IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ イ、グァン グォンの特許一覧

特表2022-546553密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪
<>
  • 特表-密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪 図1
  • 特表-密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪 図2
  • 特表-密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪 図3
  • 特表-密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪
(51)【国際特許分類】
   A45D 31/00 20060101AFI20221027BHJP
【FI】
A45D31/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022514188
(86)(22)【出願日】2019-10-24
(85)【翻訳文提出日】2022-05-02
(86)【国際出願番号】 KR2019014057
(87)【国際公開番号】W WO2021045305
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】10-2019-0108900
(32)【優先日】2019-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519311190
【氏名又は名称】イ、グァン グォン
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、グァン グォン
(57)【要約】
【課題】密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪を提供する。
【解決手段】本発明は、密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪に関するものである。密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪は、接着面11bの少なくとも一部に接着パターン12が形成され、接着パターン12の少なくとも一部は、接着面11bのベース面に対して長手方向(LD)または幅方向(WD1、WD2)に沿って互いに異なる高さを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部に露出される露出部位11aと天然爪に付着される接着面11bとからなる人工爪10において、
接着面11bの少なくとも一部に接着パターン12が形成され、接着パターン12の少なくとも一部は、接着面11bのベース面に対して長手方向(LD)または幅方向(WD1、WD2)に沿って互いに異なる高さを有することを特徴とする、密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項2】
接着面11bは、幅方向(WD1、WD2)に沿って曲面状になることを特徴とする、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項3】
人工爪は、長手方向(LD)の中心線を基準に反り特性を有することを特徴とする、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項4】
接着パターン12の内側面に形成された誘導部位14をさらに含む、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項5】
人工爪の少なくとも一部は、ABS、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、アクリル、ポリプロピレン、及びポリエチレンからなるグループから選択された少なくとも1つの素材からなることを特徴とする、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項6】
接着パターン12の水平方向に対する断面は、多数個の多角状、多数個の楕円、多数個の円になることを特徴とする、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【請求項7】
接着パターン12は、突出構造からなり、長手方向(LD)または幅方向(WD1、WD2)に沿って高さが次第に減少する形態になることを特徴とする、請求項1に記載の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪に係り、具体的に、指爪の表面に緊密に接着された状態が保持される密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪に関する。
【背景技術】
【0002】
人工爪は、指爪または足爪を美的または芸術的に表現するネイルアート(nail art)のために使われ、合成樹脂素材または天然素材からなる。人工爪は、液状接着剤によって指爪に接着されるか、両面接着テープのような接着テープによって指爪に接着される。人工爪は、手の美的外観を向上させる長所を有するが、人工爪は、合成樹脂素材からなりつつ、接着剤によって指爪に付着されるので、指爪周囲の皮膚に化学物質による刺激が加えられるという短所を有する。また、人工爪と指爪との間に隙間が発生すれば、湿気が流入されて、多様な形態の菌が発生しうる。したがって、このような問題点を解決することができる人工爪が作られる必要がある。特許文献1は、フレキシブル人工爪について開示する。また、特許文献2は、多数のセクションがある人工爪について開示する。先行技術は、指爪の上面の形状に対応する形状を有するように作られ、これにより、指爪と人工爪との間に接着性を向上させるという長所を有する。しかし、指爪が長手方向または幅方向に沿う形状の不均一性によって、付着状態で指爪と人工爪との間に分離される領域が発生し、これにより、全体的な密着特性及び形状保持特性が低下するという問題点を有する。したがって、このような短所を解決することができる人工爪が作られる必要がある。
本発明は、先行技術の問題点を解決するためのものであって、以下のような目的を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】大韓民国特許登録番号10-1919951
【特許文献2】国際公開番号 WO2009/119963
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、人工爪の接着面の少なくとも一部に接着パターンが形成されて、天然指爪と人工爪との間の密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪を提供するところにある。
【0005】
本発明の他の目的は、人体活動過程で人工爪の天然爪に対する密着性が保持されながら、定められた曲面状が保持されて、美的機能が向上した人工爪を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の適切な実施形態によれば、外部に露出される露出部位と天然爪に付着される接着面とからなる人工爪は、接着面の少なくとも一部に接着パターンが形成され、接着パターンの少なくとも一部は、接着面のベース面に対して長手方向または幅方向に沿って互いに異なる高さを有する。
本発明の他の適切な実施形態によれば、接着面は、幅方向に沿って曲面状になる。
本発明のさらに他の適切な実施形態によれば、人工爪は、長手方向の中心線を基準に反り特性を有する。
本発明のさらに他の適切な実施形態によれば、接着パターンの内側面に形成された誘導部位をさらに含む。
【0007】
本発明のさらに他の適切な実施形態によれば、人工爪の少なくとも一部は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、アクリル、ポリプロピレン、及びポリエチレンからなるグループから選択された少なくとも1つの素材からなる。
本発明のさらに他の適切な実施形態によれば、接着パターンの水平方向に対する断面は、多数個の多角状、多数個の楕円、多数個の円になる。
本発明のさらに他の適切な実施形態によれば、接着パターンは、突出構造からなり、長手方向または幅方向に沿って高さが次第に減少する形態になる。
【発明の効果】
【0008】
本発明による密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪は、接着面の少なくとも一部に接着パターンが形成されて、人工爪を天然爪に緊密に付着させる。接着パターンは、また使用過程における外部の衝撃またはこれと類似した原因による形状変更を防止させ、これにより、人工爪の定められた形状を保持させる。これにより、本発明による人工爪は、高い密着性及び形状保持特性によって美的機能を向上させる。接着パターンが天然爪の形状に対応するように形成されることによって、手の活動状況または時間の経過有無に関係なく密着状態及び形状を保持させる。これにより、天然指爪と人工爪との間に隙間が発生して、湿気が染み込んで菌が発生することを防止させながら、人工爪の付着による不便さを減少させる。また、本発明による人工爪は、柔軟性素材からなって多様な天然爪の形状に容易に適応させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明による密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪の実施形態を示した図面である。
図2】本発明による人工爪に適用される多様な接着パターンの実施形態を示した図面である。
図3】本発明による人工爪に適用される互いに異なる方向に沿う接着面の構造に対する実施形態を示した図面である。
図4】本発明による人工爪がセットの形態で作られた実施形態を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明は、添付図面に提示された実施形態を参照して詳細に説明されるが、実施形態は、本発明の明確な理解のためのものであって、本発明は、これに制限されるものではない。下記の説明で、互いに異なる図面で同じ図面符号を有する構成要素は、類似した機能を有するので、発明の理解のために、不要であれば、反復説明はせず、公知の構成要素は、簡略に説明されるか、省略されるが、本発明の実施形態から除外されるものと理解されてはならない。
図1は、本発明による密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪の実施形態を図示したものである。
【0011】
図1を参照すれば、密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪は、外部に露出される露出部位11aと天然爪に付着される接着面11bとからなり、接着面11bの少なくとも一部に接着パターン12が形成され、接着パターン12の少なくとも一部は、接着面11bのベース面に対して長手方向(LD)または幅方向(WD1、WD2)に沿って互いに異なる高さを有する。
【0012】
人工爪10は、天然爪の少なくとも一部に付着可能になるように作られた多様な形態の飾り物を含み、天然爪は、ヒトの指の端部を保護する人体の組織を意味する。人工爪10は、全体として指爪全体または一部の形状と類似した形状を有し、全体として板状になりながら、外部に露出される露出部位11aと天然爪の外部面に接着される接着面11bとからなりうる。人工爪10は、幅方向(WD1、WD2)に沿って天然爪に対応する曲面状になりうる。これにより、接着面11bは、幅方向(WD1、WD2)に大きな曲率半径を有した曲面状になりうる。接着面11bは、長手方向(LD)に沿って基礎部位15、基礎部位15と連結されながら、一定の幅を有しながら幅方向(WD1、WD2)に沿って延びる誘導部位14、及び誘導部位14の上側に形成される接着パターン12を含みうる。選択的に、基礎部位15の端部に分離タップ16が形成されて、必要に応じて、人工爪10を容易に分離させる。誘導部位14は、幅方向(WD1、WD2)に沿って一定の幅に延びる溝状になり、基礎部位15に比べて相対的に薄い厚さを有しうる。誘導部位14が溝状に作られながら、基礎部位15または接着パターン12が形成された部位に比べて薄い厚さに作られることによって、人工爪10は、長手方向(WD)の中心線を基準に幅方向に容易に反り、大きな弾性係数を有しうる。人工爪10は、全体として長手方向(LD)に比べて幅方向(WD1、WD2)に容易に反り、曲面状を有する元の形状に復元される弾性を有しうる。そして、誘導部位14の上側に接着パターン12が形成されうる。
【0013】
接着パターン12は、人工爪10の天然爪に対する接着性を向上させながら、それと同時に人工爪10の接着面11bと天然爪の外部面との間の密着性を高める機能を行える。また、接着パターン12は、使用過程における人工爪10の一部の変形を防止する機能を有しうる。例えば、取り扱いまたは使用過程における人工爪10の一部に外部圧力が加えられて変形されることを防止する。このような形状保持特性または変形防止特性は、接着パターン12の配置構造または素材の弾性によって作られる。そして、このような形状保持特性は、密着性と共に人工爪10の美的機能を向上させる。人工爪10は、天然爪と類似した形状を有するように作られるが、天然爪の複雑な外部表面の形状と一致する形状を有することができない。また、個人の指爪は、全体として類似した形状を有するが、微細な形状の差を有しうる。これにより、大量で作られる人工爪10の接着性または密着性が天然爪によって互いに異なりうる。接着パターン12は、このような天然爪の微細な形状の差による接着性または接着性の低下を防止する機能を有しうる。接着パターン12は、接着性または密着性を向上させる多様な形状からなり、例えば、多数個のパターン突起13_1ないし13_Nが接着パターン12を形成するベース面に均一に、または不均一に配置される。ベース面は、誘導部位14の上側部分を形成する接着面11bの一部になり、ベース面は、誘導部位14と同一であるか、小さいか、または大きな厚さを有しうる。
【0014】
選択的に、接着パターン12が形成されるベース面と誘導部位14は、階段面を形成するか、ベース面と誘導部位14との間に境界線が形成されうる。パターン突起13_1ないし13_Nの水平方向は、断面は四角形のような多角状、楕円、円状またはこれと類似した形状になりうるが、これに限定されるものではない。互いに異なるパターン突起13_1ないし13_Nは、互いに異なる高さを有し、例えば、長手方向(LD)に沿って誘導部位14から接着面11bの端部に行くほど高さが低くなる構造になりうる。また、長手方向(LD)の中心線を基準に幅方向に配されるパターン突起13_1ないし13_Nは、延長方向に沿って高さが低くなる。また、互いに異なるパターン突起13_1ないし13_Nは、互いに異なる断面積を有しうる。このようにパターン突起13_1ないし13_Nが長手方向(LD)に沿って、または幅方向に沿って互いに異なる高さを有するように形成することによって、人工爪10の接着性が向上する。また、長手方向(LD)に沿ってパターン突起13_1ないし13_Nの高さを低くなるように、または互いに異なるように形成して、例えば、端部の浮き上がりのような人工爪10の一部分離または剥離現象が防止される。
接着パターン12は、多様な構造で形成され、提示された実施形態に制限されるものではない。
図2は、本発明による人工爪に適用される多様な接着パターンの実施形態を図示したものである。
【0015】
図2の(ア)を参照すれば、接着パターン12aは、同じ断面積を有する多数個の多角パターン突起21_1ないし21_Kを含みうる。多数個の多角パターン突起21_1ないし21_Kは、ベース面に均一に配され、同じ断面積を有しながら互いに異なる高さを有しうる。図2の(ア)の下側は、幅方向に沿った多数個の多角パターン突起21_1ないし21_Kの垂直方向の断面を図示したものである。中心に配された中心多角パターン突起211の両側に側面多角パターン突起212が配され、縁部に最も小さな高さを有する縁部多角パターン突起213が配置される。図2の(イ)を参照すれば、接着パターン12bは、長手方向に沿って平行に配された多数個の線形パターン突起22_1ないし22_Lを含みうる。それぞれの線形パターン突起22_1ないし22_Lの中心に位置する中心線形パターン突起221の高さが互いに異なりうる。また、それぞれの線形パターン突起22_1ないし22_Lは、幅方向を中心方向から縁部に行くほど階段状に高さが低くなる。中心線形パターン突起221、側面線形パターン突起222及び縁部線形パターン突起223は、側面方向に互いに連結される。提示された実施形態において、中心線形パターン突起221、側面線形パターン突起222及び縁部線形パターン突起223は、階段状に連結された構造を有するが、これに制限されず、柔らかに連結されながら次第に高さが低くなる曲面状になりうる。図2の(ウ)を参照すれば、接着パターン12cは、均一に配された多数個の円状パターン突起23_1ないし23_Mを含み、図2の(ア)または図2の(イ)と同様に中心円状パターン突起231は、ドーム状になりながら、最も大きな高さを有し、側面円状パターン突起232及び縁部円状パターン突起233は、相対的に小さな高さを有しうる。選択的に、中心円状パターン突起231、側面円状パターン突起232及び縁部円状パターン突起233は、互いに異なる曲率半径を有しうる。このようにパターン突起21_1ないし23_Mを互いに分離された多数個のサブ突起で形成しながら、中心部分の高さが相対的に大きくなるように形成することによって、密着性が向上しながら、それと同時に形状保持特性が向上する。
接着パターン12a、12b、12cは、多様な形状を有しながら多様な高さに形成され、提示された実施形態に制限されるものではない。
図3は、本発明による人工爪に適用される互いに異なる方向に沿う接着面の構造に対する実施形態を図示したものである。
【0016】
図3を参照すれば、パターン突起13_1ないし13_Nは、ベース面(B)から突設される。接着面11bに形成されるパターン突起13_1ないし13_Kは、誘導部位14から接着面11bの端部に行くほど高さが低くなるように配置される。図3の(a)は、長手方向(LD)に沿ったそれぞれのパターン突起13_1ないし13_Kの断面を図示したものである。それぞれのパターン突起13_1ないし13_Nの長手方向に沿った突起幅13_LWは、同一であるか、互いに異なりうる。そして、それぞれのパターン突起13_1ないし13_Nの突起高さ13_LHは、誘導部位14から接着面11bの端部に行くほど低くなる。例えば、誘導部位14から第1N、N-1パターン突起13_N、13_N-1は、同じ高さを有しながら、他のパターン突起13_N-2ないし13_1に比べて大きな高さを有し、第N-2パターン突起13_N-2から第1パターン突起13_1に行くほど高さが次第に低くなる。第N及びN_2パターン突起13_N、13_N-1が同じ高さを有することによって、誘導部位14の近隣部位が堅固な接着力を有させる。
【0017】
図3の(b)は、誘導部位14の幅方向(WD1、WD2)に沿う断面を図示したものであって、中心部分と縁部は、互いに異なる厚さを有しうる。具体的に、露出部位に該当する外部面142と接着面11bに該当する内部面141とによって形成される厚さが位置によって互いに異なりうる。接着面11bは、全体として曲面状になり、接着面11bの一部を形成する誘導部位14は、幅方向(WD1、WD2)に沿って曲面状になりうる。長手方向(LD)を基準に両側部分が対称形状になりながら、中心厚さ(TC)は、縁部厚さ(TP1、TP2)に比べて大きくなり、中心部分から幅方向(WD1、WD2)に沿って縁部の部分に行くほど厚さが薄くなる。このような構造によって、構造的に安定した反り特性及び弾性が保持される。
図4は、本発明による人工爪がセットの形態で作られた実施形態を図示したものである。
【0018】
図4を参照すれば、互いに異なるサイズを有する多数個の人工爪10aないし10nがセットの形態からなりうる。人工爪10aないし10nは、例えば、人工爪の少なくとも一部は、ABS、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、アクリル、ポリプロピレン、及びポリエチレンからなるグループから選択された少なくとも1つの素材からなりうる。または、人工爪10aないし10nの少なくとも一部は、このような素材からなり、例えば、射出またはこれと類似した素材からなりうる。具体的に、人工爪10aないし10nは、ABSとポリウレタンは10:2ないし100の比率で混合された素材からなるか、熱可塑性ポリウレタンまたはポリウレタン素材からなりうる。人工爪セットは、線形で延びる基本部材42、基本部材42に形成された多数個の分離枝41_1ないし41_N、及びそれぞれの分離枝41_1ないし41_Nに分離タップ16によって結合された多数個の人工爪10aないし10nからなりうる。多数個の人工爪10aないし10nは、互いに異なるサイズを有した互いに異なる指の爪サイズを有しうる。そして、それぞれの人工爪10aないし10nの接着面が同一であるか、互いに異なる形状または構造を有する接着のためのパターン(P1ないしPn)が形成されうる。それぞれの人工爪10aないし10nは、反り特性を有しながら、それと同時に大きな弾性係数を有しうる。例えば、それぞれの人工爪10aないし10nは、長手方向の中心線を基準に大きな弾性係数によって容易に反りながら、これと共に元の形状に回復される。具体的に、ABS、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、アクリル、ポリプロピレンまたはポリエチレン素材は、大きな弾性係数を有するように作られる。
【0019】
人工爪セットは、多様な構造を有する多数個の人工爪10aないし10nを含み、それぞれの人工爪10aないし10nは、多様な接着パターンを有し、提示された実施形態に制限されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明による密着特性及び形状保持特性が向上した人工爪は、ネイルアート関連産業に適用可能である。
【0021】
以上、本発明は、提示された実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、提示された実施形態を参照して、本発明の技術的思想を外れない範囲で多様な変形及び修正発明を作ることができる。本発明は、このような変形及び修正発明によって制限されず、ただ特許請求の範囲によってのみ制限される。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】