(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-17
(54)【発明の名称】パウチ型電池ケースおよびそれを製造する製造装置、並びにパウチ型二次電池
(51)【国際特許分類】
H01M 50/105 20210101AFI20221110BHJP
H01M 50/131 20210101ALI20221110BHJP
【FI】
H01M50/105
H01M50/131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022515908
(86)(22)【出願日】2020-09-16
(85)【翻訳文提出日】2022-03-10
(86)【国際出願番号】 KR2020012502
(87)【国際公開番号】W WO2021054722
(87)【国際公開日】2021-03-25
(31)【優先権主張番号】10-2019-0114298
(32)【優先日】2019-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521065355
【氏名又は名称】エルジー エナジー ソリューション リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・イル・キム
(72)【発明者】
【氏名】スン・ヒュン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ウ・ヨン・イ
(72)【発明者】
【氏名】キ・ヒュン・パク
【テーマコード(参考)】
5H011
【Fターム(参考)】
5H011AA09
5H011CC02
5H011DD03
5H011KK03
(57)【要約】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係るパウチ型電池ケースは、電極およびセパレータが積層されて形成される電極組立体を内部に収容するカップ部が形成され、この際、前記カップ部は、底を形成する底部と、側面を形成し、前記底部と交わる外壁と、前記底部と前記外壁をそれぞれ連結する第1エッジと、隣接した2つの前記外壁を互いに連結する第2エッジと、互いに隣接した2つの前記第1エッジと前記第2エッジが連結されて形成されたコーナーとを含み、前記第1エッジは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、前記第2エッジは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、前記コーナーは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、曲率半径が前記第1エッジおよび前記第2エッジの曲率半径とは異なる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極およびセパレータが積層されて形成される電極組立体を内部に収容するカップ部が形成され、
前記カップ部は、
底を形成する底部と、
側面を形成し、前記底部と交わる外壁と、
前記底部と前記外壁をそれぞれ連結する第1エッジと、
隣接した2つの前記外壁を互いに連結する第2エッジと、
互いに隣接した2つの前記第1エッジと前記第2エッジが連結されて形成されたコーナーとを含み、
前記第1エッジは、
少なくとも1つがラウンド状に形成され、
前記第2エッジは、
少なくとも1つがラウンド状に形成され、
前記コーナーは、
少なくとも1つがラウンド状に形成され、
曲率半径が前記第1エッジの曲率半径および前記第2エッジの曲率半径と異なる、パウチ型電池ケース。
【請求項2】
前記コーナーは、
曲率半径が前記第1エッジおよび前記第2エッジのうち少なくとも1つの曲率半径以上である、請求項1に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項3】
前記コーナーは、
内部で前記曲率半径が変化する、請求項2に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項4】
前記コーナーは、
中心部の曲率半径が周辺部の曲率半径よりも大きい、請求項3に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項5】
前記第1エッジは、
曲率半径が2mm以下である、請求項1~4の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項6】
前記第2エッジは、
曲率半径が0.5mm~5mmである、請求項1~5の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項7】
前記第2エッジは、
曲率半径が前記第1エッジの曲率半径以上に形成される、請求項1~6の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項8】
前記コーナーは、
前記第2エッジから前記カップ部の長さ方向および幅方向と、前記第1エッジから厚さ方向とにおいて所定の範囲内に形成される、請求項1~7の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項9】
前記コーナーが形成される範囲は、
前記カップ部の深さが深いほど、広くなる、請求項8に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項10】
前記コーナーの周縁のうち互いに隣接した2つの前記第1エッジを連結する周縁は、
曲線状に形成される、請求項1~9の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項11】
前記コーナーの周縁のうち前記第1エッジと前記第2エッジを連結する周縁は、
曲線状に形成される、請求項1~10の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項12】
前記コーナーの周縁のうち互いに隣接した2つの前記第1エッジを連結する周縁は、
少なくとも1つの直線を含む、請求項1~11の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項13】
前記コーナーの周縁のうち前記第1エッジと前記第2エッジを連結する周縁は、
少なくとも1つの直線を含む、請求項1~12の何れか一項に記載のパウチ型電池ケース。
【請求項14】
パウチフィルムを加圧し、パウチ型電池ケースに湾入した形状を有するカップ部を形成するパンチを含み、
前記パンチは、
底を形成する加圧底部と、
前記加圧底部と交わるように形成され、側面を形成する加圧外壁と、
前記加圧底部と前記加圧外壁を互いに連結する加圧エッジと、
隣接した2つの前記加圧外壁を互いに連結する加圧厚さ部と、
互いに隣接した2つの加圧エッジと加圧厚さ部が連結されて形成される加圧コーナーとを含み、
前記加圧コーナーは、
少なくとも1つがラウンド処理され、
曲率半径が前記加圧エッジの曲率半径および前記加圧厚さ部の曲率半径と異なる、パウチ型電池ケース製造装置。
【請求項15】
請求項1~13の何れか一項に記載のパウチ型電池ケースを含む二次電池。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年09月17日付けの韓国特許出願第10-2019-0114298号に基づく優先権の利益を主張し、該当韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は、本明細書の一部として組み込まれる。
【0002】
本発明は、パウチ型電池ケースおよびそれを製造する製造装置、並びにパウチ型二次電池に関し、より詳しくは、耐久性が向上し、成形時にクラックの発生および白化現象の発生を防止することができる、パウチ型電池ケースおよびそれを製造する製造装置、並びにパウチ型二次電池に関する。
【背景技術】
【0003】
一般的に、二次電池の種類としては、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、およびリチウムイオンポリマー電池などが挙げられる。かかる二次電池は、デジタルカメラ、P-DVD、MP3P、携帯電話、PDA、携帯ゲーム機(Portable Game Device)、パワーツール(Power Tool)、およびE-バイク(E-bike)などの小型製品だけでなく、電気自動車やハイブリッド自動車のような高出力が求められる大型製品と、余剰の発電電力や再生可能エネルギーを貯蔵する電力貯蔵装置と、バックアップ用電力貯蔵装置にも適用されて用いられている。
【0004】
かかる二次電池を製造するために、先ず、電極活物質スラリーを正極集電体および負極集電体に塗布して正極および負極を製造し、それをセパレータ(Separator)の両側に積層することで、所定形状の電極組立体(Electrode Assembly)を形成する。そして、電池ケースに電極組立体を収納し、電解質の注入後にシールする。
【0005】
二次電池は、電極組立体を収容するケースの材料に応じて、パウチ型(Pouch Type)および缶型(Can Type)などに分類される。パウチ型(Pouch Type)は、柔軟なポリマー材料から製造されたパウチに電極組立体を収容する。そして、缶型(Can Type)は、金属またはプラスチックなどの材料から製造されたケースに電極組立体を収容する。
【0006】
パウチ型二次電池のケースであるパウチは、柔軟性を有するパウチフィルムにプレス加工を行い、カップ部を形成することで製造される。そして、カップ部が形成されると、前記カップ部の収容空間に電極組立体を収納しサイドをシールして二次電池を製造する。
【0007】
かかるプレス加工中でドローイング(Drawing)成形は、プレス装置のような成形装置にパウチフィルムを挿入し、パンチでパウチフィルムに圧力を印加し、パウチフィルムを延伸させることで行われる。ところで、パウチフィルムは、相当に薄い厚さを有するフィルムまたはシート状であるため、パウチフィルムが延伸される際、エッジおよびコーナーに応力が集中した。よって、パウチフィルムにクラックが発生したり、白化現象が発生したりする問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、成形時にクラックの発生および白化現象の発生を防止することができる、パウチ型電池ケースおよびそれを製造する製造装置、並びにパウチ型二次電池を提供することにある。
【0009】
本発明の課題は、以上で言及した課題に制限されず、言及していないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明らかに理解できるものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係るパウチ型電池ケースは、電極およびセパレータが積層されて形成される電極組立体を内部に収容するカップ部が形成され、前記カップ部は、底を形成する底部と、側面を形成し、前記底部と交わる外壁と、前記底部と前記外壁をそれぞれ連結する第1エッジと、隣接した2つの前記外壁を互いに連結する第2エッジと、互いに隣接した2つの前記第1エッジと前記第2エッジが連結されて形成されたコーナーとを含み、前記第1エッジは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、前記第2エッジは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、前記コーナーは、少なくとも1つがラウンド状に形成され、曲率半径が前記第1エッジの曲率半径および前記第2エッジの曲率半径と異なる。
【0011】
また、前記コーナーは、曲率半径が前記第1エッジおよび前記第2エッジのうち少なくとも1つの曲率半径以上であってもよい。
また、前記コーナーは、内部で前記曲率半径が変化してもよい。
また、前記コーナーは、中心部の曲率半径が周辺部の曲率半径よりも大きくてもよい。
【0012】
また、前記第1エッジは、曲率半径が2mm以下であってもよい。
また、前記第2エッジは、曲率半径が0.5mm~5mmであってもよい。
また、前記第2エッジは、曲率半径が前記第1エッジの曲率半径以上に形成されてもよい。
【0013】
また、前記コーナーは、前記第2エッジから前記カップ部の長さ方向および幅方向と、前記第1エッジから厚さ方向とにおいて所定の範囲内に形成されてもよい。
また、前記コーナーが形成される範囲は、前記カップ部の深さが深いほど、広くなっていてもよい。
【0014】
また、前記コーナーの周縁のうち互いに隣接した2つの前記第1エッジを連結する周縁は、曲線状に形成されてもよい。
また、前記コーナーの周縁のうちの前記第1エッジと前記第2エッジを連結する周縁は、曲線状に形成されてもよい。
【0015】
また、前記コーナーの周縁のうち互いに隣接した2つの前記第1エッジを連結する周縁は、少なくとも1つの直線を含んでもよい。
また、前記コーナーの周縁のうち前記第1エッジと前記第2エッジを連結する周縁は、少なくとも1つの直線を含んでもよい。
【0016】
上記の課題を解決するための本発明の実施形態に係るパウチ型電池ケース製造装置は、パウチフィルムを加圧し、パウチ型電池ケースに湾入した形状を有するカップ部を形成するパンチを含み、前記パンチは、底を形成する加圧底部と、前記加圧底部と交わるように形成され、側面を形成する加圧外壁と、前記加圧底部と前記加圧外壁を互いに連結する加圧エッジと、隣接した2つの前記加圧外壁を互いに連結する加圧厚さ部と、互いに隣接した2つの加圧エッジと加圧厚さ部が連結されて形成される加圧コーナーとを含み、前記加圧コーナーは、少なくとも1つがラウンド処理され、曲率半径が前記加圧エッジの曲率半径および前記加圧厚さ部の曲率半径と異なる。
【0017】
また、本発明は、前記パウチ型電池ケースを含む二次電池を提供する。
本発明のその他の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0018】
本発明の実施形態によると、少なくとも次のような効果を奏する。パウチフィルムを成形して電池ケースを製造する際、カップ部の少なくとも1つのコーナーがラウンド状に形成されているので、電池ケースの耐久性が向上し、パウチフィルムの成形時にクラックの発生および白化現象の発生を防止することができる。
【0019】
本発明に係る効果は以上で例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本明細書内に含まれている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】従来技術に係る電池ケースに形成されたカップ部に形成された角およびその周辺の様子を拡大して示した拡大斜視図である。
【
図2】本発明に係るパウチ型電池ケース10に形成されたカップ部100を示した斜視図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る電池ケース10に形成されたカップ部100に形成されたコーナー150を示した拡大斜視図である。
【
図4】本発明の他の実施形態に係る電池ケース10に形成されたカップ部100に形成されたコーナー150を示した拡大斜視図である。
【
図5】本発明に係る電池ケース製造装置20の構造を示した垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面とともに詳細に後述している実施形態を参照すれば明らかになるであろう。但し、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現できるものであり、本実施形態は、単に本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範囲によって定義されるのみである。明細書の全体にわたって、同一の参照符号は、同一の構成要素を指し示す。
【0022】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に共通に理解できる意味として用いられてもよい。また、一般的に用いられる辞書に定義されている用語は、明らかに特に定義していない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。
【0023】
本明細書で用いられた用語は、実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は、語句において特に言及しない限り、複数形も含む。明細書で用いられる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素の他に、1つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除するものではない。以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明することにする。
【0024】
パウチ型電池ケース
図1は、従来技術に係る電池ケースに形成されたカップ部に形成された角およびその周辺の様子を拡大して示した拡大斜視図である。
【0025】
従来は、パンチの複数のエッジに対して何れも同一の曲率半径でラウンド処理を行い、それにより、パンチのコーナーにも自然に同一の曲率半径でラウンド処理が行われた。よって、かかるパンチでパウチフィルムを成形し、パウチフィルムが延伸されると、コーナーも自然にパンチエッジと同じ曲率半径でラウンド状に形成された。
【0026】
したがって、
図1に示されたように、従来技術に係るパウチ型電池ケースに形成されるカップ部における第1パンチエッジA1の曲率半径、第2パンチエッジA2の曲率半径、および前記第1パンチエッジA1と前記第2パンチエッジA2を連結する第1コーナーA3の曲率半径は、互いに同一であった。
【0027】
ところで、パウチフィルムが延伸されると、応力が集中してパウチフィルムの厚さが薄くなるという問題があった。特に、コーナーは、3つのエッジ、すなわち、2つのパンチエッジ(第1エッジ)と1つの厚さエッジ(第2エッジ)が交わって形成されるため、パンチエッジまたは厚さエッジよりもさらに多く延伸され、パンチエッジまたは厚さエッジよりもさらに多く応力が集中した。これは、
図1において、第1パンチエッジA1と第2パンチエッジA2が延びる方向をそれぞれ第1ベクトルと第2ベクトルとし、第1厚さエッジA4が延びる方向を第3ベクトルとする際、コーナーA3においては、第1ベクトル、第2ベクトル、および第3ベクトルを合わせたベクトルが向かう方向に延伸が起こるためである。
【0028】
したがって、
図1に示されたように、パウチフィルムの延伸が過度に起こるため、コーナーに該当する領域において耐久性が低下し、クラックが発生する直前に特定の部分が白色に変化する白化現象が発生し、その結果、クラックが容易に発生するという問題があった。
【0029】
ここで、クラックの発生有無に対し、パウチフィルムに含まれたアルミニウム合金の残存率を基準に、前記残存率が60%以上である場合には良品、残存率が60%未満である場合には不良と判断する。前記残存率とは、パウチフィルムの特定の地点で、アルミニウム合金の成形前の残存量に対する成形後の残存量の割合を意味する。実際に、前記残存率が60%未満である場合には、パウチフィルムにカップ部100をドローイング成形すると、特定の地点にクラックが発生する頻度が高いが、残存率が60%以上である場合には、クラックが発生しない。よって、以下、クラックが容易に発生し得るとは、残存率が相対的に低いため、クラックが発生する頻度が高いことを意味する。
【0030】
図2は、本発明に係るパウチ型電池ケース10に形成されたカップ部100を示した斜視図である。本発明は、従来技術に係る上記の問題を解決するための発明であることができる。すなわち、本発明によると、パウチフィルムを成形して電池ケース10を製造する際、カップ部100の少なくとも1つのコーナー150がラウンド状に形成されており、電池ケース10の耐久性が向上し、パウチフィルムの成形時にクラックの発生および白化現象の発生を防止することができる。
【0031】
このために、本発明の一実施形態に係るパウチ型電池ケース10は、電極およびセパレータが積層されて形成される電極組立体を内部に収容するカップ部100が形成され、この際、前記カップ部100は、底を形成する底部110と、側面を形成し、前記底部110と交わる外壁120と、前記底部110と前記外壁120をそれぞれ連結するパンチエッジ130と、隣接した2つの前記外壁120を互いに連結する厚さエッジ140と、互いに隣接した2つの前記パンチエッジ130と前記厚さエッジ140が連結されて形成されたコーナー150とを含み、前記コーナー150は、少なくとも1つがラウンド状に形成され、曲率半径が前記パンチエッジ130の曲率半径および前記厚さエッジ140の曲率半径と異なる。
【0032】
図2に示されたように、パウチ型電池ケース10は、フィルムまたはシート状のパウチフィルムをドローイング成形して製造される。かかるパウチフィルムは、各層が互いに異なる材料からなる複数の層状構造を有してもよい。
【0033】
図2に示されたように、電池ケース10は、下方に湾入した形状を有するカップ部100を含んでもよい。カップ部100は、電極およびセパレータを含む電極組立体(図示せず)が収容される空間であってもよい。
図2には電池ケース10に1つのカップ部100が形成された様子が示されているが、これとは異なり、電池ケース10には複数のカップ部100が形成されてもよく、複数のカップ部100により形成された空いた空間に電極組立体が収容されてもよい。
【0034】
カップ部100は、底を形成する底部110と、カップ部100の側面を形成し、前記底部110と交わる外壁120とを含んでもよい。
図2に示されたように、底部110の周縁は、四角形状を有してもよく、外壁120は、底部110の周縁を形成する各角と交わるように形成されてもよい。この際、底部110の周縁が四角形状を有するとは、底部110の周縁が幾何学的な意味の四角形状を有する場合のみを意味するのではなく、一見した際に概略的に四角形状を有する場合も含むものと解釈しなければならない。
【0035】
図2に示されたように、底部110の周縁が四角形状を有する場合、外壁120は、第1外壁122、第2外壁124、第3外壁126、および第4外壁128を含んでもよい。
【0036】
カップ部100は、多様な種類のエッジを含み、特にパンチ26(
図5に図示)の加圧エッジに対応して形成されるパンチエッジ130を含む。パンチエッジ130は、カップ部100の前記底部110と前記外壁120をそれぞれ連結し、底部110と外壁120の境界を形成することができる。
図2に示されたように、底部110と第1外壁122が互いに交わる領域には、第1パンチエッジ132が形成されてもよく、底部110と第2外壁124が互いに交わる領域には、第2パンチエッジ134が形成されてもよい。そして、底部110と第3外壁126が互いに交わる領域には、第3パンチエッジ136が形成されてもよく、底部110と第4外壁128が互いに交わる領域には、第4パンチエッジ138が形成されてもよい。
【0037】
仮にパンチ26の加圧エッジにラウンド処理が行われないのであれば、パンチ26の加圧エッジが尖鋭になるため、パウチフィルムを成形する際、カップ部100のパンチエッジ130に応力が集中してクラックが容易に発生するという問題がある。よって、本発明の一実施形態によると、パンチ26の加圧エッジにラウンド処理を行い、カップ部100のパンチエッジ130の少なくとも1つが外側に凸状に突出した、ラウンド状に形成されてもよい。それにより、カップ部100のパンチエッジ130に集中する応力も分散させることができる。ここで、パンチエッジ130の曲率半径は、パンチエッジ130が延びる方向と垂直な方向にパンチエッジ130を切断した際の断面周縁の曲率半径と定義されてもよい。パンチエッジ130は、曲率半径が2mm以下、特に0.7mm以下であってもよい。
【0038】
互いに隣接したパンチエッジ130は、互いに垂直に交わってもよい。すなわち、
図2に示されたように、第1パンチエッジ132と第2パンチエッジ134、第2パンチエッジ134と第3パンチエッジ136、第3パンチエッジ136と第4パンチエッジ138、第4パンチエッジ138と第1パンチエッジ132は、互いに垂直に交わってもよい。
【0039】
また、カップ部100は、互いに隣接した2つの外壁120を互いに連結する厚さエッジ140を含んでもよい。かかる厚さエッジ140は、カップ部100の厚さ方向に形成され、パウチフィルムが延伸される際、ダイ22(
図5に図示)のコーナーとパンチ26の加圧コーナーとの間で延伸されて形成される。
図2に示されたように、第1外壁122と第2外壁124が互いに交わる領域には、第1厚さエッジ142が形成されてもよく、第2外壁124と第3外壁126が互いに交わる領域には、第2厚さエッジ144が形成されてもよい。そして、第3外壁126と第4外壁128が互いに交わる領域には、第3厚さエッジ146が形成されてもよく、第4外壁128と第1外壁122が互いに交わる領域には、第4厚さエッジ148が形成されてもよい。第1~第4厚さエッジ142、144、146、148は、それぞれカップ部100の深さに対応する厚さを有してもよい。より好ましくは、第1~第4厚さエッジ142、144、146、148の長さは、カップ部100の深さから前記パンチエッジ130の幅を引いた値であってもよい。第1~第4厚さエッジ142、144、146、148の長さは、互いに同一であってもよいが、仮にカップ部100が非対称に形成されるのであれば、互いに異なってもよい。
【0040】
本発明の一実施形態によると、カップ部100の厚さエッジ140も外側に凸状に突出した、ラウンド状に形成されてもよい。それにより、カップ部100の厚さエッジ140に集中する応力も分散させることができる。ここで、厚さエッジ140の曲率半径は、厚さエッジ140が延びる方向と垂直な方向に厚さエッジ140を切断した際の断面周縁の曲率半径と定義されてもよい。
【0041】
そして、本発明の一実施形態によると、厚さエッジ140は、曲率半径が、互いに隣接した2つのパンチエッジ130の曲率半径とは異なるように形成されてもよい。かかる厚さエッジ140は、曲率半径が0.5mm~5mm、特に0.5mm~3mmであってもよく、厚さエッジ140は、曲率半径がパンチエッジ130の曲率半径以上に形成されてもよい。
【0042】
図3は、本発明の一実施形態に係る電池ケース10に形成されたカップ部100に形成されたコーナー150を示した拡大斜視図である。一方、
図2とは異なり、
図3にはカップ部100が地面に向かって突出した形状を有するものとして示されているが、かかる図示は説明および理解の便宜のためのものである。すなわち、
図3は、
図2に示された第1コーナー152およびその周辺を電池ケース10の下方から眺めた際の様子を拡大して示したものと見ることができる。
【0043】
図3に示されたように、カップ部100は、互いに隣接した2つのパンチエッジ130と厚さエッジ140が連結されて形成されるコーナー150を含んでもよい。すなわち、第1パンチエッジ132と第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142が互いに交わる領域には、第1コーナー152が形成されてもよく、第2パンチエッジ134と第3パンチエッジ136、および第2厚さエッジ144が互いに交わる領域には、第2コーナー154が形成されてもよい。そして、第3パンチエッジ136と第4パンチエッジ138、および第3厚さエッジ146が互いに交わる領域には、第3コーナー156が形成されてもよく、第4パンチエッジ138と第1パンチエッジ132、および第4厚さエッジ148が互いに交わる領域には、第4コーナー158が形成されてもよい。そして、
図3に示されたように、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、第1厚さエッジ142、および第1コーナー152には、凹状に湾入した領域が存在しなくてもよい。
【0044】
上記で記述したように、パンチ26の加圧コーナーにラウンド処理が行われないと、パンチ26の加圧コーナーが尖鋭になるため、パウチフィルムを成形する際、カップ部100のコーナー150に応力が集中してクラックが容易に発生するという問題がある。よって、本発明の一実施形態によると、パンチ26の加圧コーナーにラウンド処理を行い、カップ部100の少なくとも1つのコーナー150が外側に凸状に突出した、ラウンド状に形成される。この際、コーナー150は、曲率半径が、前記パンチエッジ130および前記厚さエッジ140のうち少なくとも1つの曲率半径とは異なってもよい。特に、コーナー150は、曲率半径が、前記パンチエッジ130および前記厚さエッジ140のうち少なくとも1つの曲率半径以上であってもよい。例えば、
図3に示されたように、第1コーナー152の曲率半径は、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142のうち少なくとも1つの曲率半径以上であってもよい。それにより、カップ部100のコーナー150に集中する応力を分散させることができる。
【0045】
さらに、本発明の一実施形態によると、コーナー150は、内部で曲率半径が変化してもよい。すなわち、コーナー150の中心部の曲率半径とコーナー150の周辺部の曲率半径が互いに異なってもよい。特に、コーナー150の中心部の曲率半径が、コーナー150の周辺部の曲率半径よりもさらに大きくてもよい。例えば、
図3に示されたように、第1コーナー152の周辺部1522の曲率半径は、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142に相対的に隣接しているため、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142のうち少なくとも1つの曲率半径と同一であってもよい。その反面、コーナー150の中心部1521の曲率半径は、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142から相対的に離れているため、第1パンチエッジ132、第2パンチエッジ134、および第1厚さエッジ142のうち少なくとも1つの曲率半径よりも大きくてもよい。
【0046】
したがって、コーナー150は、曲率半径が、前記パンチエッジ130および前記厚さエッジ140のうち少なくとも1つの曲率半径以上であってもよい。そして、コーナー150の曲率半径は、コーナー150の周辺部からコーナー150の中心部に行くほど、次第に大きくなってもよい。また、上記で記述したように、コーナー150は、内部で曲率半径が一定ではなく変化するため、コーナー150の中心部は、正確な球面形状ではなく、非球面形状を有してもよい。
【0047】
コーナー150は、パンチエッジ130とは異なり、曲率半径だけでなく、カップ部100において形成される範囲も明確に設定されなければならない。仮にコーナー150がカップ部100において形成される範囲が過度に狭いのであれば、依然としてパウチフィルムが過度に延伸され、白化現象またはクラックが発生するという問題がある。その反面、コーナー150がカップ部100において形成される範囲が過度に広いのであれば、かえってカップ部100の外壁120と電極組立体10との間の空間17が減少するため、二次電池1の体積と対比してエネルギー密度が増加し得る。特に本発明の一実施形態によると、
図3に示されたように、コーナー150は、厚さエッジ140からカップ部100の長さ方向lcおよび幅方向wc、パンチエッジ130からカップ部100の厚さ方向dcに何れも所定の範囲内に形成されてもよい。そして、かかるコーナー150が形成される範囲は、カップ部100の深さが深いほど、広くなっていてもよい。カップ部100のコーナー150がこのように形成されることで、コーナー150に集中する応力をさらに分散することができるため、白化現象およびクラックが発生する問題を防止することができる。
【0048】
一方、
図3に示されたように、本発明の一実施形態によると、コーナー150の周縁のうち互いに隣接した2つのパンチエッジ130を互いに連結する周縁は、曲線状に形成されてもよい。また、コーナー150の周縁のうちパンチエッジ130と厚さエッジ140を連結する周縁も、曲線状に形成されてもよい。この場合、電池ケース10の内部空間の活用度が向上することができるため、かかる電池ケース10が適用された二次電池の単位体積当たりの容量が増加することができる。
【0049】
図4は、本発明の他の実施形態に係る電池ケース10に形成されたカップ部100に形成されたコーナー150を示した拡大斜視図である。
図4に示されたように、本発明の他の実施形態によると、コーナー150の周縁のうち互いに隣接した2つのパンチエッジ130を連結する周縁は、少なくとも1つの直線を含んでもよい。また、コーナー150の周縁のうちパンチエッジ130と厚さエッジ140を連結する周縁も、少なくとも1つの直線を含んでもよい。この場合、電池ケース10を製造するための工程の簡素化の面で利点があり得る。
【0050】
一方、
図3および
図4を参照して、第1パンチエッジ132および第2パンチエッジ134に関して前述した内容は、第3パンチエッジ136および第4パンチエッジ138にも同様に適用されてもよく、第1厚さエッジ142に関する内容は、第2~第4厚さエッジ144、146、148にも同様に適用されてもよい。また、第1コーナー152に関する内容は、第2~第4コーナー154、156、158にも同様に適用されてもよい。
【0051】
二次電池
一方、本発明に係る二次電池は、電極とセパレータが交互に配置された構造を有する電極組立体と、電極組立体を収容する電池ケース10とを含んでもよい。この際、電極組立体が電極とセパレータが交互に配置された構造を有するとは、電極組立体を垂直に切った際に電極とセパレータが交互に配置された構造を有することを意味するものであって、電極組立体の製造方法を限定しようとするものではない。一方、電池ケース10に関する内容は、図面を参照して前述した内容に替えることにする。
【0052】
電池ケース製造装置
図5は、本発明に係る電池ケース製造装置20の構造を示した垂直断面図である。本発明の一実施形態に係る電池ケース製造装置20は、パウチフィルムを加圧し、パウチ型電池ケースに湾入した形状を有するカップ部100を形成するパンチ26を含み、前記パンチ26は、底を形成する加圧底部と、前記加圧底部と交わるように形成され、側面を形成する加圧外壁と、前記加圧底部と前記加圧外壁を互いに連結する加圧エッジと、隣接した2つの前記加圧外壁を互いに連結する加圧厚さ部と、互いに隣接した2つの加圧エッジと加圧厚さ部が連結されて形成される加圧コーナーとを含み、前記加圧コーナーは、少なくとも1つがラウンド処理され、曲率半径が前記加圧エッジおよび前記加圧厚さ部の曲率半径とは異なる。
【0053】
図5に示されたように、本発明に係る電池ケース製造装置20は、ダイ22およびストリッパ24を含んでもよい。ダイ22およびストリッパ24は、パウチフィルム(図示せず)にカップ部100を形成する過程で、パウチフィルムを固定する構成であってもよい。すなわち、パウチフィルムにカップ部100を形成するためには、パウチフィルムにおいて、加圧される領域を除いた他の領域は固定される必要があり、ダイ22およびストリッパ24は、それぞれパウチフィルムの下面および上面を加圧することで、パウチフィルムを固定する構成であってもよい。
【0054】
また、本発明に係る電池ケース製造装置20は、パウチフィルムを加圧し、電池ケース10に湾入した形状を有するカップ部100を形成するパンチ26をさらに含んでもよい。パンチ26は、上部固定部24の中央領域に形成された貫通孔内に収容された構成であってもよい。
【0055】
パンチ26におけるパウチフィルムを加圧して電池ケース10にカップ部100を形成する領域は、前述した電池ケース10のカップ部100(
図1参照)に形成された底部110、外壁120、パンチエッジ130、厚さエッジ140、およびコーナー150の形状に対応する形状を有してもよい。よって、パンチ26におけるパウチフィルムを加圧して電池ケース10にカップ部100を形成する領域は、前述した電池ケースのカップ部100に形成された底部110、外壁120、パンチエッジ130、厚さエッジ140、およびコーナー150の形状と同一であってもよい。
【0056】
一方、パンチ26は、カップ部100の底部110と交わるように形成され、パンチ26の底を形成する加圧底部と、カップ部100の外壁120と交わるように形成され、パンチ26の側面を形成する加圧外壁とを含んでもよい。パンチ26の加圧底部および加圧外壁は、前述した電池ケース10のカップ部100の底部110(
図1参照)および外壁120(
図1参照)を加圧する構成であって、カップ部100の底部110および外壁120に対応する形状を有してもよい。
【0057】
一方、加圧外壁は、複数の加圧外壁を含んでもよく、第1~第4加圧外壁は、前述したカップ部100の第1~第4外壁122、124、126、128(
図1参照)にそれぞれ対応する形状を有してもよい。
【0058】
パンチ26は、加圧底部と加圧外壁を互いに連結する加圧エッジを含んでもよい。加圧エッジは、前述したカップ部100のパンチエッジ130(
図1参照)に対応する形状を有してもよい。すなわち、加圧底部と第1~第4加圧外壁が互いに交わる領域には、カップ部100の第1~第4パンチエッジ132、134、136、138(
図1参照)にそれぞれ対応する形状を有する第1~第4加圧エッジがそれぞれ形成されてもよい。よって、加圧エッジは、少なくとも1つが外側に凸状に突出してラウンド処理されてもよい。
【0059】
また、パンチ26は、隣接した2つの加圧外壁を互いに連結する加圧厚さ部を含んでもよい。加圧厚さ部は、前述したカップ部100の厚さエッジ140(
図1参照)に対応する形状を有してもよい。すなわち、第1~第4加圧厚さ部は、カップ部100の第1~第4厚さエッジ142、144、146、148(
図1参照)にそれぞれ対応する形状を有してもよい。よって、加圧厚さ部は、少なくとも1つが外側に凸状に突出してラウンド処理されてもよい。
【0060】
また、パンチ26は、互いに隣接した2つの加圧エッジと加圧厚さ部が連結されて形成される加圧コーナーを含んでもよい。加圧コーナーは、前述したカップ部100のコーナー150に対応する形状を有してもよい。すなわち、第1~第4加圧コーナーは、カップ部100の第1~第4コーナー152、154、156、158(
図1参照)にそれぞれ対応する形状を有してもよい。よって、加圧コーナーは、少なくとも1つが外側に凸状に突出してラウンド処理されてもよい。
【0061】
加圧エッジ、加圧厚さ部、および加圧コーナーは、それぞれ所定の曲率半径を有し、外側に凸状に突出してラウンド処理されてもよい。そして、加圧エッジの曲率半径は、前述したカップ部100のパンチエッジ130の曲率半径に対応してもよく、加圧厚さ部の曲率半径は、前述したカップ部100の厚さエッジ140の曲率半径に対応してもよく、加圧コーナーの曲率半径は、前述したカップ部100のコーナー150の曲率半径に対応してもよい。
【0062】
本発明の一実施形態によると、厚さエッジ140は、曲率半径がパンチエッジ130の曲率半径とは異なり、特にパンチエッジ130の曲率半径以上に形成されてもよいため、加圧厚さ部の曲率半径は、加圧エッジの曲率半径とは異なり、特に加圧エッジの曲率半径以上に形成されてもよい。
【0063】
そして、コーナー150は、曲率半径がパンチエッジ130および厚さエッジ140のうち少なくとも1つの曲率半径とは異なり、特にパンチエッジ130および厚さエッジ140のうち少なくとも1つの曲率半径以上であってもよいため、加圧コーナーは、曲率半径が加圧エッジおよび加圧厚さ部のうち少なくとも1つの曲率半径と異なり、特に加圧エッジおよび加圧厚さ部のうち少なくとも1つの曲率半径以上に形成されてもよい。
【0064】
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者であれば、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず、他の具体的な形態で実施可能であることを理解することができるであろう。よって、以上で記述された実施形態は、全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないことを理解しなければならない。本発明の範囲は上記の詳細な説明よりは後述の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味および範囲、そしてその均等概念から導き出される多様な実施形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈しなければならない。
【符号の説明】
【0065】
1 二次電池
10 電池ケース
10 電極組立体
20 電池ケース製造装置
26 パンチ
100 カップ部
110 底部
120 外壁
130,132,134,136,138 パンチエッジ
140,142,144,146,148 厚さエッジ
150 コーナー
1521 中心部
1522 周辺部
【国際調査報告】