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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-10
(54)【発明の名称】無線バックボーンおよび構造化無線
(51)【国際特許分類】
   H04W 88/10 20090101AFI20221102BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20221102BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20221102BHJP
【FI】
H04W88/10
H04W16/14
H04W84/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021577685
(86)(22)【出願日】2020-06-29
(85)【翻訳文提出日】2022-02-25
(86)【国際出願番号】 US2020040117
(87)【国際公開番号】W WO2020264493
(87)【国際公開日】2020-12-30
(31)【優先権主張番号】62/868,583
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/896,608
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521311654
【氏名又は名称】アリス エンタープライジズ リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100196601
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 祐市
(72)【発明者】
【氏名】キャロル ジェイ.アンスリー
(72)【発明者】
【氏名】チャールズ ピーター チーバーズ
(72)【発明者】
【氏名】イアン ジー.ウィーロック
(72)【発明者】
【氏名】トーマス ビー.グレイブリー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067EE10
(57)【要約】
本明細書に記載の方法、システム、およびコンピュータ可読媒体は、構内に6GHzのバックホールを提供するように動作可能であり得る。アダプタは、1つ以上のローカルエリアネットワークと1つ以上のワイドエリアネットワークとの間の通信の変換を容易にし得る。6GHzのバックホールは、1つ以上のアクセスポイントによって使用されて、固有のまたは異なる動作要件および帯域幅要件を有する様々な無線サービスをサポートし得る。6GHzのバックホールを使用して、アダプタとネットワークインターフェースデバイスとの間の通信、および/またはアダプタと1つ以上のアクセスポイントとの間の通信を渡すことができる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
アダプタにおいて、1つ以上のネットワークから1つ以上の通信を受信することであって、前記アダプタが、少なくとも6GHzの電波を含む、受信することと、
前記アダプタによって提供される1つ以上の無線ローカルエリアネットワークを介して1つ以上の無線デバイスに送達するために、前記1つ以上の通信を1つ以上の無線通信に変換することと、
前記1つ以上の無線通信を1つ以上の無線デバイスに出力することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上の通信が、1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタから前記アダプタにおいて受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アダプタが、前記アダプタと前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタとの間の有線接続を介して、前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタと通信する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記アダプタが、少なくとも2.4GHzの電波および5GHzの電波をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アダプタが、ゲートウェイデバイスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記アダプタが、少なくとも6GHzの無線ローカルエリアネットワークおよび5GHzの無線ローカルエリアネットワークを提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の無線デバイスが、少なくとも無線ゲートウェイデバイスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の無線ローカルエリアネットワークが、少なくとも6GHzのバックホールを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
アダプタであって、
1つ以上のネットワークから1つ以上の通信を受信することであって、前記アダプタが、少なくとも6GHzの電波を含む、受信することと、
前記アダプタによって提供される1つ以上の無線ローカルエリアネットワークを介して1つ以上の無線デバイスに送達するために、前記1つ以上の通信を1つ以上の無線通信に変換することと、
前記1つ以上の無線通信を1つ以上の無線デバイスに出力することと、を行う、アダプタ。
【請求項10】
前記1つ以上の通信が、1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタから前記アダプタにおいて受信される、請求項9に記載のアダプタ。
【請求項11】
前記アダプタが、前記アダプタと前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタとの間の有線接続を介して、前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタと通信する、請求項10に記載のアダプタ。
【請求項12】
前記アダプタが、少なくとも2.4GHzの電波および5GHzの電波をさらに含む、請求項9に記載のアダプタ。
【請求項13】
前記アダプタが、少なくとも6GHzの無線ローカルエリアネットワークおよび5GHzの無線ローカルエリアネットワークを提供する、請求項9に記載のアダプタ。
【請求項14】
1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、1つ以上のプロセッサに、
アダプタにおいて、1つ以上のネットワークから1つ以上の通信を受信することであって、前記アダプタが、少なくとも6GHzの電波を含む、受信することと、
前記アダプタによって提供される1つ以上の無線ローカルエリアネットワークを介して1つ以上の無線デバイスに送達するために、前記1つ以上の通信を1つ以上の無線通信に変換することと、
前記1つ以上の無線通信を1つ以上の無線デバイスに出力することと、を含む動作を実施させるように動作可能な命令を有する、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記1つ以上の通信が、1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタから前記アダプタにおいて受信される、請求項14に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記アダプタが、前記アダプタと前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタとの間の有線接続を介して、前記1つ以上のワイドエリアネットワークアダプタと通信する、請求項15に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記アダプタが、少なくとも2.4GHzの電波および5GHzの電波をさらに含む、請求項14に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記アダプタが、少なくとも6GHzの無線ローカルエリアネットワークおよび5GHzの無線ローカルエリアネットワークを提供する、請求項14に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記1つ以上の無線デバイスが、少なくとも無線ゲートウェイデバイスを含む、請求項14に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記1つ以上の無線ローカルエリアネットワークが、少なくとも6GHzのバックホールを含む、請求項14に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月28日に出願された米国仮特許出願第62/868,583号、発明の名称「6GHz Wireless」との利益を主張する非仮出願であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。さらに、本出願は、2019年9月6日に出願された米国仮特許出願第62/896,608号、発明の名称「6GHz Wireless」の利益を主張する非仮出願であり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無線バックボーンおよび構造化無線に関する。
【背景技術】
【0003】
加入者が利用可能なワイヤレスデバイスおよびサービスの成長に伴い、ライセンスのないスペクトルの利用は増え続けている。帯域幅使用の増加と、新しいミッドバンドのライセンスのないスペクトル割り当ての欠如とが相まって、利用可能なミッドバンドのライセンスのないスペクトルに深刻な混雑問題を生み出している。
【0004】
6GHz帯は、ミッドバンドスペクトルのプライム領域にある。確立されたマイクロ波システムを干渉から保護するために、様々な規制が実装されている。また、規制により、マイクロ波システムを自由に導入および運用することが可能となっている。
【0005】
ライセンスのないデバイスによる6GHz帯の使用を許可する規制が承認されている。規制には、6GHz帯の他のユーザに干渉を生じさせない場所および周波数でのみライセンスのないデバイスが動作することを要求する制限が含まれている。FCCは、6GHz帯の4つのサブバンドに対する様々な処理を検討してきており、ここで、サブバンドには以下が含まれる。
U-NII5:5925~6425MHz
U-NII6:6425~6525MHz
U-NII7:6525~6825MHz
U-NII8:6875~7125MHz
【0006】
サブバンドの各々に対して異なる規制が提案されている。サブバンドに課され得る例示の使用制限には、以下が含まれる。
・U-NII5およびU-NII7サブバンドについて:
i.ライセンスのないデバイスは、自動周波数調整(AFC)システムの制御下でのみ送信することができる。
ii.AFCシステムは、固定されたポイントツーポイントマイクロ波受信機に有害な干渉を引き起こすことなく、ライセンスされていないデバイスが動作し得る周波数を識別し得る。
iii.ライセンスのないデバイスは、標準電力(例えば、4W、1Wなど)で動作し得る。
・すべての6GHzサブバンドについて:
i.ライセンスのないデバイスは、屋内での使用に限定されてもよく、AFCシステムの調整を必要とせずに、より低い電力(例えば、1W、250ミリワット、24ミリワットなど)で動作する必要がある場合がある。
ii.U-NII6およびU-NII8サブバンドの周波数は、ブロードキャスト補助サービスおよびケーブルテレビジョンリレーサービスなどのモバイルサービス、ならびに固定衛星サービスに使用される。モバイルサービスの巡回性により、AFCシステムの使用は実用的ではない。
iii.低電力と屋内動作の組み合わせは、これらの周波数で既に動作している他の登録サービスを有害な干渉から保護し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】1つ以上の除外ゾーンへの近接性の判定に基づいて、デバイス管理を容易にするように動作可能な例示のネットワークを示す図である。
図2】6GHzチャネルにおける潜在的な動作性能に基づいて、STAを特定のチャネルに誘導するための例示のプロセスを示すフローチャート図である。
図3】満足のいく6GHzチャネルをスキャンするための例示のプロセスを示すフローチャート図である。
図4】APとSTAとの間のタイミング分配を確立するための例示のプロセスを示すフローチャート図である。
図5】APとSTAとの間のタイミング分配を確立するための例示のプロセスを示すフローチャート図であり、ここで、STAは、APが特定のサービスレベルで特定のソースからタイミング分配を提供するかどうかを判定する。
図6】6GHzのバックボーンを介して信号を送信および受信するための例示のシステムを示すブロック図である。
図7】6GHzの無線帯の使用を容易にする、例示のネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。
図8】mmWaveから6GHzのブリッジングの例示の利用を示す図である。
図9】6GHzおよび6GHzのアダプタを使用してブロードバンドを構内に持ち込む例示のホームネットワークを示すブロック図である。
図10】6GHzのバックボーンによってサポートされる例示のホームネットワークを示すブロック図である。
図11】mmWaveから6GHzのアダプタの例示の概略を示す図である。
図12】高帯域幅接続ではより広い接続を示し、低帯域幅接続ではより狭い接続を示している図である。
図13】6GHzのバックボーンおよび/または6GHzの無線通信を容易にして利用するために動作可能なハードウェア構成のブロック図である。
【0008】
様々な図面における同様の参照番号および名称は、同様の要素を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書に記載の方法、システム、およびコンピュータ可読媒体は、構内に6GHzのバックホールを提供するように動作可能であり得る。アダプタは、1つ以上のローカルエリアネットワークと1つ以上のワイドエリアネットワークとの間の通信の変換を容易にし得る。6GHzのバックホールは、1つ以上のアクセスポイントによって使用されて、固有のまたは異なる動作要件および帯域幅要件を有する様々な無線サービスをサポートし得る。6GHzのバックホールを使用して、アダプタとネットワークインターフェースデバイスとの間の通信、および/またはアダプタと1つ以上のアクセスポイントとの間の通信を渡すことができる。
【0010】
自動周波数調整(AFC)
図1は、1つ以上の除外ゾーンへの近接性の判定に基づいて、デバイス管理を容易にするように動作可能な例示のネットワーク100を示している。
【0011】
実施形態では、デバイス(例えば、アクセスポイント(AP)105などのアクセスデバイスおよび/またはAP105に関連付けられた1つ以上のステーション110)の動作は、AFCシステム115との通信に依存し得る。本明細書に記載されるようなAP105は、RLAN(電波ローカルエリアネットワーク)デバイス、WLAN(無線ローカルエリアネットワーク)、および他のデバイスとの無線通信を容易にするように構成された任意の他のデバイスを含み得る。AFCシステム115は、1つ以上のマイクロ波経路について事前に計算された除外ゾーンデータを含む、データベースを含んでもよい。スペクトル可用性は、要求に応じて計算され得ることが理解されるべきである。除外ゾーンデータは、データベースで定期的に(例えば、毎時、毎日など)、またはマイクロ波経路に関連付けられたデータの追加もしくは削除に応答して更新され得る。デバイスとAFCシステム115との間の通信は、6GHz帯にない有線または無線リンクを介してもよい。AFCシステム115およびそのデータベースは、インターネットを含むがこれに限定されない、パケットベースのワイドエリアネットワーク(例えば、ワイドエリアネットワーク(WAN)120)に接続されてもよい。1つ以上のデバイス(例えば、AP105)の各々は、データベースに登録してもよい。最初の登録およびクエリーは、6GHz帯外で行うことができる。実施形態では、各デバイス(例えば、AP105)はまた、デバイス(例えば、STA(ステーション)110、クライアントなど)に関連付けられているデバイスを登録してもよい。各デバイスは、位置情報(例えば、デバイスの現在の位置に関連付けられた位置情報)、デバイスタイプの識別、識別情報(例えば、固有の識別子)、および/またはデバイスに関連付けられた他の情報を用いて、データベースに問い合わせを行ってもよい。各それぞれの1つのデバイスから受信したクエリーに基づいて、データベースは、それぞれのデバイスの1つ以上の除外ゾーンへの近接性を判定し得る。
【0012】
デバイス(例えば、AP105)は、デバイスが現在位置している地理的位置および/またはデバイスが取り付けられた位置を自動的に判定し得る。例えば、GPS、細胞三角測量、または他のシステムを利用して、デバイスの位置を判定し得る。デバイスは、代替的にまたは追加的に、ローカルユーザインターフェースを介して、またはプロビジョニングもしくはステータスインターフェースを介して遠隔で、位置情報を使用して証明され得る。
【0013】
実施形態では、デバイスは、その現在の位置をデバイスが判定し得る内部GPSを含み得る。内部GPSは、屋外に設置されるデバイスによって利用され得る。
【0014】
実施形態では、デバイスは、分離されたGPS受信機と通信して、デバイスの現在の位置を判定し得る。例えば、GPS受信機は、屋外に設置され得、一方でデバイスは、屋内に設置され得る。GPS受信機の位置が既知である状態で、デバイスは、1つ以上のWi-Fi位置判定機能を使用して、GPS受信機の位置から戻るようにマッピングして、それ自体の位置を判定し得る。例えば、デバイスは、デバイスで受信された1つ以上の無線信号に関連付けられた信号強度および/または方向成分を測定し得、測定値を使用して、GPS受信機に対するデバイスの位置を識別し得る。
【0015】
STA(ステーション)110(例えば、無線エクステンダなど)は、デバイス(例えば、AP105)と無線通信することによってその位置を判定し得る。STA110は、デバイスに対するその位置を判定してもよい。例えば、無線エクステンダは、1つ以上のWi-Fi位置判定機能(例えば、1つ以上の受信信号に関連付けられた信号強度、方向成分など)を使用して、デバイスに対するその位置をマッピングし得る。
【0016】
細胞三角測量がGPSの代わりに使用され得ることが理解されるべきである。Galileoなどの他の衛星ベースの位置判定サービスがまた、GPSの代わりに使用され得る。
【0017】
デバイス(例えば、AP105)は、デバイス位置情報を用いて手動で構成され得る。実施形態では、技術者(例えば、ライセンスを受けた技術者または設置者)は、デバイスが設置された後に、位置情報を用いてデバイスを構成し得る。例えば、デバイスは、手動で提供されるデバイスの位置を認証するために使用される信頼できる証明書、ブロックチェーン、または他の情報で構成され得る。
【0018】
デバイス(例えば、AP105)は、プロビジョニングサーバーまたは構成サーバーを介して位置情報を提供され得る。実施形態では、プロビジョニングサーバーは、デバイスを展開している顧客のアドレスに関する情報を有してもよく、そのアドレス情報をデバイスに提供し得る。
【0019】
実施形態では、デバイス(例えば、AP105)、または上流デバイス(例えば、AFCシステム115のコントローラ)は、デバイスの動きを検出するように構成され得る。デバイス、または上流デバイスは、トリガイベントに応答してデバイスの現在の位置を判定するように構成され得る。トリガイベントには、以下に限定されないが、デバイスの再起動、デバイスによって通信が受信されるSTAの損失または追加の検出、および他のものが含まれ得る。実施形態では、同一位置のデバイス(例えば、AP(アクセスポイント))は、1つ以上のWi-Fi位置判定機能によって示される位置の変化に基づいて、別の同一位置のデバイスが移動したと判定し得る。
【0020】
屋外のGPS-APは、インターロックを利用して、それが移動され、動作し続けることを防止し得る。このようなインターロックにより、APはGPS位置を再初期化し、移動したと確信するときにAFCに接触することができる。デバイスが技術者によって提供された位置を使用した場合、物理的なインターロックが、利用され得る。例えば、APが電力を喪失し、電力が復旧した場合、他の位置固有または少なくとも位置を示す属性に問い合わせを行うことによって、APが移動されたかどうかを判定しようと試みることができる。例えば、それがケーブルモデムと統合された場合、ケーブルモデムは、新しいHFC(ハイブリッドファイバー同軸)フィード(新しい電力レベル、新しいCMTS(ケーブルモデム終端システム)通信情報、異なるケーブルグループなど)に移動されたかどうかをAPに通知することができる。他の位置の表示は、DHCPサーバーの変更、DHCPゲートウェイの変更、新しいクライアント/古いクライアントの喪失、新しいWi-Fi基本サービスセット(OBSS)の重複であり得る。実施形態では、6GHzのAPは、5GHzのAPおよび/または2.4GHzのAPと並列し得る。これらの並列APが、新しい隣接するAP、1つ以上の新しいクライアント、または他の新しい無線デバイスの存在を報告する場合、6GHzのAPは、その位置が信頼できるソースによって更新されるまで、送信を拒否し得る。
【0021】
実施形態では、AFCシステム115は、複数の供給源からの位置情報を利用して、デバイス(例えば、AP105)の判定された位置における信頼度を確認し、またはそうでなければ改善し得る。例えば、AFCシステム115は、デバイスの位置情報を、GPSデータと、顧客に関連付けられた物理的アドレス(例えば、請求データから回収されたアドレス、またはサービスプロバイダーサーバーもしくは加入者もしくはアカウント情報を格納する他のサーバーなどの加入者情報サーバー125に保持される加入者情報)と相関させ得る。
【0022】
6GHz帯のRFスキャンによる位置判定
位置判定を実施する必要のあるデバイス、典型的にはAP105は、初期化され、利用可能な周波数帯をスキャンするようになる。APは、2.4GHz、5GHz、および6GHzの電波へのアクセスを有し得る。APは、2.4、5および6GHz帯のWi-Fi信号をスキャンすることができる。受信したWi-Fi送信から取得可能なSSIDは、APの位置の推定に寄与し得る。他の6GHzのAPの信号は、6GHzスキャンから、または5GHzまたは2.4GHz信号に含まれる6GHzのSSIDに関する情報の分析から検出され得る。例えば、2.4GHzまたは5GHzの電波を介してAP105によって受信された1つ以上の信号は、1つ以上の他のAPによる6GHzのSSIDの存在または提供を示し得る。6GHz帯の802.11規格の目標は、バックグラウンドまたはメンテナンス活動に対して与えられるエアタイムの割合を減少させるために、ビーコンおよび類似の活動の量を制限することである。6GHzの能力を有するAPは、その2.4GHzおよび/または5GHzの送信においてその能力を知らせ得る。
【0023】
AP105はまた、非Wi-Fi信号の存在について、6GHz帯をスキャンすることができる。固定無線または他の非Wi-Fi通信の信号を検出し、その方向を記録することができる。エネルギー検出を利用すると、APは、その存在を検出するために、固定無線または他の非Wi-Fi通信信号を復調または復号化することが可能である必要はない。実施形態では、さらなる処理は、エネルギー検出を超えて、受信された信号スペクトルに対して実施される。固定マイクロ波信号などの少なくとも周知の信号の特性は、より多くの処理のためにマークされた、受信された信号スペクトルおよび潜在的な対象のエネルギーシグネチャに適用され得る。例えば、固定マイクロ波信号は、通常30MHz幅であり、対で生じる。また、これらの信号は、FCCに登録する必要がある。実施形態では、APによって検出された信号スペクトルは、ローカルで処理され得るか、またはさらなる処理のためにコントローラ130またはクラウドサーバーに送信され得る。
【0024】
AP105がスペクトルをローカルに処理している場合、そのAPは、固定マイクロ波信号の特定の組み合わせを検出し得る。その情報により、APは、6GHzの登録信号サイトを含むデータベースを調べることができる。固定無線割り当て周波数は、位置情報をさらに含むデータベースに記録され得る。Wi-Fi信号情報と組み合わせると、APの位置は、より大きな確実性またはより少ない不確実性で確認され得る。APは、GPSまたは類似の位置判定機器が利用できない場合でも、これらの情報源に基づいて位置推定を作成し得る。APが、収集された信号スペクトルをコントローラ130またはクラウドサーバーに送信する場合、それらのエンティティは同様に、既知の6GHzエンティティのデータベースを調べて、位置推定を作成し得る。これらのエンティティはまた、既知の2.4GHzおよび5GHzの信号源のデータベースを調べ得る。その推定値は、AFCシステムとの通信で使用するためにAPに戻され得る。代替的に、コントローラ130またはクラウドサーバーは、APを識別する情報とともに、位置推定をAFCに転送し得る。APが6GHzスキャン内でWi-Fi信号を認識する場合、その情報はまた、位置判定を支援するために使用され得る。
【0025】
前述したように、位置情報の追加のソースには、APの2.4または5GHzの電波に関連付けられたスマートフォンなどのクライアントデバイス、ならびにGPS受信機などが含まれ得る。多くのスマートフォンは、内蔵のGPS受信機を有し、それらのGPS信号(存在する場合)をWi-Fi帯域内の他の信号および当技術分野で既知の他の表示と組み合わせることによって、それらの現在の位置の推定を提供することができる。クライアントデバイスは、APとの通信を容易にするインストールされたアプリを有し得、クライアントデバイスがその現在の位置推定を共有するかどうかをAPに示す。実施形態では、クライアントデバイスのユーザは、その位置をその関連付けられたAPと共有するか否かの選択肢を提示され得る。APは、アプリと通信することによって、クライアントデバイスから位置推定を要求し得る。代替的に、コントローラは、APに代わってクライアントデバイスのアプリと通信して、クライアントの位置推定を取得し得る。
【0026】
APは、アルゴリズム自体を使用して、受信した様々な入力に基づいてその最もあり得る位置を予測し得るか、または別のデバイスもしくはサーバーに連絡し、情報を提供して、推定位置誤差を有する推定位置を受信し得る。APまたは位置サーバーは、標準的な局在化および三角測量技術を使用して、収集されたデータからAPの位置を予測し得る。
【0027】
AFCデータベース(AFCシステム115での)は、バッファを利用して、クエリーによって伝送される位置情報に関する潜在的な不正確性を補償し得る。AFCデータベースは、それぞれのデバイス(例えば、AP105)に利用可能な1つ以上の周波数を識別し得、利用可能な周波数は、それぞれのデバイスが除外ゾーン内に位置するかどうかの判定に基づいている。さらに、データベースは、それぞれのデバイスが除外ゾーン内に位置するかどうかの判定に基づいて、送信電力レベルなどの1つ以上の動作要件を識別し得る。データベースは、利用可能な周波数のリストをそれぞれのデバイスに送信し得、それぞれのデバイスは、リストから識別される利用可能な周波数で、任意の動作要件に従って動作を開始し得る。
【0028】
実施形態では、AFCデータベースに登録されているデバイスは、除外ゾーンデータが最新であることを確実にし、デバイスがアクティブであることを確認するために、ハートビートメッセージをデータベースに送信し得る。デバイスは、デバイスが閾値距離(例えば、50m、100mなど)を超えて移動されたと判定された場合、または、ハートビートメッセージが特定の期間(例えば、24時間など)を超えても受信されない場合、または別のトリガイベントに応答して、AFCデータベースから登録解除され得る。
【0029】
APが高信頼性サービスを提供する場合、APは、複数のAFCに登録し、少なくとも2つの異なるAFC応答の記録を保持して、チャネルの可用性および電力レベルを提供し得る。APは、応答が異なる場合に、別のAFCの応答よりも1つのAFCの応答を使用することを選び得るか、または2つの応答の和合に従うかを選び得る。
【0030】
CBRSに既に位置している監視サイトは、CBRS帯域外の様々な帯域における電波トラフィックのシグネチャをさらに収集するように強化され得る。電波は特定の周波数範囲に対してかなり専用にされていたが、柔軟なフロントエンドを備えたソフトウェア定義電波(SDR)は性能およびコスト効率が改善されているため、その制限は正確ではない。SDRが受信のみに使用されている場合、SDRに付随する懸念の一部が軽減される。一般的な懸念の1つは、SDRトランスミッタの帯域外放射のフィルタリングが困難であるか、または高価であることである。SDRが受信機としてのみ動作している場合、その懸念は最小限である。
【0031】
6GHzデバイスはまた、2.4GHzおよび/または5GHzの電波を含み得る。これにより、例えば、APは、その5GHzビーコンが任意の6GHzインターフェースについての情報を含むことができるため、その6GHz割り振りチャネルにおいて最小限のビーコンのみを提供することができる。例えば、APは、APの2.4または5GHzの電波によって提供されるビーコンを介して6GHzのSSIDをアドバタイズし得る。
【0032】
APまたはメッシュステーションなどの6GHzのデバイスにLTE電波が含まれていない場合、そのクライアントまたは関連付けられるデバイスのうちの1つ以上は、携帯電話などであってもよい。その場合、例えば、APは、たとえそれらのデバイスから実際の位置判定を要求しなくても、無線で見たネットワークについての情報をそのクライアントに要求する場合がある。
【0033】
代替的に、AFCデータベースは、登録を求めるデバイスによって受信された5および6GHz信号などの情報を受信し得る。受信した5および6GHz信号についての情報は、Wi-Fi APからのSSID、ならびに5および6GHz帯の閾値を超えるエネルギーが検出された周波数を含み得る。受信した5および6GHz信号についての情報は、受信した信号および角方向に関連付けられた信号強度を含み得る。
【0034】
データベースは、受信されたエネルギーシグネチャを、既知の6GHzの固定マイクロ波配備と相関させて、デバイスの可能性のある位置を判定し得る。既知の6GHzマイクロ波配備は、その周波数使用および位置とともに登録され得る。6GHz信号の特定のパターンの検出は、既知の展開に対して合致させて、AFCデータベースが、デバイスが6GHz信号のそのパターンを受信する必要がある場所を推定することを可能にすることができる。例えば、6GHz帯の固定マイクロ波リンクは、30MHz幅であり、対で存在することが知られている。データベースは、その6GHzスキャンで少なくとも1つの30MHz信号を受信すると報告する要求デバイスに対する周波数割り当てを行う際に、検出された6GHz信号に限らず考慮するであろう。1つの30MHz幅の信号の検出は、デバイスが、対の信号に割り当てられた周波数で送信を開始する場合、合致する対の信号も潜在的に影響され得ることを必然的に意味する。
【0035】
同様に、データベースは、受信したSSIDを既知のSSID位置と相関させて、デバイスの可能性のある位置を判定し得る。データベースは、様々な推定値を組み合わせて、より大きな信頼性を有する推定値を形成し得る。異なる情報源に基づいて形成された推定が、ある一定量の不確実性内の同じ位置を示していない場合、データベースは、登録決定を行うためにどの推定に依拠するかを選択し得るか、または登録要求を完全に拒否し得る。相対的な信号強度および方向は、位置推定と組み合わせて、提供される情報が信頼できるかどうかを判定し得る。
【0036】
データベースはまた、相対信号強度および方向を使用して、デバイスに許容される送信電力レベルならびに許容される周波数ブロックを判定し得る。例えば、5および6GHzの受信信号に対して非常に低い信号レベルを報告するデバイスは、建物内にあるため、他の信号は建物にわずかにしか届かない可能性がある。この場合、データベースによって、そのデバイスがより高い送信電力を安全に使用することが可能となり得る。なぜなら、その送信がまた、6GHzの固定マイクロ波動作に到達する前に大幅に減衰されるからである。
【0037】
位置の認識
デバイス、または関連する上流デバイスは、デバイスの現在の位置をデバイスのベースライン位置(例えば、デバイスの設置または初期設定中に自動的に判定または手動で入力された位置情報)と比較することによって、デバイスが移動したと判定するように構成され得る。デバイスの現在の位置とデバイスのベースライン位置を比較して、デバイスが移動されたかどうかを判定するための追加の説明は、2016年4月18日に出願された米国出願第15/131,693号、発明の名称「Detecting Device Movement through Electronic Fingerprint Analysis」に見出すことができる。米国出願第15/131,693号によって提供される開示は、本明細書に組み込まれる。デバイスは、規制要件へのコンプライアンスを確保するための措置を開始することによって、デバイスの現在の位置がデバイスのベースラインの位置とは異なるという判定に応答し得る。デバイスは、デバイスの現在の位置とデバイスのベースライン位置との間の差が特定の閾値を超えるときにのみ、規制要件へのコンプライアンスを確保するための措置を開始するように構成され得る。規制要件の遵守を確保するための措置には、AFC規制対象の運用の停止、送信電力の低減、AFC規制対象の運用を必要としないチャネルへのチャネル変更、デバイスの電源切断、および他のものが含まれ得るが、これらに限定されない。
【0038】
実施形態では、位置とリンクされたAP SSIDのデータベースへのアクセスを得ることができる。こうしたデータベースは、デバイスが、聞くことのできるAPを調査し、その音が聞こえることのレポートに基づいて、そのデバイスが物理的にどこに位置する可能性が最も高いかをデータベースに尋ねることができるサービスとして提供され得る。
【0039】
AFCは、ネットワークのうちのより広範なネットワークを使用して、類似のサービスを提供し得る。AFCは、位置についての情報を収集するために、独自のセンサーからのデータを使用し得る。AFC自身のセンサーの位置は、周知であり得、周知の位置および周知のアンテナパターンを有するセンサーからの情報が信頼できるものとなる。AFCは、約6GHzの信号、Wi-Fi AP(SSIDおよびRSSI)、および/またはLTEもしくは5G基地局もしくはマイクロセルについて、すでに信頼できる受け入れ場所を有するデバイスから情報を受け取り得る。また、一部の区域では、および特定のデバイスまたはセンサーから、Wi-Fi HaLow、Lora、SigFoxなどの信号に対する900MHzの信号が利用可能であり得る。AFCは、デバイスが信頼されるとき、そのマッピング能力を高めるために、その情報を使用し得る。また、その信頼できないデバイスから、検出した他の信号に関する情報を要求することによって、許可を求める新しいデバイスから位置情報をダブルチェックすることができる。他の情報が、ある一定の誤差の範囲内で、新しいデバイスによって提供される位置情報に合致する場合、AFCは、その報告された位置が正しいという追加的な信頼を有するであろう。他方で、デバイスからの位置情報が、そのデバイスによって提供される無線環境情報と合致しない場合、AFCは、そのデバイスを信頼するか、または高電力チャネル認証を提供することを選択しない場合がある。
【0040】
代替的に、デバイスは、GPSへのアクセスを介して、またはセルラー位置サービスの使用を介してその位置を判定する能力を有する代わりに、その位置を判定するために利用可能なサービスを使用し得る。デバイスがその位置をAFCに報告するとき、そのデバイスは、位置サービスによって返された要因に基づいて、その判定に対する誤差マージンを提供し得る。
【0041】
データベース管理
コントローラまたはデータベースを利用して、ライセンスのない帯域使用がマイクロ波経路に影響を与え得る領域に関連付けられる除外ゾーンデータを記憶し得る。コントローラまたはデータベースは、AFCシステムを含んでもよく、またはその一部であってもよい。除外ゾーンデータへの更新は、コントローラもしくはデータベースにプッシュされ得るか、またはコントローラもしくはデータベースによって、除外ゾーンデータの1つ以上のソースから引き出され得る。除外ゾーンデータは、除外ゾーンの境界を構成するか、またはそうでなければ除外ゾーンの境界内に位置付けられる、1つ以上の地理的ロケーター(例えば、GPS座標など)を含み得る。除外ゾーンは、ライセンスのない帯域使用がマイクロ波経路に影響を与え得る領域として指定される領域であり得る。
【0042】
実施形態では、定期的に、または特定のトリガに応答して、コントローラまたはデータベースは、除外ゾーンデータに対して行われた更新の対象である領域内に位置する場所で動作している、1つ以上のデバイスを識別し得る。例えば、除外ゾーンデータへの更新を受信すると、コントローラまたはデータベースは、1つ以上のデバイスに関連付けられた位置情報をチェックし、1つ以上のデバイスのうちのいずれかの位置情報が、デバイスが更新によって影響を受ける領域内に位置することを示しているかどうかを判定し得る。別の実施例として、コントローラまたはデータベースは、定期的に(例えば、毎時、毎日、毎週など)、1つ以上のデバイスのうちのいずれかの位置情報が、その期間によってカバーされる特定の期間の間に除外ゾーンデータに対して行われた更新によって影響される領域内にデバイスがあることを示しているかどうかを判定し得る。デバイスが、除外ゾーンデータへの更新によって影響を受ける領域内に位置するという判定に応答して、コントローラまたはデータベースは、更新された周波数情報(例えば、AFC動作要件)をデバイスに出力し得る。
【0043】
実施形態では、コントローラまたはデータベースは、チャネルスキャン機能、または外部チャネルスキャン機能への安全で認証されたアクセスを含み得る。
【0044】
実施形態では、コントローラまたはデータベースは、1つ以上のマイクロ波システムによる帯域使用のスケジュールを維持し得る。コントローラまたはデータベースは、スケジュールに基づいて、1つ以上のデバイスでチャネル使用を消去または終了し得る。
【0045】
実施形態では、コントローラまたはデータベースは、1つ以上のマイクロ波システムによる帯域使用のスケジュールを生成し得る。コントローラまたはデータベースは、1つ以上のマイクロ波システムによるチャネル使用を監視し得、マイクロ波システムは、アクティブな間の時間/日を記録し得る。監視されたチャネル使用に基づいて、コントローラまたはデータベースは、毎日/毎週/毎年使用するスケジュールを生成し得る。コントローラまたはデータベースは、スケジュールに基づいて、1つ以上のデバイスでチャネル使用を消去または終了し得る。
【0046】
実施形態では、コントローラまたはデータベースは、1つ以上のデバイス(例えば、MDU(複数の住居ユニット)、キャンパスなどの中の1つ以上のデバイス)を、他のデバイスによって使用される周波数に基づいて特定の周波数を使用するように誘導し得る。コントローラはまた、他のデバイスに、それらの電力レベルを変更するように、または干渉を引き起こすことを避けるために、誘導ヌル形成を使用するように誘導し得る。例えば、コントローラまたはデータベースは、互いの特定の近接内にあるAPのグループの間に6GHzのチャネルを割り振り得、ここで、割り振りは、干渉なしベースで行われる。
【0047】
実施形態では、デバイス(例えば、AP)は、デバイスの現在の位置に基づいてデバイスが関連付けられたマイクロ波経路がアクティブまたは非アクティブになったことを示す通信を受信し得る。例えば、マイクロ波システムに近接して位置付けられたビーコンは、マイクロ波システムの現在の状態を判定し得る。マイクロ波システムの状態が変化するとき(例えば、対応するマイクロ波経路がアクティブ/非アクティブになるとき)に、ビーコンは、状態変化を示す通知を、マイクロ波経路に関連付けられた除外ゾーン内に位置する1つ以上のデバイスに出力し得る。例えば、通知は、1つ以上の周波数が利用可能になったことまたは利用できなくなったことを1つ以上のデバイスに通知する、消去または終了要求を含み得る。さらに、通知は、特定された状態の変化に基づいて、動作要件が一時的に無視されるか、または遵守されるべきであることを1つ以上のデバイスに通知し得る。
【0048】
実施形態では、APは、チャネルをスキャンして、6GHz帯が利用可能かどうかを判定し得る。例えば、低電力で動作するAPは、バックグラウンド動作として6GHz帯のスキャンを実施し得る。6GHz帯で信号が検出された場合、APは、6GHz帯の使用を控えるか、または代替的に、6GHz帯が消去になるまで低電力のままであり得る。
【0049】
動作展開
実施形態では、APは、6GHzの電波および別の電波(例えば、2.4または5GHzの電波)の両方を有し得る。6GHzのAPがレガシー帯(2.4または5GHz)を有し、6GHzのSTAがまたレガシー機能を有する場合、APは、レガシー帯でその6GHz機能をアドバタイズし得る。実施形態では、デバイスは、2+5+6ソリューションで構成され得る。実施形態では、デバイスは、2+5+5/6で構成され得、ここで、電波鎖のうちの1つは、5GHz~6GHzで切り替え可能である。
【0050】
ユニットが、ブックエンドソリューションであり、かつ/またはホームネットワーキングコントローラによって制御される場合、ホームネットワーキングコントローラは、STAの5GHzのRSSIに応じて、特定の5または6GHzのチャネルにSTA/エクステンダを誘導し得る。コントローラは、STAをより高い帯域に誘導すべきかどうかを判定するために、6GHzですでに取り付けられた類似のステーションの性能を考慮し得る。より高いチャネルが、干渉がほとんどまたは全くない非常に広いチャネルを有する場合、コントローラは、STAを移動することを選択し得る。
【0051】
図2は、6GHzチャネルにおける潜在的な動作性能に基づいて、STAを特定のチャネルに誘導するための例示のプロセス200を示すフローチャートである。コントローラが良好な決定を下すには、APのAFCチャネル/電力割り当てへのアクセスが必要である。APは、要求プロセスを独立して処理し、いくつかの割り当てまたは拒絶についてコントローラに最新情報を伝えることができる。コントローラがステーションを割り当てる帯域を決定する際に、コントローラは、STAの現在のRSSIならびにRSSI履歴、ならびに制御するAPのチャネル割り当ておよび電力レベルの制限を考慮し得る。205で、コントローラは、STAの5GHzのRSSIを判定し得る。210で、コントローラは、6GHzチャネルの干渉の幅およびレベルを判定し得る。215で、コントローラは、6GHzチャネルが、現在使用されている5GHzチャネルよりもSTAに対してより良好な性能を提供し得るかどうかを判定し得る。6GHzチャネルがSTAに対して良好な優れた性能を提供しないという判定がなされる場合、220で、コントローラは、STAを5GHzチャネルに誘導し得る。6GHzチャネルがSTAに対してより良好な性能を提供するという判定がなされる場合、225で、コントローラは、STAを6GHzチャネルに誘導し得る。
【0052】
図3は、満足のいく6GHzチャネルをスキャンするための例示のプロセス300を示すフローチャートである。ユニットが関連していない場合、305で、STAは、5GHzの電波をオンにして起動し、通常のスキャンを実施する。310で、6GHzのアドバタイズメントが見つからなかった場合、315で、STAは、5GHz帯に留まり得る。310で、6GHzの能力をさらにアドバタイズするAPが見つかった場合、STAは、APの情報にどの6GHzのチャネル/帯域が含まれるかを考慮することができる。例えば、320で、STAは、6GHz帯に関連付けられる動作要件を判定し得る。米国の現行の規制提案は、電力レベルがチャネル別に設定され得ることを示しているため、STAは、それを考慮に入れ得る。325で、6GHz帯の動作要件がSTAに対して満足のいくものであるとの判定がなされた場合、330で、STAは、6GHzの電波を起動し得る。325で、STAが6GHz帯の動作要件が満足のいくものではないと判定した場合、335で、STAは、スキャンを継続し得る。例えば、チャネルが低電力チャネルである場合、STAは、AFC/高電力チャネルを見つけるまで優先的に探し続け得る。
【0053】
実施形態では、複数のAPは、複数のAP間の帯域使用の効率を最大化するために調整し得る。例えば、APは、帯域の各々に関連付けられる様々な規制要件に基づいて、大きな帯域の使用を調整し得る。
【0054】
潜在的に低い電力制限(少なくともしばらくの間)では、STAを複数のAPに分散させることが、データレートを上昇させるために広い帯域幅を使用するのに有用であり得る。250mWなどの低電力レベルに制限された展開では、標準5GHzのAP(1W)と比較して、同じ領域をカバーするためにより多くのAPを必要とし得る。
【0055】
中央で調整されたAPの集合は、別個のAFC要求を送信することができ、中央コーディネーターは、応答に基づいてSTAを分配する方法を選択する場合がある。実施形態では、コントローラは、結果が許容できない場合、APにその要求を再送信するように誘導し得る。
【0056】
STAは、AFCが以前に許可されたチャネルをアクティブAPから引き出す場合に、標準電力から低電力へ、またはその帯域から退避するように誘導され得る。
【0057】
実施形態では、AFCは、任意の時点でチャネル割り振りを取り下げ得る。APがAFCから取り下げ通知を受信した場合、APは、すべてのSTAに、少なくとも低電力に低下する必要があると通知し得る。動作パラメータによって、STAがそれらの電力レベルを変更し、チャネル上に留まることが許可されていない場合、APは、APがAFCから新しい割り当てを取得することができるまで、非6GHz帯に移行するようにSTAを誘導し得る。
【0058】
タイミング分配/低遅延サービス/QoS
PTP(IEEE-1588)は、イーサネット(登録商標)上でタイミングの分配を可能にする。CableLabsのDTP(DOCSISタイミングプロトコル)は、この技術をDOCSIS上で拡張した。
【0059】
6GHzのWi-Fiアプリケーションの動機:ライセンスのない新しい周波数帯は、特に4つの帯域がすべて開放されている場合に、しばらくの間ほとんど干渉がない可能性が高い。帯域6のみが開放されている場合、その利点は短命となる。
【0060】
本開示は、6GHzを含む(必須ではない)Wi-Fiをさらに有するケーブルモデムGWに適用される。CMは、DTPをサポートし、CMTSもサポートしている。CMTS/CMは、いくつかの異なるタイミングソースを提供することができる。異なるモバイルプロバイダーが、異なる速度でネットワークを4Gから5Gへと前進させるにつれて、異なるスモールセル/ピコセルの使用に対して利用可能な異なるタイミングフィードが存在し得る。タイミングフィードはまた、異なる品質のものであってもよい(4G対5G 1ms)。
【0061】
APは、タイミング分配のサポートをアドバタイズすることができるか、または後で機能交換で提供することができる。この通知は、STAが関連付けられた後に、ビーコン内のフィールドまたは能力交換を介して送られる可能性がある。通知には、CM/APが利用可能であり得る複数の可能なタイミングソースを含めることができる。通知はまた、各潜在的なタイミングソースの精度または品質を示し得る。STAは、APが必要なタイミングフィードを提供することができるかどうかを判定する。STAは、タイミングフィードを要求することができる。STAは、タイミング分配を受信したい場合に、タイミング分配を受信したいとAPに通知する。この通知は、STAがどのタイミングソースに関心があるか、および/または受信する必要のある精度もしくは品質のレベルの可能性を示すことができる。APは、STAが要求したサービスを提供することができるかどうかを評価し得る。APは、CMおよび/またはCMTSと通信して、要求されたサービスおよびQoSレベルを提供することができることを確実にする必要があり得る。AP/CMは、その要求をCMTSに返す。CM/APが複数のタイミングフィードをサポートしなければならない場合、CMは、その内部システムに使用するタイミングフィードを選択してもよく、または特定のフィードを直接的に使用しなくてもよい。APが要求したサービスをSTAに提供することができる場合、APは、タイミングメッセージを伝送するOFDM/OFDMA下流および上流チャネルを選択する。例えば、タイミングメッセージは、選択された6GHzチャネル上に伝送され得る。チャネルは、実際には、11axで知られているように帯域幅が限定された1つ以上のリソースユニット(RU)であってもよいが、この目的専用にすることができることに留意されたい。APおよびSTAは、そのSTAが要求したサービスレベルのQoS要件に対応するために、APが開発したスケジュールに従ってそのRUを通信し始める。APは、予測可能性および良好な性能を確保するために、チャネルに対して限定されたMCS設定のセットを選択し得る。
【0062】
図4は、APとSTAとの間のタイミング分配を確立するための例示のプロセス400を示すフローチャートである。405で、APは、タイミング分配のサポートのためのアドバタイズメントを出力し得る。44で、APは、STAからタイミングフィードを受信するための要求を受信し得、ここで、要求は、STAがアドバタイズメントを認識することに応答して、STAから出力される。415で、タイミングメッセージを伝送するために、チャネルが選択され得る例えば、タイミングメッセージは、選択された6GHzチャネル上に伝送され得る。420で、タイミングメッセージを通信するためのスケジュールは、STAから受信される要求によって示されるサービスレベルに基づいて作成され得る。425で、APとSTAとの間の通信は、作成されたスケジュールに従って、選択されたチャネルにわたって開始され得る。
【0063】
図5は、APとSTAとの間のタイミング分配を確立するための例示のプロセス500を示すフローチャートであり、ここで、STAは、APが特定のサービスレベルで特定のソースからタイミング分配を提供するかどうかを判定する。505で、STAは、APから、APによって提供されるタイミング分配に関連付けられた情報を伝送するアドバタイズメントメッセージを受信し得る。510で、STAは、APによって提供されるソースおよび/またはサービスレベルを識別し得る。515で、STAは、要求されたタイミングサービスがAPによって提供されているかどうかを判定し得る。要求されたタイミングサービスがAPによって提供されていない場合、520で、STAは、タイミング分配を受信するための他の方法を評価し得る。要求されたタイミングサービスがAPによって提供されている場合、525で、STAは、指定のサービスレベルで指定のソースからタイミングフィードを受信するための要求を出力し得る。530で、APとSTAとの間の通信を開始し、要求されたタイミングフィードを受信し得る。
【0064】
6GHzのバックボーン
実施形態では、6GHz帯は、1つ以上のSTAまたはクライアントに提供されるワイヤレスネットワークをサポートするために、バックボーンとしてアクセスポイントまたはエクステンダの集合によって利用され得る。6GHz帯の1つ以上のサブバンド内の1つ以上のチャネルブロックは、無線ネットワークのAPまたはエクステンダの集合の各々に割り振られ得る。
【0065】
図6は、6GHzのバックボーン605を介して信号を送信および受信するための例示のシステムを示すブロック図である。実施形態では、2つの論理インターフェースが、単一の6GHzの電波610(例えば、LAN SSIDおよびWAN SSID)上に提供され得る。WANとLANのSSIDとの間のトラフィックは、典型的なWANイングレス機能(ファイアウォールなど)について、ルーター615を通過し得る。実施形態では、VLANタグを使用して、WANおよびLANトラフィックを識別および分離し得る。1つ以上のエクステンダ620は、LAN SSIDに関連付けられ得、ゲートウェイからIPアドレスを取得し得る(例えば、ルーター615はゲートウェイデバイス内に統合され得る)。例えば、1つ以上のエクステンダ620は、LANインターフェース625を介して通信し得る。エクステンダ620は、Wi-Fiクライアントであり得る。WANデバイス630は、ゲートウェイを発見して、関連付け得る。WANデバイス630は、Wi-Fiクライアントであり得る。関連付け時に、ゲートウェイ上で、リンクアップイベントが発生する。ゲートウェイは、WANネットワークからIPアドレスを取得する。WANデバイス630は、管理用に固定された周知のIPアドレスを有する。
【0066】
実施形態では、6GHz帯内の1つ以上のチャネルの各それぞれのチャネルブロックは、講内の特定の部屋または空間に割り振られ得る。例えば、仮想現実ヘッドセットで構成された部屋は、160MHzのチャネルブロックで構成されたその室内エクステンダ(例えば、エクステンダ620)を有し得、一方で、携帯電話およびラップトップユーザのみを有する別の部屋は、80MHzのチャネルブロックでのみ構成され得る。電力レベルは、各部屋または空間と6GHzのAPまたはエクステンダとの間の位置および/またはバリアに関連付けられる1つ以上の要因に基づいて、各チャネルに対して最適化され得る。別個のチャネルブロックの割り振りは、室内エクステンダとAP(例えば、ゲートウェイ)との間の通信に使用され得る。
【0067】
実施形態では、信号は、ネットワークインターフェースデバイス(NID)を介して、加入者施設で受信され、そこから送信され得る。6GHzのバックボーンを使用して、NIDと、講内に配置されたAP(例えば、APは、講内で中央に位置され得る)との間の信号を渡し得る。6GHzのバックボーンは、NID自体によって、またはNIDに取り付けられた、NIDの近くに壁に取り付けられた、もしくはNIDに近接して他の方法で位置付けられた別個のデバイスによって提供され得る。例えば、ホームネットワーク配線は、NIDに6GHzの電波を追加することによって、および1つ以上の6GHzのネットワークエクステンダを使用して、ホーム全体にわたってWi-Fiカバレッジを提供することによって除去され得る。
【0068】
ネットワークは、特定サイズのチャネルにおいて、低電力バックボーンに利用可能なスループットよりも高いスループットを提供する標準電力バックボーンラインを使用するように構成され得る。例えば、また、エクステンダが参加することを可能にし得るNIDからAPへのバックボーンは、標準電力で320MHzのチャネルブロックを使用して、NIDとAPとエクステンダとの間で情報を渡すことができる。各室内で、エクステンダは、160または320MHzのチャネルブロックにわたって低電力伝送を使用し得る。これらのチャネルはバックボーンリンクと同じか、またはそれよりも大きい場合があるが、電力が低いと、部屋内のスループットが低下する。これはなおも有利であり、なぜなら、室内のエクステンダは、無線サービスを提供するために室内のデバイスに多くの帯域幅を依然として提供する一方で、互いに干渉する可能性が低いからである。
【0069】
また、各室内エクステンダには、2.4または5GHzの伝送帯域、ならびに6GHzの伝送帯域を使用するオプションがある。エクステンダが、より低い帯域を必要とするクライアントデバイスを有する場合、エクステンダは、それらのレガシーデバイスをサポートするために、2.4または5GHzの電波などの追加のWi-Fi電波を有し得る。室内のエクステンダとの間のトラフィックは、依然として、6GHzのバックボーンを介して伝送される。実施形態では、1つ以上のエクステンダ620は、イーサネット(登録商標)ポート645を介してLANインターフェース640を通って、2.4GHzの電波655を介してLANインターフェース650を通って、および/または5GHzの電波665を介してLANインターフェース660を通って通信し得る。
【0070】
実施形態では、1つ以上のネットワークエクステンダ620は、6GHzのバックボーン605を介してWANデバイス630と通信するように構成され得る。例えば、通信は、LANインターフェース625を介して1つ以上のエクステンダ620から受信され、かつ1つ以上のエクステンダ620に転送され得、通信は、WANインターフェース635を介してWANデバイス630から受信され、WANデバイス630に転送され得る。
【0071】
図7は、6GHz無線帯の使用を容易にする例示的なネットワークアーキテクチャを示すブロック図である。実施形態では、アダプタは、講内に位置し得、ここで、アダプタは、WAN通信をWi-Fi信号に変換し、その後、その信号は、6GHzの無線帯を介して1つ以上のデバイスに通信される。実施形態では、1つ以上のWANアダプタ(例えば、5GmmWaveから6GHzのアダプタ705、LTEから6GHzのアダプタ710、PONから6GHzのアダプタ715、および/またはHFCから6GHzのアダプタ720)は、信号翻訳を容易にして、6GHzのWANと1つ以上の様々な通信ネットワーク(例えば、5GHz/LTE725、PON730、HFC735)との間の通信をサポートし得る。PONから6GHzのアダプタ715は、ONT740に接続され得る。各WANアダプタは、ゲートウェイデバイス(例えば、三帯域ゲートウェイ745)との間で6GHzの無線信号を送信および受信するための6GHzの電波を含み得る。三帯域ゲートウェイ745は、2.4GHzの電波、5GHzの電波、および/または6GHzの電波を含み得、ゲートウェイは、6GHzのWANと1つ以上のWLAN(例えば、5GHzのWLANおよび/または6GHzのWLAN)との間の通信を容易にし得る。ゲートウェイは、1つ以上のWLANを介して、1つ以上のエクステンダ(例えば、6GHzのエクステンダ750および/または5GHzのエクステンダ755)、クライアントデバイス760、および/またはモバイルデバイス765と通信し得る。
【0072】
図8は、mmWaveから6GHzのブリッジングの例示の利用を示している。実施形態では、アダプタ805は、講810に設置され得(例えば、アダプタ805は、講810の外壁820の窓815に設置されてもよい)、アダプタ805は、mmWaveから6GHzの変換器として動作し得る。アダプタ805は、5GのUEから6GHzのWi-Fiソリューションを含み得、それによって、6GHzのWLANを講810内で提供する。4×4の6GHzのソリューションを使用して、ゲートウェイ825に接続し得る。アダプタ805は、6GHzのバックホールを提供してもよく、ゲートウェイ825は、三帯域能力を有し得、それによって、ゲートウェイ825とアダプタ805との間の通信を容易にする。
【0073】
実施形態では、アダプタ805は、取り外し可能なインターフェースモジュール(例えば、図11の取り外し可能なインターフェースモジュール1130)を含み得、取り外し可能なインターフェースモジュールは、mmWave通信から6GHz通信への変換(その逆も同様である)を容易にする。取り外し可能なインターフェースモジュールは、ゲートウェイデバイス825またはアダプタ805のいずれかに設置され得、取り外し可能なインターフェースモジュールは、mmWave通信を提供するRCU830への接続品質に基づいて、ゲートウェイデバイス825とアダプタ805との間で移動し得る。
【0074】
実施形態では、ユーザまたは設置者は、取り外し可能なインターフェースモジュールがゲートウェイ825に取り付けられているとき、および/または取り外し可能なインターフェースモジュールがアダプタ805に取り付けられているときに、6GHzのバックホールの性能を検証し得る。性能測定基準に基づいて、ユーザまたは設置者は、よりよいまたはより望ましい性能測定基準を有するデバイスまたは位置に、取り外し可能なインターフェースモジュールを設置し得る。
【0075】
実施形態では、ゲートウェイ825は、複数の動作モードで構成され得、ここで、ゲートウェイ825は、ゲートウェイ825における取り外し可能なインターフェースモジュールの設置が検出されたときに、第1のモードで動作し、ゲートウェイ825における取り外し可能なインターフェースモジュールの設置が検出されなかったときに、第2のモードで動作する。例えば、第1のモードで動作するとき、ゲートウェイ825は、ゲートウェイ825によって使用される6GHzのモジュールを無効にして、アダプタ805によって提供される6GHzのバックホールを介して通信し得る。第2のモードで動作するとき、ゲートウェイ825は、アダプタ805によって提供される6GHzのバックホールを介して通信するために使用される6GHzモジュールを有効にし得る。
【0076】
図9は、6GHzおよび6GHzのアダプタ910を使用してブロードバンドを構905内に持ち込む例示のホームネットワークを示すブロック図である。実施形態では、アダプタ910は、有線接続(例えば、2.5GigE)を介してONT915に接続され得る。アダプタ910は、6GHzの電波を含み得、それを通して6GHzの無線バックホールが提供され得る。アダプタ910は、ONT915に近接して、講905内に設置され得る。6GHzの電波を有するゲートウェイ920は、アダプタ910によって提供される6GHz無線バックホールを利用し得る。無線バックホールを用いて、ゲートウェイ920を、講905内の最適な位置に配置して、講905内のより広いカバレッジ領域を提供し得る。例えば、ゲートウェイ920は、講内の中央位置に配置され得る。
【0077】
実施形態では、ゲートウェイは、1つ以上のエクステンダ925および/または1つ以上のクライアントデバイス930によってアクセスされ得るWLANを提供し得る。ゲートウェイ920は、MoCAクライアント935への有線接続を介して、1つ以上のサービスを1つ以上のMoCAクライアント935に提供し得る。
【0078】
実施形態では、天井に取り付けられたAP940は、講905の天井に設置され得る。天井に取り付けられたAP940は、電力へのアクセスを有するが、データインターフェースへのアクセスを有しない場所に取り付けられ得る。天井に取り付けられたAP940は、アダプタ910によって提供される6GHzのバックホールを介して通信し得、1つ以上のクライアントデバイス930に無線サービスを提供し得る。天井に取り付けられたAP940は、ゲートウェイ920と無線通信し得る。
【0079】
図10は、6GHzのバックボーンによってサポートされる例示のホームネットワークを示すブロック図である。実施形態では、6GHzの無線バックホールは、講1010の外部に位置し、かつ有線接続を介してONT1015に接続される、アダプタ1005によって提供され得る。6GHzの無線バックホールは、講1010内に位置するゲートウェイ1020によって利用され得、ゲートウェイ1020は、1つ以上の無線インターフェース/電波を介して、1つ以上のエクステンダ1025および/または1つ以上のクライアントデバイス1030に無線サービスを提供し得る。
【0080】
図11は、mmWaveから6GHzのアダプタの例示の概略を示している。実施形態では、アダプタは、サブ6のインターフェース1105および/またはmmWaveのインターフェース1110を通して受信された信号を、6GHzのインターフェース1115および/またはイーサネット(登録商標)インターフェース1120を通して通信される信号に変換し得る。アダプタは、6GHzの無線サービスおよび/またはイーサネット(登録商標)通信を加入者施設に提供し得る。実施形態では、サブ6および/またはmmWaveのRFインターフェースならびにモデム1125は、取り外し可能なインターフェースモジュール1130としてアダプタに取り付けられ得、取り外し可能なインターフェースモジュール1130は、アダプタから加入者施設の異なる場所に位置するゲートウェイに移動し得る。
【0081】
アダプタは、SoC(システムオンチップ)1135、DDR1140、フラッシュ1145、LED1150、および/またはボタン1155を含み得る。
【0082】
実施形態では、6GHzのインターフェースモジュールは、複数のアンテナを含み得、複数入力-複数出力(MIMO)サービス(例えば、2×2、4×4など)をサポートし得る。
【0083】
ホームまたはSMBにおける6GHz構造化Wi-Fi
Wi-Fiサービスは、主にアドホックベースで家庭、および中小企業(SMB)に導入されている。より洗練されたメッシュスキームを使用して、カバレッジを拡張したとしても、使用されるチャネルおよび帯域は、比較的混雑している2.4GHz帯および5GHz帯に限定されている。これらの帯域における電力レベルは、分離された一戸建ての住宅(SFR)であっても、1つの家から別の家への十分な漏れが存在し、他の近くの住宅からの信号が衝突しないようなものである。複数の住居ユニット(MDU)およびSMBユニットの場合、ほとんどのビジネスが他のWi-FiのAPおよびクライアントからの信号が重複している状況がさらに悪化する。
【0084】
6GHz帯は、本明細書では構造化Wi-Fiと呼ばれるアプローチで改善された条件を提供し得る。6GHz帯は、数百GHzのオープンチャネルを提供してもよく、電力レベルが許す限り非常に低い(250mW~100mW)という潜在的な制限がある。構造化されたAPは、6GHz、ならびに2.4および5GHzのサービスを提供し得る。APは、現在一般的であるよりも、より複雑なパケットのスイッチングおよびルーティングを提供し得る。
【0085】
バックボーンAPは、広い6GHzチャネルを使用して、少なくとも1つの他のバックボーンAPに接続し得る。バックボーンAPは、WAN接続に到達するためにパケットが通過しなければならない無線ホップの数を最小化するためにメッシュとして動作し得る。バックボーンAPのメッシュに従属しているのは、ローカルAPおよびそのクライアントである。図12は、複数のバックボーンAPを含む例示のネットワークを示すブロック図である。
【0086】
図12は、高帯域幅接続ではより広い接続を示し、低帯域幅接続ではより狭い接続を示している。例えば、WAN1205とバックボーンAP1210との間の接続、バックボーンAP1210間の接続、およびバックボーンAP1210とエクステンダ1215との間の接続は、ローカルAP1220および/またはエクステンダ1215とクライアントデバイス1225との間の接続よりも高い帯域幅接続であってもよい。
【0087】
システムは、400MHzチャネルなどの広いチャネルをバックボーン接続に使用し、160MHzチャネルなどの幅の狭いチャネルをクライアント1225への接続に使用する。クライアントは、ローカルAPまたはエクステンダAPと関連付けることができるが、バックボーン接続は、クライアント接続とは別個のチャネルである。クライアント接続に使用されるチャネルは、より低い電力であるとともに、より狭いチャネル帯域幅を使用することもできる。より低い電力信号は壁を貫通するのがより困難であるため、ローカルAPへのクライアント接続は、他の非Wi-Fi通信の混雑への寄与および干渉の原因とならず、なおも室内で高速接続を提供することができる。
【0088】
実施形態では、APは、1つ以上の隣接するAPによる1つ以上の6GHzチャネルの使用を検出し得る。例えば、MDUでは、APは、隣接するAPと情報を交換するよう構成されてもよく、ここで、情報は、APによって使用されているチャネルを識別し、および/または識別されたチャネルのAPの使用に関連付けられる測定基準を使用する。交換された情報に基づいて、APは、使用する最適な6GHzのチャネルを判定してもよい。例えば、APは、隣接するAPによって最も低い使用レベルであると識別される6GHzのチャネルを選択し得る。
【0089】
実施形態では、APは、隣接するAPによって使用されていないチャネルが見つかるまで、6GHzのチャネルを変更し得る。
【0090】
実施形態では、隣接するAP間で交換される情報は、各APによって使用されるチャネルの再割り振りをトリガし得る。例えば、隣接するAPの各々は、固有のチャネルに割り当てられ得る。
【0091】
物理的なインスタンス化
バックボーンAP/ローカルAPの組み合わせ(例えば、図12に示す統合バックボーンAP1210およびローカルAP1220)は、標準的な黒色の長方形の箱の中にあってもよいが、これらのAPを天井レベルに置く利点がある。例えば、結合されたバックボーンAPおよびローカルAPは、図9の天井に取り付けられたAP940に統合され得る)。部屋内の障害物は少なく、信号レベルが頻繁に変化する原因となり得る移動障害物も少なくなっている。1つの可能なインスタンス化は、シーリングファン内である。これらのファンは、通常、単純な照明器具に比べ相当な高さがあり、AP回路の追加を容易にする。ファンはまた、通常、部屋の中央に位置し、室内のカバレッジを容易にする。シーリングAPは、シーリングAP内の第2の電波よりも広いチャネルおよび/またはより高い電力レベルをサポートし得る、1つの6GHzのバックボーン電波を有し得る。第2の電波は、バックボーンAPとは異なるより低い電力レベルおよび異なるチャネルで動作する、別の6GHzの電波であってもよい。第2の電波は、標準的なシングルバンドまたはデュアルバンドの2.4または5GHzのWi-Fi電波であってもよい。第2の電波は、6GHzのWi-Fi電波またはLiFi電波であってもよい。最後の2つのオプションのいずれかは、室内の信号を保持し、隣接する部屋との干渉を最小限に抑えるのにも良好である。
【0092】
実施形態では、天井に取り付けられたAPは、電力供給されているが、有線データ接続を有しない場所に設置され得る。例えば、天井に取り付けられたAPは、電力へのアクセスを有するシーリングファンまたは他の天井に取り付けられた固定具に設置され得る。天井に取り付けられたAPは、無線バックホール(例えば、6GHzの無線バックホール)に接続して、1つ以上のインターフェース(例えば、2.4GHz、5GHz、6GHzのインターフェースなど)を介して、無線サービスを1つ以上のクライアントデバイスに提供し得る。
【0093】
タイミング分配/低遅延サービス/QoS
PTP(IEEE-1588)は、イーサネット(登録商標)上でタイミングの分配を可能にする。CableLabsのDTPは、この技術をDOCSIS上で拡張した。
【0094】
6GHzのWi-Fiアプリケーションの動機:ライセンスのない新しい周波数帯は、特に4つの帯域がすべて開放されている場合に、しばらくの間ほとんど干渉がない可能性がある。帯域6のみが開放されている場合、その利点は短命となる。
【0095】
本開示は、6GHzを含む(必須ではない)Wi-Fiをさらに有するケーブルモデムGWに適用される。CMは、DTPをサポートし、CMTSもサポートしている。CMTS/CMは、いくつかの異なるタイミングソースを提供することができる。異なるモバイルプロバイダーが、異なる速度でネットワークを4Gから5Gへと前進させるにつれて、異なるスモールセル/ピコセルの使用に対して異なるタイミングフィードが利用可能となる場合がある。タイミングフィードはまた、異なる品質のものであってもよい(4G対5G 1ms)。
【0096】
APは、タイミング分配のサポートをアドバタイズすることができるか、または後で機能交換で提供することができる。この通知は、STAが関連付けられた後に、ビーコン内のフィールドまたは能力交換を介して送られる可能性がある。通知には、CM/APが利用可能であり得る複数の可能なタイミングソースを含めることができる。通知はまた、各潜在的なタイミングソースの精度または品質を示し得る。STAは、APが必要なタイミングフィードを提供することができるかどうかを決定する。STAは、タイミングフィードを要求することができる。STAは、タイミング分配を受信したい場合に、タイミング分配を受信したいとAPに通知する。この通知は、STAがどのタイミングソースに関心があるか、および/または受信する必要のある精度もしくは品質のレベルの可能性を示すことができる。APは、STAが要求したサービスを提供することができるかどうかを評価することができる。APは、CMおよび/またはCMTSと通信して、要求されたサービスおよびQoSレベルを確実に提供することができるようにしなければならない場合がある。AP/CMは、その要求をCMTSに返す。CM/APが複数のタイミングフィードをサポートしなければならない場合、CMは、その内部システムに使用するタイミングフィードを選択してもよく、または特定のフィードを直接的に使用しなくてもよい。APが要求したサービスをSTAに提供することができる場合、APは、タイミングメッセージを伝送するOFDM/OFDMA下流および上流チャネルを選択する。例えば、タイミングメッセージは、選択された6GHzチャネル上に伝送され得る。チャネルは、実際には、11axで知られているように帯域幅が限定された1つ以上のリソースユニット(RU)であってもよいが、この目的専用にすることができることに留意されたい。APおよびSTAは、そのSTAが要求したサービスレベルのQoS要件に対応するために、APが開発したスケジュールに従ってそのRUを通信し始める。APは、予測可能性および良好な性能を確保するために、チャネルに対して限定されたMCS設定のセットを選択し得る。
【0097】
図13は、6GHzのバックボーンおよび/または6GHzの無線通信を容易にして利用するために動作可能なハードウェア構成1300のブロック図である。ハードウェア構成1300は、プロセッサ1310、メモリ1320、記憶デバイス1330、および入力/出力デバイス1340を含み得る。コンポーネント1310、1320、1330、および1340の各々は、例えば、システムバス1350を使用して相互接続され得る。プロセッサ1310は、ハードウェア構成1300内で実行するための命令を処理することが可能であり得る。一実装形態では、プロセッサ1310は、シングルスレッドプロセッサであり得る。別の実装形態では、プロセッサ1310は、マルチスレッドプロセッサであり得る。プロセッサ1310は、メモリ1320内または記憶デバイス1330上に記憶された命令を処理することが可能であり得る。
【0098】
メモリ1320は、情報をハードウェア構成1300内に記憶することができる。一実装形態では、メモリ1320は、コンピュータ可読媒体であり得る。一実装形態では、メモリ1320は、揮発性メモリユニットであり得る。別の実装形態では、メモリ1320は、不揮発性メモリユニットであり得る。
【0099】
いくつかの実装形態では、記憶デバイス1330は、ハードウェア構成1300に大容量ストレージを提供することが可能であり得る。一実装形態では、記憶デバイス1330は、コンピュータ可読媒体であり得る。様々な異なる実装形態では、記憶デバイス1330は、例えば、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、フラッシュメモリ、または何らかの他の大容量記憶デバイスを含むことができる。他の実装形態では、記憶デバイス1330は、ハードウェア構成1300の外部のデバイスであってもよい。
【0100】
入力/出力デバイス1340は、ハードウェア構成1300に入力/出力動作を提供する。一実装形態では、入力/出力デバイス1340は、ビデオ、および/またはデータサービスをクライアントデバイス(例えば、テレビ、STB、コンピュータ、携帯機器、タブレットなど)またはクライアントデバイスに関連付けられた表示デバイスに出力するためのネットワークインターフェースデバイス(例えば、イーサネット(登録商標)カード)、シリアル通信デバイス(例えば、RS-232ポート)、1つ以上のユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース(例えば、USB2.0ポート)、1つ以上の無線インターフェースデバイス(例えば、802.11カード)、および/または1つ以上のインターフェースのうちの1つ以上を含むことができる。別の実装形態では、入力/出力デバイスは、通信を1つ以上のネットワークに送信し、通信を1つ以上のネットワークから受信するように構成されたドライバデバイスを含み得る。
【0101】
本開示の主題、およびそのコンポーネントは、実行時に、1つ以上の処理デバイスを上述のプロセスおよび機能を実施させる命令によって実現され得る。こうした命令は、スクリプト命令(例えば、Java(登録商標)ScriptまたはECMAScript命令)、または実行可能コード、またはコンピュータ可読媒体内に記憶された他の命令などの、解釈された命令を含むことができる。
【0102】
主題の実装形態および本明細書に記述された機能動作は、デジタル電子回路で、または本明細書に開示された構造およびその構造等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアで、またはそれらのうちの1つ以上の組み合わせで提供され得る。本明細書に記述される主題の実施形態は、1つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、有形のプログラムキャリア上にコードされるコンピュータプログラム命令のうちの1つ以上のモジュールとして実装され得る。
【0103】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られる)は、コンパイルまたは解釈される言語、宣言言語、または手続型言語を含む、任意の形態のプログラミング言語で記述することができ、スタンドアローンプログラムとして、またはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、もしくはコンピューティング環境での使用に好適な他のユニットとして含まれる、任意の形態で展開することができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応するとは限らない。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に記憶された1つ以上のスクリプト)を保持するファイルの一部分、プログラム専用の単一ファイル、または複数の調整されたファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)に記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上、または1つのサイトに位置するか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、および通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開され得る。
【0104】
本明細書に記述されるプロセスおよび論理フローは、入力データに対して動作し、出力を生成することで、特定の機械(例えば、本明細書に記述されるプロセスを実施するようにプログラムされた機械)にプロセスを結合することによって、機能を実施するように、1つ以上のコンピュータプログラムを実行する、1つ以上のプログラム可能なプロセッサによって実施される。プロセスおよび論理フローはまた、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)などの専用論理回路によって実施されてもよく、また装置がまたそのように実装されてもよい。
【0105】
コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに好適なコンピュータ可読媒体は、例えば、半導体メモリデバイス(例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス)、磁気ディスク(例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク)、磁気光学ディスク、ならびにCD ROMおよびDVD ROMディスクとして含まれる、不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスのすべての形態を含む。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補完されるか、または専用論理回路に組み込まれ得る。
【0106】
本明細書には多くの具体的な実装形態の詳細が含まれるが、これらは、任意の発明の範囲または特許請求の範囲の制限としてではなく、特定の発明の特定の実施形態に特有であり得る特徴の記述として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で本明細書に記述される特定の特徴はまた、単一の実施形態で組み合わせて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で記述される様々な特徴はまた、複数の実施形態で別々に、または任意の好適なサブ組み合わせで実装されてもよい。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されてもよく、また最初にそのように特許請求されたとしても、特許請求された組み合わせからの1つ以上の特徴は、場合により、その組み合わせから切り出されてもよく、特許請求された組み合わせは、サブ組み合わせまたはサブ組み合わせの変形を対象としてもよい。
【0107】
同様に、動作は図面に特定の順序で描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で実施されること、または順次実施されること、またはすべての図示された動作が実施されることを要求しているとは理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理および並列処理が、有利であり得る。さらに、上述の実施形態における様々なシステムコンポーネントの分離は、すべての実施形態でこのような分離を必要とすると理解されるべきではなく、記述されたプログラムコンポーネントおよびシステムは、一般に単一のソフトウェア製品に一緒に統合され得るか、または複数のソフトウェア製品にパッケージ化され得ることが理解されるべきである。
【0108】
本明細書に記述される主題の特定の実施形態が説明されてきた。他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。例えば、特許請求の範囲に列挙された行為は、別段の明示的な記載がない限り、異なる順序で実施することができ、なおも望ましい結果を達成することができる。一例として、添付図面に示されるプロセスは、望ましい結果を達成するために、必ずしも示される特定の順序、または連続的な順序を必要としない。いくつかの実装形態では、マルチタスク処理および並列処理が、有利であり得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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【国際調査報告】