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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-04
(54)【発明の名称】画像記念品生成
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20221027BHJP
【FI】
H04N21/431
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515053
(86)(22)【出願日】2020-09-02
(85)【翻訳文提出日】2022-03-04
(86)【国際出願番号】 US2020048976
(87)【国際公開番号】W WO2021050328
(87)【国際公開日】2021-03-18
(31)【優先権主張番号】62/898,351
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522086685
【氏名又は名称】ベナイム, デイビッド
(71)【出願人】
【識別番号】522086696
【氏名又は名称】カーティス, リチャード
(71)【出願人】
【識別番号】522086700
【氏名又は名称】スペンサー, ドリュー
(71)【出願人】
【識別番号】522086711
【氏名又は名称】ヒューズ, ジェラルド
(71)【出願人】
【識別番号】522086722
【氏名又は名称】ゴールドファーブ, アンドリュー ピー.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ベナイム, デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】カーティス, リチャード
(72)【発明者】
【氏名】スペンサー, ドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ヒューズ, ジェラルド
(72)【発明者】
【氏名】ゴールドファーブ, アンドリュー ピー.
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164UB37S
5C164UB81S
5C164UB92P
(57)【要約】
画像を提示する方法およびシステム。方法は、インターフェースにおいて、少なくとも1つの画像アイテムと、テンプレートの選択とを受け取ることを伴う。そして、方法は、テンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、選択されたテンプレートに統合された少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを閲覧者に提示することと、提示されたプレビューの確認を受け取ることと、提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおいて選択されたテンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることとを伴う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を提示する方法であって、該方法は、
インターフェースにおいて、
少なくとも1つの画像アイテムと、
テンプレートの選択と
を受け取ることと、
該テンプレート内の該少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、該選択されたテンプレートに統合された該少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを閲覧者に提示することと、
該提示されたプレビューの確認を受け取ることと、
該提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおいて該選択されたテンプレート内の該少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることと
を含む、方法。
【請求項2】
前記プレビューは、複数の画像アイテムの映像を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プレビューを提示することは、デスクトップ、パーソナルコンピュータ、タブレット、モバイルデバイスおよびラップトップのうちの少なくとも1つの上で実行するクライアント側アプリケーションにおいて該プレビューを表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記レンダリングされた標準化された動画コンテナファイルをローカルファイルシステムおよびクラウドベースのファイルシステムのうちの少なくとも1つに記憶することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記プレビューを前記閲覧者に提示した後、
少なくとも1つの編集命令を該閲覧者から受け取ることと、
該少なくとも1つの編集命令に基づいて該プレビューを更新し、該更新されたプレビューを該閲覧者に提示することと
を行うことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記更新されたプレビューは、実質的にリアルタイムで前記閲覧者に提示され、それによって、該閲覧者は、該プレビューに対する前記編集命令の効果を観察できる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記テンプレートは、ユーザによって選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記テンプレートは、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元に関連付けられた複数のテンプレートから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記テンプレートは、サードパーティ供給元のテンプレート宣伝活動に関連付けられた複数のテンプレートから選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記標準化された動画コンテナファイルは、ウェブベースのクライアントアプリケーションおよびモバイルアプリケーションからなるグループから選択されたクライアント側アプリケーションによってレンダリングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
画像を提示するためのシステムであって、該システムは、
インターフェースであって、該インターフェースは、
少なくとも1つの画像アイテムと、
テンプレートの選択と
を受け取る、インターフェースと、
メモリと、
該メモリに記憶された命令を実行するプロセッサと
を備え、該プロセッサは、
該テンプレート内の該少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、該選択されたテンプレートに統合された該少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを生成することであって、該インターフェースは、該プレビューを閲覧者に提示する、ことと、
該提示されたプレビューの確認を受け取ることと、
該提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおいて該選択されたテンプレート内の該少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることと
を行うように構成されている、システム。
【請求項12】
前記プレビューは、複数の画像アイテムの映像を含む、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記インターフェースは、デスクトップ、パーソナルコンピュータ、タブレット、モバイルデバイスおよびラップトップのうちの少なくとも1つの上で実行するクライアント側アプリケーションにおいて前記プレビューを表示する、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記レンダリングされた標準化された動画コンテナファイルは、ローカルファイルシステムおよびクラウドベースのファイルシステムのうちの少なくとも1つに記憶される、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記プロセッサは、
少なくとも1つの編集命令を前記閲覧者から受け取ることと、
該少なくとも1つの受け取られた編集命令に基づいて前記プレビューを更新することと
を行うようにさらに構成され、
前記インターフェースは、該更新されたプレビューを該閲覧者に提示するようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記更新されたプレビューは、実質的にリアルタイムで前記閲覧者に提示され、それによって、該閲覧者は、該プレビューに対する前記編集命令の効果を観察できる、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記テンプレートは、ユーザによって選択される、請求項11に記載のシステム。
【請求項18】
前記テンプレートは、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元に関連付けられた複数のテンプレートから選択される、請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記テンプレートは、サードパーティテンプレート供給元の宣伝活動に関連付けられた複数のテンプレートから選択される、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
前記標準化された動画コンテナは、ウェブベースのクライアントアプリケーションおよびモバイルアプリケーションからなるグループから選択されたクライアント側アプリケーションによってレンダリングされる、請求項10に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年9月10日に出願された同時係属中の米国特許仮出願第62/898,351号の利益を主張し、米国特許仮出願第62/898,351号の開示全体は、その全体が本明細書に記載されているかのように参照によって援用される。
【0002】
(技術分野)
本出願は、概して、画像を閲覧するためのシステムおよび方法に関連し、より特定すると、特定の場所に記憶された画像のプレビューを生成するためのシステムおよび方法に関連する(ただし、それらに限定されない)。
【背景技術】
【0003】
(背景)
人々は、しばしば、収集された画像の選択部分または「プレビュー」を閲覧することを好む。写真または動画をデジタルフォルダなどの場所に整理した後、ユーザは、フォルダのコンテンツに対応するプレビューを閲覧することを好み得る。このプレビューは、フォルダのコンテンツに対応する小さな動画、または絵のスライドショーであり得る。従って、ユーザは、フォルダにラベルを割り当てることを必要とすることなく、またはフォルダを開いてその中のコンテンツを見ることなくフォルダのコンテンツを思い出させられ得る。同様に、ユーザは、このタイプのプレビューをユーザの友人および家族に提示することを欲し得る。
【0004】
一般に、既存のメディアプレゼンテーションサービスまたはソフトウェアは、画像を収集し、プレビューにおける使用のために収集された画像の一部を選択し、画像を標準化された画像フォーマットにレンダリングし、その後、レンダリングされたプレビューをユーザに提示する。しかしながら、これらの既存のサービスおよびソフトウェアは、効率的でない。それらはプレビュー動画をレンダリングするためにコンピュータ資源の消費を必要とするので、資源集約的である。これは、必然的に処理負荷を増大させ、時間を費やす。加えて、ユーザがレンダリングされたプレビューに満足する保証はないので、これらのコンピューティング資源は、浪費され得る。
【0005】
従って、既存のメディアプレゼンテーションサービスの不利点を克服したシステムおよび方法へのニーズが、存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
(概要)
本概要は、下の詳細な説明の項においてさらに説明される概念の選択を簡略化された形で導入するために提供される。本概要は、主張される主題の要となる特徴、またはその本質となる特徴を識別または除外することを意図されておらず、主張される主題の範囲を決定することにおいて支援として使用されることも意図されていない。
【0007】
一側面では、実施形態は、画像を提示する方法に関連する。方法は、インターフェースにおいて、少なくとも1つの画像アイテムと、テンプレートの選択とを受け取ることと、テンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、選択されたテンプレートに統合された少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを閲覧者に提示することと、提示されたプレビューの確認を受け取ることと、提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおいて選択されたテンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることとを含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、プレビューは、複数の画像アイテムの映像を含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、プレビューを提示することは、デスクトップ、パーソナルコンピュータ、タブレット、モバイルデバイスおよびラップトップのうちの少なくとも1つの上で実行するクライアント側アプリケーションにおいてプレビューを表示することを含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、方法は、レンダリングされた標準化された動画コンテナファイルをローカルファイルシステムおよびクラウドベースのファイルシステムのうちの少なくとも1つに記憶することをさらに含む。
【0011】
いくつかの実施形態では、方法は、プレビューを閲覧者に提示した後、少なくとも1つの編集命令を閲覧者から受け取ることと、少なくとも1つの編集命令に基づいてプレビューを更新し、更新されたプレビューを閲覧者に提示することとを行うことをさらに含む。いくつかの実施形態では、更新されたプレビューは、実質的にリアルタイムで閲覧者に提示され、それによって、閲覧者は、プレビューに対する編集命令の効果を観察できる。
【0012】
いくつかの実施形態では、テンプレートは、ユーザによって選択される。
【0013】
いくつかの実施形態では、テンプレートは、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元に関連付けられた複数のテンプレートから選択される。いくつかの実施形態では、テンプレートは、サードパーティ供給元のテンプレート宣伝活動に関連付けられた複数のテンプレートから選択される。
【0014】
いくつかの実施形態では、標準化された動画コンテナファイルは、ウェブベースのクライアントアプリケーションおよびモバイルアプリケーションからなるグループから選択されたクライアント側アプリケーションによってレンダリングされる。
【0015】
別の側面に従うと、実施形態は、画像を提示するためのシステムに関連する。システムは、インターフェースであって、インターフェースは、少なくとも1つの画像アイテムと、テンプレートの選択とを受け取る、インターフェースと、メモリと、メモリに記憶された命令を実行するプロセッサとを含み、プロセッサは、テンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、選択されたテンプレートに統合された少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを生成することであって、インターフェースは、プレビューを閲覧者に提示する、ことと、提示されたプレビューの確認を受け取ることと、提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおいて選択されたテンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることとを行うように構成されている。
【0016】
いくつかの実施形態では、プレビューは、複数の画像アイテムの映像を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、インターフェースは、デスクトップ、パーソナルコンピュータ、タブレット、モバイルデバイスおよびラップトップのうちの少なくとも1つの上で実行するクライアント側アプリケーションにおいてプレビューを表示する。
【0018】
いくつかの実施形態では、レンダリングされた標準化された動画コンテナファイルは、ローカルファイルシステムおよびクラウドベースのファイルシステムのうちの少なくとも1つに記憶される。
【0019】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、少なくとも1つの編集命令を閲覧者から受け取ることと、少なくとも1つの受け取られた編集命令に基づいてプレビューを更新することとを行うようにさらに構成され、インターフェースは、更新されたプレビューを閲覧者に提示するようにさらに構成されている。いくつかの実施形態では、更新されたプレビューは、実質的にリアルタイムで閲覧者に提示され、それによって、閲覧者は、プレビューに対する編集命令の効果を観察できる。
【0020】
いくつかの実施形態では、テンプレートは、ユーザによって選択される。
【0021】
いくつかの実施形態では、テンプレートは、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元に関連付けられた複数のテンプレートから選択される。いくつかの実施形態では、テンプレートは、サードパーティテンプレート供給元の宣伝活動に関連付けられた複数のテンプレートから選択される。
【0022】
いくつかの実施形態では、標準化された動画コンテナは、ウェブベースのクライアントアプリケーションおよびモバイルアプリケーションからなるグループから選択されたクライアント側アプリケーションによってレンダリングされる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
(図面の簡単な説明)
本開示の非限定的かつ非包括的な実施形態が、以下の図面を参照しながら記載され、同様の参照番号は、別段指定されない限り様々な図全体を通して同様の部分を参照している。
【0024】
図1図1は、一実施形態に従った画像を提示するためのシステムを図示している。
【0025】
図2図2は、一実施形態に従ったテンプレート選択ページを描写している。
【0026】
図3図3は、一実施形態に従った画像アイテム選択ページを描写している。
【0027】
図4図4は、一実施形態に従った図1のプレビュージェネレータ114を図示している。
【0028】
図5図5は、一実施形態に従ったプレビューを更新するための編集命令を提供する閲覧者を図示している。
【0029】
図6図6は、一実施形態に従った生成された映像プレビューのスクリーンショットを描写している。
【0030】
図7図7Aおよび図7Bは、それぞれ、一実施形態に従った写真選択窓および編集窓のスクリーンショットを描写している。
【0031】
図8図8は、一実施形態に従った画像を提示する方法のフローチャートを描写している。
【0032】
図9図9は、一実施形態に従った確認窓のスクリーンショットを描写している。
【発明を実施するための形態】
【0033】
(詳細な説明)
様々な実施形態が、付属図面を参照しながらより完全に下に記載され、付属図面は、本明細書の一部を形成し、付属図面は、具体的な例示的実施形態を示す。しかしながら、本開示の概念は、多くの異なる形態において実装され得、本明細書に記載の実施形態に限定されていると解釈されるべきでなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示の概念の範囲、技術および実装を当業者に完全に伝えるために徹底的かつ完備な開示の一部として提供される。実施形態は、方法、システムまたはデバイスとして実践され得る。従って、実施形態は、ハードウェア実装の形態、全面ソフトウェア実装の形態またはソフトウェアの側面とハードウェアの側面とを組み合わせた実装の形態をとり得る。従って、以下の詳細な説明は、限定する意味合いにとられるべきでない。
【0034】
本明細書中の「一実施形態」または「ある実施形態」への言及は、実施形態に関連して記載される具体的な特徴、構造または特性が、本開示に従った少なくとも1つの例示的実装または技術に含まれることを意味する。本明細書内の様々な箇所に現れる「一実施形態では」というフレーズは、必ずしもその全てが同じ実施形態を指しているとは限らない。本明細書内の様々な箇所に現れる「いくつかの実施形態では」というフレーズは、必ずしもその全てが同じ実施形態を指しているとは限らない。
【0035】
続く説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリに記憶される非過渡的信号に対する動作の記号表現の観点から提示される。これらの説明および表現は、データ処理技術における当業者の仕事の内容をその技術分野の他の当業者に最も効率的に伝えるために当業者によって使用される。そのような動作は、典型的に、物理量の物理操作を要求する。通常、これらの物理量は、記憶可能、転送可能、組み合わせ可能、比較可能かつ他の操作が可能な電気信号、磁気信号または光信号の形態をとる(ただし、必ずしもそれらを必要としない)。ビット、値、要素、記号、文字、用語などとしてこれらの信号に言及することは、主に慣用の理由のために、ときに便利である。さらに、モジュールまたはコードデバイスのような物理量の物理操作を要求するステップのある配列に言及することも、一般性を失うことがなく、ときに便利である。
【0036】
しかしながら、これらの用語および同様の用語の全ては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、単にこれらの物理量に適用される便利なラベルに過ぎない。以下の検討から自明であるように、別段明確に述べられない限り、本説明全体を通して、「処理」または「コンピューティング」または「計算」または「決定」または「表示」などの用語を利用した検討は、コンピュータシステムメモリまたはレジスタまたは他のそのような情報記憶、送信もしくは表示デバイスにおける物理量(電子に関係する量)として表現されたデータを操作し、それを変換するコンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスの作動およびプロセスに言及していることが、理解される。本開示の一部は、プロセスおよび命令を含み、プロセスおよび命令は、ソフトウェア、ファームウェアまたはハードウェアにおいて具体化され得、ソフトウェアにおいて具体化されるとき、多様なオペレーティングシステムによって使用される別個のプラットフォームに常駐するために、かつそれらのプラットフォームから動作させられるためにダウンロードされ得る。
【0037】
本開示は、本明細書に記載の動作を実施するための装置にも関連する。この装置は、要求される目的のために特別に構築され得、または、それは、コンピュータ内に記憶されたコンピュータプログラムによって選択的にアクティベートまたは再構成された汎用コンピュータを備え得る。そのようなコンピュータプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクを含む任意のタイプのディスク、光ディスク、CD-ROM、光磁気ディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カードもしくは光カード、特定用途向け集積回路(ASIC)または電子命令を記憶することに適した任意のタイプの媒体などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され得(ただし、それらに限定されない)、各々がコンピュータシステムバスに結合され得る。さらに、本明細書中で言及されるコンピュータは、シングルプロセッサを含み得るか、または増大されたコンピューティング能力のために複数のプロセッサ設計を採用したアーキテクチャであり得る。
【0038】
本明細書中で提示されるプロセスおよび表示は、いずれの具体的なコンピュータまたは他の装置にも本質的に関連するわけではない。様々な汎用システムは、本明細書に記載の教示に従ったプログラムと共に使用されることもあり得、または、1つ以上の方法ステップを実施することにより特化した装置を構築することが便利であることが、判明し得る。多様なこれらのシステムに対する構造が、下の説明において検討される。加えて、本開示の技術および実装を達成するのに十分な任意の具体的なプログラミング言語が、使用され得る。本明細書中で検討されるように、多様なプログラミング言語が、本開示を実装するために使用され得る。
【0039】
加えて、本明細書中で使用される言語は、主に可読性および教授の目的のために選択され得、開示された主題を画定または画成するためには選択されていないことがある。従って、本開示は、本明細書に記載の概念の範囲の実例となるように、かつこれを限定しないように意図されている。
【0040】
レンダリングプロセスは、写真または動画などの画像アイテム(簡単のために「画像アイテム」)の映像の見た目を少しでも向上させるために画像アイテムに適用されるプロセスを指す。より具体的には、レンダリングプロセスは、照明の変更、フィルタリングなどの様々な効果を適用することによって二次元または三次元画像を向上させる。しかしながら、レンダリングプロセスは、一般に、時間を費やし、資源集約的である。
【0041】
先に検討されたように、既存のメディアプレゼンテーションサービスまたはソフトウェアは、一般に、画像を収集し、プレビューにおける使用のために収集された画像の一部を選択し、画像を標準化された画像フォーマットにレンダリングし、その後、レンダリングされたプレビューをユーザに提示する。しかしながら、これらの技術は、プレビューをレンダリングするためにコンピューティング資源を消費する。これは、処理負荷を増大させ、時間を費やし、かつ、閲覧者は、レンダリングされたプレビューに満足していないと最終的に判断し得る。
【0042】
本明細書に記載の実施形態は、既存のメディアプレゼンテーションサービスおよびソフトウェアの不利点を克服する。本明細書に記載の実施形態は、プレビューを初めから完全にレンダリングすることなくユーザが画像アイテムのプレビューまたはシミュレーションを閲覧することを可能にするシステムおよび方法を提供する。本明細書に記載のシステムおよび方法は、標準化された動画コンテナフォーマットにおいて動画記念品を出力するための一組のソフトウェアプロセスを実行し得る。従って、本明細書に記載の実施形態は、ウェブベースの技術を使用した動画記念品の迅速かつ高忠実度のプレビューを達成することによってレンダリングおよびプレゼンテーションプロセスの効率を改善し、それらの全ては、標準化された動画フォーマットへの画像アイテムの実際のレンダリングに先立って行われる。
【0043】
図1は、一実施形態に従った画像を提示するためのシステム100を図示している。システム100は、ユーザ106へのプレゼンテーションのためにユーザインターフェース104を実行するユーザデバイス102を含み得る。ユーザ106は、デジタルファイルなどの場所に記憶された画像コンテンツのプレビューを閲覧することに関心がある人であり得る。
【0044】
ユーザデバイス102は、1つ以上のプロセッサ108と動作可能に接続し得る。プロセッサ(単数または複数)108は、本明細書に記載の様々な実施形態の狙いを成し遂げるためにメモリ110に記憶された命令を実行することが可能な任意のハードウェアデバイスであり得る。プロセッサ(単数または複数)108は、マイクロプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)または別の同様のデバイス(現在使用可能であるかもしくは今後発明されるかを問わない)上で実行するソフトウェアとして実装され得る。
【0045】
いくつかの実施形態(1つ以上のASICに依拠する実施形態など)では、ソフトウェアを介して部分的に提供されるものとして記載される機能性は、代わりにASICの設計において構成され得、そのようにして、関連付けられたソフトウェアは、省略され得る。プロセッサ(単数または複数)108は、ユーザデバイス102(ラップトップなどのユーザインターフェース104がその上で実行する)の一部として構成され得るか、または、別個のコンピューティングデバイス上に(おそらくはどこかの遠隔地に)位置し得る。
【0046】
プロセッサ(単数または複数)108は、本明細書に記載の様々な実施形態の狙いを成し遂げるための様々なモジュールを提供するためにメモリ110に記憶された命令を実行し得る。具体的には、プロセッサ108は、インターフェース112と、プレビュージェネレータ114と、編集エンジン116と、レンダリングエンジン118とを実行し得るか、または、それらを別様に含み得る。
【0047】
メモリ110は、L1、L2、L3キャッシュメモリ構成またはRAMメモリ構成であり得る。上で検討されたように、メモリ110は、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM、ROMおよびPROMなどの不揮発性メモリ、または静的RAMもしくは動的RAMなどの揮発性メモリを含み得る。メモリ110の厳密な構成/タイプは、画像を提示するための命令が本明細書に記載の様々な実施形態の特徴を成し遂げるためにプロセッサ108によって実行され得る限り、当然、相違し得る。
【0048】
プロセッサ(単数または複数)108は、1つ以上のネットワーク128を経由してユーザ106ならびに1人以上の参加者120、122、124および126から画像アイテムを受け取り得る。参加者120、122、124および126は、参加者によってアクセス可能なラップトップ、スマートフォン、スマートウォッチおよびPCなどのデバイス、または任意の他のタイプのデバイスとして図示されている。
【0049】
ネットワーク(単数または複数)128は、様々なアセットおよびコンポーネントを様々なタイプのネットワーク接続にリンクさせ得る。ネットワーク(単数または複数)128は、インターネット、イントラネット、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ストレージエリアネットワーク(SAN)、フレームリレー接続、高度インテリジェントネットワーク(AIN)接続、同期光ファイバーネットワーク(SONET)接続、デジタルT1、T3、E1またはE3回線、デジタルデータサービス(DDS)接続、デジタル加入者線(DSL)接続、イーサネット(登録商標)接続、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)回線、V.90、V.34またはV.34bisアナログモデム接続などのダイヤルアップポート、ケーブルモデム、非同期転送モード(ATM)接続、ファイバー分散データインターフェース(FDDI)接続、銅分散データインターフェース(CDDI)接続もしくは光/DWDMネットワークのうちの任意の1つ以上から構成され得るか、またはそれらにインターフェース接続し得る。
【0050】
ネットワーク(単数または複数)128は、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)リンク、Wi-Fiリンク、マイクロ波リンク、汎用パケット無線サービス(GPRS)リンク、グローバル移動通信システムG(SM)リンク、符号分割多重接続(CDMA)リンク、または携帯電話チャネルなどの時分割多元接続(TDMA)リンク、全地球測位システム(GPS)リンク、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)リンク、リサーチ・イン・モーション社(RIM)の複信ページングタイプデバイス、Bluetooth(登録商標)無線リンク、もしくはIEEE802.11ベースのリンクのうちの任意の1つ以上からも構成され得、それらを含み得、またはそれらにインターフェース接続し得る。
【0051】
ユーザ106は、複数のライブ写真、静止写真、グラフィックスインターチェンジフォーマット画像(「GIF」)、動画など(簡単のために「画像アイテム」)を有し得、それらは、ユーザデバイス102上の複数のフォルダにわたって記憶されているか、または、それらは、ユーザデバイス102を通してアクセス可能である。これらの画像アイテムは、1人以上の他の参加者120~26によって供給された画像アイテムを含み得る。
【0052】
先に検討されたように、どの画像アイテムが記憶されているか、およびどこにそれらがあるかをユーザ106が思い出すことは、困難であり得る。同様に、特定のファイル、フォルダまたは他のデジタル場所のコンテンツをユーザ106が思い出すことは、困難であり得る。これらの状況では、ユーザ106は、特定の画像アイテムを見つけるために無数のファイルをくまなく調べること、またはそのコンテンツを決定するためにフォルダを徹底的に再検討することを必要とし得る。これは、時間を費やし得、少なくとも、ユーザ106を苛立たせ得る。
【0053】
本明細書に記載の実施形態は、プレビューを初めから完全にレンダリングすることなくユーザが1つ以上の画像アイテムのプレビューまたはシミュレーションを閲覧することを可能にし得る。プロセッサ(単数または複数)108は、一組のソフトウェアプロセスを実行し、標準化された動画コンテナフォーマットにおいて動画記念品を出力し得る。従って、本明細書に記載の実施形態は、ウェブベースの技術または3Dレンダリングエンジン(もともとゲーミングを対象としたそれらなど)を使用して映像体験の迅速かつ高忠実度のプレビューを達成することによってレンダリングおよびプレゼンテーションプロセスの効率を改善し得、それらの全ては、画像アイテムの標準化された動画フォーマットへのレンダリングに先立って行われ得る。このプレビューは、例えば、閲覧者がカーソルをフォルダの上に合わせると提示され得る。
【0054】
従って、図1のシステム100は、プレビューを初めからレンダリングすることなくプレビュー記念品を作成する。システム100、およびシステム100を実装する方法は、ユーザ106がプレビューに満足するまでプレビューをレンダリングしないので、図1のシステム100は、既存の技術の不利点に対処している。ユーザが満足すると、システムおよび方法は、承認されたプレビューを標準化された動画コンテナファイルとしてレンダリングし得る。
【0055】
図1のデータベース(単数または複数)130は、画像アイテムのみならずプレビューにおける使用のための複数のテンプレートも記憶し得る。これらのテンプレートは、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元によって供給され得る。これらのサードパーティは、例えば、本職の写真家または映像作家であり得る。動作時、本明細書に記載のシステムおよび方法は、ユーザ106のためにプレビューを生成することにおいて、供給されたテンプレートを使用し得る。あるテンプレートは、例えば、供給元の宣伝活動の一部として利用可能にされ得る。
【0056】
いくつかの実施形態では、テンプレートは、旅行、休日、テーマ、スポーツ、色、天気などに関連付けられ得る。このリストは、単に例示的であるに過ぎず、他のタイプのテンプレートが、本明細書に記載の実施形態に従って使用され得る。加えて、コンテンツ作成者またはユーザが、自身のテンプレートを作成し、供給し得る。
【0057】
動作時、ユーザは、プレビューを生成することにおける使用のためのテンプレートを選択し得る。例えば、図2は、プレビューを生成することにおける使用のためのテンプレートをユーザ106が選択することを可能にする例示的テンプレート選択ページ200を図示している。図2に見られるように、選択ページ200は、特定のテンプレートに関するデータを提供し、ユーザは、プレビューの長さ、プレビューにおける写真の数、テーマ音楽などのパラメータを調整し得る。
【0058】
インターフェース112は、プレビューを生成することにおける使用のためのテンプレートの選択のみならず、プレビューにおける使用のための1つ以上の画像アイテムも受け取り得る。例えば、ユーザ106は、選択ページ200上の「写真を選択」オプションを選択し得、その後、プレビューにおける使用のための画像アイテムを選択し得る。
【0059】
本職の動画または写真編集者が、本明細書に記載の実施形態との使用のための自身のテンプレートを提供し得る。これらの人々は、テンプレートを含むファイルを指定のサーバまたはデータベース130にアップロードし得る。提供されたテンプレートにアクセスするために、ユーザ106は、指定のアプリケーションにアクセスし、アップロードされたテンプレートのうちの1つ以上をダウンロードし得る。いくつかの実施形態では、ユーザ106は、動画または写真編集者に関連付けられたアプリケーションをインストールすることを課され得る。アプリケーションは、例えば、ウェブサイトへのリンク、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーションなどであり得る(限定を伴わない)。ユーザ106は、このアプリケーションをインストールするか、またはそれに別様にアクセスし得、ユーザの選択された画像へのアクセスをアプリケーションに提供し得る。
【0060】
図3は、プレビューに含まれるべき1つ以上の画像アイテムをユーザ106が選択することを可能にする例示的画像選択ページ300を提示している。図2に示された「写真を選択」コマンドをユーザ106が選択すると、ユーザインターフェース104は、このページ300をユーザ106に提示し得る。図3に示された実施形態では、ユーザ106は、2つの画像アイテムを選択することを促される。その後、ユーザ106は、例えば、所望の画像アイテムに対応する部分においてユーザインターフェースに接触することによって2つの画像アイテムを選択し得る。
【0061】
選択された画像アイテムは、特定のファイルまたは場所に記憶されたいくつかの他の画像アイテムを代表し得る。例えば、画像アイテムの集まりがParisへの家族旅行からである場合、選択された画像アイテムの代表は、Eiffel Towerの画像アイテムであり得る。その後、プレビューの一部としてこの画像アイテムがユーザに提示されると、ユーザは、ファイルまたは特定の場所にある他のコンテンツを思い出させられる。
【0062】
テンプレートおよび画像アイテムが選択される順序は、上に概説されたものと異なり得ることに留意されたい。すなわち、ユーザ106は、プレビューの中にあるべき画像アイテム(単数または複数)を初めに選択し、その後、プレビューのためのテンプレートを選択し得る。
【0063】
図4は、一実施形態に従った図1のプレビュージェネレータ114の入力および出力を図示している。図4に見られるように、プレビュージェネレータ114は、1つ以上の画像アイテムおよびテンプレート選択を入力として受け取り得る。プレビュージェネレータ114は、選択されたテンプレートを一組のメタデータ属性に処理し得る。プレビュージェネレータ114は、選択されたテンプレート(単数または複数)に関連付けられたデータのある要素を抽出し、選択された画像アイテム(単数または複数)を選択されたテンプレートと統合し得る。
【0064】
その後、プレビュージェネレータ114は、仮のレンダリングされていないプレビューをユーザ106に出力し得る。これは、プレビューを再検討する機会をユーザ106に提供するのみならず、標準化された動画コンテナのレンダリングおよび作成に先立ってユーザ106が編集を行うことも可能にする。例えば、図5は、一実施形態に従った例示的プレビュー500を図示している。プレビュー500は、テンプレート502に統合された人物の絵を示しており、テンプレート502は、図5では「指名手配」ポスターである。
【0065】
図5は、編集ペイン504も図示しており、編集ペイン504は、それがテンプレート502に組み込まれている場合、ユーザが画像アイテム506に対して編集を行うことを可能にする。図1に戻って参照すると、編集エンジン116は、様々なサブエンジンを実行し、ユーザ106が編集命令を提供することを可能にし得る。これらは、ユーザ106が画像アイテムをクロップすることを可能にするためのクロッピングエンジン132と、ユーザ106が様々な照明効果を提供することを可能にするための照明エンジン134と、ユーザがテキストを提供することを可能にするためのテキストエンジン136と、ユーザ106が1つ以上のフィルタを画像アイテムに適用することを可能にするためのフィルタエンジン138とを含み得る(ただし、それらに限定されない)。これらのエンジンは、例示的であるに過ぎず、これらのエンジンに加えて、またはそれらの代わりに、他のタイプのエンジンが、画像アイテムおよびテンプレートをユーザ106が編集することを可能にするために使用され得る。
【0066】
例えば、図5では、ユーザは、編集ペイン504を使用して画像アイテム506をクロップしている。ユーザは、ユーザの指を使用してクロッピング窓508を選択し、操作し、プレビューにおける使用のための画像の一部を選択し得る。
【0067】
ユーザがこれらのタイプの編集命令を提供する場合、プレビュージェネレータ114は、実質的にリアルタイムで、またはスケジュールされた通りにプレビュー500を更新し得る。従って、ユーザは、どのように編集命令がプレビューに影響を与えるかを見ることができる。
【0068】
ユーザは、例えばウェブ技術の新規アプリケーションおよびリアルタイム3Dレンダリングエンジンを搭載したウェブベースプレーヤーにおいて、1つ以上の画像アイテム選択の生成されたプレビューを再検討し得る。これらは、HTML、CSS、Javascript(登録商標)などを含み得る(ただし、それらに限定されない)。プレビュージェネレータ114に関連付けられたソフトウェアが、ユーザの画像アイテムおよび選択されたテンプレートに新規の機械学習プロセスを適用することによってプレビューを生成し得る。
【0069】
その後、ユーザは、プレビューに満足すると、レンダリングのためのプレビューを承認し得る。いくつかの場合、ユーザは、ユーザがプレビューに満足していることを示す前にいずれの編集指示も提供することを必要としないことがある。
【0070】
その後、図1のレンダリングエンジン118が、完成されたプレビューを生成するための画像アイテムおよびテンプレートをレンダリングし得る。レンダリングされたプレビューは、ユーザのローカルドライブまたはクラウドベースのストレージシステム内の場所に記憶され得る。レンダリングエンジン118は、例えば、ウェブベースのクライアントアプリケーションおよびモバイルアプリケーションからなるグループから選択されたクライアント側アプリケーションであり得る。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法およびシステムは、高性能3Dエンジン(もともとゲーミングのために設計されたそれらなど)に依拠し得る。
【0071】
レンダリングエンジン118は、複数のプロセスのうちの任意の1つ以上を適用し、画像アイテムおよび/またはテンプレートに様々な効果を適用し得る。これらの効果は、シェーディング、影、テキストマッピング、反射、透明性、ぼかし、照明回折、屈折、透光性、バンプマッピングなどを含み得る(ただし、それらに限定されない)。レンダリングエンジン118によって実行されるレンダリングプロセスの厳密なタイプは、相違し得、画像アイテム、テンプレート、編集命令(単数もしくは複数)ならびに適用されるべき任意の他の効果(単数もしくは複数)に依拠し得る。
【0072】
動画コンテナ自体は、自己完結型であり得、例えば、MKV、OGG、MOVまたはMP4ファイルにおける画像アイテムとテンプレートとの結合を含み得、ファイルは、プレビューを作成したコンピュータに関連付けられていない様々なコンピューティングデバイス上の様々なサードパーティアプリケーションによって再生可能である。対照的に、レンダリングされていないプレビューは、例えば、コンピュータがテンプレートを表示することと、その後、テンプレート内の指定された場所に1つ以上の画像アイテムを位置付けることとを伴い、レンダリングされたオブジェクトのプレビューを実際にはレンダリングを実施することなくユーザに与える。ユーザは、レンダリングエンジン118への入力を変更でき、例えば、結合を完了して動画コンテナをもたらすようにレンダリングエンジン118に命令する前にテンプレート内に存在する画像アイテムを変更できる。
【0073】
例えば、図6は、レンダリングされたプレビュー600のスクリーンショットを提示している。図6に見られるように、プレビュー600は、テンプレート604に統合された画像アイテム602を含む。テンプレート604は、例えば、図5のテンプレート502と同様のものであり得る。レンダリングされたプレビュー600は、動画プログレスバー606によって表されているように、短い動画クリップとして提示され得る。
【0074】
プレビューは、特定のファイルまたは場所のコンテンツをユーザに通知するためにユーザに提示され得る。例えば、プレビュー600内の画像を含むフォルダの上にユーザがカーソルを合わせると、図1のユーザインターフェース104は、プレビュー600をユーザに提示し得る。従って、ユーザは、フォルダを開くことなくフォルダのコンテンツ(例えば、画像アイテム(単数または複数)がフォルダ内にあること)を把握し得る。
【0075】
図7Aおよび図7Bは、それぞれ、別の実施形態に従った写真選択窓702および編集窓704のスクリーンショットを描写している。写真選択窓702は、複数の写真(および/または他のタイプの画像アイテム)をユーザに提示し得る選択ペイン706を含む。縁708が、特定の写真が選択されていることを示し得る。図7Aは、テンプレート712に統合された選択された写真を提示するプレビュー窓710も示している。
【0076】
図7Bの編集窓704は、ユーザが、その後、編集命令(先に検討された編集命令など)を提供することを可能にする。例えば、図7Bでは、ユーザは、ズームツール714を使用し、選択された写真がどのようにテンプレート712内で提示されるかを変更している。すなわち、ユーザは、テンプレート内で写真を直接的に操作し得るか、または別様に編集し得る。ユーザは、満足すると、確認ボタン716を選択し、レンダリング段階に進み得る。
【0077】
図8は、一実施形態に従った画像を提示する方法800のフローチャートを描写している。図1のシステム100またはそのコンポーネントが、方法800のステップを実施し得る。
【0078】
ステップ802は、インターフェースにおいて、少なくとも1つの画像アイテムを受け取ることを伴う。少なくとも1つの画像アイテムは、静止写真、ライブ写真、GIF、動画クリップなどを含み得る。画像アイテム(単数または複数)は、フォルダなどのある集まりにおける複数の他の画像アイテムを代表し得る。
【0079】
ステップ804は、インターフェースにおいて、テンプレートの選択を受け取ることを伴う。ユーザは、プレビューを生成することにおける使用のための複数の利用可能なテンプレートからテンプレートを選択し得る。これらのテンプレートは、あるテーマ(例えば、誕生日パーティー、特別な場所でのデスティネーションウェディング、特定のリゾートへの旅行)に関連付けられ得、1つ以上のサードパーティテンプレート供給元によって提供され得る。これらの供給元は、例えば、本職の映像作家または写真家であり得る。
【0080】
ステップ806は、テンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムのレンダリングに先立って、選択されたテンプレートに統合された少なくとも1つの画像アイテムのプレビューを閲覧者に提示することを伴う。例えば、図1のユーザインターフェース104などのインターフェースが、どのように画像アイテムがテンプレート内に登場するかを提示し得る。これは、あらゆるレンダリングがなされる前に行われる。このように、本明細書に記載のシステムおよび方法は、プレビューに満足していることをユーザが確認する前にプレビューをレンダリングすることによってコンピューティング資源を消費することがない。
【0081】
ステップ808は、少なくとも1つの編集命令を閲覧者から受け取ることを伴う。先に検討されたように、ユーザは、プレビューに対する1つ以上の編集を提供し、例えば、どのように画像アイテムが表示されるかを調整し得る。ユーザは、画像アイテムをクロップし、照明設定を変更し、フィルタを提供し、テキストオーバーレイを提供し、プレビューに付属する音楽を提供し、視覚効果を提供し、またはそれらと同様のことを行い得る。編集のこのリストは、単に例示的であるに過ぎず、ユーザは、選択された画像アイテムを別の画像アイテムに置き換えるなど、これらのタイプの編集に加えて、またはそれらの代わりに他のタイプの編集を行い得る。
【0082】
ステップ810は、少なくとも1つの受け取られた編集命令に基づいてプレビューを更新することを伴う。図1のプレビュージェネレータ114などのプレビュージェネレータが、ユーザ提供の編集命令を受け取り、それに従ってプレビューを更新し得る。これらの更新は、少なくとも実質的にリアルタイムで作られ、ユーザに提供され得、それによって、ユーザは、どのようにユーザの編集がプレビューに影響を及ぼすかを見ることができる。これは、ステップ810からステップ806に戻る方法800として図8中に見られる。その後、今更新されたプレビューが、ユーザに提示される。
【0083】
ステップ812は、提示されたプレビューの確認を受け取ることを伴う。ユーザがプレビューに満足している場合、ユーザは、プレビューがレンダリングされるべきであることを確認し得る。ユーザは、「あなたは生成されたプレビューに満足していますか?」などのプロンプトを提示され得、ユーザは、ユーザがプレビューに満足していることを示すなんらかの入力を提供し得る。ユーザが満足していない場合、ユーザは、プレビューを編集すること、異なるテンプレートを選択することなどを続行し得る。
【0084】
例えば、図9は、ユーザに提示され得る確認窓900のスクリーンショットを描写している。ユーザは、プレビューの再生を閲覧するために再生ボタン902を選択し得、プレビューをさらに編集するために編集ボタン904を選択し得、またはプレビューを保存してレンダリングするために保存ボタン906を選択し得る。
【0085】
ステップ814は、提示されたプレビューの確認を受け取ることに応答して、標準化された動画コンテナファイルにおける選択されたテンプレート内の少なくとも1つの画像アイテムをレンダリングすることを伴う。標準化された動画コンテナファイルにおいてレンダリングされると、本明細書に記載のシステムおよび方法は、レンダリングされた画像アイテムをユーザのローカルドライブに保存するか、またはクラウドベースのストレージシステムなどの別の場所に保存し得る。
【0086】
本明細書に記載のシステムおよび方法は、画像を提示するための既存の技術を超える多数の利点を達成する。第一に、動画または写真編集者が、既製のテンプレート作成ソフトウェアを使用した非常に詳細な手法で初期テンプレートを作成し、ユーザ体験を制御できる。第二に、図1のプレビュージェネレータ114などのプレビュージェネレータは標準的な動画作成ワークフローより高速な反復を可能にするので、プレビュージェネレータが、プレビュー作成プロセスの効率を増大させる。第三に、本明細書に記載の実施形態のプレビュージェネレータ114が標準的な動画フォーマットとは異なりウェブ技術または3Dレンダリングエンジンからなるので、プレビュージェネレータ114は、著作権侵害の恐れがない。第四に、モバイルアプリケーションが、サーバではなくクライアントにおいて映像プレビューをレンダリングできる。プレビューは初めにユーザ個人のデバイス上で作成されるので、このプレビューは、プライバシーをユーザに提供する。
【0087】
上で検討された方法、システムおよびデバイスは、例である。様々な構成が、必要に応じて様々なプロシージャまたはコンポーネントを省略し得、代用し得、または追加し得る。例として、代わりとなる構成では、方法は、記載された順序と異なる順序で実施され得、様々なステップが、追加され得、省略され得、または組み合わされ得る。また、ある構成に関して説明された特徴は、様々な他の構成において組み合わされ得る。構成のもつ別個の側面および要素が、同様の手段で組み合わされ得る。また、科学技術は、進歩し、その結果として、その要素の多くは、例であり、本開示の範囲または特許請求の範囲を限定しない。
【0088】
本開示の実施形態は、例えば、本開示の実施形態に従った方法、システムおよびコンピュータプログラム製品のブロック図および/または動作に関する図示を参照しながら上に記載されている。ブロック内に記された機能/行為は、いずれのフローチャートに示された順番からも外れて行われ得る。例えば、関与している機能性/行為によっては、連続して示された2つのブロックが実際には実質的に同時に実行され得るか、または、それらのブロックがときには逆順序で実行され得る。加えて、または代替として、任意のフローチャートに示されるブロックの全てが実施および/または実行される必要はない。例えば、所与のフローチャートが機能/行為を保持した5つのブロックを有する場合、それは、5つのブロックのうちの3つのみが実施および/または実行される場合であり得る。本例では、5つのブロックのうちの3つのうちの任意のものが、実施および/または実行され得る。
【0089】
ある値が第一の閾値を超える(またはそれより大きい)というステートメントは、その値が第一の閾値より僅かに大きな第二の閾値(例えば関連系の分解能において第一の閾値より高い1つの値である第二の閾値)に合うかまたはそれを上回るというステートメントと等価である。ある値が第一の閾値より低い(またはその範囲内である)というステートメントは、その値が第一の閾値より僅かに低い第二の閾値(例えば関連系の分解能において第一の閾値より低い1つの値である第二の値)より低いかまたはそれと等しいというステートメントと等価である。
【0090】
具体的な詳細が、例示的構成(実装を含む)の徹底的な理解を提供するために説明内で与えられる。しかしながら、構成は、これらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。例えば、よく知られた回路、プロセス、アルゴリズム、構造および技術は、構成を分かりにくくすることを避けるために不要な詳細を伴わずに示されている。本説明は、例示的構成のみを提供し、特許請求の範囲、適用性または構成を限定しない。むしろ、先に行われた構成の説明は、記載の技術を実装することを可能とする説明を当業者に提供する。様々な変更が、本開示の主旨または範囲から逸脱することなく要素の機能および配列について行われ得る。例えば、上の要素は、より大きなシステムのコンポーネントであり得、他のルールが、本開示の様々な実装または技術に優先し得るか、またはそれらを別様に改良し得る。また、多数のステップが、上の要素が考慮される前、考慮されている間、または考慮された後に着手され得る。
【0091】
本出願の説明および図示が提供されてきたが、一当業者は、以下の特許請求の範囲から逸脱しない、本出願において検討される一般的発明概念の範囲内に収まる変形、改良および代わりの実施形態を想定し得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8
図9
【国際調査報告】