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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】バッテリーモジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/211 20210101AFI20221027BHJP
   H01M 50/224 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 50/262 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 50/293 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 50/507 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 50/30 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 50/204 20210101ALI20221027BHJP
   H01M 10/658 20140101ALI20221027BHJP
   H01M 10/613 20140101ALI20221027BHJP
   H01M 10/647 20140101ALI20221027BHJP
【FI】
H01M50/211
H01M50/224
H01M50/262 Z
H01M50/293
H01M50/507
H01M50/30
H01M50/204 401F
H01M50/204 101
H01M50/262 M
H01M10/658
H01M10/613
H01M10/647
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022514233
(86)(22)【出願日】2020-08-19
(85)【翻訳文提出日】2022-03-02
(86)【国際出願番号】 KR2020011033
(87)【国際公開番号】W WO2021125492
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0169535
(32)【優先日】2019-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ウン・ギュ・シン
(72)【発明者】
【氏名】ジェ・ミン・ユ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・オ・ムン
(72)【発明者】
【氏名】ユン・ク・イ
【テーマコード(参考)】
5H012
5H031
5H040
5H043
【Fターム(参考)】
5H012AA01
5H012AA03
5H012AA07
5H012BB08
5H012CC01
5H031AA09
5H031CC01
5H031HH08
5H031KK02
5H040AA37
5H040AS07
5H040AS13
5H040AS14
5H040AS15
5H040AT01
5H040AT02
5H040AT04
5H040AT06
5H040AY05
5H040AY10
5H040CC12
5H040CC32
5H040DD04
5H040JJ03
5H040LL01
5H040NN03
5H043AA04
5H043AA11
5H043AA13
5H043BA15
5H043BA16
5H043BA19
5H043BA20
5H043CA03
5H043CA04
5H043CA05
5H043FA04
5H043LA21F
(57)【要約】
本発明はバッテリーモジュール内のセルモジュールアセンブリーの間の熱伝達防止などを目的とし、複数のセルモジュールアセンブリー及びモジュールプレートを含み、セルモジュールアセンブリーは、複数のバッテリーセル、及び複数のバッテリーセルを収容する個別ハウジングを含み、個別ハウジングは、複数のバッテリーセルの電極リードが突出する前方及び後方を除き、上部及び下部に位置する上下部プレート、及び両側面に位置して上下部プレートを連結する二つの側面プレートを含み、一対のモジュールプレートのそれぞれは複数のセルモジュールアセンブリーの電極リードが突出する前方及び後方の全体をカバーするサイズを有し、前方及び後方のそれぞれに位置して複数のセルモジュールアセンブリーと締結されることを特徴とするバッテリーモジュールに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のセルモジュールアセンブリー及び一対のモジュールプレートを含むバッテリーモジュールであって、
前記セルモジュールアセンブリーは、複数のバッテリーセル及び前記複数のバッテリーセルを収容する個別ハウジングを含み、
前記個別ハウジングは、前記複数のバッテリーセルの電極リードが突出する前方及び後方を除き、上部及び下部に位置する上部プレート及び下部プレートと、両側面に位置して前記上部プレート及び前記下部プレートを連結する二つの側面プレートとを含み、
前記一対のモジュールプレートは、それぞれ前記複数のセルモジュールアセンブリーの電極リードが突出する前方及び後方の全体をカバーするサイズを有し、前方及び後方にそれぞれ位置して前記複数のセルモジュールアセンブリーと締結される、バッテリーモジュール。
【請求項2】
前記複数のバッテリーセルと前記モジュールプレートとの間にバスバーユニットが位置して前記電極リードと電気的に連結される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項3】
前記上部プレート、前記下部プレート及び前記側面プレートのそれぞれには、他のプレートとの締結のための締結部が形成される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項4】
前記個別ハウジングの側面プレートと隣接した前記個別ハウジングの側面プレートとの間には空間部が形成される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項5】
前記空間部には、前記セルモジュールアセンブリーの間の熱伝達を抑制する断熱材が設けられる、請求項4に記載のバッテリーモジュール。
【請求項6】
前記空間部には、前記セルモジュールアセンブリーの間の火炎伝達を抑制する防炎材が設けられる、請求項4に記載のバッテリーモジュール。
【請求項7】
前記個別ハウジングの前記上部プレート及び前記下部プレートは、前記側面プレートとの機械的締結または溶接によって結合される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項8】
前記個別ハウジングの前記上部プレート及び前記下部プレートは、前記側面プレートとの結合の際に各プレートの間の密閉性を高めるために、末端部が互いに重なるように形成される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項9】
前記モジュールプレートは、前記個別ハウジングと結合するための締結部、及びベンティングガスを排出するベンティング部を含む、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項10】
前記モジュールプレートと前記セルモジュールアセンブリーとは、機械的締結によって結合される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項11】
前記個別ハウジングは、金属素材から形成される、請求項1に記載のバッテリーモジュール。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一項に記載のバッテリーモジュールを含む、バッテリーパック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2019年12月18日付の韓国特許出願第2019-0169535号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容はこの明細書の一部として含まれる。
【0002】
本発明は個別ハウジングを有する複数のセルモジュールアセンブリー及びモジュールプレートを含むバッテリーモジュールに関する。
【背景技術】
【0003】
携帯電話、ノートブック型PC、カムコーダー、デジタルカメラなどのモバイル機器に対する技術開発及び需要が増加するのに伴い、充放電の可能な二次電池に関する技術が活発に開発されている。また、二次電池は大気汚染物質を発生させる化石燃料の代替エネルギー源であり、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(P-HEV)などに適用されているので、二次電池に対する開発の必要性が段々高くなっている状況である。
【0004】
現在広く使われる二次電池の種類には、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池、ニッカド電池、ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛電池などがある。このような単位二次電池セル、すなわち単位バッテリーセルの作動電圧は約2.0V~5.0Vである。よって、これより高い出力電圧が要求される場合、複数のバッテリーセルを直列に連結してセルモジュールアセンブリーを構成するか、またはセルモジュールアセンブリーを所要出力電圧または充放電容量によって直列または並列に連結してバッテリーモジュールを構成することもできる。このように、少なくとも一つのバッテリーモジュールを用い、追加的な構成要素を付け加えてバッテリーパックを製作することが一般的である。
【0005】
従来のバッテリーモジュールの場合、図1及び図2を参照して説明すると、一般的に、別途のハウジングなしに一般的にプラスチック素材から形成されるカートリッジ22に複数のバッテリーセルを収容してセルモジュールアセンブリー20を形成し、このように形成された少なくとも一つ以上のセルモジュールアセンブリー20を、上部モジュールプレート11、下部モジュールプレート12及び側面モジュールプレート13、14から構成されたモジュールハウジングに収容してバッテリーモジュール10を製作する。
【0006】
しかし、このようなバッテリーモジュールにおいては、モジュールハウジング内の一空間に多数のセルモジュールアセンブリーが整列されて装着されているので、火災などのイベントが発生する場合、隣接セルモジュールアセンブリーにこのようなイベントが伝播され、隣接セルモジュールアセンブリーにも被害が発生することがあるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記のような問題点を解決するために、モジュールハウジングを除去し、セルモジュールアセンブリーのそれぞれを個別ハウジングに収容したバッテリーモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記のような目的を達成するための本発明によるバッテリーモジュールは、複数のセルモジュールアセンブリー及び一対のモジュールプレートを含み、セルモジュールアセンブリーは、複数のバッテリーセル及び複数のバッテリーセルを収容する個別ハウジングを含み、個別ハウジングは、複数のバッテリーセルの電極リードが突出する前方及び後方を除き、上部及び下部に位置する上部プレート及び下部プレートと、両側面に位置して上部プレート及び下部プレートを連結する二つの側面プレートとを含み、一対のモジュールプレートは、それぞれ複数のセルモジュールアセンブリーの電極リードが突出する前方及び後方の全体をカバーするサイズを有し、前方及び後方にそれぞれ位置して複数のセルモジュールアセンブリーと締結されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明によるバッテリーモジュールは、複数のバッテリーセルとモジュールプレートとの間にバスバーユニットが位置して電極リードと電気的に連結されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、個別ハウジングの上部プレート、下部プレート及び側面プレートのそれぞれには他のプレートとの締結のための締結部が形成されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、個別ハウジングの側面プレートと隣接した個別ハウジングの側面プレートとの間には空間部が形成されることを特徴とする。
【0012】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、空間部にはセルモジュールアセンブリーの間の熱伝達を抑制する断熱材が設けられることを特徴とする。
【0013】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、空間部にはセルモジュールアセンブリーの間の火炎伝達を抑制する防炎材が設けられることを特徴とする。
【0014】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、個別ハウジングの上部プレート及び下部プレートは側面プレートとの機械的締結または溶接によって結合されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、個別ハウジングの上部プレート及び下部プレートは、側面プレートとの結合の際に各プレートの間の密閉性を高めるために、末端部が互いに重なるように形成されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、モジュールプレートは、個別ハウジングと結合するための締結部、及びベンティングガスを排出するベンティング部を含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、モジュールプレートとセルモジュールアセンブリーとは機械的締結によって結合されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明によるバッテリーモジュールにおいて、個別ハウジングは金属素材から形成されることを特徴とする。
【0019】
また、本発明によるバッテリーパックは、少なくとも一つ以上のバッテリーモジュールを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明のバッテリーモジュールは、セルモジュールアセンブリーのそれぞれを個別ハウジングに収容することにより、特定のセルモジュールアセンブリーで火災などのイベントが発生しても隣接セルモジュールアセンブリーにこのようなイベントが伝播されない利点がある。
【0021】
また、本発明のバッテリーモジュールは、個別ハウジングの間に間隔を置いて締結して空間部を形成することにより、熱伝達を防止し、空間部に断熱材や防炎材をさらに付け加えることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】従来のバッテリーモジュールの分解斜視図である。
図2】従来のセルモジュールアセンブリーの概略図である。
図3】本発明のバッテリーモジュールを示す概略図である。
図4】本発明のバッテリーモジュールの分解斜視図である。
図5】本発明の個別ハウジングの分解斜視図である。
図6】本発明の個別ハウジングに上下部プレートと側面プレートとの結合部を示す断面図である。
図7】本発明のモジュールプレートを示す概略図である。
図8】本発明のバスバーユニットの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本出願で、“含む”、“有する”または“備える”などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、構成要素、部分品またはこれらの組合せが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらの組合せなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0024】
また、図面全般にわたって類似の機能及び作用をする部分に対しては同じ図面符号を使う。明細書全般で、ある部分が他の部分と連結されていると言うとき、これは直接的に連結されている場合だけでなく、その間にさらに他の素子を挟んで間接的に連結されている場合も含む。また、ある構成要素を含むというとは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0025】
以下、本発明によるバッテリーモジュールについて添付図面を参照しながら説明する。
【0026】
図3は本発明の好適な第1実施例によるバッテリーモジュールの概略図、図4は前記バッテリーモジュールの分解斜視図である。
【0027】
図3及び図4を参照してバッテリーモジュール100を説明すると、まずバッテリーモジュール100は、複数のバッテリーセルが個別ハウジング110に収容された少なくとも一つ以上のセルモジュールアセンブリー(CMA)と、セルモジュールアセンブリー内のバッテリーセルから電極リードが突出する前方と後方をカバーするモジュールプレート120とを含む。また、バッテリーモジュール100は、セルモジュールアセンブリーとモジュールプレートとの間にバスバーユニット130をさらに含み、電極リードの間を電気的に連結する役割を果たす。また、バッテリーモジュール100は、個別ハウジング110と隣接した個別ハウジング110との間に空間部140が形成されている。
【0028】
本発明のバッテリーモジュール100に使われるバッテリーセルは二次電池から構成されることができる。二次電池は、一般的に外装材の種類及び形態によって、パウチ型、円筒型、角型などに分類することができ、好ましくはパウチ型二次電池を本発明のバッテリーセルに使うことができる。
【0029】
前記パウチ型二次電池は、電極組立体、電極組立体を収容する電池ケース及び電池ケースの前方及び後方に突出する一対の電極リードを含むことができる。
【0030】
一方、前記個別ハウジング110を図5を参照して詳細に説明すると、個別ハウジング110は、セルモジュールアセンブリーの上部、下部及び側面にそれぞれ位置する上部プレート111、下部プレート112及び側面プレート113から構成され、各プレート111、112、113には他のプレートとの締結のための締結部114が形成される。このような締結部114を介して各プレート111、112、113が互いに締結される。締結方法としては、ボルトなどによる機械的締結または溶接などの公知の多様な方法を使うことができる。
【0031】
また、本発明のバッテリーモジュール100は、隣接した個別ハウジング110の側面プレート113に形成されている互いに対応する位置の締結部114を前記機械的締結または溶接の方法で締結することにより個別ハウジング110を互いに連結する。このように連結された個別ハウジング110の側面プレートの間には、図4に示すように、空間部140が形成されるので、空間部140が個別ハウジング110の間の熱伝逹を抑制する役割を果たすだけでなく、空間部140に、熱伝逹を遮断するための断熱材または火災発生の際に火炎が伝播されないようにするための防炎材をさらに挿入することができる。
【0032】
また、個別ハウジング110の各プレート111、112、113は金属素材から形成されることができる。前記のように、金属素材から形成された各プレート111、112、113を結合して個別ハウジングを形成することにより、一般的にプラスチック素材から形成される従来のバッテリーモジュールに使われるカートリッジに比べて高い機械的強度を有することができる。
【0033】
図6を参照して各プレート111、112、113による個別ハウジングの結合についてより詳細に説明すると、側面プレート113は、締結の際に上部プレート111及び下部プレート112と接する末端部113aが上部プレート111及び下部プレート112の末端部とオーバーラップするように折り曲げられているので、締結の後、個別ハウジング110の密閉性が向上する。前記のように、個別ハウジング110の密閉性が向上することによって特定のセルモジュールアセンブリーの内部のバッテリーセルでベンティングガスが発生すれば、個別ハウジング110のプレート111、112、113が位置しない前方及び後方にベンティングガスの排出方向を誘導することができる。その結果として、特定のセルモジュールアセンブリーでベンティングガスが発生しても隣接セルモジュールアセンブリーに影響を及ぼさない結果を提供してバッテリーモジュールの信頼性を向上させることができる。
【0034】
一方、前記モジュールプレート120を図7を参照して詳細に説明すると、モジュールプレート120は、個別ハウジング110と組み立てるための組立部121、及びベンティングガスが排出されるベンティング部122を含み、バッテリーモジュール内に位置するセルモジュールアセンブリーの前方及び後方の全体をカバーするサイズを有する。モジュールプレート120と個別ハウジング110は、モジュールプレート120の組立部121と個別ハウジング110の締結部114をボルトなどの機械的結合で組み立てることができ、このように組み立てられたモジュールプレート120は追加的に個別ハウジング110を固定する役割も果たす。このように、溶接ではない機械的結合で組み立てることにより、溶接の際に発生する熱によって内部のバッテリーセルが損傷される問題を事前に防止することができ、さらに特定のセルモジュールアセンブリーに問題が発生した場合にも、モジュールプレート120を結合された個別ハウジングから容易に分離することにより、不良セルモジュールアセンブリーの修理や除去などの作業を遂行することができる利点もある。
【0035】
図8を参照してバスバーユニット130について詳細に説明すると、バスバーユニット130はバスバー本体131及びバスバーフレーム132から構成される。ここで、バスバー本体131はバッテリーセルの電極リードを互いに電気的に連結する役割を果たし、バスバーフレーム132はバスバー本体131を固定及び支持する役割を果たす。
【0036】
以上で本発明内容の特定の部分を詳細に記述したが、当該分野の通常の知識を有する者に、このような具体的記述はただ好適な実施様態であるだけであり、これによって本発明の範囲が制限されるものではなく、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で多様な変更及び修正が可能であることは当業者に明らかなものであり、このような変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属するというのも言うまでもない。
【符号の説明】
【0037】
10 バッテリーモジュール
11 上部モジュールプレート
12 下部モジュールプレート
13、14 側面モジュールプレート
20 セルモジュールアセンブリー
21 バスバーユニット
22 カートリッジ
100 バッテリーモジュール
110 個別ハウジング
111 上部プレート
112 下部プレート
113 側面プレート
113a 側面プレート末端部
114 締結部
120 モジュールプレート
121 組立部
122 ベンティング部
130 バスバーユニット
131 バスバー本体
132 バスバーフレーム
140 空間部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】