(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-10
(54)【発明の名称】エアロゾル発生装置、発熱組立体及びデータ相互作用方法
(51)【国際特許分類】
A24F 40/50 20200101AFI20221102BHJP
A24F 40/60 20200101ALI20221102BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20221102BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/60
A24F40/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022514839
(86)(22)【出願日】2020-08-25
(85)【翻訳文提出日】2022-03-04
(86)【国際出願番号】 CN2020111116
(87)【国際公開番号】W WO2021043028
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】201910838951.9
(32)【優先日】2019-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517419906
【氏名又は名称】深▲せん▼麦克韋爾科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SMOORE TECHNOLOGY LIMITED
【住所又は居所原語表記】16#, Dongcai Industrial Park, Gushu Town, Xixiang Street, Baoan District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】陳 海超
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA02
4B162AA22
4B162AB11
4B162AD20
4B162AD23
(57)【要約】
本願は、エアロゾル発生装置、発熱組立体及びデータ相互作用方法を開示する。エアロゾル発生装置は本体(11)と発熱組立体(12)を含む。発熱組立体(12)は本体(11)に着脱可能に接続される。発熱組立体(12)は第1標識情報を含む。第1標識情報は、サーバー(20)によって識別するために使用され得る。本体は、サーバー(20)が第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体(12)を加熱し、さらに発熱組立体(12)を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。特徴パラメータは、1つのモデルの発熱組立体(12)に対応する。上記の方式により、発熱組立体(12)を自由に交換し、使用コストを削減することができるとともに、部品を交換するときに、偽物や劣った部品に交換して、ユーザーの使用に影響を与えるのを回避することが保証される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と
前記本体に着脱可能に接続された発熱組立体と、を含み、
前記発熱組立体は、第1標識情報を含み、前記第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得、
前記本体は、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用され、前記特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する、ことを特徴とするエアロゾル発生装置。
【請求項2】
前記本体は、外部端末とのデータ接続を確立し、前記発熱組立体は、前記外部端末を介して前記サーバーに前記第1標識情報を送信し、前記本体はさらに、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する前記特徴パラメータを前記サーバーから取得する、ことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記第1標識情報はシリアル番号であり、前記サーバーに記憶される前記特徴パラメータは、前記第1標識情報に基づいて生成され、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記シリアル番号に基づいて生成する前記特徴パラメータを取得するために使用される、ことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記第1標識情報はバーコードであり、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記バーコードを識別して生成する前記特徴パラメータを取得するために使用される、ことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記第1標識情報は2次元コードであり、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記2次元コードを識別して生成する前記特徴パラメータを取得するために使用される、ことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記第1標識情報はRFIDタグ情報であり、前記サーバーは、RFID認識器によって前記RFIDタグ情報を取得し前記特徴パラメータを生成する、ことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記本体は通信モジュールをさらに含み、前記本体は、前記通信モジュールを介して前記外部端末とのデータ接続を確立する、ことを特徴とする請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記通信モジュールは、WIFI通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信又はNFC通信モジュールのうちの1つ又は複数である、ことを特徴とする請求項7に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記通信モジュールはデータインタフェースであり、前記データインタフェースは、データ線を介して前記外部端末とのデータ相互作用を実行する、ことを特徴とする請求項7前記エアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記本体は、
ケース組立体と、
前記ケース組立体内に配置されたコントローラと、を含み、
前記発熱組立体は、前記ケース組立体に着脱可能に接続され、かつ前記ケース組立体に接続されると、前記コントローラに電気的に接続され、前記コントローラは、前記通信モジュールを使用して前記サーバーから前記特徴パラメータを取得するために使用される、ことを特徴とする請求項7に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項11】
前記本体は、第1本体部と第2本体部を含み、前記第1本体部は、電池を収容するために使用され、前記第2本体部は、前記発熱組立体に接続するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項12】
前記第2本体部には第1接続部品が設けられ、前記発熱組立体には第2接続部品が設けられ、前記第1接続部品と前記第2接続部品は、前記第2本体部と前記発熱組立体を接続するために使用される、ことを特徴とする請求項11に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項13】
前記エアロゾル発生装置は、前記本体に着脱可能に接続される第1蓋体をさらに含み、前記発熱組立体が前記本体に接続されるときに、前記第1蓋体は、前記発熱組立体をカバーするように配置される、ことを特徴とする請求項12に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項14】
前記エアロゾル発生装置は、前記本体に着脱可能に接続される第2蓋体をさらに含み、前記第2蓋体は、前記発熱組立体と前記第2本体部をカバーするように配置されるか、前記第2蓋体は、前記第1蓋体と前記第2本体部をカバーするように配置される、ことを特徴とする請求項13に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項15】
前記本体は第2標識情報を含み、前記第2標識情報は、前記サーバーによって識別するために使用され得、前記本体は、前記サーバーが前記第2標識情報に基づいて生成する基本パラメータを取得し、前記基本パラメータに基づいて更新及び/又はアップグレードを実行するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項16】
前記発熱組立体は、
発熱体と、
前記発熱体に接続された第1導電端子と、を含み、
前記本体は第2導電端子をさらに含み、前記第1導電端子と前記第2導電端子が接続されるときに、前記本体は前記発熱体に電力を供給し、
前記特徴パラメータは、前記発熱組立体の発熱体パラメータ及び加熱パラメータを含み、前記発熱体パラメータは、前記発熱組立体の発熱体の抵抗値と温度との間の対応関係を表し、
前記本体はまた、前記発熱体の抵抗値を検出し、さらに前記発熱体パラメータに基づいて前記発熱体の温度を確定し、前記発熱体の温度と前記加熱パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱するために使用される、ことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項17】
前記本体は、前記発熱体に供給される電力のパルス周波数及び/又はパルス振幅及び/又はデューティ比を変更することによって、前記発熱体の温度を制御する、ことを特徴とする請求項16に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項18】
発熱組立体であって、エアロゾル発生装置の本体に着脱可能に接続するために使用され、
前記発熱組立体は、第1標識情報を含み、前記第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得、前記本体は、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用され、前記特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する、ことを特徴とする発熱組立体。
【請求項19】
前記発熱組立体は、
発熱体と、
前記発熱体に接続された第1導電端子と、を含み、
前記第1導電端子はまた、前記本体が前記発熱体に電力を供給するために、前記本体の第2導電端子に接続するために使用される、ことを特徴とする請求項18に記載の発熱組立体。
【請求項20】
データ相互作用方法であって、外部端末に適用され、前記外部端末は、エアロゾル発生装置及びサーバーとのデータ相互作用を実行するために使用され、
前記データ相互作用方法は、
前記エアロゾル発生装置における発熱組立体の第1標識情報を取得することと、
前記第1標識情報を前記サーバーに送信することと、
前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得することと、
前記特徴パラメータを前記エアロゾル発生装置の本体に送信して、前記本体が前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させることであって、前記特徴パラメータは1つのモデルの前記発熱組立体に対応することと、を含むことを特徴とするデータ相互作用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、加熱非燃焼技術の分野に関し、特に、エアロゾル発生装置、発熱組立体及びデータ相互作用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の加熱非燃焼エアロゾル発生装置のほとんどは、加熱素子を使用してエアロゾル発生基質を加熱し、ユーザーが吸入するための継続的な発煙効果を形成する。吸入完了後、ユーザーは、エアロゾル発生基質を加熱素子から引き出し、加熱素子とエアロゾル発生基質の分離を実現する。
加熱後、エアロゾル発生基質は、加熱素子に付着した一定量の粘結物を生成して粘結状態を形成する。粘結物は、加熱素子の表面に残り、さらに増加する。これにより、加熱素子の外径がある程度増加し、加熱素子が損傷される。それは、発煙製品の味に影響を与えるとともに、加熱非燃焼エアロゾル発生装置の耐用年数を短縮する。
【発明の概要】
【0003】
本願は、加熱素子を容易に置き換えることができない従来技術の問題を解決するために、エアロゾル発生装置、発熱組立体、及びデータ相互作用方法を提供する。
本願が上記の課題を解決するために採用する技術的手段の1つは、エアロゾル発生装置を提供することである。前記エアロゾル発生装置は、本体と、前記本体に着脱可能に接続された発熱組立体と、を含み、前記発熱組立体は、第1標識情報を含み、前記第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得、前記本体は、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用され、前記特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する。
【0004】
本願の一実施形態によると、前記本体は、外部端末とのデータ接続を確立し、前記発熱組立体は、前記外部端末を介して前記サーバーに第1標識情報を送信し、前記本体はさらに、前記外部端末を介して、前記サーバーから前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得する。
【0005】
本願の一実施形態によると、前記第1標識情報はシリアル番号であり、前記サーバーに記憶される特徴パラメータは、前記第1標識情報に基づいて生成され、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記シリアル番号に基づいて生成する特徴パラメータを取得するために使用される。
【0006】
本願の一実施形態によると、前記第1標識情報はバーコードであり、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記バーコードを識別して生成する特徴パラメータを取得するために使用される。
【0007】
本願の一実施形態によると、前記第1標識情報は2次元コードであり、前記本体は、前記外部端末を介して、前記サーバーが前記2次元コードを識別して生成する特徴パラメータを取得するために使用される。
【0008】
本願の一実施形態によると、前記第1標識情報はRFIDタグ情報であり、前記サーバーは、RFID認識器によって前記RFIDタグ情報を取得し特徴パラメータを生成する。
【0009】
本願の一実施形態によると、前記本体は通信モジュールをさらに含み、前記本体は、通信モジュールを介して前記外部端末とのデータ接続を確立する。
【0010】
本願の一実施形態によると、WIFI通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信又はNFC通信モジュールのうちの1つ又は複数である。
【0011】
本願の一実施形態によると、前記通信モジュールはデータインタフェースであり、前記データインタフェースは、データ線を介して前記外部端末とのデータ相互作用を実行する。
【0012】
本願の一実施形態によると、前記本体は、ケース組立体と、前記ケース組立体内に配置されたコントローラと、を含み、前記発熱組立体は、前記ケース組立体に着脱可能に接続され、かつ前記ケース組立体に接続されると、前記コントローラに電気的に接続され、コントローラは、前記通信モジュールを使用して前記サーバーから前記特徴パラメータを取得するために使用される。
【0013】
本願の一実施形態によると、前記本体は、第1本体部と第2本体部を含み、前記第1本体部は、電池を収容するために使用され、前記第2本体部は、前記発熱組立体に接続するために使用される。
【0014】
本願の一実施形態によると、前記第2本体部には第1接続部品が設けられ、前記発熱組立体には第2接続部品が設けられ、前記第1接続部品と前記第2接続部品は、前記第2本体部と前記発熱組立体を接続するために使用される。
【0015】
本願の一実施形態によると、前記エアロゾル発生装置は、前記本体に着脱可能に接続される第1蓋体をさらに含み、前記発熱組立体が前記本体に接続されるときに、前記第1蓋体は、前記発熱組立体をカバーするように配置される。
【0016】
本願の一実施形態によると、前記エアロゾル発生装置は、前記本体に着脱可能に接続される第2蓋体をさらに含み、前記第2蓋体は、前記発熱組立体と前記第2本体部をカバーするように配置されるか、前記第2蓋体は、前記第1蓋体と前記第2本体部をカバーするように配置される。
【0017】
本願の一実施形態によると、前記本体は第2標識情報を含み、前記第2標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得、前記本体は、前記サーバーが前記第2標識情報に基づいて生成する基本パラメータを取得し、前記基本パラメータに基づいて更新及び/又はアップグレードを実行するために使用される。
【0018】
本願の一実施形態によると、前記発熱組立体は、発熱体と、前記発熱体に接続された第1導電端子と、を含み、前記本体は第2導電端子をさらに含み、前記第1導電端子と前記第2導電端子が接続されるときに、前記本体は前記発熱体に電力を供給し、前記特徴パラメータは、前記発熱組立体の発熱体パラメータ及び加熱パラメータを含み、前記発熱体パラメータは、前記発熱組立体の発熱体の抵抗値と温度との間の対応関係を表し、前記本体はまた、前記発熱体の抵抗値を検出し、さらに前記発熱体パラメータに基づいて前記発熱体の温度を確定し、前記発熱体の温度と前記加熱パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱するために使用される。
【0019】
本願の一実施形態によると、前記本体は、前記発熱体に供給される電力のパルス周波数及び/又はパルス振幅及び/又はデューティ比を変更することによって、前記発熱体の温度を制御する。
【0020】
本願が上記の課題を解決するために採用する別の技術的手段は、発熱組立体を提供することである。前記発熱組立体は、エアロゾル発生装置の本体に着脱可能に接続するために使用される。前記発熱組立体は、第1標識情報を含み、前記第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得、前記本体は、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用され、前記特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する。
【0021】
本願の一実施形態によると、前記発熱組立体は、発熱体と、前記発熱体に接続された第1導電端子と、を含み、前記第1導電端子はまた、前記本体が前記発熱体に電力を供給するために、前記本体の第2導電端子に接続するために使用される。
本願が上記の課題を解決するために採用する他の技術的手段は、データ相互作用方法を提供することである。前記データ相互作用方法は、外部端末に適用される。前記外部端末は、エアロゾル発生装置及びサーバーとのデータ相互作用を実行するために使用される。前記データ相互作用方法は、前記エアロゾル発生装置における発熱組立体の第1標識情報を取得することと、前記第1標識情報を前記サーバーに送信することと、前記サーバーが前記第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得することと、前記特徴パラメータを前記エアロゾル発生装置の本体に送信して、前記本体が前記特徴パラメータに基づいて前記発熱組立体を加熱し、さらに前記発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させることであって、前記特徴パラメータは1つのモデルの前記発熱組立体に対応することと、を含む。
【0022】
本願の有益な効果は次のとおりである。従来技術とは異なり、本願は、エアロゾル発生装置を提供する。このエアロゾル発生装置は、着脱可能に接続される本体と発熱組立体を含む。発熱組立体は、第1標識情報を含み、第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得る。本体は、サーバーが第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体を加熱し、さらに発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。特徴パラメータは、1つのモデルの発熱組立体に対応する。上記の方式により、発熱組立体と本体を着脱可能な構造として設定することによって、エアロゾル発生装置の部品を容易に交換し、使用コストを削減することができるとともに、部品を交換するときに、偽物や劣った部品に交換して、ユーザーの使用に影響を与えるのを回避することが保証される。一方、サーバーから関連する特徴パラメータを取得することによって、記憶コストを削減し、特徴パラメータの高速更新と置換を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
以下、本出願の実施例の技術的手段を更に詳細に説明するために、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明する。当然のことながら、下記の説明における図面は本出願の幾つかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第1実施例の構造模式図である。
【
図2】本願によって提供されるエアロゾル発生装置とサーバーとのデータ相互作用の模式図である。
【
図3】本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第2実施例の構造模式図である。
【
図4】本願によって提供される温度-時間変化曲線の模式図である。
【
図5】本願によって提供されるパルス電圧の模式図である。
【
図6】
図1に示されるエアロゾル発生装置の本体の構造模式図である。
【
図7】本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第3実施例の構造模式図である。
【
図8】本願によって提供される発熱組立体の一実施形態の構造模式図である。
【
図9】本願によって提供されるサーバーの一実施形態の構造模式図である。
【
図10】本願によって提供されるデータ相互作用方法の一実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本願の実施例における技術案は、本願の実施例における図面と併せて以下に明確かつ完全に説明する。ここで述べた具体的な実施例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解され得る。また、説明を簡単にするために、図面には、すべての構造ではなく、本願に関連する部分のみが示されていることを説明する必要がある。当業者が創造的な作業なしに本願の実施例に基づいて得られる全ての他の実施例は、本願の保護範囲に含まれるべきである。
【0025】
本願における「第1」、「第2」などの用語は、異なる対称を区別するために使用され、特定の順序を説明するためのものではない。また、「含む」や「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、挙げられたステップ又はユニットに限定されず、任意選択で、挙げられていないステップ又はユニットを更に含み、又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを更に含む。
【0026】
本明細書における「実施例」への言及は、実施例に関して説明される特定の特徴、構造又は特性が、本願の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。明細書の様々なところで出現する該用語は、必ずしも同じ実施例を指すわけではなく、他の実施例と相互に排他的な独立した又は代替の実施例でもない。当業者は、本明細書に記載の実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明確かつ暗黙的に理解している。
【0027】
図1、
図2及び
図3を参照されたい。
図1は、本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第1実施例の構造模式図である。
図2は、本願によって提供されるエアロゾル発生装置とサーバーとのデータ相互作用の模式図である。
図3は、本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第1実施例の別の構造模式図である。
図3の左半分は、エアロゾル発生装置10の全体の模式図を示し、右半分は、分解模式図を示す。このエアロゾル発生装置10は、本体11及び発熱組立体12を含む。本体11は、発熱組立体12に着脱可能に接続される。
【0028】
具体的には、発熱組立体12は、第1標識情報を含む。第1標識情報は、サーバー20によって識別するために使用され得る。本体11は、サーバー20が第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体を加熱し、さらに発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する。
【0029】
特徴パラメータは、異なるモデルの発熱組立体12に応じて形成される。発熱組立体12の加熱体の材料、プロセス、製造機器などの要因の影響により、その特徴パラメータ(例えば、「温度T-抵抗R」曲線、初期抵抗値R0、TCR(temperature coefficient of resistance、抵抗の温度係数)など)に違いがあるため、製品の製造中、発熱組立体12をテスト装置に置いて、異なるモデルの発熱組立体12の特徴パラメータをテストする。
【0030】
オプションの実施例では、サーバー20には、特徴パラメータ-第1標識情報データパケットが記憶されている。サーバー20は、第1標識情報を取得した後、第1標識情報を介して特徴パラメータ-第1標識情報データパケットをアンロックして、対応する特徴パラメータを生成し本体11に提供することができる。
【0031】
別のオプションの実施例では、サーバー20には、対応するアルゴリズムが記憶されている。第1標識情報が入力された後、アルゴリズムにより特徴パラメータが取得され、本体11に提供される。
【0032】
具体的には、第1標識情報は、各発熱組立体12の唯一の標識情報、又は同じモデルの発熱組立体12の唯一の標識情報であり得る。従って、第1標識情報に基づいて取得される特徴パラメータはまた、対応する唯一の発熱組立体12であり得る。
【0033】
別の実施例では、特徴パラメータは、1つのモデルの発熱組立体12に対応する。特徴パラメータが固定されており、特徴パラメータを使用してそれに適合する発熱組立体12のみを加熱することができるため、接続された発熱組立体12のモデルが、この特徴パラメータに対応するモデルに対応しない場合、発熱組立体12は、エアロゾル発生基質を十分に加熱することができず、エアロゾル吸入味が悪くなる。このようにして、発熱組立体12のタイプを勝手に交換することを回避することができる。ユーザーは、発熱組立体12を交換する際に、同じモデルの発熱組立体12のみを交換することができる。
【0034】
オプションで、本体11は、第1本体部11aと第2本体部11bを含む。第1本体部11aは、電池を収容するために使用され、第2本体部11bは、コントローラなどを収容するために使用されるとともに、発熱組立体12との接続を形成するために使用される。例えば、第2本体部11bには第1接続部品が設けられ、発熱組立体12には第2接続部品が設けられ、第2本体部11bと発熱組立体12との接続に使用される。オプションで、この接続部品は、スナップやねじなどであり得る。また、発熱組立体12は、底部を介して第1本体部11aに接続され得る。
【0035】
オプションで、エアロゾル発生装置10は、本体11に着脱可能に接続された第1蓋体14と第2蓋体15をさらに含む。発熱組立体12が本体11に固定接続されている場合、第1蓋体14は、発熱組立体12を保護するために、発熱組立体12をカバーするように配置することができる。さらに、第2蓋体15は、発熱組立体12と第2本体部11bを保護するために、発熱組立体12(又は、第1蓋体14)と第2本体部11bをカバーするように配置することができる。
【0036】
オプションで、一実施例では、特徴パラメータは、発熱組立体12における発熱体パラメータ及び加熱パラメータを含む。発熱体パラメータは、発熱体の抵抗値と温度との間の対応関係を表す。
【0037】
発熱体パラメータは、異なるモデルの発熱組立体12に応じて形成される。発熱組立体12の発熱体の材料、プロセス、製造機器などの要因の影響により、その特徴パラメータ(例えば、「温度T-抵抗R」曲線、初期抵抗値R0、TCR(temperature coefficient of resistance、抵抗の温度係数)など)に違いがあるため、製品の製造中、発熱組立体12をテスト装置に置いて、異なるモデルの発熱組立体12の特徴パラメータをテストする。
【0038】
具体的には、加熱パラメータは、時間の変化に伴って発熱体に対して異なる程度の加熱を行うことを決定するために、「温度-時間変化曲線」であり得る。
図4に示すように、
図4は、本願によって提供される温度-時間変化曲線の模式図である。
【0039】
例えば、コントローラは、プリセットの温度-時間変化曲線に従って、PIDアルゴリズムを使用して発熱体の温度を制御する。ここで、「温度-時間」曲線は、タバコに対する加熱曲線を指す。
【0040】
下記では、具体的な場面を用いて本実施例を説明する。
【0041】
電子タバコ器具を使用して喫煙する場合、ユーザーは、まず本体11と発熱組立体12を接続し、オプションで、本体11上に設けられたスイッチボタンをオンにする。このとき、電子タバコ器具が作動し始める。
【0042】
本体11は、サーバー20における特徴パラメータを取得し、発熱組立体12における発熱体の抵抗値と温度との間の対応関係を取得し、計時を開始する。次に、発熱体の現在の抵抗値を取得し、発熱体パラメータに基づいて発熱体の現在の温度を取得する。最後に、「温度-時間」曲線で発熱体の電圧を制御する。
【0043】
一般的に、エアロゾル基質(タバコなど)を加熱してよりよい味を得るために、必要な加熱温度は時間帯により異なることが理解できる。オプションの実施例では、
図3に示すように、横座標軸は時間を表し、縦座標軸は温度を表す。
【0044】
T0-T1時間帯に、発熱体を加熱して、その温度を常温W0から温度W1に上昇させる。
T1-T2時間帯に、発熱体の温度をW1に維持する。
T2-T3時間帯に、発熱体の温度を低下させて、その温度をW1から温度W2に低下させる。
T3-T4時間帯に、発熱体の温度をW2に維持する。
T4の後、発熱体の温度を低下させて、その温度をW2から常温まで低下させる。
【0045】
具体的な実施例では、T1の値は5~10s、T2の値は12~18s、W1の値は320~360℃、W2の値は300~340℃とすることができる。
【0046】
オプションの実施例では、T1=7s、T2=15s、W1=340℃、W2=320℃であるため、本実施例の発熱体は、温度が1℃低下すると、それに応じてその抵抗が2.28mΩ減少すると仮定すると、温度W1からW2、即ち、温度が20℃低下すると、その抵抗値は20*2.28mΩ低下するように調整する必要がある。
【0047】
さらに、電気エネルギーを利用して発熱体に対して加熱温度制御を行うときに、発熱体に供給される電力のパルス周波数及び/又はパルス振幅及び/又はデューティ比を変更して、発熱体に対する温度制御を提供することを含み得るので、エアロゾル装置を制御してより、良い味の煙霧を放出することができる。
図5に示すように、
図5は、本願によって提供されるパルス電圧の模式図である。例えば、t1時間帯にイネーブルスイッチがオンにされると、電池は発熱体に電気エネルギーを提供し、t2時間帯にイネーブルスイッチがオフにされると、電池は発熱体に電気エネルギーを提供しない。従って、周期Tにおけるt1のパーセンテージを調整することで、発熱体の温度を調整することができる。具体的には、t1のデューティ比が増加すると、発熱体の温度は上昇し、t1のデューティが減少すると、発熱体の温度は低下する。
【0048】
実際の適用では、本体11と発熱組立体12は一体として販売することができ、本体11と発熱組立体12のうちの1つ又は2つと組み合わせて販売することもできる。このようにして、ユーザーは、そのうちのいずれかの部品を容易に交換することができる。例えば、ユーザーは、初回購入時に、本体11と発熱組立体12を同時に購入しており、使用中に、発熱組立体12が消耗して交換する必要がある場合、前のモデルと同じ発熱組立体12を購入するだけでよい。
【0049】
なお、ユーザーが購入した発熱組立体12が前のモデルと異なる場合でも、本体11は依然として発熱組立体12の第1標識情報に基づいて、サーバー20からその発熱組立体12に対応する特徴パラメータを取得することができ、対応する特徴パラメータに基づいて発熱組立体12を加熱することができる。この場合、そのうちの1つを交換しても、加熱の效果や味に影響がない。
【0050】
上記の方式によれば、ユーザーは、体験の悪い抱き合わせ販売ではなく、自由に組み合わせることができ、それによってユーザーの購入意欲を刺激することができる。
【0051】
従来技術とは異なり、本実施例によって提供されるエアロゾル発生装置は、本体と、本体に着脱可能に接続された発熱組立体と、を含む。発熱組立体は、第1標識情報を含む。第1標識情報は、サーバーによって識別するために使用され得る。本体は、サーバーが第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体を加熱し、さらに発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。前記特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する。上記の方式により、発熱組立体を着脱可能な構造にし、第1標識情報を発熱組立体上に配置することによって、サーバーは、第1標識情報に基づいて、対応する特徴パラメータを生成することができる。それにより、エアロゾル発生装置の部品を自由に交換し、使用コストを削減することができるとともに、部品を交換するときに、偽物や劣った部品に交換して、ユーザーの使用に影響を与えるのを回避することが保証される。一方、サーバーに特徴パラメータを保護することによって、記憶媒体のコストが削減され、製品のリアルタイム更新が容易になる。
【0052】
図6を参照されたい。本体11は、コントローラ111と通信モジュール112を含む。本体11は、通信モジュール112を介してサーバー20とのデータ相互作用を実行して、特徴パラメータを取得することができる。
【0053】
具体的な実施例では、本体11は、外部端末とのデータ接続を確立し、発熱組立体12は、外部端末を介してサーバー20に第1標識情報を送信し、本体11はさらに、外部端末を介してサーバー20からサーバー20が第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得する。
【0054】
具体的には、外部端末は、コンピュータなどのPC端末、又は携帯電話、タブレットコンピュータなどの移動端末であり得る。
【0055】
具体的な実施例では、本体11は、通信モジュール112を介して外部端末とのデータ接続を確立することができる。
【0056】
オプションで、この通信モジュール112は、WIFI通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信モジュール又はNFC(Near Field Communication、近距離無線通信)通信モジュールのうちの1つ又は複数であり得る。この通信モジュール112はまた、データインタフェースなどであり得、データ線を介して外部端末とのデータ相互作用を実行する。本体11は、通信モジュール112を介して外部端末とのデータ相互作用を実行して、特徴パラメータを取得する。その後、コントローラ111は、通信モジュール112によって取得された特徴パラメータに基づいて、発熱組立体12を加熱する。
【0057】
具体的な実施例では、第1標識情報はシリアル番号である。交換時に、サーバー20は、媒体としてのPC端末又はモバイル端末などの外部端末を介してシリアル番号を取得し、関連する特徴パラメータを生成することができる。
【0058】
具体的な実施例では、第1標識情報は2次元コード又は/及びバーコードである。交換するプロセス中、サーバー20は、媒体としての移動端末などの外部端末を介して、2次元コード又は/及びバーコードをスキャンし、2次元コード又は/及びバーコードに基づいて、関連する特徴パラメータを生成することができる。サーバー20に記憶される特徴パラメータは、第1標識情報に基づいて生成されるものである。
【0059】
具体的な実施例では、通信モジュール112は、WIFI通信モジュール、ブルートゥース(登録商標)通信モジュール、又はNFCなどの無線通信に限定されず、データ線を介して直接有線通信を実行することができ、本明細書で限定されない。
【0060】
具体的な実施例では、第1標識情報はまた、より高いセキュリティを備えたRFIDタグ情報であり得る。交換時に、サーバー20は、媒体としてのRFID認識器を介してRFIDタグ情報を取得し、関連する特徴パラメータを生成することができる。RFIDタグ情報を使用することにより、セキュリティがよりよく、コピー、置換、及び変更が容易ではない。
【0061】
具体的な実施例では、本体11は第2標識情報をさらに含むことができる。第2標識情報は、第1標識情報と類似して、シリアル番号、2次元コード、バーコード及びRFIDタグ情報のうちの1つ又は複数であり得る。第2標識情報も、サーバー20によって識別するために使用され得る。本体は、サーバー20が第2標識情報に基づいて生成する基本パラメータを取得し、基本パラメータに基づいて更新及び/又はアップグレードを実行するために使用される。
【0062】
具体的には、本体11は、それ自体に対してソフト更新及び/又はアップグレードを実行するために、それ自体の第2標識情報に基づいてサーバー20から関連する基本パラメータを直接取得することができる。
【0063】
さらに、本体11は、具体的には、ケース組立体及びケース組立体内に設けられたコントローラを含む。発熱組立体12は、ケース組立体に着脱可能に接続され、ケース組立体に接続されると、コントローラに電気的に接続される。このコントローラは、サーバー20から特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体12を加熱し、さらに発熱組立体12を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。コントローラは、通信モジュール112を使用してサーバー20から特徴パラメータを取得するために使用される。
【0064】
図7を参照されたい。
図7は、本願によって提供されるエアロゾル発生装置の第3実施例の構造模式図である。このエアロゾル発生装置10は、本体11と発熱組立体12を含む。本体11は、発熱組立体12に着脱可能に接続される。
【0065】
別の実施例では、発熱組立体12は第1導電端子121を含む。本体11は、コントローラ111及びコントローラ111に接続された第2導電端子113を含む。第1導電端子121が第2導電端子113に接続されると、本体11は、発熱組立体12に電力を供給することができる。発熱組立体12は、具体的には、1つの加熱体を含む。本体11は、具体的には、発熱体に電力を供給するために使用される。
【0066】
図8を参照されたい。
図8は、本願によって提供される発熱組立体の構造模式図である。この発熱組立体12は、第1導電端子121と発熱体122を含む。この発熱組立体12は、エアロゾル発生装置の本体に着脱可能に接続するために使用され、接続されると、第1導電端子121は、本体11の第2導電端子113に電気的に接続される。
【0067】
発熱組立体12は、第1標識情報を含む。第1標識情報は、サーバー20によって識別するために使用され得る。本体11は、サーバー20が第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得し、特徴パラメータに基づいて発熱組立体12を加熱し、それによって発熱組立体12を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させるために使用される。
【0068】
図9を参照されたい。本願は、サーバー20をさらに提供する。サーバー20は、上記の実施例のいずれかに記載のエアロゾル発生装置10とのデータ相互作用を実行するために使用される。
【0069】
具体的には、サーバー20は、発熱組立体12の第1標識情報を識別して特徴パラメータを提供するために使用される。具体的には、この特徴パラメータは元々記憶されており、第1標識情報により検証しアンロックした後に提供することができるが、対応するアルゴリズムで第1標識情報を計算することによってこの特徴パラメータを生成することもでき、ここでは限定しない。サーバー20は、特徴パラメータを本体11に送信して、本体11は、特徴パラメータに基づいて発熱組立体12を加熱する。それによって、本体11はさらに、発熱組立体12を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させる。特徴パラメータは、1つのモデルの発熱組立体12に対応する。
【0070】
当然のことながら、上記の発熱組立体及びサーバーの実施例は、上記のエアロゾル発生装置の実施例における発熱組立体及びサーバーの構造と動作原理と類似するので、ここでは繰り返さない。
【0071】
図10を参照されたい。
図10は、本願によって提供されるデータ相互作用方法のフローチャートである。このデータ相互作用方法は、具体的には、外部端末に適用される。外部端末は、エアロゾル発生装置10及びサーバー20とのデータ相互作用を実行するために、媒体として使用することができる。
【0072】
S11では、エアロゾル発生装置における発熱組立体の第1標識情報を取得する。
【0073】
エアロゾル発生装置における発熱組立体の第1標識情報を取得する。
【0074】
具体的には、外部端末は、PC端末又は移動端末であり得、エアロゾル発生装置は、本体と発熱組立体を含み、発熱組立体には第1標識情報がある。
【0075】
具体的な実施例では、第1標識情報は、具体的には、2次元コード及び/又はバーコードであり得、移動端末は、2次元コード及び/又はバーコードを識別して第1標識情報を取得することができる。
【0076】
S12では、第1標識情報をサーバーに送信する。
【0077】
第1標識情報をサーバーに送信する。
【0078】
S13では、サーバーが第1標識情報に基づいて提供する特徴パラメータを取得する。
【0079】
サーバーは、第1標識情報を取得すると、それに応じて特徴パラメータを生成する。サーバーによって第1標識情報に基づいて提供された特徴パラメータを取得する。
【0080】
S14では、特徴パラメータをエアロゾル発生装置の本体に送信して、本体が特徴パラメータに基づいて発熱組立体を加熱し、さらに発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させる。
【0081】
サーバーによって提供される特徴パラメータを取得した後、特徴パラメータをエアロゾル発生装置の本体に送信することで、本体は特徴パラメータに基づいて発熱組立体を加熱することができ、本体はさらに、発熱組立体を使用してエアロゾル発生基質を加熱してエアロゾルを発生させることができる。特徴パラメータは、1つのモデルの前記発熱組立体に対応する。
【0082】
上記のデータ相互作用方法の具体的な実施例は、上記のエアロゾル発生装置の実施例に類似し、ここでは繰り返さない。
【0083】
以上の説明は本願に係る実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するものではない。本願の明細書及び添付図面によって作成したすべての同等構造又は同等フローの変更を、直接又は間接的に他の関連する技術分野に実施することは、いずれも同じ理由により本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【国際調査報告】