IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ グァンドン オッポ モバイル テレコミュニケーションズ コーポレーション リミテッドの特許一覧

特表2022-546199無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
<>
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図1
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図2
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図3
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図4
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図5
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図6
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図7
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図8
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図9
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図10
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図11
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図12
  • 特表-無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/18 20180101AFI20221027BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20221027BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20221027BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20221027BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W16/32
H04W72/04 111
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022504234
(86)(22)【出願日】2019-07-25
(85)【翻訳文提出日】2022-01-21
(86)【国際出願番号】 CN2019097788
(87)【国際公開番号】W WO2021012282
(87)【国際公開日】2021-01-28
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】イヨウ、シン
(72)【発明者】
【氏名】シー、コン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ウェンホン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD11
5K067DD41
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE56
5K067KK02
(57)【要約】
無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供し、該方法は、端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標参照信号は、前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号である
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される
ことを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む
ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することは、
前記端末デバイスが前記SRに応答するアップリンク許可を受信し、前記アップリンク許可に基づいて前記MAC CEを送信することを含む
ことを特徴とする請求項6~10のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記端末デバイスが特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーすることは、
前記端末デバイスが予め構成された第1のリソースで前記SRをトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項6~11のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することは、
前記端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送することを含む
ことを特徴とする請求項1~13のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記MAC CEは、さらに、端末デバイス識別子UE IDを含む
ことを特徴とする請求項14に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが予め構成された第2のリソースで前記MAC CEを送信することを含む
ことを特徴とする請求項1~15のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項16に記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を受信することを含む
ことを特徴とする請求項1~17のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である
ことを特徴とする請求項18に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項1~19のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することは、
前記端末デバイスが特別のセルにおいて前記ネットワークデバイスにMAC CEを送信することを含む
ことを特徴とする請求項1~20のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項23】
ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信されたメディアアクセス制御MAC制御要素CEを受信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項24】
前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項23に記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項24に記載の無線通信方法。
【請求項26】
前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項25に記載の無線通信方法。
【請求項27】
前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである
ことを特徴とする請求項24~26のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項28】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスが特別のセルにおいてトリガーしたスケジューリング要求SRを受信することを含む
ことを特徴とする請求項23~27のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項29】
前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項28に記載の無線通信方法。
【請求項30】
前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項28に記載の無線通信方法。
【請求項31】
前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される
ことを特徴とする請求項28~30のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項32】
前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む
ことを特徴とする請求項31に記載の無線通信方法。
【請求項33】
前記SRは、予め構成された第1のリソースでトリガーされる
ことを特徴とする請求項28~32のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項34】
前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項33に記載の無線通信方法。
【請求項35】
前記MAC CEは、ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで伝送される
ことを特徴とする請求項23~34のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項36】
前記MAC CEは、さらに、端末デバイスUE IDを含む
ことを特徴とする請求項35に記載の無線通信方法。
【請求項37】
前記第1のメッセージがメッセージ3である
ことを特徴とする請求項35又は36に記載の無線通信方法。
【請求項38】
前記MAC CEは、予め構成された第2のリソースで伝送される
ことを特徴とする請求項23~37のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項39】
前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項38に記載の無線通信方法。
【請求項40】
前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む
ことを特徴とする請求項23~39のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項41】
前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である
ことを特徴とする請求項40に記載の無線通信方法。
【請求項42】
前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項23~41のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項43】
前記MAC CEは、特別のセルで送信される
ことを特徴とする請求項23~42のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項44】
前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項43に記載の無線通信方法。
【請求項45】
通信モジュールを含む端末デバイスであって、
前記通信モジュールは、ネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信するように構成され、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項46】
前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項45に記載の端末デバイス。
【請求項47】
前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項46に記載の端末デバイス。
【請求項48】
前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項47に記載の端末デバイス。
【請求項49】
前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである
ことを特徴とする請求項46~48のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項50】
前記通信モジュールは、さらに、
特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーするように構成される
ことを特徴とする請求項45~49のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項51】
前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項50に記載の端末デバイス。
【請求項52】
前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項50に記載の端末デバイス。
【請求項53】
前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される
ことを特徴とする請求項50~52のずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項54】
前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む
ことを特徴とする請求項53に記載の端末デバイス。
【請求項55】
前記通信モジュールは、
前記SRに応答するアップリンク許可を受信し、前記アップリンク許可に基づいて前記MAC CEを送信するように構成される
ことを特徴とする請求項50~54のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項56】
前記通信モジュールは、さらに、
予め構成された第1のリソースで前記SRをトリガーするように構成される
ことを特徴とする請求項50~55のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項57】
前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項56に記載の端末デバイス。
【請求項58】
前記通信モジュールは、さらに、
ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送するように構成される
ことを特徴とする請求項45~57のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項59】
前記MAC CEは、さらに、端末デバイス識別子UE IDを含む
ことを特徴とする請求項58に記載の端末デバイス。
【請求項60】
前記通信モジュールは、さらに、
予め構成された第2のリソースで前記MAC CEを送信するように構成される
ことを特徴とする請求項45~59のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項61】
前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項60に記載の端末デバイス。
【請求項62】
前記通信モジュールは、さらに、
前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を受信するように構成される
ことを特徴とする請求項45~61のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項63】
前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である
ことを特徴とする請求項62に記載の端末デバイス。
【請求項64】
前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項45~63のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項65】
前記通信モジュールは、さらに、特別のセルにおいて前記ネットワークデバイスにMAC CEを送信するように構成される
ことを特徴とする請求項45~64のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項66】
前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項65に記載の端末デバイス。
【請求項67】
通信モジュールを含むネットワークデバイスであって、
前記通信モジュールは、端末デバイスにより送信されたメディアアクセス制御MAC制御要素CEを受信するように構成され、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項68】
前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項67に記載のネットワークデバイス。
【請求項69】
前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項68に記載のネットワークデバイス。
【請求項70】
前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項69に記載のネットワークデバイス。
【請求項71】
前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである
ことを特徴とする請求項68~70のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項72】
前記通信モジュールは、さらに、
前記端末デバイスが特別のセルにおいてトリガーしたスケジューリング要求SRを受信するように構成される
ことを特徴とする請求項67~71のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項73】
前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項72に記載のネットワークデバイス。
【請求項74】
前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項72に記載のネットワークデバイス。
【請求項75】
前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される
ことを特徴とする請求項72~74のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項76】
前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む
ことを特徴とする請求項75に記載のネットワークデバイス。
【請求項77】
前記SRは、予め構成された第1のリソースでトリガーされる
ことを特徴とする請求項72~76のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項78】
前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項77に記載のネットワークデバイス。
【請求項79】
前記MAC CEは、ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで伝送される
ことを特徴とする請求項67~78のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項80】
前記MAC CEは、さらに、端末デバイスUE IDを含む
ことを特徴とする請求項79に記載のネットワークデバイス。
【請求項81】
前記第1のメッセージがメッセージ3である
ことを特徴とする請求項79又は80に記載のネットワークデバイス。
【請求項82】
前記MAC CEは、予め構成された第2のリソースで伝送される
ことを特徴とする請求項67~81のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項83】
前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項82に記載のネットワークデバイス。
【請求項84】
前記通信モジュールは、さらに、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を前記端末デバイスに送信するように構成される
ことを特徴とする請求項67~83のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項85】
前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である
ことを特徴とする請求項84に記載のネットワークデバイス。
【請求項86】
前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項67~85のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項87】
前記MAC CEは、特別のセルで送信される
ことを特徴とする請求項67~86のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
【請求項88】
前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項87に記載のネットワークデバイス。
【請求項89】
プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項1~22のいずれか1項に記載の方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項90】
プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、請求項23~44のいずれか1項に記載の方法を実行する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項91】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、または請求項23~44のいずれか1項に記載の方法をチップが搭載された装置に実行させるプロセッサを備える
ことを特徴とするチップ。
【請求項92】
コンピュータプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、または請求項23~44のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項93】
請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、または請求項23~44のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令を含む
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項94】
請求項1~22のいずれか1項に記載の方法、又は請求項23~44のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、具体的に、無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムにおいて、端末デバイスは、プライマリセル(Primary Cell、PCell)および少なくとも1つのセカンダリセル(Secondary Cell、SCell)への接続を確立し、PCell上のビーム(beam)が故障した場合、例えば、そのビームで伝送される信号の品質がある閾値を下回った場合、端末デバイスは、データ伝送のためにビーム失敗回復(Beam Failure Recovery、BFR)プロセスを開始して新しいビームに切り替え、具体的には、前記端末デバイスは、ランダムアクセスプロセスを介して、ビーム失敗情報をネットワークに報告してもよい。しかし、セカンダリセルについては、BFRが発生したときに、どのように高速なBFRを行うかという問題を解決することが急務となっている。
【発明の概要】
【0003】
本願の実施例は、セカンダリセルでの高速BFRを容易に実現する無線通信方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供する。
【0004】
第1の態様は、無線通信方法を提供し、端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0005】
第2の態様は、無線通信方法を提供し、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信されたメディアアクセス制御MAC制御要素CEを受信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0006】
第3の態様は、上述の第1の態様における方法、または第1の態様の可能な実施例における方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、この端末デバイスは、第1の態様の方法、または上述の第1の態様の任意の可能な方法を実行するためのユニットを備える。
【0007】
第4の態様は、上述の第2の態様における方法、または第2の態様の可能な実施例における方法を実行するためのネットワークデバイスを提供する。具体的には、このネットワークデバイスは、第2の態様の方法、または上述の第2の態様の任意の可能な方法を実行するためのユニットを備える。
【0008】
第5の態様は、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを格納し、このプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様またはその各実施態様における方法を実行する。
【0009】
第6の態様は、プロセッサとメモリとを備えるネットワークデバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを格納し、このプロセッサは、メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2の態様またはその各実施態様における方法を実行する。
【0010】
第7の態様は、上記の第1から第2の態様のいずれかの方法またはそれらのそれぞれの実現態様の方法を実現するチップを提供する。
【0011】
具体的には、このチップは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、上記の第1~第2のいずれかの態様、またはそれらの各実施態様に記載の方法をチップが搭載されたデバイスに実行させるプロセッサを備えている。
【0012】
第8の態様は、上記第1から第2のいずれかの態様またはそれらのそれぞれの実施態様における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0013】
第9の態様は、上記第1から第2の態様のいずれか、またはそれらのそれぞれの実装における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0014】
第10の態様は、コンピュータ上で実行されると、上記の第1から第2の態様のいずれか、またはその各実施態様における方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0015】
上記の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、MAC CEを介してネットワークデバイスに少なくとも1つのセカンダリセルのビーム失敗情報を報告することができるので、ネットワークデバイスは、前記少なくとも1つのセカンダリセルのビーム失敗情報に基づいて、前記少なくとも1つのセカンダリセルのビーム失敗情報を迅速に行うことができ、これは、端末デバイスのデータ伝送を確保するのに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本願の実施例における応用シナリオの模式図である。
図2】本願の実施例における無線通信方法の模式図である。
図3】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図4】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図5】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図6】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図7】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図8】本願の実施例におけるMAC CEのフォーマットの模式図である。
図9】本願の実施例における無線通信方法の模式図である。
図10】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図11】本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。
図12】本願の実施例における通信デバイスのブロック図である。
図13】本願の実施例におけるチップのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本願の実施例における技術案を、本願の実施例における図面を参照して説明するが、明らかに、記述された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、発明的な労働をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0018】
本願の実施例の技術案は、例えば、Global System of Mobile communicationシステム、符号分割多元接続( Code Division Multiple Access、CDMA )システム、広帯域符号分割多元接続( Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA )システム、汎用パケット無線サービス( General Packet Radio Service、GPRS )、LTEシステム、LTE周波数分割( Frequency Division Duplex、FDD )システム、LTE時分割( Time Division Duplex、TDD )、汎用移動体通信システム( Universal Mobile Telecommunication System、UMTS )、移動体通信システム( Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX )又は5Gシステム等の様々な通信システムに適用可能である。
【0019】
例示的に、本願の実施例が適用される通信システム100を図1に示す。通信システム100は、端末デバイス120(または通信端末、端末と呼ばれる)と通信するデバイスであり得るネットワークデバイス110を含み得る。ネットワークデバイスは110、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することができ、カバレージエリア内に位置する端末デバイスと通信することができる。任意選択で、ネットワークデバイス110は、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局( Base Transceiver Station、BTS )、WCDMAシステムにおける基地局( NodeB、NB )、LTEシステムにおける発展型基地局( Evolutional Node B、eNB、またはeNodeB )、又はクラウド無線アクセスネットワーク( Cloud Radio Access Network、CRAN )における無線コントローラであってもよく、または、モバイルスイッチングハブ、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、又は将来進化するパブリック地上モバイルネットワーク( Public Land Mobile Network、PLMN )におけるネットワークデバイスなどであってもよい。
【0020】
通信システム100は、ネットワークデバイス110のカバレージ内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。本明細書で使用される「端末デバイス」としては、公衆交換電話網( Public Switched Telephone Networks、PSTN )、デジタル加入者線( Digital Subscriber Line、DSL )、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などの有線回線を介した接続、および/または別のデータ接続/ネットワーク、および/または、セルラネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク( Wireless Local Area Network、WLAN )、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビジョンネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送受信機などの無線インターフェース、及び/又は通信信号を受信/送信するように構成された別の端末デバイスのための手段、および/またはモノのインターネット( Internet of Things、IoT )装置を含む。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末デバイスは、「無線通信端末」、「無線端末」、又は「移動端末」と称され得る。移動端末の例は、衛星又は携帯電話を含むがこれらに限定されず、セルラー無線電話とデータ処理、ファクシミリ、及びデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム( Personal Communications System、PCS )端末、PDAは、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネット接続、ウェブブラウザ、メモ帳、カレンダー、及び/又は全地球測位システム( Global Positioning System、GPS )受信機を含み、従来のノート型受信機やパームトップ型受信機等の電子機器に内蔵されている無線電話送受信機に適用してもよい。端末デバイスは、アクセス端末、ユーザーデバイス( User Equipment、UE )、ユーザーデバイス、ユーザ局、移動局、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザ装置を指してもよい。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル( Session Initiation Protocol、SIP )電話、ワイヤレスローカルループ( Wireless Local Loop、WLL )局、パーソナルデジタル処理( Personal Digital Assistant、PDA )、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス、または将来開発されるPLMNにおける端末デバイスなどであり得る。
【0021】
任意選択で、端末デバイス120間でDevice to Device ( D2D )通信が行われ得る。
【0022】
任意選択で、5Gシステム又は5Gネットワークは、New Radio ( NR )システム又はNRネットワークとも称され得る。
【0023】
図1は、1つのネットワークデバイスと2つの端末デバイスとを例示的に示し、任意選択で、この通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスのカバレッジ内に他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0024】
任意選択で、通信システム100は、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0025】
なお、本願の実施例におけるネットワーク/システムにおける通信機能を有する装置は、通信デバイスと称されることもある。図1に示す通信システム100を例にとると、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110と端末デバイス120を含み、ネットワークデバイス110と端末デバイス120は、上述した具体的な装置であってもよく、ここでその説明が省略され、通信デバイスは、通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願の実施例ではこれに限定されない。
【0026】
本明細書において、用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、交換可能に使用されることが理解される。ここで言う「及び/又は」とは、単に関連対象を説明する関連関係のことであり、A及び/又はBのように3つの関係があり、A単独の場合、AとBの両方の場合、B単独の場合の3つの場合があることを意味する。また、本文中の「/」は、前後関係オブジェクトが「または」の関係であることを一般的に示す。
【0027】
図2は本願の実施例における無線通信方法のフローチャートである。
【0028】
S210において、端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0029】
区別と説明を容易にするために、本願の実施例において、セカンダリセルのビーム失敗情報を報告するためのメディアアクセス制御制御要素(Media Access Control Control Element、MAC CE)をビーム失敗要求MAC CE、又はセカンダリセルビーム失敗要求MAC CEと呼ばれ、該ビーム失敗要求MAC CEは、特別に定義されるMAC CEであってもよく、セカンダリセルのビーム失敗情報の報告に使用される。
【0030】
本願の実施例において、前記少なくとも1つのセカンダリセルは、ビーム失敗回復(Beam Failure Recovery、BFR)が発生したセカンダリセルであり、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、前記セカンダリセルのBFR関連する情報を含み、例として、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
前記候補参照信号セットは、ネットワークデバイスにより構成され、セカンダリセルにBFRが発生した時に前記端末デバイスが前記候補参照信号セットから目標参照信号を決定するために使用され、例えば、前記端末デバイスは、候補参照信号セットにおける候補参照信号を測定し、候補参照信号に対応する信号品質を決定し、前記特定の条件を満たしている候補参照信号を決定し、即ち、これらの候補参照信号の送信に使用されるビームが以降のデータ伝送に使用されるかどうかを決定し、さらに、前記端末デバイスは、決定された前記目標参照信号の情報をネットワークデバイスに報告し、例えば、前記目標参照信号の情報は、前記目標参照信号の識別子及び/又は前記目標参照信号に対応する送信ビーム(beam)の情報、例えばbeam IDを含み、そして、ネットワークデバイスが前記目標参照信号に対応するビームに切替え該ビームを利用して端末デバイスと以降のデータ伝送を行う。任意選択で、前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であること、又は、候補参照信号が前記候補参照信号セットのうちの最も優れた信号品質を有する候補参照信号であること等を含むが、本願がこれに限定されない。
【0032】
いくつかの実施例において、前記候補参照信号セットは、1つ以上の候補参照信号を含み、ネットワークデバイスにより構成されてもよい。
【0033】
例えば、ネットワークデバイスは、上位層シグナリング、例えば(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを介して前記候補参照信号セットを構成し、例えば、該RRCシグナリングにおけるRRCパラメータは、候補ビーム参照信号リストを含み(candidateBeamRSList)、前記候補参照信号セットは、candidateBeamRSListにおける候補ビーム参照信号を含む。
【0034】
なお、前記ネットワークデバイスは、各セカンダリセルのために対応する候補参照信号セットを構成し、又は、全てのセカンダリセルのために同じ候補参照信号セットを構成するが、本願の実施例がこれに限定されない。
【0035】
他の実施例において、前記候補参照信号セットが予め定義され、例えば、特定の識別子である参照信号を候補参照信号として予め定義される。また、例えば、前記予め定義された候補参照信号セットは、基準で規定されてもよい。
【0036】
いくつかの実施例において、前記特定の閾値は、ネットワークデバイスにより構成され、又は、予め定義される。例えば、前記予め定義された特定の閾値は、基準で規定されてもよい。
【0037】
例として、前記候補参照信号は、同期信号ブロック(synchronizing signal/PBCH block、SS/PBCH block)、又は、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information Reference Signal、CSI-RS)、又は、他のダウンリンク参照信号であってもよい。
【0038】
前記端末デバイスが報告した目標参照信号の情報は、前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子(Identify、ID)を含むことができ、前記目標参照信号のタイプは、例えば、SSB又はCSI-RSである。
【0039】
いくつかの実施例において、セカンダリセルにBFRが発生した場合、前記端末デバイスは、特別のセル(SpCell)でネットワークデバイスに前記ビーム失敗要求MAC CEを送信し、又は、BFRが発生しないセカンダリセルでネットワークデバイスに前記ビーム失敗要求MAC CEを送信してもよく、以下、SpCellで前記ビーム失敗要求MAC CEを送信することを例として説明するが、本願がこれに限定されない。
【0040】
任意選択で、前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル(PCell)又はプライマリセカンダリセル(PSCell)である。
【0041】
本願の実施例において、SpCellに前記MAC CEを伝送するためのアップリンクリソースがある場合、前記端末デバイスは、前記SpCellで前記MAC CEを送信し、又は、前記SpCellにアップリンクリソースが無く又はアップリンクリソースの大きさが不足であるため前記MAC CEを伝送することができない場合、前記端末デバイスは、先に前記SpCellで1つのスケジューリング要求(Scheduling Request、SR)をトリガーしてもよい。以下、例1及び例2を参照してSRの実現形態を説明する。
【0042】
例1:
該SRが特別に定義されたSRであり、例えば、前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示し、又は、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用され、つまり、前記SRは、ビーム失敗情報を報告するように要求するアップリンクリソースのSRであってもよい。特別に定義されたSRをトリガーすることで、セカンダリセルにBFRが発生し又は端末デバイスがビーム失敗情報を報告する必要があることをネットワークデバイスに知らせて、アップリンク許可(UL grant)をできるだけ早く送信し、さらに、端末デバイスがビーム失敗情報をできるだけ速く報告し、BFRの遅延を低減させることができる。
【0043】
前記端末デバイスは、予め構成された第1のリソースで前記SRをトリガーすることができる。任意選択で、前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースであり、又は、予め定義されたアップリンクリソースであり、例えば、前記第1のリソースは、基準で規定される。
【0044】
例えば、前記第1のリソースは、特別に定義されたSRにより構成され、即ち、前記第1のリソースは、前記特別に定義されたSRを送信するために使用され、つまり、前記第1のリソースは、前記特別に定義されたSRを送信する専属(Dedicated)のリソースである。例えば、前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用され、又は、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される場合、前記特別に定義されたSRのために専属のリソースを予め構成し、さらに、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するSR、又は、ビーム失敗情報を報告するように要求するアップリンクリソースのSRをSR専属のリソースで送信する。
【0045】
又は、予め構成された前記第1のリソースでトリガーされた前記SRが特別に定義されたSRであり、ネットワークデバイスが前記第1のリソースでトリガーされたSRを受信した場合、該SRは、セカンダリセルにBFRが発生することを指示し、又は、前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用され、さらに、UL grantをできるだけ早く送信し、端末デバイスがビーム失敗情報をできるだけ早く報告し、BFRの遅延を低減させることができる。
【0046】
例えば、前記SRが1ビットであり、該1ビットの値で前記SRがセカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用されるか、又は、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するかを示し、例えば、0である場合、前記SRがセカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用され、1である場合、ビーム失敗要求MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される。
【0047】
また、例えば、前記SRが1ビットであり、該1ビットは、0又は1のいずれも、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示する。ネットワークデバイスが前記第1のリソースでトリガーされたSRを受信した場合、該SRがセカンダリセルにBFRが発生したことを指示すると決定する。
【0048】
また、例えば、前記SRが1ビットであり、該1ビットは、0又は1のいずれも、ビーム失敗要求MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される。ネットワークデバイスが前記第1のリソースでトリガーされたSRを受信した場合、該SRがビーム失敗要求MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用されると決定する。
【0049】
以上、前記SRが占めるビット数が例だけであり、前記SRがより多いビットを有しても良く、具体的に、該SRで示す内容により決定され、本願の実施例がこれに限定されない。
【0050】
いくつかの実施例において、前記端末デバイスは、SRでセカンダリセルのビーム失敗情報を報告し、又は、BSRでセカンダリセルのビーム失敗情報を報告し、又は、BSRでセカンダリセルにBFRが発生することをトリガーし、又は、ビーム失敗情報を報告するアップリンクリソースを要求し、具体的に、SRに関連する構成を参照し、ここで説明を省略する。
【0051】
例2:
該SRが従来のSRであり、いくつかの場合において、ネットワークデバイスは、SRを受信した時に、アップリンク許可(UL grant)を割り当てず、又はアップリンク許可をリアルタイムに割り当てないことがあり、BFRの遅延を低減させるために、前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソース構成(SchedulingRequestResourceConfig)を利用して送信しても良く、例えば、高い優先度の論理チャネルは、高信頼性と低遅延通信(Ultra-Reliable and Low Latency Communication、URLLC)論理チャネルである。
【0052】
さらに、端末デバイスからの前記SRに応答し、ネットワークデバイスが端末デバイスにアップリンク許可を構成し、前記端末デバイスが前記アップリンク許可に基づいて前記MAC CEを送信する。
【0053】
以下、実施例1と実施例2を参照して、前記MAC CEの伝送方式を説明する。
【0054】
実施例1:前記端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送する。
【0055】
任意選択で、前記第1のメッセージは、4ステップのランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ3(Msg3)であっても良いし、2ステップのランダムアクセスプロセスにおけるメッセージAであっても良く、ここで、前記メッセージAは、4ステップのランダムアクセスプロセスにおけるメッセージ1(Msg1)及びMsg3を含むことができる。
【0056】
一例として、前記特別のセルにアップリンクリソースで前記MAC CEが伝送されず、又は、アップリンクリソースが不足である場合、前記端末デバイスが特別のセルでランダムアクセスプロセス、例えば、競争に基づくランダムアクセス(Contention Based RACH)プロセスをトリガーし、ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送する。例えば、前記端末デバイスは、ビーム失敗情報を示すMAC CE、即ち、ビーム失敗要求MAC CEをMsg3に含める。他の形態において、ビーム失敗要求MAC CEに1つ指示フィールドを追加し、UE IDを示し、このように、Msg3にUE IDを示すMAC CEを単独に含める必要がなく、即ち、セル無線ネットワーク一時的な識別子 (Cell Radio Network Temporary Identity、C-RNTI)MAC CEであり、つまり、UE IDを含めるMAC CEと該ビーム失敗要求MAC CEとを同じMAC CEに合わせて、シグナリングオーバーヘッドを低減させるのに有利である。
【0057】
他の例として、前記端末デバイスは、BFRが発生したセカンダリセルでランダムアクセスプロセスを開始し、ランダムアクセスプロセスにおけるアップリンクメッセージでネットワークデバイスに前記MAC CEを送信しても良い。
【0058】
他の例として、前記特別のセルにアップリンクリソースがあるかどうかに関わらず、前記端末デバイスは、ランダムアクセスプロセスにおけるアップリンクメッセージでネットワークデバイスに前記MAC CEを送信する。
【0059】
MAC CEのランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージに含まれることは、一番の例を参照し、ここで説明を省略する。
【0060】
実施例2:前記端末デバイスが予め構成された第2のリソースで前記MAC CEを送信する。
【0061】
任意選択で、前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである。
【0062】
例えば、前記ネットワークデバイスがConfigured grantで該第2のリソースを構成し、該Configured grantは、ネットワークデバイスにより構成されたビーム失敗要求MAC CEを伝送するための専属リソースであっても良く、又は、該Configured grantが共通であり、即ち、Configured grantは、ビーム失敗要求MAC CEの伝送に使用され、又は、データ伝送にも使用される。
【0063】
任意選択で、前記第2のリソースが、特別のセルでのリソースであっても良いし、セカンダリセルでのリソースであっても良く、1つのセカンダリセルにBFRが発生した場合、前記端末デバイスが特別のセルでの第2のリソースを利用して前記MAC CEを送信しても良いし、BFRが発生しない他のセカンダリセルでの第2のリソースを利用して前記MAC CEを送信しても良く、本願の実施例がこれに限定されない。
【0064】
なお、実施例1と実施例2とは、別に実施しても良いし、合わせて実施しても良く、本願の実施例がこれに限定されず、例えば、前記端末デバイスは、予め構成された第2のリソースを利用して特別のセルにおいてランダムアクセスプロセスを開始し、第1のセルで前記MAC CEを送信する。
【0065】
本願の実施例において、ビーム失敗要求MAC CEが論理チャネル高優先度に対応し、この場合、ビーム失敗要求MAC CEの信頼性及びリアルタイムの伝送を保証するのに有利である。
【0066】
いくつかの実施例において、論理チャネルの優先度は、以下のように、降順で並べ、
C-RNTI MAC CE又はアップリンク共通制御チャネル(Uplink common control channel、UL-CCCH)におけるデータ、
構成許可(Configured grant)確認(confirmation)MAC CE、
バッファーステータスレポート(Buffer Status Report、BSR)のためのMAC CE、充填BSRを除き、
シングル又はマルチ( Single/multiple entry)パワーヘッドルームレポート(Power Headroom Report、PHR)MAC CE、
任意の論理チャネルのデータ、UL-CCCHにおけるデータを除き、
ビット率検索(bit rate query)を推薦するためのMAC CE、
BSRを充填するためのMAC CEである。
【0067】
一例として、前記ビーム失敗要求MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の任意の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高く、UL-CCCHにおけるデータの論理チャネル優先度よりも低い。
【0068】
他の例として、前記ビーム失敗要求MAC CEの論理チャネル優先度は、UL-CCCHにおけるデータの論理チャネル優先度のみよりも低く、即ち、ビーム失敗要求MAC CEの論理チャネル優先度は、C-RNTI MAC CEと構成許可確認MAC CEの間にある。
【0069】
他の例として、前記ビーム失敗要求MAC CEの論理チャネル優先度は、構成許可確認MAC CEとBSR(充填BSRを除き)のためのMAC CEの間にある。
【0070】
他の例として、ビーム失敗要求MAC CEの論理チャネル優先度は、BSR(充填BSRを除き)のMAC CE和とPHR MAC CEの間にある。
【0071】
本願のいくつかの実施例において、前記端末デバイスがネットワークデバイスの第1の構成情報を受信し、前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成する。
【0072】
例えば、前記ネットワークデバイスは、RRCシグナリングで前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成する。
【0073】
例えば、前記RRCシグナリングがBFRをサポートする少なくとも1つのセカンダリセルのリスト(List)を含み、ネットワークデバイスがBFRをサポートするセカンダリセルのリストを更新しても良い。
【0074】
任意選択で、前記ネットワークデバイスがBFRをサポートするセカンダリセルを暗黙に示すことができ、例えば、ネットワークデバイスがあるセカンダリセルのために候補参照信号セットを構成した場合、ネットワークデバイスが該セカンダリセルがBFRをサポートするように構成することを指示し、即ち、前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である。
【0075】
以下、前記MAC CEのフォーマットを説明する。
【0076】
一実施例として、前記MAC CEが少なくとも1つの情報フィールドを含み、前記少なくとも1つの情報フィールドがBFRが発生する前記少なくとも1つのセカンダリセルに一対一対応し、前記少なくとも1つの情報フィールドにおける各情報フィールドは、対応するセカンダリセルのビーム失敗情報を示す。
【0077】
BFRが発生したセカンダリセルが1つのみである場合、前記MAC CEが1つの情報フィールドを含み、該セカンダリセルのビーム失敗情報を示し、又は、BFRが発生したセカンダリセルが複数である場合、前記MAC CEが複数の情報フィールドを含み、該複数のセカンダリセルのビーム失敗情報をそれぞれ示し、ここで、該複数の情報フィールドの並び順は、セカンダリセルIDの昇順又は降順で並べる。
【0078】
さらに、各情報フィールドが第1のセカンダリセル指示フィールドを含み、前記第1のセカンダリセル指示フィールドが、セカンダリセルのIDを示す。
【0079】
ケース1:前記情報フィールドが第1のセカンダリセル指示フィールドのみを含む場合、前記MAC CEは、対応するセカンダリセルに前記特定の条件を満たしている候補参照信号が無く、又は、前記セカンダリセルに候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0080】
ケース2:前記情報フィールドが、さらに、参照信号指示フィールドを含み、前記セカンダリセルに対応する目標参照信号の情報、又は、前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号が無く、又は、前記セカンダリセルに候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0081】
例えば、前記参照信号指示フィールドが指示ビットを含み、前記指示ビットが第1の値(例えば、1)である場合、前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号がないことを指示し、前記指示ビットが第2の値(例えば、0)である場合、前記セカンダリセルに候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0082】
任意選択で、前記候補参照信号指示フィールドが参照信号タイプフィールド及び参照信号識別フィールドを含み、前記参照信号タイプフィールドが目標参照信号がSSB又はCSI-RSであることを指示し、前記参照信号識別フィールドが前記目標参照信号の識別子IDを示す。
【0083】
一例として、前記参照信号指示フィールドの特定の値で前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている候補参照信号が無く、又は、前記セカンダリセルに候補参照信号セットが構成されないことを指示する。例えば、前記参照信号指示フィールドの特定の値は、前記参照信号タイプフィールドでSSBを示し、前記参照信号識別フィールドで無効なSSB IDを示す。
【0084】
他の実施例として、前記MAC CEが第2のセカンダリセル指示フィールド及び少なくとも1つの参照信号指示フィールドを含み、前記第2のセカンダリセル指示フィールドは、複数のセカンダリセルのうちの各セカンダリセルにBFRが発生するかどうかを指示し、前記参照信号指示フィールドは、
BFRが発生したセカンダリセルに対応する目標参照信号の情報、
BFRが発生したセカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号がない情報、
BFRが発生したセカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報ことのうちのすくなくとも1つを含む。
【0085】
任意選択で、前記第2のセカンダリセル指示フィールドが第1のビットマップを示し、前記第1のビットマップのうちの各ビットが1つのセカンダリセルに対応し、前記各ビットが、対応するセカンダリセルにBFRが発生するかどうかを指示する。
【0086】
さらに、前記少なくとも1つの参照信号指示フィールドにおける各参照信号指示フィールドのフォーマットは、以上の実施例における参照信号指示フィールドのデザインを参照し、ここで説明を省略する。
【0087】
以下、図3図8を参照し、本願の実施例におけるMAC CEのいくつかのフォーマットを説明する。
【0088】
図3はMAC CEのあるフォーマットの模式図である。図3に示すMAC CEは、以下の情報を含み、
セカンダリセルID(SCell ID):SCellの識別子を示し、
R:予約ビット、
参照信号タイプ(S/C):MAC CEに含まれる参照信号IDがSSB IDであるかCSI-RS IDであるかを指示し、例えば、S/Cを1に設定しでSSB IDを示し、0に設定してCSI-RS IDを示し、
参照信号ID(SSB/CSI-RS ID):参照信号の識別子ID、即ちSSB ID又はCSI-RS IDを示す。
【0089】
一例として、前記セカンダリセルIDと予約ビットとが1つのバイト(Oct1)を占める。
【0090】
他の例として、前記参照信号タイプが1つのビットを占め、前記参照信号IDが7つのビットを占め、即ち、両者は1つのバイト(Oct2)を占める。
【0091】
任意選択で、SSBの最大数が64、即ち6bitsであり、CSI-RSの最大数が128、即ち7bitsである。
【0092】
図3に示すMAC CEでは、前記端末デバイスがBFRが発生したセカンダリセルのID及び前記端末デバイスが選定した目標参照信号の情報を報告し、該目標参照信号の情報を前記参照信号タイプ及び参照信号IDに充填することで、ネットワークデバイスが目標参照信号の情報を知り、さらに、目標参照信号に対応する新しいビームに切替え、端末デバイスにビーム失敗要求応答を返信し、高速BFRを実現することができる。
【0093】
図4はMAC CEの他のフォーマットの模式図である。図4に示すMAC CEは、以下の情を含み
セカンダリセルID(SCell ID):SCellの識別子を示し、
R:予約ビット、
指示ビット(B):セカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されないことを示す。この場合、前記指示ビットが1ビットであっても良い。
【0094】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記指示ビットは、特定の条件を満たしている目標参照信号があることを示し、この場合、前記指示ビットが2ビットであっても良く、該2ビットの値でセカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号があり、セカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0095】
参照信号タイプ(S/C):前記MAC CEに含まれる参照信号IDがSSB IDであるかCSI-RS IDであるかを指示し、例えば、S/Cを1に設定してSSB IDを示し、0に設定してCSI-RS IDを示し、
参照信号ID(SSB/CSI-RS ID):参照信号の識別子ID、即ちSSB ID又はCSI-RS IDを示す。
【0096】
一例として、前記セカンダリセルID、指示ビットB及び予約ビットは、1つのバイト(Oct1)を占める。
【0097】
一例として、前記参照信号タイプが1つのビットを占め、前記参照信号IDが7つのビットを占め、即ち、両者はバイト2(Oct2)を占める。
【0098】
任意選択で、SSBの最大数が64、即ち6bitsであり、CSI-RSの最大数が128、即ち7bitsである。
【0099】
任意選択で、前記参照信号タイプと前記参照信号IDの特定の値は、前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0100】
例えば、参照信号タイプがSSB ID、SSBの最大数が64であり、参照信号IDで示すSSB IDが64を超える場合、無効なSSB IDとなり、例えば、参照信号IDが1111111であり、この場合、前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0101】
また、例えば、参照信号タイプがSSB ID、SSBの最大数が64であり、参照信号IDで示すSSB IDが64を超える場合、以降のSSB IDが無効となり、ある形態において、異なる無効SSB IDで前記セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報か、候補参照信号セットが構成されないかを指示する。例えば、SSB IDが64-100の値である場合、セカンダリセルに前記特定の条件を満たしている目標参照信号がない情報を指示し、又は、SSB IDが101-127の値である場合、前記セカンダリセルに候補参照信号セットが構成されないことを指示する。
【0102】
他の例として、セカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されない場合、前記端末デバイスは、図5に示すMAC CEフォーマットで報告しても良い。図5に示すMAC CEは、以下の情報を含み、
セカンダリセルID(SCell ID):SCellの識別子を示し、
R:予約ビットである。
【0103】
ネットワークデバイスが図5に示すフォーマットであるMAC CEを受信した場合、該ネットワークデバイスがセカンダリセルに特定の条件を満たしている目標参照信号が無い情報又は候補参照信号セットが構成されないと決定することができる。
【0104】
いくつかの実施例において、端末デバイスは、複数のセカンダリセルのビーム失敗情報を報告することができ、図6は複数のセカンダリセルのビーム失敗情報を報告するためのMAC CEのフォーマットの模式図である。
【0105】
なお、各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を情報フィールドとする場合、図3図5が1つの情報フィールドと認められ、そして、複数のセカンダリセルのビーム失敗情報は、複数の情報フィールドで実現され、該複数の情報フィールドの並び順は、BFRが発生したセカンダリセルIDの順で並べても良い。図6図3に示すフォーマットで複数のセカンダリセルに対応するビーム失敗情報を報告する例を示し、勿論、図4又は図5に示すフォーマットで複数のセカンダリセルに対応するビーム失敗情報を報告しても良く、具体的に、セカンダリセルに対応するビーム失敗情報の内容に従ってフォーマットを選定しても良く、ここで説明を省略する。
【0106】
具体的な例において、1つのセカンダリセルのビーム失敗情報が2つのバイトを占める場合、複数のセカンダリセルのビーム失敗情報のMAC CEがN個のバイトを占め、ここで、Nが複数のセカンダリセルの数の2倍であり、該複数のセカンダリセルのビーム失敗情報は、セカンダリセルのIDの順で並べ、そして、ネットワークデバイスが1番目及び2番目のバイトからBFRが発生した1番目のセカンダリセルのビーム失敗情報を取得し、3番目及び4番目のバイトから、BFRが発生した2番目のセカンダリセルのビーム失敗情報を取得することができ、以降は同様である。
【0107】
図7は複数のセカンダリセルのビーム失敗情報を報告するためのMAC CEの他のフォーマットの模式図である。図6に示すMAC CEのフォーマットとの相違点は、予約ビットを省略し、MAC CEの長さを低減させることができる。
【0108】
複数のセカンダリセルのビーム失敗情報を報告する場合、他の例として、図8に示すMAC CEフォーマットを利用する。
【0109】
図8に示すMAC CEフォーマットは、以下の情報を含み、
ビットマップであり、M個のセカンダリセルのうちのBFRが発生したセカンダリセルを示し、Mがセカンダリセルの総数であり、ここで、ビットマップのうちの1つのビットが1つのセカンダリセルに対応し、該1つのビットは、対応するセカンダリセルにBFRが発生するかどうかを指示する。
【0110】
少なくとも1つの参照信号の情報は、BFRが発生したセカンダリセルに対応する参照信号の情報を示し、ここで、各セカンダリセルに対応する参照信号の情報の指示方式は、図3図5の参照信号タイプ、参照信号ID及び指示ビットの構成を参照し、ここで説明を省略する。
【0111】
いくつかの実施例において、前記MAC CEは、さらに、フォーマット情報を含み、前記MAC CEに使用されるフォーマットタイプを示し、例えば、図3に示すフォーマット、又は図4に示すフォーマット等であり、これにより、ネットワークデバイスが対応するフォーマットにより情報の解析を正しく行う。
【0112】
なお、図3図8に示すMAC CEフォーマットが例のみであり、上記のMAC CEフォーマットを調整しても良く、例えば、MAC CEにおける指示フィールドの位置、長さを調整し、又は予約ビットを追加し、又は、予約ビットを削除し、本願の実施例がこれに限定されない。
【0113】
本願の一実施例における無線通信方法は、端末デバイスから図2図8に関連して上で詳細に説明され、本願の別の実施例による無線通信方法は、ネットワークデバイスから図9に関連して下で詳細に説明される。ネットワークデバイス側の記述は、端末デバイス側の記述に対応しており、同様の記述は上述のとおりであり、繰り返しを避けるために、ここで説明を省略する。
【0114】
図9は、本願の別の実施例による無線通信方法300の概略フロー図であり、この方法300は、図9に示すように、図1に示す通信システムのネットワークデバイスによって実行され得るものであり、以下のように構成されている。
【0115】
S310において、ネットワークデバイスが端末デバイスにより送信されたメディアアクセス制御MAC制御要素CEを受信し、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0116】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む。
【0118】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される。
【0119】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである。
【0120】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイスが前記端末デバイスが特別のセルにおいてトリガーしたスケジューリング要求SRを受信することを含む。
【0121】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される。
【0122】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される。
【0123】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される。
【0124】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む。
【0125】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、予め構成された第1のリソースでトリガーされる。
【0126】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである。
【0127】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで伝送される。
【0128】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、さらに、端末デバイスUE IDを含む。
【0129】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のメッセージがメッセージ3である。
【0130】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、予め構成された第2のリソースで伝送される。
【0131】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである。
【0132】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記方法300は、さらに、
前記ネットワークデバイス前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を前記端末デバイスに送信することを含む。
【0133】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である。
【0134】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い。
【0135】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、特別のセルで送信される。
【0136】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0137】
本願の方法の実施例は、図2から図9に関連して上で詳細に説明され、本願の装置の実施例は、図10から図13に関連して下で詳細に説明されますが、装置の実施例と方法の実施例は互いに対応しており、方法の実施例を参照して同様の説明を行うことができる。
【0138】
図10は本願の実施例における端末デバイス400のブロック図である。図10に示すように、該端末デバイス400は、通信モジュール410を含み、
通信モジュール410は、ネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信するように構成され、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0139】
任意選択で、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0140】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む。
【0141】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される。
【0142】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである。
【0143】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーするように構成される。
【0144】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される。
【0145】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される。
【0146】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される。
【0147】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む。
【0148】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、具体的に、
前記SRに応答するアップリンク許可を受信し、前記アップリンク許可に基づいて前記MAC CEを送信するように構成される。
【0149】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
予め構成された第1のリソースで前記SRをトリガーするように構成される。
【0150】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである。
【0151】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送するように構成される。
【0152】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、さらに、端末デバイス識別子UE IDを含む。
【0153】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
予め構成された第2のリソースで前記MAC CEを送信するように構成される。
【0154】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである。
【0155】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を受信するように構成される。
【0156】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である。
【0157】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い。
【0158】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュール410は、さらに、
特別のセルにおいて前記ネットワークデバイスにMAC CEを送信するように構成される。
【0159】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0160】
なお、本願の実施例による端末デバイス400は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応することができ、また、端末デバイス400における個々のユニットの上記およびその他の動作および/または機能は、それぞれ、図2に示す方法200における端末デバイスの対応する処理を実施することを意図しており、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0161】
図11は本願の実施例におけるネットワークデバイスのブロック図である。図11のネットワークデバイス500は、通信モジュール510を含み、
通信モジュール510は、端末デバイスにより送信されたメディアアクセス制御MAC制御要素CEを受信するように構成され、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す。
【0162】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報であり、前記目標参照信号が前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号であること、
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報、
前記セカンダリセルにBFRのための候補参照信号セットが構成されない情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0163】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む。
【0164】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される。
【0165】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである。
【0166】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュールは、さらに、
前記端末デバイスが特別のセルにおいてトリガーしたスケジューリング要求SRを受信するように構成される。
【0167】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用される。
【0168】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される。
【0169】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、高い優先度の論理チャネルに対応するSRリソースで構成されて送信される。
【0170】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記高い優先度の論理チャネルは、高信頼性低遅延通信URLLC論理チャネルを含む。
【0171】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記SRは、予め構成された第1のリソースでトリガーされる。
【0172】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである。
【0173】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、ランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで伝送される。
【0174】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、さらに、端末デバイスUE IDを含む。
【0175】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1のメッセージがメッセージ3である。
【0176】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、予め構成された第2のリソースで伝送される。
【0177】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第2のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記MAC CEを送信するためのアップリンクリソースである。
【0178】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記通信モジュールは、さらに、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を前記端末デバイスに送信するように構成される。
【0179】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である。
【0180】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い。
【0181】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記MAC CEは、特別のセルで送信される。
【0182】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである。
【0183】
なお、本願の実施例におけるネットワークデバイス500は、本願の方法の実施例における端末デバイスに対応していてもよく、ネットワークデバイス500における個々のユニットの上記およびその他の動作および/または機能は、それぞれ、図9に示す方法300におけるネットワークデバイスの対応するプロセスを実装することを意図しており、簡潔にするためにここで説明を省略する。
【0184】
図12は、本願の実施例で提供される通信デバイス600の概略構成図である。図12に示す通信デバイス600はプロセッサ610を含み、プロセッサ610は、本願の実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0185】
任意選択で、図12に示すように、通信デバイス600は、メモリ620をさらに含んでもよい。プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0186】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610とは独立した一つの別個の部品であってもよいし、プロセッサ610に集積されてもよい。
【0187】
任意選択で、図12に示すように、通信デバイス600は、プロセッサ610が他のデバイスと通信するように制御することができる送受信機630をさらに備えることができ、特に、他のデバイスに情報又はデータを送信することができ、又は他のデバイスから送信された情報又はデータを受信することができる。
【0188】
ここで、送受信機630は、送信機および受信機を含み得る。送受信機630は、1つ以上のアンテナをさらに含むことができる。
【0189】
任意選択で、該通信デバイス600は具体的に本願の実施例のネットワークデバイスであってもよく、且つ該通信デバイス600は本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現してもよく、簡潔にするために、ここでその説明が省略される。
【0190】
任意選択で、該通信デバイス600は具体的に本願の実施例の移動端末/端末デバイスであってもよく、且つ該通信デバイス600は本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実現してもよく、簡潔にするために、ここでその説明が省略される。
【0191】
図13は、本願の実施例のチップの概略構成図である。図13に示すチップ700は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現するプロセッサ710を含む。
【0192】
任意選択で、図13に示すように、チップ700は、メモリ720をさらに含んでもよい。プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0193】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710とは独立した別個の部品であってもよいし、プロセッサ710に集積されていてもよい。
【0194】
任意選択で、このチップ700は、入力インターフェース730をさらに含むことができる。ここで、プロセッサ710は、該入力インターフェース730を制御して他のデバイス又はチップと通信し、具体的には、他のデバイス又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0195】
任意選択で、チップ700は、出力インターフェース740をさらに含んでもよい。プロセッサ710は、出力インターフェース740を制御して他のデバイス又はチップと通信し、具体的には、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力してもよい。
【0196】
任意選択で、該チップは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、且つ該チップは、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでその説明が省略される。
【0197】
任意選択で、該チップは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用され、且つ該チップは、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでその説明が省略される。
【0198】
なお、本願の実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップなどと称されることもあることを理解されたい。
【0199】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実装において、方法の実施例における上述のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形態の命令によって達成され得る。上述したプロセッサは、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図は、具現されたり実行されたりすることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアの復号プロセッサによって実行されるように直接具現化されてもよく、又は復号プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されるように具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタなどの当技術分野で周知の記憶媒体内に配置され得る。記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサは、メモリの情報を読み取り、そのハードウェアと共に、上記方法のステップを実行する。
【0200】
本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであるか、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができることを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、Read-Only Memory、Programmable ROM、EPROM、Electrically EPROM、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ( Random Access Memory、RAM )であってもよい。限定ではなく例示として、静的ランダムアクセスメモリ( Static RAM、SRAM )、動的ランダムアクセスメモリ( Dynamic RAM、DRAM )、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchronous DRAM、SDRAM )、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM )、エンハンストシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Enhanced SDRAM、ESDRAM )、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchlink DRAM、SLDRAM )、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM )など、多くの形態のRAMが利用可能である。本明細書で説明するシステムおよび方法のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0201】
なお、上述したメモリは例示的なものであって限定的なものではないが、例えば、本願の実施例におけるメモリは、SRAM ( static RAM )、DRAM ( dynamic RAM )、SDRAM ( synchronous DRAM )、DDR ( DDR SDRAM )のダブルデータレート同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ、ESDRAM ( enhanced SDRAM )、SLDRAM ( synch link DRAM )、DR RAM ( Direct Rambus RAM )等であってもよい。すなわち、本願の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0202】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0203】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0204】
任意選択で、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用され、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される相応のフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0205】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0206】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるはネットワークデバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0207】
任意選択で、該コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるは移動端末/端末デバイスに適用され、該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでその説明を省略する。
【0208】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0209】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0210】
任意選択で、該コンピュータプログラムは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータに本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0211】
当業者は、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能がハードウェアまたはソフトウェアのいずれの方法で実行されるかは、技術案の特定の適用例および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定の適用例ごとに異なる方法を使用してもよいが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱すると見なされるべきではない。
【0212】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法の実施例における対応する過程を参照してもよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0213】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、上述した装置の実施例は単なる例示であり、例えば、説明されたユニットの分割は、1つの論理機能の分割にすぎず、実際に実装される場合、追加の分割があってもよく、例えば、複数のユニット又は構成要素が別のシステムに結合されても、統合されてもよく、又は、一部の特徴が省略されても、実行されなくてもよい。別の点において、示された又は考察された相互の結合又は直接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態の、何らかのインターフェース、装置又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよい。
【0214】
前記分離手段として説明された手段は、物理的に分離されても、または分離されなくてもよく、手段として示された手段は、物理的な手段であっても、または分離されなくてもよく、すなわち、一箇所に位置してもよく、または複数のネットワーク要素に分散されてもよい。なお、本実施例の目的を達成するために、必要に応じて、その一部または全部を選択することができる。
【0215】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、それぞれのユニットが物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0216】
また、これらの機能がソフトウェア機能として実現され、独立した製品として販売または利用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案は、本質的に、または、従来技術に貢献する部分、または、その技術案の部分を、記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具体化することができ、そのソフトウェア製品は、本願の各実施例で説明される方法のステップの全部または一部を、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)に実行させるための命令を含む。なお、前記記憶媒体としては、U-ディスク、ポータブルハードディスク、Read-Only Memory、ROM、Random Access Memory、RAM、磁気ディスク、光ディスクなど種々のプログラムコードを記憶できるものを含む。
【0217】
以上のように、本願の実施例は、本願の技術的思想に基づいて説明されたが、本願は、上述の実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想に基づく当業者であれば、本願の技術的範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲によってのみ定められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2022-06-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することを含み、前記MAC CEが少なくとも1つのセカンダリセルのうちの各セカンダリセルに対応するビーム失敗情報を示す
ことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記セカンダリセルに対応するビーム失敗情報は、
前記セカンダリセルの識別情報、
前記セカンダリセルに対応する特定の条件を満たしている目標参照信号の情報
前記セカンダリセルに特定の条件を満たしている候補参照信号がない情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記目標参照信号は、前記端末デバイスが前記セカンダリセルに対応する候補参照信号セットから選定した前記セカンダリセルのビーム失敗回復BFRのための候補参照信号である
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記特定の条件は、候補参照信号の信号品質が特定の閾値以上であることを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記候補参照信号セットがネットワークデバイスにより構成され、前記特定の閾値がネットワークデバイスにより構成される
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記目標参照信号の情報が前記目標参照信号のタイプ及び前記目標参照信号の識別子IDを含み、前記目標参照信号のタイプが同期信号ブロックSSB又はチャネル状態情報参照信号CSI-RSである
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーすることを含み、
前記SRは、セカンダリセルにBFRが発生したことを指示するために使用され、
又は、
前記SRは、前記MAC CEを伝送するアップリンクリソースを要求するために使用される
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記端末デバイスが特別のセルにおいてスケジューリング要求SRをトリガーすることは、
前記端末デバイスが予め構成された第1のリソースで前記SRをトリガーすることを含む
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記第1のリソースは、前記ネットワークデバイスにより予め構成された前記SRを送信するためのアップリンクリソースである
ことを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することは、
前記端末デバイスがランダムアクセスプロセスにおける第1のメッセージで前記MAC CEを伝送することを含む
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記端末デバイスが、前記少なくとも1つのセカンダリセルがBFRをサポートするように構成するための第1の構成情報を受信することを含む
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記第1の構成情報は、前記少なくとも1つのセカンダリセルの候補参照信号セットを構成するための構成情報である
ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記MAC CEの論理チャネル優先度は、アップリンク共通制御チャネルCCCH以外の論理チャネル上のデータの論理チャネル優先度よりも高い
ことを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記端末デバイスがネットワークデバイスにメディアアクセス制御MAC制御要素CEを送信することは、
前記端末デバイスが特別のセルにおいて前記ネットワークデバイスにMAC CEを送信することを含む
ことを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記特別のセルは、前記少なくとも1つのセカンダリセルに対応するプライマリセル又はプライマリセカンダリセルである
ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
【請求項15】
請求項1~14のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行する
ことを特徴とする端末デバイス。
【国際調査報告】