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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-16
(54)【発明の名称】ケーブルモールド
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/04 20060101AFI20221109BHJP
   F16L 57/00 20060101ALI20221109BHJP
【FI】
H02G3/04 018
H02G3/04 037
H02G3/04 062
F16L57/00 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022514980
(86)(22)【出願日】2020-08-31
(85)【翻訳文提出日】2022-04-21
(86)【国際出願番号】 KR2020011666
(87)【国際公開番号】W WO2021045467
(87)【国際公開日】2021-03-11
(31)【優先権主張番号】10-2019-0110496
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0166777
(32)【優先日】2019-12-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522085792
【氏名又は名称】キム,ソン-ジュン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソン-ジュン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソン-シク
【テーマコード(参考)】
3H024
5G357
【Fターム(参考)】
3H024AA04
3H024AB02
3H024AC03
5G357DA06
5G357DB01
5G357DB02
5G357DC03
5G357DC04
5G357DC10
5G357DD02
5G357DD04
5G357DD12
5G357DD20
5G357DE02
5G357DE08
5G357DG04
(57)【要約】
本発明は、屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールドに関し、より詳しくは、硬質の底部と外面に係止溝が形成された硬質の側面部と軟質の蓋部からなる本体;及び前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップ;を含んで構成されることによって、真っ直ぐに設置される形態を維持しながらもケーブルが容易に出し入れできるだけでなく、蓋部の広がりが防止できるケーブルモールドを提供するようになる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールドであって、
底や壁に密着するように形成された底部と、前記底部の両側から上側に折り曲がりながら互いに終端が当接するようにすることによって、前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する蓋部と、前記底部の両側端部に長手方向に長く連続して形成される係止溝とを一体押出成形し、かつ前記底部と係止溝は硬質で形成し、前記蓋部は軟質で形成した本体と、
前記両側蓋部の上側を掴んで広がらないようにしながら両側終端には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップと、を含んで構成されたことを特徴とする、ケーブルモールド。
【請求項2】
屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールドであって、
底や壁に密着するように形成された底部と、前記底部の両側から上側に折り曲がりながら互いに終端が当接するようにすることによって、前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する蓋部と、前記底部の両側端部に長手方向に長く連続して形成される係止溝とを一体押出成形し、かつ前記底部と蓋部及び係止溝は硬質で形成しながら前記底部と蓋部との間の連結区間は軟質で形成した本体と、
前記両側蓋部の上側を掴んで広がらないようにしながら両側終端には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップと、を含んで構成されたことを特徴とする、ケーブルモールド。
【請求項3】
屋内電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールドであって、
底や壁に密着するように形成された硬質の底部と、前記底部の両側から上側に折り曲がりながら外面に係止溝が形成された硬質の側面部と、前記側面部の上端から各々一体押出成形されながら終端が互いに当接するようにすることによって前記ケーブルを収容する一方、前記ケーブルが出入するように形成された軟質の蓋部とからなる本体と、
前記本体の両側の側面部と蓋部をカバーしながら両側端部の内側には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップと、を含んで構成されたことを特徴とする、ケーブルモールド。
【請求項4】
前記クリップは前後に連結される本体の端部の間に間隔が調節できるように前後一定長さに形成されたことを特徴とする、請求項1乃至3のうち、いずれか一項に記載のケーブルモールド。
【請求項5】
前記クリップを直角に折り曲げることによって前記本体を直角に設置時、露出する本体の端部とケーブルがカバーできるように形成された連結具を含んで構成されたことを特徴とする、請求項4に記載のケーブルモールド。
【請求項6】
前記クリップの前端部に前記本体の両側の側面部または蓋部の端部を隠蔽するようにフランジが形成されることによって、本体の端部を仕上げるように形成された仕上げキャップを含んで構成されたことを特徴とする、請求項1乃至3のうち、いずれか一項に記載のケーブルモールド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は屋内の電線や通信線などのケーブルを整理及び保護するためのケーブルモールドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
事務室や家庭などの屋内に家電や電子機器などを設置する場合、電線や通信線などのケーブルが底や壁を通じて連結されなければならないが、このようなケーブルが露出しないように整理しながら保護するための手段にケーブルモールドが使われる。
【0003】
前記ケーブルモールドの従来の実施例に、韓国登録実用新案第0306566号公報(2003.03.11.公告)には『両端に挿止口が折曲形成された蓋と、電線収容部の両側の内/外側壁の外側に前記挿止口が嵌まって締結される挿止溝が形成された支え板を含む公知の電線保護用カバーにおいて、前記蓋の上側内面のうち、羽状の側壁の上端が位置する部位に長手方向に押され抑制用突起を一体構成することを特徴とする電線保護用カバー』が考案されている。
【0004】
このような従来の電線保護用カバーは、支え板と蓋とで構成されているので、不要な電線を取り出すか、または必要な電線を追加で嵌め込む毎に前記蓋を分離しなければならない不便性がある。
【0005】
前記考案が有する従来の問題点を改善するために、韓国公開実用新案第20-2008-0005384号公報(2008.11.14.公開)には『ベース板と;前記ベース板の両側で先端部が相互隣接または接触するように延びてベース板との間に電線が収納される収納空間を形成する第1及び第2カバー部材と;前記第1及び第2カバー部材の先端部で収納空間の内部に延びた一対のリブを含んで、前記第1及び第2カバー部材の間の開口部を通じて収納空間に電線を収納して整理できるようになったことを特徴とする電線整理用モールド』が考案されている。
【0006】
このような従来の電線整理用モールドは、‘前記ベース板と第1及び第2カバー部材、固定用フラップ及びリブは弾性のある軟質または硬質の合成樹脂を押出成形して一体構成される。’と記載されている。したがって、前記電線整理用モールドが軟質で形成された場合、電線が収納空間にぎっしり詰められれば、前記第1及び第2カバー部材が互いに容易に広がるので、その内部に水やホコリなどの異質物が侵入することはもちろんで、モールドが容易に曲がるので、真っ直ぐに設置することが困難であり、設置後に変形しやすい短所があり、硬質で形成された場合、電線を出し入れすることが不便な短所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録実用新案第0306566号公報
【特許文献2】韓国公開実用新案第20-2008-0005384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は真っ直ぐな形態を維持しながら蓋部を両側に広げてケーブルを容易に出し入れすることができるようにする一方、クリップを使用して内部に設置されるケーブルにより軟質の蓋部が広がることを防止するようにしたケーブルモールドを提供しようとするものである。
【0009】
本発明は底や壁に設置する時、前後端部が互いに当接する部分または直角に折り曲がる部分で広がった隙間やケーブルの露出が防止できるようにしたケーブルモールドを提供しようとするものである。
【0010】
本発明は軟質の蓋部が外部環境(温度、湿度など)要件により容易に変形されるか、または捩れが防止できるようにしたケーブルモールドを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、一実施形態に、底や壁に密着するように形成された底部と前記底部の両側から上側に折り曲がりながら互いに端部が当接するようにすることによって、前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する蓋部と前記底部の両側端部に長手方向に長く連続して形成される係止溝を一体押出成形し、かつ前記底部と係止溝は硬質で形成し、前記蓋部は軟質で形成した本体;及び前記両側蓋部の上側を掴んで広がらない ようにしながら両側端部には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップ;を含んで構成される。
【0012】
本発明は、他の実施形態に、底や壁に密着するように形成された底部と前記底部の両側から上側に折り曲がりながら互いに端部が当接するようにすることによって、前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する蓋部と前記底部の両側端部に長手方向に長く連続して形成される係止溝を一体押出成形し、かつ前記底部と蓋部及び係止溝は硬質で形成しながら前記底部と蓋部との間の連結区間は軟質で形成した本体;及び前記両側蓋部の上側を掴んで広がらないようにしながら両側端部には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップ;を含んで構成される。
【0013】
本発明は、更に他の実施形態に、底や壁に密着するように形成された硬質の底部と前記底部の両側から上側に折り曲がりながら外面に係止溝が形成された硬質の側面部と前記側面部の上端から各々一体押出成形されながら端部が互いに当接するようにすることによって前記ケーブルを収容する一方、前記ケーブルが出入するように形成された軟質の蓋部からなる本体;及び前記本体の両側側面部と蓋部をカバーしながら両側端部の内側には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップ;を含んで構成される。
【発明の効果】
【0014】
本発明のケーブルモールドによれば、真っ直ぐな形態を維持しながら蓋部を両側に広げてケーブルを容易に出し入れすることができるようにすることによって、設置の安定性と使用の便利性がより向上するだけでなく、クリップを使用して内部に設置されるケーブルにより軟質の蓋部が広がることを防止することによって異質物の侵入が防止できる効果がある。
【0015】
本発明のケーブルモールドによれば、本体を底や壁に設置時、前後端部が当接する部分または直角に折り曲がる部分で広がった隙間やケーブルの露出を防止することによって、ケーブルをより安全に保護すると共に、より美麗に整理及び設置する効果がある。
【0016】
本発明のケーブルモールドによれば、前記蓋部が外部環境(温度、湿度など)要件により容易に変形されるか、または捩れないようにすることによって、長時間形態を維持し、安全に使用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明が適用されたケーブルモールドの一実施形態を図示した説明図。
図2】本発明が適用されたケーブルモールドの一実施形態を図示した説明図。
図3】本発明が適用されたケーブルモールドの一実施形態を図示した説明図。
図4】本発明が適用されたケーブルモールドの他の実施形態を図示した説明図。
図5】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図6】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図7】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図8】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図9】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図10】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図11】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図12】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図13】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図14】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
図15】本発明が適用されたケーブルモールドの更に他の実施形態を図示した説明図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の好ましい実施形態を添付した図面に基づいて具体的に説明する。
【0019】
本発明のケーブルモールドは、一実施形態に、図1から図3に図示したように、両側端部に係止溝121が形成された硬質の底部110と、前記底部の両側から上側に折り曲がりながらケーブルを収容するための空間を形成する軟質の蓋部130からなる本体100、及び前記係止溝に嵌まるように係止突起201が形成されたクリップ200を含んで構成される。
【0020】
前記本体100は、底や壁に密着するように形成された硬質の底部110と、前記底部の両側から上側に折り曲がりながら互いに終端が当接するようにすることによって、前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する軟質の蓋部130が一体成形され、前記底部の両側端部には係止溝121が形成される。このような本体100の底部110と蓋部130は、合成樹脂、ゴム、またはシリコンなどを用いて二重押出または二重射出成形するものであって、前記特徴が説明された断面の形状に前後連続して長くまたは一定長さに成形される。したがって、前記本体100は硬質の底部110により真っ直ぐに設置される形態を維持することができ、左右に分かれた軟質の蓋部130の間を通じて前記ケーブルCを簡便に出入させるものである。一方、底部110の両側端部に係止溝121が形成されているので、後述するクリップの係止突起が嵌まるが、係止溝121は前後に長く形成されるので、後述するクリップ200を前後に自由に移動させながら結合できるようになる。
【0021】
前記クリップ200は、前記両側蓋部130の上側を掴んで広がらないようにしながら両側端部の終端には前記係止溝121に嵌まるように係止突起201が形成される。したがって、前記クリップは本体と結合により本体内部に引き込まれたケーブルにより蓋部130が広がることが防止できるようになる。前記クリップ200は、一定長さの本体100に対して前後に必要な分だけ嵌まるように1つ以上の多数個が備えられる。前記クリップ200は、金属または合成樹脂材質で形成できる。また、前記クリップ200は図面に図示したように一定面積を有するバンド形態に形成されるだけでなく、折り曲がったワイヤー形態に形成できる。
【0022】
本発明のケーブルモールドは、他の実施形態に、図4に図示したように、両側端部に係止溝121が形成された硬質の底部110と前記底部の上側にケーブルを収容するための空間を形成する硬質の蓋部130と前記底部及び蓋部の間に形成される軟質の連結区間140からなる本体100及び前記両側蓋部の上側を掴んで広がらないようにしながら両側終端には前記係止溝に嵌まるように係止突起201が形成されたクリップ200を含んで構成される。
【0023】
前記本体100は、前述した一実施形態に、本体と比較してみると、底部110と蓋部130が硬質で形成されながら前記硬質の蓋部130を底部110から簡便に開閉することができるようにするために、底部と蓋部との間に軟質の連結区間140を形成するものである。この際、前記連結区間140を軟質で一体成形することによって、従来の別途の軸ピンを用いたヒンジ結合構成と対比してみると、生産性及び安全性がより向上する。このような本体100の底部110と蓋部130及び連結区間140は、合成樹脂、ゴム、またはシリコンなどを用いて二重押出または二重射出成形するものであって、前記特徴が説明された断面の形状に前後連続して長くまたは一定長さに成形される。したがって、前記本体100は硬質の底部110及び蓋部により真っ直ぐに設置される形態を維持することができ、左右に分かれた硬質の蓋部130の間を通じて前記ケーブルCを簡便に出入させるものである。一方、底部110の両側端部に係止溝121が形成されているので、後述するクリップ200の係止突起201が嵌まるが、係止溝121は前後に長く形成されるので、後述するクリップ200を前後に自由に移動させながら結合できるようになる。
【0024】
前記クリップ200は、前述した一実施形態に、クリップと同一の構成及び作用がなされるところ、その具体的な説明は省略する。
【0025】
本発明のケーブルモールドは、更に他の実施形態に、図5から図7に図示したように、硬質の底部100と前記底部の両側から上側に折り曲がりながら外面に係止溝121が形成された硬質の側面部120と前記側面部の上端から各々一体押出成形されながら終端が互いに当接するように形成される軟質の蓋部130からなる本体100及び前記本体の両側の側面部と蓋部をカバーしながら両側の内面には前記係止溝に嵌まるように係止突起が形成されたクリップ200を含んで構成される。
【0026】
前記本体100は、底や壁に密着するように形成された硬質の底部110と前記底部の両側から上側に折り曲がりながら外面に係止溝121が形成された硬質の側面部120と前記側面部の上端から各々一体押出成形されながら終端が互いに当接するようにすることによって、前記ケーブルCを収容する一方、前記ケーブルが出入するように形成された軟質の蓋部130からなる。このような本体100は、合成樹脂、ゴム、またはシリコンなどを用いて二重押出または二重射出成形するものであって、前記特徴が説明された断面の形状に前後長く連続して、または一定長さに成形される。したがって、前記本体100は硬質の底部110及び側面部120により真っ直ぐに設置される形態を維持することができ、左右に分かれた軟質の蓋部130の間を通じて前記ケーブルCを簡便に出入させるものである。一方、側面120の両側端部に係止溝121が形成されているので、後述するクリップの係止突起が嵌まるが、係止溝121は前後に長く形成されるので、後述するクリップ200を自由に前後移動させながら結合できるようになる。
【0027】
前記クリップ200は、前述した一実施形態に、クリップと同一の構成及び作用がなされるところ、その具体的な説明は省略する。
【0028】
このように、本発明の実施形態において、前記本体100の両側蓋部130は前記両側の側面部120の上端または底部110の両側に接する部分から厚く、互いに対向する終端部分が薄く形成される。即ち、本発明は、例えば図6及び図7に図示したように、硬質の底部110と側面部120と共に軟質の蓋部130を一体二重押出または射出成形することによって、前記側面部120と蓋部130の接着力を保障しなければならず、合わせて、軟質の蓋部130が自体の重さにより垂れるか、または温度、湿度などの外部要件により変形または捩れが発生することを防止するために、前記両側の側面部120の上端または底部110の両側に接する部分から厚く形成されるものであり、端部はケーブルの出入が容易になされるようにするために薄く形成される。但し、前記蓋部130の厚くて薄い厚さはそのサイズによって多少変更できるので、その値を特定して説明してはいないが、略底部110の左右幅が30mmの場合、厚い部分は2~4mmであり、薄い部分は1.5~2.5mmの割合で形成することが好ましい。したがって、前記側面部120の上端も2~4mmの接着面がなされるように形成される。
【0029】
前記蓋部130は、各図面に図示したように、弧形または四角形になるように形成することができる。
【0030】
前記本体の底部110に両面テープを接着するか、または別途のスクリューなどの付着手段を提供することによって、本体を底や壁に簡便に設置できるようになる。
【0031】
また、前記本体の両側蓋部130のうち、どちらか一側蓋部から他側蓋部と重なるように羽130aが形成できる。このような羽130aは、図8に図示したように、前記両側蓋部130の終端が当接した状態でその隙間に水やホコリなどの異質物が侵入することを防止するだけでなく、内部に収容されたケーブルが容易に抜けないようにするためのものであって、蓋部130の内側または外側に形成できる。この際、前記羽部130aのサイズや一側蓋部との連結部分は図面に例示したことに限定されず、変更実施可能である。
【0032】
前記蓋部130は、図9に図示したように、両側終端には互いに噛み合うように段差130bが対応形成できる。このように、段差130bが形成されたことは前述した羽部130aと同一の目的と機能を有する。
【0033】
本発明の前記クリップ200は、図5に図示したように、一定長さに提供される本体100を前後に突き合わせて長く延長設置する場合、前記当接する前後端部の間の隙間をカバーすることができる。即ち、前記クリップ200は前後本体100の間の当接する隙間を通じて異質物が侵入するか、またはケーブルが露出することを防止すると共に、設置時の美麗感を高めることができるようにする。したがって、前記クリップ200は、図10及び図11に図示したように、前後本体の端部が一定距離離れた状態でもカバー可能に一定長さに長く形成される。即ち、前記クリップ200は一側または両側端部を通じて連結される前後本体100の端部の間の間隔が調節できるように形成される。
【0034】
本発明は、前記クリップ200を直角に折り曲げることによって前記本体100を直角に設置時、露出する本体100の端部とケーブルがカバーできるように形成された連結具300を含んで構成される。即ち、本体100を底や壁に設置時、柱などの構造物により互いに直角方向に設置しなければならない場合が発生し、この際、直角に折れる部分では本体の切断された断面やケーブルが露出せざるをえなくなる。したがって、この場合、図12及び図13に図示したように、前記直角に設置される2つの本体の端部の間を前記連結具300でカバーすることによって、異質物が侵入するか、またはケーブルが露出することを防止すると共に、設置時の美麗感を高めることができるようにする。この際、前記連結具300は図13に図示したように、前後本体の端部が一定距離離れた状態でもカバー可能に折曲した両側端部の長さを一定長さに長く形成する。即ち、前記連結具300は一側または両側端部を通じて連結される前後本体100の端部の間の間隔が調節できるように形成される。この際、前記連結具300は前記クリップを折り曲げた形態であって、前後端部の両側の内面には図8に図示したように、係止突起301が形成される。
【0035】
本発明は、図14及び図15に図示したように、前記クリップ200の前端部に前記本体の両側側面部120または蓋部130の端部を隠蔽するようにフランジ402が形成されることによって、本体の端部を仕上げるように形成された仕上げキャップ400を含んで構成される。即ち、前記本体100を通じて最終的に電子機器や端末機などに連結されるケーブルが引出される場合、前記本体100の切断された断面が露出するか、または2つ以上のケーブルが各々他の方向に分かれながら蓋部130が広がる現象が発生することがあるが、この場合、前記仕上げキャップ400が本体100の端部に結合されて前記切断された断面が露出しないようにしながら蓋部が広がることを掴んであげる。この際、前記仕上げキャップ300は前記クリップの一端にフランジを形成した形態であって、他端の両側の内面には図14に図示したように係止突起401が形成される。
【0036】
したがって、このような本発明のケーブルモールドによれば、図1または図5に図示したように、ケーブルを配線するための底や壁に前記本体100の底部110を通じて付着固定した状態で前記蓋部130を広げながらその間にケーブルを押して嵌めるか、またはケーブルを取り出すことができる。この状態で前記本体100の前後または中間地点や前後に連結される部分にクリップ200を嵌めることによって前記蓋部130が内部に設置されたケーブルにより広がらないようにするか、または連結部分が露出しないように仕上げる。また、本体100を設置する様態によって前記連結具300または仕上げキャップ400を適切に使用することができるものである。
【0037】
このような構成の本発明によれば、真っ直ぐな形態を維持しながら蓋部を両側に広げてケーブルを容易に出し入れできるようにすることによって、設置の安定性と使用の便利性がより向上するだけでなく、クリップを使用して内部に設置されるケーブルにより軟質の蓋部が広がることを防止することによって異質物の侵入が防止できるようになる。
【0038】
また、本体を底や壁に設置時、前後端部が当接する部分または直角に折り曲がる部分で広がった隙間やケーブルの露出を防止することによって、ケーブルをより安全に保護すると共に、より美麗に整理及び設置することができるものである。
【0039】
また、前記軟質の蓋部が外部環境(温度、湿度など)要件により容易に変形されるか、または捩れないようにすることによって、長時間形態を維持し、安全に使用できるようになる。
【符号の説明】
【0040】
100:本体
110:底部
120:側面部
121:係止溝
130:蓋部
140:連結区間
200:クリップ
201:係止突起
300:連結具
301:係止突起
400:仕上げキャップ
401:係止突起
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】