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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-16
(54)【発明の名称】隙間埋め装置及び埋め方法
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/18 20060101AFI20221109BHJP
【FI】
E04G21/18 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515848
(86)(22)【出願日】2021-04-27
(85)【翻訳文提出日】2022-03-10
(86)【国際出願番号】 CN2021090237
(87)【国際公開番号】W WO2022016939
(87)【国際公開日】2022-01-27
(31)【優先権主張番号】202011233058.2
(32)【優先日】2020-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520414480
【氏名又は名称】中国長江三峡集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【弁理士】
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】高 潮
(72)【発明者】
【氏名】董 彦同
(72)【発明者】
【氏名】王 志偉
(72)【発明者】
【氏名】于 潔
【テーマコード(参考)】
2E174
【Fターム(参考)】
2E174BA03
2E174DA13
2E174DA37
2E174DA40
2E174DA58
2E174DA65
(57)【要約】
隙間埋め装置及び埋め方法であって、長い板材と、短い板材と、目盛り盤と、三方継手と、テンショナーと、位置規制ロッドとを備え、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材に目盛り盤とポインタをそれぞれ設置し、位置規制ロッドを、2つの短い板材が相互にヒンジ接続させたダンピングロッドに貫通させて、2つの長い板材が嵌接された三方継手と接続位置規制を実現し、テンショナーを介して形状記憶合金線を三方継手に接続し、且つ位置規制ロッドに平行にさせる。隙間をくさびで充填する従来の方法は、機能が単一であり、建築物の応力及び耐震に役立たないという問題を解決する。構造がシンプルで、隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つという特徴がある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
隙間埋め装置であって、
長い板材(1)と、短い板材(2)と、目盛り盤(3)と、三方継手(4)と、テンショナー(5)と、位置規制ロッド(6)とを備え、
相互にヒンジ接続された2つの長い板材(1)と相互にヒンジ接続された短い板材(2)とがヒンジ接続されることで角度調整可能な密閉された四辺形構造が形成され、目盛り盤(3)が短い板材(2)に接続され、2つの長い板材(1)が相互にヒンジ接続されたピン軸(1)の間には長い板材(1)に嵌接された三方継手(4)が設けられ、2つの短い板材(2)が相互にヒンジ接続されたダンピングロッド(2)にはそれと係合されたテンショナー(5)が設けられ、テンショナー(5)の形状記憶合金線(54)が三方継手(4)に接続され、位置規制ロッド(6)がダンピングロッド(21)を貫通して三方継手(4)に螺合され、形状記憶合金線(54)が位置規制ロッド(6)と相互に平行になることを特徴とする隙間埋め装置。
【請求項2】
前記長い板材(1)の幅が短い板材(2)の幅と同じであり、長い板材(1)の長さが短い板材の長さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の隙間埋め装置。
【請求項3】
前記ダンピングロッド(21)は、円形ロッドであり、ロッドの両端にダンピングスリーブ(22)が設けられ、ロッドには貫通する取付穴(23)と位置規制穴(24)が設けられ、テンショナー(5)の引張ロッド(51)が取付穴(23)に嵌合され、位置規制ロッド(6)が位置規制穴(24)に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の隙間埋め装置。
【請求項4】
前記目盛り盤(3)は、円弧形構造であり、1つの短い板材(2)の片側に接続され、目盛り盤(3)に対応するポインタ(31)がほかの1つの短い板材(2)の一端の上側面に接続されることを特徴とする請求項1に記載の隙間埋め装置。
【請求項5】
前記三方継手(4)は、主管(41)の軸線に垂直に接続された分岐管(42)と、分岐管(42)の片側に主管(41)の軸線を垂直に貫通して接続された継手ピン(43)とを備え、位置規制ロッド(6)の一端が継手ピン(43)に接続されることを特徴とする請求項1に記載の隙間埋め装置。
【請求項6】
前記テンショナー(5)は、引張ロッド(51)に螺合されたクランプナット(52)及びテンションナット(53)と、引張ロッド(51)に接続された形状記憶合金線(54)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の隙間埋め装置。
【請求項7】
前記引張ロッド(51)は、一端にねじ山が設けられたロッドであり、ねじ穴(55)がロッドを軸方向に貫通し、ねじ山側にはねじ穴(55)につながるねじ溝(56)が軸方向に設けられることを特徴とする請求項6に記載の隙間埋め装置。
【請求項8】
前記クランプナット(52)の数は、2つであり、形状記憶合金線(54)の一端が2つのクランプナット(52)の間にクランプされ、テンションナット(53)がダンピングロッド(21)に当接することを特徴とする請求項6に記載の隙間埋め装置。
【請求項9】
前記形状記憶合金線(54)の一端に鉛ブロック(57)が設けられ、形状記憶合金線(54)の一端が三方継手(4)の分岐管(42)を貫通し、鉛ブロック(57)が主管(41)に当接することを特徴とする請求項6に記載の隙間埋め装置。
【請求項10】
2つの長い板材(1)が相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置くステップS1と、
2つのクランプナット(52)を回転させて、形状記憶合金線(54)を弛緩状態にするステップS2と、
2つの短い板材(2)のヒンジ接続位置を押圧し、2つの長い板材(1)の開閉角度を調整することで、2つの長い板材(1)を構造部材に係合させ、この時、ポインタ(31)が示す目盛り盤(3)での目盛り値が変動するステップS3と、
2つのクランプナット(52)を再び回転させて、形状記憶合金線(54)をクランプするステップS4と、
テンションナット(53)を回転させて、ダンピングロッド(21)に当接させることで、2つの短い板材(2)を駆動して2つの長い板材(1)を押圧させ、それにより、形状記憶合金線(54)を引き締め、2つの長い板材(1)が開いて隙間を完全に埋め、この時、ポインタ(31)が示す目盛り盤(3)での目盛り値が変動しなくなるステップS5と、
ポインタ(31)が示す目盛り盤での目盛り値を記録するステップS6、を備えることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の隙間埋め装置の埋め方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建築構造工学の技術分野に属し、隙間埋め装置及び埋め方法に関する。
【背景技術】
【0002】
隙間は伝統的及び現代的な建物の構造によく見られる。伝統的な建物の構造の中の隙間は、主にほぞ穴とほぞの接合部の隙間を指す。伝統的な建物の大部分は木造構造の枠組を主とする建築体系であり、木製の構成部材間は、ほぞ穴とほぞの接合で接続される。正確に取り付けやすいように、ほぞは、ほぞ穴とほぞの接合部の隙間を形成させるようにほぞ穴のサイズより小さく設計、加工される必要があり、特に、梁と柱のサイズが大きいほど、ギャップは大きくなる。そのほか、木材は自身の生物学的特性により、必然的に虫食いや環境腐食の影響を受けやすい。それに加えて、木材は自然な収縮により、ほぞ穴とほぞの接合部の隙間は拡大し続ける傾向がある。現在的な建物の構造において、工事の需要や、古代の建物が古くて荒廃したなどの原因で、組積造構造物のモルタルの落下によって引き起こされたモルタル目地、プレハブ又は鉄骨構造の建物の柱脚と地面との隙間、及び梁と柱の接合部の隙間などの構成部材間の隙間が含まれる一部の処理すべき隙間が存在する。
【0003】
隙間の一部は、構造物の耐震性に悪影響を及ぼす。一方で、構成部材間の相互拘束を緩和し、他方で、構造物又は構成部材の支持力と安定性に悪影響を及ぼす。隙間修復の従来の方法はくさびで充填する方法であり、くさびが単一機能しか持たず、且つ紛失しやすく、建築物の応力及び耐震に役立たない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的問題は、隙間埋め装置及び埋め方法を提供することであり、構造がシンプルで、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材に目盛り盤とポインタをそれぞれ設置し、位置規制ロッドを、2つの短い板材が相互にヒンジ接続されたダンピングロッドに貫通させて、2つの長い板材が嵌接された三方継手と接続位置規制を実現し、テンショナーを介して形状記憶合金線を三方継手に接続し、且つ位置規制ロッドに平行にさせ、構築物の構造間の各隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つ。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的問題を解決するように、本発明が採用する技術的解決手段は以下のとおりである。隙間埋め装置であって、長い板材と、短い板材と、目盛り盤と、三方継手と、テンショナーと、位置規制ロッドとを備え、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、目盛り盤が短い板材に接続され、2つの長い板材の相互にヒンジ接続されたピン軸の間に長い板材に嵌接された三方継手が設けられ、2つの短い板材と相互にヒンジ接続されたダンピングロッドに、それと係合されたテンショナーが設けられ、テンショナーの形状記憶合金線が三方継手に接続され、位置規制ロッドがダンピングロッドを貫通して三方継手に螺合され、形状記憶合金線が位置規制ロッドと相互に平行になる。
【0006】
前記長い板材の幅が短い板材の幅と同じであり、長い板材の長さが短い板材の長さより大きい。
【0007】
前記ダンピングロッドは円形ロッドであり、ロッドの両端にダンピングスリーブが設けられ、ロッドには貫通する取付穴と位置規制穴が設けられ、テンショナーの引張ロッドが取付穴に嵌合され、位置規制ロッドが位置規制穴に嵌合される。
【0008】
前記目盛り盤は、円弧形構造であり、1つの短い板材の片側に接続され、目盛り盤に対応するポインタがほかの1つの短い板材の一端の上側面に接続される。
【0009】
前記三方継手は、主管の軸線に垂直に接続された分岐管と、分岐管の片側に主管の軸線を垂直に貫通して接続された継手ピンとを備え、位置規制ロッドの一端が継手ピンに接続される。
【0010】
前記テンショナーは、引張ロッドに螺合されたクランプナット及びテンションナットと、引張ロッドに接続された形状記憶合金線とを備える。
【0011】
前記引張ロッドは、一端にねじ山が設けられたロッドであり、ねじ穴がロッドを軸方向に貫通し、ねじ山側にはねじ穴につながるねじ溝が軸方向に設けられる。
【0012】
前記クランプナットの数は、2つであり、形状記憶合金線の一端が2つのクランプナットの間にクランプされ、テンションナットがダンピングロッドに当接する。
【0013】
前記形状記憶合金線の一端に鉛ブロックが設けられ、形状記憶合金線の一端が三方継手の分岐管を貫通し、鉛ブロックが主管に当接する。
【0014】
上記の隙間埋め装置の埋め方法であって、それは、
2つの長い板材が相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置くステップS1と、
2つのクランプナットを回転させて、形状記憶合金線を弛緩状態にするステップS2と、
2つの短い板材のヒンジ接続位置を押圧し、2つの長い板材の開閉角度を調整することで、2つの長い板材を構造部材に係合させ、この時、ポインタが示す目盛り盤での目盛り値が変動するステップS3と、
2つのクランプナットを再び回転させて、形状記憶合金線をクランプするステップS4と、
テンションナットを回転させて、ダンピングロッドに当接させることで、2つの短い板材を駆動して2つの長い板材を押圧させ、それにより、形状記憶合金線を引き締め、2つの長い板材が開いて隙間を完全に埋め、この時、ポインタが示す目盛り盤での目盛り値が変動しなくなるステップS5と、
ポインタが示す目盛り盤での目盛り値を記録するステップS6、を備える。
【0015】
隙間埋め装置であって、長い板材と、短い板材と、目盛り盤と、三方継手と、テンショナーと、位置規制ロッドとを備え、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、目盛り盤が短い板材に接続され、2つの長い板材の相互にヒンジ接続されたピン軸の間に長い板材に嵌接された三方継手が設けられ、2つの短い板材と相互にヒンジ接続されたダンピングロッドに、それと係合されたテンショナーが設けられ、テンショナーの形状記憶合金線が三方継手に接続され、位置規制ロッドがダンピングロッドを貫通して三方継手に螺合され、形状記憶合金線が位置規制ロッドと相互平行する。構造がシンプルで、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材に目盛り盤とポインタをそれぞれ設置し、位置規制ロッドを、2つの短い板材が相互にヒンジ接続されたダンピングロッドに貫通させて、2つの長い板材に嵌接された三方継手と接続位置規制を実現し、テンショナーを介して形状記憶合金線を三方継手に接続し、且つ位置規制ロッドに平行にさせ、構築物の構造間の各隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つ。
【0016】
好ましい解決手段において、長い板材の幅が短い板材の幅と同じであり、長い板材の長さが短い板材の長さより大きい。構造がシンプルで、利用する時に、2つの長い板材が相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置き、2つの短い板材のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材の開閉角度を調整する。
【0017】
好ましい解決手段において、ダンピングロッドは円形ロッドであり、ロッドの両端にダンピングスリーブが設けられ、ロッドには貫通する取付穴と位置規制穴が設けられ、テンショナーの引張ロッドが取付穴に嵌合され、位置規制ロッドが位置規制穴に嵌合される。構造がシンプルで、利用する時に、ダンピングロッドの両端のダンピングスリーブが短い板材の軸穴と嵌合され、位置規制ロッドが位置規制穴を貫通して三方継手の継手ピンに接続され、2つの短い板材のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材の開閉角度を調整する時に、位置規制ロッドは位置規制作用を発揮し、2つの短い板材の角度の開閉変化によってダンピングロッドと三方継手を回転させず、形状記憶合金線が常に密閉された四辺形構造の対角線に平行であることを確保し、角度を調整しやすく、良好な適応性を持つ。
【0018】
好ましい解決手段において、目盛り盤は円弧形構造であり、1つの短い板材の片側に接続され、目盛り盤に対応するポインタがほかの1つの短い板材の一端の上側面に接続される。構造がシンプルで、利用する時に、長い板材が隙間を完全に埋めた後、ポインタが示す目盛りでの目盛り値が変動せず、該目盛り値を記録すれば、隙間の変化状況の監視に役立つ。
【0019】
好ましい解決手段において、三方継手は、主管の軸線に垂直に接続された分岐管と、分岐管の片側に主管の軸線を垂直に貫通して接続された継手ピンとを備え、位置規制ロッドの一端が継手ピンに接続される。構造がシンプルで、利用する時に、主管が長い板材の軸穴と係合されてそれを中心として回転し、分岐管は形状記憶合金線を接続することに用いられ、継手ピンは位置規制ロッドを接続することに用いられる。
【0020】
好ましい解決手段において、テンショナーは引張ロッドと螺接されるクランプナットとテンションナット、及び引張ロッドに接続される形状記憶合金線を備える。構造がシンプルで、利用する時に、テンショナーは2つの長い板材が隙間に置かれた後、テンションナットを回転させ、2つの短い板材を駆動して2つの長い板材を開かせ、隙間と完全に接触させて埋め効果を達成することに用いられる。
【0021】
好ましい解決手段において、引張ロッドは一端にねじ山が設けられたロッドであり、ねじ穴がロッドを軸方向に貫通し、ねじ山側にはねじ穴につながるねじ溝が軸方向に設けられる。構造がシンプルで、利用する時に、引張ロッドにおけるねじ穴は、形状記憶合金線を貫通させ、またねじ溝の片側から形状記憶合金線を貫出させ、形状記憶合金線の一端を2つのクランプナット同士間に位置させることに用いられ、形状記憶合金線をクランプすることに役立つ。
【0022】
好ましい解決手段において、クランプナットの数は、2つであり、形状記憶合金線の一端が2つのクランプナットの間にクランプされ、テンションナットがダンピングロッドに当接する。構造がシンプルで、利用する時に、形状記憶合金線が引張ロッドのねじ穴を貫通する前、引張ロッドに螺接されるクランプナットは1つあり、形状記憶合金線が引張ロッドのねじ穴を貫通し、且つねじ溝の片側から貫出した後、この時、また他の1つのクランプナットと引張ロッドを螺合させ、形状記憶合金線の一端を2つのクランプナット同士間に位置させる。
【0023】
好ましい解決手段において、形状記憶合金線の一端に鉛ブロックが設けられ、形状記憶合金線の一端が三方継手の分岐管を貫通し、鉛ブロックが主管に当接する。構造がシンプルで、利用する時に、鉛ブロックから離れる一端の形状記憶合金線が主管、分岐管と引張ロッドを順次貫通し、鉛ブロックが主管に当接し、取り付けやすくて快適であり、形状記憶合金線の自動復帰機能は地震時の構造の自動復帰に役立つ。
【0024】
上記の隙間埋め装置の埋め方法であって、それは、
2つの長い板材が相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置くステップS1と、
2つのクランプナットを回転させて、形状記憶合金線を弛緩状態にするステップS2と、
2つの短い板材のヒンジ接続位置を押圧し、2つの長い板材の開閉角度を調整することで、2つの長い板材を構造部材に係合させ、この時、ポインタが示す目盛り盤での目盛り値が変動するステップS3と、
2つのクランプナットを再び回転させて、形状記憶合金線をクランプするステップS4と、
テンションナットを回転させて、ダンピングロッドに当接させることで、2つの短い板材を駆動して2つの長い板材を押圧させ、それにより、形状記憶合金線を引き締め、2つの長い板材が開いて隙間を完全に埋め、この時、ポインタが示す目盛り盤での目盛り値が変動しなくなるステップS5と、
ポインタが示す目盛り盤での目盛り値を記録するステップS6、を備える。該方法は操作しやすくて便利であり、隙間の変化を監視する機能を備える。
【0025】
隙間埋め装置及び埋め方法であって、長い板材と、短い板材と、目盛り盤と、三方継手と、テンショナーと、位置規制ロッドとを備え、相互にヒンジ接続された2つの長い板材と相互にヒンジ接続された短い板材をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材に目盛り盤とポインタをそれぞれ設置し、位置規制ロッドを、2つの短い板材が相互にヒンジ接続させたダンピングロッドに貫通させて、2つの長い板材に嵌接された三方継手と接続位置規制を実現し、テンショナーを介して形状記憶合金線を三方継手に接続し、且つ位置規制ロッドに平行させる。隙間をくさびで充填する従来の方法は、機能が単一であり、建築物の応力及び耐震に役立たないという問題を解決する。構造がシンプルで、隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
次に図面と実施例を合わせて本発明をさらに説明する。
図1図1は本発明の構造概略図である。
図2図2は本発明の長い板材の構造概略図である。
図3図3は本発明の1つの短い板材が目盛り盤に接続される構造概略図である。
図4図4は本発明のほかの短い板材がポインタに接続される構造概略図である。
図5図5は本発明のダンピングロッドの構造概略図である。
図6図6は本発明の三方継手の構造概略図である。
図7図7は本発明のテンショナーの構造概略図である。
図8図8は本発明の形状記憶合金線の構造概略図である。
図9図9は本発明の位置規制ロッドの構造概略図である。
図10図10は本発明の使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1から図10に示されるように、隙間埋め装置であって、長い板材1、短い板材2、目盛り盤3、三方継手4、テンショナー5と位置規制ロッド6を備え、相互にヒンジ接続された2つの長い板材1と相互にヒンジ接続された短い板材2をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、目盛り盤3が短い板材2に接続され、2つの長い板材1の相互にヒンジ接続されたピン軸11の間に長い板材1に嵌接された三方継手4が設けられ、2つの短い板材2と相互にヒンジ接続されたダンピングロッド21に、それと係合されたテンショナー5が設けられ、テンショナー5の形状記憶合金線54が三方継手4に接続され、位置規制ロッド6がダンピングロッド21を貫通して三方継手4に螺合され、形状記憶合金線54が位置規制ロッド6と相互に平行になる。構造がシンプルで、相互にヒンジ接続された2つの長い板材1と相互にヒンジ接続された短い板材2をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材2に目盛り盤3とポインタ31をそれぞれ設置し、位置規制ロッド6を、2つの短い板材2が相互にヒンジ接続されたダンピングロッド21に貫通させて、2つの長い板材1に嵌接された三方継手4と接続位置規制を実現し、テンショナー5を介して形状記憶合金線54を三方継手4に接続し、且つ位置規制ロッド6に平行させ、隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つ。
【0028】
好ましくは、位置規制ロッド6はロッド体であり、ねじ山が設けられた一端が継手ピン43に螺接される。
【0029】
好ましい解決手段において、前記長い板材1の幅が短い板材2の幅と同じであり、長い板材1の長さが短い板材2の長さより大きい。構造がシンプルで、利用する時に、2つの長い板材1の相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置き、2つの短い板材2のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材1の開閉角度を調整する。
【0030】
好ましい解決手段において、前記ダンピングロッド21は円形ロッドであり、ロッドの両端にダンピングスリーブ22が設けられ、ロッドには貫通する取付穴23と位置規制穴24が設けられ、テンショナー5の引張ロッド51が取付穴23に嵌合され、位置規制ロッド6が位置規制穴24に嵌合される。構造がシンプルで、利用する時に、ダンピングロッド21の両端のダンピングスリーブ22が短い板材2の軸穴と嵌合され、位置規制ロッド6が位置規制穴24を貫通して三方継手4の継手ピン43に接続され、2つの短い板材2のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材1の開閉角度を調整する時に、位置規制ロッド6は位置規制作用を発揮し、2つの短い板材2の角度の開閉変化によってダンピングロッド21と三方継手4を回転させず、形状記憶合金線54が常に密閉された四辺形構造の対角線に平行であることを確保し、角度を調整しやすく、良好な適応性を持つ。
【0031】
好ましくは、ダンピングスリーブ22の材料はゴム、プラスチック、銅-亜鉛-アルミニウム系、鉄-クロム-モリブデン系、マンガン-銅系合金又は減衰コーティングであり、耐震、放熱、及び地震時の構造動作時間の遅延、並びに地震エネルギーの消耗に役立つ。
【0032】
好ましい解決手段において、前記目盛り盤3は、円弧形構造であり、1つの短い板材2の片側に接続され、目盛り盤3に対応するポインタ31がほかの1つの短い板材2の一端の上側面に接続される。構造がシンプルで、利用する時に、長い板材1が隙間を完全に埋めた後、ポインタ31が示す目盛り3での目盛り値が変動せず、該目盛り値を記録すれば、隙間の変化状況の監視に役立つ。
【0033】
好ましい解決手段において、前記三方継手4は、主管41の軸線に垂直に接続された分岐管42と、分岐管42の片側に主管41の軸線を垂直に貫通して接続された継手ピン43とを備え、位置規制ロッド6の一端が継手ピン43に接続される。構造がシンプルで、利用する時に、主管41が長い板材1の軸穴と係合されてそれを中心として回転し、分岐管42は形状記憶合金線54を接続することに用いられ、継手ピン43は位置規制ロッド6を接続することに用いられる。
【0034】
好ましい解決手段において、前記テンショナー5は、引張ロッド51と螺接されるクランプナット52とテンションナット53、及び引張ロッド51に接続される形状記憶合金線54を備える。構造がシンプルで、利用する時に、テンショナー5は2つの長い板材1が隙間に置かれた後、テンションナット53を回転させ、2つの短い板材2を駆動して2つの長い板材1を開かせ、隙間と完全に接触させて埋め効果を達成することに用いられる。
【0035】
好ましい解決手段において、前記引張ロッド51は、一端にねじ山が設けられたロッドであり、ねじ穴55がロッドを軸方向に貫通し、ねじ山側にはねじ穴55につながるねじ溝56が軸方向に設けられる。構造がシンプルで、利用する時に、引張ロッド51におけるねじ穴55は、形状記憶合金線54を貫通させ、またねじ溝56の片側から形状記憶合金線54を貫出させ、形状記憶合金線54の一端を2つのクランプナット52同士間に位置させることに用いられ、形状記憶合金線54をクランプすることに役立つ。
【0036】
好ましい解決手段において、前記クランプナット52の数は、2つであり、形状記憶合金線54の一端が2つのクランプナット52の間にクランプされ、テンションナット53がダンピングロッド21に当接する。構造がシンプルで、利用する時に、形状記憶合金線54が引張ロッド51のねじ穴55を貫通する前、引張ロッド51に螺接されるクランプナット52は1つあり、形状記憶合金線54が引張ロッド51のねじ穴55を貫通し、且つねじ溝56の片側から貫出した後、この時、また他の1つのクランプナット52と引張ロッド51を螺合させ、形状記憶合金線54の一端を2つのクランプナット52同士間に位置させる。
【0037】
好ましい解決手段において、前記形状記憶合金線54の一端に鉛ブロック57が設けられ、形状記憶合金線54の一端が三方継手4の分岐管42を貫通し、鉛ブロック57が主管41に当接する。構造がシンプルで、利用する時に、鉛ブロック57から離れる一端の形状記憶合金線54が主管41、分岐管42と引張ロッド51を順次貫通し、鉛ブロック57が主管41に当接し、取り付けやすくて快適であり、形状記憶合金線54の自動復帰機能は地震時の構造の自動復帰に役立つ。
【0038】
上記の隙間埋め装置の埋め方法であって、それは、
2つの長い板材1の相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置くステップS1と、
2つのクランプナット52を回転させて、形状記憶合金線54を弛緩状態にするステップS2と、
2つの短い板材2のヒンジ接続位置を押圧し、2つの長い板材1の開閉角度を調整することで、2つの長い板材1を隙間に係合させ、この時、ポインタ31が示す目盛り盤3での目盛り値が変動するステップS3と、
2つのクランプナット52を再び回転させて、形状記憶合金線54をクランプするステップS4と、
テンションナット53を回転させて、ダンピングロッド21に当接させることで2つの短い板材2を駆動して2つの長い板材1を押圧させ、それにより、形状記憶合金線54を引き締め、2つの長い板材1が開いて隙間を完全に埋め、この時、ポインタ31が示す目盛り盤3での目盛り値が変動しなくなるステップS5と、
ポインタ31が示す目盛り盤3での目盛り値を記録するステップS6、を備える。該方法は操作しやすくて便利であり、隙間の変化を監視する機能を備える。
【0039】
上記の隙間埋め装置及び埋め方法であって、取り付けて利用する際、相互にヒンジ接続された2つの長い板材1と相互にヒンジ接続された短い板材2をヒンジ接続することで、角度調整可能な密閉された四辺形構造を形成し、2つの短い板材2に目盛り盤3とポインタ31をそれぞれ設置し、位置規制ロッド6を、2つの短い板材2が相互にヒンジ接続されたダンピングロッド21に貫通させて、2つの長い板材1に嵌接された三方継手4と接続位置規制を実現し、テンショナー5を介して形状記憶合金線54を三方継手4に接続し、且つ位置規制ロッドに6平行させ、隙間の変化を監視しやすく、地震時に自動復帰可能であり、地震のエネルギーの消耗に役立つ。
【0040】
利用する時に、2つの長い板材1の相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置き、2つの短い板材2のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材1の開閉角度を調整する。
【0041】
利用する時に、ダンピングロッド21の両端のダンピングスリーブ22が短い板材2の軸穴と嵌合され、位置規制ロッド6が位置規制穴24を貫通して三方継手4の継手ピン43に接続され、2つの短い板材2のヒンジ接続位置を押圧して2つの長い板材1の開閉角度を調整する時に、位置規制ロッド6は位置規制作用を発揮し、位置規制ロッド6を軸線として、2つの長い板材1と2つの短い板材2の開閉角度を対称にさせ、角度を調整しやすく、良好な適応性を持つ。
【0042】
利用する時に、長い板材1が隙間を完全に埋めた後、ポインタ31が示す目盛り3での目盛り値が変動せず、該目盛り値を記録すれば、隙間の変化状況の監視に役立つ。
【0043】
利用する時に、主管41が長い板材1の軸穴と係合されてそれを中心として回転し、分岐管42は形状記憶合金線54を接続することに用いられ、継手ピン43は位置規制ロッド6を接続することに用いられる。
【0044】
利用する時に、テンショナー5は2つの長い板材1が隙間に置かれた後、テンションナット53を回転させ、2つの短い板材2を駆動して2つの長い板材1を開かせ、隙間と完全に接触させて埋め効果を達成することに用いられる。
【0045】
利用する時に、引張ロッド51におけるねじ穴55は、形状記憶合金線54を貫通させ、またねじ溝56の片側から形状記憶合金線54を貫出させ、形状記憶合金線54の一端を2つのクランプナット52同士間に位置させることに用いられ、形状記憶合金線54をクランプすることに役立つ。
【0046】
利用する時に、形状記憶合金線54が引張ロッド51のねじ穴55を貫通する前、引張ロッド51に螺接されるクランプナット52は1つあり、形状記憶合金線54が引張ロッド51のねじ穴55を貫通し、且つねじ溝56の片側から貫出した後、この時、また他の1つのクランプナット52と引張ロッド51を螺合させ、形状記憶合金線54の一端を2つのクランプナット52同士間に位置させる。
【0047】
利用する時に、鉛ブロック57から離れる一端の形状記憶合金線54が主管41、分岐管42と引張ロッド51を順次貫通し、鉛ブロック57が主管41に当接し、取り付けやすくて快適であり、形状記憶合金線54の自動復帰機能は地震時の構造の自動復帰に役立つ。
【0048】
上記の実施例は本発明の好ましい技術的解決手段であり、本発明に対する制限と見なされず、本出願における実施例及び実施例の中の特徴は、衝突のない場合、任意に組み合わせることができる。本発明は、特許請求の範囲に記載された技術的解決手段における技術的特徴の同等代替手段が含まれた特許請求の範囲に記載された技術的解決手段を保護範囲とする。即ち、この範囲以内の同等代替改善も、本発明の保護範囲以内に含まれる。
【0049】
(付記)
(付記1)
隙間埋め装置であって、
長い板材(1)と、短い板材(2)と、目盛り盤(3)と、三方継手(4)と、テンショナー(5)と、位置規制ロッド(6)とを備え、
相互にヒンジ接続された2つの長い板材(1)と相互にヒンジ接続された短い板材(2)とがヒンジ接続されることで角度調整可能な密閉された四辺形構造が形成され、目盛り盤(3)が短い板材(2)に接続され、2つの長い板材(1)が相互にヒンジ接続されたピン軸(1)の間には長い板材(1)に嵌接された三方継手(4)が設けられ、2つの短い板材(2)が相互にヒンジ接続されたダンピングロッド(2)にはそれと係合されたテンショナー(5)が設けられ、テンショナー(5)の形状記憶合金線(54)が三方継手(4)に接続され、位置規制ロッド(6)がダンピングロッド(21)を貫通して三方継手(4)に螺合され、形状記憶合金線(54)が位置規制ロッド(6)と相互に平行になることを特徴とする隙間埋め装置。
【0050】
(付記2)
前記長い板材(1)の幅が短い板材(2)の幅と同じであり、長い板材(1)の長さが短い板材の長さより大きいことを特徴とする付記1に記載の隙間埋め装置。
【0051】
(付記3)
前記ダンピングロッド(21)は、円形ロッドであり、ロッドの両端にダンピングスリーブ(22)が設けられ、ロッドには貫通する取付穴(23)と位置規制穴(24)が設けられ、テンショナー(5)の引張ロッド(51)が取付穴(23)に嵌合され、位置規制ロッド(6)が位置規制穴(24)に嵌合されることを特徴とする付記1に記載の隙間埋め装置。
【0052】
(付記4)
前記目盛り盤(3)は、円弧形構造であり、1つの短い板材(2)の片側に接続され、目盛り盤(3)に対応するポインタ(31)がほかの1つの短い板材(2)の一端の上側面に接続されることを特徴とする付記1に記載の隙間埋め装置。
【0053】
(付記5)
前記三方継手(4)は、主管(41)の軸線に垂直に接続された分岐管(42)と、分岐管(42)の片側に主管(41)の軸線を垂直に貫通して接続された継手ピン(43)とを備え、位置規制ロッド(6)の一端が継手ピン(43)に接続されることを特徴とする付記1に記載の隙間埋め装置。
【0054】
(付記6)
前記テンショナー(5)は、引張ロッド(51)に螺合されたクランプナット(52)及びテンションナット(53)と、引張ロッド(51)に接続された形状記憶合金線(54)とを備えることを特徴とする付記1に記載の隙間埋め装置。
【0055】
(付記7)
前記引張ロッド(51)は、一端にねじ山が設けられたロッドであり、ねじ穴(55)がロッドを軸方向に貫通し、ねじ山側にはねじ穴(55)につながるねじ溝(56)が軸方向に設けられることを特徴とする付記6に記載の隙間埋め装置。
【0056】
(付記8)
前記クランプナット(52)の数は、2つであり、形状記憶合金線(54)の一端が2つのクランプナット(52)の間にクランプされ、テンションナット(53)がダンピングロッド(21)に当接することを特徴とする付記6に記載の隙間埋め装置。
【0057】
(付記9)
前記形状記憶合金線(54)の一端に鉛ブロック(57)が設けられ、形状記憶合金線(54)の一端が三方継手(4)の分岐管(42)を貫通し、鉛ブロック(57)が主管(41)に当接することを特徴とする付記6に記載の隙間埋め装置。
【0058】
(付記10)
2つの長い板材(1)が相互にヒンジ接続された一端を埋める必要がある隙間に置くステップS1と、
2つのクランプナット(52)を回転させて、形状記憶合金線(54)を弛緩状態にするステップS2と、
2つの短い板材(2)のヒンジ接続位置を押圧し、2つの長い板材(1)の開閉角度を調整することで、2つの長い板材(1)を構造部材に係合させ、この時、ポインタ(31)が示す目盛り盤(3)での目盛り値が変動するステップS3と、
2つのクランプナット(52)を再び回転させて、形状記憶合金線(54)をクランプするステップS4と、
テンションナット(53)を回転させて、ダンピングロッド(21)に当接させることで、2つの短い板材(2)を駆動して2つの長い板材(1)を押圧させ、それにより、形状記憶合金線(54)を引き締め、2つの長い板材(1)が開いて隙間を完全に埋め、この時、ポインタ(31)が示す目盛り盤(3)での目盛り値が変動しなくなるステップS5と、
ポインタ(31)が示す目盛り盤での目盛り値を記録するステップS6、を備えることを特徴とする付記1~9のいずれか1つに記載の隙間埋め装置の埋め方法。
【符号の説明】
【0059】
1:長い板材、11:ピン軸、2:短い板材、21:ダンピングロッド、22:ダンピングスリーブ、23:取付穴、24:位置規制穴、3:目盛り盤、31:ポインタ、4:三方継手、41:主管、42:分岐管、43:継手ピン、5:テンショナー、51:引張ロッド、52:クランプナット、53:テンションナット、54:形状記憶合金線、55:ねじ穴、56:ねじ溝、57:鉛ブロック、6:位置規制ロッド
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】