されており、放出管16は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15と固定接続されている。関連構造を、
図1に示す。
【0037】
本発明に従って、形成上昇管11の両側部に、並行して、左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22が配置される。本発明で使用される左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプである。これらのランプは、現在市場で市販されている製品であり、例えば、Baoding Chuangbao Electromechanical Equipment Companyが商品名紫外線硬化機械専用3kw水銀ランプで販売している水銀紫外線ランプ、Shenzhen Bofeida Technology Co., Ltd.が商品名紫外線ヨウ素ガリウムランプで販売しているハロゲン紫外線ランプ、及びShenzhen Shengliya Technology Co., Ltd.が商品名LED紫外線硬化ランプで販売しているLED紫外線ランプなどがある。本発明で使用される左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22は、ピーク光波長が100~445nmである。左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、0.2~10.0cmである。
【0038】
本発明において、円柱型紫外線硬化ランプ14は、形成コイル13の中心に配置され、円柱型紫外線硬化ランプ14は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプである。これらのランプは、現在市場で市販されている製品である。
【0039】
本発明において、形成上昇管11及び形成コイル13は、石英、ガラス、透明プラスチック、または透明ゴム製であり、形成コイル13の内径と形成上昇管11の内径は同じであり、これらは接続されている。
【0040】
第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12の構造と、第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15の構造は、同じである。これらのスクリューは、水平面に対して垂直であり、装置に固定されている。昇降モーターは、スクリューに取り付けられており、スクリューに沿って昇降させる。
【0041】
循環系統Cは、カプセルタンク18、保護液タンク19、及び循環ポンプ20で構成されており、フィルタースクリーンが保護液タンク19の上部に配置されており、及び保護液タンク19の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、循環ポンプ20の液体入口と接続されている。そして、循環ポンプ20の液体出口は、ホースを通じて、剪断カップ10の液体入口35と接続されており、カプセルタンク18は、放出管16の排出口の下に直接配置され、カプセルフィルタースクリーン181が、カプセルタンク18の上に設置され、保護液フィルタースクリーン191が、保護液タンク19の上に設置され、カプセルタンク18の底部に位置する液体出口は、ホースを通じて、保護液タンク19の上の保護液フィルタースクリーン191と接続されている。
【0042】
制御系統Dは、主制御装置23と、ならびに主制御装置23が、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、ゲル液ポンプB8、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12のモーター、第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15のモーター、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、及び循環ポンプ20と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される。
【0043】
制御系統Dの主制御装置23の主要機能は、ポンプ流量、昇降モーターの昇降高さ、及び紫外線硬化ランプの出力を制御することである。
【0044】
本発明で使用される主制御装置23は、一体型PLC、モジュール式PLC、または積層型PLCである。これらは全て、現在市場で入手可能な製品であり、例えば、Shenzhen Shangchuanshe Automation Equipment Companyが商品名A2ASCPU-S0で販売している一体型PLC、Foshan Debino Technology Co.が商品名DBL-8DIで販売しているモジュール式PLC、及びMitsubishiが商品名FX2Nで販売している積層型PLCなどである。
【0045】
国家標準第GB5606.4-2005号に従って、本発明の製造装置を用いて調製した破開性カプセルの官能評価を行った。具体的な評価結果を、実施例1~4に示す。
【発明の効果】
【0046】
本発明の有益な効果は、以下のとおりである:本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置は、供給系統A、成形系統B、循環系統C、及び制御系統Dを備え、各系統が組み合わされて協働することにより、複数の香味ブレンドを有する多層性破開性カプセルを、簡単、効率的、省エネルギー、かつ環境に優しい様式で製造することが可能である。破開性カプセルは、脂溶性芯液または水溶性芯液あるいはその混合物を有することができるので、その用途は広範囲に及ぶ。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【
図1】本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置の構造の模式図であり、図中:1-芯液タンクA;2-芯液タンクB;3-紫外線ゲル液タンクA;4-紫外線ゲル液タンクB;5-芯液ポンプA;6-芯液ポンプB;7-紫外線ゲル液ポンプA;8-紫外線ゲル液ポンプB;9-多層性破開性カプセルドリッパー;10-剪断カップ;11-形成上昇管;12-第一昇降モーター及び揃いのスクリュー;13-形成コイル;14-円柱型紫外線硬化ランプ;15-第二昇降モーター及び揃いのスクリュー;16-排出管;18-カプセルタンク;181-カプセルフィルタースクリーン;19-保護液タンク;191-保護液フィルタースクリーン;20-循環ポンプ;21-左紫外線硬化ランプ;22-右紫外線硬化ランプ;23-主制御装置である。
【
図2】多層性破開性カプセルドリッパー9の構造の模式図であり、図中:24-芯液入口A;25-芯液入口B;26-紫外線ゲル液入口A;27-紫外線ゲル液入口B;28-芯液流路A;29-芯液流路B;30-紫外線ゲル液流路A;31-紫外線ゲル液流路B;32-ドリッパー排出口である。
【
図3】剪断カップ5の構造の模式図であり、図中:34-剪断カップの内管;35-剪断カップの液体入口である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
以下の実施例により、本発明をより良く理解できるだろう。
【0049】
実施例1:本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置
本実施例の実施方式は、以下のとおりである:
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置は、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、及び紫外線ゲル液タンクB4を備える。製造装置は、供給系統A、成形系統B、循環系統C、及び制御系統Dで構成され、ただし、
供給系統Aは、芯液タンクA1、芯液タンクB2、紫外線ゲル液タンクA3、紫外線ゲル液タンクB4、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、紫外線ゲル液ポンプB8、及び多層性破開性カプセルドリッパー9からなり、
芯液タンクA1は、芯液ポンプA5を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口A24と接続されており、芯液タンクB2は、芯液ポンプB6を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の芯液入口B25と接続されており、紫外線ゲル液タンクA3は、紫外線ゲル液ポンプA7を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口A26と接続されており、紫外線ゲル液タンクB4は、紫外線ゲル液ポンプB8を通じて、多層性破開性カプセルドリッパー9の紫外線ゲル液入口B27と接続されており、紫外線ゲル液ポンプB8は、Shanghai Jishen Instrument Co., Ltd.が商品名CX-GWMP-40で販売している歯車ポンプであり、
多層性破開性カプセルドリッパー9は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A24、芯液入口B25、紫外線ゲル液入口A26、紫外線ゲル液入口B27、芯液流路A28、芯液流路B29、紫外線ゲル液流路A30、紫外線ゲル液流路B31、及びドリッパー排出口32で構成されており、芯液入口A24は、ホースを通じて、芯液ポンプA5と接続されるとともに、この入口は芯液流路A28を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、芯液入口B25は、ホースを通じて、芯液ポンプB6と接続されるとともに、この入口は芯液流路B29を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口A26は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプA7と接続されるとともに、この入り口はゲル液流路A30を通じて、ドリッパー排出口32と接続されており、ゲル液入口B27は、ホースを通じて、紫外線ゲル液ポンプB8と接続されるとともに、この入口はゲル液流路B31を通じて、ドリッパー排出口32と接続されている。ここでは、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径比は、1:0.5:0.8:4.0である。
【0050】
成形系統Bは、剪断カップ10、形成上昇管11、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12、形成コイル13、ならびに放出管16で構成されており、形成上昇管11の一方の端は、剪断カップ10の底部中心を貫通して、剪断カップ10と垂直に接続されるとともに、他方の端は、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12と固定接続されており、形成上昇管11には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ21及び右紫外線硬化ランプ22が設置され、形成上昇管11の底端部は、ホースを通じて、形成コイル13の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、放出管16と接続されており、円柱型紫外線硬化ランプ14が、形成コイル13の中心に配置されており、放出管16は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15と固定接続されており、剪断カップ10は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製であり、ただし、
剪断カップ10は、ホースを通じて、剪断カップ10の上部にある液体入口35で、循環ポンプ20と接続されており、内管34が、剪断カップ10の中心軸で垂直に配置されており、及び内管34の上部端の表面は、剪断カップ10の表面より低い。
【0051】
形成上昇管11及び形成コイル13は、石英製であり、形成上昇管11の内径と剪断カップ10に位置する内管34の内径は同じであって、これらは、垂直に接続されており、形成コイル13の内径と形成上昇管11の内径は同じであって、これらは、接続されている。
【0052】
左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、Baoding Chuangbao Electromechanical Equipment Companyが商品名紫外線硬化機械専用3kw水銀ランプで販売している水銀紫外線ランプである。左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、6.5cmである。
【0053】
循環系統Cは、カプセルタンク18、保護液タンク19、及び循環ポンプ20で構成されており、フィルタースクリーンが保護液タンク19の上部に配置されており、及び保護液タンク19の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、循環ポンプ20の液体入口と接続され、及びその液体出口は、ホースを通じて、剪断カップ10の液体入口35と接続されており、カプセルタンク18は、放出管16の排出口の下に直接配置され、及びカプセルフィルタースクリーン181が、カプセルタンク18の上に設置されており、保護液フィルタースクリーン191が、保護液タンク19の上に設置されており、カプセルタンク18の底部に位置する液体出口は、ホースを通じて、保護液タンク19の上の保護液フィルタースクリーン191と接続されており、
制御系統Dは、主制御装置23と、ならびに主制御装置23が、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、ゲル液ポンプB8、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー12のモーター、第二昇降モーター及び揃いのスクリュー15のモーター、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、円柱型紫外線硬化ランプ14、及び循環ポンプ20と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される。ここでは、主制御装置23は、Shenzhen Shangchuanshe Automation Equipment Companyが商品名A2ASCPU-S0で販売している一体型PLCである。
【0054】
国家標準第GB5606.4-2005号に従って、本実施例の製造装置を用いて調製した破開性カプセルの官能評価を行った。具体的な評価結果を、表1に示した。
【0055】
同時に、同環境条件下で同配合を用いて、単層紫外線硬化型水性カプセルの製造装置により破開性カプセルを調製し、対照試料1として用いた。その評価結果も、表1に示した。
【表1】
【0056】
実施例2:本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置
本実施例の実施方式は、実施例1のものと同じであるが、ただし異なる点として、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、及び紫外線ゲル液ポンプB8は、Chongqing Kenaipu Peristaltic Pump Co., Ltd.が商品名Konap-YZ15で販売している蠕動ポンプであり、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径比は、1:3.2:0.2:2.8であり、形成上昇管11及び形成コイル13は、ガラス材料製であり、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、Shenzhen Bofeida Technology Co., Ltd.が商品名紫外線ヨウ素ガリウムランプで販売しているハロゲン紫外線ランプであり、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、0.2cmである。主制御装置23は、Foshan Debino Technology Companyが商品名DBL-8DIで販売しているモジュール式PLCである。
【0057】
国家標準第GB5606.4-2005号に従って、本実施例の製造装置を用いて調製した破開性カプセルの官能評価を行った。具体的な評価結果を、表2に示した。同時に、同環境条件下で同配合を用いて、単層紫外線硬化型水性カプセルの製造装置により破開性カプセルを調製し、対照試料2として用いた。その評価結果も、表2に示した。
【表2】
【0058】
実施例3:本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置
本実施例の実施方式は、実施例1のものと同じであるが、ただし異なる点として、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、及び紫外線ゲル液ポンプB8は、Ingersoll Randが商品名ARO66605j-344で販売しているピストンポンプであり、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径比は、1:5.0:2.0:1.0であり、形成上昇管11及び形成コイル13は、透明プラスチック材料製であり、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、Shenzhen Shengliya Technology Co., Ltd.が商品名LED紫外線硬化ランプで販売しているLED紫外線ランプである。左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、3.5cmである。
【0059】
国家標準第GB5606.4-2005号に従って、本実施例の製造装置を用いて調製した破開性カプセルの官能評価を行った。具体的な評価結果を、表3に示した。同時に、同環境条件下で同配合を用いて、単層紫外線硬化型水性カプセルの製造装置により破開性カプセルを調製し、対照試料3として用いた。その評価結果も、表3に示した。
【表3】
【0060】
実施例4:本発明の多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置
本実施例の実施方式は、実施例1のものと同じであるが、ただし異なる点として、芯液ポンプA5、芯液ポンプB6、紫外線ゲル液ポンプA7、及び紫外線ゲル液ポンプB8は、Shanghai Jishen Instrument Co., Ltd.が商品名CX-GWMP-40で販売している歯車ポンプであり、芯液流路A28、芯液流路B29、ゲル液流路A30、及びゲル液流路B31の直径は、1:1.5:1.5:2.5であり、形成上昇管11及び形成コイル13は、透明プラスチック材料製であり、左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び円柱型紫外線硬化ランプ14は、Shenzhen Shengliya Technology Co., Ltd.が商品名LED紫外線硬化ランプで販売しているLED紫外線ランプである。左紫外線硬化ランプ21、右紫外線硬化ランプ22、及び形成上昇管11の間の距離は、6.5、0.2、3.5、10.0cmである。主制御装置23は、Foshan Debino Technology Companyが商品名DBL-8DIで販売しているモジュール式PLCである。
【0061】
国家標準第GB5606.4-2005号に従って、本実施例の製造装置を用いて調製した破開性カプセルの官能評価を行った。具体的な評価結果を、表4に示した。同時に、同環境条件下で同配合を用いて、単層紫外線硬化型水性カプセルの製造装置により破開性カプセルを調製し、対照試料4として用いた。その評価結果も、表4に示した。
【表4】
【0062】
実施例1~4に列挙した評価結果は、多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置が、より高い芳香濃度及びより豊かな芳香レベルを持つ破開性カプセルを製造可能であることを明白に示す。そのうえさらに、本製造装置により調製された破開性カプセルは、水性液及び油性液を同時に被覆することが可能であるため、より多くの香気で風味づけされた破開性カプセルを製造することができる。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置であって、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、及び紫外線ゲル液タンクB(4)を備える前記製造装置であり、前記製造装置は、供給系統(A)、成形系統(B)、循環系統(C)、及び制御系統(D)で構成されることを特徴とし、
前記供給系統(A)は、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、紫外線ゲル液タンクB(4)、芯液ポンプA(5)、芯液ポンプB(6)、紫外線ゲル液ポンプA(7)、紫外線ゲル液ポンプB(8)、多層性破開性カプセルドリッパー(9)からなり、
前記芯液タンクA(1)は、前記芯液ポンプA(5)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口A(24)と接続されており、前記芯液タンクB(2)は、前記芯液ポンプB(6)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口B(25)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクA(3)は、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口A(26)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクB(4)は、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口B(27)と接続されており、
前記成形系統(B)は、剪断カップ(10)、形成上昇管(11)、左紫外線硬化ランプ(21)、右紫外線硬化ランプ(22)、円柱型紫外線硬化ランプ(14)、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー(12)、形成コイル(13)、ならびに放出管(16)で構成されており、前記形成上昇管(11)の一方の端は、前記剪断カップ(10)の底部中心を貫通して前記剪断カップ(10)と垂直に接続されるとともに、他方の端は、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)と固定接続されており、前記形成上昇管(11)には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ(21)及び右紫外線硬化ランプ(22)が設置され、前記形成上昇管(11)の底端部は、ホースを通じて、前記形成コイル(13)の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、前記放出管(16)と接続されており、及び円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、前記形成コイル(13)の中心に配置されており、前記放出管(16)は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー(15)と固定接続されており、
前記循環系統(C)は、カプセルタンク(18)、保護液タンク(19)、及び循環ポンプ(20)で構成されており、フィルタースクリーンが前記保護液タンク(19)の上部に配置されており、及び前記保護液タンク(19)の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、前記循環ポンプ(20)の液体入口と接続されており、及びその液体出口は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の液体入口(35)と接続されており、前記カプセルタンク(18)は、放出管(16)の排出口の下に直接配置され、及びカプセルフィルタースクリーン(181)が、前記カプセルタンク(18)の上に設置されており、保護液フィルタースクリーン(191)が、前記保護液タンク(19)の上に設置されており、前記カプセルタンク(18)の底部に位置する前記液体出口は、ホースを通じて、前記保護液タンク(19)の上の前記保護液フィルタースクリーン(191)と接続されており、
前記制御系統(D)は、主制御装置(23)と、ならびに前記主制御装置(23)が、前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、前記ゲル液ポンプB(8)、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)の前記モーター、第二昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(15)の前記モーター、前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)、及び前記循環ポンプ(20)と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される、
前記製造装置。
【請求項2】
前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A(24)、芯液入口B(25)、紫外線ゲル液入口A(26)、紫外線ゲル液入口B(27)、芯液流路A(28)、芯液流路B(29)、紫外線ゲル液流路A(30)、紫外線ゲル液流路B(31)、及びドリッパー排出口(32)で構成されており、前記芯液入口A(24)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプA(5)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路A(28)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記芯液入口B(25)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプB(6)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路B(29)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口A(26)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路A(30)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口B(27)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路B(31)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項3】
前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、及び前記紫外線ゲル液ポンプB(8)は、歯車ポンプ、蠕動ポンプ、またはピストンポンプであることを特徴とする、請求項1または2に記載の製造装置。
【請求項4】
前記剪断カップ(10)は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製であり、前記剪断カップ(10)は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の上部にある前記液体入口(35)で、前記循環ポンプ(20)と接続されており、内管(34)が、前記剪断カップ(10)の中心軸で垂直に配置されており、及び前記内管(34)の上部端の表面は、前記剪断カップ(
10)の表面より低いことを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項5】
前記形成上昇管(11)及び前記形成コイル(13)は、石英、ガラス、透明プラスチック、または透明ゴム製であり、前記形成上昇管(
11)の内径と前記剪断カップ(10)中に位置する前記内管(34)の内径は同じであり、及びそれらは垂直に接続されており、前記形成コイル(13)の内径と形成上昇管(11)の内径は同じであり、及びそれらは接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項6】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項7】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)のピーク光波長は、100~445nmであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項8】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記形成上昇管(11)の間の距離は、0.2~10.0cmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の
製造装置。
【請求項9】
前記芯液流路A(28)、前記芯液流路B(29)、前記ゲル液流路A(30)、及び前記ゲル液流路B(31)の直径比は、1:0.5~5.0:0.2~2.0:1.0~4.0であることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項10】
前記主制御装置(23)は、一体型PLC、モジュール式PLC、または積層型PLCであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【手続補正書】
【提出日】2022-07-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多層性紫外線硬化型破開性カプセルの製造装置であって、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、及び紫外線ゲル液タンクB(4)を備える前記製造装置であり、前記製造装置は、供給系統(A)、成形系統(B)、循環系統(C)、及び制御系統(D)で構成されることを特徴とし、
前記供給系統(A)は、芯液タンクA(1)、芯液タンクB(2)、紫外線ゲル液タンクA(3)、紫外線ゲル液タンクB(4)、芯液ポンプA(5)、芯液ポンプB(6)、紫外線ゲル液ポンプA(7)、紫外線ゲル液ポンプB(8)、多層性破開性カプセルドリッパー(9)からなり、
前記芯液タンクA(1)は、前記芯液ポンプA(5)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口A(24)と接続されており、前記芯液タンクB(2)は、前記芯液ポンプB(6)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の芯液入口B(25)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクA(3)は、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口A(26)と接続されており、前記紫外線ゲル液タンクB(4)は、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)を通じて、前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)の紫外線ゲル液入口B(27)と接続されており、
前記成形系統(B)は、剪断カップ(10)、形成上昇管(11)、左紫外線硬化ランプ(21)、右紫外線硬化ランプ(22)、円柱型紫外線硬化ランプ(14)、第一昇降モーター及び揃いのスクリュー(12)、形成コイル(13)、ならびに放出管(16)で構成されており、前記形成上昇管(11)の一方の端は、前記剪断カップ(10)の底部中心を貫通して前記剪断カップ(10)と垂直に接続されるとともに、他方の端は、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)と固定接続されており、前記形成上昇管(11)には、その両側部に並行して左紫外線硬化ランプ(21)及び右紫外線硬化ランプ(22)が設置され、前記形成上昇管(11)の底端部は、ホースを通じて、前記形成コイル(13)の一方の端と接続され、他方の端は、ホースを通じて、前記放出管(16)と接続されており、及び円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、前記形成コイル(13)の中心に配置されており、前記放出管(16)は、水平面に対して垂直な第二昇降モーター及び揃いのスクリュー(15)と固定接続されており、
前記循環系統(C)は、カプセルタンク(18)、保護液タンク(19)、及び循環ポンプ(20)で構成されており、フィルタースクリーンが前記保護液タンク(19)の上部に配置されており、及び前記保護液タンク(19)の下部に位置する液体出口は、ホースを通じて、前記循環ポンプ(20)の液体入口と接続されており、及びその液体出口は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の液体入口(35)と接続されており、前記カプセルタンク(18)は、放出管(16)の排出口の下に直接配置され、及びカプセルフィルタースクリーン(181)が、前記カプセルタンク(18)の上に設置されており、保護液フィルタースクリーン(191)が、前記保護液タンク(19)の上に設置されており、前記カプセルタンク(18)の底部に位置する前記液体出口は、ホースを通じて、前記保護液タンク(19)の上の前記保護液フィルタースクリーン(191)と接続されており、
前記制御系統(D)は、主制御装置(23)と、ならびに前記主制御装置(23)が、前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、前記ゲル液ポンプB(8)、前記第一昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(12)の前記モーター、第二昇降モーター及び前記揃いのスクリュー(15)の前記モーター、前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)、及び前記循環ポンプ(20)と個別に電気接続することにより形成される回路とで構成される、
前記製造装置。
【請求項2】
前記多層性破開性カプセルドリッパー(9)は、多流路同心円型ドリッパーであって、芯液入口A(24)、芯液入口B(25)、紫外線ゲル液入口A(26)、紫外線ゲル液入口B(27)、芯液流路A(28)、芯液流路B(29)、紫外線ゲル液流路A(30)、紫外線ゲル液流路B(31)、及びドリッパー排出口(32)で構成されており、前記芯液入口A(24)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプA(5)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路A(28)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記芯液入口B(25)は、ホースを通じて、前記芯液ポンプB(6)と接続されるとともに、この入口は前記芯液流路B(29)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口A(26)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路A(30)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されており、前記ゲル液入口B(27)は、ホースを通じて、前記紫外線ゲル液ポンプB(8)と接続されるとともに、この入口は前記ゲル液流路B(31)を通じて、前記ドリッパー排出口(32)と接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項3】
前記芯液ポンプA(5)、前記芯液ポンプB(6)、前記紫外線ゲル液ポンプA(7)、及び前記紫外線ゲル液ポンプB(8)は、歯車ポンプ、蠕動ポンプ、またはピストンポンプであることを特徴とする、請求項1または2に記載の製造装置。
【請求項4】
前記剪断カップ(10)は、透明プラスチック、アクリル、またはガラス材料製であり、前記剪断カップ(10)は、ホースを通じて、前記剪断カップ(10)の上部にある前記液体入口(35)で、前記循環ポンプ(20)と接続されており、内管(34)が、前記剪断カップ(10)の中心軸で垂直に配置されており、及び前記内管(34)の上部端の表面は、前記剪断カップ(10)の表面より低いことを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項5】
前記形成上昇管(11)及び前記形成コイル(13)は、石英、ガラス、透明プラスチック、または透明ゴム製であり、前記形成上昇管(11)の内径と前記剪断カップ(10)中に位置する前記内管(34)の内径は同じであり、及びそれらは垂直に接続されており、前記形成コイル(13)の内径と形成上昇管(11)の内径は同じであり、及びそれらは接続されていることを特徴とする、請求項
4に記載の製造装置。
【請求項6】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)は、水銀紫外線ランプ、ハロゲン紫外線ランプ、またはLED紫外線ランプであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項7】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記円柱型紫外線硬化ランプ(14)のピーク光波長は、100~445nmであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【請求項8】
前記左紫外線硬化ランプ(21)、前記右紫外線硬化ランプ(22)、及び前記形成上昇管(11)の間の距離は、0.2~10.0cmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の製造装置。
【請求項9】
前記芯液流路A(28)、前記芯液流路B(29)、前記ゲル液流路A(30)、及び前記ゲル液流路B(31)の直径比は、1:0.5~5.0:0.2~2.0:1.0~4.0であることを特徴とする、請求項
2に記載の製造装置。
【請求項10】
前記主制御装置(23)は、一体型PLC、モジュール式PLC、または積層型PLCであることを特徴とする、請求項1に記載の製造装置。
【国際調査報告】