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特表2022-547114車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法
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  • 特表-車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法 図1
  • 特表-車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法 図2
  • 特表-車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法 図3
  • 特表-車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-10
(54)【発明の名称】車両のワイパーシステム用のワイパーアーム、およびワイパーアームを製造するための方法
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/34 20060101AFI20221102BHJP
【FI】
B60S1/34 270
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022514854
(86)(22)【出願日】2020-07-22
(85)【翻訳文提出日】2022-04-04
(86)【国際出願番号】 EP2020070731
(87)【国際公開番号】W WO2021043498
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】102019123942.7
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512092737
【氏名又は名称】ヴァレオ システム デシュヤージュ
【氏名又は名称原語表記】VALEO SYSTEMES D’ESSUYAGE
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100202304
【弁理士】
【氏名又は名称】塙 和也
(72)【発明者】
【氏名】イェルク、ダンコ
(72)【発明者】
【氏名】エドガー、ライス
【テーマコード(参考)】
3D225
【Fターム(参考)】
3D225AA01
3D225AC01
3D225AD01
3D225AE05
(57)【要約】
本発明は、ワイパーシャフトに連結された取付ピース(20)を関節式に接続するように構成されたワイパーアーム要素(12)を有する、車両のワイパーシステム用のワイパーアーム(10)であって、前記ワイパーアーム要素(12)は、ワイパーブレードに接続するためのアダプタ要素(18)に連結されるワイパーアーム(10)に関する。さらに、前記ワイパーアーム要素(12)は、2つの部品(14、16)、すなわち、前記アダプタ要素(18)に接続される第1部品(14)と、前記第1部品(14)に前記アダプタ要素(18)の反対を向く側において取り付けられる第2部品(16)と、から構成され、前記第1部品(14)は、U字形状の断面を有するプロファイルストリップ(37)から形成され、2つの前記部品(14、16)は、第1接続エリア(24)において長手方向に重なることが提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイパーシャフトに連結された取付ピース(20)を関節式に接続するように構成されたワイパーアーム要素(12)を有する、車両のワイパーシステム用のワイパーアーム(10)であって、前記ワイパーアーム要素(12)は、ワイパーブレードに接続するためのアダプタ要素(18)に連結されるワイパーアーム(10)において、
前記ワイパーアーム要素(12)は、2つの部品(14、16)、すなわち、前記アダプタ要素(18)に接続される第1部品(14)と、前記第1部品(14)に前記アダプタ要素(18)の反対を向く側において取り付けられる第2部品(16)と、から構成され、
前記第1部品(14)は、U字形状の断面を有するプロファイルストリップ(37)から形成され、
2つの前記部品(14、16)は、第1接続エリア(24)において長手方向に重なる、
ことを特徴とするワイパーアーム(10)。
【請求項2】
前記アダプタ要素(18)は、少なくとも前記ワイパーアーム要素(12)の前記第1部品(14)に面する側において、U字形状の断面を有し、
前記第1部品(14)と前記アダプタ要素(18)とは、第2接続エリア(26)において長手方向に重なる、
ことを特徴とする請求項1に記載のワイパーアーム。
【請求項3】
前記ワイパーアーム要素(12)の2つの前記部品(14、16)および前記アダプタ要素(18)は、金属から作製されるとともに、溶接部により互いに接続される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のワイパーアーム。
【請求項4】
前記ワイパーアーム要素(12)の2つの前記部品(14、16)は、金属から作製されるとともに、溶接部により互いに接続され、
前記アダプタ要素(18)は、プラスチックから作製され、
前記ワイパーアーム要素(12)と前記アダプタ要素(18)とは、スナップ式接続または接着式接続により互いに接続される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のワイパーアーム。
【請求項5】
前記ワイパーアーム要素(12)の前記第1部品(14)は、互いに対して平行に配置された2つのセクション(32、34)を有し、2つの前記セクション(32、34)は、斜めに位置決めされた中間セクション(36)により互いに接続される、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のワイパーアーム。
【請求項6】
前記ワイパーアーム要素(12)の前記第1部品(14)の前記断面は、2つの前記接続エリア(24、26)に形状適合した態様で、前記アダプタ要素(18)および前記ワイパーアーム要素(12)の前記第2部品(16)の前記U字形状の断面内に受容される、
ことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載のワイパーアーム。
【請求項7】
バネ要素用の締結要素(28)が、前記ワイパーアーム要素(12)の前記第1部品(14)において、前記第2部品(16)に面する側において配置され、
前記締結要素(28)は、前記第2部品(16)に面する前記第1部品(14)の端面(30)の上方に軸方向に突出するとともに、前記第2部品(16)の前記U字形状の断面内に受容される、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のワイパーアーム。
【請求項8】
洗浄媒体用の少なくとも1つのホース(38、40)および選択的にワイパーブレード用の電熱線(43、44)が、前記ワイパーアーム要素(12)の断面内に配置される、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のワイパーアーム。
【請求項9】
少なくとも前記1つのホース(38、40)は、前記ワイパーアーム要素(12)に、クランプ作用式接続により保持される、
ことを特徴とする請求項8に記載のワイパーアーム。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のワイパーアーム(10)を製造するための方法において、
前記ワイパーアーム要素(12)の前記第1部品(14)は、曲げ加工により、U字形状の断面を有する金属プロファイルストリップ(37)から、直線的な当初状態から最終形状に再形成される、
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
前記曲げ加工は、前記プロファイルストリップ(37)のベースセクションに対して平行に延びる平面内で実施される、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に車両のフロントガラスの領域で使用されるような、車両のワイパーシステム用のワイパーアームに関する。さらに、本発明は、本発明によるワイパーアームを製造するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DE 10 2016 206 159 A1は、本請求項1のプリアンブルの特徴を有する車両のワイパーシステム用のワイパーアームを開示している。既知のワイパーアームは、ワイパーシャフトに連結された取付ピースを関節式に接続するように構成されたワイパーアーム要素を有している。ワイパーアーム要素は、ワイパーアーム要素をワイパーブレードに接続するためのアダプタ要素に連結されている。さらに、従来技術から知られるこのようなワイパーアームは、ワイパーブレードに配置されたスプレーノズルに洗浄媒体を供給する役割を果たすことが多い。この目的のために、洗浄媒体(清掃水)用の貯蔵タンクに接続されたホースが、ワイパーアーム要素に配置される。ホースは、外部の影響から可能な限り保護されるとともに、視覚的に認知され得ないようにワイパーアーム要素に配置される。
【発明の概要】
【0003】
請求項1の特徴を有する車両のワイパーシステム用の本発明によるワイパーアームは、洗浄媒体用の少なくとも1つのホース、および選択的に加熱可能なワイパーブレード用の電熱線を配置することに適していることに加えて、モジュール構造タイプであることにより、それぞれの使用目的、またはフロントガラスの幾何学的形状、および車両に、非常に簡単な態様で適合され得るという利点を有する。この目的のために、本発明の教示は、前記ワイパーアーム要素は、2つの部品、すなわち、前記アダプタ要素に接続される第1部品と、前記第1部品に前記アダプタ要素の反対を向く側において取り付けられる第2部品と、から構成され、前記第1部品は、U字形状の断面を有するプロファイルストリップから形成され、2つの前記部品は、第1接続エリアにおいて長手方向に重なることを提供する。
【0004】
ワイパーアーム要素が取付ピースとアダプタ要素との間における2つの相互接続された部品から構成されているという事実により、ワイパーアーム要素またはその幾何学的形状は、非常に簡単にそれぞれの使用目的に適合され得る。例えば、使用状況に合わせて、ワイパーアーム要素の2つの部品の重なりの大きさによって、ワイパーアームの長さを長くしたり短くしたりすることが非常に簡単にできる。
【0005】
本発明によるワイパーアームの有利な発展形は、従属請求項に記載される。
【0006】
ワイパーアーム要素に接続されるアダプタ要素の特に好適な改良点は、洗浄媒体用のホースまたは電熱線を、ワイパーアームにおいてワイパーブレードまで保護された態様で配置し得ることであり、この改良点により、前記アダプタ要素は、少なくとも前記ワイパーアーム要素の前記第1部品に面する側において、U字形状の断面を有し、前記ワイパーアーム要素の前記第1部品と前記アダプタ要素とは、第2接続エリアにおいて長手方向に重なることが提供される。
【0007】
ワイパーアームの個々の要素の接続に関して、種々の可能性が存在する。第1の改良点において、前記ワイパーアーム要素の2つの前記部品および前記アダプタ要素は、金属から作製されるとともに、溶接部により互いに接続されることが提供される。
【0008】
これに代えて、前記ワイパーアーム要素の2つの前記部品は、金属から作製されるとともに、少なくとも1つの溶接部により互いに接続され、前記アダプタ要素は、プラスチックから作製され、前記ワイパーアーム要素と前記アダプタ要素とは、スナップ式接続または接着式接続により互いに接続されることも想定可能である。
【0009】
ワイパーアーム要素の好適な幾何学的形状構成において、前記ワイパーアーム要素の前記第1部品は、互いに対して平行に配置された2つのセクションを有し、2つの前記セクションは、斜めに位置決めされた中間セクションにより互いに接続されることが提供される。
【0010】
さらに好適には、前記ワイパーアーム要素の前記第1部品の前記断面は、2つの前記接続エリアに形状適合した態様で、前記アダプタ要素および前記ワイパーアーム要素の前記第2部品の前記U字形状の断面内に受容されることが提供される。
【0011】
ワイパーアームは、動作時において、ワイパーアームまたはワイパーアームに接続されたワイパーブレードを車両のフロントガラスに押し付けるための一定の接触圧を必要とする。この目的のために、好適には、バネ要素用の締結要素が、前記ワイパーアーム要素の前記第1部品において、前記ワイパーアーム要素の前記第2部品に面する側において配置され、前記締結要素は、前記第2部品に面する前記第1部品の端面の上方に軸方向に突出するとともに、前記第2部品の前記U字形状の断面内に受容されることが提供される。
【0012】
以上に説明したワイパーアームは、洗浄媒体用の少なくとも1つのホースおよび選択的にワイパーブレードを加熱するための電熱線を受容することに特に適している。前記要素は、本例において、保護された態様でワイパーアーム要素の断面に配置される。
【0013】
上述の提案の発展形において、洗浄媒体用の少なくとも1つのホースが、ワイパーアーム要素にクランプ作用式接続により保持または位置決めされることが提供される。
【0014】
また、本発明は、以上に説明した本発明によるワイパーアームを製造するための方法を含む。本方法は、前記ワイパーアーム要素の前記第1部品は、曲げ加工により、U字形状の断面を有する金属プロファイルストリップから、直線的な当初状態から最終形状に再形成される点において際立っている。
【0015】
前記製造方法の発展形において、前記曲げ加工は、前記プロファイルストリップのベースセクションに対して平行に延びる平面内で実施されることが提供される。
【0016】
本発明のさらなる利点、特徴および詳細は、好適な例示的実施形態についての以下の説明と、図面を参照することにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、ワイパーアーム要素を上面図で示す。
図2図2は、図1によるワイパーアーム要素を示し、これに締結された取付ピース、および、洗浄媒体またはワイパーブレード用の電熱線用のワイパーアーム要素の断面内に配置されたホースを示す。
図3図3は、ワイパーアーム要素の端部領域を上面図で示す。
図4図4は、ワイパーアーム要素に配置されたホースおよび電熱線の配置を明瞭にするように、ワイパーアーム要素を断面図で示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
同一の要素や同一の機能を有する要素には、図面において同じ参照符号を付す。
【0019】
図1および図2は、車両のワイパーシステム用のワイパーアーム10を示す。ワイパーアーム10は、2つの相互接続された部品14、16から構成されたワイパーアーム要素12を有している。ワイパーアーム要素12の第1部品14は、アダプタ要素18に接続されている。アダプタ要素18は、車両のフロントガラスに配置され得る図示しないワイパーブレードを交換可能に締結するのに役立つ。
【0020】
ワイパーアーム要素12の第2部品16の側であって、第1部品14の反対を向く側において、第2部品16は、同様に図示しないワイパーシャフトに接続可能な取付ピース20に接続されている(図2)。ワイパーアーム要素12および取付ピース20は、軸22を中心として、互いに対して旋回可能であるように配置されている。ワイパーアーム要素12の2つの部品14、16は、金属薄板から各々構成されるとともに、打ち抜き/曲げ加工された部品の形状にある。第1部品14および第2部品16の両方は、実質的にU字形状の断面を各々有している。ワイパーアーム要素12の第2部品16に面する第1部品14の軸方向端部セクションが、第2部品16の断面内の領域に収容されていることにより、長手方向に見て、第1接続領域24が、ワイパーアーム要素12の2つの部品14、16の間に形成されている。この接続領域で、2つの部品14、16は、長手方向において重なっている。
【0021】
ワイパーアーム要素12の2つの部品14、16間の接続は、好適には、第1接続領域24における溶接部(図示せず)により実現される。これに対して、ワイパーアーム要素12の第1部品14とアダプタ要素18との接続は、アダプタ要素18の材料に依存する。
【0022】
特に図1を参照して理解されるように、アダプタ要素18もU字形状の断面を有している。そのサイズは、第1部品14の断面に適合されている。これにより、ワイパーアーム要素12の第1部品14は、アダプタ要素18の断面における第2重なり領域26に収容される。アダプタ要素18が、同様に金属薄板から作製されて曲げ加工された部品の形状にある場合、好適には、ワイパーアーム要素12の第1部品14とアダプタ要素18と間の接続も同様に、第2接続領域26における溶接部により実現されることが提供される。これに対して、アダプタ要素18がプラスチックから作製されて射出成形部品の形状にある場合、アダプタ要素18とワイパーアーム要素12の第1部品14との間の接続は、好適には、第2接続領域26における接着式接続またはスナップ式接続の形状にある。
【0023】
ワイパーアーム要素12の第2部品16の断面は、取付ピース20に向かうにつれて幅広になっている。開口29を有する締結要素28が、第2部品16の断面内に配置されている。締結要素28は、第1部品14の端部側面30を超えて突出し、例えば溶接部により第1部品14に接続されている。バネ要素の図示しない一端部が、締結要素28の開口29に挿入され得る。このバネ要素の他端部は、本質的に知られた態様で、取付ピース20に締結される。引張バネの形状にあるこのタイプのバネ要素は、ワイパーアーム要素12またはワイパーブレード(図示せず)の動作位置において、車両のフロントガラスに対して必要なワイパーアーム要素12、ひいては同様にワイパーブレードの接触力を生成するのに役立つ。
【0024】
ワイパーアーム要素12の第1部品14は、2つのセクション32、34を有している。これらのセクション32、34は、互いに対して平行に配置されるとともに、斜めに位置決めされた中間セクション36を介して互いに接続されている。
【0025】
このような態様で、U字形状の断面を有する金属プロファイルストリップ37から、直線的な当初状態から図示の最終形状への第1部品の形成は、曲げ加工により実施される。
【0026】
例として、2つのホース38、40および2つの電熱線42、44が、ワイパーアーム要素12または2つの部品14、16の少なくとも断面内に、好適には、アダプタ要素18および取付要素20の断面内にも、好適にはクランプ作用式接続により受容されている(図4)。2つのホース38、40は、ワイパーブレードの領域に配置された少なくとも1つのスプレーノズルに、洗浄媒体を供給するのに役立つ。また、2つの電熱線42、44は、従来技術から本質的に知られているように、加熱可能なワイパーブレードへの電流供給に役立つ。
【0027】
さらにまた、ワイパーアーム要素12および/またはアダプタ要素18の(開放した)断面が、図示しないカバープロファイルにより、車両のフロントガラスに面する側においてさらに覆われる、または閉鎖されることが提供され得る。これにより、特に、ホース38、40および電熱線42,44を保護しながら配置することが可能となる。このタイプのカバー要素は、例えばスナップ式接続により、ワイパーアーム要素12に締結され得る。
【0028】
ここまで説明したワイパーアーム10は、本発明の概念から逸脱することなく、多種多様に変更または修正され得る。後者は、接続領域24において相互接続された2つの部品14、16から構成されたワイパーアーム要素12を提供することからなる。
【0029】
10 ワイパーアーム
12 ワイパーアーム要素
14 第1部品
16 第2部品
18 アダプタ要素
20 取付ピース
22 軸
24 第1接続領域
26 第2接続領域
28 締結要素
29 開口
30 端部側面
32 セクション
34 セクション
36 中間セクション
37 プロファイルストリップ
38 ホース
40 ホース
42 電熱線
44 電熱線
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】