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特表2022-546792アクセスポイント名の設定方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-09
(54)【発明の名称】アクセスポイント名の設定方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/11 20180101AFI20221101BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20221101BHJP
【FI】
H04W76/11
H04W48/16 133
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570236
(86)(22)【出願日】2020-07-22
(85)【翻訳文提出日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2020103437
(87)【国際公開番号】W WO2021042893
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】201910847222.X
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リー,シーペン
(72)【発明者】
【氏名】ダン,ソン
(72)【発明者】
【氏名】シュエ,ジータオ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ジアニー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA26
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE56
5K067GG01
5K067HH22
(57)【要約】
本開示はアクセスポイント名APN設定方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。当該APN設定方法は、端末は候補APNのAPN分類を決定するステップであって、APN分類は5GネットワークのAPN又は非5GネットワークのAPNを含むステップと、端末は自分の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定するステップであって、ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含むステップと、APN分類がネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイント名APN設定方法であって、
端末は候補APNのAPN分類を決定するステップであって、前記APN分類は5Gネットワーク用のAPN又は非5Gネットワーク用のAPNを含むステップと、
前記端末は、自分の設定パラメータに基づいて前記端末のネットワークモードを決定するステップであって、前記ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含むステップと、
前記APN分類が前記ネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップと、を含む、アクセスポイント名APN設定方法。
【請求項2】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定するステップは、
前記候補APNに基づいて、前記端末は前記候補APNに対応するネットワークの平均ネットワークスピードをテストするステップと、
前記平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さくないという決定に応答して、前記端末は前記候補APNを5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、
前記平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さいという決定に応答して、前記端末は前記候補APNを非5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、を含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項3】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記候補APNのパラメータ情報に基づいて、前記端末は前記候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定するステップをさらに含み、
前記候補APNの前記パラメータ情報は、事業者識別情報、モバイル国コードMCC、モバイルネットワークコードMNC及び前記APNタイプを含み、前記APNタイプは、前記ネットワークタイプ又はマルチメディアメッセージタイプを含む、請求項2に記載のAPN設定方法。
【請求項4】
前記端末は前記候補APNの前記APNタイプを前記ネットワークタイプとして決定する前に、
前記端末は前記候補APNの前記パラメータ情報をネットワーク側に送信して、前記ネットワーク側によって前記候補APNの有効を決定するステップと、
前記端末は、受信した前記ネットワーク側からフィードバックされた前記候補APNの有効を表すための情報に基づいて、前記候補APNの有効を決定するステップと、をさらに含む、請求項3に記載のAPN設定方法。
【請求項5】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記端末はユーザ識別カードを読み取って、前記事業者識別情報、前記MCC、及び前記MNCを取得するステップと、
前記事業者識別情報、前記MCC、及び前記MNCに基づいて、前記端末はAPNデータベースを検索して対応するAPNリストを取得するステップと、をさらに含み、
前記APNリストには、少なくとも前記候補APNが含まれ、且つ、前記候補APN及び前記候補APNの前記パラメータ情報が対応して記憶される、請求項4に記載のAPN設定方法。
【請求項6】
前記端末が前記APNリストを取得した後、前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記端末は、前記APNリストにおいて、有効且つAPNタイプがネットワークタイプであるAPNの数が1より大きいことを決定するステップをさらに含む、請求項5に記載のAPN設定方法。
【請求項7】
前記APN分類が前記ネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップは、
前記候補APNの前記APN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つ前記ネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものであるという決定に応答して、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しないステップを含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項8】
前記端末の前記設定パラメータは、ネットワークモード設定パラメータ、機種タイプパラメータ、及び/又は国際移動体装置識別番号IMEIを含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項9】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサに実行できるAPN設定プログラムとを含み、前記APN設定プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、請求項1~8のいずれか一項に記載のAPN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、アクセスポイント名APN設定装置。
【請求項10】
アクセスポイント名APN設定プログラムが記憶されるコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、前記APN設定プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~8のいずれか一項に記載のAPN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、コンピューター読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
5G技術(5th Generation Mobile Networks、第5世代モバイル通信技術)の急速な発展と構築に伴い、近年、5G技術をサポートする端末は急激な増加傾向を維持している。APN(Access Point Name、アクセスポイント名)は、ネットワークアクセス技術を意味し、端末がインターネットに接続する時に設定する必要のあるパラメータであり、端末がどのアクセス方式でネットワークにアクセスするかを決定する。
【0003】
端末において、APNパラメータが正しく設定された場合にのみ、モバイルネットワーク事業者が取り扱うワイヤレスデータネットワークにアクセスでき、また、異なる事業者のAPN設定情報は同じではない。4G(4th Generation Mobile Communication Technology、第4世代モバイル通信技術)ネットワークでは、Internet(インターネット)タイプのAPNが唯一であり、且つ現在5G技術をサポートする端末が少ないため、事業者は、5G技術をサポートする特定の機種又は特定のバッチの端末が使用できるように、5G技術をサポートする端末に対して専用の5GネットワークのAPNを作成する。
【0004】
ただし、現在、5Gネットワークは構築の初期段階にあり、事業者は、新しい5GネットワークのAPNの作成による5G技術をサポートしない既存の端末のモバイルデータネットワーク使用に対する影響を全面的に考慮することは困難であり、それにより、5Gと非5GネットワークのAPNが同時に存在する場合、5Gをサポートしないモバイル端末には異常なインターネット接続が発生することとなる。
【0005】
上記内容は、本開示の技術的思想の理解を支援するためにのみ使用され、上記内容を先行技術として認めることを意味するものではない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例の一態様は、APN設定方法であって、端末は候補APNのAPN分類を決定するステップであって、APN分類は5GネットワークのAPN又は非5GネットワークのAPNを含むステップと、端末は、自分の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定するステップであって、ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含むステップと、APN分類がネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップと、を含む、APN設定方法を提供する。
【0007】
本開示の実施例のもう1つの態様は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され且つプロセッサに実行できるAPN設定プログラムとを含み、APN設定プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記APN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、APN設定装置を提供する。
【0008】
本開示の実施例のさらに1つの態様は、APN設定プログラムが記憶されるコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、APN設定プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記APN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、コンピューター読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のハードウェア実行環境の概略構造図である。
図2】本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のもう1つのフローチャートである。
図4】本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のさらに1つのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に記載の具体的な実施例が、本開示を解釈するためにのみ使用され、本開示を限定するために使用されるものではないことが理解されたい。
【0011】
図1に示すのは、本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のハードウェア実行環境の概略構造図である。
【0012】
図1に示すハードウェア構造は1つの端末に含まれてもよく、当該端末は、PC(Personal Computer、パーソナルコンピューター)であってもよいし、スマートフォン、タブレットコンピューター、電子書籍リーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、ムービングピクチャーエキスパートグループオーディオレイヤー3)プレーヤー、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、ムービングピクチャーエキスパートグループオーディオレイヤー4)プレーヤー、及びポータブルコンピューターなどの表示機能付き携帯端末機器であってもよい。
【0013】
図1に示すように、当該端末は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)などのプロセッサ1001、通信バス1002、ユーザインタフェース1003、ネットワークインタフェース1004、及びメモリ1005を含んでもよい。
【0014】
ここで、通信バス1002は、これらのコンポーネント間の通信接続を実現するように設定されてもよい。ユーザインタフェース1003はディスプレイ(Display)と、キーボード(Keyboard)などの入力ユニットとを含んでもよい。ユーザインタフェース1003は標準の有線インタフェース、無線インタフェースをさらに含んでもよい。ネットワークインタフェース1004は標準の有線インタフェース、無線インタフェース(例えば、Wi-Fi(モバイルホットスポット)インタフェース)を含んでもよい。メモリ1005は、高速RAMメモリであってもよく、磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(Non-Volatile Memory)であってもよい。メモリ1005は、前述のプロセッサ1001から独立した記憶装置であってもよい。
【0015】
本開示により提供される実施例によれば、端末は、カメラ、RF(Radio Frequency、無線周波数)回路、センサー、オーディオ回路、Wi-Fiモジュールなどをさらに含んでもよい。
【0016】
ここで、センサーは、光センサー、運動センサー、及び/又は他のセンサーを含んでもよい。光センサーは、周辺光センサー及び近接センサーを含んでもよい。
【0017】
ここで、周辺光センサーに基づいて、端末は、周辺光の明暗に応じてディスプレイの明るさを調節することができる。近接センサーに基づいて、端末は、端末が耳元に移動すると、ディスプレイ及び/又はバックライトをオフにすることができる。
【0018】
重力加速度センサーは、モーションセンサーの一種として、各方向(一般的には3軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止の時に重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末の姿勢を認識するアプリケーション(例えば、縦横画面の切り替え、関連ゲーム、磁力計の姿勢補正)、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられることができる。当然のことながら、携帯端末機器には、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサーなどの他のセンサーをさらに配置してもよいが、ここでは重複する説明は省略する。
【0019】
当業者であれば理解できるように、図1に示される端末の構造は、端末に対する制限を構成するものではなく、図に示されているものよりも多いか、又は少ない部品を含んでもよく、或いはいくつかの部品を組み合わせてもよく、或いは部品の配置が異なってもよい。
【0020】
図1に示すように、コンピューター記憶媒体の一種であるメモリ1005には、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインタフェースモジュール、及びネットワークオペレーティング制御アプリケーションが含まれる。
【0021】
図1に示される端末において、ネットワークインタフェース1004は、主に、バックグラウンドサーバに接続して、バックグラウンドサーバとデータ通信を行うように配置されてもよい。ユーザインタフェース1003は、主に、クライアント端末(ユーザ端末)に接続して、クライアントとデータ通信を行うように配置されてもよい。
【0022】
プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、候補APNのAPN分類を決定するステップであって、APN分類は5Gネットワーク用のAPN又は非5Gネットワーク用のAPNを含むステップと、自分の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定するステップであって、ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含むステップと、APN分類がネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップと、を実行するように配置されてもよい。
【0023】
本開示により提供される実施例によれば、プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、候補APNに基づいて、候補APNに対応するネットワークの平均ネットワークスピードをテストするステップと、平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さくないという決定に応答して、候補APNを5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さいという決定に応答して、候補APNを非5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、を実行することができる。
【0024】
本開示により提供される実施例によれば、プロセッサ1001は、候補APNのAPN分類を決定する前に、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、候補APNのパラメータ情報に基づいて、候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定するステップを実行することができる。ここで、候補APNのパラメータ情報は、事業者識別情報、MCC(Mobile Country Code、モバイル国コード)、MNC(Mobile Network Code、モバイルネットワークコード)、及び/又はAPNタイプを含む。APNタイプは、ネットワークタイプ又はマルチメディアメッセージタイプを含んでもよい。
【0025】
本開示により提供される実施例によれば、候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定する前に、プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、候補APNのパラメータ情報をネットワーク側に送信し、ネットワーク側によって候補APNの有効を決定するステップと、受信したネットワーク側からフィードバックされた候補APNの有効を表すための情報に基づいて、候補APNの有効を決定するステップと、を実行することができる。
【0026】
本開示により提供される実施例によれば、候補APNのAPN分類を決定する前に、プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、ユーザ識別カードを読み取って、事業者識別情報、MCC、及びMNCを取得するステップと、事業者識別情報、MCC、及びMNCに基づいて、APNデータベースを検索して対応するAPNリストを取得するステップとを実行することができる。ここで、APNリストには、少なくとも候補APNが含まれ、且つ、候補APN及び候補APNのパラメータ情報が対応して記憶される。
【0027】
本開示により提供される実施例によれば、APNリストを取得した後、候補APNのAPN分類を決定する前に、プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、APNリストにおいて、有効且つAPNタイプがネットワークタイプであるAPNの数が1より大きいことを決定するステップを実行することができる。
【0028】
本開示により提供される実施例によれば、プロセッサ1001は、メモリ1005に記憶されるネットワークオペレーティング制御アプリケーションを呼び出し、さらに、候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つ端末のネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものであるという決定に応答して、候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しないステップを実行することができる。
【0029】
本開示により提供される実施例によれば、端末の設定パラメータは、ネットワークモード設定パラメータ、機種タイプパラメータ、及び/又はIMEI(International Mobile Equipment Identity、国際移動体装置識別番号)を含んでもよい。
【0030】
本開示の実施例は、APN設定方法をさらに提供し、図2に示すのは本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のフローチャートであり、当該方法は、ステップS21~ステップS23を含んでもよい。
【0031】
ステップS21において、端末は候補APNのAPN分類を決定し、APN分類は5Gネットワーク用のAPN又は非5Gネットワーク用のAPNを含む。
【0032】
本開示により提供される実施例によれば、端末は候補APNのAPN分類を決定するステップは、具体的には、候補APNに基づいて、端末は候補APNに対応するネットワークの平均ネットワークスピードをテストするステップと、平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さくないという決定に応答して、端末は候補APNを5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さいという決定に応答して、端末は候補APNを非5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップとを含んでもよい。
【0033】
本開示により提供される実施例によれば、端末が候補APNのAPN分類を決定する前に、当該方法は、候補APNのパラメータ情報に基づいて、端末は候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定するステップをさらに含んでもよい。候補APNのパラメータ情報は、事業者識別情報、MCC、MNC、及び/又はAPNタイプを含んでもよい。APNタイプは、ネットワークタイプ又はマルチメディアメッセージタイプを含む。
【0034】
本開示により提供される実施例によれば、端末は候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定する前に、当該方法は、端末が候補APNのパラメータ情報をネットワーク側に送信し、ネットワーク側によって候補APNの有効を決定するステップと、端末は、受信したネットワーク側からフィードバックされた候補APNの有効を表すための情報に基づいて、候補APNの有効を決定するステップとをさらに含んでもよい。
【0035】
ステップS22において、端末は自分の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定し、ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含む。
【0036】
本開示により提供される実施例によれば、端末の設定パラメータは、ネットワークモード設定パラメータ、機種パラメータ、及び/又はIMEIを含んでもよい。
【0037】
ステップS23において、APN分類がネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定する。
【0038】
本開示により提供される実施例によれば、APN分類がネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップは、具体的には、候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものであるという決定に応答して、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しないステップと、候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つネットワークモードが5Gネットワークをサポートするものであるという決定に応答して、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行してもよく、又は端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しなくてもよいステップと、候補APNのAPN分類が非5Gネットワーク用のAPNであるという決定に応答して、端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行してもよく、又は端末は候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しなくてもよいステップとを含んでもよい。
【0039】
本開示により提供される実施例によれば、ステップS21の前に、当該方法は、ユーザ識別カードにおけるプリセット認識パラメータを読み取り、且つプリセットマッピング関係に基づいて、APNデータベースにおいてプリセット認識パラメータに対応するAPNリストを検索するステップをさらに含んでもよい。
【0040】
本開示により提供される実施例によれば、ユーザ識別カードにおけるプリセット認識パラメータは、事業者識別情報、MCC、及び/又はMNCを含んでもよい。
【0041】
本開示により提供される実施例によれば、APNリストは、少なくとも当該候補APNを含み、且つ、当該候補APN及び当該候補APNのパラメータ情報を対応して記憶する。
【0042】
本開示により提供される実施例によれば、端末がAPNリストを取得した後、候補APNのAPN分類を決定する前に、当該方法は、端末は、APNリストにおいて、有効且つAPNタイプがネットワークタイプであるAPNの数が1より大きいことを決定するステップをさらに含んでもよい。
【0043】
現在、5Gネットワークの構築初期において、事業者は、モバイルデータネットワークの使用プロセスにおいて新しい5GネットワークのAPNの作成による5G技術をサポートしない既存のモバイル端末に対する影響を全面的に考慮することは困難であり、それにより、5Gと非5GネットワークのAPNが同時に存在する場合、5Gをサポートしないモバイル端末は5GネットワークのAPNを誤用することが発生する。
【0044】
例えば、事業者は、5Gネットワークに専用のAPNパラメータを推進し、わずか数の5G端末には、5G機能をサポートするようにIMEIセグメント番号が割り当てられる。5G機能をサポートしない端末が5GネットワークのAPNを使用してネットワーク登録を行う場合、インターネット接続機能の異常は発生する。
【0045】
上記問題を解決するために、本開示の実施例により提供されるAPN設定方法は、プリセット認識パラメータに基づいてAPNリストを取得し、APNリストにおける各候補APNのAPN分類を決定し、すなわち各候補APNが5Gネットワーク用のAPNであるか、非5Gネットワーク用のAPNであるかを決定し、且つ端末の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定し、即ち、端末が5Gネットワークをサポートするか、5Gネットワークをサポートしないかを決定することができる。これにより、端末がネットワーキングするように5Gか又は非5GかのネットワークのAPNを選択するときに、事前判断情報が追加され、5Gをサポートしない端末が5GネットワークのAPNを誤用する可能性を低減させる。
【0046】
本開示により提供される実施例によれば、端末が5Gネットワーク用のAPNを除外するように5Gネットワーク用のAPNを設定不可能なAPNとして設定してもよく、これにより、当該設定方法は、5Gをサポートしない端末が多様なネットワーキングシナリオにおいて有効なネットワーキング操作を行うことができるように適用され、ユーザ体験を向上させる。
【0047】
本開示により提供される実施例によれば、当該APN設定方法は、APN設定システムに適用されてもよく、APN設定システムは、端末、APNデータベース及びユーザ識別カードを含んでもよい。
【0048】
ユーザがネットワークアクセス命令をトリガすると、端末は当該ネットワークアクセス命令を受信し、端末におけるネットワーキング操作を行うユーザ識別カードを確認し、且つユーザ識別カードにおけるプリセット認識パラメータを読み取る。
【0049】
ここで、ユーザ識別カードは、加入者識別モジュール(SIM、Subscriber Identification Module)カード、汎用加入者識別モジュール(UISM、Universal Subscriber Identity Module)カード、ユーザ識別モジュール(UIM、User Identity Model)カードなどであってもよい。
【0050】
プリセット認識パラメータは、少なくともMCC及びMNCを含んでもよい。端末は、プリセットマッピング関係に基づいて、端末におけるAPNデータベースにおいてユーザ識別カードにおけるプリセット認識パラメータに対応するAPNリストを検索する。プリセットマッピング関係は、1つのMCCと1つのMNCとがともに対応する1つ又は複数のAPNの名称情報及びタイプ情報であってもよい。APNリストは、APNの名称情報、タイプ情報、事業者名などの関連ストレージであってもよい。
【0051】
例えば、例示的な一実施例において、端末は、SIMカードにおけるMCCが825で、MNC情報が02であることを読み取り、825は中国のモバイル国コードを表し、02は事業者がチャイナモバイルのモバイルネットワークコードを表す。
【0052】
プリセットマッピング関係に基づいて、端末に記憶されるAPNデータベースにおいてMCCが02且つMNCが825のものに対応するAPNが3つ検索され、上記3つのAPNの名称はそれぞれomiga_5G、omiga、omiga_mmsであり、上記3つのAPN名称にそれぞれ対応するAPNタイプはdefault(デフォルトでネットワーキング可能なタイプ、すなわち、APNタイプはネットワークタイプである)、default supl(デフォルトでネットワーキング可能且つA-GPSカスタマイズをサポートするモバイルネットワークタイプであり、すなわち、APNタイプはネットワークタイプである)及びmms(すなわち、APNタイプはマルチメディアメッセージタイプである)である。
【0053】
本開示により提供される実施例によれば、端末は、本機器の設定パラメータを取得することで、端末のネットワークモードが5Gをサポートするか否かを判断することができる。ここで、端末の設定パラメータは、端末のIMEI番号セグメント、端末のネットワークモード設定情報、チップタイプ又は機種情報などであってもよい。例えば、端末は端末の機種情報を取得し、当該機種がサポートできるネットワークタイプを検索することで、端末が5Gネットワークモードをサポートするか否かを判断することができる。
【0054】
本開示により提供される実施例によれば、端末のネットワークモードが5Gをサポートしない場合、端末は、プリセットルールに応じて、全ての候補APNにおいて、APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNを決定する。
【0055】
本開示により提供される実施例によれば、プリセットルールは、候補APNの名称情報に5Gキーワードがあることを決定することにより、当該候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであることを決定するものであってもよい。又は、候補APNのモバイルネットワーク能力参考値を取得し、モバイルネットワーク能力参考値における平均ネットワークスピード参考値に基づいて、当該候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであるか否かを決定するとしてもよい。例えば、平均ネットワークスピード参考値が5Gセグメントに該当する場合、当該候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであることを決定し、平均ネットワークスピード参考値が5Gセグメントに該当しない場合、当該候補APNのAPN分類が非5Gネットワーク用のAPNであることを決定する。
【0056】
本開示により提供される実施例によれば、APNリストにおいて、プリセットマッピング関係に基づいて見つけられる複数のAPNの名称情報は、APN名称情報グループと呼ばれてもよい。モバイルネットワーク能力参考値は、端末がAPNリストにおける複数のAPNに対してポーリング操作を行って取得するインターネット接続能力参考値又は平均ネットワークスピード参考値などである。5GネットワークのAPNを決定する前に、まず、APNリストに5GネットワークのAPNがあるか否かを決定してもよく、端末は、APN名称情報グループにおける5Gキーワード又は各APNのAPN分類に基づいて、APNリストに5Gネットワーク用のAPNがあるか否かを決定するようにしてもよい。
【0057】
本開示により提供される実施例によれば、端末は、さらに、候補APNのAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つ端末のネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものであると決定した後、この候補APNを設定不可能なAPNとして設定するようにしてもよい。端末は、APNを選択してネットワークに接続する場合、この候補APNを選択しないこととなる。端末は、この候補APNの名称フィールドに設定不可能な名称識別文字を追加することによって、設定不可能な名称識別文字があるAPNを設定不可能なAPNリストに組み入れ、或いは、端末がAPNエラー通知情報を受信した後、このAPNを設定不可能なAPNリストに組み入れ、且つ候補APNに5GネットワークのAPNがあると決定した時に、APNエラー通知情報を端末に送信するなどようにしてもよい。
【0058】
本開示の実施例により提供されるAPN設定方法は、ユーザ識別カードにおけるプリセット認識パラメータを読み取り、且つプリセットマッピング関係に基づいて、APNデータベースにおいてプリセット認識パラメータに対応するAPNリストを検索し、端末の設定パラメータを取得し、設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードが5Gをサポートするか否かを判断することができる。
【0059】
端末のネットワークモードが5Gをサポートしない場合、APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNによるネットワークアクセスを実行しない。また、当該5GネットワークのAPNを設定不可能なAPNとして設定してもよい。上記の方式により、5Gをサポートしない端末が5GネットワークのAPNを誤用する可能性を低減させる。また、端末が5GネットワークのAPNを除外するように5GネットワークのAPNを設定不可能なAPNに設定することにより、設定方法は、5Gをサポートしない端末が多様なネットワーキングシナリオにおいて有効なネットワーキング操作を行うことができるように適用され、ユーザ体験を向上させ、それにより、5Gと他のAPNが同時にある場合、5Gをサポートしない端末に異常なインターネット接続が発生するという問題を解決する。
【0060】
図3に示すのは、本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のもう1つのフローチャートであり、ステップS23は具体的にステップS31~ステップS33を含んでもよい。
【0061】
ステップS31において、端末のネットワークモードが5Gをサポートしない場合、APNリストにおける各APNに対応する名称情報を取得する。
【0062】
ステップS32において、複数の名称情報に5Gキーワードがあるか否かを判断する。
【0063】
本開示により提供される実施例によれば、端末の機種情報、チップタイプなどのパラメータに基づいて、端末が5Gネットワークモードをサポートしないと判断する場合、端末は、取得したAPNリストにおいて、複数のAPNの名称情報グループを取得し、且つ上記名称情報グループにおいて5Gキーワードがあるか否かを検索する。
【0064】
ステップS33において、複数の名称情報に5Gキーワードがある場合、5Gキーワードに基づいて、APNリストにおいて、APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNを決定する。
【0065】
本開示により提供される実施例によれば、取得した上記名称情報グループにおいて端末が5Gキーワードを見つけた場合、端末は、この5Gキーワードに基づいて、この5Gキーワードに対応する候補APNを、5Gネットワーク用のAPNとして直接判定することができる。例えば、端末がomiga_5G、omiga、omiga_mmsの3つのAPNの名称情報を含む名称情報グループを取得し、且つ上記3つの名称情報のうちomiga_5Gに5Gキーワードがあることを見つけた場合、端末は、名称がomiga_5Gの候補APNを5Gネットワーク用のAPNとして直接判定する。
【0066】
本開示により提供される実施例によれば、図3に示すように、ステップS33の後に、当該方法は、ステップS50及びステップS60をさらに含んでもよい。
【0067】
ステップS50において、設定不可能なAPN(すなわち、APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPN)を除外したAPNリストにおいて、1つのAPNを第1のターゲットAPNとして決定する。
【0068】
ステップS60において、端末が第1のターゲットAPNに基づいて第1のターゲットネットワークに接続するように、第1のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0069】
本開示により提供される実施例によれば、ネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものである端末は、APNリストから5Gネットワーク用のAPNを除外した後、残りのネットワークタイプのAPNにおいて1つのAPNを第1のターゲットAPNとして決定する。端末は、第1のターゲットAPNに基づいて、対応する第1のターゲットネットワークに接続する。ここで、第1のターゲットAPNとは、端末自分が5Gネットワークモードをサポートせず、且つ5GネットワークのAPNが除外された場合に選択される1つのAPNを意味し、第1のターゲットネットワークは、このAPNに対応するモバイルデータネットワークである。例えば、決定した第1のターゲットネットワークがomigaを名称とする4GネットワークのAPNである場合、端末はこのAPNに基づいて対応する4Gネットワークに接続する。
【0070】
本開示の実施例により提供されるAPN設定方法によれば、端末のネットワークモードが5Gをサポートしない場合、APNリストにおける各APNに対応する名称情報を取得し、且つ取得した名称情報に5Gキーワードがあるか否かを判断する。
【0071】
取得した名称情報に5Gキーワードがある場合、5Gキーワードに基づいてAPNリストにおいて、APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNを決定する。設定不可能なAPNが除外されたAPNリストにおいて1つのAPNを第1のターゲットAPNとして決定し、且つ端末が第1のターゲットAPNに基づいて第1のターゲットネットワークに接続するように、第1のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0072】
ネットワークタイプのAPNの名称情報に5Gキーワードがあるか否かを判断することで、端末は、5Gキーワードに基づいて、対応するAPNが5GネットワークのAPNであるか否かを直接判断することができ、中間の判断ステップを省略し、ネットワーキング効率を向上させる。5GネットワークのAPNが除外された後のネットワークタイプのAPNにおいて、1つのAPNを選択してモバイルネットワーク接続を行うことにより、5Gをサポートしない端末が5GネットワークのAPNを誤用してネットワーキングを行うことによる異常な状況を回避し、ユーザ体験を向上させる。
【0073】
図4に示すのは本開示の実施例により提供されるAPN設定方法のさらに1つのフローチャートである。ステップS32の後、当該方法は、ステップS34及びステップS35をさらに含んでもよい。
【0074】
ステップS34において、複数の名称情報に5Gキーワードがない場合、APNリストにおけるデフォルトでネットワーキング可能なキーワードを含むAPNタイプがネットワークタイプであるAPNの数を取得し、ネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。
【0075】
ステップS35において、ネットワークタイプのAPNの数が唯一ではない場合、APNリストにおけるネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行い、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得し、且つ各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値に基づいて各ネットワークタイプのAPNのAPN分類を決定する。
【0076】
本開示により提供される実施例によれば、端末が上記複数の名称情報において5Gキーワードを見つけなかった場合、既に取得したAPNリストにおいて上記複数の名称情報に対応するAPNタイプ情報グループを取得する。端末は、上記タイプ情報グループにおいてデフォルトでネットワーキング可能なキーワードを検索し、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードを含むタイプ情報に対応する候補APNをネットワークタイプのAPNとして決定する。
【0077】
ここで、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードはdefaultであり、デフォルトでネットワーキング可能なタイプのAPNを表し、Internetタイプのモバイルインターネットにアクセスすることに用いられるため、APNタイプがネットワークタイプであることは、APNがInternetタイプのモバイルインターネットにアクセスできることを意味する。
【0078】
端末は、defaultキーワードを含むタイプ情報の数に基づいて、対応するネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。defaultキーワードを含むAPNが唯一ではなく、すなわち、上記ネットワークタイプのAPNの数が唯一ではない場合、端末は、各ネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行って、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得する。
【0079】
ここで、モバイルネットワーク能力参考値は、インターネット接続能力参考値や平均ネットワークスピードなどを含む。端末は、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得した後、各ネットワークタイプのAPNのAPN分類情報を決定する。なお、5GネットワークのAPNが除外されたAPNタイプにおいて、4GネットワークのAPNに対応するAPNタイプのみがdefaulキーワードを含む。5GネットワークのAPNのタイプもdefaulキーワードを含むように設定した後、同一国の同一事業者のAPNにおいて、対応するAPNタイプ情報にdefaulキーワードを含むタイプ情報が2つある場合、当該APNが必ず5Gネットワーク用のAPNであると判断することができる。
【0080】
本開示により提供される実施例によれば、各ネットワークタイプのAPNのインターネット接続能力参考値を取得するために、端末は、タイマーを設定し、ネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行う。端末は、ポーリング周期毎に、モバイルネットワークにポーリング状態に入ったネットワークタイプに対応するAPNパラメータ情報を報告し、ネットワーク戻り値に基づいて各ネットワークタイプのAPNにそれぞれ対応するインターネット接続能力参考値を決定する。
【0081】
本開示により提供される実施例によれば、各ネットワークタイプのAPNの平均ネットワークスピード参考値を取得するために、端末は、指定される又はアイドルとして判断される条件がある時間帯内に、各ネットワークタイプのAPNに対してネットワーク接続やネットワークパケット伝送などの操作を行い、各ネットワークタイプのAPNにそれぞれ対応するデータネットワークの最大の平均伝送ネットワークスピード値を計算し、それはアップロードやダウンロードのネットワークスピード値を含むが、これらに限定されない。
【0082】
具体的な計算方式は、端末が固定のウェブサイトリンク上でパケットのダウンロード又はアップロードの操作を行い、単位時間内に伝送されるパケットサイズを計算すること、又は端末が固定のウェブサイトリンクにおけるパケットサイズの変化動向又は履歴値を読み取ることを含んでもよい。端末は、5G又は4G関連プロトコルにおいて規定されるモバイルパケット伝送スピードプロトコルの要件などの条件に従って、APN分類の標準分類区間を決定する。例えば、omiga-5GというネットワークタイプのAPNに対応するネットワークスピードは1000Mであり、プロトコルによりこのスピードが5Gネットワークモードの標準分類区間に入る予定であるため、このAPNのAPN分類は5Gネットワーク用のAPNとして決定することができる。
【0083】
本開示の実施例により提供されるAPN設定方法によれば、複数の名称情報に5Gキーワードがない場合、APNリストにおけるデフォルトでネットワーキング可能なキーワードを含むネットワークタイプのAPNの数を取得し、ネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。ネットワークタイプのAPNの数が唯一ではない場合、APNリストにおけるネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行い、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得し、且つモバイルネットワーク能力参考値に基づいて各ネットワークタイプのAPNから5Gネットワーク用のAPNを決定する。
【0084】
名称情報における5Gキーワードを含まない候補APNのAPNタイプ情報を判断し、且つ4Gと5Gネットワークの両方のAPNがある場合、4Gと5GネットワークのAPNに対してポーリング操作を行って各APNのAPN分類情報を取得することにより、5Gキーワードがない場合でも、端末は5GネットワークのAPNを決定して除外することができ、5Gをサポートしない端末が5GネットワークのAPNを誤用する可能性を低減させる。また、5GネットワークのAPNが除外された後の各ネットワークタイプのAPNにおいて1つのAPNを選択してモバイルネットワーク接続を行うことで、5Gをサポートしない端末が5GネットワークのAPNを誤用してネットワーキングを行うことによる異常な状況を回避し、ユーザ体験を向上させる。
【0085】
本開示により提供される実施例によれば、端末が自分の設定パラメータに基づいて端末のネットワークモードを決定するステップS22の後、当該方法は、ステップa~ステップfをさらに含んでもよい。
【0086】
ステップaにおいて、端末のネットワークモードが5Gネットワークをサポートする場合、APNリストにおけるデフォルトでネットワーキング可能なキーワードを含むネットワークタイプのAPNの数を取得し、且つネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。
【0087】
ステップbにおいて、ネットワークタイプのAPNの数が唯一である場合、ステップcに移行し、そうではない場合、ステップdに移行する。
【0088】
ステップcにおいて、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードを唯一に含むAPNを第2のターゲットAPNとして決定し、端末が第2のターゲットAPNに基づいて第2のターゲットネットワークに接続するように、第2のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0089】
本開示により提供される実施例によれば、機種情報などにより端末のネットワークモードが5Gをサポートすると判断される場合、端末は、APNリストにおける各APNのタイプ情報グループを取得し、タイプ情報グループにおいて、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードdefaultを含むタイプ情報を検索する。
【0090】
端末は、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードdefaultを含むタイプ情報に対応するAPNを、ネットワークタイプのAPNとして決定し、ネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。ネットワークタイプのAPNの数が唯一である場合、端末は、この唯一のネットワークタイプのAPNを第2のターゲットAPNとして決定し、第2のターゲットAPN設定パラメータに基づいて、対応する第2のターゲットネットワークに接続する。ここで、第2のターゲットAPNとは、端末自分が5Gネットワークモードをサポートし且つネットワーキング可能なAPNが1つだけある場合におけるその唯一のAPNを意味し、第2のターゲットネットワークは、この唯一のAPNに対応するモバイルデータネットワークである。
【0091】
ステップdにおいて、ネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行い、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得する。
【0092】
ステップeにおいて、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値におけるインターネット接続能力参考値又は平均ネットワークスピードに基づいて、現在ネットワークスピードの最も速いネットワークタイプのAPNを第3のターゲットAPNとして決定する。
【0093】
ステップfにおいて、端末が第3のターゲットAPNに基づいて第3のターゲットネットワークに接続するように、第3のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0094】
本開示により提供される実施例によれば、ネットワークタイプのAPNの数が唯一ではない場合、つまりネットワーキング可能なAPNが複数ある場合、端末は複数のネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行い、各ネットワークタイプのAPNのインターネット接続能力参考値や平均ネットワークスピード参考値などのモバイルネットワーク能力参考値を取得し、且つ各ネットワークタイプのAPNのモバイル能力参考値に基づいて、現在のネットワーキング環境におけるネットワークスピードの最も速い1つのAPNを決定する。
【0095】
端末はこのAPNを第3のターゲットAPNとして決定し、第3のターゲットAPNに基づいてパラメータ設定を行い、第3のターゲットパラメータに対応する第3のターゲットネットワークに接続する。ここで、第3のターゲットAPNとは、端末自分が5Gネットワークモードをサポートし且つネットワーキング可能なAPNが唯一ではない場合、現在のネットワーキング環境におけるネットワークスピードの最も速い1つのAPNを意味し、第3のターゲットネットワークは、このAPNに対応するモバイルデータネットワークである。
【0096】
本開示により提供される実施例によれば、当該APN設定方法は、ステップg及びステップhをさらに含んでもよい。
【0097】
ステップgにおいて、端末のネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないと決定することに応答し、APNリストにおいてAPN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNを決定する。
【0098】
ステップhにおいて、当該APN分類が5Gネットワーク用のAPNであるAPNに対応する名称情報に、設定不可能な識別フィールドを追加して当該5Gネットワーク用のAPNを設定不可能なAPNとして設定する。
【0099】
本開示により提供される実施例によれば、端末は、APNリストにおいて、取得した各APNのAPN分類情報に基づいて、5Gネットワーク用のAPNを決定する。端末が5Gネットワークをサポートしない場合、端末はAPNリストにおいて、当該5Gネットワーク用のAPNに対応する名称情報に、当該APNが5GネットワークのAPNであることを示す識別フィールドを追加し、それにより、端末は名称情報に基づいて当該5Gネットワーク用のAPNを直接判定して除外する。
【0100】
本開示の実施例により提供されるAPN設定方法によれば、端末のネットワークモードが5Gをサポートする場合、APNリストにおけるデフォルトでネットワーキング可能なキーワードを含むネットワークタイプのAPNの数を取得し、且つネットワークタイプのAPNの数が唯一であるか否かを判断する。
【0101】
ネットワークタイプのAPNの数が唯一である場合、デフォルトでネットワーキング可能なキーワードを唯一に含む当該APNを第2のターゲットAPNとして決定し、端末が第2のターゲットAPNに基づいて第2のターゲットネットワークに接続するように、第2のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0102】
ネットワークタイプのAPN数が唯一ではない場合、各ネットワークタイプのAPNに対してポーリング操作を行い、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値を取得し、各ネットワークタイプのAPNのモバイルネットワーク能力参考値におけるインターネット接続能力参考値又は平均ネットワークスピードに基づいて、現在ネットワークスピードの最も速いネットワークタイプのAPNを第3のターゲットAPNとして決定し、且つ端末が第3のターゲットAPNに基づいて第3のターゲットネットワークに接続するように、第3のターゲットAPNに基づいて端末にAPNパラメータ設定を行う。
【0103】
端末のネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないと決定する場合、APNリストにおける5Gネットワーク用のAPNを決定し、且つ5Gネットワーク用のAPNの名称情報に、設定不可能な識別フィールドを追加して当該5Gネットワーク用のAPNを設定不可能なAPNとして設定する。
【0104】
上記の方法により、端末が5Gネットワークモードをサポートできる場合、ネットワークタイプのAPNが唯一であるか否かを判断し、端末は、ネットワークタイプのAPNが唯一である場合、それをターゲットAPNとして直接決定することで、端末がターゲットAPNを決定する操作を簡素化するとともにユーザ体験を向上させる。
【0105】
ネットワークタイプのAPNが唯一ではない場合、ポーリング操作を行って、ネットワークタイプのAPNにおける現在ネットワークスピードの最も速いAPNを選択して設定し、且つネットワーキングすることで、ネットワーキングの品質を向上させるとともにユーザ体験を向上させる。端末が5Gネットワークモードをサポートしない場合、既に5GネットワークのAPNとして決定された名称情報に、設定不可能な識別フィールドを追加することで、後続のネットワーキングプロセスにおいて端末はこのAPNを判断する必要がなくなり、ネットワーキングの効率を向上させる。
【0106】
本開示の実施例は、コンピューター読み取り可能な記憶媒体を提供し、それにおいてAPN設定プログラムが記憶され、APN設定プログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例により提供されるAPN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、コンピューター読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。ここで、APN設定プログラムが実行されると実現される方法は、本開示の実施例によるAPN設定方法に関する説明を参照してもよく、ここでは重複する説明は省略する。
【0107】
本開示の実施例は、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され且つプロセッサに実行できるAPN設定プログラムとを含み、APN設定プログラムがプロセッサによって実行されると、本開示の実施例により提供されるAPNの設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、APNの設定装置をさらに提供する。ここで、APN設定プログラムが実行されると実現される方法は、本開示の実施例によるAPN設定方法に関する説明を参照してもよく、ここでは重複する説明は省略する。
【0108】
なお、本明細書において、「含む」、「含有する」、又はそれらの他の変形という用語は、非排他的な包含をカバーすることを意図しているため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又はシステムは、それらの要素だけでなく、明示的に挙げられていない他の要素をさらに含み、或いは、このようなプロセス、方法、物品、又はシステムに固有の要素をさらに含む。これ以上の制限がない場合、「…を含む」という文で定義される要素は、当該要素を含むプロセス、方法、物品、又はシステムにおいて他の同一の要素が存在することが除外されないものである。
【0109】
上述した実施例の番号は、あくまでも説明のためのものであり、実施例の良否を示すものではない。
【0110】
以上の実施形態の説明により、当業者は、上記の実施例の方法が、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームによって実現でき、もちろんハードウェアによっても実現できるが、多くの場合、前者の方がより良い実施形態であることを明確に理解できる。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段の本質又は従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の方式で具体化することができ、当該コンピューターソフトウェア製品は、上記のような記憶媒体(ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスクなど)に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法を1つの端末機器(携帯電話、コンピューター、サーバー、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に実行させるためのいくつかの命令を含む。
【0111】
上記は、本開示の好ましい実施例にすぎず、本開示の特許範囲を限定するものではなく、本開示の明細書及び図面の内容を用いて行われた同等の構造又は同等の流れの変換、又は関連する技術分野における直接的若しくは間接的適用は、同様に、いずれも本開示の特許保護の範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2022-03-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイント名APN設定方法であって、
端末は候補APNのAPN分類を決定するステップであって、前記APN分類は5Gネットワーク用のAPN又は非5Gネットワーク用のAPNを含むステップと、
前記端末は、自分の設定パラメータに基づいて前記端末のネットワークモードを決定するステップであって、前記ネットワークモードは、5Gネットワークをサポートするもの又は5Gネットワークをサポートしないものを含むステップと、
前記APN分類が前記ネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップと、を含む、アクセスポイント名APN設定方法。
【請求項2】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定するステップは、
前記候補APNに基づいて、前記端末は前記候補APNに対応するネットワークの平均ネットワークスピードをテストするステップと、
前記平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さくないという決定に応答して、前記端末は前記候補APNを5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、
前記平均ネットワークスピードが設定ネットワークスピード閾値より小さいという決定に応答して、前記端末は前記候補APNを非5Gネットワーク用のAPNとして決定するステップと、を含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項3】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記候補APNのパラメータ情報に基づいて、前記端末は前記候補APNのAPNタイプをネットワークタイプとして決定するステップをさらに含み、
前記候補APNの前記パラメータ情報は、事業者識別情報、モバイル国コードMCC、モバイルネットワークコードMNC及び前記APNタイプの少なくとも1つを含み、前記APNタイプは、前記ネットワークタイプ又はマルチメディアメッセージタイプを含む、請求項2に記載のAPN設定方法。
【請求項4】
前記端末は前記候補APNの前記APNタイプを前記ネットワークタイプとして決定する前に、
前記端末は前記候補APNの前記パラメータ情報をネットワーク側に送信して、前記ネットワーク側によって前記候補APNの有効を決定するステップと、
前記端末は、受信した前記ネットワーク側からフィードバックされた前記候補APNの有効を表すための情報に基づいて、前記候補APNの有効を決定するステップと、をさらに含む、請求項3に記載のAPN設定方法。
【請求項5】
前記端末は前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記端末はユーザ識別カードを読み取って、前記事業者識別情報、前記MCC、及び前記MNCを取得するステップと、
前記事業者識別情報、前記MCC、及び前記MNCに基づいて、前記端末はAPNデータベースを検索して対応するAPNリストを取得するステップと、をさらに含み、
前記APNリストには、少なくとも前記候補APNが含まれ、且つ、前記候補APN及び前記候補APNの前記パラメータ情報が対応して記憶される、請求項4に記載のAPN設定方法。
【請求項6】
前記端末が前記APNリストを取得した後、前記候補APNの前記APN分類を決定する前に、
前記端末は、前記APNリストにおいて、有効且つAPNタイプがネットワークタイプであるAPNの数が1より大きいことを決定するステップをさらに含む、請求項5に記載のAPN設定方法。
【請求項7】
前記APN分類が前記ネットワークモードとマッチングするか否かに応じて、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行するか否かを決定するステップは、
前記候補APNの前記APN分類が5Gネットワーク用のAPNであり、且つ前記ネットワークモードが5Gネットワークをサポートしないものであるという決定に応答して、前記端末は前記候補APNに基づいてネットワークアクセスを実行しないステップを含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項8】
前記端末の前記設定パラメータは、ネットワークモード設定パラメータ、機種タイプパラメータ、国際移動体装置識別番号IMEIの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のAPN設定方法。
【請求項9】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサに実行できるAPN設定プログラムとを含み、前記APN設定プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、請求項1~8のいずれか一項に記載のAPN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、アクセスポイント名APN設定装置。
【請求項10】
アクセスポイント名APN設定プログラムが記憶されるコンピューター読み取り可能な記憶媒体であって、前記APN設定プログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1~8のいずれか一項に記載のAPN設定方法の少なくとも1つのステップが実現される、コンピューター読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】